2022年度の高校生おすすめアニメランキング 21

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2022年度の高校生成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月25日の時点で一番の2022年度の高校生おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.8 1 2022年度の高校生アニメランキング1位
その着せ替え人形は恋をする(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (762)
2634人が棚に入れました
雛人形の顔を作る、「頭師(かしらし)」を目指す男子高校生・五条新菜(わかな)。 真面目で雛人形作りに一途な反面、同世代の流行には疎く、中々クラスに馴染めずにいる。 そんな新菜にとって、いつもクラスの輪の中心にいる人気者・喜多川海夢(まりん)はまるで別世界の住人。 けれどある日、思わぬことをきっかけに、海夢と秘密を共有することになって……!? 決して交わるはずのなかった2人の世界が、動き出す――! 『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて連載中・福田晋一による大人気原作を、CloverWorksが待望のアニメ化! 豪華スタッフが贈る、コスキュン? ストーリー!

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

高レベルのギャル系ラブコメ…ラブよりギャグ要素高めですけど。

 多分4回見たと思いますが、4回目は10話に入ったところで止めています。10話以降の出来が今一つな気がします。

 やはり本作は1~5話が一番面白いです。というのはやはりコスプレのノウハウと海夢が五条君に惹かれてくところがダブルで入っているうえに、おじいちゃんとか「行動力」とかギャグも非常に冴えていました。エロももちろん五条君ギャグになる適度な感じだったと思います。
 綺麗という言葉を使った演出で海夢が堕ちるのもまた、良かったと思います。

 1点だけちょっとなあというのが、五条君が試験とおじいちゃんの腰の件とコスプレが重なっていて無理をしているところで、最後海夢が泣くところですね。あれ、海夢は多分本気で反省しているんでしょうけど、無意識的に自動的にあれが出来てしまう女性のあざとさも透けて見えました。

 6話~9話のジュジュ様もノウハウと言う点では前半に劣らず感心したし、ジュジュ様のキャラも面白かったと思います。ただ、海夢が五条君好きと言葉だけになってしまった感がありました。オムライスは良かったですけど。ギャル系の女子として押し倒しに行くのか、ギャルなのに純情になってしまうのか、その辺の動きが欲しかったかなあと思います。

 この中間パートは話もいいですけど、演出と作画で魅せました。

 6話の演出は、海夢が電車に乗っている場面、ガラス窓に映った表情と学習塾のポスターの男女の演出良かったですね。
 そして8話後半の作画が非常に良かったですね。前半の止め絵も実はかなり手が込んでいましたが、後半の不思議なヌルヌル感が砂浜の解放感とセットになって、非常に見ごたえがある画面になっていました。青春を全力でアニメにした感じでした。

 で、10話以降なんですけど、なんとなくつないだだけ…の印象でした。ここでせっかくエロと純情のどっち?が出来ると思ったのになんか中途半端でしたし、コスプレノウハウもあまりなかったと思います。エッチコスプレがメインなんでしょうか?
 だったら、衣装と恋愛の進捗がシンクロした方が面白くなったのでは?と思います。


 OPEDは非常に凝っていてセンスが光っていました。

 全体的に気に入らないのは、写真をそのままアニメに加工したような背景美術です。また、それとは逆に気の抜けたようなのっぺりした背景も時々ありました。いずれにせよ人物が浮いてしまいます。アニメを見ている醍醐味が…


 本作は、テーマ性というよりも、ストーリーとキャラ、ギャグ、微エロを楽しむエンタメ作品ではありますが、ラブ要素とコスプレ要素が上手く絡み合ってレベルの高い作品になっていると思います。
 面白さでいうなら、この数年のアニメの中では再視聴に耐えうるかなりの水準だと思います。

 なお、原作は9巻まで既読で海夢の男装回が最高なので楽しみです。楽しみですけど、ダラダラ行くのだけはやめて欲しい。2期できっぱり結論を。



 現在、リアルタイムで視聴しながら書いた各話ごとのレビューや追記など、ごちゃごちゃしている作品をまとめ中です。主旨はほぼ変えていませんが、その後気が付いたところを書き加えています。
 
 22年12月までに書いた内容を23年7月にまとめ・追記しました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 45

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

好きなんだろ〜?こういう娘(こ)がさぁ〜?。「オタクに優しいギャル」それは悲しきモンスター…。

 流石は「ワンダーエッグ」などのクローバーさんだけあってビジュアル全般が良くできている。非常に丁寧で瑞々しいアニメーションに、ちゃんと好感が持てるキャラたち、レイヤーの世界も垣間見えて悪い作品じゃないが、少々コクに欠けるように思えた。


 こういう作品はこういうの以上を期待しても仕方がないのかもだが、ラブ強めなラブコメだと、やはりヒロインがちょろいとイマイチ盛り上がりに欠ける。その点、コメを強めにしてる「かぐや様」は上手くいっているが。


 五条くんは悪い子じゃないし、頑張ってる好感が持てる主人公だから個性無しハーレム作品の主人公よりは全然ええけど、「とらドラ!」の竜児みたいにキャラ立ちしている良い奴かと言われると微妙な良い子ちゃん止まりかな。


 結局、恋愛というテーマ自体がオタクコンテンツではオワコン化が進んでる上に、どんどんソフトコーディングになっている現在において、物語に大きな山や谷が作りづらいし、ちょっとでも癖のあるキャラは出しにくいではもうラブ強めな男女の恋愛作品は難しいんじゃないかな?。なにより、オタクはもう男女の恋愛になんのロマンも見いだせまい。


 もはや恋愛メイン作品は、ピュアで甘々でも許される、殆どファンタジーな百合かblの世界しかありえない気がする。昨今のアニメで本当にキュンキュン(我ながらキモ!)になったのは「あさがおと加瀬さん」くらいだし。男女の恋愛では、流石に今やリアルな現実がそっと顔を覗かせてしまうが、百合ならそういうもん!って割り切って逆に全乗っかりできる。


 悪い作品では全然ないけど、サッと見て、サッと忘れちゃう、カラスの行水作品かも。ガッチリ刻み込まれるサムシングがないと、満足できない躰にチューンされた自分には物足りない。これが明らかに予算ない感じの作品ならまぁ仕方ない感があるけど、相当の人材と予算を傾注してるのがわかるからこそ。


 作中作の魔法少女作品が、「どれみ」+「プリキュア」+「さくら」で、中の人が丹下さん、久川さん、宍戸さんなのは勿論嬉しいが、それこそ「好きなんだろ〜こういうのがさぁ〜」なスタッフの顔が覗く、ちょい出し出じゃ評価には結びつかないかな。パロディーに限らず、出しただけでは駄目よ。「悪魔のいけにえ」のラストシーンパロを作画で見せてくれたのは意外で良かったけど。


 それにしても、「オタクに優しいギャル」ってオタクの勝手な欲望が産んだ矛盾を孕んだ悲しきモンスターではないだろうか?。ギャルのエロさは好きだが、当たりがキツイの嫌だし、エロさを期待してる癖にビッチは嫌(処女厨乙)だから実は純情という都合の良さ。だからといってもろにリアルなギャルを出せ!とは言わないが、あまりに傲慢なご都合主義設定な存在は哀しいなぁ…。


 ウマ娘のギャルキャラなヘリオスとジョーダンは大好きなのだが、彼らはご機嫌でありつつ人を馬鹿にしないでリスペクトをちゃんと持っている。それさえあれば充分に最高で、ご都合主義マシマシはいくない。長瀞さんも良いね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 39
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今期のダークホース

ガッチガチに枠組み固められているけど
(制作アニプレックス傘下、OP/EDソニー・ミュージックアーティスツ)

引っ込み思案&コミュ障だけど、雛人形職人を目指す五条と、
美人で気さくな喜多川(趣味コスプレ)が織りなすラブコメ。
原作面白いので期待大。

12話
{netabare}
花火大会END

個人的に今期の覇権アニメだったかな。
{/netabare}

11話
{netabare}
五条君、マンガ喫茶とラブホを体験する回。
文化祭は2期?かな。
{/netabare}

10話
{netabare}
Aパート
合わせ終了後の話。

Bパート
新コスと五条君の服を買いに行くぞ回。
喜多川さんの行動力っ!
{/netabare}

9話
{netabare}
合わせの撮影終了でOK?

ジュジュ様妹の男装コスに喜多川さんは分かるけど、
ジュジュ様も興奮とか、2人とも自重よろー
{/netabare}

7話~8話
{netabare}
ジュジュ様姉妹との顔合わせからの合わせからの
ロケハン+試験も終わったし、そうだ海に行こう!回。

喜多川さんの行動力!!
{/netabare}

6話
{netabare}
五条君に新たなコス衣装の依頼。
依頼相手は、喜多川さん憧れのジュジュ様。

五条君の見つけ方が、コス会場からのストーキングとかダメ絶対!
憧れのジュジュ様にも臆せず切り込んでいく喜多川さん流石。

従妹の姉ちゃん、男子高校生は、女性用ストッキング普通に持っては
いないと思うよw
{/netabare}

5話
{netabare}
人間力高すぎ喜多川さんが見れる回。

五条君、喜多川さんを見習って行こう!
{/netabare}

4話
{netabare}
喜多川さん、報連相大事ー!
五条君、相談大事ー!

無事、雫たんコス完成おめでとう!
{/netabare}

3話
{netabare}
五条君、自意識過剰過ぎ。

喜多川さんの友達たちも、理解度高いから、
五条、すんなり受け入れていていい人たちだなと。

逆に、喜多川さんと五条君が釣り合わないとこそこそ言ってた外野、
派手な美人=派手なイケメンと付き合うとは限らないゾ!
{/netabare}

2話
{netabare}
喜多川さん、人の懐に入るのが巧い!
そしてブレない!
さり気なく、手土産持ってくるのはいいけど、
ググって、五条家特定とか怖いよw
{/netabare}

1話
{netabare}
五条君のトラウマ過去と喜多川さんとの出会い。

まさか、喜多川さんがいきなり脱ぐとは…
その後、コスプレ衣装に着替えるけど、制作は魅せ方狙っている感があるよね。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

77.1 2 2022年度の高校生アニメランキング2位
陰の実力者になりたくて!(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (465)
1481人が棚に入れました
『我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者……』 みたいな中二病設定を楽しんでいたら、まさかの現実に!? 主人公でも、ラスボスでもない。 普段は実力を隠してモブに徹し、物語に陰ながら介入して密かに実力を示す「陰の実力者」。 この「陰の実力者」に憧れ、日々モブとして目立たず生活しながら、力を求めて修業していた少年は、事故で命を失い、異世界に転生した。 これ幸いと少年・シドは異世界で「陰の実力者」設定を楽しむために、「妄想」で作り上げた「闇の教団」を倒すべく(おふざけで)暗躍していたところ、どうやら本当に、その「闇の教団」が存在していて……? ノリで配下にした少女たちは勘違いからシドを崇拝し、シドは本人も知らぬところで本物の「陰の実力者」になっていき、そしてシドが率いる陰の組織「シャドウガーデン」は、やがて世界の闇を滅ぼしていく――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

面白いですが作品の評価は2期が来るかですね。追記2期決定ですね。

 キャラや演出で魅せてくれました。かなり面白かったと思います。それぞれのエピソードについてちゃんと数話ごとに完結していく構成なので、飽きなかったんだと思います。

 冒頭のスタートからはアルファを初めハーレムものになるかと思いきや随分変わった展開の仕方でした。「ワンパンマン」的といえばいいのでしょうか。すべての努力を相対化してしまう、滑稽な部分に面白さがあるのでしょう。

 主人公ではなく、どうやらアルファの正体とか裏の歴史に謎があるようで、その部分を楽しみにしていますが、終わってしまいましたね。

 面白さでは評価できると思いますが「作品」としての評価は難しいですね。アニメとしての完結は放棄した感じです。ただ、20話を初めからやるのだから、勝算があっての事でしょうし2期の期待も出来そうですので「作品」評価はまた後程ですね。

 ですので、アニメとしての評価はストーリーは割り引くしかないですね。キャラは非常に良かったです。出てくる女性キャラたちの苦悩がもう少し深掘りできていれば、すべてを無意味にしてしまう主人公との関連でテーマ性が出たかもしれませんが、そこは機能せず、むしろギャグになってしまいました。

 EDの曲は良かったですね。やっぱりアルファの声がいいかなあ。止め画がちょっと手抜き感がありました。本編の映像の使いまわしでいいので動かしてほしかったかなあ。


追記 2期決定したので評価少しあげます。なお、原作の小説の方、全部買っちゃいました。オバロくらいあるのかと思ったらまだ05までなんですね。それでも、話の展開が意外すぎてかなり面白かったです。なろう、ではもっと先まであるんでしょうか。ただ、やっぱり紙の本が読みやすいので新刊どんどんだしてください。

 で、1期のOPって…ひょっとして…???



4話 面白過ぎて草。演出もいい。異世界という分類を越えて良作の予感。

{netabare} いや、構成も演出もキャラ作りも最高です。1話1話の話の展開が明確でそれぞれのエピソードに見せ場もあるので、本当に見ごたえがあります。1話の入り方も良かったですね。「世界最高の暗殺者…」的構成でグッと物語に引きこまれます。

 設定は開き直って、中世といいながら20世紀後半でなぜか電気がないという風情ですが、気になりません。舞台がストーリーにあまり関係ないからでしょう。

 そして3話から4話ですね。プリンセスの妹さん。最高ですね。劣等感とプライド、性格造形が見事に素晴らしいキャラを作っています。今のところ感情的に乗れるのはこの子ですね。姉に対する妹・弟、平凡な武術と言う面での主人公との共通性が今後どう活きてくるのか楽しみです。

 そしてシャドウガーデンという組織の再登場のカタルシスもかなりのものでした。主人公の勘違い設定があまりしつこくなければいいのですが、これでずっと行くのでしょうか?

 演出で瞳のアップを使うのが一貫しているのがいいですね。低予算対策かもしれませんが、効果的に瞳で感情や思惑を表現していますし、演出の力量を感じました。
 背景がペラペラな感じで低予算ぽいとはいえ、作画は丁寧だし、キャラデザはそれぞれのキャラに個性がありますし、演出が上手いので、全体としてはストーリーを楽しむ分には十分な画面作りが出来ていると思います。

 これだけの良作です。小説とコミカライズからのアニメ化ということで連載ものの欠点で、どんどん薄まってゆく危惧はあります。是非アニメ版での完結で構成させてほしい。続きがあるにせよ、1期で一応の目標を完結させてほしいです。

 OPがちょっと面白いですね。本当にストーリーに関係するんでしょうか。現世にシャドウガーデンが来たら面白そうです。イメージだけかな?{/netabare}


5話 「ルルーシュ」+「魔王学院の不適合者」そこに「オバロ」のプレアデスがくっついた感じでしょうか。つまり、面白いです。

{netabare} 配信時間が楽しみな作品は久しぶりというより、初めてかもしれません。ちょっとはまってしまいました。

 背景美術が安っぽいかと思ってましたけど、改めてみるといいですね。低予算かと思いましたけど、結構いい感じです。実際、止め画は多いので潤沢に予算があるとも思えませんけど、細かい演出に見るべきところが多いです。
 王女様(妹)が落ちる剣を掴むシーンとか心象映像としてなかなか見せていました。なかなかの画作りだと思います。EDも止め画ですけど演出で魅せてますので、工夫が上手いんでしょうね。

 その、EDとかOPなんですが、王女様が登場してないということは、ゲストキャラなんですかね。モブでもいいので絡んでほしいなあ。

 それにしても「アイアム〇〇〇ッ〇」は大笑いです。この外連味は「魔王学院の不適合者」を思い出します。印象としてはキリト君っぽいですけど、ルルーシュの「ゼロ」のほうがイメージが近いですね。
「ぷれぷれぷれあです」的なスピンオフもいつの間に始まっていましたので、「オバロ」のプレアデスは意識はしていると思います。

 スピンオフは下手をすると作品世界がメタ的になってしまい、本編の真面目な部分が楽しめないので、もうちょっとずらしても良かった気がします。{/netabare}


10話 やっと本性が現れました。本作はエロギャグアニメですね。

{netabare} キャラ作りのための少しシリアスな展開もありますが、ここまでやられるとさすがにわかります。そう、つまり本作は真面目にやっているように見せかけたエロギャグアニメということでしょう。時代考証とかやる意味はゼロです。何でも有りですね。

 やっぱり作品のコンセプトはオバロと似ている気がします。ただ、オバロより更に、エロギャグが強めということで。俺TUEEEがオチになっているのもオバロっぽいです。
 本作はそれに加えて、各ヒロイン毎のエピソードが面白くできているのが、いいですね。

 本作は真面目に考察してはいけない、エンタメ作品の位置付けで楽しませてもらいます。10話はちょっとふざけすぎですけど。{/netabare}



13話 あれ?続くの?アルファが重要な役みたいですね。

{netabare} なんか続く感じですね。かげじつが作られてたので力は入っていると思ってましたが…なんか、作画もいいし、キャラも女ばっかりなのにあまり混同しないし。
 あれだけ複雑な髪型の作画が破たんしないのは、CG技術?最近ほとんどのアニメの作画ってモデリングになったのかなあ???それにしては、遠景でも破綻がありません。うーん。やっぱり単なるCGペイントっぽい感じです。いずれにせよ、本作の髪の毛の作画は本当に良いです。「明日ちゃん…」みたいな動きのレベルの高い良さではないですけど。13話、イプシロン良かったです。デルタもいいですけど。

 最後の赤い画面の演出も、出崎演出(低予算アニメを逆手にとった止め画の演出。予算関係なく意図的にも使います)っぽくて良かったですけど、そこは線画で行こうよ、という感じもしました。

 この先続くと思わなかったので、2022年のベスト10に入れませんでしたが…うーん。どうしよう?エンタメとしては優秀でも深みがなあ。アレクシア王女の深掘りが出来ていればなかなか、良かったと思いますが、どちらかといえばギャグよりですからねえ。

 アルファがなんかありそうですね。前から出番がもっとないかなあ、と思ってましたけど、あのツンがいいです。アルファの過去に何かあったとしても、うーん、物語上の展開は楽しみだけど、深みにつながるか…あるいはエンタメ極振りでいくか。{/netabare}


17話 なんか中世世界みたいな設定を守る気が無くなってて草。話が進むたびに現代的になってる?

{netabare} 宿泊施設はビジネスホテルだし、道路にセンターラインはあるし、化粧品のコンパクト、地下鉄、グランドピアノ…って挙げるのが恥ずかしくなるくらい現代じゃんという感じです。完全に遊んでますね。話が進むたびに現代的になっている気が…

 これもギャグだとしたらなかなかのセンスです。それにしてもキャラがいいなあ。王女様かわいい。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

中二病を極めし者

【紹介】
古代文字とか、二つ名とか、古の遺跡とか、黒マント集団とか、コロシアムとか、戦ってる最中に雷鳴とか、炎に包まれるとか、選ばれし血とか、アトミックとかエモいよね・・・?
横文字の言葉とか、それっぽく発音できたら超カッコいいよね?
そんな中二病の男子が憧れる「カッコいい」が詰まったアニメ

【感想】
最初は中二病の夢の塊に話を後からくっつけた感じっていう印象だったけど、実は中二病の本質をよくとらえた作品で、突き抜けたこだわりが感じられて良い作品でした

主人公は中二病から卒業できず周囲から浮いていることに寂しさを感じているところがあって、彼の夢が現実になったファンタジー異世界にきても浮かれっぱなしってこともなく、周りが中二病設定に合わせてくれていると勘違いしているなど、どこか現実的な思考を捨てきれてない部分があるんです、でも周りが合わせてくれてるんじゃなくて、自然と中二病的においしい展開になっているだけ
この中二病にツゴウノイイ世界は、中二病を拒絶する世界に寂しさを感じている主人公へのプレゼントみたいなものなのかなって思った

私には中二病の感覚がわからなくて主人公の気持ちに共感できないし、まったくカッコいいと思えないけど、主人公のアイデンティティがぶれずにしっかりしているのは凄いと思ったし、まじめとふまじめの緩急がちょうどよくて面白いアニメでした!

【主人公が陰の実力者にこだわる意味とは?】{netabare}
陰の実力者って主人公のアイデンティティを作るのに結構よく考えられた設定だと思いました

まず、なんで主人公が「影の実力者」にこだわるのかっていうと、自分に自信がないからなんですよね

中二病男子は妄想の世界では最強・・・でも現実世界ではだれにも注目されないただのモブ・・・つまり現実の自分に自信がなくて物語の主人公になる度胸が彼にはないのです

人々からの賞賛を、ヒロインからの愛を、敵からの憎悪を、真正面から受け止める自信がない、人と向き合うのが怖くて仕方ない、みんなの中心に立って主役になる自分がイメージできない、だから影の実力者じゃないとダメなんです

女性キャラの扱いにも主人公の劣等感が見えている部分があって・・・

シャドーガーデンは掘り下げがほとんどされてない地味な主人公の手下、彼女たちの役割は人々に知られないモブ主人公の活躍を見届けること、目立つのは嫌だけど、ちゃんと見てくれる人がいないと心が満たされないのでしょうね

これに対して姫様達の役割は主人公のステータス、勲章っていうのかな?
「姫」「強い」「美少女」「高嶺の花」と絵にかいたような「勝ち組」で「ハイスペック」、たくさん掘り下げてとても魅力的に描いていますが、そんな魅力的な女性が主人公に惚れて、でも主人公は特に興味を示さないことでそのハイスペックな女性を踏み台にして主人公の立場・価値が高くなっているんですよ、これで両想いになったら「対等」になってしまいますから

「美少女と両想いになってイチャイチャしたい」
男性なら誰もが思い描きそうな夢

だけど彼は女の子とのイチャイチャよりもカッコいい自分が優先だった
え?それってただ子どもなだけなんじゃないの?

違うんですよ

彼は第一話から「周りはどんどん中二病を卒業していったけど自分だけは中二病のまま」っていうことをモノローグで語って寂しがっていました

つまり彼はまだ子どもなんじゃなくて、それが彼の価値観なのです
それが中二病にどっぷりつかった彼の生き様だった
そういう確かな自分を持った主人公を一貫して描き切っているところが個性的で素晴らしい作品だと思いました

わたしにも中二の心があればもっと楽しめてたかなー?
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

禿げの実力者に なりたくなくて!

●【666】というお約束の刻印

主人公の性格がひねくれているためか物語も相応にひねくれていたようであります。

他のなろう系異世界糞作品に比べたら本作はかなりマシな部類に入るような印象を受けました。

{netabare}1話の掴みはかなり極上でありましたが、それ以降はやや失速気味で
耳付きの亜人種の取り巻きがうじゃうじゃ出てくる展開には辟易しつつも、
その一方で各種裏設定的諸要素には興味が惹かれるところあり、
トータルとしての印象は比較的良好であったように感じました。

性格に難がある主人公はモブについての持論を展開しますが、要するに
モブ=庶民を上から目線で見下し馬鹿にしているだけというのが
(裏設定的)本音のようであります。

この手の思想傾向を【優生思想】と言いまして、ヨーロッパの貴族たちが憑りつかれている
類の非常に偏ったものであります。

本作のテーマは「陰の実力者」であるため、リアルの世界でそれに相当する
種族=ヨーロッパの王侯貴族に関する諸要素をそれとなく描いている
のではないかと推測いたします。

「王族の血」、「教団」、「学園」、シャドウという「秘密結社」
ファンタジー作品でこれらの要素が出てきたとしても何の不自然も無いと考えられますが
ある特定のデザインで示される「魔法陣」、「魔眼」=【プロビデンスの目】、
そして【666】の刻印が示されるならば、見事なまでに彼らの思考回路を
完全再現できていると言って間違いないでしょう。

廚二病的な荒唐無稽な思考回路を再現しているようでいて、同時に
裏設定的テーマを完璧に描き出す「なろう系作品」はあまりに謎が深すぎて
理解が追い付きませんが、「魔眼」や【666】などの表現については{/netabare}
今後もお約束事のように繰り返されることだけは間違いないと言えるでしょう。


●糞アニメ界の陰の実力者、現る

なろう系の異世界転生ものと言えば糞 {netabare}作品で確定していると言っても過言ではない
くらい確実にその実績を積み重ねているように思えます。

糞作品を敢えて乱発する理由とは、TickTok運営がユーザーの個人情報をアルゴリズム解析
かけた結果得られた必勝パターン戦術に由来するものであると考えられます。

TickTok運営はいかにしたらユーザーを麻薬ジャンキーのようにTickTok中毒に
させられるかAIにより分析させ、得られたのは次のようなものでありました。

ただ当たり動画だけを並べるのではなく、パチスロのようにハズレの中に当たりや
たまに大当たりが組み込まれた動画配列パターンの方が、ユーザーの期待値は高まり
大当たり動画を見つけた時の満足度の効用が極限まで高まり、ギャンブル中毒にも似た
依存症的傾向が強まるというものでありまして、早い話がTickTok運営が情報解析に基づく
はめ込み洗脳情報工作をやっているというオチでございます。

そういう事情で米国ではTickTokを有害コンテンツ認定し、使用禁止を呼びかける事態に
なったわけでありますが、考えてみましたらこの手の情報工作ならば今時どこでもやっている
のが昨今の情勢であり、要はなろう系の糞作品乱発も似たような狙いがあるのだと
考えられるわけであります。

なろう系糞作品予備軍の中にあって比較的なマシな水準にある本作はユーザーから
当たり作品と認定され、トータル戦術としてなろう系異世界転生ものは生き残るという
のが制作サイドの狙いではないかとそのように推測いたします。

うる星やつらのリメイクのようにハリウッドでもリメイクやキャスティング失敗作品が
乱発されユーザーが制作サイドをぼろ糞に叩くような事態が数多くあるようであります。

ある説によればこの手のユーザーの失望は期待の現れでもあり、ハズレを引けば引くほどに
むしろ期待値は高まり、釣られやすい心理状態が形成されると言えるわけであります。

ユーザーとは情報を一方的に抜かれ完全解析される側のある意味情報弱者でありますから
制作に対し如何にマウントを取ってみたところで、情報戦においては圧倒的不利な状況にある
潜在的敗者であることは{/netabare}確定している事実であるように思えて仕方がありません。

●なるようになろう系
ここが中盤の折り返し地点であるかどうかは定かではありませんが途中経過の評価を示します。

天然設定的主人公のモブジョークや異世界天性お約束のエロネタが例えはぐらかしで
しかないとして、そしてはやりどうにも強すぎるハーレム的要素も含め、煩わしくないか
と言えば相応にネガティヴなものを感じずにはいられませんが、
{netabare} 教団の秘密としてスチームパンク的で錬金術に{/netabare}因んだ世界観を見事に表現できたことに
ついては大いに満足がいくものでございました。

単純に見て面白いというエンタメ性よりも異世界転生ものの謎を解くという観点で
視聴してる当方にとってはある種の「秘密の暴露」は加点ポイントでありますので
物語評価に加算した次第であります。

「サマータイムレンダリング」の主人公{netabare} にしても言えることですが、「目」が
何かおかしいみたいなことには極めて敏感な思考回路を持ち合わせた性分のため
本作の主人公の「片目」描写が所謂「魔眼」発動の【一つ目】小僧を意味するのだ
ということも当然のお約束パターンと認識する次第であります。

毎度毎度の【一つ目】小僧でありますが、それでも「法則」に間違いないか確認することは{/netabare}
重要なので結果は押さえておくべきでありましょう。

●発動する「スチームパンク」という奇策の惑わし
「サイバーパンク」というジャンルの作品の解釈が簡単というわけではありませんが
それに比べると「スチームパンク」作品の解釈はかなり難易度が高いものと個人的には
そう考えております。

{netabare} 【王族の血】という重要ワードにどのような意味合いが込められているのかについては
非常に興味深いものを感じておりましたが、見事に「魔人の細胞」というこれまた厄介な
概念を持ち出し、遺伝子操作という名の「錬金術」なるものを提示してこれを
謎の教団と結びつけるという展開は、中々に説得力があるように思えます。

異世界では当たり前の「魔法」とそれに関する小道具を「錬金術」という形に集約して
巧いこと描いている手法には大いに納得のいくところでありますが、アニメの知識が豊富である
専門家代表格の「岡田斗司夫」でさえ「錬金術」の説明については、ブレがあるようにも思え、
逆に言うならば「錬金術」とそれを「研究するとある機関」についての説明は、
それだけ相当に骨が折れるという話になるかと思います。

まずは「錬金術」のルーツを知り、それから「スチームパンク」作品の解釈を行うならば
かなりの部分が理解できるものと確信できますが、そもそも科学でもあり、
また科学とは別概念でもある大いに矛盾した「錬金術」というものをまともに
理解できるとしたら、それは正気の沙汰ではないということになるように思います。

急がば回れという言葉が示す通り、今は魔術的小道具、例えば「アーティファクト」のようなもの
それについての分析が肝要であり、もしも分析不能なら一旦考えるのをやめるというのも{/netabare}
一つの合理的な考えなのかもしれませんというのが結論でございます。

本作は主人公の性格を含め、クセが強いのがかなり厄介であります。




初回のインパクト、掴みは十分過ぎるものでありましたが、中盤戦以降も
今一つ盛り上がりに欠け、徐々に失速していってるような空気をも感じます。

そもそも本作は「異世界転生」ものに属するが故にやはり、{netabare} ある種のエロ描写は既定路線
お約束のやっつけ行事であると割り切るしかないのかもしれません。

肝心のメインストーリーの方は今一つ感満載でありますが、その一方で
教団・教会・学園に関する設定的なものについては、完璧すぎるまでの
リアリティをを感じずにはいられません。

召喚魔法には「魔法陣」が不可欠と言うのはもはやファンタジー界隈では常識過ぎる話で
ありますが、脱力的展開を意図的に?演出しつつもファンタステックな小道具の
扱い・描写がやけにえぐ過ぎるというギャップ感に軽く眩暈を覚えてしまいます。

一見してフィクションと見せかけて、実存する「教団」の話をさり気なく展開しくるという
このような作風はとてもクセがあり、曲がっていると言うしかないですが
「エクスカリバー」のくだりでクスリと笑わせるだけのエンタメ性?
それがあるためなお更のこと裏に秘められたテーマを読み取る厄介さについては
計り知れないものを感じます。

細かい設定ばかりに力を入れるも、話自体は大して動かない
こういう路線について行くのには相応の忍耐を要するように思います。{/netabare}


※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係ありません。

これ↑はよく目にする定番のテロップでありますが、
本作はまるでこの文言を逆手に取ったようなところが多分にあり
主人公の性格にしても言えることですが、かなりひねくれていて
恐らく今後予測不能な変化球的展開をするものと推測いたします。

そして「チェンソーマン」以上に残酷描写もあり得るものと覚悟すべきでありましょう。

4話にて事態は急展開を迎え、非常に興味深いキーワードが何気なく出て参ります。

{netabare}それは【王族の血】でありますが、「陰の実力者」と「謎の教団」とそれが関連するとなると
これはもはや「フィクション」の領域を軽く超越したような {/netabare}
究極の「ミステリー」であると考えるべきでしょう。




あまりに怪しすぎる異世界転生もの作品については徹底マークするのが当方の基本方針でありましたが
まさか「あたしのゴーストが囁いた」通りのヤバ過ぎる異世界転生もの作品がこんな形で検出
されるなんて全くもって夢にも思いませんでした。

本作については異世界転生ものアンチ程に注目すべき作品だと言えるのかもしれません。

本作冒頭から、当方の感性はビリビリとスパークしまくっておりましたが
エンディングロールが流れる時に奏でられた音楽=ピアノのメロディを聞いて
記憶にはまるでなかったはずの曲名なのに聞いた瞬間不意にこの曲は「月光」だなと
あまりにも唐突に自分でも不思議なくらいに直感冴えわたったのは、もしかしたら
何か特別な因果があったからなのかもしれません。

糞作品乱発し尽くしてアニメファンから半ば失望感以外にはなんらポジティブな心象が得られない
既に旬が終わったはずの異世界転生ものというジャンルにおいてなおかつ
その印象をすべて覆すが如くこのような反転攻勢を仕掛けてくる動きは
甚だ怪しすぎると思わざるを得ないわけですが、かと言ってこれを過小評価し
見くびり過ぎた結果として、手痛いバックアタックを受けただただ絶句するだけ
というのも極めて間抜けな話であり、ただ醜態晒すだけの完全なる負け戦にございます。

本作1話において観測された瞬間最大風速値は
「探偵はもう死んでいる」の域を軽く超越しておりました。
「探偵はもう死んでいる」は初回こそがインパクトがあり、それ以降はただただ失速していくだけの
結果は単なる残念作品でありましたが、本作がそれと同じ運命を辿るかと言えば
現段階では予断を許さないと言う以外に言いようがないのが現実であります。

異世界転生もの作品が今後も乱発されること自体は容易に予測できましたが
まさかこれ程までに過激な強襲を敢えてかけてくるとは予想だにしませんでした。

ここにいるすべてのアニメファンの皆さんに是が非でも言いたいことは
「異世界転生もの作品には重々気をつけるように」ということ
それに尽きるのみにございます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

73.8 3 2022年度の高校生アニメランキング3位
ようこそ実力至上主義の教室へ 2期(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (379)
1433人が棚に入れました
2017年7~9月に放送されたTVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』の続きを描く、TVアニメ2期および3期の制作が決定!なんと1年生編をすべてアニメ化。2期は2022年7月に放送、3期は2023年に放送されると発表されています。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ただのイキリアニメ

{netabare}
一期はそれなりに楽しめてた気がするけど、二期はダメでした。
全く頭脳戦していなくて引っかかったのと、キャラが絶望的に好きになれなかったのが主な原因。

1期はガバガバなりともそれっぽい勢いで頭脳戦を面白く見せられてた印象があるけど、2期は頭脳戦じゃなくて物理戦ばっかだったのがさすがに。
どんなすごい策で危機を乗り越えるんだと思って見てれば、運動会も龍園戦も普通に身体能力で勝って終わり。あの陰キャみたいな見た目の綾小路がw
これじゃなろうと大して変わらないじゃんって...。
天才主人公が策で相手を上回るのが面白い作品だったのに。
それに暴力ダメ設定があるにもかかわらず、誰も見てなければセーフ理論で殴りまくるのはさすがに萎える。
どうやって教師を誤魔化すのか、どうやって誰も見ていない状況を作り出すのか等に重きが置かれた上で強硬策に出るのであればまだ頭脳戦の一種として見てられるけど、ほぼ脳死で何の策もなく暴力振るうのは作品のコンセプト的にもおかしいでしょって思った。
てか、龍園とか完全に犯罪者だったけど、これエリート校じゃなくて少年院舞台のアニメでしたっけ...?
自己中や頭の悪いキャラばかりで本当に見ていてきつかった。
綾小路みたいな人の心持ってません主人公もなろうとか好きな層には刺さるのかな。

頭脳戦をやっていたとしてもしょうもない。
スマホ取り換えや録音とか一期で見た展開ばかりで引き出しが少ないんだろうなって。
一番笑ったのは櫛田の回かな。
櫛田のIQがめっちゃ下げられているように感じる、見てる側ならだれもが予想できるであろうオチ。
書いていたらきりがないけど、他にも引っかかる所だらけ。
運動会の勝ち負けなんて、リレーとかを除いたら予測なんて不可能だと思うけどね。余程差があるならまだしも、ギリギリ勝てるぐらいのレベルらしいし。

あと、結局イキリ展開がしたいだけで、エリートを育成するための学校とかいう設定は忘れ去られている模様。
いちいち書かないけど、ゲーム自体もやりたい展開を作るための都合のいい土壌にしかなってないというか、このゲームに何の意味がある?、何でこんなルールがある?って突っ込みたくなるようのものばかり。
例えば体育祭の結果で筆記テストの点数が下げられるのも意味不明だし、連帯責任で退学に陥る可能性のあるテストと言うのも意味不明。
もうデスゲーム設定にすればよかったのにって思うレベル。

これはよく言われてたけど、作画や構図も酷かった。
内容もたぶん原作からしてつまらないと思うけど、原作から劣化してる部分もあるんだろうね。
連帯責任テストの話で、小テストでわざと指定の点数を取らせることでペアを的確な組み合わせにする、みたいな話があったけど、そんなことしない方がちゃんとした成績順になるのでは?と思ってそれをTwitterの感想に書いたら、原作勢の人からあれは小テストが簡単すぎるせいで普通にやると差がつかないからと解説をもらったけど、一切作中で言及されてないって言うね。
脚本家があまり原作を理解せずに適当に読んで書いてるんだろうね。

オープニング、曲自体はZAQのアニソンの中で一番好きだったけど、映像が酷すぎ。センスが絶望的。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
歌詞付きOP MVみてえなOP
もはや本来のクラス分け関係ないじゃんこのゲーム。
人狼かよ。もうルールがややこしすぎるわ。
こんなんでルールの穴つついた展開やっても付いて行けないよ。
あの黒人高校生じゃねーだろ。
会議パートでの駆け引きしてる感は面白いんだけどな。サンライズw

2話 ☆5
櫛田の行動って怪しいな。これ何がおもろいねん…。地雷女かな?
ニセコイ。恋愛話いる? 実質彼女みたいなもんじゃんそれw
別にリカの真相確かめたいだけじゃないの? 結構軽井沢も悪くない? へー。この話いる?
少なくともゲームのこと全然わかってない段階でやる話じゃないわ。
せめてゲームが始まる前か後にやれこの話。

3話 ☆5
なんでランダムで決めないw 現在進行形で。
この話メインの話のテンポ悪くしてるだけでしょ。
こういう全部見透かしてますよ系主人公厨二病は好きなんだろうな。
どうせ偽メールとかあるんでしょ?

4話 ☆2
いや何のために法則性を作った?
その法則だと他のチームの優待者の情報を握ってる必要があるが、ゲームが同時進行なのもあって不可能では?
チームによって早く終わるとかあったかそういや。
けど、そんなルール作ったら1チームもしくはある派閥が優位になって複数チームでやっている意味がなくなるのでは?
筆記テストさぼれるじゃん。 ペナルティ()
筆記試験の点数下げとか意味わからんな。
成績直接下げならまだしも。
まあこれ異世界ものとして見るべきなんだろうけど。
運動能力を見る体育祭の結果でなんで知能を測る筆記試験の点数を下げるのか。話が頭に入ってこない。
要するに全員平均的になるように調整して最下位とかとる競技をなくしたいということか。自分のことしか考えてないな。ん?
強い人と弱い人で組むなら弱い人が勝つ可能性は上がるのでは?
何言ってるのか全く分からん。
ああ、全員参加というのはチーム内でも順位を競うから強い人と弱い人で出して強い人に高順位を取ってもらいやすくしようということか。
何だこいつ。高圧的で嫌い。どう考えても運動できなそうなくせにそこまで完璧なのかよ。
なんかただのイキリアニメというか無自覚俺TUEEEEなろうだわこれ。
きっつい。

5話 ☆1
あの黒人絶対高校生じゃねーだろ。いやこれ本番かよ。
早すぎだろw 棒倒しとか聞いたことないな。
いやさっきのはどう見ても暴力だろw
運動会競技でどのチームが勝つかなんてよっぽど実力差ないと予測不能だと思うがw 向こう思いっ切り暴力じゃん。普通に殴って草。
ガバガバジャッジかよ教師陣 役に立ってねーじゃん。
裏切者分かってんのに教えないとかこいつが裏切者認定されそうだが。
悪魔の証明とかじゃなくて向こうが証拠提示しろや。普通に裁判起こせや。つまんね。

6話 ☆3
この学校の仕組みからして社会に役立たねーよ。
ほんまキモいキャラしかいねーな。
変な自己中しかおらんくて。糞みたいなことやんなや堀北兄
シンプルに足速いだけやんけ。つまんな。録音最強。
怪しいファイル開くな。何でもいいから転倒するんだよって日本語大丈夫か。会長か綾小路どっち?

7話 ☆3
その謎の2人1組設定になんの意味がある?
これデスゲームじゃないんだぞ?
優秀な人材生み出すための学園って設定思い出すと全てが茶番にしか見えなくなる。
何の為に学級崩壊とかさせるんだよ。
小テストの正答率指定しなくても普通に解いたら成績順になるくない?
この金髪影薄いな。

8話 ☆3
ケーキ欲しそうで草。キャラが不快。辞めるという保証は?
録音最強。相手側が有利すぎだろ。
なんでそれを堀北が知ってたらダメなの?
なんでそれで戦争後みたいな教室になってんだよw

9話 ☆2
このアニメバカとキモイやつしかいないからほんときつい。
メガネ裏切りそう。てか櫛田って一期でなんで裏切らなかったの?
先生先に綾小路に同じこと言われてそう。
このキチガイほんとキモすぎる。カッコつけてた割に簡単やんけ。
いやほんとにオチほぼその通りで草。
急に櫛田のIQ下がるの草って言おうと思ったけど、元々そんなことないかw
櫛田の問題変えることで何になるの? いや、得点勝負だったか?
としても普通にそんな事しなくても堀北が勝ちそうだな。

10話 ☆1
ラノベ層ってこういう人の心持ってません系主人公をかっこいいと思うの? は? 主人公何がしたいねん。普通にAクラス目指せよ。
こういう才能隠し系マジで寒いわ。
力に奢って上から目線に中二病やってるだけの主人公好きになれるわけ。1期の時これ楽しめてたのが謎だわ。曲だけはいい。

11話 ☆0
イキリしかおらんのほんまきつい。暴力禁止なんとちゃうんか。
暴力は処罰設定もういらないよ、不徹底すぎる。
ただの犯罪者じゃん、優等生とは? 録音しとけよ。
別に元いじめられっ子でも今違ったらどうでもええやろ…。
この学校無法地帯? クソアニメ。なろうの方がマシだな。
エリート校じゃなくて少年院だったっけ?ここ。
頭脳戦と言うより強引なゴリ押しばっかだな。

12話 ☆0
エリートとは何なのかw 強引な展開ほんとおもんないわ。
これ不良アニメだったっけ?w 結局助言するのだっさw
生徒同士の問題に干渉しないって、いじめが起きてるわけだが?
一人で敵中に飛び込んでって、これバトルアニメだったっけ?w
何アニメだよほんと。てか、録音録画警戒しとけや。
一回されてんだから。草、結局主人公完全万能かよw
なんやねんこれ。ちゃんと頭脳戦しろ。ごり押し解決で草。
これでさっきの人が向こうから殴ってきた商人になるんでしょ?w
何だよこのアニメ...。厨二病リきっつ。
過剰防衛だろ。OP曲とEDだけのアニメ。
これ一期普通に楽しめてたはずなんだが。

13話 ☆3
やる気なくしてて草。三期への繋ぎかな。このイキリホントきつい。
だんだん成長していく話とかならいいんだが。

曲評価(好み)
OP「Dance In The Game」☆9
ED「人芝居」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

微笑みの櫛田爆弾

引き続き原作未読で視聴。

【物語 3.5点】
学園運営側から下された、課題の意義から考えさせるクラス間競争が継続。
主人公・綾小路清隆が取り巻く人物に様々な角度から迫られることで、
隠れた一面が少しずつ明らかになるも、底知れなさもさらに深まる構成。

ペースは飛ばし気味か。
競技の模様があまり描かれない体育祭などは、原作未読組の私でも色々端折っているだろうなぁ~と苦笑しました。
が、あくまで綾小路とその周辺のドラマを重視するという意図は伝わって来ました。
ただようやく体育会系の出番だというのに、空回りしてキレる姿ばかりピックアップされた須藤くん等は不憫だったなとw

綾小路が何者か?高度育成高等学校の教育方針とは?
核心部分については一挙に明かしたらシリーズが終わってしまうのでwネタは小出しでお預け感。
そんな中、終盤にヒントは提示。
すなわち{netabare}綾小路とその父(“ホワイトルーム”主宰)、学園理事長・坂柳の三者面談。
この高校の入学可否は基本的に推薦で決まり、入試試験が全くのお飾りだったというのは想像以上でした。{/netabare}
普通の学校では教えてくれない、大人社会の駆け引き、根回しを良しとする。
意図的に監視カメラの死角を作り、ダーティな一手を誘い出す。
元々、いけ好かない学校だなぁ~と思っていましたが、ますます不信感が募りましたw

このままだと手前勝手な運営側への疑問から作品自体への興味を失う、
競争ゲーム系シナリオで挫折する私のパターンにハマる所ですが、
『よう実』の場合は、或いはこの先、実力至上主義そのものがひっくり返る痛快もあるかもしれない?
との期待もあってか、不快感すら何故か興味に変換されて持続するんですよね……。

『よう実』と私の不思議な相性の良さの謎もまた深まるばかりですw


【作画 3.0点】
アニメーション制作・Lerche

スタミナ不足。

ヤマ場ではソースを集めて盛り上げる。
クライマックスの{netabare}綾小路VS龍園一味のバトル{/netabare}映像はキレキレ。
相変わらずデレる女の子の表情描写は可愛いし、巨乳ばかりで発育が良すぎるし、
各キャラの二面性描写は怖いw
が、それ以外では息切れが目立つ。
最終話、{netabare}腑抜けて受け身も取れない龍園がフワーっと倒れ込む{/netabare}シーン。
作画も彼も燃え尽きた?って感じで失礼ながら笑ってしまいましたw


【キャラ 3.5点】
D組の“黒幕”を策を弄して嗅ぎ回るC組の“独裁者”龍園。
D組の裏切り者・{netabare}櫛田{/netabare}も駆使しながらキービジュアルでも綾小路と対峙。

龍園の暴力崇拝の異常性が{netabare}軽井沢拷問{/netabare}という不快感を伴いながら明らかになって尚、
龍園は嫌いにはなれないキャラです。
学園システムの穴を付いてゲームとして茶化してやろうという視点に共感を覚えるからかもしれません。

原作未読組の私にとっては堀北→ヒロイン交代?との風評の答え合わせともなった軽井沢恵。
全てを道具として利用する綾小路の前ではヒロイン枠に収まること自体が危険。
私は堀北さんにはヒーローとして頑張って欲しいので、
今は脇に追いやられた感のあるこのポジションのままでいいですw

その他、綾小路とグループを形成する佐藤さんらクラスメイトの面々が、
綾小路はまだまだ皆と青春する段階ではない事を浮き彫りにする。


一方で、綾小路周辺から遠ざかるにつれ、これ誰だっけ?キャラも多発。
軽井沢とぶつかった因縁があるというC組・諸藤リカもこんな娘いたのねといった感じ。
で、{netabare}軽井沢往復ビンタして、{/netabare}にわかに笑い出して、あらヤダこの娘、怖いw


【声優 4.0点】
主人公・綾小路清隆役の千葉 翔也さん。
{netabare}軽井沢に「股を開け」
堀北に「いつまで役立たずでいるつもりだ?」
龍園にマウントからボコ殴りにして「こんなつまらない作業で、心は動かない。感情がのぞくはずがない」{/netabare}
声色を変えずにゲス発言を重ねる辺りはもはや怪演。

櫛田桔梗役の久保 ユリカさん。
この役やり始めてから、二面性キャラの仕事が多くなったとのことですがw
2期では裏の顔より、微笑みをたたえた表の顔の演技の方が怖かったです。
{netabare}承認欲求モンスター{/netabare}というキャラの核心も納得なヤバい外面でした。

総じて1期から5年経て経験を積んだキャストがさらにキャラクターを物にしている好印象。


【音楽 4.0点】
OP主題歌はZAQが「Dance In The Game」で続投。
激しいアコースティックギターのメロディに乗せ、天才↔馬鹿、嘘↔真実などの対義語をぶつけ合う情熱的な一曲。
パンチ力のある歌詞はOPアニメでテロップとしても乱打されインパクトを残す。

ED主題歌は声優・渕上 舞さんの「人芝居」
平坦なボーカルで猿芝居だの、狸寝入りだの、
礫(ぐー)、蟹(ちょき)、葉(ぱー)だの、
掴みどころのない歌詞で煙に巻く珍品。
極端な外面を演じるキャラが多数生息する、動物園の如きこの学園の校風とも混ざり合い、独特の苦味を醸し出す。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

2期は無いと思っていた・・・

アニメ3期まで決定しているから、
1期とは違う出来栄えになる自信の現れ???

OP/EDで中心になるであろうキャラフォーカスして出すの
なんとかならないのかな?

櫛田の声変わり過ぎ・・・

13話
{netabare}
龍園、あっさり綾小路に降る。
この辺、潔いな。

そして、3学期に櫛田を始末する宣言の綾小路。
やはり、櫛田は喧嘩売る相手間違えているよね・・・

さらに佐藤からデートのお誘いのBパート。
佐藤をフリ、軽井沢を完全掌握とか怖すぎ。

最後に、坂柳から宣戦布告で終了。
一之瀬出番なかったなー
{/netabare}

12話
{netabare}
綾小路先生の龍園大好き暴力によるCクラス調教回。

龍園、恐怖を覚える。

茶柱と堀北兄が、次回、証人として動いて、
Cクラスに制裁?
{/netabare}

11話
{netabare}
高円寺が、変人でかつ能力的にもやばいやつと分かった
ドラゴンボーイ。

流石に坂柳に「ドラゴンボーイ」呼びされたら、
キレてたなー

軽井沢のイジメシーンに時間使い過ぎに感じた回だけど、
次回、龍園を綾小路が、龍園の好きな暴力でボコボコにして
2期終了な感じ?
{/netabare}

10話
{netabare}
綾小路パパ登場。
龍園を中年にして、横幅広げた感じだよね。

そして、この学校の理事長はAクラスの坂柳父であり、
綾小路パパの元秘書と判明。

この学校自体、事前推薦が無いと入れないらしい。

あと、茶柱、嘘ついたせいで綾小路のやる気が・・・
{/netabare}

9話
{netabare}
櫛田が堀北に嵌められてw

綾小路が、一応、万が一の場合の策を仕込んでいたのは流石。
そして、龍園も、幸村か綾小路にDクラスの影の支配者を絞っているのは流石。

新キャラひよりは観察眼の持ち主なの?

次回、軽井沢が龍園のターゲットになるみたいだけど、
綾小路も、龍園の土俵でやると言っているから「暴力」で、
Cクラスを綾小路が無双する展開?
{/netabare}

8話
{netabare}
櫛田のクズっぷり・・・
承認欲求強すぎ地雷。

負けても約束は守らないだろね。

それより、龍園から綾小路宛に「お前は誰だ?」的な
メールが届いたけど、出した側は、綾小路だと分からない状態かな?
{/netabare}

7話
{netabare}
綾小路先生、佐藤に告白されるも、女子事情分からずと、
龍園クラスでのDクラスの影の支配者と繋がっているヤツ
炙り出しでの暴力。

絶対、軽井沢に狙い定めたよね。
ドラゴンボーイ。
{/netabare}

6話
{netabare}
Dクラスは、結局、綾小路の思惑通りの結果になったけど、
堀北をサポートしちゃったせいで、堀北を裏で誰かが操作しているの
龍園にバレちゃったね。

綾小路は、簡単に尻尾は出さないと思うので、
龍園の負けっぷりに期待。

作画ミスもあったね。
リレーの際に走者が走者と重なる?的な。
{/netabare}

5話
{netabare}
学習しない堀北・須藤、龍園と絶対裏で繋がっている櫛田。

綾小路は、徹底的に堀北をどん底まで落としてから、
這い上がらせようとしているみたいだけど、できるかな?
{/netabare}

4話
{netabare}
軽井沢、平田を「洋介君」と呼び、偽装カレカノ継続中だけど、
綾小路の駒になってた。

船上試験で裏切ったのは、櫛田で、次も裏切ると、
綾小路はいうけど、そもそも、裏切って、
櫛田が得るメリットってなんだろね?

あとは、綾小路先生による堀北矯正授業w
堀北、周りと強調せずにAクラス目指すは無理だって!
{/netabare}

3話
{netabare}
綾小路、結構エグイ手を使い、
新たな駒、軽井沢恵ゲット!

軽井沢恵、平田から綾小路へ依存先変更。
Cクラスって、トップがアレなんで、女子も輩しかいないのかな?

そして、一ノ瀬は、Dクラスの実質的トップが、
綾小路だと確信した回かな?
{/netabare}

2話
{netabare}
軽井沢恵、高校デビューだった!
9年間もイジメられていた設定らしい。

現実的ではないけどね・・・

綾小路が、隠れ蓑堀北とは違う役割で、
軽井沢恵を手駒に入れそう。

そして、平田は、やはり、騙せないみたいだから、
綾小路は、どういった関係性を築くのかな?

茶柱とAクラス、Bクラスの担任が同期だったのは意外。
これも本編に関わってくるのかな?
{/netabare}

1話
{netabare}
2期は、軽井沢恵がメインヒロイン昇格?
EDを見るに、綾小路の手駒になりそうだけど。

あと、平田、目覚めたの?
綾小路をランチに誘う
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

68.4 4 2022年度の高校生アニメランキング4位
継母の連れ子が元カノだった(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (217)
685人が棚に入れました
まだお互いに、好き同士。そんな元カップルが――親の再婚できょうだいに!? 第3回カクヨムWeb小説コンテスト大賞受賞の人気ノベルをコミカライズ! 一つ屋根の下で繰り広げられる、ひたすらに甘くて焦れったい悶絶ラブコメ!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラブコメに見た目と雰囲気は大事だってわかった

【感想】
絵がキレイだし雰囲気のいいアニメなのでお気に入りです!

設定が変わってるのに普通のラブコメになっててなんのための設定なのかなって思うけどキャラデザかなりいいし、前向きなラブコメで雰囲気も良かった、主題歌もいい感じ
このアニメ、見た目と雰囲気の良さでだいぶ得してるとおもいます

主人公の水斗が理屈っぽすぎて好きになれないけど不快感はなくて、たぶん落ち着いたしゃべり方と顔がイケメンなのが大きいかな?
これで顔とか作画が微妙だったらたぶん不快感で途中で切ってたと思う

男性視点で水斗にちょっと都合が良い感じするのでどっちかというと男性向けかな? 不快なほどじゃないけど
ラブコメが好きならいいアニメだと思います!

おはなしに同居と元カノの設定をうまくいかせてたら良かったかも
話し方とかプライベートとかあまり高校生らしさがないかな?

【キャラクター】
{netabare}
好きなキャラクターはいさなと小暮、ツゴウガイイ感じがするけどいい友人キャラ

水斗は面倒くさい性格してるし打算的で理屈っぽくて嫌味ったらしいけど顔はイケメン
結女、いさな、暁月は性格は変だけど顔はかわいい
不快なキャラクターはいないけどみんな変な性格してて付き合ったらめんどくさそう
暁月は友人キャラだからいいけど、かなりアブナイ子でゾワッてなった、小暮君の将来がしんぱいです・・・
{/netabare}
【シナリオ】{netabare}
ふたりとも全然気持ち冷めてなくて特にゆめのほうは最初から主人公に気がある感じなので普通の同居ラブコメになってて
両想いだけどお互いの距離をどうしたいか探ってるだけの面倒くさいカップルでした
周りのキャラクターが二人の恋愛のために不自然な性格にされてることと、
サブヒロインもいるけどゆめの障害になってる感じじゃないのが残念
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

違うんだ!こう言うのが見たいのではなくて( ᵕ̩̩ ᵕ )

絵が全体的に可愛らしく結構期待してましたが……個人的には微妙。
最初の最初は良かったです。

元カップルの2人が対立関係!イイネ!イイよ!コレはイイ!
でもさぁ、はぁ〜⤵⤵⤵
元カノは未練タラタラじゃない?
一応、未練タラタラな設定だけどタラタラ過ぎない?
いくらなんでもタラタラ出しすぎw
感情移入もイマイチしにくいかな?

普通、別れたら恋人なんて会いたくない!
それでも1つ屋根の下に暮らさなければならない!
それなら、極力関わらないようにしない?
それでも、裏ではとか内心ではってのがいいのに……

両親の前では普通の仲の良い兄妹として演じるってのはわかる。
{netabare} でも、なんで、わざわざ2人しかいない時に部屋に押しかけてまで、弟と妹はどっち?なんてショボイ口論しにいかなくてよくない? {/netabare}

なんで自ら関わりを持とうとするのかな?
私が期待してたのは、別れたら恋人が普段バチバチなんだけど、両親の前や友達の前では普通の関係を演じる中でお互いの魅力を再確認して少しづつ少しづつ心惹かれてくって展開なのよ!
なのに!なんで初っ端から元カップル設定のリアリティを崩しにかかるかな?

そうした心の変化を描いて欲しいのにデレが早すぎる…………
それなら、逆に2人は仲のいいカップルだけどバレないようにラブラブするとかの方が良かったと思います。

設定がイマイチいかせてなくて面白さが伝わらない作品でした。
キャラデザとか可愛くて本当にいいのになぁ〜

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ラブコメ・・・?コメってたかなぁ・・・特に序盤。

うーん・・・。

最初の所感はレビュータイトルのとおり。

物語は、まぁ、無さそうで、ありそうで、まぁ、あんまりないわなぁ(ってかほとんどないだろうなぁ、絶対とは言わないけど)ってシチュエーション。
そういう意味では、フィクションとして物語のカラーに据えるのは悪くないと思う。

作画は今風でとてもきれい。
キャラクターもすべてが自身の好みと言う訳ではないが、ちゃんとしていたと思う。

声優さんは、日高里菜さんのお声は好きなんだけど、今回のキャラクタ『伊理戸結女』はちょっとだけあってない気がした。

繰り返しになりますが、私はこの方のお声、ちょっと落ち着いた高貴な感じがして、高音部がピンと張った、なんというかクリック感のある様な感じがして本当に好きなのですけどね。
まぁ、違和感と言うほどでもないのですが・・・。
過去回の時のお声は割と聴きやすかったんですけどね。

その他は、特に普通に楽しめました。

音楽もフツーにマッチしていてよかったと思いました。

キャラクタは・・・そうですねぇ。
実は主人公の伊理戸結女よりも『南暁月』の方が活き活きとしてお好みでした。観ていて楽しかったですかねぇ。
ちょっと、そっち方面の香りを漂わせていたのも、まぁ、アクセントとしてはアリでしょう。

そして、さらにお気に入りだったのは『東頭いさな』でした。

作品全体での、
序盤のギスギスとは言わないまでも、ツンツンしたやり取りはなんだか、あまり面白いとも、楽しいとも、思うことなく「ラブコメっていう感じじゃないんだなぁ・・・」と思って観ていたところ『東頭いさな』が登場し始めてから、いろいろとザワザワし始め、おもしろくなってきました。

このユニークなキャラがいなかったら、コメディ色なんてほとんど出なかったのではないだろうか、とすら思ってしまいます。
ちょっと作り過ぎなような気もしましたが、とにかく、飄々としたところや、いろいろな欲求、表現に素直なところも面白かったです。
本人もいろいろと頑張ったり、無理したりという事にはなっています・・・。

たしかに、結女自身も作品の後半にかけて色々と思いの変化や気づきがあり、いさなとのアレやコレやな感情がぶつかり、面白みがアップしたという事もあるでしょうが。
とにも、かくにも、『いさな』がラブコメおもしろ部門のカロリーをあげたキャラである事は間違いないでしょう。


幸いなことに、尻上がりに面白みが増したという評価はできると思いました。
けどね、終盤はやっぱり序盤と同じような空気感になっちゃんたんだよなぁ・・・。
東頭さんが登場すると空気感が変わるので、やっぱりこの娘が重要なアクセントになっている気がするなぁ。


個人的には、序盤の「メンドクサイやり取り」を何とかやり過ごして、後半まで持ちこたえて下さい!と言わせていただきます。

悪くはないんだけどねぇ・・・。
何でか、スッキリ、サッパリとコメディ色は出てないですねぇ。
そもそもラブコメじゃないのかもw。

機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

75.6 5 2022年度の高校生アニメランキング5位
ブルーロック(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (310)
954人が棚に入れました
世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合はある計画を立ち上げる。その名も、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクト。 集められたのは300人の高校生。しかも、全員FW(フォワード)。299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーとは──? ──今、史上最もアツく、最もイカれたサッカーアニメが開幕する。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

進化を止めた生物に生き残る価値はあるか?

【感想】
サッカーが好きなら絶対オススメ! 今季完結アニメで一番面白かった
ちょっとリアリティに欠ける設定があるけど、そんな細かいことが気にならないくらい面白い、これは今までのスポーツアニメの常識を覆す名作だ

推しはお嬢(千切)と凛
ストイックに強さを追求するキャラクター達がめちゃくちゃカッコいい

まず、なんでストライカーだけ集めてサバイバルゲームみたいなことさせられてるの?って不思議に思っちゃいますよね
もちろんちゃんと意味があるんです{netabare}
ワールドカップを制するという究極の夢、それは全世界数多のサッカー少年の夢を努力と才能で打ち砕いて築き上げてきた屍の頂点にある
ワールドカップを制するまでの果てしない才能のサバイバルゲーム・・・それを凝縮したのがこのブルーロックなのです {/netabare}

キャラクターのみせかたが上手い{netabare}
味方にも敵にも強い個性のキャラがいっぱいいて、個性豊かなストライカー達が、いろんな強みを生かしてゴールまでの軌道を描いていくのが見ていて爽快です
でもその輝きの陰にはそのキャラの弱点が密かに描かれていて、見ていると「この人こういうところ強いけど、ここがダメそうかも?」って思ってたら、
その試合では大活躍していても、もっと後の試合でその弱点が出てきて通用しなくなって挫折して、主人公みたいに覚醒してより強くなる
それはまるで推理小説の犯人の手がかりのようで、さりげなく視聴者にヒントを出しているんですよ
例えば馬狼は「いくら強くてもあんな独りよがりで通用するの?」玲王は「なんか器用貧乏で大したことない」成早は「器用そうだけど目立たない凡人っぽい、でもキャラ立ってるから何か隠し持ってるのかな?」蜂楽は「すごいのに遊び感覚でやってる感じ人のアシストばっかりで、潔に都合がいいキャラだなー」
見てるとそういう印象があるんだけど、物語の初期からそういう欠点を意図的に見せてるんですよね
成早は何か隠し持っているわけじゃなかったけど、彼の物語上の役割は器用だけど目立たない「凡人」であることでした、そんな彼が急に覚醒するとか都合のいい話じゃなくて、モブなりに成長しようともがいていて、でもうまくいかなくて、同じ凡人キャラでも覚醒に成功して上のステージに上がる世一と、失敗して去る成早の対比が上手いと思った
ただ自分が間違っていましたって反省して大人になってチームメイトとあわせることを学んで個性削って精神的に成長したね・・・じゃなくて、弱点を克服しつつ長所を伸ばす方向で進化して個性がさらに尖っていくところが面白い
ちゃんとした育成プランが主人公だけでなく他のキャラクターにもあるから、唐突に挫折していきなり意味もなく覚醒するなんてシナリオにはなってなくて、キャラクターの成長にドラマ性があるのが凄い {/netabare}

アオアシと主人公の能力が似てますが、作品のテーマが真逆です{netabare}
アオアシは個人プレイよりもチームの連携、選手それぞれが自分に与えられた役割を確実にこなすことを求めていて
日本のサッカーはアオアシのようにチームワークで連携して相手を圧倒するサッカーですが、
ブルーロックはチームワークなんか捨てろ、ストライカーはエゴであれ!!と徹底的に「個」を鍛えることを求めていて
チームワークだけでは永遠にベスト16止まりだ、ワールドカップで優勝したいなら圧倒的なエースストライカーが必要だと強く主張してきます
日本がチームワークを重視してサッカーの実力を高めてきて、世界の頂点を取るためにはもっと連携力を高めないといけないっていうのは間違ってないと思うし、
圧倒的なストライカーが優勝するためには必要っていう意見も正しいと思います、たぶん両方必要なんです{/netabare}

この作品の面白いところはいっぱいあって{netabare}
全員がストライカーなので他のサッカーアニメだと主人公のライバルになるDFやGKにスポットライトが当たらず、「どうやって得点するか」の一点のみに集約されているシンプルさ
ただ努力や根性や仲間のキズナで覚醒するんじゃなくて、挫折とトライ&エラーの中でなにがいけないのか?何が必要なのか?を頭で考えて覚醒していくキャラクター達の成長物語
敵味方もどんどん入れ替わる、負けたら脱落という緊張感、一試合一試合と新しい自分の力に覚醒していくキャラクター達
そして必死に戦う選手たちを、いい感じに煽るエゴさん!

「覚醒とは、個人が己を学習する瞬間だ」
{/netabare}

作画もよく動くし、キャラが覚醒するシーンやシュートシーンやドリブルシーンの演出が良くてカッコいい
「ここが見せ場だ!!!」ってのがしっかり強い作画で表現されていて、自然と美しいプレイに引き込まれる
泥臭いスポ魂アニメもいいけど、「プレイに魅せられる」体験が圧倒的で素晴らしいアニメでした

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

xokNW04341 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

新世紀バトルアニメ

デスゲームとサッカーのハイブリッドバトルアニメ。24話。
ハイキューや弱ペダと同じイケメンアニメの匂いも。

「サッカー人生」でデスゲームの可能性を広げた発明。
レジェンド選手オマージュのスーパープレイの数々は見応え抜群。

コレハサッカージャナイ!→アニメです。

物語・チームバトルが成立してる珍しいバトルアニメ
作画・足技の超作画で見応え抜群。原作の味も再現
声優・皆さんイキリ倒してて最高
音楽・効果音やBGMはノレる
キャラ・コテコテまんがキャラ大全

01・サッカー描写だけなら傑作レベル。無茶な設定で初回脱落も多そう。
02・開幕QBKで笑う。メガネは理不尽っぽくいいこと言う。
03・試合になるとサッカーアニメ。スーパープレイで魅せる強みがないはずの主人公。
04・設定が噛み合ってきた。普通のサッカーアニメなら出来ない自由度の高さ。
05・アバンの爽快感たるや。他人の人生潰して「気持ちいい」は賛否ありそう。
06・試合中の長セリフは萎える方も多そう。やはりメガネのイキリ芸がないと寂しい。
07・闇落ちした天才が熱血バカの熱気に当てられるベタなアツい展開は何度観てもいい。
08・おいおい勝てる気しねえぞからの〜どう転がすか。「たまたま勝つな」名言キタコレ。
09・試合で必要な能力は試合出ないと鍛えられないってね。やっぱりメガネはいいこと言う。
10・今回も魅せるプレーの連続。やっぱりメガネが足りない。
11・ミスリードならともかく完全な嘘はいかんよ。ちっとは匂わせようよ。
12・二次予選開始。ガバい設定を上手く使いこなした正統派な面白さ。
13・2R3rd敗退。相棒が敵になる美味しいお約束。
14・2R2nd再戦。vs馬狼+成早。
15・2R2nd再戦勝利。馬狼ゲット。
16・2R3rd再戦カード確定。
17・2R3rd4-3で負け越し。
18・2R3rd馬狼覚醒で勝利。
19・2R4th進出。お嬢GET

20・2R4th2-2

凪の二段ボレーはいかにもマンガ的だが実際それっぽいことやってるのがいて当時は騒がれた。

弱気ゴリラは馬狼の当て馬用か。馬狼のイキリにビビる相手は必要、でも実は強いってね。次回は彼の見せ場あるかな。オシャ太郎は空中へのリーチがあっても縦ポン封じでフィジカルは普通か。そんで凪はキャラ通りのファンタジスタと。徐々に人数増やしていく構成もだが、設計がほんとに上手い。

会社によっては普通に駄作アニメになる可能性も全然あった。製作ガチャSSRに感謝。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

テーマやコンセプトは良かった。2クール目が冗長すぎました。

サッカー漫画として、テーマ性は秀逸だったと思います。エースストライカー不在のジャパンと、三苫の活躍を考えると確かに今日本サッカーに足りないのはエースストライカーでしょう。

 そして、サッカーの要素として何を重要視するか、というコンセプト部分もアップデートされた視点で説得力がある話でした。

 少年漫画ですので荒唐無稽な舞台設定なのは特に気になりませんし、それはレベルが低いという意味ではなく舞台設定がプロット・キャラと合わさって、アニメ(漫画)のストーリーとしてちゃんと面白く迫力ある形で機能していたと思います。

 ただ、残念ながら少年漫画の弊害でもありますが、長い…冗長ですね。試合にどれだけ時間かけるんだよ?という気がします。スポーツ漫画にありがちですけど、導入部分はものすごく面白いし、主人公が困難を乗り越える、成長過程にある、周囲と摩擦がある、間は面白んですけどその辺がどんどんパターンにはまって行ってしまい、冗長感がでてしまいます。

 人気漫画故に引き延ばしなのか、試合が描きたいというモチベーションが高いのか。週刊連載で毎週見る分にはいいかもしれませんが、アニメだとさすがに間延びします。アニメ制作者はこの辺はチューニングしてほしいなあとスポコンを見る度に思います。

 結果として作品それ自体の時間経過も曖昧になって中止の判断とかわけがわからないことになってます。まだ、始まってもいないじゃん、という感じですが、展開ありきになったのでしょう。
 それと超一流のサッカー選手を1億円じゃよべないでしょう。1試合とはいえ…

 その一方、2クールで終わって俺たちの戦いはこれからだエンドですから、始末が悪いですね。1クール目が80点超だとすると2クール目は60点です。したがって、平均で70点だけど終わりが悪いので67点という感じです。

 スポコンのアニメ化はまあ動いている画面を見せるという意味もあると思いますので、作る意味がないとは言いませんが、アニメを作品として評価するとやはりかなりの減点要素になります。短期決戦のスポコンを作るなら、そこは工夫してほしいなあ。

 結論は、テーマやキャラ、舞台設定はよかった。1クール目はかなり面白かった。ただ、2クール目が冗長であきました。結果的に面白い部類だけど、あまり高い評価はできないアニメで終わりましたね。







12話 テーマが明確でメチャメチャ面白い。D.B.とキャプ翼に喧嘩を売った?

{netabare}  12話まで視聴。こんな面白いと思いませんでした。ワールドカップ見たばかりだからでしょうか。私はワールドカップとユーチューブのゴールシーンのみ、完全にわか野郎なので詳しい事は分かりません。しかし、スポーツのみならず、閉塞した日本あるいは世界において、強制的に変えて行かないと、いつまでも変われないという感じにものすごく共感できます。

「ドラゴンボール」完全否定ですね。私もそう思ってました。覚醒って知識と考察と経験といろんな蓄積の混沌としたものが、何かきっかけに結びついて一つの力になるという感じが完全同意です。
 あのいがぐり頭のモブみたいな五十嵐栗夢君はクリリンに見えますけど、どうなるんでしょうか。(石崎君みたいでもあります)

 そして立花兄弟のパロディが出てましたね。「キャプ翼」でも負けてましたが、しかしあの分かりやすいパロディは笑ってしまいました。ゴールキーパーも適当で若林君も若島津君も出てこないですし。

 発想としてはサッカー版「あずみ」で、日本の勝ち残り系のバトルマンガのテンプレではあります。
 個性が大事、自分らしさとか言葉だけで、具体的に何の指導もできなかった、日本教育への強烈なアンチテーゼが感じられます。自由競争社会こそ正しいというリバタリアン的な発想も見られるので、どこにたどり着くのかスッゴイ楽しみです。新しい提言が生まれればもっといいですね。

 この作品を見ていると、Jリーグの他のどの選手よりも、中村俊輔さんを思い出したりします。あのノートラップのシュートとか、ゴール右隅へのミドルシュートとか。彼はヘディングも右脚も使えないと言われていましたが、左特化の天才ストライカーでした。
 そして主人公ですけど、本物の超一流のサッカー選手って、たとえば高速道路で車を運転していると、どこにどんな車があるのか、前を見ながら360度わかると言ってましたので、この空間把握能力の重要性は多分正しいのでしょう。

 そして、主人公が経験と理屈と自分自身を考察して力に変えて強くなってゆく様子は「ベイビーステップス」をちょっと思い出します。あのマンガにも虎の穴みたいなテニススクールが出てきますし。

 アニメそのものはキャラはテンプレも結構いますし、何より萌えが好きな私としては、女性キャラ少なすぎ問題はありますけど、しかし、本作は一人も女性を出さなくても良かったかもしれません。
 あの司令を出してる男って、すっごい既視感があるんですけど、誰だか思い出せません。思い出したら追記します。デスノートのLにはちょっと似てた?


 2クールみたいなので、まだ、途中でいいんでしょうか。一応評価点は入れておきます。
 いや、こんなに面白いと思いませんでした。あ、サッカーボールのCGのゆっくり過ぎはちょっといただけないかなあ。それくらいです。{/netabare}


13話 キックオフでダイレクトゴールってルール違反だろう?と思ったらルール改正してたんですね。

 この作品、サッカーそのものというより人間ドラマが面白いので、あんまり試合みたいのが続かないでほしいかなあ。


16話 23年1月30日 ブライトン×リバプールのアディショナルタイムの三苫のスーパーゴールは見ましたか?

{netabare} 3タッチが全部空中に浮いてました。あの小さなフェイントのセンスは人間の脳みそに可能なのが信じられません。試合ごとに進化している姿はブルーロックそのものです。イギリスでもリアルブルーロックと言われていました。

 理論×個人技による突破。最近のシステム化したサッカーに不足しているストライカーへの進化そのものです。ブルーロックは果たして荒唐無稽なのかどうかは三苫の進化を見るべきでしょうね。

 ちょっと3オン3の試合が長引いていて若干飽きが来たところに三苫のゴールでブルーロック再び見直しました。丁度凪のタッチがありましたし。 {/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

68.6 6 2022年度の高校生アニメランキング6位
可愛いだけじゃない式守さん(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (294)
947人が棚に入れました
最高の“イケメン彼女”現る!不幸体質の男子高校生・和泉くんの彼女は、同級生の式守さん。笑顔が素敵で優しくて、和泉くんと一緒にいるときはいつも幸せそう。可憐で可愛い、愛情たっぷりの彼女だけど、和泉くんがピンチになったりすると……最高にカッコいい、“イケメン彼女”に大変身!可愛い×カッコいいに溢れた式守さんと和泉くんや仲良しフレンズによる楽しい日常は止まらない!尊さ1000%ラブコメ、いよいよスタート!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

3話 恋愛ものが飽和する中、クオリティも独自性も不足です。

1話 告白というストレスとリスクに耐えられない現代のファンタジー

{netabare} 現実世界でありながら異世界よりも非現実的な美少女彼女もの

 恋愛の最大のハードルは付き合い始め、つまり告白だと思います。このストレスやリスクに耐えられないニーズに応えたんでしょう。そこを見事に飛ばしていますね。ある意味では異世界よりもファンタジーで非現実的です。

 高木さん、長瀞さん、宇崎ちゃん、古見さん、阿波連ちゃん…前提抜きの美少女彼女ものというカテゴリーが異世界に喰いこみ始めてきましたね。(ヒゲを剃ったりすると美少女が拾えたりするのもありましたね。同じマインドでしょうけど、あっちの方がまだストレスがありました)

 このカテゴリーの前段として、若干物語があるのが、幼馴染が絶対負けなかったり、超絶美少女をレンタルしてたらいつのまにか彼女になったり、冴えない彼女を育てたり、コスプレするのがありました。
 ロシア美人とか惚れさせようとする少女とかまだまだ弾はありそうですし、異世界もののように更に増殖するんでしょう。

 テーマ性を論じても仕方がないとは思います。ただ話に他の物語を組み込みやすそうなので、何か不運ということと、式守さんのハイスペックにファンタジー的な設定があるんでしょうか?そこに仕掛けがあって工夫があるなら面白くなる可能性はあるでしょう。逆にファンタジーがないなら違和感がすごいですね。


 この手の話は結局はチューニングが合うかでしょう。

 作画はまあ、今時の適当作画ですけど、なんで目の作画があんな感じなんでしょうね。 {/netabare}



2話 可愛いだけの式守さん???

{netabare}  え、まさか、日常系?伏線探したけどみつからない。

 周囲の人との髪と目の違いとか違和感しかないのって異能設定じゃないの?やたら反応速度が速いのファンタジーとかアンドロイドとかじゃないの?不幸体質が呪いとか…

 ED見るとゲーム世界…だけど、ゲーム世界だとストーリーが成立しないし…どうなってるの?

 日常系だとしたら…いや、そんな、まさか…つまらなさすぎです。切りたいけど3話で展開は確認します。けど… {/netabare}


3話 面白いのかもしれませんが、私には理解できませんでした。

{netabare} 残念ながら設定、ギャグセンス、恋愛表現等々どれをとっても琴線に触れません。なによりストーリーのクオリティがちょっと厳しいですね。そして何度もコメントしますが、キャラデザの違和感、カラーリングがすごくてちょっと視聴を続けられませんでした。

 そして、恋愛ものって異世界と違って独自性の出し方が難しいですね。パラメータもなければステータスも魔法もないですもんね。似たような話が多ければどこかで突出しなければ難しいでしょう。 {/netabare}

 ということで断念です。


 
追記 22年8月 1点代の作品はよほどの理由がない限り評価を見直し中です。断念作品については、主にストーリーとキャラ、作画の評価をします。音楽と声優は、言いたい事がない限り3点にします。

 本作については、3話まで見てストーリーやキャラについての面白みのなさ、ラブコメのラブの設定の安易さ、キャラ付けの不可解さ、謎や仕掛け、テーマ性が見えてこなかったので、やはり低くつけざるを得ません。

 それと作画に関しては、キャラデザも作画に含むとなると強烈な違和感があるキャラデザでしたので、ここはかなり低めになります。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

なんだろなー、なにを見せられてるんだろうなー

これ見てどないせいっちゅうんじゃー。


失礼しました、見せられているわけでは無いですね、自分の意志で観ました。
変な言いがかりをつけてゴメンナサイ、大変申し訳ないです。


ただ、合わなかったなーーー。
どうしても、合いませんでした!!申し訳ない。


事細かに合わなかったってことをクドクド述べるとネガティブな事ばかり書くことになってしまうので、ウダウダ書かないことにします。

一言だけにします。


主人公も式守さんにも魅力を感じませんでしたーーーーー。
(個人の大感想です、作品を否定するつもりはありません~~~‼)


唯一、興味が湧いて観察していたのは八満 結です。
八満がからんでくるエピソードは割と面白く観れました。
それと最終盤は少しだけ共感度がUPして視聴できたかな。


あとは、ちょっとイライラしながら、最後までは観よう!という訳の分からない責任感wでの視聴でした。







期間別の作品評価ではそこそこの評価の様子。
やはり、合う合わないが顕著に出たケースだと思います。


あくまでも「※個人の感想です」という事で、悪しからずご了承くださいませ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

不幸と良縁を引き寄せるのは主人公らしいのかも

【紹介】
不幸が降りかかる体質の守ってあげたい系男子?と強くてカッコいい美少女彼女が守ってあげる優しいゆるラブコメ

【感想】
春アニメは結構面白いアニメが多かったので、同期のアニメと比べて推したいものは特にないですが、ダメなアニメではないと思います

式守さんあまりカッコいい感じじゃないけど、可愛らしくて魅力的なキャラクターです

主人公の不幸を引き寄せる体質がかなり行き過ぎていて気の毒だけど、周りが優しいキャラクターばっかりで嫌な気持ちにならないラブコメ
やはり主人公がちょっとナヨナヨしすぎなのは気になりますが、ただ守ってもらうだけの人じゃないのでだんだん良さがわかってくるタイプの主人公

不幸だけでなく、人の縁も引き寄せるようですね
雰囲気が良くてストレスなく視聴できていいアニメです

【主題歌】
ただ、OPテーマはあまり好きじゃないです

なんか僕よりも彼氏みーたいっ♪

このフレーズがどうにも気になってしまって、彼氏視点の歌詞だと思うのですが彼女がカッコいいってうっとりしてるのがちょっと・・・
もっとしゃきっとしてください

【変なところ】 {netabare}
3話で式守さんを家に送ってたけど、主人公の不幸体質と式守さんの強さ考えれば送ってもらわないといけないのは主人公のほうでしょ。
帰り道一人で帰ってますが、その間に車突っ込んできて死ぬんじゃないですか? {/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29

68.7 7 2022年度の高校生アニメランキング7位
それでも歩は寄せてくる(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (188)
631人が棚に入れました
将棋初心者・田中歩は八乙女うるしに一目惚れして将棋部へ。「勝ったらセンパイに告白する!」と意気込むが実力は遠く及ばない。一方、歩の“攻めの姿勢”にうるしは内心タジタジで…2人しか部員のいない将棋部では今日も盤上と盤外の駆け引きが展開され…!?「からかい上手の高木さん」山本崇一朗が仕掛けるムズきゅん“盤外戦”ラブコメディー!!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ノーストレスニヤニヤ系のラブコメをお探しの貴兄に

 やっと無料(といってもサブスクで)になったので、全部見ました。うーん…まあ、悪くない…のかな?

 高木さんと比べたときにどうなんでしょ?やっていることはほぼ同じ…というか距離感でいえば阿波連さんを思い出す感じです。どちらにせよ明確な独自性がある作品ではなくゴールに何の心配もいらない、ただただイチャイチャと照れを楽しむアニメです。

 高木さんと比較してアニメのクオリティの水準がかなり違うので、話やキャラでどちらが上と断ずるのはやめておきますが、アニメ作品としては高木さんでいいかな?という話です。

 なんかライトでストレスがないニヤニヤ系のラブコメをお探しの方にはぴったりなニーズかな、と思います。

 評価は…ストーリーは無いに等しいですねえ…キャラもそれほど独自性がないし…ただ、ここまでストレスがないのも珍しい作品でそこが独自性と言えなくはないです。ただ、3はつけ辛いなあ。2.5ずつかな。声優さんは落ち着いて悪くない感じなのと、OPのうるしのダンスが可愛いので、声優3.5、音楽3.5で調整して平均で3にしておきます。


1話 あ、ライドウくんが将棋やってる。

{netabare} まあ、そういう感じです。将棋盤の向こうに阿波連さんがいてもなんの違和感もありません。かぐや様的な感じもなくはないですが、ギャグはあそこまで強烈ではないです。他にラブコメ系の癒し枠がなければ見るかも。今期レベルの高いオリジナルとか、非異世界があるので、競争厳しいかもですね。

 ただ、〇〇さん的な奴の中では、男が攻めるのは新鮮かもしれません。なお、将棋は部室と部活のための要素で、囲碁でもリバーシでもトランプでもなんでも良さそうです。{/netabare}


2話 日常系ラブコメはお腹いっぱいです。お腹減ったら見ます。

{netabare} 本作の出来が云々という話ではないです。

 将棋が題材になって、何か成長がある作品かなあと思ったらそうでもなさそうです。2話にして将棋のシーンが無いし。
 普通のストレスがない日常系ラブコメなら、アニメ化の順番で古見さんとか阿波連さん、なんといっても高木さんを見たばかりなので、ちょっとお腹がいっぱいです。お腹が減ったときにサブスクの無料枠にあったら視聴させてもらいます。

 一旦切りますが、他の作品に比べて云々ではないです。なお、OPの踊りのシーンのクオリティはちょっとすごかったです。また、いずれ、ですね。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一歩一歩詰めてくる幸福

【紹介】
からかい上手の高木さん作者で将棋部の先輩後輩のラブコメ作品

【感想】
評判は良くないみたいですけど、私はかなり好きです!

歩に振り回される先輩がちょっとかわいそうだけど、思い通りにいかなくてぐぬぬってなる先輩が可愛くてほのぼのします
面白さはあまりないけど、見ていて優しい気持ちになれる作品
{netabare}
まるで将棋の王手のように、ビシッと先輩の心をわしづかみにするようなことをしながら、最後の一歩は踏み出さず逃がし、また詰めて王手をかけては逃がし、延々と王手をかけ続けるような話
(女の子の気持ち考えるとかなり酷い男です、マネしてはいけません、早くチェックメイトしてあげてください)

先に悪いところを書くと、話が全然前に進みません
ずっともたもたやってる感じ
「歩」は将棋だと一歩ずつしか前に進みませんから、詰め将棋のようにゆっくり恋愛も進めるつもりなのでしょう
恋愛を楽しむアニメじゃなくて、二人と二人を取り巻くキャラ達のくっつくかくっつかないか微妙なこそばゆい関係を楽しむアニメだと思います

原作のほうが面白く感じます
マンガと時間の流れやテンポが違ってアニメは常に時間が流れていて一話の枠もマンガとは違うので、マンガだと面白かったネタがアニメにしたことでつまらなくなることはよくあります、コメディ作品の難しさですねー
でも声のついた先輩はとても可愛くていい!

この作者のアニメはみんなちゃんと予算ついていて作画も声優も◎
安定したクオリティでシリアスな展開なんてないので安心して見れる良質のラブコメです

からかい上手の高木さん以上に二人の両想いはあからさまなので、どうくっつくかどうイチャイチャするかってだけの話なんですが
そのただイチャイチャするだけのアニメが私は好き
{/netabare}

【キャラクター】{netabare}
歩は酷い男ですよね、ほぼ好きって言ってるのと同じような甘いセリフ連発して先輩がドキドキしてド天然でかわすっていう酷いしうち
絶対これわざとやってるでしょー!
好きなのバレバレだけど、それでも歩は気持ちを伏せてくるんですよね、寄せてくるのは態度だけです

早く好きっていいなさいよって思うけど、高木さんと一緒で「もう好きって言っちゃいなよ」を楽しむ作品なのでこれでいいのです
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

将棋だけに一手一手、一歩一歩でしたねぇ。

なんだか素直気持ちで見ていられるラブコメ作品。
歩がド直球で攻め手を打ってくるからかもしれない。
それにしても将棋に勝つまで告白しないとは、面倒な決心をしたものだ。
どこかの恋愛頭脳戦とは別ベクトルで苦労しそうだね、これは。

そして、その「ド直球の攻め」を受ける側の八乙女うるしも、なかなかに面白かわいく、楽しかった。
とにかくいろいろと反撃も試みはするのだが、大抵の場合そのままド直球に押され負けしてしまったり、照れながらも素直に受け入れてしまう。
この辺は将棋とは勝手が違うみたいですな、そこが面白いんだけど。
特に私が気に入ったのは、歩のド直球ワードにいちいち見せるリアクションだった。

これは秀逸だったと思う。
もう「恋愛リアクション芸」と言ってもいいのでは。くらいの勢いで楽しませてもらっていた。
どこかの出川も顔負けだ。

原作マンガでも当然こういうシーンは何度も何度も登場するだが、間といい声のトーンといい(私にとっては)キャラのイメージどおりに仕上がっていたものでね。


この原作者さんの作品は「~高木さん」「くノ一」とみさせてもらっているけど、一番スッキリとみれた感じがした。

高木さんは高木さんでひねりが効いていて面白かったんだけど、恋愛と言う部分においては、ある意味では変化球の連発と言っても良かったと思う。

くのいちは私自身が主人公のツバキをちょっと苦手としていたという点がありまして・・・。

それでの今作。
ひねりや大きなイベント事、大きな感情の起伏やもつれはあまりない感じではありましたが、その分真っすぐに、ほっこりと落ち着いて観れた気がしました。
歩もどこかの風早君とは少々方向性は違いますが、ちょっと不器用で頑固で男気がある感じでした。
嫌味が無い感じで好印象でしたね。

あと、タケルと桜子の恋愛ラインも気になってしまいました。
こちらも徐々にですが、いい感じになっているようで羨ましい事です。
タケルもいい奴でしたし、桜子ちゃんもユニークな感じですが可愛らしかったですね。恋愛方面については、さすが女子!しっかりとうるしと歩の事も察していますし、タケルよりはよっぽどしっかりとしているかもしれません。


個人的には、いつもニコニコしているマキちゃんも割と気になったりしているのですが、またの機会に何かエピソードが披露されればいいと思っています。


私的には、この作品好きでしたねぇ。
前述したように、大きな波風が立たたない、いい人ばかりが出ている感じの作品なので、物足りないという方もおられるかもしれませんが、私的に逆に見ている側にストレスが無いので、何度もリピしながらキャラクタの表情を楽しんだりできそうな気がしています。

きっと、流し見、適当見なんかも含めると何度も観てしまう気がしています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

67.4 8 2022年度の高校生アニメランキング8位
カッコウの許嫁(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (238)
775人が棚に入れました
赤ちゃんの頃に取り違えられ、ついに本当の両親と面会することになった高校生・海野 凪。 その日、名門お嬢様学校の女子高生・天野エリカに偶然出会い、許嫁との結婚を阻止したい彼女の頼みで半ば強引に彼氏役を演じることになってしまう。 ……だが、この2人こそが取り違えられた子どもであり、許嫁だった! 2人の子どもが愛しい親たちによって凪とエリカは両家公認の許嫁関係となり、同居生活を送ることに。 クラスメイトの瀬川ひろに恋する凪と父親に反発するエリカが取り決めたのは、「お互い一切関与しないこと」。 ちぐはぐで、どたばたな人生交錯ラブコメディがスタート!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ちょっとずれてる感じ

【感想】
日常シーンは面白いところもあるけどラブコメとしてみると微妙で、なんかずれてる感じ

最後まで見れたくらいには楽しめたのですが、いろいろ変なことが多くて気になったので悪いことばかり書くレビューになってしまいました

キャラと設定とシナリオは変ですが普通のラブコメです、ハーレム系の学園ラブコメが好きで、主人公を許容できて、ヒロインが可愛いと思えるならいけるかな?
このアニメの魅力は気軽に楽しめるコメディってとこですが、細かいことが気になる人にはキツイかも

作画はあまり良くなくて顔が崩れぎみ
男女の赤ちゃん取り違えにはじまり、あり得ない設定や話の展開がとても多いしラブコメ展開なのに反応がなんか冷めてたり急に積極的になったりして何考えてるかわからないし、2クールも使って話も全然進まなくてモヤっとするけど
私が一番気になったのはキャラクターのコミュニケーションの取り方が不自然なことです
高校生の生のやりとりを見たことないのかな?って思ってしまいました

主人公は全体的にイケてない感じで女の子にモテなさそうなのと、ひろとエリカは二人ともモテ女子には見えない性格していて、悪いキャラクターだとは思わないけどラブコメのヒロインとしては微妙でした

【ひろとエリカの変なところ】{netabare}
ひろは外見が可愛いだけで性格に女子高生感がなくてカワイイと思わなかった
大声で好きな子に指をさしながら「次のテストでは絶対勝つ!」と息巻く主人公の気持ち悪さと、
それだけインパクトある人に「誰でしたっけ?(テヘッ)」とぜんぜん興味ない感じだったのに、成績で負けたら態度が豹変して対抗意識メラメラ燃やす気持ち悪い子になってしまいました
早口でまくし立てるようなしゃべりかたも、学園内でみんなからチヤホヤされる人気者には見えなくて、友達いなくておしゃべり慣れしてない子に見えました

エリカは自殺するフリをした写真をアップなんて迷惑なこと平気でするような子だし、暴力的なのも微妙に思いました
危ない場面でも変なことばかりするので、何考えてるのかわからなくてついていけない
主人公が好きなのかなって思ってたら急に兄に重ねてるって言いだして、もっと微妙な感じに

{/netabare}

【気になったところ】 {netabare}
・さすがに男女の赤ちゃん取り違えはすぐ気づくでしょ・・・
・主人公とかひろとか、人をすぐ指さすのがマナー悪くて気になりました
・取り違えがわかったのに、元の家族に戻らないの? 両親の考えが全然わかんないし、エリカもなんで平気でセレブキャラでい続けられるのでしょうか?
・台所の床が畳?? 他の部屋はフローリングなのに?
・2話で主人公の家見てこれ倉庫なの?って言ってたけど、この子は友達の家に遊びに行ったことないの?
・このアニメに限らないけど転校前エリカの制服の寸法がおかしい、胸が大きいので膨らんでますが、ウエストは細くてキュッと引き締まっています。
こんな制服普通はなくて、胸の大きさに合わせるならもっとウエストがダボッとしていると思います。お金持ちだから特注品でしょうか?
・彼氏いるだけで退学なんてありえないでしょ、不純異性交遊? いつの時代の話?
・字が汚いな、騙す気あるのか?って言ってたけど同じクラスで片想いしてるのに文字見る機会なかったのかな?
・エリカも言ってたけど「告白を受理しません」って意味わかんない、その気がないならはっきり断ったほうがいいとおもう、
10回テスト勝つために努力するような執念深い人が「やっぱり付き合えません」で引き下がるかな?ストーカー化しそう
・6話でプールに落ちてからシャワー浴びようって行く途中に庭になにかいる!?ってなって主人公が撃退してたけど、その間二人でお風呂に入って(この状況でお風呂入るのがよくわかんないけど)
タオル一枚で出てきて「あれ?誰もいない?」ってそんな無防備な恰好で誰かいたらどうするつもりだったの? 
とりあえず濡れたひろだけ着替えさせて濡れてないエリカが誰か呼んだほうがいいと思う
・7話でストーカー男が先生に頼み込んで修学旅行の班に入ってきたこと、先生何考えてるの? {/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

6羽 面白さは恋愛の行方。誰エンドか確認できないと意味がないです。

 2話まで見ました。カッコウと言えば托卵。托卵といえばNTRなので、もうちょっとアダルトものを想像していましたが、全然違いましたね。

{netabare}  カッコウの意味は「恰好…姿形・形式上」と「鳥の郭公(カッコウ)」で代わりの親に育てられたという意味の托卵で、ダブルミーニング、あるいは「格好の…ちょうどいい」の意味も含めてトリプルミーニングでしょうか。

 設定は「ふたり鷹」そのものですね。でもアレは火事の時の取り違いです。あれは男同士で両方金持ちですけどね。むしろドラマ赤いシリーズでしょうか。良く知りませんが伝説の山口百恵、三浦友和のドラマシリーズで良く聞きます。
 いずれにせよ昭和の話で今は病院で絶対取り違えないようにいろいろ工夫しているし、しかも金持ちと貧乏人じゃあ普通は病院は違うでしょうね。

 とはいっても、設定は荒唐無稽ですけど、この原作者の話って初めのほうはかなり面白いんですよね。山田くんもヤンキーくんも初期の展開は本当に引き込まれました。アイデンティティをいじくってストーリー展開させるのが得意なんでしょう。

 本作も2話目まではありきたりのラブコメに比べれば格段に面白いです。設定のバカバカしさに照れないで面白くする力量はかなりあると思います。

 私的にはヤンキーくんは減速したけど最後までまあ面白かった、山田くんは途中でかなりパワーダウンした印象です。初期設定からの展開が得意で長期連載が苦手なんでしょう。
 本作は割り切って短めにして面白いうちにやめれば秀作でしょう。この後どうなるか、ですね。

 なお、作画はちょっとなあですね。斜めからの視点が苦手みたいですね。
 あと東山奈央さん使ったら展開が丸わかりだけどいいのかなあ…声が大好きなのでうれしいですけど。{/netabare}


3話 前話までは面白いと思ったんだけど…既視感がすごい。瀬川さんは天才?秀才?

{netabare} 2話までの設定と展開は面白かったんですけど、勉強対決かあ。話がどこかで見たような内容ですね。お風呂のキャー、かかわらないでよね、試験期間に熱が出る、ラブレターかと思ったら果たし状ですか。何か目新しい事ありましたでしょうか。

 全体的に見てもボクの婚約者(弓月光)とかニセコイとか…既視感の塊かなあ。血のつながらない妹もいますからみゆきも入ってくる?
 ラブコメですからある程度の類似性はいいんですけど、男女関係以外の視点が別にないと飽きると思います。原作者の前2作に比べてどうなんでしょう。

 キャラで瀬川さん。字が汚い=頭がいいというのは非常に納得感があります。天才タイプの成績がいい人の特徴ですね。ただこういう人は身なりを構わないし部屋も汚いですよね。一位にこだわらないし。こういうところは秀才タイプの特徴ですね。ちょっと設定倒れのチグハグなキャラな気がします。

 これはヒロインにも言えますけど、キャラ造形がちょっとよくわかりません。何か寄せ集め感があります。デフォルメしていいのでもっと系統を分かりやすくしてほしいです。

 作画ですけど、影がやたら凝ったシーンがありますね。風呂のシーンの鎖骨の辺りとか。エロいといえばエロいのでしょうけど、絵柄と影の作画がミスマッチな気がします。また、前後のシーンで絵の感じがかなり変わってしまうのもどうかと思います。(Dアニメで5:08くらいのバスタオルを巻くシーン){/netabare}



6羽 コメディは大して面白くないです。興味は誰エンドか?ですので、それが確認できないと意味がないです。

 本作は誰エンドかが最大の焦点ですね。変な言い方ですけど、本作のコメディパートは大したことはなく、焦点は恋愛の行方です。1クールでどうせ描き切れないなら見たくないです。

 テンプレではありますがこういうのはキャラ萌えと主人公に感情移入できるか、です。正直主人公はいい子過ぎて乗れません。見どころがあるとすると瀬川ヒロちゃんですね。

 その上で瀬川ヒロエンドの度量が作者にあるかどうかでしょう。そこの結末がないなら見る価値は私にとってはありません。
 なので、一旦切ります。そのうちアニメでラストが描けるようなら見るかもしれませんが、2期以降が来て完結するまでは保留ですね。
 コミック販促みたいなアニメが増えすぎているので、ちょっと反発も感じますし。

 もちろんストーリーというのはプロセスが面白いので、楽しむのは途中経過なんですけど、結果の無いことが解っているプロセスを楽しめるでしょうか。それはプロセスと言いません。

 それにしても作画というかキャラデザが良くないなあ、と思いましたがネットで原作の絵柄確認したら、ちゃんと原作っぽいんですね。つまりアニメスタッフは忠実に再現している感じです。唇の感じは白黒ならいいけどカラーだとちょっと違和感があります。

 ちょっとアニメから外れますけど、この原作者って、連載沢山している割にあんまりうまくならないですね…というと語弊がありますね。1枚絵の場合はいいカットがあるんですけど、本編の顔のパーツに魅力がないのと表情が下手ですね。人間の絵に興味ないのかなあ。感じから少なくともデッサンはしてないですよね。別にマンガの内容とマッチしていれば絵が下手でもいいんですけど。デッサン云々よりも「身体性」を感じないと言った方がいいかもしれません。
 女性たちの魅力を描いている作品だからなあ…ヤンキーくんとか山田くんとかだと、別の面白さがあったので気にならなかったですが…。
 それと、色気が必要な場面が多いわりに、女性の原作者にしてはブラジャーの作画とか超適当ですね。アダルトコミックの女性作者とか下着はメチャメチャ描き込んでますから今時このレベル?という感じです。この作者は原作に徹してアダルトコミックの女性作者とかに絵描いてもらったらどうでしょう?

 というわけで休憩ですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

そこで切れるんかーい!

ま、1クール目の最終話のお話です。
2期がもう始まっている様子ですね(現在2022.7.29)。

あの切れ方ですと、最初から予定されていたパターンなんでしょうね。

実は私的には、この原作者さんの作品は結構原作を読んでいた作家さんです、連載開始時にはね。

・ヤンキー君んとめがねちゃん
 →これは面白かった記憶があるなぁ。多分ちゃんと読んでいた記憶があります。

・山田君と7人の魔女
 →これも最初は読んでいました。ただ中盤以降、ごちゃごちゃし始めたのと、何故か急に魅力を感じなくなって読まなくなりました。
チラ見ぐらいはしたかな。

そして、この作品ですか。
じつは、この作品も最初は読んでいたのですが、途中から読まなくなってしまいました。

ですので、原作的には2/3の作品で途中で読まなくなってしまったという結果になります。
なぜかなぁ、途中でキャラクタの魅力が失速し、めんどくさい感じになることが多いんですよねぇ。(あくまでも、私個人の場合です)

ああ、これは余談でした。

で、この作品、期間作品評価でわりといい感じだったので視聴してみた次第です。

ジャンル的にはラブコメになるんでしょうかね。
あまり、コメディという要素は強くないような気がしましたが、ちょっと込み入った人間関係になってしまった男女のラブストーリーのあれやこれやの顛末を観ている感じです。


作画は悪くはないのですが、微妙なクセがあるかもしれませんね。
瀬川さんが顕著な例で、慣れるまでは化粧濃い~って第一印象でした。
化粧っていう訳ではないんでしょうが、フェイスアクセントが強すぎ(濃すぎ)なキライはありますよね、少し気になりました。

全体的には、あまり起伏のない、ストーリーラインでしたかねー。
キャラクタのディティール紹介みたいなものだったかなぁ。

この作者さんは中盤以降、ちょっと強引に色々もつれさせていく傾向があるような気がしていて、そこでめんどくさくなることが多いので(個人の感想です)、2期がどう展開するかによって、私の視聴意欲もどうなるかな、って感じです。


実はキャラクタもあまり魅力を感じなくて、
かろうじて主人公の血のつながらない妹の海野幸ちゃんが「かわえー」と思った程度で、その他のキャラはまぁまぁって感じでした。


音楽はおしゃれでよかったですね。


全体的にネガティブなレビューになってしまったかもしれませんが、1クール完走していますし、2期も追っていこうとは思っております。
私的には、原作のように視聴意欲が落ちず、楽しませていただければいいなぁと思っています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

67.8 9 2022年度の高校生アニメランキング9位
トモダチゲーム(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (198)
655人が棚に入れました
何よりも友情を大切にする高校生・片切 友一は、仲の良い友人・沢良宜 志法、美笠 天智、四部 誠、心木ゆとりと充実した日々を送っていた。しかし、とある事件をきっかけに、突如5人は多額の借金返済ゲームに巻き込まれていく。「友達を疑わないこと」、それが唯一“トモダチゲーム”をクリアする方法。固い友情で結ばれた彼らにとって、それは簡単すぎるゲームのはずだったが――累計発行部数370万部突破の大人気コミック、待望のアニメ化! 大切な友達か、それとも金か。人間の本性が暴かれる、極限の心理ゲーム開幕!


声優・キャラクター
片切友一(かたぎりゆういち):小林千晃
美笠天智(みかさてんじ):濱野大輝
沢良宜志法(さわらぎしほ):宮本侑芽
四部 誠(しべまこと):大野智敬
心木(こころぎ)ゆとり:天野聡美
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

3話 刺激的なワードを散りばめただけの暴露合戦のどこが面白いんでしょうか?

1話 いまさらこんなテンプレのギャンブルゲーム系をやるとは…

 {netabare} 恐らくはゲーム理論における心理的な要素でしょうね。利他的なふるまいが結果的にパレート最適になるということ…ナッシュ均衡との差で話を組み立てるんでしょう。内面…というか疑う心を描くということでしょう。囚人のジレンマとか有名ですよね。

 2000万円の借金したのはだれか、旅行の200万円の犯人と同一なのか違うのかという謎を解もありますね。過去回想に意味があるんでしょうけど現時点ではよくわかりません。

 初め黒板に書いてある40万円の意味がわからないのでここに仕掛けがあると思ってたら、これ完全な勘違いですね。200万円の賞金を5で割って40万円ずつ減らすっていう意味でしたね。ただ、なんでわざわざ2行に分けて書いてあるのか不明でした。

 本作が一番やってはいけないのが、実はジョーカーがいてゲームを操作していた、という解答でしょうね。これが一番つまらないです。あの白いセーラーの娘はどういう感じなんでしょうか。

 ということで、面白さはこれらの解答…とくに今回のゲームの解答のクオリティで視聴継続かどうか考えますけど、基本作者が考えたゲームの答えをそのまま言われても感動はありません。謎解きと心理の方で何かないとすぐ飽きる気もします。 {/netabare}


2話 全然読みが違ったかなあ。まあゲームの内容はいいとして

{netabare}  これはゲームの内容より誰がゲームに参加したか、とその動機ですかね。あるいは実際陰とか秘密があるグループの内情のような。
 つまり心理ゲームですね。実際面倒な過去があるということかあ。主人公含めてみんなゲスっぽいですもんね。

 ただなあ、これって思いっきりテンプレですよね。どうしようかなあ…いくらみんなのゲス加減が面白いにせよ、2話の感じだと嘘、裏切り、犯罪、エロい系になりそうですね…これだけだとあまりに普通すぎますね。

 ちょっと1話で内容を読解力不足で勘違いしたので悔しいから一応見ますが、あとでまとめてになるかもしれません。{/netabare}


3話 なんか暴露合戦ばっかりですね。心理ゲームなんでしょうけど、お金の計算と合わせて理解が面倒です。

 賭ケグルイみたいな秀逸な演出とか、迷言とか、早見沙織さんの素晴らしい演技とかがあるわけでもないですし。

 武田鉄矢(さん)の人形とか、援助交際とかイジメとか…なんといいますか、アダルトコミック?というとアダルトコミックに失礼ですね。整形だからどうしたんですか?

 そういういろんなことを経験して成長するのであって、それを描く気がありますか?善悪の判断について独自見解がありますか?
 ステレオタイプの価値観で、読者・視聴者の興味を引きそうな刺激的なワードを散りばめて悲惨な話に仕立ててるだけな感じです。まして、それが悪者みたいに扱われるとか…まあ、ネット上のコメントのゲスさを皮肉っているというマインドがあればまだましですけど。

 評価点は物語、キャラの1点はしょうがないでしょうね。私の判断では、100点満点で18点くらいですね。
 時間の無駄だった気がします。気がしますが、一応後で皆さんのレビューを確認させていただいて考えます。一旦断念で。




 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

これはゲームであって、ゲームではない

【感想】
最初の印象は今期でも最低に近いものでしたが、途中から一気に考察する楽しみができて面白くなりました
すごく陰湿でしょうもないなーって思ってたら実は裏の意味があったりとか予想を裏切られることも多くて面白いです
いろいろと細かいところは気になるけど、心理戦や次回への引きがうまく、この後どうなるの?って興味持たせるのが上手いと思った

最後はかなり中途半端な終わり方で先が気になる終わり方、2期前提のつくりですがやってくれますよね?

下のほうでいろいろと考察しています、見当違いなことを言っていたらごめんなさい

【欠点】
{netabare}
欠点は序盤だけだとすごく陳腐な騙しあいゲームしているようにしか見えないこと
それから主人公が「化け物」と評されていて、かくれんぼゲームも最後に結果がひっくり返るんだろうなって思ってしまったのはマイナスかなー
最後かなり中途半端な終わり方しているし、じゃんけんゲームはかなり微妙でした
それから信じる疑うの基準が甘くて、勝敗も敵が油断してくれたからうまくいったところも結構あったりしてちょっとモヤる
{/netabare}

【1期?最終話での各キャラの考察】 {netabare}
友一・・・いいキャラクターだけど魔王感出しすぎで、負けるところが想像できないのが難点、話に緊張感持たせるためにもたまには負けたほうがいいかも、実は運営だったなんてつまらないオチはやめてくださいね・・・

天智・・・今のところいいところないですねー、それらしいエピソードを語って友一をしほと対立させようとしている可能性も捨てきれませんが、たぶん誤解してるだけじゃないかな?

しほ・・・運営や天智から怪しい怪しい言われてて現時点で一番怪しそうに見えるけど、裏切り者だった天智が徹底して怪しまれる行動を見せないようにしていたのに比べて、裏切り者にしては目立つことや余計なことをしすぎなので、逆に信頼できると思う(下のほうで信用できそうな根拠も書いてます)

四部・・・現時点ではただのお調子者ですが、2期でなにか出てくるんでしょうね、こういうキャラが真の悪党だったパターンの話を知ってるのでちょっと怪しんでいますが、今のところほとんど掘り下げられてないので何とも言えないですねー

ゆとり・・・一番信用できないです、この後の最終話について思ったことでも話しますが、信用できない理由がいろいろあります

まず、最終話のエピソードでゆとりが裸で踊るか友一が手をえぐられるかって選択になったときに、手をえぐられるほうになったけど、周りに男のギャラリーがいっぱいいたけど誰も不満そうな声出さなかったの変じゃないですか? 最初からそうなるってわかってたような気がします

わたしがもしゆとりだったら、ツメ剥がされるのはかなり怖くて選べる自信ないけど他の2つは自分が犠牲になるほうを選べると思う
友達や両親だったら迷わず助けるし、絶交したのに命がけで助けに来てくれた人になら、代わりに殴られてもいいって思えるし、友達や親の手がえぐられるのを自分が裸になれば防げるなら私は迷わずそうする、そのあとに襲われることを考えてもね

いくら意思が弱い子って言っても特に手が抉られたら出血多量で死んじゃうかもしれなくて、そんな友達の命の危機になって「友一が決めて、従うから!!」はさすがにないんじゃないかなー? 

わたしはてっきりゆとりが意を決して服を半分くらい脱ぎ出してそれを友一が自分でナイフを刺して自己犠牲で止めるのかなー?って思ってたら脱がないどころかなにもかも友一任せだから、一気にゆとりの黒幕疑惑が深まりました

これってたぶん「自分で決断できないお荷物」って友一に指摘されたことへの意匠返しですよね?
自分で決断するのはきついんだよっていうことを友一に思い知らせようとしているように見える

一期ずっと見てれば友一が意外と友達想いなのはわかるけど、じゃあゆとりはどうなの?って思ってしまいます
ゆとりが潔白だったとしても、もう好きになるのは無理かも

援助交際のエピソードはちょっとリアリティがないので作り話かもって思ったのと、3話で襲っていた暴漢のセリフ「守る価値ないんだよ、そんな金のためなら何でもする女!」って言ってたのがやけに気になってて
援助交際してるだけでこんなセリフになるでしょうか? それにコスプレ撮影していたおじさんとは別の人たちですよね?
おじさんは自分の性犯罪のこと人に話すと思えないし、ゆとりも被害者なら話さないと思うのでどうやって知ったの?
たぶん、この人たちは援助交際のことを言っているわけじゃないと思うんですよね、「金のためなら何でもする女」それが彼女の本性なのでしょう
それをしほにばれそうになって、とっさに援助交際の話をしてごまかしたように見えました

紫宮たち・・・キャラが立っていたし、お兄ちゃんなんて有能さを匂わせただけで何もしてなかったので確実にまた出てくるキャラでしょうね
{/netabare}


【最終話について思ったこと】 {netabare}
あの暴漢達はどうやってトモダチゲームのことを知ったのでしょうか?運営にメリットなさそうだからたぶん4人のうちの誰かが仕組んだことですよね?

そもそもこの誘拐事件は何のために仕組まれたのでしょうか?
①友一をリタイアさせるため? ②二人の友情にひびを入れるため? ③友一と天智をこの場にくぎ付けにするため?
そう考えると普通に考えたらしほが怪しいようにも見えますが、①か②だとゆとりが何も知らない被害者なら、ゆとりがどう動くかわからないので思ったような結果にならない可能性が高い、だからしほ自身がゆとりの役をやるのが自然だと思うんです

それで結局何のために?って思ったら、ゆとりが友一に「何も決断できないお荷物」呼ばわりされて、傷ついたか怒ってちょっと友一を痛い目にあわせてやろうくらい思ったのかなー?って
これはただの妄想じゃなくて根拠もあるんです

ここでゆとりが悪意がないただの被害者なら、ゆとりは友一から「自分で判断できないお荷物、友達は絶交」だと言われて、ただの被害者ならその言葉で傷ついたはずなんですよね、でも誘拐事件では結局3回とも友一に決断をゆだねていて、友一に言われたことにショックを受けているなら意思を見せることくらいはするんじゃないでしょうか? 
これは少年マンガならゆとりの勇気や成長を試される場面で相手に選択してもらったほうが楽です、嫌な役を人に押し付けてる、友一の言葉は彼女に刺さらなかったのでしょうか?
援助交際のことがばらされてあれだけ必死に「友一しかいないの」みたいに弁明していたのは何だったの?って思った

手をえぐられた後に自分たちが解放してもらえる保障はなくて、友一が重傷負ったらどのみちゆとりは襲われると思うし、裸で済むならそっちのほうが助かる可能性高そう、さすがに羞恥より命のほうが大事ですよね?
でもゆとりはそういう可能性は考えてなさそうに見えて、友一が終わった後にまだやることがあるって残ろうとしたときも、普通は危険だから早く帰ろうよって止めるとこじゃないかな? 危険な状況だっていう緊張感がこの子にないように見えて、自分が仕組んだことなら緊張感ないのも当たり前なので

このエピソードでゆとりが黒幕じゃないかって思いました

結局ゆとりは傷つくこともなく、傷ついたのは友一だけ
このゲーム、もし友一がゆとりを庇わなかったとしても、ゆとりが仕組んだことなら何もゆとりにリスクないんですよね
友一がしゃべるのを防いでるし、殴るのは加減できるし、ツメはつけ爪って手があるのと、ツメを剥がす途中にしてはツメが変色してないのも気になりました、つけ爪の間に血のりでも仕込んでいたのでしょうか?

メタ的なことを言うとなんでこんな薄いエピソードで一期を締めたのかなー?って思うのです

じゃんけんで左手使えばいいじゃんって誰でも思いませんか?
あいこならどうなるんだ?って質問するくらい冷静なら、なんで左手は使えることに気づかないのでしょうか?
このエピソードが意味があるのだとしたら、友一を休場させるためか、ゆとりに何か秘密があるかのどちらかだと思うので
そんなわけでゆとりはすごく怪しいです
{/netabare}

【7話考察 〇〇は嘘つき?】 {netabare}
7話でしほとの過去の話を天智が語り出したけど、しほがぜんぶ仕組んだことかは確定してないですよね、むしろ可能性はとても低いと思っています

なんでそんなことを言い出すのかと言うと3つ理由があって

まず、シホが過去にけがをして整形したっていうエピソード、やけに設定と描写が生々しいのでひょっとしてトモダチゲームに関係するんじゃないの?って思った、無関係な話をこんなに注目させるわけない
天智と同じようにトモダチゲーム関係で過去に何かあって今回のゲームに何か別の目的があるのかもって思ったのがひとつ

2つ目は天智の話が真実ならさわらぎは借金が2倍になっていないのに2倍になったと特に言う必要のない嘘をついたことになります
あの時点でさわらぎが友一にそんなウソをつく必要があるとは思えません、何か企んでいるのだとしたらなおさら余計なことをいう必要ないです
さらにこっくりさんの時の金の流れは秘匿されたままなので、ここは他の2人の申告額が嘘の可能性のほうが高いように思います

3つ目は前回のトモダチゲームの裏に彼女がいたのなら、天智のシホへの態度に何かしら思うところがあるはずなので今回のトモダチゲームでのシホの天智への態度が不自然だと思うし、天智の父を自殺に見せかけて殺すだけの権力があるのなら、その息子である天智も念のため警戒はするはずで、天智がずっと尾行していたことに気づかないのは不自然では?しほの父親も、普通の警察官が危険だから事件に首を突っ込むなって普通のアドバイスしてくれてるだけなように見えるけど

さらにメタ的なことを言うと、他の2人がただ巻き込まれただけの被害者とは思えないし、こんなあっさり裏切り者の内訳が中盤?で確定するとは思えなくて、他の3人のこっくりさんでの金額上下が隠匿されたままなのに、そこに何かしらのカラクリが何も残ってないわけがないと思うのです
なので、逆にこのトリックで黒幕疑惑が出てきたシホは信用できるんじゃないかと私は思います

シホへの疑惑は①「シホのためにお金を使ったという2人の同級生は話をすると自分も消されると言っていた」②「シホの家の調査に行った天智父が何者かに殺された?」③「しつこく2人のことを尋ねられてくるシホがなんか怖かった?」④シホが借金額を偽った?
①はまずシホのためにどうお金を使ったかは話してないし、2000万借金を友達に押し付けようとする人(天智の元友達2人)の言うことを信じるの?
②はシホにそんな力あるの?そんな力あるならなんで天智はずっと泳がされてるの? トモダチゲーム運営に殺されたって考えたほうが自然な気がする
③は転校した2人と親しいはずなので純粋に気になったのか、上述した顔のケガがトモダチゲームに関係するなら天智が何か知ってるかもと思って聞いていたのかも、
それに天智に大して何か悪意があるなら2回目のトモダチゲームに巻き込まれた時点で天智に敵対的な行動とっても不思議じゃないけどそうでもないし
④についてはこっくりさん考察のところに書きました
これまでの状況から考えてしほも何か隠しているのだろうけど、天智が勘違いしているか、他の裏切り者か黒幕によって見事に誘導されているのではないかって思った
それから全部天智の作り話っていう可能性もあると思っています、ネームプレート裏の金額が天智の告白と合っていたからと言って信用できるとは限らないかな
辻褄が合うように話を考えた可能性も否定できないです
{/netabare}
【7話考察② こっくりさんについて】 {netabare}
こっくりさんは裏にまだまだ何か隠されてるんじゃないかな?
すごろく回はネタバレをやっていたけどこっくりさんは各自の動きが友一の視点での推測しかないですよね
そうなると、シホが嘘をついているのが確定とは言い切れないと思うのです
例えば、友一、天智、シホが本当のことを言っていたとして、残り2人の合計金額が+160万なら辻褄があいます
つまり両方が第二ゲーム終了までに200万ずつ帳消しにされているか、片方が400万帳消しにされて賞金で黒字になっていればいいわけです
※もちろんシホが友一に申告した第一ゲーム終了後~第二ゲーム終了までの間に400万円獲得していても良いです

それから、友一のターンならほぼ確実にクリアする方法があって、用紙には「はいを選べばクリア」って書いてあったと思うのですが、裏切り者はクリアの逆に入れようとしているわけですよね?
そうなると、いいえが正解になるような問題を出せば4人はいいえに入れて裏切り者ははいに入れるから、裏切り者が勝手にはいのほうに指を動かしてくれるからそれでクリアになるんじゃないのかな?
裏切り者がいるっていう確証が必要ですが・・・
友一のことをみんなが警戒している様子もなかったからたぶん成功する、ただ裏切り者が2人以下である必要はありますが

さらに言うと、5番目の質問で「はい」に動いたけど全員一致の可能性以外に、はいが2人以下でいいえが3人の可能性もあります、つまり裏切者が3人いるパターン
この裏切者は悪意があるとは限らなくて、いいえを選ぶと全員が有利になるような条件が提示されている可能性もあります

他の4人にも何らかの賞金が上下する指令が来ていると思うのですよね、天智の話によると誰かが借金額を偽っているという話ですが、
すごろくの時はアニメ見ている限りではすごろくのマス以外で点数が上下する要素なかったですよね、第2ゲーム中に秘密裏に引いている可能性もありますがその可能性は置いといて、そうなるとこっくりさんの個別に引いた指令に秘密があると思います
他の2人のどちらかが借金が400万減るような条件を満たした(あるいは両方が200万ずつ減額されてる)か、天智が嘘をついているかどちらかだと私は思っています
第二ゲーム中に実は借金が変更される条件を一人だけ引いていた可能性もあるけど、それはさすがにやりたい放題すぎるのでないと思いたいです
{/netabare}
【すごろく回の考察】 {netabare}
6話でタネ明かししてて、その前に気づいたことを話すと
友一がシホの肩に馴れ馴れしく手を乗せていたのがやけに気になってて、陰口カードでメッセージ渡しているんだろうなとは思っていて
BOX内にいれば誰にも悟られずにメッセージ読むことができるので、3分間は外に出られないってルールを見てそういうトリックあるだろうなーって思ってました
天智も同じように肩を寄せたりしてたから天智もシホにメッセージ渡していると思っていたけど、友一だけでしたね
天智はシホに信頼してもらうために馴れ馴れしくしてたのかな?

友一がシホを殴ったのと、ゆとりとシホの喧嘩、シホが友一に見切りをつけて天智に身を寄せたのは全部演技だと思っていたし友一が次にボックスに入る人を誘導しているのにも気づいていましたけど、
友一が一人一人信頼できるか確認していたことまでは想像できてなくて、ネタバラシみてそんな方法があったのかーって思いました

「シホにだけ伝えた秘密をシホが提出したから他の2つの暴露はシホが書いてないことになる」って言ってたけどそうかな?
一人一回につき何枚でも書けるからシホが2枚以上書いた可能性もあるのでは?って思ったらネームプレート預かってたって言われてなるほどーって思った。ネームプレートいつの間にかなくなってたのは全然気づかなかった
ただアニメ見ている人は気づきにくいけど、実際に会ってる人はネームプレートなくなってたら気づくんじゃないかな?

あと、ネームプレート預けたからって2枚以上書く工作をしないとは限らないと思うな、友一はプレートの裏を特に見ようとはしてないから第一ゲームで嘘ついていたとしても見られることはないですよね、かなりリスキーだとは思うけど
実際、天智の話が真実なら、シホは嘘ついていたことになるけどネームプレートを友一に預けてますよね?
わたしが裏切り者なら信用してもらうために預けておいてしれっと2枚書くかも、借金額が申告と違うことも裏切り者なら言い訳も考えてるでしょうし
それに、万が一見られた時のためにネームプレートの裏に細工をして数字を誤魔化す手もできるかもしれませんよね
{/netabare}
【3話について】 {netabare}
ゆとりの援助交際ですが、あの状況で女の子が怖くなって逃げだしたって言うのはちょっと厳しいんじゃないかな?うまく騙した?

それからゆとりの援助交際を知っても友一は許す? 
彼氏でもないのに許すとかないと思うけど、ゆるせるから友一は自分が汚れている自覚があるっていうのは作者の勝手な思い込みだと思う
あとは無償の愛情はあっても無償の友情はないって言ってたけどこれもそんなことはないと思う
友情で「一緒にいると楽しい気持ち」を「無償ではない」例として挙げてたけど、じゃあ愛情も一緒じゃないのかな? {/netabare}

【細部まで気を抜かないで】 {netabare}
1話の新聞配達の異常な部数は深く考えなかったのでしょうけど、配達に何時間かかるの?!っていうような部数でした
簡単に突っ込まれるような雑な設定を入れると評価が下がりかねないので気を付けたほうがいいと思う

給食費がなぜ現金徴収なのか?はたぶん何か意味があるんでしょうね、2期に期待です

かくれんぼエピソードも変なところはあって、紫宮達は百太郎だけを友一の近くになぜ置いて行ったのか?ってことです
リーダー含めて単純で利用されやすそうだって知ってるはずじゃないですか、本当に天才?
あの展開なら百太郎を連れてくかもう一人監視役をつけておくとおもう
このゲームは友一が凄いというより、ただの紫宮の油断のおかげな気がしてちょっと残念です
{/netabare}
【キャラクター】
1話のキャラクター紹介が一瞬かなりの長文で出てきて何書いてあるかさっぱりわからない

【主題歌】
OPの水樹奈々もEDのsajiもとても良かったです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

2期目があれば、そちらで本領発揮してほしい感じ。

う~む。

「トモダチ」ねぇ。(カギカッコ付のトモダチです。)
ちょっとピンとこなかったかなぁ。

親友 >>> 友達 >>> 友人 >>> 知人  ?

どうにも、友達(≒誰か≒人物)ではなく「トモダチ」っていう形態、システム、状態を維持しようと頑張っているように見えてしまって、どうにも「どこにこだわっているんだ?」という思いが拭えなかった。

まぁ、そういう状態を維持できている=信頼関係を持ってい人物、っていう事なんだとは思うのだけれども・・・。
たしかに、そういう人物たちがいるっていう事は大切で、幸せな事なんだと思うけど。

ここら辺がピンとこないのは、友達関係が貧相な我が身を呪うしかないですね。


物語自体は、このクールではすべてが見えず、主人公の過去についてもすべてが見えてくる訳ではありませんでした。

ですので、タイトルの「2期目で本領発揮してほしい」につながる形となります。

ただ、こういったタイプの作品は、
私の中では「ライアーゲーム」が一つの試金石になっていると思っています。
この作品を越えられるか、越えられないかが私のモノサシとなっているのです。
現時点では、
ゲームと運営の正体、パッケージとしての結末が見えてきていないので、評価は未定です。
あえて、この1クールだけで判断するとすれば、まだまだ、いろいろな点で足りていないと思います。
結局、ショートレンジでの一戦一戦での結末、どんでん返し、トンチを観たくて、視聴を続けてしまう事にはなるのですが、
個人的には、観て良かった、素晴らしかった、そう来るか!と思えるアイディアはまだなかったように思います。

これなら、赤の他人同士で権謀術数を巡らす戦いの方が「シバリ」が無く、自由度の高い展開ができるのでは?
と言われてしまいます。

「トモダチ」=友情関係の維持・破壊、友達同士のアレやコレや、「トモダチ関係を維持しなければ!」「~維持したい!」という思い=「シバリ」
をどうゲーム展開、物語に織り込んでいけるかが勝負になると思います。

ですので、2期でさらなる展開を期待したいと思います。
あるのかないのかは知らないのですが・・・ね。


時折、出現してくるタイプの作品になりますね。
いわゆるデスゲーム的な作品に近いものになるでしょうか。
ユニークな作品が今までもタイミングタイミングで出てきています。
それらの端境期にあたってしまって、この作品が「初」という方は新鮮に見えるかもしれませんね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

66.5 10 2022年度の高校生アニメランキング10位
ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (124)
370人が棚に入れました
田舎育ちの女子高生・涼海ひより。好きなことは走ること。得意種目はハードル走。そんな陸上一直線女子のひよりは、陸上部のある学校に進学するため、地元を離れ、東京の桜丘高校へと入学することに。偶然クラスメイトになったのは超人気高校生アイドルユニット『LIP×LIP』の染谷勇次郎と柴崎愛蔵。街中の大型ビジョンで流れる華やかな姿とは裏腹に、ひよりは険しい顔でにらみ合う2人を目撃してしまう。アイドルなんて興味もないし、あんな怖い人たちと関わりたくない。そう思っていたはずなのに・・・。「どうして私が、この2人のマネージャー見習いに!?」新しく出会った友達、服部樹里や中村千鶴との楽しい学校生活。上京の目的だった部活動。そして、右も左もわからないアイドル業界で、マネージャー見習いとしても奮闘するひよりは大忙し。眩いステージで輝く高校生アイドル×努力と根性の陸上系ヒロインの、新しい青春が始まる――。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

HoneyWorks健在! めっちゃ面白い!

本作に出てくるアイドルグループLIP×LIPの結成を描く『FILM×LIVE』という劇場版作品もあるのですが、こちらは時系列的にはその後になる作品で、離島から東京の高校に陸上競技のために入学した涼海ひよりが主人公です。

実家からの仕送りに不安がある状況となりアルバイトを探すひよりが、なんとか採用されたのがなぜかひよりと同じ高校にメンバー二人が通うアイドルグループLIP×LIPのマネージャー見習いという、あるんだかないんだかわからないようなわりと強引な設定のお話です。

HoneyWorks原作ということで、楽曲面も充実しています。普通のシーンの作画とかも問題なく良いと思いますが、3DCGによるLIP×LIPなどのライブの作画は、ちょっとショボいです。まあ、本筋を楽しむ上ではあんまり関係ないので私はさほど気にはしませんが…。

キャスト的には主人公のひよりが水瀬いのり、そして親しい友人となる服部樹里に佐倉綾音、中村千鶴に早見沙織という布陣で、LIP×LIPの二人も染谷勇次郎に内山昂輝、柴崎愛藏に島﨑信長といったわりと豪華めな感じで、少女漫画的なビジュアルとストーリーで忌避しそうな層には大穴な良作です。

作中でひよりとの仲がこじれた千鶴の演技は最高でした!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

おもしろかったなぁ、素直に。

実は、アイドルもののテイストが強そうな作品、しかも男性アイドルって事で、あまり関心は無かった作品。

あにこれの放送時期別のランキングでいい所にいたので、まぁ、一応という事で見始めました。


相変わらず、イケメンのアイドル様には、やっかみも含めて、斜め見してしまうのですがwww。
(まぁ、オッサンのヒガミですわ。)

この作品のメインどころの二人は、フラットに近い目線で観れたような気がしています、自身としても本当に意外でした。
あとはやっぱり主役のイモガール・・・、いや、涼海ひよりが初っ端から印象的でした。
方言&方言イントネーション丸出し、太眉とまさにイモ・・・、いえ田舎のお嬢様キャラ丸出しで、しかもやたらと元気。
観ていて楽しかったです。

物語自体は、いつものとおり、詳細には説明しないのですが、現代のお時話的ストーリーかもしれませんね。
いろいろと都合よく展開はしていくのですが、それほど、破綻はしていないと思います、物語として。
また、この1クールの中でいろいろなエピソード、キャラクタの気持ちの起伏、シチュエーションの変化などが、とてもコンパクトに上手にまとめられていたと思いました。

物語のまとめ上げ方として、
とてもクオリティが高かったと思います。


作画もそれなりに上質で、破綻のないものでした。
超一級か、と問われればそうではないのですが、全く視聴に問題はなく、標準以上だと思いました。

声優さんも、上手でしたかねぇ。
主人公のひよりの声も「なまり」も含めて、思わずほっこりとしてしまいました。
また、ヤロウにはあまり興味が無いのですがw歌パートとかもしっかりとキャラ声とつながりがあって、違和感とかも無かったですし、私的には珍しく、普通に聞けていました。

もう一つ、特筆すべきは早見沙織さんが、悪い娘(いや、悪いと言う訳でもないのかもしれませんが・・・)役をやっておられて、「へぇ~」と思いました。
これは、私の偏見かもしれませんが、あまりそういうイメージのキャラをやられたことを知らないので、意外でした。
この娘も最終盤ではいろいろと感情の起伏、いろいろな表情が観れてよかったですね、ある意味「模範的なファン」だったというw
ちょっと、間違えはしちゃいましたけどね。

なにか、聞くところによると少女漫画原作らしいですね。
私は、全く予備知識がなく、それどころか視聴対象からもギリ外そうとしていたくらいなのですが、とても楽しく、おもしろい作品でした。

本当に、色々なエッセンスがコンパクトにまとまっていて好感が持てた作品でした。
機会がありましたら、ぜひご覧くださいませ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

感動します。意外性もあり、キャラ造形が素直です。面白いです。

 なんというか、感動します。いい話でした。まあ、逆ハーレム王道の少女マンガですね。ただ、恋愛が結論でなく、友情とかファンとはとか、そう言ったところが落としどころなのもまた良かったと思います。話の展開は素直ですが意外性もあるし、ちゃんと面白いですし。そして、そっと涙をぬぐってしまうポイントが数か所ありました。

 原作がハニーワークスという企画集団で性別はわかりませんが、シリーズ構成、脚本、監督が女性なので、女性的感性が多分に入っていそうです。この場合の女性的感性とは素直さですね。女子の憧れを素直に形にする。そして女子の嫌いな状況とか辛い状況、嫉妬、恋愛の距離感、心理などをそのまま形にしたような感じです。

 若干陸上の描写が弱いのも女子的です。スポコンで女性作家の最大の欠点はスポーツが描けないこと、ですからね。本作もほとんどスポーツは描けていませんでした。その代わり根性と気合いですね。

 キャラは主要キャラのキャラが立っていて、自然でしたね。ストーリー展開にご都合主義があるものの、キャラ造形は非常に魅力あるし行動に納得感がありました。

 本作は、男の感性では描けないと思いますが、ジェンダーレスの時代ですからそういう男性もいるかもしれません。変な言い方ですが韓流的な素直さも感じました。だからいいんでしょうね。

 作画も少女マンガ的です。決して緻密な線ではないんですけど、華やかなシーンは力入ってます。ステージとか女子のおしゃれとか。興味ないところは、まあ、こんな感じ?になってしまっています。が、作品のどこに集中するかがうまいんでしょうね。注目するところはしっかり決まった絵になっていると思います。

 3人娘の声優が豪華ですね。アイドル2人プラスヒロインの構造に対応した、このヒロイン+ギャル+黒髪陰キャラの3人が引き立っていました。

 隠れた名作は言い過ぎか。隠れた秀作ですね。22年夏は神クズアイドルというこれまた男性2人ユニット+女性の作品きてますが、少女マンガ的アイドル物がひょっとしたらひそかに進化をしているのかもしれません。






4話 BL系に見えますが、題名通り頑張るヒロインを応援したくなります。

{netabare} 逆ハーレムものの少女マンガの構造みたいですね。それも古いタイプの下手をすると昭和のモテモテ男子に興味がない女子がイヤイヤかかわって、男子たちが惚れる…という展開なんでしょう。

 ですが「ヒロインたるもの」の題名が示すとおり、ヒロインが受け身でないのがいいですね。ヒロインの頑張りが周囲に認められて行き男子たちから見なおされて…という感じなんでしょうね。マネージャーというサポート役だけでなく陸上という芯があるのがいいですね。まあ、少女マンガ創成期の貧乏不幸美少女の系譜ではあるんでしょう。

 設定は粗を探せばいくらでもあるんですけど、分かっててあえて無視してるんでしょう。高校選びとかバイトの採用とかかなり不自然な部分はあります。撮影のときのいじわるなアイドルとかいつの時代だよ、という感じです。

 でも、本作で肝心なのは「ヒロインのがんばり」ですからね。その点ではかなり感情移入できます。いいですね。ひよりちゃん。男子からみて好感が持てる感じです。4話の最後、ちょっとホロリとしますし、事件の予感がありました。必要な部分のストーリーはしっかりしている気がします。

 一方で本作のヒロインが女子から受け入れられるか、ですね。低スペックに見えてかなり頑張っている少女です。こういう少女に令和の女子たちが自分を重ねられるか、ですね。本作のBL系男子の設定とコンフリクトしている可能性があります。
 女子向けBLの素材に見えて実は男子が見た方が面白い気がします。

 本作はニコニコ動画出身のPたちが作った企画ユニットが原作みたいです。どこまで関わっているかわかりませんけど、ゲーム企画やアイドルの売り出しといった意図がなさそうです。

 声優さんたちは今更売り出しが必要な人たちは全然いなくて、非常に豪華です。そういった意味では純粋に面白いアニメを提供しようという意図があるのではないでしょうか。アニメの作品そのものに好感がもてました。

 人物の作画は丁寧だと思います。一方で背景がのっぺりしているのでEDのクレジットを見たら、人に関わる原画を国内でやって背景やCG部分を海外でやっている感じですね。これも面白い試みではないかと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

72.8 11 2022年度の高校生アニメランキング11位
ロマンティック・キラー(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (82)
317人が棚に入れました
Netflixにて配信

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

良い乙女ゲーでした

少年ジャンプ+で配信された漫画作品が原作です。
元々は、LINEマンガで公開されていた作品のようです。

ゲーム好き、チョコ好き、猫好きで、恋愛からかけ離れた学園生活を送っている女子高生、星野杏子が主人公ですw
そんな杏子の元に、魔法界から「少子化問題対策プロジェクト」なる計画で、一人?の魔法使いが派遣されてきた。

まず原作者が女性ということで、ヒロインに萌え要素も、ロリ要素も、まったくありませんw
ストーリーはよくある乙女ゲーですが、ヒロインの杏子が男前すぎて、マジで惚れますw

展開もテンポよく、飽きさせずに一気見できる作品でした。

Netflix限定なのが、ちょっと惜しいですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

令和の顔芸は全身で表現する!

満足の1クール。とても楽しかったです。
おもしろくなかったら、すぐ切ろうと思っていたら、そのまま最後まで連続で観ちゃいました。
序盤はコメディ。スピードのある展開で面白いです。
中盤からは、、、見てのお楽しみ。

ヒロインは男気タイプ。筋が通って元気があって気持ちが良い。
顔芸も楽しかった。令和の顔芸は体全体で表現しちゃうんですね笑
男性陣は弱いのかというと、そうでもなく共感が持てる。

いやー、すっきりと楽しませていただきました。満足満足。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

想像以上に面白い。現代版「はめふら」っぽい感じです。

 想像以上に面白くて、ネトフリオリジナルなのがちょっと勿体ない気がするくらいでした。ネトフリの割にB級感はありますが、それがかえって面白さにもつながっていた気がします。

 ストーリーそのものは魔法を使ってご都合主義…に見せかけて、実は普通に青春ラブコメで、主要キャラに設定とドラマがある感じです。12話で過不足なくストーリーを語り切っており、構成・脚本も良かったと思います。

 絵柄とヒロインのキャラで「このすば」のように、登場人物イケメンだけど相対化されてしまい3枚目路線になっているのが効果的でした。コメディよりちょっとギャグ路線で面白かったし、それがヒロインや男子キャラの好感度にもつながっていて、結果的に爽快感がある話になってます。

 いうなれば現代版の「はめふら」のような感じだし、そういえば「トモちゃんは女の子」っぽい感じでもあります。

 欠点がないわけではないです。ゲーム・猫・チョコがキャラ付けにはなっていましたが、特にゲームが使えて無かったかなという気がしました。設定的には「神のみぞ知る世界」をちょっと思い出します。が、ヒロインのゲーム好きがラブ要素に活きていなかったかなあ?
 
 これは細かい話ですけど、ゲームしかしないチョコばっかり食べてるヒロインというキャラ設定なのに、ビジュアル、対人コミュニケーションはああならないだろう?という気がしなくもないです。

 それと親の使い方が少々中途半端だったかなあ?親の問題を入れるなら入れる、入れないなら入れないで、やり方があった気がします。

 ネトフリの基準の関係か、サービスカットが極端に少ない…というかゼロなのもかえって作品世界の描き方としていい方向にいったのではないでしょうか?

 作画は安っぽく見えますが比較的よく動いていたし、表情や動きなども必要十分だったと思います。

 ということで、面白さと言う点ではかなり水準が高い作品だったと思います。評価はオール4…かな?ストーリーとキャラは4.5にしてもいいかも。いい話でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

68.4 12 2022年度の高校生アニメランキング12位
佐々木と宮野(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (56)
208人が棚に入れました
女顔がコンプレックスな腐男子の宮野由美は、ある夏の日、校内で喧嘩の場に遭遇してしまう。 勇気を出して止めに入ろうとしたとき、宮野の肩を押し留め、代わりに向かってくれたのはちょっとだけ不良な先輩・佐々木秀鳴だった。 それ以来、なぜか佐々木に気に入られてしまう宮野。 あろうことか「好きなマンガを貸してくれ」と言われ――!? そして佐々木は、瞳を輝かせてBLを語る宮野に、少しずつ惹かれていく…。

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

普通

 
原作未読。

(全話視聴後)

リアルな男はこんな仕草しない…
そう思わせる描写が多いせいかファンタジー感が強い。BLとはそういうものなんだろうけど。終始ライトな雰囲気で考えさせられる部分もなく、ファンタジー男子のイチャイチャにキュンキュンみたいな人にはオススメ。

徐々に変化していく描写はいいと思うが、特に練られたストーリーではないし、知的な面白さは皆無なのでどうも物足りない。演出もワンパターン。それは逆に何も考えずBLファンタジーに酔えるシンプルさと言えるかも。

普通。この言葉がとてもシックリくる作品。

__________

(3話視聴後)

ものすごくオーソドックスなラブコメをBLにしてしまった感じ。胸がドキドキして顔がカアッと赤くなって、ふわふわほわほわ流れる空気が光っちゃう。

…でもキービジュアルのとおり男同士。ひとつ違いの先輩後輩。ときどき遠回しに肉体的な何かを想像させる描写もあったりなかったり。
同性をカワイイと思ってしまうことに戸惑ったり、相手が周囲からヘンな目で見られないよう気にしたり、まだライトながら同性ならではの悩みは描かれている。

作画はしっかり女子ウケ狙いしてるし、音楽もいいと思う。なのでBLを忌避しない人なら愉しく悶えながら観れるのではないか。

けどこういう時代なのに申し訳ないが、自分はキツめのBLや百合を観てると気持ち悪くなってくる。まだ内容がライトなので継続できてるが、今後深まってくると許容できなくなるかもしれない。

評価はあらためて。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

堀と宮村は男女。安達と島村は女女。佐々木と宮野は男男。

知らないと絶対区別つかん…。
まあ普通に女性向けで興味がない内容なので、対象外ですね。

なろう系のタイトルは長すぎるとか文句を言われたものですが、タイトルを見ただけで内容がわかるほうがやっぱり便利だと思います。
「イケメンの佐々木君は可愛い宮野君にときめいている」とかの方が。
まあ近年は長文タイトルも定着してきて、文句を言う声も少なくなってきた感じがしますね。
逆に短いタイトルの方が、内容がわからんと文句を言われるようになるのかも。
私も本作では微妙に不満を覚えました。
「対象外の人に対象外であると伝える」これもタイトルの重要な要素なんですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

あだちとしまむらの男版。爽やかで清々しい純愛BLアニメ

【紹介】
高校生の長身のイケてるグループ系イケメンが小さくて可愛い顔した内向的なイケメンにガチ恋するBLアニメ

タイトルが似ているから百合アニメ「あだちとしまむら」に似たやつかな?って思ったらBLバージョンでした。
最初からBL全開なので興味ない人はすぐに切りましょう

少しめんどくさい関係のあだちとしまむらよりもこっちのほうが爽やかでピュアな感じしますね。

【キャラクター】
キャラデザはBLにありがちな色気のあるデザインではなくちゃおとかの可愛い感じのデザインですね。
こういうキャラデザのBLって結構新鮮かも。
どうしてもBLで女性作者だから男性の仕草や口癖に女っぽさが入って気持ち悪いところちょっとあるけど
BL作品ではだいぶ控えめなほうで、BLの入門としてもよさそうです。

【作画】
女性向けのデザインと安定した作画。
エフェクトがかなり多くて大げさすぎでウケる。

【シナリオ】
ずっとピュアな感じのBLで癖がないので見やすい。

BLは別におかしくないじゃん?みたいな感じの世界観が好み分かれそうな部分。
BL好きな人には、周囲から祝福されない禁断の恋愛とか、BLに偏見あるのにそれでも踏み込んでしまう倒錯的な気持ちが好きな人もいると思うのですが、この作品はごく自然に恋愛が発展していく感じなので、どっちが好みかってことですよね。
ごく自然と言っても男性が恋愛対象なのかどうかって部分で悩むところはもちろんありますが。
同性愛に偏見の目がない世界観は現代の感覚だと変な感じだけど、教科書に出てくる偉人にも同性愛の人結構いますからね。

男子校がどんな感じか知らないけど、たぶんBLをオープンにしてる人はいないですよね?
女子同士だと女子校じゃなくても仲のいい親友と百合の境目って結構曖昧だから、男同士よりは外聞を気にしなくて良いと思う。

視聴者の好みはともかく相手が同性でも堂々と好きって言える世界はきっと幸せでしょうね。

【感想】
たまたま男同士なだけで、ほとんど普通の男女の恋愛アニメ見ているみたいな感じなのでBLが苦手な人だとそこが気持ち悪く感じるかも。
すごく爽やかでピュアな恋愛で良かったです。BLが苦手じゃないならおススメ!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

64.8 13 2022年度の高校生アニメランキング13位
マブラヴ オルタネイティヴ 第二期(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (57)
203人が棚に入れました
白銀武:神木孝一
鑑純夏:楠木ともり
御剣冥夜:奈波果林
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

名作候補生、復活の兆し!?

●概ね良好な着地
原作が名作であるとの評判に相違なく前期に比べるとかなりの巻き返しに
成功したように思います。

説明不足なところが無いかと言えば、嘘になりますが少なくとも関連作品を見てきた
層ならば脳内補完も機能し、それなりに満足のいく結果だったと言える気がいたします。

最後の12月25日に {netabare}黒い球体のようなものが描かれていたのが、まるでアキラ{/netabare}みたいに思え
個人的には違和感を覚えましたが、今期の全体評価は概ね満足のいく合格点でありました。


●ベータマックスのベタな展開
このシリーズの最大の見どころは何かと申しますと
ベータがう {netabare}じゃうじゃ湧いてきてこんなんじゃ生き残るの無理だろう・・・
という絶望展開からのあれ、なわけあります。

完全なる絶望展開の中で、生真面目な熱血主人公とその仲間たちが
どうにかして死中に活を求め≪ようとして≫必死に足搔いて足搔きまくる
そこが最大の見どころであると言わせて頂きましょう。

そういう意味においては、今一つ惹きが弱かった1期に比べると
かなり巧く描けているため、個人的にはかなり印象がいいわけであります。

絶望展開が {/netabare}まだまだ続くのは非常に好ましいことであります。

●普通に良作、優等生は動き出す
{netabare} 「スサノオ」がサイコガンダム的モビルアーマーに見えてしまうのは気のせいでしょうか?

本作はエヴァ的な世界観に通じるところあるように、ガンダム的な世界観とも
通じるところあるような気もいたします。

水星の魔女に比べたら遥かに古参のガンダムファンには理解してもらえそうな
王道戦略展開絶賛実施中であります。

人類とベータとの生き残りをかけた戦い、あまりに使い古されたテンプレではありますが
逆に言えば非常に無難なテーマだからこそ、大コケすることもないように思います。{/netabare}



名作と謳われた本シリーズの前期作品の戦績は完全なる惨敗、
まるで総集編を見てるようなダイジェスト感があまりにも惨いものでありました。

しかしながら「シュバルツェスマーケン」や「トータルイクリプス」などの関連作品を見る限りに
おいてはストーリーはなかなかに見所あるように思われ、従いまして原作ファンが一押しする通り
本シリーズの潜在能力はかなり高いと見るべきでありましょう。

期待のルーキー、何をやらせても卒なくこなす
優等生過ぎる士官候補生の主人公の卒業シーンから舞台は幕を開きます。

ここから始まる本気「候補生」の物語。
生ぬるい日常と生ぬるい仲間たちと、それを守るために全力で駆け抜ける彼自身の物語。
グロは当然のお約束。
もちろん最大の見どころはそこではありません。

平和というぬるま湯、その価値とは?
平和であるのが当たり前であると思い込んでいる我らが日本人にとっては
空気みたいな軽いものなのかもしれません。

そんな軽い空気の中で日々生きていると「生」の価値すら
希薄なもののように思えてしまうのも必然であるのかもしれません。

これは個人的信条みたいなものですが、グロや残酷描写とは結局のところスパイス
みたいなものに過ぎず、やたらめったらスパイス振りかけても料理自体の旨味は増しません、
舌が痺れて旨味を感じる感性が麻痺するだけというオチでございます。

若い感性とは刺激を欲するものですが、刺激と旨味の違いも識別不能というならば
もはやただただ刺激に毒されてるだけの「薬物」ジャンキーと変わりがないという結論にございます。

刺激的で過激な傾向が顕著な作品ばかりがもてはやされているような昨今の奇妙な現象には
個人的に違和感を覚えますが、ある種の「薬物」ジャンキーが増殖してるというのならば
奇妙な感性が世にまかり通るのにも納得のいく話であります。

前後不覚のジャンキー感覚を脱するには、「意味」について深く考えることこそが
肝要であるように思います。

どうかジャンキー感覚という幻想に惑わされず、物事の「意味」について熟考して下さい。

本作の主人公と視聴者とは、
「生きる意味」においては必ずリンクするものと確信いたします。


●薬物ジャンキーと××工作について

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作を知らずに最後まで観ましたw

原作未プレイ 全12話

マブラヴ オルタネイティヴの二期です。一期から視聴することをオススメします。

突如人類に襲ってきた地球外生命体BETAを殲滅するためにBETA戦用人型兵器である戦術機を操作する衛士と呼ばれるパイロットたちの活躍を描く作品です。

1期は内輪揉めのお話が中心で、BETAとの戦いが余り描かれていませんでした。

この2期はいよいよある作戦のためBETAとの戦いが始まりますと思いましたが、序盤で主人公がつまずきBETAとの戦いが遠のきましたねw

でも後半は主人公が立ち直って、ある計画のため対BETAとの戦いが繰り広げられます。

一つの作戦が終わり、BETAを殲滅できる可能性を残してお話は終わっています。

原作であるゲームをプレイしていないので、分からないことが沢山ありましたね。

OPはJAM Projectと栗林みな実さん、EDはV.W.Pさんが歌っています。

最後に、大変申し訳ありませんが、主人公の声が苦手でした。キャラとも合っていないように思えました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

――それは、語られなかった他なる結末。とてもちいさな、とてもおおきな、とてもたいせつな、あいとゆうきのおとぎばなし――

この作品の原作ゲームは未プレイですが、以前放送された本シリーズの作品は視聴済です。

まず、最初に本シリーズでアニメ化されたのは、2012年の夏アニメから2クールで放送された「トータル・イクリプス」です。
「トータル・イクリプス」は、この「マブラヴ オルタネイティヴ」の11ヶ月前から物語の始まる作品です。
物語の舞台もアラスカですし、「マブラヴ オルタネイティヴ」との登場人物も異なるので、ぱっと見は別モノですが、BETAと戦うという設定は共通化されています。

次に放送されたのは、2016年の冬アニメから1クールで放送された「シュヴァルツェスマーケン」です。
こちらは「マブラヴ オルタネイティヴ」から18年も前の出来事が描かれた作品です。
物語の舞台はヨーロッパの東ドイツと西ドイツで鬱展開が前面に押し出された感じの作品でしたが、個人的には見応えのあった作品だと記憶しています。

そして、物語の本編であるこの「マブラヴ オルタネイティヴ」が万を辞して2021年の2022年に放送されたという訳です。


それは、極限の世界で戦う人々の絆の物語―
この時空に存在する、無数の並行世界のひとつ―
そこで人類は、戦術歩行戦闘機(戦術機)と呼ばれる人形兵器を駆り、
地球外起源生命体「BETA」と数十年にわたる戦いを続けていた。

滅亡の危機に追い詰められた人間たちが、
過酷な運命の中でどのような生き様をみせていくのか―

『マブラヴ』は、ゲームブランド:âge(アージュ)が企画・製作した2003年発売のアドベンチャーゲーム。
2006年発売の『マブラヴ オルタネイティヴ』と合わせてひとつの壮大なストーリーを成し、
多くのシェアードワールドタイトルやメディアミックスを展開しているプロジェクトである。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

原作ゲームが未プレイで、加えてシリーズのアニメーションを視聴していると、正直一番この本編に違和感を感じてしまいました。

何故なら、これまでのどの作品も当たり前ですが登場人物は死んだら一巻の終わり…
この大前提があるから、どのキャラも儚げさと翳りを持ち合わせており、生き死に大きな意味を持っていました。

まぁ、この作品もある意味では死んだら一巻の終わりなのですが、主人公にタイムスリップする能力があることで、終わりの意味合いが大きく変わっていたからです。
もちろん、都合よくやり直しが出来る訳でもなければ、無尽蔵にやり直すことだってできません。
それでも、「万が一にも救える可能性のある世界」の存在は私にとっては大きかったと印象を受けました。

ですが、どの作品に対しても共通的なのは「人類にとってBETAはとんでもない脅威である」という点です。

BETAは「人類に敵対的な地球外起源種」の略称で、1967年の地球侵攻から現在に至るまで無差別に侵略活動を続けている存在です。
小型種の「兵士級」「闘士級」「戦車級」、大型種の「突撃級」「要塞級」、そして最もやっかいなのはレーザーを放つ「光線属種」で「光線級」と「重光線級」が公式サイトで紹介されていました。
ですが、wikiには公式サイトでは紹介されていないBETAも記載されていました。

BETAが何故やっかいか…それは兵士の心を簡単に折ってしまう程の物凄い数で蹂躙してくるからです。

個々人のスペックは武器を操る人類に軍配が上がるのは間違いないと思います。
ですが、無尽蔵に増え続ける圧倒的な数の前に、これまで人類は撤退を繰り返さざるを得なかったんです。
これまでは、一筋の光明すら見い出すことはできませんでした。

ですが、今回の作品を完走して振り返ってみると、人類は勝利に向けた一歩を踏み出そうとしたと言っても過言ではありません。
まだ不安定で、もしかすると錯覚や気のせいで片付けられてしまう可能性も十分に懸念されますが、微かな勝機でも確実に拾って欲しいと思います。

人類はBETAに勝利することができるのか…
そもそもBETAが人類を侵略する理由すら分かっていないんですけどね…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、V.W.Pさんによる「輪廻」と、JAM Projectと栗林みな実さんによる「暁を撃て」
エンディングテーマは、STEREO DIVE FOUNDATIONさんによる「TRISTAR」と、V.W.Pさんによる「再会」

分割2クールの作品で、全24話の物語でした。
これまでは人類が一方的に蹂躙される展開ばかりでしたが、これから少しずつ人類の逆襲が始まっていくのを願ってやみません。
しっかりと堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

66.0 14 2022年度の高校生アニメランキング14位
夫婦以上、恋人未満。(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (170)
530人が棚に入れました
原作:金丸祐基(KADOKAWA/ヤングエース連載)
総監督:加戸誉夫
監 督:山元隼一
シリーズ構成:荒川稔久
キャラクターデザイン:小林千鶴
色彩設計:ながさか暁
美術監督:阿久澤奈緒子(チーム・ティルドーン)
撮影監督:高畠美里(萌)
編集:茶圓一郎(颱風グラフィックス)
アニメーション制作:studio MOTHER
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

カッコウの許嫁以上、ニセコイ未満。

【紹介】
ランダムで割り振られた異性と疑似夫婦生活をする「夫婦プログラム」ちゃんとしたいい感じの夫婦生活ができていたら点が入っていい点とれたら他のペアと交換できるから、好きな相手とペアになるために仕方なく一生懸命頑張るアニメ
疑似カップルって言ったらニセコイだけど、ニセコイよりも設定にムリがあって、カッコウの許嫁よりはまだマシな設定かな?

【感想】
こんな学校に女子が入学するわけない
でも設定が生かし切れてなくて惜しいけどそんなに悪いラブコメじゃないですよ

ポイントのせいで強制的に嫌な相手とでもイチャイチャしなきゃ卒業できないとか最悪・・・
誰 が そ ん な 高 校 に 入 学 す る の ?

追い打ちをかけるように好きな人の疑似恋愛点数を見せつけられて傷心、自分のイチャイチャ点数を全校みんなに知られてニヤニヤされる
不 登 校 に な る わ !!!!

好きな人が他の人と毎日同じ家で生活してるの妄想して気が狂いそう、とどめを刺すように公然とイチャイチャしているところを見せつけられる地獄!!!!
いっそ退学にしてください・・・

成績上位者は他のペアと入れ替えできるけど他の人は卒業まで同じペアっていう謎システム
ふつううまくいってないペア変えるでしょ・・・なんでうまくいっててラブラブなペア入れ替えるの?????
いい相手とペアになれれば天国だけど、そうじゃなかったら地獄・・・
自分だったら嫌な人とペアになったら好きな人に告白して一緒に退学するわー

ヒロイン2人と天神君はとても魅力的でいいキャラクター
次郎は悪い人じゃないけどネガティブでヘタレで面白みなくて女々しくて残念・・・
妄想ばっかりしてないでせめて性格だけでも男らしくなる努力したほうがいいよ

設定が滅茶苦茶で次郎にだけ都合良くて、残念なシナリオだけど三角関係のドキドキ感はありました!

【シナリオ】
{netabare}
次郎にだけ都合良くて、次郎と星ちゃんがホントウにポイントのために嫌々ラブラブなふりをするならまだ良かったけど、星ちゃん嫌いだったはずの次郎とちょっと肌が触れあっただけでドキドキするくらいちょろいし、天神君がイケメン紳士すぎて何もしてこないし、ほとんどこのメチャクチャなプログラムの意味がなくて残念

三角関係はちょっと切ないところもあって良かったけど、せっかく天神君いいライバルキャラなのに惜しい感じ

天神君が紳士のままで、もっとヒロイン2人のどっちか(または両方)を積極的に狙ってきて、ガチなイケメンすぎてかなわない・・・とられちゃうかも・・・っていう不安と三角関係に葛藤しつつ仮面夫婦演じるんだったら面白いラブコメになったと思う
{/netabare}

主人公が天神様なら面白かったかも

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

あーれーしない僧侶枠?

【レビューNo.2】(初回登録:2022/12/31)
コミック原作の2022年作品。全12話。

高校生で夫婦実習というぶっ飛んだ設定からアレなんだが、まあ
「よく知らなかったお互いを知ることで、新たな恋が芽生える」
という着眼点自体は悪くなかったと思うのだが・・・

肝心の恋愛描写が致命的に下手
{netabare}・GAL式守風ヒロインの揺れる乙女心を描きたいんだろうが、
 なんか情緒不安定なヤバイ女にしか見えない。
・ここに幼馴染のもう一人のヒロインが登場するが、正直終盤までは
 存在するだけで、主人公と絡んでも何の面白さも発生しない。
・終盤2人のヒロインが主人公狙いに積極的に動き出すが、主人公の
 描写も最悪。奥手の鈍感純情男子を描きたいんだろうが、どっちつかずの
 「チ〇コのもげた伊藤誠」にしか見えない。{/netabare}

見どころはエロだけ
・結局原作者に恋愛描写で魅せる力量がないから、エロで読者をつなぎ
 とめようという意図が見え隠れするんだよね。
 夫婦実習という夢のようなシチュでエロい体で誘惑してくるヒロイン
 だけが唯一の見どころって感じ?
・というかラスト2話くらいまでびっくりするほど本編が進まない。
 じゃあ何してたの?と問われたら返答に困るんだが・・・
 (エピソードは進むが、何の積み重ねも生まれず同じ階層をグルグルみたいな?)

その結果ラブコメを見てるはずが、「あーれーしない僧侶枠」を見てる
感覚なんだよな。一応2人とも純情高校生だからひたすら「寸止めプレイ」
してるような(笑)
本家の方では「ゆるキャン△」のパロディで「ハーレムキャンプ」
をやったんだから、今度はこの夫婦自習という設定を生かしたパロディ
ものとして是非とも僧侶枠で、いきなり「まずは体の相性チェック」から
始まるスカッとする作品を作ってもらいたいものだ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

こういうのって人道的にどうなの?

ないない、そんな実習。
人権無視も甚だしい。
でも、ありかな。
微エロラブコメの設定としてはね。

陰キャ男と陽キャギャル。
一緒に暮らしていればねえ。
ハプニングもあるってものです。
そりゃ、それなりの感情になりますわ。

陽キャギャルの星(あかり)のふいな赤面がドキッとね。
意外に純なところがキュンってね。
女性に免疫のない次郎も星の素を知ればね。
男心も揺れるってものです。

時にはすれ違い、時には甘い雰囲気。
丁々発止、そして意外な言動。
センシブルなやりとりが気恥ずかしい。
だから、二人の微妙な関係から目が離せません。

互いの好きな人から、想いは次第に・・・。
スキのベクトルが次第に回転していく感じ。
それがこの作品の醍醐味かな。
なかなか楽しめました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

63.1 15 2022年度の高校生アニメランキング15位
忍の一時(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (103)
295人が棚に入れました
忍者は、存在しない。…と、我々は思っている。 仮に忍者が存在したところで、忍者はその姿を我々に晒すことはない。だからこそ、忍者は『表向きには』存在しないのだ。 主人公、櫻羽一時は、我々と同じく忍者は存在しないと思っている、普通の男子。彼には普通の、幸せで輝かしい日々が約束されている…はずだった。 ある日、一時は命を狙われ、それが甲賀忍者の仕業であると聞かされる。 なぜ一時は命を狙われたのか? それは…彼が由緒正しき、伊賀忍者第19代正当後継者だったからなのだ! 伊賀と甲賀は長年対立しており、甲賀は伊賀を侵略しようとしている。一時が生きるためには…自らも忍者になるしかない! こうして、誰も知らない忍者の世界に身を投じる一時。一人前の忍者となるべく学び、戦い、苦難に立ち向かう。だがそれは、一時が辿る過酷な運命の、ほんの序章でしかなかった…。 『アルドノア・ゼロ』『アイドリッシュセブン』のTROYCAが放つ、先の読めないオリジナルニンジャアクション、2022年放送開始!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

現代の忍者たち

全12話 オリジナル作品

主人公の一時はごく平凡な母子家庭の中学生だった。しかしある事件で母が忍者の当主であることを知り、忍者ならなければ生き残ることができないと告げられた一時は、忍者の学校に入ることになるというお話しの始まりでした。

忍者の学校がメインのお話だったと思いましたが、忍者の存続がメインのお話でした。

忍者特有の裏切りもあり、ハイテクを用いた忍者の道具あり、愛憎劇もありと、観ていて結構面白かったですね。

最後は、ちょっとあっさり終わった感じがありましたが、観て良かったと思えた作品でした。

OPはハンブレッダーズさん、EDは黒子首さんが歌っています。

最後に、この作品で使われる忍具はハイテクすぎましたねw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あなたが望んだ未来を作りたい

【紹介】
現代社会の裏、日本各地で生きる忍者の抗争を描いたオリジナルアニメ
でも全然ニンジャじゃないのでファンタジーアニメとして見た方がいいかな?

【主題歌】
EDテーマ「おぼえたて」
EDアニメは紅雪が主役になってますが、紅雪の気持ちを歌ったような歌詞が良かった
作品が好きな人は是非フルで聴いてみてください!

【感想】
この世界に忍者はいない・・・
忍の精神はぜんぜん感じられなくて残念でした

でも忍者とか細かい事とかにこだわらなければメインシナリオは良かったです!
どう生きるかをテーマにしたいい話で面白かった

それにしてももっとスッキリさせた方が良かったし、メインキャラクター達の譲れない想いをもっとはっきり描いたほうが良かったと思います

【よけいなことが多い】
・忍者ほとんど関係ない
・忍びって私情を殺して任務を優先するイメージあるけどそんなことはなくって、敵も味方もみんな私情が最優先のゆるーい組織

そういうのもダメだけど一番ダメなのは余計なものが多いことかな?

{netabare}
「一般人として育った主人公」「安忍」「大忍者会議」「伊賀甲賀以外の里」「忍者学園」どれも中途半端で、なくても良かったと思った
どれかを残してもいいけど、残すならちゃんと伊賀と甲賀の抗争に意味がある絡ませ方をしたほうがいいと思う

一番いらないのは安忍
弱すぎて抑止力になってないのに伊賀も甲賀もやたら警戒してるし、探偵役ポジションなのに自力で事件の真相を突き止めたわけでもないし、ほとんど何も役に立たないのにすごく目立っていて
忍者の暴走の抑止力にはなってないけど、シナリオの円滑な進行の抑止力にはなっていたみたい

大忍者会議で重要なこと決めるなら他の党首の存在をもっと大きく描いていれば伊賀も甲賀も無視できない存在として他の里に根回しするのもわかるけど、安忍も他の里もただ無力なところだけが強調されていてほとんどいる意味がなかった
他の里も襲われているなら各里から党首が集結して伊賀の里の防衛とか甲賀攻めを助けに来てくれるとかあっても良かったと思うけどただ襲われてるだけ・・・これは安忍とかいう意味のない組織を全カットして他の里の党首の葛藤とかをしっかり描けばそういう話に持って行けたのに

忍者学園に通って、他の里の子どもと騙しあいや殺し合い、交流を通して、本格的な抗争が始まったら伊賀と甲賀をメインに他の里が味方になるか敵になるか・・・
そういうシンプルな話で良かったんじゃないかな?

{/netabare}


【いろんな変なところ】 {netabare}
・安全確保のために忍者学園に行くのに入試でいきなり襲われて、それでも入学・・・甲賀のエリートが幅きかせてて何度も狙われる・・・さっさと退学したほうがいいんじゃない?
・未来の科学技術を出し過ぎで忍者っていうよりSFになってる
・敵も味方も甘いことばっかりやってるのに忍者の精神は受け継がれてるっぽい描かれ方がされている
・忍者なのに忍び込んだりしないで相手をだまし討ちするか、正面から突撃するしかない(陽動とかはあったけど)
・忍者会議って言うからどういうすごい組織なのかって思ったら他の党首に威厳とかなくてただの馴れ合いになってる、安忍に動いてもらう証言を集める意味しかない
・伊賀や甲賀はどこから未来の科学技術開発する設備とか調達する資金を得ているんでしょうか?国の暗部組織っていうならわかるけどそういう感じでもなかった
・甲賀が他の里にもちょっかいをだす意味がなくて、いずれ滅ぼすにしても無限のエネルギー手に入れたら他の里はもう敵じゃないんだから、伊賀だけに集中すればいいんじゃないの?
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

忍者学園に行く意味が無かった。テンプレなろうを超えるのは難しいようです。

追記的レビューです。

 私がこの作品で一番疑問なのは、前半で描かれた鉄板の学園編がなぜグダグダで機能不全なのか?という点です。

 他のテンプレラノベやテンプレなろうでも、とりあえず学園へ行けば物語が成立するのに…。

 おそらく、大して意味の無かった主人公が高校生になるまで一般人だった設定が悪いんだと思います。

 一般人から忍者の頭領としての成長を描きたかったんでしょうが、上手くいっていません。

 本来的な意味で、現代の学校は封建的世襲制を否定する形で運営されています。

 誰でも能力に応じて入学出来、モラトリアム期を通して社会の一員になるためのものです。

 教育費を沢山出せる金持ちの方が有利と言われても、建前では勉強や訓練を通して鍛えられた後天的な能力至上主義です。

 テンプレなろうのナーロッパ的似非封建制度下で、現代的な学園を設定出来るのは、魔法の存在を前提にいているからです。

 貴族は魔力を持っていて、庶民で持っている人は少ないとか言うアレです。

 この設定で、かなり自由な教育機関としての学園があっても世襲社会が揺るがないという便利な言い訳になっています。

 本作品の忍者学校の駄目な所は、忍者能力が魔力のように遺伝的なものではなく、一般人の参入の余地があることでしょう。

 主人公からして、最初は運動能力の高い一般人に過ぎないし、忍者パワーに覚醒するという描写もありません。

 忍者の能力は遺伝なので、一般人の社会とは隔絶しているのだ!と、思い切った方が物語としては上手くいったと思います。

 忍者が重火器やロボット等の工業力に頼っているのも悪い設定でした。重武装の一般人で攻めても里の攻略が可能なので、伊賀甲賀で争う意味が分かりません。

 学校一つの設定でも、オリジナルシナリオでテンプレなろうを超えるのは大変なようです。
 …………………………………………………………………

 主人公の所属する現代忍者は、里を中心とした義理人情と地縁血縁にがんじがらめの家父長制的封建組織のようです。血統だけで高校に行くまで一般人だった主人公が正統後継者として扱われて、周囲の忍者や女の子達にチヤホヤされています。しかも、忍者は社会の裏に潜む非公然組織です。
 
 その割には忍者を管理する役所(安忍 機能不全)があったり、色々な里の子供を忍者に養成する学園(高校)があったりと、無理のある設定があります。一般人を入れないで忍者の血縁者だけで学園を維持出来るなんて、日本に何人忍者がいるんでしょうか?

 忍者組織にリアルティが全く無いのも大きな問題です。重火器を所持し、科学的な兵器を運用出来る高い能力を持っている一方、当主の個人的カリスマで運用している任侠組織として描かれています。収入源については、作中サラッとしか触れられていませんが、犯罪組織では無いようです。里の住民を実効支配して、税金でも取っているのでしょうか?どう考えてもやっていることは軍閥で、現代社会にとっては暴力団やマフィアといった犯罪組織より悪質な集団です。武装集団が、社会の裏で群雄割拠しているなんて、ディストピアですね。里の規模も詳しく作中で言及されていませんが、情報操作で忍者の存在を隠せる規模では無さそうです。

 主人公が高校生になるまで一般人だったのも、世襲制の組織では悪手としか言いようがありません。命のやり取りをする組織のトップは時間をかけて組織の論理を内面化しないといけません。当主として家や組織のために死ぬ覚悟も無いヘタレな主人公に手下がついて来ないでしょう。異常な組織に一般人の視点があったら盛り上がるんじゃね?とかで入れた設定でしょうが、上手く機能していません。まだ、忍者が公然組織だった方が話に説得力があります。
 
 また、後半結構人が簡単に死ぬため、前半の学園編は何だったのか状態になっています。学園在学中の高校生も平気で前線に出てくるので、忍者学校の存在意義が不明です。前半後半の雰囲気が違い過ぎて、観ていて戸惑います。一般人を巻き込んでいないとはいえ、明らかにやりすぎです。軍閥同士の内戦状態を国は放置しているのでしょうか?
 ラストどうなるのか、目が離せません。

 11話終了!最終決戦に向けて盛り上がってきました。これまでに死傷者が膨大に出ていることが作中示唆されていますが、裏社会のことなので世間一般では話題にもなっていないようです。局地的な事件だったことにして一気にオチを、つける気でしょうか?最後まで目が離せません。

 最終話観ました!いや〜なんですかこれは!?主人公は最後まで一般人でした。いや、これからも一般人です。グダグダ里や忍者がどうしたとか言っていたのに、出入り自由ですか?あんまりです。

 皆さんのレビューの方が面白い作品でした。オリジナルとはいえ、もう少しなんとかならなかったのでしょうか?

 日本のエンタメ業界は、脚本家の育成に全力で取り組まないとやばいことがよく分かる作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

72.7 16 2022年度の高校生アニメランキング16位
アオアシ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (160)
501人が棚に入れました
「世界へ、連れていってやる。」愛媛に暮らす中学生・青井葦人(あおいアシト)は弱小サッカー部のエース。中学最後の大会で負けた日、悔しさをぶつけるように海辺で走り込んでいたアシトは、試合を見ていた一人の男と出会う。その男――福田達也は、J リーグ有数のクラブ「東京シティ・エスペリオンFC」で、高校生年代を育成する組織「ユースチーム」の監督だった。荒削りだが、ある特別な才能を持つアシトに無限の可能性を見出した福田は、自らの野望を語り始める。「俺には野望がある。俺の作り上げたクラブで、世界を掌中に収める。世界への踏み台じゃない。我がクラブこそが世界だと。その野望のすべてを担うもの、育成<ユース>だ。」福田の誘いを受け、入団試験<セレクション>を受けに上京することを決意するアシトだったが──常にサッカー漫画の最前線を走り続ける『アオアシ』が、ついに待望のTVアニメーション化! 挫折、成長、友情―青春の全てがここにある!


声優・キャラクター
青井葦人:大鈴功起
大友栄作:橘龍丸
橘総一朗:山下誠一郎
冨樫慶司:八代拓
黒田勘平:堀江瞬
朝利マーチス淳:加藤渉
本木遊馬:榎木淳弥
竹島龍一:熊谷健太郎
福田達也:小林親弘
一条 花:河瀬茉希
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「いいぞ言語化できている」

【物語 4.5点】
Jユース世代を題材にした原作漫画(未読)のNHK Eテレ・アニメ化作品。
2クールでユースへのセレクションと、クラブチームと高校サッカー部が混在して戦う東京都リーグを中心に描く。

少年たちをあくまで“戦力”として扱い、長期プランに基いてサッカーも育成も才能も徹底的に言語化してシステムに組み込んでいく。
Jユースの世界はどこまでも論理的でシビア。

主人公の青井葦人は愛媛の弱小中学出身。+貧困家庭のハングリー精神。
+「俯瞰の視点」というギフトは有するが、自身の才能をまだ上手く言語化できていない。
如何にもな青春学園スポ根物のテンプレ主人公を、
ロジカルなクラブユースにぶつけることで、育成システムの完成度の高さを思い知らせていく構成。
サッカーは三角形でボールを前に進めるスポーツなんですよ~。
と初歩的な部分から復習してくれるので、素人の私でも安心ですw

特に13話「転」(※核心的ネタバレ){netabare}葦人に左サイドバック転向を通告した件{/netabare}は震えました。
福田のおっちゃんは、試合の中でも、人生の中でも、コーチングするタイミングを弁えている恐ろしいお方です。

Jユースの育成を絶対視しないのも懐が深い。
スポ根属性の主人公は、逆境でのメンタルという、
ユースに不足している物を補う期待も背負っている。

理詰めでゲームプランを組み立てておいて、結局、最後に勝敗を分けるのは勝利への執念。根性かよ?
が、本作は根性論すらも言語化されている感があります。
地に足の付いた熱さが、説得力のある感動を呼びます。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・Production I.G

試合シーンは、派手に動かして、必殺シュートとかで興奮させるタイプではなく、
サッカーに挑む選手の脳内がどうなっているのか外部化する論理的な構成。

玄人サッカーファン……今の飛び出し凄かった!このパス痺れる!流れが変わるぞ!
(私……でも結局、点入ってねーじゃんw)
などコアファンと“ニワカ”の壁をも突破する可能性が本作には秘められています。

私が印象に残った構図が(※核心的ネタバレ)
{netabare}左サイドバックに下がった葦人から見た、前線の遠さ{/netabare}など選手によって異なる景色を知った渋い場面だったり。
着実にサッカー脳が開発されている?との錯覚をおぼえます。

アイキャッチに作中描き切れなかったカットを挿入するのも○。
私は葦人の実家・飲食店の一コマが妙に心に残っています。
当たり前にサッカーができるのも働く家族の支援があってこそです。


【キャラ 4.5点】
主人公・青井 葦人は外部出身なのでJユースが構築してきたサッカー言語を理解できない。
対立点を先鋭化させたのが、ジュニアユース昇格組のMF黒田勘平。
が、自分たちの当たり前がいつでも正しいと思っている黒田らジュニアユース出身者も身勝手。
目の前の試合を、プロで成功するまでの一過程と割り切るのもどこか冷めている。
そんな黒田らと過去に因縁を持つ外部からのスカウト生のDF富樫慶司が、
Jユースの問題点についての議論を一層白熱させます。

その他、ユースに入れなかった選手の反骨との対峙というクライマックスを演出した橘や{netabare}金田{/netabare}ら、
各選手の背景が、ユース世代の青春の解像度アップに貢献。

その上で繰り広げられるサッカー談義もまた論理的で引き込まれます。
私は意外とクラブオーナーの令嬢・海堂杏里のサッカー監督志望から本木と富樫を巻き込んで始まった議論が好きです。
真ん中が一番偉いと決め付けるなんて勿体ない。サッカーは自由だ。目から鱗でした。


【声優 4.0点】
主人公・青井葦人役には本作が初主演の大鈴 功起さん。
若さ溢れる方言で、逆境を猛進する。
が、第5話では、{netabare}母の手紙で号泣する{/netabare}など繊細な心情表現でも才能の片鱗を見せる。
決して勢いだけじゃない。今後が楽しみな声優さんです。

葦人の心を折りにかかる先輩セレクション組の阿久津渚役の武内 駿輔さん。
ネットリボイスで煽られ、私も何度も胸糞悪くなりましたw
が、彼の嫌味も上昇志向故の、ユースのぬるま湯体質への苛立ちから。
芯も感じる上々のヒールぶり。

大友 栄作役の橘 龍丸さんはコメディーリリーフとしても活躍。
サッカーと恋の成就。お祈りいたしますw


【音楽 4.0点】
劇伴担当は横山 克氏。
試合ではエレキギターやシンセサイザーで激しく、ここぞの場面では真骨頂のピアノとストリングスの心情曲で。
相変わらず引き出しの多い“ファンタジスタ”ぶりを発揮。

OP主題歌は前期・[Alexandros]「無心拍数」。後期・Superfly「Presence」。
いずれもOh~Oh~とコーラスをアレンジしてサッカー熱を焚き付ける良曲。
NHKサッカーでSuperflyと言えば「タマシイレボリューション」も思い出します。
OPアニメでも、シュートより過程を重視する主張が鮮烈。
特に後期OPで葦人と朝利が激論するカットと、葦人が転ばされながら食らい付いていく泥臭いプレイが好きです。

ED主題歌は前期・Rin 音「Blue Dialy」。後期・神はサイコロを振らない「カラー・リリィの恋文」
ユースにもまた青春があることを想起させる前期はともかく、
後期はチャラ男の竹島でもあるまいし、このラブソングは大仰ではないか?との第一印象。
が、最終回まで観れば、このタイアップも腑に落ちます。
急速に成長する鳥は、この気持ちが恋心なのかと確かめる間もなく、遠い世界に飛び去ってしまうものなのです。


【余談】
間もなく開幕30周年を迎えるJリーグ。
プロ・アマの垣根にも、サッカーのみにも囚われない欧米型の地域密着スポーツコミュニティの確立という壮大な構想。

本作はJの構想が変革したプロ・アマ入り乱れる青春風景の現在地を描写した作品とも言えるでしょう。
視聴をきっかけに『アオアシ』も協賛するU-18プレミアリーグの情報に久々にアクセスしてみました。
前身のユース選手権で、Jユースが高校サッカー部を圧倒し始めたのを記憶していたので、プレミアリーグもJユースの独壇場かと思いきや、高校サッカーも結構意地を見せているようで熱いですね。
本作中のユースには負けられないというモブ高校サッカー部員の叫びが聞こえてくるようです。

だがマスメディアが持て囃すのは既得権を有した全国高校サッカー選手権ばかり。
我が国のスポーツジャーナリズムは言語化以前の問題か……。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

戦術とコミュニケーション、あるいは本当の強さ

アニメーション制作:Production I.G、
監督:さとう陽、シリーズ構成:横谷昌宏、
副監督:曽我準、サッカー監修:竹下健一、曽我準、飯塚健司、
キャラクターデザイン:中武学、川村敏江、山口飛鳥、長谷川早紀、
総作画監督:中武学、山口飛鳥、
アクション作画監督:興村忠美、窪敏、音楽:横山克、
原作:小林有吾(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)

2022年に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会。
日本はベスト16どまりだったが、
ドイツとスペインを破る大金星を挙げた。
交代人数が3名から5名に増え、
より戦術的な要素が大きくなったのが
今大会の特徴のひとつだった。
交代人数が5名に増えるという意味。
基本的には4名までの交代カードが早めに切れる。
1名分はキーパーの負傷など不測の事態に備えていないと、
最悪、本職のキーパーのいない展開になる恐れがある。
そう考えると、3名の交代枠だと2名の交代が
早い時間帯での最大の対応策となるが、
それでは、よほど個の力が優れていないと、
試合展開を変えることなどできない。
ところが、4名となると戦術の大きな変更が可能になる。

日本はその恩恵を最大限に活かし、
後半で三苫や堂安、浅野、冨安たちを投入。
4バックから3バックに戦術変更することで、
悪い流れを一気に断ち切り、
逆転勝利を上げることができたのだった。

今回のワールドカップは、メッシやエムバペという
突出したFWが局面を打開することが注目された。
細かな戦術も、ふたりにかかれば、
いとも容易く突破されてしまうのだ。
こういう選手を育てるのは、チームを勝たせるために
重要な要素のひとつだが、
日本というチームの特性を考えると、
やはりハードな運動量を伴った戦術強化が
今後、世界のトップチームと対抗するために
やっていかなければならないことだろう。

そういうテーマを中心に置いているのがアオアシだ。
各キャラクターの個性を取り上げながらも、
選手たちが戦術や仲間のことを理解しながら、
どのようにまとまっていくのかを描いている。
特にこの作品で新鮮なのはこれまでのサッカー漫画では
扱ったことがないJリーグのユースチームを題材にしていること。
ユースはプロの養成という面が大きいものの
描かれるのは、個人の意識や特徴に
大きな差がある中高生の年代。

ビッグコミックスピリッツの副編集長が
自ら企画を立ち上げ、書き手も選択したという。
戦術面もしっかり描いている『GIANT KILLING』と比較しても
より選手間の確執やまとまりに重点を置いた
作品になっている。

日本のサッカー界はJリーグ発足をきっかけに、
ユースが基礎となるチーム作りが行われてきた。
プロになれる選手は、幼い頃からユースチームで
活躍する選手が中心になっていった。
しかし、それによってユースのトップたちと
一般的な選手との軋轢や差別が生まれた。
1期ではそこをよりクローズアップしつつ、
エリート組と雑草組との違いを明確に表現し、
戦術を絡めながらドラマチックに描き出している。

戦術とはいってもサッカーの基本となる
トライアングルの考え方や片方のサイドバックが上がったら、
逆のサイドバックは下がって中央に寄せて「絞る」ことなど、
基本的なことを分かりやすく解説してくれるので、
知らない人でも楽しく観ることができるだろう。

物語のベースは、サッカーファンが考案したであろう
部分が滲み出ている。
90年代を想起するような表現が多い。
主人公の髪型が一世を風靡した
コロンビアのバルデラマみたいだとか。
中田英寿の代名詞ともいえる「首振り」も出てきて
懐かしい気持ちにさせてくれた。
トップ下が最も注目された時代だった。
そんな時代性も反映しつつ、
原作者は、家族像やキャラクターの性格などの
心の動きについて、かなりしっかりと構築している。
そのため、全体的なバランスがとても良い作品となっている。

原作は現時点で30巻まで刊行。
人気度やアニメ化したのがNHK絡みということから
長く続いていく作品になることが予想される。
今回を長い道のりの1期と位置付けるなら、
環境や立場の違う少年たちがトップチームを目指し、
サッカーを通して自分たちの気持ちを分かち合うための
段階の物語ということもできるだろう。

主人公は、愛媛県の田舎町でサッカーを楽しく一生懸命に
プレーする青井葦人。
点を取ることにこだわりをもつFWのポジションだ。
スナックを経営している母と
年の離れた兄のいる母子家庭の3人家族。
裕福ではないが、お互いを思いやることのできる
とても温かな家族環境で育っている。

そこにJリーグ・東京シティ・エスペリオンFCの育成組織、
ユースチームの監督・福田達也が現れる。
葦人のプレーに興味を抱き、ユースチームの入団試験・
セレクションに誘うところから物語が始まる。

どのストーリーも面白いのだが、
やはり惹かれるのは、昇格組、セレクション組、
そしてJリーグ・ユースに入れなかった雑草組ともいえる
3グループでの自尊と羨望、侮蔑、嫉妬という
感情の入り混じった戦いだ。

特に序盤から登場する、
黒田、朝利、竹島たち昇格組と
葦人、大友、橘、冨樫たちセレクション組との軋轢。
お互いのこだわり、プレーに対する理解など、
個々の考え方がぶつかる場面が面白い。
葦人を中心に意見をぶつけ合いながら、
戦術やプレーの結果につなげていくさまは、
とてもリアリティがあるし、カタルシスを感じさせる。
福田監督や伊達コーチたちのアドバイスや
考え方もとても興味深い。

サッカーの連携と戦術において、いちばん重要なこと。
もちろん、ひとつはチームとしての戦術の理解だが、
試合というのはゲームの展開や相手の長所を見極めながら、
戦術を変化していかなければならない。
例えば、味方が1対1で負ける局面が多いとき。
選手間の距離を詰めて、細かくパスをつなぐサッカーに
切り替えるのもひとつの方法だ。
こんなことは、プレー中にベンチから指示はできない。
とすると、選手自身が試合状況に応じて
自分たちの手を変えていかなければならない。
これをチーム戦術との対比で、個人戦術と呼ぶ。

では、個人戦術を共有するために選手は何をするのか。
試合中にコミュニケーションをとるしかない。
サッカーにおけるコミュニケーション。
アイコンタクト、コーチング、ボールの質
(速いor遅いなど)で理解を深めていかなければならない。
10人もいるフィールドプレイヤーに徹底するのはとても難しい。
先述したように昇格組・セレクション組などサッカー歴によって、
学んできたことの差異がある。
そこにメンタリティの強さ、弱さが加わることで、
チーム全体としての強さが決定づけられる。

チームとしての機能を高めることが、
どれほど難しいのか。
徹底的に描かれている。

1期終盤の武蔵野蹴球団ユース戦は、
それまでの問題を炙り出し、
昇華させる話として、よくできていた。
ひとつの物語の締めとしても完成度が高い。
立場や性格の違いがありつつも、
全員が勝利を目指して戦術を実行していくさまが
とても丁寧に描かれる。

人は窮地に陥ったときに、
どのように考え、行動するのか。
これは経験や性格によってそれぞれ違ってくる。
自分がピンチになったとき、
ほかの人間に責任を押し付ける者もいるし、
自分で全てを抱え込んでしまう者もいる。
周りを動かそうとする者もいる。
私は窮地に陥ったときこそ、
その人の本質が滲み出てくると思っているが、
この作品では「人間の本当の強さとは何なのか」という
テーマを突きつけてくるのがいい。

そんな熱い展開に「ダイアゴナル・ラン」という、
サッカーの試合でたまに見られる仕掛け
(いわゆるボールを持っていない選手の
ゴール前における斜め走りのこと)を
組み合わせたドラマチックな展開に目を瞠った。

しかし、何と言ってもいちばん衝撃を受けたのは、
(以下は強烈なネタバレなので
これから鑑賞予定の人は読まないことをお薦め)
{netabare}フォワードとして点を取ることに
人一倍こだわりを持っていた主人公の葦人が
サイドバックにコンバートされたことだった。

ユースメンバー候補としてスカウトされ、
セレクション組の選考試合をこなし、
フォワードとして結果を残した葦人。
晴れて正式なエスペリオンユース・メンバーとして、
仲間との軋轢も乗り超えた末に待っていたのが
サイドバックへのコンバートだった。
この展開には見ている私も大きなショックを受けるほどだった。

しかし、そこから立ち直るまでの経緯の描写が上手い。
呆然となって彷徨い歩いた葦人が向かったのがバス停。
それは故郷への想いの果てだった。
とても納得できる行動で、ヒロインの花が発見して
正気にさせるまでの流れも良かった。
人物の心の動きの表現が上手く、
こちらにも気持ちが入ってくる。{/netabare}

なぜこの作品がこれほどまでによくできているのか、
よく考えてみると、結局、以下の言葉に尽きるのかもしれない。

サッカーはひとりでは、何もできない。
思っている以上に。
だからこそ、あんなにも楽しい。

福田監督の台詞だ。
ごく当たり前のことだが、
この作品の流れのなかで聞くと、重みを感じる。
仲間や他人のことをこれほど深く意識させられたという意味では、
私が出会った最高の作品かもしれない。
(2023年1月7日初投稿)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

野球漫画的な要素を取り入れた、ある意味挑戦的なサッカーアニメ/2023/7/30原作読みかけ分追記

【レビューNo.38】 (初回登録:2023/3/8)
コミック原作の2022年作品。全24話
超人気作で長期シリーズになるだろうからあまりレビューを書く気になれなかったのだが、今期
の「ブルーロック」を観て「個人的にはこっちのレビューを書きたいかな」って思ったので。

(ストーリー)
愛媛の中学サッカー部のFW・青井葦人(アシト)は、「東京シティ・エスペリオンFC」ユースチーム
監督の福田達也に見いだされ、ユースのセレクションを受けることになる。晴れてセレクションを
突破したアシトだったが、彼を待っていたのは今まで田舎の弱小チームでやっていたサッカーとは
まるで別次元の世界だった・・・

(評 価)
・NHKの後ろ盾があるのはやはり大きい
 NHKは長期放送枠として「MAJOR 2nd」を抱えていますが、作者の体調不良で原作が長期休載
 という事態に。でアニメの方も続編が不透明な状況でしたので、NHKも思い切って「アオアシ」
 に舵を切ったのかなっていうのが個人的な印象ですね。(知らんけどw)
 (「MAJOR 2nd」の方は、体調と相談しつつも2022/10から連載を再開した模様)
 アオアシ制作陣としても、バックにNHKがついたのは大きいと思います。
 ・資金面で大きなアドバンテージがある
 ・(恐らく長期枠が約束されていると思われるので)原作の面白さを忠実に再現することが可能
 (あと幅広い層に視聴してもらいやすい点もメリットですかね)
 今作を視聴した感想は、作画や演出等アニメとして十分魅力的な出来映えで、本作品の面白さを
 ガッツリ2クールで表現してくれたかなっと。この恵まれた環境にきちんと応えている制作陣の
 仕事ぶりは評価に値すると思います。

・個人戦術に主眼をおいた、ある意味野球漫画的な作品
 サッカーは野球と違い攻守の時間が分かれていないので、どうしても個人技やパスワーク等常に
 ボールがどう動いているかというシーンを要求されがちになりますが、この作品は「戦術」を見
 せることに他のサッカーアニメと一線を画した面白さがあるのかなっと。
 「戦術」といっても「個人戦術」と「チーム戦術」の違いから始まり、本作では特に「個人戦術」
 (選手達がフィールド上で自ら思考して最良手を探り、試合状況に合わせて自分のプレーを変えて
 いくこと)に重きをおいているようです。
 なのでボールを持っていない選手の今の動きにはどういう意図があるとか、解説を挟んでいかない
 と視聴者にはその面白さが伝わらないため、ところどころ流れを切らざる得ない部分があり、従来
 のサッカーアニメを見慣れた方からすると試合のテンポの悪さを感じてしまう部分はあるかも。
 個人的にはある意味「野球漫画の『配球』的なもの」を見せられている感覚でしたね。
 なので「動と静」がはっきりしている野球なら問題ないが、常に「動」であるサッカーにこの手法
 を取り入れているのはかなり挑戦的だなっと。そこにサッカーアニメの新たなる魅力を感じられる
 方には凄くハマる作品だと思います。個人的にはストライクな作品でしたね。

・ヒロインの使い方が抜群に上手い
 本作には2人のヒロインが登場します。
 ・一条花(ハナ):サッカーはそれほど詳しくないが、アシトのプレーに魅了され「ファン1号」に
 ・海堂杏里(お嬢):将来の夢は監督という位でサッカーへの造詣が深い
 (あとおまけに女性記者)
 上述の戦術解説を選手やチーム指導者に語らせるだけでなく、お嬢たちも解説の一翼を担いつつ
 ・お嬢(+女性記者)から見た「『選手』アシトの魅力」
 ・ハナの普段からしっかり人を見てる「『人間』アシトの魅力」
 それぞれのヒロインの視点で語る「『アシト』というキャラの魅せ方」が本当に上手かった!!
 単に主人公が落ち込んでいる時に勇気付ける相棒枠や恋愛要員枠とかに収まっていないところに好感
 が持てましたね。
 (恋愛の方はまだ明確な形ではなくこれからって感じですがw)

原作のサッカーへの造詣の深さもさることながら、一つのシーンを見ても
「アニメとしていかに面白く魅せるか」
という制作陣の熱意が感じられる良作だったと思います。やはり天下のNHKだけあって予算がしっかり
ついてるんだろうなと、俗っぽいことを考えてしまいました(笑)
恐らく原作によほどのことがない限り、2期どころか最後まで面倒見てもらえる可能性も高いと思われる
ので、続編に期待しちゃいますね。

(2023/7/30追記)
原作読みかけ。
これも図書館に原作が置いてあったんだよなあ。図書館にマジ感謝m(_ _*)m
ちょうどアニメ化最後あたりの12巻から置いてあったので、アニメ化部分はほぼすっ飛ばしてますが、
以降の話を半分くらい読んだ感じですかね。
・更に面白くなるか否か
 {netabare}個人的な見解ですが、話は更に面白くなります。アニメではアシトらが「Aチーム昇格」したところで
 終わりますが、ステージが上がるということはそれだけ求められるサッカーのレベルが上がるという
 ことですから、特に(個人)戦術に主眼をおいた本作では、その辺りがより深く掘り下げられますの
 で、更にサッカーの奥深さを知ることになります。{/netabare}
・ちょっと驚いたこと
 {netabare}「エゴ」の話が出てきます。「エゴ」いえば「ブルーロック」の専売特許かと思っていたので、本作
 で「エゴ」の話が出てきたのはちょっと驚きました。
 私の知ってるサッカー漫画は「チームワーク」一辺倒だったので、最近はそういう流れなのかなあ
 ってちょっと考えさせられましたね。
 (「蒼き伝説シュート!」の「ボールを持ったら観客すべてが自分を見ていると思え。」
  は幾分そういう概念を含んでるのかもしれないが){/netabare}
・「ジュニア版」について
 今回のメインテーマが「ジュニア版」の話ですね。図書館にあったのが「ジュニア版」の方で、これ
 には「アオアシ・サッカー教室」として
 「『中村憲剛』が教えるアオアシの見方・楽しみ方」
 という特別企画がついているのですが、これがメッチャ面白いです!!(8ページもの)
 これは漫画のシーンに元日本代表・中村憲剛の解説を加えたものですが、技術・戦術の話の他に
 ・J2→J1に昇格したときに受けた衝撃
 ・監督と選手の関わりについて
 等、自身の経験に基づいて幅広く語っておられるのでサッカー好きには堪らないって感じですね。
 この「ジュニア版」が刊行されたのが2022/3~で「通常版」は27巻まで刊行されていたのですが、
 この特別企画欲しさに更に「ジュニア版」を買い直した方も結構おられるとかw
 一度地元の図書館に「ジュニア版」が置いてないか調べるだけの価値はあると思いますね。

(2023/9/30)
お気に入りへ追加。
「ブルーロック」のレビュー書いていたら、本作はお気に入りでいいかと思ったので格上げ。 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

75.4 17 2022年度の高校生アニメランキング17位
映画 五等分の花嫁(アニメ映画)

2022年5月20日
★★★★☆ 4.0 (179)
696人が棚に入れました
「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。これまでの努力が実を結び、高校3年生に進級することができた五つ子は、修学旅行も無事に終わり「卒業」に向けてそれぞれが将来を見据えていくことに。共に過ごす中で風太郎への恋心を自覚した五つ子と、段々と惹かれていく風太郎。風太郎と五つ子の恋の行方はいかに…!?そして未来の花嫁は果たして…
ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

解答

五等分の花嫁の最終章となる劇場版です。
原作約4巻分を残しアニメで2期をし劇場版で完結。
残り4巻分を劇場版1作に詰め込んだ作品

客入りは凄かったですね。
公開日初日の朝1で見に行ったのに、売店は行列が出来ているし劇場の席は前の方の席くらいしか空いてないくらいでした。
色々アニメ映画を見に行きますが、田舎なんで混んでた作品は「ワンピース」「ヴァイオレットエヴァーガーデン」「まどかマギカ」くらいしか経験ないのですが、それらに匹敵するルベルの混み具合……
作品の人気が解りますよね…初日効果もあるのかもですがw


さて、レビューを始めたいと思いますが、この劇場版だけ見たら絶対に内容は解りませんのでアニメか原作を確認してから見るのをオススメします。

作品は大まかに学園祭の3日間が舞台です。
それそれが、解答を出す事が目的となります。

【一花】

彼女は凄く成長しました。
5つ子の中での長女である彼女は1番強欲な感じがするんですよね。
修学旅行もそうでしたけど、風太郎に振り向いて貰える為になんでもするような人でした。
しかし……

{netabare} 文化祭では答えを出さない風太郎に答えが出せるようにと背中を押してくれり、風太郎の気持ちを知っても付き合っていないなら自分にチャンスがあると考えるも最後は妹と好きな人を祝福し背中を押せるまでに成長{/netabare}


【二乃】

彼女は今の中野父の事が嫌いでした。
それでも、文化祭の招待状を出したりと歩み寄る姿勢をみせてくれました。
ニノは1番素直ではない子かもしれませんが、本当は誰よりも優しい子ですね。
{netabare} 最初は、父が文化祭に来ない事にイライラして居たけど、本当は父が来てくれていたけど、急な仕事で帰ってしまった事を知る。
そうして、文化祭で出したフワフワパンケーキを焼きに父の元へ
中野父も不器用な人でメッセージの一通くらいしたらいいのにと思いますが、父もニノの気持ちを知って今度一緒にパンケーキを食べようと約束してくれる。{/netabare}


【三玖】

彼女は自分の気持ちを言葉にするのが苦手だった。
{netabare} 文化祭で男子と女子で揉めて男子の屋台たこ焼き屋と女子の屋台パンケーキで激突してしまう。
高校3年の1度しかない最後の文化祭で正直これは悲しいですね。
しかし、男子の屋台は火の不始末で炎上してしまう。
更に揉める男女
でも、三玖は勇気を出して仲裁する。
{/netabare}
自分の気持ちを言葉にするって凄く勇気が必要です。
それが最初から出来る人も居るかも知れませんが、何でも言える人でも勇気を出してるのかもしれません。
{netabare} 三玖は自分の言いたい事があっても踏みとどまる子ですが、彼女は勇気を出して見事に仲裁する。
風太郎は諦めていた様ですが、三玖の勇気が最悪な結果に終わる文化祭の結末を変えると言う成長が見えた気がします。{/netabare}


【四葉】

私が涙を流したエピソードです。
文化祭の実行員の仕事をしていました。
{netabare} 彼女は頑張っていたけど、男子の火の不始末で屋台を炎上してしまった。
その事を尾に引いてしまう。
彼女は悪くないし火の近くあった紙屑もしっかり注意していたし、そもそも何もわるくない。{/netabare}

でも、文化祭実行員である彼女は気に病んでしまう。
責任感が強い彼女だからこそ背負い込んでしまった。
そうして、挽回しようと頑張りすぎて倒れてしまう。

彼女は文化祭で様々な助っ人を引き受けて居たのですが、倒れて助っ人先に迷惑を掛けたと気に病んでしまう…
{netabare} そうして、目覚めた彼女は「誰の役にも立てず迷惑ばかりかけて私のいる意味ってなんだろう」と気に病んでしまう。 {/netabare}

そんな彼女は、風太郎に聞かされる……
彼女の倒れた後の文化祭で、四葉の為に立ち上がってくれた人達がいた事を……
彼女は、普段から部活の助っ人をして沢山の人の力になってきました。
きっと、彼女は見返りなんて求めてはなかった。
別に感謝して欲しい訳でも……

でも、沢山の人が四葉の為に普段のお返しのように助けてくれた。
これは彼女が本当に人間関係を大切にしていたからでしょうね。

{netabare} 「誰の役にも立てず迷惑をかけている私」{/netabare}
そう悩んでいた彼女でしたが、迷惑なんて人間誰でもかけまくりですw
知らず知らずの内にかけてるかもしれません。
行動が発言が迷惑の引き金になってるかもしれません。
え?私だけですか?ww

でも……「誰かの役に立てない」なんて事は絶対にありません。
今この時にそう感じられなくても、今まで生きた時間の中に、これから生きる未来の中に必ず誰かの役に立てる瞬間は絶対にあります。

現に四葉がそうではありませんか。
彼女は気づいて居ないようでしたが、間違えなく彼女は皆の力になってくれた。
だから、こうしてそれが形になった。

誰かが自分の為に力になってくれる。
それは凄く嬉しい事ですよね。
誰が困っていれば力になる話を聞くそうして助け合う、それが人の優しさの形の1つですね。

私はこの辺りは凄く涙が出てきて自分でビックリしましたw


【五月】

彼女は教師を夢見る女の子。
母に憧れ先生になりたい、でも勉強が出来なくて…それでも努力しようと必至な女の子。

そんな彼女の前に実の父親が現れる。
父親は言います。

{netabare} お母さんは教師になった事を後悔している。
君の想いに君自身が追いついていない。
五月ちゃんにお母さんと同じ道を辿ってほしくない。
罪滅ぼしをさせて欲しい。
父として娘に出来る事をしたい。{/netabare}


コイツは本当にクソ野郎でした。
{netabare} 5つ子母のお腹の赤ちゃんが5人だから逃げ出した。
後悔?罪滅ぼし?
そんなの出来る訳がない!
逃げ出した奴が今更現れて父として?

逃げた後に母が1人どれだけ不安になったか孤独だったかも知らない様な奴が今更どの面を下げて父親ですか、逃げ出した理由はよく知らない、でもさ、例えどんな大層な理由があろうと逃げた事実は変わらないし、それから大変だった家族を放置し続けた時間は戻らない。 {/netabare}

でも、私が1番ムカついたのは夢を否定した事です!

私は、大前提として子供の夢は親には背中を押してあげて欲しいって思う!
夢を見つけるのは大変難しい事だし、叶える事は大変努力が必要な事だからです。

で、反対する親もいると思う。
しっかり子供を見てきた上で、反対する理由がしっかりあるなら……
それも仕方ないって思う……それが本当に子供の為になるのなら!

でもさ、この五月の父親って反対する権利はありますか?
{netabare} 今まで、姿隠していきなり現れて、五月がどれだけ勉強が苦手で、それでも教師を目指して頑張っているか、努力を積んできているかを知りもしない人間が!

母は後悔してたから?五月が勉強が苦手だから?
そんなもん反対する理由になるもんですか!
自分の勝手な価値観を押し付けて夢を反対して諦めようとさせるって何様だっ!って思います!

何よりその事で、五月を悩ませて涙まで流させて……娘に辛い想いをさせるのが父親ですか?{/netabare}
そんなの父親じゃない!

でも、迷った五月に風太郎の助言は凄くよかったです。
本当にその通りです。

夢を叶えるか諦めるかは自分で決める事です。
誰がなんと言おうと関係ない。
自分がやりたければやる!
それだけでいいんです。

五月の{netabare} 「たとえ本当にお母さんが自分の人生を否定しても私はそれを否定します」{/netabare}ってセリフはよかったですね。
母が大好きで、ずっと母を見てきて一緒に過ごしてきたから言える言葉ですね(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)


【風太郎】

告白……文化祭の終わりに自分の気持ちをハッキリさせると言う風太郎
彼の解答は{netabare} 「誰も選ばない」
確かに、それも選択肢としてはありです。

しかし、勉強で優秀な風太郎も恋愛では0点ですね。
この関係を大事にしたいから選ばないなんてのは逃げです。
そもそも、頑張って告白してくれてる人を目の前にしてYESもNOも貰えないってのは逆に相手を傷つけます。

選ばないからNOに見えるかもしれません。
しかし、相手は気持ちを全部ぶつけてくれてるのにその解答が現状維持の為って理由なら酷いものです。
しっかり言葉にしてるのだから、しっかり言葉にするのが礼儀です。
ダメならダメで、自分の気持ちと本当に向き合った答えが聞きたいのです。 {/netabare}

そんな中、文化祭中に……いゃ彼の気持ちは既に……
{netabare} 風太郎「学生の本分は学業 それ以外は不要だと信じて生きていた だが、それ以外を捨てる必要なんてなかったんだ 勉強も友達も仕事も娯楽も恋愛相談もアイツらは常に全力投球だった 凝り固まった俺にそれを教えてくれたのはアイツらだ」{/netabare}

このセリフを聞いてて私は思いました。
風太郎は5つ子の家庭教師でした。
でも、5つ子は風太郎の先生でもあったのだと……お互いに大切な事を教え合える関係は素敵だと思いますし、誰かを選んだから、誰かを選ばなかったからと、今までの関係が無くなる事もないんだと思います。

築き上げたその関係が本物の関係性なら……きっと


【解答】

風太郎が選んだのは

{netabare} 四葉でした。
しかし、四葉は逃げます。
「上杉さんには、もっと良い人がいるはず」と言いながら自分の気持ちを…… {/netabare}

うん、でも、多分この言葉は……実は私はこの言葉で昔ある人を傷つけてしまった事がありました。

失恋した人を励まそうとして……
良く考えると「もっと良い人がいる」ってその人の気持ちを否定しちゃう言葉なんですよね。

訳すと、アナタにはもっと良い人が別にいるのに間違えた人を好きになってたんだよ?ってなります。

その人が、間違えなく1番の恋をしていたからこそ傷ついて泣いてるのにその気持ちや涙を否定しちゃう言葉なんですよね。
だから、凄く反省した……別に怒られた訳ではありませんが、言ってほしくない言葉だと言われてしまった事があり反省しました。

だから、風太郎もちょっとショック受けたのかな?って……

昔から特別になりたかったから……
{netabare} 四葉はトレードマークであるリボンを着けた。
同じ5つ子でもそれが特別になれると思っていたから、でも1人だけが特別な人間なんていなくて……母が言うよつに一人一人が特別なんでしょうね。

四葉がトレードマークを捨てる決意をする理由は「私に気づいてくれる人がいるから」
私には、四葉は自分が特別に特別にって1番特別に成りたがってた女の子に見えました。

しかし、このセリフを読み取ると、特別ではなく四葉を5つ子ではなく四葉を四葉として見て欲しかったのだと思います。{/netabare}



【全体的な感想】

原作4巻分だからカットされた場面も少なくはありませんでした。
劇場版の最初あたりから見ると{netabare} 四葉 {/netabare}をやはりメインヒロインにさせようとする感じがしました。

勿論、私が結末を知ってるし、そう見えてしまったのかもしれません。
もしかしたら、結末を知らない人が見たら誰か選ばれるように見えるのかな?って思いました。

実は原作の完結した頃に、{netabare} 四葉END{/netabare}は否定されていたのを見たことがあります。

1巻の表紙は{netabare} 五月だし、てっきり五月 {/netabare}かと私は予想してました。
後、5つ子では私は{netabare} 五月{/netabare}が好きなのでってのもありましたがw

しかし、テレビ放送からは{netabare} 三玖 {/netabare}が人気出てきてヒロインは{netabare} 三玖{/netabare}かな?とも考えました。
作者がファン人気でヒロインを変えるなんて事もありえます。
しかし、{netabare} 四葉は私も予想外でしたw {/netabare}

元々は{netabare} 五月 {/netabare}をヒロインと思わせて最初から{netabare} 四葉{/netabare}だったのか、{netabare} 五月や三玖 {/netabare}はファンが予想していたから裏を掻きたかったのかは知りませんが……

しかし、劇場版を見ると、{netabare} 四葉END {/netabare}も悪くないなぁ〜って造りでアリかもしれないと思う私もいました。
うん、その点やはり造り手側の凄さだと関心させられました。

新婚旅行は全員で指差して行き先決めるんだ……………………ん…………いゃいゃ!行き先くらいは主役2人に決めさせてあげてよww

さて、私が記したタイトルに「解答」と書きました。
実はアニコレのタイトルって毎回悩むのですが、今回はこの作品を見ていて思った率直な感想をタイトルにしてみました。

見るていてキャラクターそれぞれが自分の中で答えを出して全員が自分の中の答えを見つけているんだと思ったからです(◍´꒳`)bᴼᴷ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

究極の五つ子ゲーム……ファイナルアンサー?

【物語 4.5点】
高校生活最後の学園祭。上杉が五つ子の誰を選ぶのか?
すなわちシリーズ通じて謎だった結婚式の場面。
上杉と共に歩くウエディングドレスの女性は誰なのか?

核心部分が解答されても五つ子全員が尊重されるよう
(推してるファンも冷めずにリピートできるように)
最後の学園祭を、五つ子ごとの“ルート”に分け、繰り返す構成により、尺は136分と大作化。
原作未読組の私から見ても色々削ったのだろうな……というシーンも散見。
例の如く、TVアニメ版でじっくりと……となりそうな所。

ですが、五つ子それぞれの心情を並べ、選択を迫る。
過去の経緯、現在の学園生活、未来の結婚式を俯瞰する。
その上で、五つ子たちの成長曲線と恋心の上昇カーブがシンクロする奇跡は、
高校生活のこの瞬間だけだったと納得させられる青春賛歌。
このエネルギーを一作品で表現し、ぶつけるのは劇場版でしかできない試み。
細かい不満より作品の熱量が上回った感じ。
(大体、これを1クール以上でじっくりやったら
放送期間2ヶ月くらいエンドレス学園祭をやる羽目になるかとw)

告白後の五つ子たちの葛藤も描くことで、
結婚式の“五つ子ゲーム”が上杉さん(および謎の解答をお預けにされた視聴者)をからかうお遊びではなく、
必然のファイナルゲームだと分かった時は、これはヤラれたと感服しました。


【作画 3.5点】
アニメーション制作は2期以来のバイブリーアニメーションスタジオが続投。

劇場版クオリティを求める方にとっては物足りない部分も。
ただTVアニメ版の乱調ぶりを知った上だと、
絵が崩れる心配をせずにファイナルを堪能できるのは素晴らしいですw
(……と手放したい所ですが、やはり四葉の顔立ちなんかには、やはり不可解なシーンが……。
四葉のキャラデザは一貫性を保つのが難しいのでしょうか)

撮影、光源処理にはTVアニメ版にない繊細さがあり。


【キャラ 4.5点】
カリスマ塾講師で{netabare}五つ子の本当の父親の{/netabare}無堂先生。
五つ子の青春恋愛パワーを焚き付けるヒールであり、
上杉が高校で恋愛も知らずガリ勉していたらどうなっていたか?
のifも示唆する合わせ鏡のようなキャラ。

『ごとよめ』には、教師とは、教育とは何か。
勉強だけが学校ではないとしたら、学園生活とは何のためにあるのか。
を改めて問い直すテーマも内包。
クライマックスに向けて、上杉→五つ子の他にも先生と教え子の人物相関が組み込まれ、
{netabare}五月{/netabare}の進路などに絡むことで、テーマを捉える視点も多角化。
大人たちが示す人生の失敗例、多様性が、
上杉と五つ子たちの選択を受け止めるクッションとしても機能。
ただ一番削られたと感じたのも、この大人たちの関係性。
ですが、そこまで掘り下げると3時間映画になりかねないのでw致し方なしか。


推しは最後まで決められないままでしたが、
歴女属性から何となくシンパシーを感じていた三玖。
自分の想いをしっかり伝える力を得た瞬間。
エネルギーを頂きました。


着地点としては四葉が花嫁だったら綺麗なのかな?とは思っていましたが、

(核心的ネタバレ)

{netabare}その通りになりました。やっぱり幼少期、上杉と関わりがあったのは大きいです。
中学のグレた?四葉じゃダメだった、高校に入って変わった四葉じゃなきゃダメだった。
その点からも話の筋は通っていたと感じました。
無論、他の五つ子にもチャンスあったとの悔恨は残りつつですがw{/netabare}


【声優 4.5点】
一花(CV.花澤 香菜さん)二乃(CV.竹達 彩奈さん)三玖(CV.伊藤 美来さん)
四葉(CV.佐倉 綾音さん)五月(CV.水瀬 いのりさん)

後世、凄い人気声優が配役されていたなぁ~と
懐古されそうな中野家の豪華布陣も集大成。
内容も小中学生~転機となる高校学園祭の繊細な心情~花嫁姿と
道中、性格が変化する曲折も経ながら、半生記を凝縮する流石の演技。


ピックアップしたいのが五つ子の母・中野 零奈役の京花 優希さん。
2期では上杉が昔、出会った五つ子の中の“誰か”の役をイメージを崩さず演じつつ、
正体の“声バレ”も阻止していた方。
今回、五つ子たちに様々なものを継承する母親役への抜擢は心にくいキャスティング。
京花さんは他にも上杉の幼なじみ・竹林役で、二乃や三玖を慌てさせるポジションも兼任。
起用な方だなぁ~と感心します。
今後、大役が回って来たら、この方かと嬉しくなります。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は1期以来の中村 巴奈重氏&櫻井 美希氏。
ピアノやストリングスで場面を包み込む優しい音色は変わらず。
劇場版ではフィルムスコアリングで、心情とのシンクロ率がさらに上昇。

主題歌は五つ子が担当。

OP「五等分の軌跡」
一大決戦を前に「君が 大好きなんだ~ 誰にも負けない~」と競り合う。
相変わらず一人称視点で聴くとニヤニヤが止まらないラブソング。

ED「五等分の花嫁~ありがとうの花~」
5人で競い合った彼に嫁ぐ日は、五つ子の誰かが中野でなくなる別れの日。
哀愁を醸しつつも、決着すればノーサイドの清々しさも心地よいバラード。

あとは挿入歌の「ラブ☆バケーション」
{netabare}センター・二乃しか歌わないスクールアイドル?(苦笑)
二乃推しならずとも{/netabare}即死級の萌え殺しウェポンです♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

愛に時間を

【紹介】
劇場版ですが五等分の花嫁1期・2期のあとの話で完結編です、必ず2期視聴後にご覧ください
アニメ2期見てることを前提としていて、あらすじみたいなものはないですが、それで正解だと思います
映画館の客層は大人の男性が多いのかと思いましたけど、思っていたより子どもがかなり多かったです

【シナリオ】{netabare}
視聴前は最終的に結ばれる子中心の話になるのかな?と思ったらそこまで偏っていないのが好印象
文化祭の3日間を、5人それぞれの個別ルートで風太郎とのエピソードを入れてあるので、誰を推していても楽しめる作りになっています

1期2期通して四葉は明らかにエピソードが不足していたので、この子が昔会っていた想い出の子なのかなってのは思っていました
想い出の子は四葉で、最終的に結ばれるのは次にエピソードが薄い五月だと思っていたのですが、予想は外れでそのまま四葉でしたね
五月は信頼関係が強くて恋愛描写がほとんどなかったですが、こういう設定の作品ではとても珍しいですね、これはこれでアリだと思いました {/netabare}

【感想】{netabare}
シリーズ全体を通して、良いところはやはり五つ子の魅力の高さで、話自体は不自然なことが多くてちょっとモヤるけど
美少女の魅力を描くことに長けた作品で、シナリオの微妙さをカバーして余りあるものがありました
風太郎が最初は他人に興味がない→五つ子と接点を持つ→仲良くなったけど見分けはつかない→なんとなく見分けがつくようになる→恋愛を意識しだす→全員を識別できるようになるっていう変化が最初から最後まで一貫していて距離感がわかりやすくて上手いなーって思いました、それと対比した実の父親なのに娘を見分けられないことや、「愛があればわかるはず」っていう言葉、これらはすべて繋がっていて、最初からちゃんとした構想があったのでしょうね、いい作品だと思いました

四葉は思い出の女の子で、温泉旅館でも四葉だけは真っ先に風太郎が見抜いていたというフラグもあるので四葉と結ばれる説得力はあると思いますが、四葉は作中で個別の話が他の4人と比べて極端に恋愛から離れているし薄いのですよね
想い出の女の子で、五つ子が風太郎に会うきっかけを作ったとか色々出てきたけど、どうしても後付けという印象が強くて
アニメを追っていくと直接的な恋愛描写が少ない四葉に思い入れがあるファンは多くないと思うのですよね
振り返ると、勉強会に最初から協力的で風太郎に最初から好感度高そうだったり、旅館でちょっと話しただけで言い当ててたりちゃんとフラグは立ってるのですけど、映画を見ても正直、四葉がどれだけ風太郎のことを想っているのかは小学校の時の想い出以外には特に感じられなくて、
ニノが納得いかない風だったのも無理もないと思うのです
風太郎への恋愛感情の描写が多いミクやニノは視聴者の人気が高いようですし、やっぱり二人が仲良くなるエピソードが作中でないと、唐突感が大きいと思いました、想い出の女の子っていうアドバンテージ以外の魅力やエピソードが不足していると思うのです
つまり何が言いたいかって言うと、四葉の風太郎とのエピソードももっと見たかったってことです!

とはいえ、五人全員に風太郎との強い絆が描かれたシーンが用意されているし、それぞれ将来の目標を定めて弱かった自分を克服して頑張る姿も描かれて、さらにそれぞれの道に進んでもちゃんと繋がっていて、これからも仲の良い6人のまま人生が続いていくって感じで締めていて、五人全員が可愛いなーって印象で終われる良い映画でした {/netabare}

【残念なところ】{netabare}
風太郎の幼馴染のエピソードと五つ子の実の父親のエピソードはどっちも話が唐突で、原作の描写をカットしているのかな?って思いました
こんな薄くて唐突なエピソードならいっそまるまるカットしたほうが良かったように思います
幼馴染のほうはただの薄いエピソードだから我慢できたけど問題なのは実父のほう
五つ子の実父のエピソードはあまりにもリアリティがなくてただ不快なだけで、完結編の劇場版で見たいようなエピソードじゃなかったですね
五月を愚弄するだけで何の愛情も感じられませんでした
揚げ句に五人の父を「無責任」呼ばわりまでしてて、無責任の代名詞みたいな人が何言ってるの?って思った
この人今まで全く示唆するような描写なかったのになんで急に出てきたの?
最低な親でしたね、こんな最低なおじさんの遺伝子が五つ子に受け継がれてなさそうで良かったです
五月にとっては重要なエピソードなのはわかりますけど、それにしても他の4人とこの実父ほぼ何も話してないのも変ですよね
4人が話もしたくないのかもしれませんが、そのへんも今まで何の示唆もなかったのでよくわからないままモヤモヤするエピソードでした
ただ、これによって今までドライで冷たかった五つ子の父に対する好感度が爆上がりでした {/netabare}


【作画・音楽】
劇場版なだけあってとても作画も音楽も良かったです、いい場面でBGMが流れて大事なシーンをロマンティックに演出してくれています、主題歌も良かった!
ただ、劇場版にしては引いた絵になると不安定になるのが気になりますね。

【キャラクター】
わたしはミク推しで、次点がニノですが、二人とも持ち味が良く出ていたし成長も感じられたので満足です

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

66.2 18 2022年度の高校生アニメランキング18位
クールドジ男子(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (45)
159人が棚に入れました
一際目を引くクールでかっこいい男子たち。 どこか近寄りがたいけど…彼らは“全員ドジ”だった! 財布を忘れたり、電車でイヤホンを付けず音楽を流したり、コンタクトなのにメガネを上げる仕草をしたり、曲がるストローだと気付かず逆に刺して使ったり、傘と間違えて靴べらを持ち歩いたり―― そんなドジさえもクールにキメてしまう、それが「クールドジ男子」。 ドジもするけど等身大で頑張る彼らの日常譚を15分に集めて、2クールでお届けします! 見ればきっと、あなたも好きになる。笑って癒されるドジコメディ。

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

おっさんも意外と癒される →あなたの心の疲れ具合が計れるリトマス紙的なアニメ?!

【レビューNo.49】(初回登録:2023/4/12)
コミック原作で2022年作品。15分枠で全24話。
娘がハマってるらしいので、試しに視聴してみたら意外とおっさんでも楽しめたw
他のレビュアーさんに刺激を受けたこともあり、折角なのでレビューを書いてみようかと。

(ストーリー)
下は高校生から上は社会人まで、4人(後半1人増えるが)のクールでイケメンなドジ男子の
日常を描いたコメディ。

(評 価)
・かなり秀逸なタイトル
 最初は正直「センスねーな」と思ったのですが、よく考えるとかなり秀逸なタイトルですね。
 「名は体を表す」→タイトルだけで、どんな内容のアニメでどの層をターゲットにしてるか
 等これ以上ない位一目瞭然という・・・
 だからおっさんとしては躊躇なくタイトル切りできたし、娘には期待通りの内容で満足だっ
 たようです。
 でもそれじゃ私のような「観たら意外とよかった」層を取り逃すのでは?という話になりま
 すが、それは逆だと思います。ある程度タイトルで予防線を張った上で視聴したら「予想以
 上だった」というところがミソで、別タイトルで予備知識もない状態で視聴してたら、多分
 「何や、このよく分からんアニメは?!」で即切りしてたと思いますw

・おっさんも意外と癒される
 まあメイン層は女性でかわいいイケメンのドジぶりを愛でながら癒されるって感じなんです
 が、おっさんも意外に癒されるなあっと。ざっくりいうと
 ・誰も傷つかない優しい世界
 ・「そのままの自分でいい」みたいな許容と慈愛に満ちた世界
 って感じが心地いいみたいな?!多分その時の精神状態なんかもあって、意外と私も心が疲
 れていたのかも(笑)
 また15分という時間枠もちょうどいいって感じですね。

・まさかの2クールも終わってみれば正解だった
 正直1クールで十分だろって思っていたので、2クールと知ったときは驚きだったのですが、
 終わってみれば2クール十分楽しめたなっと。作品としていろいろと積み上げていく程、味
 が出てきて面白くなっていく感じですね。
 ・最初は無理にドジをねじ込んで肩に力が入った感があったが、だんだんこなれてくると
  いうか、ドジネタだけでなく間や空気等雰囲気で自然にクスっとしてしまうみたいな。
 ・一人一人のキャラが形作られていき、そのキャラらしいドジっぷりが上手くハマっていく
  感じ。
 ・最初は4人が個々にドジってる感じだが、喫茶店を舞台に顔見知りになっていく。
  (店主の弟、バイト、常連客など)
  そこで関係性が深まっていく面白さや、ドジをドジで返すシナジー効果など笑いのバリエ
  ーションに幅が出てくる。
 ・後半に一人キャラが増えるが、こいつが少し俗世離れした感があり、個人的には一番の
  強キャラでツボッたw(最後はこいつに全部持っていかれたwww)

一般のコメディのようにギャグの切れ味が鋭い等ではなく、本当にショボいドジを愛でるよう
に楽しむという感じなのですが、これでちゃんと作品として成立してるというのが素直に凄い
なと。それにコミックもそこそこ売れているみたいで、またこの秋冬アニメに続き、春からは
実写ドラマも始まっているという、ある意味ノリにノッてる作品のようです。
心の疲れを感じているおっさんがいれば、一度試してみてはいかがでしょうか。

OPの「まふまふ/青春切符」を聴くためにアニメを観てたところはありますね。このまふまふ
って絶対に「神僕」のボーカルやろw(公式発表されていないが、ネット上ではほぼ確定判定)
後半「syudou/笑うな!」に変わりますが、最初は「syudouは違うだろー」って違和感があった
のですが、これも結構馴染んだなw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

クールな彼の可愛い一面にキュンとなる癒しアニメ

【紹介】
クールに振舞ってるけど実はドジなクールドジ男子達が集まって仲良くなっていくのをみて和む萌えアニメ
クールっていうか、草食系男子かな?

【感想】
最後までまったり和やかな雰囲気の癒しアニメでとても良かったです!
とてもふわっとした絵でエフェクトも可愛くていい感じに癒してくれます
15分アニメなのであっという間に終わるので、気になる人はお試しにちょっと見てみてください
だいぶ人を選ぶけどわたしは結構好きで、オススメです

イケメンばっかりで女子ほとんど出てこないけど、BLアニメではないです
いろんなクールイケメンのドジな一面を見てかわいい、萌える、癒されるーってなるアニメです

【このアニメの魅力!】
クールなイケメン男子って近寄りがたいオーラありますよね、威圧感あってとげとげしくて怖い感じ
でもそんなクールなイケメン男子に実は可愛い一面があったら、急に親近感がわいて、なんかきゅんとしませんか?

そんなクールイケメンのギャップが好きな女子にオススメしたい癒しアニメです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

内山昂輝ファンにオススメ。BL要素の無い平和なドジ男子たちの日常作品

原作漫画未読。ショートアニメ1話約10分。全24話
pixivにてイラスト見た事あり。

クールでイケメンだけど、ちょっぴりドジな男子たちの日常を描いた物語。

日常系なのでひたすらゆるく、タイトル通りクールでイケメンな男子たちのドジな姿を見届けました。高校生、大学生、専門学生、会社員、小説家という肩書きのドジ男子達が、仲良く過ごす姿をゆるく見てました。

この作品のアニメ化が決定した時キャスティングを見て、クールドジ男子cv内山昂輝という1点で視聴決定しましたが、その判断は間違いなかったです。イケメンでドジな男の子役内山昂輝、とても良かったです。とっても自然体なおバカドジ役がよくあってた。ぼーっとしてるドジ役の内山昂輝も見たかったし、他のタイプのドジ役演じるのも見てみたかった。うっちーファンからしたら需要しかない作品でした。


10分アニメなのが非常に丁度良くて、これが25分アニメだったら飽きてたと思う。
声優ファンでも原作ファンでもなければ普通のゆるい日常系作品だし、イケメンな男同士が仲良くしてる姿がメインなので、ターゲット層は女性と思います。BL要素もなく、平和なので安心して見れます。
2クールもやらなくても良かったかなとも思うけど、暇な時間にゆるっと楽しむにはアリな作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

53.1 19 2022年度の高校生アニメランキング19位
フットサルボーイズ!!!!!(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 2.4 (47)
97人が棚に入れました
フットサルが世界的ブームとなって十数年――。 U-18(アンダーエイティーン)ワールドカップ決勝戦を見た大和 晴(やまと はる)は、日本代表選手・天王寺刻成(てんのうじ ときなり)に強い憧れを抱く。 そして、意気揚々と入部した恒陽学園高校フットサル部で、 仲間にパスを出さない孤高プレイヤーの榊 星一郎(さかき せいいちろう)や、フットサルを諦めかけた過去を持つ、月丘柊依(つきおか とうい)たちと出会う。 それぞれの過去を抱えて、それでも今、フットサルがしたい。 もろく揺れながらも、熱をまとって駆け抜ける―― 男子高校生たちの全力の"瞬間"(せいしゅん)が、はじまる。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

フットサルのことを何も知らないみたい

【フットサルの試合見たことないの?】
イケメン高校生達がイナズマイレブンごっこするアニメ

私はフットサルやったことあるのではっきり言いますが、これはフットサルじゃないです。
たぶんサッカーとフットサルの違いがわかる人が誰もいないんでしょう。
普通はアニメ作るならサッカーとフットサルの違いを調べると思うんですが、思い込みで適当に作ったみたいですね。
競技のこと何も知らないのはあまりにも失礼すぎるので☆1です。

・引いた絵の時のフットサルコートが小さすぎ、ドッジボールじゃないんだから。
・ボールが動いている時のコートは逆に巨大すぎ、サッカーじゃないんだから。
このアニメ、物の大きさが適当すぎて奇妙なんですよね。
・ゴールの大きさがフットサルの大きさじゃなくてサッカーの大きさになってる絵がかなり多い。
フットサルのゴールってハンドボールと同じくらいなんですよ。
この勘違いはかなり致命的でサッカーのゴールシーンとフットサルのゴールシーンって全然違うんですよね。
フットサルはゴールかなり小さいのであんな遠くからシュート打っても止められます。
ハンドボールってすごい近くからシュート打つでしょ?フットサルも一緒です。
・シュートをキャッチするときにすごい高く飛んでるけど、フットサルのコートそんなに高くないので上に飛ぶ必要ないです。
・試合の戦術もフットサルじゃなくて普通のサッカーですよね。ポジションごとの役割とか何も考えてなさそうで、サッカーと勘違いしているにしても適当すぎる。

【作画】
スポーツアニメなのに顔のアップでごまかしていてボールと選手の動きがカットされているので見ていて退屈。
やっぱりスポーツアニメは試合シーンの動きが大事ですよ。

4話で、南雲君の首が消えて生首になってるところありました。
背景が白色で、白いタオル巻いてるから、タオルと背景が同色で消えてるので生首になってるってことです。これは酷い。

【声優】
主人公の声が聴いていてきついし、相手チームの声優もだいたい酷い。
似たような声で同じような顔のキャラが多い。
試合中に叫ぶときとか、声が震えてて安定してないから聞き苦しい。
まるで学祭の演劇のような芝居がかった演技で、自然なセリフに聞こえない。もう少し頑張って。

【シナリオ】
特に面白いところないけど、変なことはいっぱいある。
{netabare}
他校の不良が乗り込んできて「当たり前だろ、フットサルで勝負だ!!」
そのよくわからない挑戦状を当然のように受ける不良たち。

えっ、なにが当たり前なの? なんで不良がフットサルで勝負するの?

ゴレイロの人が辞めて戻って来ない理由もなんかおかしいですよね。

{/netabare}
【キャラクター】
大和はまるで小学生のような性格してて見ていてつらい。

榊はダメなスポーツアニメにありがちな天才プレイヤーだけど協調性0で味方にパスを出さずに一人で点とろうとするワンマンプレイヤー。
そもそもこのアニメはサッカーと勘違いしているから榊のプレイ自体がフットサルでは通用しないんですけど、それは置いといて

他のスポーツアニメでも書いたけど、こんな天才いないです。
だって通用しないってわかるでしょ、強い相手には。
それに、フットサルはたぶんサッカー以上に一人で点決めるのは難しいと思う。

弱い相手にだけ強引に一人で点とって勝てればこの人は満足なんでしょうか?それが天才??

{netabare}
しかも中3の時に同じことやって試合に出してもらえなくなってて、高校になって先輩に注意されても聞く耳持たない。
チームから追い出してくれって言ってるようなものですよね。

もちろんチームの雰囲気も最悪。
本当に見ていて嫌になりますね。
{/netabare}

榊のこんなくだらないキャラ付けのために時間たくさん使ってて他のキャラクターはほとんど掘り下げがないから、
キャラデザも似たり寄ったりでよくわからないキャラばかり。

【感想】
何もいいところないですね。
フットサルのこと何も知らない、調べようともしない。
必殺技とかあってもいいけど、やるならもっと思いっきり魔法みたいな演出にしないと、高校生にもなってただのシュートやただのキャッチにファンタジーな必殺技名つけるのはとても痛々しいです。

【フットサルのポジションについて】
作中でも説明はありますが、一回で覚えるのは難しいと思うので簡単に
{netabare}
ピヴォ、アラ、ゴレイロ・・・なんかラテン系とかブラジルっぽい言葉だと思いませんか? 
それはフットサル用語がポルトガル語だからです。

ピヴォ・・・サッカーで言うフォワードでシュートとボールキープとアシストが仕事
自分でシュートを打つか、ボールを長くキープした後、ゴール前のアラにパスを出してアシストします。

アラ・・・サッカーで言うミッドフィルダー。
ドリブルで味方が上がる時間を作ったり、ピヴォからボールもらってシュートしたり、相手のボール奪いに行ったりと攻守のバランスを常に考えます

フィクソ・・・サッカーで言うディフェンダーを攻撃的にした感じ。ボランチとかセンターバックのこと。
攻撃の時はパスを受けて送るのが仕事で、守備の時は相手にシュートを打たせないように妨害するのが仕事

ゴレイロ・・・ゴールキーパー。
サッカーより至近距離からシュート撃たれます。
ハンドボールのキーパーみたいなイメージ。慣れるまでかなり怖いです。

{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

mimories さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

作品レベルの低さは近年屈指

 
(5話視聴後→脱落)

ズバリ言うが駄作。素人が頑張ってるどころじゃなく頑張ってもいないレベル。始末書が必要なのでは?(笑) なぜこれを放送しようと思ったのかホント理解できない。

失笑したい人にはオススメ。
今期は極力脱落しないようにと思ってたけど無理だったー。

__________

(3話視聴後)

フットサル自体は面白いスポーツなんだろうが、本作では国民的スポーツかのような扱い。どうもフィクションというよりファンタジーに見えてくる。

あと、失礼ながら…
そもそもフットサルやってるように見えないのが個人的に残念。サッカーでもなくサッカーゲームみたいな感じ。

自分はこの作品単体では楽しめる気がしない。メディアミックス的な?ソシャゲなり連動イベントなりを並行して楽しめる人向けではないだろうか。

公式の略称が「サルボ」らしいが意味がわからないし記憶に残らない。どうせならフサフサボーボーにしたらどうだろう? 略になってなくていいから。「!」が略できてりゃいいでしょう。

ちょっと観続ける自信は無いなぁ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

何もかも終わってる

イナズマイレブン的なサッカーアニメ

{netabare}
作画も良くないし、声優も棒読みが多いし、話も絶望的に面白くない。
正直錆色のアーマとタメを張れるぐらいクオリティの低いアニメだと思う。

1クールあってやったことがほぼパスの話だけというね。
一人で十分だからパスを出さない→改心までの流れはまだわかるけど、これが5話ぐらい引っ張られるのはさすがに長い。
鹿も終わったと思ったら、その後もまだずっとパス云々の話が引っ張られるって言う。
今度は、昔の友人がパスが取れないことが原因でサッカーをやめたから(意味不明)、主人公にパスを出せない(意味不明)という本当に意味不明な理由でまたパス出せる出せないの話が続くという意味不明さ。
フットサルでの連携を鍛えるためになぜか太鼓の達人をやったりだとか、ギャグアニメとしては優秀だった。

試合も勿論面白くない。イナズマイレブンのパチモン的なことをやるなら、その要素をもっと主張すればいいのに、現実のサッカーと超次元サッカーの狭間でさまよってるからなんとなく中途半端な印象がある。
それと、最初の違反しまくる相手は普通に面白くない。

あと、主人公が初対面相手に「お前」呼びなのは笑った。
下手な声優も相まって主人公がサイコパスにしか見えない。
あと、最終回。前に出すぎたパスが取れないならまだしも、ちょっと後ろに出たパスを取れないのはどう考えても主人公が悪いだろって。
出されたボールを通過して前に走るのは絵面がギャグだった。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆3
ホモ枠? イナズマイレブンみてーだな。謎チンピラ。
お前ら戦うんかい。これはずれっぽい。
真面目にフットサルでリベンジしようとするチンピラw
イナズマイレブンみたいなノリやめろ。あれ反則だろ。
違反展開は冷めるわ。

2話 ☆6
リメイン主人 公かよ。展開が少し急なんだよな。
会ったばかりでしょ。
確かに司令塔の役がこいつの性格改善にはあってるんだろうな。
声優が下手だ。

3話 ☆5
また不良みたいなやつかよw
タイガの存在複製回収される頃には忘れてそう
もう試合かよ。向こうはパス回しするのに対してこっちは。

4話 ☆3
これがイナズマイレブンですか。
てかイナズマイレブンにするならもっとそういう要素沢山入れるべきだと思うんだよね。
中途半端。てかあの黒髪の話引っ張りすぎでは? 

5話 ☆2
主人公の声優w 主人公何当たり前のこと言ってるねん。
草、これは連携無理だわ。太鼓の達人w なんでそうなるんだよw 
あのさぁ... 笑わせに来てるだろ。おいフットサルしろよ。
主人公お前呼び多すぎだろ。その蹴り方イナイレで見たことあるぞ 

6話 ☆4
どういうことだよ。何でやめようとしてるのか全く分からん。
親父と重ね合わせたからって何でやめるんだよw 
天王寺に憧れて他からフットサル始めたけど、その天王寺が親と重ね合わせてただけってわかったからやめようとした?w
まあ何とも言えんな。

7話 ☆2
いつまでこのパスするしないの下りやっとるねん。
主人公相変わらず棒すぎるw
イナズマイレブンみたいなことやるならもっと技使え。
パス回したのにまだうだうだ言っているのがなんというかw 

8話 ☆1
カラオケすんな、フットボールしろ
てかこいつら誰だよw 静止画試合。
いつまでパスの話引っ張ってんだよw もう8話だぞ 

9話 ☆3
いつまでパスの話引っ張ってるんだよw 
いやなんで打てねえんだよw
は? クソ脚本やめろ 試合中にキモイノリ辞めろ。

10話 ☆1
基礎連やってないってなんだよ。シュートの迫力がなさすぎるw
主人公がサイコパスみたいな声してる。BANDAIスポンサーに入ってる?
NTRれた...。初対面にお前呼びするな。
性格ごみなキャラいらんわ。いつまでパスの話やってるんだよ。
お前にはパスは出せないってなんだよ。

11話 ☆2
もうパスの話いらねぇよ!!
いや、主人公にだけパス出さないってなんだよw
いや焦れよ。パス出さない理由が意味不明すぎるw
パスとれなかったら過去の友人のように離れていくかもってなんだよw
パスすらとれなかったらその程度ってことだろ。
てかこれ尺的に天王寺と戦えずにこの試合で終わりそうだな。

12話 ☆1
草、パスとれないってなんだよw 
ボールを追い越したって、見れば大体どの位置に来るかわかるだろw
これギャグアニメ?
取れないほうが悪いだろどう考えてもw
前すぎて追いつけないならまだしも後ろなら取れるだろw
この緑髪もどこにパス出してんだよw
? これを主人公の話とつなげたつもりなの?
普通にパス出せw マジでギャグアニメ。

曲評価(好み)
OP「BRAVEMAKER」☆8
ED「Pianissimo」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

68.6 20 2022年度の高校生アニメランキング20位
宇崎ちゃんは遊びたい!ωダブル(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (183)
722人が棚に入れました
大学3年生の桜井真一は、ウザ絡みしてくる後輩“宇崎ちゃん”こと宇崎花に振り回されながらも、何だかんだ退屈する事のない夏休みを過ごしたが……宇崎ちゃんはまだまだ遊び足りない! 秋は学園祭、冬にはクリスマスとイベントが盛りだくさん! さらに今度は、愉快な宇崎ちゃん一家も加わってますます賑やかに……!? 見守られたり、もてあそばれたり、背中を押されたり。“ただの先輩と後輩”な2人の日常に少しずつ変化のきざしが見え始める!? ウザさもカワいさもωな“ウザカワ系”後輩との青春ドタバタラブコメ、再びスタート!


声優・キャラクター
大空直美、赤羽根健治

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

原作者は引き延ばしたい!∞

【紹介】
ω この記号はWと読むみたいです。
Wがついてないものが1期でこれは2期なので先に1期からご覧ください

【感想】
最初に言うけどこのアニメ好きです!

イケメン先輩とうざかわいい系女子のイチャイチャをずっと見せつけられるアニメ
「もう付き合っちゃいなよー」が延々と続くので高木さんとか長瀞さんとか苦手な人はたぶんこれも無理、わたしは全部好き

どうみても付き合ってるけど、くっつきそうでくっつかないのでもどかしい
この距離感って本人たちも見てるほうもニヤニヤして楽しいけど、それがずっと続くので飽きる人は多そう

宇崎ちゃんが都合のいいところで子供っぽくなる(恋愛を進展させないための道具にされてる)のでもどかしくてもどかしくて。。。

延々と進展しない友達以上恋人未満イチャイチャを見て楽しめる人ならオススメ

わたしはこういうの好きだけどちょっとは進展して欲しかった

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

宇崎ちゃんちは賑やか家族!

原作未読 全13話

宇崎ちゃんは遊びたい!の2期です。関係性から1期から観ることをオススメします。

大学3年生で1人でいるのが好きな主人公 桜井 真一(さくらい しんいち)に、同じ大学で高校からの後輩である宇崎 花(うざき はな)がウザがれながら絡んでいくラブコメ作品です。

今回は宇崎ちゃんの家族がメインで出てきます。色々と勘違いする母、大阪弁で家族を思いすぎる父、身長にコンプレックス抱いている弟、好奇心が強く洞察力の鋭い妹と宇崎一家はかなりの個性的です。

桜井の家族も出てきますが、父親も変わっていましたねw

基本、桜井くんと宇崎ちゃんの恋愛話が中心なのですが、進展しそうで進展しないwラブコメではよくあることですね~

キャラが多くなったの要因でしょうか、宇崎ちゃんを1期よりウザく感じられなかった2期でした。

OPは鹿乃と宇崎ちゃんが1期同様歌っています。EDはMKLNticさんが歌っています。

最後に、高木さんもですが、両想いなのになかなか付き合っていない(付き合いの定義にもよるとは思いますが)、ラブコメあるあるでしょうねw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

飽きが来たのか・・・かかりが浅く感じた。

ちょっと「あれれ?」と思ったので1期の感想を見返してみると・・・、あ~やっぱり宇崎ちゃんが可愛いとは一言も書いていなかったかw。

そうなんですよね~、キャラの可愛らしさ具合も自分の好みからするとカスってるし、ラブコメ要素の恥じらい具合を含めたキャラの振る舞いも好きなタイプでは無かった。
ってことを再確認w。

まぁ、ダメだって話ではないので、ただ、主役キャラが私にとっての求心力になっていないという事は今作視聴で改めて感じたという事です。
では、何が求心力=ラブコメ要素を感じれる要素だったのか!

ズバリ!!「外野です!!」

1期の時からバイト先喫茶店の娘:亜細亜実とマスター:亜細亜紀彦のド変態ぶりには注目していましたし、主人公の彼氏:桜井真一の友人:榊逸仁も主人公カップルには関心アリアリだったのですが、今期においてもこの3人は宇崎ちゃんと桜井君の踏み込みの甘さにツッコミを入れ、いろいろと仕掛けを繰り広げ、そして白飯を食っていたのですw。

そして、そこにさらなる外野が登場!!

宇崎ファミリーです。
おかあさんの月さんはもともと絡みがあり、なかなかの誤解っぷりが面白かったのですが、今作では妹の柳ちゃんも大活躍です。
常に目元が髪で隠れているので素顔が観れないのですが、きっと美人さんなんでしょうねぇ。
女性チームは元気に外野として活躍してくれますので面白かったです。
宇崎家の男性陣は、ちょっとヘタレな弟:桐くんと、お父さんの藤生さんなんですが、こちらも終盤に色々と絡んできます。
お父さんは少し暑苦しくて苦手でした。
桐君は、まだまだちょっと影が薄いかなって感じでしたかね。

また、桜井ファミリーも登場していましたね。
こちらの父親も私は苦手なタイプでしたw
お母さんは今後に期待って感じでしたね、何かやらかしそうな気配があります。

って感じで・・・、まぁ外野の反応の方が楽しかったですかねぇ。


メインカップルの反応と進捗の遅さに「少し飽きがきたのかも」と感じた一瞬がありました。

現時点でも、素材というか材料は悪くないし揃って入ると思うんですよねぇ。
続きがあるとしたら、どう味付けをするかという事になるでしょうか。
このままだと、少し刺さる部分が無くなっていってしまうかもしれないです。

てな印象を持ちました。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。


桜井君の妹、かわええなw。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

68.4 21 2022年度の高校生アニメランキング21位
弱虫ペダル LIMIT BREAK(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (59)
238人が棚に入れました
1年目のインターハイで見事、総北高校を総合優勝へと導いた小野田坂道。 今泉や鳴子と共に2年生へと進級し、キャプテン・手嶋たちと新チームで連覇を目指す! そして迎えた夏のインターハイ。 昨年の雪辱に燃える王者・箱根学園は、新キャプテン泉田を中心に次々とリザルトを獲得し、快進撃を見せる。王者の風格を取り戻した箱根学園を前に、総北は再び挑戦者となり、苦境に立たされる。 そんな中、遂にレース最終日がスタート! 2日目のゴールを制した京都伏見・御堂筋も新たなフェイズへと動き出す……。 各チームが闘志を燃やす中、坂道は仲間と繋いてきた絆を信じ、栄光のゴールを掴み取れるのか――!?
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

回想の曲を聴くともう涙が出てくるようになりました。

ラララ ラ~ ラッラッラッラッ ラ~ララ~
もう勝手に涙が出てきます。
回想ストーリーが一杯あります。
ありすぎて判らないくらいありますが、特にLIMIT BREAK後半の回想は今までの集大成なので見応えがあります。

ネタバレというかお判りと思いますが 最後は  {netabare}小野田坂道 真波山岳の対決。 {/netabare}ここまでのお膳立ては最高の仕上がりです。
総北全員の為に走る小野田坂道「小野田!!まかせた!!」
常勝箱根学園のプライドを託された真波山岳「行け!!真波!!」

沢山の想いの詰まった自転車レースをご堪能あれ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

渋峠長い。。。

やっと2回目のインターハイが終わった。今までの積み上げがあるので相変わらずの面白さだが、今期も長い。
3日間集大成の3日目、総北手嶋チームと箱学泉田世代+御堂筋の戦いは熱いが、後半に行くほど回想が入ってくるので、あともう少しでゴールなのにゴールしない状態になってしまう。
チャリ漕ぎながらヒルクライムしてあんな会話…とか見えなくなるくらいまで離れてるのに簡単に追いついてくる所とかツッコミ所多いがレース展開はそれぞれ活躍の場があり熱い。
箱学泉田の使い所は胸熱だった。

100点中75点

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

NOW AND THEN

とうとう観終わった…。
ふわっとして、幸せな…、色で例えるとしたら、
そう、黄色い世界が広がっている。

いやいや、最近、肝数値が悪くなっている。
白目が黄色くなっているせいかもしれな…。

あぁ、これはヤバいな…。
頭の中で、「恋のヒメヒメぺったんこ」が鳴り出した。
でも…、まぁいいか。
やっと横になることができるのだから。

ちなみに、田村ゆかりさん、少し前の『俺妹』でも、劇中アニメで歌ってましたね。
「星くず☆うぃっちメルル」、あれも電波な名曲ですね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
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