てぶくろ さんの感想・評価
2.5
話作りに制約があるのは分かるが、であるならばストーリー原案をまとめ、各話の脚本に繋がりを持たせるのがストーリー構成の仕事なんじゃないのか?
全体を通して
{netabare} この作品を振り返ってみて 私が抱く感想はやはり、「2クールもあったのに中身がない」です。
物語の指針は茫洋としていて、展開は遅々としているのに世界観やキャラクターが掘り下げられるわけでもなく1クールが終わり、2クール目は行き当たりばったりな展開と時間稼ぎをし、キャラの行動に意味はなく、イストワールに到達した達成感で話がまとまっていると錯覚させているに過ぎません。
この作品には、展開はあってもエピソードがない。
その原因はこの作品の手札の少なさにあると思います。
この作品はメディアミックスのオリジナルアニメで、企画の主軸にはゲームが存在しています。
ゲームの方はアニメより時系列が前で、且つ世界観に肉薄していくシナリオになっています。
そのためアニメの方では、世界観を紐解いてはいけない、設定を深堀りしてはいけない、主人公の活躍が世界に影響を与えてはいけない、などなど話作りに制約があり少ない手札でやりくりしなくてはいけませんでした。
ストーリー原案とストーリー構成の方が脚本を担当した回以外は特にそれが顕著で、担当者の悲鳴が聞こえてくるようでした。
まぁ、鴨志田さんとあおしまさんが担当の回も大概なんですけどね。
じゃあこの作品には最初から勝機がなかったのかというとそんなことはなかったように思います。
この作品のオリジナリティである、イデアールについてはもっと設定を煮詰めていけたと思います。
組織そのものについてもそうですし、トキオ、マハト、ヴァイスハイトのバックボーンなんかは明らかに手を抜いてしまっています。
そして、まぁこれは各話で再三書いているんですが、主人公のカナタときっちり向き合ってください。
はっきり言って、カナタはこの作品の癌です。
イストワールに行きたいという気持ちの一本槍だけで進行しましたが…
じゃあ、その気持ちの裏付けは? A.親が目指してたからなんとなくです。
夢のためになにか頑張ったことは? A.特にありません。
夢の実現のため悩んだことや苦労したことはありますか? A.周りの人が全部やってくれたので、特にないです。
物語当初と比べ何か精神的に成長したところはありますか? A.特にありません
お飾り主人公 ここに極まれり、といった感じです。
カナタというキャラについて考えることを放棄し、主人公補正のついた活躍だけを雑に付与することは、成長する機会を奪っているだけです。
そして、カナタの影に隠れていますが、ノワールもこの作品の次点の癌です。
ポンコツ+あまり喋らないというキャラ性が災いし、思った以上に印象がありません。
作中でもほとんどシエルとミステルにキャラが食われてしまいました。
というか、このノワールのキャラ性は、自らアクションを起こさないお飾り主人公カナタ との相性が良くありません。
双方、基本的に「待ち」のスタンスなので2人の関係性が発展しません。
主人公のペアが作品のお荷物になってしまっていることはこの作品の大きな反省点だと思います。
主人公と向き合いこの世界で何をさせるか、という世界観が先行して出来上がっていたこの作品にとって一番重要な部分を避けてしまうのは怠慢と言う他ありません。
だから、トキオさんのような飄々としているだけのキャラの方が動かしやすくて甘えてしまうんですよ。
最後に今一度1クール目のレビュータイトルをこの作品に送ります。
何をやりたいのかを明確にして、そこまでのプロセスをしっかりと作りましょう。
{/netabare}
第13話視聴しました。
{netabare} 独占オリジナルSFロボットラブコメアニメというなかなかな修羅道を行く本作品。
1クール目は自己紹介と寄り道に終始して、諸々をこの2クール目へとぶん投げて終わりましたが、さてどうなるでしょうか。
まず、作画に関しては1クール目と変わらず安定していてます。
そして、2クール目の第1話ということもあってかサービスカットも多めだったように感じます。
これがあくまでもサービスカットであり、決してテコ入れではないことを期待します。
内容については、まずはミステルを連れマリアさんに解析結果を聞きに行きます。
この際、ノワールは唯のセーフモードではないのではないか という旨の話をしていますが、若干マリアさんの台詞には釈然としないものがあります。
「セーフモードとは必要最低限の簡易的動作を可能とするもので、そんな機能をメイガスという複雑怪奇な科学の結晶に乗せたら、逆に何もできなくなる。」とは言いますが、これ…ゼロ型についてはよくわからないにしても、汎用型メイガスは地上の人たちで作ってるんですよね? セーフモードってそんな訳のわからないような機能ですか?
なんだったら今マリアさんの側に仕えている同じ顔したメイガスたちこそが、他の戦闘とかしてるメイガスに比べてのセーフモードとも言えるんじゃないのか?
ブラックボックスの存在については、なんか後からどうとでも言えるようにとりあえず伏線の種をバラ撒いている感じがしますね笑
カナタの「結局、わからないことが増えただけか…」という台詞。 いや、本当にそうですよ…。この作品の性質そのものです。
謎が謎を呼ぶ、というより、この謎はひとまずおいといてまた別の謎へ を繰り返しています。回収されることを切に願います。
そして、ひとまずミステルには今の自分たちの暮らしを見てもらおうと色々と案内します。
しかし、案内と言っても1期の頃からろくにネスト内の描写をやってこなかったので案内できる場所がマーケットと酒場しかありません。
急遽、酒場での思い出をでっち上げていたのは、なんともいじらしいですね。
この回は登場人物振り返りも兼ねているので、プールへも向かいます。その時、トキオについても言及されます。
彼は12話にて意味深な様子でさらにはクールを跨ぐきっかけにもなっていましたが、なにやらムートンと空虚なやり取りをしつつ手荒な方法で人探しをしています。
前話ではなにやら深刻そうでしたが、トキオさんについてはあまりシリアスにはしたくないんでしょうか。
ミステルの「マスターについて知りたい」という要望から、パスカルについて調べる というこの作品にひたすら皆無だった行動目的がようやっと出てきたかと思ったのですが、自分が拾われた場所を見ただけでスッと納得して引っ込んでしまったのは意外でした。
道中、カナタは自分が約束に対して何もしていないことを自覚します。
いや、ほんまそれな。 やってみなくちゃわからないだろ とか言うくせに自分から行動する気はない子ですからね。
ノワールが引っ込んでしまったことについても、マリアさんに頼むのはいいにしても、もうちょっと自分なりの見解を持ってほしいように感じます。
パスカルが乗っていたと思われる壊れたコフィンが無くなっていることに驚くカナタ、それにテンパり何故かこのタイミングで預かっていたカメラを渡します。
何で今やねん笑 ていうか何でさっさと返してないねん笑 この瞬間まで忘れてたん?コイツほんまどうかしてるやろ笑
その後、カナタとミステルの会話は続きますが、ここで注目したいのはシエルですね。
ノワールが発見された場所やパスカルについても報告しているにも関わらず、何食わぬ顔で同行しているのはなかなか怖いですね。
クールを跨いだことによってスパイの腕が上がっていますね。
ミステルはノワールへと切り替わりましたが、イストワールという言葉を聞くと再び意識を切り替えました。
こんなに速攻で切り替えるなら、ノワールへの回帰はもっと引っ張った方が良かったのではないか とも思いますが、これからは割と頻繁に入れ変わったりするのでしょうか。
そして、やはり物語はイストワールへと帰結するようです。
やっとこさ本腰を入れるのか という期待はありつつも、これまでイストワールについての積み重ねをやってきていないので、ほとんど1からのスタートであることの不安もあります。 今後どうなるでしょうか。
次回に期待です。
{/netabare}
第14話視聴しました。
{netabare}今話も依然として話の流れは牛歩ではありますが、色々と明らかになったことがある1話でした。
冒頭、マリアさんのロケットの性能を検証した後、ミステルからイストワールの実在とそれが宇宙にあるということが明かされます。
これまで、なんだかよく分からないけど とりあえず目指していたものは、とりあえず宇宙にあるそうです。
細かい点ではありますが、ミステルがイストワールという単語を口にした瞬間、カナタはかなりがっついてまるで初耳だ みたいな反応をしていますが、彼は前話の引きがミステルがカナタの肩を抱いて「行くぞ!イストワールに!」だったことはすっかり忘却の彼方なんでしょうか?
その後、イストワールについてやミステルのマスターパスカルについても語られます。
パスカルさんが元気な老婆だったことも驚きですが、イストワールと接触したのは偶然である、というのも驚きでした。
イストワールとパスカル計画との繋がりが難解になってきました。
分からないことが増えただけか…になっていますね笑
ミステルは自己修復が完全にできておらず、思い出せないことがあったり、スペックの7割も出せていないことを吐露します。
代わりにノワールと簡単にスイッチングができることを見せてくれましたが、
これ…元も子もないこと言ってしまうと、ミステル的には自己修復が完全にできるまで寝てたらいいんじゃねぇの?
現状のミステルとしては急ぐ理由なんて無いんだし。
カナタはイストワールへの思いを今一度強め、ミステルの指導のもと特訓を開始します。
まさかのここにきてフィジカルの特訓パートです。いや、何で?
普通、ここはミステルにコフィンの操縦についてとかを特訓してもらいません?
フィジカルとかそんなもんは、1期の頃にでも親父はいつも鍛えていたから とかいう理由で自主的に済ませとけよ笑
先ほどミステルはイストワールと接触した場所については思い出せないと言っていましたが、CMを挟むまでもなくその2分後には思い出したようです。
ならさっさとさっきのシーンで話せばいいのに。
ミステルは過酷な状況下では精神的強度が重要だと語ります。
御説御尤もではあるんですが、この作品においてこれからカナタの精神面の成長の様子なんてやるわけないですよね?
というより、これまでお飾り主人公としてしか運用してこなかったペラッペラなキャラでできるわけないですよね?
1クールかけて引っ張ってきたイストワールを目指す旅に対して、主人公がやった努力が1週間ちょっと気合いを入れて筋トレした、なのヤバすぎんか笑
補給もままならない過酷な道のりだからカナタを鍛えていたのに、エリーの突然の同行を、人手がいるから という理由で許可してしまったので、カナタのここ1週間の努力は概ね人手があれば解決できるものだったとなってしまっているのは、なかなか教訓めいていますね笑
・・・うん…というか、ぶっちゃけ今話のこの特訓パートって、低コストで尺を稼ぐためだけのものですよね?
相変わらず、その話その話をなんとかしようとする自転車操業みたいな話づくりですね。
今話を視聴していて特に感じたことは、2クール目になってもカナタは本当に "楽をする主人公" なんだなぁということです。
目標としていたイストワールの存在をミステルが教えてくれ、その手がかりとなる場所も思い出せないと言っていたミステルがやっぱり思い出して教えてくれ、カルタゴへ行くまでのキャリアはシエルが貸してくれて、イストワールに浮かれるバカの代わりにノワールを心配してエリーが同行してくれる。
ついでに言うと一番重要視されているロケット造りもマリアさんが頑張っている。
わあ、好きなれる要素がなーい!
せめてさ…なんかこう一個くらいは何かしようよ…。今回で言うと、目的地にカルタゴを提案する役目くらいはあげても良かったんじゃない?
イストワールは宇宙にあるという情報と、ミステルが接触したのはギザであるという情報をもとに、『カナタが自分で考えて』大気圏観測レーダーのあったカルタゴを提案していれば随分と見方が変わったと思うんですけどねぇ。
カナタはイストワールツアーのお客さんから脱却できるのか、次回に期待です。
{/netabare}
第15話視聴しました。
{netabare} 今話は黒仮面さんの素顔が露わになったり、トキオさんとの関係性について今一度触れられる回となりました。
まぁまだ現状は、分からないことが増えただけか…状態なんですけどね。
話の引きを作ることはいいのですが、本作品のこれまでの話作り、世界観設定、キャラクター設定において そこまで視聴者の興味を引けるものになっているのかは微妙です。
では、本編についてです。
冒頭は初めての海に はしゃぐ一行。アンジェの「ここの砂AO結晶濃度がかなり高いわね」という台詞はどういう意図なのか測りかねますが、割と和やか雰囲気で
先を行きます。 おやおや?
オープニングが開けてすぐのやりとりなんですが、シエル「道路が整備されていて助かるわね」 カナタ「こんな遠くまで仕事に来てるドリフターが大勢いるってことかなぁ」
いやいやいやいや…。さすがに冗談ですよね? ついさっきAO結晶濃度がかなり高い砂が放置されている描写やりましたもんね?
カナタも思いっきり聞いていましたもんね??
っていうか…明日の昼には着きそうなんかい!!
ほれみたことか!やっぱり前回の修行パート、ただの尺稼ぎやったやんけ!
この作品がサバイバルの様子なんかを描けるわけない と思ってはいましたが、前回であんなに前振りしておいたのにも関わらずこんな大胆にカットしてしまうのは、いっそ清々しいです。
道路が整備されていて本当に助かったのは、過酷とさせれていた道中を描写しなくてよくなった制作側かもしれませんね。
1クール目のときも書きましたが、これ各話脚本担当者はちゃんと全体のイメージを共有できてます?
いや、まだわかりません。わざわざ「明日の昼には」と言ったので、それまでの間に何かが起きるのかもしれません。
と、思いましたがその後は、みんなで火を囲んで食事をとり、チェスに興じ、キレイで広いキャリアのなかで満足そうに眠りにつきました。 いや、もうただの旅行やん…。
ただ…まぁ、過酷と言ったのはあくまでもミステルで、ミステルの記憶の状態と現在とでは齟齬が生じている。と最大限好意的に解釈することもできますが、だったらそれはそれでしっかりとフォローの台詞を入れなければいけないと思います。
一夜明けてからは、周りはド平原でありながら謎に高架線になっている道路を進み、目的地周辺までやってきました。
当人たちはかなり古い道だなぁと言いつつ普通に走行していますが、「新月の涙」以前の道ということは140年以上手つかずのはずですがよく保っていますね。
きっと「都合」という名の魔法が働いているんでしょうね。
目的地の施設のレーダーは140年放ったらかしでしたが、乗ってきたキャリア2台分の動力があれば正常に動くようです。 ここも魔法が効いていたんでしょうラッキーでしたね。
ミステルがパネルをポチポチしながら、「アクティブモード 全天スキャンを実行」と2秒で考えたような用語を駆使しつつスキャンしたものの解析をしていると、黒仮面さんのビーム砲撃にてアンテナを破壊されてしまいます。
すると何故か、操作画面が爆発しミステルがふっとばされてしまいます。
仮にもSFを名乗る作品でこんなギャグみたいなことすんなよ…。
これ、ただ単に黒仮面さんと会うときにノワールの状態にしときたいから手っ取り早くミステルを気絶させましたよね笑
攻撃を受けた後、すぐさまカナタはデイジーオーガで周囲を調べにいく勇敢さを見せますが、既に攻撃を受けたあとにノコノコ出ていく理由がわかりません。
さらに、最初は周りを警戒していましたがすぐに遺跡の方に気をとられているのも意味がわかりません。
さすがにもうちょっと、「殺す気ならまずキャリアとコフィンを狙うはずだよ」くらいの理由付けをもって飛び出して欲しいものです。
遺跡にて黒仮面さんと対峙し、ノワールを引き渡すように言われカナタは反論します。
「お断りします。あなただってそんなふうに言われて彼女を差し出したりしないでしょう」と、ここまではいいのですが、その後の「俺に夢を諦めろって言うんですか?」とか「前、俺に自分の成すべきことを成せ、と言ったのは嘘だったんですか!?」とかは何か色々と話がズレている感じがします。
黒仮面さんはハンニバルの故事に習い決闘を申し込む、といいましたが、あぁなるほどコレが言いたかったから場所をカルタゴにしたのね。
決闘へと挑む前、カナタは作戦…というか指針として、黒仮面さんの狙いはノワールだからバイタルパーツへの攻撃は避けるはず、そこに勝機があると語ります。
一見するとカナタは冷静に状況を把握していて、以前からの成長を感じそうですが、これ逆に言うとカナタは積極的に相手の急所を狙っていくことになりますが、人間を殺すような度胸はいつ身につけたんでしょうか。
激しい攻防のなか、黒仮面さんが「柔軟な発想、そしてそれを実行する勇気がある」とカナタを褒めてくれます。
なんか…黒仮面さんは、こう…ホビー系アニメの主人公を無理くり褒めるときの言葉を全部使ってくれますね。
ミステルのメイガススキルで地下施設にまで穴を開け逃げ込むことでなんとかピンチを乗り越えます。
ここだけ電源が生きているそうです。
あの……この地上とかの施設を荒廃した場所にしたいのか、ロストテクノロジー的扱いにしたいのか、どっちなんですか?
ただでさえ、「新月の涙」以前と以後や、アメイジア崩壊後と以前とかあってややこしいのに。
その後、カナタはエリーに防御姿勢をとることを指示したあとロケット燃料を爆発させ、地面ごと相手を吹き飛ばす大爆発をおこします。
いや!エリー死ぬって!防御姿勢どうこうでどうにかできる規模ちゃうやん!
てか余裕で起爆した側のカナタも死ぬレベルやん!
決死の爆破攻撃も黒仮面さんには効かず、絶体絶命のピンチに陥りますがトキオさんの乱入より助かります。
トキオさんの咆哮「つまんねぇことやってんじゃねぇ!!」 この作品にはとても刺さりますね。
ムートンがハッキングを仕掛けシュネーさんを無力化してしまいました。
えっ!?ムートンは通常型じゃなかったんか? あれ?ゼロ型同士って互いにわかるんじゃなかったっけ?
ん?ムートンがただ通常型やけど強いだけ?
最後、カナタはそっちのけでまた色々謎を残して次回となりました。
うーん、結局今回も分からないことが多く、謎がたまっています。
今回第15話ということで、作品全体の6割を過ぎましたが残りの4割が奮闘してくれるでしょうか。
次回に期待です。
{/netabare}
第16話視聴しました。
{netabare}今話は、箸休めも兼ねた次の展開へのブリッジとなる話でした。
久し振りにノワールに焦点があたることは喜ばしいのですが、本編がパッとしないので日常パートも まぁお察しという感じ。
では本編です。
冒頭、補給もままらない過酷な道程(ミステル談)(笑)をしれっと戻ってきたカナタはマムに報告をしています。
行方をくらましているトキオに関して、カナタは「トキオさんには何か考えがあるんだと思う。」と語ります。
まぁそうでしょうね、イストワールについて何も考えていないカナタに比べれば、そりゃ幾分か考えているでしょうね。
その後カナタは、「イストワールを目指す、ノワールも渡さない」と決意を示します。
いやいや、キミ、前回トキオさんが助けてくれてなかったら普通にノワールを奪われてましたよ?
家に帰るとミステルからもうすぐ自己修復が完了することを知らされます。
カナタは「ついに手が届くところまできた!イストワールに!」と喜びます。
ついに!?ついにって言いますけどカナタってこれまでこの目標のために何かしてましたっけ?
必要のなかった筋トレを1週間ちょっとやっただけじゃなかったでしたっけ?
食事のシーンにて、天然ものがたくさん使われた料理に驚くカナタにシエルは「新曲の評判が上々なの」と返します。むし
カナタ…お前、ヒモでもあるんか…。 冒頭でカナタは「契約なんかなくてもシエルは信じて大丈夫」と言っていましたが、そりゃカナタにしてみれば車を貸してくれ飯も作ってくれるんだから、信じますよね。
シエルはちょいちょい罪悪感があるように見えますが、実際はかなり打算的ですよね笑
ノワールがピーマンを配り歩いている途中、マーケットのおばちゃんがノワールのことを「ウチらの娘みたいに感じるよ」と言ってくれますが、おばちゃん…やめてくれ…、一般人がそういう事言うとカナタの メイガスを人間扱いしてしまう って設定が弱くなっちまうからやめてやってくれ…。 ここくらいしか特別な要素ないんだアイツには…。
ノワールの自我が消えてしまいそうななか、カナタは家族ができたみたいで嬉しかったんだと語ります。
幼い頃から一緒のエリーとかはカウントしていないのなかなかシビアですね。
ノワールがエラーが起きたように反応しなくなってしまったところで次回へとなりました。
まぁメタ的にノワールが消えてしまうってことはないでしょうけど、これから先 どうノワールが復活する展開になるのでしょうか。
これまで、ミステルが復活することがどういうことなのか考えもせず、ただ浮かれていただけのカナタがどう行動するのか見ものですね。
オープニングで謎に悔しがっていた様子はこの事なんでしょうか?
次回に期待です。
{/netabare}
第17話視聴しました。
{netabare} 今話は分かりやすくカナタの敗北回となりました。ロボットアニメなんかでは割と定番ですよね。
オープニングはカット、エンディングは特殊仕様と盛大にカッコつけているところ申し訳ないんですが、今話もツッコミどころは多々あります。
冒頭は、目覚めなくなったノワール/ミステルをマリアさんに診てもらうもお手上げらしく、アルバさんを探します。
アルバさんがまだこの辺をウロウロしていて、その手掛かりもサックリ見つかって良かったですね。
移動中、ノワール/ミステルが鼻カニューラをつけてさらに心電図モニターのような電子音が鳴っていましたが、アレはどういう意図の演出なのでしょうか。
もちろん、ノワール/ミステルが重篤な状態であるってことを表現したいのは分かるんですが、それにしたって…ねぇ…。 アンドロイドっていう設定でやってきてんのにこれはねぇよ…。
こんな見事な 余計な事しやがって ていう演出は久し振りに見ました。
速攻でアルバさんと合流できたので、早速診てもらいます。
ノワールはミステルの付属品ではなく、別々のメイガスだそうです。
アルバさんの「実は以前調べた時に、未知のブラックボックスがあるのは知っていた、黙っていたのはそれが何か分からなかったからだ」という台詞、確かに気付いていたのは事実なんですがなんか負け惜しみ感がスゴイですね笑 まぁ結果としてなんの釈明にもなっていないですけれど。
この時に言っていたブラックボックスとはミステルの事だと思っていましたがまた別なんですね。
それよりも私が気になったのはこのアルバの台詞を受けてのカナタの台詞です。
「ミステルが万全の状態に戻っても、ノワールは存在し続けられるかもしれないんですね?」
そんな話は1ミリもしてへんやん、どこをどう聞いてたらこんな解釈になるんや??
これ、展開をゼロ型を探すって方向に向けるために無理矢理 脚本によって言わされてるやん。
なにはともあれ、ゼロ型を探しに行くことになりました。
行き先を伝えておくことは大事ですよね、後で助けに来てもらわないといけませんからね。
アルバさんは今のアメイジアがどうなっているか知らないって言いますけど、イデアールのことも知らないんでしょうか?
ていうか、後で黒仮面さんは問題ないって言ってましたけど、イデアール的にはイストワールの鍵であるノワール/ミステルがカナタからアルバに移ったの普通に痛恨のミスじゃない?
アメイジアまでの道のりは子守唄一曲分で足りました笑
歌で尺稼ぎを始めたら、なんかいよいよって感じですね。
カナタはただただ助手席に座ってるだけやのに、なにを起きとく必要があんのや?
「俺なら大丈夫。」とか「シエルがいてくれて助かってる」とかの中身のない台詞で流してしまうから、いつまでたってもカナタがただのバカに映ってしまう。
これをさ、「頭では分かってるんだけど気持ちが急いて寝付けそうになくて…」とかにするだけでだいぶ印象が変わるのに…。
進行のためのジャブな会話しかさせないから、キャラが立たない。
場面変わってイデアールではシュネーとムートンがバチバチなようです。
シュネーのマスターを置き去りにしたお前らを許さない、に対しムートンはお前のマスターは自らの意志で残ったのでは? と返します。
でも、これ状況的に言ったらトキオは自らの意志で出ていったクセに何をノコノコ帰ってきてんねんってカウンターを喰らっちゃいますけどね…。
ヴァイスハイト様と黒仮面さん、トキオ改め白仮面さん達はなにやら意味深なやり取りをしている風で実は大したこと言ってませんね笑
この作品お得意の「分からないことが増えただけか…」のようです。 謎が謎をよんでいるというより、なんとか誤魔化しているって印象の方が強い。
寝て起きたらアメイジアに到着していたカナタは、シエルがいなかったので探しに行きます。
シエル「ごめん、もしかして起こしちゃった?」そんなわけなさ過ぎて草。
どんな爆音で歌ってるつもりなん笑
ここでもまた、指切り使ってカナタの特別感を演出してますけど、弱いって!そんくらいのこと別に登場人物全員やりそうやん!
シエルは事あるごとにカナタを変わってる変わってるって言いますけど、逆にさ、契約してるわけでもないメイガスが一個人にこれだけしてあげてることの方がよっぽど異常で珍しくないか?
そして、いざアメイジアの中へ突入!となるんですが、そもそもなこと言ってしまうとゼロ型のボディーなんて残ってるわけなくね?
そんな、あそこの大型家電量販店ならまだ在庫あるかも くらいのテンションで来んなよ。
崩壊がどういった現象だったのかは分かりませんけど、ネストを作るならまずこの近辺からなんじゃねぇの?
ネストってアメイジアの技術を多く流用してるんですよね?
じゃあ真っ先に資源なりなんなりを求めて発掘されるのが道理なんじゃないんですか?
それをイデアールが守ってたりするなら、もっとイデアールの名は認知されているはずだし、アルバが知らないのもおかしいと思うんですけど…。
カナタも動力が生きてる時点で不審に思えよ。
その後、カナタは黒仮面さんと白仮面さんに追われ敗北し、シエルがスパイだったと知ることになるんですが、今まで散々フリにフッてきたシエルの裏切りって要素もこんな感じになるのか…。
なんか…はっきり言ってめちゃくちゃ下手。視聴者的にはここでシエルが裏切るなんて百も承知で、そりゃそうやなとしかならない。
別に今話の内ならどのタイミングでも裏切れたし、単に話の都合上引き伸ばしてただけやん。
ノワール/ミステルを手に入れるって目的を考えるなら、遅すぎるし。
ていうか、別にシエルが何かせんでも120%捕まってたやん。
なんやったら、コフィン出た瞬間撃ち殺されてもおかしないし…。
次回は、カナタの絶望がちゃんと描かれるかどうかが注目だと思います。
次回に期待です。
{/netabare}
第18話視聴しました。
{netabare}あー…なるほど…もう本当にどうにもなんないのね…。
先に今話の包括的な感想としては、必要としていたゼロ型ボディにシエルが犠牲になろうとしている、という引き自体は非常に次回が気になる良い引きだと思います。
ただ、そこに至るまでの諸々を 歌で誤魔化せているなんて思うなよ。
まず今話で分かった事はというと以下の通りです。
・ヴァイスハイトはシエルのマスターで、シエルを度々初期化している。
・イデアールの目的はイストワールに到達し、人類が支配する世界を取り戻すこと、ヴァイスハイトの個人的な目的はメイガス無き世界の実現であること。
・新月の涙の原因は気象管理衛星の暴走が発端であること。 ヴァイスハイトはこれと同じくメイガスの暴走を危惧している。
・ヴァイスハイトはNTR趣味の舐めプ野郎であるということ。
と、まぁ新たに分かったこともあったんですが、なんかもう前話から合わせて、登場人物の全員が全員やっていることも展開もグダグダ過ぎて見てられません。
まず話の流れとして、カナタが捕らえられたことを軸に進んでいくんですが、なんの意味もなかったですね。
そもそも、カナタが敵の本拠地にノコノコ何も知らずにやってきたことが悪いんですけど、状況としては侵入者がやってきたから捕まえて逃げようとしたから追いかけるってただそれだけなんですよね。
トキオはヴァイスハイトの事を 無意味なことをする奴じゃあねぇ と評していましたが、今回の件に関してはただの趣味ですよね?
そんで舐めプして遊んでいたら取り返しのつかない感じになってる大間抜けですよね?
シエルにしても、何か一仕事やりとげて帰ってきました みたいなスタンスでいますけど、たまたまカナタの目的地が実家だったので成り行きで帰ってきただけじゃないですか。
そんでまぁ、やっぱり一番の問題はカナタなんですけど、なんかもう本当にこの作品は主人公の動かし方が0点ですよねぇ…。
シエルがカナタを殺そうとしているところから振り返りたいと思います。
まずその、トキオは銃を向けられているカナタを見せられた時、グッみたいな顔をしてらっしゃいますけど、カナタを捕らえることには協力しておいてその後どうするつもりだったのでしょうか。
さて、カナタによる説得パートです。
カナタ「何でシエルのマスターは君にそんなことやらせてるんだ!シエルの夢は沢山の人に歌を届けることでそんなスパイみたいな真似望んでないだろ!」
って言いますけど、じゃあ契約もしていないメイガスに飯の世話や車の手配、ここまでの運転も任せているお前は何なんだって話になりますけどね。
それと、シエルの歌についての夢はもうほぼ自力で達成してないか? 何だったらスパイとの両立もできてたやん。
スパイの身でありながら、1日2回ステージに立ち少なくとも2曲はリリースしていますよね?
そう考えると、シエルはヴァイスハイトからかなり自由な裁量権をもらっていますよね。
そんで、ここまで私もシエルの事をスパイだと呼称してきましたけど、シエルがカナタと知り合ったのってめちゃくちゃ偶然ですよね?
第2話でたまたまノワールと出会い、第6話でたまたま再会して、成り行きで付いて行ったらそれが楽園の鍵でしたっていうね。
シエルにしてみれば不運極まりなく、カナタと出会わなければ歌を歌いながら旅を続けられていたのにね笑
それからカナタはシエルの「マスターの望みに従うことが私にとっての幸せよ」に対し「だったらなんでそんな悲しそうな顔してるんだ」と返します。
素朴な疑問なんですが、メイガスってマスターに合わせて性格や趣味も変わるんじゃなかったでしたっけ?
合わせた上でこうなっているんだとしたら、何かもう高性能とかそういう次元じゃないように思いますけど。
シエルは「マスターには逆らえない」とか「カナタを殺せば契約を解除して自由にしてくれる」などと悲痛な訴えをしていますが、メイガスがマスターとの契約を破棄したがっている ということ自体が既にメイガス三原則に違反していると思うんですけど。
結局、シエルを説得するのにカナタが使った言葉は「一緒に出よう!」「そんなのおかしい!」「絶対許せない!」「一緒に行こう!」「ロックタウンに帰ろう!」でした。
…………………馬鹿丸出しじゃん。ドン引きなんですけど。
この時のシエルの「助けて…」という要望に、ここから一緒に出て、一緒に行って、ロックタウンに帰ったところでなにが解決するっていうんですか?
いや、まぁ最初からカナタのような考えなしのおバカさんに筋の通った説得なんで期待していませんでしたし、こういった若気の至り的なテンションが高さだけで乗り切ろうとする展開自体もアリだとは思います。
理屈じゃねぇ!気持ちなんだ!って主人公がいてもいいと思います。
ですがその場合、作り手はそのキャラに「説得力」を持たせなければいけません。 この作品にはコレがない。
カナタを「主人公」としてしか描写しないから、彼の言葉には血が通わず、熱もない。
状況が飲み込めないまま捕まって、トキオやシエルにも裏切られているのに平然としていて、ここから逃げられると楽観視もしている。
だって、なぜなら、主人公だから。
そして、シエルはカナタと逃げることにしたのはいいものの、結局やっぱりカナタは使い物になりそうもないから速攻でカナタだけを逃がすことに切り替えているのは笑いました。
Bパート開始。トキオが直してくれていたデイジーオーガに乗り込んで逃走を図ります。
直してくれていなかったらどうするつもりだったんでしょうね。
細かいとこではあるんですが、デイジーオーガが発進するタイミングで来たモブ兵士は、カナタとシエルがコフィン格納エリアに行った連絡を聞いてるのに何で生身で来るんや?
その後、ヴァイスハイトに泳がされていると知りながらも逃げ、トキオの助力もあり地上へと辿り着き、待ち構えていた黒仮面さんも何故か1分間待ってくれるそうです。
いや…あのさ…敵側の3人が3人ともカナタを逃がしたいってなんなん?
イデアールの方々も全力でカナタを追いかけて来てくれたけど、ここでカナタを逃がしたらアカン理由って何?
なんとなくで捕まえた奴が勝手に出ていくだけなんやから放っといたらええやん。
そんで黒仮面さんが1分間も与えちゃったせいでメイガススキル使われて逃げられるという。
相手ヘリも出してきてるのに、キャリアまで行けば逃げられるという根拠は何?
あと、そもそもさ、マスターでもないのに勝手に何かインストールできたり、メイガススキルも使えるってなんなん?
マスターとの契約っていう設定の重要度をどうしたいねん。
最後に
前話と今話はストーリー原案の鴨志田さんが脚本を担当されていたんですが、原案の方がやってこんな有り様って…もう本当に今さらどうしようもないようですね。
2クールという猶予に甘んじて余裕ぶっこいていたらこんな結果ですよ。
{/netabare}
第19話視聴しました。
{netabare} まず前提として、今話は今までの1クールも合わせた話の中で一番良い回だったと思います。
メイガスというヒューマノイドのヒロインの特性が活かされていました。
カナタの葛藤や打ちのめされている様子が一応あったのも良かったです。 パワポで作ったみたいな丸く切り抜いた回想には笑いましたけど。
作画も良くて、特にキャラの顔には気合いが入っていたように思います。終盤は少しダレていましたけど…。
やはり、死ネタは強いですね。感動的に仕上がっていました。これまでの積み重ねがもっとちゃんとしてあったならさらに良かったでしょうね。
冒頭、エリーのキャリア内で「アメイジアはタブー扱いでドリフターは寄り付かない」という今さらどうしようもない小賢しい補足を交えながらカナタを発見します。
カナタは悲壮感を出すために雨に打たれてましたけど、わざわざコフィンの背部から120kgあるメイガスを引きずり落として地面に寝かして毒性の雨に打たれながら途方に暮れてたのか、なにがしてぇんだこいつ。
エリーに喝を入れられながらアルバさんのもとに向かいます。
アルバ「何が起こったのかおおよそ見当はついた」 いや、あのこちらから頼んだこととはいえあんたのススメでアメイジア行ったら敵の本拠地だったんですけど…。
アンジェが「初期化」というワードに驚いていましたけど、マスターとの契約解除したら自動的に初期化されるんですよね?そんな過敏になるものなのか。
そもそも、契約解除自体が稀なことなのか? マスターが事故とかで死んだら契約ってどうなるんでしょうか?
カナタは「シエルのマスターは何でそんな事を…!」と歯噛みしますが、そりゃ裏切ろうとしてたんやから初期化するやろ。 自由にするにしても初期化は必須なんやし。
ていうか、再起動を拒むプログラムはマスターじゃなくてもインストールできるんですね。
場面変わってイデアールでは、鍵確保の部隊派遣が正式に延期になったそうです。
やっぱりアルバさんの所に行かれたのめちゃくちゃ痛手だったんですね。
じゃあシエルはスパイとして、これだけは阻止しないとアカンかったやん笑
そんでもう…なんか…トキオさんは何をやってんでしょうね。
トキオさんと黒仮面さんの関係性も、この作品のテーマの「すれ違い」を演出してるんでしょうけど、イデアールに戻ってきてからのフワフワした態度をとっているトキオさんが一方的に悪くないか?
飄々として余裕を持ったキャラはそりゃあ格好良く見えますけど、そろそろなんとかしないとキツイと思います。
なんか気軽に帰ってこようとしてたぞ。
場面は今話の山場であるカナタの悩むシーンへと移ります。
今話でカナタは何だかすごい決断をしたみたいな感じになっていますけど、どのみちシエルの身体を使う以外に選択肢はありませんでしたから、決断というよりかはカナタの心の準備待ちでしたね。
君が見せてくれた色々な顔、どれも嘘だったと思えない。とか、そうだ嘘なんかじゃない…楽しかったよな…俺たち…!。
とかが今回の、シエルが自分のために死を選んだことの責任感、そのシエルの死体を利用することの罪悪感への回答にどう直結すんねん。
こんなふうに雰囲気とテンションで誤魔化さなくてはいけないのは、シエルは出番は多かったもののカナタとの関係性が特に構築できていない証拠です。
積み重ねの中身がないから無理矢理持って行くしかない。
カナタというキャラに向き合ってこなかったことのツケが、やはりこの終盤に差し掛かって効いてきている印象です。
まぁ結局のところ、今話もいつも通りカナタは特に何もしていませんしね。
エリーが迎えにきて励ましてくれ、アルバさんが作業してくれ、最後の誘導もシエルがやってくれました。
カナタの甘やかされ状態を嘆くべきか、エリーのヒロイン力の高さを称賛すべきか。
何はともあれ、いよいよノワールを起こしにかかります。
メイガスの意識の移植ってコード一本で済むんですね笑
アルバさんの技術が凄いのかな笑
そんでまぁ解せないポイントなんですけど、見た目まんまノワールになっちゃうのかぁ…。
「これもゼロ型の力…!?」というより「これが…大人の事情の力…!?」って感じですよね。
わかるんですけど、新しいキャラデザは欲しかったなぁ。
シエルの身体を使っているという罪悪感から開放されてどうするよ。
{/netabare}
第20話視聴しました。
{netabare} 今話はAパートとBパートで異なる2つの過去回想がなされました。
が、新たに明かされた情報としては、ノワールはイストワールから来た、くらいのもので後は基本的に設定の辻褄合わせをしている過ぎませんでした。
では、本編です。
突然起動したパスカルさんからのメッセージ、詳しい話を聞くためコフィンへと移動してきました。
諸々の都合上 仕方無いとはいえ、カナタのこともノワールのことも心配して駆けつけてくれたエリーがのけ者にされているのは心が痛いですね。
しかも、そのフォローの台詞をアルバさんにさせているのもいたたげません。
なんでカナタにさせないんだ…。主人公をただのリアクション係にさせとくなよな…。
パスカルさんの回想は旅の出発直前から始まります。
だいぶ端折ってスタートするんですね。
アメイジアの人はミステルのことを ロストテクノロジーを紐解く鍵、ブラックボックスを積んだ特殊なメイガスと呼びます。
ミステルのブラックボックスには「新月の涙」以前の情報が入っているようです。
なんでそんな状態のメイガスを作ったのか?という疑問が出てきますが、スルーです。
メイガスのことを「所詮、計算人形」などと言っていますが、インフラから出生率までAIによって統制されているアメイジアでそんな発想になりますか?
なんかむしろ、この人たちの方が地上に行きそうじゃありませんか?
何はともあれ、パスカルさんは旅を始めます。
意味深にしていたパスカル計画はただの口実でほんとになんでもないんですね。
地上の様子に はしゃいでいたら人類の最後の拠点といって差し支えない故郷がしれっと崩壊しちゃいましたが、気にせず旅を続けましょう。
20年前のシルヴァーストームと遭遇していたみたいです。
そういえば、この時のシルヴァーストームは両手では数えられない程のネストを滅ぼしたって言ってましたけど、ネストってアメイジア崩壊後に作られるようなったんじゃなかったでしたっけ?
崩壊直後にもうそんなネストができていたんでしょうか、たくましいですね。
こんな今さらどうにもならない情報の為に時系列をあやふやにしないでください。
その後、イストワールとの通信でノワールと混ざってしまったミステル。
ノワールはイストワールから降ってきたデータであるということがわかり、ポンコツな理由もそもそもメイガスではないから、と判明しました。
あれ?じゃあノワールを移すためのボディって別にゼロ型じゃなくても良かったんじゃ…………。
落下する120kgのメイガスをキャッチするパスカルさん、フィジカルが化け物過ぎて草。
コンテを切ってる人は設定を知らんのか?
いや、別にそんな重要なことだと私も思っていませんし、これが裏設定ということなら別に構わないんですけど、ちゃんとプール回等で触れているにもかかわらず、こういう風に設定を蔑ろにするから、全体が残念な仕上がりになるんですよね。
内部に別の人格が存在する、この事実をどう伝えるか考えあぐねた結果、パスカルさんは秘密にして嘘をつくことにしたようです。
いや、なんで!? 自分の好奇心のせいでこうなったのに!?
事情も説明せず半ば強制的に眠らせんの!?ミステルに広い世界を見せてやりたいって言ってたのに!?
すまないと思っているで済むわけないやん! だって最適化がなされても結局数話前みたいにオーバーフローを起こすんやもん!
イデアールから守ったみたいな言い方してるけど、お前がやってることも大概やぞ、ええ加減にしとけよババア。
ノワールの状態で眠らせておくことにしたようですけど、これってそんなに効果ありますか?
近くにパスカルさんのコフィンが乗り捨ててあんのに?
それと、ノワールの記憶を消す必要ってありましたか?
ミステルには言いづらくてもノワールには「お前の身体にはもう一人いる、自分を守れ」って言っておかなきゃいけないんじゃないの?
ていうか、これノワールを単身で逃がした方がまだ良くないか?
エネルギー切れの問題があるからか、とも思いましたが、第1話で拾われてきたノワールは補給された様子もなく勝手に起き上がっていましたよね?
そういえば、メイガスのエネルギー事情についてってやりましたっけ? AO結晶で動いているでいいのか?
メッセージは感動的な感じで終わっていきましたけど、自分のただの思いつきの目標に夢って名前をつけて、ミステルに擦り付けてんじゃねぇよババア。
最後にこのAパート最大の そもそも何で?ポイント なんですが、何でパスカルさんのメッセージがこのタイミングで発動したんですか?
なんか…こう…必死に辻褄だけを合わせようとしているからこんな感じになっちゃうんでしょうね。
Bパートはイデアール側の過去回想となりました。
ゴリ押しで辻褄を合わせにいったAパートから一転して、Bパートは逆に何も語らないことによって乗り切りました。
トキオさんは10年ぶりにイデアールへ戻って来たということなので、この回想は10年前の話なんですがアメイジア崩壊から10年でここまで設備が整っているってだいぶ持ち直していますよね。
この辺りの事実関係が曖昧でもやもやします。
イデアール三人衆の若かりし頃が描かれ、思想や意見をぶつけ合わせているように見えますが、マジで中身がありません。
ヴァイスハイトの言ったことはというと、アメイジアなんて紛い物は信用せず、イストワールっていう何があるのかもどこにあるのかもどんなものかも分からんあやふやなものを目指そう!って…そりゃ無いぜ。
組織のやり方は間違っているって盛り上がっていますけど、まず組織のやり方というのが提示されていなくてわからないし、対案のヴァイスハイトの意見というのも特にも出てこず雰囲気だけで進行しています。
対案の対案であるトキオの意見すらろくに出てこない。
抑止力になるとかうんぬんは言っていましたが、結局コイツ10年間放置してましたしね。
ひたすら楽園というワードだけで逃げ切ろうとする、舐めてんのか。
結局のところ、過去回想をしてもゲーム版の重要なシナリオである「アメイジア崩壊」については触れることが出来ないので、いくらやっても無駄です。
そもそも、メディアミックス作品で大元のゲームの本筋があるからって、せっかく時系列を飛ばしたのに遡る話になんかすんなよな…。
{/netabare}
第21話視聴しました。
{netabare} 今話はノワールによるライブ回となりました。
第7話にてシエルが歌を披露した際、これはノワールにも歌ってもらわなくては、と思っていたので良かったです。
ですが、本当にこれで良かったのか、という気持ちは否めません。
この 歌 という要素は、SFなのに世界観を紐解いてはいけない、設定を深堀りしてはいけない、ゲーム版主人公より活躍してはいけない、という縛りが設けられているアニメ班の 苦肉の作 でしょうからあんまり言及してあげたくはないんですが、だからといって なぁなぁで済ませていい理由にはなりません。
まず、今話には足りないものが多すぎます。
シエルの身体を貰ったことに対するノワールの葛藤。
そんなノワールの様子にどう応対するべきかの苦悩。
そして、ノワールとしてもカナタとしても今回の件のことに対してどう向き合っていくか一緒に考えていこうとする姿勢。
ライブパートをどういう転換点にするかの狙い。などなどです。
ライブパートが入った話を発注されて、ほんとにそのまま入れ込んだだけの話を納品すんなよ…。
なんというか…こう…材料を色々渡して調理をお願いしたら全部そのまま丸焼きにして出された、みたいな…。
では、本編です。
ミステルとマリアさんは険しいだなんだと言ってたカルタゴへコフィンも乗せず、意気揚々と出かけるんですね。 イデアールに襲われたら終わりですね。
宇宙港をあんだけ派手に爆発させたのに、まだ状態のいい部品や推進剤が残っている算段があるなんで驚きです。
思い悩んでいたノワールでしたが、少女に歌を褒められライブをすることにしました。
うーん…歌うことにするまでの葛藤が足りない…というかほとんど無いに等しいんですよね。
1週間も悩んでいたはずなのに…。
ていうか、やっぱり子どもはメイガスと人間をそんなに区別なんかしてへんやん。
第7話で感じた疑念点はあたっていました。
トキオさんはカナタに自分の事を話すために帰ってきましたが、やはりというかなんというか、トキオ×カナタは掘り下げても何にも出てきませんね。
何ができるかじゃなくて、何がやりたいかだ!というカナタにとって都合が良すぎる名言が飛び出したのは笑いました。 だから、カナタはこんな奴なんですね。
冒頭のエリーの「受け止めてあげて」という台詞といい 制作はそんなにカナタに何もさせたくないのか。
そして、そのままライブがやりたいというノワールの言葉を受けて、昨日の今日でライブをすることになりました。
これだけライブを中心に話を組むなら、前回でイデアールの過去編という何にもならないただただ無駄という一言に尽きる話なんかしてないで、ライブの準備パートをもっとやりゃあいいのに。
結局、また何もしていないカナタの誕生です。みんながフライヤーを配りにいくなかでも、何故かボーっと突っ立っているだけのカナタ…。
俺も行くよ! カナタはノワールの側にいてあげて!というフォローすらない…。
袖で頬を赤らめながら歌を聞いているだけのカナタ…。 お前が一発誰かに殴られろ。
個人的にカナタに対してはもうこれから先、何があろうと良い印象を持つことはないでしょうけど、もう…なんかこうなるとカナタのことが一番嫌いなのは制作側なんじゃないかという気がしてきました。
もう今さらどうしようもないから、何もさせずそこで大人しくニコニコ拍手させておこう と完全に制作側が諦めてしまったように感じてなりません。
そもそも、このフライヤーを配る行為自体に何の意味があったんでしょうか。
アヴァンチュールや市場を仕切っているマムとも懇意にしているんだからその辺りに声をかけた方がいいような…。
モブにあんなわざとらしい台詞を言わせなきゃいけない理由があったのか?
ライブが始まります。
全編シエルの曲で構成されていますが、このライブがノワールにとってシエルとのお別れ会だったのだと考えると、曲を用意するのは大変なのは分かりますがノワールがシエルを思って書いた曲とかあればなぁと思ってしまいます。
シエルの身体を貰って、シエルの歌を歌って歓声を浴びて気持ちよくなって、「ありがとうシエル、私はノワールとしてカナタの側にいます」は無理があるでしょう…。
この舞台はあくまでもシエルの代わりを務めたに過ぎないのに、ここで新たな自分を見つけているのもどうなんでしょうか。
観客やあの少女もこんなあっさりノワールの歌を受け入れてしまっては、シエルの存在が薄くなるような気が
してしまうんですが…。
歌ったらすっきりしてしまったノワールなんですが、シエルの事を悩むのはそりゃそうにしても、元を正せばミステルのことも乗っ取ろうとしてたことはあんまり考えないんですね。
自分がイストワールから降ってきたこととかはノータッチなのは何故なんでしょうか?
話はいよいよラストに向かっていきますどう幕を引くか見ものですね。
{/netabare}
第22話視聴しました。
{netabare} 予告を視聴した時、まさかと思いましたし耳を疑いましたが、本当にロケットが完成していて笑いましたし、そしてそれをまんまと奪われてしまっているのも笑いました。
この表現が合っているか分かりませんが、話の構成がアンパンマンみたいだな、と思いました。
では、本編です。
完成したロケットを見て、アンジェの一言。「あっと言う間に作っちゃったわねぇ」はこっちのセリフですよ笑
マリアさんはこの爆速さの理由として、元々ミステルにあったブラックボックスの知識あってのことよ、と語りますが、このブラックボックスの中身ってそんなサクサク引き出せるもんなんですね。
マムに手伝ってもらって突貫工事でリニアカタパルトを作ったらしいですが、マムがそこまでして手を貸してくれる理由ってなんでしょうね。
タイミングバッチリな襲撃計画を練るイデアール、出来立てホヤホヤな宇宙港も狙っているようです。
マムの部下たちが突貫工事で作れるようなもんイデアールは作れないんですね。
というか、ロケット等の開発を自分たちでやっている雰囲気なかったですもんね。
イデアールって科学技術が高い感じで描かれていると思うんですけど、そんなことないのか?
まぁブラックボックスの知識ですって言われたらそこまでなんやけどさ…。
そういえば、ミステルの捜索もただの手当たり次第でしたし…逆にイデアールってなんやったら出来んねん。
その後は、イデアールとロックタウンのイツメンとの戦闘になります。
この作品は、会話シーンなんてあればあるほどボロが出るし、展開に中身なんてありませんので、派手に戦闘してくれている分には見応えがありますね。
前話にて、マイケルのところからガメてきたパーツや、適当に買ってきたパーツを10番のスパナとやらでつついたりしていただけで、いつの間にかこんなにパワーアップしていることが気にならなかったり、急に飛べるようになった機体をしれっと乗りこなしているカナタのことが気にならなければですが…。
活躍している装備もほとんどミステルが作ってくれたもんやろうしなぁ。
あぁ、でもジョンガスメイカーが姿勢制御するときのスラスターの挙動の細やかさは好きです。
姿を消して、戻ってきたかと思ったら、また姿を消したトキオさんがまた戻ってきました。
トキオさんは良いキャラになれる要素はあったのに、完全に迷走してしまいましたね。
トキオvs黒仮面にて白熱した闘いが繰り広げられるなか、ムートンのメイガススキルが発動しました。
改造したパーツとかで勝負しているのに、やっぱりこのメイガススキルとかいう超能力、冷めるなぁ…。
そして、そんな勝負もヴァイスハイトの機体 ノアゲームチェンジャー(笑) によって横槍を入れられる結果になり、ロケットとミステルも奪われてしまいました。
ヴァイスハイトが飛び立つらへんは、作画の崩れも相まってなんかもうギャグっぽくなっていましたね笑
私ならもう一機あるロケットは破壊してから出発しますが、次回で追いかけていけるように置いといてくれたヴァイスハイトは優しいですね笑
さすが最高にカッコイイ名前の機体に乗っているだけのことはあります笑
再びトキオさんが黒仮面さんに訴えかけます。
黒仮面さんに関しては、イデアールの過去編を何の意味も為していない雰囲気だけの中身が全くないやりとりで流してしまったので、何に対してそして何故ゆえにそこまで意固地になっているのかまるで分かりません。
いろんなものが混ざり合った感情、と言えば聞こえはいいですが、この作品がそんな繊細な心の機微を表現出来ているとはとても思えません。
存在がフワッとしているヴァイスハイトも十分謎ですが、そのヴァイスハイトのことを何故か強烈に信用している黒仮面さんの方が謎です。
何も考えていないカナタと何かを考えた上で意味不明な行動をしている黒仮面さん、キャラとしてはどっちもどっちですね。
ヴァイスハイトがメイガス無き世界を目指してるってことは酒飲んでるときにでも言ったら良かったんじゃねぇの?
なんかもう、素直に話し合えない性格なの、とかじゃあ言い訳になってないくらいトキオの落ち度やん。
今回、こうしてイストワール行きを阻止されたわけですが、なにかこう虚無感のようなものが残り、空疎な展開であるように思えます。
その理由としては、ロケットや宇宙港自体が急に完成したものである ということに加え、別にカナタ側にイストワールに行かなくてはいけない理由も使命も目的も特にないからでしょうね。
ミステルとしては、前マスターのパスカルさんに託されたからという理由がありますが、じゃあ何故そのパスカルさんはイストワールに行きたかったのかというと、たまたまヒント見つけたからなんとなく、なんですよね。
とはいえ、飛び立っていったヴァイスハイトの動向は非常に気になります。
こうなってくると、良い意味でも悪い意味でも展開が読めなくなってきたので次回に期待が募ります。
{/netabare}
第23話視聴しました。
{netabare} 今話は、徹頭徹尾 最終回にオチをつけるためだけの準備回……というより時間稼ぎをする回と相成りました。
では、本編です
イストワールへ無事に到着したらしいヴァイスハイトは、イストワールの中枢と思しきオブジェと話しています。
ミステルはイストワールと交信した記録があったからインターフェースに設定されちゃいましたけど、つまるところあのババアのせいやん笑
ヴァイスハイトはイストワールに願望を叶えてもらうそうです。
イストワールってそんな神龍みたいな扱いなんですね。
イストワールも人工知能であるように見えますが、ヴァイスハイトはメイガスは無理でも、イストワールくらいのメカ感なら許容範囲なんですね。
イストワールが美少女じゃなくて良かったですね。
場面変わって、地上です。
ロケットの最終調整を終えたマリアさんから、この旅路は片道切符も同然だと告げられます。
これに対し、イストワールまで辿り着けたら後はなんとかします、とカナタはクールに返します。
ちなみに、カナタはなんとかできる頭も腕もないし、これまでのどの局面においても自力でなんとかできた事なんて一度もありませんけどね。
トキオさんはマハトに、「もっと早くお前と向き合うべきだった」と謝罪し、マハトと和解しました。
いやまぁこの件に関してはもう本当にそう。考え無しに引っ張るだけ引っ張ったのでただの予定調和でしかありません。
時刻は夜になり、自室にてジョジョパロを挟みながらエリーと対話します。
「意外と落ち着いてるわね」「うん、もう覚悟を決めたからね」
いいえ、違います。
カナタは貴方がた制作が見離してしまったので、この局面でカナタがどういう考えを持ち、どういう振る舞いをするキャラなのかが作り手にも分からないだけです。
何を悩み何を憂い何を期待し何に昂揚させればいいのか分からないから、おすまし顔で座らせているだけです。
その後は、カナタの鈍感ムーブや各キャラによるお見送り、マハトとカナタとの会話などのシャバい尺稼ぎをしていざ出発です。
宇宙へと飛び出したらあとは勝手にイストワールに着くようです。やったね!
全てはミステルのブラックボックスのおかげって、第13話の時に危惧していた通り、やっぱり便利に使ってるやん。
ついにカナタは他人の力だけでイストワールへと辿り着きます。
父さん母さんと一緒に夢見たイストワールに自分の力は一切使わず着いても嬉しいもんなんですね。
機体をぶつけて着陸することを聞かされて焦るカナタ、ここでようやく腹をくくったそうです。
どうやら、先ほどマリアさんに片道切符であることを知らされても動じなかった姿や、エリーに覚悟はできていると豪語したのは嘘だったようです。
普通ならここでキャラがブレていることを残念に思うところなんですが、彼にはそのブレるキャラさえ もとよりないので、被害が軽傷で済みました。やったね!!
前話でも書きましたが、「やっぱり追い掛けてきたか」とか言うなら、ロケット壊しとけ。
イストワール内は空気があるみたいです。都合良くて助かりますね。
イストワールの基幹部へと進んできました。
イストワールとは人類発祥からの歴史、文化、技術さらには動植物の遺伝子などの尽くを保存し地球の全てを記録した巨大なアーカイブらしいです。
そんな大事なもんが、タッチパネルのボタンを三ケ所ピピピと押したら開くなんてラッキーでしたね!
しかもトキオさんが開け方を知っていたなんてウルトララッキーでしたね!!
なんかトキオさんとマハトがイストワールにやけに詳しいですけど、第20話の回想の時 なにがあるかわからんって言ってなかったか?
最深部まで来たらヴァイスハイトが待っていて、戦闘開始ってなんかまんまゲームみたいですね。
ヴァイスハイトからの命令を実行したイストワールにより、メイガスたちが次々と機能停止に陥ります。ってかやっぱりみんなの反応を見る限り、メイガスのことを人間みたいに扱ってるやんけ。
ヴァイスハイトもあれだけ人類の救済だなんだと言っときながら、まずは断罪からねってそりゃ無いぜ…。救済って考えを貫き通せよ…。
というか、そもそもイストワールってメイガスが出来る前の代物ですよね?
それにメイガスの無力化を頼むってなんだかなぁ…。
正直、イストワールでやるようなことじゃない気がします。
カナタに対して思っている、もっと自力で頑張れという思いがそのまんまヴァイスハイトにも適応できそうです。
別にこのメイガスを機能停止に、ってやつ地上のイデアール基地からやってても良かったんじゃないのか?
崩壊したアメイジアからメイガスについての情報を引っ張り出してきて、機能を停止させる方法を見出したとか。
まぁ要するに何が言いたいかというと、ラスボス戦はイデアール基地で良かったんじゃないか?ということです。
そうすれば、潜入していたトキオさんについても意味が出てきますし、一度捕まってしまったカナタについても何か展開ができそうです。
総力戦にもしやすかったでしょうし、イストワールに向かうことにラスボス戦で頑張ったカナタに対してのご褒美的な意味合いも込められたでしょうし、イストワールの運用にはノワールが必要でそこで感動的な別れみたいな風に持っていけたかもしれません。妄想ですけれど。
これ、ヴァイスハイトが何故そんなにメイガスを嫌うのかのハードルがだいぶ上がってますけど大丈夫でしょうか?
なんかもう、なんとなく生理的に無理だから、とかなら逆にあっぱれですけどね。
次回、最終回どう幕を引くのか期待です。
{/netabare}
最終話視聴しました。
{netabare} 全メイガスが活動を停止してしまったなか、唯一動けるノワールと共についにカナタはヴァイスハイトとの最終決戦に挑む!という形になった最終話。
物語としてやるべきことをやってこなかったので、そりゃまぁこうなるだろうなという順当とも言えるオチになりました。
厳密に言えばオチてるとは言い難いんですけどね。
では、本編です。
前話で意味深に伏せていたヴァイスハイトのイストワールへの命令は、別に意外でもなんでもない「メイガスの活動停止」でした。
前話でも少し触れましたが、メイガス誕生前に作られたはずのイストワールに何故そんなピンポイントな用途の謎電波が出せるのかが謎です。
戦闘の最中、ヴァイスハイトの分析によりノワールの正体が確定されます。
曰く、ノワールはイストワールAIの断片、メイガスに寄生したバグだそうです。
ヴァイスハイトはそれを おぞましい などと評します。
正直、この辺りのことに関してはヴァイスハイトに賛同する他ありません。
何故かというと、ノワール自身による「身体を得て存在すること」に対する葛藤が足りないからです。
現状シエルの身体を使っていることは、ライブでシエルの歌を歌って歓声を浴びて気持ちよくなって流してしまいました。
これを一応葛藤だったと大甘に見積もったとしても、そもそもミステルの身体を乗っ取ろうとしていたことに対してはノータッチです。
ノワールは「みんなと出会って記憶を増やして私は私になった」と感慨深げにいいますが、いや!だから!そもそもそれ!他人の身体やから!!
そこからはある種お約束の覚醒展開となり、ミステルのもとまで行き、俺は夢を叶えたぞ!(他人の力だけでな!!)と語りかけミステルを起こします。
その後は覚醒合体ビームでヴァイスハイトを倒しました。
何でヴァイスハイトは地上で見せたあの高速移動を一度も使わなかったんでしょうね。
Bパートに入り、ヴァイスハイトは自らの胸中を明かします。
何故、メイガスを嫌うのか の答えは、生理的になんか無理だから でした。
やはりというかなんというか、まぁもう何をやっても今さらになりますし、こんな感じに落ち着く他なかったんでしょうね。
こういう何を言っても無駄、理屈じゃないんだという悪役もアリだとは思うんですが、イデアールという組織でマハトやトキオとの繋がりも示唆されていたなかこういう風に片付けてしまうのは、なんだか勿体無かったように思います。
イストワールに 人類の力のみでエンダーズを駆逐し復興することができるか と問いを投げかけるヴァイスハイト。
優れた指導者がいればできるけど、メイガスもいた方が何かといいんじゃない? という誰でも言えそうなフワッとした回答をするイストワール。
その答えに、「やはりこの世界は不愉快すぎる」と返すヴァイスハイト。
実際確かに、ヴァイスハイトはメイガスなしで充分過ぎる程戦えているわけですもんね。
それにまぁ結局、メイガスが人の形をしていなくちゃいけない理由とかについては語られませんでしたし。
そもそも世界観自体がフワッとしているので何をいったところで…のような気がします。
そして、ヴァイスハイトはもうこれ以上残っていても扱いに困るだけなので、シエルとの関係性を匂わせつつさっさと自主退場していきました。
一方、カナタたちは脱出艇で地球へと帰還するようです。 考え無しに来たけどなんとかなりました、やったね!
しかしミステルは諸々の後処理とこれからの管理のため残るそうです。
感動的で切ない別れですね…思わず涙が……ん?
あれ?ミステルが残るの? イストワール生まれのメイガスに寄生したバグは帰るのに?
いや…そりゃまぁ収集をつけるならこうなるのは理解できるんですが…しかしこうなると、作中通してノワールの存在意義ってなんだったんだ?てなっちゃいますけど…。
ノワールって何か大きな要因となることしましたっけ?
イストワールの手がかり、発見、道中、運用にいたるまでミステルで事足りてしまっていますし、メイガスとの絆というならシエルで良かったし…。
ぶっちゃけ、一番必要ないキャラになってしまっているような…。 君は何しにイストワールから降ってきたんでしょうか。
ノワールという別人格を与えず、最初から記憶を失ったミステルで良かったんじゃ…。そしたらシエルの生存ルートに入れたかもしれませんね。
ミステルは、「やっと夢の続きが見れるなマスター」と言っていますが、これまで何度か触れましたがパスカルさんがイストワールを目指したのって、たまたまの思いつきですよね?
ミステルはイストワールがマスターの夢の果てかの如く捉えていますが違いますよね?
ミステルがマスターから得るべき教訓は、日々の様々なことに心を動かし、興味関心を絶やさず、新しいことに臆せず挑戦し続ける姿勢なんじゃないのか?
さて、そうこうしている内に物語はエピローグです。
今さらどうしようもならない本筋にさっさと見切りをつけて、エピローグを厚めにやるのは本作品の数少ない賢明な判断だったと思います。
シエルの件からしれっと存在を消していたアルバさん。
英雄と謳われている割に未知のブラックボックスを放置した結果、しっかりピンチだったことに笑いました。
最後は、世界は変わらずこれからも彼らの日常は続いていく様子で幕を降ろしました。
結局、ヴァイスハイトの思想とは生理的になんか無理というものであり、ノワールがイストワールから降ってきた理由も分からず、第2クールでは空気だったエンダーズも謎のまま終わりました。
これが1クールの作品であったなら、こういう手法が取られていてもいいかな とは思うんですが、この作品は2クールありましたからねぇ…。
やはり、2クール分も尺があって何しててん!という気持ちが勝ってしまいました。
ゲームの方はヒットするといいですね。
全体についてもまた まとめたいと思います。
{/netabare}