キリスト教で教会なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのキリスト教で教会な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月13日の時点で一番のキリスト教で教会なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.6 1 キリスト教で教会なアニメランキング1位
チ。―地球の運動について―(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (182)
672人が棚に入れました
第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞ほか、数々の賞を席巻。 若き天才作家魚豊(うおと)が世に放つ、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語 15世紀のヨーロッパ某国。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。 彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。 が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。 ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。 異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。 彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった――。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

知の探究者たち

マッドハウス制作。

天文への情熱を捨てられずにいた神童ラファウ、
彼はフベルトという謎めいた学者に出会う。
彼が研究していたのは衝撃的なある仮説だった。

ラファウの信条は合理的に生きること、
合理的な選択をすればこの世は快適に過ごせる。

フベルトとの出会いが彼を変えていく。

こうして歴史に名を残さずとも、
情熱的に真理を追い求めた人たちがいる。
彼らはどんな苦難にも決して折れず、
世界を想像し知を探究したものたちである。

これは意志と継承の物語なのでしょう。

14話視聴追記。
世界はありのままで美しい。
{netabare}死刑宣告を受けたバデーニとオクジーは、
ある策に希望を託す、
それは後世に感動を伝えることである。
感動こそが学術的成果を復元させ、
地動説に新しい命を与える。{/netabare}

最終話視聴追記。
知性は揺らぎ迷うものである。
{netabare}知の探究者たちはそれぞれのやり方で、
真理と向き合い揺らいできた。
ついに物語は実在の歴史に繋がる。
コペルニクスは絵があっても良かった。
もう少し演出に余韻があればと思いますが、
人の叡智はこうして結ばれたのです。{/netabare}

とても興味深い物語で楽しめました。

知の探究者たちに、光あれ。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 31

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

このうえなく美しく夜空の星々が描かれているアニメ

見ごたえがあるアニメでした。
夜空の星々を見て心を魅かれた経験がある方は、ぜひ見ていただいです。
このうえなく美しく夜空の星々が描かれています。

但し、それとは対照的に、地上での生活が薄暗く描かれていました。
そして地動説を唱える学者に対する弾圧・拷問のシーンが、いたたまれないほど残虐に描かれています。


天文学が発達していなかった頃、夜空の星々を見た若者の多くは、その神秘的な美しさに魅了されたことでしょう。
そして、好奇心をもった人たちの多くは、星々の運行の心理を探求したいと思ったはずです。
毎夜毎夜、地道に、愚直なほど地道に天文観測をする彼らは、示し合わせたわけでもなく、皆が同じ結論「地動説」へと行きつきます。
でも地動説は、当時の教会が教える心理とは違ったものでした。
彼らは純粋に心理を探求したい、それだけでしたが、それが許されない時代でした。

この物語は各章に分かれており、それぞれ主人公が異なります。
でも各章は心理を探求する人たちの心でつながってます。


私たちは、自由に学問ができる現代に感謝をしなければいけないでしょう。
それは先人たち一人一人が文字通り身をささげた結果に成し遂げられたものだったからです。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 24
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

知の怪獣たる人間の性を深く洞察した逸品

15世紀前半・中世ヨーロッパの“C教”が信仰される“P王国”にて、
天動説を説く教義に背くとされた地動説を巡り、
宇宙の真理であると地動説を追求する者、
信仰を守ろうと地動説を弾圧しようとする者など、
様々な人生が交錯する同名連載コミック(未読)のNHK総合・連続TVアニメ化作品(全25話)

【物語 5.0点】
信念を持って真理や信仰を追求する人間の可能性と狂気を活写している。

第一印象は、またぞろカトリックを悪者にする、よくある中世エンタメ作。

私も大概キリスト教嫌いなので、本作もまた、
腐敗と迷信に溺れる暗黒時代の“C教”の迫害を覆さんと、
真理の探究者が奮闘する展開を期待しましたし。
特に序盤は、ノヴァクのエグ過ぎる拷問にも負けずに、
地動説を貫き通そうとする人々に共感する視点で観ていました。

ところが、話が進むに連れ、本作は、科学的思考が宗教を見下す一方的な話ではなく、
地動説の信奉者も、神の信奉者も、自らの信念を貫き通す人間として尊崇し、
また畏怖する視点の物語だと、徐々に軌道修正。

私は無意識に、地動説を信じる自分たち現代人の方が、
天動説を盲信していた中世ヨーロッパ人より優れていると決め付けていました。
実際、C教会にて、自ら信念も持たず、組織に命令されるがまま、
地動説の迫害に加担する信徒たちは愚かです。
が、それは、現代社会にて、組織の論理のままに、
時に不祥事まで犯してしまう現代人も同様なのではないでしょうか。

特に転機となったのが、第9話のピャスト伯。
{netabare}彼は天動説にて、惑星軌道が複雑化する解決不可能な難問を乗り越え、
自らの天動説の正しさを証明せんと一生涯を捧げる。{/netabare}
彼の信念と生き様を見ていて、
私は自らの信念のため、幸福と救済のために、世界を知ろうと真剣に探求しているだろうか?
そう考えると、中世人は皆、頑迷だと笑うことはできないのではないか。

因みに、地上から天動説視点で見ると軌道が惑う故に“惑星”と呼ぶという由来も、
私は恥ずかしながら本作をキッカケに初めて認識しました。


中世を舞台に現代人にも信念や真理への向き合い方を問うという視点に立てたことで、
本作を視聴する時間は、知的好奇心を持つ人間について哲学する有意義なひと時となりましたし。
ラスト3話の展開についても、解答が示されない故のまとまりの無さよりも衝撃の方が上回りました。

特に第二十二話「君らは歴史の登場人物じゃない」
{netabare}ノヴァクのような狂信的な拷問官が、後のガリレオの時代の如く、地動説を迫害するのは中世でも当たり前。
この歴史認識そのものがミスリードだと気付かせる転回劇には、私もやられた~と唸らされました。
信念を覆されたノヴァクだけでなく、私もまたキリスト教は邪教だとのバイアス(先入観)で、
世界を歪めて認識していたとハッとさせられる。{/netabare}

良くも悪くも人の主観が世界の認識を変えてしまう事例が、
視聴者側にも当てはまることを思い知らせる大仕掛け。お見事でした。


この流れで、謎を残した最終回について、すなわち、
{netabare}ポーランド王国にて、地動説研究のバトンを繋いだ“青年”ラファウこそが、現実の歴史に繋がる物語であり、
これまでのP王国の物語はパラレルでした?という突飛な設定。{/netabare}
これも私は、現代より劣った中世ヨーロッパを信じたい現代人の偏見は虚構同然だと、
一石を投じる価値ある構成だったと感じました。

最終話の{netabare}アルベルトと司祭{/netabare}の告解室のやり取りも私は好感。
経典の内容は絶対だと盲信して信仰を押し付ける宗教家は愚かですが、
人にとってどの真理探求や信仰のあり方が救済となり得るのか。
ある程度悟って、各々の告白者に合った道を選択、提示できる宗教家の説法は、
科学至上主義と拝金主義に覆われていく後の近代社会でも有効。
終わってみれば宗教も意地を見せた作品でもありました。

正しい真理を追求する人間が素晴らしいのではなく、
人間は真理探求のあまり怪物と化すこともあると自戒できる者こそが歴史を作る。
己の信じる真実をぶつけ合ってSNSで分断を深め合っている現代人にも耳が痛い。
同時代への示唆にも富んだ一作。歴史として語り継ぎたくなる逸品です。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・マッドハウス

ノヴァクさんの拷問タイムなど、死傷者多数のグロテスクな描写にも果敢に挑んだNHKアニメ。

が、私にとってよりトラウマになったのが、オグジーの宇宙観。
C教において現世の地上とは穢れて不完全な世界の底辺であり、
人々は信仰によって来世の天国で神に救われねばならない。

生来、こうした宗教観を刷り込まれたオグジーの中では、
天動説に基いた夜空の星々は、天から穢れた大地を見下ろす目玉のようなおぞましい姿で認識されており、
オグジーは卓越した視力を持ちがながら、星空を直視することもままならない。

この現世の美しさや幸福からも目を背けさせる信仰の歪さを体現した
大量の目玉が降ってくる星空イメージの背景美術。
私は爪剥がしより痛いと恐怖しました。


その他、本作には例えば{netabare}金が大事なドゥラカとヨレンタ{/netabare}など、信念をぶつけ合った議論の末、
人間が理屈をこねて練り上げた信念など軽く凌駕する景色があるという展開も多々あり。
世界にはまだまだ知らないことがある、神が不完全に作ったと説かれる現世も十分に美しい。
認識できるだけの背景美術は用意されていました。


【キャラ 4.5点】
地動説を継承していく複数の主人公視点。
このキャラ構成自体が、人の生涯を超えて残り続ける信念のしぶとさを表現する仕掛けとしても機能。

彼ら地動説信奉者たちを横断するように立ちはだかる異端審問の拷問官・ノヴァクというキャラ設定も、
信仰側の信念を体現する上で効果的かつ狂気でした。
ノヴァクさん、仕事では異端の口を裂きながら、家庭では娘を愛する子煩悩な父だったりする。
拷問を、帰宅を遅らせワークライフバランスを乱す残業くらいに軽く考えている。
私も仕事をする時、自らの職業は世の中に資する内容なのか、よくよく自戒したいと逆説的に痛感しました。

特に真理探求の意志や教養も持ってなかったオグジーみたいな存在まで、
地動説に巻き込まれて行く主人公群の一角に据えられるのも興味深いキャラ展開でした。
対照的に知識と野心を持った修道士・バデーニとのやり取り。
特に「文字を残すというのは重い行為だ。一定の資質と最低限の教養を要求される。
誰もが簡単に文字を扱えたら、ゴミのような情報で溢れかえってしまう。
そんな世の中、目も当てられん」
との一説、平生ゴミに溺れている私にとっても身につまされる説教でした。


その他、拝金主義を示唆する主人公視点・ドゥラカと、
極端な環境保護を示唆する異端解放戦線のシュミット隊長との議論など、
キャラたちも中世を越えて、現代社会にも通じる信念を持った曲者ぞろいでした。


【声優 4.5点】
淡々とネットリと拷問する異端審問官ノヴァク役の津田 健次郎さん。
真理に対してピュア過ぎる第一主人公・ラファウ役の坂本 真綾さん。
などキャリアを重ねてきた実力者が、連綿と続く地動説ストーリーを好表現。

その流れで、少女ヨレンタ役。この声は早見 沙織さんかな?と私は誤認していましたが、
仁見 紗綾さんという若手声優でした。失礼致しました。
元々ナレーション志望から、演技にも興味を持って、両方やれる声優業界に入って来たという仁見さん。
発声はキレイで、演技にもまだまだ伸び代がある。まだまだ端役が多い若手ですが、
オグジー役・小西 克幸さんいわく、スーパー新人らしいので、
今後、台頭して来たら、注目していきたいです。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は牛尾 憲輔氏。
どんな世界観・舞台も得意の電子和音で彩ってしまう。
氏の個性は諸刃でもありますが、
現代的なテーマも問う本作の作風には合っていたと感じました。

OP主題歌はサカナクション「怪獣」
随分、久しぶりに聞くな?と思っていましたが、これが実に3年ぶりのシングル。
放送中ずっとフルバージョンがリリースされずにヤキモキしましたが、
先日じっくり練り上げた末に、作品を咀嚼した好タイアップ曲を完成させてくれました。
“この世界は好都合に未完成 だから知りたいんだ”というサビのフレーズが特に苦くて好きです。

ED主題歌はヨルシカ。
前期「アポリア」、後期「へび」共に、淡々とした曲調の中に詩的な歌詞を込める。
が、正直に白状すると、濃厚な本編で消耗しきった私は、
EDまで咀嚼、解釈する気力は残っておらず、
毎回ピアノサウンドで癒やされる時間になっていましたw
今後フルサイズで公開されているPVでも見直して噛み締めていきたいです。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 19

70.6 2 キリスト教で教会なアニメランキング2位
純潔のマリア(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (867)
4499人が棚に入れました
百年戦争の時代に生きる最強の魔女マリア。戦が嫌いで、強力な魔力で戦場を蹂躙してきた彼女は、実は処女。恋はしたいけどその先はちょっと怖いお年頃。でも女夢魔アルテミスと男夢魔プリアポスをひきつれ大暴れしすぎたせいで“天上の教会”に目をつけられ、大天使ミカエルに裁定を下された。人前で魔法を使わぬこと、そして、純潔が失われたとき、その魔力も失うこと。お目付け役の美少女天使エゼキエルも加わって、マリアの制約つきの大活躍は続く!

声優・キャラクター
金元寿子、日笠陽子、小松未可子、花澤香菜、小野賢章、加隈亜衣、一城みゆ希、小野友樹、島田敏、小島幸子、三宅健太、櫻井孝宏、花江夏樹、能登麻美子、井上喜久子
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

純潔の魔女さんに…脱帽しました♡!

魔女マリアと出会って…
私は心に「ズシン」と響きました!!

戦争のない平和な世界になることを願ってやまない…
そして、それに向かって行動を起こす…
強き意志と想いを持つ魔女マリアの物語です。

そして仲間、友情、絆、人を想うやさしさ等のあたたかい要素やピュアな恋もいっぱい詰まっているんです♡
…シリアス一色にならないための要素が沢山ってことです♪


主人公の魔女マリアは、深い森のさらに奥、使い魔と共に住んでいるため人前に姿を現すことは滅多にありませんでした。

人間界の宗教の教えでは…
魔女は恐ろしい魔術を使って淫らな儀式を行い人を惑わす存在として、忌み嫌われていました。

不安や期待も入り混じっていたと思います。。
様々な想像を膨らませての魔女マリアの初登場シーン…
「え…嘘っ、、でしょ?」
{netabare}
こんなに小柄で可愛い顔をしている女の子が魔女マリアだなんて!!

「小さい!可愛い!ちょと生意気!?」
そんな、三拍子の第一印象でした!

金髪ボブ、くりっとした青い瞳そして白い肌…
露出度高めのセクシーな魔女衣装に身を包んでいました。
性格はというと単純で分かりやすい…
感情が顔に出やすいタイプで、隠そうとするその心も透けて見えるような…

ついでに補足として…マリアは男の人を知らない純潔、処女なんです。
純潔を貫きたいわけではなさそう?…
(乙女なマリアのハートを思うと断言はNG♡あなたの想像にお任せします♪…)
そしてマリアは本当によく純潔をからかわれちゃっていますね…
(主に、アルテミスお姉様によってw)
異性に興味はあるのですが、心はピュア+ツンデレさんなのでなかなか素直になれません。こんなマリアと想い人とのやり取りは見ていてとてもくすぐったくて、もどかしくって!
…必見です♪

恋愛に対しては奥手で消極的に見えてしまうマリア、けれど戦争を止めたいという気持ちは積極的で全くブレがありません!

人間、天界の者、同じ魔女にすら厄介者扱いされようが、己が信じたことは決して曲げません!!
それが魔女マリアのプライドなんです!

その行動の積み重ねはいつし生物の垣根を越えて、皆の心を動かしていきます。

マリアを近くからずっと見ていたエゼキエルも最後には自らの意思で決断をするんです。
葛藤とずっと孤独にたたかっていましたから…
その決心した姿に深く心を動かされましたね。

そしてミカエルは最後の最後に粋なはからいを
…いずれマリアとジョセフの子供としてエゼキエルが生まれてくるだなんて。
なんて素敵なプレゼントなんでしょうか♡


キャラクターも皆、個性的で良かったですね。
マリアの使い魔、アルテミスとプリアポスのフクロウの姿もキュート!
私、今回はビブが一番お気に入りでした。
イングランドの魔女で、金髪巻き髪の超美人さん。
最初はマリアを疎ましく思っていたけれど、いつのまにか二人は友達に、マリアのことを本当によく理解してくれているんですよね。危機にはいつも駆けつけてくれ、友達ってこういうものですね。
私はビブみたいな子と友達になりたいな!

最後がこんなにも素敵なハッピーエンドが待っていたなんて夢にも思わなくて♪
なんかサプライズみたいで…満足感でいっぱい。
心があたたかい♡
ハッピーな気持ちをくれた、ときめきファンタジーでした!

最後に…
誰よりも強き心を持つマリアへ

貫き通す正義のために、どんな危険も顧みない揺るぎないその強さに脱帽しました!
LOVE & PEACEをありがとう。

P.S.大切な皆といつまでもお幸せに…ね♡
…the end.
{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 70

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

†愛が色々教えてくれるわ†

あらすじ

100年戦争中のヨーロッパが舞台。
戦争や争いごとが嫌いな魔女マリアは
戦争をやめさせるべく戦場に現れる。

下ねた多め。
12話できれいにまとまってる事を考えると
良作だと思う。

何が凄いかって、時代背景かなぁ。
その時代の庶民の服装や暮らしぶり
戦場での弓を射る描写や
手紙を送る際、敬意としてかの羊皮紙
パピルスがあまり普及してなかったのかな
封印蝋は使ってたよね云々

サキュバス、インキュバスなどの
夢魔・淫夢がでてくるけれど
フクロウが可愛い。
フクロウだけではなく、猫や他動物でも可能

見所は宗教部分かも…
キリスト教でも派閥があるし、
魔女マリアが正義としてみなされた場合
敬虔なクリスチャンはどう思いどう考えるか
神様とはなんぞとか
神父さんは良い人であるのか
はたまた教会とはどんな役割や利権を持つのかetc
こんな見方もおもしろいかもですが

処女であるマリアの可愛い恋心。
魔女の前に女の子なのですよ〜
アルテミスはマリアの10年後の姿を模してるらしいですが
…変わり過ぎじゃないのだろうか…

痴女名言も多いし、処女と童貞言い過ぎですが
キャラデザや音楽も良いし楽しみながら見ています。

9話 キリスト教というか宗教に対しての知識が問われるかと。
主に考え方ですが、アリストテレスやカント、ユングやニーチェ、デカルト
この辺と旧約聖書あたりを知ってれば言ってる意味がわかるかと。
別にわからなくてもいいとは思うけど、無神論・神の存在について
神学を学んだ人ならより楽しめるかな。
マリアが本質を言ってしまったが故に混乱が生じたのです。
無駄に賢いとあんな風になるのですね…足に口づけは従順の証。

視聴後の感想

見て良かった。
最終回で良い話だなーで終わって、後味さっぱり爽快です。
見終わった後に緑の風が吹いたような気さえしました。
確か漫画は全3巻だったとおもうのですが
3巻でこれだけ良質のものが作られるのであれば
アニメ化に踏み切ってもいいような作品がもっと沢山あるんではないかと。

ベルナールは残念でしたね。
考えが時代と合わないというか、その時代にあっては困る思想です。
数世紀後だったらなんとか良かったかもしれませんが
教会や神々にとってはなんというか…都合の悪い…ね。
個人的にはあの書物読んでみたかったです。

ジョセフがヨセフにしてあるのかなとか
処女受胎とか聖書をリスペクトしながら作られているのに好感持ちました。
ナザレのヨセフなのかなとか
新約聖書にはマリアが多数出て来るので(;´∀`)

イエス・キリストの母マリア
マルタとラザロの姉妹であるマリア
もう一方のマリア
ヨハネ・マルコの母マリア
ローマのマリア
「マグダレネ」(マグダラ)とも呼ばれるマリア
(「マリア・マグダレネ(マグダラのマリア)

マグダラのマリアはイエスと結婚していたとかって話があるけど
元旦那はジョセフだかヨセフだかだったような(ウロ)
どのマリアなんだろう?と思ってみるとより面白いかもしれませんね。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 65
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

マリアの信念<少しだけ追記>

むかーしむかーし、あるところにフォークに乗った魔女がいました。
魔女は争いが嫌いで、来る日も来る日も戦場をぶっ壊していました。
ある日、神の代理人ミカエルが降臨し、秩序を乱すものとして魔女を罰しました。
しかし、傷ついても魔女は信念を曲げることはありませんでした。
魔女の名前はマリア。
そう、聖母マリアと同じ名、そして同じく処女なのでした。

マリアには、気になる人がいました。
その名はジョセフ。
マリアの清廉さに気づき、ことごとくマリアを守りました。
彼もまた、マリアに対する思いを曲げることはありませんでした。
様々な困難を乗り越え、そして・・・。

何故マリアは、争いが嫌いだったのか?
その理由は定かではありませんが、これだけは言えます。
マリアは人を憎むことはありませんでした。
人の醜い行為を憎んだのです。
マリアは人の中に神を見たのではないでしょうか。
それ故に、絶対的な神にも反抗したのです。

神の名のもとに行われる人の醜い行為。
その解決には、まだまだ程遠い。
人の中にこそ神が存在すると思うことにより、解決すると信じたいです。

<漫画(外伝)を読んで>
{netabare}キャラデザが異なり、魔女らしくまがまがしい面持。
アニメの方は萌要素が入っていて、かわいいです。

前日談のビブ編、自由奔放無鉄砲なビブが描かれています。
マリアがビブの危機を救い、ビブはマリアを友達として意識。
命を投げ出してまで戦うビブの行動の理由がわかりました。

後日談のエゼキエル編、転生後のかわいいエゼキエルが描かれています。
ミカエルも気にかけていた様子。
幸せな母娘関係のようですよ。{/netabare}

投稿 : 2025/04/12
♥ : 58

67.8 3 キリスト教で教会なアニメランキング3位
フランダースの犬(TVアニメ動画)

1975年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (124)
640人が棚に入れました
ベルギーのフランダース地方の小さな村。ネロ少年は、牛乳運びの仕事をする祖父ジェハンを手伝いながら、貧しいながらも幸せに暮らしていた。彼のささやかな夢は、絵を描くことと、いつかルーベンスの絵を見ること。ある日、ネロは主人に酷使され捨てられた犬、パトラッシュを介抱し、共に暮らすようになる。

声優・キャラクター
喜多道枝、一龍斎春水、桂玲子、及川ヒロオ、大木民夫、中西妙子、駒村クリ子、菅谷政子

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

泣けるアニメは数あれど

ラスト、ほんとに泣ける

号泣とかじゃなく、じんわりポロリと泣けてくる(;;

現代の子供に見せたいアニメのひとつです。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 42

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最終回を一緒に観た人の言葉が忘れられない

十数年前に、

「フランダースの犬」を編集し
数時間程度に収めた特番を観た時にあった話。


主人公ネロと愛犬パトラッシュの一生を
ナレーション解説とともに送る番組。

私は視聴済みだったので他のことをしながら
懐かしんで「うんうん…」なんて頷いてました。


一緒に居た人が興味をもったようで、

「これは誰?…へぇーそうなん?ほなコッチは?」

なんて風に私に色々聞きながら観ていたのですが


その日はポカポカ陽気のお昼で、

隣に居た人はいつの間にかウツラウツラとして
中盤くらいからは寝てしまっていました。


そして物語も進み

わたしがラストシーンに少し涙ぐんでいると

「ハッ!」と起きたその人が一言。


「…あ~っ……

“ネロ ネロ”言うから寝てもーたわ!」



そう言って、もう一度眠り始めました。



あの時どうツッコんだらよかったのか

いまだにわかりません。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

多分、ラストシーンだけ観た人と、全話観た人の差が日本一のアニメ(笑)

やはりこの時代にしては、子供向けアニメで(ネタバレで隠すのもなんだがw){netabare}主人公死亡エンド{/netabare}にしたのは、新しかったのかな? 今の深夜アニメなら全然有り得る展開だろうし、逆に、今の子供向けアニメなら絶対に許されない展開だろうね。

内容は多分誰も興味ないだろうから、トリビアをw

①原作では、ネロは15歳のイケメンで、女の子からもモテモテなプレイボーイ→だから、娘に手を出されたくなくて、コゼツ(アロアの父)はネロにツラく当たってたらしいです。

②「フランダースの犬」のパチンコ版があったらしい。その時の確変演出が、例のラストシーンだったため、パチンコしている人達から{netabare}「逝け! ネロ、死ね!」{/netabare}という言葉が聞かれるようになり、あまりに酷いので、その後は世界名作劇場はパチンコ化はされなくなったとか(てゆうか、よくフランダースの犬もOK出したよねw これが母を訪ねて三千里なら、確変演出も問題なかったかもw)。

投稿 : 2025/04/12
♥ : 23
ページの先頭へ