カタルシスでファンタジーなTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のカタルシスでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月07日の時点で一番のカタルシスでファンタジーなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.8 1 カタルシスでファンタジーなアニメランキング1位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (666)
3435人が棚に入れました
その街には多くの神々が住まい、その街の中心には地中奥深く――深淵へと至る『ダンジョン』が存在する。その街の名は迷宮都市オラリオ。女神ヘスティアと冒険者ベル・クラネルは、相も変わらず主神とたったひとりの眷族という最小構成。だが、世界最速のランクアップという偉業を成し遂げたベルには、これまでにないほどの視線が注がれ始めていた――迷宮・出逢い、そして冒険――これは再び綴られ始めた、――少年が歩み、女神が記す【眷族の物語】――

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、内田真礼、細谷佳正、赤﨑千夏、早見沙織、大西沙織、渡辺明乃、千菅春香、KENN、逢坂良太
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

つなぎの2期

今作はダンジョン攻略よりもファミリア同士の抗争が主眼。
またもベルが大活躍。

最初はアポロン・ファミリア。因縁をつけられて決闘という事態になってしまうが、色々あっても解決。この辺りはまだ面白さが水平線。

次は色街を取り仕切るイシュタル・ファミリア。この話が個人的に熱かった。一気に面白いと思うに至った。イシュタルがエッチすぎる。この魅力には逆らえないのも分かる。春姫も可愛くてたまらないんだけど、なんだかんだ姉御肌で面倒見が良いアイシャも好きだったな。最後まで春姫思いで優しい。
フリュネは怖すぎた。自称美しすぎる女だけど、サイズがおかしい。とはいえ、やられかたがちょっと可哀想。
フレイヤに対して嫉妬に狂っていたイシュタルが途中から完全に負け確実な行動になったのは草。少々寂しくもある終わり方。
この話でまた一人ハーレム要員増えたな。いちゃいちゃしてヘスティアが嫉妬するのも頷けるなあ。

最後は兎に角戦いたいけど、滅茶苦茶弱いアレス・ファミリア。若干のドタバタあったけども、ヘスティアとベルの絆が強くなってこれからの3期に向けてどうかというところ。アイズの少しだけ伏線ぽい{netabare}憎しみが垣間見える{/netabare}シーンも気になる。

面白いし、続きを早く見たいけれど、キャラクターが増えすぎて時々分からなくなりそうになってしまう。そこは難点。


OP
HELLO to DREAM 歌 井口裕香
ED
ささやかな祝祭 歌 sora tob sakana


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第1話 神の宴(パーティー)
18階層にて黒い階層主(ゴライアス)を撃破し、無事に生還した【ヘスティア・ファミリア】所属のベル・クラネル。ダンジョン探索の合間に開かれたささやかな酒宴。その席でベルは、他の冒険者から、あからさまな挑発を受け、乱闘騒ぎを起こしてしまう。乱闘騒ぎの相手は【アポロン・ファミリア】。その団長であるLv.3の冒険者、ヒュアキントスを相手に、ベルは完膚なきまでに叩きのめされる。そして後日、ベルとヘスティアのもとに一通の書状が。それは、アポロンが主催する神の宴への招待状だった--

第2話 太陽神(アポロン)
神の宴で主催者のアポロンから、ベルを賭けた派閥間の決闘--【戦争遊戯(ウォーゲーム)】を持ちかけられたものの、これを断固拒否したヘスティア。しかし翌朝、ベルとヘスティアの本拠地(ホーム)に【アポロン・ファミリア】の襲撃が。アポロンが気に入った子供は、地の果てまで追い回される--かつて同じ憂き目に合ったダフネとカサンドラから、そう聞かされるベル。街中に追手が配置され、ベルとヘスティアが提案を呑むまで、どこまでも追い込む……それこそがアポロンの狙いだった。そしてヘスティアを連れ、逃げ惑うベルの前に、【太陽の光寵童(ポエブス・アポロ)】ヒュアキントスが立ちはだかる--

第3話 集結(コンバージョン)
タケミカヅチやミアハの協力を得たことで【アポロン・ファミリア】の襲撃を切り抜け、アポロンに宣戦布告を叩きつけたヘスティア。ベルをアイズとの特訓に向かわせ、自身はアポロンとの【戦争遊戯(ウォーゲーム)】開催に伴う交渉に臨むことに。一方で団長・ザニスの手により、半ば強引に【ソーマ・ファミリア】に連れ戻されたリリ。必死の思いで主神・ソーマに派閥からの脱退を願うものの、聞き入れらることはなかった。アポロンとの交渉を終え、タケミカヅチ、ミアハと共にリリの救出に向かうヘスティア。ベルとの約束を果たすため、そして大切な仲間を救い出すために--

第4話 戦争遊戯(ウォーゲーム)
神酒(ソーマ)の魅惑に打ち克ったリリ、友を助けんと名乗りを上げたヴェルフと命の三名が新たに【ヘスティア・ファミリア】に改宗(コンバージョン)。更にヘルメスの助力もあって、派閥外の助っ人としてリューが参戦。未だ歴然とした物量の差はあれど、ベルたちを取り巻いていた絶望的な状況には、光明が差し始めていた。迎えた【戦争遊戯】当日。好奇、憂慮、期待、信頼--迷宮都市(オラリオ)中の様々な目が見守る中、リューの魔剣が、命の魔法が、開戦の狼煙を上げる--

第5話 竈火の館(ホーム)
【戦争遊戯(ウォーゲーム)】に見事勝利し、ベルを守りきった【ヘスティア・ファミリア】。リリも正式な手続きを経て改宗(コンバージョン)を済ませたことで、派閥は主神も含め総勢五名に。本拠地(ホーム)についても、先の騒動で破壊された教会に代わり【戦争遊戯】の副産物として手に入れた【アポロン・ファミリア】の巨大な館に引っ越し、新たな門出としては、まさに順風満帆。更に特筆すべきは、史上最速でLv.3に到達という快挙を成し遂げたベル。それに伴い、派閥の名声はうなぎのぼり。この機を逃すまいと、ヘスティアは更なる団員の増強を画策するが--

第6話 淫都(イシュタル・ファミリア)
夜な夜な不審な動きを見せ、出歩く命を心配し、後をつけることにしたベル、リリ、ヴェルフの三名。【タケミカヅチ・ファミリア】の友人である千草と合流し、命が向かった先は、オラリオが誇る、もうひとつの顔--大歓楽街だった。命と千草が歓楽街を訪れた理由は、昔なじみの友人が働いているという噂を聞きつけたからという話……だが、尾行のさなか人混みに揉まれて、ベルは仲間たちとはぐれてしまう。そして、迷い込んだ歓楽街で、肉感的な魅力を放つ娼婦・アイシャに目をつけられ、半ば強引に彼女の客となることに--

第7話 狐人(ルナール)
娼館で出会った狐人(ルナール)の娼婦・春姫の助けで、アマゾネスの娼婦たちから命からがら逃げ出し、なんとか貞操を守りきったベル。だが、望まぬ形で娼婦となり、助けられる資格もないと救いを諦めている春姫に、疑問を覚える。更に命の尋ね人が当の春姫であったこと、そして彼女が所属する【イシュタル・ファミリア】が第一級冒険者まで擁する大派閥で、非常に狡猾で好戦的であることを知らされ、ベルの疑問は、苦悩へと変わっていく。その頃、フレイヤを目の敵にするイシュタルは、ベルがフレイヤの寵愛の対象であることを知ることに--

第8話 殺生石(ウタカタノユメ)
春姫を身請けするため、ダンジョンに潜り、モンスターを狩り続けるベルたち。しかし、ダンジョン内の食料庫(パントリー)で突如襲撃してきた【イシュタル・ファミリア】により、ベルと命は捕らわれの身となってしまう。拘束され、監禁された状態で目を覚ましたベル。眼の前には、肉欲を剥き出しにし、ベルを慰み者にせんとするフリュネの姿が。恐ろしい第一級冒険者に手篭めにされ、廃人となるまで絞り尽くされる--悪夢すら生易しいと思えてしまう現実からベルを救ったのは、またしても春姫だった--

第9話 戦闘娼婦(バーベラ)
術者の生命と引き換えに、狐人(ルナール)が持つ妖術を無制限に使用可能とするアイテム『殺生石』。『階位昇華(レベルブースト)』という破格の妖術を有する春姫の過酷な運命を知り、立ちつくすベル。脆い覚悟をアイシャに見透かされ、言い返すことすらできなかった。ベルが憧れ、そうありたいと願う英雄の姿とは--為すべき行動を思ったとき、ベルの右手が白い輝きを放ち始める。『春姫の英雄』になることを誓ったベルは立ち上がり、再度【イシュタル・ファミリア】の本拠地(ホーム)へ乗り込む--たったひとりの少女を救うために。

第10話 英雄切望(アルゴノゥト)
捨て身の行動により命が開いた血路に飛び込み、殺生石を砕いたベル。その状況にあってなお、救いを求めようとはしない春姫に、ベルは思いの丈を叩きつける。春姫の本当の願いを聞かせてほしいと。詠唱された『階位昇華(レベルブースト)』の妖術が加護を与えた先はベル・クラネル。偽りなき願いを叫ぶ春姫を背に、ベルは第一級冒険者たるフリュネを迎え撃つ。同刻、紅く燃え盛る歓楽街の一角。その中心にはオラリオ最強の冒険者、そして--最強を束ねる美の女神(フレイヤ)の姿が--

第11話 進軍(ラキア)
女神イシュタルの天界への強制送還を以て歓楽街の一角は壊滅。春姫も晴れて解放され【ヘスティア・ファミリア】へ改宗(コンバージョン)も決まった。そんな中、国家系派閥【アレス・ファミリア】によるオラリオ襲撃の一報がもたらされるものの……圧倒的な戦力を有する迷宮都市が普段の営みを乱すことはなく。ベルも穏やかな日常を送っていたが、ほんの些細な言葉の行き違いから、ヘスティアが本拠地(ホーム)を飛び出してしまう--

第12話 女神と眷族(アイノウタ)
オラリオを襲撃中のアレスに捕らえられてしまったヘスティア。アイズやアスフィの協力もあり、ヘスティアの元に辿り着いたベルだが、不慮の事故により、ベル、ヘスティア、そしてアイズは谷底の濁流に呑まれてしまう--ベルたちが流れ着いた先は山間の集落・エダス村。強大なモンスターの庇護に預かる平和な村で、ベルとアイズは、体調を崩したヘスティアの看病、そしてアレスの動向を警戒しつつ、村の世話になることに。ヘスティアの回復を見守る日々の中、村では豊穣を祈願する祭の日が近づいていた--

投稿 : 2025/04/05
♥ : 12
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

さらに暇を持て余した神々の遊び

かつて「タイトルで損をしてる」とも謳われた『ダンまち』こと『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の2期でございます。

意外にも真面目にダンジョンRPGしてたことを好意的に捉えられてたのは周知の事実かと思います。
外伝を挟んだり、劇場版を挟んだりしてからの満を持しての2期でした。そしてのっけから重要なこと↓

 {netabare}今回はダンジョンに入りません!{/netabare}

真面目なダンジョンRPGを期待してたところ肩透かしを食らいました。
ここは評価別れそうなところですね。「タイトルで損をしている」なら可愛いほうで「タイトル詐欺じゃん」となると穏やかではありません。面白ければ不問に付される程度のことでしょう。
ダンジョン入らずに何するの?は本編でご確認ください。ちなみに私は特に気になりませんでした。
やや人の出入りはあるものの1期で良いと感じた部分はそのままに、世界観を拡げてくれたと感じられたことが理由です。

【1期で良いと感じたポイント】
 1.ナメたタイトルのわりにはまともな内容
 2.ヘタレな主人公が苦難を乗り越え成長していく
 3.ハーレムは申し訳程度(と感じる)そして俺TUEEEも申し訳程度(と感じる)
 4.緩急つけた魅力的なキャラたち

この1.~4.がブレてないんですよね。外形は変わっても脈打つものは何だろう?に着目すると一本筋が通っている。そんなお話になってます。
原作が長寿シリーズであり、世界観がきちっと固まっていると思われる作品です。
導入部分は正統派ダンジョンRPG(1期)。実は群雄割拠であることを説明する目的でロキ・ファミリアをピックアップして作品の幅を横に拡げた外伝。
そして第2期。オラリオという世界の中心みたいな場所があって、神々と眷属がファミリアを形成していることが前提だったこの世界の根本部分の説明がなされます。

オラリオ外の地域や人について言及がなされ、その比較文化的観点からダンジョンのある都市オラリオの世界での位置づけがわかってきます。
さらに、本作の特徴でもある神々と眷属の関係性や異なるファミリア間のルールなどにもメスが入ります。1期の時から小出しにはなっていた


 “なんでダンジョン中心の世界観形成がなされてるの?”


神々の思惑やこれまでの歴史を踏まえて明らかになっていった2期でした。
私は1期のレビュータイトルに “ 暇を持て余した神々の遊び ” とネーミングしたわけですが、暇かどうかはさておいて、奇しくも そのような様相を呈していったわけです。

1期のおさらいを兼ねた特別編の第0話を除いての全12話。
{netabare} 終わってみれば「3期あるよ!」アナウンス込みの俺たたエンドではありますが、{/netabare}世界観を拡げてくれた第2期となりましょう。
1期気に入った方は放っといてても鑑賞候補に挙がるでしょうから、その時に「ダンジョン入らないけど意味はあるよん」くらいの構えで楽しんでいただけたらよろしいかと思います。
OPEDは特に印象に残らない普通の曲でした。




※ネタバレ所感

■全12話の構成

{netabare}大きく3篇に別れてましたね。

#1~#4 アポロンとのいざこざ
#6~#10 イシュタルとのいざこざ
#11~#12 痴話喧嘩{/netabare}

{netabare}日常回の果てに視聴者が食いつきそうな見せ場(10話の春姫救出バトル)を提示してちゃんちゃんではありませんでした。

前2つのアポロン編とイシュタル編。
前者でヘスティアファミリアの増員、後者で春姫とベルくんのやり取りを通じ英雄の定義を試みます。
最終2話で「神の思惑」「ダンジョンクエストの最終到達地点」「オラリオとオラリオ外」を提示しての終幕でした。

興味深かったのはアポロンとイシュタル双方に対するフレイヤの態度。ベルくんにご執心な女神様がアポロンにはやや寛容でイシュタルには観た方はご覧の通りなほぼ真逆な対応をしました。この境界線って何だろう?
酒場のシルちゃんから貰った緑色の石がヒュアキントス団長の即死攻撃からベルくんを守りました。割れた石の下にはフレイヤの刻印。なんでシルちゃんがそんなマストアイテムを持ってたかは不明ですが、あくまで間接サポートです。対してイシュタルにはカチコミ入れての吉原炎上。

ベルくんが超えられそうな壁なら捨て置いてるというのか?
ベルくんに興味を示した面々のベルくんへのアプローチの仕方によって態度が変わるのか?

未だ私にはよくわかっておりません。{/netabare}


■神と眷属の関係
神と眷属の関係、ファミリア間のルールなど詳細がわかってきました。

{netabare}・別のファミリアは抗争に口を出せない ギルドもファミリア間抗争に口出しできない{/netabare}
{netabare}・ファミリアの移籍には神の許可が必要

成文法はなく暗黙の了解みたいなものが多いようです。ギルドも仲裁の権限を与えられてるわけではないというのは驚きでした。控えめにいって神々の匙加減、悪くいえば気分次第。
ふざけてそうでフレンドリーそうでそうは言っても神は神で絶対なものであることが伝わってきます。{/netabare}


■ベルくんが主役の理由
みんなベルくん好きですね。

{netabare}オッタルに「ここにミノタウロスの群れを呼べないかしら?」と表情変えずに嫉妬するフレイヤを筆頭にメインネタだったアポロンとイシュタル。ヘスティアは言わずもがなです。
ヴァレン某との初ダンスのサポートをするミアハやヘルメス。援軍かけつけのタケミカヅチその他神様たちに愛されております。
その理由の一端が明かされてましたね。ベルくん本人の英雄願望と辻褄の合うネタ明かしでした。{/netabare}



※オマケ

■春姫さん正妻説
海外の映画を観るとよくわかるんです。娼婦がヒロインの作品はとかく暗い話が多い。
立場を超えた愛を描いた『プリティウーマン』『ムーランルージュ』などの名作も入りは男が上、女が下からスタートします。
対して日本はびっくりするほど対等な目線で描かれることが多いと思います。

{netabare}本作のイシュタル編もまさにそんなお話。娼館というより遊郭の佇まいであったことも大きいかしら。身請け制度は海外にはなかったと思います。
ちょっと日本式の捉え方について海外の反応なんて眺めるのも面白いかもしれません。
ヒロイン春姫さんだけでなく、アマゾネスを統括していたアイシャを2期屈指の好キャラとして描いてもおりました。職業に貴賎なしは言い過ぎかもしれませんが、対等とするに抵抗はない。日本人の皮膚感覚です。{/netabare}

{netabare}イシュタル編はベルくんと春姫を通しての英雄の定義と申しました。

別の作品レビューで触れた記憶があるお話。海軍大将を務めあげ、第16、22代総理大臣となった山本権兵衛の妻ときは遊女です。
詳細は他に譲るがこの男。ときを貰い受けるために身請けではなく強奪という手段を強行し(結局身請け金は支払った)、晴れて夫婦になって以降は、生涯を通じて妻に尽くした剛と優の者であったとされています。ときも出自をわきまえ公の場には一切出てこなかったとのこと。

ベルくん↓
「あなたが娼婦だからですか?英雄にとって娼婦は破滅の象徴。あなたはそう言いました。だけど僕とあなたが憧れた英雄はそんなんじゃない!たとえ娼婦でも!恐ろしい敵が待ち受けていたって!英雄は見捨てない!」

日本人にとって“英雄”という概念は欧米人と比較すれば希薄なところではありますが、前に出過ぎない春姫の印象と合わせて、実在したとある夫婦を想像させるものでした。{/netabare}


{netabare}ただちょっとねというかなんというか。
なにがなんでもヒロインは生娘にするという断固たる意志を感じるところがいやはやなんともw{/netabare}



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.10.02 初稿
2020.04.18 修正
2021.10.15 修正

投稿 : 2025/04/05
♥ : 65
ネタバレ

toshi1015 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作既読 英雄に憧れるベル君の冒険譚

※アニメを見終わるまで☆評価は3のまま変えていません
原作ラノベ 「大森藤ノ」GA文庫 1〜15巻
漫画「九二枝」ヤングガンガンコミックス 1〜10巻
(2019.07.12外伝ラノベ ソードオラトリア12巻発売)

【裏表紙の紹介文】
アニメ2期
※原作ラノベの裏表紙の説明文なので、結末などは書いてませんが、展開など若干ネタバレがあるのでご注意を。7巻以降はアニメが追いついて来てから追記予定です。

6巻
{netabare} 「ヘスティア、君に『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を申し込む!」「なんだとアポロン!?」
『戦争遊戯(ウォーゲーム)』ー対立する神々の派閥が総力戦を行う神の代理戦争。勝者は敗者の全てを奪う。そして敵神(アポロン)の狙いはー
「君の眷属、ベル・クラネルをもらう!」
戦闘開始までの期限は一週間。更に追い打ちをかけるように今度はリリが【ソーマ・ファミリア】に捕らえられてしまう!
もはや絶望的な状況。それでも少年と『出会い』、幾多の『冒険』を経た絆が今ここに集結する。全ては勝利するために!
『上等だ、アポロン!僕等は受けて立ってやる、この戦争遊戯(ウォーゲーム)を!』
これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}

アニメ1期
1巻
{netabare} 迷宮都市オラリオー『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ!【ファミリア】入団の儀式をやるぞ!」「はいっ!僕は強くなります!」
どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。
これは少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}
2巻
{netabare} 「はじめまして、白髪のお兄さん」
ベルに声をかけてきたのは、自ら《サポーター》を名乗る少女・リリだった。半ば強引にペアを組むことになった少女を不審に思いながらも、順調にダンジョンを攻略していく二人。束の間の仲間(パーティー)。
一方でリリが所属する【ソーマ・ファミリア】には悪い噂が絶えない。その先には、人の心までも奪うとされる《神酒(ソーマ)》の存在がー?「神様、僕は……」「大丈夫、ベル君の異性(ひと)を見る目は確かなのさ。神(ぼく)のように、きっとね」
これは少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}
3巻
{netabare} 「……君は臆病だね」「!?」「臆病でいることは冒険で大切なこと。でもそれ以上にも、君は何かに怯えている」
突如憧れの女性【剣姫(けんき)】アイズと再会を果たしたベル。そこで突きつけられてしまった事実。自分を抉る最大の因縁。紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。
少年はそんな自分を情けなく思った。そして少年は始めて思った。
僕はー英雄になりたい。『偉業を成し遂げればいい、人も神々さえも讃える功績を』
これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}
4巻
{netabare} 「「「Lv.2〜〜〜〜〜!?」」」
先のミノタウロス戦での勝利によりLv.2到達、世界最速兎(レコードホルダー)となったベル。一躍オラリオ中の注目・羨望を集めることとなった少年の元には、仲間(パーティー)への勧誘が絶えない。廻り巡る環境(せかい)。そんな折「俺と契約しないか、ベル・クラネル?」偶然にも自分の装備《兎鎧(ピョンキチ)》を創った鍛冶師(スミス)のヴェルフと出会い、仲間を組むことに。しかも、彼は圧倒的な力を誇る《魔剣》唯一の創り手らしいのだが……?
犬人(シアンスローブ)ナァーザ、そして女神ヘスティア、ベルが交わした2つのアナザーエピソードも収録!
これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}
5巻
{netabare} 「リリ達は囮にされました!すぐにモンスターがやって来ます!」「…そんなっ」「おいおいっ、冗談だろ?」
鍛冶師(スミス)のヴェルフを加え中層へと進んだベル達。しかし他パーティの策略により一転ダンジョン内で孤立してしまう。
ヘスティアはベルを救うため、Lv.4の元冒険者・リュー、さらには神・ヘルメスと共にダンジョン侵入を試みるが……
「ー階層主(ゴライアス)!?」立ち塞がる最凶の敵が、ベル達を更なる絶望へと追いつめる。希望(ひかり)を求め、決死行が繰り広げられる、迷宮譚第五弾!
『限界までー限界を越えて己を賭けろ』
これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}


15巻まで読みましたが伏線など小難しい事は考えなくてOKです。
迷宮の謎やらベル君の祖父やら色んな派閥の思惑的な描写や、外伝でもアイズ視点から色んな派閥や謎的な事を書かれてますが、気にしないで下さい。
伏線っぽい話しを蒸し返すときはその都度説明があるのでヘーキです。
ベル君の冒険をただ楽しみましょう

1期では1〜5巻まで今回2期は6巻からスタートになります。
なお漫画側はまだ単行本になって無い雑誌側でアニメ2期の話しが始まったばかりなので「1期の復習は漫画1〜10巻オススメです。」話しの先を知りたい方はラノベ6巻からどうぞ

【世界観】
永遠の時間に飽きた神々が神の力を使わない事で人と共存する世界。
・神の力を使わない事で人と暮らす神様達は恩恵を与える事でファミリアと言う派閥を作り眷属達には力を、神には恩恵を失わない為にも神様を守る。
・経験を積むだけではLVは上がらない。己の器を乗り越える事でランクアップLVが上がる。

【迷宮都市オラリオ】
地下迷宮の上に作られた都市オラリオ
・己の器を超える鍛錬、モンスターを倒す事で得られる素材など、ドワーフノーム獣人ホビットエルフ様々な種族職種、神々のファミリアで溢れる都市。

20190803 追記 1〜4話視聴
原作6巻の【ソーマファミリア】神とリリ、【ヘファイストスファミリア】神とヴェルフ、【タケミカヅチファミリア】神と命、と各ファミリアの神と子供の関係と各子供の決意からの【アポロンファミリア】との戦争遊戯だったわけですが…

個人的には1期の山川吉樹監督の演出の方が好みでした。

各話に盛り上がりを入れ視聴者を飽きさせず増やす為だとは思いますが結構端折っていて原作未読な方達は置いてきぼりにならないか心配です…。(とある3期の二の舞いにならなければ良いけど…)

個人的には原作>コミック>アニメ な感想ですカメラワーク?が漫画よりアニメの方が単調に感じました。

原作1冊を4話ペースなら9巻までやるのかな〜今回の【J.C.STAFF】はどう転ぶか…とある原作未読者置いてきぼり演出になりませんように…。

【裏表紙の紹介文】
7巻
{netabare} 新生【ヘスティア ファミリア】始動!
『戦争遊戯』という激戦を乗り越えた新に眷属となったリリ、ヴェルフ、そして命。ベルのもう一つの家族。深まる絆。だが、
「ここは私達のホーム、女主の神婦殿さ」
 命を追ってベルが迷い込んでしまったのはオラリオの歓楽街【イシュタルファミリア】が管理する『夜の街』。
「私はこの歓楽街に買われた身です」
 そこで少年は囚われの身である極東の少女、春姫と出会う。蠢く陰謀に呑み込まれるベルが下す選択はーー。
『これっきりでいい なろう、あのひとの英雄にーー』
 これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

61.4 2 カタルシスでファンタジーなアニメランキング2位
ストレンジドーン - STRANGE DAWN(TVアニメ動画)

2000年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (33)
207人が棚に入れました
ある日、異世界に飛ばされてしまったふたりの女子高生・ユコとエリ。
強い日差しの下、奇岩が立ち並ぶ荒野をあてどもなく歩き、川で休憩してるところへ突然、小さな生き物が襲ってくる。
それはこの異世界での「ヒト」であったのだ。シャルと名乗る辺境警備隊隊長によって助けらた二人はシャルの村に案内される。村では「魔人」と呼ばれ、救世主扱いされ村人総出の歓迎の祭が開かれるのだった。
そんな折、魔人が村にやってきたという情報を得た他部族が村に侵入して戦いが始まり、ユコとエリたちはそこに暮らす小人たちの戦争に巻き込まれてしまう。

chance さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【ガリバーFT】【ヒューマンドラマ】ファンタジーってそもそも逃避の文学って言われたし

小人だらけの異世界に召還された女子高生二人のシリアスファンタジー(ガリバー風)(ギャグほぼなし)

原住民からは魔人と恐れ崇められるものの、当人達は特異な力があるわけでもない唯の女子高生(いちおうデカイだけ)
”いや実際異世界に飛ばされても、ご都合能力が備わってなければ困る挙句不幸になるだけだよね”展開で、数多あるご都合ファンタジーに冷水をぶっかける様な対極作風です。

また主人公達含めリアリティある自己中人間描画は「俺こーいうタイプ嫌いなんだよね」キャラを数多く排出し、見応えあるドロドロのヒューマンドラマが楽しめます。
※社会人経験を積んだ人なら「あーいるいるこーいう奴」ってのに出会えるはず・・・って事は大人のほーが楽しめるアニメかも。

クライマックスはポカーンでしたが・・・

ご都合作風よりは、不快な人間心象描画があってこそ、物事は思い通りにいかず不幸がおしよせてこそのヒューマンドラマでしょと感じる人にオススメです。
あと、この作品を楽しむ上で、FTはあんまり関係ないです。たぶん。

ちなみに上記文は酷評ではなく私的褒め言葉です。面白いですよ。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

異色のファンタジー

気弱なエリ、自分勝手のユコ。
どちらに共感するかによって見方や感じ方が違ってくるだろう。
この二人、登場シーンから現代と違う世界にいて「?」状態だが、それは視聴者も同じ。
普通は異世界に飛ばされた人間がドッキューン、バッターン大活躍するのだが、この二人はまったく役に立とうとしない。
あっ、と言う間に3話(DVD1枚)を観終えてしまった。コーヒーを煎れて次へ・・・、と見始めたら止まらなくなってしまった。
たぶん、今までにないパターンで、現代からファンタジー世界に飛ばされてきた二人の考え方がヘンにリアルなためだろう。
恐らく、多くの現代っ子はそんな思考や行動ではないだろうか。
そのため、小人達との思考のズレがまた面白い。
エリとユコは現代に戻れるのか?結末はある意味衝撃のラストである。「ど~なっちゃうのぉ?」

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

taketake4 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

見た目はポポロクロイスみたいだけど

小人たちの暮らす異世界に呼び出されてしまった女子高生二人組

二人のいた現実世界の描写はまったくないので、それぞれの関係性など元の世界に関しては彼女たちのセリフ等断片的な情報しか与えられないのだが、あまり良好な関係ではなさそう。
と言うか親交があったのかどうかすら
そんな二人が理由もわからず異世界に放り出されて、あまつさえ魔神呼ばわりされて戦えとか言われてもそりゃあ困るだろう。
相手は小人と言っても膝丈くらいはあるし武器も持ってるしねえ

なろう以前の作品なので、無双どころか常に帰りたい連呼は今の視聴者には軟弱に映るだろうけど、当時の異世界物は元の世界への帰還が最大の目的なのが当たり前の時代でしたから

ARIAやたまゆらがホワイト佐藤なら、こちらはブラック佐藤なので癒やしを求めての視聴はおすすめしません

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

60.5 3 カタルシスでファンタジーなアニメランキング3位
Übel Blatt~ユーベルブラット~(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (19)
90人が棚に入れました
最凶のダークファンタジー、ついにアニメ化! 神託歴3968年、闇の異邦(ヴィシュテヒ)の侵略を封じるため、皇帝は14人の若者たちに使命と聖なる槍を与えて送り出した。 3人は旅の途中で命を失い、4人は敵に寝返り皇帝を裏切ったとされ討たれた。だが、それは栄誉を我が物にしようとした7人の仲間の裏切り行為であった。 帝都に凱旋した彼らは“七英雄”と称され、帝国の民の尊敬を集め栄華の座に上りつめたが、一方で、武勲を奪われ“裏切りの槍”の汚名を着せられた一人の剣士・アシェリートが、妖精の血肉を食らい生き延びていた。 容姿を少年に、名をケインツェルに変え、20年の時を経て、七英雄への復讐の旅が今はじまるーー!

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

良いところもあるけど不足感が強い。展開が早すぎで付いていかない。

4話まで見ています。

 あらすじを読んで見ると壮大な復讐譚で、なかなか期待させる感じです。そして、1話目はちょっとコミックスの「狼の口 ヴォルフスムント」との類似性は感じなくはないですが、同作がかなりのキツい話ながらも大変面白かったので本作を見てみました。

 期待通り、ダークな感じがいい雰囲気を出していました。が、なんでしょうね…仲間になったのかわかりませんが、同行者たちとの交流も利害関係も何にもないまま話が進んでいくんですよね。しかも、主人公が結構強いだけに、一人でいいんじゃないのという感じなので余計展開が分からないです。

(追記 1話ちょっと見返しました。密航屋を紹介してもらって、その対価として隻眼のオッサンが同行してるのか…それは私が集中して見ていなかったのかもしれません。ピンク髪の少女は相変わらずわからないですけど、密航屋関連はちゃんとしてました)

 過去話で結界的なもののために自ら犠牲になった人の話が出てましたが、その人のキャラとか活躍とか全く見せないでいきなりの犠牲なので、何の感情移入もできません。

 それでも、ストーリーの目的地がちゃんとあってポンポン話が進むので、3話までサラリと見られます。ただ、退屈な話ではないんですけど、シリアスものだけにもうちょっとストーリーと言うか展開を考えてほしいなという感じになってきます。

 4話も小物の悪役が出てきたと思ったら、あまり盛り上がらないままやっつけてしまっているし。7人も敵がいるなら2クールかけても尺が厳しい展開だと思うのですが、導入がテンポだけは良くて、感情移入も理解もちょっと中途半端で…という状態です。

 原状ではあと2話、半分までは見てみようかなという感じですね。なんか良いものはあるんだけど、面白さが盛り上がりませんねえ…

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

リヴェンジド・セヴンフォールド

王道ダークファンタジー復讐譚byガンガン
完結済(2004-2019)既刊20巻

話は面白い。だが原作ファンはおろか初見でもガッカリなゴミ品質。

原作
公式で3話無料。原作は緻密な背景による臨場感と、イキリ敵のヒャッハー!→からの見開き大ゴマドン!のカタルシスがウリっぽい。ガンガンっぽく美少女キャラの萌え度高めだが、あくまでも主役はケインツェル。

アニメ
全く原作愛のないやっつけ仕事。エロシーンも設定まるごと削除するから辻褄が合わない。露出多めの恥ずかしい衣装はそのまま。画面の構図も漫画をなぞってるだけ。

OP・中途半端。もっと厨二イキリ感が欲しかった
ED・ちょっと媚びすぎ感はあるが中和剤的なあれかな
劇伴・派手さはないが実にいい仕事をしてます

11
話はシリアスなのに作画が酷すぎて笑ってしまう。

アト復活してもほぼ活躍しないのさすが。ドラゴンライダーや浮遊城も最初から使えやと思えばそういうことね。船パクるのが目的だったと。あの凄まじい砲撃でメインキャラ誰も死なないのはいいとしても、またサブキャラがガンガン増えてくる。

復讐劇でもケインツェルがガンギマリサイコパスでないのが本作のいいところ。7英雄らは悪人というより己の弱さに屈した小悪党。昔の良かったころの思い出ももう少し尺が欲しい気もするが多分原作ではちゃんとしてるんでしょう。ハラの決まったエルサリアらも素敵。ロズンはイクフェスとケインツェルを合わせたくないのだろうがどうやっても無理筋。

エロ削除したならあの恥ずかしい衣装も調整してくれんかねえ

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

八仙花 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

観ているうちに置いてけぼり感を強く感じる。

復讐をテーマにしたストーリーで、全体的に暗い色味が支配的。明るいシーンでも、どこか陰鬱で思わせぶりな雰囲気が漂い、視覚的にしんどく感じる場面も少なくない。個人的にその色味が苦手で、視覚的に疲れてしまった。

物語自体は非常に面白そうで、特に主人公がどのように復讐を進めていくのか、過去との関わりがどのように描かれていくのかに興味が引かれる。しかし、伏線の使い方が不十分なのか、もしくは時間の制約が影響しているのか、唐突なシーン展開や意味不明なカットが多く、観ているうちに置いてけぼり感を強く感じ、感情移入がしづらかった。

また、バトルシーンの動きが少なく、迫力に欠けるため物足りなさを感じる。原作が存在するらしいが、魅力的な世界観が十分に描ききれてない印象が強く、せっかくの設定が活かしきれていないのは非常に残念に思う。3話離脱。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

57.3 4 カタルシスでファンタジーなアニメランキング4位
FARMAGIA(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (20)
65人が棚に入れました
『FAIRY TAIL』の真島ヒロがキャラクター&モンスターデザインを担当したコンシューマーゲーム『FARMAGIA(ファーマギア)』がアニメ化! モンスターを種から育て収穫し共存する平和な魔界フェリシダに訪れる危機。強大な敵に、少年少女たちはどう立ち向かうのか…… 仲間と種(モンスター)と紡ぐ叛逆のファンタジーが今、始まる。 魔界フェリシダ――。 そこには「魔界人」と呼ばれる人々が、モンスターたちと共生していた。 5大陸の1つ、アウリオン大陸に住む少年・テンもその⼀人であった。 彼は、モンスターたちを種から育て収穫し、使役する「ファーマギア」であり、各大陸を治める領主・竜顎六柱将(オラシオンセイス)になるため最強のモンスターの種を育てていた。 そんなある日のこと……、突如としてもたらされた「魔王・ディルクロム」の死によって世界は⼀変する――。 人々の悲しみも束の間、新魔王となった竜顎六柱将(オラシオンセイス)の⼀人、グラーザによる支配が始まるのだった。 大切な人たちを守るため、最強のファーマギアになるため…… テンは仲間のファーマギアとモンスターと共に竜顎六柱将(オラシオンセイス)に立ち向かう!

ヨッシャア! さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

まんべんなく低レベルだが、ターゲット層を考えれば、まあ…

【物語】 1.5 / 5.0
 畑から生まれたモンスターを仲間に様々な局面に立ち向かう、ゲーム原作の冒険活劇。
 キャラクターデザインに有名漫画家である真島ヒロ氏が起用されている。
 だが、この起用に引っ張られたのか、はたまた当て書きか、それとも真島ヒロ氏がシナリオにまで口を出したのか、本当のところはわからないがシナリオの至る所に良くも悪くも「真島ヒロらしさ」が出てしまっている。
 その「真島ヒロらしさ」というのが、「絆だ!」「仲間だ!」「友情だ!」の一辺倒で、正直言って令和の現代においては古臭い少年漫画感を拭いきれない。真島ヒロ特有の「くどすぎる小ボケ」もちゃんと存在し、その点でも評価を下げた。
 とはいえ、原作ゲームがゾーニングがCERO:Bであり、もともとのターゲット層が小学生~中学生と考えれば、方向性としては間違っていないのだろう。
 あくまで、個人の好みとしては評価は低いが、この作風が好きな人ならそれなりに楽しめるだろう。

【作画】 2.0 / 5.0
 作画崩壊はないものの、良いか悪いかで言えば「悪い」に傾く出来。
 また、作画リソースの節約のために主に戦闘シーンなどでモンスターに3DCGが使用されているが、にも関わらずアクションの出来も良くない。
 作画については、「努力は感じられるものの評価すべき点はなく平々凡々」といったところか。

【声優】 2.5 / 5.0
 新人・中堅・ベテランのバランスがよく、棒読みやキャラに合わない演技もないため、無難に仕上がっているという印象。

【音楽】 1.0 / 5.0
 印象に残らない。

【キャラ】 1.5 / 5.0
 物語の項でも触れたが、主人公の思考回路が「絆、仲間、友情」で完結しており、他のレギュラーメンバーも個性や性格が一辺倒なため、深堀りしてみたくなるような魅力はキャラクターにはない。見た目や性格に、どこか既視感を覚えてしまうのも「真島ヒロらしさ」の悪いところか。
 また、主人公の相棒であるマスコット的なキャラクターもいるのだが、いくらなんでもデザインが簡素すぎる。言ってしまうと「小学生の落書き」でも通じてしまうレベルのデザインで、「さすがにもっとやりようがあったのではないだろうか」と呆れてしまう。

【総括】 8.5 / 25.0 (平均 1.7)
 総じて「子ども向けのアニメ」といったところか。
 真島ヒロの熱心なファンでもないと、高校生以上の視聴者にはどうしてもむず痒さのようなものがつきまとう作品。
 また、子ども向けゲーム原作のアニメと考えれば多少ハードルは下がるものの、それでも【脚本】【作画】【キャラ】の品質の低さに目をつぶるのはさすがに厳しく、これといった思い入れがない大人が一から楽しむのにはなかなかつらいものがあるだろう。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ヒロイック・ヒロイズム

Switch作品原作の観るゲーム。
感触は完全に真島ヒロ作品。

OP・ダセエなと思えばアジカン。ゲームだからって手癖で済ますな。
ED・まあまあ

キャラ原案のみだが原作真島ヒロ作品に見えてしまうさすがのキャラパワー。キャラデザと作画のせいでバトルの迫力は皆無だが、声優陣はゲームゆえのオールスター。

育てた(ファーマー)モンスターと魔力(マギア)でシンクロするファーマギアたちが戦うザ・少年漫画な世界。モンスターがスライムゴブリンでないだけで新鮮。専門用語は少なめながら厨二感もしっかり演出。ユナイト、フュージョンとゲーム技を繰り出し敵を殲滅する爽快感を演出。コメディで強引に展開を加速させる手法もすごく少年誌的、

平時は「モンスター大好き!」なのに難敵に平気で「行けえ!」とけしかける矛盾に「おまえはひとの心がないんか?」と思うタイプには見やすい。モンスターがダメージを喰らうとファーマギア自身も同等のダメージを喰らう。設定としては普通だが映像作品だと説得力が段違い。ゲームの設定を追うのに必死でかわいそうなメロドラマをやるヒマはなさそう。

04
既視感は別にいいんです、でもさすがに雑すぎませんか

一般のファーマギアはユナイトすら出来ないとか初回で言えや。「そ…そうか!」でテンがユナイト出来ちゃうお約束もいいとして、何でイメロが出来てたのかくらい教えてよ。んで誤解も解けていざ共闘!なアツい展開なはずなんだが、少しくらいはチームプレイしてくれんかね。部下が「コロ…シテ…」しなかったとこだけはいい。しかしあの二人すげえいいキャラしてたのにもったいねえ。

んでマナスってナーレスと同格のオラシオンセイスではなかったか。フュージョンすら出来ない2人程度にヤラれてはいかんでしょう。マナスがなんか匂わせてたのでイメロとテンがなぜかハイペリオン相当の才覚の持ち主だったとしても、そこをまったく絵で表現できてない。というかこれをするならユナイトしたイメロがテンたち雑魚3人を上陸時に瞬殺出来てない時点で説得力がまるでない。ここはゲーム設定の都合を超えられないゲーム原作ならではの欠点かも。

多少設定変えてでも最初からユナイトくらいできてないと、雑魚モンスターで戦ってばかりだとバトルの迫力もクソもない。でイメロが合流しないのも作劇の都合だろうから別にいいんだけど、これだけ美味しいお約束テンコ盛りなはずなのにあまりに雑すぎてなんのカタルシスもない。結局ナーレスがいないと間が持たない感じ。もっと上手く料理できるポテンシャルはあったはず。ゲーム原作アニメってどうしていっつもこうなのか。

あとはイヤボーン大会になりそうなのでもういいかな。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

フェアリーテイルとルーンファクトリーとポケモン混ぜた感じ

フェアリーテイルの真島ヒロさんキャラデザでストーリーは別の人が書いてるみたいだけど、ノリも話の展開もほぼフェアリーテイル
フェアリーテイルよりも友情とか絆とかの熱さ(くどさ)が控えめなのは好みわかれるところ

昨年末に発売したゲームが原作のアニメ、アニメとゲーム同時進行のプロジェクトみたいですね
原作ゲームはバトルして手に入れた種を畑にまいて収穫するとモンスターが手に入って育成してバトルするゲームですが、実体は使いまわしモンスターが多く、戦闘はもっさり収穫も同じような作業の繰り返しでポケモンもどきとルーンファクトリーもどきの賭け合わせという何とも言えないゲームですが、面白いって言ってる人もいるみたい

オラシオンセイスという組織はフェアリーテイルにも出てきますけどメンバー違います
真島ヒロさんはオラシオンセイスって言葉たぶん気に入ってるんでしょうね
厨二心をくすぐられる響きですし

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9
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