ゲスの極み乙女。でナレーションなおすすめアニメランキング 1

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66.3 1 ゲスの極み乙女。でナレーションなアニメランキング1位
中間管理録トネガワ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (198)
742人が棚に入れました
帝愛グループ会長・兵藤和尊の命で、債務者たちによる「死のゲーム」の企画を任された幹部・利根川幸雄!!
早速、企画会議を開く利根川を待っていたのは、受難‥!! 煩悶‥!!そして絶望‥!!
会長と黒服の間で苦悩する利根川を描く、悪魔的スピンオフ、アニメ化始動・・・・!!

声優・キャラクター
森川智之、羽多野渉、島﨑信長、八代拓、西山宏太朗、小山力也、濱野大輝、江口拓也、石田彰、河西健吾、青柳尊哉、沢城千春、寺島拓篤、前田玲奈、宮内敦士、津田健次郎、浪川大輔、大塚明夫、津嘉山正種、萩原聖人、川平慈英
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

マネジメントの参考にはならない

世界観:5
ストーリー:4
リアリティ:4
キャラクター:5
情感:4
合計:22

帝愛グループ幹部・利根川幸雄は、グループ会長である兵藤会長を楽しませる悪魔的余興
『死のゲーム』を企画するよう命じられる。
プロジェクト始動のために集められた黒服たちに、利根川は自己紹介するよう指示するが・・・。
これは、帝愛グループ幹部でありながら、暴君・兵藤会長のご機嫌を最も身近で気にしなければならない・・・いわば、中間管理職に位置する男。利根川幸雄の苦悩と葛藤の物語である。
(公式サイトより)

カイジはパチンコ沼までは漫画で既読。冒頭のエスポワールでの限定ジャンケン、鉄骨渡りまでが特に面白く、心理戦となるゲーム物(例えばライアーゲームも途中まで読んでいます)は嫌いではないと思っていたこと、

それから、ちょうど私も中間管理職らしい立場でマネジメントについて考えることが多くなったため、帝愛グループの兵頭会長に仕えるナンバー2、利根川がどんな仕事をしているのか、参考になることがあればと思ったことから気まぐれ的に視聴を開始したのが経緯です。

しかし、全然深くない(苦笑)
{netabare}
黒服がテンプレで、基本的に似たような思考をする人間ばかり。全員ボーリングが趣味って、昔でもリアリティないです。バーベキューで抵抗した山崎などもいましたが、そもそもマネジメントが機能しなくなると、旅行に参加さえしてくれないです。

トネガワと黒服の置かれている境遇の説明が欲しいですね。辞めたら消されるとか、給料が滅茶苦茶良いとか。なぜ会社の中でも黒服にサングラス着用なのかも不明です。社内で、職員同士でも顔を見せてはならないような組織なら名前もコードネームとかにすれば雰囲気は出そうですが。

人の心理を描こうとしてくれるのはわかりますが映像で見るとくどいんですよね。説明役の川平氏がそれを助長しているところもありますが、私は川平氏自身のナレーションはそんなに嫌いじゃないです。テンションを無理やりにでも上げていくスタイルは、本作ならではの味となっているとも思うので(ギャグの部分ではスベっている感がありますが…)。

本作で個人的にネックになったのはシナリオ、キャラ造形、心理描写の浅さ。
2回も不調な会議を見せられます。自己紹介のところ、トネガワは事前に部下の資料を集めて頭に入れるとか、予め配席を決めておくなど、顔と名前を覚えるための工夫をしておくべきです。会長が来てから、それまでナイスアイデェィアと言って褒めていた部下の案を悉く却下して、その挽回策が旅行&バーベキューというのも悠長。

黒服を含めると人数は沢山いますが、会長、トネガワ、黒服しかいない感じなんですよね。ナンバー2の座を争うライバルもたくさんいるとか、黒服の中でも入社年次等で上下関係があるとか、それぞれの人間の仕事に対する姿勢や考え方があってそれが問題解決のハードルになるとか、工夫して見せないと帝愛の組織が凄くない(=会長も凄くない)ように映ってしまいますし、中間管理職の難しさが伝わらないかと。{/netabare}

OPはこの作品のために用意されたとわかるもので良かったです。
個人的には限定ジャンケンの誕生までが見られたところで満足したので、ここまでで視聴を終わりにしようと思います。
低評価、途中までのレビュー投稿失礼します。

(参考評価推移:3話2.9→4話3.0→調整2.9×断念)
(2018.7~8断念)

投稿 : 2025/01/04
♥ : 18

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

そりゃあ泣きたくなるだろ…トネガワも!アニメの試みにおいて空回りが多く全体的にコレジャナイ感、おすすめ度★★★☆☆

利根川幸雄 中間管理職

圧倒的伝説ギャンブル漫画、カイジのスピンオフ群のひとつで、カイジ本編以前の時系列で、帝愛グループのトップ兵藤の部下である大幹部利根川幸雄の苦悩を描いた物語が展開される。

原作は本編のシリアスな雰囲気とは打って変わってシュールギャグ寄りの内容で会社のあれやこれや、カイジ本編に出てくるゲームの考案での難航を描いていて面白い作品であるのだが…アニメは色々とコレジャナイ感が強い。特に大きくマイナスとなっている3つのポイントがこれ。

アニメトネガワのマイナスポイントその1 
仰々しくて寒い演出

アニメ独自の演出がとにかく滑り倒しており、ショックを受けた時の背景と無駄にでかでかと文字を貼り付ける演出がとにかくくどくて寒い。そういう演出はざわ…ざわ…の時だけでいい。
加えて原作からの問題点、そもそも笑えるものと笑えないものの差が激しいのにアニメだとそれが如実に浮き彫りになってる。逆相乗効果で面白くないところを余計に面白くなくしている。

アニメトネガワのマイナス要素その2
ミスマッチな声優とナレーション

カビラジェイのナレーション。慣れればこれはこれで悪くは無いがやはりこのナレーションはうざったい。立木文彦さんのナレーションは威厳や緊張感を感じるけどカビラは「クゥーッ!」とかの叫びのテンションが無駄にから回っていて、カイジ系統の作風やトネガワ独自のシュールさを表せていない。ただうるさいだけ。中間管理職の苦悩や利根川の心境を表現する気が皆無で萎える。もうひとつが森川智之さんの利根川。白竜さんのイメージで固まってしまっているのもあるが、個人的に森川さんの老人キャラは全体的にミスキャスト感が強いと感じてるだけなのかもしれないが無理して初老のおじさん声出してる感が強く、加えて前述の白竜さんのイメージが強すぎるのもあってかやっぱり合わない。森川さんもそうだが石田彰さんの荻野とかハンチョウだけど松岡禎丞さんの石和とかトネガワは合ってない声優が全体的に多い。

アニメトネガワの残念ポイントその3
オープニングにゲス極起用、加えてテーマ曲がやや安直

オシャレな曲調が合うみたいな安直な発想…と思いきや意外とトネガワ本編の利根川の境遇をイメージ出来てるから安直であれど全く合ってない訳では無い。だが、曲としては正直弱い。1クール目エンディングの哀愁漂う歌謡と2クール目エンディングの応援ソングと比べると無駄にオシャレなだけという感じがやはり否めない。

あとゲス極って、ベッキーと川谷の不倫が発覚から2年というのに尾を引いてて未だにイメージ悪かったと思うんだが…

と、声優や演出、ナレーションと色々と原作のいい所を活かしきれないままトネガワは微妙な出来で終わってしまった。

一方でハンチョウに関しては元がグルメ、日常よりの作風だからか、変なテンポの悪さもなく程よく楽しめた。ハンチョウに関しては原作の演出以上の延長線を過剰に引くことなくちゃんと演出出来てたし、何より本編の大槻班長役のチョーさん続投の恩恵は大きい。班長トリオの海回までやって欲しかったなぁ…

「ハンチョウ」部分を評価するなら良い~とても良い、「トネガワ」部分を評価するなら悪い~とても悪い、相殺して普通。このアニメの制作陣、帝愛解雇された黒服の海老谷みたいなズレた方向性のスタッフが指揮権握ってる説ありませんか?

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

とある “カイジ” 未見者のぼやき

2018.08.08記


原作未読 ついでにカイジもよう知らぬ


いわゆる初見組です。
フラットな心持ちで視聴スタートしてますので、原作と比較してガッカリとか前作カイジと比較してガッカリみたいなのはなかったのですが。。。


カイジで展開された物語の前日譚という説明がきちんとあるのは初見にはありがたく、ちょいちょいカイジへと繋がる話なんだなと分かる描写を挟んでいるのを見るにつけ、もともとのファンにも配慮した設計になってます。

作品としては“ギャグ”がメインなんでしょうか。
となると笑えるか笑えないかなので、何話か観て判断して良いと思います。
もちろん原作のスピンオフとしての楽しみもあるでしょう。


物語自体は中間管理職であるトネガワ奮闘記の位置づけで、上は兵藤会長、下は黒服たちに挟まれての3者の関係の中で進んでいきます。3者の関係に焦点を絞ることで、注意が分散してしまうリスクは回避されてますね。

となるとある意味閉鎖した空間でのシチュエーション・コメディみたいなのを期待してしまったのですが、結果として微妙でした。
黒服たちが没個性極まりない。これが味というなら自分の嗜好とは合いません。トネガワと張れる演者を用意しないとトネガワも光らないだろうに、と感じるほど基本をおさえてない印象です。

巷では不評のカビラさんナレーションもさほど気になりませんし、「ざわ、、ざわ」も作品のお約束でしょうからどうぞどうぞ、という感じです。


ただ笑いのツボがこの作品と私とでは合わないだけで、しかも2クールの長丁場には耐えられないと判断し、6話で撤退します。



-----
2019.02.28追記
《配点を修正》


たしか期が始まる時は期待作品の一つといった扱いだったと思う。

ざわ…ボイスも全員“さわ”か“ざわ”で統一してたらカッコよかったのにね。声優のキャスティングが無理でもキャスト次第でおぉーってさせる遊び心があっても良かったかと思います。例えば、、、
沢村一樹、高見沢俊彦あたりならノリノリでやってくれそう。
小沢仁志もアングラ世界を描いた作風に合ってそうだし、
矢沢永吉ならアニメ観てないおっちゃん達も騒ぎだしますね。
宮澤佐江がうっかり出てきたらそれはそれで楽しい。
そんな感じです。

以下、備忘のざわ…ボイス担当声優さんたち。

{netabare}ざわ…ボイス(001) {netabare}野ざわ…雅子(野沢雅子){/netabare}:1話/24話
ざわ…ボイス(002) さわ…城みゆき(沢城みゆき):13話/17話/20話/22話
ざわ…ボイス(003) 芹ざわ…優(芹澤優):1話/6話/11話/17話/22話
ざわ…ボイス(004) 小ざわ…亜李(小澤亜李):2話/7話/12話/18話/22話
ざわ…ボイス(005) 花ざわ…香菜(花澤香菜):3話/8話/16話/18話/19話/22話
ざわ…ボイス(006) 黒さわ…ともよ(黒沢ともよ):4話/9話/19話/21話/22話
ざわ…ボイス(007) 井ざわ…詩織(井澤詩織):5話/10話/16話/21話/22話
ざわ…ボイス(008) ハン めぐみ(潘めぐみ):14話/15話/18話/20話/21話/22話/23話
ざわ…ボイス(009) チョー(チョー):14話/15話/18話/20話/21話/22話/23話
ざわ…ボイス(010) さわ…城千春(沢城千春):20話{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 23
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