オタクで大学なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のオタクで大学な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月23日の時点で一番のオタクで大学なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.0 1 オタクで大学なアニメランキング1位
私に天使が舞い降りた!(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (625)
2471人が棚に入れました
オタクで、人見知りな女子大生みやこが出会ったのは、まさに天使な小学生!?妹が新しく連れてきた友だちの花ちゃんを見た瞬間、ドキドキが止まらなくなってしまったみやこ!!どうにか仲良くなろうと奮闘するのだが……。超絶かわいいあの娘と仲良くなりたい系スケッチコメディー、開幕♪

声優・キャラクター
上田麗奈、指出毬亜、長江里加、鬼頭明里、大和田仁美、大空直美

KINAKO音大生 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

キモイ…女のロリコンアニメ

女であろうがロリコンはロリコン。
男だと大問題だが、女だと大丈夫とでも思って書いてんのかね?まったく一緒ですからね。
1話途中できったのは初めて。
不快、キモイ、消えろク〇アニメとまで思ったのは初めてかも知れない…。
表現の自由かなんか知らんがアニメ化良くするね…
エロ漫画やらロリコン漫画なくせなんてのは全く思わないが、なんならそれより質悪いかもね。
女にやらしときゃーセーフとか思ったんかいな?
男女関係なく幼児、子供ってのに性的に反応する異常者いるから。闇でやってくれないかな…こういうの…。エロが全くなくても異様なキモさが漂ってる…。むしろ際立ってる…アニメの内容より、これを制作した裏方の大人達しか過ぎらないんやけど…
闇の子供たち思い出したわ…色々と怖いわ…

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終わってみれば面白かったです。第12話(最終回)に、動画工房の本気を見た!

原作漫画は読んでいません。(「コミック百合姫」掲載らしい。)

ぼっちの星野みやこの下に、年の離れた妹である少額5年生のひなたのクラスメイトである白咲花(しらさき はな)や姫坂乃愛(ひめさか のあ)が現れるようになり、特に花の愛らしさに惹かれたみやこが妹の同級生たちとの距離をだんだんと縮めていくといった感じのお話。

歳が離れていてみやこがひなたの面倒を見ていたため相互に極度のシスコン状態です。

登場人物としては話数を重ねていくにしたがってみやことひなたの母親である千鶴、花の母親である春香、乃愛の母親であるエミリー、ひなたのクラスメイトである種村小依(たねむら こより)、小之森夏音(このもり かのん)、みやこと高校の同級生だったという松本香子(まつもと こうこ)などの面々が出てきます。

ED主題歌はひなた、花、乃愛、小依、花音の担当声優によるユニット「わたてん☆5」が歌っています。

原作掲載誌がコミック百合姫というだけのことはあってみやこ×花の他、カップリングはかなりハッキリと意識したストーリーになっているようですね。

第1~10話まで、ほぼほぼ人間関係の進展具合を追うようなストーリーの中にコミカルな描写を織り交ぜていくスタイルです。こういった人間関係にフォーカスを当てた作品は退屈に感じるという人もいるかもしれません。ただ、私は大変良かったと思います。

またみやこや松本の行動が一般論的にある種「危ない人」であるところもあり、人によっては拒否反応があるかもしれません。

しかしみやこはコスプレ衣装作りとお菓子などを作る料理、松本も同じく衣装作りにおいては能力的にはその怪しさに見合わないハイスペックぶりで、そのあたりのギャップも本作の魅力と言えます。

こういった日常回を重ねつつ第10話では最終回的なエピソードを持ってきています。そしてそれまでの話数での人間関係を踏まえた11話におけるひなたたちのクラスの劇の準備、12話での劇本番といった構成です。

この第12話での劇中劇が「天使のまなざし」がアニメとしてはかなり本格的なミュージカルで、しかもダイジェストではなくフルに上演場面が出てくるという異例の脚本になっています。

この劇中劇の楽曲レベルも結構高くて、歌唱や劇の場面の描写も含めてかなり本気で作られています。「日常アニメにそんなものは求めない」という声も聞かれますが、私はこの劇中劇により本作をかなり気に入りました。

余談: そういえば香子を「こうこ」と読むのは珍しい。『ゴールデンタイム』ではそうでしたけど。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 44

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

萌え消費し続けるユーザーへの新たな供給の形

オタクで人見知りな女子大生みやこと、天使な小学生達とお送りする動画工房によるかわいいスケッチコメディー

シリアスな物語や考えさせられる作品の方が評価が高くなりがちですが、日常系でも中には工夫の高い作品があると思います。本作はまさにそれで奥深い作品でした。

キャラクター設定においては、みゃー姉という小学生に萌える女性を配置し、まず萌えるという行為を全肯定してくれる大きなお友達への優しさが伝わる作風。さらに萌えてるみゃー姉の姿が萌えるという蕩れにまで至らせてくれる作品w(私観がものすごく入っております)

キャラクターの関係図として、花ちゃんは、お菓子を作る代わりにコスプレ衣装を着せた写真を撮らせてくれるとか、のあちゃんは、とある事情を秘密にする代わりにコスプレさせてほしいとか、相関図が書けるような明示的な描写がされています。
その明示的な関係の裏にある暗黙的な、実はこうだよね、みたいな 本当に思っていることはハートフルな思いがあって、その明暗な表現方法が素敵でした。

みゃー姉のストーカーなる人物も出現し、当初は小学生の天使たちを愛でるアニメという表を装っておきながら、実はみゃー姉がハーレム主人公であり、みゃー姉を愛でるアニメという様相を呈していく。

むちむちボディと評されるみゃー姉のデザインもよくて、グリッドマンの新条アカネを彷彿とさせるところもあって、というか声優も同じなのであった。

日常系の作品って一見 物語性が薄いように感じますが、本作においては優れた構成になっていると感じました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33

71.3 2 オタクで大学なアニメランキング2位
げんしけん(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (666)
3851人が棚に入れました
笹原完士は大学入学を機にそれまで秘めていた「漫画・アニメ・ゲーム」への思いを分かち合えるサークルへ入ることを決意した新入生。
見学で訪れた「現代視覚文化研究会(げんしけん)」の個性豊かな「現視研」のメンバーと行動をともにしていくなかで、笹原はこの道に進む覚悟を決めていく。
ゆるやかなキャンパスライフの中にも笑いあり、涙あり、恋愛あり!?の笹原のオタクライフが始まるのだった。

声優・キャラクター
大山鎬則、斎賀みつき、ゆきのさつき、檜山修之、関智一、乃村健次、川澄綾子、清水香里、うえだゆうじ

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ホモが嫌いな女子なんかいません!

今日の私の礎を築いた作品です
自分ってオタクかもって思ってきたら、是非この作品を見てください
主客不可分アニメ、まさに有意義な時間の消費を実現した、そんな作品でした


げんしけんというタイトルにまず原始時代を想像した私ですが
そんなはじめ人間的な要素は皆無で、「現代視覚文化研究会」という大学サークルによる、ゆる~いオタライフを描いたものです
私が見てきた中では、「オタ中心アニメ」の最頂点に位置しますのが、このげんしけん
今や、萌え系作品には、必ずと言っていいほど、サブキャラにオタク系が入り混じってます
あるいは、俺妹や神のみのようにメインすらはることもあります
しかし彼奴等と来たらイメケンでノンケとも社交的で、オタクの何にも理解していない
結局は自身の願望を極限に膨らませたキャラクターたちの量産に繋がるわけです
と・こ・ろ・が、このげんしけんは、原作者・木尾士目氏がオタク観察に尽力を注いだであろうことが見て取れる、登場キャラたちのリアルな描画、素晴らしい
もちろん、ストーリー進行上、フィクションな部分は出て来ますが、キャラのオタク性がブレることはないです
二期のことは言わないでくれッ
あれぞオタライフのあるべき姿、目指すものです
手のひらサイズの願望でもって、三次元現実にも心地よい刺激を与えてくれる物語です

作画はかなり古臭い感じです、2004年ということもあって
OVAではスタッフも一新され、絵も格段にきれいになってはますが
1期もOVAも、変わらない良さがあり、温かさがあります
それに、咲さんや大野さん、荻上といった女キャラは、案外というか、かなり可愛いです、要素に飾られないナチュラルな可愛さがあります
また演出面では、間の入れ方が上手く、キャラの心情を際立たせれてます
そもそもまず、1話の構成からしてレベル高いです
劇中に出てくる「くじびきアンバランス」は、げんしけんのヒットを受け、まさかのアニメ化、しかも第二シーズンまで作られてます
次いでパロネタに関しては、もっとはっちゃけて欲しかったですが、如何せん・・・

声優さんは、合ってる合ってないなど考えもせず、すべてをそのまま受け入れた口です
ですので、かなり補正効いてますが、言わせていただくと、もう最高です
どの方も素晴らしい演技をしなさってます
笹原役の大山鎬則さん、脱力系ボイスが癖になるぴったりのキャスチングです
斑目役の檜山さん、檜山さんと言えば熱血ボイスですのでギャップがすごいですが、もう最高、素晴らしい
何かと”斑目”と縁の深い檜山さん、いつもとは違う檜山さんが堪能できます
田中役の関智さん、声幅広いですよね、こういう野太い声はあんま聞いたことなくて新鮮でした
くがぴー役の乃村建次さん、どもった喋りの、いかにもオタクな感じが出てて見事です
大野さん役の川澄さん、8話のプラモ壊された時の泣き演技にはお世話になりました
くっちー役の石田さん、”うんこにょ~”にはクッソワロタw

音楽はどれもピカ一、manzoによる「マイペース大王」「青春として」、アツミサオリさんによる「びいだま」
マイペース大王のOPでは、ギルティギアがそのまま出てたりを、青春としてのOPでは、くじアンのOPのオマージュだったりをします
歌詞がいいんですよねぇ、ほんと
”「日本中で誰にも負けない一つ」があるにはあるけど 悲しいかな、人知れず”
なんてフレーズとか、分かりすぎて聞く度にうんうん頷いてます

さて、キャラですが、語りたいことが数多くありますが、それを語るには、余白が狭すぎます
もう、敢えて何も言わないで締めたいと思います


ちなみにタイトルはOVAのネタです
最近、アフタヌーンにて、二代目の連載に沸いて、またアニメを見返してました
いやぁ面白い、何度見ても面白い
私の大好きな作品です

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

咲さんのいないげんしけんは言わば2軍…普通の良アニメにすぎない。たった一人一般人が加わっただけでげんしけんは神作品になる

タイトルからのこの作品のイメージ→無理です(笑)視聴前は全く思いつきませんでした(笑)

1期前半さっらと視聴しての感想→オタクの生態系描写からのあるある共感アニメかなー

1期全話視聴しての感想→なんやこの神アニメ…

OVAを視聴しての感想→なんやこの神アニメ…

2期を視聴しての感想→なんやこの神アニメ…

二代目(3期)前半を視聴しての感想→ファッ!?

二代目(3期)全話視聴しての感想→なんやこの神アニメ…


【短くない感想】
正真正銘本物のオタクアニメです。
俺妹が現実と比べて99%有り得ないとすれば、こっちの有り得ない度は20%とかそんなもんだと思います。
それだけリアルさがあるアニメであり、何かの流れで誰にでもげんしけんのような出来事、ほかの人との関わりは起こりえたのではと思ってしまう作品です。
現代視覚研究会(げんしけん)というサークルにオタクが集まり、オタクライフを満喫するというのが本作の話の流れです。
たしかにオタクアニメではあるのですが、それは藤真健j…失礼、あのオタクではない一般人の方を含めない場合に限り、その人が加わるだけでただのオタクアニメではなくなります。

春日部 咲
この人がげんしけん1期の真の主人公であり、げんしけんを神作品に押し上げたアンチオタクの一般人です。
一般人というか、イケイケの女子大生でオタクと正反対の所にいそうな感じで、げんしけんメンバーからすれば一生関わることはない、むしろそう考えたほうが普通という人物です。

春日部咲という価値観に触れたげんしけん、げんしけん(オタク)という価値観に触れた春日部咲の二者関係によって、物語はどんどん深いものになっていきます。
どちらにとっても関わることなど有り得ない、むしろお断りと両者思いそうな相手でありながら、話していくうちにお互いを知り、認め合い、考えや見方が変わっていきます。
この関わり合い、描写が非常に丁寧です。
この人が変わった理由やきっかけは?と聞かれたら、答えを返せる作品であり、理由になっている描写があるんです。
こういう作品がもっと増えて欲しいし、他の作品も見習って欲しいと思えるくらいです。
ただのじゃれ合いで変わるのではなく、登場人物が自分の考え、価値観をぶつけ合った故の結果であり、納得の変化、成長とうなずけると思います。

一見オタクアニメという感じですが、実際はオタクとそれ以外の人との価値観の違いや、人それぞれの気持ちの持ち方を描いた主張性のあるアニメだと思います。
今作はオタクを扱っていますが、価値観の違いが出せれば他の物でも出来ると思うし、実際二代目では腐女子を扱っています。
もちろんアニメ、ゲーム、マンガの共感やキャラの面白さに関しても楽しめるアニメですが、咲さんとのやり取りに注目して欲しいアニメだなーと私は思います。



【長い感想】
○アニメ化の利点
・キャラが動く
・声が入る
・BGMや演出などで強調を加えることが出来る
・多くの人、原作を知らない人にも作品を伝えられる
・間←NEW
間って何よ?って感じですよね。
ここでいう間はセリフがないシーン、誰も何もしゃべらないことによって、伝えたいことを強調したり、その時のリアル感を出したり、独特の雰囲気を作り出すことです。
今まで見た中ではおおかみこどもの雨と雪なんかはすごいです。あれは元々かなり意識して作られたようですが。
今季アニメではのんのんのんびよりの間がすごく好きです。

では、げんしけんの間は?
{netabare}プラモを壊されて泣いてしまう大野さんの間がいいですね。
悲しいながらも頭では泣くほどではないと思いながらも泣いてしまう、それまで少し間があることによってすごくリアルな印象を受けます。
そして、1期で一番好きな間は咲さんのボヤ事件によって活動禁止にされている時の間です。最終話ですね。
最初はほかの人の部屋で楽しくするも、少しずつセリフがなくなっていく、暗めの作画にすることによって、寂しさやいつも通りじゃない、コレジャナイ感がすごく出せています。
音があるのが当たり前のアニメに音がなくなる、これはマンガのセリフなしよりも雰囲気を出すことができると思います。
この寂しい雰囲気が後々の咲さんの涙に繋がりますからね。
咲さんがみんなに罰ゲームと責められる、プラスしてこういう描写があると咲さんが後悔や責任を感じてる気持ちがすごく伝わってきます。

あとは、あの伝説の鼻毛回とか、アレなんてほぼ何も話していないですからね。
あれが後に繋がったり、理由が明かされるのもすごいよなぁ。
二代目(3期)のあの回も間の取り方がすごくうまいです。
これは二代目のレビューに後で書きます。{/netabare}


○なろうと思ってなったもんじゃねぇからやめる事もできねぇよ
{netabare}サラっと斑目が言った言葉ですが、かなり深いというか、なるほどなぁと思える言葉です。
100%正しいとは言い切れませんが、自分の経験で考えても確かになぁと納得してしまいます。
ここで面白いと思ったことを3つほど。
①班目本人も含まれること
今のオタクライフをやめることは出来ない、自覚しているからこそ誰よりも満喫して楽しんでいるのかなぁと思います。
②咲さんが少しずつ変わっていくこと
この発言が決定打だったかは定かではありませんが、少しでも影響を受けたり、考えるきっかけになったと思います。
高坂にオタクをやめさせるのではなく、今の高坂を受け入れ、オタクと付き合うことにした咲さん。
それから、全く同じ言葉を10話のコミケ会場で笹原妹に話しています。
③意識してやめることは出来ないけど、気付いたらやめてしまっている
1期にはそういう描写はありませんが、最後はこれなんじゃないかなぁと思います。
始めるのもやめるのも気付いたらっていうことって結構あると思います。{/netabare}


○わかるかな?その大野さんの{netabare}涙こそが、プラモと金で買うだけのオモチャとの{/netabare}違いなんだよ。
{netabare}この斑目の言葉も的のど真ん中を射ていて本当にすごい。
価値観の違いをここまで分かりやすい言葉で表せるものなんだなぁ。
弁償すると言って謝っていた咲さんですが、大野さんの気持ちを理解した上での行動ではありませんでした。
たった一言で大野さんの気持ちを咲さんに理解させるという。
オタクじゃなくてもこういうことってあると思います。
人から見れば大したものに見えなくても、実際は大事でとても大切にしているもんもってあると思います。
人それぞれの価値観の違いを理解した上で、価値を尊重する気持ちを持つことは大事なことだと思います。
俺ガイルでも同じようなレビュー書いてたな(笑){/netabare}



【最後に】
シリーズとしてアニメ展開しているげんしけんですが、どれも魅力満載です。
それに単なる続きとかではなく、1期、2期、3期、OVAでそれぞれが魅力や見どころを持ち合わせているから面白いです。
他のシリーズもののアニメとはまた違うようなイメージです。
アニメ化の利点として間というものに気付き、価値観の違いと尊重の大切さを改めて考えたアニメでした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ココニイル。  【ねこ's満足度:81pts】

『現代視覚文化研究会』・・・略して『現視研』。
とある大学のサークルに所属する、オタク学生たちの姿をコミカルに描いた物語です。

「オタクはなろうと思ってなるんじゃない。気づいてたらなってる。だからやめられない。」
(作中の某キャラのセリフ)

今ならこの気持ちよくわかります(笑)。だからこそ面白かった。
原作である漫画を読んだのは、もう10年近くも前のこと。
同人誌やらコミケやらといった”オタク文化”を初めて知ったのはまさにこの作品でした。
あの頃は別次元の生き物としか思えなかった登場人物・・・時が経つのは恐ろしいものです(笑)。

1話のアバンはある意味衝撃的。
「『げんしけん』だと思ってDVDを入れたら、なぜかロリっ娘が泣いてたでござる・・・。」
うん、大丈夫。あなたは間違ってない。そのまましばらくお待ちください(笑)。

主人公は、妙なプライドからいまひとつオタクに染まりきれないでいた新入生・笹原完士。
そんな彼も、迷い無く趣味に興じる先輩らの中に混じることで徐々にその殻を破っていきます。

しかし、その笹原くんもこの1期ではほぼ空気。
実質的な主人公は、サークル唯一の非オタ・春日部咲(さき)ちゃんです。

超異質なオタク・高坂くんと付き合うという茨の道を選んでしまった咲ちゃん。
そのあまりに報われなさすぎる奮闘ぶりは、ホント涙無しには語れません(笑)。
この作品がオタクだけのただのドタバタ劇で終わらないのも、そんな彼女の頑張りのおかげ。
もうひとりの裏主人公である斑目との”温度差”も、この作品の見所であり楽しみの一つです。

基本的なペースは終始変わらず。
まったりとサークルメンバーの日常を描いていますが、最終話では大きな転機が訪れます。
この先の展開に関わる重要事項の決定、EDではとある重要キャラクターがついに初登場。
彼らのオタクストーリーはまだまだ終わりません。続きはOVA(全3話)&2期で♪



今回のオタ名言・・・『血の繋がった妹なんているわけないじゃないか!!』

投稿 : 2024/12/21
♥ : 50

67.9 3 オタクで大学なアニメランキング3位
げんしけん二代目(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (587)
2947人が棚に入れました
椎応大学現代視覚文化研究会、通称「現視研」。その新会長となった荻上千佳は、昨年の新歓活動の反省を踏まえ、新入生の会員獲得を目指していた。新歓会場では、相変わらずコスプレをして自分だけが楽しんでいる前会長・大野加奈子を横目に、荻上は大きなイラストを即興で描く姿を披露した!それに反応した女子が2名、新入生の吉武莉華と矢島美怜が現視研に入会した。類は友を呼ぶのか、2人はいわゆる「腐女子」であった。
そして更に、入会希望で部室に現れた栗色の髪の清楚な美人―。だが、その正体はウィッグを着けた「男の娘」で・・・。
超個性的な新入生を迎えた、『げんしけん二代目』の活動が始まる!
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本当に・・・楽しかったんだ・・・(-ω-)

原作 漫画 

3期目  

オタクサークルの日常系

全13話

1期→OVA→2期  視聴済み


いつも、レビューは観終わってからしか書きませんが、(SAOは書いたか^^;)
どうしても言いたかったので・・・ (。-`ω´-)


今回、1話見ただけですが、キャラの声が、皆 総入れ替えで・・・(> <) 
何で変えるかな~?
キャラと声って、凄く大事なのに!
イメージが変わっちゃいます!! (。-`ω´-) プンプン

斑目の声なんか、好きだった檜山修之さんで、凄く良かったのに・・・

荻上だって、好きな水橋かおりさんだったのに・・・

大野も、好きな川澄綾子さんだったのに・・・

特に、この3人の声には違和感でした。
前の声に慣れてしまっているので、残念でしかたないです。
ε-(ーдー)ハァ

前の主人公の笹原と、金髪のスザンナの声は、そんなに違和感無かったですが・・・^^;


映像は、前より綺麗なんだけど、キャラデザも変わってしまってて、違和感ありました。
目の描き方が変わったのは致命的です。><

時期に慣れるのかな・・・?

内容は、新キャラ登場で、面白くなりそうです。

声が変わったのは残念ですが、
今後も毎週楽しみに視聴します。
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最終話まで見た感想

げんしけんにハマリ、この2代目の途中から原作コミックを読みました。

そしたら、2期から この二代目までの間の重要なエピソードがカットされてて、愕然でした!

{netabare}
2期の終わりでは、笹原と荻上が この先どうなるのか?
って所で終わっているんですが、
この二代目のはじめでは、もう既に笹原と荻上は付き合っていて・・・

原作で描かれてる 笹原の告白がカット・・・

それに、荻上が自分のラウマを克服する件もカット・・・

笹原、高坂、春日部の大学卒業もカット・・・

う~ん、めっちゃ残念です。><

できれば、ちゃんと2期の終わりから見せて欲しかったです!
{/netabare}
まぁ、このアニメの二代目は、ちゃんと原作の二代目から始まってるから「しゃーなしだな」・・・なんですけどね。
ε- (´ー`*) フッ
なので、二代目ではなく、3期として2期の続きから製作して見せて欲しかったです。
(> <) orz


内容的には、腐女子と女装趣味でBL好きの男の娘が増え、
2期までの雰囲気が変わりましたが、
卒業した斑目や、笹原もちょい出てくるので ガッカリ感は無かったです。

個人的には、11話が最高潮でした!
{netabare}
斑目が春日部へ告白するシーン

斑目ぇ・・・・・このへタレめ!  ε-(ーдー)ハァ

あとは、スーが10話で斑目のほっぺにキスをして・・・

その後、原作では 斑目を意識して3倍赤面するシーンがあるんですが、
それもカットされてたのには・・・
残念です。 見たかったのに・・・
{/netabare}

げんしけんって、オタク、腐女子、BLなど、マニアな趣味を持った人が集まったサークルの話なんだけど、
結構 恋愛も絡んでいるので楽しめるんですよね!

自分も大学に行き、こんなサークルに入ってキャンパスライフを満喫したかったな~って思えました。

自分にはドストライクな作品でした。

斑目じゃないけど、「本当に・・・本当に楽しかったんだ。。。」

万人にはウケないだろうけど、1期見て面白かったなら、この二代目もオススメです。
⊂( ^ω^)⊃


OP:「げんし、女子は、たいようだった。」歌 - 上坂すみれ

ED:「アオくユレている」歌 - 荻上千佳(山本希望)、吉武莉華(上坂すみれ)、矢島美怜(内山夕実)、波戸賢二郎(加隈亜衣)


最後に
斑目の声、最後まで違和感でした・・・( ̄Д ̄;;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 52
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

腐女子による、腐女子を観るためのげんしけん!

原作未読 全13話
1期・OVA・2期視聴済
今回は「げんしけん」の3期になります。

お話は、上級生となった荻上 千佳が、大学のオタクサークル、現代視覚文化研究会(通称 現視研)の会長になり、以前から所属している大野 加奈子、朽木 学、そして新会員の スザンナ・ホプキンス(スー)、吉武 莉華、矢島 美怜、波戸ちゃんが加わり、そして卒業生 斑目 晴信、笹原 完士、高坂 真琴、春日部 咲たちも絡んでいってお話は進みます。

今回は何と言っても容姿が可愛い{netabare}女の子らしい?男の子、{/netabare}波戸ちゃんがメインですねw {netabare}(2人の声優さんが演じてますからね) {/netabare}
OPやEDにもメインで出て来てほとんど主役と言っていい活躍?をします。(主役が誰なのか分かりませんがw)

1期は男子のげんしけん、OVA・2期は男女のげんしけん、今回の3期は女子のげんしけんとうまくシフトしてます。大学生で卒業というイベントがあるので、代替わりしてキャラ新しくなりマンネリがなく、今回も新鮮に観れました。卒業生もチョイ役で出ているのもいいですね。(うち1人はかなり出ていますねw)

作画も変わっていてみんな優しい感じになってますね〜(特に女子)

好きなキャラはスーです。あまり喋りませんが、鋭いツッコミや突拍子のないセリフは楽しかったですね。 {netabare}「リア充爆発シロー!」「雨振ッテ地ガ陥没!」等w {/netabare}

私の周りには腐女子はいませんが(隠れはいるかもw)、腐女子ってこんな感じですよって分かるお話でした。
この2代目から観ても十分観れますが、キャラやサークルの経緯を知りたい方は1期から観ることをオススメします。
{netabare}
班目さんの告白シーン良かったですね~
表の主役は波戸ちゃん、準主役は班目さん、裏主役はスーちゃんですねw
{/netabare}
OP 波戸ちゃん押しの作画です。曲は明るく、上坂すみれさん(中二病の凸守役、むろみさんのOP)が歌ってます。
ED こちらは前からの部室の演出に、やっぱり波戸ちゃん押しの作画となっております。げんしけんメンバーみなさんが歌ってます(朽木を除くw)

最後に、2期より年月が経過し、スタッフや声優さんが変わったのはしかたがありませんが、直近で前を観ていたものとっては、最後まで斑目さんの声が慣れませんでしたw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 35
ネタバレ

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

今回は腐女子色が強い~全然OKだけどね。(^_-)-☆→二代目も面白かった!

初代の現視研は新鮮で面白かった!
漫画、アニメ、ライトノベル、コンピュータゲーム、
そしてそれらを元にした造形
(フィギュア、カプセルトイ、プラモデル等)、
コスプレ、同人誌二次創作といった
おたくカルチャー全てを対象とする総合的サークル
「現代視覚文化研究会」。
私も大学のサークル入ったり、コスプレしたり、
コミケに行ってみたかった。(笑)
声優もキャラにあってて好きだったなぁ。

二代目もそれなりに面白い。
腐女子色が強いので好みは分かれるかも。
波戸ちゃん健気。
欲を言えば男女両バージョンを一人の声優が
見事に演じ分けるのをみたかった。

スーの忍コスが最高!!☆⌒(*^∇゜)v

---☆追記☆----
斑目先輩ファイト!!
こいう回がまたポイント高いですね!!

---☆追記☆----
代替わりしても、現視研は健在!!
いい感じに終わりました。

スー可愛いなぁ~~。

コスやパロも楽しくて笑いました。
{netabare} 朽木の巨人はハマり過ぎでしょ!(笑){/netabare}

続き観たいですね!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

66.8 4 オタクで大学なアニメランキング4位
げんしけん2(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (407)
2274人が棚に入れました
オタクのぬるく楽しい日々を描いた『げんしけん』の第2章。
オタク嫌いなオタク女・荻上を迎え、相変わらずゆるやかなオタクライフを満喫していた現視研の面々。しかし、笹原が会長に就任し現視研に転機が訪れる。
笹原が会長就任の際に公約し応募した、コミフェスのサークル参加の当選通知が届くのだった。ゆるやかなオタクライフから、新たな世界に踏み込んでいく「げんしけん」の向かう先は…!?

声優・キャラクター
大山鎬則、斎賀みつき、ゆきのさつき、檜山修之、関智一、乃村健次、川澄綾子、水橋かおり、石田彰、後藤邑子、甲斐田ゆき

たこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

^o^2

おおかたの予想通り前作よりはトーンダウン。
ドタバタとした日常アニメだった1期と比較すると
各キャラの人間的な成長を垣間見せるシーンがあったり
就活や卒業に関する苦悩を抱えていたりで
趣味がオタクという要素のみを引き継いだ
卒業を控えた大学生達の青春アニメと分類していいだろう。
設定上学年が違うので仕方ない事だが
一部キャラの登場が極端に減ったりするのはちょっと寂しい。
最後はほとんど中途半端で消化不良。
リアルといえばリアルなんだがもうちょっと綺麗にまとめてほしかった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

見終わった後・・・二代目が楽しみです! (^ー^* )♪

原作 漫画 未読

全12話

1期、OVA 視聴済み


感想

今回は1期、OVAよりはちゃんと主人公がメインっぽくなっ
てました。
{netabare}
OPは、ちょっとガン〇ムSEEDのパロ入ってて、初めて観た時は笑いましたw (≧▽≦)vぶは!

1~3話は、コミックフェスティバル(通称コミフェス)参加の話でしたが、参加者側の裏事情が分かって面白かったです。
自分はコミフェスに行った事がなくて、一度は行って見たいんですが、これ観たら・・・
なんか、始発の電車で出かけ、会場で何時間も並んで待つなんて・・・
キツイですね。それに凄い人の数で、人酔いしそうです。><
同人誌には興味はないんですが、話の種に一度は行って体験してみたいですね!^^;
でも、暑い夏コミは無理かなw (> <) 

4話では、田中と大野さんがやっとくっ付いてよかったな~っと。
個人的には大野さんみたいな人、巨乳は関係なく好きですけどね! (●´ω`●) ってか、普通のがいいけどw ^^
{netabare}二人共、初キッスがディープキスなのは、ど~なのよ!でしたが。。。 (@゜Д゜@;){/netabare}

5話では、荻上の腑女子妄想が爆発!(*^▽^*)
笹原(攻め)と斑目(受け)が美化されてのBL
爆笑でしたw (≧▽≦)vぶは!

7話では、斑目、田中、久我山が卒業してしまいます。
卒業後も、斑目が弁当買ってサークルの部屋に来るのは、なんだか嬉しかったです。
居なくなるのは寂しいので。

10話では大野がアメリカに住んでた時の友達、アンジェラとスザンナが来るんだけど・・・
この時、斑目とアンジェラとの絡みで、アンジェラが英語で喋るんだけど、字幕がないから何言ってるか分からんかった。
あそこも字幕が欲しかったです。(-ω-) 
あと、この10話のラストで分かったんだけど、斑目って一般人の春日部 咲に惚れてたんですね~
前に無理やり「くじびきアンバランス」のコスプレさせられた姿を見た時から意識しだしたのかな~って思いました。
んで、アンジェラは斑目に惚れたのかな?

スザンナは、いろんなアニメの名セリフを言うんだけど、そのセリフが分かるので、余計面白いですね!
「エヴァ」「ドラえもん」「ラピュタ」「うる星やつら」等
ヾ(>▽<)oぎゃはははっ!

9話以降は、主人公の笹原の就職活動と、荻上主催の夏コミ参加の話が進んでいきますが・・・
ことごとく面接で落ちる笹原を見てると、こっちも辛くなりました。
11話で、萩上が初めて書いた同人誌が、最初の1冊売れた時、笹原の喜んでくれた満面の笑みに惚れたと云うか、意識しだしたのかな~?

11話のラストで、萩上が書いたBL同人誌を見てる二人の腑女子が笑えましたw 「も・も・も・・」その後のセリフって、やっぱり「萌え~」なのか? ^^;

ラスト12話で、春日部と萩上にはっぱ掛けられて、ようやくやりたかった編集業の会社に内定貰った訳だけど、よかったな~っと。
その報告を萩上に電話して、その後二人は良い雰囲気w
そんな感じで終ってしまいましたが、その後が気になりました。
あの後二人はどうなったのか?
その辺、3期の二代目で分かるのかな~?
でも、二代目って、声優さん達が皆変わってしまうみたいなので、個人的に、萩上役の水橋かおりさん、大野役の川澄綾子さん、斑目役の檜山修之さんが好きなので残念で仕方ないです。
(yTДT)y    ○|  ̄|_


最後に、斑目達の卒業、笹原と高坂の就職と、なんだか駆け足でした。
原作知らないので分かりませんが、駆け足だった分、ちょっと勿体無かった気がします。
もっといろんなエピソードが見たかったな~と・・・。
{/netabare}

結論

オタクあにめの「げんしけん」、やっぱり面白かったです。(≧∇≦)b
ので、直ぐに原作コミックを買って読みますw (=´ω`)ノシ 

PS:萩上見てると、なんだか こけし人形を連想するのは自分だけかな・・・?∑d(≧▽≦*)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 28
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

笹原も4年間頑張ってきた男なんだ。侮ってはいけなかった

今まではすごく濃いキャラたちに囲まれて少し埋もれ気味になってましたが、とうとう主人公が主人公します!

【短い感想】
げんしけんとげんしけんOVAで色々凄いところを挙げてきましたが、このシリーズはまだ凄いところがあるんです。
げんしけん2では顕著に描写されていますが、それは“時間経過”です。
これがすごく大胆かつ丁寧です。
シリーズ全て含めると4,5年くらいの時間経過であり、もちろん世代ごとに卒業していくし、新会員も入ってきます。
詳しくは後で書きますが、これだけ長い期間を描いているアニメはあまりないし、その年ごとのイベントなども充実していて、決して時間を飛ばしたりせず、その年ごとに描写するところはしっかり描写しています。

凄いところその2、それは笹原完士です。
はっきり言ってどの作品の主人公よりも平凡というか、どこにでもいそうな人物だと思います。
今までは主人公らしい描写が少なかったですが、ようやく、スポットが多く当たるようになり、彼の普通さが武器になり、魅力を発揮します。



【長い感想】
○時間経過
{netabare}凄いのは4,5年の長い期間に渡って展開していることだけではありません。
げんしけんの時間経過にはパターンがあります。
入学・新入会員歓迎→夏コミ→文化祭→冬コミ→卒業→入学
このようなサイクルになっていて、ほぼ毎年これら行事の描写があります。
そして、卒業と入会があるため、毎年同じメンバーではなく、世代ごとのメンバーでの描写になっています。
他のアニメではあまり見られない、世代交代やサークルの移り変わり、伝統継承といった描写があります。
まだすごいところがあります。
それは、就職活動や就職してからの社会人の描写です。
誰もが当たる壁、苦労する描写を世代ごとに描写しています。
主人公の笹原だけでなく、先輩の久我山だったり、2代目で言えば大野の描写もあったりします。
卒業した後のメンバーの描写も結構多く、ほかのアニメで見られないことがたくさんあると同時に、登場人物の扱い、それぞれの描写が非常に丁寧な印象です。
価値観の違いのぶつけ合い、オタク描写、恋愛に加え、就職などの現実問題を扱い、さらにはそれを世代ごとに描写している。
こんなアニメほとんどないと思いますよ。
マジでclannadレベルのことをやっているアニメだと思います。{/netabare}


○笹原完士
{netabare}はっきり言ってげんしけんの中では逆に特殊な存在だと思います。
周りが濃すぎて、普通なキャラが逆に浮くみたいな。
そして、実力派声優陣がそろっているげんしけんの中で、笹原担当の声優さん(大山さん)はあまり声優として活動していない方で、失礼ながらもあまり演技が上手くないんですよ。
これはスタッフが意識していたのかもですが、笹原を意図的に普通の平凡なキャラにしていた気がするんです。
理由はなんとなくですが、笹原の視点、考えでげんしけんを見せるためなんじゃないかと思いました。

笹原の挫折や悩みってかなり一般的な、誰でも抱きそうなものだと思うんですよ。
実際、私も同じ気持ちになったことがあります。
「自分もそうだったなぁ」「うわぁ…分かるわー…」ってな感じで、すごくグサっとくるんですよ。
ただの共感とはまた違う、すごく自分に近いような、自分と重ねて考えてしまうキャラでした。

100%自分と同じ考えを持つ人なんていません。
それでも、近い考えを持つ人、近い境遇を味わっている人って絶対どこかにいると思います。
笹原の普通さ、一般的な感じがより強い共感をもたらしたのかなと思います。
げんしけん2は主人公としての立ち位置が強かったですが、最後にこれだけの描写ができたのは、笹原の4年間の描写があったからこそだと思います。
主人公していないときの描写があるからこその笹原です。{/netabare}


○げんしけんにさえ入らなければ…
{netabare}これが本当に共感できるんですよ…
誰もが一度は思うことだと思います。
何もかもうまくいかなくて、現状を否定し、もしものストーリーを考えてしまうといった感じで。
私も何回も「大学に入らなければ…」って考えましたよ(笑)
逃げたくなること、否定したくなることってたくさんあると思います。
ただ、それを行動にしてはいけない。
それを行動にしたから笹原は咲さんに一喝されました。
一度逃げてしまえばクセになってしまいます。
逃げた先は楽だから。
人間なんだから誰でも楽したい、楽を知ってしまったらそれを求めてしまうのは自然なことだと思います。

どれだけ辛くても、大変でもそれを行動にしてはいけない。
過去を否定してはいけない。
今回の場合は楽しかったこともたくさんある、言ってしまえば青春と呼べるもの。
過去を変えれたからといって今よりもいい状況になれるとは限りません。
過去の出来事、過去の行動があるからこその自分であり、過去の自分を受け入れ、今の自分を受け入れるべきだと思います。
少しズレましたが、私が普段思っていることを載せてみました。
最終的には経験が役に立ったし、久我山もあれだけ喧嘩しながらも同人誌を描いてよかったと言ってました。
役に立った以上に、かけがえのない大切なものとしてこれからも残っていくと思いました。
なんだかんだ「やっていなければ」と思いながらも、それ以上にやっておいて良かったと思えるもんもだと思います。
そんなのその時の状況や気持ちの持ちようでしょ?


進む一歩が 大きすぎるなら 今は半分でいい   surface『.5(HALF)』{/netabare}



【最後に】
1話目からめちゃくちゃ引き込まれました。
ハラグーロの後処理からの作家さんのあの考え方、あれこそが柔軟な考え方っていうものですよね。ああいった考えができる大人になりたいなぁ。

あとは伝説のマダラメ総ウケとか、荻上の感情変化などまだまだ見所はたくさんある作品です。
それでも今回はやっぱり主人公笹原に注目してもらいたいなぁと思いました。

あと、EDがめちゃめちゃいいです。
特に2番以降を聞いてもらいたい。
それと特殊EDの演出具合もめちゃめちゃいいです。
このあたりも楽しんで視聴出来た要因の1つです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10
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