魔法少女で熱いなおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの魔法少女で熱いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月06日の時点で一番の魔法少女で熱いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.4 1 魔法少女で熱いなアニメランキング1位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (990)
5237人が棚に入れました
イリヤは穂群原学園に通うごく普通の女の子。ある日、飛来してきたカレイドステッキの人工天然精霊マジカルルビーによって、強制的に契約を結ばれ、魔法少女プリズマイリヤになる。本来のカレイドステッキの持ち主の魔術師・遠坂凛に命令され、冬木市に眠るというある危険なカードの回収の手伝いをすることになる。

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、植田佳奈、伊藤静、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、伊藤美紀、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

長期に亘る外伝アニメ化シリーズの礎を築いた偉大な?ロリ作品

『Fate』シリーズのイリヤが魔法少女に!?
外伝漫画シリーズ(未読)のアニメ化作品の第1期目。


【物語 4.0点】
単体で観ると、どぎついロリ成分と、マニアックな萌えに時々むせ返りそうにはなるもののw
『Fate』を魔法少女物の王道に置き換えた、まずまずのスピンアウト。


ですが、その後、4期『~3ドライ!!』+劇場版まで視聴した上で振り返ると、
優秀な1期目だったと評価がアップします。


ロリっ娘コスプレ趣味に訴求した「クラスカード」設定も、
『~3ドライ!!』までにこのシリーズなりの「聖杯戦争」として、
ある程度説明が成され。

美遊の過去も『~雪下の誓い』にて判明。


その上で本作を観ると、
イリヤの弱気で泣き虫という平凡な魔法少女属性についても、
冷徹な魔術理論に基づいた『Fate』の世界観に対して、
理論をひっくり返す奇跡をもたらす魔法少女像が追求されていると分る。

ライバル魔法少女・美遊の、
不器用で、ボッチになりがちだけど寂しがり屋な属性についても、
理由を知った上で再確認すると、いじらしくてニヤニヤできる。

など、この1期は後で壮大な展開を上乗せしても崩れない土台となるよう、
考え抜かれているな~と感心します。


一方で、肝心のイリヤの正体など、謎も多く、
シリーズは未だ底を見せていない。


私のツボ:{netabare}第四話にてイメージだけで空を飛んでしまうイリヤと、
物理法則に基づいて足場を築いて空を“跳ぶ”美遊。
による性格の違いの明確化。{/netabare}


【作画 3.5点】
描き込んだのは、入浴多めなイリヤちゃんの、
透き通った小学生の白肌だけじゃない!

シリーズ通じて、高橋 賢氏をアクション作画監督に据え、
戦闘シーンが熱い『Fate』ブランドに寄与している。


【キャラ 4.0点】
ここは魔境・深夜アニメ。女児に夢と称して玩具を売りつける必要がない。

それを良いことに?視聴者に魔法幼女萌えを煽るロリコン・ルビーさん
&生真面目な毒舌でキャラを貶める・サファイアさん。
両・魔法ステッキが大放言w


その他、“年増ツインテール”こと遠坂凛
VS“高慢ちきな金髪縦ロール”ことルヴィア
のギリギリ魔法少女舌戦。

より“お兄ちゃん”属性に拘束された衛宮士郎。

実は高校より小学校教師の方が似合っている?藤ねえ。

などなど『Fate』キャラを絶妙に壊し、ファンの腹筋を攻撃w


一方、イリヤ同級の小学生たちもやがて、
元気属性は無邪気過ぎてアブナく、
“腐る”女子は朽ち果てて{netabare}BL{/netabare}の沼にハマっていくことになるが、
本格的に壊れるのは2期『~2ツヴァイ!』からで、
1期は種蒔きのクール。

ただ、最後は、{netabare} 魔法少女ペアの濃厚接触
→地球より重た過ぎてドン引きする二人の友情(※一方通行){/netabare}
で締めくくり、波乱の次期に向け助走は十分で、
“大きなお友達”だけに向けて暴走する方向性が確定w


【声優 4.0点】
イリヤ役は本編と同じく門脇 舞以さん。
時に、ロリ特有の気の遠くなるような情けない高音域をかすれさせながら、
平凡な日常をぶち壊す各種ハプニングにツッコむ。

けど、やる時は涙を堪えて、勇気を振り絞るピュアな女の子を熱演。

(この外伝に慣れてしまうと、バーサーカーを引き連れている方のイリヤちゃんは、
一体、どこで道を間違えたのだろう?と悔恨してしまいますw)

美遊役の名塚 佳織さんも寡黙で、時にズレた真面目発言を重ねるなど
周囲がボケ通し、ネタを提供しまくるので、ツッコむイリヤ役の負担は大きいw


その他、本編からのキャラ役も含めキャストはシリーズ通じてほぼ不動。

それだけに、「カレイドステッキ」サファイア役・松来 未祐さんの早逝は、
ポッカリ穴が開いたようで、返す返す惜しまれます。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は加藤 達也氏。明快なメロディーでギャグと魔法戦に無難に対応……。
と行きたい所ですが、問題は曲名。

「少女の日常」に「少女のじゃれ合い」。「少女、絡まる」に「少女よ星になれ」
と全曲名に“少女”を付す執念で、ロリアニメのアイデンティティーを確立w


『Fate』と言えば処刑用BGM「エミヤ」。
数あるバリエーションの中でも実は本作の「少女進化!」が私のお気に入りだったり。


OPはChouChoの「starlog」。他に挿入歌も一曲。
後に4期『~3ドライ!!』のOPも歌う。
『イリヤ』とは『ガルパン』に次ぐ縁の深さ。


EDは声優ユニット・StylipSの「Prism Sympathy」が、
小学生イリヤのキラキラした日常を既成事実化。

(因みに、後に、この曲が再起用された『~3ドライ!!』4巻付属OVAの運動会ダンスは、
ロリコンを即死させる危険な宝具らしいので、該当者は絶対観ないようにw)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 25

tachibana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

実はFate 全部見てないんですよね~

何がいいか、もちろんopです。w
素晴らしいメロディーのこのopはChouChoさんの『starlog』です。
いや、もう。何と言えば伝わるのか分かりませんが、Chouchoさんには珍しい(?)アップテンポ(?)な曲でテンションがあがりますよね!
このアニメを見始めてopがChouChoさんだと分かった瞬間、視聴が決定しましたww(元々ChouChoさんのファンだったので)
9話の挿入歌「kagami」もこのChouChoさんが歌っており、テンションが上がり、一回転して感動しました。(笑)

ここで、少しChouChoさんの曲のステマ(?)…………もとい紹介をしておきたいと思います
ChouChoさんは
『カワルミライ』(神様のメモ帳op)
『authentic symphony』(ましろ色シンフォニーop)
『ハルモニア』(空の軌跡ed)
『優しさの理由』(氷菓op)
『DreamRiser』(ガールズ&パンツァーop)
『空と君のメッセージ』(翠星のガルガンティアop)
などの曲を歌っていらっしゃいます。(正確には『優しさの理由』より前は「ちょうちょ」という名前)
是非聴いてみて下さい!おすすめです!!
ん?紹介になっているのか、これ?

因みに二番の途中で「彼こそ~~」って言っているように聞こえる部分(笑)は「kaleidoscope」って言ってます。
kaleidoscopeの意味は「万華鏡」です。
どーでもいいですか、そうですか。

edは………………普通の良edです。
StylipSが歌っている『Prism Sympathy』です。コレ聴いて寝るとよく寝られそうな気がします。(適当)
作詞はこだまさおりさんが担当しています。
こだまさおりさんについては『氷菓』のレビューにでも書きたいと思います。

さっきから()とか「」とか『』とか打ちすぎて疲れました。
どーでもいいですか、そうですか。


疲れたので、そろそろ本編のレビューを書きたいと思います。(笑)

最初に言っておきますが、この作品はFate/stay nightや、Fate/Zeroを見なくても全然ついていけます。
まあ、ぶっちゃけギャグアニメみたいなもんなんで、気楽に見ればいいと思います。(笑)
イリヤの性格とかが変わっていても無視です。いやー並行世界って便利っすねー(棒)


さて内容ですが、このアニメのストーリーを表すのにぴったりな二文字があります。
ズバリ!
『王道』
です。これに尽きます。

このアニメはとにかく魔法少女もののテンプレストーリーをそのまんまなぞっています。
なので、「面白くないと思う人もいるんだろうな~」という感じでした。
しかし、友人の言葉を借りると、「王道だから強い」のです。
テンプレというものは言わば完成されているので、ある程度は満足できるんです。そこにないのは意外性だったりするわけですが。(杖が喋ったりするのもな○はさんで見ちゃいましたしねww)
あとこのアニメの特徴はとにかくあざとい!
「あ〜狙ってますね~~~(・。・)」
みたいな構図、シーンが多いこと多いことww
もう少し自重して、もっとやって欲しかったです。(錯乱)
まとめると、
・魔法少女ものが見たい
・Fateのキャラが見たい
・ロリ成分が欲しい
・ChouChoさんのopを聴きたい
なんて人なんかは見るといいのかもしれません。


ここで豆知識なんですが、これでもかっ!というほどあざとかったイリヤちゃんについて。
実はこの作品がやっていた2013年夏期にこのアニメの主人公(イリヤ)の中の人、門脇さんがこの他にもう1作品主人公を務めていました。(幻影ヲ駆ケル太陽の太陽あかり)
当時、私は門脇さん大丈夫かな~って思ってましたね。

知ってるだって?そんなもん関係ねぇ!!
オチ?そんなもんねぇよ!!(`・ω・´)

幻影ヲ駆ケル太陽のopも超良作ですよ~!!
どーでもいいですか。そうですか。

最後に、
今回のレビューは特にグダってましたが、最後まで見ていただき、ありがとうございました。
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

あしすと さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

自分はB級アニメが好きなのだということをつくづく実感しました(笑)

現在放送中のFateを、1期も含めてハードディスクで寝かせているのですが、それ以前のシリーズを全く見たことがなかったので、ここ数週間で頑張ってFateシリーズを一気見しました。

疲れましたw

実は最新シリーズはまだ見ていないのですが、それはFate/stay nightのルート違い版でしょうから、現時点でFateシリーズの世界観自体はだいたい分かったと言ってしまうことはお許しを(笑)


それで話を戻しますが、自分はFateの中ではこのプリズマイリヤが一番好きでした。

その理由が、タイトルのように自分が「A級アニメ」よりも「B級アニメ」のほうが好きだからです。





以下、例によってプリズマイリヤのレビューではなく、私個人のアニメの趣味嗜好の話題になりますw


まず、私がどのような作品を「B級アニメ」と考えるかですが、結論からいうと
・【物語重視】のアニメがA級、【キャラクター重視】のアニメがB級と考えています。
・つまり、キャラが【あざとい】作品がB級ということです。
・極端なことを言えば、主要キャラをハゲでデブのおっさんと大阪のおばちゃんに置き換えたとしても面白い作品ならA級、そうすると面白くなくなるならB級です(笑)

あ、もちろん、A級B級の基準は人それぞれだと思いますし、そもそもそういう分類をしない人もいるでしょうから、この分類は一般的なものではなくあくまで私の個人的なものと思ってください。

また、A級のほうがB級より優れているということではありません。
アワビやらフカヒレやらの中華料理フルコースと、ラーメン餃子チャーハンセットがあったとして、どっちのほうが料理として優れているというわけではないと思いますし、さらに言えばそもそも比べるものではないでしょう。


で、そんな中で私は、迷うまでもなくB級アニメが好きだという話ですw

Fateシリーズの中では、stay nightとZeroのいわゆる「本編」はA級でプリズマイリヤがB級ですね。

自分にとってのこの作品の一番の魅力は、魔法少女やらバトルではなく、イリヤのツッコミ可愛いところでしたw

なんていうか、イリヤはツッコミの言葉のチョイスが上手いキャラだと感じたのです。

いじられツッコミ型という意味での同タイプキャラとしては、自分がかなり好きなキャラとしてトリニティセブンのリリス先生が思い浮かぶのですが、むしろイリヤのほうがツッコミのバリエーションが豊富だった気がします。

近々作ろうと思っているBEST10の「ツッコミキャラランキング」では、イリヤはかなり上位にランクインしそうな気がしています。(…といっても、それは私のさじ加減ですが 笑)





余談ですが、同タイプ設定の作品ならやっぱり自分はB級のほうが好きかなぁと思います。

結城友奈(まどマギは未視聴)とプリズマイリヤだったら前者はA級、後者はB級だと思っていて、個人的にはイリヤのほうが好きですし、
私がこよなく愛するストブラはB級ですが、アニメ化範囲内では設定が似ているのは事実であろう禁書はA級(B級寄りではあるがA級だと思っています)であり、もちろん個人的にはストブラが神アニメですし(笑)、
最近の話題作品ならSAOはA級(これもB級寄りではあるがA級かな、と)、ダンまちはB級という感じですが、アニメとしてはおそらくSAOのほうが好きかもしれないんですけど、原作に進む可能性が高いのはダンまちのほうという気がしています。


ま、例によって脈略のないレビューでしたが、これは仕様ということでお許しください(笑)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

72.5 2 魔法少女で熱いなアニメランキング2位
魔法少女リリカルなのはStrikerS [ストライカーズ](TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (798)
4562人が棚に入れました
空港火災の現場…命の危機にさらされた幼いスバルを救ったのは、純白の衣装に身を包んだ、時空管理局のエース魔導師・なのはだった。我が身を省みず災害や困難と戦うその姿に心打たれた幼いスバル。彼女に憧れたスバルは、満天の星空の下、管理局の魔導師になることを決意する。4年後、晴れて管理局の新人魔導師となったスバルは、訓練校時代からのパートナー、ティアナ・ランスターと共に魔導師の昇格試験に挑んでいた。それを見つめるのは機動六課の有望な人材として二人に目をつけたはやてとフェイト、そしてなのは。試験開始を告げるシグナルとともに「StrikerS」の物語が幕をあける。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

(レビュー全面改訂です)思いは繋がる・・・

この作品は、「魔法少女リリカルなのは」の3期目に相当する作品です。
物語に繋がりあがるので、1,2期を見視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

1,2期で熱い死闘を繰り広げてきたなのはとフェイト・・・
2期のラストで「闇の書」事件から6年後の皆んなの姿が描かれていたので、きっと時空管理局での熱い戦いが繰り広げられるんだろうなぁ・・・と勝手に思っていましたが、蓋を開けたらビックリでした^^;

機動六課・・・は良いとして、展開的に闇の書事件のベルカの戦士4人も仲間になる気はしていたので良いんですが、前線フォワード部隊のスバル・・・? ティアナ・・・?
えっ、なのはとフェイトが主人公じゃないの・・・?

3期の舞台設定は2期から10年後・・・という事はなのは、フェイトは19歳・・・バリバリの現役だと思っていましたが違っていました^^;
確かにハードな職務だとは思いますが、19歳で後進に道を譲るってスポーツの世界でもこんなに短い寿命の競技は聞いたことがありません^^;

・・・という先入観を持って1巡目を視聴したので、設定に対するインパクトは感じましたがこの作品をキチンと評価する事には繋がらなかったのだと思います。

という訳で雑念を払って2巡目の視聴を始めました^^;
物語は、前線フォワード部隊として二等陸士のスバルとティアナ、三等陸士のエリオとキャロの4人が、若いながらも持っている天性の素質を見込まれて、新設された八神部隊長率いる「古代遺物管理部 機動六課」に入隊するところから物語が始まります。

この機動六課・・・ロストロギア関連の危険な任務を行う実行部隊である事から、メンバーも優秀な人材が揃っています。

部隊長である八神はやてを筆頭に、スターズ分隊になのはとベルカの戦士ヴィータ、ライトニング分隊にフェイトと同じくベルカの戦士シグナム、そして後方支援部隊にロングアーチとスター級の魔道士が顔を並べるこの部隊・・・将来を見込まれ、声を掛けられただけでも十分に凄い事だと思います。

こうして戦技教導官になのはを据え前線フォワード部隊の本格的な教育が始まるのですが、日々繰り返されるのは徹底した基本動作の繰り返しばかり・・・
新人教育は期間限定である上、敵はこちらの状況を汲んでくれる訳もなく次々に現れてきます。
敵との遭遇で感じるのは先輩の圧倒的な強さと、一生かけても追いつけないと思ってしまう自分への劣等感・・・

「この中で、私だけ・・・何も無い」

きっと普段はこんな事考えないのだと思います。
でも自分に劣等感を感じている時、自分の持っているモノが見えなくなることがあります。
自分の心の奥底に眠るダメダメな部分に支配されてしまいそうで怖い・・・

そこで、難しいのが立ち直るための踏み出し方・・・だと思います。
なのはさんの教えをきっちり守っていれば・・・という気持ちは根底に流れています。
ですが、自分が出来る事を繰り返して強くなれるのか・・・実践で活かせるのか・・・
そもそも強くなるって、これまで出来なかった事に挑戦しないといけないんじゃ・・・

焦りは不安と苦しさを呼びます・・・
自分では良かれ・・・と思ったことも道の先を辿ると全然別の答えに行き着いてしまう事も・・・
きっとスポーツだったら・・・新しい技を取り入れたと思います。
でも皆んなが向かう先は戦場・・・ややもすると生命を落とす場所でもあるんです。
そんな場所に中途半端なモノなんて絶対持って行かせない・・・
これは戦技競技官であるなのはの思惑のほんの一部・・・残りは是非本編で確認頂ければ、と思います。
沢山の厳しさの中に溢れる優しさ・・・愛おしさを感じる事ができると思います。
私の中で何度見ても泣けるシーンです^^;

そして物語の後半・・・これまでの成果を発揮できる場面とも言える大規模侵攻に襲われます・・・
前線フォワード部隊もかつてない危機を迎えることになります・・・
その危機は切り抜けられるのか・・・切り抜けるならどの様にするのか・・・
この辺りは後半の見どころの目玉と言えると思います。

でも、私の中の後半のヒーローは、間違いなく「紅の鉄騎 鉄槌の騎士ヴィータ」でした。
2期では色々ありましたが、3期では前線フォワード部隊を・・・スターズ分隊を・・・何よりなのは自身を守ろうとする気概が半端ないんです・・・
そして彼女の気概は・・・行動を伴った実践シーンも描かれているのですが彼女の格好良さ・・・もう反則級です^^

絶体絶命のピンチ・・・そこでヴィータを取り囲んだのは、大切な人を傷付けた憎っくき敵・・・
身体もデバイスである鉄(くろがね)の伯爵「グラーフアイゼン」もボロボロなのですが、その敵だけは絶対に許さない・・・という気力だけで沢山の敵の中に単身切り込んでいくんです・・・

でも、ヴィータにしかできない役目はこれだけじゃありませんでした。
振り下ろす鉄槌は自分自身のためではなく、大切な仲間を守るため・・・
そして、今は自分の限界なんて言っていられない時・・・
「アイゼン・・・うおぉぉ、ぶち抜けェ・・・」
鉄槌の騎士ヴィータとグラーフアイゼンの渾身の一撃・・・
もう涙無しでは見れません(;_;)

オープニングテーマは、水樹奈々さんの「SECRET AMBITION」と「MASSIVE WONDERS」
エンディングテーマは、田村ゆかりさんの「星空のSpica」と「Beautiful Amulet」

2クール26話の作品でした。1巡目は余計な雑念でしっかり評価する事ができなかったので、今回2巡目を視聴して本当に良かったと思いました。現時点でお気に入りの棚行き決定です^^

4期が始まるという事で1期から見直しましたが、新たな発見もあり、なのはとヴィヴィオの関係もしっかり思い出す事ができたのは収穫でした。
引き続き4期を視聴したいと思います。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 31

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

色々広げすぎて、色んなとこが薄くなっちゃった

もう少女じゃなくなった、魔法少女リリカルなのは。
2期の最後で高校生ぐらいに成長した彼女達の姿が紹介されてたので、次があるのなら女子高生編かと勝手に想像していましたが、そうじゃなかった。
正直、ちょっぴり残念(´・ω・`) と、思ったり思わなかったり。
まあ、それはともかくとして。
いっぱしの魔法少女(少女?)として成長を遂げた、なのは、フェイト、はやては19歳。時空管理局のエージェントとして、彼女達が重責を担うまでになった時代まで時系列は進みます。
はやてを部隊長にした新部署、”機動六課”の物語。
新人の魔導師達を加えて団結した我らがなのはファミリーが、大きな事件の解決に活躍するお話です。


内容を一言で現すなら、なのは先生と可愛い教え子達の魔法バトルもの。
原作者さんが自身で語っているように、なのはが主人公というよりは登場人物がみんな主役というコンセプトです。
2クールの前半は、新人魔導師の4人を中心に描き、上司であり教官ありで憧れの存在であり恩人でもある、なのは&フェイトがヒヨッコを一人前へと導くお話。
伏線を張りつつ、機動六課が追っている事件の全容が顕わになっていきます。
後半は事件の進展と結末を中心に、魔導師達それぞれが、それぞれの対峙するべき相手に対して決着をつける形式をとっており、バトルものの王道的なパターン。
リリカルなのはシリーズらしく、強くも優しい想いがぶつかり合う熱血バトルとなっています。

全体のストーリー構成や設定は、本シリーズらしくいかにもな出来。
キャラクターも、予想どうりというか期待どうりというか、主要な味方キャラはみんな基本的に善良で裏のない好感度の高い人物ばかりです。
そこに不満はありません。
大好きなリリカルなのは。
不満はない、不満はない、と自分に言い聞かせてみていたのですが・・・・総合的に贔屓目なしでみると、やっぱり不満を洩らさずには居られない部分がポロポロでてきます。


敵側の事情説明が足りていない。
「一方の正義の反対には同じだけの正義」なんて理屈はいいませんが、1期のフェイト、2期の守護騎士達のように、己の想いのために凛と意思を貫く相手がいてこそのリリカルなのは。
主人公側でない方への感情移入ができるのがこのシリーズの魅力です。
なのに、今回はその描写が明らかに不足しています。そういう素振りをみせるキャラもいますが、ただの敵役、ただのやられ役となってしまっている感が否めない。
たぶん、全員にそいうった事情があるっぽいのですが、そんな部分は片鱗しかみえません。これじゃ感情移入しにくい。

キャラへの集中力が足りていない。
序盤での訓練モードのときは面白かったのに、さあ、そこで成長したぞ!これから大活躍だ~・・・な筈の4人の新人魔導師の描写が後半に行くほど窮屈になってきます。
理由は明白。途中参入の”重要キャラ”と、なのは&フェイトが前に出てきているので、新人達の出番とエピソードがその分割りを食った形になっています。
なのは達がたくさん観られるのは嬉しい反面、やっぱり中心人物に一貫性がないのは違和感。
前半で散々「今回の主役はこの新人4人」という雰囲気で進めていたのに、後半になって、やっぱり前作の主人公の方がでてくる展開って。
ん?この主人公回帰のパターン、どっかで見憶えが・・・・
ガ○ダ○SEED DESTINYかよ! と、軽く突っ込みたくなりますねw

描き込みと動画が足りていない。
リリカルなのはといえば、そこらのロボットアニメに引けをとらない迫力とスピード感のバトル。・・・だったのに、それはどこに行ったのやら?
もうね、こればっかりは、どう妥協してみてもダメ。バトルの作画と演出の質低下は言い訳のしようがありません。
戦闘シーンをみてワクワクできたのはOPの映像だけでした。
キャラも増え、それに伴って戦闘のスタイルや魅せ方もバリエーションが増えて、より一層見映えがするバトルを創っていく材料は揃っていた筈なのに、まったく活きていない。
崩壊と呼ぶ程酷くもないですが、やはり前作までの質が高かっただけに、凡庸な平均点以下の出来では満足できません。


結局は、尺と予算が足りていない。
上記の不満点は、つまるところこれに尽きると思います。
2クールでやるには登場人物が多すぎでした。
キャラの魅力を追いきれず、ストーリーを破綻なく消化するのが精一杯といった感じ。
倍の4クール、そのうえで作画にかけられるお金の時間があれば、もっともっと名作になったのにー、と歯痒い思いで”たられば”を言ってみたくなる作品でした。

嫌いじゃない。
嫌いじゃないだけに、苦言も呈したくなります。

シリーズ続編も決まっているので、次は濃厚で良質な感動を期待したいと思います。






以下、とーーーっても、どうでもいいボヤキ。
(読み飛ばし推奨)
成長しても相変わらず善良でとっても主人公らしいなのはさん。
気がきいて戦闘力も高く皆から信頼を集めている完璧超人になっちゃってますが、一言苦言を呈したい。

変身バンクで愕然としたよ、ボカァヽ(゚Д゚)ノ

ダサいデザインもさることながら色がベージュってアンタ・・・
ベージュはダメでしょ。いくらなんでも主人公がベージュは。
相方のフェイトは、ちゃんとキャラのイメージカラーの黒でデザインも相応なのに、ですよ!
あ、いや、デザインはフェイトも同じか。
でも、黒のレースとべージュのレースでは雲泥の差があるのは世界の常識。
君のイメージカラーは白っしょ、白。白のレース!

なのはさんには、洒落っ気が足りてないッス

投稿 : 2025/02/01
♥ : 28

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「魔法少女リリカルなのはViVid」2015年4月スタート 成長する公式サイトに次々キャラクターが

人気のアニメシリーズ『魔法少女リリカルなのは』の最新作テレビシリーズ『魔法少女リリカルなのはViVid』の製作発表がされたのは、2014年8月だった。熱いファンが多い作品だけに、そのニュースは大歓迎を受けた。

それからおよそ5ヵ月、『魔法少女リリカルなのはViVid』の放送時期が遂に発表となった。2015年4月から放送を開始する。放送局や放送時間は今後の告知となるが、ファンにとっては待望の決定だ。

これまでにティザーサイトであった公式サイトも大幅リニュールした。放送時期を告知するだけでなく、最新ムービーやキャストからのメッセージも公開している。本作のヒロインであるヴィヴィオの新ビジュアルはファン必見だ。
さらに公式サイトにはさらなる楽しい仕掛けもある。サイトでは今回のヴィヴィオをスタートに、1月24日頃までの間に少しずつキャラクターが増えていくという。どんなキャラクターが登場するのか注目される。

そのキャラクターには、ヴィヴィオ役に水橋かおりさんがすでに決定している。さらに能登麻美子さん(アインハルト・ストラトス役、喜多村英梨さん(リオ役)、福圓美里さん(コロナ役)、田村ゆかりさん(高町なのは役)、水樹奈々さん(フェイト・T・ハラオウン役)と、これまでと同様に豪華人気声優が並ぶ。
原作は都築真紀さん、原作漫画は藤真拓哉さんが務める。伊藤祐毅監督とメインライターの小林成朗さん、キャラクターデザインの山野雅明さんと安定のスタッフだ。制作はA-1 Picturesが担当する。

『魔法少女リリカルなのは』は、2004年10月にまずテレビシリーズとして始まった。作品は瞬く間に人気を博し、テレビシリーズは3作品、劇場アニメは2作品が作られている。さらにマンガ、ゲーム、ドラマCDなどとその世界は大きく広がる。
そして2015年春に、新たな魔法少女の物語がはじまる。シリーズは今後もまだまだ大きく展開しそうだ。

『魔法少女リリカルなのはViVid』TVアニメ化決定!
現在『月刊コンプエース』で連載中の都築真紀さん原作のマンガ『魔法少女リリカルなのはViVid』が、待望のTVアニメ化を果たすことが発表された。

『魔法少女リリカルなのはViVid』は、2009年より上述の『月刊コンプエース』で連載されている、同シリーズの第4期として発表されたマンガ。
主人公・高町ヴィヴィオとアインハルト・ストラトスを中心に物語が展開され、次世代型文系格闘魔法少女マンガとして人気を獲得している。
これまでアニメーションにドラマCD、マンガ、ライトノベルなど、様々なメディアで展開されている「魔法少女リリカルなのは」シリーズだが、本作のアニメ化はファン待望の発表だと言えるだろう。
アニメ化の詳細は、随時告知されていく。

独立UHF系各局およびファミリー劇場で2007年4月から9月にかけて全26話が放送されたテレビアニメ作品で、『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の第3期作品。略称は『StrikerS』(ストライカーズ)。
キャッチコピーは「魔法少女、育てます。」

本作は、前々作の第1期『魔法少女リリカルなのは』と、前作の第2期『魔法少女リリカルなのはA's』とは色々な点で大きく異なる作品になっている。
前2作の10年後の話であるため、なのはやフェイトなどの主要キャラクターの容姿や立場などが前2作とは大きく変わっている。主な舞台も、前2作は日本の海鳴市(原作の『とらいあんぐるハートシリーズ』の舞台でもある)だったが、本作では魔法文明の中心地のミッドチルダに変わっている。
新しいキャラクターが多数登場し、「機動六課」に配属された4人の新人フォワード(スバル達)の成長なども描かれている。登場キャラクターが多いため、1人で複数役を担当する声優も多かった。魔法では前2作とは違い、(高速高々度の)飛行魔法が高ランク扱いとなり、「飛べない」魔道士が数多く登場する。第2期『A's』ではなのはやフェイトの敵であったヴォルケンリッター(シグナム達)が、本作では良き仲間となっている。前2作まではよく登場していたが、本作では全く登場しなかったり、少ししか登場しなかったというキャラクターもいる(なのはの家族・アリサ・すずか・ユーノ・アルフ・エイミィなど)。
スピンオフ元である『とらいあんぐるハート3』に由来する設定の影はほとんどなくなっている。また、本作から『とらいあんぐるハートシリーズ』の製作元である「ivory」の表記が原作欄からなくなった。
前2作はそれぞれ1クール全13話で構成された4:3サイズでの制作・放送だったが、本作は2クール全26話で構成された16:9サイズでの制作となっている。

オープニングテーマ
「SECRET AMBITION」(第1 - 17話)
「MASSIVE WONDERS」(第18 - 26話)

エンディングテーマ
「星空のSpica」(第1 - 14話)
「Beautiful Amulet」(第15 - 26話)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

68.2 3 魔法少女で熱いなアニメランキング3位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (577)
3438人が棚に入れました
とある夜、バスルームに飛び込んできたマジカルルビーの、軽妙かつ巧妙なトークに騙されて、魔法少女になってしまったイリヤ。ルビーの元の持ち主である凛に言われるがままに“クラスカード”を回収することに。
ライバル(?)であるもうひとりの魔法少女・美遊とともに、傷つき、すれ違いながらも、ハードなバトルを戦い抜いてどうにか7枚のクラスカードを回収。イリヤたちは平穏な日常に戻ることができた。
そして――。
回収任務が終わってから数週間後、凛たちから新たな任務を命じられるイリヤと美遊。地脈に魔力を流し込んで安定させるだけという簡単な任務のはずだったのだが、なにが悪かったのかトラブルが発生!
それが新たな物語の始まりだった――。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』のタイトルで2015年夏に放送予定。

『みんなのくじ Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』 2015年春発売! 11月下旬より制服姿のイリヤプライズも登場
はずれなしのキャラクターくじ「みんなのくじ」の最新作として『みんなのくじ Fate/kaleid liner(フェイト カレイドライナー) プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』が2015年春に、ホビーショップおよび書店などにて発売決定! また、同作品のアミューズメント施設用景品(プライズ)も、2014年11月下旬より展開予定。

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』は人気ゲーム『Fate/stay night(フェイト ステイナイト)』のスピンオフマンガが原作のアニメーション。「みんなのくじ」ではB賞として主人公・イリヤの録りおろしボイス付きぬいぐるみをご用意、その他にもキャラクターの魅力を引き出すオリジナルグッズを鋭意開発中となっている。

また、11月から全国のアミューズメント施設でイリヤのプライズも登場。
<プライズ新商品情報>
スケールフィギュアではめずらしい制服姿のイリヤと美遊がプライズとして登場! 11 月展開のイリヤに同梱のボーナスパーツを使用すると、12 月展開の美遊と手をつないだポーズになる。

2014年7月スタートのテレビアニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』が、9月10日放送の第10話で最終話を迎えた。『Fate/stay night』の世界観を原案に、魔法少女となったイリヤの活躍を作品だ。
7月のアニメシーンを盛り上げた作品だが、その番組のラストで大きな発表がされた。続編『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』が製作され、2015年にオンエアされるという。

続編のタイトルにある「ヘルツ」はドイツ語で心臓、心、ハートを意味する。イリヤたちが今度はどのような活躍を見せるのか。ファンの期待が膨らむ告知となった。
一方で、第1シーズン『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』はテレビ放送は終了したが展開は続く。まず9月26日にBlu-ray、DVD第1巻のリリースを控えている。映像特典として完全新作ショートアニメ「ファーストブラ イリヤ編」を収録しているのが目玉だ。
「ファーストブラ イリヤ編」は原作者のひろやまひろしさんがシナリオを完全監修し、初めてのブラジャーを巡るイリヤとクロのエピソードが展開される。新作アニメは今後毎巻収録されるため、続巻の内容にも注目していきたい。

『月刊コンプエース』2007年11月号から連載開始。TYPE-MOONのビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』からのスピンアウト漫画作品である。基本的な設定は原作に準じているが、『Character material』に掲載された『アインツさん家のイリヤさん。』の要素も見られ、魔術理論や主人公たちの個人史などに関してはひろやまによる独自設定の色が濃く、『ツヴァイ』第4巻あとがきでは「(本作の設定は)原作にはフィードバックされない」ので「(原作との設定の相違に関しては)絶対にツッこむな」と述べられている。

第1話の雑誌掲載時には原作者である武内崇や奈須きのこからコメントが寄せられ、ひろやまが2006年に発売された同人誌『少年フェイト』に寄稿した『ハッピーガンド』を連載する予定だったことや、この漫画は「イリヤルートのヘンな進化形」であることなどが語られている。

『月刊コンプエース』2009年1月号で連載は終了し、単行本第2巻(最終巻)収録のエピローグで物語は完結した。しかし、連載終了後に発刊された『TYPE-MOONエース』Vol.2に外伝が掲載されると共に続編の構想がほのめかされ、『月刊コンプエース』2009年6月号から続編にあたる『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』を連載開始。さらに『ツヴァイ』の終了後は、そのまま第3部にあたる『ドライ』が連載された。

2012年7月8日にパシフィコ横浜で開催された『TYPE-MOON Fes.』にてテレビアニメ化が発表され、2013年7月から9月にかけて放送された。

また、6月26日には『Fate/kaleid liner イリヤと凛のプリズマナイト!』としてインターネットラジオに、ニンテンドー3DS用ゲームソフトとして家庭用ゲームにも進出が決定している。その他、8月1日にはノベライズ版が伊藤ヒロの手によって角川スニーカー文庫より発刊開始。

『月刊コンプエース』2010年5月号におけるコラボレーション企画では、同じく魔法少女物の『魔法少女リリカルなのは』と競演した。この時の特別編は『ツヴァイ』単行本第2巻に収録されている。

オープニングテーマ
「moving soul」
第1話では未使用。

エンディングテーマ
「TWO BY TWO」

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

クロちゃん登場、かわいいしん!

Fate/stay nightの「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」を主役にしたスピンオフ作品『プリズマイリア』シリーズの二期目。
前作ラストでカード回収を遂行し終えた、その続編です。
前作ではイリヤはごく普通の小学生であり、カード回収の任を帯び冬木に来た遠坂凛、ルヴィアの二人に巻き込まれた形でカード回収を手伝いましたが、本作ではイリヤ自体の秘密について触れる内容となっています。
1作目のみである程度完結していたのですが、2作目の本作では伏線を張ったような展開があり、1作目の成功を経た結果なのか、本作で本格的にストーリー展開をしていこうとしている感じがしました。
なお、本作"プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!"は分割2クールみたいなところがある様子で、本作はその前半1クールのようです。
一応、本作でも物語に区切りがついていますが、色々な新事実や新キャラクターとの確執等、収集つけないまま、続きは続編の"プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!"に続く形で終わります。

カード回収の役割を終えたイリヤと美遊は、凛とルヴィアと共に、冬木の地の管理の任についています。
そんな折、ちょっとしたアクシデントがあり、イリヤが2人に分離してしまいます。
分離した方のイリヤはアーチャーのカードを内包していて、肌の色がイリヤより黒いため「クロ」と名付けられます。
"ツヴァイ"の大半はイリヤの命を狙うクロとイリヤの関係性にスポットがあたっていて、クロの生い立ちとイリヤの過去、そしてイリヤとクロ、美遊が仲良くなるまでの物語になっています。
基本的に殺伐とはしているのですが、クロは登場早々、魔力供給という名目で美遊にディープキスをかまします。その、30秒ほど。
舌を絡ませ唾液を交換して嫌がる美遊の口内を蹂躙する様はおお卑猥、卑猥で素晴らしい。
キスシーン以外も肌色率が異様に高く、女子小学生3人組の元気っぷりに、思わずにっこりです。
ぜひ、ご家族の目の届かないところで視聴することをおすすめします。

終盤2話で展開が代わり、時計塔とは別の勢力からの使者「バゼット・フラガ・マクレミッツ」が冬木にやってきます。
回収したカードを奪うためイリヤとクロ、美遊に襲いかかるバゼットとの戦いが始まりますが、本作では決着はつかないままとなり、続編に続く形で終幕します。

本作ではストーリー内にて「聖杯戦争」というワードが使われ、今後、Fate/stay nightの世界とクロスオーバーするのではないかと思わせるようなところがありました。
プリズマイリアだけでも話についていけると思いますが、今後の展開を鑑みると、前提として原作を知っていた方がいいのではと思います。
バゼットも言うまでもなくFate/hollow ataraxiaの登場キャラで、知っている方にはおなじみの宝具も登場します。
アニメーションで動いているのはなにげに貴重なので、個人的には登場したこと自体に感動しました。
知らなくても楽しめると思いますが、知っている方はより楽しめると思います。

本作だけでも十分楽しめました。
このままシリアスになりすぎないといいなあと思いつ、次回作も視聴予定です。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4
ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

去年の夏に続き、ロリ魔法少女アニメの続編が決まって本気のガッツポーズをする男の姿がそこにはあった。

…っていうか、僕だった。
しかし、そうなるのも仕方ない。
少女たちが繰り広げる萌えと燃えの二重奏。構成における日常とバトルの割合が絶妙だ。日常ばかりで退屈を感じることもないし、戦闘ばかりで観てて疲れてしまうこともない。
少年漫画ではできない日常とバトルの黄金比率がここにあったのだ!
この作品を楽しめてこそ日本の深夜アニメを楽しんでいると言えよう…ってのはさすがに過言だが、そう言ってみたくなるだけのモノがこの作品にはある!
さあ!あなたも褐色の良さに目覚めるがいい。

さらに{netabare} 成分としてキマシもアッー!もハーレムも取り揃えており、その多様性は
かの伝説の魔法少女アニメ
C.C.さくらを感じさせる。

ただそれぞれのガチさは薄めかもしれない。アッー!といってもネタ的に1話あっただけだし、キマシといっても(美遊はおいといて)、クロのKissは特別な感情ではなく魔力供給が目的であった。
荒くなりかけた鼻息は小さな溜め息に変わり、桜trick難民は再び流浪の旅に身をやつすこととなっただろう。
といってもその影響は大きく、多感な少女たちの心に熱い痕を残した、のは当然として いい年した先生に至っても
最終回の授業シーンで鱚の読みをクロに答えさせようとしたり、なにげに引きずっていた。男でも女でも長年こじらすと大変なのは変わりないんだなあ
まあ した理由が何であれ、素晴らしいシーンだったことは間違いない。Mahlzeit !


断じて「繋ぎ」ではない
魔法が無い元の日常に戻りたいと願ったイリヤが、闘いの末 手に入れた 私 た ち の日常と言い そんな一日に幸せを感じていたり
最初はイリヤを殺すと言っていたクロが最終話では
私がイリヤを守る!と叫んだり
2人の関係性の変化が素晴らしい2weiだった。

ひとつ残念だった点を挙げるとしたら、ラストバトルのときにイリヤのパンツが見えてしまったこと。
なぜ魔法少女のスカートが重力ごときに屈してしまったのか?
魔法少女のスカートの中は見えないから価値(ゆめ)があるのではないか?
なにより、必死で闘った少女が苦しんでいるときにうっかり見えてしまったパンツで喜ぶ奴などいるのか!?
性癖なぞ人の自由だが、さすがにそれは歪んでるぜ…と言わざるを得ない。
そもそもあんなに可愛いんだからパンツなんて映さなくていいんだよ、怒ったり笑ったり照れたり…そんな表情ひとつひとつの愛らしさで充分だろう。気持ちはわかるが、世のお兄ちゃんたちはそれだけじゃダメなのか?

追記
OP曲がカッコ良い!映像の可愛らしさとマッチしてるのにカッコ良いってどういうことなんだ!?サビ前の「連れ出して…」って囁き→疾走感あるサビ、最高にクールだ!!
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

71.4 4 魔法少女で熱いなアニメランキング4位
ストライクウィッチーズ劇場版(アニメ映画)

2012年3月17日
★★★★☆ 4.0 (572)
2959人が棚に入れました
原作:島田フミカネ&Projekt Kagonish
監督・アニメキャラデザ:高村和宏
キャラデザ・原案:島田フミカネ
脚本:ストライカーユニット
軍事考証・世界観設定:鈴木貴昭
制作:AIC
製作:第501統合戦闘航空団 活動写真

声優・キャラクター
福圓美里、世戸さおり、名塚佳織、沢城みゆき、田中理恵、野川さくら、園崎未恵、斎藤千和、小清水亜美、門脇舞以、大橋歩夕
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

~ストライクウィッチーズは永遠に~

いやー駆け足で見ていますが…(こっちの都合)
1期の1話目と比べてだいぶ画質というか絵がよくなりましたな~('ω')ノ

{netabare}
芳佳金太郎スタイルw
芳佳憧れるレベルの存在になってるみたいw
芳佳欧州に留学

服部静夏ちゃんね( *´艸`)
この家娘の旅立ちに寛容よねw
みっちゃんの不動のポジションなw

ヴェネツィア、シャーリーとルッキーニ
スピードレースと聞いてシャーリーが反応するわなww
シャーリーとルッキーニは相変わらずだな( *´艸`)
芳佳の治癒能力は世界レベルだったみたいw

504もかわおもしろい連中ですねん( *´艸`)
変形するネウロイが流行ってるのかなぁ?
カールスラントのメガネっ子少佐が戦ったやつと一緒っぽい
フェル隊長かわいいな(/・ω・)/

服部ちゃんどんだけ芳佳のこと尊敬してるの?(笑)
芳佳荷物は袋だけw
静夏ちゃんは軍規に厳しいお方みたい

割烹着姿が似合う芳佳よね(/・ω・)/
静夏ちゃんのお目付け役っぷりなw

ハルトマンくしゃみ姿もかわいいなw
バルクホルンさん親しみやすくなったよな~…
芳佳の必死に人を助けるところはかっこいいよな
ウィッチじゃなくても芳佳はすごいな(/・ω・)/
芳佳と静夏…

リーネに飛びつかれたいだけの人生だなw
リーネとペリーヌお迎えに参上
ペリーヌの慕われっぷりな~
服部の料理に対しての緊張具合な~www
ペリーヌさんの人間的成長具合がすごいな(‘ω’)ノ

リーネのかわいさが最高潮だな(‘ω’)ノ

オラーシャ帝国サーニャとエイラ
ニッパちゃんが言うと雷に気を付けろがすんごくびしっとくるなw
芳佳は将来いいお医者さんになるかもな

ミーナさんたちは相変わらずだなww
ハルトマンとバルクホルンさんも相変わらずw
ハイデマリーちゃんね
バルクホルンさんの扱いかたなw
ハルトマンにお兄ちゃんって言われたいだけの人生だな

戦闘になればこの二人は最強だからな
3機いても普通に勝てるのな
煙突型のネウロイ…地中に…電波を阻害するのな

武器がなくともハルトマンは強いな
芳佳たちのもとへネウロイが…
静夏マニュアルっ子だなぁ

おっとヨーロッパ各地でネウロイが出現してるみたい
こざかしい戦い方を覚えてきたなネウロイ
ウィッチじゃなくても芳佳は無茶するよな~w
戦場で油断は命取りよね…
芳佳すごいな!ネウロイ倒しちゃうなんて…でも…無事にとはいかないよな

次から次に無慈悲にもネウロイ出現…万事休す…
すごいな芳佳を助けるために大集合だな
静夏ちゃん…も激やばだな…

芳佳の魔法力復活すさまじいなw
魔王降臨ぐらいあるぞww
ストライクウィッチーズの無双っぷりなw
芳佳復活(‘ω’)ノ

なんかこの展開になっただけでもストライクウィッチーズ見てよかったな~

本当にムチャクチャなやつだなー宮藤芳佳(‘ω’)ノ
戦艦級のネウロイだな~
ストライクウィッチーズはこうではないとって感じよね♪
マジで!!(笑)

初期と比べて画力の差がすごいとかは内緒の話w
{/netabare}

ハイデマリー・W・シュナウファー
本名「ハイデマリー・ヴァルプルガ・シュナウファー」。通称・「サン・トロンの幻影」。カールスラント最強のナイトウィッチであり[55]、1944年末で100機に迫る撃墜数を全て夜間戦闘で成し遂げた。エーリカ・マルセイユ・ルーデルと並ぶ「カールスラント四強」の一角。

服部 静夏(はっとり しずか)
扶桑皇国出身のウィッチ候補生。愛媛県松山出身の軍人一家の家系に生まれる。謹厳実直でまじめで勉強熱心、義理堅く、成績も抜群であったので上層部の受けも良く、未来の士官候補とみられている。その反面、杓子定規で、おもしろみが足りないと評価されることもあり、実戦を経験することで、柔軟な発想を身に着けることが期待されている

アメリ―・プランシャール
避難先で航空ウィッチとしての適性を見いだされた。魔力も強く、座学も優秀だが、消極的に過ぎるきらいがあり、感動屋でちょっとしたことで大泣きしたりする。

いやー…芳佳{netabare}復活の奇跡…いや軌跡{/netabare}とストライクウィッチーズの活躍を見れただけで満足できました(/・ω・)/
強いていうなら…恒例のお風呂シーンとか寝顔シーンも欲しかったかなぁw
あとは…EDにみんなのイラストとか入れてほしかったかなぁ~
これの続き見てみたいなぁ~('ω')ノ

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

お、おお。。今作ヒロインを応援したくなる劇場版の激情編

 
是非とも、先にOperation Victory Arrowをご覧ください。。

2期では芳佳が{netabare}魔力がなくなった{/netabare}ワケで。
今作では新ヒロインが誕生するのか、はたまた他のメンバが活躍するのか・・

 原作:メディアミックス(漫画・小説・アニメ)
 制作:AIC
 キャラデザ:高村和宏
 放送:2012年3月(全1話)
 視聴:2021年冬(dアニメ)

■エピソード
ヴェネツィアの水路・・リアルト橋。なにこの既視感。
ああ・・ARIAの世界。偶然ではなさそうw
~{netabare}
すみません、タイトルは盛りました・・。

魔法力って枯れたら回復しないん?ってのは2期から違和感でした。
欧州留学の事例?てことはまだ軍隊に籍はあると。
芳佳って軍曹じゃなかったっけ・・

この辺の疑問にはちゃんと解を提示してくれましたね。
出すタイミングも絶妙。

途中、新人ウィッチとのやりとりを通してヒロインの熱さを改めて認識させられたり、バラバラになっていた501/502部隊のメンバが徐々に登場したり、ヒロインの機転でピンチを切り抜けたりする過程で、否応なくハラハラ感や応援する気持ちが高まりました。

それでも絶望するくらいの危機に見舞われたところで・・
魔力の大解放キター!!!
ヤラレタ・・まさかそう来るとは。
(後で考えてみればそりゃそうでしょってカンジですけどw)

そうまでしても去らないピンチ。
そのピンチに呼応しての全隊員の集合。
さらに・・震電が目の前に。

そして終幕・・
続編を知る今でさえ嬉しい、画面上の文字・・
多分リアタイ視聴者は歓喜したことでしょう。
 「つづく」
{/netabare}~

話の持って行き方は自分に合ってたかな。
終盤の高揚感、爽快感は久々の感覚でした。
不覚にも胸が熱くなった。
なんてちょろいんだw

■キャラ/キャスト(ほぼ自分用)
~{netabare}
=今回のピックアップ=
服部静夏:内田彩(劇場版、『ROAD to BERLIN』)
 ヒロインに憧れるカタブツ新人。
 鉄板だけどいいキャラかと。
 cv内田さんの既視聴作品は・・
 トリニティセブン(神無月アリン)、
 終末のイゼッタ(ビアンカ)、
 けものフレンズ(かばん/ラッキービースト)、
 RELEASE THE SPYCE(青葉初芽)、
 本好きの下克上(フリーダ)、そして・・
 ラブライブ(南ことり)?
 おお、μ'sでしたかw
ルチアナ・マッツェイ:広橋涼
 ヴェネツィアで舟の競争をした一人。
 広橋さんはARIAのアリスですね。
 灰羽連盟のラッカでもありますw
マルチナ・クレスピ:水橋かおり
 ルチアナと一緒に登場。
 水橋さんはARIAのアイですよ。。

広橋さんと水橋さんをヴェネツィアで登場させて舟に乗せるなんて・・
やっぱこれは意図的だと思いますww

=今作の推し=
宮藤芳佳:福圓美里
 やっぱヒロインw
サーニャ:門脇舞以
 劇中ではモブ的な描かれ方してるけど(作画的に)、EDカットはやっぱ可愛いデスw
リネット:名塚佳織
 やっぱ外せない・・w
{/netabare}~

特に今作ヒロインへの好感度がハンパなかったですw
いいモノ観させてもらいました。
(自分ちょろいんでw)

■観る順序(自分用)
~{netabare}
1.ストライクウィッチーズ【1期】(2008年夏)全12話
 1944年、欧州本土の大半がネウロイの勢力に。
2.ブレイブウィッチーズ【1期】(2016年秋)全13話
 1944年9月、連合軍は欧州中央から東部への反攻作戦を計画。
3.ストライクウィッチーズ2【2期】(2010年秋)全12話
 1945年春、人類は再びネウロイとの戦争を余儀なくされてしまう。
4.ストライクウィッチーズ 劇場版(2012年3月)
 1945年、芳佳は静夏と共に欧州へ向かう。
5.ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow(2014年)
 ウィッチ達は今も世界の空を駆けている。
6.ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN【3期】(2020年秋)
 1945年秋、ネウロイの巣を破壊すべく作戦が行われようとしていた。

★4と5は逆の方がよかった。。

=スピンオフ=
ストライクウィッチーズ501部隊発進しますっ(2019年)全12話
ストライクウィッチーズ劇場版501部隊発進しますっ(2019年10月)
ワールドウィッチーズ発信しますっ(2021年予定)

=新シリーズ=
連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ(2021年予定)

(Wikipedia他より抜粋)
{/netabare}~

今さらですが、空を飛ぶのは、やはり爽快ですね。。

次は、 Operation Victory Arrow?
3期までもうちょい。。
 

投稿 : 2025/02/01
♥ : 11
ネタバレ

PeachFly さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

痛快な一品 !

劇場版ということもあり、話の背景、人間関係がわからないと「なんでこのタイミングでこのセリフが…」って思うこともあるかもしれません。
また、この劇場版はおそらく、1期・2期を観た事を前提に作られている節もあるので、初めて見る方には話の展開がよく判らないかもしれません。
でも、やっぱり痛快! の一言に尽きます。

詳しい話の内容は他の方のコメントにもある通りなので、割愛しますが、私の感想をとしては次の通りです。

{netabare}
私は直接TV放送を見てはいないのですが、2期目の作品を観終わった後にこの続きが劇場版になっているというのも調べてわかり、やっと今になって観る事ができました。^^;

2期の最終話で、芳佳の魔法力がすべて消えてしまっても、すぐに続きがある…って思いました。それは主人公の宮藤芳佳の家系は年を取っても魔力は続いているし、芳佳自身の魔力も人並みはずれて強大…となれば、後から話を続けることは容易だからです。 
ストライクウィッチーズの人気の高さからすれば当然の事で、やはり劇場版の話の中では魔法力が復活、という事で戦隊復帰しています。

ストライクウィッチーズのベースコンセプトは、10歳台の魔法力を持った少女が、空飛ぶ魔法の箒ならぬストライカーユニットを装着し、銃火器を手に持って地球外生命の敵である「ネウロイ」と戦う、という一見ハチャメチャではありますが、リアルな空中戦表現と個性的な登場キャラクターの多さが際立っています。 またそれに加えてパンツ(いや話中ではズボンと呼ばれていますが)丸出しのローアングルカットが多く、イヤラシさは少ないものの、この物語のポイントになっています。


この劇場版はというと… 話の展開を94分の時間の中に上手くまとめてあります。ネウロイの説明、弱点、攻略法、ビームをシールドで防げる…等の説明はかなり割愛され、芳佳と登場人物の関係も台詞の中で理解させる…といった劇場版ならではの工夫も見受けられますが、逆に戦闘シーンの比率は多くアクション中心の仕上がりとなっています。

先に書いた通りシリーズの登場人物も多く、またそれぞれ独自のキャラを持っているので、この劇場版のみを見られた方は登場人物の肩書きテロップの意味が良く判らないと思います。短い時間中にこれらキャラクターの持ち味を表現することも不可能なのでひとまず紹介の形で名前と所属を表したのだと思います。シリーズの作品を見ている方には「あ、このキャラクターはこんな性格」ってすぐ判るので、話の先の展開も想像できて楽しいのですが、そうでないと登場人物のセリフや場面の状況・雰囲気を掴むのにちょっと??? なところもあると思います。
やはり、1期、2期の作品を見てからの方がこの劇場版をより楽しめると思います。


戦闘シーンをみると、TV版よりぐっとリアリティーに富んだ表現が多いです。弾道が弧を描きながらネウロイの船体に着弾する様とか、機関砲の着弾位置が振動で微妙にズレるあたり、また船体が回転する3D表現などは凝った描写となっています ^^

登場人物も、TV版でお馴染みの面々に加えてニューフェースの扶桑海軍軍曹の服部静夏が芳佳を欧州までエスコートするという役割で登場します。芳佳の奔放な性格と、静夏の軍人たらんとする気質とが相まって二人の会話が面白く感じられました。

他にも、夜間哨戒のハイデマリー少佐や、第504統合戦闘航空団や、第502統合戦闘航空団前線基地などからちょい役で何人も登場します。今後の複線となるのでしょうか? 動向が楽しみです。

結末としては、当然の第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」再結成と、芳佳が戦隊に復帰するところで終わります。
そして、最後に現れた「つづく」の文字。次回は3期となるのでしょうか、または今回同様劇場版? 続きが楽しみです ^^。
{/netabare}

<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 4

0:途中で挫折、 
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

67.9 5 魔法少女で熱いなアニメランキング5位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 3rei!!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (343)
1884人が棚に入れました
ごく普通の少女のごく普通の我が儘

あの「Fate」シリーズの大人気スピンアウトアニメ、待望の続編!

「Fate/stay night」のヒロインの一人であるイリヤが、もし魔法少女だったら…というパラレルワールドを描いたスピンアウトストーリー、
待望の新作がいよいよスタート!
美遊、クロなど「プリヤ」お馴染みのキャラクターと遠坂凛や衛宮士郎、バゼットなど、「Fate」シリーズの人気キャラクターに加え、
今作では田中やベアトリス、アンジェリカなど魅力的な新キャラクターが登場し、物語を熱く盛り上げる!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

イリヤ…四度降臨っ…

この作品は、Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤの4期目に相当する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この作品の1期を視聴した際、角川10話枠である事が本気で残念だった作品でしたが、こうして毎年1期ずつ続編が制作されると角川10話枠である事も気にならなくなるから不思議です。
私の中では「必ず毎年続編が放送される作品」として位置付けられています。

Fate本編ではあまり見る事のできないイリヤのもう一つの魅力が堪能できる…このスピンオフの企画は間違いなく大成功だと思います。

本シリーズはこれまでカードの回収を行いつつ、小学生の女の子の日常を垣間見る…そしてその日常がだんだんエスカレートしていく様を、「絶対こんな小学生いないよね…」と頭では分かっていながらも釘付けになって視聴してしまう作品でした。

でもこの4期はこれまでと設定が明らかに異なっており、新たに登場した「エインズワース家」とそのご一行様と事を構えることになります。
従前の設定のまま突っ走って貰っても一向に構わないと思っていましたが、これまでの設定ではネタが無くなったのか、或いはこれ以上過激になったら地上波で放送できなくなるとか、そんな大人の事情があったのかは分かりませんけれど、イリヤ、クロ、美遊が3人仲良く手を取り合えるなら設定が変わろうと良いじゃないの…と思っていました。

でもこの4期ではいきなりエインズワース家に美遊がさらわれてしまうんです。
3期でギルガメッシュと激しい死闘の末、やっと取り戻したばかりなのに…
直後に再び二人の仲を引き裂くなんて…どれだけ容赦が無いの?
でも、ここで美遊を助けにいかないイリヤではありません。
美遊のためならきっと何処にでも…何度でもイリヤは助けにいくと確信した瞬間でもありました。
こうして4期は波乱の幕開けとなり…物語が動いていきます。

でも、今回のエインズワースは攻守共にこれまでを遥かにしのぐ力を持った集団でした。
特にドールと呼ばれるベアトリスとアンジェリカの強さは反則級です。
トールのカードを使うベアトリスは、容赦なくミョルニルを叩き込んでくるし、アンジェリカはギルガメッシュのカードと自身の置換魔術によって、ギルガメッシュさながらの強さを発揮するんです。

一方イリヤ陣営は、イリヤ、クロ、バゼットとこの世界で出会った田中さん…そして何故か少年の姿をしたギルガメッシュ…という何とも変わった組み合わせ…
田中さんは記憶を無くしており、戦闘の頭数に数えて良いかは不明だし、ギル君は一見優しそうだけれど何考えているか分からないし…改めて考えてみると、この陣容でエインズワースと事を構えるなんて、無謀も良いところだったんですね。

それでも美遊を…と思っていた矢先、イリヤが行方不明になってしまうんです。
イリヤ達は学校を拠点としていましたが、そこには結界を施していました。
誰かが中に入ったら結界が反応する筈なのに…

その後イリヤはちゃんと見つかるのですが、イリヤにとっては一世一代の危機を何度も迎えることになります。
イリヤは必死です…それは見ているこちらにもひしひしと伝わってきます。
でもイリヤって、その必死さの中にも可愛らしさをちゃんと残しているんです。
自分の意思で身体をコントロールできない…きっとイリヤにとっても初めての経験だと思います。
でも美遊を助けたい純粋な気持ちと、彼女の不屈の精神が奇跡を起こしてくれるんです。
イリヤ曰く「必要なのは、出来ると確信すること」だそうですけれど…
不謹慎かもしれませんが、今期の必死のイリヤ…ちょっとお茶目なところも可愛いと思います。

物語の進展に伴い、エインズワース家が何故美遊をさらったのか…事の真相が明らかになります。
それと共に、イリヤは究極の選択を迫られる事になるのです。
彼女の出した答えは…気になる方は是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、ChouChoさんの「Asterism」
エンディングテーマは、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.幸田夢波さんの「WHIMSICAL WAYWARD WISH」
オープニングアニメと曲のマッチングは言うまでもなく抜群です。
このオープニングを見ると視聴に気合が入る気がします。
勿論、カラオケでもチャレンジ済です。

今期は何と1クール全12話の物語…3期までより2話多い構成になっていたのは、嬉しいサプライズです。
どんなに離れ離れになってもイリヤと美遊の繋がりを感じる事の出来る物語だったと思います。
そして、次のTV放送は来年かな…と思いきや、今度は劇場版との事です。
劇場版は決して悪いとは思いませんが、劇場版で完結…は良くあるパターンで、もしこの作品もそうなったらもう毎年楽しみにしていたTV放送が見れなくなる…と考えるとどうしても寂しさを感じてしまいます。
この先もこのシリーズが発展していく事を祈念しています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 17
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

あのね商法も今や昔?

個人的に一期はかなりの高評価でそういう感想もここで書いて、続きはどうなるのかなーと期待と不安半々で見続けてたのに感想書いてないのに気が付いた。
ちゃんと見てましたよー、ってことで今更な感想。

{netabare}結論から言うと「やっちまったなー」って感じ。
謎を投げっぱなしで劇場に続く~ってのもアレだけど、それ以上に…う~ん、なんつーかう~ん、fateに近付いてしまった。
そもそも一期の評価が高かったのはバカ面倒な設定をダラダラくっちゃべってないで、カットできる部分はバッサリ切り捨ててサクサクと敵を倒してく(そもそも敵はカードで意思がない扱い)テンポの良さ、1クールで収まるようにボリュームを最適化した点でした。
なので、それに収まり切らないどうしようもない(どうでもいいともいう)説明をグッダグッダグッダグッダされても…なぁ…。

注意・以下批判意見になります、ファンは見ない方がよろしいかと
{netabare}
本家のお約束、敵をいつになっても倒せないってのはなかなかストレスが溜まります。
やったか?→なにぃ!?→やったか?→なにぃ!?の繰り返し。

そもそも異世界に飛ぶっつーのがもう…。
魔法少女モノのお約束「変身する」の理由は、大抵は正体を知られないため、普段の生活を守るため。
それにより戦闘力が上がるってのは実は重要ではなく(元々バトルは勝つのが既定路線)、見どころはバトルの勝敗そのものよりも「バトルの影響を普段の生活にどれだけ及ぼさないか」だと思うんだがのう。
これらの条件が無い異世界が舞台であるなら、ずーっと変身したまんまでいいってことになる。
まぁ実際そうっぽいけど、なーんか魅力半減よね。

それ以前に異世界に飛んできた理由、また飛んだ後に起こした行動の動機は全て「美遊を救う」になるのだけど、だからといって帰る手段が見つかってないのにエインズワースと敵対しても意味なくないか?
例え救い出したとしても、後から「元の世界に戻るには美遊をエインズワースに預けない限り無理」とかだったらどうすんの、っと。
クソみたいな屁理屈をベラベラ喋るのがウリのfateに近付いたくせにこの計画性の無さは、これまた違和感を増す。

それと美遊を救うかこの世界を救うか選択を迫られるけど、そもそも並行世界の一般人が全く出ないので世界の大切さなんてのは感じられない。
アンジュヴィエルジュかな?

それと敵側にダンガンロンパの腐川ソックリキャラが居るんだが、これいいんだ、ふ~ん。
競女に文句言えんね。{/netabare}

と、かなり辛口なことを書いてしまったけどどうやらこれは原作通りらしく、その原作はここら辺からfateに近付いたってことで評判が上がった、らしい(そう聞いた)。
あっふーん。
とはいえそれはそれ、なんだかんだで書いてる人も分かってるっぽい。
途中イリヤが人形と入れ替わるエピソード、あれって「見た目別の物に置き換えても成立する話じゃん、コレ」という自虐ネタに思われる。
そこまで分かってるならもうちょいどうにかならんかったのかなーと思うと残念でならない。

てっきりfateファンの裾野を広げるためのスピンオフかと思ったら、本家fateはちょっとなぁって人には辛い方向に進んでしまい面食らった作りになってしまいました。
それにしても最後の終わり方なんて時代が時代なら“あのね商法”として騒ぎになってもおかしくない気がするのだけど…あいや、原作のほうで先の展開分かってるから大丈夫なのかな?
シリーズ合計して4クール分も時間を費やしたため後ろ髪を引かれる思いだけど、もう見なくて良さそう。


余談
サファイアがかかずゆみの声で「ミユサマミユサマ」言うのが非常に切なく感じてしまう。
こればっかりは想定不可な事態なので仕方ないことなのだけど、よりにもよって未祐とはねぇ…。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

選べない二者択一壊して、根拠ない希望にすがって、こっちが前だよって

プリズマイリヤ4期。
前作では、平行世界の存在や、そこで美遊は聖杯という存在であったこと、2枚めのアーチャーと壮絶な戦いにも関わらず、その痕跡が全く残っていないなど、様々な謎を残したまま終結しました。
本作はその続きとなります。
4期目からは、舞台が並行世界に移り、カードが作られた理由や、聖杯戦争、聖杯について語られます。
4期を観ると、むしろ3期までは舞台説明であり、4期からが本筋となるのではないかと思うくらい、本作から内容が具体的になり雰囲気も大きく変わります。
Fate/stay nightではおなじみの、願望を叶えるために器である聖杯を満たす、聖杯戦争という儀式が執り行われるストーリーとなります。
ただし、前作でも説明があった通り、聖杯=美遊なわけで、友達を救うため、イリヤ、クロ、その他愉快な仲間たちが活躍するという展開です。

4期の1話目からイリヤは並行世界入りするので、4期では美々や龍子などのクラスメート、アイリスフィールやリズ、セラなどの家族は登場しません。
また、最初数話はイリヤのみ一人並行世界に送り込まれる形になるため、イリヤ以外のキャラは登場せず、異世界を探索するところからとなります。
3期目までとは異なり、クール前半の日常パートはないので、少し残念でした。
基本的にストーリーアニメになっていて、過去作に比較すると小学生女児が元気に遊んだりとか、階段脇の暗がりで人知れず魔力供給したりとか、そういう展開は少ないです。
3期まででブヒブヒ言ってたヨウジョスキーには残念ポイントかと思います。

ただ、かと言って、ご家族の前で堂々見られるアニメかというとそういうこともないです。
熱血シーンが比較的多いですが、新キャラも幼女とお姉さんで際どい服装で動き回ります。
過去作と比較するとシリアス度は高くなりましたが、思わずニタニタしてしまう場面も多々あるので注意が必要ですね。
本作では1話から胸に"田中"と書かれた体操服姿の新キャラ (通称:田中さん) が登場します。
この田中さんがまるでそれが当たり前のようにブルマ姿なので素晴らしいですね。
ブルマという衣装に思い入れがある一定年齢以上のオジサマは歓喜の声をあげ、ブルマを知らないキッズは異質なセクハラ衣装に心躍らせることと思います。

最終話目前で敵の企みもわかり、イリヤは答えを見出して前を向き、仲間たちと共に敵にぶつかってゆきます。
後一話でどう収集つけるのかドキドキして観ていたのですが、収集つかず、様々な謎や課題を置き去りにしたまま次回に続く終わり方となりました。
結局1話から登場していた田中さんの正体は不明のまま、2枚めのアーチャーのカードが存在したように他のカードも2枚めがあるような様子なのですが、1つしか存在せず。
劇場版が既存で一作、2021年8月後半で劇場版2作目が公開されるので、そこで収集がつくのでしょうか。
ただ、個人的には、ストーリーとかどうでもいいから、かわいくて元気な女の子たちのドキドキ展開がみたいでござるよ。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

67.6 6 魔法少女で熱いなアニメランキング6位
ViVid Strike!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (243)
1285人が棚に入れました
孤児院で暮らす少女、フーカとリンネは、貧しい暮らしの中でも明るい未来を夢見て暮らしていた。
しかし数年後、リンネと離別して孤児院を出たフーカは苦しい生活の中で荒んだ暮らしを送っていた。
そんなある日、不良との喧嘩で負傷したフーカを救った少女がいた。
少女の名はアインハルト・ストラトス。挌闘競技選手である彼女との出会いが、フーカの運命を変えてゆく。

声優・キャラクター
水瀬いのり、小倉唯、水橋かおり、能登麻美子、上坂すみれ、喜多村英梨、福圓美里、伊藤かな恵、斎藤千和、佐倉綾音、阿澄佳奈
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

K-1 WORLD GP in ミッドチルダ

放送前、本作が『魔法少女リリカルなのは』の冠を外して
『Vivid Strike!』を名乗った時、
私は正直うまく行くのか半信半疑でした。

タイトルからして、魔法にも、なのはさんにも頼らない!
と豪語しているようなもの。
ですが、結局、貫けずにシリーズの遺産にすがり、
中途半端な萌えアニメでお茶を濁すのではないか?
そんな不安が捨てきれませんでした。

少しだけ期待してみようと思い始めたのは序盤。
ジムのサンドバックを殴る、
少女たちの本気(マジ)な打撃音を聞いた時でした。

当初は面白くなるか分からないけれど、
打撃音が気になるから見てしまう。
その内に容赦ない過去の描写などが入って来て、
引き込まれていった感じ。

よって音楽4点はBGMというより、
主に打撃音とあとは主題歌に対する評価です。


競技内容も終盤になれば砲撃手とか召喚士とかが乱入して来るかも?
と高をくくっていましたが、
むしろ終盤になるにつれ"総合格闘技”ルールすらも削ぎ落され、
より純度の高い"立ち技系格闘技”から、
さらにガチの殴り合いへと先鋭化。


ハマっていくうち、段々、私の中で、往年のK-1ワールドグランプリ全盛期の熱気が、
当時のプリンスのテーマ曲と共にフラッシュバックして来ましたw

特に {netabare}ヴィヴィオVSリンネ戦。
内容もさることながら、短期間にトーナメント戦を行う過密日程により、
試合後、勝者でも負傷したらトーナメントの先に進めず、
既に負けていた選手がリザーブとして次に補欠出場する。
大会主催者や視聴者が思い描いた決勝カードがなかなか実現しないw
そんな所までK-1っぽいのが個人的にツボでした(苦笑){/netabare}


なのはさんについても、
{netabare} 一部、エリート公務員との僻み?が言及されるだけで出番なし。{/netabare}
無事"親離れ”できたようです。


演出、構成面では回想の多用が特徴的でした。

近年、表現界には回想の濫用をくどいとする風潮があるそうで、
小説賞等でも応募作が回想しだすとウンザリされる流れがあるのだとか……。

本作はそんな空気もなんのその。
例えば、{netabare} ほぼ一話丸々回想する。殴り合いの最中も振り返りまくる。
挙げ句、決着は次回に持ち越しw{/netabare}
などコッテコテな回想多用アニメ。

過去の『なのは』シリーズでもしばしば過去が掘り起こされましたが、
それでもTVシリーズでは、盛り込みすぎたら胃もたれするかな?
と思った過去話、サブキャラエピソードはドラマCDやスピンオフ漫画等に回して、
バトルシーンに注力してバランスを取りにいったものでした。

本作の場合は、むしろ時に、多少、試合内容を省略してでも、
サブキャラまでもが、身の上話等を語り始める脂身の多さ。

私も終盤、流石にちょっとしつこいかも?と思ったこともありました。
ただ、本作の場合はそれ以上に、熱さや懐かしさも蘇って来ました。
思えば昭和のアニメでは、必殺技一発放つまでに、
各自回想で一話消費とか当たり前でしたw

この決着の前に語り尽くしたいことが山ほどあるんだ!
本気で拳をぶつけ合って、初めて打ち明けたくなる過去がある!想いがある!

細かい演出を斜に見る冷めたハートに、
熱い闘魂を強制注入された感じ。


本作は『なのは』を名乗りませんでしたが、
シリーズ原作の都築さんにも熱さが戻って来たことも確認でき、
来年夏の劇場版『なのは』3rdに向けて、予熱十分。

私はいつでも着火OKです♪

【四話感想】改めて本作の監督は西村純二さんです……。

長いので折りたたみw
{netabare}基本的にもう途中で各話感想を書く予定はありませんでしたが、
四話でなかなか壮絶ないじめ回、女の修羅場に殴られたので、
勢いでここで一筆。

元々『なのは』シリーズは絶望や不幸、馬鹿げた野心など、
美少女バトル物でありながら、人間の負の側面も容赦なく描いて来ました。
それらもみんな叩き壊す、或いは砲撃する勢いでぶつかり合った先に、感動があるコンテンツでした。

ただ、最近、原作者の都築さんに
長年、少女たちが傷付く様を描き続けた心の勤続疲労が見え隠れ……。

『DOG DAYS』で脳が蕩けるくらい凄い、
萌えキャラたちのほんわかバトルを催してみたり、

『なのは』スピンオフの『なのはINNOCENT』展開時には、
本作でまで、なのはたちが傷付くことはないだろうとの主旨の方針を語られてみたり……。

あぁ、昔のように全力全開で傷付いて、それを乗り越える筋書きを
都築さんが量産するのはしんどくなっているのかな?と私は憂慮していました。

本作でも最初、都築さんが『true tears』などの西村純二監督と組んだ時、
理由が分かりませんでしたが、四話の描写を見て、意図が見えてきた気がします。

西村監督は痛み、特に肉体的な痛み以上に、
精神攻撃による心の傷、喪失のダメージを表現して来たアニメ監督でもあります。

彼と一緒にもう一度、痛みと真正面から向き合ってみよう。
何かそんな都築さんの決意のようなものが見えた、
心身の色々な部分が痛むしんどい回でした。


これは終盤にかけて、涙腺をガードする必要もある作品なのかもしれません……。{/netabare}


【一話感想】西村純二監督×『なのは』シリーズの世界観

やはり、長いので折りたたみw
{netabare}
かつてはルール無用、リスク度外視、全力全開の砲撃をぶっ放し、
願いや友情をかけて激しくぶつかり合った
初期の『魔法少女リリカルなのは』シリーズ。

三期『StrikerS』にて、なのはさんとは違う物語を志向する中で、
秩序ある組織や管理社会を形成するルールの中で、術者の健康にも配慮しつつ、
その熱さをどう継承するか葛藤。

四期『ViVid』では、さらにルール運用が厳格な
スポーツ、格闘技大会の中で、魂の継承を試行。

そして、ついに“魔法少女”も“リリカル”の冠も消滅した本作では、
競技色をさらに強化していく模様。

ストーリーは{netabare} 喧嘩に明け暮れる、孤児の貧困少女。
(何故か広島弁wどうやって次元を越えてこの第一管理世界に伝播したのでしょうw)
彼女が競技格闘技のジムに拾われ、拳により、失われた友情などを取り戻しに行く……。
というボクシング物の王道プロットに『なのは』スピリッツの世代間継承を託す……。 {/netabare}

ある意味、拳で語り合って来た『なのは』シリーズの流れで言えばあり得る展開。
けど個人的に意外性があってソワソワするのが、
シリーズ通じて脚本を手がけてきた都築真紀さんが、
本作監督を託したのが西村純二さんだということ。

西村監督と言えば私の中では監督自身が脚本も手がけた
『true tears』や『グラスリップ』等のイメージが強く、
過去に格闘要素のあるアニメ監督も数多く務めているとは言え、
このシリーズの監督でどんな仕事をするのか、ちょっと想像が付きません。

但し、脚本・都築さんがキャラ同士のハートを衝突させた時、
監督・西村さんが修羅場を激化させることはあり得そうですが……。

初回から早速、後々起爆させると思しき伏線爆薬をせっせと仕掛けて、
激しい殴り合いの予感を漂わせています。

そんなはみ出しそうな女と女の魂のどつきあいを、
整った競技ルールとリングの中でどこまで弾けさせられるのか。

脚本力と監督力が問われ続けている、
ある種のジレンマを抱えたこのシリーズの行方を、
西村監督×都築さんの新コンビがどう導くのか。

……まさか、鶏は出て来ないとは思いますがw
この世界に拳で取り戻せる仁義はあるのか。
拳を握って見守りたいと思います♪{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

残された時間を燃焼しろ! そこにお前の命の輝きがあるんだ! ……今から、お前を殴る!!

「魔法少女リリカルなのは」シリーズの外伝?みたいなことかな? シリーズを観てないので、よくわからないです(汗)

[2016秋 個人内ランキング 9位]

《以下ネタバレ》

【各話感想】
{netabare}
第1話
なかなかシビアな冒頭。格闘技系のスポ根もの? やたらとオッドアイの人物多いけど、何の意味もなくオッドアイのキャラを出すアニメはあんまり好きくないな。ヴィヴィオの「アクセルスマッシュダブル」は、「はじめの一歩」「ヴォルグ・ザンギエフ」の「ホワイトファング」にしか見えないw

第2話
絵柄があれだけど、微エロには少し萌えたw 腹とかw フーカの1日を淡々と紹介しつつ、各キャラクターに触れていく感じはなかなか良かった。

第3話
リンネのトレーニングシーンは、しっかりと筋肉を見せたいって感じでしたね。第2話の寝ているフーカの腹の描写もそうだけど、制作にはなんらかの特殊なフェチを感じる(笑)

第4話
リンネ過去編。たまたま、「いじめ~いけにえの教室~」を観てレビューを書いた直後の視聴で、不思議とリンクした。ラストのリンネの暴行リベンジで胸がスッとしてしまった私は、いけない人間なのだろうか?

第5話
大分バイオレンスな回でした。魔法少女の要素、必要ですか?

第6話
ミウラに、分かりやすい死亡(負け)フラグがぁ……。バトルシーンの手抜きがヤバイ(笑)

第7話
アインハルトの1回戦、鳩尾への肘打ちからの延髄蹴りとか、リンネよりエグいんじゃ(苦笑) フリッカージャブって、やっぱり「はじめの一歩」に似ている気が(笑)

第8話
今井VS板垣 戦を観ているようだな。二人ともスマッシュ撃ってたな。ヴィヴィオのスイッチスタイルも、ランディー・ボーイ・ジュニアがやってたな。カウンター狙わず、判定勝ち狙えばヴィヴィオは普通に勝てたんじゃ? でもここでヴィヴィオを勝たせるとか、良い展開ですね!

第9話
やはりここでリンネを負けさせるとは、凡百の格闘アニメとは違いますね。もしかしたらリンネは、「格闘技を辞めるために、格闘技を続けていた」のかな? やたら熱血展開だ(笑)

第10話
殴り合いながらの過去を回想。どこの熱血バトルやねん(笑) 熱く、熱く、熱く!

第11話
意識が無くなりかけ、トレーナーの言葉とミットの位置だけが見えるって、やっぱり「はじめの一歩」じゃんw 怪我と才能の無さを努力と理論でカバーしてきたジルが、才能のあるリンネと出会い、新たな夢をみる。「あなたの強靭な体に、私の技術と理論の全てが乗って、あなたの全身の筋肉が完璧に連動した一撃を討てたのなら、その打撃に耐えられる人間なんていません。きっと神様だって倒せます。」という言葉は、胸熱だった。神様=運命、なんだと思う。私もたまに道場で子供の指導をするので、どうしてもジルに感情移入してしまうw 才能ある若者との出会いは、それだけで幸せだよね。

第12話
殴り合って、仲よくなった後の平和な世界。百合百合してたw 太腿のアップとか、やっぱり制作の妙なフェチを感じるw キャラとか知らない人も出てきてるし、前作(シリーズ)ファンへのサービスも兼ねてるのかな? 決勝は、観たい気もするけど、ここまできたらもう蛇足ですよね。コーチ二人の会話とか、深いこと言ってた。
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
愛は奇跡を信じる力よ~♪ 孤独が心~閉じ込めても~♪

……ハッ! 仲良くして頂いている(と思ってる)天地人さんのレビューの入りに似ている(しかも平成生まれの方には伝わらない)w

絵柄と違い、ガチのバトルアニメでした。実はリリカルなのはシリーズは観たことがなく、これが初の視聴ですw 結論としては、かなり面白かったです。ストーリーにも重厚さがあり、意表をつく展開もあり、熱さもあり、悲しさもあり。

個人的には第4話が印象に残っています。人としてどうかとは思いますが、正直に言って、スカッとしてしまいました(汗)

4話以降は、ナカジマジムの面々とリンネを中心した話が多く、サブキャラもよく掘り下げられていると感じました。

一方、フーカは途中から空気になっていましたが、リンネとのラストバトルで面目躍如。この作品の主人公であることを証明してくれました。リンネの目の、心の曇りを晴らすために殴り合う姿は胸熱。ところどころ完璧に「はじめの一歩」だったのはまあ、ご愛敬ということでw

ただ私は、リンネとジルのコンビに一番心を奪われました。才能という壁に夢を阻まれたジルと、才能溢れるリンネとの出会い。ジルの「私の理論とあなたの才能が合えば、神様も倒せる」という言葉、じ~んときました。この場合、神様=運命(人生)、だと思います。ジルは自分の不甲斐ない格闘技人生を、リンネは大好きな祖父の死とその後に起こしていまった事件を、それぞれが呪っています。そんな自分の人生を吹き飛ばすような、強烈なアッパー。第4話以上に胸がスッキリしました。

リンネは強くなりたかったのではない。強くなったと思いたかっただけ。だから、形(ベルト)を欲した、というのは納得の出来る心情です。

リンネはこれまで誰とも試合をしてなかったのですね。だから、勝っても冷たい目をしていました。それは、リンネの戦う相手は常に弱い自分自身、弱い自分自身が起こしてしまった過去の出来事だから。そういう、いつまでも過去に立ち止まっている姿、誰のことも見ていないリンネを、フーカは許せませんでした。だから殴ったのです。涙を流しながら。ジャジャジャン、愛は奇跡を信じる力よ~♪(って、もう良いってw)

そんなリンネが、フーカとの殴り合いを通し、過去を払拭し、自分がどれだけ格闘技が好きなのかを自覚し、最後は青空の中で二人揃って倒れるシーンは、正に名シーン。フーカに勝てなかったからもうベルトには手は届かないのだけど、そんなのどうでも良いんですよね。リンネは自分が本当に欲しかったものを手に入れられたのだから。

最終回は、本当に色んなことに結末をつける、温かいものになっていました。ちょい役のキャラにもちゃんと後日談を用意しているとか、芸が細かい。

リリルカなのはシリーズ(というより外伝的な扱い?)は本作が初めての視聴でしたが、予想以上に楽しめました! 時間ができたら、一作目から全部観てみたいと思えました♪
{/netabare}

【総括】
絵柄とは違う、ガチの格闘アニメ。格闘技を観る、というより、そこに至るまでの経緯や、バトル中の心情の変化を楽しむアニメか。シリーズ未視聴だが、ここから入っても充分に楽しめた。他の作品も観たくなった♪

投稿 : 2025/02/01
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

フーカとリンネの投入で物語の熱さには拍車が掛かりましたけれど…

この作品は、私の中でどうにも異端の存在でした。
まずこの作品を視聴するには、「魔法少女リリカルなのはシリーズ」の第4期にあたる「魔法少女リリカルなのはViVid」を視聴しないと話についていけないと思います。

それでは「魔法少女リリカルなのはViVid」だけ視聴しておけば問題無いか…と問われると、答えは「No」…なぜなら4期に登場する人物を知るには3期の「魔法少女リリカルなのはStrikerS」を見ないと人となりが分かりません…こんな風に辿って行くと、つまりは1期から視聴するのが一番登場人物を理解できる事になる訳ですが正にその通りだと思います。

でもこれまで4期までを視聴してきた方には堪らない作品だと思います。
それは、今でこそ友達と一緒にストライクアーツに打ち込んでいるヴィヴィオが、どれだけ壮絶な日々を積み重ねてきたのか…幼いゆえに何も知らずただ翻弄され、激痛に歪むヴィヴィオを全身全霊で救い出した高町なのは…
ヴィヴィオの成長は、なのはママとフェイトママがこれまで積み上げてきた歴史そのもの…
だから主人公が高町なのはからヴィヴィオに移ってもそれほど違和感は感じませんでした。

でも主人公がなのはでもヴィヴィオでも無いとなると話は別です。
いくらシリーズの冠名を外したとしても、そこに脈々と流れるのは4期まで続いたなのはシリーズの血潮なんですよね…
もう少し前作までの繋がりを大切にして欲しかった…というのが本音です。

それともう一つ…放送の構成も違和感がありました。
この作品は4期から1年後という設定ですが、率直に疑問に思ったのは何故「魔法少女リリカルなのはViVid」の続編を先に放送しなかったのか…という事です。
確か4期はインターミドルの大会途中…ヴィヴィオとミウラの対戦前に終幕しましたが、この作品ではミウラはナマジマジムに移籍していますし…
この戦いの結果が素直に気になるところです。

それに4期のインターミドル大会で本作品に登場した選手も、この作品に多く登場するのですが誰が誰やら…というより、4期でハッキリ記憶に残らなったキャラも何の説明も無いまま外野スタンドで普通に応援しているですよね…
残念ながら負けてしまった選手は仕方ありませんが、少なくても勝った選手…というより、インターミドルを描いた後にこの作品を見る方が、色々とスンナリ頭に入ると思うんです。

少しこの作品を批判めいたレビューをしてしまいましたけれど…
実は秋アニメの中で放送が待ち遠しい作品の3本の指に入るくらい大好きな作品でした。
シリーズの冠名が無いとか、そんなのは全然関係無いくらい激アツな展開に何度痺れたことか…
これがいのすけと小倉さん効果と思うと「流石」の一言に尽きます。

いのすけ演じるフーカと小倉さん演じるリンネは幼い日を孤児院で共に暮らしました。
しばらくするとリンネはとある良家に貰われる事となり、二人は別々の道を歩く事になる訳ですが、どちらも順風満帆な人生が遅れた訳ではありませんでした。
そんな二人がストライクアーツで再び接点を持つようになり物語が動いていきます。

ジムで喧嘩の腕っぷしには自信のあったフーカの相手をしたのは、ヴィヴィオを初めとする「おちびちゃん4人衆」でした。
ここでフーカは出鼻を完全に挫かれ基礎の大切さを身を通して知る事となります。
フーカが強くなりたいのは、人が変わったように冷たい目をする様になったリンネを元に戻したいから…
でもその時リンネは、冷徹で残忍なまでの攻撃により快進撃を続けU15ワールドランク1位という手の届かない場所まで登りつめていたんです。

そんな中、満を持してウィンターカップが始まった訳ですが、こんなにも心が大きく揺さぶられる展開を目の当たりにするとは正直思っていませんでした。

リンネが最初に戦ったのは、抜剣と呼ばれる足技の使い手であるミウラでしたが、この戦いの結末には、次を視聴するのが本気で苦しくなる位に心が痛みました…

だってこの戦いの勝者の次の相手はヴィヴィオでしたから…
だから怖かったですけど、ヴィヴィオとの全力全開の一戦に臨んだ訳ですが、こんなに心が震えて号泣する展開が待っていてくれていたとは予想だにしませんでした。
多分、この回だけでも10回以上は視聴したと思います。

そして物語は本当の決着に駒を進めていきます…
物語の終わり方としてはこのシリーズ特有の良い終わり方…これはある程度予想していましたが、そこに至るまでの熱さは半端無かったと思います。
気になる方は是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、小倉唯さんの「Future Strike」
エンディングテーマは、いのすけの「Starry Wish」
どちらも作品にマッチした最高の曲だったと思います。
特に好きなのは物語の余韻を感じさせてくれるエンディングの入りの部分…
もちろん、どちらもカラオケで挑戦済で、間違いなく今期のアニソンBEST10に入る曲です。

1クール12話の作品でした。他にも例えばアギトとリインの姿恰好とか気になるところはたくさんあるのですが、それを差し引いても余りあるほど魅力ある作品だったと思います。
これで4期の続編が無くなったら悲しいですけれど…
次があるならシリーズの冠名を背負って貰えることを期待しています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 28

72.0 7 魔法少女で熱いなアニメランキング7位
劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い(アニメ映画)

2017年8月26日
★★★★☆ 3.8 (143)
805人が棚に入れました





「話をしようと思う。俺と、美遊の……これまでの話を」

世界は滅びに向かって進んでいた。
その歩みを止められるのは、〝聖杯〟たる美遊の犠牲のみ。
世界か、美遊か——。
〝世界の救済〟を掲げるエインズワースが突きつけられた問いに対し、
イリヤが出した答えは、両方救うという単純な〝ワガママ〟だった。

戦いは小休止を迎え、一行は美遊と士郎が育った家に身を寄せる。
団らんのなか、士郎は、美遊との過去を話し始めた。

あらゆる願いを無差別に叶える神稚児だった美遊。
士郎は、切嗣と暮らしていた家に、身寄りのない彼女を引き取った。
それから、5年。二人は本当の兄妹のように平穏な暮らしを送ってきた。

しかし、そんな日常は突如として終わりを告げる。
美遊の生家へと訪れた二人。その前に、美遊を“奇跡”として希求する樹里庵が姿を現し——。

美遊と士郎、エインズワースの因縁が、ここに語られる。


声優・キャラクター
杉山紀彰、名塚佳織、門脇舞以、花江夏樹、下屋則子、小山力也

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

彼の口によって語られる美遊とエインズワース家との因縁とは!?

劇場でこの作品が上映されたのが2017年の8月…
視聴したいと思っていながら中々機会がなく、ようやく視聴に漕ぎ付けることができました。

劇場版だから短期決戦…
これまで極力この作品の情報に触れないようにしてきたので、ほぼ白紙の状態で視聴に臨むことができました。

この物語の舞台は、これまでのイリヤたちの世界から5年9ヶ月ほど遡った時代…
ここでいきなり衛宮切嗣と幼い頃の士郎が登場したのでビックリ…
二人はやがて訪れる人類滅亡から人々を救済する方法を探して各地を旅していました。

そんな折、二人は冬木市に訪れました。なんでもここには天正の時代から続く神稚児伝説が語り継がれた場所でもあったとか…
そんな話をしていた矢先、街を飲み込もうとする謎の闇と、闇を消し去った光を二人は目の当たりにしたのです。
光の発信源に向かった二人は、崩れ落ちる家屋の中から一人の少女を救い出しました。
その少女の名前は美遊…身寄りを失った彼女は、切嗣に引き取られ士郎と一緒に暮らすこととなり、物語が動いていきます。

幼い頃の美遊…って、テレビアニメ版でも十分幼かったですが、それよりもっと幼い頃の美遊…
可愛いですねぇ~
家の中では士郎にべったり…ずっと後を付けたり物陰から覗き込んだり…
色んなことが分からないから本能で行動しているんですよね。
切嗣は部屋に閉じ籠りっ放しなので、相手をしてくれるのは年の近い士郎だけ…
もともと士郎って優しいじゃありませんか…
だから優しく接してくれる士郎が、きっと美游にとっての全てだったんだと思いますし、懐くのも無理ないと思います。

ちっぽけかもしれないけれど、そんな幸せは長く続かないのが世の常…
ある日、美遊のことをずっと探していたエインズワース家の連中に連れ去られてしまうのです。
切嗣は目的を成就させるため、美遊を引き取った…
士郎は切嗣の思いを受け継ぐ筈だった…
けれど、美遊はとても良い子なんです。
一緒に積み重ねてきた時間が人の思いを変えるのは決しておかしい事じゃありません。
士郎がずっと言いたかったこと…
士郎が言えなかったこと…
美遊を攫われて大人しくしている士郎じゃありません。
大きなうねりの中にその身を投じて…物語は一気に激しさを増し加速していきます。

本作品の登場人物は決して多くありません。
けれど、その中でも間桐桜の存在は一際輝いていたと思います。
そこには私たちの良く知っている桜がいました。
物腰は決して強くありませんが、士郎を慕っているのはぱっと見で分かる位に反応が素直…
そして彼女の一番の大切は…やっぱり自分じゃないんです。

どの様な形であれ美遊も桜も…士郎のことを慕っていました。
そして士郎も嫌じゃ無かったからお互いを大切にし合えたんだと思います。
それなのに二人とも士郎の目の前で…

士郎の怒りに我を忘れる姿…きっと初めて見たのではないでしょうか。
基本的に彼はいつも冷静でしたから…

イリヤシリーズはスピンオフなので、独自の世界観を持っていましたが、この作品に関してはこれまでの…とりわけFate本編との繋がりが強かったです。
士郎が身を投じたのが、そういう世界だった…というのも理由なのでしょうけれど、お馴染みのキャラにお馴染みの場面…Fateシリーズを視聴した方なら、この接点は嬉しいご褒美だったのではないでしょうか。

エインズワース家が美遊に目を付けた理由と目論み…
その身を投じた戦いの果てで、士郎は何を願うのか…
伝えたかったことを士郎は美遊に伝えられたのでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

完走して振り返ってみると、これまでの点と点が線で結ばれて腑に落ちたような作品…
本編さながらの熱いバトルシーンと、これまで耳にしてきた懐かしい台詞の数々…
そして原点に回帰する作品だったのではないでしょうか。

もう一つ…この作品の冠名は「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」であるにも関わらず、主人公であるイリヤが登場したのは、ほんの少しだけでした。
登場しないので「扱いが雑」というレベルにすら到達していません。
でも、劇場版の限られた尺の中で士郎と美游の物語を描き切るためには、その位の大英断が必要だったのかもしれませんね。

主題歌は、ChouChoさんの「kaleidoscope」と「薄紅の月」
お気に入りは「薄紅の月」
これは士郎の歌ですね。歌詞が胸に染み入ります…

上映時間90分の作品でした。
圧巻…この一言に尽きる気がします。
気になるのは続きです。
物語としては綺麗に纏まっているのですが、まさかここで終わらないですよね。
原作の連載は続いているみたいですし…
この後もこのシリーズが続いてくれることを期待しています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

離れていてもいつもそばにいる運命に引かれるように二人が出会う物語

プリズマイリヤ劇場版一作目。
ある日突然、魔法少女になってしまった普通の小学生イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。
カード回収の使命を帯びて、友達の美遊、クロエと共に、元気いっぱい銀幕デビュー!と思いきや、イリヤの登場ほぼ無し、タイトルに反して主人公はまさかの衛宮士郎というロリコン大激怒の劇場版です。

プリズマイリヤ1期の前日譚となっており、プリズマイリヤ/Zeroというべき内容です。
イリヤの存在する世界とは異なる並行世界での出来事が描かれていて、カードが作られた理由、カード回収において美遊が最初から事情を知っている風だった理由が明かされます。
時系列的には1期より前ですが、4期まで観た後でないと意味が通じないと思います。
本作を観たあとでまた1期から観ると、また違った印象を持つことと思います。

「神稚児」と呼ばれる人の願いを叶える力を持つ存在として冬木市に生まれ、結界の中で過ごしてきた美遊は、巨大な爆発の影響で結界が解け、衛宮切嗣に目をつけられ、衛宮家で過ごし始めます。
切嗣を養父に持つ衛宮士郎と共に屋敷の中で過ごすのですが、やがて、切嗣が病で亡くなってしまう。
その後、ふとしたことで美遊は、聖杯戦争を取り仕切るエインズワース家に見つかってしまうという展開です。

プリズマイリヤというよりは、スピンオフ元のFate/stay nightやFate/Zeroに近い内容です。
その世界では、エインズワース家による、カードを用いた第四次聖杯戦争が開催されており、衛宮士郎はその戦いの渦中に飛び込んでゆきます。
ただ、7人のマスターと7人のマスターによる聖杯戦争がメインというわけではなく、戦い自体はダイジェストとなっています。
カードの出所と美遊の正体、今後、イリヤは何と戦わなければならないのかということが明らかになる劇場版でした。

ただ、田中やベアトリスが登場しなかったり、ラーメン屋だった言峰綺礼がちゃんと教会の代行者をしていたりと、謎はまだまだ多く残っています。
本作で完結ではなく、4期目の続きであり次回に続く、間のストーリーということを前提に見る必要があります。
とはいえ、本作まで観ている方は、引き返せないイリヤ沼にハマった方々だと思うので、そんなことは承知の上ですね。

4期まで視聴済みであれば知っている通り、最後はハッピーエンドとは言えない終わり方になります。
ただ、マジカルサファイアと出会い、そしてイリヤと出会ったこと自体が奇跡であると考えると、本作はハッピーエンドの始まりへ至るための、奇跡へ繋がる物語と言えるのかもしれないと思いました。
最初は「なんだよイリヤちゃん出せよ。っざっけんな」と思わなくもなかったですが、結論としてとても良い作品でした。
2021年8月27日には劇場版第2作目公開予定なので、劇場に観に行くかは考え中ですが、続編も楽しみです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

涙なしでは語れないプリズマ☆イリヤ始まりの物語

この劇場版は全編シリアルタッチで描かれています。
そして最後はとても感動します。
こんな素晴らしく温かい映画を制作された監督さんに感謝します。


この物語の主人公は、衛宮 士郎。そしてヒロインは、美遊。
イリヤはエキストラ程度にしか登場しません。
そしてこの場所は、パラレルワールドのFateの世界

士郎と衛宮 切嗣は、人類救済の方法を求めて各地を回っていました。
そして冬木市に着いたとき、街が崩壊する瞬間を目撃します。
ここで士郎は、崩れ落ちる家から美遊を救い出すのです。

やがて切嗣は亡くなり、士郎は美遊と兄妹のように暮らします。
士郎は、美遊がこの世界での聖杯だと知っていました。
実遊は、生まれたときから聖杯として死ぬ運命にあったのです。
でも、人類を救済するために美遊を犠牲にすることなど、士郎にはできません。

しかし、エインズワース家のジュリアンが美遊を奪います。ジュリアンは美遊を聖杯として利用するつもりです。
そして、ここでも聖杯戦争が始まるのです。

士郎は、さくらが残してくれたカードを使って聖杯戦争に参加します。
そして…
{netabare}
苦難の末に士郎は勝者となります。

聖杯戦争の勝者は、自分の欲望をかなえるために聖杯を使いますが、
士郎の願いは、たった一つ とてもささやかな願いでした。
{netabare}
美遊を幸せにすること、美遊が笑顔になること。たったそれだけです。
{/netabare}
この士郎の願いにより。美遊はイリヤたちが住む世界へと旅立つのでした。
そう、これはプリズマ☆イリヤの始まりの物語だったのです。

こんな願いならば、神様はきっと喜んでかなえてくれると思います。
この願いのために全身傷だらけで戦いぬいた士郎の優しさに感動します。
士郎は人間として素晴らしく温かい人でした。
こんな優しさに満ちたFateならば、私は大好きです。
{/netabare}

この映画を最後まで見て、ふと思ったことがあります。

もしかして私は、大きな勘違いをしていたのかもしれません。
プリズマ☆イリヤシリーズの4期 42話の壮大な物語は、実は美遊の成長を描いた物語なのではないでしょうか。
もちろん主人公はイリヤですが、美遊が笑顔になるための物語なのかもしれません。

だから、あんなに無駄なように思えたテレビシリーズのドタバタ騒動も、実は美遊が笑顔になるために仕組まれたことのように思えてきました。
現に、プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツのオープニングの映像は、美遊に焦点を当てて制作したものです。
そう考えると、監督の大沼心さんは物語の本質を熟知された方のように感じます。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

62.6 8 魔法少女で熱いなアニメランキング8位
ふたりはプリキュア Max Heart(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (75)
553人が棚に入れました
新学期、なぎさとほのかもいよいよベローネ学院女子中等部の最上級生になり、普通の女の子として、部活や勉強に大忙しの学校生活を送っていた。そんな折、なぎさとほのかの前に現れた不思議な少女・九条ひかりが現れる。
そのころ「光の園」では、ジャアクキングとの戦いで傷ついたクイーンが分裂し、どこかへ消え去ってしまった。時を同じくして、撃退されたはずの邪悪な闇の力「ザケンナー」がなぎさとほのかを襲う…。
バージョンアップした「コミューン」にハートのカードを差し込むと、再びふたりはプリキュアに変身して迎え撃つ!
はたしてプリキュアはクイーンを元の姿にもどすことができるのか…!?

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ぶっちゃけ、ありえな~い大人

2014.01.12
本日
『プリキュアオールスターズがやってくる!33人が大集合!!』
のグリーディング&パレードに“ひとり”で行って来たので
何となく『ふたりはプリキュアMH』の
えこひいきなレビューを・・・

前作『ふたりはプリキュア』の続編です。
OPや容姿や変身バンクや歌舞伎みたいな見得など
全てがパワーアップ!!
マックスハートってカッコイイ名前です。

そしてネタバレと言うかOPに出ちゃってる
新キャラの味方登場です。
『ふたり』じゃ無ぇじゃん!!
とツッコミを入れようかと思わせといて、
プリキュアじゃないからタイトルは問題無いと言う
「お・・・おう・・・・ほな・・・・ええんやけどな・・・」
的な気分が味わえます。(もう無理ですけど)

よく子供向けアニメなど最終回
特に間を空けて第2期とか、あまり無かった時代
「TVの前のみんな、じゃあまた会う日まで」とか
「またどこかで、会えるさ」とか
主人公が言い残して
そのまま一切姿を現さないという
詐欺にあった記憶が、かなりあります。

しかし『プリキュア』は最終回寂しい気持ちになりますが
『オールスターズ』で本当に会えますので
許してあげます。

この頃のプリキュアも一応子供向けには変わり無いですが、
今に比べて、まだ観てる年齢層の幅が
上に広かったと思います。(あくまで女子の年齢層の話)
恋バナもありましたしね。

なので、プリキュアのキャラクターショーに
行ったりしたときマックスハートの曲が
「プリキュア、プリキュア♪」
って流れると、
「ああ、懐かしい」
と言うお母さんをよく目にします。
プリキュアも母子で同じシリーズを観るまでになったか・・・
と時の流れの速さにビビりました。

中には“大きいおともだち”もいてるんですが、
私はチキン野郎なので
ひとりで観に行って
赤の他人の娘さんの近くで、
見様によっては
その娘の『お父さん』とも取れるポジションをキープし
観覧するのが精一杯の愛情表現です。

たまに本物のお父さんが登場して
複雑な家庭環境を演出してしまいますけど・・・

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

正常進化

シリーズ第2作
通称:MH、初代MH


前作の大ヒット受けて予算を惜しみなく投入され制作された続編
もっとも目を引くのはやはり『作画クオリティの向上』ではないでしょうか?
変身バンクひとつとっても気合の入り具合がまるで違う


新キャラクターがいるものの基本的にやっていることは前作と同じ
前作と似たような展開を前作から少しアプローチを変えながらのストーリーには、前作ファンには「期待通り」と取れるでしょうが、
逆に前作を好きになれない方には「退屈」他極まりないでしょう

例えば前作には悪の権化である「ジャアクキング」から生み出されながらも、
ジャアクキングの支配から独立を企てる「悪の三幹部」が登場しました


ところが今作では、前作で滅んだジャアクキングを復活させるべく奮闘する「悪の三幹部」が登場するのです


目的は違えど彼らがすべきことはやはりプリキュアを倒し、光の園の力を手に入れることに共通する


こういった違いはあれど根幹の部分は全く何も変わっていないというのはオイラが前作レビューで挙げた、マンネリ化やファン層の固着化を起こす可能性があると思うのです
単純にクオリティはあがっているからという理由だけでは評価し難い作品だと思います


キャラ評価を前作評価から少し下げたのは初代でのキリヤくん絡みのエピソードを評価したかったので・・・


ちなみに「パワーアップ」と称して衣装デザインが多少変更になり、なぎさ(ブラック)のおへそ出しが封印されます(爆)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

プリキュアシリーズ第二作目

1作目に続き、2作目。
一人増えます!!!(プリキュアじゃないけど)

---------------------------------
ドツクゾーンとの戦いが終わり、普通の女子中学生として3年生に進級したなぎさとほのか。
しかし光の園では先の戦いで傷ついたクイーンが12のハーティエルに分裂して虹の園に散らばってしまうという事件が起こっていた。
一方虹の園ではジャアクキング復活を目論む闇の四天王が集結。

新たな危機になぎさとほのかは再びプリキュアとして戦うことを決意する。
3人目の戦士シャイニールミナスに覚醒した謎多き少女・九条ひかりを新たな仲間に加え、
闇の力と戦いながらクイーンを復活させるためにハーティエル集めをすることとなる。
---------------------------------

相変わらずの、関節技。
殴る蹴るの戦闘模様。

そして、3人目のシャイニールミナス。
戦うことは苦手で、攻撃する技はありません。
敵の攻撃をひたすら避けたり、後方支援に徹しているだけで、
一応、強力なバリアはだせる。

なんだこれw

しかも黄キュア枠だと…!?

まぁ、キュアブラックが桃キュア枠だから仕方ないのかな?

今作品は、新たに登場した妖精「ポルン」がちょっとうっとおしかった。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

64.9 9 魔法少女で熱いなアニメランキング9位
プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の大集合(アニメ映画)

2009年3月20日
★★★★☆ 3.9 (28)
179人が棚に入れました
ダンスコンテストに出場するため、みなとみらいに向かったラブ達は、途中で道に迷ってしまう。そこへ街を飲み込む邪悪な者「フュージョン」が現れる。力を欲したフュージョンは妖精達を襲い、さらには各プリキュア達を襲う。結集したプリキュア達は力を合わせ、世界を脅かす強大な敵に立ち向かう。

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

⑪血を吐くマラソンの始まり

時はフレッシュプリキュア!

未だプリキュアが15人に満たざる頃

テコ入れ的にやってみた初のオールスター

しかし、これがこれから毎年のように続く、血を吐くマラソンと化すとは…、この時は誰も知らなかったのです…。


というわけで初のプリキュアオールスターです。正直この時点で後々も続く問題点は出てたなぁ…という印象です。

単純に大量のキャラがほぼ出っぱなしだから作画カロリーが多すぎて絵が雑!。


プリキュアはどちからというと美しさと可愛さが基本な、止め絵の美しさが大切な作品なのでそこが損なわれるとねぇ…。プリキュア5の流麗と言っても過言じゃないバンクの美しさと比べると歴然。

それ以上に話と敵が雑。とにかくオールスターを短時間で捌くのに大忙しで色々雑になっちゃう、特に敵キャラ。

もう単に強い敵ってだけで、思い入れも深みもない敵じゃあ盛り上がらない。成功してるプリキュア作品は敵がまず素晴らしい。

ハッキリ言って、お祭り映画なんだからクロスオーバーをやってくれさえすれば別にいいじゃん的な志の低さ、真剣味のない雑さは嫌いである。

そういった問題を見事に超越したからこそ、私はオールスターズメモリーズを生涯ベストアニメ映画に推すのである。

本作で良かったのは、特に挙げるならオールスターにしか出ない敵キャラのフュージョンさんの作画。CV子安だから、グニャグニャ感をよく表現できてるし、ビジュアルは良いっすね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 9

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

人類補完計画を否定

今作視聴前のプリキュアシリーズ視聴状況

完走:ふたりはプリキュア
未見:ふたりはプリキュア Max Heart
未見:ふたりはプリキュア Splash Star
完走:Yes!プリキュア5
半分:Yes!プリキュア5GoGo!
完走:フレッシュプリキュア!



今作からプリキュア映画は、春と秋に公開するというルーティーンを確立したそうです。

登場するプリキュアは、直近の3作ではなく全プリキュアです。
しかし当時はまだ全員合わせても14人なので(キュアパッションは未登場)人数的には結構ちょうどいいです。

敵以外は映画オリジナルキャラクターも皆無に等しいので、非常にすっきりした印象を覚えます。

余計なオリジナルキャラのドラマとかもないので(笑)
その分、各プリキュアの魅力はもちろん、戦闘シーンの迫力も際立ちます。



未見のテレビシリーズが早く見たいです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

チョコ太郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

まさに奇跡の大集合^^

内容はお約束の勧善懲悪、何も考えずに観られます^^

全プリキュアの変身シーンを観ているだけで作品が終わりそうな勢いですが、お気に入りのプリキュアが当時の主題歌をバックに登場するだけでニヤニヤしてしまいました^^

やっぱりキュアホワイトは最強に可愛いですね~^^

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3
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