2023年度の騎士おすすめアニメランキング 12

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早速見ていきましょう!

88.1 1 2023年度の騎士アニメランキング1位
葬送のフリーレン(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (593)
1881人が棚に入れました
勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。 千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。 その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。 その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

記憶と約束

あるレビュアーさんが指摘されていたことが強く印象に残っている。
本作の「深さ」を言語化することが困難であること。・・・自分も経験的に同意である。
「Don't think. Feel. 」ではないが、感性的に受容する分には問題がなくとも、
いざ思考で捉えようとすると、ごくシンプルなセリフすら曖昧模糊となってくる。
平明に見えて実は恐ろしく手強い作品なのである。

ただ、物語に潜むリアリティーとは本来、精神に訴えかけるべきものである。
万事いい加減な自分が、この一点については無駄に意固地で曲げる気がないので、
無謀を承知で think の側に極振りした深読みに突っ走った結果がこの、
「鏡像のフリーレン」と題した、かなりイタい論稿群である。

今回の稿は「記憶」のテーマについての「私解」といった体のもの。
一般的なテーマ解釈から作品固有のニュアンスを抽き出すことが目的なのだが、
結局それも自分本位の解釈でしかなく、自己満足と言われれば全くその通りである。
本作のテーマ性に特に関心をお持ちの方だけに、多少の需要があるかも知れない。



{netabare}1
まず取り上げてみたいのは第16話の「長寿友達」。
「記憶」というテーマに全振りした回と言えます。

エピソードの中心はフリーレンの旧友フォル爺とその亡き妻。
フォル爺は数百年間村を守り続け、今ではその理由を知る者もいなくなり、
たまたま立ち寄ったヒンメル一行を相手に、自分の心の内を吐露します。

「わしは妻の愛した村を守っているだけだ。」
「わしは遠い昔に交わした約束を果たしているに過ぎん。」
「滑稽な話だろう。わしはずっと、死者との約束を守っている。」

そんな彼にヒンメルはこう応えます、

「でもきっとその人は、あなたが約束を守ってくれていることをうれしく思っているはずだ。」

例の如くシェマティックに整理してみると、
人間と長命種との「対照」を示す二組のペアが「対称」となっている構図で、
フォル爺夫婦にフリーレンとヒンメルが重ねられているわけです。 
ヒンメルがフォル爺の妻の気持ちを代弁しているのはそのためで、
つまりここでは、妻の心情に託して自らの心情を言葉にしていると考えられます。

そこでこんな想像をしてみます。
このとき、ヒンメルの心の中にはある未来が思い描かれていて、
その中にはフォル爺と同じように、「死者との約束を守る」フリーレンがいる、と。

ちょっと先走りましたが、次の展開からそのことが推測できます。
勇者ヒンメルの記憶を自分が未来に連れていこう、とフォル爺が申し出たところ、
ヒンメルはこんな風に応じます、

ヒンメル: 僕たちの記憶は、彼女が未来に連れていってくれる。そうだろう?
フリーレン: 別にいいけど…。

この二人のやり取り、これはもう「約束」と言っていいものではないでしょうか?
おそらくフォル爺たちの場合もそうであって、あらたまった形式を踏まずとも、
先立って逝く者が託した願いを、残された者が守り続けていく。
このとき両者の間には無言の「約束」が成立していると考えていいでしょう。
ヒンメルから未来を託され、フリーレンが受諾したことによって、
彼女もまた、「死者との約束を守る者」という役割を担ったのだと考えられます。



さて、何度も蒸し返して恐縮なのですが、
自分が初回でいきなり躓いた、物語の出発点となるヒンメルの葬送の場面での
フリーレンの反応に感じた"不審点"について、ここであらためて考えてみたいと思います。

「私、この人の事を何も知らない。」
「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…。」
この「知る」ことにこだわる理由が今一つ具体的には掴めず、
そこから「私はもっと人間を知ろうと思う」へとつながる脈絡にも飛躍を感じて、
どうもこの内面のプロセスには不備があるように思わずにはいられませんでした。

そこで、上の話に絡めてこんな風に仮定してみるのです、
もしもこのときフリーレンが、かつて自分がヒンメルと交わした「約束」があったこと、
すなわち自分にも「死者との約束を守る者」としての役割があったことを
はっきりと思い出していたのだとしたら――。

いまヒンメルが逝き、彼の「記憶を未来に連れていく」べき時になって、
自分の中に残されたその記憶自体があまりにも乏しいことに驚き(この人の事を何も知らない)、
もはや知ることが叶わなくなったことを悔い(なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…)、
後悔と悲しみが入り混じった涙を流した・・・と、こんな風に補足してみると、
一連の心理プロセスが迫真的に立ちあがってくるような気がして、まさに Eureka!な、
足りなかったパズルのピースが見つかったような、そんな心境になりました。

「私はもっと人間を知ろうと思う」。
いかにも大層なこのセリフにも、同じ背景を重ねてみることで
単にヒンメルの死をきっかけに人間への関心が目覚めたというよりも、
もっと濃やかで親密な心情を読み取ることができるように思います。
つまり、もう直接には知ることができなくなってしまったヒンメルという「人間」のことを、
せめて「人間」というもの全般への理解をとおして間接的にでも知りたい、
そんな、シンプルで切実な心の願いだったのではないでしょうか。

因みにこの内容を、本稿独自の文脈で捉え直すとこうなります。
ヒンメルという代替不可能な"オリジナル"が失われたあとに、
かつての仲間の"コピー"(フェルンとシュタルク)を通じて"オリジナル"へ遡ること、
それがフリーレンの旅の意味だったのだ、と。そこから
「フリーレンの現在の旅は、かつての旅の"不完全な複製体"である」という、
前稿で提起した仮説が導かれてくるわけです。

実際、クール序盤の旅の情景はほぼそんな流れで経過したように思えます。
フェルンと過ごす日常にかつての旅の回想が交錯し、そこに新たな気づきが生まれることで、
二人の距離が徐々に縮まり、心を通わせていくといったエピソード群からは確かに、
「人間を知る」ということへの本作独自の視線が感じられて、全編を通じても最良の部分でした。

その表層の下には、ヒンメルに向かう深層の力学が潜在していて、
ストーリーを主導するベクトルとなっている、というのが自分のもう一つの仮説です。
(「ヒンメルという"オリジナル"を求める旅、これが本作の核心である。」)



ここまでの内容を一旦整理してみます。

通常フリーレンの旅の「目的」とされている「人間を知る」ことの奥に、
さらにもう一つの目的を措定して、物語の表層部分の読み替えを企ててみたわけです。
彼女の旅の本当の「目的」は、ヒンメルたちの記憶を未来に連れていくこと、
つまりヒンメルと交わした「約束」を果たすことにあると考えました。

この読み替えによって物語のもう一つのフェーズが浮かび上がってきます。
フリーレンとヒンメル、この二人を主人公とした、いわば「約束の物語」とでも呼べるものが。


ここで着目したい要素があります。ヒンメルの像です。
例の自前の仮説「現在の旅は、かつての旅の"不完全な複製体"である」に従えば、
これらの像はまさにヒンメルの「複製」として、旅の本質を象徴する「記号」に他ならない。が、
その作られた経緯と存在理由にまで遡ってみると、そこにはまた別の意味が見出されます。

第7話Aパートの回想シーン。
なぜ自分の像を残そうとするのかをフリーレンに尋ねられたヒンメルが、
「みんなに覚えていてほしいと思ってね。」と、ありきたりな解答をしたその直後、

「でも一番の理由は、君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな…。」

と、本心をストレートに打ち明けます。

彼は16話の回想シーンでも、この「未来」という言葉をとおして
自分がいなくなったあとの、フリーレンが一人残されている世界を想像していました。
自分のいない未来において、たとえ「複製」としてであっても、
彼女と共にあり続けようとする意志が、彼に像を作らせていたのでした。
そして、これもまた一つの「約束」だったと言っていいように思うのです。


「約束の物語」と呼んだ意図は、本作の旅の風景の中に
二つの「約束」がひそかに織り込まれていることを示したかったからです。

在りし日の仲間たちの記憶をたずさえて旅を続けるフリーレン。
その旅の行く先々で彼女を見守り続けるヒンメル。

まるで「死者との約束を守る者」に死者が寄り添い、同じ約束を守り続けているかのように、
二つの「約束」は向かい合い、相互に映し合う"鏡像"的な「対称」をなしています。

本作の旅パートを掘り下げたときに見出される構造的な本質、
それがこの「約束」の「対称性」だと考えられるのです。



以上の作業は、テーマのコアモチーフである「死者との約束」を介して、
テーマがストーリーに「肉化(incarnation)」される局面を捉えようとするものでした。

あらためて最後に、物語がテーマに着地する地点を見極めるために、
本作における「記憶」が内包している固有の意味を直接、問題にしてみます。
そこには「記憶」と「実在」をめぐる独自の思想が含まれているように思えます。

ややこしくならないよう、一つの具体例だけで説明していきましょう。
第2話、フェルンとハイターとの出会いの場面です。

戦禍によって両親を失った幼いフェルンが、後を追おうと崖の突端に立ちつくしている。
ハイターは無理に制止するでもなく、ただ淡々と亡き友ヒンメルについて語りかけます。
彼から学んだ勇気や意志や友情も、大切な思い出も、すべてが自分の死によって
この世から消え去ってしまう。それが惜しい。・・・そんなことを説いて聞かせます。

「あなたの中にも大切な思い出があるとすれば、死ぬのはもったいないと思います。」

もしも自分が生き続ければ、大切な死者の記憶を未来に連れていくことができる。
そうすることで死者は、親しい生者の内部で第二の生を生きるのではないか。
それはつまり「記憶」が「実在」へと転換されることを意味するのではないか・・・

・・・ハイターの言葉を意訳するとこんな感じになるでしょうか。
そしてここに、本作の思想の根本が示されているように思われます。

「お伽話じゃない。僕たちはたしかに実在したんだ。」

この思想を凝縮したような、第7話のヒンメルの言葉です。
ここには揺るぎない確信を宣言する際の、あの力強さが感じられます。
彼が信じたのは、記憶が風化に抗い、忘却に打ち克つこと。
そしておそらく、フリーレンと交わした「約束」。

あるいは私たちにとって、死者を「忘れない」ということは、
そのこと自体がすでに彼らとの「約束」を果していることになるのではないか?
「記憶」とは一人の人間が実在した証しであるとともに、
彼らと残された者たちとをつなぐ、決して失われることのない回路なのではないか?

先立って逝く者と、あとに残る者とが互いに抱く、変わることのない愛情と信頼。
本作の「葬送」にはそうした人間的な感情の精髄が込められています。
その意味で一つの「思想」と呼ぶべきものだと、そう考えます。{/netabare}



つい長々と書いてしまったが、要約すると次のようになる。
本作における記憶のテーマは「死者の記憶」という軸に沿って展開され、
そこに孕まれたメッセージが「約束」というモチーフによって反復されている。
この観点を踏まえて、あらためてフリーレンの旅の本質を捉え直してみると、
そこに「約束の物語」というフェーズが確認できるようである・・・以上。

思えば本稿の出発点は、「人間を知る旅」という漫然としたテーマ理解への不満にあった。 
「ヒンメルを求める旅」と具体的に読み替えることでドラマ性を抽き出そうとしたのも、
つまりは個人的な趣味に走っただけであって、要するに他愛無いものなのだが、
主人公二人の控え目なロマンスをクローズアップできたことだけは収穫だった。
(「鏡蓮華」のエピソードもあらためて取り上げる予定。)

最終話のラスト。フリーレンとヒンメルが時を隔てて同じセリフを唱和している。
――また会ったときに恥ずかしいからね…。
いみじくも薄雪草さんが洞察されたように、これは二人の「再会」を予告する言葉だ。
それは表面には顕われない決定事項であり、彼らのひそやかな「約束」なのである。


以下は前回投稿分。

{netabare}「鏡像のフリーレン」

本作の真価は到底、ただ一期限定の覇権枠などに収まるものではない。
アニメ化によって原作のユニークな個性に、創造的な作家性が掛け合わされた結果、
稀に見る高い完成度の傑作が誕生したことは実に喜ばしいことだ。ただ、
残念なことに自分は本作とは深い部分で折り合わないらしく、変な風にこじらせてしまった。
客観的な評価と、主観的な受容が背反してしまうのが悩ましいところである。

放送開始から程なくして最初のレビューを書き、これが通算五度目の投稿になる。
書くたびに何か違う気がして、どれほど言葉を費やしても解消されない不全感が残る。
結果、延々書き継ぐ破目になった次第で、"沼"ではなく"ドツボ"にはまったような恰好である。
ただ、このモヤモヤを作品の根本的な組成の問題として取り上げようとすると、
それが個人的な偏見ではないことを客観的に示す必要があり、流石にそれは難儀なので、
この部分の問題化は見送ることにした。

で、先だって予告したように、自分なりの着眼点をフラットに記述することに徹したい。
物語の最終盤。思わず引きこまれたフリーレンとゼーリエの対比関係。
両者の「対照性」の根底に「対称性」が潜んでいることに着目し、
この「対称(シンメトリー)」の構図を解読格子として作品全体を読み解くという着想を得た。
まずはこの抽象的なシェーマから、さらに具象的なイメージを抽き出すことから始めたい。


第2クール、一級魔法使い試験編。その二次試験の舞台となった「零落の王墓」で、
フリーレンたちは自分たちの完璧な複製体を相手にバトルを繰り広げる。
迷宮の最奥に潜み、複製体を創り出して侵入者を排除するこの魔物の名前は
「水鏡の悪魔(シュピーゲル)」・・・

・・・そう、「鏡」なのである。
鏡とはまさしく、光学的なメカニズムを用いて「対称性」を現出させる装置に他ならない。
迷宮に潜む魔物のように、物語の深層で潜在的に機能する原型的なイメージとしての「鏡」。
そしてその作用が生み出す「鏡像」。それこそが本作の対称性の本質なのではないか?
・・・と、こんな想像を掻き立てられたのだった。

とは言え、それを裏付ける"物証"は作中には見出されない。
実物の「鏡」が何か特別なモチーフとして扱われているわけでもない。
だがむしろ、そのことが逆に真相を示唆していると自分は考える。
重要なのは本作の「鏡」が、象徴性をはらんだ"名辞"としてのみ現れることである。
テクスト論の概念で言えば、「シニフィエ」ではなく「シニフィアン」としての機能であり、
要するにそれは「記号」なのだ。

深層のイメージとしての「鏡」は、対称性を生み出す記号的な機能を担いつつ、
物語空間の内部に固有のイメージの連鎖を形成してゆく。
これはシニフィアンが優位となっている創作物に通有する現象だと言える。

魔物の名前から類推すれば、迷宮に出現した複製体の正体は「鏡像」である。
ここには「本体―複製」という関係式が見て取れるが、作中にはさらにその派生形が見られる。
第5話には、親しい死者の生前の姿を模倣して幻惑する「幻影鬼」という魔物が登場する。
あるいはリーニエが用いた、過去に記憶した相手の魔力を真似るという「模倣する魔法」。
これらに反復される「模倣・転写」のイメージは、より包括的な
「オリジナル―コピー」という関係式に還元可能であることに注意したい。

それにしても、「鏡像」自体がすでに精神分析の理論を想起させるばかりか、
これほど固着的・強迫的なモチーフの反復を見せられると、
ほぼ確実に原作者の無意識の領域が問題化できるレベルではないだろうか?
とは言え、本稿の目的は作者ではなく飽くまで作品を理解することにある。
具体的には、作品の深層と表層を統合的に包摂するような、生成の力学の解明である。


さてここから、すでに前々回のレビューで触れておいた問題に立ち戻る。

 そもそも物語自体がこの(対称の)構図に基いた構造になっていることに気づかされます。
 かつてと今、フリーレンの二つの旅がパラレルに並行するストーリー。
 そこでは過去と現在は対立せず、対比的に、さらには相関的に描かれています。
 しかも、同じルートを辿り直すという、明確な対称性をも示しています。

作品の全体構造に関するこの着眼を大胆に展開してみたいと思う。
次のような仮定説を提起してみる。すなわち、
フリーレンの現在の旅は、かつての旅の「鏡像」であり、「複製体」である。
つまり「オリジナル」に対する「コピー」である、と。

同一の目的地へ、同一のルートを辿り直すというシンプルな再現性にとどまらず、
当然、現在の条件に即した補正がそこには加えられている。
勇者パーティーの仲間たちの代替要員として、ハイターにはフェルン、
アイゼンにはシュタルクが、それぞれ空席を埋めるかたちになっている。
(この点はすでにnyaroさんの指摘がある。)

そして、ヒンメルの「代替」だけが欠落しているという事実。
このことは何を意味するのだろうか?
本稿の論旨を踏まえて一言で言えばこうなる、
すなわち、ヒンメルという存在が代替不可能な、絶対的な"オリジナル"であるということ。
本物語におけるその存在の本質的な意味が、おそらくここに示唆されている。

つまり、現在の旅はかつての旅の"不完全な複製体"なのである。とすれば、
「魂の眠る地」に赴いてヒンメルと再会するという旅の目的は、
この欠落を補完しようとする、物語の深層の力学に導かれていると言えないだろうか?
ヒンメルという"オリジナル"を求める旅。これが本作の核心部であると自分は考える。


以上、あらましのみを記した仮定説は、作品から遊離した深読みのようにも見えるが、
少なくとも自分の中では、この仮説に基づいて本作の捉え方を刷新することが出来たのだった。
特に重要な解釈のポイントは二つあるのだが、
いずれも稿を改めて詳述する予定なので、ここでは梗概だけを記しておく。

第一点、物語の多重性。

物語を俯瞰したとき、「旅」と「魔法」との二つの軸が並立するのが見て取れる。
だが、両者は同一のフェーズ上で連続してはおらず、
おのおのが位相の異なる個別のフェーズを形成しているようなのだ。
両者の相異は「通時性/共時性」の対概念を用いて説明できると考えている。
魔法パートはヒロインであるフリーレンの物語として一貫して構築されているが、
旅パートは決してその一部ではなく、本作のユニークな個性となる自立した半面である。
その本質を「回想」の機能に即しつつ解き明かしてみたいと思う。

第二点、テーマの所在とフリーレンの本質。

通時的にストーリーの軸が定まっている魔法パートに対して、
共時的な旅パートは、どちらかというと象徴的な意味の磁場としての傾向が強い。
その中心にヒンメルの銅像が位置づけられるだろう。
そしてそれは本作の中心テーマである「記憶」を集約し、体現するシンボルとなる。
この意味で、旅パートの主役はヒンメルであると言ってよく、
フリーレンは彼の記憶の保持者、管理者の位置に退いている。
その一方、魔法パートでは彼女こそが不動のヒロインであり、「平和と闘争」のテーマを担う。
フェーズごとにそれぞれのテーマが設定されている点が本作の特徴であり、
結果的にフリーレンは一面で主人公、一面では語り部という両面を併せ持つ。
一貫した彼女の像が掴みにくく、捻れたり歪んだりして見える所以でもある。
「葬送のフリーレン」の意味は、この二面性に即して理解されるべきものだろう。{/netabare}


2024. 9. 22

投稿 : 2024/09/28
♥ : 22
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白くてはいけない作品を面白くしてしまい、余韻が無くなったかも。

 コミック1巻あるいは本作1話は素晴らしかったと思います。最近「すずめの戸締り」もありましたが、古い時代を思い出し、鎮魂するという話が増えてきたのは、次の日本を作っていこうという雰囲気がやっとでてきたのかな、と思います。

 ただ、アウラ編のバトル要素満載と、オシリスの天秤(とは違いますが)のようなもので、少し安易な形で魔力を隠す意味を魔族との戦いの要素にしてしまったことで期待外れとなりました。何より「葬送」の意味を魔族を倒した数と矮小化してしまったのは、非常に残念でした。

 1級魔法試験も「天下一武道会」が始まったか…というがっかり感はありました。

 ヒンメルおよびその仲間を思い出しながらの「葬送の旅路」はつづけていました。
 ゼーリエのところで人は駄目だと言いながら、花を出す魔法が嫌いと言いながらツンデレのゼーリエで、エルフの生き方の寂しさの様な部分を一旦総括していました。また、フェルンとゾルトラークで「人間の魔法」「人間の強さ」について表現していました。ただ、それを露骨に見せすぎだろう、という気はしました。

 全体としてどんどんエモくなっていきました。全体に「いい話」にこだわりすぎて、サラリとしたのが良かったのに、人との関係が強くなった、ならざるを得なかった感じが平凡な面白さに近づいていったなあという印象です。言い換えるとキャラと思い出話に寄りかかってしまった気がします。

 アニメで言えばコミックではつまらなかった、1級魔法のところをかなり面白く仕上げたのは素晴らしいと思う反面、この作品における期待の真逆になってしまいました。テーマを丁寧に説明してくれてしまいましたので、感じる喜びが無くなってしまいました。

 つまり、キャラ萌えとバトルの平凡な面白さになたということです。テーマも感情も見やす過ぎて引っ掛かりが無くなった感じがしました。この作品は面白くすると、かろうじて残っていた引っ掛かりも余韻も消えてしまう気がします。

 コミックスの原作の第1印象はアウラ編から「面白くない」でしたが、それでも読み進められたのは、フリーレンが旅路の果てに見るものは何かが気になるからです。その点は未だ気になっている反面、同じようなテーマを延々繰り返している感じもあるので、きっぱりとダラダラしないで終わって欲しいと思います。

 評価はこの作品は結末を見るまでわかりませんので、保留です。が、オール3もどうかと思いますので、オール4にしておきます。





19話 本作のつまらなさと深さの両立が上手く言語化できないので、再度レビュー。

{netabare} 断念したにしておきながら何度も書き直してすみません。ちょっとこの作品は正しく言語化したいので。文句いいながらも見てますので、やっぱり今見てるにしておきます。

 フリーレンの旅が、アイゼンとハイターの弟子2人と共にあるのは、つまりヒンメルとの旅をフリーレンの内面で思い出す…つまり4人の旅を再現しつつ、ヒンメルの代替はないからでしょう。ヒンメルの言動の意味を今思い出しながらかみしめる旅です。

 なぜヒンメルが銅像を残したのかと考え合わせると、物語全体の発想はものすごくいいと思っています。ヒンメルが一番先に逝ってしまったのはこの構造を作りたかったからです。
 その旅の中で、ヒンメルとすごした10年を特別にして行くことが葬送なのかなと読み取りました。だから、結果的にエンデの城についてもヒンメルの魂と合うことはできず、旅そのものが葬送なのかな?と。だから、ヒンメルの死後のカウントが作品の時間経過の基準となります。

 
 そしてほぼ不死に近いフリーレンの長命による非人間性は下手をすれば魔族に近いです。子供のようなフェルンとシュタルクがなぜ物語に必要だったかと言えば、人間は知識や想い出を前の世代から受け取り、後ろの世代に渡して行く営みがあるということだと思います。魔法が魔族のものから人間が解析して進化しているという点が象徴的で、人間は生死…つまり世代があるから進化する…それをフリーレンが理解するという話を描こうとしているととりました。

 で、興味としては、フリーレンとフェルンが魔法の能力を隠すことに長けている点、ここに何かアナロジーがあるのではないか?と。感情を持たない魔族と組み合わせると、現代社会か資本主義的なアナロジーも感じます。そこが何を描きたいのかな、と思っていました。2023年は戦後78年という意味もあるかな、と思ったりもしました。フリーレンが千年以上生きていて生殖をしないという点で日本人のことかなと。ほろびゆく種族と言う意味でも。
 魔族も一部の人間のアナロジーではあると思います。騙すために人語を解する理性も感情も良心もない存在。

 そこで始まったのが、アウラ編で魔力を隠す意味とかバトルとか、なんか世界観が矮小化してしまった気がしました。原作を読んでいるときにここでかなり醒めて、つまらなさを感じました。期待が高すぎた落差なのかもしれません…もちろん、期待よりもっと高い視座を読み取れていない可能性もあります。

 そして今度始まったのが、一級冒険者ですねえ。ランク化です。まあ、なろう系のレベルウインドウと違い、フリーレンの過去の資格が役に立たないことを考慮すると、ランク化は学歴とか資格とかそういう本質ではないランク付けのアナロジーとも取れますけど。ただ、バトルもそうだしかなりテンプレ感が強いので、ここであーあと思いました。

 こうして文章に書くと整理がついてきます。やっぱり悪い話じゃないし、浅い話とも思いません。とにかくアウラ編まではかなり感動してましたし、展開が楽しみでワクワクしてました。

 アウラ編から一級試験まで間が空きすぎたのと、展開や想い出の描き方がパターン化したこと。バトル要素が強くなったりして、急激につまらなくなったなあ、と感じました。
 ただ、魔族の1人1人が何かを表現したいような気はしてるんですよね。そこがアウラの魔力比べでよくわからなくなってしまいました。

 この後の話も2期3クール目ということになるのでしょう。設定とアナロジーから言って、浅くはないのはわかっています。まだまだ考察すべき部分もあるでしょう。魔法がなんのアナロジーかは読み取りたいところです。

 が、不思議なくらい面白く感じないんですよね…キャラが淡々としているから?何か視点がかわると面白くなるかも…というポテンシャルは感じます。私の読解力の無さなのかなあ…{/netabare}


21話 21話は面白い。それ故に唯一無二の作品ではなくなってしまった。

{netabare}  21話は面白いです。マンガでは退屈でしたがアニメの動きが入るとかなり良くなっています。つまり言い換えると、その面白さとはキャラ萌えとか戦闘シーンのカッコよさあるいはフリーレンの魔法の俺TUEEEでした。
 その面白さは本作に求めているものではなく、葬送=想い出を振り返ることで勇者の想いを理解するということとはちょっとかけ離れています。

 1級魔法士という設定が持つメタファーはもちろん感じますし、強さや力の使い方などの思想的な部分なども読み取れますし、おじいちゃん魔法士のセリフからしてもちろんキャラ萌えだけではないと思います。人間社会側の様々な人間の考え方の違いをしっかし考えて作っているところは興味深いです。

 また、1級試験はちょっとサブキャラが濃いですよね。濃すぎる感じです。その濃さがまた面白さになっているのでしょうが、その描き方に全部が持っていかれてしまった気がします。

 葬送の他に魔法というテーマ性が消えているわけではないし、そこの仕込みもあると思います。が、やっぱりこういう派手な面白さは他の作品でいいかな、と思います。

 つまり、21話の面白さに象徴されるところが、本作の唯一無二の作品になり損ねたという意味で私にとっては面白くなくなったということかな、と思います。{/netabare}


23話 マンガ版より分かりやすく面白い…うーん、再評価してもいいかなあ

{netabare} 22話のような話はいいですよね。この作品を見始めた理由に近いエピソードでしょう。
 一方で23話です。まあ、作画すごかったですね。特に最後の場面のフリーレンモドキは鳥肌が立つくらいにカッコ良かったです。

 どうなんでしょうね?この作品の評価ってやっぱり結末を見るまでは保留にすべきなんでしょうか。アウラ編で魔法の設定が安っぽくなったこと、バトルが長かったことなどで、脱落しかけましたし、途中のエピソードがちょっと冗長すぎたのはありますけど、この数話の出来は本当に素晴らしいと思います。マンガ版になかった迫力という点でアニメータは本当に良い仕事をしていらっしゃると思います。

 正直マンガ版だと1級試験編そのものがあまり面白くなかったですし、試験が入ることでジャンプメソッド的な引き延ばしに感じて作品の質が落ちたと感じていましたが、そうとも言い切れない面を上手く拾ってもいる気がします。その点でデンケンの使い方は秀逸かな、と思っています。

 うーん…評価は一旦ニュートラルにして、マンガではないアニメ版のフリーレンをもう1度再評価してもいいかな、と思わせるくらい21~23話は良かったですね。

 一旦、ニュートラルという意味のオール3に評価は戻しておきます。また、改めて。 {/netabare}



24話 フェルンの性格はなぜああなのか?なぜゾルトラークだけなのか?
 
{netabare} なるほど…フェルンの嫉妬の描写ですけど、家族というか自分のテリトリーの侵害に対して敏感なんでしょうね。これは両親を早くに失くしたことに関係があるのかな?ハイターの杖とかプレゼントへのこだわりというか執着もそうですよね。

 夜更ししてジュース飲むと怒られる理由です。ここの性格造形の作り方はなるほどなあ、という気がしました。育ての親のハイターの教育で「ちゃんとしてない」ことに対して許せないということでしょう。
 もちろん大食いなのも甘いモノ好きなのも、幼少期の苦労つまり食料不足が影響していると想像ができます。となると愛情への飢えもあるので、シュタルクとの恋愛は疑似恋愛の気もしますけど。

 夜更しジュースの件は、今回フェルンも贅沢していましたから、どちらかといえば自堕落だから起こったのではなく一人だけで楽しんだから頭に来たのかな?

 こういうことの裏を返せばフェルンはフリーレンを誰よりも理解している、ということでしょう。だからラストの「フリーレン様を…」になるんだと思います。フリーレンも嬉しそうでしたし。

 一方でフェルンの設定としてなぜゾルトラークと一般的な防御魔法なのか?ですね。今回の「フリーレン様を…」でふと思ったんですけど、フリーレンとゼーリエの設定から言って、魔族とかエルフに対抗できる魔法を人間が持つなら、魔法のバリエーション、つまり種類の多さじゃなくて、一つの魔法を極限まで極めるという方向性しかない、ということかもしれません。

 そうなると初めに出てきたゾルトラークを80年間改良を続けてきた、人間の魔法という意味と重なってきます。これは人間の命の短さで、でも組織的に習得できるものとエルフの長寿で孤独な生き方の違いのアナロジーにもなっているのでしょう。

 ゾルトラークの説明があったエピソードからそこは意図していたのかな?中国拳法のように「一意専心」的なことと、師匠の魔力を隠すという意味もちょっと中国拳法的ですよね。練習も功夫も人に見せるなというのがあります。

 まだ、野心があるゼーリエには魔王は倒せなくて、フリーレンなら倒せるということと、平和の時代の魔法使いという矛盾の説明が何となくわかった感じですね。なんとなくですけど。

 つまり1級試験編の2次試験はフェルンの描写の為の回ということかあ…連載時にバトルで話数を引き延ばしていたわけじゃない…のかもしれませんがどうなんでしょう? {/netabare}

25話 バトルが長すぎてテンポが…テーマ的には同じことを繰り返してますし。

{netabare} 話が進まないですね。やっぱり面白くない…という気もしてきました。21~24話はアニメの出来は良かったと思うのですが、23話のフリーレンの複製登場からが余りに長いです。

 花畑と人間が魔法を得て強くなってゆくという話は、かなり前の回で一回なぞった話ですからね。その重複感はやはり1級試験編は強いかもしれません。アニメの出来はもちろん作画は目立つところですが、テンポというかスピード感もあります。原作が冗長だったところを更に引き延ばしている感じがすごかったです。

 やっぱりアウラ編の途中からバトルが長くて、妙にテンポが悪くなるのとセリフで全部説明するのでどうかな、と思っていた悪いところがこの数話極端に出てますね。アニメになって余計感じました。 {/netabare}


26話 やっと1級試験も2次試験が終わりました。

 魔法とイメージがこの数話にはテーマとして出てきてますね。フリーレンを殺せるというイメージ。そして布を切るというイメージ。それとエルフと人間の魔法に対するスタンスの話もありました。で、もちろんフェルンがゾルトラークを極めるということでしょうね。その辺が本作はテーマとしてありそうですね。そこをはっきりさせたのが1級魔法試験かな、という感じでした。このテーマ性は悪くないと思います。ただ、試験編は長いなあ…やっとここまで来たかあ…

 なぜか模倣フェルンが出てこなかったのはフェルンがそこまで上手く魔法を隠せているということ?一瞬メトーデを狙っていたけど攻撃を受けきったように見えましたけど…拘束魔法が上手くいく前に攻撃は受けたみたいですよね。それをよけ切っていた?メトーデが強すぎるってこと?それともたまたまなんでしょうか。

 作画はやっぱりバトルシーンは力が入ってますけど、私は惹かれないですね。むしろ作戦会議の時のフェルンの表情の変化が良かったですね。









前回のレビューです。

正直に言うと原作アウラ編の途中からつまらなくてしょうがなかった。

{netabare}  2クールらしいし人気作になったので一人くらいいいでしょう、遠慮なく言えるので今言っておきます。
 
 正直に言うと原作はアウラ編の途中から凡庸でつまらない作品になったなあと思いました。つまらないとは言いずらい…つまらないと言ったら負けかなとは思い、言葉を濁しましたが。

 作品として評価したのは冒頭だけです。以降はなんだかなあと思って読んでました。で、アニメが人気なので見てみればちょっと見方が変わるのかなあと期待したので、チェックはしてみました。

 要するに原作は人気作故に「葬送」の意味を途中で変えてしまったのではないか?と思います。そう、バトル控えめで過去の戦いと死んだ仲間の意味を振り返りながら旅をするだけだから面白かったんです。それが「葬送」かなと。

 アウラ編以降、ジャンプ系?という感じでバトル要素が色濃く入って来て、この話以降も変な言い方ですけど、どんどん凡庸になって行く気がしました。

 ちゃんと人気作になったとのことで、アンチの批評が少しはあっていいでしょう。私はこの作品、冒頭ではポテンシャルが非常に高い素晴らしい作品だと思っていました。人気故に名作になる道をすて引き延ばしによる凡作化を進みつつある作品だと思います。その落差にガッカリしたので、断念したにしていました。で、改めてアニメを見てもやっぱりがっかりかな、と。原作よりは演出面等でがんばってますけどね。ただ、結末次第では盛り返せる部分もあると思います。{/netabare}
 


第5話 原作マンガが良すぎるのでアニメは休みます。

{netabare} 別にアニメがつまらないわけではないですが、雰囲気としては原作コミックスが好みということです。
 ただ、やはり「推しの子」と同じです。1巻2巻あたりがピークな気がしたというのも同じくアニメを追わない理由です。
 原作も11巻既読しましたので後は完結したらでいいかな、と思っています。理由はネタバレになるので言いません。ただ、週刊連載の人気作の悪いところが出始めています。

「葬送」の意味は魔族を一番葬ったからということですが、それはダブルミーニングというかむしろ後付けでしょう。エンデの魔王城とは、「モモ」のミヒャエル・エンデからのネーミングだとすると、時間の価値の話になるはずか、当初はそれを想定していたと思います。

 目指す目的が死後の魂と話をするということですから、フリーレンの中にいる想い出と向き合う話、死と時間を理解する話になると思いますので「葬送」の意味が「人を見送る意味」じゃないと作品の価値がありません、と私は思います。

 ということで、原作が良すぎるのでアニメを見る意味がないと感じましたので、やめておきます。{/netabare}
 

視聴前 私は冒頭が好きです。「間」と「静けさ」がキモになる作品。

{netabare}原作途中まで既読。多分全部読むでしょう。

 この作品は面白いですがキモはテンポです。間延びがあると間抜けになります。11巻ですか。ちょっと2クールとか2期とか考えると色気がでてしまう巻数です。人気作だけに下手をすると変な尺稼ぎで時間を伸ばす可能性がありますので、それだけが心配です。
 本作は淡々とテンポ良く静けさを感じるくらいに表現されるのが面白い作品です。そこが上手くできているかどうかがポイントになります。第1話に力が入りすぎているのがちょっと心配です。「チェーンソーマン」になりませんように…。

 それと、どこまでになるかわかりませんが「推しの子」と一緒です。あの作品よりも緩やかですけど、冒頭とそれ以降楽しみ方が変わる作品です。といってもテーマは同じなんですけど…単純に面白いのは後からですが、私は冒頭が好きな作品です。
「さよならの朝に約束の花を…」をこの時期にレビューしたのは、この作品の下準備と言えばわかりやすいかもしれません。

 過大評価、期待過多はやめた方がいいです。「感じる」作品でエンタメとしてはそれほどです。「タイパ」重視の人にはまったく向かない作品でしょう。制作者側もそこは理解していると思いますが…{/netabare}


第1話 素晴らしいアニメだけど、面白くはない。過大評価はしない方がいい。アニメはマンガに比べて格段に情報量が多いのがどういう影響になるか。

 初回…というか2日前、金曜ロードショーの放送の時に、戦後78年のアナロジー云々と書きましたが、やっぱり再視聴してみて、この作品は頭を使わない方が良さそうですのでレビューを書き換えました。
 考察するよりも、生きるということと時間経過の意味を感じる方が良さそうです。
 1点だけ。魔法とはなにか?魔力感知とは?魔族は?そこのアナロジーは嫌でも考えてしまいます。

 そして、やっぱり面白くはないです。エンタメとして評価するなら退屈です。それでも「いい作品」だと言えます。3回目ですけど全然OKです。
 ストーリーもテーマもキャラも抜き出してしまえばありきたりです。過大評価、期待過多、そして何よりも他人の意見。見方は人それぞれですから、こういったものは排除した方がいいと思います。向くか向かないか。まず自分でそれを判断しないと苦行になる可能性があります。
 特に情報として作品を観賞する「タイパ」重視の見方をする人は早々に退散した方がいいと思います。

 アニメ版、ちょっとフリーレンの顔が丸くて笑ってしまいますが、時間の経過の感覚はゆったりしていてけど、場面のテンポは速くて上手く原作を表現しています。
 音楽や声優さんの声質、演技。効果音、色、何より動きなどアニメならではの情報量の増加しているのが下手をすればノイズになります。(1例を挙げると30分単位の2話。岩を魔法で打ち抜く修行をしているところのシーンが顕著です)
 また、制作者の解釈が分かりやす過ぎて、原作より文学性は落ちている気がします。

 ただ、この作品は視聴中は頭を使わず受動的に見て、後から味わった方が良い気もしますので、そこはアニメのアドバンテージでしょう。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 32
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

魔法使いフリーレンの人を知ろうとする旅路

[2024.3.24見終わって]
ほんとうに、本当に素晴らしい作品でした!!
小説やコミックなどの原作からアニメ化をするに当たって、作品の雰囲気、キャラのイメージなどを損なわずに作品化するということは、当たり前と思われるかもですけど、尺の関係などもあって制作者の方々にとってはとても大変なお仕事なんだと思います。
そんな中、この作品はある意味作品を超えたような演出・表現がちりばめられていて、制作者の原作への深い解釈・理解があることが伺えました。
例えば第27話。リヒターが店先でフェルンたちとばったり合うシーン。
あのアニオリシーンを入れることで、その後のフェルンとゼーリエのシーンがさらに味わい深くなっています。最終話の、フリーレンが老婆が果物をこぼすのを見てるシーンも改変されてましたけど、さらに良くなっていました。
原作の最新話は127話ですが、アニメはちょうど60話まで。
ストックは充分だし人気も出たので2期はほぼ確定かもですけど、この素晴らしいクォリティを同じスタッフを維持して制作・・となるとなかなか大変で、時間がかかっても良いのでまた素晴らしいアニメを私たちに魅せていただけることを楽しみにしたいです。

[初回感想]
魔王を倒し平和をもたらした勇者一行。
パーティの魔法使いフリーレンは勇者ヒンメルの死をきっかけに、人を知ろうとする旅路が始まる。。

原作は少年サンデー連載中のコミックで、11巻まで発刊。
原作は読んでて、とても好きな作品です。
普通は魔王を倒してめでたし、で終わるところをこの物語はその後のエピローグを描いています。
人とエルフの寿命の違いによる感覚の違いを壮大なスケールで描かれる世界観も面白いし、いい意味で淡々とした雰囲気とドライなフリーレンをはじめとしたキャラの魅力も感じる作品でした。

第1話が2時間スペシャルだったのもびっくりです。(厳密には4話までをつなげたみたいです)
制作側の力の入れようが伝わってくるし、かなり期待しながら視聴しました。

作画良いです!
雰囲気もすごくいい!
良く書き込まれてるしよく動いてるし、音楽も雰囲気にあってて◎です♬
キャラの声もあってると思いました。
ドライなフリーレンも、優しそうなヒンメルも、茶目っ気のあるハイターも、渋いアイゼンも、原作のイメージのままでした。

原作ではセリフがない細かいコマが結構あって、それが作品の味にもなってたんだけど、アニメではその雰囲気をどう表現するんだろうと思ってたら・・すごい、作品の雰囲気そのまんまの再現してていい意味でびっくりでした。

作中のセリフも味があっていいんですよね。

これは今期アニメではかなり期待できそうで、とても楽しみです♡

アニメは連続2クール全28話ということで、原作最新巻まで行きそうかなと思ってたけど、8話で原作2巻のペースだとどうやら7巻あたりで終わりそう。でも1級試験編楽しみです♪

以下、印象に残った話の感想です。

6話「村の英雄」
{netabare}必要なものは覚悟だけ。必死に積み上げてきたものは裏切らない。
フェルンの言葉だけど、これって私たちの普段の仕事とかにも言えることだなぁって。
覚悟ってのは大げさかもだけど、仕事に対する気持ちとか心構えって大事なのは同じなのかなって。
ジャンボパフェのシュタルクとマスターのやりとりが好きです♪
ギャグにしようと過剰な演出とかしなくて、会話と音楽などの雰囲気だけでクスっと笑えたり。こういう演出好き。
会話の間もいい。フェルンとシュタルクのやりとりも好き。{/netabare}

9話「断頭台のアウラ」
{netabare}すごい!
これ原作超えてると思う。
漫画だと止め絵の連続を読んでる読者が脳内補完しているわけだけど、それ以上の演出・動きが素晴らしいです。
「ヒンメルはもういないじゃない」
魔族と人族が決して分かり合えないことがわかる、原作でも印象に残るアウラのセリフでした。
「戦士は最後まで立ってたやつが勝つんだ」
アイゼン相変わらず渋いし、震えながらも決める時は決めるシュタルクもかっこいい。
フェルンも天才の片鱗見せましたね。
次回はゼーリエ初登場になるのかな?どんな声なのかちょっと楽しみです。{/netabare}

11話「北側諸国の冬」
{netabare}前回感想で、次回ゼーリエ初登場とか書きましたけど、勘違いしててまだ先みたいですね。
9話みたいなアクションシーンすごいのもいいですけど、今回みたいに止め絵を効果的に使ったりするところも緩急あって良い演出だと思います。
自分の"偉業"を覚えてくれている人が誰もいないから、女神さまに褒めてもらうんだと話すクラフト。
でもフリーレンは昔同じようなやりとりでハイターに褒めてもらったから大丈夫と返すんです。
フリーレンの中でハイターもヒンメルも生き続けている・・
私が葬送のフレーレンという作品が好きなところはこういうところなんですよね。
自分の偉業を語らず、静かに別れていくクラフトの描写も味わいを感じます。
あと、何かとジャンボパフェが回想に出てくるシュタルクが可笑しいw{/netabare}

17話「じゃあ元気で」
{netabare}今回から第2クールに入ってOPがヨルシカに変わりましたね。
シュタルクとフェルンのやりとりが自然で微笑ましくて好き。
12話で雪の中倒れたフリーレンを抱きかかえようとするシュタルクを嫌がって自分がおんぶするフェルンとか。
些細なことで喧嘩する二人。その原因も仲直りの感じも見ててあるあるーって思ったw
ザインのもう付き合っちゃえよ!!に笑った。。でもいいお兄ちゃんキャラだなザインって。
あっさりしたお別れだったけど、また再会もあるような気がします。
ED変わらないといいなって思ってたけど、そのままで良かった。絵もだけど歌も2番に変わっててこちらもなかなか良いです🎵
次回からいよいよ一級魔法試験編がはじまります。原作読んでたときも好きな話だったのでとても楽しみです!!{/netabare}

18話「一級魔法使い選抜試験」
{netabare}この話から一気に登場キャラが増えるんですけど、魅力的なキャラが多いので動いてるところと声優さんがどんな演技をしてくれるのかとても楽しみです♡
すごい魔法使いの証だった「聖杖の証」を知っている人がほとんどいなくなってしまった時代。
「でもフリーレンがすごい魔法使いだったことは僕たちが知っている・・」
ヒンメルからの言葉に「でもすぐ死んじゃうじゃん」と返したフリーレンだけど、同じ言葉をフェルンから言われて「そうだね」と頭を撫でながら返したところにフリーレンの気持ちの変化がわかる、いいシーンでした。
ラヴィーネとカンネがいつも喧嘩してるのに、息がぴったりあった魔法の連携ができている、その意味もフリーレンは学んでいくんでしょうね。{/netabare}

21話「魔法の世界」
{netabare}ゼーリエ登場!!
声は思ってたより低い感じでしたけど、聞いてくうちに慣れるんでしょうね。
今回も原作に沿った展開ではあるけど、バトルシーンや結界を破るシーンなどなど、アニメならではの演出がとても良くて、デンケンの殴り合いじゃぁぁぁ!!の名シーンもとても良かったです。
私も原作でデンケンのこのシーン読んで、彼が好きになりました。。
次回は2次試験前のつかの間の日常回ですけど、各キャラの交流シーンが良いので楽しみです♪{/netabare}

22話「次からは敵同士」
{netabare}個人的には今回みたいな何気ない日常回の良さがこの作品の醍醐味だと思ってます。
それぞれの登場人物の人柄などが垣間見えたり、キャラ同士のやりとりが面白かったり。。
第一次試験のパーティーって一時的なものではあったけど、そこから生まれた関係がいいですね。
カンネやラヴィーネたちと部屋で女子トークしてるときのフリーレンの嬉しそうな表情がベストショットでした。{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 49

71.5 2 2023年度の騎士アニメランキング2位
ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (210)
657人が棚に入れました
「首が…ある!? 幼く…なってる!?」 大国・ティアムーン帝国で“わがまま姫”と蔑まれた20歳の皇女ミーアは、民衆の革命によって断頭台で処刑された。 はずが、目覚めると12歳の頃にタイムリープしていた! どうやらここは、やり直しの世界――彼女の枕元に置かれていたのは、処刑される前に自らが綴った血染めの日記。 第二の人生を歩み始めたミーアは、帝国の立て直しを決意。 帝国の未来のため? 民衆を飢饉から救うため? 内戦により命を落とす多くの兵士のため? じゃない! すべてはギロチンの運命を回避するため!! 「こ、これぐらいわたくしにかかれば簡単ですわ!」 小心者で、保身上等&自己中最強のポンコツ姫が、自分のために大奮闘。わがまま姫様の行動がまさかの奇跡を巻き起こす、歴史改変ファンタジーが始まる。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

今期のダークホースでしたわ~♪

[12.29見終わって]
とっても面白かったですわ♡
自分ファーストが揺るがない帝国の叡智ミーア姫の活躍?に毎週とても楽しませていただきました♪
途中で原作のラノベも気になり、読み始めたらこちらもとても面白くて最新刊(15巻)まで読んじゃいました。
アニメは第1部まででしたが、原作は第8部まであって、ぜひアニメ2期やってほしいですけど第2部はたぶん2クールは必要なお話だと思うので難しいかもです。。
とはいえ物語としては第1部は序章でここからというところなので、キノコミーアをアニメで見れる日を待ちたいと思います。

[初回感想]
革命が起こりティアムーン帝国のミーア第一皇女は3年の幽閉を経てギロチン処刑された・・はずがなぜか8年前、12歳の頃の自分に戻っていて・・で始まる物語。

原作は小説家になろうで投稿後、書籍化されたライトノベルでコミカライズもされているようですが未読です。

これも悪役令嬢ものにはなるんですが、いつものゲームなどの世界に入るんじゃなくて、世界はそのままで過去にタイムリープして人生をやり直す感じで進みます。

旗もった人とかギロチンとか、フランス革命思い浮かべますね。
最初にシリアスシーンを持ってきたのは良いと思いました。
これ見せることでミーア姫が必死に回避しようとする気持ちがわかるし感情移入できるから。

基本、明るいコメディタッチでテンポ良く物語は進むんですが、たまにじんわりするシーンもあったりしてそういうとこも好きです。

ギロチンを回避するために必死に頑張るミーア姫は、いい人ではあるんだけど打算的というか自分のために頑張るところもいいw
そんなミーアの行動に勘違いしてどんどん株が上がっていくところはベタだけど面白いです。
あとミーアの変顔もいい味出てますw

OPがノリが良くて作品の雰囲気にすごーくあってます♬ですわ、ですわ、ですわ~🎵が耳に残りますねー。好きです♡
EDもいい歌でこちらも好きです♪

今期は面白い作品が多いですけど、これはダークホースになるかもですわ♪

以下、印象に残ったシーンです(不定期更新)

1話「断頭台から始まるお姫様」
{netabare}ミーアのお世話を最期までしてくれた優しいアンヌを思い出して専属メイドにするところ、ちょっとじんわり。{/netabare}

3話「ミーア姫、種をまく」
{netabare}アンヌの脳内会議が可笑しい。。はめふらはそれぞれ意見があったけどアンヌのはみんな同じ意見なのがw{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 26

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

個人的ダークホースのようです!(2話まで視聴して)。

原作未読です。

>2話まで視聴して
1話ではタイトルどおり、断頭台から始まりましたね。。
・・ってか、そんなネガティブで長いサブタイトルつけるこだわりは何?w。
個人的には「ティアムーン帝国物語」でいいような・・。

さらに1話でそれをちゃんと守ってるなんて、・・なんか真面目ですね^^。

断頭台から始まるアニメとして思い浮かぶのは、やっぱルパン劇場版マモーですよね♪。
あっちはクローンうんぬんネタでしたが、本作はなろう転生モノですね。


・・ってことで、「どうせ量産型なろうアニメなのかな?」と早々に切るつもりでしたが
全ての要素が、意外に丁寧で上質な仕上がりに感じられて、切るタイミングなくしてしまいましたw。

シリアスがベースのハズなのに
キャラ個性の明るさや、やり取りの軽快さ、間の上手さが秀逸で
全体的に、前向きな明るいストーリーに感じさせられてしまいます^^。

さらに、キャラデザイン&作画もとにかく素晴らしい!!。

声優さんも、セリフ1つ1つの匙加減が絶妙に感じられます♪。

継続視聴確定ですっ。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 12

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

12話最終回視聴。なんか思ってたんと違う()

2023年10月時点でシリーズ累計部数は170万部を記録している大人気作品。

サムネ見る→٩( 'ω' )و→視聴開始→!?((((;゚Д゚)))))))→(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)→ε-(´∀`; )→(´・Д・)」→視聴継続!

分かりにくいがアニメ初見勢はこうなる人もいるだろうw

主人公断頭台で処刑される!
サムネ見る限りでは女の子のキャッキャうふふの物語だと思っていたらコレw

タイムリープか死に戻り作品と思ったら、作中で自分に転生とか言ってるので転生なのか?
転生後はサムネな感じで見やすいとは思ったが、過去の牢獄時代の描写が結構あったので鬱要素もある感じはした。

物語冒頭、正直可哀想だと思ったんだよ…。
観ていくうちに察した()主人公がやらかしていた…。

何をやらかして断頭台で首を斬られるまでに至ったかは分からない。
何となく察しはつくような気がしないでもない。

投獄され3年ほど牢獄で暮らしていた主人公。
獄中での暮らしは兵士2人が持ってきたカビたパンと吐くほどのスープを食べ、飲んでるシーンが(実際はスープを口に無理矢理入れられている)
その他の何かされている描写が無いので安心?して観れるとは思った。
まあ主人公目が死んでるけど…。

主人公は自分が断頭台に送られない為だけに奔走する物語。
国の問題を解決してく感じはあったが元々の性格がアレなのでどうなるかが分からない…。言えるのは3年間の獄中生活の影響はかなり大きい。多分大丈夫だとは思うが果たして。
今後の展開がどうなるかが楽しみな作品ではある。

2話視聴。
展開早いなぁw飛ばしてる感ある。
聖女呼びしたの笑ったw落ちるの早いなぁ(トオイメ
過去回がアレすぎてウルっとした場面あったよ()
やらかしてるんだけど、それでもとにかく過去回が重い…。
それを軽く話してる部分もあるので余計にね。
やはり3年分は重い…。

2話観て思ったのは、やってる事はいつもの異世界転生物なのでなろう嫌いなら無理だろうね。

個人的にコレなら最後まで視聴継続かな。

5話まで視聴。
何を言いたいとかいうと、お弁当作りが天元突破!!ハードル上がっちゃったよw
三人寄れば文殊の知恵!で何とかなるのだろうか?まあ何とかなってしまうのだろうw
あれはもしかしたら恋なのかもしれない…!この子にルートに入ったか?
そしていつも通り自分の事しか頭にない主人公でした()

個人的にこのアニメはOPは曲が好みなので飛ばさず聴いてます。
曲最後の変顔もずっと見てられるの良き…!

7話感想。
実は…主人公の愛馬に送った香水でしたとさw
「あっぶねぇw」ワロタwどこから声が出てるのかw素が出てる気がしたのは気のせいか?

今回は色々やらかしてんなと思ったら…狙ってやってたらしい。全部が全部では無かったがw
何処かでそんな事を聞き見直して見たら、なるほど。とはなったけど個人的には分かりずらかったかな?

最近の話しは王子との恋愛話しが多くてちょっと…とか思ってたけどやっと話しが動いた感じで面白い。次も楽しみ。

8話感想。
主人公を処刑台にやった本当の黒幕が明らかになったでいいのかな?
アレが消えたのは本人が対象から外れ、別の対象に移ったとか?
て事はアレもその人のとこにかなぁ。消滅では無いよねたぶん。

ただ言えるのはあのセリフを見るに一時的にが正しいかな。
難しくなったもんね。今度は外側から崩してくのかな?
…結局戻っては来るんだろうね(トオイメ

謎が謎を呼ぶ展開で期待が高まるね!イイね!

12話最終回感想。アニメの何時ものこの幸せがずっと続くと良いね!エンド!

最終回付近観て思ったのはコレじゃ無い感が強かった。

過去に獄中生活してた鬱回想が結局最初の数話だけだったのが残念。
コレがもうちょっと強かったらなぁと。
たまに思い出す場面はあったけどコメディ色が強かったのがね…。
個人的にこれ目当てだったと言っていい。

最初のインパクトで引き寄せられてみたら最終的に何時ものなろうで微妙でした。
うーんホント惜しい作品だよなぁ…。
ただ、アニメでカットして微妙になったかもだし一応マンガ見てみるかな。

そして最後があの感じだと2期は期待は出来ないかもね。

終わり。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 3

68.2 3 2023年度の騎士アニメランキング3位
聖女の魔力は万能です Season2(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (144)
499人が棚に入れました
ある日突然「聖女」として異世界に召喚された20代の会社員・セイ。元々の植物好きを活かして薬用植物研究所で働き始めるが、仕事人間ゆえの生真面目さに“聖女パワー”が加わり、セイは効果5割増しのポーションを次々と作り出す。 さらに、魔物討伐では凄まじい威力の浄化魔法を発動し、セイの評価は爆上がり!「聖女」であることも正式に認められ、スランタニア王国の救世主として、人々の尊敬を集めていく。 そんな彼女を見守り支えてくれるのは、研究所のヨハンやジュード、宮廷魔道師団のユーリ、そして、互いに惹かれ合いながらも、いまだ恋人未満な“氷の騎士様”アルベルトだった。 王国の最重要人物となってからも相変わらず研究三昧なセイだが、アルベルトとの仲は少しずつ深まって、恋模様にも新たな展開が――!?
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは令和版「『OLの教祖』岡村孝子」

【レビューNo.125】(初回登録:2024/5/26)
ラノベ原作(なろう発)で
・第1期:2021年作品。全12話。
・第2期:2023年作品。全12話。
最初はタイトル切りしていましたが、何かの拍子で視聴したら意外と面白く、
2期はリアタイで観ていましたね。

(ストーリー)
スランタニア王国では数世代に一度、国が瘴気に覆われ魔物が大量発生する
時代がやって来る。
今回もこの国難に対処すべく、魔を祓う力を持つ「聖女」を召喚すべく伝説
の儀式を行った。
そして召喚されたのが小鳥遊 聖(セイ)と御園 愛良(アイラ)の二人の日
本人であった。
しかし王国の第一王子カイルはアイラしか目に入らず、彼女だけを聖女とし
て扱ってしまう。
そして無視されたセイは行く当てもなく、「薬用植物研究所」にて研究員と
して、異世界ライフをスタートさせるのだった。

(評 価)
・これは令和版「『OLの教祖』岡村孝子」
 一部のネット民からは
 「BBAを召喚して何が面白いねん?!」
 と酷い言われようでしたが、主人公セイは日々仕事に追われるOLで、
 ・異世界に召喚されてしまうも、持ち前の前向きなキャラで人の輪に囲ま
  れなから、(現実世界から解放され)異世界ライフを満喫
 ・「聖女の力」でお約束の「また私なんかやっちゃいました?!」展開も
  仕事は充実してやりがいあり
  また魔物討伐でも活躍、「本物の聖女様」として国中から認められる
 ・当然周りはイケメン揃い、そして騎士団長ホーク様との恋模様
 まあ”女性版なろう”要素テンコ盛りという感じですね。
 
 個人的には昭和末期~平成にかけ、OLへの恋愛や応援ソングで人気を博し、
 「OLの教祖」と崇められた”岡村孝子”が思い浮かびましたね。
 「OLの教祖」の系譜は”今井美樹”や”古内東子”へと受け継がれるのです
 が、今ではアニメが一般に認知されたので、その辺の役割は(歌より)
 こういったアニメ作品が担っているのかなっと。

・やりがいがあり、ストレスフリーな優しい世界
 本作から受ける印象ですが、原作者は自身の経験から
 ・仕事のやりがい
 ・人間関係のストレスフリー
 を意識して執筆されたのかなっと。

 ・仕事のやりがい
  セイは異世界でも仕事人間ですが、「男性版なろう」って割と
  ・「俺tueee」で自分がチヤホヤされたい
  的な部分が目につきますが、本作は
  ・自分の”仕事ぶり”が他人に必要とされている
  ・本当に必要なことに注力して報われることにやりがいを感じる
  という方向にベクトルが向いているのかなっと。

 ・人間関係のストレスフリー
  本作の一番の特徴は、”嫌なキャラ”がほぼ出てこない点ですね。
  ・同僚や関係する騎士団、ゲストキャラはみな好意的
  ・上の者たちはセイを守るために奔走してくれる
  ・女性ならではのドロドロ感も希薄
  ・そして恋愛運も順調で視界良好
  ・唯一の不快キャラは、”聖女召喚”でセイを無視してその後も難癖を
   つけてくる第一王子カイルだが
   {netabare}→ 実は無理やり召喚したアイラを守るために道化を演じていた
   と上手く処理されている{/netabare}
  という感じで、寧ろ不自然なほど優しい世界が描かれています。
  
 そもそものセイのキャラ造形が
 「同じ職場で働きたい人」
 というコンセプトらしく、やはり原作者のOL経験を踏まえ、思うところを
 物語に落とし込み「理想の世界」を描いているように感じましたね。
 (この辺りが癒し(?)的なエンタメとしてきちんと昇華されている点が
  本作一番のウリですかね・・・知らんけどw)

上述のように狙いは非常に明確な作品ですね。そういう意味ではターゲット
層の支持を集め、アニメ化まで至ったのはまま納得ですね。
ただ個人的には
・主軸の物語しか描いていない感じで、厚み等の創り込みが弱い
・毒気のようなスパイス成分が足りていない
という感じで、2クールの尺で描いた割には少し物足りないという印象ですね。
しかし
・主人公セイは共感しやすいキャラ
・理想的で綺麗な世界観なのでストレスフリーで楽しめる
 (また原作者の作品に込めた思いにも共感できる)
・ピュアラブストーリーも綺麗に完結させてくれる
なので、かなり視聴しやすい作品ではあります。
”異世界版少女漫画”的な要素も強いですが、男性でも結構楽しめるように
思います。

OPは結城アイラで
・第1期「Blessing」→聖女感あるよなあ
・第2期「Semisweet Afternoon」→溢れ出る恋心が隠せない
この方は存じなかったのですが「才能あるなあ」と共感。

(追 記)
レビューを書きながら「『OL』ってもう死語じゃね?!」って感じたので
一応調べてみたら
・世間的にも死語いう認識はある模様
・しかしその代わりの言葉が
 ・「女性会社員」 → まあそりゃそやなw
 ・「キャリアウーマン」→「バリキャリ」「ゆるキャリ」
  → たしかに聞いたことはあるが、日常的に使ってないよな?!
正直あまりピンときませんでしたね。
男女に拘らず「会社員」が一番無難なんですかね。
レビューの方は『OLの教祖』に合わせて『OL』表記にしておきますが。
まあセイについては「バリキャリ」という言葉がピタリとハマりそうなw

投稿 : 2024/09/28
♥ : 16

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

12話最終回視聴。恋愛物の理想的な終わり方。

2021年12月時点で電子版を含めたシリーズ累計部数は330万部を突破している大人気作品。
情報が古いな。
1期は視聴済み。

1話見た時はアレ作品違くねってなったw
ここまで戦闘してるの初めてじゃ?と。
まあ1期観てる側としては無くはないか?とは思ったけども。

その後はまあ恋愛よりで微笑ましい、遠くから眺めていたい2人のいつもの関係性が良い。
1期こそ何時もの異世界物で頭がおかしいキャラが居たものの、居なくなってからは見やすくなった。
コレ系の作品見ると大体が出て来なくなる、もう1人の聖女と言われた女の子。
このもう1人の女の子も主人公、友人と普通に交流してるのが良い。親友以上な感じもね。
異世界物だと結構新鮮な感じがする。
お母さんwまあ同意w

そして恋愛のいく着く先はそこ。聖女側で選べるのは良いね。
そして油断してはならないキャラが確かに居たがアレはどうなんだろうw
少なくとも主人公にその気は無いだろうと。
同じく、お兄さんだと思ったらお父さんだったの笑ったw

安心して微笑ましく観てられるけど無双見たい人だと切るかもね。
個人的には恋愛作品としてオススメかな。

12話最終回まで視聴。コレでホントに終わりで良いのかな?
思ってた人は多いだろう…いい加減くっつけよ!とw
前に主人公が話していた事を覚えていて実行するって凄いなぁと。
今回のは聖女としても理想的と1期から観てる人は結構いるんじゃないかな。

噂のあの人は結局アレだったしwただ全くその気がなかったのか?は気になるけどね。
最後のはホント…目を輝かせてる子どもだよねあれはw
いくつか気になったのは耳打ちで何を言ったのか?何故あの人はガッツポーズをしたのか?
ガッツポーズにも関してはもしかしたら1期でやってたかもだが忘れたw

うん、これなら満足です!終わり。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

セイちゃん、おめでとう♪

なろうの原作未読。異世界召喚物だけど、これ、書いた人きっと女性よね?最終回はホーク様に告白してもらえるところでぐっと来たわぁ♪

それで悔しいんだけど自分がやっぱり女だって思わされた作品。これ見てて楽しかったし、セイちゃんとも友達になりたい!って思った

私は、なろう、ラノベ、少年漫画のありきたりな設定でも女性に対して失礼な表現がない限り抵抗は無いし、バトルロワイアル、転生、俺Tueeeeの無双物とかなありがちな展開も割と見ていられる。だけどこの作品、ずいぶんと傾向が違って昔の少女漫画を読んでる気になった。それが心地よかった

まず、セイちゃんはかなりの無双ぶりで、物語を通じて召喚相手の国に現れた瘴気をほぼ一人で浄化してしまうほど。思い人のホーク様が危険なことになればその力はさらにマシマシ

と、なろうありきたりな無双物な部分はそこまで。そんなすごい能力があるのに本人としてはお役に立ててなにより。そんな能力を使って無双するよりも、周りから感謝される、研究所や兵士たちとよい関係を築いていけていることに重点が置かれているように感じた

それに彼女は感謝されようとして自分の能力を使ってるわけじゃない。良いことをしたら結果的に報われるって感じ。聖女の力だって、ホーク様を思う心が力の源になってる。その点が、あざとさが無い分だけ彼女に好感を感じるところ

無双ぶりと言えば、彼女、恋愛においてもかなり無双だと思う。周りはみんな美青年で、セイちゃんに好意を抱いているのは明白。これが男の人向けの話だとハーレムになっちゃうんだよね。でも、無理にぐいぐい押し付けてくるめんどくさい男はいないし、柔らかにセイちゃんとホーク様を暖かく見守ってくれてるって感じ。そうよ、気になる一人といい関係になって、それ以外からの男女問わずに友達みんなに祝福されたらそれでいいのよ。この点が男の人向けの話と絶対に違うよね

あと見ててストレスが無かったのが、意地悪なことを仕掛けてくる悪意ある人たちが居ないこと。しいて言えば最初のシーズンに出てきたカイル王子がトラブルメーカーだったけど、勘違いで悪意があったわけではない。一緒に召喚されて能力がなかったアイラちゃんとも友達になってお茶会してるくらい。そして召喚してきた王家の人たちも、瘴気の危機が去った後のセイちゃんを心配してくれてるような人達。ほんと、悪い人が居ないお話

そして、国から大半の瘴気を取り除き、最後はセイちゃんの婚約話に入った部分。あはは、まさか自分でもこの部分にはまるとは思ってなかったけど、セイちゃんとホーク様の中学生みたいなやり取り見ては、もっとちゃんと態度にしめすのよ~、とアドバイスをあげたくなる始末w

こんな感じで女子受けする要素を全部詰め込まれた感じ。もっとも、女の望みは地位のある高身長の美青年との結婚なのかい~!!!とか思い抵抗感がなきにしもあらずだったけど、最終回まで二人の関係をドキドキしながら友達として応援していた自分は否定しようがないわね

いずれにしろ、ずいぶんと楽しませてもらったアニメでした

投稿 : 2024/09/28
♥ : 6

69.2 4 2023年度の騎士アニメランキング4位
最果てのパラディン 鉄錆の山の王(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (113)
380人が棚に入れました
死者の街を出てから二年が経ち、ウィルは数えで17歳になっていた。領主として「灯火の河港」を発展させ、徐々に「獣の森」には人々の営みと笑顔が戻ってきた。しかし、季節外れの花が咲き乱れ、森の異常が発覚する。この問題を解決するべく森の奥に向かったウィルたちは、森の王から不吉な予言を受ける。「鉄錆の山脈に、“黒き災いの火"が起こる。火は燃え広がり、あるいは、この地の全てを焼きつくすであろう」滅びしドワーフの都である「鉄錆山脈」に眠る災いとは…!? 新たな出会いと共に再びウィルたちの冒険が始まる!
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こういうのが見たかったんです!!

2024/01/21 初投稿

久しぶりに視聴を終えてすぐに、感想を書きたいと思うような作品でした!

感情の爆発や
わちゃわちゃ騒いだり、笑いの要素もありません
お色気(死語?w)要素は皆無です
むしろ2期を終えても相変わらずヒロインすら不在です

まあ、地味って言えば地味なのかも^^;

作品の大半は静かな会話や思考で進んでいた印象です
でもそれがいい
言葉一つ一つに深さや重み、登場人物の信念などが感じられます
しかも、鼻につくようなことも無く
ウィルは誠実で
自分の強さを鼻に掛けるでも無く
その力をみんなのために使おうとしていきます。

終盤もちろん強敵との戦闘があり山場となるのですが、流石にそこでは叫び声とかもありますが、戦闘自体が必要最低限必要以上に引っ張ったりせず必要最小限むしろあっけない位の印象もありました。
{netabare}ただし、一度倒したかと思ったけどやはり違ったって言うのは、1期でもあった二番煎じにも感じました^^;{/netabare}


ところでこれって原作「なろう」だとか
セリフの味わい深さとかむしろ純文学のイメージに近く感じます
「なろう系と一括りに侮ることなかれ」ですね!!

しかもこれってなろうの中でもテンプレ中のテンプレ異世界転生物ですよね?(2期ではほとんど転生の設定は生きていないような気もしますが・・・)

何故これほどの作品が異世界転生ものなのか?
やはり人間誰しも人生いくつもの後悔を抱えて
「あの時ああしておけば・・・」という思いがあり
人生をやり直すという設定が心の琴線に触れるのでしょうか?
ウィルも1期では前世の自分への後悔の思いを抱いている描写が時折描かれていたような記憶があります。

ところでウィルの設定17才と言うことで、それにしては人間できすぎているよなと若干嫉妬を覚えたりするのですが・・・
転生前の人生を含めると精神年齢はかなりプラスされるのでしょうね
そういった意味で、根底では転生の設定が生きているのかも知れません。

まとめると、
全体的に地味なので好き嫌いは分かれるでしょうが

投稿 : 2024/09/28
♥ : 15
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

丁寧な世界観が心地いいハイファンタジー

[12.28見終わって]
面白かったですよ♪
異世界ファンタジーが溢れてますけど、ファンタジー風味やなんちゃってファンタジーがほとんどで、こういう真面目にファンタジー世界を描いてくれてる作品は貴重なのかなと思いました。
世界観が丁寧でしっかりしてるところは高評価でした。
エルフやドワーフの性格の違いや、精霊を使うエルフの呪文、魔法を唱えるときにちゃんと字幕が出たり・・
キャラが話す言葉も独特の言い回しが多かったりして、字幕があったらいいなと思ったり。。でも雰囲気好きです。
ドワーフの王の末裔ルウの成長物語でもありましたね。最終話ではいい表情してました。
調べてみたら原作の第3部まで今回アニメ化されて、第4部もあるみたいですけど、後日談的なショート集みたいです。
機会があれば読んでみようかな。

[初回感想]
3人の不死者(アンデッド)に育てられたウィルが成長し旅立ち、最果てのパラディンと呼ばれる英雄になるお話。
これは2期になります。

世界観や人物相関の把握・理解のためにできれば1期からの視聴をおすすめしますが、2期から見ても楽しめると思いますので、試しに2期を見て気に入ったら1期を後追いで見てもいいと思います。

原作は小説家になろうで連載され文庫化されたライトノベルになります。
実は主人公は転生したみたいで、俗にいう異世界転生ものではあるんですが、同系統の他の作品よりもファンタジーの世界観がとても丁寧に描かれていて好感が持てます。

一方、世界観にこだわった結果、独特の言い回しがあったり雰囲気が地味だったりするところがあって苦手な人もいるかもしれません。

同時期にやってる葬送のフリーレンもハイファンタジーの良作ですけど、あれも結構落ち着いた雰囲気で好きなんですが、フリーレン好きな人にはぜひこちらも見ていただければなと思ったり。

個人的には良作だと思ってるんですがあまり人気がないみたいなので紹介も兼ねて感想を書こうと思いました。

1話「聖騎士と詩人」
{netabare}ウィルの声が変わりましたね。1期から2年たって声変わりしたそうです。私的にはこっちのほうが好みかな。
ウィルと吟遊詩人のビィのちょっとした冒険いいですね。
ビィの名もなき英雄の話、彼女が吟遊詩人になったきっかけ。いい話でした。ねーのよのしゃべり方もツボりましたw{/netabare}

2話「狂える森」
{netabare}デーモンや森の王のキャラデザいいですね。
相変わらず口が悪いバグリー神殿長wでも実はいい人なんですよね。
ハーフエルフのメネル。ウィルが亡くなった後も墓を守るって話、フリーレンを思い出しました。{/netabare}

3話「最後の王」
{netabare}くろがねの山に住んでいたドワーフたち。
デーモンとドラゴンに追われ、流浪の民となったドワーフの王の末裔ルウと最果てのパラディンの出会い。
ウィルの従者になるルウの決意の言葉とドワーフの老戦士ゲルレイズの若は死んだことと思うとの渋い言葉。
ん~。こういう真面目で渋い感じのファンタジー、いいと思います。{/netabare}

4話「勇気の意味」
{netabare}この作品、渋キャラ多いかも。
ドワーフのゲルレイズさんとか、寡黙な戦士レイストフさんとか。
レイストフさんの言葉も相変わらず渋くてかっこいい。
勇気とは何かと考えているうちはその答えは分からないだろうとか・・渋い。{/netabare}

投稿 : 2024/09/28
♥ : 17

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

地味で硬派でマジメなちゃんとしたファンタジー

一期に引き続き、マジメなファンタジーアニメ、派手さはないけど普通に面白くて、私は好きです
でもとにかく地味で無骨で硬派でマジメすぎて、イマイチ人気出ないのもわかる
主人公は仏様?ってくらいいい人すぎるし

迫力のある戦闘、驚くような展開、変わった設定、イケメンに美少女、ラブロマンス、サービスシーンそういったわかりやすい魅力は何もありません
でもそこがいいんですよ、作りこまれたハイファンタジーな世界観とキャラクター一人一人にしっかりフォーカスした丁寧な作りが好き

投稿 : 2024/09/28
♥ : 17

65.6 5 2023年度の騎士アニメランキング5位
私の推しは悪役令嬢。(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (118)
388人が棚に入れました
社畜OL・大橋零は、前世でプレイしていた乙女ゲーム『Revolution』のヒロイン・レイ=テイラーとして転生し、異世界での生活がスタート。 王立学院を舞台にイケメン王子たちを攻略する、夢のような乙女ゲームの世界。 しかし彼女の”推し”は、悪役令嬢・クレア=フランソワだった! 「私はクレア様が大好きです!!」 クレアのワガママも嫌がらせも、彼女にとってはむしろご褒美。 前世でゲームをやり込んでいたレイは、その知識と愛でクレアとお近づきになれるのか?

こま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

12話最終回視聴。展開的には微妙だったけど2人のやり取りは好きかな。

2019年の書籍化以来、韓国語・英語・ポルトガル語(ブラジルスペイン語・ベトナム語・フランス語・タイ語・中国語(台湾)と8言語もの翻訳版が出版されている。韓国語版の出版に伴い、初めて紙媒体の書籍化が実現した。
書籍の翻訳ってまた珍しいな。最近確認したのだとネギまくらいか?

2話まで視聴。
PV観たら好みの作品だったので視聴開始。
主人公の行動がひたすらに変態だが邪魔をしてはいけない場面では何もしていない。
一応考えてる感じ。ただ変態なだけでは無い主人公。
この感じの主人公好きw狂ってるようで狂って無い感も良い。

ただ1つ気になったのが魔法の試験で何故ワザと外したのか?
あの感じだと外しても外さなくても同じ結果になっていたとしか思えない。
外す事に何か意味があったのか?
ここはホントにスッキリしない部分。
攻略対象の好感度上げたく無いとか言ってたなそう言えば。
わざと外したのは試したのかな?

言ってる事も間違っていないし、この子の事を思っての要求も良い(ここギアス感ある)

脅してるような場面もあったが実際は分からない。
部外者が知らない事を知っているみたいなのが濃厚か。

これ系はホント好きw
主人公は自分の為だけに動いているようにしか見えない行動も多いwが実際は相手の為にだったのも多いみたいなのもね。
他に好きだったのは勇者をストーカーする女の子が主人公のマンガもあったw
察する人もいるだろうが強い。強いからストーカーが出来る!
あっちはどちらかと言うと眺めてる系だが必要な場面では関わる事もあったかな。
推しは遠くから眺めたい的な。

こんなのでいいんだよおじさん「こんなので良いんだよ!」

百合強めが無い限りは視聴継続と。

11話感想。
安い挑発に乗ってしまう主人公にビックリしたw
今までの事を考えると間違い無く煽ってたし、主人公もそれは気付いてたんだけどね。
流れ的には認めつつ、それでも私は推しである事を宣言でも良かったはずなのに…タイトル的にもね。
それにあの主人公の性格と冷静さ、頭の良さ考えるとちょっと…となるかなぁ。
元々そんな簡単に心が折れる性格してないしねw
相手のチートスペックも知ってたし勝てない事もね。
それなのにすっごく安い挑発に乗って戦う事になって結局負けるとかもうね()
まあ、この展開見飽きてるってのもあるけどあの流れでアレはw
相手は相手でやり過ぎな感あったけど試してる感じはした…けどアレもなぁ。

他の作品であったのは大好きだけどあくまで推し。
眺めてるだけ、近くで見てたいだけ、推しとは話したいとかね。
自分が結婚したいとかじゃ無く相手が幸せならそれで良い。これが全く揺るがない。
個人的にコレが良かったかなと。
他作品観てる影響はやっぱり大きいか。

12話最終回感想。
「見損なったよ。」いやあなたのせいでしょw
「君の所為だろ!」いやだからあなたの所為でしょw
何の為の決闘だったの?と言いたくなるんですがそれは()

「そんなことで諦めるのか?君の思いはそんなものか?」だから以下略()
主人公「あなたがそれを言うのですか?」それはそう。
主人公「私からクレア様を取り上げた!他でもないあなたが!」「君は逃げているだけだ。」
だから決闘() …勝ったからクレアは私のものだ!じゃないの?

諦めるも何も推しじゃなかったけ?破綻してない関係は他作品ならあるんだけどね。
なるほどね体の関係を持ちたいタイプかこの人…。好きになったのはクレアで2人目と。
流石チートスペック持ち。現在これ以上は無いと言われてるレアアイテムを手に入れてくる。

ゲーム知識を活かして主人公はそれ以上のレアアイテム探し。
ドロップ率0、5%wまあゲームならではだよね。
さあ狩りの時間だ!

今までのはそっちを手に入れる為か…。嫌がるところが好き!ドSでしたとさ()
違和感の正体はコレだったか…。にしてもやり過ぎだったよなぁアレ。
主人公でも絶対勝てないからねアレ。
「◯はワタクシの物よ!ワタクシの物を取らないで!」物扱い嫌がってたのは誰でしたっけ?
…オレ達は何を見せられているんだ?

そしていつものやり取り。
早く帰れ!痛いですwクレア様!好きです!
相変わらずなここは好きw

ちょっと疑われる主人公。レアアイテム見つけちゃったしねー。
悪役令嬢である以上クレアは必ず…。
そうならないように今まで出来る限りの事はしてたし。

最終回を観て。単純に好みの問題なんだろうね。
推しとは?眺めていたい、近くで見ていたい、話したい、友達になりたい、が好みかな。
恋人とか結婚は何か違うと思ってしまったコレを見て。
ただあくまで女性同士かな?男女であればそこまで気にならないかも。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 1

Rye さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この二人の絡みが最高に面白い

2話まで視聴しましたが、まず、主人公であるレイの頭のとち狂い具合が中途半端にイカれてるのではなく、振り切ってイカれているので、ここまで振り切るとここまで爆笑できるものかと思うほど、クレア様に対する言動が面白すぎて今のところ2話連続爆笑出来ています!
また、クレア様もクレア様で、悪役令嬢ではありますが、一つ一つの言動をしっかり見てると根っからの性格の悪いキャラでも無いため、見てて不快感も全くなく、ここ2人は声優さんの演技がとてもピッタリハマっていて良いなという印象です。
また、この2人のツッコミとボケや、会話のテンポが良すぎて、個人的にはギャグもとてもドツボにぶっ刺さっているので、今期1番笑っている作品です!
今のところ全然百合描写が無く、百合を期待して見た作品なのですが、良い意味で期待を裏切られたなと感じますし、別にここまで面白いならこの先百合じゃなかろうが別にどっちでもいいやって思えるぐらいとても面白い作品だなと個人的には感じています。
もしこの作品が合わない人かいるとすれば、レイの気が狂ったかのようにクレア様にグイグイグイグイ行きまくる所にウザさを感じるとかが1番要因としてあるんじゃないかなと思ってます。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 3

64.8 6 2023年度の騎士アニメランキング6位
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (265)
717人が棚に入れました
幼い頃から酷いいじめを受け、人生に絶望していた少年・天上優夜。 ある日、偶然見つけた『異世界への扉』を開いた優夜は、初めて異世界を訪れた者としてチート級の能力を手に入れ、驚異的なレベルアップを遂げていき……完全無欠な少年へと生まれ変わった。 さらに、異世界でのレベルアップは、現実世界にも影響を及ぼし始めて――。

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

チー牛無双

ニコ動で第4話まで見た。
これ、コメ付き動画やTwitter実況しながらだと恐らく今期最強。
それ以外じゃ、見続けるのもかなーりキツいんじゃないかな。
ゲームのようなキャラデザは好みが分かれるかもしれないが、美少女ぞろい
なので俺は好きだわ。
ただ、絵の動き自体はちょっとヤバめかも。
現実パートいらなくね?と思ったりもするが、そこを削ると道端に転がってる
ただの異世界なろうと同じになってしまうわけで.....う~ん。
とりあえず、ニコ動で追いかける限りじゃ今んとこ満点評価だわ(笑

・第10話
今期のアニメで一番笑えた回wwwww

投稿 : 2024/09/28
♥ : 1

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミルパンセ、努力の結晶ここに極まる

デブが異世界行ったらチートでレベルアップし超絶イケメンの筋肉ムキムキになって、現実世界に戻っても姿・能力そのままで現実でも無双、人生が変わったという作品。以上。
まー、タイトルが全部説明しちゃってるタイプのやつですね。
異世界転生してチート能力を手にする作品は無限にありますが、現実世界に行き来できる点が本作の特徴と言えるのでしょうか。
それにしたってテンプレにテンプレの連続なので普通に考えれば胃もたれします。
・・・・が、普通じゃないことに、そんな内容の作品なのに何故か面白いのです。非常に不思議なことに。

他サイトの評価の話になってしまうが、Amazonのカスタマーレビューは★3.5。
高いとは言えない評価で、そのうち★1を付けた人は30%を占めています。
まぁ、1話切りした人たちが大部分でしょうが、内容だけに目が行ってしまって楽しみ方を理解出来なかったのだと思われます。
たしかにこんなバカみたいなストーリーは、大筋だけ見れば問答無用で★1ですが、あえて自分が★3にした理由は、バカも突き抜ければ優秀に裏返ると感じたからです。
真面目に見るもんじゃなくてギャグとして割り切れば、究極のテンプレも悪いもんではないのではないかと、そう思いました。
「まさかそんなベタな展開をやるはずが・・・・うわ~!やりやがった~!」みたいにね。

一番記憶に残ったのは第4話で学校に暴走族が乗り込んできたところでしょうか。
現実世界だけど近未来的な学校に、急にバキの雑魚キャラみたいな暴走族が突入してきただけで大爆笑です。
で、ヒロインを救出しに4階から飛び降りる主人公で腹が捩れ、そんな超人に果敢に特攻してボコボコにされる暴走族でゲロ吐くほど笑うこと間違いなし。
…いや、言い過ぎました。失笑間違いなし…くらいに訂正です。
でもバイクが爆発したシーンは間違いなく声出して笑いました、自分。
そういう楽しみ方をするのが正解な作品で、これがストーリー評価を★1にしなかった理由でした。
主人公の声優が松岡だったのも良かったですね。このアニメの主人公にはピッタリな適役でした。松岡の当たり役なんていつ以来でしょうか?笑

そして最後になりますが作画が何気にめっちゃイイのです。
キャラデザが特徴的で動画にするの難しそうなのに最後まで丁寧に描き切りました。
なんと制作は"あの悪名高い"ミルパンセ。
『Wake Up, Girls!』『コップクラフト』で作画崩壊ならぬ作画放棄をやらかしたミルパンセとは思えないクオリティでした。
自分の中で近年最悪のアニメ制作会社と思い込んでいましたが、2021年の『蜘蛛ですが、何か?』も結構面白かったし評価を改めたいですね。
2022年は元請制作がありませんでしたが、この1年間ミルパンセが何をしていたのかが非常に気になります。
ひょっとして…本作を手掛けるのに1年を費やしていたって線はあり得るのでしょうか?
うわー!だとしたらなんかスゲー泣けます!!ダメと言われた子が一生懸命、時間を掛けて良いものを残そうと頑張ってたとかマジ泣けます!!!
そういうことを踏まえて、このアニメを低評価した人たちは本当に★1にして構わないのか、今一度考えてほしいですね。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こんな俺でも誰かの役に立ちたい、強くなりたいです。

この作品の原作は未読です。
個人的には2023年春アニメで一番キャラデザが好みでした。

キャラクター原案は、桑島黎音さん。
あまりにストライクだったので、他にキャラデザを担当したアニメがあるかとググってみましたが、残念ながら見つけられませんでした^^;

アニメでもキャラデザは綺麗だと思いましたが、実際に手がけられたイラストの美麗さは半端ありませんでした。
それを知ることができただけでも調べた甲斐があったというものです。

アニメーション制作会社は、ミルパンセさん。
これまで「てーきゅう」の第4期から始まり「蜘蛛ですが、なにか?」「コップクラフト」などを制作されてきました。
制作が2年で1作品くらいのペースですが、とても丁寧な仕事をする会社という印象を受けました。


異世界×現実世界。
レベルアップした少年は
2つの世界を無双していく――
人生逆転ファンタジー開幕!

幼い頃から酷いいじめを受け、
人生に絶望していた少年・天上優夜。

ある日、偶然見つけた
「異世界への扉」を開いた優夜は、
初めて異世界を訪れた者として
チート級の能力を手に入れ、
驚異的なレベルアップを遂げていき……

完全無欠な少年へと生まれ変わった。
さらに、異世界でのレベルアップは、
現実世界にも影響を及ぼし始めて――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

これ、ムッチャ羨ましい設定ですよね。
見た目が変わって超イケメンになったと思ったら、異世界でレベルアップしてその強さを現実世界でも有効なのですから…

しかも、主人公の優夜を演じているのが松岡さん。
そしてヒロインをあかりんと、かおりんが演じるという最強コンビ…
他にもあやち、千本木さん、くまちゃんにちゃんりなといったメッチャ豪華な面子で声優陣が構成されています。

物語は現実世界と異世界の日常を描いた作品…ということで良いのでしょうか。
まぁ、容姿が180度変わった時点で日常とは呼ばないのかもしれませんけれど…

男性ならきっと誰もが羨む最高のイケメンが織りなす物語。
兎に角キャラデザが綺麗なので、メッチャ見易い上、声優さんの力量との相乗効果で個人的には毎週の視聴が楽しみな作品の一つでした。

気になるのは続きですよね。
原作は既刊14巻まで発刊されているそうです。
絶対とは言いきれませんが、きっと原作のストックは残っていると思うんです。
それに、最終回も現実世界の学校に編入するといった、気になる展開のまま終わっちゃいましたから…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、月詠み(ユリイ・カノン)さんによる「逆転劇」
エンディングテーマは、スガシカオさんによる「ハチミツ」
オープニングの「逆転劇」は、今期のアニソンBEST10に間違いなく入るであろう名曲だと思います。
通勤途中の車の中で口ずさんでみましたが、歌うのは超難しそうです^^;

1クール全13話の物語でした。
しっかり堪能させて貰ったので、唯一の気がかりは続編がアニメ化されるかが現時点で不明なことです。
何卒宜しくお願いしますね!

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5

67.6 7 2023年度の騎士アニメランキング7位
解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (189)
644人が棚に入れました
「解雇ですか……?」 魔族で魔法が使えない無能といわれ、突然の解雇宣告を告げられた魔王軍の暗黒兵士・ダリエル(30代)。 故郷を追放され、偶然、森で助けた村娘・マリーカとの出会いにより、人間族のラクス村に流れ着く。 魔族ではパスできないはずの冒険者登録に受かってしまい、手のひらには人間族にしか使えないはずのオーラが宿る!? 駆け出し冒険者ダリエルとして、のんびりできないドタバタなセカンドライフがいま始まる。

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

超ハイスピード・スローライフw

2023/05/31 初投稿

今回も,何も考えず寝転がりながらのんびり楽しめるB級作品を求めて視聴しました。

最初からハードルが下がった状態で見始めるからでしょうか?
この頃「当たり」が多いように感じます。

この作品も予想以上に楽しめました。
というか,相当面白かったです!!

タイトルとは逆にダリエルのセカンドライフはハイスピードに展開していきます。
中盤6話は最終回でもいいのではと言うような展開が・・・前半の6話でここまで来るとはかなりハイスピードです。(マリーカのタックルはさらにハイスピードですがww)

とにかく全体的にスピーディーでドラマティックでした。

個人的には10話はかなり感動しました。
しかも,その後にさらに2話もあるとか,得した気分ですw

この作品に最高評価付けてる人はそんなにいないと思うけど・・・
大満足だったので★5つですw
最近評価甘過ぎでしょうか?f^^;

投稿 : 2024/09/28
♥ : 11

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

声の偉大さ

ストーリーはちょいちょい捻りがあって最後まで楽しむ事が出来た。
キャラ達もヘイト高めつつ...と良い味出してる人々のおかげで賑やか。

で、一番このアニメを完成させているのが主人公の声!
杉田さん凄いなー。銀〇や東〇七つのとかハル〇とか色んな個性的なキャラを演じても凄いのに、このアニメの頼りないけど温かく芯には力強さもあるユニークなキャラを素晴らしく表現している。

他の声優さんも豪華だけど、主人公との関わりがしっかりその立場の人間として綺麗にマッチしていて違和感も無く、言葉で言い表し難いけどすごくしっくりくる良いアニメに仕上がっていた。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 8

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

タイトルがビミョーかもしれないけど面白い!

よくある目をつけられて嫌がらせのように解雇される感じでスタートしますが、見ていくと面白い感じで仲間が集まったり、事件を解決したりと全体的に明るく楽しい内容です(´∀`)

誰かが死ぬということもなく、全て平和に事件は解決していくので、戦闘メインでもないですw
主人公の元暗黒騎士は実は元々メッチャ強かったけど、それが幾多のトラブルで顕になっていきますww

この手のアニメでは珍しくヒロインとしっかり結ばれ、子供も産まれますw
後半になっても、色々と各キャラの繋がりが判明したりと予想外な展開も良かったです( ˋ͈ ˙̫ ˊ͈ )

四天王で唯一、主人公を探していたドロイエというキャラが主人公に好意があったように見えましたが、後半一切登場してなかったので、残念でした(ˊ・-・ˋ)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 7

65.4 8 2023年度の騎士アニメランキング8位
英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (204)
637人が棚に入れました
自由を望んだ英雄王が、美少女転生して最強騎士無双!!!! 異世界最強 TS 転生ファンタジー! 女神の加護を受け『神騎士』となり、巨大な王国を打ち立てた英雄王・イングリス。 やがて年老いて天に召される直前、「国と民に尽くした一生では、自分自身の武は極められなかった。次の人生では、自分のために生き、限界まで鍛え抜いてみたい」と強く望む。 その願いは女神に聞き届けられ、遥か未来へと転生を果たした…… しかし、生まれた先は騎士の名家の『娘』!? そして何故か、騎士失格の烙印を押されてしまうが…… ――「むしろ好都合。出世をせずに最前線に居続けられる。実戦に勝る修行はない!」 幼馴染みであるラフィニアの従騎士として修練を積むために王立騎士アカデミーへの入学を目指す。 麗しき世界最強の見習い騎士♀の伝説が始まる――!

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

転生して…戦闘狂娘にw

異世界から異世界の転生です(*'へ'*)

英雄王は転生して戦闘狂の娘になりましたw
色々と1クールで語れない展開ばかりです。。
テンポが良いので見ていて楽しいのと、主人公が笑っちゃうくらい最強です( ・᷄֊・᷅ )フッ
一応、苦戦する強敵はいるんですが、その正体もハッキリせずお預け状態で終わります(´・_・`)

たまに遠目アングルになったりすると、メインどころのキャラでもモブ風の顔がない雑な仕上がりになりますww

投稿 : 2024/09/28
♥ : 3

64.0 9 2023年度の騎士アニメランキング9位
勇者が死んだ!(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (127)
429人が棚に入れました
剣と魔法、そして人類の敵として悪魔が息づく世界。 ちょっとスケベな農夫の少年トウカは、ある日自作の落とし穴に勇者シオンを落とし、殺してしまう! その事実を隠すため勇者の死体を埋めたが、翌朝トウカの体に異変が…!!? 落とし穴からはじまる、村人と美少女たちのちょっとエッチな冒険ファンタジー開幕!

63.4 10 2023年度の騎士アニメランキング10位
彼女が公爵邸に行った理由(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (110)
326人が棚に入れました
6ヶ月だけ婚約者のふりをしてください! 謎の死から目覚めた「凛子」は、マクミラン家の娘「レリアナ」として転生!? 突然、謎の死を迎えた「凛子」は、小説の中の富豪の娘「レリアナ」として転生する。 しかし、レリアナは脇役であり、近いうちに命を落とす運命だった。 レリアナを殺害するのは、婚約者である「ブルックス」である。そのことを小説のストーリーで知っている「レリアナ/凛子」は、彼との婚約破棄を目論む。 そこで彼女は王国の実力者である王位継承序列1位の公爵「ノア」に近づき、ある取引を申し込む。 それは「6ヶ月の間だけ婚約者のふりをしてほしい」というものだった。 果たして2人の取引で、彼女は死の運命から逃れることはできるのか!?
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

公爵が彼女に甘々な理由

最近増えてきた女性作者の異世界転生恋愛アニメ
ノアやキースやアダムがカッコ良かったしレリアナも可愛くてすごく面白かったです!
女性向けのシナリオだけど、BLじゃないし逆ハーレムでもないノーマルなラブロマンスなので男性でも楽しめると思います、謎や駆け引きも面白いけどそっちはメインじゃないと思う

最初は恋愛アニメってわかってなかったから、レリアナに都合良すぎない?そんなんでうまくいくわけないでしょって思ったけど
恋愛ドラマは細かい事を気にしちゃいけないんですよ、だって愛に理屈なんてないのですから
{netabare}
たぶんノア様は最初からレリアナの脅しはどうとでもできたけど、レリアナのことが気に入ったから契約に乗ってくれたんですよ、
私の勘違いで、実はそれも演技かもしれませんけど、はっきりノアの心情を描写せずにミステリアスな雰囲気で「ノアはどこまで本気なの?!」と想像させるところが上手いと思う

どっちにしろ、なんか全部ノアのてのひらのうえって感じでレリアナがぽんこつに見えてきました!

レリアナは契約上の関係とドライに見ているけど、ノアは無自覚なんだと思うけど、レリアナに少しずつ惹かれていってる
たぶん最初はちょっと面白いご令嬢だなくらいしか思ってないと思うけど、常にレリアナよりもノアの想いのほうが強そうに見えるんですよね

自分が罠を仕掛けたと思っていたのに、罠にかかっていたのはレリアナのほう
そう、ノアがレリアナに甘すぎるように見えるのは、転がり込んできた美しい令嬢をどうやって可愛がってやろうか?っていう勝者の余裕でした
レリアナは自分の容姿が美しいことは自覚しつつも、男性からの好意に鈍感すぎるんですよね、だから相手が自分に好意を向けている可能性を考えずに深読みしすぎちゃう
ぽんこつすぎてホントかわいい

ただの契約と言い聞かせながらもノアのてのひらうのえで、少しずつ公爵様に惹かれていくレリアナが可愛くて、でも進展しそうでなかなか進展しなくて
これ、話終わるの? 中途半端なところで終わりそう・・・って思ってたら最終回で酔って寝ているところにキスするノアが見れてとても素敵でした!
本当はちゃんと起きてる時にして欲しかったけど、それはまた2期のお楽しみってことですね
{/netabare}
2期、期待していいですか?

キースやアダムもとても良かったけど
とにかくノアがカッコ良くて、ミステリアスで何考えているかわからない思慮深さが最高でした!
イケメンで腹黒くて、主人公や王族・貴族との腹の読みあいが面白い
はめふらも好きだけど、やっぱりハーレムよりも一人、圧倒的に魅力的な人と結ばれるラブコメが好き(結末知らないのでこれからどうなるかわからないけど)

まだまだ陰謀の全容が見えてない感じだし、小説の主人公とか転生前の謎とかいろいろ気になることありますね
なによりもレリアナとノアが結ばれるところが見たいので2期期待したいけど、厳しいかなー?


【貴族社会がゆるいのが残念】
舞台は中世風なのに、18世紀くらいの王権が衰退したとか、産業革命?とか、19世紀末の石油産業とか出てきていつの時代なの?
それと貴族社会の爵位の差とか貴族と平民の身分の差とかがゆるいし、貴族らしさに欠ける人も多くて、世界観にこだわりは感じられません
細かいところだけどどうせ「こうなったらいいのになー」をカタチにするならそういうところもちゃんと妄想してこだわって欲しかった

投稿 : 2024/09/28
♥ : 16

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

続きが気になりすぎる!

これも転生モノです( ˙▿˙ )
普通の女子高生が小説の世界に転生する話ですが、最初に主人公の女の子が転生するキッカケになったビルからの突き落としの犯人は誰なのか。
相手の王子ノアの過去に起きた出来事など気になるところばかりです( ̄▽ ̄;)

これから面白くなるようなところで1クール終了です:(∩´。ω゜`∩):
基本的には乙女向けアニメでキュンキュンします( *´艸`)

投稿 : 2024/09/28
♥ : 0

68.3 11 2023年度の騎士アニメランキング11位
最強陰陽師の異世界転生記(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (212)
707人が棚に入れました
強いだけでは幸せになれない。たとえ、最強の陰陽師だとしても。 並ぶ者のいない天才と称された陰陽師・玖峨晴嘉は、朝廷からの裏切りにあい、命を落とそうとしていた。 次の生でこそ幸せになりたいと決意し、自ら生み出した秘術・転生の呪い(まじない)によって異世界に転生する。 そして、セイカという名と新しい人生を手に入れた。 「前世の自分に足りなかったものは狡猾さ、今世では上手に立ち回り幸せな生を手に入れる――――」 最強の陰陽術と強力な妖怪たちを従え、彼の進む先に待ち受けるのは、望んだ平穏か、それとも・・・。 いまだ誰も目にしたことのない、最強の陰陽師が挑む異世界ファンタジーが始まる。

ぼーちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

魔法世界と妖怪世界

よくある西洋魔法世界に和の国の妖怪や呪術をもってきて最強陰陽師主人公が無双するシチュエーションが好き。戦闘時の三味線や琴の音色、襖を使った映像表現もワクテカ。陰陽師の詠唱かっこよす。
前世で殺されたことを反省した結果、微妙にひねくれた独自の価値観を持つ達観した主人公なんだけど意外に人間っぽくて好き。(この声好きだなあ。)
ツンデレヒロインのアミュと主人公の奴隷巨乳イーファちゃん(8,9話でファン大幅増加)と、もう一人の青髪ヒロインメイベルの3ヒロイン+あやかし娘もどれもかわゆす。陰の実力者と並んで期待のアニメになりました。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 5

ポンゾ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

妖怪を召喚するシーンが良い

妖怪を召喚するシーンの演出がかっこいいです。コミカライズではなかった演出なので、アニメならではですね。一見の価値あり。
アンジェラのOPも作品にマッチしていて好きです。続きが気になります。

<見終わって追記>
クライマックス12話から最終話までも目が離せない展開。アニメ版はとくにクールなセイカだけどキレると一段と怖いんだよな。どうやら陰謀は根が深く、物語はまだまだ途中で原作も続いてますが、一旦区切りでキレイにまとまった最終話だったと思います。いやぁ、毎週面白かったです!2期を楽しみに待ちます。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 6

U-yan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テンプレアニメ+ひと手間。

魔法のある異世界に転生。最強ちょいハーレムですが、元最強陰陽師の主人公は魔力無しという設定。なんで最強かと言うと元最強陰陽師だから呪力がぶっ飛んでるという事。(魔力と呪力の違いはわかりませんw)
使役する強力な妖を使い最強でーす。ってアニメです。
最強すぎる事を恐れた朝廷に裏切られ死の寸前まで追い込まれた前世のようにならぬよう、この人生では目立たず良い人生を。と言いつつすご〜く目立ちますw
可愛いキャラデザ、有名声優多数で良かったと思います。しかし子安さんって忙しいよなぁ〜。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 3

70.0 12 2023年度の騎士アニメランキング12位
シャングリラ・フロンティア(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (216)
668人が棚に入れました
「クソゲー以外をプレイするなんて、いつ以来だろうな」 ディスプレイを使用するゲームが、レトロゲームに分類されるようになった、少しだけ未来の世界。 この世界では、最新のVR技術に内容が追いついていない、いわゆる“クソゲー”と呼ばれる作品が大量にリリースされていた。 そんな数多のクソゲーをクリアすることに情熱を捧げてきた1人の“クソゲーハンター”陽務楽郎。 彼が次に挑んだのはクソゲーの対極、総プレイヤー数3000万人の“神ゲー”『シャングリラ・フロンティア』だった。 集う仲間、広がる世界。そして“宿敵”との出会いが、彼の、全てのプレイヤーの運命を変えていく!! 最強クソゲーマーによる最高のゲーム冒険譚、ここに開幕!!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜

この作品の原作は未読です。
完走後にレビューを書こうとwikiをチラ見してビックリ…
原作は未書籍化ながら、2023年7月現在で881話まで執筆されているそうです。

普段小説を読まないので詳しいことは分かりませんが、1巻10話で換算すると、80巻分くらい発刊されていることになります。
相当なストックを有している作品、と認識して良いのでしょうか!?


数多の作品を生み出してきた小説投稿サイト「小説家になろう」にて、
2017年より連載中の硬梨菜による大人気WEB小説。

小説の書籍化を待たずしてコミカライズ化された本作は、
第47回講談社漫画賞の少年部門を受賞し、
「週刊少年マガジン」の読者アンケートでは史上初の四冠達成!

誰もが持ちうるゲーム体験を通じ、新感覚の冒険を描く本作は、
かつての思い出に浸る大人たちと、テクノロジーの最先端で生きる若者たちに、
新たな冒険の興奮を呼び覚ましている。

1人のクソゲーハンターが、神ゲーに挑む、至高のゲーム×ファンタジー冒険譚、開幕!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

「葬送のフリーレン」や「薬屋のひとりごと」の様な圧倒的強さを誇る連続2クールの作品が放送される中、個人的には本作品も相当頑張った作品だと思っています。

神ゲーム、クソゲームに関わらず、ゲームで遊ぶのは、それなりの金銭の出費を伴うことになります。
本作品の主人公であるサンラクは、これまで数多くのクソゲーをプレイしてきたとのこと…

そのクソゲーにいくら突っ込んだのかは分かりませんが、相当のお金持ちじゃなければそんな潤沢なプレイは出来ないと思います。
これは自分にも思い当たる節が…

最近ハマっているソシャゲのイベントで、ガチャを回すために気が付いたら結構な金額を課金していたんですよね。
カードの明細見て明らかに遊びの域を超えていたのにビックリ( ノД`)シクシク…
相当自分を戒める必要があると思っていたというのに…

まぁ、金銭の出費という下世話な現実は置いといて、サンラクはクソゲーをやり込んでプレイヤースキルを高めてきました。
この作品における「クソゲー」の定義は、どうやらバグがあることの様です。
バグがあるということは、未完成品なのでは…とツッコミたくなりますけれど…
個人的なクソゲーの定義って面白さが基準だったんですけど、ゲームの世界ではどうやら違っているようです。

ですが、サンラクのゲームスタイルは格好良いの一言…
ぺらっぺらの防御でスピードや力に全振りしているのですから。
このゲームの世界では防御は自身の能力で唯一補うことのできるステータスですから、自身を鍛えるのは理にかなっているんですよね。

また、サンラクはなまじゲームをやり込んでいるので、他のプレイヤーと同じルートを辿らないのも彼の魅力の一つだと思います。
まぁ、傍からみたら滅茶苦茶なんでしょうけれど、視聴する側のワクワク感は間違いなく跳ね上がりましたから。

加えて、日笠さん演じるアーサー・ペンシルゴンと、小市さん演じるオイカッツォと3人でユニークモンスターに挑んでいく構成も鳥肌が立つくらい格好良かったと思います。
サンラクは、とてもじゃないけど人間技とは思えない様な動きをしていましたが、人間の反射の限界を超えている様にしか見えませんでした^^;

後は、サイガゼロの想いが届くことを願ってやみませんが、そちらは未だ相当時間かかりそうですね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、FZMZさんによる「BROKEN GAMES」と、FZMZ feat. icyさんによる「Danger Danger」
エンディングテーマは、CHiCOさんによる「エース」と、ReoNaさんによる「ガジュマル 〜Heaven in the Rain〜」
ReoNaさんの楽曲が大好きで通勤中に聴いていました。

2クール全25話の物語でした。
本作品は既に続編の放送が決定しており、2024年10月から2nd seasonが放送されるそうです。
今度も2クールだったら全4クールもの大作になります。
きっとこれまで以上に見どころが満載なんでしょうね。
2nd seasonの放送が楽しみで仕方ありません。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/09/28
♥ : 12

こま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

エムルカワイイ!!

2024年1月時点で累計発行部数は650万部を突破している。
マンガアプリで最新話近くまで読んでます。

マンガそのままのアニメ化は嬉しいけども…これならナレーションはいらない。
なんでキャラネームをコレにしたのか?とかいらんです。
なんとなく察しはつくし、何ならマンガを読めばいい。
アニメだと分かりづらい部分の説明なら良いんだけど、ほぼ変なとこで入るので正直邪魔。

タイトルはシャングリラフロンティア、主人公の部屋の棚に2度とやらない以外にも…。
SAOと同じくフルダイブ型のゲームが現実で出来たらが詰まってます。
ゲームを本気で作ったら鬼◯ゲーになりました!が分かりやすいかなぁ。
あっちと違ってそれ系が無いのも見やすいかなと。

そしてヒロインらしき人物も出て来たけど分かりやすくス◯ーカー。
果たしてこの子は本当にヒロインなのか!?

個人的オススメ作品の1つです。


「もうどっちがモンスターか分からないですわ!」
「褒めてんのそれ…。」
「うん?」
「今後の計画を発表するぞ!」
「わー!パチパチパチパチ!」
「雑魚は全無視!」
「へっ?」
「狙うはエリアボス一択!以上!」
「計画言うわりに雑でしたわ…。」「おーっ!」
「沼地みたいに足が重くなりましたわ…。」
鉛筆王国!爆誕w

可愛いは正義!!
やっぱり声付くと良いなw相変わらず声優さんて凄いねホントw
ちなみにコレは人同士の会話では無いです!

最終話は最初声聞いた時はビックリしたけど、マンガ読んでる身としてはコレはアリw
アニメ勢は見た目と声の違和感凄まじいだろうけどw
個人的にはアレはいい終わり方だねw

終わり。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 4

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

漫画版既読。クオリティの高いアニメ化で満足

原作… はなろうではなく漫画版を既読。
なろうから書籍化を飛ばしてコミカライズした珍しい作品ですね。
他に同じルートを辿った作品がどれだけあるか無いかは知りません。

しかし四大少年誌で漫画化したのは間違いなく本作のみでしょうから、随一の出世作の一つでしょう。

漫画のクオリティは非常に高く、良くなろう系漫画というと質が微妙で、原作が微妙なのか漫画家が微妙なのか判断が難しいものですが、本作は全くそんなことはなく、非常に高クオリティで、マガジンの他の漫画に遜色無いどころか面白い方です。
まあ講談社漫画賞とかまで取ったのでしたっけ。まあとっても問題ないレベルの高クオリティだと思います。

内容はただゲームをやっているだけですが、そんなことを言ったら野球だってただ野球ゲームやってるだけですし、きちんと描けばゲームをやっているだかけの内容でも面白いのです。
主人公のプレイスタイルが独特ですから実況プレイ的な面白さもありますね。

というわけで好きな原作を高クオリティにアニメ化している、という点では視聴継続条件はばっちりかと思います。
今後も楽しみです。

全話感想
原作の魅力をさらに引き出す理想的なアニメ化でしたね。
非常にクオリティ高く楽しめました。

内容的にはゲームプレイを見ているだけなんですが、それだけで面白いからゲーム実況などに需要があるのですよね。
2期もやるようなので、今後とも楽しませて頂きたいです。

投稿 : 2024/09/28
♥ : 7
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