ジャンプスクエアで心温まるなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのジャンプスクエアで心温まるな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月11日の時点で一番のジャンプスクエアで心温まるなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.8 1 ジャンプスクエアで心温まるなアニメランキング1位
貧乏神が!(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1407)
7492人が棚に入れました
才色兼備だがタカビーで自分勝手な超絶ラッキーガールの市子と、その彼女に取り憑いた脱力系の貧乏神・紅葉。幸か不幸はふたりは出会ってしまった!! 愛も友情も信じない孤独な女子高生の市子は、様々な出会いを経て“本当の幸福”をゲットできるのか――?

声優・キャラクター
花澤香菜、内山夕実、内山昂輝、戸松遥、下野紘、川原慶久
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ただのハイテンションパロディーアニメと思いきや、ちょっと深イイ話じゃないの!

原作未読です。

主人公の市子(いちこ)は、超が付くラッキーガールなうえに、周囲から幸福エナジーを吸い取ってしまうという特異体質の持ち主だった。
そのままでは周囲の人がどんどん不幸になってしまう。
そこに貧乏神の紅葉(もみじ)が現れる。
市子からあり余る幸福エナジーを奪い、あるべき所へ返すのが彼女の目的。
そして、それに対抗する市子。
このふたりが、周囲の人を巻き込んで織りなすハイテンションコメディーです。


見ていて元気になれました。

とにかくテンションが高く、躍動感がいっぱいです。
キャラクターも個性がたっぷりです。
{netabare}
嵐丸(らんまる)の個性が半端じゃない!
明らかにジョジョの某キャラをイメージした姿ですが、本当に素直でいい子。
嵐丸がいなかったら、ストーリーが進まないと言っても過言じゃないですね!
{/netabare}

いたるところにパロディが使われているのもポイント。
パロディの選択は有名がほとんどなので、アニメ初心者の私でも十分理解できました。
ブ○ックジャック、ドラ○もんやド○ゴンボール……まだまだたくさんあります。

アニメに限らず、映画やテレビ番組のネタも出てきます。
嵐のようなギャグと数々のパロディ、あまりの勢いの良さに、あっという間に1話が終わります。

OPテーマ「Make My Day!」も、勢いがあって耳に残る印象的な曲でした。
しかも、男性が歌っていると聞いて驚きです!


しかし、ただ勢いがいいだけのギャグアニメではありません。

「もし、周りの人間の幸せを奪い取ることができたなら、本当に幸せになれるのか?」

そんなテーマがこめられています。


ちょっと、人口100人の村を想像してみてください。
村の外との出入りはできないとします。

あなたは、その村の大地主です。
食べるものも住むところも遊ぶものも、すでに一生分持っています。
したがって、お金を使う必要はありません。

しかし、あなたは地主。
土地代として、村の住人からお金を巻き上げていきます。
……そうするとどうなるか?

最終的には、村の全財産を持っているあなたひとりが残りますよね。
しかし、あなたはお金を使わなくても生きていけます。

この場合、誰かがあなたにムリヤリにでもお金を使わせなければ、あなたひとりを残して村は滅びてしまいます。
そして、村が滅びれば、お金は全く無意味なものに変わります。

お金の総量が一定なら使うからこそ価値がある。

同様に、幸せの総量が一定だと考えれば与えるからこそ価値がある。
そのために遣わされたのが貧乏神の紅葉と考えれば、彼女のとる行動に納得がいくと思います。


肩の力を抜いて笑える作品なのですが、設定が面白いです。
じっくり見れば、深い考察ができそうな作品です。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 69
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

<最終話まで視聴完了> きっとパロディに頼らなくとも面白い物語にできた 

<最終話まで観ての感想>

拾いきれないほどのパロディ満載で素直に大笑いして観ていた。
最初のうちはそのハイテンションぶりに、ついていけるか不安だったけれど
感動できるエピもあったりで、どんどん惹き込まれた。

観終えてみると、笑った後のすっきり感はあるものの、
何かが足りないような気もして。
それはもしかしたら、パロディに笑いを頼りすぎてしまって
本題の物語が少々薄くなってしまってたからなのかもしれない。
でも、市子と紅葉の距離感というか向き合い方は、2人きりのときより
嵐丸が入った3人でのほうがより色濃いものとなり
おもしろいと思ったし、他の貧乏神仲間もキャラが濃くて楽しかった。

で、個人的にはやはり、紅葉のほうが好みかなw

{netabare}
エンディング中の映像で、その後の彼らが描かれ
執事だったおじさまが噴水のように泣いている姿が
この作品のテーマとしてすべてを物語っていた気がする。
{/netabare}

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<9話の感想>

テニプリ、エースをねらえ、ジャイアントロボ、ベルばら、
ワンピースのルフィにそれから・・まだまだあったぞw
あのゴリラはFateのバーサーカーを匂わしてたりもするし
試合中も、もうパロディ満載。
どんどんやっちゃって~と遠巻きに大笑い。
2部では料理対決。ジャッジは紅葉の働き振りを監視するよう
仰せつかった黒百合という貧乏神。
ストーリー展開としては特に進展がなかったけれど
相変わらずの面白さだった。
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<8話の感想>

トラウマは少なからず誰にでもあることかもしれない。
でも、それを人に言えてしまう人と、言えない人がいる。
前者は比較的もう立ち直れていて、心もオープン。
後者はまだ引きずっていて、心に鍵をかけている。
傍から観ている印象とはまるで違う過去や傷痕を持つ人の
その印象と中身のギャップが大きいほど、傷も大きいということ。

今回はそんな市子を全面的に受け入れ守ろうとする嵐丸の友情が
とても清々しくて良かったし、2人ともに共感する部分があって泣けた。

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<7話までの感想>

いろんなアイテムのおかげで市子が幼少化したり、
同級生が助かったり。
相変わらずのハイテンションでバカバカしくも面白い展開の中
時々ほろっとさせられてしまう。
気楽に、心全開で観てるからなおさら敏感になるのかも。
登場人物もだいぶ揃ってきたようで・・
今後どう展開していくのか、原作も知らないからまったく読めてません~
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<4話までの感想> 幸福エナジーと性格は無関係

視聴を始めたばかりなので☆評価は触らずに未定。

天が2物も3物も与えたのだとしか思えないような人物って確かにいる。
だけど本当にそうだろうか?外見も良く教養もあり、品性も高く
会話上手な人がもし、本性を表した性格は最悪で腹黒かったら。
むしろそのほうが真実味があって、人間らしいと思う人も多いかも。
人間というものの愚かさと憎めなさはそこにあるような気もする。
人類のすべてが幸福ならそれが一番なのだろうけれど
幸福感や不幸感というものは、あまりに個人の価値の差があって
一概に推し量れるものではない。

そんな想いを踏まえた上で、このアニメ作品を視聴してみると
なかなか興味深くて面白い。

幸運で恵まれすぎている桜市子という高校生のもとへ、
世間の幸福エナジーバランスを乱す彼女を普通の人間にするために
貧乏神界からやってきた貧乏神・紅葉が出会ったことにより
さまざまな騒動が巻き起こされる物語のようなのだが、
ただそれだけの単純なものではなさそう。

貧乏神も仕事という視点から外れ、自分自身の目で市子の日常を
見てみたとき、きっと何らかの心変わりがあるはずだし
厄介者扱いしていた貧乏神・紅葉の何らかを知ることで、市子の心にも
おそらく何かが生じていくはずだ。
だって、幸福エナジーを吸い取れば世間の幸福が均等になるなんて道理、
実際はそれもまた、偏見のひとつに過ぎないからね。

隣の芝生は青い・・・傍から見てすごく幸せそうに見える人、家族、カップル。
でも内情はすごく冷え切ったものがあったり、計算があったり、
真相は本人たちでさえわからない部分があるほどなのだ。
逆に、自分は不幸だと思い込んでいる人も、実際は日々色々なところで
誰かに助けられていたり、命すら救われていることがあるわけで、
そのことに気づけているかどうか、で大きく価値が変わるしね。

そういう意味で、市子の周囲のいろいろな人間たちが登場し、
人生の裏表、悲喜こもごもを今後見せてくれつつ、
ほんとうの幸せとはどういうものなのか、
ほんとうの貧乏というもはどういうことを指すのか、
面白いギャグを投入しながら解き明かしてくれたらいいなぁと期待している。

ただ、今のところ観た限りでは、市子の幸福エナジーが多いからといって
彼女の性格が悪いというわけではなく、お嬢様にありがちな言動はあるものの、
実はとても人情に厚い部分があったり、やさしさも垣間見えていて
今後も何か起きそうな予感・・っというのが好感触。

でも、もしかして1クールなのかな?そうなると描ききれるか心配だ。

ところでこの作品、けっこうわかりやすいパロディーが面白い。
アニメに限らず、人気のTV番組やCMだったり、さまざまだけど
じっくり思い出せば思い出すほど、意外に奥が深く描かれていて
ちょっと感心してしまう。

ちなみにキャラデザは、市子のかわいさよりも、
貧乏神のクールな顔立ちのほうが個人的には好み。
ただ、あの服装は・・・「ないわ。。」だけどね(笑)

ということで今後も視聴続行。毎回の感想は書かないつもりだけど、
自分が記憶しきれないこともあるので、何話かに一度まとめてみたいと思う。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 64

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

終始、笑い・楽しませてくれる作品でした♪♪

1話見た時から、これは面白いかもって感じてて結局最後まで見てしまいました(*´∀`*)

特に花澤さんがいきいきと声を演じていらしたので
それも面白いさをアップさせたかな??♪

物語は貧乏神の紅葉が、一際幸福エナジーを持ち、周りを不幸にしてしまう市子から幸福エナジーを集めるといった話なのですが、その趣旨を忘れた展開が多くて、しかもそれが笑えたりできるので、そこはジャンプ作品でした♪♪

あと、サブキャラが面白すぎてどうしようかと思いました(笑)

てか裏紅葉ちゃん凄く良かったですねヽ(^。^)ノ!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 53

66.9 2 ジャンプスクエアで心温まるなアニメランキング2位
テガミバチ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (414)
2853人が棚に入れました
夜が明けることのない星に、「アンバーグラウンド」という名の地がある。首都を照らす人工太陽の光が届かない、暗く危険な地域を旅する国家公務があった。彼らの仕事はその地で生きる人々の「こころ」が込められた「テガミ」を届けること。命を賭して「こころ」を届ける彼らを人々は「テガミバチ」と呼んだ。

声優・キャラクター
沢城みゆき、藤村歩、永澤菜教、小西克幸、小清水亜美、水樹奈々、菅沼久義、岸尾だいすけ、石川英郎、中井和哉、福山潤、堀江由衣、遊佐浩二

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ストーリーも良かったと思いますけど、沢城みゆきさんの魅力が溢れている作品です・・・やっぱ沢城さんは凄い声優さんです♪

物語の舞台は、夜が明けることのない地「アンバーグラウンド」。そこには人工太陽があるのですが、その太陽が照らしているのは一部の特権階級のみが居住を許された首都だけで、首都以外には光が届かず、大多数の民は暗い場所で暮らしています。

そんな世界の職業の一つに、「テガミバチ」という国家公務があります。テガミバチは、その地で生きる人の「こころ」が込められた「テガミ」を、どんな場所にでもどんな危険も顧みず命懸けで届ける・・・そんな職業です。

この物語は主人公は、ラグ・シーイングという少年です。彼は、7歳の頃にテガミバチであるゴーシュ・スエードという青年と運命的な出会いを果たすのです。そして、テガミバチの仕事に対する誇りと情熱を目の当たりにしたラグは、憧れのゴーシュのように自分もいつか必ずテガミバチになる事を心に誓い・・・大きく物語が動いていきます。

この主人公のラグですが、優しく礼儀正しく、悪事を見逃せない性格の持ち主であると同時に、とても泣き虫で・・・少年だからか喜怒哀楽がコロコロ変わります。

このラグを演じているのが、沢城みゆきさんです。
そして、沢城さんの演技は「凄い」・・・この一言に尽きると思います^^;

ラグを演じている沢城さんの声は、まるで本物の少年のよう・・・そして、物語が始まった直後から、物語にぐいぐい引き込む力を持っていて・・・
ふと気がつくと1話目からラグの喜怒哀楽にすっかり同調していました。特に、ラグの涙・・・もちろん物語の展開上の感動もあるのですが、それ以上に沢城さんの演技に反応して勝手に涙が溢れてくるのです・・・(;_;)
振り返って見ると、滅多に出来ない貴重な経験をさせて貰ったように思います。

主人公のラグは感受性が豊かなので、演じるのは大変だったかと思いますが、私としては、様々な沢城さんの演技に触れる事ができて本当に良かったと思っています^^)v
これだけでは沢城さんの演技の「凄さ」を伝えきれていないかもですが、そこはご了承願います^^;

この作品も沢山の人物が登場するのですが、ラグの周りの人間は優しく温かい人ばかりなので、安心して視聴ができました^^
そして、ラグには大きな目標があります。普段の仲間や支えてくれる人達との掛け合いから一人でできる事の限界や仲間の大切さを感じる事ができるのですが、ラグが目標に向かってどのように突き進んでいくか・・・この作品の最大の見どころだと思います^^

前評判で「感動する」「泣ける」と聞いていましたが、まさしく評判通りの作品だと思います。
この作品には続きがあります。1期のラストも続きが物凄く気になるところで終わっているので、引き続き2期を視聴したいと思います^^

2クール25話の作品なので、視聴するために時間を作る必要のある作品ですが、この作品の世界観や沢城さんの演技が気になる方には、是非視聴をお薦めしたいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

にゃんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魅力的な世界観と、ほどよいストーリー展開

手紙を届けるために、危険を伴う旅をしなければならない世界。
手紙に込められた「心」を伝達するために、自らの「心」を消費して鎧虫と戦う配達員「BEE」。
優しい心と大きな能力を秘めた主人公が、様々な人物と出会い、
事件に遭遇しつつも、困難を乗り越えて成長していく物語。

~~優れた点~~

★その1「シリアスなストーリーと世界設定」★

キャラクターデザインはかなり可愛い雰囲気で、舞台となる世界の外観も幻想的で綺麗。
一方で、ストーリーは人間社会や人間そのものの汚い面をストレートに描く。
また世界設定も、階級社会であったり、場合によっては人をモノ扱いするようなこともあるような、
シリアスな設定となっている。

「表面上は綺麗に見える世の中も、実はもっと生臭くてエゲツナイ実態で動いている」
そんな事実を表現するのが狙いだとしたら、なかなか深い仕掛けだと思う(本当に狙いがあるのかは分からないが)。

綺麗な外観と汚い実態。そして主要テーマの「心」。これらが絡み合い、作品全体として1つのメッセージを伝えようとしている。
また、OP・EDは作風と合っていて良かった。

★その2「浅そうに見えて、結構意外性のあるストーリー」★

ストーリー内容も、一見すると先が読めそうだが、少しだけ予想が裏切られる。
大きな驚きではないが、ちょっとした意外性があり、そこからホッコリした感動を得られる。

中盤以降は基本的に1話完結のストーリーとなるものの、
舞台となる世界の本当の姿や初期に出会った人物のその後、主人公やその仲間達にまつわる謎など、
明かされない要素が多い。
そして、それらの要素が、ほどよくショートエピソードに絡み、
物語に奥行きと厚みを加えている。
また、登場人物達の掘下げも十分できている。

~~不満な点~~

演出に難があり、せっかく世界観とストーリーが優れているのにもったいない。
「心」が主要テーマである以上、心情描写が最も重要だと思うのだが、この点の演出に工夫が見られず残念。

涙に頼りすぎたことで、幼稚で安っぽい印象になってしまった。
分かり「易さ」も大切だが、分かり易過ぎる演出は「安さ」にもつながる。

~~まとめ~~

演出面で不満はあるけれども、それを十分補ってなお余りあるストーリー内容と展開。
後半になればなるほど良くなってくる。
あるエピソードでは、王道ストーリーであるにもかかわらず、涙を流してしまった。
良い点、不満な点、それぞれあるものの、続編も観たくなるような良作。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

かおぴー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

たくさん感動させられたー(;_;)

テガミバチ・・ぜひ見てくださいm(__)m
たくさん泣いたっ!主人公の性格がとっても優しいから、いつも涙がこぼれてきて、あーー。いい子だなーー。って思った!

テガミバチは、2期まであるんだけど、1期は1話1話完結されているので、ふと癒されたい、泣きたいなってときに見るといいと思う!(2期は1話1話で完結されてないよ^^)

あらすじ>>題名のテガミバチとは、名の通り、手紙を配る職業のこと。
主人公のラグは、初め、テガミとしてゴーシュに運ばれることになる。主人公のラグを目的の場所(宛先の場所)へと連れていくため、ラグとゴーシュは旅をし、その旅の思い出は、ラグにとってかけがいのないものとなる。
その後、ラグはゴーシュに憧れて、勉強してテガミバチになる。
ラグは、ただ手紙を配るだけでなく、
手紙に充てられた心を読んだり、その手紙にこめられた気持ちを他の人に届けたりする能力があり、多くの人を感動させ、助けることになる。

ラグは本当に優しい男の子で、困ってる人を見るとほおっておけないタイプ!!!^^
だから、ラグの能力を使って、いつも手紙の心を届けていくの!
一つ一つの手紙には、想いがつまっており、手紙には嘘のことを書いていても、ラグの能力で本当の気持ちを、たくさんの人に伝えていくんだ♪

テガミバチの話はいつも涙を誘うから、泣かせようとしているのがみえみえと感じて、合わない人もいるかもしれないけど、私は結構、素直に泣いちゃった^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15

73.2 3 ジャンプスクエアで心温まるなアニメランキング3位
大正オトメ御伽話(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (243)
717人が棚に入れました
時は大正——。事故がもとで母と右手の自由、父の期待を失い田舎に養生という名目で家を追われた青年・珠彦。世の中の全てに嫌気がさし、引き籠もりの厭世家となり果てていた珠彦のもとに、夕月という少女がやってきた。彼女は父が珠彦の世話をさせるため買ってきた嫁で…。

声優・キャラクター
小林裕介、会沢紗弥

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とても心が和みます

とても心が和む物語です。
ヒロイン夕月(ゆうづき)のはつらつと働く姿や、主人公に対するいたわりの心がとても素敵です。
夕月は姿かたちこそ幼い少女ですが、立派で広い心をもった優しいオトメです。


物語は、交通事故で右手が動かなくなったために親から死んだように扱われ、世の中を疎むようになった主人公志磨 珠彦(しま たまひこ)のもとへ夕月が嫁いできます。
夕月は、親の借金返済のために、お金で買われた女性でした。
でも、夕月はそんなことを気にしません。いつも珠彦のことを気遣い、身の回りの世話をします。
珠彦がふさぎ込んでいたら外へ連れ出し、珠彦の心を和ませます。

最初の頃は夕月を追い返そうとしていた珠彦も、彼女の清らかな心と明るく元気な性格に魅かれてゆきます。


貴方は、お金持ちだけど心がすさんだ人生と、ぜいたくはできないけど明るく笑顔に絶えない人生と、どちらが好きですか?

この物語を見ると、きっとその答が見つかるでしょう。

原作はまだまだ続きがあるようですが、このアニメはどうやらここでキリが良いので終了するようです。
夕月の花嫁衣装や珠彦の教師として働く姿が見たかったですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

優しい気持ち、ありがとうの気持ちがみんなを救う

【紹介】
世の中にうんざりしたご主人とその周りの面倒くさい人たちの凍てついた心を、心の綺麗な少女が溶かしていく話。
全体的にフルーツバスケットに似ていて、ギスギスドロドロしない爽やかなフルーツバスケットって感じ

少女マンガじゃないようですが、女性作者ですし全体的に少女マンガっぽい作りですね。
嫌な人も出てくるけどゆずのやさしさを見せるためにやってるところあって、悪役があまり出しゃばってこないなど優しい作りです
奇跡に近いような偶然が多くてかなりご都合主義なところあるけどとても純粋で優しくて好きなアニメ、素直な心で楽しんで欲しい、オススメです!

挿入歌の「戀ノ歌」がとても好きです!

【キャラクター】
キャラデザは頭身高めですっきりした顔立ちの典型的な少女マンガだけど、萌えアニメ寄りにデザインを少し柔らかくしている感じで男女ともにウケが良さそう。

{netabare}
主人公は彼女の優しさのおかげでどんどん人間的に成長していくのが良い。
ちょっと溶かされるのが早すぎる気はするけど、絶望して傷ついた心にこんなに優しくされたらそりゃ改心もしたくなりますよね。

他のキャラクターも最初は面倒くさくて嫌な人が多いけど、夕月のおかげでどんどん自分をさらけ出すようになって雰囲気が良くなっていきます。
ずっと夕月ちゃんの頑張る姿を応援しながら視聴していました。
{/netabare}

【シナリオ】
{netabare}
夕月は奴隷とか使用人じゃなくてあくまで将来の嫁として来てて、お嫁さんが家のために献身的に働いて無償の愛をささげるところ、今の感覚だと女性蔑視って言われそうだけど、これは大正時代なのでこれでいいんだと思いますし、
夕月の優しさのおかげで成り立っている関係だけど、考え方によっては夕月も優しく献身していたらちゃんと報われる良いご主人に巡り合えて幸せって言えると思うので、当時の常識で考えればWINWINな関係なのだと思う。

ひねりはないけど、わかりやすくて視聴しやすいシナリオ。
全編にわたってヒロインの可愛さによって支えられていますね。

キャラクターのほとんどはこれくらいじゃ改心しないでしょってくらい腐ってて、最終話も震災でめちゃくちゃになった大正時代の東京で人を見つけるのはたぶん無理だと思うから、ちょっとご都合主義が過ぎるんじゃって思うけど
一生懸命相手のことを思いやって頑張る女の子に、心を開いていく人たちを見て「良かったね」って素直に思って涙出てきました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

少女漫画系ラブコメ(OP『オトメの心得』は名曲!)

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
まだ第1話しか放送されていませんが、観た時点で幸せな気持ちになり、現時点で大変気に入っております。

原作漫画のタイトルは『大正処女御伽話』でアニメのタイトルは『大正オトメ御伽話』、原作は処女を「オトメ」と読ませるらしく発音的には同じになります。

原作は未読なのですが「ジャンプSQ.(スクエア)」掲載作品だそうで、全5巻で既に完結しているそうです。

事前情報としてはテレビ放送1週間前の「大正オトメ御伽話アニメ前日譚」という番組を視聴済みです。期限は不明ですが現在もYouTube配信されているようなのでよろしかったらご覧になってみてください。

作中の物語はちょうど今から100年前、大正10年(1921年)の冬から始まります。志磨珠彦(しま たまひこ)はかなり裕福そうな志磨家の次男ですが、怪我で右手が利かなくなったことから東京の実家を離れ、独り千葉の山村で暮らすことになります。

そこに、結婚相手として立花夕月(たちばな ゆづき)が訪ねてくるという導入でした。珠彦は17歳であり夕月は14歳ということで「即結婚」ということにはならないのですが、二人きりでの田舎暮らしが始まります。

ネタバレ的なことはあまり書きたくないのでストーリー詳細は割愛しますが、個人的には夕月を主人公として、少女漫画的に話を追う方がしっくりくる感じがします。

別に呪いとかは無いんですが、時代相応のそれなりにヘビーな設定などもあり必ずしもほんわかほのぼの一辺倒の話にはならないような気はしますが、私はライト系でもヘビー系でも恋愛ものの少女漫画は大好物なので、楽しませてもらえると思っています。

余談その1:「大正オトメ御伽話アニメ前日譚」に原作者×監督×脚本の三者対談があったのですが、そちらを観る限りではアニメ制作陣と原作者の波長はかなり合っていそうです。

余談その2:「大正オトメ御伽話アニメ前日譚」の最後に「※この番組はアフレコ終了後、時間が経ってから収録しております」とテロップが出ていたので、制作スケジュール的には優良だったことが窺われます。
== [第1話視聴終了時のレビュー: ここまで。] ==

2022.3.31追記:
最終話を観終わってから約3ヶ月後のレビュー更新ですね。

実は2話目を観るか観ないかあたりでもう原作が気になって仕方がなく、『大正処女御伽話』はさくっと全巻揃えてしまいました。原作漫画もとても面白かったです。

OP曲『オトメの心得』の作りから見ても「大正オトメ」は夕月だけではなく、珠彦の妹である珠子、珠彦の住む村の地元の少女である綾、人気歌手の小鳥ちゃんもみんな「大正オトメ」であるというスタンスの作品だったのでしょうね。

GARNiDELiAといえば一番好きな曲は『SPEED STAR』だったんですが、まったく違う曲風のこの『オトメの心得』ですっかりやられてしまいました。個人的には2021年のアニメOP大賞くらいの勢いかも?

アニメでもチラッと垣間見ることはできましたが、原作の志磨家はかなり闇深い一族でした。特に珠代姉さまがおっかない人です。

多少ウジウジと珠彦が悩むシーンなどもあったにしろほぼ終始爽やかだったアニメと比べてみると面白いかも。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31
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