サンライズで合体なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のサンライズで合体な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月28日の時点で一番のサンライズで合体なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.7 1 サンライズで合体なアニメランキング1位
無敵超人ザンボット3(TVアニメ動画)

1977年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (88)
352人が棚に入れました
富野由悠季(当時は“喜幸”)監督の手がけた異色のロボットアニメ。後の「機動戦士ガンダム」へと続く、リアルロボットものへの先駆けになったリアルな作劇が支持される。やんちゃな少年・勝平を始めとした神ファミリーの祖先は異星人であり、彼らには地球を襲う凶悪な敵ガイゾックに対抗できる超メカニックが受け継がれていた。それを操り人々を守る勝平だが、その戦いを眺める民衆の視線は冷たかった…。

声優・キャラクター
大山のぶ代、森功至、松尾佳子、永井一郎、川島千代子、鳳芳野、古川登志夫、渡部猛、島田彰
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

トラウマと言えばこれ

<2017/10/28初レビュー>
富野由悠季監督作品。
キャラクターデザインは、ガンダム、クラッシャージョウ他で著名な安彦良和。
主役の声優さんはドラえもん。
となかなか豪華(?)な感じの"子供向け"アニメです。

子供の頃観ました。
確か、土曜の夕方5時。

その頃は子供向けロボットアニメ全盛でした。
ガンダムがまだ出る前。
アニメと言えば子供のもの。
ロボアニメも当然子供向け。
そんな時代です。

当時のロボアニメは毎週、敵が一体襲ってきて、主役ロボが撃退。
バトルでは街並み壊しまくりますが、翌週にはきれいに元どおり。
そしてまた敵と戦って壊す。
そんな主役ロボを街の人は絶賛。
それが当たり前のお約束でした。

このザンボット3も見始めた時はそうした勧善懲悪の水戸黄門のようなロボものだろうと。
更に、ロボもopテーマもそれまでのどのロボものよりもカッコ良い、と最初ものすごく期待してたのを今でも覚えています。

でもこの作品は違いました。

熱血小学生"神勝平"の操るザンボット3は幾度となく襲い来る敵を撃退していきます。
ところが壊された街は元に戻りません。
住む場所を失った人々は列を成して疎開していきます。
そんな街の人々は「敵はお前達を狙って攻めて来てるんだ。お前らは地球から出ていけ!」と主人公達に石を投げつけます。
そんな人々の中には仲の良いクラスメイト達もいました。

そして真骨頂は勝平のガールフレンド、あきの顛末です。
ネタバレレビューを読む

最終回はネタバレレビューを読むでした。ネタバレレビューを読む

アニメ観て鳥肌立つ、初めての経験でした。
いろいろと悪い意味で。

当時、これ観終えてからロボアニメ観るの数年やめました。
なのでガンダムもリアタイでは観てません。

この作品は私にとってのトラウマアニメです。

ですが、年を経て今となるとやっぱりもう一度観たいなー、という気持ちもあります。
でもこの作品なかなか再放送されないんですよね。

とか思ってたら、明日、BSで一挙放送やるそうです。
これは録画しないと!笑
と思ってレビューした次第です。

(おまけ)この作品、昔イタリアでも放送されてたそうです。イタリアサッカー界でレジェンド級のイケメンストライカー"ピッポ"フィリッポ・インザーギも観てたのだとか。

<2021/5/8 追記>
OP曲好きだったんですよ。
「(ザンザンザーザザン♪)
(ザンザンザーザザン♪)
(ザンザンザーザザン♪)
(ザンザンザーザザン♪)
ザンボット・スリー♪
ザンボット・スリー♪
ザンボット・スリー♪
ザンボット・スリー・GO!
愛と勇気と力とが静かに眠る海の底♪」

投稿 : 2025/03/22
♥ : 29

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

もう 帰る ことない 宇宙の星よ

子供のころはなんとなく観てました(´ω`)
20年近く前に、漫画家の友人とビデオをレンタルして全話一気観しました(´ω`)
 
一人で観るよりはテンション上がるよね(゜ω゜)
終始「もうやめてくれ~」と大騒ぎしながら観てた記憶があります(゜Д゜)
 
作品としては秀作ですよヽ(゜∀゜)ノ
機会があったらご視聴くださいヽ(゜∀゜)ノ

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9
ネタバレ

papa0080 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こ、この声は!?

スパーロボットアニメ、無敵シリーズの作品のひとつ

異星人に対して戦うのは主人公達とその家族、親類、この方達のご先祖は元は異星人
そのためガイゾックの侵攻を予見し、ザンボット3を残していたのですが・・・

スーパーロボットといえば熱血展開!な気がしてしまいますが
この作品はかなりシリアスにガイゾックという名の異星人の侵攻を描いています

悲惨、凄惨な場面も多く、今で言う鬱アニメかもしれません

スパロボでは声優が変わっていますが、実はアニメの中での声優は
かの有名なドラえもんに声を入れた大山のぶ代さん、その演技は凄い!の一言

ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7

75.4 2 サンライズで合体なアニメランキング2位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY[シードデスティニー](TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1320)
6589人が棚に入れました
舞台は前作『機動戦士ガンダムSEED』での第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦(コズミック・イラ71年)から2年後。
プラント最高評議会議長 ギルバート・デュランダルとの非公式会見の為、新造艦ミネルバの進水式の準備が進むアーモリーワンを訪れたカガリとアスラン。
だがその最中、ザフト軍が開発した新型MS(モビルスーツ) カオス、ガイア、アビスが何者かに強奪され、周囲は混乱に陥る。これを阻止すべく、ミネルバからも新型機インパルスが出撃。そのパイロットは、プラントに渡り、エリートとしてザフト軍に入隊したシン・アスカであった。
新型機を強奪した謎の部隊を追い、ミネルバは出撃するが混乱の中、安定軌道にあったはずのユニウスセブンが地球に落下し始めたという報せが入る。それはナチュラルへの憎しみを募らせ続けるザフト軍脱走兵達の仕組んだもので、この事件を利用しようとする者達も動き始め、世界は再び混乱と戦火に包まれるのだった…。

チヒロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

SEEDの続編。賛否両論ある問題作。

SEEDの続編です。前回の主人公だったキラとアスランがサブにまわり、シン・アスカが主人公?になっています。

物語は純粋におもしろい。
というか、SEEDで出来上がったこの世界観や設定がおもしろいので、おもしろくないはずがないって感じです。

でも、行き当たりばったりだったのでしょうか。
なんとも微妙な展開があったり、
後半になるとアレっ?と思うような物語の流れになったり、
賛否両論ある問題作かと。

でもね。普通に見る分には十分おもしろい!
さすがガンダムシリーズ。力の入り方が違います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

オーブ海軍のトダカ一佐が地味に好きです∑(゚ロ゚〃)

■「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」という作品の位置づけってなんでしょうね?(*゚・゚)
「機動戦士ガンダムSEED」の続編に位置づけられている本作品「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」(以降DESTINY)は、前作を視聴していないとまったく楽しめない内容になってますね!
かなり酷評の多い本作品なのですけど、視聴者がどう捉えるかによって見方がだいぶ違ってくるような気がします。

たとえば、前作「SEED」と本作品の「DESTINY」を一つの作品の前編・後編と捉えて考えた場合、そんなに出来の悪い作品には思えないのです!
「宇宙世紀シリーズ」を手本にしたようなフローや演出に、キラ・アスラン・シンの3人を主軸のキャラクターとしてキャスティングすることで、必然的に多角的な心理描写や人間関係が展開・構築されるので、宇宙世紀の遺伝子を継承しつつもSEEDとしての個性の確立はなされたんじゃないかなって思ってます。
ただシンについては、「DESTINY」からの登場で一見主人公の様な扱いになってましたけど、最後まで過去に囚われ、自らの意思で戦いの大儀を見出すことが出来ずに、「DESTINY(運命)」に翻弄されてしまったキャラとして描かれていたような印象を受けたので、「SEED」シリーズとして考えた場合「サイドストーリーの中の主人公」でしかなかったような気がします♪

また、「DESTINY」を「SEED」の流れを汲んだ単体の作品と考えるなら、シンの扱いにはやっぱり疑問を抱かずにはいられないですね(/∇≦\)アチャ-!ミテランナイ
やっぱりいつまでも考え方が稚拙で成長のないキャラ設定は見ていて面白くないし、主人公と位置づけるにはちょっと無理がありますよね!
それにアークエンジェルのメンバー達はすでに「SEED」で自らの理念を確立しているので、「SEED」というタイトルを引継いでいるのならばどうしても比較対象としてみてしまうし、前作のキャラが出てくるのは嬉しいのですけど、「DESTINY」からの新キャラの個性を一部打ち消してしまっているようにも感じちゃいました(/□≦、)

■総評
個人的には「SEED」シリーズとして8クール分を一つの作品として捉えてます♪
ガンダムを見たって気持ちになれましたし、感動して(。>0<。)ビェェン ってなったシーンもいくつもあったし、楽しく最後まで観ることが出来ました(*´∇`*)
でも観て良かったなぁって思う反面まったく不満が無かった訳ではないのですよ∑('◇'*)エェッ!?

まず残念だったのは「DESTINY」の制作に対する作品へ注がれる愛情が「SEED」の時と明らかに違っているって作品からも伝わってきました・・・
とある「あにこれ」仲間から監督の福田さんと脚本家の両澤さんは夫婦だって聞いて知ったので色々調べてみると・・・
夫婦でやるのは良いけど、監督の迷言の数々を見てしまったら、ちょっとひどくないですかって思ってしまいましたw

デスティニープランに関する描写がうまく視聴者に伝わらなかったのは、自分が組んだ演出がスタッフやキャストに伝わらなかったから・・・(゚ロ゚;)エェッ!?
それって監督の仕事でしょ・・・(;´Д`)× ダァメ!ダァメ!
それに「劇場版では、TVシリーズのことは忘れてほしい」・・・∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
最終話でもバンク(動画の使いまわし)を多様しないといけないほど多忙で悲惨な現場にも関わらず、夫婦でラジオ番組の観覧って・・・認めちゃってるし・・・(;`O´)oコラー!
両澤さんの体調が悪くて作業が遅れるのは目をつむるとしても、プロとして作品に対する情熱をもっと持って欲しいところですね!
まぁどこまで本当かわからないのですけど、その後2人の仕事の功績がめっきり減ったというよりも殆ど無い所を見ると・・・

回想シーンやバンク技法は他の作品でも多く見受けられるのですけど、ここまで多用されると正直手抜きとしか思えなくなってしまいます。
それとオマージュ!?いやいやパクリでしょ!!って言われてもおかしくない演出の数々 o(*≧д≦)o″ンモォー!!
あっでも、過去の「宇宙世紀」シリーズを知ってる人ならそんな演出を見つけるのも楽しいかもしれませんねw
私もゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイって突っ込みながら呆れながらも楽しんでたかもしれません(・-・*)ヌフフ♪

また、キャラとして一番残念に思ったのはルナ・マリアでした!
とっても良い立ち位置だった彼女を見事に使いこなせず台無しにしてしまった印象です(>o<")
隠密行動で知ってしまった事実からストーリーをかき回してくれると期待してたのですけどね・・・
それと、ストーリー後半のルナとシンの関係はσ(-_-)ワタシには理解不能でした・・・

とまぁ不満は多いのですけど、のびしろが大きく感じられただけに本当にもったいないなぁって思っちゃうのです♪
SEEDを本気で愛することが出来るスタッフ達だけで本気でリメイクして欲しいなぁって思った作品でした!


2011.12.12・第一の手記

投稿 : 2025/03/22
♥ : 42
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

“愚行の自由”と“パターナリズム”の相克を描いた良作かも?

HDリマスターになって作画が良くなっただけでなく、評判の悪かった一部シナリオが手直しされて見易くなったようです。

◆予(あらかじ)め本作の難点を述べておくと・・・

①ヒロインのひとりカガリ・ユラ・アスハが、
ネタバレレビューを読む、見るに忍びないお馬鹿キャラである。

②キラ&アスランに次く第三のSEED発動者シン・アスカが、
ネタバレレビューを読むで、ときどき見ていて胸糞悪くなる。

・・・という2点がまず挙げられると思います。


◆逆に本作の良い点をいくつか挙げると・・・

①ガンダム・シリーズの中では相対的に敵が好人物で目的も確りしている。

無印ガンダムのジオン公国の指導者を始め、一般にガンダムシリーズの敵役たちは口では何か信念のようなことを唱えても実際のところは只の権勢欲に取りつかれ陰謀に走るクソキャラばっかり・・・という印象がありますが、
本作の敵役ネタバレレビューを読むは高潔さが目立つ人物であり、むしろネタバレレビューを読む、という点が本作の一つの見どころとなっています。

②前作『SEED』に引き続き、シナリオがドラマチックで先が気になる展開。

・・・ということで前作『機動戦士ガンダムSEED』が楽しめた方ならば、引き続き視聴をお薦めしたい作品です。


因みに、レビュータイトルに掲げた“パターナリズム”とは
--------------------------------------------------------------
(WIKIPEDIAよりコピー)
ネタバレレビューを読む
---------------------------------------------------------------
・・・ということで、こうしたパターナリズムが行き過ぎた社会では、人々の“愚行の自由”が大きく毀損されてしまいます。

そういう社会では、カガリ・ユラ・アスハやシン・アスカが犯したような愚行(※これは極端な例ですが)も起きないでしょうが、それで果たして人々は本当に幸福といえるのか?(多分「言えない」という方がほとんどでしょう)

⇒ポイントは「パターナリズムを行おうとする方も、その心情から言えば全くの善意からだった」ということで、まさに

「地獄への道は善意で舗装されている」
(イギリスの箴言:原文“The road to Hell is paved with good intentions.”)

ということを過不足なく描き出した点で、本作は意外にも個人的に見所のある作品、という感想になりました。
(そのため、本作の個人評価 ★ 4.1 と『SEED』の ☆ 3.7 よりもかなり高めの点数を付けました)。


◆視聴メモ
ネタバレレビューを読む


◆制作情報
ネタバレレビューを読む


◆パート別評価

(1) 第1~13話(PHASE-01~13) (13話) ★ 4.0
(2) 第14~25話(PHASE-15~25) (12話) ★ 4.0
(3) 第26~37話(PHASE-26~37) (12話) ★ 4.1
(4) 第38~49話(PHASE-38~50) (12話) ★ 4.2
(5) TV未放送話(FINAL PHASE)  (1話) ★ 4.2
-----------------------------------------------
  総合      (計49話+未放送1話) ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 機動戦士ガンダムSEED DESTINY (2004年10月-2005年10月) =========

  - - - - - - - - OP「ignited-イグナイテッド-」、ED「Reason」 - - - - - - - -
ネタバレレビューを読む

  - - - - - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Result」 - - - - - - - - - - -
ネタバレレビューを読む

  - - - - - - - OP「PRIDE」、ED「Life Goes On〜ReMix2013」 - - - - - - -
ネタバレレビューを読む 

  - - - - - - - - - - OP「僕たちの行方」、ED(変わらず) - - - - - - - - -
ネタバレレビューを読む 

  - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「I Wanna Go To Place」 - - - - - - -
ネタバレレビューを読む

  - OP「vestige -ヴェスティージ-」、ED「君は僕に似ている〜ReMix2013」 -
ネタバレレビューを読む
-------------------------------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)28、☆(並回)16、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.1

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12

66.4 3 サンライズで合体なアニメランキング3位
戦闘メカ ザブングル[Xabungle](TVアニメ動画)

1982年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (52)
244人が棚に入れました
「泥棒、殺人、あらゆる犯罪は三日逃げ切れば全て免罪」―それが惑星ゾラの不文律「三日の掟」だった。ロックマン(ブルーストーン採掘業者)、ブレーカー、運び屋、交易商人といった「シビリアン」達は、この掟を守って生きていた。しかし、たった一人、この掟に抗った少年がいた。著名なロックマン「鉄の腕」の一人息子ジロン・アモスである。両親を殺したブレーカーのティンプ・シャローンを親の仇とし、掟の三日を過ぎても、なお追いかけ続けた。ジロンと関わった者は知らぬうちに「三日で晴らせなかった因縁は全て忘れなくてはならない」という三日の掟を超えた意思を示し、彼の生き様は周囲を巻き込みやがてゾラの支配階級「イノセント」との全面戦争に発展する。

声優・キャラクター
大滝進矢、横尾まり、島津冴子、古川登志夫、山下啓介、TARAKO、二又一成、銀河万丈、塩沢兼人

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

このまま埋もれてしまうのはちょっともったいない

<2019/2/23 初投稿>
子供の頃観てた、という記憶だったのですがWiki調べたら思春期の頃でした。

ところでググったら「悔しいですっ」の方が検索上位に来るんですね。

そりゃそうか。

でもあのお笑いコンビの名前の由来がこのアニメってこと知ってる人はもう少ないんだろうな。
つーか最近は「悔しいですっ」のコンビもあんまりテレビで見かけないし。

このままだと「ザブングル」という単語は歴史に埋もれてしまいそう。

というわけで朧げな記憶をWikiで補完しながらレビュー開始


富野御大のロボ作品。
ファーストガンダムの次のイデオンのさらに次くらい。
なので皆殺しじゃない方。

気分転換なのか前二作の暗い雰囲気とは打って変わってひたすら明るく能天気なコメディ調です。

特徴は
・主人公ジロンの顔が真ん丸。キャラデザ湖川友謙なのに
・ウォーカーマシンと呼ばれるロボはハンドルで運転、ガソリンでガチョンガチョン動く。たぶんここも笑いどころ。
・味方陣営はみんな緩くボケる(めちゃくちゃ笑えるかというと微妙だけど御大作品の中では相当頑張ったと思う)
・ジロンは親の仇を追いかけてる役どころなのに、基本ナチュラルにボケ続ける「おおらかヒーロー」
・主役メカを搭載して地上を疾走するランド・シップと呼ばれる戦艦(?)がロボに変形して殴り合い・・・マクロスよりこっちの方が先なんですね。イメージとしてはグレンラガンに出てきたアレです。
・意外と真面目に練られたSF的な世界観


印象に残ってることとしては

コメディ路線なのにスーパーロボットじゃない。
なんか不思議でした。
ロボや兵器、武器は結構シリアスなんですよ。
全般的に西部劇風なんですが銃なんかは実在のものらしいし。

お笑いや景色などの雰囲気はグレンラガンにちょっと似てるかな。
でもグレンラガンは紛うことなきスーパーロボット。
異色作だと思います。


そしてやはり緻密に組み上げられたSF的な世界観。

一度、おそらく大規模な戦争で破壊され再生に向かう途中の、一面荒野のような世界が舞台。

当時はボーッと観てたので、そんなもんか、ぐらいに思ってましたけど、今考えるとこの世界観はかなり凄いような気がしてきました。
ディストピアからの再生ではありますが、社会や経済の仕組みまで妙に細かく考えられてる。
ナウシカ並と言ったら大袈裟かな。


あと忘れられないのは・・・

ジロンたちは「シビリアン」と呼ばれています。
いわゆるこの世界での普通の住民。
逞しく生きてます。

一方で各地に点在するドームに居住する支配者階級「イノセント」

当時、シビリアンとかイノセントという言葉の意味がわからず辞書引いて調べて余計頭が混乱した記憶があります。
シビリアン=文民(軍人ではない人)
イノセント=無垢な

なぜにこのネーミング。

でも今思い返すとお話にぴったりだったことに気がつきました。
諧謔も含まれていてセンス良い。


歴史に埋もれそうな本作ですが、いつかもう一度1話から観てみたい。

流石に作画が古いのでその分評点低めですが、明るいリアルロボものお好きな方、西部劇風のSFお好きな方は是非一度ご覧ください。


ちなみにOPテーマ曲は素晴らしくカッコよい。
血潮が滾ってくる感じに串田アキラさんが歌い上げてます。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 33

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ザブングルは男の子!

なぜ音楽評価が5なのか、それは私がOP「疾風ザブングル」が好きだから。それ以上でもそれ以下でもないあてにならない評価なのでそこはスルーでお願いします。

ネット動画でOPを聞いたら満足するので作品の論評は無しで。(← ウソです)

原作無しのオリジナルTVアニメ作品。サンライズ制作で富野監督作品がずっと続いた枠のうちの一作です。

主人公はジロン・アモス。惑星ゾラの大地に暮らす、ただの一般人です…。(少なくとも物語のスタート時点では。)世界観的には開拓時代のアメリカ西部みたいな基本自助努力で何とかする感じの世界。「三日間の掟」とか物語的に面白い設定もいろいろあって、私はけっこう本作が好きです。

本作はいろいろと異色ですが、シナリオ的には意外とちゃんとしたSF作品であると言えます。

以下、異色な点:

1. 主役メカのはずのザブングルが複数台
1台はアクシデントでいきなり翼が折れちゃったりしますが、同スペックのザブングルが2台出てきます。

2. メカはガソリンで動く
かなり高性能ではありますが、基本的にはガソリンを燃料にする内燃機関が動力です。作中で超科学的な感じのものはほとんど出てきません。

3. 主役メカ交替
今や珍しくもない乗機変更ですが、ジロンは後にザブングルの改修でも改良でもなんでもないウォーカー・ギャリアという機体に主人公が乗り換えます。ロボットもので基本的に元の乗機と関係ない機体への乗り換えは異例な気がします。

物語的には知らないで観ていると「ええっ! そういうことだったの…!?」ってなると思います。同サンライズ枠のシリーズの中では、下手するとストーリーは一番面白いかもしれません。

…なのでネタばれはしないので、機会があればぜひ観てみてください。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 20

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

雑ではあるけども

全編通してどうも描写が雑というか、コメディタッチで進める性とでもいうのか、適当に話をはぐらかされている気がします。
とにかく話が壮大過ぎる。始めっからシリアスでやっていれば、ともすればまとめられたかもしれないですね。
コメディにするとやはり説明が曖昧になりますし。
まぁもしこれをシリアスに描いたのなら、絶対に黒富野作品の仲間入りになっていたでしょうが^^;
内容はまぁザブングルというロボが主役機となるウェスタン風アニメですね。まぁ後で色々変わりますが。
とにかく主人公を含めキャラの魅力が凄いですね。そのおかげで最後まで見れたような気がします。
ただ主人公がどっからどう見てもかっこ悪いです。タヌキですね。散々アニメ中でもネタにされてます。
そのネタですが、その他いろいろな事が笑いのネタにされるのですが、少々鼻につきますね。気に入らない人はこの作品全く面白くないでしょう^^;
正直自分もキツかったです。
のりきったのは、キャラの魅力もそうですが、音楽の力も大きかったですね。opもedも富野監督が作詞しているのですが、これがロボアニメらしくて、個人的にはイデオンのopぐらい気に入りました。
全体的に雑さが目立つものの、素晴らしいところもあるアニメです。
正直今更おすすめできる作品の出来ではありませんが、富野監督ファンになら、ある程度おすすめできると思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

67.3 4 サンライズで合体なアニメランキング4位
銀河漂流バイファム(TVアニメ動画)

1983年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (71)
387人が棚に入れました
地球から遙か四十数光年。イプザーロン系宇宙にある人類の植民惑星が異星人ククトニアンに攻撃され、護衛の守備隊は全滅、13人の子供達が取り残されてしまう。彼らは異星人に囚われた家族や友人達を自分達の力だけで救出するために、人型兵器ラウンドバーニアンで異星人と戦いながら、地球軍の練習艦ジェイナス号で旅をする

声優・キャラクター
難波克弘、鳥海勝美、竹村拓、野沢雅子、菊池英博、冨永みーな、笠原弘子、羽村京子、原えりこ、千々松幸子、佐々木るん、滝沢久美子、あきやまるな、古田信幸
ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供というイメージ  それだけで観ないというのは惜しい作品

どうしても、この作品が観れなかった。


中心キャラが子供で、自分勝手にやってそれがまかり通ってしまうそんなアニメになってしまうと感じたからだ。


実際このアニメを観てみて、現実的に不可能というか、そのアニメの設定を入れても、そうなるのってホールインワンより確立低いだろというものがいっぱいあったが、


少年や少女達がゆっくりと成長していく姿やほんとに小さい子達がまったく成長しない姿は、結構リアルだった。



そしてロボットものには、よくある主人公一人で、敵の軍隊を一掃してしまうチートのような卑怯な設定は、このアニメには、なく皆で協力して、
ネタバレレビューを読む


普通80年代アニメは、ここまで長い作品は、打ち切りされるのが多いが、この作品は、その当時の中高校生などの署名によって2クール打ち切りを逃れ、当初の通りの4クールになったらしい。

その当時の署名した人たちに感謝して、この名作をぜひ観てほしい。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 13

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

単なるロボットアニメではないです

ロボットが大活躍するだけの物語ではありません。
大人も出てきますが、頼りがいのある大人ではありません。

もちろん、子供達もスーパーではないので、色々ぶつかりながら宇宙を旅します。
そして、旅の途中で、色々な真実が明らかになっていきます。

絵柄も優しく、見易い作品だと思います。
子供たちだけで宇宙をさまようという設定なので「彼方のアストラ」がお好きな方は、比べてみても面白いと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 14
ネタバレ

け~・える・い~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

等身大の物語

個人的には、サンライズのロボットアニメの中でも一番の良作だと思ってます。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7
ページの先頭へ