2023年度のアイドルおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2023年度のアイドル成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月12日の時点で一番の2023年度のアイドルおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.0 1 2023年度のアイドルアニメランキング1位
【推しの子】(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (747)
2184人が棚に入れました
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。

声優・キャラクター
アイ:高橋李依
アクア:大塚剛央
ルビー:伊駒ゆりえ
ゴロー:伊東健人
さりな:高柳知葉
アクア(幼少期):内山夕実
有馬かな:潘めぐみ
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

早熟にもほどがある

動画工房制作。

地方都市で働く産婦人科医の男の前に、
現れた患者は推しのアイドル、アイであった。
{netabare}医者として彼女を支えようと決意をするも、
彼女の出産を直前に、男は何者かに襲われる。{/netabare}
二人の出会いが予期せぬ運命へと動き始める。

序章はネタバレ厳禁なのでしょうが、
物語の導入部としては強烈な引きであり、
かなり奇抜な物語の設定ではあるが楽しい。
演出が効果的に機能しているのでしょう。

アイドルは夢を与える仕事である。
{netabare}そして夢の裏側、綺麗な嘘の悲劇的な代償、
前世の記憶を引き継ぐ双子の兄妹、
とある悲劇的な事件の真相を暴くため、
兄と妹はそれぞれの仕方で復讐を誓う。{/netabare}

一定以上の緊迫感が続けば嬉しい、
先の読めない展開に期待しています。

最終話視聴追記。
序盤の展開はサスペンス一辺倒ではなく、
{netabare}まずは芸能界で足場を作り、手掛かりを探す、
アクアは事件の裏に誰が関与しているのかと、
推測し、周りと良好な人間関係を構築していく。
期待していたサスペンスフルな展開とは、
少し方向性が違うも、まずまずは楽しめる。
復讐劇が成就するまで、まだ先がありそうだ。{/netabare}

女王蜂の楽曲がとても良く印象に残りました。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 56
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「それでも光はあるから」

赤坂アカ氏・原作の連載コミックは未読。

【物語 4.5点】
題材は芸能界の裏側。

初回から90分SPでインパクトを残す。
あとは数話完結エピソードで適度にヤマを作って勢いを持続させる。
最近のバズる1クールアニメの構成として理想的。

その中でアイドルの虚実。
演技力だけで決まらない役者のキャスティング。
リアリティショーを巡るネット、SNS上のエゴサ、炎上。

多くの人が芸能界に対して薄々感じている、こじれた部分を、
踏み込んで言語化して、よく映像化してくれたと共感を得ていく内容。

7話の{netabare} ネットリンチ{/netabare} はここまでエグッて来るのかと戦慄しましたし、
3話にて語られた、良い原作を良い映像作品にしたいという純心だけでは通らないドラマ事情。
それでも現場スタッフはより良い物を作ろうと奮闘してはいるという描写。
私も、今後アニメ化で好きな原作を台無しにされた時も、少しは優しい気持ちで受け止められそう?ですw


主人公少年・愛久愛海(アクアマリン)は{netabare} 母であり推しであるアイ{/netabare} をあんな目に遭わせた芸能界の連中への復讐に燃える闇サイド担当。
妹・瑠美衣(ルビー)は母も輝いたアイドルに憧れを抱く光サイド担当。

両サイドを行き来したり、交錯させたりすることで、
闇は深いけど、人を惹き付けてやまない夢の芸能界を演出。

またアクアの復讐闇堕ちルートを思い留まらせるルビーのアイドル光ルートという構図も、
葛藤の軸として確立されており、制作決定している2期以降も安定して期待できます。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・動画工房

きらびやかなステージのスポットライトにトップアイドルの瞳の煌き。
芸能界のキラキラを表現する極彩色のカラーが強烈。
裏に潜む嘘の存在を否応なしに意識させられる、“価値ある不快感”を提供。

反面、芸能界の本音やトラウマを描く時は、しっかりと色数を落とす。
地味にアクアが業界の裏情報を探るため鏑木と会談するモノクロに近い映像も印象的。
灰色の店内で裏話を交わす2人の男。そして、闇に浮かぶ{netabare} 4万円の寿司w{/netabare}

カラースクリプトも数多く担当した助監督の猫富 ちゃお氏。
要チェック人物としてマイリストに登録されました。


動画工房の主力・谷口 淳一郎氏ら“作画育成監督”を複数人擁する陣容も特徴的。
この作画育成監督、近年ではCloverWorksの岡 勇一氏も務めるポジション。(※)

過酷な労働環境などを背景にした、技術継承不足が呼ぶ、さらなる人材不足という地盤沈下の悪循環。
アニメ業界も、芸能界と同じく、色々と闇を抱えているようですが。

作中でルビーたちが{netabare} 新生B小町{/netabare} により芸能界に光をもたらすのかと予感させるのと同様に、
日本のアニメ業界も、社内育成体制の整備と内製回帰による基盤強化で、将来に光明を見出していこうという意志を感じます。


【キャラ 4.5点】
“10秒で泣ける天才子役”有馬かな。
子役の旬が過ぎて見向きもされなくなった高校時代にアクアらと再会。
CV.潘 めぐみさんの濁声で、骨身に染みた芸能界の現実を語る解説役としても重宝する。
{netabare} 新生B小町のセンター{/netabare} も決まってましたね♪

また、必要なのは有馬かなという元・子役の名前だけ、良い演技より波風を立てないことを求められる現場で放った、
ドラマ業界騒然の会心の演技。
{netabare} 「それでも光はあるから」{/netabare}
矛盾だらけの芸能界をも照らすメタファーとして私の心にも深く刺さりました。

今後も有馬かなは{netabare} アクアを巡る黒川あかねとの三角関係?{/netabare}
など恋愛面でも活躍が期待できそうです。


人気“高校生ユーチューバー”MEMちょ。{netabare} 新生B小町メンバー。{/netabare}
メディア横断的にバズる導線を引くネット工作能力が貴重。
衝撃の{netabare} 実年齢25歳、7歳サバ読みの{/netabare} カミングアウト。
芸能界の過剰な早熟性欲求へ一石を投じる意味でも有用なキャラです。


【声優 4.0点】
主人公アクア役の大塚 剛央さんは近年ブレイクし始めている若手声優。
ルビー役の伊駒 ゆりえさんに至ってはメインキャストは初の新人。
大塚さんは闇堕ちを危惧させる怪演などで片鱗を見せていますが、
伊駒さんは演じるキャラ同様、芸能界の闇に放り込むのが憚られるピュアさを感じます。

1期目は正直、有馬かな等、強烈なキャラ勢に埋まってる感もあったメインお二人。
シリーズを重ねる中でどう染まるか、化けるのか。
伸び代にかけた意図を感じる新人、若手起用だと思います。


カリスマアイドル・アイ役の高橋 李依さんが、初回の衝撃の掴みを支える。
天才若手女優・黒川 あかね役の石見 舞菜香さんが、8話の起死回生の演技を押さえる。
要所を締める声優の役者魂も光りました。

発声方法が謎なのが“覆面筋トレ系ユーチューバー”で苺プロの稼ぎ頭・ぴえヨン役の村田 太志さんのアヒル声w


【音楽 4.0点】
伝説のグループ・B小町の楽曲群は、やや昔のアイドルリバイバル感を醸した構成。
自己紹介&ヲタ芸煽り曲「サインはB」の作詞・作曲が大石 昌良さんというのがツボにハマります。
『~GRIDMAN』の主題歌同様、大石さんは懐古な心をくすぐるのがお上手です。


OP主題歌はYOASOBI「アイドル」
Ayase氏が原作漫画が好き過ぎて、インスパイアされた楽曲を複数作曲していた所、
タイアップの話が舞い込んで、その中の一曲が世に出た形。
歌詞世界は原作者が書き下ろした短編小説「45510」を元に展開。

「45510」は現在ヤングジャンプHPで期間限定公開されていますが、
私はアイのメガジャケ目当てでポチった「アイドル」CD版の付録で読みました。

2番を聴いて感じていた、1期では描写されなかった{netabare} アイのグループ内人間関係{/netabare} が、
真相に深く関わっているのだと再確認しました。

かわいいを表現しようと挑発的に語尾を上げるikuraさんのボーカル。
キャッチーな音をクドいくらい重ねるアレンジ。
良い意味で耳に障る構成で、アイドルと嘘というテーマを体現した力作。
AMVもYouTube2億回再生も納得の出来栄えです。


ED主題歌は女王蜂「メフィスト」
こちらはアヴちゃんが長年構想していた、人の願いを叶えるためにどこまでやっていくか?
という楽曲テーマが、作品と出会うことで結実し、日の目を見た形。
「メフィスト」はゲーテ『ファウスト』で登場する悪魔。
本曲では願いの悪魔の意が込められたとのこと。

毎回引きを強くするイントロが優秀なEDでもあります。
引きでは、時に囁くようなモノローグだったり、息を飲むカットだったりしますが、
音響が小さな音量のセリフ素材をイントロに負けないよう調整し、印象的な幕引きを演出したとのこと。
楽曲のパワーだけでなく、細かい音響の仕事も作品を支えていました。

尚、EDにも実写MVがありますが、こちらは視聴するのに相当な覚悟が要ります。


【参考文献】※CloverWorks公式ホームページ「STAFF INTERVIEW 岡勇一 クリエイティブ事業部 演出・作画ルーム 作画育成監督 培ってきた技術をすべて後輩に継承していきたい」




【第1話(90分拡大版)先行上映感想】嘘つきはアイドルの始まり

長いので折りたたみ。
{netabare}
アイドルは嘘で人々に夢を与える偶像。
嘘こそアイドルの本質。
こんな捻くれた考えを持った私。

本作の「この芸能界において嘘は武器だ」とのキャッチコピー。
主人公のアイドル・星野アイの“しいたけ目”を越えた“キラ星目”。
嘘臭すぎてかえって惹き付けられる極彩色の強烈なビジュアル。
これはさぞ濃密な芸能界の嘘を暴き出してくれるに違いないと、注目していた期待作。

加えて展開が衝撃的との評判は耳にしていたので、
まずは是非とも映画館で気持ち良く驚いてみようと、
今回の鑑賞まで情報シャットアウトして挑みました。

結果、本当に驚きましたし、取り扱う嘘は胃もたれして吐き気を催すくらい濃厚でした。
基本設定に{netabare} 推しの子供として転生した双子{/netabare} というトンデモがありますが、白けることはなく。
むしろ芸能界を徹底的に相対化できるポジションに視点を置く。
口の固い大人が油断して本音をこぼしてしまうキャラクターを活かす。
芸能界の嘘と現実にまつわるテーマの深掘りも怖いほど快調で引きずりこまれます。

例えば、ネット上で、あの娘の笑顔は作り物っぽくて嫌いとのアイドルアンチを見かけます。
あれも本作にかかれば、作り物も何も、芸能界の笑顔は全て人工物。
結局、人々は各々が、どの嘘が綺麗でしっくりくるか否かで、あれは本物じゃないだの叩いているに過ぎない。

さらには夢を壊されたと荒れるアイドル恋愛問題。
俳優の実力より事務所のパワーバランスによって決まる出番の尺の長さ。
真偽そっちのけで他人の不幸すらコンテンツとして消費する下衆な大衆。
嘘に踊らされる世間の風刺は多岐に渡り、シナリオ展開との合せ技で打ちのめされます。

初回90分で、まだ物語のプロローグに当たる第一章にしてこの密度。
序盤力は近年でも屈指だと感心しました。


アニメーション制作は動画工房。
手描き重視のアイドルライブシーン等で、世間が待望する綺麗な嘘を好表現。
目力の強弱が激しいキャラ素材を活用した心情描写も気合が入っていました。

主人公・星野 アイ役の高橋 李依さん。
作中アイドルソングも歌い、ミリ単位で供給する笑顔を微調整する狂気をフォローし、
嘘が本当になる未来や愛を求めて嘘を重ねる業も表現する。
持てる引き出しを全て開け放ったような見事な演技でした。

今回のラストではOP主題歌のYOASOBI「アイドル」も公開。
楽曲のために原作者が書き下ろしたという小説を元ネタに、
アイドルグループの本音を、韻を踏んでえぐってくる攻めてるアニソンでした。
OPの先攻を受け、後攻の女王蜂がED「メフィスト」でどう応えるのか。今から戦々恐々ですw


嘘を追求した先にあるのは真実か?代償か?
人は愛を取り戻せるのか?

初回から刺し違える覚悟で挑みたい。
2023年・春アニメ、台風の目です。{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 49
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

秘密と嘘と本当のこと

アニメーション制作:動画工房、
監督:平牧大輔、助監督:猫富ちゃお、
シリーズ構成・脚本:田中 仁、
キャラクターデザイン:平山寛菜、
総作画監督:平山寛菜、吉川真帆、渥美智也、松元美季、
音楽:伊賀拓郎、原作:赤坂アカ×横槍メンゴ
(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)

テレビアニメを放映時期に観るようになってから
最も豊作だったと感じた2023年春クール。
個人的には3本の指に入るのがこの作品。
放映前から原作組の期待値が高く、
初回は90分という異例の枠組みで、大きな話題を呼んだ。
そして、期待に違わず、最終回まで走り切った印象だった。

全体を考えてみると、1話を90分にした理由も納得。
いちばん視聴者に分かりやすい
シリーズ構成を吟味して、制作したのが見える。
ほかの作品のように話題作りのために
第1話を60分枠にするのとは違い、考え抜かれている。
というのも、1話とほかの回では、作品の方向性が大きく変化するからだ。
第1話は、アイを中心にしたミステリー仕立てとなっているが、
その後は、ルビーとアクアにスポットを当てつつ、
芸能界の裏事情をよりリアルに描くことがメインになっている。
もちろん、作品全体の構成はミステリーだろうが、
それ以外の部分でも十分に楽しめるように
仕上げているのは好感だった。

第1話は1本のアニメとしての完成度は高いが、
ある意味、普通の作り。
また、最近の私の視聴スタイルでは、犯人が誰かという部分に、
ほとんど興味が湧かないので、いわば第1話はひとつのお話として
完全に完結してしまっていたのだった。
ところが、2話以降のアクアとルビーが未来を切り拓いていく展開は、
芸能界という未知の世界に挑むそれぞれの想いが
しっかり感じ取られる話になっていて、とても面白かった。
全体を簡単にまとめてみると以下のように分けられる。

{netabare}1話:星野アイと推しの子
2話:ルビーのアイドルデビューへの一歩
3話~4話:アクアの漫画原作ドラマ出演
5話~8話:アクアの恋愛リアリティショー
9話~12話:B小町デビュー{/netabare}

どの話数を観ても、とても上手くまとめられていて、
何度も楽しめるほどよくできている。
そのひとつの要因は、有馬かなの存在だ。
1話から12話を俯瞰してみると、
いずれも彼女がとても重要な役割を果たし、
アクアに対する恋模様も含め、
絶妙な立ち位置をキープしていることが
面白さにつながっている。

序盤の顔芸や、押しに弱いチョロさ、
ツッコミ&解説役、仕事へのこだわり、恋する乙女心などなど
とても魅力的に描かれていて、内面の描写については、
アクアやルビーのふたり以上に繊細に表現されている。
それが、この作品の幅を大きく広げている要因のひとつ。
また、黒川あかねやMEMちょもキャラ像が
しっかりしており、今後も動向が楽しみだ。

全話を通した中でも特に好きだったのは、
漫画原作ドラマ編だった。
原作漫画のドラマ化は、現実でもほとんど成功例がないと
思えるほど難しい。

そもそも表現の都合上、漫画をドラマに置き換えるのは、
ハードルが高い上に、役者やスタッフの質に
大きく左右されてしまう。
漫画『今日は甘口で』における原作者の先生の失望と感動、
それに賭ける有馬かなの想い、アクアの自分の才能の限界に
気づいているからこそできる、見せ方のこだわりが、
上手く絡み合っていた。
絵の見せかたにも工夫が凝らされ、とても面白い話になっていた。
個人的にはアクアの演技論にかかわる部分は、
今後も膨らませて欲しい。

そして1期全体を通して素晴らしかったのは、
やはり1クールの構成が秀逸だったからだと感じる。
テーマは「秘密と嘘と本当のこと」とでも言うべきか。
私はこれまでアイドルのファンになったことがないし、
推しもいたことがないので、アイドルについての思いは
実感としては分からない。

想像するに、それはプロレスにおける
「ギミック」のようなものではないかと感じる。
私はプロレスにもそれほど詳しくないのだが、
友人のプロレスファンがプロレスを語るときに
やたらと「ギミック」という言葉を使っていたのを
今回のアニメを観ていて思い出した。
そいつは、懇々とプロレスの楽しみ方を語るときに
「ギミック」の理解について熱く説明してくれた。

昔のプロレスファンは、リング上のことを本当のことだと
思い込んでいた人がほとんどだった。
特にアントニオ猪木の時代に
プロレスをリアルで見ていた人は、そういう人も多かった。
ハルク・ホーガンのアックス・ボンバーで、
猪木が舌を出して失神したのを
全て本当のことだとほとんどの人が思っていたが、
それは後に、ギミックだったことが明らかになっている。
最近のプロレスファンであれば、
そういう出来事をリアルだと思っている人はまずいない。
つまり、リング上で演技をしていることを
全員が折り込み済みで楽しんでいるわけだ。
ベビーフェイスやヒールなど、
リング上で演じられるキャラクターがプロレスにはある。
「アングル」と呼ばれる、シナリオライターが書く筋書きがあって、
それに沿ってプロレスラーは演技をするのだ。
とは言え、そのなかにプロレスラーの「リアル」が
影響してくることがあり、
それを「ナチュラルアングル」と呼び、
観客は筋書きのなかのどこに「リアル」があるのかを
感じながら楽しむこともできるのである。

これは、アイドルと観客に対する関係性と
どこか似ている部分があるのではないだろうか。
1話でアイは、観客に嘘をつきながら笑顔を見せていたが、
あるときにルビーとアクアが観客席で
オタ芸を踊っているのを見て、
本心から「愛おしい」と思い、笑顔を見せる。
それが観客には、とても魅力的に映ったのだった。
それ以降、アイは本格的にブレイクすることになる。

そして、最終話。
{netabare}有馬かなは、自分とB小町をどこか俯瞰して演じていた。
ルビーとMEMちょを見て、彼女たちの魅力を
眩しく、羨ましく感じながら、自分には行き着けない場所だと
思い込んでいた。
そんなとき、観客席でアクアがオタ芸を踊っているのを目にする。
有馬かなは、アクアの滑稽さに吹き出しそうになりながら、
自分のアイドルに対する立ち位置は、
アクアに好きになってもらうために演じるのだと決意する。
その瞬間から、アイドル・有馬かなの本当の魅力を
観客に伝えることができるようになるのだった。{/netabare}
つまり、1話と最終話が完全につながり、
11話分でテーマがしっかり象られている。

アイドルをテーマにしたこの作品は、
少年少女がアイドル(俳優)という仕事に向き合うことの
核のようなものを伝えていると思う。
ミステリーや芸能界の裏事情をリアルに見せながら、
人間としての本質を描こうとしているのが好感だった。
{netabare}推しの子に転生するという、あり得ない展開のなかで、{/netabare}
それぞれの「リアル」を突き詰めようとしている。
「秘密と嘘」にどこで「本当」が絡み合ってくるのか。
2期ではどんな本質に迫ってくれるのかが楽しみだ。
(2023年10月29日初投稿)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 46

71.5 2 2023年度のアイドルアニメランキング2位
アイドルマスター シンデレラガールズ U149(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (128)
349人が棚に入れました
ある昼下がり。夏休みを迎えたありすは、とある芸能事務所の一室にいました。そこで出会ったのは、学年も性格もてんでんばらばらの8人の少女たち。
部屋の名前は『第3芸能課』ホコリっぽい小さな部屋で、小さな(Under149cmの)女の子は夢見ます。
ここから、私のアイドルとしての物語が始まるのね──。と、そこへ現れたのは王子様みたいに素敵なプロデューサー!
……ではなく、プロデューサーになったばかりの小さな青年でした。やる気だけはある新人プロデューサーと、何もかもがこれからの少女たち。
お仕事ってどうしてこんなに難しいのかしらと、悩み、次の日には笑って、手と手をつないで階段を登ります。
ありすたちは、いつか見た夢のステージへ行くことができるのでしょうか?『アイドルマスターシンデレラガールズ』から生まれる、新たなストーリー。
「──ねぇ、大きくなったら何になろっか!?」

声優・キャラクター
橘ありす:佐藤亜美菜
櫻井桃華:照井春佳
赤城みりあ:黒沢ともよ
的場梨沙:集貝はな
結城晴:小市眞琴
佐々木千枝:今井麻夏
龍崎薫:春瀬なつみ
市原仁奈:久野美咲
古賀小春:????
プロデューサー:米内佑希

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

はじまりの一等星

わたしはアイドルアニメ合わないけど、アイドルマスターやラブライブってやっぱりすごいんだなーって思った、アイドルの魅力をちゃんとわかって作ってると思う、とても良いアニメだと思います!
最初はロリコン向け?って思ったけど、この子達は小さくてもちゃんとアイドルなんです!!
目の前のレッスンに、仕事に、ファンの対応にいつでも一生懸命で、その先にはっきり輝く未来が見えます
それに対して大人の汚さが目立っていて、純粋な女の子達がより輝いてまぶしく見えました!

U149は身長149cm以下って意味みたい
他のアイドルアニメと比べてずいぶん幼いなーって思ったら、9歳~12歳で全員小学生のようです

楽曲は多いけど特に心に刺さる曲はなかったかなー
アイドルソングが好みじゃないから仕方ないんだけど

綺麗な作画に一人一人に用意されたキャラクターソング、凄いライブシーンなどクオリティはすごく高いし、9人全員を一人ずつしっかり掘り下げていてアイドルアニメとしては最高峰のデキ
これだけ幼い設定のアイドルアニメって見たことないから新鮮ですね

小学校3年生から6年生だと中身がだいぶ成長するけど、ちゃんと年齢相応にお姉ちゃんになっていてキャラ設定もちゃんとしています
アイドルの子たちはみんないい子でホント可愛くていい!!

シナリオもちゃんとしていて、アイドルの子達は純粋で一生懸命で無邪気なのに、大人は汚いことばっかりやっていて、汚い大人に戸惑いながらもけなげに頑張る子達がホントいい子で、頭なでなでしたくなる
彼女たちは芸能界を生きるにはまだ幼くて、未熟
でもきっといつか満員のステージを照らすスターになれる、輝く未来を感じさせる夢のあるお話でした!

そんなキラキラしたアイドル達に対して小学生の女の子に向かって酷い反応をする大人の人達が残念・・・
一生懸命頑張る女の子いじめて、それが大人のすることでしょうか?

投稿 : 2025/01/11
♥ : 13

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

みんなキラキラでごぜいます

原作未読 全12話

765プロの第3芸能課に所属している身長が149cm以下の9人の小学生アイドルの活躍を描く作品。

目立った活動がなかった第3芸能課に新米プロデューサーが配属することで徐々に活動することになりました。

1話ごとにそれぞれのキャラが主人公となり、活躍していきますね。

印象に残ったキャラは、主人公的な橘 ありす、お嬢様的な櫻井 桃華、鼻っ柱の強い的場 梨沙、いつも色々な着ぐるみを着ている市原 仁奈ですね。

それぞれ個性的なキャラばかりで楽しかったです。

これからという感じで終わっています。

OPはU149のみなさん、EDはそれぞれ主役で登場したキャラが歌っています。

最後に、タイトルは市原 仁奈の変わった言葉遣いにしましたw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

小さくたって、アイドル!

この作品の原作は未読です。
第3芸能課に所属する身長149㎝以下の小学生アイドルを主役とした作品です。

いやぁ、アイドルとフィギュアスケーターって、どんどん低年齢化している気がするのは私だけでしょうか^^;?

これもリアルでは再現不可能なアニメならではの演出なんでしょうね。
リアルで小学生を推すオッサンは、もう犯罪だと思いますので^^;

みんなふわふわしていますが、大人の作っている作品なので、リアル小学生とアニメキャラはキッチリすみ分けできていると思います。
演じる声優さんも基本的には大人の方ですしね…
(この作品の出演している声優さんで未成年の方がいらっしゃったらご免なさい<m(__)m>)

でも、デレマスに登場した島村卯月、渋谷凛、本田未央や、原田彩楓さん演じる三船美優、はやみん演じる高垣楓と同じ目線では見れませんが、可愛らしさは満載だったと思いますよ。

それに、U149に所属するアイドルを演じている声優さんは一線級ですしね。
照井春佳さん、黒沢ともよさん、集貝はなさんにくのちゃんって凄いメンバーだと思いませんか。
集貝はなさんは、最近、私がプレイしているアサルトリリィのソシャゲに出演しており、ラスバレ放送局などで拝見させて頂いている注目株の声優さんです。


ある昼下がり。
夏休みを迎えたありすは、とある芸能事務所の一室にいました。
そこで出会ったのは、学年も性格もてんでんばらばらの8人の少女たち。

部屋の名前は「第3芸能課」。

ホコリっぽい小さな部屋で、小さな(Under149cmの)女の子たちは夢見ます。
ここから、私のアイドルとしての物語が始まるのね――。

と、そこへ現れたのは王子様みたいな素敵なプロデューサー!
……ではなく、プロデューサーになったばかりの小さな青年でした。

やる気だけはある新人プロデューサーと、何もかもがこれからの少女たち。
お仕事ってどうしてこんなに難しいものかしらと、悩み、次の日には笑って、
手と手を繋いで会談を登ります。
ありすたちは、いつか見た夢のステージへ行くことができるのでしょうか?

「アイドルマスターシンデレラガールズ」から生まれる、新たなストーリー。

「――ねぇ、大きくなったら何になろっか!?」


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

物語は、第3芸能課に所属するアイドルがデビューに向けて奮闘する感じです。
毎回スポットの当たるキャラを変えながら深掘りしていく構成になっているので、見やすいし、理解もしやすいと思いました。

あとは誰を推して見るか…ですよね。
この作品に関しては、声優情報は完走後にチェックしていたので、どの声優さんが誰を演じているかを確認しないまま視聴していました。
視聴していて気になった子が4人いました。

SNSで頑張った子、TV放送の企画で頑張った子、映画のオーディションに向けて奮闘する子、そして、11話で素敵な挿入歌を聴かせてくれた子の4人なんですが、11話の子を除くと、演じているのは照井さん、黒沢さん、集貝さんだったんです。
こんな偶然あるんだと思わずビックリしてしまいました。
やっぱり作り手の皆さんは魅せ方を心得ているんですね。

彼女たちU149はどこまで駆け登っていけるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、U149による「Shine In The Sky☆」
エンディングテーマは、U149メンバーのソロ曲で構成されていました。

1クール全12話の物語でした。
2023年冬アニメの視聴がようやく終わり、積み上げた春アニメの未視聴作品の第1作としては出だしは好調だったと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

公式サイトでは、リアル第3芸能課プロジェクトが立ち上げられていた様です。
応募締め切りは2023.5.31なのでもう過ぎてますけれど…
音響メーカーや、観光会社をはじめ、結構な案件がコラボレーションしていたみたいです。
こういう企画も面白いと思いますが、それにはまずリアルタイムで視聴するのが必須ですね。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 8

計測不能 3 2023年度のアイドルアニメランキング3位
アイドルマスター ミリオンライブ!(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (74)
102人が棚に入れました
「夢」ってなんだろう――。 忙しい毎日を過ごす中学2年生の春日未来は、自分の「夢」が何なのか、まだわからないまま。 765PRO ALLSTARSのライブチケットを偶然もらった未来は、会場で同じ中学2年生の最上静香と出会う。 幼い頃からアイドルに憧れていた静香。そして客席には伊吹翼の姿も。 3人が見つめる中、ステージの幕が上がる!

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

良い意味でファンに応えた作品

王道な感じのアイドルアニメという印象でした。

ラブライブシリーズみたいな困難とか障害が立ち塞がるといった感じではないため、ストーリー性はちと弱めかなという印象ながら、シリアスで重苦しい展開とかは皆無のため、気楽な気持ちで楽しめるのは非常に大きいかなと。

基本的にみんなでワイワイやる感じの作品で、バラエティーの企画とかをやっている様子とかはアリスギアアイギスを思い出すが、それに加えてライブシーンを毎回やったりと、華やかな感じを全面に出してて良かった。

また、初期のアイマスのメンバーが登場するファンサービスもあったりと、実にたまらないものがありましたね。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 6

既読です。 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

使い回しのネタ

一体これのどこに需要があるのだろう?

投稿 : 2025/01/11
♥ : 3

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

キャラ多すぎ…

面白いっちゃあ面白いけどキャラが誰が誰だか覚えきれない。39人は多いし最低限のキャラ付けで少しづつ出しましたって感じ。ちょっと出来のいいソシャゲアニメ感が否めない。
駆け足すぎたのがまずかったと思う、できることなら2クールで見たかった。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 2

71.6 4 2023年度のアイドルアニメランキング4位
デキる猫は今日も憂鬱(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (192)
598人が棚に入れました
「吾輩は猫である。しかしただの猫ではない。 空前絶後の『デキる猫』である」 仕事はできるが生活能力が壊滅的な会社員・福澤幸来は、ある日凍死寸前の仔猫を拾う。諭吉と名付けたその猫はいつの間にか猫にあるまじき大きさに成長し、ダメなご主人様に代わって料理、洗濯、掃除、買い出し、ご近所付き合い……あらゆることを完璧にこなす“デキる猫”になっていた。 「うちの猫ちょっと普通じゃないかも……!?」 そう思いつつ、諭吉のおいしい料理に胃袋を掴まれ、生活の全てを支えられている幸来はもう諭吉なしの生活なんて考えられない! 夢のパーフェクトにゃんことハイパーずぼら会社員のまったりのんびり同居ライフ。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

同居人はおふとん、時々ゴミの中

二人の関係が素敵な最高の癒しアニメ
飼い主のサクも周りの人たちもほんわかして優しい人ばかりなので安心です
ゆらゆら揺れるシッポとひょこひょこ動く耳
諭吉を抱いて寝たい・・・!
ご飯毎日作るし掃除も毎日するから、うちの子におなり?

最初は生活能力ないOLが家政婦さんみたいな猫にお世話されてるだけの日常アニメだったけど、幸来の良いところが少しずつわかってきてお互いに必要としている関係性に心が温まりました
特に8話はとても良かった

普段はだらしないサクにイラッとして舌打ちしてるのに、なんやかんや言ってもサクが大好きで、サクが見てないところでデレる諭吉、おにかわっ!!!

そんな姿は「猫の恩返し」以上の特別な絆を感じました

投稿 : 2025/01/11
♥ : 23
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日常の中の非日常癒し?アニメ(5話見ました)

会社員の福澤幸来(ふくざわさく)は、昔拾った猫の諭吉と暮らしている。
・・と一見普通な感じだけど、実は諭吉はすごくデキる猫で・・で始まるお話。
原作は4コマ漫画みたいですが未読です。

これ、作画めっちゃ綺麗ですねー。
現実感のある精細な街などの描写に、童話に出てくるような諭吉のキャラは、なんていうか日常の中の非日常が強調されてるみたいで、面白いです。

諭吉のキャラもいいですね。
人間くらい大きいけど愛嬌あるし、喋らないとこもいい。
時々つぶやくココロの声も味があるかも。。

朝起こしてくれて、ご飯作ってくれて洗濯も掃除もお買い物もしてくれる。
こんな猫、わたしも欲しいぞ(≧◇≦)

これ、毎日頑張ってる「私」のための非日常癒しアニメなのかもです。
・・と思ったけど・・↓

でも・・幸来はもう少しちゃんとしたほうがいいと思うw
ごみ部屋とか、飲みすぎて上司に送ってもらうとか・・
諭吉がなんでもしてくれるドラえもんに見えてきちゃうよ。。

でも諭吉がデキる猫というとこをキャラとして強調したいから、たぶん幸来のキャラをあんな感じにしたのかな。
個人的には幸来も一緒に分担して家事をやったりしてるほうが好感持てるけど。。

1缶め「デキる猫は今日も憂鬱」
{netabare} ご飯作って待ってるのに、遅くなる連絡しないのはダメだよー。
お風呂掃除の諭吉の恰好かわいい。{/netabare}

2缶め「デキる猫は大きく育った」
{netabare} 諭吉、すごく頭いいのに、お金で「猫缶」を買う!ってとこで笑っちゃいました。。やっぱネコやな。
スーパーに買いに行く話、好き🛒
優しくて猫好きな店長と着ぐるみだと思い込んでる店員が面白くて。{/netabare}

3缶め「デキる猫はお世話がデキる」
{netabare} 生卵も割ったことないってwギャグだろうけど笑えない。。
たぶんお米も研げないと思う・・それか研がないでそのまま水適当に入れて炊きそうw
いつも感謝してますって言われて喜んで張り切る諭吉☀
こういう一言ってとても大事ですよね。{/netabare}

4缶め「デキる猫は水族館に行く」
{netabare}メインの水族館の話よりもその後のショート小話のほうが面白かった・・かも。
というか、スーパーの話もっと見たい!猫OKとか可笑しい。。{/netabare}

5缶め「デキる猫はお誕生会にも行く」
{netabare}幸来って諭吉にお世話されてるってよりも介護されてるが近いんじゃ・・w
なんでもしてくれるスーパー猫がいていいなとは思うけど、こんなんじゃダメ人間になっちゃうわ。
会社ではデキるひとって思われてるとこもなんかツラいような。
次回予告、スーパーの店員映ってちょっとだけ次回が楽しみになるわたしw{/netabare}

また感想追加したいと思います🐈‍⬛

投稿 : 2025/01/11
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

デキない飼い主は今日も幸福

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
生活力に欠けるOLと、専業主猫が織り成す、心温まる日常系アニメ。

GoHandsのアニメ(作画)って、いつもは結構苦手なのですが、本作は楽しく観られました。

一風変わった設定ですが、その設定がちゃんと生きているのが好印象です。ギャグのテンションの違い(ハイかローか)の違いはあるし、シリアスの度合いとかも違うけど、少し「小林さん」を思い出しました。

一気に観るというよりは、仕事終わりの夜に、1話ずつゆっくり観るタイプのアニメですかね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これ、諭吉はほぼ限りなく人間なのだが、一応、猫でありペットなので、恋愛的な要素が皆無であり、家族(ペット)としての距離感がちゃんと保たれているのが良かったです。

諭吉が買い物してても、誰も深くは突っ込まない、優しい世界ですしね。

そんな中、猫缶に目がなかったり、ゴッキー捕まえたりする、ちゃんと猫な諭吉が可愛いです。私は個人的に、小型犬や小動物の方が好きなのですが、歳をとるにしたがって、段々、大型犬とか、デカイ動物の可愛さが分かってくるようになりました。まあ、エサ代にしろ散歩にしろ、色々大変だから飼えないけれど。

なんか、このアニメを「カワイスギクライシス」の「向井誠二」に見せたら、「猫様にお世話をかけるなど、なんたる不届き! 猫様にご奉仕することこそ、人類の至高の悦び!」とか、言いそうですね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 22

60.3 5 2023年度のアイドルアニメランキング5位
テクノロイド オーバーマインド(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (28)
115人が棚に入れました
たとえそれがプログラムでも、 確かに感じる、 人と同じ胸の疼き――。 異常気象による急激な気温上昇の影響で、地上の大部分が水没してしまった未来。 世界は World Government《世界統治機構》によって管理され、気温上昇により過酷になった労働をロボットやアンドロイドに担わせることが推奨されていた。 太陽の歓びを失った人々が見出した新たな希望……それは様々な娯楽が集約された世界最大級の遊技場、エンターテインメントタワー『バベル』。 中でも歌とダンスで頂点を目指すクライムステージは世界を熱狂の渦に巻き込んでいた。 そして――ここはある『空き家』。 人々から忘れ去れたこの場所には、持ち主のいないアンドロイド・コバルト、クロム、ケイ、ネオンの4人が暮らしていた。 何のために作られたのか、なぜここにいるのかも分からないまま、同じ毎?を繰り返す4人…。 ―そんな彼らと、1人の『少年』の偶然の『出会い』。 それは後に、人も、アンドロイドも、世界をも動かす運命の始まりだった。 「大丈夫。きっとまた会えるよ。たとえどんな困難がおとずれたとしても――運命を、手に入れるために」 胸に込み上げた名も知らぬプログラムを頼りに、王者<STAND-ALONE>が君臨するバベルの頂点を目指す4人。 彼らはどうして生まれたのか? 彼らの胸に込み上げたものとは? 熾烈なエンターテイメントバトルの裏で、世界の秘密が今、明かされようとしている――。

にゃわん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

主人公やみおち?

あれだけ、アンドロイドであることを
誇りに思っていたのに
アンドロイドを、よく思わない人間や
思考の持ち主に毒されて病む
最終的に吹っ切れたがなんかモヤモヤ
問題が解決しそうな時に、謎の歌唱シーンはなんなん?

投稿 : 2025/01/11
♥ : 1
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

SFx男性アイドル

{netabare}
珍しい組み合わせのアイドルアニメ。

自立思考AIにランク付きのアイドル要素、そして溶鉱炉事件の謎と、本当に色んな要素が絡み合ってる作品だけど、どの要素を取っても満足な出来だった。
一人一人の掘り下げもやりながら、溶鉱炉事件の謎という話の核となる部分にも迫っていき、退屈しない構成だった。
様々な出来事を経てアンドロイドたちが感情を得て行く中で、エソラとの仲がより強固になって行く感じが良かった。
お互いが相手のためを思って行動しているのが平和で好き。

印象的な回は過去回。
エソラの父はとんでもないクズだけど、皮肉にも今があるのは父のおかげという、エソラにとっては辛そうな立ち位置。
いくら父と子は別とは言え、犠牲になった張本人のコピー的存在がそれを許していいのかとも思うところはあるけど、エソラの気持ちを汲み取って手を差し伸べてあげるのは優しさがあって良かった。
許されたのはここまでのエソラの立ち振る舞いあってこそなのかな。

最終回はアイドルアニメとして理想の終わり方。
様々な困難やトラブル等の逆境を乗り越えてのライブで、そこまでの積み重ねもあって感動的だった。
ライバル的存在のSTAND-ALONEのカイトも、応援したくなるような目的を背負っているからこそ話としても面白かった。
カイトには少し救いが薄い終わり方だったけど、元々そういう勝負だし仕方ないね。

裏でのアンドロイドに対する法律などSFチックな話も綺麗に方が付いて、どの方向から見ても良い最終回だった。
地味に葛藤描写の多かったボーラさんにも活躍の場面があったり、短い尺ながら無駄なキャラが一人もいなかったのはすごいと思う。

気になった点(?)はこころプログラムという名称に皮肉を感じること。
ニューラルネットワークの進化の先に自由意思的なものは生まれ得るのか、それは自由意識と言えるのか・・・。難しい問題。
まあ、これ系の作品でこういうことを言うのも野暮かな。

私的評価:93点
私的ベスト回:10話、12話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
アンドロイドが反逆する系? 主人公もAIなのか。
これ系では珍しくキャラの思考や発言がアンドロイド感ある。
AIは電力使われる側じゃなくて使う側なのかw Vivyか?
AIだから記憶ずっと残るか。草。不覚にもワロタ。これアイドル物?
冷却液出そう。感情に寄り添わない言動と行動取るのAIっぽくていいわw
冷却液流せw 立ち入り禁止になってないのか。
最初のあれからの成長が早すぎるw 曲いいな。怖い。
AI反逆物も兼ねてる?

2話 ☆7
こんな子供に任せて大丈夫かw 警官の悪質な取調べ対策。
ガバガバ修理か? 警察もAIか。
あいつが本当のオーナーで権限譲渡したとか? 曲いいな。

3話 ☆7
ギスった。ロボット恐怖症? 自動運転怖い。心臓か?
エソラってマネージャー的立ち位置か。振付師さん? 作曲家だった。
エソラもKNoCCの一員になったな。話いいな。
急にキレだす兄ちゃん。エソラの才能は認めるw

4話 ☆8
首外すなw 私はロボットではありませんw この時代にもあんのかよ。
こういうプログラム組んでてもこんなふうに拡大解釈で何ともされそうだよな。日本国憲法みたいにw
確かにプログラムなら同じ返答帰ってくるはずだなw
女幹部ハマり役すぎる。子供に聞こえたらどうするw
子供泣くだろこれ。ラーニング機能かな?

5話 ☆8
無慈悲な警官。追いかけたからだろ。
死ぬの意味すら分からないポンコツアンドロイド。
アンドロイドならネット検索しろ。本持ち帰ってて草。
寿命なら今回助かったとてどうしようも無い。
普通に病院が最適では? 本日から逃げた復活展開じゃなくて良かった。

6話 ☆9
プリマドールで見た。東京24区要素。絵の具とか雨降ったら落ちるだろw 独断行動は反乱の兆し。まあそりゃ怖いわな1度暴走事件があったら。
チクチクで草。前回思いっきり頭外したりしてたよなw
卒論ぐらい人間が見てやれ。ツイート消しても意味ないんだよなぁ。

7話 ☆6
男同士でこの展開やるな。もっと強硬策に出ろよ。てかなんでこの2人をくっつけた? 兄さんか。めっちゃ聞こえてて草。
空っぽって言葉はブーメランだろ。解除してくれるんかw
何がしたいこの回。このためだけの能力。なんすかこの回。

8話 ☆8
けど君ら感情持ってるよね。因果応報か?
廃棄予定のロボ復活させるとかええやつやん。
ボーラさんも疑問に思ってるやん。
ロボット反対派がしくんだ自作自演とか?

9話 ☆8
けど、現代でもデータ復旧できるし余裕そう。
PCの内部を宇宙で表現か面白いな。RWBYかな。実質総集編。

10話 ☆10
必然だろうなぁ。21歳なのに老けすぎだろ。活性化関数。ChatGPTかな?
心なのかプログラムなのかはっきりしろ。
深層学習。馴染み深い式が書かれてて感動。ただの変態で草。
AI婚とか恋愛プロップスかよ。脳が破壊かれる…。
ホワイトボードに書くなw イカれとるやん。
情報系なのに脳科学まで把握してるのすごいな。
いいシーンかと思えばやっぱりイカれてて草。
やっぱ5人には元ネタがいたか。それで記憶吹っ飛んだのか。
マジでイカれてるな。トロッコ問題で1人を選んだんだな。
マジでクズとしか言いようがないけど、今年初泣きアニメになってしまった。

11話 ☆9
ピンポイントだな。話の規模が大きくなった。博士やっぱりクズやん。
カイトにとってはクライマーとして戦わんとあかんしな。
記憶戻ったw この世界にとってバベルってそんな価値があるのか?
やっぱ無いよね。心プログラムをインストールする必要はなくね?

12話 ☆10
ホモでは。撮られてて草。ずっと2チームに絞れててスタンドアローン側にもちゃんと魅力が出てるのがいいな。曲いいな。OP好き。
やっぱ政府もグルなんか? ロボット不便になってないか?
カイトはどうなったん? 元の人間の代わりか。親離れか。なぜ長髪に。

曲評価(好み)
OP「LOVE NO HATE」☆8
ED「インヴィジブル -one heart-」☆8
5話ED「So Long&Long For」☆8
1話IN「Bring it on」☆6.5
2話IN「IDempty」☆9
3話IN「願いの力」☆8
4話IN「Joying」☆5
6話IN「テイクメッセージ」☆5.5
12話IN「STORMS」☆9
12話IN「LOVE KNoCC HATE」☆8

{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 1

61.4 6 2023年度のアイドルアニメランキング6位
幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (131)
282人が棚に入れました
みんなが知ってるあの子の、みんなが知らない物語――。 海と山に囲まれた風光明媚な港町 "ヌマヅ"。幼い頃から周囲になじめなかった少女ヨハネは、街の皆と距離をとって暮らしていた。 私のやりたいこと、私の本当の居場所、それは――。 素直になれない少女と歩む、あなたの知ってる不思議な世界。 『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』 いま現れた、もうひとつの太陽。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ラブライブサンシャインのスピンオフ

ラブライブサンシャインINファンタジー世界って感じの作品
アニメのクオリティは良いけど、なにがしたいのかよくわかんないスピンオフでしたねー
本編とキャラの性格変わってる気がするし、まるでラブライブのキャラがお遊戯しているように見える

話はまったく面白くなかったけど、キャラクター可愛いし絵が綺麗だし音楽も良かった
スピンオフならこんな冒険しなくても、キャラクターの掛け合いをたっぷり見せればいいんじゃないでしょうか?
ライブシーンもせっかくファンタジーな設定なので、もっと非現実感のあるライブシーンにしても良かったんじゃないでしょうか?

投稿 : 2025/01/11
♥ : 18
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

異世界ヌマヅで思い出す当たり前の人間の温かみ

『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台・沼津市に類似した異世界の“ヌマヅ”にて、
“トカイ”での歌手挑戦の夢が破れてヌマヅに帰ってきたヨハネを主役に据えたスピンオフアニメ(※重要・善子ではないw)
コミック版『~ -Unpolarized Reflexion-』を「LoveLive!Days」にて何話か読んで雰囲気は把握済。


【物語 3.5点】
冒頭から脱線しますが、本作放送を控えた今年6月初め、
サービスエリアにてバス運転手が停車中の運転席にてカレーを食べているという難癖クレームが入る
という個人的にショッキングなニュースが目に入りました。

その後、この一件がSNS炎上ネタとなる中で、
看護師も白衣着けてコンビニで買い物しようものならたちまちクレームを食らう
といった職業人に敬意を払うことすらも忘れたギスギスした日本社会の病理が可視化。

人間社会は持ちつ持たれつの関係で成り立っているはずなのに、
高度に分業化し発達した現代社会においては、そんな当たり前のことすら見えなくなるのか。
私は暗澹たる気持ちになりました。


で、本作。
物語は本編同様ぼっちな主人公・ヨハネが、
かつての同級生たちが社会人としてヌマヅにて自分たちの能力ややりたい事を生かして地域社会に貢献している姿に刺激を受け、
ヨハネ自身も占い師(実質・なんでも屋w)としてヌマヅに関わる中で、
針路を見出していく自分探しストーリー。

正直、物語自体は言語化に困るとすぐに音楽でお茶を濁す。
ヨハネが探し切れなかった自分も歌って先送りする感じの凡庸な出来。
ですが、こんなメンタルだった私にとって、励まされる内容も多いスピンオフした。

{netabare} 犬のライラプス失踪!やヨハネプロデビュー!?{/netabare} など噂も高速で尾ひれが付いて広がる、
ヌマヅの狭いコミュニティー内においては、
ヨハネがヌマヅに何かをすれば、その夏のうちにヨハネの背中を押す人々の声援となって帰ってくる。
社会の中の自分をダイレクトに実感できるヌマヅの街は、
ヨハネの再生だけでなく、すり減った私の再生にも有効でした。

序盤、ヨハネが、ハナマルが猪獣シシノシンの屋台でお菓子売るのに付き合う件。
{netabare} ヨハネが、こんなに売ってたったこれだけ!?と思わず口に出し2人がモヤモヤ{/netabare} してしまうシーン。
そのわだかまりを乗り越える過程から既に、
今だけ金だけ自分だけの現代社会の亡者に毒された心身が回復する手応えがありました。


【作画 3.5点】
アニメーション制作は本編と同じくサンライズ。

レンガ作りのメルヘンチックな街並み、異世界文字などでファンタジームードを演出。
作画カロリー自体は平凡。
ですがMVでは『ラブライブ!』シリーズらしくCGも交えて異様に力の入った映像。

人物の表情描写も本編同様豊かで賑やかですが、
本作では自分の気持ちと向き合う憂いの表情が目立った印象。
個人的に一番惹かれたのがヨハネを見守る狼獣・ライラプスの意味深な無表情。


ヌマヅの動物を中心にした異変と、ヨハネが有する魔法との関わりもシナリオの主軸となるとあって、
暴走生物とのバトル要素もあり。
特に{netabare} 執行長官ダイヤ{/netabare} が変身ヒーローみたいな赤い機甲スーツを身にまといバイクにまたがり、日本刀武器を振り回すアクションシーンからは、
『ラブライブ!』史上最もサンライズ魂を感じましたw


【キャラ 4.0点】
Aqoursのメンバーが下の名前がカタカナになり本編の設定・人物像も残しつつも、
社会人キャラとして“キャラ変”され登場する本作。

本編・生徒会長だったダイヤがヌマヅ執行長官となったのは順当として、
本編で、大型犬に追いかけ回されていたリコが動物学者として来訪する“反転”があったり
(リコがしいたけを手懐けたシーンは衝撃的w)
ルビィが妖精化するなど、大幅な設定変更もあり。

中でもマリは角で心の声を捉える異能を持った魔王として、
魔物が棲む“ワーシマ島”に引き籠もり、淡島のロケーションごと大胆に改変。
マリが心を開くエピソードも人々の目をネガティブに捉えがちなヨハネや私にとっても良薬となりました。


Aqoursメンバー以上に重要キャラだったのが幼少からヨハネと共に過ごして来た
喋る狼獣・ライラプス。
(※核心的ネタバレ){netabare} 友だちを作るのが苦手だったヨハネが、一人前になるまでの間、
親友代わりが欲しいという願望の具現化がライラプスの人語であり、ヨハネの魔法の発端であった。
ヨハネが人との関わり方を覚えて巣立つ時がライラプスが狼に戻る時。{/netabare}
予想された展開ではありましたが、胸を打たれる物がありました。


【声優 4.0点】
異世界のキャラ変にも好対応したAqoursの声優陣。
本編でもまだ技術も未熟な中、カオスなネタシーンという無茶振り千本ノックを浴びて来たかつての新人たちが、
いつの間にか立派に成長されたのだなと感慨を覚えながら見ていました。

個人的MVPはライラプス役の日笠 陽子さん。
時に皮肉めいた声色で、“充電中”とだらけるヨハネを叱咤したり、
自分の役割への自覚も含んだ厳しい口調でヨハネを突き放してみたり。
良き相棒として、ヨハネの自分探しを拡張する名コンビを好演。

そんな中、動物声優・麦穂 あんなさんは異世界でもチカの旅館で飼われる大型犬しいたけだけでなく、豚獣サクラもカバーし、貫禄を示す。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は本編と同じく加藤 達也氏。
本スピンオフではメルヘンな世界観に合わせてパイプをアレンジするなど優しい音色が目立つ。

アニメシリーズ史上初めて『ラブライブ!』の冠が外れた本作。
ですが挿入歌がほぼ毎回投入され、本編に匹敵する楽曲群を形成。
悪くはないのですが、如何に歌の力がシナリオの鍵とはいえ、
スクールアイドルが登場するわけでもないのに、ちょっと押し過ぎかもとは思いました。

それよりも私の心に妙に残っているのは意外と、
作中子供たちが、たこ焼きを売るために歌っていた販促?ソングだったり。
楽しげに物を売る描写に商売の原点を感じました。


主題歌はAqoursが担当。

OP「幻日ミステリウム」はシンセのエッジを効かせて神秘的な雰囲気を醸す、
ヨハネセンター曲の系譜を継承したナンバー。

ED「キミノタメボクノタメ」はONE FOR ALL,ALL FOR ONEというヌマヅの世界観を直球で歌ったナンバーで、今日も優しく締めくくる。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 14

たぬきねこ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

ラブライブシリーズ最駄作

ラブライブシリーズは無印からアニメ化している作品は全て目を通し、これまで楽しんできたのですが、初めて楽しめない作品が出てきてしまいました。

起伏のないストーリー、中途半端にサンシャインキャラをなぞった別キャラ達、謎の世界観、強引な歌展開、ひたすら退屈な会話…ラブライブでなければ3,4話あたりで間違いなく切っていました。
どこかで化けるかもしれないと最後まで見終えましたが、時間の無駄だったとまで思ったラブライブ作品は初めてで、本当に落胆しています。

シリーズ通して音楽のクオリティが高いのもラブライブの強みだと思うのですが、今作はその点も歴代ワーストだと感じたのが残念でした。

無理やり良かったところを出すなら作画にヨハネライラプスの物語に終始した事くらいでしょうか。ただ後者に関してはヨハネ以外のAqours8人の出番を大幅に削ってまでやるような内容でもなかったと思いますので、同時に欠点でもあります。

これを見るくらいならサンシャイン本編や別のラブライブ作品を見返した方がずっと良いです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 6
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