カーアクションアニメ映画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のカーアクション成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月03日の時点で一番のカーアクションアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.5 1 カーアクションアニメランキング1位
レッドライン RED LINE(アニメ映画)

2010年10月9日
★★★★☆ 3.9 (154)
658人が棚に入れました
エアカーが四輪に取って代わる遠い未来、“宇宙最速”の座を賭けた5年に一度の祭典、REDLINEの幕が開ける。極限までスピードを追い求める主人公JP。子供の頃から表彰台に立つことを夢見てきたジャンクショップの娘ソノシー。そして戦車さながらの武装改造を行う個性豊かなライバルたち。そんなレーサー達の前に、無断で開催地にされた軍事国家ロボワールドが武力行使もいとわぬ姿勢で立ちはだかる。ルール無用のデッドヒートが展開する中、天才メカニックにして親友のフリズビーがチューンした愛車を加速させるJP!果たしてREDLINEを制するのは誰なのか!?

まりんこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

白い紙+鉛筆 の 威力 !

白い紙+鉛筆×クリエイター=無限の創造性って事が再認識出来たなあ、と思います。
単純にアニメーションという技法で見るだけでもすごいので、好きな方はご覧になって損はないと思います。
ドラマを求めている方には、あまりお勧めしません。

▼ストーリー / 3.5
ものすごーく長いストーリーの中の、ラストだけを映像化したというのは納得です。複数回見たのですが、設定やストーリーなどをきちんと拾える構成にはなっているし、演出もなされていますが、ストーリーだけで見るなら駆け足感はちょっと否めず。
アニメやSF、もっと言えば映画を見慣れていない人は、もしかすると置いてかれちゃうかも知れません。
初回鑑賞でちょっとひっかかるダイアログもあったので、3.5。全体的にはよく出来ていると思いますが、人物説明などはどっちかというと絵の勝利な気もするかな?

▼作画の評価 / 5.0
これは待ったなし、5つ星で。
制作期間を考えると当たり前なのかもだけど、作画崩れを心配するとかっていうレベルではないです。
劇場のあんまり前の方だとキツイかなあ?
よく動くし、色彩も印象的です。
人物の動きなども、デフォルメを上手く使っていきながら、キャラクターも映し出しています。もちろん表情も描いているわけだから、”絵”が映画の課題のほぼ全てを解決していくという意味で、すごい作品だと思います。

▼声優の評価 / 4.0
役者さんたちの「声優」としての実力は、それぞれなんだとしても…
よくキャスティングされているな、というカンジです。声優にこだわらず、人物のイメージに一番近い人を、それでいて話題作りにもなる人をアサインしていったんだなあ、と。
個人的に、お一人だけ、声の仕事はテクニック的にキツかろう!と思ったので、ちょっと点数下げました。

▼音楽 / 5.0
こう考えるとPVみたいな映画でもあります。
海外の映画監督は、PV出身の人で、音楽と画をビタッ!と合わせて演出するのが得意な人が多いですが、REDLINEもそういう意味で気持ちいい作品です。狙って合わせてる。通常だと作画が先だと思うのですが、音楽制作とどうやって並行してたんだろう?

▼キャラの評価 / 4.0
エッジが立っているキャラクターばかり。
画+キャストで、”イメージ”から人物がうわーっと伝わってきます。先述しましたが、動きにも性格が出ていますし。
ただ、あまりバックグラウンドなどを紹介している時間がないので、深く掘り下げて同一化して…という余裕はなかったかな。
視点の問題で、JPにはちょっと深入り出来…ないこともなかった、と思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13
ネタバレ

アイコン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

車のスピードが速くなると人の手は伸びるらしい

マッドハウス製作のオリジナルアニメ。
と言っても、どこかからかき集めたような
設定やストーリー展開なので
目新しいものが見たい方には物足りないかも。

これ、オマージュが多いようで。
自分は全然分からなかったのですが、
どこかにいたようなキャラは
作中で時々見かけました。
分かりやすいやつだと、
千と千尋のかまじぃとか?
なので、アニメが好きな人には
そういったネタに笑えるかなと
思いますが、自分は全然分からなかった(笑)
もっと勉強します。

ギャグが面白いです。
オマージュネタが分からなくても、
キャラがかなり個性的な人ばかりなので
皆バカで笑えると思います。
ネーミングもなかなかいい。
ゴリライダーとか(笑)

内容は、なんでもありのカーレースと
言った感じ。
車にミサイルとか武器を搭載してるわ、
空飛ぶわ土の中潜るわ
水の上を走るわ変形するわ
もうなんでもあり(笑)

主人公はそれが嫌いなようで、
普通の車(トランザム)を改造して
武器などは一切使わず、
ニトロのような加速燃料だけを
搭載して戦います。
このトランザムがかっこいいのなんのって!!
マッスルカーは素敵です。
まぁ、最後大変なお姿になってしまいますが(笑)

設定はありきたりかな?
宇宙規模のレースとともに
色んな陰謀やらなんやらがあって、
そんな中で主人公たちがそんなの
お構い無しに車でドンパチして……みたいな。
取り敢えず、ノリが大事なアニメのようなので
世界観は気にしない方が身のためかなと(笑)
ぶっ飛びすぎてなにも言えません(^^;

なんかこれ見てるとき、「スピードレーサー」って
海外のリメイク映画がすごいちらついた記憶。
すいません、私的なものなので気にしないで(--;)

展開はというと、うーん……って感じ。
個人的には、もっと走ってほしかったかも。

{netabare}なんか変な怪物を登場させたところから
疾走感がかなり減って、なんかどうでもよくなってくる。
怪物の設定いるのかなぁ?{/netabare}

ストーリー性を持たせるのはいいことなんですが、
その割にはラストが急に終わっちゃうんですよね。
尺足りなかったの?みたいに。
もっと後日談みたいなものがほしかったです。
{netabare}でもフライングキスは素敵(笑){/netabare}

演出はというと、これは素晴らしい!
どこにでもありそうな設定を、
独特な色づかいやシュールなギャグ、
そして迫力のすごいレースシーン。
綺麗すぎる作画にぬるぬる動く絵。
アニメらしいアニメだったなと思います。
ラスト、ラストをしっかりしてほしい(^^;
それだけは本当お願いします。
でも、物凄く努力して作られたのだろうなと
言うのが一目見て分かる作品。
この尺でこれだけ詰め込んだのにあまり
ごちゃごちゃしないのも不思議。
CGも作り込まれていて、
特にレーサーインタビューのシーンはヤバイ(笑)

音楽は耳に残るものはなかったものの、
かっこいいものばかり。
スタイリッシュなテクノBGMで、
レースをより熱くしてくれる。

声優は……上手いけれど、
声優さんつかってあげようよと思いました。
浅野さんはあまりあってない気が……。
もっとうまい人がいたのでは?と思います。
キムタクと蒼井さんは結構良かったですよ。

そんな感じですかね。
娯楽作品としては
かなり楽しい作品となっております。
ただ、キャラクターは人によっては
毛嫌いするような容姿なものが多いし、
まさかの桃色の突起物(笑)が
写るシーンがあるので、
家族やらと団らんして
見れる作品ではないかも(^^;
友達と見て楽しむぐらいな感じで。

自分はこの作品、
ちょっと物足りなかったです。
目新しさは別として、
疾走感が期待してたより薄かった。
もっとぶっ飛んだバトルを想像してたので
不完全燃焼なのが残念かなと。
まぁ、期待しすぎてたのも悪いんですけどね(笑)

でも、ラストのゴールラインを切る前の
ぶっ飛んだ駆け引きは必見(笑)

{netabare}車でゴールしなくてもいいんだ(笑){/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

おふとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

燃え尽きるほどヒート!ニトロ加速命の爽快カーアクション。

『  ずっとずっと未来の話  車が四輪を捨てエアカーに移行する時代に
失われていくその魂にこだわり疾走する  愚か者たちの物語  』 (冒頭より)

2010年公開の劇場作品。普段アニメ観ない層でも問題なく観られる一般向け映画(だと思う)。

アメコミにありがちな世界観とキャラデザイン、どぎつい色使い、気味が悪いほど動く作画、
勢い任せの大雑把なストーリーラインに、見た目超個性的で脳筋揃いのキャラクター達etc・・・
これが国産アニメとは思えないけど、しっかり国産手書きのマッドハウス製作SFカーアクション。

はっきり言ってカーアクションはあまり好きなジャンルではないのですが、スタイリッシュなBGMと、
なんでもありの無茶苦茶なレース展開だけでえらい楽しめましたし、ジブリ系やルパン・AKIRA等
のオマージュが作風に妙にマッチしていて、細かいところでも笑かしてもらいました。

カーレースと言っても頭文字Dみたいなのと違ってドラテクや駆け引きなど関係なし、ミサイルや
実弾で相手を妨害しつつニトロ加速に命を掛けるだけ。 作品を覆う空気は「馬鹿」の一言。
真面目(?)に走ってるのは主人公のJPぐらいで、あとはマシンがロボットに変形したり、ホバー走行したりと、どの辺が「失われていく四輪の魂」にこだわってるのかさっぱりわからない(笑)
正直レースの体を成していない部分もあるので、「馬鹿のお祭り」と思って観てれば間違いないかと。

キャラ・ストーリー・レース、みなお馬鹿だけど、ノリだけで楽しめるハリウッド的な軽快さ&軽薄さと
クラブ系のBGMでグイグイ押してくるのが本作の特徴かな。
それとかなりストレートな恋愛も描いていて、終盤にかけてレースと共に盛り上がっていく・・・
要するにテンション上がっちゃうので、1人で観るよりは彼氏彼女と観た方がもいいかも。
(当然好みには個人差があるので保証はいたしかねます。)
単純ながら所謂デートMOVIEとしての機能も備えた作品だと思うんですよねコレ。
ED曲なんか「いかにも」って感じだし、キムタクと蒼井優のCV起用はその辺も考慮に入れてそう。

見所は冒頭タイトルコール前12分で描かれる予選「YELLOWLINE」(本選がタイトルのREDLINE)。
最近はCG技術の発達でSFを中心に実写の表現力が上がってますけど、「これを実写でできるもん
ならやってみやがれ!」と言わんばかりにアニメならではの表現力ってのをみせつけてくれました。
SF要素以外にも、キャラのオーバーアクション、カメラワーク、もう笑っちゃうほどアニメやってます。 

ニトロ加速時のパースというか歪みを効かせたマシン描写やデタラメな挙動は手書きだから可能なも
ので、CGで描いたマシンじゃ多分無理。背景画の動きだけに頼らず、手書きの利点を最大限に活用、
更にキャラの表情からマシンを構成する部品の揺れまで、ありとあらゆるものを「スピード」の一点に
集約して表現してます。 なるほど、こりゃ痺れるほどの爽快感。

本当は本選「REDLINE」のファイナルストレート勝負でもこういう演出観たかったのですが、
こちらはスピード感よりも「デートMOVIE」らしい、どことなく扇情的な描写を意識した演出。
これはレースだけでなく恋愛も描いている作品の性格上致し方なし、納得です。 
こういうのは終盤煽っとかないと、ね(*´∀`*)


なんでもあり設定の荒唐無稽さを、血圧ブーストしないで笑い飛ばせるなら、かなり楽しめる作品。
演出と音楽、或いはノリとテンポが良ければストーリ―は気にしないでアニメ観る方にはお薦め。
大画面且つ近所から苦情来るぐらいの大音量で視聴するのが吉。

逆に言えば、ストーリー重視の方にはただカオスなだけで、一々癪に障る糞アニメかもしれません。
ちなみに私にはこの作品のセンスというか馬鹿っぽさがどストライク。観てる間ニヤニヤが止まらな
かったので、レンタル視聴後すぐにBDとサントラ購入させていただきました。


以下余談

何かこの作品既視感あると思ってたら原作・脚本・キャラ原案が石井克人。
実写映画『鮫肌男と桃尻女』(99年)や『PARTY7』(00年)の監督・脚本やってた人で、
あのチープでお馬鹿だけど妙にスタイリッシュな作風が印象的だったの覚えてます。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7

68.6 2 カーアクションアニメランキング2位
頭文字D Third Stage(アニメ映画)

2001年1月13日
★★★★☆ 3.8 (198)
1109人が棚に入れました
ハチロクパンダトレノで走り屋に目ざめた高校生・藤原拓海。テレビシリーズ第1作では夏、第2シリーズでは秋が描かれたが、劇場版の本作ではその後の冬、高校卒業までの数か月が描かれる。走り屋として周囲の街にもその名が知られるようになり、拓海は数々のカーバトルの挑戦を受けていく。同時にすれ違いのままだった同級生、なつきとのラブストーリーも展開、進路の問題といった高校生らしい物語。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

流石に古さを隠しきれない、2000年当時の最先端3DCG

峠道で公道レースを行う現代の若者達の世界を、色々と美化した上で描くカーアクションシリーズの金字塔


3作目にして初の劇場版
スタッフは脚本以外ほぼ総入れ替え、制作スタジオはディーンに変更
そして・・・シリーズ中文句なしに最高傑作です


フルCGのバトルシーンにおいて、テレビシリーズでは背景となる峠道自体は平面上に描き起こしてカメラの角度で傾斜を再現して見せてたけど、今作はちゃんと丸々一個の【山】を形成し、背景としてます
そんな細かい仕事の一つ一つに手間がかかっているのは流石の劇場版


特にファンの間では永遠に語り継がれるであろう「空中に描くライン」のシーンは何度見ても笑ってしまいますw
下手なB級アクション映画やVシネを凌駕する演出の上手さでカッコよさ倍増


ただ日進月歩のCG作品の常で、当時の最先端も現代ではその古さを隠し切れないです


シナリオ自体は原作とは違うオリジナルの構成が楽しめ、当時シリーズ完結編として制作されただけにスタッフの本気が伺えます
てかぶっちゃけこれで終わりにしとけばよかったのに^q^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

高校卒業 そして "プロジェクトD"

2001年劇場版映画「頭文字D Third Stage」103分

1995年"しげの秀一"による日本の漫画を原作に作られた。

今のところ1期の1998年から2013年5月10日"5th"

1998年放送開始のTV版アニメシリーズ。第一期。全26話。
「エイベックス」の"アニメ制作事業"新規参入第一弾作品

テレビシリーズ「頭文字D Second Stage」全13話
OVA「頭文字D Battle Stage」
OVA「頭文字D Extra Stage」
アニマックスPPV「頭文字D Fourth Stage」
OVA「頭文字D BATTLE STAGE 2」
OVA「頭文字D Extra Stage 2」
アニマックスPPV「頭文字D Fifth Stage」
実写版。キャストは日本/香港/台湾等若手俳優を起用。

Third Stage=第3期でSecond Stageの続編。

"拓海"はドラテクやセンスは類稀で・・初めは乗気では無い
峠バトルで色々な人と出逢い、更に大きく"進化"し続ける。

車に乗るのは巧いが・・車に関する知識はまるで皆無だった
"拓海"が徐々に車について興味を示し、ランエボとの戦いや
86VS86では車の性能やバトルにも少し興味を持ち始めた。

劇場版は、その続きで「赤城レッドサンズ」の"高橋 涼介"に
「プロジェクトD」いう構想を持ち掛けられ仲間に誘われる。

誘いに戸惑いつつも"拓海"はその前にどうしても確かめたい
気持ちや、先ずはやらなけれないけない事が・・須藤 京一

拓海が唯一敗北した相手・・しかもその時にエンジンブロー
という悲しい経験をし、車の性能他色々考える切欠になった
相手"須藤 京一"とのバトルで更に何かを掴み取るのか?

"高橋 涼介"の誘いを受けるのか・・別の道を進むのか・・
学校では色々あって避けていた"茂木 なつき"との悩みも。

色々考えつつもぼんやりと答えを見つけようとする"拓海"
の前には新たなる挑戦者も・・

聞けば"拓海"の父・文太の昔のライバル小柏 健の息子・・

小柏親子
本拠地…栃木県日光市・日光いろは坂

小柏 カイ:声 - 神奈延年:SW20 MR2 G-Limited
突如現れた、いろは坂のダウンヒルスペシャリスト。
父親にカートの英才教育を受け、何度もレースで勝利。
小柏 健:声 - 有本欽隆

カイの父"健"は文太が若かりし頃に最大のライバルだった。


映像的には全体にデティールが向上して車の挙動や背景等も
リアルな雰囲気がました感じ。音楽の傾向は相変わらずA。
アングルやカット割りがフィルム映画を意識したのような?
丁度原作の物語が映画に向いたエピソードで恋にバトルにと
高校卒業前の如何にも青春という内容になってる気もする。

因みに峠のバトルで事故の描写もあるけど・・実際には死亡
フラグで・・基本凄腕集団ばかりで軽症で済んでる大前提。
たまにヘタレの事故もあるけど、その辺は少し描写が軽い。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

晩秋、路面に散らばる落ち葉を見ると日光いろは坂のバトルを思い出す……。

劇場版展開となったThird Stage。

前半戦は秋の栃木・日光いろは坂への遠征に挑む新生ハチロク&拓海のバトル中心。
後半戦は春に迫った高校卒業&“新チーム”への誘いを前に
進路、恋愛その他、色々な心の決着を付けていく人間ドラマ中心の構成。

『頭文字D』に関しては、初期の型遅れのハチロクが
秋名峠の下りでスーパーカーを負かしていた頃が一番面白かった。
との感想が散見され、私も正直そう思いますがw

私は本作の頃も十分面白いと思います。
リニューアルしたハチロクについても、まだ底を見せていない時期で、
敵地で繰り広げられる個性的なマシンとの激闘で
徐々に本性が明らかになっていく流れがシビれます。

モンスターエンジン、下に置くか?後ろに置くか?
ドライバーはもはや超人({netabare}鳥人{/netabare})ですがw
能力バトルみたいな超展開だけでなく、
ちゃんとマシン性能由来の論点もあって引き込まれます。

人間ドラマの面でも、四季の変化も取り込みつつ丹念に描写。
車は怪しげなルートから入れた諸々をちょちょい
積み込んで組み直せば数日で生まれ変る。
けれどマシンを操る生身の人間が抱える心の葛藤は、
季節を一つ、二つ経て、試行錯誤して“チューニング”しないと整わない。

落ち葉と共に過ぎ去った峠バトルから、
長い冬を越え、モヤモヤが晴れた心に光明が差していく……。
鈍色の秋空から、ラストの春にて本編とは異なる白を基調とした作画構成で、
眩しい新年度を表現したナイスパフォーマンスまで、
走馬灯のように一気に駆け抜けるドラマは劇場版ならではだと好感します。

そう言えばアニメ版は本作までで、原作は40巻辺りでリタイアしている私w
私が挫折したキッカケって、そう言えば、
{netabare}本作でもしのぎを削った小柏カイとの再戦で、
「藤原ゾーン」って何だよwって感じで私の読破エンジンが不調を来たし、
その内に作者の体調不良等による刊行ペースダウンが拍車をかけ、
気が付いたら途中下車していた……そんな記憶が残っていますw{/netabare}

シリーズも完結して、次世代が活躍する続編?コミックも始まっていることですし、
本作でも描かれた世代を超えて受け継がれる運命或いは因縁wに免じて、
私もいい加減、原作コミックくらいはゴールを目指してみようかなと思った……。
車にへばり付いた落ち葉を剥がして捨てた晩秋の朝……。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

89.7 3 カーアクションアニメランキング3位
ルパン三世 カリオストロの城(アニメ映画)

1979年12月15日
★★★★★ 4.2 (1253)
8151人が棚に入れました
人口三千五百、世界一ちっぽけなカリオストロ公国の田舎道をボロ車でドライブしていたルパンと次元はクラリスという美女を助けた。彼女はカリオストロ公国・大公家に残された最後の娘で、カリオストロ伯爵は彼女を強制的に妻に迎え、公国の権力をひとり占めにしようと狙っていた。クラリスはルパンに助けられたが、再度捕えられてしまう。

声優・キャラクター
山田康雄、増山江威子、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗、石田太郎、島本須美

ぶっかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

やっぱ☆5になっちゃったわw

はい、もう誰もがご存知の大泥棒三代目さんですね
TV放送でも何回もやってる。むしろ何回やってるのか教えて欲しい!
で、ここで一つ考えてみましょう
皆さんルパンの何を知ってますか?
「まともに知ってるのコレだけでした」って人、手ぇ挙げてみましょうか

……。。。シーン

意外とこれが、結構いると思うんです 
むしろほとんどが、そうなんじゃないでしょうか
思う所は多々あるでしょうが、これが『ルパン三世』の事実です
そして、この事実こそが『カリオストロ』の凄さを物語ります
これを除いた、ルパンシリーズに触れている人間が、実際の認識より遙かに少ないにも拘らず
キャラクターとして彼等一味は、現代に完全なる立場を築いています

常々思っていたのですが、実際に作品に触れた人の数に対して
彼等の今の立ち位置は明らかに異常です
が_しかし、『カリオストロ』に触れた人の数と、触れた結果どうなったかを想像した時
これがいきなり腑に落ちる
つまり、この作品には彼等の立ち位置の矛盾を、腑に落とすだけのチカラがある。
もうこの際ですからはっきり言いましょう…
他シリーズも見ていますが、私にとって『ルパン三世』とはこれだけです
宮崎駿の手腕によって、類を見ない完成度を誇る作品ですから
視聴に費やした時間が無駄になることはありません
無駄になったとしたら、それは作品のせいではありません
そう言うことだと、私は思います




投稿 : 2024/12/28
♥ : 23

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ロマンスを感じます

「スタジオジブリ」制作ということもあって、ルパンアニメというよりはルパンのキャラクターを使ったジブリアニメといった作品。
アクションは「ルパン」、ヒロインは「風の谷のナウシカ」、世界観とストーリー展開や悪役に「天空の城ラピュタ」といったような要素を感じ、ルパンアニメとしてもジブリアニメとしても最高傑作の名の相応しい作品になっています。
この作中のルパンはいつものルパンさはあまりなく、紳士的ヒーローでとてもかっこ良いルパンが見れました。
またいくつかの名シーンや主題歌の「炎のたからもの」はとても感動しロマンスに酔いしれました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13

ワタアメ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ルパンとパヤオがであった・・・

まあ言わずもがな最高ですよね。ってより元々ルパンが最高でそこにジブリっつう味の素足したら、あっこれけっこう旨くない!?ねえやってみ。ほらかけろって1回でいいからさ!なっなっ そういう事です。まあ2回かけたんですけどね。
ルパンはカリオストロ。っていうあなた。これをきっかけにルパンシリーズを見てください。シリーズ1だけでも良いものですよ。そうすると1年に1回ある新作ルパンのTVショーがより楽しくなると思います。
とっつあ~ん

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

61.8 4 カーアクションアニメランキング4位
新劇場版『頭文字D Legend1-覚醒-』(アニメ映画)

2014年8月23日
★★★★☆ 3.6 (71)
380人が棚に入れました
「頭文字D」は天性のドライビングテクニックを持つ藤原拓海を主人公に、公道最速を目指す走り屋の若者たちを描く物語。新劇場版は3部作として制作され、監督を日高政光、脚本を関島眞頼、音楽を土橋安騎夫、アニメーション制作は3DCGに定評のあるサンジゲン×ライデンフィルムが手がける。

声優・キャラクター
宮野真守、中村悠一、小野大輔、白石稔、内田真礼、平田広明、土田大、諏訪部順一

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「土曜の夜、あのクルマで赤城最速とかほざいてるガキを軽くひねってこい」 19年の時を経て遂に完全なアニメ化! 名作の再誕である!

いわゆる「公道バトル」を題材にした作品としては最も知名度が高く、かくいうオイラも中学生の時にこの作品に出会い“根本的な人生観そのもの”を変貌させてくれた作品です
度重なるアニメ化、そして2013年の原作完結
しかし超人気シリーズの肩書きに恥じることない【完全なアニメ化、究極のリブート】を成し遂げてみせた“新劇場版三部作”の第一部です


改めてこのシリーズの人気ぶりが伺えるのが、観客の実に半分が40代以上の男性
普段アニメ映画等まじまじと観ることも無いであろうオジサンだったことです


原作で言えば95年連載開始当初のコミックス第1~2巻
アニメで言えば98年放送の通称『1stSTAGE』の第1~5話
所謂『VS FD3S』編だけを最新の映像技術と新しい解釈で見事に62分の映画にしております
基本構成や大まかなセリフ等は原作通りですが時代背景を少しだけ現代寄りに修正して携帯電話が頻繁に登場していたり、登場人物のファッションもお洒落に直されています
(それと3部作がシリーズ後半を描かないことを示すかのように「なつきパパ」がオミットされました)


アニメ化される度に入れ替わるスタッフについては、初代『ポケモン』の監督で知られる日高政光が起用され、トゥーンシェードやコマ抜き等でCGアニメのアンチハイテク化を第一線で実践してきたスタジオであるサンジゲン&ライデンフィルムが制作しております
また、自動車の音の収録などに携わっていたプロドライバーの土屋圭一と氏が編集長を勤めるホットバージョンが抜けて初音ミクGTなどのグッドスマイルレーシングが監修に携わっています


今回とにかくこのCGが凄い
これまでのアニメ化では無機質な自動車が当然の如くCGで描かれることで“メカっぽさ”が強調されていて、それがまたこの作品の味でもあったのです
が、しかし!
今作のトゥーンシェードの技術はこれまでとは全く別次元の代物であり、完全に作画に溶け込んでいて「手描きなのか?」と疑うレベルの完成度です


コレに加え原作者、しげの秀一の作風でもある走行する自動車の微振動や気迫を伝える無数の小さな効果線
空気中に漂う塵を示すインク汚れのような無数の点
それとドリフトする駆動輪から後方に放射される白煙や時間差で地面から噴き出す衝撃波


これらエフェクト類を見事再現することによって15年以上続くアニメシリーズの歴史においても今回初めて“まんましげ秀の絵が動いている”という感動的快挙を達成しています
オイラがしげ秀が同ジャンルの他の漫画家と一線を画す理由は何よりその【圧倒的画力】にあると思っているのでこれは素晴らしいことだと思いますね
(ちなみにしげ秀と楠みちはるの二人は絶対にアシにクルマを描かせないらしい、自分で描かないと気が済まない漫画家はこの二人だけ)


スタッフと一緒に今回初めてキャストが一新されたのが大きな話題となっておりますね
(中村悠一さんと勝杏里さんは別役で出演されたこともありますが)
全体的に“若返り”が図られており、同時に放映当時から作品のファンだった世代へと橋渡しがなされたようです


これに関してはぶっちゃけオイラも前キャストの声が耳に染み付いております
それに前キャストになんの断りもなく、秘密裏にオーディションが進められたという新キャストのキャスティングは、正直やり口がよろしくないと思っておりました
そんなオイラの心配も他所に新キャストは独自の世界を形成していき、特に拓海役の宮野守、文太役の平田広明は素晴らしい
そしてなつき役の内田真礼、エロい!w
いくらなんでもこのなつきはエロ過ぎる!w
具体的なエロ描写は無いのにまーやタソの演技だけで完全なエロキャラに回帰してるなつき!必聴ですよw


そして何よりも拍手を送りたいのが音楽と音響です
旧シリーズではバトルシーンに『SUPER EURO BEAT』が挿入されるのが特徴でしたが、今作ではCLUTCHOをはじめとするミクスチャーロック系のバンドサウンドが随所に使用されており、どちらかといえば2005年に香港スタッフで制作された実写版に近いバトルシーンになっています
今となってはユーロビートに新鮮さは感じませんし、疾走感溢れる選曲にこの選択は大正解だったと確信しましたね


新たに収録がし直された自動車の走行音は劇場の音響で堪能すると迫力あってこれまた素晴らしい
旧シリーズもその点は頑張ってましたが今回は特にアツい拘りを感じました
FDがゼロ発進する際の「ぶぉん、ぶぁらららら・・・」って音が!ロータリーサウンドが!すげぇ!ホントにFDだ!とw







でも河村隆一のEDは要らない気がするんですがね(爆)


ついでにこのスタッフで是非『湾岸ミッドナイト』もリブートしてくれないすかね???(´・ω・`)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

聖域のカルナバル

原作と先行作は未見。


何とも懐かしい気分にさせるアニメだ。

懐かしさの源は、登場する旧車に由来するものではない。四輪に興味なく過ごしてきた者にとっては、これらの車さえ「最近の」車種に感じるくらいなのだから。

原作マンガの連載が開始されたころには、このような「ハイスピードで車やオートバイを走行させる」ことが自己実現に直結して疑いをもたれないマンガやアニメ作品が多数あったな、と思い起こさせるからだ。

経済誌などで「若者の車離れ」といった記事が時折見受けられるが、高性能車の生産数や売れ行きからすると、その種のマンガの衰退にも一定の根拠があるかもしれない。
その意味では、高速走行の「価値」について自明のものとして疑問を持たない「走り屋」に対して、今一つ納得がいっていない主人公の序盤の立ち位置は、現代では、導入として有効に作用しているようだ。

彼等の信じる高速走行の「価値」は、限界のスピードを求めて究極には死へと行きつくだろう危険な領域へ不可避に引き寄せられる、精神分析的な「享楽」や「死の欲動」と関係づけて見られることが多いようだ。
それは「若い者は危ないことが好きだから」といったドクサと重ねられて納得しやすく感じられるが、幾多の「走り屋」もののフィクションが大量の読者に支持されていた理由としては、少し不十分に感じられる。

確かに、かつての「走り屋」ものの背景には、高性能車が一定数売り上げていた事実があるかもしれないが、それでも当時の読者のすべてが高速走行を実践していたわけではない。

現実にはファミリーカーで安全運転する、さらには免許を持たない年少の多数の読者が、それでも「走り屋」ものの作品を支持していたのは、「高速走行の享楽」以前に、さらに根源的な欲望、乃至は志向を、広く共有していたためではないかと思える。

そう、車やオートバイを、手足のように「自在に操る」、という志向が老若男女を問わず共有されていたのではないか。
特に若年の男子にとっては「運転が上手」というのは異性への大きなアピールポイントであったように記憶しているが、これは女子にとっても「自在に操る」志向が共有されていたからこそアピールとして有効であった為だろう。

本作のようにハイスピードでのバトルが主として主題になるのは、「自在に操る」という要素が、高速走行という領域ではより先鋭に現れてくるためだ。

この志向は、自動車の「力」を自分のものとして一体化したい、という欲望に根拠づけられている。
高速度で長距離を移動する「力」は、移動する行動の「力」であり、思うままに移動する時間的な「力」でもある。
これらの力を取り込むことによる、「自由」の拡大への欲望が、車への欲望の原点だ。

例えばオートバイに乗り始めた高校生は、行動範囲が劇的に拡大する。成人から見ればなお小規模な範囲とはいえ、通学経路とその周辺という生活圏とは無縁の場所へ容易に到達することができる「力」は、乗る者と乗らない者で、可能な行動圏に100km単位での差を生み出す。

四輪ともなれば「誰かと共に」移動する「力」がさらに加わるだろう。

主人公が、同級生の少女と海へ出かける事で車の「力」をぼんやり自覚するエピソードは、やがてハイスピードのバトルへ向かうであろう決断が同根源的だと暗示する、実に巧妙な描写となっている。

晴れ舞台ともいえるバトルのステージが「峠」であるのも、二重三重の意味で暗示的だ。

終幕、激しいダウンヒルの最中、主人公は集まったギャラリーの熱狂ぶりを見て「走り屋」の世界へ踏み込むことをぼんやりと受け入れる。
傍目には限界ギリギリに見える高速走行の中、ミラーに映るギャラリーに視線を止めて物思いにふける描写は、主人公の余裕とその天才性を巧みに表現するものだが、それだけにとどまらない。

通常、「通過する」場所である峠は、そこを目的地として公共交通機関を使って到達することが困難な場合が多い。
不可能ではないだろうが、極度に時間的な制約を受けるのは間違いないし、場所によってはやはりどうにもならないことさえある。
まして、夜中ともなれば。

そう、主人公が目にするギャラリーがそこにいるためには、彼ら彼女らもまた、車に乗っていることが必要なのだ。
車という移動の「力」を持つ=行動の「自由」への志向を持つ者でなければ、その場に立つことはできない。

こうして「ハイスピードで車を操作する」者たちを中心に、同根源である志向を共有する者が、いや、共有する者「だけ」が選別されて集うことのできる真夜中の「峠」という場は、一種の聖性を帯びることになる。
客観的には単なる違法走行会である「バトル」は、この「聖域」においてタブーを侵犯する「祝祭」として昇華され、集った者たちの情熱が蕩尽されてゆく。

この聖域の祝祭としてのバトルが共有されていたからこそ、かつての「走り屋」は高速走行で自己実現し得ていると疑わなかったのだろう。

本作は二重三重の暗示を重ね、その「祝祭」性を巧妙に表現しているといえる。



若者の車離れといった記事がどれほど妥当なものかはわからないが、現代でこのような「祝祭」は共感されるのだろうか。
それとも違法走行会に過ぎないと、その志向は理解されずに醒めた視線が向けられるのだろうか。

いずれにせよ、まずは多くの視聴がなされなければ判る事ではないだろう。

当代の人気声優たちの吸引力に期待したい。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

新規ファンも増やすチャンス

 攻殻機動隊ARISEシリーズでも同じ問題がありましたが、個人的には今作も頑張っていたと思います。もちろん前の声優さんへの思い入れはかなりありますが、ほぼスムーズに交代が果たせていると思います。「あのキャラクターはあの声優さん以外ありえない」と思っていた登場人物でも、案外受け入れることができました。

 その声優陣の中では、高橋啓介役の中村悠一さんの演技がダントツで素晴らしかったです。前任の関智一さんによる細かい感情の揺れ動きも半端ないものがありましたが、それに匹敵していると思います。あと内田真礼さんも、茂木なつきのウザさ(笑)を上手く醸し出すことに成功していると思います。

 そしてこの作品最大の関心事である車の描写ですが、非常に面白いものになっていました。今まで以上に2次元との馴染み度が増していると共に、原作漫画独特の表現が上手く使われているなと感じました。少しジョジョアニメっぽい(笑)!?

 あと地味に気が付いたことは、スマートフォンが出てこないことです。これは多分、スマホでバトルを動画撮影できてしまうと、頭文字Dという作品の根本的なバトル演出が変わってしまうからなのでしょう。あくまでバトル状況は、携帯電話の音声情報のみで把握するというわけです。

 Legend2以降も期待が持てそうです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

72.5 5 カーアクションアニメランキング5位
名探偵コナン ゼロの執行人(アニメ映画)

2018年4月13日
★★★★☆ 3.8 (140)
819人が棚に入れました
東京サミット開催の地となる東京湾の新施設「エッジ・オブ・オーシャン」。サミットが開催される5月1日には、2万2千人もの警察官が出動するという超巨大施設で、ある日突如大規模爆破事件が発生!そこには、全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織・通称「ゼロ」に所属する安室透の影があった。サミット当日ではなく事前に起きた爆破事件と、秘密裏に動く安室の不可解な行動に違和感を禁じ得ないコナン。その時、現場の証拠物に残された指紋が、かつて警視庁に在籍していた毛利小五郎の指紋と一致してしまう!これは何かの陰謀なのか。小五郎の逮捕を巡って敵対し始めるコナンと安室。果たして謎の存在・安室透は、敵なのか、味方なのか? 「極秘任務」のカウントダウンは、既に“その時”へと動き始めていた―。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹、上戸彩、博多大吉
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

連載再開、TV放送898話、そして「ゼロの執行人」へ。

(未視聴の方は映画館に直行が一番!)


本作は、“真実を暴く者VS.正義を貫く者──魂がぶつかり合う極秘任務ミステリー!”の触れ込みで公開。
劇場版第22弾の、本編でも重要なポジションである人物「安室透」通称「ゼロ」に焦点を当てたストーリー。

公開してすぐ(2日目)に行ったので客の動員数も凄まじく人でごった返し、上映中の映画で一番人気がありました。
実際劇場に朝イチで行った時には先まで席は埋まっていて、予約席をとってなかったので泣く泣く次の上映にw

今回感じたことが、子供連れで見に来る映画なのか?なんて感じました。子供を意識したポイントや工夫はいくつか
あったものの“真実を暴く者VS.正義を貫く者―― の見出し通り《警察、公安警察、弁護士、検事》が中心の話。
専門用語や各組織の難しい仕組みが入るために、大人は大丈夫(?)ですが子供は100%で楽しめないでしょう。

とはいえ見せ場もありかなり楽しめました。ストーリーで個人的に何箇所か引っかかりましたが、アクションは
年々パワーアップしていて特に今回はすごい。子供も、内容はあやふやでもその点で楽しんでいたかもしれません。
子供向けじゃないのは逆を言えば落ち着いた雰囲気だったということ。人によっては最高傑作になる気がします。

ネタバレ一切したくないのでこのへんで。



~愚痴~

劇場で隣の席の兄ちゃんが口臭キツイわ携帯いじるわで◯してやろうかと… やっぱり公開すぐの昼間はダメだw



《どうでも情報》

名探偵コナンの最新話を見逃したら〈ytvオンデマンド - 読売テレビ〉のアプリから試聴することが出来ます。

〈PCならコチラ↓〉
ytv MyDo!|読売テレビ公式無料動画

https://www.ytv.co.jp/mydo/

特別番組が上記サイト内で公開しています。
劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」公開SP今作のキーパーソン、安室透の謎!

でも、本編を見てなくて「安室透」を知らない人にも映画冒頭で説明がありますし、観なくても大丈夫ですよ。


《ネタバレあり感想》
{netabare}
アクション映画俳優、江戸川コナン!劇場版「相棒」でした(笑)

櫻井武晴が脚本やってて、TV版や今までの劇場版でも書いてる人でしたね。あと刑事モノ(相棒など)を書いてる
脚本家で、完全にテーマやドラマ展開が劇場版相棒。ネット犯罪も規模も犯人の動機もそれっぺぇなあと(笑)
相棒映画はテロ屋出すの好きですよね。

今回は小五郎のおっちゃんが捕まるし、蘭も空手やらない。警察のいつもの面々はポイントで活躍してましたね。
高木刑事が公園でコナンと密会してシリアスやってる時とか結構好きでした。高木くんいつか巻き込まれそうでw

あとガンダム声優がまた増えて、こんどはカミーユ(風見裕也)でしたねwもう衛星落下がコロニー落としにしか…
本編でも風見裕也は出てくるんでしょうか?協力者のくだりなど、国家権力に対して危険な台詞が多い気がします。
ドラマの脚本家らしいです。一般層客向けな、上司や会社やら国やらにムカついてる人のための脚本ですよね。
そこはちょっと狙いすぎてて嫌だなと思った。あと、この脚本家さん、新一と蘭とのイチャイチャ書くの苦手そう。

ゲスト声優が喋ってる時、下手すぎてしかめっ面ですわ。これほどヒドイのは業火の向日葵以来かもしれない?


ちなみに。。

公開前にコナンファンの方から本放送の最新話で前日譚があるから、それを観たほうがいいよと言われ観ました。

第898話「ケーキが溶けた!」事務所の下にあるポアロで起こる、なんてこと無い事件が見事に映画に繋がる話。
ポアロで出すケーキが冷蔵していても溶けてしまう。問題は横にあるネットを介して遠隔操作できるポッドの蒸気が
タクシーの無線と混線した結果、誤作動をお越し冷蔵庫の吸気口から入ってしまっていたことだったという話。
博士の研究所でも動かしてないはずのドローンが、家の横をタクシーが通った時に誤作動で壊れてしまったりと、
本編で使われたトリックやドローンなど、映画の為に書き下ろされた話で劇場でテンション上がっていました。

あと、「ふうん・・キミは大切な人のためならどんな捜査でもするんだ・・」と笑みを浮かべながら言う安室さん。
映画のラストシーン、コナンを本気にさせるためだったという台詞に繋がって、ウヒョー!とテンション爆上がり
ここが今回の事件に巻き込むと決めたキッカケになっていたのですね。安室さんは手段を厭わない感じが好きです。

「博士って・・キミに面白い道具を作ってくれるあの博士?」「う・・うん?」「そお(ニッコリ)」も、
博士にグリーンバックで合成してもらい、ドローンを落下する衛生にぶつける作戦へとつながっていました。

「安室さんって・・ケーキが崩れた原因じゃなくて、崩れないケーキのレシピをずっと考えてたの?」
「そうだよ?だって、それがボクの仕事でしょ?」ここもですかね。探偵と公安警察の違い。怪盗と探偵みたいなw

東京サミットの回覧板は言うまでもないですけどね。ラストで映画の最終決戦の舞台を映してフェードアウト。

福山雅治のEDが流れた時に妃英理(蘭のお母さん)がメシマズで小五郎のおっちゃんと喧嘩になる日常の一コマ。
安室さんが察して898話で出たポアロのモーニングで出してる特製のミルクトマト煮を持ってくる。細かいですね~。
半熟ケーキもあったかな?覚えてないや。

他に何か気づいた人教えて(*´ω`*)


映画ラストのアクション、やり取り、コナンの問いに対しての安室さんの台詞は素直に好きだと思っちゃいました。

ラストのメチャクチャな一連の流れ含め印象に残った映画。
{/netabare}

うん!面白かった(*´艸`*)(笑)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

都合良く使われる言葉 巻き込まれ迷惑する人たちのことも考えよう!

 TV放送とリンクしていたので、今年もコナンの映画見に行ったです。

 喫茶ポアロで、安室の作ったケーキが冷蔵庫で解けて崩れてしまった事件の解決後が、この「ゼロの執行人」になるです。

 安室が警備していた東京サミット会場で、爆破事件発生となるです。またお決まりの爆発だったです。それを事故として処理されないようにするため、僅かな証拠から毛利のおっちゃんを犯人にする展開です。
 コナンが欄のためにも、無実を証明しようと活躍する物語だったです。

 見つけられた証拠自体も後に、その展開に至るまでも硬骨に仕組まれたものなのは、コナンの活躍などで明らかになっていくです。

 今回の犯人は、最後の方になるまで前作と違い分からなかったです。

 その犯人にも関連して、この映画で後半よく耳にしたのが、「正義のため」にという言葉です。これを言っている人達の言葉は、自分たちの中だけの正義にしか見えなく、関係のない人も平気で巻き込んでいいとも取れてしまうことろが、アニメにしても許しがたく感じる面あったです。

 物語としてやや難しくも感じたのは、警視庁、検察庁、東京地検のあり方が毛利のおちゃん逮捕によって、それぞれの違いだったです。子供が見ても、こんがらがるとことがあるです。

 にしても、たった一人でこれだけの大規模な犯罪を行うことができたのも、劇場版のコナンならではだったと思ったです。
 この事件に絡む犯行の手口、IOテロ、匿名通信システムの利用が巧みであることが一般の人に真似できそうもない特殊な手口だと思ったです。

 最後に近づくにつれ、手口を通して、信じられない光景を見ることになるです。このピンチを救うのが、あの三人組だったりだけど、見てのお楽しみです。

 迫力あったのは、コナンの乗る安室の車のアクションシーン。安室のドライビングテクニックは、凄かったです。CGがうまく使われていたです。人間離れしたコナンのサッカーボールも凄かったです。

 上手くコナンが、安室に載せられたような結末だったです。スリリングにやや面白さと、キザったらしい安室は、正義正義と何言っているのか?正義の破棄違いをしているようで、訳が分からなかった気がするです。「これでいいのか?」だったです。

{netabare} 来年の予告もあるですが、アニメの主人公になってTV放送されたみんなの知っているあのキャラが、活躍するみたいです。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7
ネタバレ

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

真実を暴く者vs.正義を貫く者 魂がぶつかり合う極秘任務“シークレットミッション”ミステリー

2018年公開映画。シリーズ22作目。

今作はコナンと公安の安室透がメインで物語が進んでいく。

{netabare} しょっぱなすぐに劇場版名物の爆破が起きたのは笑ったw

ドローン飛ばしすぎなw

灰原が完全にお母さんポジになってた

探偵団の子供3人に一国家の運命託すとか正気かよw

安室さんのスポーツカーの速さと対等に進むコナンのローラースケートすごすぎ

安室さんの車もボロボロになってもあの最高速とかありえんわ

あと増強シューズって1日1回しか打てないと思ってたんだけど記憶違いか…

前作大活躍だった平次と和葉が一切出てこなくて残念でした

{/netabare}

個人的に今作は面白かったけど、正直前作のほうが好きでした

ちょっとね、学がない俺には話が難しかったですね…

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

72.3 6 カーアクションアニメランキング6位
劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>(アニメ映画)

2019年2月8日
★★★★☆ 3.8 (89)
386人が棚に入れました
裏社会ナンバーワンの腕をもつシティーハンター冴羽獠は、普段は新宿に事務所を構え、相棒の槇村香と様々な依頼を受けている。そこに、何者かに襲われたモデル・進藤亜衣がボディーガードを依頼にやってきた。美女の依頼を快諾した獠だが、撮影スタジオで更衣室を覗いたり、もっこり全開のやりたい放題…。亜衣がキャンペーンモデルを務めるIT企業の社長・御国真司は、なんと香の幼馴染。撮影現場で久々に香と再会した御国は彼女をデートに誘う。しかし、獠は香に無関心で亜衣にスケベ心丸出し…。一方、海坊主と美樹は傭兵が新宿に集結する、という情報を入手した。そして、傭兵達は何故か亜衣を狙うのだった…敵の正体を探る冴子が直面する巨大な陰謀!来日する大物武器商人・ヴィンス・イングラードと最新兵器――御国の登場により、すれ違う獠と香。シティーハンターは亜衣と新宿を護りぬくことができるのか!?

声優・キャラクター
神谷明、伊倉一恵、一龍斎春水、玄田哲章、小山茉美、飯豊まりえ、山寺宏一、大塚芳忠、徳井義実

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ターゲットは30代40代かな。 本編を知ってる人がより楽しめる作品!

「シティーハンター」が20年の時を経て帰っていた!!
それも、エンジェルハートではなくシティーハンターという形で!!
香がいる……

私自身は大まかなストーリーは知ってる、アニメや漫画を全て視聴した訳ではなくにわか勢だ。
全然にわかでも楽しめる作品ではあったが、シティーハンター大好きな人たちは私なんかよりも遙かに楽しめたのではないかと思う。

■懐かしの音楽
今作では、アニメ映画にしては挿入歌が多めの仕様だった。
しかも、それはシティーハンターで使われていた曲!!
これで上がらない人はいないでしょ!
全曲は知らなかったが、それでも熱くなった。

■物語はコメディの割合が高め
締めるとこはもちろんビシッと締めているが、全体を通して冴羽獠はもっこり~ってしてる時間の方が長かったと思う。
それがかえって、かっこいいシーンを際立たせてくれていた。
冴羽獠無双だった。

■キャッツアイとのコラボ
これも今作の魅力の一つだろう。
まさか、一緒に観られることになるとは……
ありがとうございます!!
他にも、海坊主やファルコンなども登場していた。

昔すごく好きだったな~って人には是非是非観てもらいたい。
そして、知らない人たちもこの映画きっかけで本編の方にも手を出して欲しい。
ちなみに、私の入場者特典は香でした。
どちらかといえば、獠がよかったかも……

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

おーいん君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あの頃のハチャメチャがそのまんま!

かつてのシティーハンターを見た事のある世代なら、本当に喜べる作品だと思います。

声優さんも、物語の構成も、そしてサプライズ要素まで!

見事だと思いました。

当時オンタイムや再放送で見ていた人なら、あの時のそのまんまを味わえて幸せな気分になれること間違いナシ!

かえって現代的な世代で、シティハンターを見た事の無い人には、嫌悪感を抱く内容かもしれません。(ちょっと過激な表現があります)

正直2020年の現在には即さない内容かもしませんね。

でもね、当時、一番モテたキャラクターがこの主人公なんですよ。

今風に飽きたら、つまんでみて欲しい作品ですね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神谷明さんとこだま兼嗣は最高です。

初期コナンを見て育ったものです。

この二人の布陣がまた、見れると聞き、読んだことも見たこともないけどこの映画を見てみました。

やはり、いいですねぇ
普段は三枚目だけど、決める時はイケメンになる。
こんな男になりたいものです。
まあ、感性が完全に昭和だ

そして、最後のサイバさんのセリフ
あー、こだま監督すきだよね
正直、くっさ!!と思いました。
伝えた方がいいと思うよ。
昔の男の美学が詰まった作品です。

そして、get wild
こんなこと書いたら怒られるかもしれないけど
この曲流したら、全部許すでしょ
それほど、いい曲ですよね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0

67.4 7 カーアクションアニメランキング7位
逮捕しちゃうぞ the MOVIE(アニメ映画)

1999年4月24日
★★★★☆ 3.7 (45)
302人が棚に入れました
1年ぶりに墨東署に帰ってきた夏実&美幸。だが、早々に交通管制システムの破壊、銃器の密輸取引など管内で大事件が続発。更には桜橋が爆破され、現場へ向かう二人。だが、その隙を狙って謎の武装集団が墨東署を襲う。残されたのは葵、頼子たちだけ。急いで墨東署に戻る二人だが……。一方、課長は突然上層部に身柄を拘束される……。人気TVアニメの劇場版で、よりハードなアクションとリアリティある映像が描かれている。

声優・キャラクター
玉川砂記子、平松晶子、島田敏、政宗一成、小桜エツコ、松本梨香、関智一、榊原良子、沢木郁也

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

【墨東署VSサイバーテロ】 現代ポリスアクションとしてシリーズ最高の傑作

初期OVA、テレビシリーズ第1期のスタッフの手による最初で最後の劇場作品


正直これ以降のシリーズ(セカンドシーズン、フルスロットル)は全体のクオリティの落差が酷くてとても見れたものではない


当時話題になった【劇場版パトレイバー】【踊る大捜査線THE MOVIE】などに影響を受けたのか、いつにもなくハードな社会派アクション作品に仕上がっており見どころはたっぷり


美幸、夏実はいうまでもなく、
交通課課長や頼子、葵ちゃんに中嶋くん、そしてアニメ版では重要な位置を占める東海林巡査長
と、御馴染みの顔ぶれが勢ぞろいするのは流石の劇場版


さらに今作では警察署を狙ったサイバーテロが発生し、これに対抗すべく墨東署の面々が銃撃戦や激しいカーチェイスを繰り広げる
まさに逮捕シリーズの醍醐味をギュっと濃縮した見応えのある内容


テロリストが仕掛ける電子攻撃の様子は99年当時を舞台にしてることを考えると良い意味で上手く出来過ぎていて、いつ同じことが現代の東京で起こってもおかしくないリアリティが緊張感を引き立てる


劇中では東京の下町を所狭しと駆け巡るミニパト墨東4号が描かれるが、その背景となる街並みの繊細さには驚嘆する
東京という土地をよく知らない者でも、親しみを感じずにはいられないだろう
当時のオイラがまさにそうだった

投稿 : 2024/12/28
♥ : 8

67.1 8 カーアクションアニメランキング8位
機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル(アニメ映画)

2015年2月28日
★★★★☆ 3.9 (184)
1005人が棚に入れました
宇宙世紀0068年、サイド3、ムンゾ自治共和国。宇宙に進出した人の革新を説き、地球連邦政府からの完全独立を宣言しようとしたジオン・ズム・ダイクンは、議会檀上で演説中に突如倒れ、帰らぬ人となった。ダイクンの死後、ザビ家陰謀説を唱えるダイクンの側近ジンバ・ラル。しかし、サイド3、ムンゾの実権を掌握せんとするデギン・ソド・ザビ率いるザビ家の暗躍は加速していく。これまで語られる事の無かった動乱の歴史が明らかになる中、ダイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアには、激動の時代を象徴した数奇な運命が待ち受けていた…。

声優・キャラクター
田中真弓、潘めぐみ、浦山迅、銀河万丈、藤真秀、三宅健太、渡辺明乃、津田英三、恒松あゆみ、喜山茂雄、沢城みゆき、茶風林、池田秀一、大塚明夫

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

【主に戦車道】断っておきますがこれはガンダムのレビュですよ?【主にロリテイシア】

初代『ガンダム』(ファーストガンダム)のキャラデザを務めた安彦良和が、独自解釈でファーストガンダムをコミカライズした漫画、『THE ORIGIN』をアニメ化した作品です
つまりガンダムの歴史上、初めて漫画→アニメという経緯を持った作品になります
監督は『0083』や『MS IGLOO』の今西隆志
脚本に隅沢克之
キャラデザにことぶきつかさ
メカデザにカトキハジメ(MS系)、山根公利(車輌系)、明貴美加(戦艦系)、アストレイズ
総作画監督に西村博之(天才)
メカ作監に鈴木卓也
音楽に服部隆之
1話約70分、全4部作(予定)


今作で描かれるのは1年戦争の前日譚にして漫画版オリジナルストーリーとなった所謂「シャア・セイラ編」です
キャスバル・レム・ダイクンという少年が如何にして赤い彗星ことシャア・アズナブルを名乗ることとなったのか、とまあシャアという男とその妹のジュブナイルが基軸となります
ちなみにあくまで『THE ORIGIN』のアニメ化であり、【ファーストガンダムそのものとは設定や時系列が異なっている】ことを断っておきたい


まずアバンタイトルで描かれるのはシャアが赤い彗星の異名を取ることとなり、アニメでは詳細が描かれなかったルウム戦役
今作ではモビルスーツは基本的に3DCGで描写されます
このルウム戦役の迫力の戦闘シークエンスを描くのは北野三郎・・・じゃなかったw板野サーカスこと板野一郎
ハイスピード、かつ膨大な情報量で混沌とした艦隊戦を潜り抜けるシャアの姿が描かれます


そして時を遡り開戦の11年前、宇宙世紀0068
地球連邦からの独立を図るスペースコロニーサイド3のムンゾ共和国が舞台となります
指導者ジオン・ズム・ダイクンは彼の家族を巻き込みながらも宇宙移民の自治権確立に奮闘する日々を過ごしていた
しかしある日、彼は狂気の中で突然に息絶えてしまう
ダイクンの死は謀略だと民衆は暴動を起こし、それを鎮圧する地球連邦は軍を投入、この混乱に乗じてムンゾの実権を握ったザビ家の暗躍
そしてダイクンの遺児こそがキャスバル=シャア、そして妹のアルテイシア=セイラだった
これまで設定のみで深く語られることの無かったダイクン家とザビ家の確執、政治ドラマ
ダイクン家に助力するラル家の親子、特にファーストでは名前だけが語られていたジンバ・ラルの登場
『THE ORIGIN』のオリジナルキャラであるザビ家の次男、サスロ・ザビの存在も忘れてはいけない
そしてクラウレ・ハモンやクランプといったキャラの活躍もファーストファンには心躍るところでしょう


さてところで、この作品はガンヲタとかガノタとか呼ばれる一部のマニア専用の作品では決してないということを強く主張しておきたいです


まず先にも言ったとおり旧作の設定はほとんど意味を成していないのでむしろガンダム初心者の方がすんなりと今作を受け止められると思います
独立運動に心身を疲弊しながらも奮闘する父の背中を見て育った少年が、今度はその父の死をキッカケに故郷を追われる身となり、やがて一族を貶めた者達への復讐を誓う・・・
そう今作は何も複雑なSFとかじゃないんです、【ピカレスク・ロマン】なんですね
強いて言うならタイトルにもある【“ガンダム”が一切出てこない】ことだけはご了承願いたい


最大の見どころは“安彦絵の完全再現”
近頃のアニメでは珍しくなった三白眼、長い下まつげ、ハイライト少なめな頭髪といったデザイン面
そして劇中でのコミカルなタッチ、正真正銘のテレビまんが感
特にガンダムのようなシリアスな作品ではもうあまり観られないであろうオーバーな表情芝居は古き良き時代を生きた漫画家ならでは感性ではないでしょうか
それを(天才)西村博之が細かいカット一つ一つにまで拘って作り込んでいるのが見えてきます
また現場では安彦が直接アニメタを指導するという姿もあるようで、とても貴重な環境が整えられた制作現場であることが伺えます


特に安彦ismが如実に現れているのが“ロリテイシア”ことアルテイシアですかね
喜・怒・哀・楽、今作で全部魅せてくれます
すごく楽し、いやw可愛い(^ω^)


それとクライマックスで登場するオリジナル設定の初期型ガンタンクによる“戦車道ならぬガンタンク道”
陸上自衛隊も取材協力に応じたとかで『ガルパン』ファンにも是非観ていただき一戦に仕上がってますね


ところでキャストがほぼ一新されたのが気になりましたね
故人等も多少絡むためキャスティングには苦労されたのでしょうが、折角新しいガンダムをやるんだから、と思い切って冒険をした新キャストがちょろちょろと
特にハモンに沢城みゆきを起用したのは驚きました
そしてこれは成功と言えるんじゃ?とこの挑戦的キャスティングに拍手


一方で銀河万丈のギレンと池田秀一のシャアは全く変わり映えのない安定感で、定着した二人を変えることは不可能だったという結果も見えてきました
35年も経ったのに銀河万丈や池田秀一の代役って未だ誰も出来んのですね・・・まさにオンリーワンか

投稿 : 2024/12/28
♥ : 30

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キャスバルダイクン、戦車道始めます!

ファーストガンダムのメインスタッフ、安彦さんが描いた漫画版ガンダムの映像化作品です。
貞元版エヴァと同じようなものだと捉えれば良いのでしょう。

エヴァと違って同時に開始ではなく、執筆開始に20年以上の時間が経っていましてオリジナル劇中でのコアファイターの最高の役目を忘れちゃってたくらい。
そもキャラクターもあやしい。そりゃ覚えているわけが無い。
後付設定も知らないのでマニアックなツッコミは入れない、ファーストとは別物、として観るのがよいかと。


安彦さんと同じくファーストのアニメーター、最近では白箱でもでてきた板野さんがアバンの『ルウム戦役』の演出、コンテなのですが・・・。
微妙です。板野さんの希望通りには映像化されていないのではなかろうか。
すっごいガッカリしました。しょっぼいんです。ヤマトのほうがマシといったら失礼だが、かっこいい。艦隊戦もMSの動きもなんじゃこりゃ状態。
しかし本編はとってもいい!

『ガンダム』としてみると面白くないのかもしれません。
ジオンダイクンの死からはじまるのでアムロもガンダムもでてこない。
安彦版特有の漫画的なギャグ、コミカルな表現も多数。
アニメでもやる必要があるのかはわかりませんwが私はOKです。
SF以外に『トロツキー』とかに歴史モノ漫画で有名な方なのでガンダムではなく大河ドラマっぽい開幕です。
安彦絵&田中真弓さん、70年代.80年代のアニメを今の技術で描くとこうなるのかなという印象。
声優さんもギレン以外世代交代なのですが悪くないですよ。

気になるのは漫画の頃からキシリアのキャラがちょっと自分の中では違うかな?っと。
もっとツンデレ?『甘いようで』ってギレンにいっときながらアンタもシャアとかに甘くない?ニュータイプの存在を真っ先に信じちゃうような人なのに。
ギレンのような悪役に成りきれない姉さんが好きだったのですが。
新しいお話を作るうえで仕方がないんですけどね。
ワルなキシリア様に期待しましょう。
ジ・オリジンでもラル大尉はマジでかっこえっす。大活躍です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青い瞳のキャスバル

シャア中尉時代の戦闘映像から始まり、
少年期のキャスパルとアルティアシアが地球に旅立つまで。

若いランバラルが3枚目なのが結構ウケた。
ファーストだと、激渋なのに…

ドズルも、妹思いのいいやつだけど、
脳筋なのは変わらないのねー

ギレンの着ていた桂馬?のハッピ?はネタかなぁ。
趣味が悪…

{netabare}
ザビ家にサスロ(次男)がいたの初めて知った!
殺したのキシリアぽいし、女の恨みは怖いわぁ

青い瞳のキャスバルで、一番活躍したのは、
ハモンさんだったけどw
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

62.0 9 カーアクションアニメランキング9位
新劇場版『頭文字D Legend2-闘走-』(アニメ映画)

2015年5月23日
★★★★☆ 3.7 (33)
190人が棚に入れました
Legend1の続きとなる。

声優・キャラクター
宮野真守、諏訪部順一、中村悠一、小野大輔、阪口周平、白石稔、内田真礼、平田広明、8.6 秒バズーカ―

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【とーちゃぁん、かーちゃぁん、神様ぁ、、、まだ女の子とエッチもしたこと無いのにぃ~】←私的作中最高の名セリフ→【悪いことは言わねー、GT-Rだけはヤメトケ】

スタッフ全入れ替え、キャスト全入れ替え、時代設定変更、ユーロビート封印しての『頭文字D』シリーズのリブート映画
60分×3部作の第2作


今作で描かれるのは原作コミックス2~4巻
TVアニメ『1stSTAGE』の第6~15話
所謂『VS R32』編、及び『VS EG6』編
総じて妙義ナイトキッズを迎え撃つ藤原拓海とハチロクの活躍が描かれます


前回の初バトル以降、運転の面白さに目覚めたかに見えた拓海だったが、やはりバトルには興味無く平凡とした日常を過ごしていました
そんな中、赤城レッドサンズが敗れた“秋名のハチロク”に勝てばレッドサンズより格上であることが示せると思惑を膨らませる妙義ナイトキッズの中里毅から拓海に挑戦がある
拓海の不在中、勝手にバトルを取り持ってしまったイツキの失態でバトルは成立してしまうのですが・・・


焦るイツキ、やる気の無い拓海、絶対勝てるとイケイケな中里、端から中里が負けると決めつけて高みの見物な涼介
それぞれの温度差が激しすぎて『頭文字D』シリーズの中で一番好きなエピソードですw
特に劇中でも言われてますが『AE86 VS R32GT-R』ってライト級とヘビー級が戦うぐらい異様な取り合わせで自動車に詳しい人なら笑うしかない
中里にはGT-R乗りとしてのプライドは無いのか


さらに後半では中里を出し抜いてナイトキッズのダウンヒル最速を狙う慎吾のEG6が拓海を挑発
これは前半戦と違って自動車のカテゴリーとしては最もそれらしい組み合わせですが慎吾はマトモにバトルする気が無く、初見殺しも甚だしいデスマッチを仕掛けてきます
全く、ナイトキッズはこんな奴ばっかかよ!w


ちなみにバトルを詰め込んだ結果なのか『池谷先輩コーナー3つで失神事件』と『イツキのハチゴー』が無かったことにされてしまったのは非常に残念
この2つのサイドエピソードを踏まえた上で原作初期の完成度があるのに;


ってことで例の“しげのエフェクト”での素晴らしいバトルシーンと差し引いても、もうちょっとじっくり描いて欲しかったというのが本音で物語の評価は少し低めにさせていただきます


新キャストにはオイラ自身、だいぶ慣れてきたのですがギャラリーの中に8.6秒なんちゃらとか言うハチロク繋がりで呼ばれたとか言うトーシローが混ざっていたのがタマにキズでした(爆)


それとマジヲタしか気付かない些細なことかもですが、音の収録に使ったR32の車両提供がMINE'Sさんなので原作や『1st STAGE』で印象的だったブローオフバルブの音(プッシャー!)が無いのも残念
EG6の提供はその筋では有名なSEEKERさんなので良い意味で現代的アレンジが利いたというか、慎吾が「陶酔感」に浸っちゃう音が再現できていたのでは


最後に河村隆一の謎主題歌が無くなって今作のエンドロールはBACK-ONが担当しています
劇中挿入歌群ともマッチングするミクスチャーロックに合わせて劇中の峠である秋名山のモデルとなった実際の道路の車載映像が流れてテンションはMAX!
一瞬しか映りませんが現実の5連ヘアピンはドリフト族対策されちゃってて何度観ても(行っても)苦笑してしまいます

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

ユーヤ様 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

リアサイドに付いているエンブレムは、不敗神話の『R』だ! オレのRについてこれるか!?

まず、声優評価ですが悪意を込めています
メインキャストはすばらしいと思います。
前キャストにも劣らない素晴らしい作品だと思います。

ただし、今作品ギャラリーの中にわけのわからないのが混ざっていました。
昔有名だった人見たいですが、緊迫したシーンが台無しです。
今後この声を聞くことはもう無いと思いますが、唯一残念で仕方ありませんでした。。。。

物語はナイトキッズ戦

絶対的にマシンで劣る相手中里毅のBNR32とルール上部が悪い庄司信吾のEG6との戦い

当時考えられる最強スペックだったツインターボ+6連スロットル+大型前置きインタークーラーを武装した、30年以上前から基本設計が変わっていないwRB26DETTのニーロクサウンドがまたよかった!
1stステージから比べると現代的でストリートなニーロクサウンドになっているように思えました。

アフターが出るタイミングもバッチリ!

約Φ300のブレーキローターが真っ赤になるシーンも迫力がありました

EG6も精巧な甲高いVTECHサウンド。
信吾が賢者タイムに陥るのも納得です。

キャラクターも毅の男臭さ、信吾の嫌味な感じがすごく出ていました

店長が拓海をけしかけるシーンやイツキがヘタリ込むシーン等見所満載ですが、中でも拓海がキレた場面の車の動き、描写、演技、どれをとっても素晴らしかった!

小学生の頃深夜に見ていたのを懐かしく覚えています。
印象的だったこのナイトキッズ戦がまた再編されて映画館で見れるなんて嬉しいですね!

次回も楽しみです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

対ナイトキッズ(中里&庄治)

新劇場版の2作目ですね。
無理に2つのバトルをねじ込んだ感があります。
ナイトキッズ中里のR32と
同じくナイトキッズ庄司のシヴックEG6ですね。
確か原作では高橋啓介とのバトルには
庄治は出ていなかったと思いますが、
この新劇場版では今回のバトルの為に
しっかりとギャラリーしていました。
そして高橋涼介からの挑戦状が届くところで完結していますが、
まさにTVシリーズの1期をこの新劇場版の
3作でやってしまうというガイドラインですね。
ただ細部を比べてみると、劇場版のクオリティーより
TVシリーズの尺の長さを活かした説明の方が活きている、
効いていると感じております。
TVシリーズは最後のバトルまでは涼介が第三者の観点から、
バトル相手の車の機能説明や運転手の特徴、
更にはコースの説明までしていましたし、
それ以外にブンタ(親父)がドリフトに対する
持論を披露していましたが、
それらが尺の関係から随分はしょられておりますので、、、
頭文字Dのバトル映像以外の面白さって、
上記のようなところだとも思います。
ありえないドラテクを、
信じやすい嘘(ゴメン)で補正するような、、、

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

69.0 10 カーアクションアニメランキング10位
ルパン三世 THE FIRST(アニメ映画)

2019年12月6日
★★★★☆ 3.6 (33)
123人が棚に入れました
「ブレッソン・ダイアリーを戴きに参上します ルパン三世」その謎を解き明かしたものは莫大な財宝を手にするとされ、かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗むことに失敗したといわれている秘宝・ブレッソン・ダイアリー。そんな伝説のターゲットを狙うルパンは考古学を愛する少女レティシアと出会い、2人で協力して謎を解くことに。しかし、ブレッソン・ダイアリーを狙う秘密組織の研究者ランベールと、組織を操る謎の男ゲラルトが2人の前に立ちはだかる・・・。ブレッソン・ダイアリーに隠された驚愕の真実とは一体!?天下の大泥棒による史上最大のお宝争奪戦が幕を開ける!!

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3D×ルパンには可能性を感じる。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
内容的には、いつものルパンですね。世界をひっくり返し返す財宝と、美しい一人の女性。

本作の是非は、要は「3Dのルパンを許容できるか」という点で、レビューではそこを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず私は、基本的には2Dのアニメが好きです。ただ、世界で広く受け入れられていくには、3Dアニメにもちゃんと挑戦していかないとダメだろうと思っています。

日本には様々な「強い」アニメのコンテンツがあるけど、絶対に2Dが良いのと、3Dにも可能性があるものがあると思うのですが、その中では、

ルパン三世、ガンダム、アンパンマン あたりは、3Dアニメに活路を見出だしていっても良いと思うんですよね。アクション要素が強いものは。

なによりルパンに関しては、原作者のモンキーパンチさんが3D化を望んでいたようですし。

例えば、冒頭のシャンデリア落ちるとこなんか、いつもならいつも通りのシーンなのですが、リアリティーと迫力がありました。意外だったのは、ルパンの髪が思った以上にフサフサだったことかな(笑)

物語としては、意図的に薄味に作っているのだと思います。脚本をあまり凝ると、本作の賛否が「脚本」を含んでしまい、3Dの評価にならないと思ったためでしょうか(脚本が面白いからとか、脚本がつまらないとかならないように、冒険せず、無難な作りにした気がします)。

声優陣としては、私は根本的に、プロ声優さん以外を起用するのは、よほどのハマり役以外は嫌なので(こち亀の両さんとか、映像研の浅草氏などは良い)、本作に関しても基本は否定的。ただ、三人とも、ゲスト声優の中では、良かった方かなと思う。

個人的には、ルパンに関しては今後も、「テレビは2D」「劇場版は3D」を基本に、「時々2D劇場版」みたいな比率で作っていってほしいのですが、まあ、制作費は回収しきれないだろうな~と思ってしまいます。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

出た!3DCGルパン

 CMなどでこのルパンを始めとするキャラ達の行動やセリフが、どこに当たるのか?ワクワクしながら見たです。{netabare}後半の山場に当たるところや、最初当たりなどに{/netabare}見うけられたです。このシーン{netabare}公開してしまってて大丈夫?と{/netabare}思ったです。

 物語のカギとなるブレッソン・ダイアリーは、いきなり数十年前に遡り現在に至り、ルパンが目をつけいつもの行動からという展開だったです。

 ほかに狙うものも出てきてそれが誰なのか?見てのお楽しみです。そこに抜け目のないルパンやタイミングよく出てくる、不二子、次元、五ェ門も見所です。

 トントン拍子に進むお話、「おやー」な展開、不二子の時代遅れないい寄りに騙される悪者、普通なら死んでいる展開にもよくどこにいるか分かるなぁと駆けつける仲間たち、何もできない荒野からいきなり解決できる移動手段ができてしまうなど、あまりにも出来すぎだったです。いつの間になルパンが、らしいといえばらしいです。

 ブレッソン・ダイアリーの箱と中身から導かれる答えは何なのか?謎の正体は何なのか?、ルパンたち絶体絶命かと思われた先の大どんでん返しに注目です。

 全体的にうまく話が進みすぎて、見ていて短く感じた印象だったです。映像演出は、良かったと思ったです。3DCGルパンは人形が動いている感じで、映像的には悪くないけど、今までのルパンを見ていると違和感が私にはあったです。
 「THE FIRST」の意味{netabare}は、このお話からわからなかったけど、パンフを{/netabare}見たらわかったです。
{netabare} 残念なのは、この話のヒロインとなるレティシアの声優さんの声、演技が、多くを占めぎこちなさの連続だったことです。ルパンたちがかなり上手いのに声優評価をマイナスにしてしまう要因になったです。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

順順 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なかなか良かった

3Dという事だったけど、
普通にカッコよかったし楽しめた

オープニングでゲストCVに広瀬すず藤原竜也と
表示があり期待してなかったけど、
案外広瀬すずの演技が良くて驚いた

次元の目はあまり映してほしくなかった
不二子はもっとエロくても良かった
斬鉄剣の本来の使い方は飛行機の翼を
切ることではない(飛行機の翼はつまらないもの)
ルパンの顎髭に少し違和感を感じたけど、
動きのあるシーンはめっちゃカッコよかった

レティシアのニーハイブーツが最高

投稿 : 2024/12/28
♥ : 0
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