いじめでラノベ原作なおすすめアニメランキング 3

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88.3 1 いじめでラノベ原作なアニメランキング1位
ココロコネクト(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (4678)
22274人が棚に入れました
私立山星高校文化研究部内で次々と起こる実際ではあり得ない不思議な現象、<ふうせんかずら>による謎の企み、それにより主人公八重樫太一をはじめ永瀬、稲葉、桐山、青木の友情が成長していく。

声優・キャラクター
水島大宙、沢城みゆき、豊崎愛生、金元寿子、寺島拓篤、伊藤静、藤原啓治、大亀あすか、佐倉綾音、田中敦子、小野友樹、石原夏織、上坂すみれ、内田真礼、戸松遥
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<17話まで視聴完了> ミチランダムに見たむき出しの感情

<14話~17話 ミチランダム>

心の声というものは、他人には聞こえない。
表情でなんとなく本音がわかる場合もあるけれど
大抵は皆、表には出さない部分があるもので。
それは嘘というものばかりじゃなく、思いやりからだったり
気遣いから来るものなわけだけれど、度が過ぎるとキャラを
演じてるようになってしまう人も出てきたりする。

見せたい自分、相手に求められてる自分を演じきる。
それは時に必要な場面もあるけれど、実際疲れる。
理想と現実、表の自分と裏の自分の距離があればあるほど苦しむ。
もっと、自分の思うままに行動できて、ものが言えたら・・
「ミチランダム」の今回の4話はなかなか濃くて良かったと思う。
登場人物それぞれの心理描写、心の変化、本音むき出しの激しい感情が
ものすごく伝わってきて、リアルだった。

人の本質なんて、本当は自分でさえ気づけてない部分が
あったりするのだよね。
あけすけに何でも言っていいわけじゃないし、時には気遣いも必要。
それでも、できるだけ本音で何でも話し合える友達がいたら
それはとても幸せなことだと思うし、そういう相手は大切にしたい。

伊織中心の今回の話だったが、デレ稲葉も相変わらず可愛かったし
太一の小悪魔風味な妹なんかも面白かった。

ところで・・この作品、まだ続くの?
最終回なのか、なんなのか・・・
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<13話の感想>

14話からはミチランダムが配信という形で始まるようだが
TV版の最終回は観終えたので、一旦区切ろうと思う。
っていうかさ、なんでこのカコランダムを最後に持ってきたかな。
これ、順序変えたほうがもっと爽やかに感動して終われたんじゃないかなぁ?
例えば、カコランダムは「ヒトランダム」のあとに持ってきて
{netabare}
「キズランダム」の稲葉の告白で終わらせたほうが最終回らしく
また、次の「ミチランダム」に繋げやすかったんじゃないの?
まぁでも、伊織の家庭の問題解決が5人の絆を深めることにもなるし
フウセンカズラとの兼ね合いもあるから仕方ないのだろうけれどね。
{/netabare}
でも今回のカコランダムの後にどうせまたミチランダムがくるなら
って、正直思ってしまった。

それだけ、出だしが良くて期待していたからね。
毎回、いろいろ感じさせてくれるストーリーだったし、
彼らのフレッシュな魅力と、さまざまな経験を経て培われていく友情が
観ていてとても好感持てたので。

今回、すごく共感できたのは「どんな過去であっても否定しない」ってこと。
いろいろな過去が人それぞれあって、時には辛かったとしても
それらがあって今現在の自分があるわけで。
過去を否定してしまったら、自分を否定してしまうし
過去をないものにしてしまったら、自分を消去してしまうことになる。
もし、やり直しができる能力をもらったとしても、それでは
せっかくの経験と学習が泡になってしまう。
{netabare}
だから今のままでいい、って決心した伊織は清々しかった。
{/netabare}

そこには、仲間達との強い絆で結ばれた自信が伺えた。

喜び、哀しみ、愛しさ、せつなさ・・それらを経験して
時には激しく衝突し、時にはやさしく労わりながら
お互いを理解しあってきた彼らは、1人1人がすごく成長できたと思う。

辛い部分もあるけれど、100%目をそむけて逃げるのじゃなく
立ち向かうことも必要で、だけどそこで大事なのは・・・
一人だけで何でも背負って解決しようとしないこと。
仲間を頼りにしたっていいのだ、困った時は甘えたっていいのだ。
そんなことを考えながら観て、自分にも言い聞かせていた最終回だった。
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<12話の感想>

今回は青木と唯がメインのお話。
時間退行している間の過去をリアルに見ることで
部員たちそれぞれが理解を深めていくとともに
本人もまた、内面的に成長があるようで。
過去にさかのぼって、その時の自分に会えたら忠告したいと
思うことが時々あるけれど、なんとなくそれに近い感覚。

誰にでもターニングポイントとなった時期が過去にいくつも
あって、でもそれを乗り越えることで強くなったり
今の自分に自信を持てるようになるのだよね。
今回のカコランダムはそれをみんなで共有して
記憶していくことに意義があるのだろうな。

さて太一は次週どうなるか?最終回だったかな?
見逃せません。
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<11話の感想>

今回からは時間退行が始まってしまったようで。
太一以外のメンバーはそれぞれ11歳の頃だったり6歳の頃だったりと
さまざまな何らかの意味がある時期に一定の時間帯だけ退行する。
彼らはその頃の想いや出来事を思い出し、高校生の今とは違う何かに
気づいていっている様子。
しかし太一だけは「ナイト」としての役目があるということで
時間退行体験はない模様。さてこの「ナイト」とは?
当然、彼の今までを見ればわかるけれど、自己犠牲的な性格を
最大限に利用することで、また利用せざるを得ない中で
太一自身にとっても何らかの気づきになるのかも。
それにしても、幼くなった稲葉や伊織たちが可愛かったーw
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<10話の感想>

観ていた日の個人的な気​分と稲葉が重なってしまって、
彼女と同じくらい泣いてしまった。
タイミングよく伊織に欲望開放が起きたからというのもあるけれど、
稲葉に叫ぶようにして言い放った言葉の数々は、自分の心にも突き刺さって。
だけどそれは不愉快じゃなく、むしろすごく嬉しい言葉で。

人には長所も短所もある、大好きな部分もあれば嫌いな部分もある。
でも、ひとまず全部通してその人を受け止め、受け入れる。
それは「ほんとうの友達」として認めるということ。
たとえ恋敵になったとしたって正々堂々と取り合う。
どちらが勝とうが、そんなことで自分達の友情は壊れない。
そう言い切ってくれる鮮やかで熱い友情は、見ていて心地良いし
とても共感できる。

言いたいことを友達に言う以上に、
相手が言いたいことをこの胸に受け止めることのほうが
ずっと深く友情を感じるものなのだなと、あらためて感動した。
幼い子どものように泣きじゃくったり、嬉しそうに笑ったり
そんな稲葉の表情豊かな部分が初めて観れたのも良かった。

伊織もすごくいい子だけれど、さて・・今後の展開はどうなるのかな?
すごく気になる~
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<9話の感想>

そっかーイナバーンの大事な話は次週に持ち越しかー
まぁ観ているこちらは、もう薄々気づいているのだけど。
彼女の葛藤、視線が痛いほどよくわかる。
次週が今からとても楽しみ。

人は誰もみな、望んでいなくとも傷つけあってしまうことが多くて。
そこで亀裂が深く入ったままなら、友情もそこまで。
でも、傷つけられたり傷つけてしまった経験は、人を学習させ成長させる。
それまでどんなに長いこと閉じこもっていたとしても、
ひとりだけではどうにもならない問題もあるからね・・

この作品は、高校生達のフレッシュな日々と暗鬱とした想いとの
ギャップをリアルに見せながら、心開くとはどういうことか、
真の友情とはなんなのかを伝えているような気がしている。
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<8話の感想>

人は誰しも、誰かを傷つけてしまうもの・・なのかも。
傷つけあうことを恐れていては前に進めない。
傷つけられた時以上に、相手を傷つけてしまった時のほうが
ほんとうは絶望感って大きかったりするよね。
そんなことを想いながらの今回のお話。
まずは視野を広げようじゃないかと。
一番大切なものは何か、自分はどうしたいのか?
目先のことに惑わされずに、見極めることが肝心。
{netabare}
一旦、5人はバラバラになってしまったかに見えるけれど
それは今後の結束を高めるための第一歩になるんじゃないかな?
{/netabare}

今回は特に学級委員がいい仕事してた(笑)
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<7話の感想>

相変わらずテーマがブレることなく、深い。
精神医学的な分野からじっくり考察してみたくなるけれど
それは最終回が終了して、私に余裕があったらにしようと思う。
今回は欲望開放というより、衝動開放って感じだったかな。
抑えきれない衝動を吐き出す、普段は理性で抑えることが
できている言葉を、言い換えることなく素のままぶつけてしまう。

{netabare}
結果的に本人は、心が開放されるからスッと落ち着けるものの、
一度口に出した言葉は新たな傷を生み出すし、記憶はそう簡単に
消えてくれはしないから。
でも、彼らにとって唯一の救いは、これが「ふうせんかずら」の仕業である
ってことがわかりあえていること。
責任の所在がハッキリしているから、彼らは結束していられる。
でも、そろそろ大きなシャッフルが出てきてもいい頃かもね、物語的には。
{/netabare}
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<6話の感想>

おぉ・・やっぱり再び登場したか、ふうせんかずら。
今度の現象もなかなか厄介ながら深いところを突いてくるよね。
人の心には必ずといっていいほど、何らかの傷や劣等感があるわけで。
表面では取り繕っているものの、一人になった時
それらはある日突然芽を出し始める。
特に表と内側の差が激しい稲葉や永瀬は危なそう。
ますます次回が見逃せなくなってきたわ。
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<5話の感想>

今回は、いろんな意味でとにかく必見。
後半、うるうるきてしまったけれど、ふうせんかずら・・
アンタ何者なんだ!?
{netabare}
どうやら1話から続いていた人格入れ替わり現象はこれで一段落?
{/netabare}
でも、まだまだ別の現象が起きて、彼らの心をかき乱したりするのかな。
けど、悪いことばかりじゃなく、何かしらそういった体験で
得るものがあるってことに気づいていく彼らなのかもね。
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<1話~4話までの感想>

横浜を舞台に、私立高校文化研究部の部員5人に次々と起こる不思議な現象。
例えば、AさんとBさんの人格が入れ替わって大騒ぎしているとすぐ戻ったり。
今度はCさんとBさんDさん、3人の人格が入れ替わったり。
外見だけは変わらないまま中身が変わるというと、だいぶ昔に
大林監督が撮った小林聡美、尾美としのり主演の映画『同級生』を
思い出さずにいられなかった。

まだ思春期を卒業していない年頃の男女が入れ替わってしまうって
もうそれだけでセンセーショナルなわけで。
まずは膨らんだ胸を触ってみたり、トイレに駆け込もうと、
女子生徒の姿のまま男子トイレに蟹股で飛び込んでみたりと
描写もなかなかリアル。

そしてどうやら、この物語の見どころは、
1人1人中身を入れ替わってみることで、相手の家庭の事情を知ったり、
トラウマに気づかされたり、今まで表面には見せずにいたそれぞれの
悩みが暴露されていくことにより、それらを部員たちが知って
以前よりいっそう理解を深め合おうとする姿なのかもしれない。

テーマとしてはサイコサスペンスっぽくも演出できる内容だけれど、
OP曲からして朗らかに明るいのも、深く考えれば考えるほど
どっちなんだろう?と気になってくるし、まだもう少し観ないと先が読めない。
そして当然、それが楽しみでもある。

とにかく、5人の人物背景がとても興味深い。

【八重樫太一】
{netabare}
プロレス好きの理由は「受け身の美学」と言う主人公=八重樫太一。
天然で、正直で、生真面目で、困っている人や苦しんでいる人を
助けずにいられない性格で、しかも代わりに自分がその痛みを
背負おえばいいと思ってしまうような面がある。
観ていてこの太一が自分と性格が被る部分があるので
女の子から「自己犠牲野郎」などと呼ばれるとズキンっときてしまう(苦笑)
彼の今後の課題は、「自分」の本音をさらけ出すことかもしれない。
{/netabare}


【永瀬伊織】
{netabare}
なんと母親が次々に夫を代えるものだから、父親になった人が何人もいるという。
さまざまな父親という他人と接する間に、相手に求められているものを即座に
察知する能力が備わり、演技してしまう癖が抜けずにいる。
そのため「自分」がなくなってしまっていることが悩みの種。
学校でもハイテンションな振る舞いをしているが、自宅で1人の時の彼女を
観た感じ、太一ととても似たもの同士な雰囲気がある。
{/netabare}


【稲葉姫子】
{netabare}
歯に衣着せぬ物言いで、ズバズバなのは観てて楽しいけれど、
こういう人間こそ、本当は深い闇があったりするもので。
メンバーの中で一番クールで大人びた印象。言葉遣いは男っぽく、
やや乱暴な感じもするが、感受性は人一倍強いように感じる。
そう思っていたら案の定、4話で「人間不信」が発覚した。
それでも、彼女みたいな人は周囲の人間との交流次第で大きく化けるはず。
付き合い方は難しいが、じっくり腰をすえて縺れた糸をほぐしていきつつ、
ある程度の距離感は必要なんだろうな。。と思う。
{/netabare}


【桐山 唯】
{netabare}
メンバーの女子の中では、一番女子力が強そうでいて、実は男性恐怖症。
空手を習っていたりもしたが、やめた原因も男性恐怖症になった原因も
同じところにあるというが、太一のおかげで徐々に立ち直りつつある感じ。
{/netabare}


【青木義文】
{netabare}
今で言う少しチャらい感じの印象を持つ男子だが、実際は心優しい人であり。
こういう男子ってけっこう純粋で繊細で、一途だったりするのだよね。
ただ、表現方法的に不器用なだけ(笑)
一昔前だと体育会系もこんな感じだよね。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 129
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これからの人生にヒントをくれるテーマ

原作未読。

文化研究部の5人の元に、「ふうせんかずら」と名乗る人物が現れる。
ふうせんかずらの力で、5人の感情を混乱させる不可解な現象が発生。

・人格入れ替わり
・欲望解放
・時間退行
・感情伝導

どうやってそれに対処していくかが描かれる。


人間の心理を扱った珍しい作品。
かなり挑戦的な内容で、人間の心に詳しくないと描けません。
もちろん、細かく見れば穴はたくさんあったと思います。
しかし、ざっくりと表現されつつも、メッセージは十分に伝わってきました。


テーマは読んで字のごとく、「心」と「つながり」。

・本来持っている自分を知る
・感情の変化へ対処する
・時と場所で性格を使い分ける
・自分が本当に望んでいることを見つける

どれも成長していくうえで大事な要素です。
そのあたりのポイントをしっかり押さえています。


このアニメには、ユニークな5人のキャラが登場します。
私にはそれぞれが「人が持っている性格の一部分」に感じられました。
「性格」というのはどの部分が強く出ているかの違いでしかないのかもしれません。


「その場をうまくやりすごすために、自分を演じる」というセリフがあります。
いわゆる仮面です。

こうやって仮面を被って生きていくことは、社会生活を営むうえで必要不可欠です。
その切り替えが多く発生するほど、本来の自分を見失ってしまいます。
本当の自分を見つけるというのは並大抵のことはありません。
探すだけでも相当なエネルギーを消費します。
{netabare}
ただでさえ仮面をかぶり続けてきた永瀬伊織。
14~17話で、永瀬伊織はエネルギーを完全に使い果たしました。
それを支えてくれたのが周りの仲間たち。
{/netabare}
ですから、自分を客観視してくれる人を見つけるのが理想的です。
そうすれば、自分を見失ってしまったときに助けになります。

まあ、実際には人間の心は簡単に変化しません。
周りの力を借りながら、ゆっくりと変化していくものです。

……ですが、そんな悠長に描いていたら一生かかります。
コンパクトにせざるを得ないのは仕方がないところです。

そこでふうせんかずらの出番というわけです。

ふうせんかずらの学名は「Cardiospermum halicacabum」です。
ギリシャ語の「cardia(心臓)」と「sperma(種子)」からきています。
種がハート型をしているためです。
英語では「heart seed」とも。

ふうせんかずらは、人の心に介入して成長を強引にうながす。
そんなココロの種の役割を果たしているんですね。


17話まで見終わって私の性格をキャラで分析してみました。
{netabare}
八重樫太一:6
青木義文:3
桐山唯:3
永瀬伊織:10
稲葉姫子:2
ふうせんかずら:8

伊織の「仮面をかぶり続けてきた」「ためにためまくっていきなりぶちきれる」。
これ、少し前の私にそっくりなんです。
しかも、「今までの自分があるからこそ、今の自分、そして今の仲間がいる」「過去に戻ってやりなおせるとしても、戻るつもりはない」という信念まで一緒です。
ミチランダムでは、伊織に感情移入しっぱなしでした。
人間観察や感情のコントロールが好きなところは、ふうせんかずらに似ています。
自己犠牲野郎な部分は、太一に似ていますね。
{/netabare}
こんな私ですが、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

投稿 : 2024/12/21
♥ : 118
ネタバレ

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

~異路同帰~

平穏が崩れたその時、五人の関係は形を変える―――――


八重樫太一・永瀬伊織・稲葉姫子・桐山唯・青木義文の5人に起こる不思議な現象の数々。
異常現象によって文研部メンバーが抱える様々なトラウマや苦悩が浮き彫りになっていく…。
文研部5人の心の傷を、ときにコミカルに、ときにシリアスに描いた『愛と青春の五角形コメディ』

この作品で最も感心し驚かされたのが、主要キャラ5人を演じる声優陣の力です。
なぜならヒトランダムでは自分が演じるべきキャラクターはもちろんのこと、
他に4人分の役柄を演じ分けなければなりません。
それは人物ごとの話し方の癖であったり語尾のニュアンスであったり…。
視聴者に誰と誰が入れ替わったかを認識させることはとても難しいことです。
と同時に本作のような入れ替わりものが成功する大きなファクターでもあると思います。
そこを見事に表現していた職人芸には舌を巻きました。
キズランダムやカコランダムにおいても素晴らしい演技の数々に魅せられました。

◆ヒトランダム
{netabare}
『視点の転換が、悩みを解決へと導く』

文研部のメンバーが最初に体験した現象、それは「人格入れ替わり」
これによって自分の秘密を知られたり、また相手の秘密を知ってしまう危険が出てきます。
実際、唯、稲葉、伊織の3人は自らのトラウマを他人に知られてしまいました。
しかしこの現象のおかげで結果的にトラウマは解決する方向へ。
なぜなら3人とも悩みを一人で抱え込んでいたからです。
自分にとっては深刻なことのように思えても、周りからすれば案外大したことないかもしれません。
別の視点から見ることによって逆転の発想で悩みは解決できるかもしれない。
ひとりで悩まずに周りの仲間を信頼して相談することの大切さが描かれていました。
「人格入れ替わり」を体験したことによって、文研部の5人はより絆を深めていきます。
{/netabare}


◆キズランダム
{netabare}
 『相手を本当に理解したければ、傷つくことを怖れず真正面からぶつかり合え』

次に文研部メンバーを襲ったのは「欲望解放」
普段は自制している感情が抑えきれなくなるというまたやっかいな現象です。
それぞれが別の方法で文研部の関係性を維持しようとし、余計に亀裂が深まっていきます。
しかし今回は文研部という小さな枠の外にいる人達の意見によって解決への糸口が見えました。
他人の気持ちを完全に理解することなんてできない。
それでも私たちは他人の気持ちを自分の理解に当てはめようとする。
だから人は傷つき、傷つけ合ってしまう。
でもそれを恐れていては何も始まらないし何も進まない。
「ぶつかり合わないと、なかなか本当の友達にはなれないもんだしな」
キズランダムのMVPは間違いなく、藤島さんとごっさんです!
{/netabare}


◆カコランダム
{netabare}
 『昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう』

今回は、12時から17時までのあいだ太一以外の4人がランダムに年齢が退行するという「時間退行」
この現象のポイントは、退行時は記憶も当時のものとなり
さらに退行が終わっても変化していた当時の記憶が鮮明に思い出されるということ。
それは心に閉まっていたはずのトラウマや後悔が再び蘇ってくるということでもあります。
昔好きだった人と唯を重ねて見てたのではないかと悩んでいた青木でしたが、
持ち前の行動力のおかげで自分の気持ちを整理することができました。
今を変えれば過去も変わる。
失敗した自分や後悔した自分、その全ての過去の自分を肯定して今を生きる。
今ある悩みの原因は決して過去にはありません。
一歩一歩しっかりと前に進むことによって、きっと未来も変わってくると思います。
{/netabare}


◆ミチランダム
{netabare}
 『自分らしくある必要なんてない、“らしさ”は後からついてくる』

感情が口に出さなくても他の人に伝わってしまう現象、「感情伝導」
想いが伝わらなくて苦悩することが一般的には多いですが、
この現象では想いが伝わってしまうからこそ生じる苦悩が伊織を中心として描かれていました。
伊織は周りに期待される自分と本当の自分とのギャップに悩み心を閉ざしてしまいます。
周囲に望まれる自分を演じ続けることはとても辛いことです。
ありのままの自分では自信がなくて、他人の目が気になって…
でもそうしないと彼女は自分の居場所を見出すことができませんでした。
しかし本当の伊織を知ってもなお、彼女を受けとめてくれた文研部メンバー。
彼女を信じ、肯定してくれる仲間がいた。
これから伊織は少しずつ自分自身と向き合い、認めてあげる勇気を持つことだと思います。
ありのままの自分を肯定してくれる場所がある、それはとっても幸せなことですね。
{/netabare}



本作のテーマとしてどのエピソードにも共通して言えることは、
「悩みは一人で抱え込まないで、勇気を持って周りに相談することが大切だ」ということ。
その部分はしっかりと伝わってきました。しかしワンパターンな展開だったことは否めないです。
他の作品では徐々に登場人物のトラウマや葛藤が明らかになっていくのに対し、
本作はその部分が〈ふうせんかずら〉によって無理やり引っ張り出されます。
これにより物語をコンパクトに収めることができた反面、主題が全面に押し出されすぎた感じが…。
とは言いつつも、全体的には楽しく観ることができました。
〈ふうせんかずら〉という存在に違和感を覚える方もいるかもしれませんが、
そこを許容できれば意外と深いテーマに考えさせられ、入り込めるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 85

73.8 2 いじめでラノベ原作なアニメランキング2位
ようこそ実力至上主義の教室へ 2期(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (379)
1430人が棚に入れました
2017年7~9月に放送されたTVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』の続きを描く、TVアニメ2期および3期の制作が決定!なんと1年生編をすべてアニメ化。2期は2022年7月に放送、3期は2023年に放送されると発表されています。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ただのイキリアニメ

{netabare}
一期はそれなりに楽しめてた気がするけど、二期はダメでした。
全く頭脳戦していなくて引っかかったのと、キャラが絶望的に好きになれなかったのが主な原因。

1期はガバガバなりともそれっぽい勢いで頭脳戦を面白く見せられてた印象があるけど、2期は頭脳戦じゃなくて物理戦ばっかだったのがさすがに。
どんなすごい策で危機を乗り越えるんだと思って見てれば、運動会も龍園戦も普通に身体能力で勝って終わり。あの陰キャみたいな見た目の綾小路がw
これじゃなろうと大して変わらないじゃんって...。
天才主人公が策で相手を上回るのが面白い作品だったのに。
それに暴力ダメ設定があるにもかかわらず、誰も見てなければセーフ理論で殴りまくるのはさすがに萎える。
どうやって教師を誤魔化すのか、どうやって誰も見ていない状況を作り出すのか等に重きが置かれた上で強硬策に出るのであればまだ頭脳戦の一種として見てられるけど、ほぼ脳死で何の策もなく暴力振るうのは作品のコンセプト的にもおかしいでしょって思った。
てか、龍園とか完全に犯罪者だったけど、これエリート校じゃなくて少年院舞台のアニメでしたっけ...?
自己中や頭の悪いキャラばかりで本当に見ていてきつかった。
綾小路みたいな人の心持ってません主人公もなろうとか好きな層には刺さるのかな。

頭脳戦をやっていたとしてもしょうもない。
スマホ取り換えや録音とか一期で見た展開ばかりで引き出しが少ないんだろうなって。
一番笑ったのは櫛田の回かな。
櫛田のIQがめっちゃ下げられているように感じる、見てる側ならだれもが予想できるであろうオチ。
書いていたらきりがないけど、他にも引っかかる所だらけ。
運動会の勝ち負けなんて、リレーとかを除いたら予測なんて不可能だと思うけどね。余程差があるならまだしも、ギリギリ勝てるぐらいのレベルらしいし。

あと、結局イキリ展開がしたいだけで、エリートを育成するための学校とかいう設定は忘れ去られている模様。
いちいち書かないけど、ゲーム自体もやりたい展開を作るための都合のいい土壌にしかなってないというか、このゲームに何の意味がある?、何でこんなルールがある?って突っ込みたくなるようのものばかり。
例えば体育祭の結果で筆記テストの点数が下げられるのも意味不明だし、連帯責任で退学に陥る可能性のあるテストと言うのも意味不明。
もうデスゲーム設定にすればよかったのにって思うレベル。

これはよく言われてたけど、作画や構図も酷かった。
内容もたぶん原作からしてつまらないと思うけど、原作から劣化してる部分もあるんだろうね。
連帯責任テストの話で、小テストでわざと指定の点数を取らせることでペアを的確な組み合わせにする、みたいな話があったけど、そんなことしない方がちゃんとした成績順になるのでは?と思ってそれをTwitterの感想に書いたら、原作勢の人からあれは小テストが簡単すぎるせいで普通にやると差がつかないからと解説をもらったけど、一切作中で言及されてないって言うね。
脚本家があまり原作を理解せずに適当に読んで書いてるんだろうね。

オープニング、曲自体はZAQのアニソンの中で一番好きだったけど、映像が酷すぎ。センスが絶望的。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
歌詞付きOP MVみてえなOP
もはや本来のクラス分け関係ないじゃんこのゲーム。
人狼かよ。もうルールがややこしすぎるわ。
こんなんでルールの穴つついた展開やっても付いて行けないよ。
あの黒人高校生じゃねーだろ。
会議パートでの駆け引きしてる感は面白いんだけどな。サンライズw

2話 ☆5
櫛田の行動って怪しいな。これ何がおもろいねん…。地雷女かな?
ニセコイ。恋愛話いる? 実質彼女みたいなもんじゃんそれw
別にリカの真相確かめたいだけじゃないの? 結構軽井沢も悪くない? へー。この話いる?
少なくともゲームのこと全然わかってない段階でやる話じゃないわ。
せめてゲームが始まる前か後にやれこの話。

3話 ☆5
なんでランダムで決めないw 現在進行形で。
この話メインの話のテンポ悪くしてるだけでしょ。
こういう全部見透かしてますよ系主人公厨二病は好きなんだろうな。
どうせ偽メールとかあるんでしょ?

4話 ☆2
いや何のために法則性を作った?
その法則だと他のチームの優待者の情報を握ってる必要があるが、ゲームが同時進行なのもあって不可能では?
チームによって早く終わるとかあったかそういや。
けど、そんなルール作ったら1チームもしくはある派閥が優位になって複数チームでやっている意味がなくなるのでは?
筆記テストさぼれるじゃん。 ペナルティ()
筆記試験の点数下げとか意味わからんな。
成績直接下げならまだしも。
まあこれ異世界ものとして見るべきなんだろうけど。
運動能力を見る体育祭の結果でなんで知能を測る筆記試験の点数を下げるのか。話が頭に入ってこない。
要するに全員平均的になるように調整して最下位とかとる競技をなくしたいということか。自分のことしか考えてないな。ん?
強い人と弱い人で組むなら弱い人が勝つ可能性は上がるのでは?
何言ってるのか全く分からん。
ああ、全員参加というのはチーム内でも順位を競うから強い人と弱い人で出して強い人に高順位を取ってもらいやすくしようということか。
何だこいつ。高圧的で嫌い。どう考えても運動できなそうなくせにそこまで完璧なのかよ。
なんかただのイキリアニメというか無自覚俺TUEEEEなろうだわこれ。
きっつい。

5話 ☆1
あの黒人絶対高校生じゃねーだろ。いやこれ本番かよ。
早すぎだろw 棒倒しとか聞いたことないな。
いやさっきのはどう見ても暴力だろw
運動会競技でどのチームが勝つかなんてよっぽど実力差ないと予測不能だと思うがw 向こう思いっ切り暴力じゃん。普通に殴って草。
ガバガバジャッジかよ教師陣 役に立ってねーじゃん。
裏切者分かってんのに教えないとかこいつが裏切者認定されそうだが。
悪魔の証明とかじゃなくて向こうが証拠提示しろや。普通に裁判起こせや。つまんね。

6話 ☆3
この学校の仕組みからして社会に役立たねーよ。
ほんまキモいキャラしかいねーな。
変な自己中しかおらんくて。糞みたいなことやんなや堀北兄
シンプルに足速いだけやんけ。つまんな。録音最強。
怪しいファイル開くな。何でもいいから転倒するんだよって日本語大丈夫か。会長か綾小路どっち?

7話 ☆3
その謎の2人1組設定になんの意味がある?
これデスゲームじゃないんだぞ?
優秀な人材生み出すための学園って設定思い出すと全てが茶番にしか見えなくなる。
何の為に学級崩壊とかさせるんだよ。
小テストの正答率指定しなくても普通に解いたら成績順になるくない?
この金髪影薄いな。

8話 ☆3
ケーキ欲しそうで草。キャラが不快。辞めるという保証は?
録音最強。相手側が有利すぎだろ。
なんでそれを堀北が知ってたらダメなの?
なんでそれで戦争後みたいな教室になってんだよw

9話 ☆2
このアニメバカとキモイやつしかいないからほんときつい。
メガネ裏切りそう。てか櫛田って一期でなんで裏切らなかったの?
先生先に綾小路に同じこと言われてそう。
このキチガイほんとキモすぎる。カッコつけてた割に簡単やんけ。
いやほんとにオチほぼその通りで草。
急に櫛田のIQ下がるの草って言おうと思ったけど、元々そんなことないかw
櫛田の問題変えることで何になるの? いや、得点勝負だったか?
としても普通にそんな事しなくても堀北が勝ちそうだな。

10話 ☆1
ラノベ層ってこういう人の心持ってません系主人公をかっこいいと思うの? は? 主人公何がしたいねん。普通にAクラス目指せよ。
こういう才能隠し系マジで寒いわ。
力に奢って上から目線に中二病やってるだけの主人公好きになれるわけ。1期の時これ楽しめてたのが謎だわ。曲だけはいい。

11話 ☆0
イキリしかおらんのほんまきつい。暴力禁止なんとちゃうんか。
暴力は処罰設定もういらないよ、不徹底すぎる。
ただの犯罪者じゃん、優等生とは? 録音しとけよ。
別に元いじめられっ子でも今違ったらどうでもええやろ…。
この学校無法地帯? クソアニメ。なろうの方がマシだな。
エリート校じゃなくて少年院だったっけ?ここ。
頭脳戦と言うより強引なゴリ押しばっかだな。

12話 ☆0
エリートとは何なのかw 強引な展開ほんとおもんないわ。
これ不良アニメだったっけ?w 結局助言するのだっさw
生徒同士の問題に干渉しないって、いじめが起きてるわけだが?
一人で敵中に飛び込んでって、これバトルアニメだったっけ?w
何アニメだよほんと。てか、録音録画警戒しとけや。
一回されてんだから。草、結局主人公完全万能かよw
なんやねんこれ。ちゃんと頭脳戦しろ。ごり押し解決で草。
これでさっきの人が向こうから殴ってきた商人になるんでしょ?w
何だよこのアニメ...。厨二病リきっつ。
過剰防衛だろ。OP曲とEDだけのアニメ。
これ一期普通に楽しめてたはずなんだが。

13話 ☆3
やる気なくしてて草。三期への繋ぎかな。このイキリホントきつい。
だんだん成長していく話とかならいいんだが。

曲評価(好み)
OP「Dance In The Game」☆9
ED「人芝居」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

微笑みの櫛田爆弾

引き続き原作未読で視聴。

【物語 3.5点】
学園運営側から下された、課題の意義から考えさせるクラス間競争が継続。
主人公・綾小路清隆が取り巻く人物に様々な角度から迫られることで、
隠れた一面が少しずつ明らかになるも、底知れなさもさらに深まる構成。

ペースは飛ばし気味か。
競技の模様があまり描かれない体育祭などは、原作未読組の私でも色々端折っているだろうなぁ~と苦笑しました。
が、あくまで綾小路とその周辺のドラマを重視するという意図は伝わって来ました。
ただようやく体育会系の出番だというのに、空回りしてキレる姿ばかりピックアップされた須藤くん等は不憫だったなとw

綾小路が何者か?高度育成高等学校の教育方針とは?
核心部分については一挙に明かしたらシリーズが終わってしまうのでwネタは小出しでお預け感。
そんな中、終盤にヒントは提示。
すなわち{netabare}綾小路とその父(“ホワイトルーム”主宰)、学園理事長・坂柳の三者面談。
この高校の入学可否は基本的に推薦で決まり、入試試験が全くのお飾りだったというのは想像以上でした。{/netabare}
普通の学校では教えてくれない、大人社会の駆け引き、根回しを良しとする。
意図的に監視カメラの死角を作り、ダーティな一手を誘い出す。
元々、いけ好かない学校だなぁ~と思っていましたが、ますます不信感が募りましたw

このままだと手前勝手な運営側への疑問から作品自体への興味を失う、
競争ゲーム系シナリオで挫折する私のパターンにハマる所ですが、
『よう実』の場合は、或いはこの先、実力至上主義そのものがひっくり返る痛快もあるかもしれない?
との期待もあってか、不快感すら何故か興味に変換されて持続するんですよね……。

『よう実』と私の不思議な相性の良さの謎もまた深まるばかりですw


【作画 3.0点】
アニメーション制作・Lerche

スタミナ不足。

ヤマ場ではソースを集めて盛り上げる。
クライマックスの{netabare}綾小路VS龍園一味のバトル{/netabare}映像はキレキレ。
相変わらずデレる女の子の表情描写は可愛いし、巨乳ばかりで発育が良すぎるし、
各キャラの二面性描写は怖いw
が、それ以外では息切れが目立つ。
最終話、{netabare}腑抜けて受け身も取れない龍園がフワーっと倒れ込む{/netabare}シーン。
作画も彼も燃え尽きた?って感じで失礼ながら笑ってしまいましたw


【キャラ 3.5点】
D組の“黒幕”を策を弄して嗅ぎ回るC組の“独裁者”龍園。
D組の裏切り者・{netabare}櫛田{/netabare}も駆使しながらキービジュアルでも綾小路と対峙。

龍園の暴力崇拝の異常性が{netabare}軽井沢拷問{/netabare}という不快感を伴いながら明らかになって尚、
龍園は嫌いにはなれないキャラです。
学園システムの穴を付いてゲームとして茶化してやろうという視点に共感を覚えるからかもしれません。

原作未読組の私にとっては堀北→ヒロイン交代?との風評の答え合わせともなった軽井沢恵。
全てを道具として利用する綾小路の前ではヒロイン枠に収まること自体が危険。
私は堀北さんにはヒーローとして頑張って欲しいので、
今は脇に追いやられた感のあるこのポジションのままでいいですw

その他、綾小路とグループを形成する佐藤さんらクラスメイトの面々が、
綾小路はまだまだ皆と青春する段階ではない事を浮き彫りにする。


一方で、綾小路周辺から遠ざかるにつれ、これ誰だっけ?キャラも多発。
軽井沢とぶつかった因縁があるというC組・諸藤リカもこんな娘いたのねといった感じ。
で、{netabare}軽井沢往復ビンタして、{/netabare}にわかに笑い出して、あらヤダこの娘、怖いw


【声優 4.0点】
主人公・綾小路清隆役の千葉 翔也さん。
{netabare}軽井沢に「股を開け」
堀北に「いつまで役立たずでいるつもりだ?」
龍園にマウントからボコ殴りにして「こんなつまらない作業で、心は動かない。感情がのぞくはずがない」{/netabare}
声色を変えずにゲス発言を重ねる辺りはもはや怪演。

櫛田桔梗役の久保 ユリカさん。
この役やり始めてから、二面性キャラの仕事が多くなったとのことですがw
2期では裏の顔より、微笑みをたたえた表の顔の演技の方が怖かったです。
{netabare}承認欲求モンスター{/netabare}というキャラの核心も納得なヤバい外面でした。

総じて1期から5年経て経験を積んだキャストがさらにキャラクターを物にしている好印象。


【音楽 4.0点】
OP主題歌はZAQが「Dance In The Game」で続投。
激しいアコースティックギターのメロディに乗せ、天才↔馬鹿、嘘↔真実などの対義語をぶつけ合う情熱的な一曲。
パンチ力のある歌詞はOPアニメでテロップとしても乱打されインパクトを残す。

ED主題歌は声優・渕上 舞さんの「人芝居」
平坦なボーカルで猿芝居だの、狸寝入りだの、
礫(ぐー)、蟹(ちょき)、葉(ぱー)だの、
掴みどころのない歌詞で煙に巻く珍品。
極端な外面を演じるキャラが多数生息する、動物園の如きこの学園の校風とも混ざり合い、独特の苦味を醸し出す。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

2期は無いと思っていた・・・

アニメ3期まで決定しているから、
1期とは違う出来栄えになる自信の現れ???

OP/EDで中心になるであろうキャラフォーカスして出すの
なんとかならないのかな?

櫛田の声変わり過ぎ・・・

13話
{netabare}
龍園、あっさり綾小路に降る。
この辺、潔いな。

そして、3学期に櫛田を始末する宣言の綾小路。
やはり、櫛田は喧嘩売る相手間違えているよね・・・

さらに佐藤からデートのお誘いのBパート。
佐藤をフリ、軽井沢を完全掌握とか怖すぎ。

最後に、坂柳から宣戦布告で終了。
一之瀬出番なかったなー
{/netabare}

12話
{netabare}
綾小路先生の龍園大好き暴力によるCクラス調教回。

龍園、恐怖を覚える。

茶柱と堀北兄が、次回、証人として動いて、
Cクラスに制裁?
{/netabare}

11話
{netabare}
高円寺が、変人でかつ能力的にもやばいやつと分かった
ドラゴンボーイ。

流石に坂柳に「ドラゴンボーイ」呼びされたら、
キレてたなー

軽井沢のイジメシーンに時間使い過ぎに感じた回だけど、
次回、龍園を綾小路が、龍園の好きな暴力でボコボコにして
2期終了な感じ?
{/netabare}

10話
{netabare}
綾小路パパ登場。
龍園を中年にして、横幅広げた感じだよね。

そして、この学校の理事長はAクラスの坂柳父であり、
綾小路パパの元秘書と判明。

この学校自体、事前推薦が無いと入れないらしい。

あと、茶柱、嘘ついたせいで綾小路のやる気が・・・
{/netabare}

9話
{netabare}
櫛田が堀北に嵌められてw

綾小路が、一応、万が一の場合の策を仕込んでいたのは流石。
そして、龍園も、幸村か綾小路にDクラスの影の支配者を絞っているのは流石。

新キャラひよりは観察眼の持ち主なの?

次回、軽井沢が龍園のターゲットになるみたいだけど、
綾小路も、龍園の土俵でやると言っているから「暴力」で、
Cクラスを綾小路が無双する展開?
{/netabare}

8話
{netabare}
櫛田のクズっぷり・・・
承認欲求強すぎ地雷。

負けても約束は守らないだろね。

それより、龍園から綾小路宛に「お前は誰だ?」的な
メールが届いたけど、出した側は、綾小路だと分からない状態かな?
{/netabare}

7話
{netabare}
綾小路先生、佐藤に告白されるも、女子事情分からずと、
龍園クラスでのDクラスの影の支配者と繋がっているヤツ
炙り出しでの暴力。

絶対、軽井沢に狙い定めたよね。
ドラゴンボーイ。
{/netabare}

6話
{netabare}
Dクラスは、結局、綾小路の思惑通りの結果になったけど、
堀北をサポートしちゃったせいで、堀北を裏で誰かが操作しているの
龍園にバレちゃったね。

綾小路は、簡単に尻尾は出さないと思うので、
龍園の負けっぷりに期待。

作画ミスもあったね。
リレーの際に走者が走者と重なる?的な。
{/netabare}

5話
{netabare}
学習しない堀北・須藤、龍園と絶対裏で繋がっている櫛田。

綾小路は、徹底的に堀北をどん底まで落としてから、
這い上がらせようとしているみたいだけど、できるかな?
{/netabare}

4話
{netabare}
軽井沢、平田を「洋介君」と呼び、偽装カレカノ継続中だけど、
綾小路の駒になってた。

船上試験で裏切ったのは、櫛田で、次も裏切ると、
綾小路はいうけど、そもそも、裏切って、
櫛田が得るメリットってなんだろね?

あとは、綾小路先生による堀北矯正授業w
堀北、周りと強調せずにAクラス目指すは無理だって!
{/netabare}

3話
{netabare}
綾小路、結構エグイ手を使い、
新たな駒、軽井沢恵ゲット!

軽井沢恵、平田から綾小路へ依存先変更。
Cクラスって、トップがアレなんで、女子も輩しかいないのかな?

そして、一ノ瀬は、Dクラスの実質的トップが、
綾小路だと確信した回かな?
{/netabare}

2話
{netabare}
軽井沢恵、高校デビューだった!
9年間もイジメられていた設定らしい。

現実的ではないけどね・・・

綾小路が、隠れ蓑堀北とは違う役割で、
軽井沢恵を手駒に入れそう。

そして、平田は、やはり、騙せないみたいだから、
綾小路は、どういった関係性を築くのかな?

茶柱とAクラス、Bクラスの担任が同期だったのは意外。
これも本編に関わってくるのかな?
{/netabare}

1話
{netabare}
2期は、軽井沢恵がメインヒロイン昇格?
EDを見るに、綾小路の手駒になりそうだけど。

あと、平田、目覚めたの?
綾小路をランチに誘う
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

64.3 3 いじめでラノベ原作なアニメランキング3位
AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜(アニメ映画)

2013年4月13日
★★★★☆ 3.7 (224)
1084人が棚に入れました
佐藤一郎は「普通」の男子生徒として、高校デビューに成功したはずだった……。
ある晩、忘れ物を取りに行った学校で不可思議な女の子“青の魔女”と出会い、彼の教室での立場は大きく変わってしまう。
魔女の正体は、一郎のクラスメート・佐藤良子だったのだ。
彼女は本物の魔女なのか? それともただのコスプレ女子なのか?
さらに良子に触発されて、クラスに潜伏していた<妄想戦士(ドリームソルジャー)>たちも次々と名乗りを上げ、一郎を巻き込んでいく……。
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

只の中二ラブコメじゃない! (`・ω・´)キリ   「生きる事は戦う事」(By 真紅)

原作:田中ロミオ氏によるラノベ  未読

本編:83分

ジャンル:イジメを題材にした中二病の学園青春ラブコメ

2013/10月初旬、レンタルされ始め、前知識なしに視聴しました。

TVのCMを見た感じでは、バトルファンタジー系かな~って思っていたら、全然違ってましたw

序盤の印象とか設定が『中二病でも恋がしたい!』と同じでした。
でも、中盤からは結構シリアスで重たい内容です。

調べたら、この作品は『中二病でも恋がしたい!』より以前の2008年7月に刊行されているので、真似した訳ではなく、むしろ「中二病でも~」の方が 面白おかしくライトに作られた感じ。


主人公は、元中二病で、高校デビューに成功した
佐藤 一郎 (声 - 島崎信長)

ヒロインは、常に無表情を貫いて、人目を気にずコスプレする完璧な中二病
佐藤 良子 (声 - 花澤香菜)

ホント、設定は「中二病でも~」とそっくりです。

内容は、クラスの中で オタク達 ドリームソルジャーと、そうでない一般リア充達と派閥ができ、
中二の佐藤 良子がリア充たちにイジメられる・・・と云うもの。



感想としては、面白かったです。

ここからは視聴後の感想
{netabare}
 一郎が良子に、突然キスされて戸惑い、それ以降意識して恋心に変わって行く所は、見てて良かったです。
高一の一般男子が、ちょっと可愛い女の子に突然キスされれば、
「惚れてまうヤロー」です^^(BY チャンカワイ)

途中、一郎が山本に暴力を振るわれてる腐女子を庇ったシーンは カッコよかったですね!^^


学生のうちは中二病でも構わないけど、良子のような重度な中二では、社会に出た時、通用しない。
きっと一人 寂しく 引きこもりになってしまうかも。
だから、学生の内に整理し、少しでも更生しなくてはいけない・・・
そんなメッセージが入っている作品に感じました。

あと、終盤の屋上に机を積み上げた神殿だけど、ありえなかったですね。
あんなの一人で何日かかるんだ?ってな大きさで、せっかくここまでリアルっぽかったのに、ちょっとファンタジーが入った感じで残念でした。

この神殿で、自殺しようとした良子を助けるために、吹っ切って殻を破った一郎の姿はカッコよかったです。

その後のクラスが、ドリームソルジャー大半に染まったのには、フィクションだな~っと・・・^^;

ラストの良子の制服姿は可愛かったですね~^^

最後になって、サブタイトルの〜魔竜院光牙最後の闘い〜の意味が分かりましたw ^^;

{/netabare}


ここからは、いじめに関する個人的な意見です
{netabare}
自分は 中学1年の時、軽い いじめる側、される側の両方経験済みです。

もういい歳した社会人なので思う事ですが・・・

作品中、イジメする人達を見てると、当時を思い出し、イライラして頭に血が登ってくる。
こういうの見てると、イジメする奴等は なんて弱くて情けない人間なんだろう・・・って、自分も含めいつも思う。

集団で、周りに順応できない人や、気に入らない人、自分より弱い人を見つけ、傷つけてストレス発散とか

参加しなくても、それ見て笑って楽しめる人も同罪です。

される方の気持ちを考えたら・・・
自分がその立場だったら・・・
そう考えたら絶対できない筈なのに。

「仲良しこよしをしろ」とは言わないけど、
せめて「こう言う人もいるんだ~」って云う寛大な気持ちで見守ってあげて欲しい。

だから、今の教育に
大らかに、心の広い人間に育つよう、小学校低学年から・・・いや、幼稚園からでも教育して欲しい。

相手を思いやる気持ち等
学校には、もっと道徳心を養う授業に力を入れて欲しい って思います。

「やられたら やり返す 倍返しだ!」
これは やっちゃ駄目 悪循環です。
やっていいのはスポーツの世界だけにして欲しいです。
{/netabare}


「生きる事は戦う事」
ローゼンの真紅の言葉を思い出しました。

この作品は、中二からの更生や、いじめを扱ってるので、今の中高生にリアルで見易くなっているので、
多くの中高生に見て、議題にして欲しいですね。
(年頃の子供がいる自分には、ゆとり教育するより、中学、高校にも道徳の授業を取り入れて欲しいと考えます)

勿論、社会人になった人にもオススメです。

あにこれの評価が、59,6点で、低いんですが、
個人的には もっと評価されていいと思いました。

自分、3回繰り返し見ちゃいました!(=´ω`)ノシ 



主題歌「僕らのセカイ」 歌 - CooRie



最後に。。。

EDテロップ中は飛ばさないでね!
あと、ED終わった後も ちょいありますw


それと
花澤さん活躍し過ぎw

ちっちゃい子鳩ちゃん 可愛いw

ドリームソルジャー クラスにそんなにいないよね?^^;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 51

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

巷で話題の流行り病(?)、中二病を扱いつつも“スクールカースト”“クラス内ヒエラルキー”に切り込む鬱アニメ!

なぜか近頃の青春ものアニメではヒロイン、または主人公の男の子が【極度の中二病】という作品が目立ちます
本来であれば「中二病」という言葉は思春期独特の繊細な感覚のうち、あえて奇行のみをピックアップして「痛いw痛いw」と笑い話のネタにしていたものですが、いつの間にやら「マンガやラノベの読み過ぎ」と極度の妄想設定にドップリ浸って“人目もはばからず痛いことをする人”を指す偏った使い方をされるようになってしまいました


今作はタイミングこそ今まさにの“空前の中二病ブーム”に乗っかるカタチになってしまいましたが、原作が発表されたのは2008年、と昨今一連の中二病を取り扱った作品達よりも遥か過去に発表されているのが注目どころです
その原作とは『人類は衰退しました』で知られる田中ロミオ先生の完結済みの長編
発表当時、オイラの友人から「これは新しい!」と薦められたのを記憶してます
ちなみに今作では「中二病」という単語は一切用いられてはおらず、極度の妄想設定に浸った者達を<妄想戦士(ドリームソルジャー)>と呼称してます










とある事件をきっかけに家族とよそよそしい関係になってしまった少年、佐藤一郎
過去を清算し、華々しく高校デビューしたがクラスにはなぜか入学以来一度も登校しない同姓の女子、佐藤良子がいた
ある日、夜の学校に忍び込んだ一郎は偶然にも魔法使いのコスプレをした良子と出会う
良子は自らを異世界から来た「リサーチャー」と名乗り、自分が作り上げた妄想設定に浸りこんでマトモな会話にならない
一郎はそんな良子を変わり者と思いつつも尊重してやり、この出会いをキッカケに登校するようになった良子の面倒を見てやることになる
しかし一郎のクラスの実に半分が妄想戦士であり、「コスプレや話し方が気に喰わない」とクラス内の一軍グループ(最も華々しく憧れの的となっている集い)と対立した妄想戦士達は吊るし上げられることになってしまいます
派閥化したクラスの中で、尚も我を通す良子には陰湿なイジメが続き、やがて良子を庇う一郎にもその手が及んで・・・










さて、中二病ブーム以後の作品達は基本的にはラブコメの体裁を取っており、あくまで中二病を面白おかしく描いております
しかし今作で扱っている中二病は“本当に痛いということ”“空気を読まないということ”“人と違うということ”とはどういうことか?を突き詰めていきます
クラス内派閥、クラス内孤立、そして陰惨なイジメ描写、無視、盗難、暴力、脅し・・・
どのラノベ作品と比べても【憂鬱で暗い内容】なのが最も特徴的です


一部ではプレスコも用いているだけあって花澤香菜、島崎信長、井上麻里奈、金元寿子、雪野五月といった豪華キャストの熱演も光り、シリアスな内容を掻き立てていました
原作当初からヒロインの良子が不評、というか良子を好きになれるか否かで意見が分かれてしまうような部分もあった話題作(問題作)です
明らかに他のラブコメ作品とは一線を画す内容に是非注目して観ていただきですねb


ところで、オイラが異議を唱えたい部分はクライマックス
実は原作のポイントって「普通のローファンタジー系ラノベですよー」って匂わせておいて実は「ただただ痛いだけの青春小説でした(テヘペロ」ってミスリード効果とメタ要素がある部分なんですよね
アニメ化に際してミスリード効果を醸し出すのには限界を感じたのか、純粋な学園ドラマへと潔く舵を切ってるのがわかります
これはこれで間違っていなかったと思いますが、そうなるとクライマックスでの「神殿」がちょっと説得力無くなってくるんです
いくらなんでも過剰演出;
流石にあれはやり過ぎだと誰でもわかるはずです


また、一般的には“中二病という題材を扱ったラノベのパイオニア”とされる原作ですが、これも実は今作より約4年も以前に発表された『電波的な彼女(片山憲太郎)』を知る者としてはそれほど目新しいキャラクターでも無かったかな、というのが率直な感想です
まあアチラは純粋にサスペンスなので日常から多少乖離した内容なのですけどね・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

世界は狭量だ

簡単に言うと、中二恋+俺ガイル
スクールカースト描写アリ。渡辺航は本作を参考にして俺ガイルを書いたらしい
中二恋で六花ちゃん何で周囲に受け入れられてるん?と引っ掛かりを覚えた人は見てほしい


○ヒロインの佐藤良子ちゃん可愛い!{netabare}(B地区もあるよ){/netabare}

本作における中二病は、中二恋のような微笑ましさ(ごっこ遊びの範疇)よりも
痛々しさの方が遥かに勝る、そういう描き方をされてる
個人的にはあの程度なら奇異の目を向けられ無視、が妥当なところかと思う
校則違反を指摘するまではいいんだけど、あそこまで酷いイジメには発展しないんじゃ?
作中で一郎もやってたけど、設定の破綻を突いてグヌヌさせりゃいい
演じる度合いが強いほど、ふと素に戻った瞬間が萌えるわけでw(視聴者的にも)
そういう付き合い方ができないなら、やはり無視が妥当

というかこのクラス、ほぼ中二病とリア充(というよりDQN)だけなのが気になる
ひょっとして隔離クラスなのか?
同原作者のクロスチャンネル的に言えば、適用係数が極端に低い子らが隔離されたクラス
そう考えればタガの外れた中二病がやたら多いのも
それに対する過剰な反応も納得できなくはない
どりせん(担任)が一枚噛んでそうだがどうにも描写不足・・・無責任な教師にしか見えないw

集団から浮いてしまう存在を排除する心理にも踏み込んで欲しかったな
尺が短いので一郎と良子の関係に焦点絞ったのは正解だと思うけど・・・
ただ良子がああなった理由は、家庭事情のことが軽く触れられてたけどあれぐらいで十分
中二病なんて気づいたらなってしまってるもので、もっともらしい理由付けはいらない
くどくど説明したって蛇足にしからならない


○クライマックスの演出

{netabare}あの神殿はイメージ映像でしょう(良子1人であんな風に大量の机と椅子積み上げるのは無理ぽ)
個人的に「現実と折り合いつけていかなきゃ」と良子が受け入れた瞬間に、
あの神殿が現実的な地味な映像に変わるって演出が見たかった
魔竜院光牙復活からの流れはイメージ的にあの神殿で良いと思う
クライマックスで盛り上げるべきシーンでもあるしね{/netabare}


劇場版だけど作画はあんま良くない
京アニに作って欲しかったw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32
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