2024年度の陰謀おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度の陰謀成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月19日の時点で一番の2024年度の陰謀おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.6 1 2024年度の陰謀アニメランキング1位
烏は主を選ばない(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (78)
239人が棚に入れました
「山内(やまうち)」と呼ばれる異世界で、烏ながら人の姿に転身できる「八咫烏(やたがらす)」達が織りなす物語。「ぼんくら次男」雪哉は、八咫烏一族の長「金烏(きんう)」である奈月彦の側仕えをすることになり…朝廷の権力争いに巻き込まれる日々が始まった!?圧倒的スケールの世界観と緻密な筆致でおくる異世界ファンタジー!

声優・キャラクター
雪哉:田村睦心
若宮:入野自由
あせび:本泉莉奈
浜木綿:七海ひろき
真赭の薄:福原綾香
白珠:釘宮理恵
澄尾:竹内栄治
長束:日野聡
路近:白熊寛嗣
敦房:河西健吾
藤波:青山吉能
大紫の御前:田中敦子

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

面白くなりそうな所で終了!前半は何だったのか…。

 最終話(20話)まで観ました。2024.09.22

 何か規模のちっせえ話だなぁ〜と思っていたら、本当に規模の小さいお話でした。八咫烏の世界の謎が明らかになります。大猿とか、烏の生存の脅威になる連中が周りに沢山いるらしいですよ?

 しかし…、前半の嫁選びとか、〇家との関係とか何だったのか…。烏内で争っている暇は無いほど危機的な状況の様です。

 若宮が金烏というのも、王権の称号的なものでは無く、本当に八咫烏を救うための存在を示す様で、宮廷内での争いや兄との関係も、実は茶番だった…。と、言うか若宮死んだら八咫烏やばくね?

 今までの伏線は回収され、これから話が面白くなりそうですが、前半の宮廷死闘編で切った人は、だいぶいるんだろうなぁ〜と感じます。

 原作ストックの問題もあるんでしょうが、前半が丸々必要性の薄い茶番という作りは良かったのかなぁ〜と疑問には感じます。

 若宮がわりと全知全能で、結局全部説明してしまうのですが、後半は面白かったので、観て良かったと思います。最後まではアニメ化しないんだろうなぁ…。

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 13話まで観ました。2024.07.04

 まさか、あの姫が天然性悪鬼畜女だったとは!?一応、今までの謎が明らかになりました!

 おぉ!と言う展開ですが、やはり烏がなぁ…。基本的に登場人物達はバイタリティあふれるクリーチャーです。

 家とか無くても其の辺の木にとまって生きていけるそうです。しかも、警備をくぐり抜けて、割と簡単に宮廷に間男達が侵入してきます。烏ですから…。ケダモノダモノ…。

 若宮様に対する他のキャラ達の言葉遣い(ほぼ敬語なし)も含めて、これでもかとクリーチャー振りを発揮してきます。主君に対してズバズバ失礼なことを言い過ぎです。

 個体としてそもそも頑強なので、惰弱な人間の様に陰湿な貴族社会を作ってグダグダやることに説得力がありません。

 これ、老若男女問わず、自分を武辺者と認識してそうなんですが…。いざとなったら烏に剥けて、どこまでも逃げたら〜!追手は殺す!位に思ってそうです。
 
 アニメ化すると、烏設定がキモいだけで、意味が良くわかりません。特異な設定の小説をアニメ化するのは難しいですね。
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 9話まで観ました。2024.06.02

 多分、原作は面白いんだろうとは感じます。ただ、アニメ化には向かない作品なんでしょうね。

 貴族の暗闘を描いているのですが、こいつら全員烏で飛べるんですよね…。これがアニメ化すると良くない方向に作用しています。

 現代でもそうですが、権威というのは、地位による進入範囲の制限で成立しています。国会には議員しか基本的に入ってはいけません。市民が乱入して議決することは出来ません。

 封建社会や貴族社会はもっと露骨です。貴族でも厳格に昇殿の制限がありました。だから、高貴な姫達は御殿に引きこもって生きていたわけです。

 本作品は、全員烏で飛べるので、割と地下人も御殿に飛んで入ってこれます。姫達もやろうと思えば飛んでどっかに行けるわけです。機動力ゼロの現実の姫達とは異なります。

 アニメは物語の空間的な広がりを可視化するので、飛べる連中がゴチャゴチャ狭い範囲で暗躍しているのに、説得力が無いんですよね。

 多分、鳥人間の世界は機動力の劣る二本足の猿が織り成す様な現実の貴族制とは異なる世界になるでしょう。烏設定がアニメの面白さに全く繋がっておらず、世界が単に矮小に見えるのが、とても残念です。

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 5話まで観ました。2024.05.06

 朝廷の権力闘争を描く壮大なストーリーのはずなんですが…。この手の話で歴史的な事実を背景にせずスケール感を出すのは難しいですね。

 主人公の若宮様が気さくな感じで城下町へフラフラ遊びに行く上に領民ともフランクに接するので、地方領主の若様的な感じです。

 少なくても暴れん坊将軍的で貴族っぽく無いです。貴族の嫌らしい感じをアニメで描くのは難しい様です。

 貴族なんだから、地下人なんて人間扱いしてはいけません。殿上人のみで話を作る気概が欲しいですね。

 とても全国を支配している国家の話しには見えません。国土のスケール感が無いので、小規模感が強いです。官僚組織もある様に見えません。

 話はつまらなくは無いのですが、この小規模感のせいで盛り上がりに欠けているのが残念です。

 

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

烏は主を“選べない”

『八咫烏シリーズ』、人気の和風ファンタジー小説だそうだ。
NHKの大願であろう。ファンタジー大河をやりたいという本気度がビシビシ伝わってくる。
前半は、きっと何処かで見てきたような、いわゆる既視感に囚われ、危うく視聴を止めてしまうところであった。ただ、抑揚をつけることなく、ひたすら語りかけるレジェンド、山根基世アナのナレーションに引っ張られる形で、衝撃のラストを目撃出来たことが嬉しい。原作をご存知の方なら『烏は主を選ばない』の意味するところ、この微妙な“てにをは”に感ずるところがあるに違いない。
しかし今私は、タイトルに入れさせて頂いたとおり、“選べぬ”烏たちに思いを馳せるのである。

これは紛うことなきハイファンタジー大河ドラマである。
そして上質のミステリーであると。
そう、サイコパスは誰だ!
                (2024/07/10)猿!!!
セカンドクール、継続終了していたのですね^^;

いやいやいやいや…、これはこれは…!
さすが鳥獣人物戯画の血脈と言うべきか、もちろん今期、最後までご覧の諸兄におかれては、あれやこれやの作品群が思い浮かぶことでしょう。
しかしながら、これ程までに深く、主と烏に“人”の心を感じ、この世界の成り立ちを身近に、愛おしく感じられたことに、この上もない嬉しさを覚えるのです。

前半パートの如く、まだまだ何かが待っている?
2期を期待せずにはおれませんね。

「誰からも“取り残さない”社会目指す」某放送局のこと、きっと烏や猿からも?

投稿 : 2025/02/15
♥ : 11
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

世界観が独特なミステリーファンタジーの良作

[2024.9.22見終わって]
このお話は世界観や物語も一見とっつきにくい感じなんだけど、全20話を見終わって見て良かったって思える良作でした。
前半のクライマックスである12~13話も驚きましたが、18話で明かされたこの世界の真実に再び驚かされました。
最終話は {netabare}雪哉が真の金烏の真実を知り忠誠を誓う{/netabare}ところで物語の幕は閉じられましたが、謎はいくつか残されているので、続きもアニメ化してくれると嬉しいです。でもいまいち人気なさそうだから原作読もうかな・・

[2024.6.30初回感想]
人間の世界とは隔絶された山中にある山内(やまうち)と呼ばれる世界に住む、人間の姿で生活する八咫烏(やたがらす)たち。
そこでは4人の姫たちが登殿し、金烏(きんう)である若宮が現れ選ばれるのを心待ちにしていた・・で始まる物語。

原作は「八咫烏シリーズ」というファンタジー小説ですが未読です。
全何話かまだ不明ですが、2クールみたいです。

監督はゆるキャン1期、2期も務めた京極義昭監督。

こういう昔の日本みたいな世界観のファンタジーって見たかったんですよねー。
ファンタジーものってほとんどがヨーロッパ風、たまーに中華風で、和風っぽいのってほぼないんですよね。

だからこういう平安時代っぽい和風な世界観ってだけで観たくなりました。

絵も和の美しさを感じるような綺麗さで、キャラ絵もその雰囲気に合ってると感じました。

最初の数話は姫の登殿の話から、若宮や側近の雪哉の話になったりしてつかみどころがない感じなんですが、張られた伏線が明かされる12話、13話の展開は驚きましたし、ぞくっとするほどの見ごたえのある話で、ここまで見てきて良かったとホントに思いました。

本当は作品が終了してから感想を書く予定でしたが、他の作品たちの中に埋もれているのがもったいない良作だと思ったので、紹介を兼ねて感想を書かせていただきました。

もし興味を持たれた方いましたら12話まで長いですけど見られることをおすすめします。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 20

63.1 2 2024年度の陰謀アニメランキング2位
NINJA KAMUI(Webアニメ)

2024年2月10日
★★★★☆ 3.2 (44)
98人が棚に入れました
​ジョー・ヒガンは、抜け忍となることで掟を破った報復として、かつての組織からアメリカの田舎町で激しい襲撃を受ける。

死んだかに見えた彼だが、元の姿であるNINJA KAMUIとして復活、家族の復讐のため、自分を育てた組織を解体するため、古の技術を用いて最新技術で武装する敵と対峙する。

旅の途中、彼は手練れの暗殺者、戦闘用サイボーグ、そしてライバルの忍者たちと立ち向かう…

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

作画クオリティは高くアクションは良い。でも感情移入できない話は無理

さて、今期のアニメってわけでは無いんですね。TVで視聴。

作画は良好。忍者のアクションは格好良くいい感じに見えました。
ただ絵柄は萌系とはかけ離れているので、あまり可愛くは無いですね。

クオリティは高いんだから見るかと言うと…
見る気はしませんでした。

なんでかなーと考えたら、まあ感情移入できなかったからですね。

そもそも主人公の経緯が全然説明されていないんですが、忍者が忍者に追われているので、私は抜け忍だろうと思いました。

で、抜け忍だったら~ とあれこれ考えていて、違っていたらどうしよう、と思いましたが本サイトの説明で抜け忍と書いてあったから良かった。
そのまま書きます。

説明不足でわかりにくいのも感情移入できないポイントですね。


さて、抜け忍であれば抹殺しようと里から狙われるというのは常識ですよね。

だって里側の立場で考えれば、自分たちの元で超人的な殺人技術を身につけた人間が、敵対して逃げ出したんですよ。
里の秘密も全部知っている。
そんなの抹殺する以外に無いじゃないですか。

里が滅ぶか抜け忍が死ぬか、2つに1つしかありません。
つまり抜け忍だから可哀想、とか思えないわけですよ。
ルールを破っているのはむしろ抜け忍の方で。
抜け忍が主人公なら里を抜ける理由やら何やらきっちり描いて感情移入させて欲しかった。
そうでなきゃ味方はできない。

で、抜けるのは良いとして、抜けるなら里を滅ぼすしかない。
少なくとも主人公に手出ししたら里が滅ぶからと、里の方から逃げるように仕向けなければ安全は確保できないわけですよ。
そうしない時点で、主人公はぬる過ぎる。
殺されるのも自業自得でしかない。

で、狙われているのがわかっていて、何を呑気に嫁と子供を連れてヘラヘラしているんですかね?
顔を変えているからそれでOKって、アホかと。
物理的に手出しできないように城塞やら敵対勢力やらガッツリ築いて護衛に守らせるべきじゃないですかね。

結局襲撃される時は主人公が直ぐ側に居るのに、嫁と子供を守れずに殺されているんですよ。不在を狙うくらいはされるかと思ったのに。
そばに居て守れないとか、主人公無能過ぎる。格好悪い。

襲撃者側は他に被害を出さないようにちゃんと人気のないところで抜け忍だけ殺していて、こっちの方がよほど偉くないですか。

主人公、後から復讐するなら、先に相手を殺しておけば家族を守れたのにね。
主人公が力ある忍者なのに、やるべきことが全然できていないから格好悪い。
駄目でしょこれじゃ。

主人公が一般人で、忍者に理不尽に嫁と子供を殺されて、復讐を誓って忍者になる流れなら、感情移入もできたのにね。

主人公に感情移入できなきゃどうしようもないので、普通に一話切りで良さそうです。


後、音楽もなんか変な歌であってなくないですかね?
色々チグハグ感。絵だけは良かったのにね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

吹き替え無しの海外ドラマを見慣れた人向け

オリジナルアニメ?ちょっと調べてよくわからなかったけど、制作会社のサイトには、プラットフォームがAdxxt Swim(なぜかNGワード扱い)って書いてあった。それはアメリカのCartoon Network(ケーブルアニメ専用チャンネル)の夜中枠だったけど、今は独立したのかな?

今ではひねたギャグの多いアニメチャンネルになってると思うけど、2000年前後には夜中にFLCL、トライガン(オリジナル)、ビッグオー、カウボーイビバップとかを延々と放送してて、眠れない夜にお世話になってた

クレジットを含めて画面に出てくる文字は全部英語なので、海外発注作品なことに間違いない。シナリオも理想のアメリカンホームライフを送っていた抜け忍の父親が、目の前で組織に家族を惨殺され、その復讐を図る話ではないかと思う

アメリカ人向けだと思えば、美少女や萌え要素が全く無いのは納得。それと、日本人が好きなちょいウィットというかギャグ、細かな顔芸、ほっこり話なんかは皆無で、日本人が息抜きできるようなシーンは一切出てこないと思う。そこはドラマ構成の文法が全く違うと思うの致し方なし

それにしてもバイオレントだよねぇ。外人は日本のアニメはチャイルドポルノとばかり思ってるみたいだけど、日本人からすれば血はどばどば出るグロイ戦闘シーンが平気なアメリカ人の感覚は今でも良く分からない。それをかなりすごい作画で描写するから力の入れところがやっぱり違うね

お話の方は、私は男が出てくるならやっぱり強い男であって欲しいとどこかで願っているので、こんなおじ様も素敵と思っちゃう。そしてアメリカ人が思うヒーローとしては納得できるし、設定が単純そうなところも許容範囲かな。そうじゃなければマーベルやDCの映画なんて見てられないでしょ?

ただ、それにしてもなんでNinja?なんでKamui?白土三平のカムイ伝と何か関係があるのかと思ったけど無いみたい。いずれにしろアメリカ人には忍者と芸者はなぜか心に響いてるらしく、それへのオマージュなんでしょう(芸者は出てこないけどw)

いずれにしろ、日本で制作されているけど、完全にアメリカ向けだと思うので、合う合わないがあると思う。お勧めなのはアメリカのドラマを見慣れた人だと思うし、その観点から評価してあげてほしいな

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

Braindead Theory

海外向けというか海外企画。
NINJAということになってるだけのよくあるハリウッド的復讐譚。

01
どのへんが忍者なのか

ハリウッドですらやらないレベルの古典コテコテ復讐劇。フラグビンビンでミエミエなトリガーのホームドラマは海外の人ですら時間の無駄、さっさと進めろと思うでしょう。アクションシーンにコスト割いてるのはわかるが演出の意図が何も感じられない見映えの派手さだけで忍者らしさのカケラもない。忍者である必要性のないアクションを無駄に長々とやりつつたいしてグロさもない退屈さ。ちょっと印を結んだ程度でそれがなんの効果があるのかも描写しない。というか忍者らしさ出しても地味なだけでウケないってことかな。ハイハイどうせ勝つんでしょってだけで全く身が入らない。素人高校生がなぜか武術の達人ばりに超絶技巧を繰り出すWINDBRAKERのようなトンチキアニメのほうがまだ楽しく観れるってもの。

昭和ならともかくなんでもCGで出来ちゃう令和でこれをアニメでやる意図は?バットマンでも観ればいいのでは?としか思えない。スパイダーバースみたいなアニメの楽しさもなければ、実写でやったとしても特に目新しさもない凡庸さ。忍者要素は仮面のみ。海外の仮面は目を隠すが日本は口を隠す。それだけ。だから何?って感じ。

デスゲームを観慣れた日本人が海外で大ヒットしたイカゲーム観てもつまんなかったように、これも海外ではなんか新鮮でウケる要素があったのかなあ。なんだかんだでジャパンアニメはまだ安泰なのかなという安心感。でも日本バンドの押し売りは恥ずかしい。

何をやってもツダケンは嫌いじゃないがやはり主人公には向かないなあという再確認。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2
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