エフェクトおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのエフェクト成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月07日の時点で一番のエフェクトおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.2 1 エフェクトアニメランキング1位
もめんたりー・リリィ(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (233)
171人が棚に入れました
「友達…できるかなぁ…」 転校生・霞れんげは新生活に不安を抱えていた。 なにせ知らない人と話すと気絶するんじゃないかと思うほど、 彼女はコミュニケーションが苦手である。 重い足取りで教室へと向かうと、 なにやら賑やかな声が聞こえてきて…? 「れんげちゃんも一緒に、今しか出来ないことをやろうよ!」 GoHands×松竹のオリジナルアニメプロジェクトより、 少女達の『したいこと』をポップにコミカライズ!
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

オモコロライターが企画で考えてきたオリジナルアニメ案を本当にアニメ化してしまった感。

 
 第13話と第14話視聴しました。
 {netabare} えっ、14話!? しかも地上波では流れない特別編!?

 と、配信で視聴している身としては、最終回に予想外の角度からのサプライズでした。
 主に、この作品に特別編を作る元気があったことについてですが。

 上記のとおり第14話は地上波では流れないようですし、公式ホームページにも第14話の存在は明記されていないので、この第13話が作品の最終回であるという心持ちでいたいと思います。


 そしてその第13話なんですが…

    なんか、ダラダラとした最終回やな。

 というのが、初見時の率直な所感です。
  
 一応、冒頭に残党のワイルドハントとの戦闘描写はありましたけど、結構 作中通して使い回されてきたアクションシーンが目立ちます。
 そしてその後は基本 キャラのバストショットの会話シーンで進行するので、こういう所感になるのは致し方ないと思います。

 
 各シーンについて

 まず、冒頭のオリジナルの さざんか と ひなげし が鳥を発見するシーン。

 「久し振り、鳥みるの!」「生き物くん、何年振りだろ」という台詞がありますが、これは単純にあのバロール戦から数年が経過しているという認識でいいんでしょうか?
 なんかその後のやり取りや、キャラの見た目的にもにそこまで月日は流れていないように感じるのですが、どうなっているんでしょうか?

 それと、生き物を見ること自体が久し振りと言っていますが、えっ?あれ?ワイルドハントって人間以外の生き物も消してたりしてます?
 "繁栄した知的生命体だけを抹殺する"という役割からそんなことはないと思っているんですが、だとすれば野生化した犬猫なりカラスや鳩なり、いくらでも見かけそうなもんだけどな…。

 あとこの鳥自体も、顔と体はマガモのメスっぽいのに羽だけやたら白いんですよね。
 自分が不勉強なだけでそういう鳥が実際にいるのかもしれませんが、なんかちょっとキメラっぽいというか、突然変異体っぽいというか…。
 単純に自然が戻ってきた ということを示したいのか、特殊な環境下でも適応する種がいる みたいなことを示したいのかよくわかりません。

 
 次に、今回の割烹パートは「お茶漬け」ということで、材料が紹介されているシーン。
 思いっきりツナ缶が鮭フレークと紹介されていますが、これはわざとですか?
 鮭フレークが無いのでツナ缶で代用していますよってことですか?
 別に好みの具材として食べるんだから、代用する必要ないですよね?
 今までカニ缶とかフリーズドライの野菜とか出してきたんだから、別に鮭缶を登場させてもいいですよね?
 ということは、盛大にミスったってことですか?


 あと、そもそも最終回で〆っていう要素が強いからこその「お茶漬け」なんでしょうけど、なんだかなぁ…。
 どこまでを料理と呼ぶか というような論争がしたいわけではありませんが、お茶漬けを作るのがギリなラインなら もう別に おにぎり食ってればええやんという気がしてしまいます。
 保存食をアレンジして別料理に とかでもなくただただお茶漬けをお茶漬けとして食っただけですしね。

(すずらんちゃんに鍛えられたという割に未だこの程度、というのも前述した月日の経過との齟齬を感じるところです。)

 うーん…なんというか、最期にきてまでこの「割烹」つまりは「料理」というものを特殊スキルが如く扱ってしまうのは、テーマに対する思慮が足りないよなと思ってしまいます。


 それをより顕著に感じる点として、食事後 出会った少女に諸々事情を話すんですが、なんともフワフワしていて、要は死んだ仲間がやっていたからやっているんだという旨の話をします。

 これって、なんか若干外してないか?

 ちょっと先の話になってしまいますが、第14話でねりねちゃんが話した「美味しいから元気になれる。きっちりしていてもご飯がつまんないんじゃしょうがないしね」これこそがこの作品のテーマの本質であり、れんげちゃんが「割烹」を通して体現したいことなんじゃないのか?

 この思いを継承してこそ意味があるんじゃないのか?

 なんかどうにも、外側だけを真似ているようにしか感じない。



 その後、ワイルドハントを処理して「俺たた」で締めとなります。

 えり姉がミズガルズをクビにしてて笑いました。 

 でも、これ結局バロール並みの敵が出てきたら、今度はえり姉が玉砕して終わりそうですね。
 これから、自衛隊の駐屯地の兵器を取り込んだチートと呼んでいたワイルドハントがわんさかいる場所に行くならなおさらです。
 その場合、ミズガルズがティルフィングと合体してさらに強くなるから別にいいんですかね。

 これから先、彼女たちや生き残りの人間は命を担保にしてティルフィングを完全自律型ワイルドハント殲滅兵器へと魔改造し続けていくしかありませんね。

 それか、各地にあるというあの謎施設をグレイプニルでどうにかハッキングして味方のままコピー兵器を叩き起こしてまわり、人海戦術でワイルドハントを殲滅する とかでしょうか。


 せっかく新たな視点として新キャラを出すなら、もうちょっとメンバーが成長していて欲しかったな。
 少女の口癖どおり、特殊部隊のような怖い雰囲気を持ちながらワイルドハント狩りをしているが、一転して和やかなご飯タイムへと移行するみたいな。

 見た目や衣装の変化、アンドヴァリの進化など 新たにデザインするのは容易ではないことは承知していますが、特別編の14話を作れるんなら全く無茶な話でもないと思います。
 
 というのも、現状あまりにも希望が無さすぎる。
 メンバーは各々、未来の展望を希望として語っていますが、現実逃避にしかなっていません。
 せっかくここまで付き合ったんだから、もうちょっとなんとかなるかもという希望を見せてもらえんもんかな…。

 今は季節をコロコロ変えて遊んでいる、保存した文明に対して色んな環境を与えてみる実験装置とやらが何かに使えるかも、とか。
 そもそも、ヤバたん たちも一枚岩ではなく地球をこうする事に反対派もいて、あの謎施設はその一派が仕込んだ対抗策であった、とか。
 なんでもいいんですけど、ヌルっと終わるよりまだ希望が持てました。


 MMYは駐屯地で全滅し、あの女性しかいないコミュニティも遅かれ早かれ壊滅するルートしか見えなくて、こんなにも展望が見えない「俺たた」Endも珍しいと思います。

 何がどうなってどうしたかったのかよくわからん、根本的な部分から見直しが必要な、ぜひとも今作の反省を次に活かしていただきたい作品でした。

        {/netabare}
 
 第14話視聴しました。
 {netabare} 個人的に、この第14話は作中通して一番面白かったと思います。
 
 単純に、もう死んでしまった彼女たちの元気な様子を回想としてでももう一度見れたことが嬉しかったです。

 特に、食材が手に入らなくなるかもしれないのにこんなにも贅沢に使ってしまっていいのだろうか、と悩むれんげちゃんに対し、ねりねちゃんが「美味しいから元気になれる。きっちりしていてもご飯がつまんないんじゃしょうがないよ」というこの作品のテーマに向き合った台詞が出たのは、望外の喜びでした。

 さらにそこから、自分のアンドヴァリのせいでれんげちゃんが記憶を失ってしまったことについてや、ねりねちゃんかられんげちゃんへ継承されたアンドヴァリを見てもゆりが反応を示していなかったことについて、など個人的に気になっていた部分への言及がされたのも良かったです。

 まぁ、強引に 回収 処理 をしている感は否めませんが、最終回の特別編時空というなら充分許容範囲だと思います。

 そして、なにより2度も姉を失ってしまったすずらんちゃんの気持ちの整理がちゃんとなされていたことが大きいと思います。


 割烹パートについてもこれまでのなかで一番良かったように思います。
 特に実際調理に移るまでの わちゃわちゃとしたやり取り にちゃんとフリとオチがついていて純粋に面白かったです。
 これまでキャラ付けのために強い個性を雑に付与されただけの主要メンバー同士のやり取りはシャバいだけでしたが、常識人のすずらんちゃんがツッコミになることでようやくバランスが整ったのだと思います。
 
 しかしこうなると、ちゃんとキャラのバランスがとれてさえいればこの作品はもうちょっとマシになったのだと思うと惜しい気持ちになりますね。
 
 あと、単純に料理が美味しそうでありちゃんと食べているっていうのもあります。

 ただ、第8話で「割烹」というワードにすぐ反応していたはずのすずらんちゃんがここでキョトンしているのはどういうことか?とか、さすがにこれだけの人数に料理を準備するならもうちょっと大人が率先するなりちゃんとしよう!とは思いましたけど。
 

 そうして、MMYは必ず戻ってくると約束して過酷な戦いの旅へと繰り出す。
 新たな生存者を見つけて、皆で食事をしている写真で
無事を報告しつつ…という締め。

 えっと…あの…こっちを正式な最終回とした方が絶対いいと思うんですけど…?
 大人の事情というやつですか?


      {/netabare}


 第5話まで視聴しました。+アニメージュのインタビュー記事を読んで
 {netabare} ここまでの本作品の印象をざっくりまとめると、第1話は正直 なんじゃこりゃ止まりで困惑が勝ってしまいましたが、第2話にて 主要キャラのゆりが死んだり、えりかが追い詰められて口調が変わったりっていう印象に残るシーンがありました。
 若干、漫画・アニメにおける一つの技法…というかあるあるをこれ見よがしに披露してる感じはありましたけど、なんじゃこりゃなりに見所を作って視聴するモチベーションにしようとする気概を感じました。

 しかし、その少しだけ上向いていた期待値とモチベーションを第3.4.5話で丁寧に切り崩してしまった印象です。
 バトルがないから という理由もあるでしょうが、それで言い訳できないくらい いかんせんキャラの過去や現状に対するあれこれや会話シーンが本当に真正面からつまらない。
 一応、結果としてキャラ同士の関係が深まっているみたいですけど、それ用に話を用意した割に無難で かつそこに至るまでのプロセスと割烹パートで余裕でマイナスです。

 しかも、 なんだか制作側は この後半のペアなキャラ同士のやり取りと、それまでの三分の二くらいを占めるおもんないパートを「振り幅」だと思っていそうなところがより厄介なんですよね。


 そして、この作品を語る上で避けては通れない 割烹パート について。
 滅んだ世界でも美味しく食べることを重要視するスタンスは面白いと思いますし、話の構成面から見ても割烹パートがあることで話のリズムが取りやすくなっているのも良いと思います。


 ただ、どうしても気になるのは、やっぱりこのGoHands特有のCGを活かした画面と料理って相性悪くね?っていう部分です。
 
 なんでわざわざ苦手としているもんを軸に置いたんや?

 いや、むしろ苦手としているからこそ この機に挑戦したいんだ!っていう熱い気持ちがあるなら良かったんですけど、肝心の調理シーンがこの仕上がりなのはどういうつもりなんでしょうか。

 あの…GoHandsって前作の「デキる猫は今日も憂鬱」で料理の描写を頑張っていましたよね?
 調理シーンも使い回しが多かったですけど挑戦はしていましたよね?

 当然、その時得たノウハウをブラッシュアップし、また 進化させて、自分たちのオリジナル作品という絶好の機会にぶつけるか 挑戦する姿勢を見せてくれると思うじゃないですか。

 しかも割烹っていうワードを使い、セリフでも調理そのものとフォローまで入れてるじゃないですか。

 もう一度言いますけど、調理シーンがこの仕上がりなのはどういうつもりなんですか?
 
 一応、出来上がりの料理はそこそこ頑張ってはいますけど、実際食ってるシーンがあるのは第1話くらいでその後は基本カットだしなぁ…。

 テーマとして早々に死んでますけど、マジで何がしたいんでしょうね。



 アニメージュのインタビューを読んで

 監督は、本作の企画の成り立ちと どのようなテーマを軸にしたのかを問われ、こう答えています。

 監督 GoHands は創立以来、常にオリジナル企画をストックし、定期的に更新しています。今回、松竹様からオリジナル企画のお話をいただき、「世界が滅びた廃墟で、戦いの中で仲間たちと生きていき、美味しいご飯を自炊するアクション料理企画(笑)」を提案しました。さらに松竹様からリクエスト「女性が主人公にしたストーリー」「海外展開を見据えたこだわりのアクション」も反映しています。
 テーマは「人は1人では生きられない。他者の力を借りて共に生きていく」ことです。同年代の友人と補完し合って成長すること。私が歳を重ねて感じるようになった、友人へ感謝の念も込めています。

 
 オリジナル企画やりましょうって言われて、自分でも半笑いのこの企画を提案し通ってしまうって…
 いや、いいんですよ? まさか通ると思ってなかった企画が結果跳ねた とかの美談になるなら。
 でも、現状そういう兆しはなく、1話分の尺を埋めるのにも苦心しているように思えます。
 テーマの部分も要は、友だちを大事に ってことらしくもうこれ以上の発展は正直見込めません。

 常にオリジナル企画をストックし、定期的に更新しているのは素晴らしいですが、死んだ卵を温めストックしているだけならあまり誇れませんね。


 総じて、レビューのタイトルにもしているように、なんかプロの仕事って感じがしないんですよね。

 本当にオリジナルアニメ企画を持ち寄ろうという遊びで、相手がこの企画をもってきて「主人公の口癖は"割烹"です」って言われたらそりゃ大笑いしますし、ほんとに出来そう!と盛り上がるでしょうけど、会議室で話している時がピークのもんを実際やっちゃったらそりゃこんな感じになっちゃうよ…。


 ここまで視聴した以上、骨は拾うつもりでいます。

 次回に期待です。



        {/netabare}

 第6話視聴しました。
 {netabare} 水着回でした。 

 本当にただただ水着回でした。
 
 とはいえ、唐突な水着回はオリジナルアニメの特権ですので大いに結構だと思います。

 いつもの 標準速度での視聴が少々苦痛に感じるような空虚なキャラ同士のやり取りも、視覚的に目新しいことでマシに感じられました。

 一応、"人間である証明をする"という難解な目的があった上での茶番だったのも良かったです。


 ただ、まぁ…最終的にシトロンさんを敵ではないと判断した理由が、文面的にどうやら人間側の方に仲間意識を持っているっぽい でいいなら、このプールに来るまでに遭遇したらしいワイルドハントを自分たちが倒す様子を撮影して送ればよかったんじゃ…。
 
 それも人間であるという確たる証拠にはならないかもしれませんが、少なくともワイルドハントの敵であることを示せれば良かった気が…。

 いや、今回のような水着回にマジレスしても仕方ないのでやめましょう。

 
 次回は久し振りにバトルシーンがあるようなので期待です。

            {/netabare}

 第7話視聴しました。
 {netabare} 今話は、面白いかどうかはさておき 取り敢えず続きが気になる作りになっていました。
 これまでの直近3話と比べて来週が楽しみです。


 キャラ同士のやり取りは相変わらずシャバいですが、戦闘していると画面が派手で良いですね。
 背景の上にエフェクトを乗せて それから人物 というようなレイヤーの境目が目立ちますけど…。
 この作品は、アクションが映えるとか作画が良いって感じではないですが、この派手な画面作りには期待していきたいですね。


 内容面では、今話の最後にれんげちゃんはみんなのもとから去ってしまいましたが、その理由付け 動機付けがちゃんとしているのも良かったと思います。
 ………この作品に対する期待値のハードルがかなり下がっているので、ちょっと大袈裟に感じているきらいは否めません。

 家族や友人と過ごしているみんなと違って記憶のない自分、身体が普通の人間とは違うこと、でネガティブになったところで希望となる 妹がいるかもしれない という情報、単独行動もやむかたなし と説得力があります。
 ただ、多くの人間が消滅した世界としているのに、たまたま生き残っている20人程のグループにメンバーの家族や知人がもれなくいるのは、れんげちゃんに気まずい思いをさせるための力技すぎて笑いました。
 男がいなかったのはここに辿りつくまでに犠牲になったとかなんですかね。
 

 今話でようやく登場した しとろん は戦う力などは持っていない一般人のようでしたが、さすがにここまでキーキャラクターと扱ってきた手前 何かはありますよ…ね…?
 他のみんなは持っていないスマホを持っていることなどから、れんげちゃんの亜種とかなのか?

 なんかこの作品、一見、意味無さそうなことが実は意味ありましたっていう伏線回収がやりたかったけど結局意味ありませんでした!ってなりそうで不安なんですよね。

 回収できなかった伏線だらけの地雷原のような作品にならないことを願います。
 次回に期待です。
 
            {/netabare}

 第8話視聴しました。
 {netabare} 今話は重大な要素として "霞 れんげは確かに死亡したはず" というのが明かされました。

 ワイルドハントには人を消してしまう力がある とのことでしたが、バロールはれんげちゃんを殺した後そのまま立ち去っていったのには何か意味があるんですかね?
 単純に殺して満足したんでしょうか?

 れんげちゃんがこうなったのは、殺した時に何かされたのか、死体となってから何かされたのか 気になりますし、こうなってくると、ゆりちゃんがラスボスとして復活してくることを期待してしまいますね。
 

 あとちょっと気になったのは、妹ちゃんの反応です。

 目を覚ましたれんげちゃんの挙動を見て「なんか…変 その反応…」  
 いや、気になるのそこか?そんなこと言うてる場合か?

 「あたしのこと覚えてないの?」とか「敬語もやめてね」とか  
 いや、だからそういう次元じゃなくない?

 びっくりポイントの為のフリの台詞を違和感を無視して言わせている感がすごい。
 
 しとろん が人間かどうか疑う警戒心はあるのに、埋葬した人間が蘇ってきた異常自体に何の対策もせず横で控えてるってなんなんでしょうね。  
 身内だから油断したって言えばまぁそうなんでしょうけど、あの少々ヒステリーな女性とかは反対しそうなもんですけどね。

 妹ちゃんは 若干 受け入れてくれそうな雰囲気を醸し出してくれましたが、武器が変わっていることを発端に急ハンドルを切ります。
 鈴蘭ちゃんにとってお姉ちゃんの武器は結構なアイデンティティだったんですね。


 戦闘シーンは相変わらず派手で何よりです。

 戦闘の内容自体は基本ずっと変わらず 相手にどう突っ込むか という脳筋なものですし、使い回しのシーンも目立ちますが、十分見応えはあります。

 
 その後、れんげちゃんとメンバーとのわだかまりの解消パートになるんですが、ここも相変わらずシャバいです。
 悩みがある、話して解決!を本当に人数分やっただけ。
 この主要メンバーはそれぞれキャラ付けがされているんですが、現状 縛りにしかなっていない。
 見分けがつく利点はあるものの、代わりに会話が不自由になり非常に表面的なやりとりで進行しているように思います。
 この作品は主要メンバー同士で絡めば絡むほどつまらないですね。


 個人的には水着回を挟むくらいなら、今回の件に関して2話分やって欲しかったなと思います。

 特に妹 すずらんちゃんについてはもっと葛藤する様子があってもいいのになと感じました。
 記憶喪失となって帰ってきたお姉ちゃんをおかしいと思ってはいつつも、それでもまた会えた喜びを噛み締める鈴蘭。
 けれど、やっぱりそんな都合の良いことはない 微妙な差異からこの人はお姉ちゃんではないと否応なくわかってしまう、拒絶したい気持ちと縋りつきたい気持ちの葛藤などがちゃんと描かれていれば、死ネタを扱う本作品にとってプラスになったように思います。

 
 次回予告ではまたみんなでワチャワチャしている様子が多かったので不安ですが、一応次回に期待です。

          {/netabare}
 
 第9話視聴しました。
 {netabare} 今話は物語が終盤を迎えるにあたってのブリッジ回であったように思います。

 
 冒頭、バロールを一先ず退け戻って来たれんげちゃん。
 すずらんちゃんは、死んだかもしれないとか記憶がないとかどうでもいい と今のれんげちゃんをお姉ちゃんとして受け入れます。
 
 前回、もっとすずらんちゃんの葛藤が欲しいと書いた身からすると、やはり心情描写の急ハンドル感は否めません。
 この年代の女の子が自分の姉を自ら埋葬するって、よっぽどな事だと思うんです。
 この作品やたら埋葬する描写がありますが、そこには故人を弔う気持ちが尊重されているんだと感じています。
 最終的にすずらんちゃんが受け入れるのはいいんですけどその心情の変化をろくに描かず、どうでもいい!とか鼻水とかのギャグで流してしまうのは、なんだかなぁという気持ちになります。


 他の人がアンドヴァリを持って戦わない理由に一応言及したり、ワイルドハントは情報共有をしていない などの設定が開示されたのは良かったと思います。

 
 その後のBパートは最後のゆり登場の数秒だけ見ればいい内容でした。

 思ったことを率直に言わせてもらうならば、

       「飯を食うシーンいれろや。」
                     です。

 自分たちで提示したテーマにくらい実直に向き合ってくれよ…。
 ここをちゃんとやってくれるなら、道中馬鹿みたいにかっぽーかっぽー言ってても許せるのに…。

 次回に期待です。
        {/netabare}

 第10話視聴しました。
 {netabare} 前回のブリッジ回を経た今話、物語の根幹に迫りそうな謎がズドンと落とされました。

 ゆり と思しき人物を追って謎の施設に辿り着き、そこで自分たちと同じ見た目と名前の存在に出会います。

 まぁこの辺り…さっさとこの施設に移動させたかったのは分かりますが、何故ゆりは1人で行動してたのか とか、何故ゆりはすぐさま逃げ出したのか とか、どうやって忽然と姿をくらましたのか とか、何故れんげ達がこの施設を見つける描写がカット切り替わりのいきなりで まるでワープしてきたかのようになっているのか とか気になる部分は多々あります。

 
 今回わかったことは、れんげちゃんはねりねちゃんと行動していたことがあり、今使っているアンドヴァリは元はねりねちゃんのものであるということ。
 そしてその際、ねりねちゃんの記憶が上書きされるかたちになり、れんげちゃんは記憶喪失になったと思われるということです。

 若干時系列が混乱しますが、
 バロールとの戦闘でれんげちゃんが命を落とす→なんらかの要因で復活する→ねりねと出会う→記憶を失う
 ということでいいんでしょうか。

 死んだから記憶を失ったわけではないんですね。

 第8話ですずらんちゃんが「武器…前と違うんだ…」と言っていたのは、ティルフィングと融合したから ではなくもっと根本的に違っていたからなんですね。
 最終回あたりでれんげちゃんは自分のアンドヴァリを取り戻したりするでしょうか。
 

 しかし、こうなるとちょっとわからないのは ゆりの反応です。
 第1話や第2話でれんげのアンドヴァリを見ても特に反応せず、気がついたら持っていた というあやふやな入手経路についても特に気にした様子はありません。

 ねりねちゃんを捜すためになんとしても先に進みたい と意気込んでいたことを考えると、こんな千載一遇な大ヒントを前に無反応だったのは何故なんでしょう?

 もしかすると、ゆりちゃんの視点での回想で実はこの時内心ドッキドキだった と語られるかもしれませんが、さすがに違和感だと思います。


 ねりねちゃんの死に際の言葉を伝える為に力をくださいと手にとったアンドヴァリは、れんげちゃんの記憶を消し、識別しやすい形をしているのにもかかわらず ゆりにはピンと来ず、上書きされたという記憶は結局不発で、結果無茶な作戦を決行するに至り ゆりは死ぬって、よく考えると何もかも上手くいかなかったの笑えますね。

 ついでに思い返してみると、ゆり達はれんげちゃんのアンドヴァリの戦闘力を頼りにゴリアテに挑んだわけですが、この場合 空を駆ける高機動力でひなげしちゃんを乗っけて 移動の手間で諦めていた別ルートの探索をした方が確実だったかもしれませんね。

 あぁでも、当初の想定ではゴリアテを1体倒すだけで良かったからそっちの方が早かったのか。
 しかし、ゴリアテが複数体現れる想定外が起きた と…あれ?じゃあなんで逃げなかったんだっけ?
 あぁ…えり姉が別に根拠もなく 逃げられないわ! って断言したからか。
 結果論かもしれないが、全員がかりでさっさと前方のゴリアテを倒して逃げに徹した方が良かったんだろうな。
 後方から来られた時はそれこそ えり姉が殿を務めればよかったわけで…高機動力のれんげちゃんと組んでもいいし…。
 


 まぁともかく、今回はまだ事情を知らない同士がかち合っただけなので次回で色々わかることを期待します。

 次回に期待です。

       {/netabare}

 第11話視聴しました。
 {netabare} 今話は期待通り様々な情報が明かされた回
でした。
 
 整理してみると

 この施設はワイルドハントと同じ起源であり、また目的も同じ "知的生命体の消去 抹殺"である。
 
 れんげを除いたメンバーは、情報収集のためサンプルとして集められた人間をコピーして作られた兵器である。

 その起源 呼称"ヤバたん" の目的は、様々な状況下での生物の変化を研究すること、また 繁栄した文化や文明を記録することである。

 しかし、ヤバたん側の重大なトラブルにより今回の計画は瓦解し稼働中止命令が出され、この世界は現状中途半端に置き去りにされてしまった模様。
  
 れんげはコピーではなく人間だったが、ねりねのアンドヴァリから影響を受けて様々な弊害が出ている。
 
 とのこと。

 
 色々なことがわかった一方で、疑問が残るところとしては、
 
 サンプルの人間の体と記憶をコピーした兵器を作り、ワイルドハントの起動に合わせてあらかじめ用意されていた武器アンドヴァリを使って共に知的生命体を消去する、

 という点。


 …………? なんでわざわざそんなことすんの?

 ワイルドハントっていう言わば戦闘に特化した部隊がいんのに、わざわざ抹殺対象の体と記憶をコピーした兵器を作る意味って何?

 "あらかじめ用意されていた武器アンドヴァリを使って"って何?w 後乗せサクサクすぎん?w

 「要職に就いている人のコピーは内部から混乱するように動くよ!」ってそれっぽいこと言ってるけど、結局そんなことしなくてもワイルドハントだけの力で充分やった訳やろ?

 っていうかワイルドハント自体が、人間が使っている兵器を操れたり取り込んだりできるんやろ? ますますコピー人間兵器いらんくね?
 抹殺が目的やのに、えり姉の武器なんて防御特化やん。
 えり姉、どこまで存在意義ないねんww



 そもそも根本的な話、生物の変化の研究や文化文明を記録するにあたって知的生命体を根こそぎ抹殺しなアカン理由って何?

 ヤバたんが、地球 繁栄したなぁ よし!頃合いだ!ってなった根拠って何なんでしょうね。


 れんげちゃんの方が人間だった というのは驚きました。
 前回私は時系列で考えましたが、別々で進行していたんですね。
 ということは、れんげちゃんも他の場所にあるこの施設で目を覚まし単独で地上へと出たってことなんでしょうか?随分アクティブですね。
 
 稼働中止命令が出たからサンプルを解放したとのことでしたが、じゃあワイルドハントくんやラットも活動を停止しそうなもんですけどね。
 そこはちょっと与えられている権限とかがちょっと違うのでしょうか。


 
 今回にて、所々粗さはあるもののこの世界が何故こんなことになってしまったのか がわかったことでこの作品がどう着地するのか俄然楽しみになってきました。

 さらっと言っていた、保存した文明に対して色んな環境を与えてみる実験装置もある というのが鍵になってきそうな予感がします。

 次回に期待です。



              {/netabare}

 第12話視聴しました。
 {netabare} 今話はまず前回の引き通りみんなでフルコース作りをし、「謎の施設でドンドン割烹パーティーナイト」となりました。

 賑やかで大変結構なんですが…あの出来上がった飯…なに? マジで?

 「こんなに楽しいフルコース」ってサブタイトルの回によりにもよって一番マズそうなんですけど…。


 まず一際目を引く、おそらくちらし寿司をイメージして作られたと思われる物体。

 最初、地雷が皿に載って出されてるのかと思いました。

 持っていた缶詰類からおそらく、カニ缶 サバ さんま だと思うのですが、とにかく色味が悪すぎて鉄片と腐りきったキウイにしか見えません。


 続いて目を引く、何故か放射状に そして なぜか開かれた状態に並べられているおにぎり。
 一応、具材が何かわかるように と理由付けできるんですが、そもそもこの場に11人いるはずなのに8つしかないんですよね。
 画面右下端にさらなるおにぎりが別皿で見切れているので人数分はありそうですが、こっちは普通に立てて何故か海苔は巻いてないんですよね、なんでわざわざこんなことしてるのか分からなすぎて怖いです。


 そして、大皿のパスタ これは唯一救いのある1品なのでいいんですが、その上に見えるはさらなる驚愕、カレーライス。

        米ばっかりやんけ!!
 
 直後のカットでテーブル上に少なくとも6皿分のカレーライスが確認できますけど、これ下手したら人数分カレーあるんちゃうの笑

 パスタも合わせて、炭水化物のオンパレードやん!高校球児か!
 栄養について言われても信用できひんて!

 ほんの一手間で幸せが加わるって言うけど、これはもう割烹の精神ていうより、とにかく腹をパンパンにしたいっていうドカ食いの精神やん。

 ねりねちゃんの「なにこれ」って台詞が妙に面白いです。

 
 なんというか もう、美味しそうに見せようって気持ちが全く感じられない。

 そもそも ただでさえこの謎施設の背景自体が青いのに、なんでわざわざ青のギンガムチェックのシートを敷いて、さらになんで食器も全部青色やねん。
 全力で食欲を削ぎに来てるやん。

 「ここももう安全じゃない」っていうなら、もういっそ解放的に外とかで食事させればいいのに。



 その後、バロールへと挑む前コピーれんげの墓参りをしている一幕。
 えり姉「れんげちゃんはこれ以上戦わないで!バロールはお姉ちゃんたちでやっつけるの!」
 言ってることはもっともですし、役割として言ってることもわかるんですが、一番戦力にならない奴が言ってるのは苦笑を禁じ得ません。

 実際頑張るの他の3人ですしね。

 なんだったら、えり姉はオリジナルたちの護衛してた方が良いんちゃう?


 あと、ちょっと気になるというか引っかかっている点として、この謎施設について数話かけてやりましたけど、結局やることもやれることも変わってないってのはなんかモヤモヤします。
 バロールを倒そう! から とりあえずまぁバロールは倒しとこう!みたいな…。
 むしろ、より希望がなくなっただけというか…。

 この作品、世界観がブレてたり粗かったりするのにムダに理不尽なんですよね。
 
 特にれんげちゃんが蒙っている理不尽については第10話の時にも触れましたが、結構コピーねりねちゃんの所為なんですよね笑
 諸々の事情を知らず、悪意もなかったとはいえ尽く悪手に繋がっているのは笑います。
 確かにれんげちゃんはあの時、決意と共にアンドヴァリを手に取りましたが、ただし記憶は消え徐々に体は蝕まれ命を落とす と聞いていたらどうだったでしょうか。
 あと、今思うと勝手にティルフィングと融合したことって完全に最後の一押しだった気がしますね笑


 そして結局、バロール戦はれんげちゃんの命懸けのタイマンにより相討ちという形で決着しました。 
  
 れんげちゃんは何やら感動的なことを言ってくれましたが、どうしても他にやりようはあったんじゃないか?と思ってしまいます。

 前々回にて、謎施設をハッキングする際、みんなのアンドヴァリの力を合わせてグレイプニルの力を増強するみたいなことをやっていましたが、こういうのがアリなら、バロールもハッキングできたりするんじゃないのか?
 バロールはさすがに無理としても、オーガと呼んでいるワイルドハントならいけそうな気がしてしまうんだけどな…。

 
 この作品の当初のテーマって「人は1人では生きられない。他者の力を借りて共に生きていく」だったはずなんですが、ここまで視聴している感じ なんかずっと誰かが誰かの犠牲になってばっかいるんですが、これは正解なんですか?


 次回はいよいよ最終回です、予告を見た限り「俺たた」ENDっぽいんですが、どう締めくくるのでしょうか。
 今回、割烹パーティーしてなければ全12話で終われた気もしますが、大どんでん返しが見られるでしょうか
楽しみです。
 
 {/netabare}

 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 CGに走りすぎて、細部へのこだわりを感じない緊張感の無さがダメでした。

第1話 ゲーム販促っぽい感じ。来週「マミる」展開があるなら見たいかも。

{netabare} まず目を引くのはCGです。一目で「好きな子がめがねを忘れた」の制作会社だということがわかります。ちょっとディテールがうるさい気がしますが「好きな子」の1話より見やすくなっていると思います。

 テクスチャや映り込みの処理から言って相当なスペックのコンピュータを持っているか、処理技術が発達している気がします。その点では興味があります。まあ、それが髪の毛と胸揺れの過剰さにもつながってはいるのでしょう。そこをどう見るかですが、私はもうその辺は気にしないようにしています。ただ、胸揺れの物理演算は横方向と重力の関係がおかしい気もしますけど。

 展開は一目「宇宙戦争」ですね。女子たちが戦う感じは「舞乙HIME」だし、機械生命的なものは「NieR:Automata」感もあります。それと「ブルアカ」「アークナイツ」「アサルトリリィ」など、ゲーム原作アニメ感が強いです。この作品が実はゲーム販促アニメですと言われても意外ではないです。女子だけだし。そんな感じのオリジナルSFです。

 その女子しかいない理由が有るのか無いのか。その辺も気にしたら負けなのでとりあえず保留します。キャラ造形もテンプレだしメインヒロインの初期設定が記憶喪失ということです。総合的に言えば、どんだけ都合よく盛ってるんだ?という内容ではあります。

 1話切りでもいい気もしますが、次回予告で『マミる』のか?(まどマギ関連用語)という期待が無くはないです。対象のキャラの声優さんが失礼ながら有名な役をあまりやったことが無い方なので。そ
 して、皆花の名前なのにこの子だけ『えりか』なんですよね。仲間ではないという示唆の気もします。奇乳だし。ただ、調べるとエリカという花はあるんですよね。でも、他のメンバーの花の名称に比べて一般的じゃないし、ひらがな表記が不自然でもあります。
 一方でそれをやるなら予告はすべきではないでしょうけど。ただ、引きとして2話目の話題として「まどマギ」展開を意図して、興味を引きに来た可能性も考えられます。

 題名はリリィーですから、メインヒロインのユリの事です。百合展開も意味しているかもしれません。momentaryは瞬間とか儚いですが、記憶設定とかけている可能性もあります。瞬間・記憶でドラマを作るなら「掟上今日子」のような短期記憶しか持てない設定も考えられます。「まどマギ」展開ならループの可能性もありますけど、そこまで行くとやりすぎかなあ。

 鬱展開をやるなら見たい気もします。CGも興味あるし。3話までは見てもいいかなという気になりました。

 正月なのでTVで見たので細かいところを考察したりクレジットは確認できていませんが、配信でちょっとその辺確認したいですね。{/netabare}


第2話 エリカおねえちゃんの「ふざけんなよ」があったので来週も一応見ます。

{netabare} うーん、まどマギ?やはりこれはタイムリープ、死に戻り系なんでしょうね。それは第1話の2話予告で予想が付くのでいいとして、友情ごっこにもうちょっと説得力があればなあ…都会の中心に皆で一緒に行く動機とか作戦とか食糧事情とかも設定が甘いです。

 ただ、死ぬのそっちかあというところは、まあ、予告からは外してきましたね。それと「ふざけんなよ、誰もこないじゃない」のセリフがあったのでもう少し見ようかな。CGも独自性があると言えばあるし、何よりオリジナル作品は3話、5話くらいで化けることもありますし。何より、エリカおねえちゃんがいつもあんな感じでボロボロにされて暴言が聞ける気もしますし。

 声優さん「誰もこないんじゃない」のセリフ、決め台詞なんだからもうちょっと滑舌良くお願いします。聞き取れなくはないですが、ビデオのスロー再生して確認しましたよ。{/netabare}


第3話 ストーリーに興味はありますが、いろいろ不足感も多いです。

{netabare} 恥ずかしながら、ゆりとれんげのキャラ名を取り違えていました。1話で後から合流した子が、ゆりかと思ってました。言い訳すると絵が濃すぎて話に集中していなかったかもしれません。と言うか、3話になってやっと集中して見られるくらい興味が出てきました。

 で、現状ゆりの能力をれんげが引き継いだり、以前の記録とか記憶が錯綜する展開がありました。そこがちょっと興味深いです。まどマギ臭はものすごくするんですけど、オリジナルだしストーリーを考えて作っているところに好感は持てます。

 少女の業を描いた「脱まどマギ」になれるかと言えば怪しい水準ですけど、しかし、まどマギのアナザー…あるいはモドキ程度にはなれるかもしれないという期待は持てます。

 水準で一番心配なのは、演出とキャラ造形です。エンタメとしての面白さが足りず、キャラのバックボーンが見えてきません。なので、感情移入型の視聴が難しいです。それっぽい萌え造形や言葉で作品を持たせるのはもう無理だと思います。アイドルものの人気が低迷しているのを見ればわかるでしょう。もう、この数年は演出とキャラが重要になっているのです。

 そして、世界観がなにを象徴しているのかというテーマ性も現状仕込みとして弱いです。せめて、あの武器が少女の何かを象徴していればいいんですけど、デザインがガンダムじゃないんだから、と言う感じで弱いです。思春期の少女は、恋愛、性、進路、過去、家庭、分断、いじめ…やりつくされていますが、それでも何かをいれないと物語にはならないでしょう。

 料理をする時間があれば、何かを描こうよという気がします。その料理に意味があるなら大したものですけど。こういう変化球は瞬間の引きにはなっても、ストーリーの緊張感を破壊するだけです。

 それでも、一般的な異世界転生や少年マンガ原作のありきたりのストーリーよりは興味が持てます。
 本作がまあまあのストーリーで終わるか、まどマギの深さのせめて半分程度のレベルの話になれるのか、それとも新しいまどマギのアナザーになれるのか。期待はしませんが、オリジナルへの挑戦としてしばらく見ようと思います。{/netabare}


4話 CGに走りすぎて、細部へのこだわりを感じない緊張感の無さがダメでした。

 令和のまどマギに挑戦してくれるのか、という期待を2話3話でしましたが、印象としてはそういう志ではないと思いました。なにか、尺を埋めるにはどうしたらいいのか、で汲汲としている感じです。

 もちろん、料理パートが邪魔なのはあります。その他の話でも、学校に来て思い出の話を作るのはいいんですけど、ストーリーの幹があって、それを表現するために、キャラのディテールがあって、エピソードがあって、緩急のためにコメディがある、と言うバランスを考えているように見えません。1クール分のストーリーをとりあえず用意しました…という、宿題の作文で原稿用紙を埋めるにはどうしたらいいのか?という感じがします。1万字のところを10万字書いてしまい、どうやったら削れるだろう?という感じはしません。

 ですので、見ているこちらも1シーン1シーンの意味で意味を考えるとか、さかのぼって咀嚼したり解釈したりという作業がありません。

 もちろん、すべての作品にそこまでの事は求めません。70点くらいでもいいんです。が、シリアスな話ならせめて何かメッセージが伝わってくる努力はしてほしい。メッセージが無くてもエンタメ特価なら、神が細部に宿っているようなエンタメマインドを見せてほしい。CGに走りすぎて作品のディテールからかえって緊張感が抜け落ちている気がします。

 日常系とか異世界転生もので頭を空にして見るならいいですけどね。それだって、やっぱりこだわりは必要だと思います。今後、鬱展開になるにせよ鬱の意味があるとは思えません。もっと悪いのは鬱にすらならない展開です。謎の提示は一応あるし仕掛けもありそうなのはわかりますが、弱いと思います。










 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 12

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

女の子イパーイ!でも、人間みが薄い…本当に人間じゃないんか~い!

 最終話(13話)まで観ました。2025.03.30

 「ぼくらの」みたいなお話でしたね。形而上的な存在が知的生物を創造して刈り取る系の…。

 エヴァとかの亜種、人類補完計画のバリエーション的な、一時期流行った奴です。

 まぁ…何やかんやあって、最大火力のカッポーちゃんは何となくフェードアウトして、4人で旅を続け、敵を狩り続ける様です。割とハードな展開で救いはありません。本人達は楽しそうだから良いのかな?世界も全く救われません。何人死んでるの?人類はオシマイDeath!

 コレは面白かったですか?と問われると即答しかねますが、人間性の希薄な、やり過ぎ非実在女子的なキャラ達がキャッキャウフフするのが嫌いでなければ、面白いと言えるのかもしれません。

 登場人物達の会話や口癖がとにかくウザいです。女性キャラだから許されてる感じですが、男性キャラがこんな調子で喋ったら、鉄拳制裁ですね。

………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2025.02.16

 イヤッホー!6話水着会!人間の証明?で、みんなでプールにて水着でキャッキャウフフ!視聴者の股間も熱くなるってもんですよ!

 ただ、茶番回を通して色々戦闘したりして苦労して7話で合流したシトロン勢…、戦闘力皆無の集団なのかよ!しかも、主人公グループの家族ばかりなの!?

 戦力的には、まさにマイナス!どうやってコイツら喰わせていくのかな?兵站の苦労が増えただけです。

 正直、武器を使える奴がいるのかと思ったら…。シトロンも口だけのアホの無能だし、全滅の危険が増加しただけですね。

 家族なので、見殺しにも出来ないし、どう考えても家族虐殺胸糞展開か、全員安全地帯に避難する、お花畑的な展開の2択しか無いので、女子バトルものとしては、自縄自縛でしか無いと言う…。

 食糧が豊富にある安全地帯があるなら、お話はここで終わりですし、集団内に何人も戦士がいて、戦い続けて旅が出来るなら主要キャラの影が薄くなるし、単に引き連れて行くだけなら生ぬるいバトルものに…。ちょっと全滅しとこか…。

 旅の目的地に家族とかがいるなら良いですが、敵地のど真ん中で、しかも7話で非戦闘員を増やしてどうする気なのか?マジでマジで気になります。物語として悪手なのでは?

 しかも、カッポーちゃん単独行動を取ります。グループの最大火力が居なくなったら駄目でしょ…。あんたが居ないと決定力不足なんですよぅ…。

 カッポーちゃん、記憶が無いだけじゃ無くて、人間性も喪失してるんですか?ハラハラしながら次回を待て!と言った感想です。
………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2025.01.21

 人間が居なくなった廃墟的世界で、得体の知れない敵に襲われつつも生き残った女の子達がうっかりちゃっかりな武器を使ってサバイバルする本作品…。

 2話でマミる展開が!なのですが、そもそも登場人物の女子達が人間っぽく無いので、何とも言えない雰囲気で今の所物語が推移しています。

 デスゲームや無理ゲー下に置かれた登場人物達を描くのは難しいです。前期の多数欠みたいに、みんな異様に冷静だったり、学校暮らしみたいに入れ替わり立ち替わり登場人物達が狂ったりするのも何か違う様な…。

 制作者も視聴者もそんな極限下に置かれた経験が無いので、リアルティも糞もないのですが、いくら何でも登場人物達がエキセントリック過ぎる気はします。視聴し続けて感情移入していけば違うのかな?う〜む…。

 グリグリ動くCG作画に関しては、私はそこまで気にはなりません。あんまり無いタイプのアニメなので、たまには良いかなとは思います。

 今後、面白くなって行くことを期待したいと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

72.2 2 エフェクトアニメランキング2位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (119)
477人が棚に入れました
女神祭。迷宮都市オラリオが活況に包まれる、実りの祝祭。豊穣を象徴する女神たちは祭壇に奉られ、その中にはあの『美の女神』の姿も。ダンジョン深層という死地から生還を果たし、日常を取り戻したベル・クラネルもまた、女神祭の賑わいを楽しむはずだった……――とある酒場の娘から一通の手紙が届くまでは。『ベルさんへ 今度の女神祭、二人だけでデートしてください。 シルより』都市の片隅、小さな酒場で固まった、少女のたったひとつの決意が、少年と迷宮都市を狂わせていく。そして、『最強』を標榜する『強靭な勇士(エインヘリヤル)』達が今、動き出す。これは、少年が歩み、少女が望む――【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

10年見続けた作品の一区切りです。感慨無量ですね。

 ちょうど10年前に1期を見て、あまりの面白さに原作を読んでそれ以来、ずっと楽しんできた作品がやっと一段落と言う感じで、感慨無量です。

 まずは制作に携わった方々に感謝したいところです。シリーズ全体ではアニメ作品の出来不出来はいろいろ文句も言いたいところはありましたが、昨今のアニメのクオリティに比し、かなりの高水準でしかも本筋を劇場版でやる事もなく作られたのはファンにとっては幸運だったと言えるでしょう。特に1期と3期は非常に面白かったです。

 物語としては、アイズへの憧れや、アイズとベルの出自、黒龍、ダンジョンの深層など様々なメインストーリーが交錯する中、多分一番の軸となったのはシル=フレイヤの物語でそのメインプロットはかなり満足度が高い話でした。

 アイズ、ロキファミリア側の描写がソードオラトリアに移ったので、本編がすっきりしたのでしょう。リューの話とか若干寄り道はあったものの、綺麗に終わりました。

 テーマとかメッセージとかはほぼないような作品ですし、中二病全開のティーン向けラノベの構造ですが、ファンタジー冒険譚、エンタメとしてのクオリティが高い作品だったと思います。

 1期からの仕込みだった…というか作品の構造そのものだったシル=フレイヤを描き切った以上、ここから先は何を描いても付け足しにしかならないだろうな、と思います。気になる部分も残っていますが、中途半端で終わらせたほうが作品としてはまとまるような気もしなくはないです。

 で、5期そのものの評価は、フレイヤを中心にかなり丁寧にテンポ良く作れていたので評価したいところですが、11話みたいな紙芝居みたいな回もあったし、中断をはさんだので少し熱が冷めたところがマイナスです。

 それとこのシリーズはもっとバトルシーンを減らしたほうが、特にサブキャラのバトルを減らした方がテンポの関係でより面白くなるだろうなあと思いました。









1話 フレイヤとシル。1期から続く大きな物語の集大成ですね。

{netabare} 実質、1期から続いている伏線…というより話の本筋が回収されるフレイヤの章ですね。1期の魔導書とシルとの関係のところの意味が分からなかった人はこれですっきりすると思います。この大きな物語の構造があるからこそ、本シリーズは面白いんだろうなと思います。

 4期が陰鬱だっただけに、非常に面白く読ませてもらったパートです。作画は相変わらず丁寧で安心して見られますので、楽しませてもらいます。
 なお、4期の最後の方のベルがケガで寝ているところにヘスティアがいて、そこに豊穣のメンバーに混ざってシルが入ってくる描写がなかったでしたっけ?今回ヘスティアが言っていた通り、2人は会ってはいけないのです。あのシーンはいまだに疑問なんですけど。

 それにしても、異世界のあの文明の水準でブラジャーってあるんだ…今検索したら1914年の発明らしいです。{/netabare}


2話 こういうダンまちが見たかった…という回ですね。とても良かった。

{netabare} こういうのが見たかった…のギャグ回ですね。そして「私をさらってください…ダメですか」の破壊力。それが何を意味するのか。

 本作は4つの本筋があります。ベルの強さ=アイズへのあこがれ、ミノタウルスとの因縁、ダンジョンとは何か、そして、フレイヤとシルの物語。これが作品の構造です。こういう「物語」がしっかり根底にあるから、本シリーズは面白いと思います。

 それにしても、作画いいですね。{/netabare}


3話 原作の再現度が高く満足ですが、このままだと18巻は劇場版?

{netabare} 今、16巻300ページ中200ページの内容が3話ですから、全5話になりそうですね。で、17巻はもうちょっと厚くて400ページ弱ありますから、16・17巻で1クール?一応話の区切りはつくものの、18巻が一番派手な部分になります。となると映画の可能性もありますね。まあ、ダンまちはそれ以降も続いていますが、18巻で一応の区切りですのでちょっとあり得そうですねえ…それは作品の寿命を縮める悪手だからやめてほしいですけどね。

 さて、本作については、原作の再現度も非常に高いです。16巻の内容をほぼそのまま忠実にというのはもちろんですが、イメージしていた絵がイメージしていたテンポそのままに流れて行きます。
 コミックのアニメ化と違い、小説のアニメ化はこの映像化の意味が大きいですね。内容はよく知っていますが、新鮮に見られます。

 面白い…ですが、最後を劇場版にするのだけはやめてほしいなあ。{/netabare}


4話 テンポ良く終わりましたね。面白かった。

{netabare} 話のペースが16巻が5話かと思ったら、4話で終わりました。最後の方はバトルなので上手く省略しました。この分なら…17巻を4~5話でやれば、18巻まで入りそうですね。このテンポがいいですね。作画もいいし5期はレベルが高いと思います。

 まあ、初見だと話が分かりずらいかもしれませんが、今回の話の入れ替わりでの意味は何だったかと考えればすぐにわかると思います。{/netabare}


5話 1期から待っていたブチ切れフレイヤが最高でした。

{netabare} この作品にはなろう系の99%の作品に足りない「物語」があります。なろう系のほとんどは初期構想の段階で何を描きたいかを考えず、中心となるテーマもなく、どんな設定でどんなキャラにするか?しか考えないで書き始めるからだと思っています。

 本作はここに至ってラノベ1巻、アニメ1期の初期設定を活かした見事な展開だと思います。フレイヤという神の性格造形がこの作品の分厚さに繋がっています。

 逆にその幹というか構造と展開の設計図が見事すぎて、途中冗長なものをいくらでも入れられるという欠点に繋がっていましたが、それでも、それぞれのエピソードにはちゃんとベルのあこがれという部分と、フレイヤがベルのピュアな心に魅了される部分が繰り返し描かれています。
(この作品で後付けかなと思うのが、言葉を話すモンスターです。あれで展開が広がりましたが、一方で無駄に長くなったし焦点がぶれたかなと思わなくはないです。その分カタルシスは大きいですけど)

 この5話でフレイヤがブチ切れる瞬間こそ1巻から待ち望んでいた展開です。この作品はある意味ではフレイヤの物語です。楽しみにしていただけに、5話の出来はどうなるかドキドキしましたが、迫力がありました。フレイヤの声優さんの演技も素晴らしかったです。

 それにしても、フレイヤにとって唯一とも言っていい障害であるアイズを殺しに行かないのが物語として不思議な部分です。ベルが魅了されないのはあこがれがアイズに向かっているからですよね?ベルのアイデンティティにかかわるので、それをやるとベルが壊れるという設定…と勝手に想像していますけど。{/netabare}


6話 フレイヤ様最高です。アニメの質も日笠陽子さんも素晴らしかった。

{netabare} フレイヤ様最高ですね。純情な悪女というところでしょうか。本シリーズ最高に面白い原作を最高のアニメ化ですね。テンポ、演出、作画どれをとてもいうことありません。そしてフレイヤ役声優の日笠陽子さんですね。あんな華やいだ少女のような大人の声を出せるとは…
  
 大満足の6話でした。{/netabare}


7話 女神と嫉妬と愛の描写がいいですね。

 今回も面白かったです…としか書くことがないので次のレビューは展開があってからですね。女神の嫉妬と愛がたまらないです。


9話 大いなるカタルシス。原作はここで終わるのかと思ったくらいです。

{netabare} さて、大いなる伏線が回収されましたね。伏線とは炉がどうのこうのということでなく、処女神VS豊穣神という設定が活かされたとう意味においてです。この2人の対比は見事だと思います。
 このヘスティアとフレイアの実際の神話の設定に基づく対立構造を作ったのが、本シリーズの最大の工夫です。ヘスティア自体は調べてもあまり出てきませんけどね。結婚をあきらめることで特殊な地位を得た処女神です。つまり純粋性がありベルの内面と合致します。

 ヘスティアの炉の神の設定は他人の神殿において同等の力を持つという意味もあります。ですので、フレイヤの魅了の設定がヘスティアとベルに通じないというのも、恐らくこの5期の展開をある程度計算してのことだと思います。

 シルというのも実際の北欧神話でフレイアの別名です。フレイヤは性にだらしなく、オッタルは愛人でもあります。なお、イノシシの姿にオッタルは変身したりします。ロキとフレイヤは実際に喧嘩状態です。

 シルの本作における英語表記がSyr Floverです。神話ではシルのみですが、わざわざ苗字をつけてLOVERの文字が入っています。F=フレイヤのことだとするとF LOVERつまり、フレイヤの愛を表現する姿と読み取れます。この点から5期はすべて1期からの作りこみだとわかりますし、本作の本筋だとわかります。

 これら神話に基づく設定が1期からちゃんとなされているのが、わかると思います。だから、本作は物語を根底に感じることができます。もちろん、北欧神話など全部知っているわけもなく、付け焼刃の知識ですが、1期のときに原作を読みつつ、北欧神話を調べてみてそれを作品設定に落とし込んだ手腕に感動したものです。

 こういった作りこみが回収されたので、ここで終わりかと思っていたら続きましたね。まあ、アイズとかベルの祖父とかまだいろいろありますけど。
 本当に面白い。そして、よく作られているとこの5期の原作17巻部分は本当に感心しました。{/netabare}


10話 フレイヤ様の描き方が最高でした。アニメの制作陣に感謝を。

{netabare} 胸が振るえるくらいに面白かったです。いままで張った伏線というかキャラの成長というか、物語の結末に向かって怒涛のように話が展開します。そして、その素晴らしい物語を支えているのが、アニメの制作陣でしょう。

 このテンポと展開のスピード感の中、物語の盛り上げ方、そして何よりキャラたちの胸の内の描写が素晴らしかったです。特にフレイヤ様は凄みがあるくらい実際に美しくも脆い女として描けていました。これは近年でみたキャラ描写の中でも出色です。こんなに見事に一人のキャラを描けたシーンは他に私はしりません。

 素晴らしい原作と素晴らしい制作陣でこの5期が作られて、本当に感謝しかないです。{/netabare}


11話 前回褒めたらこれですか。万策尽きましたね。紙芝居でした。

{netabare} 多くはいいません。11話は続きを放送するときに再作成してください。この素晴らしい作品を紙芝居にしないようにお願いします。{/netabare}


13話 主観的には面白いけど、ご都合展開に低評価がついても納得します。

{netabare} 11話の段階で万策尽きたのはよくわかりました。その点で延期は良かったと思いますが、この時間経過で少し熱が冷めてしまったのはもったいなかったと思います。

 5期は勢いで読むのが大事なパートです。ダンまちの世界観が一回決着がつくので、もちろん歪みというか無理がある部分はあります。ただ、1期から積み重ねた伏線を回収していく快感があるので、出来の悪いところを見逃せています。もちろん、小説版でも2,3度目には「オヤ?」となりますが、そこは1回目の良い印象が多くてだから見逃せる部分があります。
 アニメの延期はそこの1回目の好印象を作らないまま冷静にさせてしまうので、評価が下がるのはやむを得ないと思います。

 というのは内容です。リュー、ミア、ヘディンとよくまあご都合主義をならべたなあと、思われても仕方ないでしょうね。

 ただ、リューとミアそして豊穣の女神についてはシルも含めて、こういう使い方をするために仕込んでいたことは読み取れます。リューは4期よりもっと前から、をこういう形で活躍させるためにレベルアップができないまま決死の冒険を重ねていました。そこの計算はいつからかわかりませんが、明らかにリューの使い方は結構前から目算があったと思います。豊穣の女神の設定は、実は本作の構造そのものですので、1期の段階で計算があったのでしょう。

 ヘディンについても、ベルを育てるモチベーションに不自然なところがありましたので、5期の前半が一応伏線にはなっています。が、ヘディンはもうちょっとフレイアに対する忠誠と考え方の違いを仕込んだ方が不自然ではなかった気がします。

 5期のアニメ化で一番目立ってしまったのが、リリルカの軍師としての活躍がそれほどじゃないという事ですね。その他、ベル中心だったはずなのに作戦変わってなという点か不自然だったかなあ。

 それとシルの件はロキの介入じゃなくて豊穣の女神のメンバーの誰かが誘導した方がドラマとしては良かった気がします。

 長い間、楽しんでいるシリーズなので私の評価はどうしても甘くなるし、リューの活躍は4期からの仕込みが見事にきいて、見ごたえがありました。5期は4期に比べて冗長感がないし、ハッとする演出や作画もあったので評価はしていますが、そこに大いなる偏見があるのも自覚しています。 {/netabare}


14話 熱が冷めると演出に冗長感を感じます。

 毎週楽しみに休止がない勢いのままで見たかった。いったん熱が冷めると演出が冗長に感じてしまい、結論が早く見たくなってしまいます。なんか、もったいないなあと、強く感じます。





 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 12

しろにゃま さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

小説43巻12年間のうちでも屈指の名シーン、これをアニメで見れる幸せを説く「ティッシュの準備は出来ているか?同胞」

原作勢 アニメ13話まで視聴

12話についてのみ語る。
小説43巻(本編20巻、外伝15巻、他3+3+2巻)、発刊から12年間のうちでも屈指の名シーン。
しかも年末年始と待たされて。


で、、、
原作を2年間何度も何度も繰り返し読んだからこそ分かる原作との違いや省略部分、
でも見終わればそれも已むを得なかった、むしろ良かったとも思える。

カットしたり、順序を変えたり、セリフを言う人物を変えたりして短く分かり易くなるように整理している。

もちろんそうして詰め込んだり削ったりしてる部分があるから盛り上がりや満足度は原作より落ちる。それでもアニメ制作チームは相当頑張ったと思う。
そうゆう出来です。だから安心見てください。


もうすこし詳しく、、、
「準備は出来ているか?同胞」
『何の準備だ?』
「涙をぬぐい鼻をかむティッシュの準備だ!」

原作でいう18巻ちょうど真ん中のページ。
リューさんが「アストレアレコード」と呟くシーン。アニメ12話Bパートでしょうか、ここで変わる。
原作でもそうだったように、アニメでもそのように仕組まれてる!
むしろここからはアニメの方が絶対に勝つるバトルシーンが一気に押し寄せてくる!

詠唱、星屑のエフェクト、アガリスアルヴェシンス、アリーゼを思い出すシャクティやオラリオの住民たち、リューさんがポニテにしてる意味も分かる(アニオリ)、無双シーンからの並行詠唱で魔法円付(原作再現)膨大なルミノスウィンド、、、ヤバい、、LV4の時とは比べ物にならない強大さ、、、これは小説では出来ないアニメならではのシーン!作画もここぞとばかり全ツッパ!!私も10回は見直した!
正直Aパートは微妙な感じを出してた、でもいい、これだけで充分だ。
シャクティも涙を流したが、私もいや私達もティッシュが大量に必要な筈だ。


さて、、、
お分かりいただけただろうか?
私はとても満足している。
多分見終わった貴兄らも同じだろう。
でもこれは原作を読んでいて、まさかアニメでこのシーンが見られるとは思っていなかったから、この思いなのだろう。

アニメ"のみ"勢には何のことだか分からないだろう。
そもそも「アストレアレコード」って何やねん?!って感じだろう
総じてアニメ『ダンまち』は説明が足りない。
これはI期の時からそうだ。説明キャラがヘルメス様しか居なく、しかもこいつは含みがあるセリフが多く、結果分からん。
でもそれが他のアニメにはない最高に良いテンポになっているからダメでは無い。バトル中に会話劇を入れるなど愚の骨頂である。
是非原作を読んでからアニメを観ると、何が仕組まれ裏では何が進行していたのかが分かる。端折られたセリフの意味が分かる。そしてより感情移入出来るようになっている。
最初からそうなるように仕組まれている。作者の大森藤ノ先生はフィンやヘディン以上の策士である。


個人的に、、、
ヘイズさんのセリフが多いような?はせみの熱演のせいでそう感じるだけ?それとも、防具破、、まぁいいことだ。私が嬉しい。
満たす煤者達(アンドフリームニル)が出てきて嬉しい、11話までは"達"なのに1人しかいなかった。
セシルカワイイヤッター!! 新生アストレアファミリアお揃いの服がオシャレです。
あとI期からもう10年やってるアニメだからキャスティングの妙が分かりずらくなってるので一言、語尾に「にゃ」の付くキャラには西明日香(アーニャ)が鉄板!そしてその相棒に洲崎綾(クロエ)も定石。
是非OP曲は出番がやられて突っ伏してるシーンしかない井口に、、もう彼女にはOP曲を歌わないとセリフも出番も無い、、、、


制作チームさんありがとう!
残り14,15話もよろしくお願いしますねッ
でも原作で知ってるから待てるんだよね、アニメ勢がイライラなのも分かるわ。


疑問)旧アストレアファミリアのメンバーのCVがダンメモ(ゲーム)からアニメでは、アリーゼ、輝夜、ライラ以外の全員(7人)変わっている。の割にはセリフはここまでほぼ無かった。これはアニメ版「アストレアレコード」の布石だったのだろうか?スルー出来るキャスティングではないんだけど?


初回投稿:20250209(↓とずれてれば加筆修正とかしてるということ

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

狐s さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

よくわからない作品

TVアニメのみの視聴者

前作S4途中からよくわからない作品なんだけど。。。

最初は主人公が成長して最強になっていく冒険ものファンタジーかとおもったんだけど前作途中から疾風の過去と恋愛が目に付くシリーズに見受けられて今シリーズに至っては恋愛中心の物語。最後だけバトル展開。謎すぎるんだけど
このアニメの見どころが分からない

このアニメの見どころは何?この後の展開はどうなる(←わくわくじゃない)
1クールほぼ丸まる女神の恋愛ものと前作の疾風の物語が果たして今後の展開で1クールずつ潰したかいがあったと思う展開になるのか。

正直もう少し削ってもよかったんじゃないか。と思う予感しかしない。

結果ドラゴンなのかわからないけど攻めてくるから今回はその布石となるシリーズってことなのかと思うけど(しらんけど)恋愛展開まじで力入れすぎじゃねって感じにしか思えない

ミノタウロスもどこで出てくるのやら 仲間になるにしろ殺すにしろ
こっちに力入れて最強になっていく展開のほうがわくわくはする

結構、前作と今作で見るのが苦痛だったから次回作で諦めそう
SAOと同じ感じ
あれもゲスシーンが多くて途中で見なくなったしな

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

61.7 3 エフェクトアニメランキング3位
オリエント(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (101)
256人が棚に入れました
鉱夫になるための学校に通う少年・武蔵は、武士になる夢を持っていた。しかしそれを周りに言えずにいた。なぜなら武士は「150年前まで日ノ本を支配していた“化け物”」とされていたため。一方、鬼は神と崇められていたが、鬼こそが人間の世界を支配する“化け物”であり、鉱夫は鬼の食べ物である金属を死ぬまで堀り、奉納する仕事だったのだ。武蔵はそれを知っていたため、鉱夫として鉱山に内定後入山し、鬼と対面。鬼退治を宣言。周りにも正直な夢を告げることができたのだ。武蔵の幼馴染の少年・小次郎も「鬼鉄騎」でアシストに現れ、5年間こっそりと修行していた武蔵は「千旋烈斬剣」で鬼を倒す。武蔵は小次郎に、2人で幼少期に誓った「武士団の結成」を誘う。しかし、小次郎の中で武士になりたいという夢は薄れかけていた。武士の血の流れる小次郎は昔から迫害されてきたためである。そんな時、鬼の親玉、鬼神「炎獄天狗」が5年ぶりに降臨し、金属である小次郎の刀を食そうとする。刀を奪われることに、喪失感を感じた小次郎は、自分の中にある武士としての誇りを自覚する。刀は一度鬼神に食されてしまうが、鬼神の腹部の硬い表皮を武蔵が割り、刀は取り戻され、小次郎は今度こそ武蔵と共に「最強の武士団」を作ることを誓うのであった。

声優・キャラクター
武蔵:内田雄馬
鐘巻小次郎:斉藤壮馬
服部つぐみ:高橋李依
武田尚虎:日野聡
犬飼四郎:下野紘
犬坂七緒:和氣あず未
小雨田英雄:羽多野渉
真田青志:石谷春貴
山本春雷:大西沙織
鐘巻自斎:小西克幸
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

奇を衒わない丁寧なアニメ化

2022年冬アニメ。原作は大高忍の漫画作品。全12話。

原作はちょうど1クール目終了まで読んだことがありました。確か5巻程までだったと記憶しています。
このアニメ化一番感じたのは愚直なまでの「丁寧さ」ですね。


【声優・音楽】
OP、EDの曲は可もなく不可もなく。
音楽はもう少しバリエーションが欲しいというか、戦闘曲で同じ曲が毎回かかるのは気になる…。
声優さんは皆上手な人なので期待通りでした。ただ、武蔵と小次郎は声の高さがもう少し違うと聞き分けやすそうかな…。
つぐみがちょっと気が抜けるような真面目なような、可愛らしい演技でとても良いですね。


【キャラクター】
武蔵、小次郎、つぐみの3人を好きになれるかどうか、応援する気持ちで見られるかどうかが評価の分かれ目かもしれません。私は3人にはずっと楽しく仲良くしてて欲しい(笑)。
大高先生はトリオの描き方が上手くて、アニメでも丁寧にやってくれたのは嬉しいですね。


【作画】
演出はわかりやすいけれどもう一声!と感じました。
作画は頑張ってくれていて好き。頑張っているというのは、基本的に大事なシーンにリソース振っているという意味です。
具体的には、戦闘シーンとキャラクターの感情を描くシーンに注力してるんですよね。この作品で見て欲しいのはここですよ!とはっきりしている。
長期シリーズとなるかも知れない作品ですから、この割り切りは必要なことだと思います。
{netabare}
実は原作者の絵柄の再現も大事なシーンでやってくれていて、そこもなんだか嬉しいです。
大高先生は単純化やシンボライズが特徴的で独特の歪み方があって、その妙にクセになる部分が再現されている。なかなか大変な作業ではないかと思われます。
多分アニメ版ゲッターロボアークで原作の絵柄の再現が嬉しいと言ってたファンの気持ちってこんなだったんだなあと。確かに嬉しい。 {/netabare}


【物語】
{netabare}最初はなかなかゆったり進行で、ペース配分が合わないかも…と思ったりもしたのですが、中盤からは各話の最後の引きをよく考えてあって少し安堵しました。
原作はちょうど1クール終了くらいまでは読んだことがあるのですが、だいぶ前なので細かい所は記憶が曖昧で、新鮮な気持ちで楽しみました。
おそらくほぼ改変せずそのままかな…?

この1クールでは、家族(コミュニティ)との関係と、上位者や理不尽な仕打ちに対する反骨精神と下剋上が描かれています。
「鬼に対する反抗」と「コミュニティ内での歪んだ関係性への反発」が”人間としての自立”という同じテーマに帰結するのですね。

本作の設定では武士団の基礎は血縁の繋がりです。
けれども武蔵達の武士団は発足したばかりで、メンバーの3人は血縁ではありません。疑似家族ではありますが、同時に縛り付けられた関係ではなく個人が受け入れられる場所であり、そこにいたいという心で帰る場所。大きなポイントになっています。

血縁や幼少からの家族関係が必ずしも良いものではないことは、つぐみと小雨田武士団のエピソードでしっかり描かれています。
つぐみは養父から自尊心を削り取られて依存してしまっており、つぐみに裏切られたと思った瞬間に養父もつぐみに依存していることが表面化する。武士団のみんなが好きだから寂しい離れたくないとゴネるつぐみは、まだ今は自立しているとは言えません。
この関係性に親離れ、子離れは描かれるでしょうか。(親離れのみ為されて、子離れが為されない可能性もありますが、それはそれでリアルですね…) {/netabare}

大高先生の作品の良い所は、若者が自分の足で立つのを大事に描いてくれること。リアルにし過ぎず、コミカルに明るくエンターテインメントに仕上げてくれます。
アニメでもそういったシーンを脚本で削らず、作画リソースを割いている。きっと2期でも丁寧に進めていってくれるのではないでしょうか。
秋の2期が楽しみです。
(2022.4.11)

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

すもももももも → マギ → ?

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
書きかけのレビュー投稿してしまいましたm(_ _)m 追記します。

原作者は、レビュタイ通り、「マギ」で有名な「大高忍」さんです。

少年漫画らしく、原作には一定のクオリティはあるのだろうと感じました。また、「武士団」の設定はなかなか面白く、今後面白くなりそうな気配もありました。

ただ、アニメのクオリティとしてはやや疑問が残り、特にバトルの作画、演出はダサかったかなと。これなら、原作の方がずっと面白そうですね。

私事ですが、毎年これから繁忙期になるので、冬は観るアニメ絞っています。その観点でいけば、継続視聴には少し足りないかな?って印象です。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャリアある漫画家が描く話かな~?、と。

私の神漫画家の1人に赤松健さんがいます。例として、深い愛ゆえに少しだけ批判します。

赤松さんは、ラブコメを描かせれば最強です。そして、「ネギま」という作品は、ラブコメをベースにバトルを描いたら、これが奇跡的なバランスで面白く、ファンとして(おそらく赤松さん)驚きました。

それに、少しだけ勘違いしちゃったのか、続編として、バトルをベースにラブコメを描いた「UQ」は、なんか違った。正直、「ラブひな」どころか、「AI止ま」にも及んでないと思う。あれなら普通に「ネギま2」で良かった。

「UQ」読んで、やっぱり自分の個性や特徴を生かすって大事なんだな~と思った。

さて、話は大高さんに戻りますが、基本的に大高さんは、「めっちゃ格好良い絵を描く、ギャグ漫画家」だと思ってます。

「すもももももも」は結構好きでしたし、「マギ」もギャグのとこは特に面白かった(ちなみに2作とも全巻所持。まあ、マギに関しては、途中から変に小難しくなって、面白さが減衰したから、最後は義務感で買ってたけど)。

マギも、序盤~中盤の、「キャラ」と「冒険」を見せている時が一番楽しかったな~。

本作の場合、出だしからかなり王道のバトル漫画ですが、戦術や戦略は下の中、熱さは中の中といったところでしょうか(ちなみに、少年漫画で、戦略や戦術の最高峰は、「HUNTER×HUNTER」や「ナルト」。熱さの最高峰は、「ドラゴンボール」や「幽遊白書」とかだと思っているのですが、それと比較して)。

だから、「騎士団」の設定とかは面白そうだし、キャラクターも良い感じだと思うんですが、バトルメインっぽいので、離脱を決意した。そんな感じですかね。  
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
う~ん、なんか安っぽい。お!っと思ったのは、鎌を使った抜刀術くらいだけど、だったら、後ろの鎌のRは逆じゃないかと思う。

2話目 ☆2
バトルは作画しょぼいと、ギャグになるんだよな。

3話目 ☆3
そこで甘さをちゃんと指摘してくるあたりは、流石になろう作者とは違うね。一般人から嫌われるあたりは、良いが。う~ん。

4話目 ☆3
騎士団の設定とかは面白そうだね。

5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

俺たちにも譲れねえものがある

この作品の原作は未読です。
実は第1話を視聴してから第2話を視聴するまで、暫くの時間を要しました。
理由は第1話の掴みがあまりにも琴線に触れなかったから…^^;

ですが、もう2,3話視聴すると面白さが軌道に乗ってきてしっかり視聴できましたけれど…
この作品、序盤で切るには勿体ない作品だと思います。


時は戦国時代、日ノ本。

突如現れた“鬼神”により、覇権を争っていた戦国武将は
ことごとく討ち死にし、人の世は終わりを告げる。

それから150年、鬼神による支配に抗い、自由を求めて戦い続ける者たちがいた
――その名は“武士団”。

幼い頃、小次郎の父から聞かされた武士の姿に憧れた武蔵と小次郎は、
“最強の武士団”結成の夢を誓い合う。

しかし、鬼を神と崇める町で、人々にとって武士は悪とされる存在。

武蔵は周りの空気に合わせ「武士になりたい」と声に出せず、
小次郎もまた武士の子として人々から疎まれていた。

自分の生き方に葛藤を抱えていた武蔵がある日、目にしたのは
無感情に人間を引き裂く鬼の姿。

その真実を前に、武蔵は小次郎との夢を叶えるため、
圧倒的な力を誇る鬼に立ち向かう…!


公式HPの第1クール「安芸旅立ち編」のあらすじを引用させて頂きました。

面白さが軌道に乗ってきた個人的な理由…
まず一つは、第1話の構成だと思います。展開に勢いはあるのですが空回りしている感じ…
あまり物語が頭に入って来なかったんです。

そして二つ目は序盤は物語に「華」がないこと…
武蔵と小次郎の二人旅だけだったら、中盤でお腹一杯になっていたかもしれません。

だけど、「華」はちゃんと用意されていましたよ。
りえりーボイスが聞こえた時、目の前がパッと明るくなったような気がしました。

華はりえりーだけではありません。
さおりん、日笠さん、和氣さんに桑島さん…
そして出番は少しでしたがトドメにきよのん…
いやぁ、嬉しくなる布陣じゃありませんか!

物語の展開と相まって面白さ増しましでしたよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Da-iCEさんによる「Break out」
エンディングテーマは、羽多野渉さんによる「ナニイロ」

1クール全12話の物語でした。
最終話に新たな展開が差し込まれたと思ったら、続編制作前提だったんですね。
安芸を出発した武蔵らは、次の鬼神討伐を目指して淡路島に向かうようです。
きよのん演じる「猿渡みちる」も、今後どの様に物語に絡んでくるのか楽しみです。
続編は、今年の夏アニメで放送されるようです。
放送を楽しみにしています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9

65.7 4 エフェクトアニメランキング4位
百妖譜 第2期(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (14)
45人が棚に入れました
はるか昔の中国。 妖怪専門の医者・桃夭は、失った「百妖譜」を探すため、小坊主の磨牙、灰狐のグングン、貴人(実は大蛇)の柳公子と旅をしながら、各地で妖を救っていた。 彼女は手首の金の鈴を響かせ、患者の心の声を聴きながら治療を行っていく。 そこに垣間見えたのは、「生きていたい」「誰かと共にいたい」という純粋かつ切実な願いだった。 出会いと別れを繰り返しながら霊医・桃夭は彼らの傷を癒していく。 百の妖怪と、百の心を知るための旅が、再び始まるー

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

中国人気アニメ日本語版2期

大陸で異例の大ヒットを記録した大人気アニメ全世界待望の2期
1期と同じく2話1エピソード構成のオムニバスヒューマンドラマ

確かに悪い作品ではないが日本では爆死確定な周回遅れ感。
OPEDも現地仕様。差し替えてもよかった気が。フリガナもなくクレジットすら読めん。

01
主人公は一応女性だが露出もなく巨乳でもないツンツンサバサバ毒舌のガサツな成人女性なのでHENTAIジャパンのアニメプロには完全にニーズがない。イケメンも毒気も色気もない優男なので腐臭も足りない。そもそもマルコメチビ坊主なんか令和のアニメに出してはいけない。

おおらかな大陸文化、言い換えれば皆たくましく口も悪いので不快ダーマン生成装置。画面に中国語が映る場面は少ないが、リアルなのか創作なのかも不明な生活習慣描写もなかなかにツラい。今売れるアニメは隅から隅までわかりきれる推しグッズCMでなければならず、メインキャラにロリ幼女がいない時点でこんな企画は通らない。性的搾取萌えキャラきっしょって人には見やすいかもだが、ストーリーに関してもある程度日本の創作に触れてきた人には展開が露骨にミエミエなので物語重視の人でも新鮮味も面白くもないでしょう。

大きな物語に収束しないオムニバスロードムービーだし、謎を小出しにした「続きが気になるゥ」的なヒキもないし、「実は、こうでした!」みたいなビックリ後出しちゃぶ台返しもない。スカッとジャパンオレツエー倍返し妄想ハーレムなろうみたいな疲れた脳に優しく沁みる観るストゼロでもなく、瞳のハイライトを消しながら苦悩に顔を歪める薄幸少女でニチャアするウェットなお涙頂戴ポルノでもない。良く言えば悪趣味な釣り針もなく誠実に真面目に「物語」をやってる。だからこそ話題性こそが本懐な今のジャパンでコレが売れるはずがない。

日本サイドですら誰もコレが売れるとは微塵も思ってない中抜きシノギにしか思えないが、それでもゴミなろうよりは遥かにマシだし本作を好きな人は少数派ながらも確かに存在するとは思える。動画品質を問うなら主人公の顔が歪みまくるのだけはどうかとは思うがあとは頑張ってる。結論として嫌いではないが本数的に脱落。

EDのテイストで絵作りしたら独自の雰囲気が出てたと思う。人気作だけあって惜しい感じ。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

中国版日本昔話

クオリティ高いのに全く日本でバズる気がしない、バズらせる気もない中国アニメ
テンポはかなり遅いけど、丁寧に作られていて話も面白いんだけどなあ

インパクトのある展開とか視聴者を引き付けるための過剰な演出とか、派手なエフェクトとか、視聴者サービスとかそういった遊びはなくて、ずっとマジメに静かに話が進行していくので退屈に思う人は多そう
真剣に見てると面白いんだけど、真剣に見ないといけないのが欠点かな?
中国では人気みたいだから続きは期待できるかも

投稿 : 2025/04/05
♥ : 7
ページの先頭へ