ようす さんの感想・評価
3.6
月を盗むぞ!
イルミネーション・エンターテインメント製作の
「怪盗グルー」シリーズの第一作目。
2010年公開です。
ミニオンが有名なのですが、
主人公は、グルーです。笑
90分ほどの作品です。
● ストーリー
世界一の悪党を目指すグルーは今、
“月を盗むこと”を目標にしていた。
バナナから生まれたミニオンたちや
サイエンティストのネファリオ博士と共に、計画を進めていた。
しかし、計画に必要な“縮小ビーム銃”を
新人悪党のベクターに横取りされてしまった。
クッキーの注文でベクターの家に出入りする三姉妹を見つけたグルーは、
彼女たちを利用することを思いつく。
養護施設から三姉妹を引き取り、共に暮らす。
果たしてグルーは、ビーム銃を取り返し、月を盗むことができるのか?
子どもも大人も楽しめる作品だと思います。
“月を盗むこと”というゴールに向けて、
やらなければならないことがはっきり示されているので、
子どもにもわかりやすいと思います。
いろいろな展開や要素があって、
長時間でも飽きない構成なのは、いいです。
だけど、ラストはあっけなく感じました。
月泥棒よりも、途中から三姉妹とのあれこれの方に
物語の主軸が動いたからかな。
月を盗む、なんて夢があっていいゴールだと思うけど♪
私もどうやって盗むのか、ちょっとわくわくしました^^
子どもには月泥棒を、
大人にはグルーと三姉妹の絆を。
世代によって
面白いと感じたり心に残ったりするシーンが違うかもしれませんね。
● キャラクター
ミニオン。集団を指すときはミニオンズ。
バナナから生まれた生物らしいです。
だからバナナが好きなの?共食いww
黄色くて、言葉は彼ら独自の言語を使い、
一生懸命だけどどんくさくて、でもめげないから憎めない♪
面白いことが大好きで、
いざというときにはすごい力を発揮する♪
おバカなところも含めて、
なんといっても彼らがかわいい♪
私はミニオンの走り方がツボでしたw
ちょこちょこ~と走るのが、かわいかったw
怪盗グルー。
悪党らしく、冷たいシーンもたくさんありますが、
結局はいい人という描写に落ち着きます。
三姉妹が改心させた、というよりも、
元からそんなに悪い人という印象はなかったな。
笑福亭鶴瓶さんが演じてますが、
初めて見た時からどうもこの棒読みが苦手で…。
演技が悪いのか、関西弁が悪いのか、
初めて見た時に感じた気持ち悪さは、
作品を観終わっても消えませんでした。
グルーのライバルになるのが、怪盗ベクター。
こいつはすごいのか、バカなのか、わかりません。笑
ここぞというときにヘマばかりして、
グルーにとってもベクターにとっても、
お互いの活躍する機会をぶっ壊していましたw
まあ、緊張感が長く続かず、
あっさり次のシーンに進めるという点では、プラスだったのかな。笑
今ひとつ輝き切れないキャラだったように思います。
● 音楽
テレビ放送で見た時には主題歌等は流れなかったのですが、
調べてみると日本語版の主題歌はRIP SLYMEが担当していたそうですね。
「Good Times」という曲を、
電気グルーヴの砂原良徳さんがアレンジしたものが使用されたそうです。
聞きましたが、他の洋楽からも浮かず、
かっこよさでも負けない一曲でした♪
● まとめ
今やミニオンが有名すぎますが、
主人公はグルーなのですね。笑
ミニオンがかわいかったので、
もっと活躍が見たいな♪
一家に一匹ミニオンがいても癒されそうですが、
彼らの場合は、集団でうじゃうじゃいるからかわいいのかもしれませんw
私には個体の見分けがつかなかったけれど…。笑
大人と子どもが一緒に楽しむには、
うってつけな作品だと思いました^^