2024年度のアンドロイドTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2024年度のアンドロイド成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月27日の時点で一番の2024年度のアンドロイドTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

60.4 1 2024年度のアンドロイドアニメランキング1位
メタリックルージュ(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (112)
296人が棚に入れました
ボンズ×出渕裕がおくるバトルアクション最新作 人造人間たちが運命をかけて闘う驚異のテック・ノワールSF誕生! 『交響詩編エウレカセブン』のアニメーション制作会社ボンズと『機動警察パトレイバー』のメカニックデザイナーや『宇宙戦艦ヤマト2199』の総監督を務めた出渕裕が『ラーゼフォン』以来、19年ぶりの再タッグを実現! 監督は『キャロル&チューズデイ』『スーパー・クルックス』の堀元宣が、キャラクターデザインは『カウボーイビバップ』『血界戦線』の川元利浩が担当するなど、最高峰スタッフが結集し、壮大なテック・ノワールSFを作り上げる。 ボンズ設立25周年記念作品のオリジナルアニメ『メタリックルージュ』は2024年1月、世界に放たれる。 人間と人造人間が混在する世界―― 人造人間の少女・ルジュは、バディのナオミと共に、火星である任務にあたっていた。 それは、“政府に敵対する9人の人造人間の殺害”。 人造人間の少女・ルジュの戦いの物語が始まる――。
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

ライトな層はポカーンで、コア層には浅さを見抜かれる一番悪いパターン。

  全体を通して
 {netabare} この作品に対する率直な感想としては「1クールしかないなら物語を最適化して持って来い」です。
 オリジナルアニメにおいて、尺との兼ね合いができていないのは致命的だと思います。

 まず、キャラを削ってけ、インモータル9とか言うてる場合か。
 警察のおっさんも削れ、結局なんの役割もなかったやんけ。
 人形遣い師も削れ、ただでさえ掴めない世界観のなかで思わせぶりなキャラが多いのに、要領の得ない謎めいたキャラなんか出すな。

 本筋がままならん状態やのに、ロードムービー的な要素を取り入れてる場合やないやろ。
 
 畳めもせんのに無駄に話のスケールを大きくしていくな。


 と、まぁ色々根本な部分が気になってくると、ある疑念が生じてきます。

 それは「社内で何かゴタゴタでもあったんですか?」です。
 
 この作品は、最終回こそ博士に全部被せて終えましたが、終盤で急に展開を巻いた というよりも物語全編を通して所々にあったエピソードをカットして無理やり繋げたという印象が強いです。
 
 ですので、当初は2クールある想定で進行していて企画がほとんど固まってきた段階で急遽1クールに変更を余儀なくされてしまったのではないか と個人的に推測しています。
 というか、単純に元々1クールの企画でこんなものを生み出したのだと信じたくありません。


 まぁでも仮に2クールあったとしても、現状よりはマシ くらいの評価になったと思います。 

 人造人間による同族殺しというテーマが持つ力とバトル展開で、物語として最低限の体裁を保ってはいますが、設定や思想に熱が入っておらず内容そのものがすげぇつまんないからです。
 
 そして、なによりキャラがつまんないからです。これはもう尺のあるなしは関係ありません。
 ルジュとナオミの掛け合いも効果的に作用したところはなく、ナオミが若干嫌われて終わりました。

 作画面も正直2話がピークで、後は特筆するような場面もありませんでした。


 結局のところこの作品がこうなってしまったのは、脚本だけのせいなのか、尺を用意できなかったプロデューサーのせいなのかはわかりませんが、どっちにしても周年記念で金と時間をかけてアニメを作って会社のブランドに泥を塗るって何してるこっちゃわかりませんね。

          {/netabare}
  

 
 第1話と第2話視聴しました。
 {netabare} 個人的に楽しみにしていた作品ではあるんですが、第1話を視聴して最初に抱いた感想が「せ…設定が多いな…」です。
 視聴者として、ふるいにかけられているような気分になりました。

 世界観+独自用語+キャラクター+キーワード+人間関係でジャブジャブでしたね。
 

 単語だけ聞いていると、それが固有名詞なのか何かの言い換えなのか、漢字にルビを振っているタイプのやつなのか、はたまた人物名なのかもわかりません。
 ただでさえややこしいのに、変身後で名前が変わったり擬態能力を出してきたりとややこしさに拍車をかけているのは一周回って面白かったです。
 
 視聴者を混乱させておいても、後半のバトルパートで掴める想定だったんでしょうけど、正直フルアーマーになった時点で「あ、そういう感じなのね」と若干肩透かしを食らった感も否めません。
 重厚な世界観を醸し出していたのに、やることは肉弾戦なのか…。
 人造人間で、かつそこからさらにまた変身すんのね。

 第2話目はまた、公式ホームページに載ってるキャラいわゆるネームドキャラがわんさか追加されたりしましたが、話の流れ自体は一転してシンプルなものでした。
 作品の雰囲気はまだ掴みきれませんね。

 戦闘に至るまでの動機付けはアレでしたけど、戦闘描写自体は迫力があって楽しめました。

 ですが、この戦闘描写があるからまだなんとか視ていられるというのが正直なところ。

 次話くらいがこの作品の分水嶺になりそうです。
 
 次回に期待です。

        {/netabare}

 第3話まで視聴しました。
 {netabare} うーん…これは…なんだかな…。

 1話から引き続き、設定ややりたい事がたくさんあることは理解できるんですが、なんだかそれらが上手く出力されていない感じがします。

 人間にはできない仕事を任せようとしてるのに、なんで人型にして人格を与えてるんや?

 正直、まだこの作品の世界観が掴めていない中、登場人物の数だけ増え、ありきたりではないもののSFなら必ずどこかで見たことのある展開があると、視聴者的には他の類似作品を想起し続けないといけません。

 ツカミに成功したとはいえない本作品がこれから先、どれだけ興味を引き続けられるか期待ですね。 

 {/netabare}

 第4話まで視聴しました。
 {netabare}個人的には暗い話も悲しい話もやるせない展開も好きなんですが、それはつまらない話 とはイコールではないと思います。

 2話かけて "幻影のヴェルデ" についてやったものの、結局はよく知らんやつが勝手なことして、勝手に殺されて、本丸と一騎打ちして勝ちました、って言われてもな…。

 バトルにしても、幻影を使ってくる相手にゴリ押し力比べでサックリ終わってしまい、アフダルがヴェルデだったのか!という驚きも数瞬で、だから何?となってしまいました。
 ていうか、そもそも幻影って能力が黄色の人の擬態能力と若干被ってるのも気になります。
 そして、やっぱり変身前と変身後で名前が変わるのややこしいですね。 登場人物も対象をどっちの名前で呼ぶか変わりますし。
 

 今の所この作品は、暗くてつまんなくて、メッセージ性を持たせている割に設定に説得力がなくて、一話完結風にテンポ良くやりたいのに登場人物が多くてややこしく、なんとかついて行ったとしてもしょうもない区切り方をする、そんな状況です。
 なんだか、制作側の狙いがことごとく裏目に出ている感じがしますね笑
 あ、でも変身前のBGMは好きです。

{/netabare}

 アニメージュのインタビューを読んで
 {netabare} アニメージュ2月号に掲載されている、シリーズ構成の出渕さんと根元さんのインタビュー記事を読みました。
 そこには、この作品が現状こんな感じになっているおおよその要因が書いてありました。

 まず、出渕さん曰く、本作品の企画の出発点は女キカイダーであり、当初は悲しさや寂しさをストレートに描く物語であったが、時流を鑑み また本人的にもポップさを取り入れていったと語ります。
 その結果の一つがナオミの誕生だそうなんですが、そりゃまぁ制作としては掛け合いができた方が何かと楽なんでしょうけど、視聴者的にはよくわからんキャラが1人から2人に増えただけなんで、まだ効果の程はわかりませんね。
 
 
 続いて第1話についても触れられていました。
 全体的に尺が足りないらしく、前置きをバサッと削って、取り敢えずちょっと変わった世界で暗殺の任務をしている彼女たちをあまり難しく考えずに観てもらいたかったと語ります。

 正直、個人的にはどれだけ尺が足りなかろうと、第1話にて世界観の説明や前置きは多少なり必要だったと思います。
 削ったところに擬態能力持ちという混乱を招くジャロンというキャラを入れているようなら、なおさらです。
 むしろ、コイツを積極的に削れよ。

 オリアニは第1話でどれだけ人の心を掴めるかが特に重要だと思います。
 昨今は毎クールごとに両手足の指を使っても数え切れないほどの数のアニメが放映されています。
 そんな群雄割拠な中、オリアニは人気原作のアニメ化などとは違い、見つけてもらって選ばれなければなりません。
 にもかかわらずこの作品の、分からないことだらけだろうけどまずは見てほしい、というスタンスはなかなかに甘えた考えだと思います。

 また、オリアニはSNS上の口コミも大切だと思います。
 話題になれば、今や配信サービスの普及によりスルーしていた人も追いつきやすいですし、とりあえず第1話を見てみるかという人も出るでしょう。
 しかし、この作品の第1話の作りでは人に勧めづらいし、話題にもしづらい。
 もしかすると、構想当初の悲しさや寂しさをストレートに描いた暗い作品の方がコアなファンを掴んで話題になったかもしれません。


 他には、出渕さんも根元さんも、アニメの世界に特撮の感覚を入れることについて言及しておられました。
 さらに、根元さん曰く 出渕さんはテーマや設定に対して色々と真面目に考えるところがあるけど、今回はちょっとふざけたいんだとおっしゃっていた。と語ります。
 これらに関しては、そういう要素がちゃんと表現できているように感じます。

 ですが…巡り合わせが悪いというかなんというか…このクールでは同じオリジナルアニメとして、「勇気爆発バーンブレイバーン」とマッチングしてしまいました。
 
 特撮的な要素もふざけている感じにしても、完全に話題を掻っ攫われているように感じます。
 
 元々時流を意識出来ていなかったのに、放映のタイミングすら悪いなんて気の毒でしかありません。

        {/netabare}

 第6話視聴しました。 
 {netabare} 前話で雰囲気を変えてきたかと思ったら、今話はまたえらく分かりやすい展開となりました。
 
 でも、これ…最後の ナオミは守護局の人間でした!っていうのをやるために、なんとなく事件を起こして取り敢えず戦闘しとくかってだけだったような…。

 尺が無い事を嘆いていたのに、こんな1話に尺を割くんですね。

 今話のジャロンさんはマジで何がしたかったんでしょうか?
 何か別の目的があって潜入していて、たまたまルジュとバッティングしたわけでもなく、ルジュと戦いたかったからわざわざ他人に化けて無差別に殺し回ってみましたって……何の意味があるんや?
 そもそも、最初クルーに化ける必要もあったんか?

 ここでのジャロンさんの行動は今後の何かの為だったのか。
 それとも、ジャロンさんなら「面白いですねぇ」とか言わせておけば行動に合理性がなくても何とかなるからただ便利に使われただけなのか。
 それともそれとも、脚本が船での殺人事件をやりたかっただけなのか。

 今後に期待です。
         {/netabare}

 第7話視聴しました。
 {netabare} 第7話にして ようやくというか、満を持してというか、物語の輪郭を捕らえたように思います。
 今、スタートラインに立ったかのような新鮮な気持ちです。

 世界観や設定において、今までポロッと言っていただけだったものが整理され、この作品のテーマの1つである「同族殺し」に対しても肉薄していきました。
 
 混乱の種だった登場人物の多さもようやく機能してきそうで安心しました。
 視聴者側と同じ「状況がよく分かっていない」という立場から調査をしてくれようとする刑事さんはありがたいですね。
 


 ただ、やっぱり専門用語が多い点は困りものですね笑。
 頭の中で整理してついていくのに、中々必死です。

 守護局っていうのはつまり警察で〜… ネアン=人造人間を統括しているのが真理部で〜… でも守護局にもネアンを取り扱う守護局人造種監査部っていうのがあって〜…さらにこの守護局と真理部を監督する人造種厚生倫理委員会ってのもあって〜…
 んで、ナオミはその守護局の「神祇官」っていう音で聞いても文字で読んでもイメージしづらい高官で〜…とか。

 ネアンの中でもインモータルナインと呼ばれる特別な個体がいて、彼らはディフォルムという変身機構を用いてグラディエーターという戦闘形態に変身でき、イドと呼ばれるコアのようなものがあり、ネアンによるアルターというテロ組織を先導したりしなかったり、入ってたり入ってなかったりする。 
 ちなみにネアンによる団体は他にもあったり、主人公のルジュもディフォルムしてグラディエーターになるがインモータルナインではない…。

 …………うーん、なかなか根気がいりますね!

 公式ホームページに用語集ができたのでこれからはだいぶマシになるでしょうか。
 覚えた頃には最終回になっていそうですね。

 次回に期待です。

 {/netabare}

 第8話視聴しました。
 {netabare} 前話でギアが上がったかと思われましたが、状況は芳しくありません。
 なんでしょうね、世界観やキャラクターが面白さに繋がっていないような感じがします。

 今回、たまたま見つけたお父さんの記憶図書館にて、過去とお父さんの心情を知るという なかなか裏ワザ的な手法を用いたため、明かされる過去がただの設定出しにしかなっていません。

 ルジュとジーンの意見の対立も、ルジュの主張がたどたどしいのは分かるんですが、ジーンの主張が 混乱を招くことになる だけで元真理部次長としてなにか具体的なものが出てこなかったのが残念です。
 こんな状態で、どっちの意見も正しいよね とされてもそりゃ浅いものになってしまいます。

 
 場面は動き、アルターは真理部を襲撃します。

 前話で、ジルさんは仲間のイド回収よりルジュの救出を優先したと言っていましたが、そこに対した理由はないんですね。
 こんな風に正面突破してくるなら、回収と救出を同時にやっても良かったんじゃ…?
 前話で死んだ警備ネアンは無駄死にすぎますね笑

 そして、ジルさんこと 閃光のシルヴィアによってアルターの目的が発表されます。
 ネアンたちを縛るアジモフコードを無力化するため、インモータルナインそれぞれのイドに隠されたコードイヴを手に入れ、それを起動するためのルジュのイドも手に入れる。 だそうです。

 かなり話の構図がすっきりしました、喜ばしいことですが で、あるならば物語冒頭からもう少しシンプルにしていて良かったんじゃないかと思ってしまいます。
 これではここまでの間、小難しい雰囲気を纏わせていた甲斐がありません。

 個人的に活躍を期待していた、ノイドくんが撃たれてしまいました。
 これまでの彼も、撃たれてからの反応も血を流す様子もほとんど人と変わらないので、「あなたといると自分がネアンであることを忘れていました」という台詞がどうにも軽くて浮いてしまっていますね。

 
 この先の展開でもう一捻り二捻りあることを期待します。
 戦闘シーンが序盤に比べて大人しくなっているのも気がかりですね。
 次回に期待です。

         {/netabare}

 第9話視聴しました。
 {netabare} 今話は全ての元凶である来訪者との対話がなされたわけなんですが、色々と腑に落ちない部分が残る一話となりました。 
 それと、この作品に限った話ではないんですが、謎とか動機とかが明らかになっていけばいくほどつまんなくなってくることってありますよね…。

 なんかほんと企画発足時のエピソードであった、社長と会った際「そろそろなんかやろうか」という感じで動き出したってエピソードが如実に表れている気がしますね。
 ラーゼフォンから20年近く経つし、ボンズも25周年だし周年記念でなんか作るか のノリですよね。


 では、本編です。

 前回から引き続き戦闘シーンが続きますが、あんまりパッとしません。
 取り敢えず爆発させて、なんとかシーンを保たせている印象です。
 かと思えば、ナオミがネアンであることを明かしたところはやたらヌルヌルしていましたけど。

 
 ナオミに連れられ来訪者と面会し、色々と教えてもらいました。
  
 来訪者さんが来訪した理由とはつまるところ、「金星というめちゃくちゃ気に入った物件を見つけたので、お隣の人類さんに引っ越しのご挨拶として、科学技術やネアンの作り方をプレゼントした」とのことです。


 恒星間航行での環境に最適化し、世代をまたぎ進化までしたのに今さら原初の姿で定住したいんか?
 この人らの感覚で永劫の旅を今の姿でしてきたのに?
 流浪の民とかじゃあかんのか?
 金星のなにがそんなに気に入ったんや?
 というか、そんなスッと戻れるようなもんなんか?
 

 ナオミとルジュのやり取りを見て、相対的共鳴とか無意味な同調、過度のシンクロとか言っていますけど、あんたらがそうやって仲良くセリフを分けっこして喋ってるのは無意味な同調で過度シンクロではないんか?


 簒奪者側の目論見が、コードイヴを使ってネアンを解放して、その混乱に紛れて戦争を仕掛けようとするってなんかやり方が回りくどくないか?
 簒奪者も金星狙ってるって金星大人気やん。
 

 来訪者は別にネアンとかに頼らず自分らで勝手にテラフォーミングでもDIYでもしたらいいのに。

 人類にネアンの作り方を教えて、人類が作ったネアンがちまちまテラフォーミングしてるのを40年近く見守ってるってことですか?酔狂すぎません?何処が合理的なんですか?

 ていうか、ネアンは簒奪者たちに有効な戦力になるって、それは裏を返せば自分たち来訪者に対しても有効ってことですよね? 
 そんな後々危うい技術提供も辞さないくらい金星が魅力的ってことなんでしょうか。
 金星開拓の労働力としてネアンを提供したと言うなら、やっぱり物語当初から感じている「何故、ネアンを人型にして人格も与えてたのか?」という疑問点が大きくなっているように感じます。

 簒奪者側の考えも伺ってみたいですね。次話であったりするでしょうか。
 
 
 あとこれは物語に直接関係しませんが、本当にこの作品は、来訪者(ゼノア)とか簒奪者(ユノイド)とか、ナオミ(ファースト)(プレネアン)みたいに一つのものに複数の名前をつけてみるやつ好きですね。 

          {/netabare}

 第10話視聴しました。
 {netabare} 今話は、2話 6話と同様に移動回となりました。
 この三話とも脚本を担当していらっしゃる うえのさんはもう完全に移動パート担当なんですね。
  
 
 本編は主に、意識を取り戻してから性格が変わってしまったというシアンを軸に進行していきますが、正直 シアンというキャラに思い入れがなんにもないからなぁ。キャラそのものに対しても、彼女の役割に対しても…。
 
 ナオミがシアンに対して、「そんなキャラじゃなかったでしょ」と言いますが、元々のキャラの印象なんかこれっぽっちもありません。
 正真正銘 ぽっと出のキャラという印象しかありません。


 それと…作画がギリギリというか…なんかキャラの顔が安定してませんね。
 一番安定していてかつ気合いが入っていたのは、アッシュ刑事の顔でしたね笑

 どこかモッサリした印象をうけるこの状態の会話パートは、内容も相まってなかなか苦しいもんがありますね。


 その後、インモータル9の思い出話があったりナオミが家族について考えたり、ルジュがナオミとの関係性を改めて考えてみたりなどありました。
 こんなこと言うと元も子もないんですが、わざわざせなアカンような話やったかなぁ…?

 思い出話はフワッとしているし、そういえば制作の寵愛を受けているジャロンは前話からなんかしれっと戻ってきているし、家族について考えるナオミもその比較対象の描写がうすいからなんとも言えないし、ルジュとナオミの関係性も ナオミがネアンと分かってしまえばバディとしての魅力はもうそんなにないし…などなど色々考えてしまいます。


 この移動回って元々は本筋に対する肉付けであったり、一息入れたりするためのものなんでしょうけど、本筋の方が大したことないので用を成してないんですよね。
 出渕さんはロードムービー的な要素も楽しんで、とおっしゃっていましたがなかなか厳しそうです。
 

 物語は終盤に差し掛かっていますが、いまいち緊張感も危機感もなくて、続きが気になるかと言われると 正直微妙です。
  
 以下、次回予告の抜粋です。
      
 捕らわれのジーンに、その母『エヴァ・クリステラ』と彼女の作ったコード・イヴについて話す人形遣い師。人類への反乱を思いとどまらせようとシルヴィアとの対話を続けるジーン。だが、頑なに戦いをやめようとしないシルヴィア。二人の会話から明らかになる新たな事実に驚愕するアエス。そんな彼に、ジーンは幼い頃から抱えていたインモータルナインたちへの想いを語る。

 なんか…話してばっかりですね笑

 あえて情報を伏せているのか、それとも今話同様たいして話は動かないのか、次回に期待です。

   {/netabare}

 第11話視聴しました。
 {netabare} たいして話は動かない が正解でした。
  
 うーん…なんて苦しい展開…。いや苦し紛れな展開と言った方が良いでしょうか。

 
 予告の通り、創造主たるエヴァさんやコード・イヴについて話すシーンや、シルヴィアとジーンの対話のシーンがありましたが…
 これ…何かを説明しているようで、その実これまでのあらすじを今一度なぞっているだけでなんも言ってなくないか?

 
 そして何と言ってもプラント内を進むくだりが、申し訳程度に出てくるロボットを蹴散らすだけの描写と、何にもならないジャブな会話で非常に退屈です。

 シアンが丁寧なネタ振りでフラグを立て、直後に案の定操られているのは笑ってしまいました。

 こんなもっちゃりした展開をやるくらいなら、いきなり中枢付近に乗ってきた機体ごと突っ込むとかでいいんですけどね。

 ルジュたちを分断して視点を分けることで、精一杯の尺稼ぎをしているところをみると、終盤を盛り上げようとかいう気はさらさら無いんですね。


 この作品は全13話のようですけど、やることないならスパッと12話で終わっておけばいいのに…。

 ジーンがエデンの息子とか そういうの今さらなにかに発展できるのでしょうか?
 2クールあればインモータル9の面々を深堀れて、もっとドラマチックにできたりしたんでしょうか。

 うーん…でもこの作品、初っ端の前提部分をバッサリ削ってスタートした割に別に中盤で大した展開があったわけでもないんだよな…。

 残り2話、最後くらいは今一度 迫力のあるアクション作画を拝みたいですね。

 次回に期待です。
            {/netabare}

 第12話視聴しました。
 {netabare} 前回のもっちゃりした展開を経て、いよいよインモータル9の面々と接敵します。
 戦闘シーンなら盛り上がるか と思っていましたが、芳しくありません。

 なんていうか、台詞が軽いんですよね。

 冒頭の簒奪者の台詞「我々の新しい故郷に祝福を、そして我々の敵に死の喜びを」とか、この方々って色々と超越した存在ですよね? なんか安くありません?

 簒奪者から指示されたオペラがこういうこと言うならまだ良いんですが…。


 そしてその後の台詞も同様で、
 人形遣い「しばらくは即興、役者自身を映す真実の姿 糸なき操り人形たちが織りなす真実の即興劇を!」とか、
 ジャロン「あなた方はユーモアの塊、きっとこの長く退屈な芝居をアレンジしてくれる」など…。

 大オチが大したことないなんてとっくにバレてるのに、それっぽい台詞をぐにゃぐにゃこねくり回しやがって…。
 いや、逆に、だからこその健気な足掻きなんでしょうか。


 グラウフォンとエデンの対決は、そのバックボーンの三角関係がもっと深くあれば、こんな取って付けたような感じにはならなかったでしょうね。
 描写不足は尺の都合上致し方ないなら、あんな愛故に!を前面に出さず匂わすくらいでよかったんちゃう?


 ジャロンとシルヴィアの会話シーン。
 
 シルヴィア「陳腐なセリフね…何故陳腐かわかる?中身がないから、何故中身がないかわかる?あなた自身が中身がない空っぽな存在だから」
  
 なんだかこれはこの作品対して、すごいブーメランになっている気がしますね笑

 陳腐な展開ね…何故陳腐かわかる? 中身がないから、何故中身がないかわかる? 元々2クールくらいある想定でキャラに伸びしろとしての余白を作っていたけど、結局1クール分の尺しか用意できず でももう話の構造を変えるわけにもいかなくて、とりあえず収まるようにしかしていないから、ただただ余白が目立つだけになっているからよ。


 シルヴィアとルジュの戦闘シーンで、金星のネアンの寿命は3年、可哀想でしょ!って訴えかけられても…いやだから人格とか入れんかったらええやんっていう物語当初から指摘されている部分から動かないんですよ。
 可哀想なのは寿命が3年しかないってところじゃなくて、もとより消耗品的に扱う作業ロボットに自我を与えたり人型にしているところでしょうよ。
 

 ナオミがルジュのもとへ駆け出すシーン。
 印象的にはなってるけど、画面のテンションと視聴してる側のテンションにギャップが生まれているように思います。
 ルジュとナオミのバディって別にそんな魅力的じゃないんだよな…。

 人形遣いの正体は死んだはずののか博士でした! わぁびっくり!と言いたい所やけど、まぁでも他にキャラおらんしな…。
 博士じゃなかったほうがびっくりやな。
 

 さて、次話はいよいよ終幕 期待したいところですが、恐らくこれまた思い入れのないシアンとのバトルでしょうから内容には期待せず、最後のアクション作画くらいは気合いが入っていると思いたいです。

            {/netabare}

 第13話視聴しました。
 {netabare} うわぁ…いやはや…これはこれは…前話の段階で最終話に期待はしないとはいいましたが、ここまでとは笑

 こんなオチのために第13話までわざわざやったのかと思うと嘲笑や誹りを免れないと思います。

 
 では本編です。

 正体を表した博士の自白パートが始まります。

 インモータル9の行動は私が作った設定だ!などというほぼ夢オチと変わらないような始末をつけるんですね。

 博士は人形を使ってインモータル9の成り立ちについて話してくれましたが…
 これまでに何度も聞いたあらすじをなぞり、最後にそれらは私が設定したんです と付け加えるだけ、なんてお手軽なんでしょう。
 劇作家とか演出家とか都度都度強調してますけど、そんなに言うならもう普通に劇とか作ってた方が幸せなんじゃねぇのかこのおっさん。


 アエスが「なんでそんな事僕たちにしたの」という良い質問を投げ掛けます。
 答えは、人形たちは人間になれるのか、人間を超えることができるのか試したかったから、だそうです。

 いや、その…このおっさんの「何が人間を人間たらしめるのか」という思想もなく、何をもって人間を超えたと定義するのかも明かされないままこういうことを言われましても…。

 ていうか、こういうことを試したいなら、アジモフコードのないインモータル9じゃダメなんじゃないの?
 さらに、彼ら彼女らに設定やら筋書きを与えてちゃ意味無いんじゃないの?

 
 シアンと一体化した博士により、シルヴィアはさっくり殺されアエスも瞬殺されてしまいました。
 結局、ここにきてキャラの活用法に困っちゃってるじゃないですか。

 シアン化博士とルジュの戦闘中、ルジュを形容したセリフ「お前は無垢から始まり、人間のように時間をかけ自我を形成した、それも短期間に」
 はぁ??どっちやねん。
 こんな瞬発力の高い矛盾は聞いたことがありません。

 いや、まぁ、この作品としてルジュの人格形成や成長をじっくりやりたかったという気持ちはわかりますけどね?
 その名残りとしてこのセリフを入れてみたけど、自分で振り返ってみて あんまやってねぇな って気づいちゃったんでしょうね。

 
 コード・イヴやルジュのことに関しても、博士の実験の一環だったようですけど、
 だから…その…これが実験やったらなんやねん! 何に繋がんねん!
 この博士、科学者のくせに実験が下手くそすぎるやろ笑
 最終回特別 全ては博士の実験でしたよ セールに便乗さすな。
 
 
 再びシアン化博士のセリフ「古き幕が降りた時、新しい舞台は開幕する。全てのネアンは解放され、さらなる進化が促される、混沌の中から人類を超える種が生まれるだろう」
 ええっ!? そんなフワッとした推測でこんなことやってんの!?
 このおっさん科学者のくせに進化をなんやと思ってんねん。
 人類を超える種 とか言うてるけど既に簒奪者やら来訪者が来てんのに、ほんまに何を言ってんねんこのおっさん。
 もうちょっと落ち着いて脚本書こうぜ。
 
 
 その後はナオミと合体して、好みが分かれそうなフォルムへ変身し、シアン化博士を倒します。
 最終回ということもあって、戦闘シーンはここ数話の中で一番良かったんですが、せっかくのラスボスなのにフロアの一角で決着という、こじんまりしたものだったのは残念です。
 
 博士も最後の最後に、愛とか孤独の辛さを訴えかける系の悪役をやろうとしていて、吹きました。やりたい放題やん笑

 
 ネアンたちを解放することにしたルジュ、しかし簒奪者によってネアンたちにはウイルスがまわってしまった! しかしアンチウイルスをつくっておいたので大丈夫でした!!
 ひでぇオチwww
 
 ジーンがこんなこと出来るんなら、アルターの皆さんとはマジで話し合いで解決できたんじゃねぇのww

 この作品で一番気の毒なのって、アルターと手を切ろうとしていたヴァイオラさんですね。

           {/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

過去ワーストアニメ更新です。SFを馬鹿にしている。

 最悪というか最低というか、SFとしてというよりアニメ作品としての体をなしていません。

 13話の前半でプロットが口で語られてしまいます。そこにはアジモフコートや人造人間としての使命、ネアンの存在に対する問いかけもありません。人間社会とネアンの2重構造、過酷な金星での使役に反抗するきっかけも、社会的な背景もありません。

 途中、ネアンだけが住む街の話で少しだけ触れましたが、その裏付けが感じられません。簒奪者の意味もわかりません。

 ルジュの出自。とにかく全部口で説明して、じゃあ、どこかにテーマとかメッセージとかがあるのか、感動とか悲劇性があるのか、ヒューマンドラマが感じられるかと言えば、どこにもありません。

 サクガンや咲う…すん、はまだ途中で面白いところもあったし、最後の方まで期待もあったので、うらぎられた衝撃も大きかったですが、本作は1話こそ期待が持てるスタートでしたが、3話くらいから怪しくなりました。その点でがっかり感すらありません。

 この作品、過去のSF作品を持ち出しているだけに余計頭に来ます。「ブレードランナー」やアシモフ、「冷たい方程式」や手塚治虫…そういうのを全部馬鹿にされた気分です。

 そして何よりですけど「話がつまらない」です。それはルジュに感情移入できないからなのか、魅力がないからなのか。ストーリーの幹を計算でぼかしたのではなく、幹が無い話なので興味がもてません。
 なので、ひょっとしたら仕掛けがあるかもしれませんが、再視聴が出来ませんでした。

 オール1は安易につけたくないし、作画と音楽はまあいいところもあったのでそこに点を残しますが、過去ワーストは気分的には「アキバ冥途戦争」、SF的には「サクガン」、裏切られた感で「すん」、最近では「大雪海のカイナ」でしたけど、それらの作品以上ですね。過去最低作のワースト更新です。





1話 分断とアシモフの三原則…のガワのポリコレ作品か?期待枠も既視感が強いか?

 サクガンじゃありませんように、サクガンじゃありませんように…せめてVivyクラスで在って欲しい…お願いします。

{netabare} ということでオリジナルSF作品で期待枠です。1話から読み取れることは、イモータル9という単語です。イモータルは不滅ですし、9はそのうちの1人という事らしいので、サラ・フィッツジェラルド=ヴァイオラというのは、イモータルというおそらく長寿命などの特殊な人造人間の一人ということでしょう。

 サラはおそらくエラ・フィッツジェラルドという黒人のジャズの歌手のオマージュでしょう。wikiで調べればわかるとおり、孤児から大変な時代を経て歌手として大成したようで、そのアナロジーでサラもいろいろ大変だったということもうかがえます。

 懺悔というか告解をしている…というか場所的にカトリック教会でプロテスタントではない、という意味においてあの場所が黒人社会で分断されたアメリカでは下層の場所であるというのも読み取れます。そしてサラはそこから成りあがって上流クラスの店でうたっている、従業員は黒人であるということです。

 また、ヒロイン、ルジュへの感情はレズビアン的なものを感じます。男と情報収集のためにベッドを共にする苦痛も同時に彼女が弱い立場なのもわかります。
 ヴァイオラがヴァイオレットならLGBTQ的に言えばピンク×ブルーですから苦痛は言い過ぎかもしれません。あの球体が虹色だったので色に意味がある可能性は高いと思います。ちょっとこの辺の象徴はうろ覚えなので後で調べます。

 で、途中アジモフコードという単語が出てきました。人間には逆らえないということで、これはアシモフのロボット三原則のことだと思われます。ただ、後の会話から言って、ルジュとインモータル9はこの三原則に対して特殊性があるのかもしれません。

 明らかにブレードランナーのレプリカントを意識した設定だし、アジモフコードはアシモフのロボットものからの引用ですので、その辺を読んでおくと(ブレードランナーは映画がいい)良いと思います。

 で、ドラッグのアナロジーとしてあの薬ですね。マフィア的取引の現場もありました。

 黒人×レズビアンでかなり露骨にポリコレを全面に出しているので、既に2人の始末が終わっているなら、7人ですからね。レインボーカラーを意識しているのか、ポリコレについてのメッセージをたっぷり入れる可能性は高いでしょう。というか、アシモフとかリドリースコットのガワをかぶった、ポリコレ作品の可能性はあります。

 メタリックというのは色を持ちませんので、その対比として色=多様性を配置するという構図でしょうか。今は赤いですがきっとそのうちメタリックになるのでは?今の彼女はレッド=ルージュということなら、やっぱり色に意味はありそうですね。なんかアクセルワールドみたいな感じですけど。
(調べたら、勝手な定義が多くてよくわかりませんでした。本編進んだら考察します。)

 人造人間=非支配階級あるいは非差別階級だとすると、まあ、設定というか世界観はわかりますけど…その辺もブレードランナーかな。


 初回は…うーん、思っていたよりもアクションよりだし、既視感のある展開です。分断の描き方もステレオタイプではあります。ただ、真面目にサイバーパンクSFをやるなら、ポリコレに終始せず、ぜひ人造人間の生きる目的や使命、アシモフの三原則と人間の定義、不死などの問題まで切り込んでほしいと思います。 {/netabare}



2話 ルジュは人を殺せるのか?記憶を失っているのか?という問題提起回かな?

{netabare} 地球と火星の2つの殺人事件。赤い人影と言ってます。ルジュが悪い奴を追っているというセリフを言ってますので、ルジュとは違う人造人間かもしれません。ただ、殺人の為に移動しているとも考えられますけど。
 OPのテーマ曲が「Rouge」でEDが「Scarlet」で2種類の赤です。同型機かもしれませんし、ルジュの2面性の様な気もします。

 何をしに来た?と問われて「悪い人を追って」と思わず答えて、ナオミが慌てていました。この段階でルジュにはアジモフコードが入っていることがわかります。あとの「言われたことしかできない」というセリフは余計でした。ここが省略できる勇気があるといいんですけど。

 一方でアジモフコードが入っていると人が殺せないという説明もありました。つまり、殺人事件があってルジュにはアジモフコードが入っている。だから殺せるわけはない。だけど、赤い機体が2つの殺人を起こした。これはどういう謎なの?というのが2話の謎かけですね。

 子供の扱いのところでチョコレートを渡したことで、ルジュは学習しているようにも見えます。あまりに幼いルジュの描写から一旦リセットされたような設定なのでしょうか?もとの記憶が表出すると殺せるようになるとか?

 侵略者との戦い方を知らないのも、そのための人造人間のはずなのに…という謎かけな気がします。

 なんか老人の修道女がテンプレすぎますし、あの老夫婦の人造人間に対する態度もちょっとありきたりかな。話はいいんですけど、キャラの演技というか言動が古臭いのがちょっと気になる以外はいいんじゃないでしょうか。

 心配してたポリコレ要素はなくて良かったです。{/netabare}


3話 あらゆるものが既存の借り物なのはしょうがないとしても、何かとんがらないと。

{netabare} 宇宙開発のための人造人間の悲哀は「ブレードランナー」、成長しない子供やロボットの団結は「鉄腕アトム」「メトロポリス」など手塚作品、そしてアシモフのロボット3原則をどう欺くかは人間の定義を変えてしまうことでしょうね。アシモフ自身が描いているし「新世界より」の愧死機構も全く同じです。何が言いたいかというと新味がないですねえ。

 喧嘩の原因、登場人物の言動、人造人間社会の描き方…全部テンプレというか陳腐です。うーん…1話が面白かったので期待したのですが…

 それとロボット3原則(アジモフコード)の前提は少なくとも解説が必要では?アシモフの原作だと陽電子頭脳の構造というか設計そのものにコードが組み込まれているので、ソフト的に改変が出来ないという点があるはずです。逆にここがソフト的に入れ替え可能ならテーマになるか?という問題があります。「Vivy」の「使命」についての定義が作中この点であいまいだったのであの作品は損をしていたと思います。

 それをなぜインモータル9は回避しているか、ですね。戦闘用であるということで回避できているとするなら、アシモフのロボットに準拠していないということでその辺の説明は必要でしょう。思い出すのは「パトレイバ―」のグリフォンがOSが旧来のパトレイバーと違い規格外の性能を発揮するとかありました。ただ、設計上の違いだけだと浅いなあという印象ですけどね。

 うーん…センスオブワンダー、テーマ性、ストーリーライン、キャラの魅力…どこかに何かがないと人気と言う点で厳しいかもしれませんねえ。再び「Vivy」を出しますが彼の作品もSF初心者には決してやさしいとは言えない設定でしたが、キャラとストーリーは魅力的でしたから…

 今時ですから、あらゆる要素が既存の借り物なのはしょうがないとしても、何か尖がらないと。

 それと作画すごいと思ってましたけど、結構気が抜けてきました?人物があんまりよくないなあ…{/netabare}


4話 ルジュの描写が不足、エピソードが軽い、演出が良くない。

{netabare} ルジュがヴァイオラの歌が好きで殺したことを悩んでる…みたいな描写ってありましたっけ?それとルジュの心の動きがわからないです。エピソードの積み上げがありますが、彼女の正体も内面もとっかかりが無い状態で、いきなり成長あるいは決心を見せられてもポカーンとしてしまいます。

 うーん…テーマがあって何かを描いているのはわかります。が、肝心のルジュのキャラとこれまでのエピソードの一つ一つが軽くて、物語り世界に入り込めないんですよね。

 場面転換があってエピソードが区切れている割に一つ一つの意味性が見えてきません。あとから振り返る仕掛けや種まきがあるにしても、弱いなあという気がします。

 あと演出ですよね。注射刺されるシーンの間抜けさはなんですか?群衆に取り囲まれるシーンの迫力の無さはなんでしょうね?カーニバル的なものはなかなか雰囲気を出してましたけど。

 ナオミももしかしたらネアンかも…と思わなくはないですし、身体能力から言って違ったらかえって不自然な気もします。

 うーん、どうしちゃったんでしょうか。作品の是非としては全話見ないと論じられないにせよ、テレビ1クールで12、3話の企画として成立してますか?と言う気がします。{/netabare}


5話 世界系も入れてくる感じ?簒奪者は新しい人類の何か…的な?

{netabare} コードイブですから、多分ネアンが新人類となって人類に置き換わる的ななにかなんでしょうか。機械生命的なものなのかもしれません。インモータル9は簒奪者の技術で作られたもの?それを模倣してアシモフコードを組み込んで作ったのがネアンかもしれませんね。コードイブでアシモフコードが解除されるのでしょうか。

 一方でインモータル9のアシモフコードの扱いが不明です。その点、ルジュの記憶がどういういきさつでインストールされているのかがストーリーになってくるのでしょう。要するに「ナデシコ」のホシノルリなんだと思います。彼女の人格にどういう制約をしているのか。

 とまあ、見ながらおぼろげながらに思ったことですが、現状、ちょっと考察が面倒で行きつ戻りつ見てません。
 なんというか…エ95年~2005年くらいのSFアニメっぽさってワザとなんでしょうか。ロボット・AIものとしてのテーマに見せかけて、世界系の匂いがものすごいしますね。その辺ボンズ25周年ということと何かあるのでしょうか?

 作画に関しては記念作品でこのクオリティでいいの?とは思います。私は話は最後まで見ると思いますので、がんばってほしいです。総集編とか来ても驚かない感じになってきてません? {/netabare}


6話 SFかなんちゃってSFか。ここからかなという感じです。

{netabare}  今までルジュが暴力をふるえたのって、ネアンの場合の他、相手が武装している場合かなと思っていたので、一般人を殴れるのっておかしいよなあ、と思っていたら、最後にちょっと展開がありましたね。

 6話は面白かったのではないでしょうか。ただ、1エピソード毎の展開が飛び飛びなのが、どうでるか、ですね。

 SF作品の醍醐味って「無駄がないこと」だと思っています。アニメだから遊びの部分もあるでしょうが、あの話の意味はこうだったのか、どころか場面やセリフの隅々まで驚きを入れられるかでしょう。それを演出と勘違いしてなんちゃってSFにする人も多いので本作はどっちにでるか、ですね。展開から言って、ここからでしょう。 {/netabare}


7話 SFっぽくなりましたね。敷居が高すぎる気もしますけど。

{netabare} ああ、やっとSF的な展開になってきましたね。ハビダブルスペース…ハビダブルゾーンというのは、地球と同じような環境の星の事で、この場合はテラフォーミングの結果のことですね。基本生命活動のための水が存在するのが重要要素です。そこをネアンにやらせるというのが、ネアンの為になるのか、侵略者のためになるのか。

 今のところ、色んな要素は見えているんですけど、ルジュとアシモフコードの間に葛藤が無かったので、テーマと言うかルジュの設定が見えづらいのが最大の欠点ですね。戻って考察すると見えてくるのかな?とも思いますが。

「2010年宇宙への旅」のエウロパのような感じを想定しているのでしょうか。地球外知的生命からの試練なのか、それともネアンの新人類といしての独立の話なのか。
 実は「水星の魔女」でSFとして物足りない部分がこの部分だったので、本作はその点で期待があります。

 もちろんアシモフが入りますし、ブレードランナー(フィリップKディック原作だけど別物)など、いろんなSFの要素が見られますので、気合いが入った脚本なのかもしれません。

 しかし、これはついていくのに力がいりますね。6話でオヤっ?で、7話でやっとという感じです。総集編あるいはゼロ話を作って、解説をした方がいいのではないでしょうか?それか「なぜなにナデシコ」(古いか。ニーアオートマタのおまけみたいなやつ)を付けた方が良かったですね。

 ここにきて、やっと好感がもてました。やりたい事もおぼろげながら見えてきました。ただ、SFを楽しむのは好奇心と柔軟性と忍耐と読解力がモノをいいますので、ハードルは高いです。

 本来、最後のカタルシスで世界観やテーマ性を見せるのも優れたSFのやり方としてはありなんでしょうけど、今のアニメでやっていいのかは迷いどころです。

 まあ、やっと1話に戻って考察しようかな、というモチベーションが出てきました。後付けでもいいから工夫して敷居を下げたほうがいいと思います。{/netabare}


8話 コードイブと解放がテーマならスタートラインもいいところです。

{netabare}  もしコードイブというかアジモフコードからの解放のためのバトルが主要なテーマなら浅すぎます。噴飯ものといっていいでしょう。自由と使命の問題なら実存主義的な自由の奴隷問題があるでしょう?進撃の巨人でも出てきたみたいですけど、今更ですよね。そのテーマは1960年代の話です。(ただし、人類の普遍的なテーマでもあるし、現代の実情とあっているので視点それ自体は悪くはないですけど)

 コードイブはスタートでしかありません。構造主義で我々は哲学的に非常に窮屈な檻の中に閉じ込められました。そこからシンギュラリティの先にあるAIや量子コンピュータとの共存によりどういう世界に向かって行くのか?がないと話になりません。私が「ビートレス」「VIVY」「ユーレイデコ」を評価する理由はアニメと言うエンタメの中に、その未来への提言があるからです。「Do It Yourself」も方向性は違いますがAIと対比したときの人間がテーマでした。

 本作のコードイブはスタートラインでしかありません。アシモフのロボットシリーズの中ですら、ダニールオリバーは第零法則を人類という総体を定義することで心理歴史学という概念を進化させました。それは1985年の作品です。
 出生の秘密とか記憶とかそういうギミックはどうでもいいです。それはサイドメニューであって、メインディッシュではありません。

 せっかくアシモフのロボット3原則をテーマに入れるなら、せめてそこを乗り越えた人類の未来を見せて欲しいです。それがないとSFの意味がありません。もったいぶってこれで終わりなら最悪です。期待をいい意味で裏切って欲しいと切に願います。 {/netabare}


9話 世紀の凡作になる気が…ぜひ素人考えをあざ笑うどんでん返しをお願いします。

{netabare}「サクガン」「咲う…すん」以上の凡作になってしまうのでしょうか?この話でもしアシモフコード=ロボットの解放だけの要素だとすれば半世紀くらい時代遅れの話です。SF映画史上最大の名作「ブレードランナー」で十分です。あるいはアニメなら「鉄腕アトム」とか「メトロポリス」でいいでしょう。

 またイモータルナインつまり不死属性にテーマ性がない設定だけの気もしてきました。そもそも「9人」に意味性が無ければ前半のドラマは設定紹介だけの話になってしまうし、あの刑事的な人も何のためなのか分かりません。

 べき論になりますが、9という数字が何かを象徴していてそこにテーマ性がなければ話になりません。せめてギミックでいいので9に意味性を持たせるべきでしょう。そこが今のところ全く読み取れない状況です。

 宇宙人の使い方もなあ…人類と道徳・倫理というか脳の構造が違うことに起因するような思考方法の特異性がネアンの設計に反映している感じでもないし…彼らが直接出てきてしまうと、ネアンとか人類とかの戦いが茶番に見えますよね…
 
 テーマは置いておくとして、エンタメに振って、凝りにこった伏線とかどんでん替えしを狙っている感じでもなく。アクションシーンに見たことがないような驚きもなく、キャラ萌えや感情移入も出来ない感じだし…うーん…

 真面目に作品を作りすぎているのかなあ?だから古臭い分かり切ったテーマしかできないのかなあ。SFならもっと面白がってくれていいんですけど。既知のSF的データベースを見せられている感じでセンスオブワンダーがないんですよね。

 SFは新しさですからね。テーマがAIとか量子コンピュータ、あるいは最新の宇宙論に注目せざるを得ない現状はあると思いますけど、社会問題と絡めれば新しさは作れると思うんですけどね。

 ということで、あと3~4話くらいでしょうか。いい意味でこの感想をあざ笑うかのようなすごい展開であって欲しいです。{/netabare}


10話 「冷たい方程式」を連呼するのは恥ずかしいからやめてほしい。

 結末まではつきあいますけどね。「冷たい方程式」って連呼するの止めて欲しい。共感性羞恥で死ぬかと思いました。
「冷たい方程式」SF好きの中では「超」がつくほどメジャーなSF短編です。スノビズムにしても中途半端すぎでしょう。私が本作から「冷たい方程式」になりそうでした。

 ただ、ちょっと思ったのが本作の「古さ」を紐解くと、「SFは死んだ」とか言うテーマが出て来るかな…と思ったりしました。そこに行き着ける可能性にちょっと期待が出てきました。9…インモータル9がそこにかかってくるなら「やられた!」と脱帽できそうな気がするんですが、どうでしょうね?

 それとだからと言って、深くなるかというとちょっと疑問ですけどね。



以下「冷たい方程式」のネタバレ
{netabare} 少女が宇宙船に密航しますが、宇宙船は燃料がぎりぎりです。どう計算しても無事に着陸することができません。結果的に少女はエアロックから…という話です。
 本作の中のような強制的に放りだすという意味ではなく、パイロットが最善を尽くすのと、少女が家族と交信する便宜を図ったり、そういうヒューマンドラマが涙を誘う名作です。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

人造人間は科学的想像力の放棄でしか無いので、面白い話は作れないのかな?

 最終話(13話)まで観ました。2024.04.07

 酷い最終話でした。サード・インパクトは起こりませんでしたが、アホの坂田降臨系のラストでした。

 黒幕がイキナリ出てきて怒涛の語りで締めました。後はアンチウィルス…。インターネット黎明期の作品じゃ無いんだから、スーパーハッカー的な能力で解決しないでよ…。

 イモータル9とかも道化だとか、酷すぎるだろ…。ネアンと人間の関係とかも全部ぶん投げました。

 人間と見分けがつかない人造人間が何の工夫も無く登場するお話は、最初の方で書いた通り、面白くなりませんね。

 コストをかけて造ったのに金星で3年しか働けない様な人造人間を使用しての人海戦術的テラフォーミングなんて、SFの設定としては最悪です。何をさせてるの?変な回転するやつを回させてるのかな?

 声優、作画、音楽等はかなり良かったので、脚本の悪さが非常に残念でした。普通に悪い宇宙人と戦う話で良かった様な気がします。

………………………………………………………………………

 11話まで観ました。2024.03.23

 登場人物が、ポツリと「コレが酔狂と言うものか…。理解し難いな。」

 観ているσ(゚∀゚ )オレもだよ!登場人物達が自分の感情最優先で動いているので、話が動いているようで動かないなー!

 ミステリーモノで、作者が犯人の動機とか考えるのが面倒だから、犯人を精神病患者にして、精神疾患だからやりかねないで片付ける系の酷い話的な展開だなぁ…。後2話もあるのかよ…。

 もう、破綻秒読みな嫌な予感しかしませんが、ルジュかナオミがブラックホール発電機を使ってサード・インパクトだろコレ…。

 予想が外れることを祈りつつ次回も楽しみです。それにしても、ウダウダやらんでもアジモフコード解除は来訪者か簒奪者と直接交渉した方が早くね?

 合理的な生き物なら、交渉相手が人工生命体でも問題無さそう…。

………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2024.03.11

 今回わかった事…

 ナオミはウザい、金星大人気、来訪者もウザい…。

 どうしようも無い話ですねぇ…。来訪者と人間は手を組んでネアンに対する人権侵害をしてるってこと?そりゃ、簒奪者側に付け込まれるわ…。

 簒奪者も懲りない連中の様です。登場する人物、組織の行動原理が謎です。思いつきで動いているんでしょうね。

 畳めない大風呂敷…、多分、上位存在か、アホの坂田が降臨して有耶無耶にするか、ルジュがサード・インパクトでも起こすラストしか思い浮かばないのですが、悪い意味で目が離せない作品と化しているので、次回も楽しみです。

……………………………………………………………………… 

 8話まで観ました。2024.03.01
 
 敵が強い…。人類側は為す術もないです。後、ネームド含めてネアンが雑に死に過ぎです。なんでここで始末する?

 実は死んでないとか?メカだけに…?重いテーマの割に敵がハッチャケているので、好きにすれば?としか思えません。

 何かあまりプロットを考えないで話を進めている感じがします。ルジュはいつ活躍するんだろ?

 ラスト、収拾がつかなくなり、ネアンキャンセラー的な便利アイテムが人類側の秘密兵器として登場して雑に終わりそうでとても心配です。

………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2024.02.22
 
 ルジュとナオミのバディはもう解消なのかな?登場人物達が謎の組織の構成員だったり、エージェントだったり、宇宙人の仲間っぽかったり…。何が何だかわけワカメ!

 ルジュは葛藤までしだすし、一体誰が味方何だい!?ナオミはなんでルジュを相棒にしてんの?相棒は意思の無いキラーマシンで良くね?実際、手下に戦闘サイボーグがいるし…。

 刑事のおっさんが、「色んな色の奴が出てきた〜。」と、言ってましたが、まさにその通りで、何が起こっているのか良く分かりません。

 多分、物語を理解しようとしたり、考察したりする努力は無駄です。設定や伏線をばら撒いて回収出来ないやつでしょ!?何回も騙されませんよ!

 シン・エヴァンゲリオンみたいに、伏線っぽいのが画面に映り込んでいても、どうせ放りっぱなしだろ?アホが!と、スルーするのがノーストレスで良さそうです。(劇中、首無しエヴァとかがウロウロしてましたが、あんなの気にしてはいけません。サイケな妄想程度の認識でOKですね。)

 私、OPも、EDもスマート気に入っていますが、期待値が上がる割には、いつもの投げっぱなしジャーマンで反省会議になりそうですね。

……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2024.02.01

 人と区別がつかない見た目と人格、性能を持った人造人間が登場する物語は、面白くならない法則がありそうです。

 完全自律型のロボットが登場したら、社会構造が劇的に変化します。例えば完全自動運転が可能になったら、AIが事故無く運転出来る様に、道路とかの社会インフラも再整備されるでしょう。

 現代でも、ゆりかもめ等で無人運転は実現しています。人や車が入ってきたりするイレギュラーが起こらない様に、路線を整備しているから可能なわけです。

 道路から人間の判断が必要な曖昧さは排除されるでしょう。道路上に物を置いたり、自転車や電動キックボードみたいな、車両と歩行者の中間みたいな存在も許されないでしょう。

 責任を取れない存在としてのロボットが活躍する世界は、人間特有の曖昧さを排除した世界になるのは確実です。

 これって、完全管理のディストピアなんですが、SFとしては全く面白く無いので、社会の曖昧さを残した形で未来世界を描きたい作家は、便利な設定として人間と区別のつかない人造人間を登場させてしいます。

 これにアシモフのロボット三原則を加えれば、お手軽未来社会の完成です。人間と人造人間の対立とかも描けて物語も作りやすいです。

 しかし、人間社会の曖昧さも、自由意思を持っていて、何かあったときに責任を取らされる権利主体としての人間の存在を前提にしています。

 被製作物に過ぎない人造人間は、人格を持っていたとしても権利主体になり得ません。製造者が責任を問われない様に徹底的な管理社会を整備したほうが確実です。

 また、ロボット三原則も、人間とは何かの定義が出来ない以上、ロボットが守る規範ではなく、ロボットを作る人間が守る規範でしかありません。人間の命令を聞かない殺人ロボットは作ってはいかんよ〜と言うことです。

 グタグタ書きましたが、人間と利害が対立するような人造人間を莫大なコストをかけて作る意味が無いし、作り得ないので、人間と見分けのつかない人造人間が登場する物語は、科学的かつ論理的な思考を放棄した設定でしかありません。

 何でも魔法で解決!のなろうと同じレベルなので、十中八九、既視感しか無い、面白味に欠ける物語にならざるを得ません。本作品も、このSFの罠にハマっている様です。よって、挽回は不可能であるという結論に達します。

 私は最後まで視聴しますが、脱落もやむなしなのは残念です。
………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2024.01.28

 はっきり言って、物語が時代に置いていかれています。現代の視聴者は、ブレードランナーを観て喜んでいたころ程、無邪気ではありません。

 敵対的宇宙人(簒奪者)と戦うための人造人間達ですが、戦争が終わったので差別的な労働に従事させられているよと…。

 産業用ロボットが人型をしてない様に、兵器を人型にする意味が不明です。ターミネーターみたいに、人間社会に潜入して破壊工作やるためなら分かりますが、異星人との恒星間戦争レベルの戦いに人造人間を使う意味があるのか?

 AIの遺電子でもそうでしたが、実用品に個性やら性別やらを持たせる理由はありません。期待値通りの仕事が出来るのが絶対条件で、それ以外はエラーでしかありません。

 バスの運転手さんが足りないから、ロボット運転手にバスを運転させよう的な発想は、現代の技術レベルでも笑い話でしかありません。自動運転で充分です。

 なぜ、人造人間が必要だったのか納得できる理由もなしに、美少女人造人間が暴れてもなぁ…。

 一応最後まで観ますが、これじゃない感が凄いのが残念です。

………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.01.16

 技術は発達しているけど荒廃した未来世界が舞台の様です。80年代に流行ったサイバーパンクっぽくて良いですねぇ。

 登場人物達もリアル寄りなので、大人向けな感じがするなぁとか思っていたら…。

 主人公はサイボーグなのかな?剥けたのか、強殖装甲を異世界から呼び出したのかは不明ですが、戦闘マシン的なモノになって戦います。

 これじゃあ、ノー・ガンズ・ライフの十三さんだろ!華奢な歌姫も、物理法則を無視したハッチャケ戦闘ギミックを発動したりします。

 まぁ…、コレはコレで派手で良いのですが、何となく最初の雰囲気と違うと言うか!?

 コレじゃ無い感が漂っていますが、次回に期待したいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

64.0 2 2024年度のアンドロイドアニメランキング2位
SYNDUALITY Noir 第2クール(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (46)
132人が棚に入れました
浴びれば死に至る猛毒の雨≪ブルーシスト≫。 人類は100年以上の時を経て、克服へと近づいていた。 荒廃した世界に点在する集落≪ネスト≫で 力強く生きる者たちのそばには、人類双対思考型AI搭載ヒューマノイド≪メイガス≫の姿があった。 そして、ある日。 記憶を失ったまま眠りについたメイガスが、目覚めの時を迎えた――

声優・キャラクター
カナタ:大塚剛央
ノワール:古賀葵
シエル:青山なぎさ
トキオ:小林裕介
ムートン:小松史法
エリー:稲垣好
アンジェ:大橋彩香
黒仮面:坂泰斗
シュネー:M・A・O
マイケル:阪口大助
ボブ:濱野大輝
マリア:伊藤美来
アルバ:広瀬裕也
エイダ:石川由依
ヴァイスハイト:梶裕貴
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

話作りに制約があるのは分かるが、であるならばストーリー原案をまとめ、各話の脚本に繋がりを持たせるのがストーリー構成の仕事なんじゃないのか?

 
 全体を通して
 {netabare} この作品を振り返ってみて 私が抱く感想はやはり、「2クールもあったのに中身がない」です。

 物語の指針は茫洋としていて、展開は遅々としているのに世界観やキャラクターが掘り下げられるわけでもなく1クールが終わり、2クール目は行き当たりばったりな展開と時間稼ぎをし、キャラの行動に意味はなく、イストワールに到達した達成感で話がまとまっていると錯覚させているに過ぎません。

 この作品には、展開はあってもエピソードがない。

 その原因はこの作品の手札の少なさにあると思います。

 
 この作品はメディアミックスのオリジナルアニメで、企画の主軸にはゲームが存在しています。
 ゲームの方はアニメより時系列が前で、且つ世界観に肉薄していくシナリオになっています。

 そのためアニメの方では、世界観を紐解いてはいけない、設定を深堀りしてはいけない、主人公の活躍が世界に影響を与えてはいけない、などなど話作りに制約があり少ない手札でやりくりしなくてはいけませんでした。
 
 ストーリー原案とストーリー構成の方が脚本を担当した回以外は特にそれが顕著で、担当者の悲鳴が聞こえてくるようでした。   
 まぁ、鴨志田さんとあおしまさんが担当の回も大概なんですけどね。

 
 じゃあこの作品には最初から勝機がなかったのかというとそんなことはなかったように思います。

 この作品のオリジナリティである、イデアールについてはもっと設定を煮詰めていけたと思います。
 組織そのものについてもそうですし、トキオ、マハト、ヴァイスハイトのバックボーンなんかは明らかに手を抜いてしまっています。


 そして、まぁこれは各話で再三書いているんですが、主人公のカナタときっちり向き合ってください。

 はっきり言って、カナタはこの作品の癌です。

 イストワールに行きたいという気持ちの一本槍だけで進行しましたが…

 じゃあ、その気持ちの裏付けは? A.親が目指してたからなんとなくです。

 夢のためになにか頑張ったことは? A.特にありません。

 夢の実現のため悩んだことや苦労したことはありますか? A.周りの人が全部やってくれたので、特にないです。

 物語当初と比べ何か精神的に成長したところはありますか? A.特にありません
 
 お飾り主人公 ここに極まれり、といった感じです。

 カナタというキャラについて考えることを放棄し、主人公補正のついた活躍だけを雑に付与することは、成長する機会を奪っているだけです。

 
 そして、カナタの影に隠れていますが、ノワールもこの作品の次点の癌です。

 ポンコツ+あまり喋らないというキャラ性が災いし、思った以上に印象がありません。
 作中でもほとんどシエルとミステルにキャラが食われてしまいました。
 
 というか、このノワールのキャラ性は、自らアクションを起こさないお飾り主人公カナタ との相性が良くありません。
 双方、基本的に「待ち」のスタンスなので2人の関係性が発展しません。
 
 主人公のペアが作品のお荷物になってしまっていることはこの作品の大きな反省点だと思います。

 主人公と向き合いこの世界で何をさせるか、という世界観が先行して出来上がっていたこの作品にとって一番重要な部分を避けてしまうのは怠慢と言う他ありません。
 だから、トキオさんのような飄々としているだけのキャラの方が動かしやすくて甘えてしまうんですよ。

 
 最後に今一度1クール目のレビュータイトルをこの作品に送ります。

 何をやりたいのかを明確にして、そこまでのプロセスをしっかりと作りましょう。

            {/netabare}


 第13話視聴しました。
 {netabare} 独占オリジナルSFロボットラブコメアニメというなかなかな修羅道を行く本作品。
 1クール目は自己紹介と寄り道に終始して、諸々をこの2クール目へとぶん投げて終わりましたが、さてどうなるでしょうか。

 
 まず、作画に関しては1クール目と変わらず安定していてます。
 そして、2クール目の第1話ということもあってかサービスカットも多めだったように感じます。
 これがあくまでもサービスカットであり、決してテコ入れではないことを期待します。


 内容については、まずはミステルを連れマリアさんに解析結果を聞きに行きます。

 この際、ノワールは唯のセーフモードではないのではないか という旨の話をしていますが、若干マリアさんの台詞には釈然としないものがあります。
 
 「セーフモードとは必要最低限の簡易的動作を可能とするもので、そんな機能をメイガスという複雑怪奇な科学の結晶に乗せたら、逆に何もできなくなる。」とは言いますが、これ…ゼロ型についてはよくわからないにしても、汎用型メイガスは地上の人たちで作ってるんですよね? セーフモードってそんな訳のわからないような機能ですか?
 なんだったら今マリアさんの側に仕えている同じ顔したメイガスたちこそが、他の戦闘とかしてるメイガスに比べてのセーフモードとも言えるんじゃないのか?

 ブラックボックスの存在については、なんか後からどうとでも言えるようにとりあえず伏線の種をバラ撒いている感じがしますね笑

 カナタの「結局、わからないことが増えただけか…」という台詞。 いや、本当にそうですよ…。この作品の性質そのものです。 
 謎が謎を呼ぶ、というより、この謎はひとまずおいといてまた別の謎へ を繰り返しています。回収されることを切に願います。


 そして、ひとまずミステルには今の自分たちの暮らしを見てもらおうと色々と案内します。

 しかし、案内と言っても1期の頃からろくにネスト内の描写をやってこなかったので案内できる場所がマーケットと酒場しかありません。
 急遽、酒場での思い出をでっち上げていたのは、なんともいじらしいですね。

 この回は登場人物振り返りも兼ねているので、プールへも向かいます。その時、トキオについても言及されます。
 彼は12話にて意味深な様子でさらにはクールを跨ぐきっかけにもなっていましたが、なにやらムートンと空虚なやり取りをしつつ手荒な方法で人探しをしています。
 前話ではなにやら深刻そうでしたが、トキオさんについてはあまりシリアスにはしたくないんでしょうか。
 

 ミステルの「マスターについて知りたい」という要望から、パスカルについて調べる というこの作品にひたすら皆無だった行動目的がようやっと出てきたかと思ったのですが、自分が拾われた場所を見ただけでスッと納得して引っ込んでしまったのは意外でした。
 
 道中、カナタは自分が約束に対して何もしていないことを自覚します。
 いや、ほんまそれな。 やってみなくちゃわからないだろ とか言うくせに自分から行動する気はない子ですからね。
 ノワールが引っ込んでしまったことについても、マリアさんに頼むのはいいにしても、もうちょっと自分なりの見解を持ってほしいように感じます。

 パスカルが乗っていたと思われる壊れたコフィンが無くなっていることに驚くカナタ、それにテンパり何故かこのタイミングで預かっていたカメラを渡します。
 
 何で今やねん笑 ていうか何でさっさと返してないねん笑 この瞬間まで忘れてたん?コイツほんまどうかしてるやろ笑

 その後、カナタとミステルの会話は続きますが、ここで注目したいのはシエルですね。
 ノワールが発見された場所やパスカルについても報告しているにも関わらず、何食わぬ顔で同行しているのはなかなか怖いですね。
 クールを跨いだことによってスパイの腕が上がっていますね。


 ミステルはノワールへと切り替わりましたが、イストワールという言葉を聞くと再び意識を切り替えました。
 こんなに速攻で切り替えるなら、ノワールへの回帰はもっと引っ張った方が良かったのではないか とも思いますが、これからは割と頻繁に入れ変わったりするのでしょうか。
 
 そして、やはり物語はイストワールへと帰結するようです。
 やっとこさ本腰を入れるのか という期待はありつつも、これまでイストワールについての積み重ねをやってきていないので、ほとんど1からのスタートであることの不安もあります。 今後どうなるでしょうか。
 次回に期待です。

{/netabare}

 第14話視聴しました。
 {netabare}今話も依然として話の流れは牛歩ではありますが、色々と明らかになったことがある1話でした。

 冒頭、マリアさんのロケットの性能を検証した後、ミステルからイストワールの実在とそれが宇宙にあるということが明かされます。

 これまで、なんだかよく分からないけど とりあえず目指していたものは、とりあえず宇宙にあるそうです。

 細かい点ではありますが、ミステルがイストワールという単語を口にした瞬間、カナタはかなりがっついてまるで初耳だ みたいな反応をしていますが、彼は前話の引きがミステルがカナタの肩を抱いて「行くぞ!イストワールに!」だったことはすっかり忘却の彼方なんでしょうか?

 
 その後、イストワールについてやミステルのマスターパスカルについても語られます。
 パスカルさんが元気な老婆だったことも驚きですが、イストワールと接触したのは偶然である、というのも驚きでした。
 イストワールとパスカル計画との繋がりが難解になってきました。
 分からないことが増えただけか…になっていますね笑

 ミステルは自己修復が完全にできておらず、思い出せないことがあったり、スペックの7割も出せていないことを吐露します。
 代わりにノワールと簡単にスイッチングができることを見せてくれましたが、
 これ…元も子もないこと言ってしまうと、ミステル的には自己修復が完全にできるまで寝てたらいいんじゃねぇの?
 現状のミステルとしては急ぐ理由なんて無いんだし。
 
 
 カナタはイストワールへの思いを今一度強め、ミステルの指導のもと特訓を開始します。

 まさかのここにきてフィジカルの特訓パートです。いや、何で?
 普通、ここはミステルにコフィンの操縦についてとかを特訓してもらいません?
 フィジカルとかそんなもんは、1期の頃にでも親父はいつも鍛えていたから とかいう理由で自主的に済ませとけよ笑

 先ほどミステルはイストワールと接触した場所については思い出せないと言っていましたが、CMを挟むまでもなくその2分後には思い出したようです。
 ならさっさとさっきのシーンで話せばいいのに。

 ミステルは過酷な状況下では精神的強度が重要だと語ります。
 御説御尤もではあるんですが、この作品においてこれからカナタの精神面の成長の様子なんてやるわけないですよね?
 というより、これまでお飾り主人公としてしか運用してこなかったペラッペラなキャラでできるわけないですよね?

 1クールかけて引っ張ってきたイストワールを目指す旅に対して、主人公がやった努力が1週間ちょっと気合いを入れて筋トレした、なのヤバすぎんか笑
 
 補給もままならない過酷な道のりだからカナタを鍛えていたのに、エリーの突然の同行を、人手がいるから という理由で許可してしまったので、カナタのここ1週間の努力は概ね人手があれば解決できるものだったとなってしまっているのは、なかなか教訓めいていますね笑

 ・・・うん…というか、ぶっちゃけ今話のこの特訓パートって、低コストで尺を稼ぐためだけのものですよね?
 相変わらず、その話その話をなんとかしようとする自転車操業みたいな話づくりですね。


 今話を視聴していて特に感じたことは、2クール目になってもカナタは本当に "楽をする主人公" なんだなぁということです。
 目標としていたイストワールの存在をミステルが教えてくれ、その手がかりとなる場所も思い出せないと言っていたミステルがやっぱり思い出して教えてくれ、カルタゴへ行くまでのキャリアはシエルが貸してくれて、イストワールに浮かれるバカの代わりにノワールを心配してエリーが同行してくれる。  
 ついでに言うと一番重要視されているロケット造りもマリアさんが頑張っている。

    わあ、好きなれる要素がなーい! 

 せめてさ…なんかこう一個くらいは何かしようよ…。今回で言うと、目的地にカルタゴを提案する役目くらいはあげても良かったんじゃない?
 イストワールは宇宙にあるという情報と、ミステルが接触したのはギザであるという情報をもとに、『カナタが自分で考えて』大気圏観測レーダーのあったカルタゴを提案していれば随分と見方が変わったと思うんですけどねぇ。
  
 カナタはイストワールツアーのお客さんから脱却できるのか、次回に期待です。  

     {/netabare}

 第15話視聴しました。
 {netabare} 今話は黒仮面さんの素顔が露わになったり、トキオさんとの関係性について今一度触れられる回となりました。
 まぁまだ現状は、分からないことが増えただけか…状態なんですけどね。
 話の引きを作ることはいいのですが、本作品のこれまでの話作り、世界観設定、キャラクター設定において そこまで視聴者の興味を引けるものになっているのかは微妙です。

 
 では、本編についてです。

 冒頭は初めての海に はしゃぐ一行。アンジェの「ここの砂AO結晶濃度がかなり高いわね」という台詞はどういう意図なのか測りかねますが、割と和やか雰囲気で
先を行きます。 おやおや?

 オープニングが開けてすぐのやりとりなんですが、シエル「道路が整備されていて助かるわね」 カナタ「こんな遠くまで仕事に来てるドリフターが大勢いるってことかなぁ」

 いやいやいやいや…。さすがに冗談ですよね? ついさっきAO結晶濃度がかなり高い砂が放置されている描写やりましたもんね?
 カナタも思いっきり聞いていましたもんね??

 っていうか…明日の昼には着きそうなんかい!!

 ほれみたことか!やっぱり前回の修行パート、ただの尺稼ぎやったやんけ!

 この作品がサバイバルの様子なんかを描けるわけない と思ってはいましたが、前回であんなに前振りしておいたのにも関わらずこんな大胆にカットしてしまうのは、いっそ清々しいです。
 道路が整備されていて本当に助かったのは、過酷とさせれていた道中を描写しなくてよくなった制作側かもしれませんね。
 1クール目のときも書きましたが、これ各話脚本担当者はちゃんと全体のイメージを共有できてます?


 いや、まだわかりません。わざわざ「明日の昼には」と言ったので、それまでの間に何かが起きるのかもしれません。

 と、思いましたがその後は、みんなで火を囲んで食事をとり、チェスに興じ、キレイで広いキャリアのなかで満足そうに眠りにつきました。 いや、もうただの旅行やん…。

 ただ…まぁ、過酷と言ったのはあくまでもミステルで、ミステルの記憶の状態と現在とでは齟齬が生じている。と最大限好意的に解釈することもできますが、だったらそれはそれでしっかりとフォローの台詞を入れなければいけないと思います。
 
 一夜明けてからは、周りはド平原でありながら謎に高架線になっている道路を進み、目的地周辺までやってきました。
 当人たちはかなり古い道だなぁと言いつつ普通に走行していますが、「新月の涙」以前の道ということは140年以上手つかずのはずですがよく保っていますね。
 きっと「都合」という名の魔法が働いているんでしょうね。


 目的地の施設のレーダーは140年放ったらかしでしたが、乗ってきたキャリア2台分の動力があれば正常に動くようです。 ここも魔法が効いていたんでしょうラッキーでしたね。

 ミステルがパネルをポチポチしながら、「アクティブモード 全天スキャンを実行」と2秒で考えたような用語を駆使しつつスキャンしたものの解析をしていると、黒仮面さんのビーム砲撃にてアンテナを破壊されてしまいます。

 すると何故か、操作画面が爆発しミステルがふっとばされてしまいます。
 仮にもSFを名乗る作品でこんなギャグみたいなことすんなよ…。
 これ、ただ単に黒仮面さんと会うときにノワールの状態にしときたいから手っ取り早くミステルを気絶させましたよね笑

 攻撃を受けた後、すぐさまカナタはデイジーオーガで周囲を調べにいく勇敢さを見せますが、既に攻撃を受けたあとにノコノコ出ていく理由がわかりません。
 さらに、最初は周りを警戒していましたがすぐに遺跡の方に気をとられているのも意味がわかりません。

 さすがにもうちょっと、「殺す気ならまずキャリアとコフィンを狙うはずだよ」くらいの理由付けをもって飛び出して欲しいものです。


 遺跡にて黒仮面さんと対峙し、ノワールを引き渡すように言われカナタは反論します。
 「お断りします。あなただってそんなふうに言われて彼女を差し出したりしないでしょう」と、ここまではいいのですが、その後の「俺に夢を諦めろって言うんですか?」とか「前、俺に自分の成すべきことを成せ、と言ったのは嘘だったんですか!?」とかは何か色々と話がズレている感じがします。

 黒仮面さんはハンニバルの故事に習い決闘を申し込む、といいましたが、あぁなるほどコレが言いたかったから場所をカルタゴにしたのね。

  
 決闘へと挑む前、カナタは作戦…というか指針として、黒仮面さんの狙いはノワールだからバイタルパーツへの攻撃は避けるはず、そこに勝機があると語ります。

 一見するとカナタは冷静に状況を把握していて、以前からの成長を感じそうですが、これ逆に言うとカナタは積極的に相手の急所を狙っていくことになりますが、人間を殺すような度胸はいつ身につけたんでしょうか。

 激しい攻防のなか、黒仮面さんが「柔軟な発想、そしてそれを実行する勇気がある」とカナタを褒めてくれます。
 なんか…黒仮面さんは、こう…ホビー系アニメの主人公を無理くり褒めるときの言葉を全部使ってくれますね。
 
 ミステルのメイガススキルで地下施設にまで穴を開け逃げ込むことでなんとかピンチを乗り越えます。

 ここだけ電源が生きているそうです。 

 あの……この地上とかの施設を荒廃した場所にしたいのか、ロストテクノロジー的扱いにしたいのか、どっちなんですか?
 ただでさえ、「新月の涙」以前と以後や、アメイジア崩壊後と以前とかあってややこしいのに。

 その後、カナタはエリーに防御姿勢をとることを指示したあとロケット燃料を爆発させ、地面ごと相手を吹き飛ばす大爆発をおこします。
 
 いや!エリー死ぬって!防御姿勢どうこうでどうにかできる規模ちゃうやん!
 てか余裕で起爆した側のカナタも死ぬレベルやん!


 決死の爆破攻撃も黒仮面さんには効かず、絶体絶命のピンチに陥りますがトキオさんの乱入より助かります。

 トキオさんの咆哮「つまんねぇことやってんじゃねぇ!!」 この作品にはとても刺さりますね。

 ムートンがハッキングを仕掛けシュネーさんを無力化してしまいました。
 えっ!?ムートンは通常型じゃなかったんか? あれ?ゼロ型同士って互いにわかるんじゃなかったっけ?
 ん?ムートンがただ通常型やけど強いだけ?

 
 最後、カナタはそっちのけでまた色々謎を残して次回となりました。
 
 うーん、結局今回も分からないことが多く、謎がたまっています。
 今回第15話ということで、作品全体の6割を過ぎましたが残りの4割が奮闘してくれるでしょうか。
 次回に期待です。
 
       {/netabare}

 第16話視聴しました。
 {netabare}今話は、箸休めも兼ねた次の展開へのブリッジとなる話でした。
 久し振りにノワールに焦点があたることは喜ばしいのですが、本編がパッとしないので日常パートも まぁお察しという感じ。


 では本編です。

 冒頭、補給もままらない過酷な道程(ミステル談)(笑)をしれっと戻ってきたカナタはマムに報告をしています。
 行方をくらましているトキオに関して、カナタは「トキオさんには何か考えがあるんだと思う。」と語ります。
 まぁそうでしょうね、イストワールについて何も考えていないカナタに比べれば、そりゃ幾分か考えているでしょうね。

 その後カナタは、「イストワールを目指す、ノワールも渡さない」と決意を示します。
 いやいや、キミ、前回トキオさんが助けてくれてなかったら普通にノワールを奪われてましたよ?

 
 家に帰るとミステルからもうすぐ自己修復が完了することを知らされます。
 カナタは「ついに手が届くところまできた!イストワールに!」と喜びます。
 ついに!?ついにって言いますけどカナタってこれまでこの目標のために何かしてましたっけ?
 必要のなかった筋トレを1週間ちょっとやっただけじゃなかったでしたっけ? 


 食事のシーンにて、天然ものがたくさん使われた料理に驚くカナタにシエルは「新曲の評判が上々なの」と返します。むし
 カナタ…お前、ヒモでもあるんか…。 冒頭でカナタは「契約なんかなくてもシエルは信じて大丈夫」と言っていましたが、そりゃカナタにしてみれば車を貸してくれ飯も作ってくれるんだから、信じますよね。

 シエルはちょいちょい罪悪感があるように見えますが、実際はかなり打算的ですよね笑


 ノワールがピーマンを配り歩いている途中、マーケットのおばちゃんがノワールのことを「ウチらの娘みたいに感じるよ」と言ってくれますが、おばちゃん…やめてくれ…、一般人がそういう事言うとカナタの メイガスを人間扱いしてしまう って設定が弱くなっちまうからやめてやってくれ…。 ここくらいしか特別な要素ないんだアイツには…。


 ノワールの自我が消えてしまいそうななか、カナタは家族ができたみたいで嬉しかったんだと語ります。
 幼い頃から一緒のエリーとかはカウントしていないのなかなかシビアですね。

 ノワールがエラーが起きたように反応しなくなってしまったところで次回へとなりました。
 まぁメタ的にノワールが消えてしまうってことはないでしょうけど、これから先 どうノワールが復活する展開になるのでしょうか。
 これまで、ミステルが復活することがどういうことなのか考えもせず、ただ浮かれていただけのカナタがどう行動するのか見ものですね。

 オープニングで謎に悔しがっていた様子はこの事なんでしょうか?
 次回に期待です。

 
  {/netabare}

 第17話視聴しました。
 {netabare} 今話は分かりやすくカナタの敗北回となりました。ロボットアニメなんかでは割と定番ですよね。
 オープニングはカット、エンディングは特殊仕様と盛大にカッコつけているところ申し訳ないんですが、今話もツッコミどころは多々あります。

 
 冒頭は、目覚めなくなったノワール/ミステルをマリアさんに診てもらうもお手上げらしく、アルバさんを探します。
 アルバさんがまだこの辺をウロウロしていて、その手掛かりもサックリ見つかって良かったですね。
 
 移動中、ノワール/ミステルが鼻カニューラをつけてさらに心電図モニターのような電子音が鳴っていましたが、アレはどういう意図の演出なのでしょうか。
 もちろん、ノワール/ミステルが重篤な状態であるってことを表現したいのは分かるんですが、それにしたって…ねぇ…。 アンドロイドっていう設定でやってきてんのにこれはねぇよ…。
 こんな見事な 余計な事しやがって ていう演出は久し振りに見ました。


 速攻でアルバさんと合流できたので、早速診てもらいます。
 ノワールはミステルの付属品ではなく、別々のメイガスだそうです。
 アルバさんの「実は以前調べた時に、未知のブラックボックスがあるのは知っていた、黙っていたのはそれが何か分からなかったからだ」という台詞、確かに気付いていたのは事実なんですがなんか負け惜しみ感がスゴイですね笑 まぁ結果としてなんの釈明にもなっていないですけれど。
 この時に言っていたブラックボックスとはミステルの事だと思っていましたがまた別なんですね。

 それよりも私が気になったのはこのアルバの台詞を受けてのカナタの台詞です。

 「ミステルが万全の状態に戻っても、ノワールは存在し続けられるかもしれないんですね?」

 そんな話は1ミリもしてへんやん、どこをどう聞いてたらこんな解釈になるんや?? 
 これ、展開をゼロ型を探すって方向に向けるために無理矢理 脚本によって言わされてるやん。


 なにはともあれ、ゼロ型を探しに行くことになりました。
 行き先を伝えておくことは大事ですよね、後で助けに来てもらわないといけませんからね。
 アルバさんは今のアメイジアがどうなっているか知らないって言いますけど、イデアールのことも知らないんでしょうか?
 ていうか、後で黒仮面さんは問題ないって言ってましたけど、イデアール的にはイストワールの鍵であるノワール/ミステルがカナタからアルバに移ったの普通に痛恨のミスじゃない?

 
 アメイジアまでの道のりは子守唄一曲分で足りました笑
 歌で尺稼ぎを始めたら、なんかいよいよって感じですね。
 カナタはただただ助手席に座ってるだけやのに、なにを起きとく必要があんのや?
 「俺なら大丈夫。」とか「シエルがいてくれて助かってる」とかの中身のない台詞で流してしまうから、いつまでたってもカナタがただのバカに映ってしまう。
 これをさ、「頭では分かってるんだけど気持ちが急いて寝付けそうになくて…」とかにするだけでだいぶ印象が変わるのに…。
 進行のためのジャブな会話しかさせないから、キャラが立たない。
 
  
 場面変わってイデアールではシュネーとムートンがバチバチなようです。
 シュネーのマスターを置き去りにしたお前らを許さない、に対しムートンはお前のマスターは自らの意志で残ったのでは? と返します。
 でも、これ状況的に言ったらトキオは自らの意志で出ていったクセに何をノコノコ帰ってきてんねんってカウンターを喰らっちゃいますけどね…。

 ヴァイスハイト様と黒仮面さん、トキオ改め白仮面さん達はなにやら意味深なやり取りをしている風で実は大したこと言ってませんね笑
 この作品お得意の「分からないことが増えただけか…」のようです。 謎が謎をよんでいるというより、なんとか誤魔化しているって印象の方が強い。

 
 寝て起きたらアメイジアに到着していたカナタは、シエルがいなかったので探しに行きます。
 シエル「ごめん、もしかして起こしちゃった?」そんなわけなさ過ぎて草。
 どんな爆音で歌ってるつもりなん笑

 ここでもまた、指切り使ってカナタの特別感を演出してますけど、弱いって!そんくらいのこと別に登場人物全員やりそうやん!
 シエルは事あるごとにカナタを変わってる変わってるって言いますけど、逆にさ、契約してるわけでもないメイガスが一個人にこれだけしてあげてることの方がよっぽど異常で珍しくないか?


 そして、いざアメイジアの中へ突入!となるんですが、そもそもなこと言ってしまうとゼロ型のボディーなんて残ってるわけなくね? 

 そんな、あそこの大型家電量販店ならまだ在庫あるかも くらいのテンションで来んなよ。
 崩壊がどういった現象だったのかは分かりませんけど、ネストを作るならまずこの近辺からなんじゃねぇの?
 ネストってアメイジアの技術を多く流用してるんですよね?
 じゃあ真っ先に資源なりなんなりを求めて発掘されるのが道理なんじゃないんですか?
 それをイデアールが守ってたりするなら、もっとイデアールの名は認知されているはずだし、アルバが知らないのもおかしいと思うんですけど…。

 カナタも動力が生きてる時点で不審に思えよ。


 その後、カナタは黒仮面さんと白仮面さんに追われ敗北し、シエルがスパイだったと知ることになるんですが、今まで散々フリにフッてきたシエルの裏切りって要素もこんな感じになるのか…。

 なんか…はっきり言ってめちゃくちゃ下手。視聴者的にはここでシエルが裏切るなんて百も承知で、そりゃそうやなとしかならない。
 別に今話の内ならどのタイミングでも裏切れたし、単に話の都合上引き伸ばしてただけやん。
 ノワール/ミステルを手に入れるって目的を考えるなら、遅すぎるし。
 ていうか、別にシエルが何かせんでも120%捕まってたやん。
 なんやったら、コフィン出た瞬間撃ち殺されてもおかしないし…。

 次回は、カナタの絶望がちゃんと描かれるかどうかが注目だと思います。
 次回に期待です。

         {/netabare}

 第18話視聴しました。
 {netabare}あー…なるほど…もう本当にどうにもなんないのね…。

 先に今話の包括的な感想としては、必要としていたゼロ型ボディにシエルが犠牲になろうとしている、という引き自体は非常に次回が気になる良い引きだと思います。
 ただ、そこに至るまでの諸々を 歌で誤魔化せているなんて思うなよ。

  

 まず今話で分かった事はというと以下の通りです。
 
 ・ヴァイスハイトはシエルのマスターで、シエルを度々初期化している。 

 ・イデアールの目的はイストワールに到達し、人類が支配する世界を取り戻すこと、ヴァイスハイトの個人的な目的はメイガス無き世界の実現であること。

 ・新月の涙の原因は気象管理衛星の暴走が発端であること。 ヴァイスハイトはこれと同じくメイガスの暴走を危惧している。

 ・ヴァイスハイトはNTR趣味の舐めプ野郎であるということ。

 と、まぁ新たに分かったこともあったんですが、なんかもう前話から合わせて、登場人物の全員が全員やっていることも展開もグダグダ過ぎて見てられません。


 まず話の流れとして、カナタが捕らえられたことを軸に進んでいくんですが、なんの意味もなかったですね。
 そもそも、カナタが敵の本拠地にノコノコ何も知らずにやってきたことが悪いんですけど、状況としては侵入者がやってきたから捕まえて逃げようとしたから追いかけるってただそれだけなんですよね。
 
 トキオはヴァイスハイトの事を 無意味なことをする奴じゃあねぇ と評していましたが、今回の件に関してはただの趣味ですよね?
 そんで舐めプして遊んでいたら取り返しのつかない感じになってる大間抜けですよね?

 シエルにしても、何か一仕事やりとげて帰ってきました みたいなスタンスでいますけど、たまたまカナタの目的地が実家だったので成り行きで帰ってきただけじゃないですか。


 そんでまぁ、やっぱり一番の問題はカナタなんですけど、なんかもう本当にこの作品は主人公の動かし方が0点ですよねぇ…。
 

 シエルがカナタを殺そうとしているところから振り返りたいと思います。

 まずその、トキオは銃を向けられているカナタを見せられた時、グッみたいな顔をしてらっしゃいますけど、カナタを捕らえることには協力しておいてその後どうするつもりだったのでしょうか。

 さて、カナタによる説得パートです。
 カナタ「何でシエルのマスターは君にそんなことやらせてるんだ!シエルの夢は沢山の人に歌を届けることでそんなスパイみたいな真似望んでないだろ!」
 って言いますけど、じゃあ契約もしていないメイガスに飯の世話や車の手配、ここまでの運転も任せているお前は何なんだって話になりますけどね。

 それと、シエルの歌についての夢はもうほぼ自力で達成してないか? 何だったらスパイとの両立もできてたやん。
 スパイの身でありながら、1日2回ステージに立ち少なくとも2曲はリリースしていますよね?
 そう考えると、シエルはヴァイスハイトからかなり自由な裁量権をもらっていますよね。
 そんで、ここまで私もシエルの事をスパイだと呼称してきましたけど、シエルがカナタと知り合ったのってめちゃくちゃ偶然ですよね?
 第2話でたまたまノワールと出会い、第6話でたまたま再会して、成り行きで付いて行ったらそれが楽園の鍵でしたっていうね。
 シエルにしてみれば不運極まりなく、カナタと出会わなければ歌を歌いながら旅を続けられていたのにね笑

  
 それからカナタはシエルの「マスターの望みに従うことが私にとっての幸せよ」に対し「だったらなんでそんな悲しそうな顔してるんだ」と返します。
 
 素朴な疑問なんですが、メイガスってマスターに合わせて性格や趣味も変わるんじゃなかったでしたっけ?
 合わせた上でこうなっているんだとしたら、何かもう高性能とかそういう次元じゃないように思いますけど。


 シエルは「マスターには逆らえない」とか「カナタを殺せば契約を解除して自由にしてくれる」などと悲痛な訴えをしていますが、メイガスがマスターとの契約を破棄したがっている ということ自体が既にメイガス三原則に違反していると思うんですけど。

 結局、シエルを説得するのにカナタが使った言葉は「一緒に出よう!」「そんなのおかしい!」「絶対許せない!」「一緒に行こう!」「ロックタウンに帰ろう!」でした。
 …………………馬鹿丸出しじゃん。ドン引きなんですけど。
 この時のシエルの「助けて…」という要望に、ここから一緒に出て、一緒に行って、ロックタウンに帰ったところでなにが解決するっていうんですか?

 いや、まぁ最初からカナタのような考えなしのおバカさんに筋の通った説得なんで期待していませんでしたし、こういった若気の至り的なテンションが高さだけで乗り切ろうとする展開自体もアリだとは思います。
 理屈じゃねぇ!気持ちなんだ!って主人公がいてもいいと思います。
 ですがその場合、作り手はそのキャラに「説得力」を持たせなければいけません。 この作品にはコレがない。
 カナタを「主人公」としてしか描写しないから、彼の言葉には血が通わず、熱もない。
 状況が飲み込めないまま捕まって、トキオやシエルにも裏切られているのに平然としていて、ここから逃げられると楽観視もしている。
    だって、なぜなら、主人公だから。


 そして、シエルはカナタと逃げることにしたのはいいものの、結局やっぱりカナタは使い物になりそうもないから速攻でカナタだけを逃がすことに切り替えているのは笑いました。

 
 Bパート開始。トキオが直してくれていたデイジーオーガに乗り込んで逃走を図ります。
 直してくれていなかったらどうするつもりだったんでしょうね。
 
 細かいとこではあるんですが、デイジーオーガが発進するタイミングで来たモブ兵士は、カナタとシエルがコフィン格納エリアに行った連絡を聞いてるのに何で生身で来るんや?

 その後、ヴァイスハイトに泳がされていると知りながらも逃げ、トキオの助力もあり地上へと辿り着き、待ち構えていた黒仮面さんも何故か1分間待ってくれるそうです。
 いや…あのさ…敵側の3人が3人ともカナタを逃がしたいってなんなん?
 イデアールの方々も全力でカナタを追いかけて来てくれたけど、ここでカナタを逃がしたらアカン理由って何?
 なんとなくで捕まえた奴が勝手に出ていくだけなんやから放っといたらええやん。

 そんで黒仮面さんが1分間も与えちゃったせいでメイガススキル使われて逃げられるという。
 相手ヘリも出してきてるのに、キャリアまで行けば逃げられるという根拠は何?

 あと、そもそもさ、マスターでもないのに勝手に何かインストールできたり、メイガススキルも使えるってなんなん?
 マスターとの契約っていう設定の重要度をどうしたいねん。


 最後に

 前話と今話はストーリー原案の鴨志田さんが脚本を担当されていたんですが、原案の方がやってこんな有り様って…もう本当に今さらどうしようもないようですね。
 2クールという猶予に甘んじて余裕ぶっこいていたらこんな結果ですよ。

      {/netabare}

 第19話視聴しました。
 {netabare} まず前提として、今話は今までの1クールも合わせた話の中で一番良い回だったと思います。
 メイガスというヒューマノイドのヒロインの特性が活かされていました。
 カナタの葛藤や打ちのめされている様子が一応あったのも良かったです。 パワポで作ったみたいな丸く切り抜いた回想には笑いましたけど。

 作画も良くて、特にキャラの顔には気合いが入っていたように思います。終盤は少しダレていましたけど…。
 
 やはり、死ネタは強いですね。感動的に仕上がっていました。これまでの積み重ねがもっとちゃんとしてあったならさらに良かったでしょうね。
 
 
 冒頭、エリーのキャリア内で「アメイジアはタブー扱いでドリフターは寄り付かない」という今さらどうしようもない小賢しい補足を交えながらカナタを発見します。
 
 カナタは悲壮感を出すために雨に打たれてましたけど、わざわざコフィンの背部から120kgあるメイガスを引きずり落として地面に寝かして毒性の雨に打たれながら途方に暮れてたのか、なにがしてぇんだこいつ。
 
 エリーに喝を入れられながらアルバさんのもとに向かいます。
 アルバ「何が起こったのかおおよそ見当はついた」 いや、あのこちらから頼んだこととはいえあんたのススメでアメイジア行ったら敵の本拠地だったんですけど…。

 アンジェが「初期化」というワードに驚いていましたけど、マスターとの契約解除したら自動的に初期化されるんですよね?そんな過敏になるものなのか。
 そもそも、契約解除自体が稀なことなのか? マスターが事故とかで死んだら契約ってどうなるんでしょうか?

 カナタは「シエルのマスターは何でそんな事を…!」と歯噛みしますが、そりゃ裏切ろうとしてたんやから初期化するやろ。 自由にするにしても初期化は必須なんやし。
 
 ていうか、再起動を拒むプログラムはマスターじゃなくてもインストールできるんですね。


 場面変わってイデアールでは、鍵確保の部隊派遣が正式に延期になったそうです。
 やっぱりアルバさんの所に行かれたのめちゃくちゃ痛手だったんですね。
 じゃあシエルはスパイとして、これだけは阻止しないとアカンかったやん笑
 
 そんでもう…なんか…トキオさんは何をやってんでしょうね。
 トキオさんと黒仮面さんの関係性も、この作品のテーマの「すれ違い」を演出してるんでしょうけど、イデアールに戻ってきてからのフワフワした態度をとっているトキオさんが一方的に悪くないか?
 飄々として余裕を持ったキャラはそりゃあ格好良く見えますけど、そろそろなんとかしないとキツイと思います。
 なんか気軽に帰ってこようとしてたぞ。

 
 場面は今話の山場であるカナタの悩むシーンへと移ります。
 今話でカナタは何だかすごい決断をしたみたいな感じになっていますけど、どのみちシエルの身体を使う以外に選択肢はありませんでしたから、決断というよりかはカナタの心の準備待ちでしたね。

 君が見せてくれた色々な顔、どれも嘘だったと思えない。とか、そうだ嘘なんかじゃない…楽しかったよな…俺たち…!。
 とかが今回の、シエルが自分のために死を選んだことの責任感、そのシエルの死体を利用することの罪悪感への回答にどう直結すんねん。

 こんなふうに雰囲気とテンションで誤魔化さなくてはいけないのは、シエルは出番は多かったもののカナタとの関係性が特に構築できていない証拠です。
 積み重ねの中身がないから無理矢理持って行くしかない。
 カナタというキャラに向き合ってこなかったことのツケが、やはりこの終盤に差し掛かって効いてきている印象です。

 まぁ結局のところ、今話もいつも通りカナタは特に何もしていませんしね。
 エリーが迎えにきて励ましてくれ、アルバさんが作業してくれ、最後の誘導もシエルがやってくれました。
 カナタの甘やかされ状態を嘆くべきか、エリーのヒロイン力の高さを称賛すべきか。
 

 何はともあれ、いよいよノワールを起こしにかかります。
 メイガスの意識の移植ってコード一本で済むんですね笑
 アルバさんの技術が凄いのかな笑

 そんでまぁ解せないポイントなんですけど、見た目まんまノワールになっちゃうのかぁ…。
 「これもゼロ型の力…!?」というより「これが…大人の事情の力…!?」って感じですよね。
 わかるんですけど、新しいキャラデザは欲しかったなぁ。
 シエルの身体を使っているという罪悪感から開放されてどうするよ。
          {/netabare}

 第20話視聴しました。
 {netabare} 今話はAパートとBパートで異なる2つの過去回想がなされました。

 が、新たに明かされた情報としては、ノワールはイストワールから来た、くらいのもので後は基本的に設定の辻褄合わせをしている過ぎませんでした。
 

 では、本編です。

 突然起動したパスカルさんからのメッセージ、詳しい話を聞くためコフィンへと移動してきました。
 諸々の都合上 仕方無いとはいえ、カナタのこともノワールのことも心配して駆けつけてくれたエリーがのけ者にされているのは心が痛いですね。
 しかも、そのフォローの台詞をアルバさんにさせているのもいたたげません。
 なんでカナタにさせないんだ…。主人公をただのリアクション係にさせとくなよな…。

 
 パスカルさんの回想は旅の出発直前から始まります。

 だいぶ端折ってスタートするんですね。

 アメイジアの人はミステルのことを ロストテクノロジーを紐解く鍵、ブラックボックスを積んだ特殊なメイガスと呼びます。
 ミステルのブラックボックスには「新月の涙」以前の情報が入っているようです。
 なんでそんな状態のメイガスを作ったのか?という疑問が出てきますが、スルーです。

 メイガスのことを「所詮、計算人形」などと言っていますが、インフラから出生率までAIによって統制されているアメイジアでそんな発想になりますか?
 なんかむしろ、この人たちの方が地上に行きそうじゃありませんか?

 何はともあれ、パスカルさんは旅を始めます。

 意味深にしていたパスカル計画はただの口実でほんとになんでもないんですね。
 地上の様子に はしゃいでいたら人類の最後の拠点といって差し支えない故郷がしれっと崩壊しちゃいましたが、気にせず旅を続けましょう。

 20年前のシルヴァーストームと遭遇していたみたいです。
 そういえば、この時のシルヴァーストームは両手では数えられない程のネストを滅ぼしたって言ってましたけど、ネストってアメイジア崩壊後に作られるようなったんじゃなかったでしたっけ?
 崩壊直後にもうそんなネストができていたんでしょうか、たくましいですね。

 こんな今さらどうにもならない情報の為に時系列をあやふやにしないでください。
 

 その後、イストワールとの通信でノワールと混ざってしまったミステル。
 ノワールはイストワールから降ってきたデータであるということがわかり、ポンコツな理由もそもそもメイガスではないから、と判明しました。
 あれ?じゃあノワールを移すためのボディって別にゼロ型じゃなくても良かったんじゃ…………。

 落下する120kgのメイガスをキャッチするパスカルさん、フィジカルが化け物過ぎて草。
 コンテを切ってる人は設定を知らんのか?
 いや、別にそんな重要なことだと私も思っていませんし、これが裏設定ということなら別に構わないんですけど、ちゃんとプール回等で触れているにもかかわらず、こういう風に設定を蔑ろにするから、全体が残念な仕上がりになるんですよね。

 
 内部に別の人格が存在する、この事実をどう伝えるか考えあぐねた結果、パスカルさんは秘密にして嘘をつくことにしたようです。

 いや、なんで!? 自分の好奇心のせいでこうなったのに!?
 事情も説明せず半ば強制的に眠らせんの!?ミステルに広い世界を見せてやりたいって言ってたのに!?
 すまないと思っているで済むわけないやん! だって最適化がなされても結局数話前みたいにオーバーフローを起こすんやもん!
 イデアールから守ったみたいな言い方してるけど、お前がやってることも大概やぞ、ええ加減にしとけよババア。

 ノワールの状態で眠らせておくことにしたようですけど、これってそんなに効果ありますか?
 近くにパスカルさんのコフィンが乗り捨ててあんのに?
 それと、ノワールの記憶を消す必要ってありましたか? 
 ミステルには言いづらくてもノワールには「お前の身体にはもう一人いる、自分を守れ」って言っておかなきゃいけないんじゃないの?
 ていうか、これノワールを単身で逃がした方がまだ良くないか?
 エネルギー切れの問題があるからか、とも思いましたが、第1話で拾われてきたノワールは補給された様子もなく勝手に起き上がっていましたよね?
 そういえば、メイガスのエネルギー事情についてってやりましたっけ? AO結晶で動いているでいいのか?

 
 メッセージは感動的な感じで終わっていきましたけど、自分のただの思いつきの目標に夢って名前をつけて、ミステルに擦り付けてんじゃねぇよババア。

 最後にこのAパート最大の そもそも何で?ポイント なんですが、何でパスカルさんのメッセージがこのタイミングで発動したんですか?

 なんか…こう…必死に辻褄だけを合わせようとしているからこんな感じになっちゃうんでしょうね。


 Bパートはイデアール側の過去回想となりました。
 ゴリ押しで辻褄を合わせにいったAパートから一転して、Bパートは逆に何も語らないことによって乗り切りました。

 トキオさんは10年ぶりにイデアールへ戻って来たということなので、この回想は10年前の話なんですがアメイジア崩壊から10年でここまで設備が整っているってだいぶ持ち直していますよね。
 この辺りの事実関係が曖昧でもやもやします。

 イデアール三人衆の若かりし頃が描かれ、思想や意見をぶつけ合わせているように見えますが、マジで中身がありません。

 ヴァイスハイトの言ったことはというと、アメイジアなんて紛い物は信用せず、イストワールっていう何があるのかもどこにあるのかもどんなものかも分からんあやふやなものを目指そう!って…そりゃ無いぜ。

 組織のやり方は間違っているって盛り上がっていますけど、まず組織のやり方というのが提示されていなくてわからないし、対案のヴァイスハイトの意見というのも特にも出てこず雰囲気だけで進行しています。
 対案の対案であるトキオの意見すらろくに出てこない。
 抑止力になるとかうんぬんは言っていましたが、結局コイツ10年間放置してましたしね。
 
 ひたすら楽園というワードだけで逃げ切ろうとする、舐めてんのか。


 結局のところ、過去回想をしてもゲーム版の重要なシナリオである「アメイジア崩壊」については触れることが出来ないので、いくらやっても無駄です。
 そもそも、メディアミックス作品で大元のゲームの本筋があるからって、せっかく時系列を飛ばしたのに遡る話になんかすんなよな…。
         {/netabare}

 第21話視聴しました。
 {netabare} 今話はノワールによるライブ回となりました。
 第7話にてシエルが歌を披露した際、これはノワールにも歌ってもらわなくては、と思っていたので良かったです。
 ですが、本当にこれで良かったのか、という気持ちは否めません。

 この 歌 という要素は、SFなのに世界観を紐解いてはいけない、設定を深堀りしてはいけない、ゲーム版主人公より活躍してはいけない、という縛りが設けられているアニメ班の 苦肉の作 でしょうからあんまり言及してあげたくはないんですが、だからといって なぁなぁで済ませていい理由にはなりません。   


 まず、今話には足りないものが多すぎます。

 シエルの身体を貰ったことに対するノワールの葛藤。
 そんなノワールの様子にどう応対するべきかの苦悩。
 そして、ノワールとしてもカナタとしても今回の件のことに対してどう向き合っていくか一緒に考えていこうとする姿勢。
 ライブパートをどういう転換点にするかの狙い。などなどです。
    
 ライブパートが入った話を発注されて、ほんとにそのまま入れ込んだだけの話を納品すんなよ…。

 なんというか…こう…材料を色々渡して調理をお願いしたら全部そのまま丸焼きにして出された、みたいな…。     


 では、本編です。

 ミステルとマリアさんは険しいだなんだと言ってたカルタゴへコフィンも乗せず、意気揚々と出かけるんですね。 イデアールに襲われたら終わりですね。
 宇宙港をあんだけ派手に爆発させたのに、まだ状態のいい部品や推進剤が残っている算段があるなんで驚きです。


 思い悩んでいたノワールでしたが、少女に歌を褒められライブをすることにしました。
 うーん…歌うことにするまでの葛藤が足りない…というかほとんど無いに等しいんですよね。
 1週間も悩んでいたはずなのに…。

 ていうか、やっぱり子どもはメイガスと人間をそんなに区別なんかしてへんやん。
 第7話で感じた疑念点はあたっていました。


 トキオさんはカナタに自分の事を話すために帰ってきましたが、やはりというかなんというか、トキオ×カナタは掘り下げても何にも出てきませんね。

 何ができるかじゃなくて、何がやりたいかだ!というカナタにとって都合が良すぎる名言が飛び出したのは笑いました。 だから、カナタはこんな奴なんですね。
 冒頭のエリーの「受け止めてあげて」という台詞といい 制作はそんなにカナタに何もさせたくないのか。


 そして、そのままライブがやりたいというノワールの言葉を受けて、昨日の今日でライブをすることになりました。

 これだけライブを中心に話を組むなら、前回でイデアールの過去編という何にもならないただただ無駄という一言に尽きる話なんかしてないで、ライブの準備パートをもっとやりゃあいいのに。

 結局、また何もしていないカナタの誕生です。みんながフライヤーを配りにいくなかでも、何故かボーっと突っ立っているだけのカナタ…。
 俺も行くよ! カナタはノワールの側にいてあげて!というフォローすらない…。
 袖で頬を赤らめながら歌を聞いているだけのカナタ…。 お前が一発誰かに殴られろ。

 個人的にカナタに対してはもうこれから先、何があろうと良い印象を持つことはないでしょうけど、もう…なんかこうなるとカナタのことが一番嫌いなのは制作側なんじゃないかという気がしてきました。
 
 もう今さらどうしようもないから、何もさせずそこで大人しくニコニコ拍手させておこう と完全に制作側が諦めてしまったように感じてなりません。

  
 そもそも、このフライヤーを配る行為自体に何の意味があったんでしょうか。
 アヴァンチュールや市場を仕切っているマムとも懇意にしているんだからその辺りに声をかけた方がいいような…。
 モブにあんなわざとらしい台詞を言わせなきゃいけない理由があったのか?


 ライブが始まります。
 
 全編シエルの曲で構成されていますが、このライブがノワールにとってシエルとのお別れ会だったのだと考えると、曲を用意するのは大変なのは分かりますがノワールがシエルを思って書いた曲とかあればなぁと思ってしまいます。

 シエルの身体を貰って、シエルの歌を歌って歓声を浴びて気持ちよくなって、「ありがとうシエル、私はノワールとしてカナタの側にいます」は無理があるでしょう…。
 この舞台はあくまでもシエルの代わりを務めたに過ぎないのに、ここで新たな自分を見つけているのもどうなんでしょうか。
 観客やあの少女もこんなあっさりノワールの歌を受け入れてしまっては、シエルの存在が薄くなるような気が
してしまうんですが…。


 歌ったらすっきりしてしまったノワールなんですが、シエルの事を悩むのはそりゃそうにしても、元を正せばミステルのことも乗っ取ろうとしてたことはあんまり考えないんですね。
 自分がイストワールから降ってきたこととかはノータッチなのは何故なんでしょうか?
 

 話はいよいよラストに向かっていきますどう幕を引くか見ものですね。
                {/netabare}

 第22話視聴しました。
 {netabare} 予告を視聴した時、まさかと思いましたし耳を疑いましたが、本当にロケットが完成していて笑いましたし、そしてそれをまんまと奪われてしまっているのも笑いました。

 この表現が合っているか分かりませんが、話の構成がアンパンマンみたいだな、と思いました。


 では、本編です。

 完成したロケットを見て、アンジェの一言。「あっと言う間に作っちゃったわねぇ」はこっちのセリフですよ笑

 マリアさんはこの爆速さの理由として、元々ミステルにあったブラックボックスの知識あってのことよ、と語りますが、このブラックボックスの中身ってそんなサクサク引き出せるもんなんですね。

 マムに手伝ってもらって突貫工事でリニアカタパルトを作ったらしいですが、マムがそこまでして手を貸してくれる理由ってなんでしょうね。

 タイミングバッチリな襲撃計画を練るイデアール、出来立てホヤホヤな宇宙港も狙っているようです。
 マムの部下たちが突貫工事で作れるようなもんイデアールは作れないんですね。
 というか、ロケット等の開発を自分たちでやっている雰囲気なかったですもんね。
 イデアールって科学技術が高い感じで描かれていると思うんですけど、そんなことないのか?
 まぁブラックボックスの知識ですって言われたらそこまでなんやけどさ…。
 
 そういえば、ミステルの捜索もただの手当たり次第でしたし…逆にイデアールってなんやったら出来んねん。


 その後は、イデアールとロックタウンのイツメンとの戦闘になります。

 この作品は、会話シーンなんてあればあるほどボロが出るし、展開に中身なんてありませんので、派手に戦闘してくれている分には見応えがありますね。

 前話にて、マイケルのところからガメてきたパーツや、適当に買ってきたパーツを10番のスパナとやらでつついたりしていただけで、いつの間にかこんなにパワーアップしていることが気にならなかったり、急に飛べるようになった機体をしれっと乗りこなしているカナタのことが気にならなければですが…。
 活躍している装備もほとんどミステルが作ってくれたもんやろうしなぁ。

 あぁ、でもジョンガスメイカーが姿勢制御するときのスラスターの挙動の細やかさは好きです。


 姿を消して、戻ってきたかと思ったら、また姿を消したトキオさんがまた戻ってきました。
 トキオさんは良いキャラになれる要素はあったのに、完全に迷走してしまいましたね。

 トキオvs黒仮面にて白熱した闘いが繰り広げられるなか、ムートンのメイガススキルが発動しました。
 改造したパーツとかで勝負しているのに、やっぱりこのメイガススキルとかいう超能力、冷めるなぁ…。

 
 そして、そんな勝負もヴァイスハイトの機体 ノアゲームチェンジャー(笑) によって横槍を入れられる結果になり、ロケットとミステルも奪われてしまいました。

 ヴァイスハイトが飛び立つらへんは、作画の崩れも相まってなんかもうギャグっぽくなっていましたね笑
 私ならもう一機あるロケットは破壊してから出発しますが、次回で追いかけていけるように置いといてくれたヴァイスハイトは優しいですね笑
 さすが最高にカッコイイ名前の機体に乗っているだけのことはあります笑


 再びトキオさんが黒仮面さんに訴えかけます。

 黒仮面さんに関しては、イデアールの過去編を何の意味も為していない雰囲気だけの中身が全くないやりとりで流してしまったので、何に対してそして何故ゆえにそこまで意固地になっているのかまるで分かりません。

 いろんなものが混ざり合った感情、と言えば聞こえはいいですが、この作品がそんな繊細な心の機微を表現出来ているとはとても思えません。
 
 存在がフワッとしているヴァイスハイトも十分謎ですが、そのヴァイスハイトのことを何故か強烈に信用している黒仮面さんの方が謎です。 
 何も考えていないカナタと何かを考えた上で意味不明な行動をしている黒仮面さん、キャラとしてはどっちもどっちですね。

 ヴァイスハイトがメイガス無き世界を目指してるってことは酒飲んでるときにでも言ったら良かったんじゃねぇの?
 なんかもう、素直に話し合えない性格なの、とかじゃあ言い訳になってないくらいトキオの落ち度やん。
 

 今回、こうしてイストワール行きを阻止されたわけですが、なにかこう虚無感のようなものが残り、空疎な展開であるように思えます。

 その理由としては、ロケットや宇宙港自体が急に完成したものである ということに加え、別にカナタ側にイストワールに行かなくてはいけない理由も使命も目的も特にないからでしょうね。
 ミステルとしては、前マスターのパスカルさんに託されたからという理由がありますが、じゃあ何故そのパスカルさんはイストワールに行きたかったのかというと、たまたまヒント見つけたからなんとなく、なんですよね。

 とはいえ、飛び立っていったヴァイスハイトの動向は非常に気になります。
 こうなってくると、良い意味でも悪い意味でも展開が読めなくなってきたので次回に期待が募ります。

   {/netabare}
 
 第23話視聴しました。
 {netabare} 今話は、徹頭徹尾 最終回にオチをつけるためだけの準備回……というより時間稼ぎをする回と相成りました。

  
 では、本編です

 イストワールへ無事に到着したらしいヴァイスハイトは、イストワールの中枢と思しきオブジェと話しています。
 ミステルはイストワールと交信した記録があったからインターフェースに設定されちゃいましたけど、つまるところあのババアのせいやん笑

 ヴァイスハイトはイストワールに願望を叶えてもらうそうです。
 イストワールってそんな神龍みたいな扱いなんですね。
 イストワールも人工知能であるように見えますが、ヴァイスハイトはメイガスは無理でも、イストワールくらいのメカ感なら許容範囲なんですね。
 イストワールが美少女じゃなくて良かったですね。
 

 場面変わって、地上です。

 ロケットの最終調整を終えたマリアさんから、この旅路は片道切符も同然だと告げられます。
 これに対し、イストワールまで辿り着けたら後はなんとかします、とカナタはクールに返します。
 ちなみに、カナタはなんとかできる頭も腕もないし、これまでのどの局面においても自力でなんとかできた事なんて一度もありませんけどね。
 
 
 トキオさんはマハトに、「もっと早くお前と向き合うべきだった」と謝罪し、マハトと和解しました。
 
 いやまぁこの件に関してはもう本当にそう。考え無しに引っ張るだけ引っ張ったのでただの予定調和でしかありません。


 時刻は夜になり、自室にてジョジョパロを挟みながらエリーと対話します。
 「意外と落ち着いてるわね」「うん、もう覚悟を決めたからね」
 いいえ、違います。
 カナタは貴方がた制作が見離してしまったので、この局面でカナタがどういう考えを持ち、どういう振る舞いをするキャラなのかが作り手にも分からないだけです。
 何を悩み何を憂い何を期待し何に昂揚させればいいのか分からないから、おすまし顔で座らせているだけです。

 
 その後は、カナタの鈍感ムーブや各キャラによるお見送り、マハトとカナタとの会話などのシャバい尺稼ぎをしていざ出発です。

 
 宇宙へと飛び出したらあとは勝手にイストワールに着くようです。やったね!

 全てはミステルのブラックボックスのおかげって、第13話の時に危惧していた通り、やっぱり便利に使ってるやん。

 ついにカナタは他人の力だけでイストワールへと辿り着きます。
 父さん母さんと一緒に夢見たイストワールに自分の力は一切使わず着いても嬉しいもんなんですね。


 機体をぶつけて着陸することを聞かされて焦るカナタ、ここでようやく腹をくくったそうです。

 どうやら、先ほどマリアさんに片道切符であることを知らされても動じなかった姿や、エリーに覚悟はできていると豪語したのは嘘だったようです。
 普通ならここでキャラがブレていることを残念に思うところなんですが、彼にはそのブレるキャラさえ もとよりないので、被害が軽傷で済みました。やったね!!


 前話でも書きましたが、「やっぱり追い掛けてきたか」とか言うなら、ロケット壊しとけ。

 イストワール内は空気があるみたいです。都合良くて助かりますね。

 イストワールの基幹部へと進んできました。

 イストワールとは人類発祥からの歴史、文化、技術さらには動植物の遺伝子などの尽くを保存し地球の全てを記録した巨大なアーカイブらしいです。
 そんな大事なもんが、タッチパネルのボタンを三ケ所ピピピと押したら開くなんてラッキーでしたね!
 しかもトキオさんが開け方を知っていたなんてウルトララッキーでしたね!!

 なんかトキオさんとマハトがイストワールにやけに詳しいですけど、第20話の回想の時 なにがあるかわからんって言ってなかったか?
 

 最深部まで来たらヴァイスハイトが待っていて、戦闘開始ってなんかまんまゲームみたいですね。


 ヴァイスハイトからの命令を実行したイストワールにより、メイガスたちが次々と機能停止に陥ります。ってかやっぱりみんなの反応を見る限り、メイガスのことを人間みたいに扱ってるやんけ。


 ヴァイスハイトもあれだけ人類の救済だなんだと言っときながら、まずは断罪からねってそりゃ無いぜ…。救済って考えを貫き通せよ…。

 というか、そもそもイストワールってメイガスが出来る前の代物ですよね?
 それにメイガスの無力化を頼むってなんだかなぁ…。


 正直、イストワールでやるようなことじゃない気がします。
 カナタに対して思っている、もっと自力で頑張れという思いがそのまんまヴァイスハイトにも適応できそうです。
 別にこのメイガスを機能停止に、ってやつ地上のイデアール基地からやってても良かったんじゃないのか?
 崩壊したアメイジアからメイガスについての情報を引っ張り出してきて、機能を停止させる方法を見出したとか。

 まぁ要するに何が言いたいかというと、ラスボス戦はイデアール基地で良かったんじゃないか?ということです。
 そうすれば、潜入していたトキオさんについても意味が出てきますし、一度捕まってしまったカナタについても何か展開ができそうです。
 総力戦にもしやすかったでしょうし、イストワールに向かうことにラスボス戦で頑張ったカナタに対してのご褒美的な意味合いも込められたでしょうし、イストワールの運用にはノワールが必要でそこで感動的な別れみたいな風に持っていけたかもしれません。妄想ですけれど。


 これ、ヴァイスハイトが何故そんなにメイガスを嫌うのかのハードルがだいぶ上がってますけど大丈夫でしょうか?
 
 なんかもう、なんとなく生理的に無理だから、とかなら逆にあっぱれですけどね。

 次回、最終回どう幕を引くのか期待です。

               {/netabare}

 最終話視聴しました。
 {netabare} 全メイガスが活動を停止してしまったなか、唯一動けるノワールと共についにカナタはヴァイスハイトとの最終決戦に挑む!という形になった最終話。

 物語としてやるべきことをやってこなかったので、そりゃまぁこうなるだろうなという順当とも言えるオチになりました。
 厳密に言えばオチてるとは言い難いんですけどね。


 では、本編です。

 前話で意味深に伏せていたヴァイスハイトのイストワールへの命令は、別に意外でもなんでもない「メイガスの活動停止」でした。
 前話でも少し触れましたが、メイガス誕生前に作られたはずのイストワールに何故そんなピンポイントな用途の謎電波が出せるのかが謎です。


 戦闘の最中、ヴァイスハイトの分析によりノワールの正体が確定されます。
 曰く、ノワールはイストワールAIの断片、メイガスに寄生したバグだそうです。
 ヴァイスハイトはそれを おぞましい などと評します。
 正直、この辺りのことに関してはヴァイスハイトに賛同する他ありません。
 
 何故かというと、ノワール自身による「身体を得て存在すること」に対する葛藤が足りないからです。
 現状シエルの身体を使っていることは、ライブでシエルの歌を歌って歓声を浴びて気持ちよくなって流してしまいました。
 これを一応葛藤だったと大甘に見積もったとしても、そもそもミステルの身体を乗っ取ろうとしていたことに対してはノータッチです。
 
 ノワールは「みんなと出会って記憶を増やして私は私になった」と感慨深げにいいますが、いや!だから!そもそもそれ!他人の身体やから!!

 
 そこからはある種お約束の覚醒展開となり、ミステルのもとまで行き、俺は夢を叶えたぞ!(他人の力だけでな!!)と語りかけミステルを起こします。

 その後は覚醒合体ビームでヴァイスハイトを倒しました。
 何でヴァイスハイトは地上で見せたあの高速移動を一度も使わなかったんでしょうね。


 Bパートに入り、ヴァイスハイトは自らの胸中を明かします。
 何故、メイガスを嫌うのか の答えは、生理的になんか無理だから でした。
 やはりというかなんというか、まぁもう何をやっても今さらになりますし、こんな感じに落ち着く他なかったんでしょうね。

 こういう何を言っても無駄、理屈じゃないんだという悪役もアリだとは思うんですが、イデアールという組織でマハトやトキオとの繋がりも示唆されていたなかこういう風に片付けてしまうのは、なんだか勿体無かったように思います。

  
 イストワールに 人類の力のみでエンダーズを駆逐し復興することができるか と問いを投げかけるヴァイスハイト。
 優れた指導者がいればできるけど、メイガスもいた方が何かといいんじゃない? という誰でも言えそうなフワッとした回答をするイストワール。
 その答えに、「やはりこの世界は不愉快すぎる」と返すヴァイスハイト。

 実際確かに、ヴァイスハイトはメイガスなしで充分過ぎる程戦えているわけですもんね。
 それにまぁ結局、メイガスが人の形をしていなくちゃいけない理由とかについては語られませんでしたし。
 そもそも世界観自体がフワッとしているので何をいったところで…のような気がします。

 そして、ヴァイスハイトはもうこれ以上残っていても扱いに困るだけなので、シエルとの関係性を匂わせつつさっさと自主退場していきました。
 

 一方、カナタたちは脱出艇で地球へと帰還するようです。 考え無しに来たけどなんとかなりました、やったね!

 しかしミステルは諸々の後処理とこれからの管理のため残るそうです。

 感動的で切ない別れですね…思わず涙が……ん?

 あれ?ミステルが残るの? イストワール生まれのメイガスに寄生したバグは帰るのに?

 いや…そりゃまぁ収集をつけるならこうなるのは理解できるんですが…しかしこうなると、作中通してノワールの存在意義ってなんだったんだ?てなっちゃいますけど…。
 
 ノワールって何か大きな要因となることしましたっけ?
 イストワールの手がかり、発見、道中、運用にいたるまでミステルで事足りてしまっていますし、メイガスとの絆というならシエルで良かったし…。
 
 ぶっちゃけ、一番必要ないキャラになってしまっているような…。 君は何しにイストワールから降ってきたんでしょうか。

 ノワールという別人格を与えず、最初から記憶を失ったミステルで良かったんじゃ…。そしたらシエルの生存ルートに入れたかもしれませんね。


 ミステルは、「やっと夢の続きが見れるなマスター」と言っていますが、これまで何度か触れましたがパスカルさんがイストワールを目指したのって、たまたまの思いつきですよね?
 
 ミステルはイストワールがマスターの夢の果てかの如く捉えていますが違いますよね?
 ミステルがマスターから得るべき教訓は、日々の様々なことに心を動かし、興味関心を絶やさず、新しいことに臆せず挑戦し続ける姿勢なんじゃないのか?


 さて、そうこうしている内に物語はエピローグです。

 今さらどうしようもならない本筋にさっさと見切りをつけて、エピローグを厚めにやるのは本作品の数少ない賢明な判断だったと思います。

 シエルの件からしれっと存在を消していたアルバさん。
 英雄と謳われている割に未知のブラックボックスを放置した結果、しっかりピンチだったことに笑いました。
 
 最後は、世界は変わらずこれからも彼らの日常は続いていく様子で幕を降ろしました。

 
 結局、ヴァイスハイトの思想とは生理的になんか無理というものであり、ノワールがイストワールから降ってきた理由も分からず、第2クールでは空気だったエンダーズも謎のまま終わりました。

 これが1クールの作品であったなら、こういう手法が取られていてもいいかな とは思うんですが、この作品は2クールありましたからねぇ…。

 やはり、2クール分も尺があって何しててん!という気持ちが勝ってしまいました。

 ゲームの方はヒットするといいですね。

 全体についてもまた まとめたいと思います。
 
        {/netabare}

 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ぶつかり合う譲れない思い、そしてすれ違う思い――

この作品は、鴨志田一先生原案のオリジナルアニメです。
鴨志田一先生といえば、「さくら荘のペットな彼女」「青春ブタ野郎シリーズ」「Just Because!」などを手掛けられた方ですが、wiki先生をチラ見したところ、「WIXOSS」や「鉄血のオルフェンズ」なども作り手として参加されていたようです。

「さくら荘のペットな彼女」は2012年の秋アニメから連続2クール放送だったので、もう10年以上前になるんですね。
いやぁ~、時間の経過って早いですね^^
時間があったらもう一度見直したい作品なのですが、今じゃそんな時間はとても取れそうにありません^^;
昔のアニメを懐かしむのは、仕事をリタイアした後くらいになりそうです。

第1期では主人公であるカナタがノワールというメイガスと出会い、ドリフターとして頭角を現してきました。
この第2期で物語が一気に動き出します。

完走して振り返って思う事。
こんなにも切なくて悲しい物語だったなんて思いもよりませんでした。

兎に角、ヒロインである「ノワール」と「ミステル」を演じたこがいん、こと古賀葵さんの演技が本当に素晴らしかったと思います。

ノワールはぽつりぽつりと言葉を紡ぎながら喋る感じですが、ミステルは主人公であるカナタを「へっぽこ」呼ばわりしてばかり…

最初、ミステルは高慢のメイガスだとばかり思っていましたが違っていました。
これは気のせいかもしれませんが、ミステルの「へっぽこ」の言い方が時間の経過と共に変わっているような気がしました。

個人的にですが徐々に言い方が優しくなっていて、ミステルがカナタに心を許し始めている何よりの証だと思って視聴していました。

そりゃ、時間の経過と共に人は変わります。
だったらメイガスだって変化したって少しもおかしくありませんよね。

その根底にはカナタが人もメイガスも分け隔てなく接する人だったから…
きっとその空間はメイガスにとって異様ですが堪らなく居心地が良いのだと思います。
それは歌姫であるシエルを見ていても同様の気持ちを感じました。

色々な事が明らかになっていきます。
物語の中盤ではシエルを、終盤ではミステルの覚悟と意志をひしひしと感じる構成になっているんですが、これらに切なさと悲しさを私は感じたんだと思います。

道はその一択しか無かったのか…
考えればもっと最善の一手があったのではないか…
支払う代償の大きさを思うと、思わず考えずにはいられません。

だから、カナタには絶対約束を守って欲しい…
きっと待っていると思うから…

そう言えば、公式サイトからゲーム情報を見ることができるので少し覗いてみました。
最近のゲームって、メッチャ作画が緻密で綺麗ですね。
「クローズドβテスト 参加者募集!」という書き込みがありました。
βテストかぁ…なんかSAOみたいで格好良い!!

オープニンブテーマは、ARCANA PROJECTさんによる「アイレ」
エンディングテーマは、STEREO DIVE FOUNDATIONさんによる「Drifters」
2024年冬アニメの楽曲で、「僕の心のやばいヤツ」で起用された「あたらよ」さんの「僕は…」の次くらいにヘビロテしたのが「アイレ」でした。
オープニングアニメとの相性が鬼懸かっていて、楽曲を聴く度にオープニングアニメ…特にサビのシーンが好き過ぎ^^;
こういう心が揺さぶられるオープニングアニメの作品にまた出会えることを切に願っています。

1クール全12話の物語でした。
本当はもう少し先まで物語が見たかったのが本音です。
でも、ここで終わらせるから良いんだろうなぁ…なんて思っています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

世界観が適当過ぎて観るに耐えないヤツ。

 最終話(24話2期12話)まで観ました。
 2024.03.26

 バルス!は出て来ませんでしたが、ラピュタみたいな最終話でした。ヴァイスハイトさんは何がしたかったのか?エンダーズを先になんとかしとけ!

 まぁ、ムスカ大佐も飛行石も出てきて、私、大満足です。ミステルがやっぱり的な感じになりましたが、所詮カナタに都合のよい世界なので、あまり悲劇的な印象はありません。

 どうせ、其の辺に都合のよいロケット部品とか大量に落ちてるんだろ?

 伏線も回収出来た様な気がするので、ここまで視聴して大変良かったと思います。結局、ノアールが何だったのかは良く分かりませんでしたが、気にするまでも無いですね。

 メイガスでは無かったんですね。カナタは女の形をしていれば何でも良い様です。この作品のテーマ、根幹に関わる部分が最後までブレブレでしたが、終わってくれて本当に良かったです。

………………………………………………………………………

 23話(2期11話)まで観ました。2024.03.19

 コレはラピュタやないか〜い!楽園のイストアールは箱舟でモロにラピュタ、ミステルのブラックボックスは飛行石、ヴァイスハイトはムスカ大佐かなぁ…。

 SF風にしようとしてキャラも設定も上滑りしている本作品、話が破綻しそうなので、過去の傑作に逃避って…。クリエイターとしての矜持は無いんか?

 ラスボスのヴァイスハイトは、メイガスが大嫌いですが、周りの人々はメイガス大好きで人間扱いしているので、一人だけ異常者に見えます。

 設定では、メイガスを人間扱いしているカナタの方が変人だったはずなのに、全く上手く活かせていません。とことん影の薄い主人公です。

 なんやかんや言って、キャラクター全員若造なので、思いつきで行動している様にしか見えず、パッとしない物語ですが、いよいよラスト1話!とても楽しみですです。

 やはり…、バルス!祭りなのか!?
……………………………………………………………………… 

 20話(2期8話)まで観ました。2024.02.27

 パスカル計画の内容が明らかに!?えぇ!?カナタがミステルとノアールに出会ったのは、全くの偶然だったってこと?

 たまたまブラックボックスが搭載されていて、たまたまイストアールに通信が繋がって、たまたま0型狩りにやられて…。

 アメージアも何で崩壊したのか不明です。残党は随分元気にしてますけどね?無限に湧いてくるジオンの残党テイストです。
 
 主人公のカナタは、代替え可能なキャラですが、設定的にもコイツじゃなくても良かったってのは不憫ですね。

 猿回しの猿ウッキー!なカナタさんがあまりにも道化なので、ヒロインが何人もいて、イキっていたことに対する帳尻は合ってきたのかもしれません。

 細かいことは気にするな!因果応報!
………………………………………………………………………
 19話(2期7話)まで観ました。2024.02.21

 上手く負けヒロインを始末してやりましたよ!的なお話でした。細かいツッコミは「てぶくろ」さんのレビューが面白いです。

 カナタは悲しみに沈みますが、便利な飯炊き女ロボが壊れちゃったよ!とか、オキニのキャバ嬢やチーママがどこか他の店に移籍して、会えなくなったよ程度の悲しみで、最終的に、まぁ、楽しかったからエエか〜位の軽いノリで復活した様にしか見えません。気持ちく(ママ)させてもらったからOK!ってことだね!キモいね!

 雑に退場させる位なら、居なくても良かった様な…。唯一の人間ヒロイン、エリーも始末されそうで心配です。

 登場人物も世界観も適当で、そっすか…。位にしか琴線に触れないのは、物語としてどうなんでしょう…。納得出来るオチはあるんかいなコレ?
……………………………………………………………………… 
 15話(2期3話)まで観ました。2024.01.23

 「てぶくろ」さん以外観ている人が居ないんか?って位レビューが過疎ってますが、仕方無い気もします。

 1期でもそうでしたが、文明崩壊後の世界なのに便利な物が其の辺に落ちていすぎです。誰も回収しないの?ノアール自体も其の辺に落ちてましたしねぇ…。

 いきなり廃墟の高性能レーダー使えたり、ロケット燃料が腐らずに残ってたり、主人公に都合が良すぎます。

 アホな世界でアホがアホなことをやってる様にしか見えないので、せっかくのロボットSF活劇なのに、面白くありません。

 文明崩壊後や、謎の古代遺跡を巡る話とか、名作が多いですが、ガワだけ借りてあまりモノを考えでないのが明らかなので、先が気にならないんですよねぇ…。

 この調子だと、全く謎が明らかにならず、ドタバタやってるうちにフェードアウトしそうですが、まぁ、何とか歯を食いしばって視聴継続しようとは思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4
ページの先頭へ