陰謀で漫画原作なTVアニメ動画ランキング 15

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の陰謀で漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月24日の時点で一番の陰謀で漫画原作なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.7 1 陰謀で漫画原作なアニメランキング1位
マギ The Kingdom of magic (2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (916)
5849人が棚に入れました
迷宮ザガンを攻略し、シンドリア王国での宴を満喫するアラジンたち。
そこでアラジンはシンドバッドから、『三人のマギ』について聞かされ、シンドリア王国のマギとしてレーム帝国に行くことを持ちかけられる。
アラジンはその言葉に対し、自分はシンドリアのマギではないと微笑む。

宴の中、アラジンはアリババに、この世界を終わらせないことを誓う。
「……でも、僕はこれからどこに向かって進めばいいんだろう?」

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之、松岡禎丞、逢坂良太、井上喜久子、チョー、柿原徹也、日野聡、坂本真綾、阿澄佳奈、高垣彩陽、谷山紀章、宮野真守
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大陸全土を巻き込む壮大なストーリー&マギの好きなキャラクターランキング

原作は少年サンデー連載は未読
マギ1期視聴済み


「マギ」という作品は作者曰くアラビアンナイトで知られる「千夜一夜物語」を
ベースにした作品だということです。

登場するキャラクターはアラジン、アリババ、シンドバッドは
アラビアンナイトに登場する人物としてとても有名ですね。とにかく魅力的な
キャラクターが勢揃いしています。

1期から続く2期、1期視聴は必須です。

TVアニメ第1期に続くストーリーの第2期は舞台を魔法使いの国
「マグノシュタット」に変えています。

主人公のアラジンが魔法技術の習得と闇の金属器の謎を解明するため
マギという立場を隠し、マグノシュタット魔法学院の生徒として入学します。

同じ頃アリババも修行をしにレーム帝国の闘技場に来ていた。
お互い別々の場所で順調に道を進んで行こうとしていた。

{netabare}
後半に向けて物語はマグノシュタットとレーム帝国の戦争へと移っていきます。
レーム帝国のシェヘラザードの理想は魔法ではなく人の力で国を発展させること
マグノシュタットのモガメットの理想は少数の魔道士たちの力で国を発展させる
こと。この思想の対立ですね。一般的な正論はシェヘラザードでしょうが
結局ティトスを取り戻すという口実を使いマグノシュタットに侵略する戦争を
始めるのはレーム帝国なんですよね。
どちらの思想も間違いとはいえないので、異文化の者との共存の難しさを
考えさせられました。

ここからの展開が凄い。
レーム帝国からはファナリス兵団も出てきてそれに対抗するため、
アラジンが覚醒したり、アリババが登場したり。更にそこに煌帝国も現れる。

結果堕天したモガメットは暗黒点を呼び出し、練玉艶 (れんぎょくえん)が
アルマ・トランのマギと衝撃の事実が発覚する。

金属器使いたちが一斉に集結し、それぞれが魔装化して依り代に向けて
極大魔法の連射。

これだけの金属器使いたちの総力戦は圧巻です。絶望的な力を持つ依り代に
対し争ってた皆が力を合わせて立ち向かう。

依り代を破壊しようとするが、しかし全く通じない。この絶対絶命の中
駆けつけたのはシンドバッド率いる七海連合。


もうこの男に持っていかれました!七海の覇王登場!
この世界が生んだ 奇跡!!「第一級特異点」シンドバッド!
シンドバッドの「バララークサイカ」巨大な落雷が依り代へ

七海連合の凄まじい力に絶対絶命のピンチを回避することに成功しました。

出番が少なかったモルジアナも到着。アリババを助ける。
またモルジアナにお姫さま抱っこされています。

ただ、金属器使いたちが集結する中、1人だけ戦いに来なかった白龍。
暗黒面に堕ちたのでしょうこの後の展開が気になります。


アラジンとアリババとモルジアナの3人が揃い3人の拳タッチ!
それぞれ自信に満ちた表情ですね。


シェヘラザードが次のマギを自分では無く、ティトスを迷わず指名
したのが素敵でした。また生まれて来れて良かった。
{/netabare}

原作が進んでからまた3期という形で彼らに会えますように。終


●ランキング
マギの魅力的なキャラがこれだけ勢揃いしたので気になる世間のランキングを
いくつかまとめて集計してみました。

【キャラクター人気ランキング】
1 位
アリババ・サルージャ

2 位
ジャーファル

3 位
シンドバッド

4 位
ジュダル

5 位
モルジアナ

6 位
練紅覇

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
練紅玉

10 位
練白龍

アリババさんすごい人気なんですねジュダルちゃんの人気は嬉しいです。

【これは私の好きなキャラクターランキング】
後であにこれbest10に。。
1 位
練紅覇

2 位
シンドバッド

3 位
ジュダル

4 位
練紅玉

5 位
練紅炎

6 位
モルジアナ

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
アラジン

10 位
アリババ・サルージャ

魅力的なキャラクターが本当に多いです。ジュダルちゃんはアクセラレータ系で
気に入っています。練紅覇は迷いなく1位です。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 24

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

冒険活劇というより成長物語。 1期2期トータルの感想。

剣と魔法のファンタジー的な世界で、巨大な魔人を操る少年アラジンと
ダンジョン攻略を目指す少年アリババが出会うトコから始まる物語。
1期2期共に全25話です。

アラビアンナイトをモチーフにした独特な世界観が面白いですね。


最初は、絵柄などから子供向けな作品なのかなって思ってたのですが、
見てみると内容はしっかりしてるし、王道のファンタジーって感じで
なかなか面白かったです。

キャラも、アラジン、アリババ、モルジアナ、3人の中心人物や、
ある意味 主人公たちより存在感のあるシンドバッドなど、
魅力的で良いキャラが沢山いましたw


ストーリーとしては、ファンタジー色を活かした明るく楽しい部分だけ
じゃなく、意外に暗い部分もしっかり描かれて良かったと思います。

一期は、酷い国政や身分制度、虐げられてる奴隷なども出てきますし、
二期では、魔道士と人間の間の確執など、少し重い部分もありました。
でもまぁ一期に関しては、暗い部分の描写の仕方が甘めだったり、
アリババに対しての描写が少し残念にも感じたりも...

ただ、暗い描写に関しては、考えてみたらこの作品って夕方放送の
アニメなんですよね。 なら、十分描いてるほうかもw


あと、終盤の展開としては 一期は展開早くてちょっとなって思いましたね。
もう少し上手く出来なかったのかな~って、少しガッカリだったかな...
二期に関しては、無難な終わり方でしたが良かったと思います。

全体的に見ればどちらも良かったけど、自分は1期より2期の方が好きかなw


それから、この作品って原作読んでいる人からの批判がすごい作品ですが、
アニメが初見な立場からすると普通に楽しめた作品でした。
是非とも、3期やって欲しいなって思いますしねw

ですが、原作ファンからのアニメ批判がそこまであるってコトは、
原作も少し気になってきますねw
というわけで、そのうち原作も読んでみようかなって思っていますww

投稿 : 2025/01/18
♥ : 35
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あまり活躍できなかったね、モルさん

原作未読 25話

マギの2期です。1期から観ることをオススメします。

1期から主要人物の3人、アラジン、アリババ、モルジアナがそれぞれの成長のため別れ、色々な人と会い、色々なことを学び、そして成長していくところを中心に描いてます。

子供っぽかったアラジンがちょっと大きくなってます。アリババもモルジアナもちょっと大人の雰囲気が出てきました。

今回はアラジン、アリババのお話が中心でモルジアナのお話は少なかったですね。主役はアラジンなので中心になるのは仕方がないのですが、この作品で一番好きなキャラであるモルさんの出番が少ないのは残念です。

この作品の特徴であるほのぼのとしたシーンが好きで今回も色々ありましたね {netabare}(特に船のシーンのアリババには笑ってしまいましたw){/netabare}

今回も誰が良い、悪い(本当に悪いものもいますが)とかではなくどうにもならない悲しいお話が中心で、光が少し見えてきたところでこのお話は終わります。

あっさりしたところは相変わらずありますが、ウルウルするところも多々ありましたね。 {netabare}(海賊のお話、ティトス君のお話他) {/netabare}

もっと成長した3人をまた観てみたいですね。まだまだ続きか気になる作品です。

最後に、金属器と極大魔法の見本市というぐらい、これでもかこれでもかという作品でしたw

投稿 : 2025/01/18
♥ : 31

86.4 2 陰謀で漫画原作なアニメランキング2位
進撃の巨人 Season3(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (804)
4061人が棚に入れました
百年の長きに渡り人類と外の世界を隔ててきた壁。その壁の向こうには見たことのない世界が広がっているという。炎の水、氷の大地、砂の雪原……。本の中に書かれた言葉は、少年の探究心をかき立てるものばかりだった。やがて時が過ぎ、壁が巨人によって壊された現在、人類は一歩ずつ世界の真実へと近づこうとしている。巨人の正体は何なのか? 何故、壁の中に巨人が埋まっていたのか? 巨人化したエレン・イェーガーが持つ「座標」の力とは? そして、ヒストリア・レイスはこの世界の何を知るのか? エレンら104期兵を加え、新たな体制となったリヴァイ班。行動を開始した彼らの前に、最強最悪の敵が立ち塞がる。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、下野紘、小林ゆう、三上枝織、藤田咲、細谷佳正、橋詰知久、谷山紀章、嶋村侑、津田健次郎、朴璐美、小野大輔、神谷浩史、子安武人
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リヴァイよ、今夜もありがとう

2018.10.17記


原作既読。


初見時TV版1期2期を観てません。3期放送に先立ち下記劇場版のTV放送をおさえた上で参戦しました。

・劇場版 前編〜紅蓮の弓矢〜 / 後編〜自由の翼〜
・劇場版 Season2〜覚醒の咆哮〜


そうですね。いつしか観ようTV版!(※注:その後視聴済)


そしてTV版のおさらい~wikiより~

・第1期:全25話 + OAD5話
・第2期:全12話

第3期は分割2クールのようでいったん1クールめ12話分のレビューとなります(2018年10月時点)。物語の表現上は“第38話~49話”の扱いとのこと。
放送局は天下のN○Kに移り、ほぼ全国同時放送となりました。人気作の続編として期待と不安入り混じる下馬評だったかと思います。


ぱっと見

 “内戦(仮)”


2期までに綴られたであろう巨人VS人類の構図が変わり、壁内の人間同士の争いに焦点を絞り物語が展開します。そしてこれまでの謎が次々と明かされていくことになり目が離せないです。
ニック司祭殺害に端を発し、{netabare}ウォール・マリア奪還作戦手前までと{/netabare}区切りのいいとこまでやって1クール終了です。
原作通りでもあるし、人間VS人間の萌芽は2期までに描かれていた(たぶん)ため驚きの展開というわけではなかったと思います。

冒頭述べたようにTV版未視聴なので、前期・前々期との比較はできませんが、市外戦闘の作画は凄まじかったと思います。
草原など奥行きのある背景でデカブツを相手にするよりも目まぐるしく絵が変わる市外戦は作品通じての見どころになりますね。

それと、全話通してリヴァイ兵長が出演します。録画した回を観る度に兵長の雄姿を拝めるのは眼福でした。さらにはリヴァイの生い立ち含めた過去話に踏み込むのでファン必須でしょう。


バトルもありながら政治重視の様相を呈する展開には、これまでと趣きが変わる分戸惑うかもしれませんが、原作がそうなのでほんとに好き好きということになるかと思います。
これまでOPを担当していたLinked HorizonからYOSHIKI&HYDE組にバトンタッチして、そこにN○K色を感じなくもない今日この頃ですが、結局のところOP画像のミカサの笑顔はいったいいつ拝めるのだろうと願いつつ、人間同士の抗争(正確には権力闘争)に突っ込んでいく3期前半パートとなりました。

{netabare}49話でミカサが「これが終わったらあの頃のように…」的なことをつぶやきます。ほんとそうですね。{/netabare}


2019年4月再開予定の放映も視聴予定のため、そちら含めて完走したらあらためてレビューも纏めたいと思います。いったん「観終わった」にしときます。



【閑話休題】藤井聡教授の見立て
今から7~8年前くらいだったでしょうか。氏のインタビュー映像かなんかで、氏の息子の薦めで漫画版を読んだ時の印象について言及があり、それがなかなか面白かったので紹介しておきます。
ちなみに私が原作を手に取ったのはこの藤井教授に触発されたのがきっかけ。。
※アニメ関係ないので畳みます

{netabare}曰く、この壁の中の人類ってまんま今の日本人のこと指してんじゃん、と。

『壁の中なら安全』壁は未来永劫自分たちを守ってくれると固く信じている
『壁の外は知りません』外界の動向をきちんとウォッチすることを放棄
『上記2つを破るものは制裁』現状維持しようしようと躍起になる勢力がある

こんな主旨だったかと思います。
上記3点はすなわち“欺瞞”ということで、いったん壁破られたらどうなん?を描いたのがアニメ1期ということになります。いましたね、昼から飲んだくれてる憲兵団が。そして既得権力として上記3つを堅持しようとする王政府(偽)が。そして壁破られて右往左往する人類が。

劇中では、外の世界に興味津々のアルミンと触発されたエレン。ならびに外を知らずして人類に未来無し!の調査兵団、という組み合わせでした。
外の世界を知り、その上でしっかりと準備し、外敵が来たら駆逐する、といった当たり前のことを作品を通じて訴えており、そこが琴線に触れたんじゃないか、との氏の見立てです。

だからヒットしたかどうかというのは違うと思いますがね。{/netabare}

{netabare}で、今回は内戦(仮)です。巨人には元々人類だったやつもいるよ、からの3期の展開です。
物語として、巨人VS人類から人間VS人間にシフトして戸惑う部分も多いかもしれない本作ですが、一般論として、外敵と対峙する際に内なる敵を抱えたままだとほぼ勝利を収めることは難しいのが世の常。
そんな事情があったかどうかは露ぞ知らぬところではあるものの、壁の中での争いに物語がシフトしたのはある意味当然なのかもしれません。{/netabare}



視聴時期:2018年7月~9月 地上波リアタイ

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2019.04.09追記

その後、TV版1期2期を視聴済。劇場版のみでもすんなり入れたのは事実なのですが、もう一度3期前半をおさらいしてみると、ライナーのくだりとかTV版を抑えておいたほうが良いように思えました。少しばかり後悔してます。

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2020.01.31
《配点を修正》+0.1



2018.10.17 初稿
2019.04.09 追記
2020.01.31 配点修正
2022.02.27 修正

投稿 : 2025/01/18
♥ : 64

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

選択できるから自由なのだ

進撃の巨人の3期。
あらすじはネタバレになるため、あにこれのものにおまかせします。

クオリティの高さにびっくり仰天した1期。
それ以来、安定のクオリティを保っています。


今回は、人間と巨人の直接的な戦いは控えめです。

壁内はどのような成り立ちなのか。
巨人とは何か。
そして渦巻く陰謀や策略。

人と人とのやり取りが多いです。
迫力のあるジェットコースターアクションアニメとして見ている人にとっては退屈でしょう。

逆に、世界観や謎に重きを置いている人にとっては、わくわくする内容だと思います。


この作品の優れている点は、話の繋がりの巧みさです。

常にふたつ以上のシナリオが並行して進行しています。
ひとつのシナリオが解決しても、話に空白ができることがありません。

A----------->B----------->C----------->D

という直列つなぎのストーリーではなく、

A--------+
       |
   B------+----+
   |        |
   |   C---------+----+
   |             |
D-----+--------------------+

というように、どこが解決しても、未解決な部分が残る構成になっています。

そのため、「いいところで切って話を繋ぐ」という、
俗にいう「クリフハンガー」に頼らずに話が展開できます。


気になったのは、キャラクターに役割を負わせすぎな点です。
モブだと思ってた登場人物が「実は○○だった」というパターンがあまりに多いです。

程よい量なら「ここまで考えていたのか!」となります。
しかし、量が量だけに「ちょっと偶然が重なりすぎじゃね?」と感じる部分もありました。


テーマは「選択」。
誰しもが選択を迫られ、正しいかどうかもわからないまま責任を負うことになります。
しかし、選択できるこその自由です。

「マブラヴオルタネイティヴ」というゲームがあります。
これは作者が強く影響を受けたと言っている作品です。
「Alternative」は「選択肢」「二者択一」はといった意味。
それが「選択」というテーマのヒントになったのかもしれません。

もしかしたら、多くの選択が話を作り上げるという意味で、
1本道に感じさせないような工夫をしているのかも。

ストーリーだけではなく、テーマをしっかり決めているのはとても良いと思います。



原作では文字情報が多くごちゃごちゃした印象がありました。
しかし、アニメでは内容がすんなり入ってきました。
原作どおりですが、見せ方がうまいのだと思います。

この先さらに複雑になりますが、続きのアニメ化にも期待が持てそうです。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 49
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

移民の歌

原作、諫山創。

進撃に寄せて雑記あれこれ。

初めて手にした原作に衝撃を受けて以来、
時代を象徴する作品との評価は揺るぎませんが、
私はここまで、2度挫けています。
そしてその度毎に、懺悔をすることになる。

1つ、{netabare}エレンが巨人化したこと。
これにより進撃が持つ至高性が失われた。
得体の知れない未知への恐怖、拒絶、違和感、
そして生理的な不快が、身内に巨人を創ることで、
希薄化されるだろう悪手であると感じ失望した。{/netabare}

2つ、この3期で描かれた政治劇。
この世界の真相に興味は尽きませんが、
戦闘の迫力・緊迫感ある描写は影を薄める。

しかし物語は最高の盛り上がりを見せ始める。

ヒストリア・リヴァイの過去と、
{netabare}フリッツ王政の打倒とレイス領地下礼拝堂。
オルブト区防衛戦から新体制へと。{/netabare}

無限とも思える悲劇の反復、喪失し続ける日常、
勇敢な死者に意味を与えるのは生きている者たちだ。
世界はまだ終わっていないのだから。

F・Jシャフナー監督の傑作映画、
幼き日に再放送で見たあの衝撃を思い出す。

進撃は新世紀の「猿の惑星」になった。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 52

89.8 3 陰謀で漫画原作なアニメランキング3位
彼方のアストラ(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (998)
3932人が棚に入れました
宇宙への往来が当たり前になった近未来で、9名の少年少女たちが惑星キャンプへと旅立つ。宇宙旅行に胸を躍らせながら出発した彼らを待ち受ける、予想外の事態とは……!?

声優・キャラクター
細谷佳正、水瀬いのり、武内駿輔、黒沢ともよ、木野日菜、松田利冴、内山昂輝、早見沙織、島﨑信長

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

スケットダンスが好きなら更に楽しめる

あらゆる漫画を読み漁ってきた私の中で、ギャグ漫画家トップ3に入る篠原健太先生の作品です。

●SFじゃないという批判について
別にハードSFを謳っているわけではありませんし、むしろこれぞSFと言って良いと思っています。自分が子供のころにガンダムやドラえもんでSFに興味を持ったのと同じように、SFの門戸を広げてくれる素晴らしい作品ではないでしょうか。


●ギャグが面白くない説
スケットダンスでも同様の傾向があるので、そのうちスケダンのレビューで考察しようと思いますが、原作者のギャグは漫画でこそ栄えますが残念ながらアニメではあんまり面白くなりません。
なので、アニメを見てギャグが寒いと感じられた方は是非とも原作を読んでください。同じ内容なのにめちゃくちゃ面白いです。そしてスケダンを読んでから読むと更に面白いです。

原作には「アカツノチリゲムシ」などスケダンのファンにはたまらない小ネタがありますが、アニメでは出てこず、残念ではありました。
しかし、宇宙服のメーカー名が実は全てスケダンのクソゲーシリーズという、どうでも良いネタをちゃんと拾ってもらえたのは嬉しかったです。
「FALKEN」とか、めちゃスポーツメーカーとして自然なのが笑えます。「SMB」は「Special Mariko Broken(壊れちまった特別な真理子)」の略称。どう考えても宇宙服メーカーの名にはふさわしくないwww

ギャグといえば、原作コミックの巻末にある番外編四コマ漫画がめちゃくちゃ面白くて、四コマだけでも連載を続けて欲しいほどでした。
特に「紙ずもうレスリングトーナメント」の話が秀逸ですが、アニメではEDの一枚絵で紙ずもうチャンピオンのグレートロブスターが出てくるだけでした。


以上、ほぼ原作のギャグを褒めただけのレビューになってしまいましたが、SFミステリとしての完成度はアニメ史上でも類を見ないレベルだと思います。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 35
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

私たちは変わることができる、そして人生は続く

アニメーション制作:Lerche
監督:安藤正臣、シリーズ構成:海法紀光
キャラクターデザイン・メイン総作画監督:黒澤桂子、
音楽:横山克、信澤宣明、原作:篠原健太

子供たちだけで惑星キャンプが行われる時代。
ケアード・ハイスクールのB5班は、
無人の惑星で5日間過ごす野外学習に出かけた。
9人の少年少女たちは、惑星マクパで降ろされ、
楽しい日々を過ごすはずだった。
しかし、彼らの前に謎の球体が現れ、事態は急変する。

集英社のウェブコミック配信サイト『ジャンプ+』で
連載された作品。口コミなどで評判が広がり、
『マンガ大賞2019』の大賞を受賞した。
宇宙という舞台、子供たちだけの冒険、
陰謀がうごめく背景、9人全員が抱える事情、
惑星でのサバイバルなど、様々な要素のある
エンターテインメント作品となっている。

原作漫画は完結しているため、
1クール12話、しかも1話と12話を
1時間ずつを使う特別編にすることで、
5巻分を余すところなくアニメ化している。
{netabare}無料開放の漫画を少し読んでみると、
原作に忠実に作られているだけでなく、
宇宙空間に飛ばされたアリエスを
カナタが助けるシーンでは、全員が手をつないで
ふたりを救助するという改変も行っている。
(漫画では、このシーンは残されたワイヤーに
戻り、それを辿って帰還している。
1度ワイヤーを巻き取って、再度、別の誰かが
助けに行けばいいなどの意見もあるだろうが、
ここは全員で手をつなぐという行為に意味があったわけで、
良改変だったと個人的には思う){/netabare}

SFの部分では突っ込みどころが多く、
アニメが終了した後にSNSなどで大論争が巻き起こり、
作者が降臨する事態にまで陥った。
ある意味、SF要素のある人気作の宿命だ。
ただ、この作品はSFを見せようとするものでないことは
明らかで、批判する人の気持ちは分かるが、
そこについて深く突っ込み過ぎるのは違和感がある。
この作品において、SFのリアリティは枝葉の部分に過ぎない。

では、どこを重視しているかというと、
9人の子供たちが抱えている問題と、
その悩みを解消するために、仲間が相手のことを
思いやり、本当に大切なものを得ることについてだ。
9人の子供たちは、それぞれ幼少期から、
大きな喪失感を抱えながら生きてきた。
旅を続けるなかで、一人ひとりが体験してきた背景を
各々が理解しながら、解決していく構成になっている。
9人もいるキャラクター全員の過去について、
しっかり語っているため、彼らが失い続けてきたものに
思いを巡らせることができる。
だから、そこから彼らが何かを獲得する様子に
カタルシスを感じられるのだ。
それがこの作品の最大の見どころだろう。

舞台装置としては、孤島の閉鎖空間での
ミステリーと同様の形を取りながら、
それだけに止まらない群像劇として、
最初から最後までしっかりとまとめられている。
{netabare}特に11話『CONFESSION』での回想から
カナタの怒りにつながる流れは素晴らしい。
カナタ役・細谷佳正の演技は、抜群の説得力がある。
反重力シューズを履いてきて、
ワームホールを飛び越すという展開からの
決着の付け方も完璧だった。
この回は、夏クールの私が観た全話のなかでも
出色の出来だったと思う。{/netabare}

9人の少年少女たちは、数ヵ月の旅の間に、
自分の支えになる原点を獲得することができた。
アストラ号で過ごした日々は、
何事にも代えがたい時間として
今後の人生の支えになるに違いない。

引きこもりや親子断絶などが、
もはや当たり前になった現代において、
子供たちの心に響く物語に思える。
ここではないどこかに行けば変われるかもしれない。
行動すれば誰かとの出会いによって、
人生が動くかもしれない。
親から愛されない境遇にあったとしても、
生きていていいのだ。

そして、人は絶対に変わることができる。
(2019年10月19日初投稿)

投稿 : 2025/01/18
♥ : 93
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

判別可能なキャラ達と金太郎飴的な惑星群

原作未読

漫画の評判がいいから、が視聴動機。
全12話ただし初回と最終回が1時間枠だったので実質14話分のボリュームです。
序盤はもの珍しい細谷佳正さんのハイテンション演技を堪能することから。SF興味なくともこの一点で “ 買い ” かもしれません。2~3話経過してからはBパートの引きが良く毎話楽しみながらの完走です。

ざっとあらすじ:子供たちだけでどっかの惑星で5日間自活してこよう!スケール大きめの林間学校に意気揚々と出発したらトラブルに巻き込まれて帰ってこられなくなりました的なやつです。

キャストは多め。性格ははっきりとキャラ毎に別れており、キャラ回というよりキャラパートを設けてあまり尺を使わずにさらっと紹介。それでいて不思議と名前は覚えていられました。
{netabare}みんな多かれ少なかれ境遇は一緒だよ、との本作の特徴を活かしこのへんばっさり切りましたね。英断だと思います。{/netabare}


カナタ・ホシジマ(CV細谷佳正):リーダー 十種競技選手 アツい!
アリエス・スプリング(CV水瀬いのり):天然ドジっ子に見えて意外と有能
ザック・ウォーカー(CV武内駿輔):頭脳明晰鉄面皮 キトリーと幼馴染
キトリー・ラファエリ(CV黒沢ともよ):医者の娘 フニシアの姉 基本ガヤ
フニシア・ラファエリ(CV木野日菜):最年少 キトリーの妹 パペットマペット
ルカ・エスポジト(CV松田利冴):政治家の子 僕っ子亜種「オイラっ子」
シャルス・ラクロワ(CV島﨑信長):貴族出身 なんというかムツゴロウさん
ユンファ・ルー(CV(早見沙織):国民的歌手の娘 超内向的隠れ美人
ウルガー・ツヴァイク(CV内山昂輝):教頭の息子 本人はアウトロー志向

ポリーナ・リヴィンスカヤ(CV生天目仁美):ゲスト ポリ姉


途中経過時点ではおおむね今期多かった中間層上位 ( 自分比 ) の作品という見立て。完走は苦にならずそこそこ面白いが一皮むけてないといった「惜しい!」作品の一つ。
ただしそれは物語の全容が明らかになってくるまででした。起承転結の転から加速しきっちりまとめてゴールイン!一気に観るのがいいと思います。

引っ掛かったところ先に述べとくと、全12話のけっこうな部分を占める各惑星描写についてもっとエンタメに振り切って欲しかったな~ということですかね。


※各惑星の簡易説明

{netabare}惑星マクパ:当初目的地
惑星ヴィラヴァース:最初に訪れた惑星。肉食恐竜みたいなのとにょっきーん植物が脅威
惑星シャムーア:脅威のない草食動物。毒胞子まき散らすポールツリーが脅威
惑星アリスペード:リゾート惑星。地震と津波が脅威
惑星イクリス:自転してない過酷な環境。超獰猛な可動性植物が脅威
惑星ガレム:最後の惑星。わりと平和

一覧すると、植物らしきものが脅威だよというパターンが被りヴァリエーションに乏しい。{/netabare}

いきなり遠くの宇宙空間に放り出され、かくかくしかじかで食糧の備蓄量を見据えながら惑星を中継して帰還するという一大作戦決行中の若者たちです。

 未知の惑星にどんなものを持ってくるか?

これがいってみれば想定の範囲内。観てるこちら側の斜め上をいくようなタイプの惑星が登場してたら、

 本当に生還できるのか?

SFサバイブもののドキドキワクワク感はさらに増したことでしょう。
{netabare}そしてサバイバルパートが際立てば際立つほど第9話「全容見えてきました!」回との目線ずらしが奏功してたと思います。サバイバルと見せかけてサスペンスでしたの落差で評価は爆上がりしてたことでしょう。{/netabare}


この引っ掛かり以外は気にならず、中盤までゆるやかに右肩上がりで面白くなっていくストーリーだったと思います。サバイバルという題材と+αの謎{netabare}(「裏切者は誰だ?」){/netabare}を早々に提示してくれたおかげで、なにがなんだかよくわからないまま後半に種明かしみたいな不親切設計でもありませんでした。
起承転結の構成も手堅く、転からの終盤はオチも含めて意外性と納得感のある内容。このへん詳細は本編で!

ジャンプ連載だったわりには、下手に引っ張らず撒いた伏線を回収して短くスッキリと終わらせた構成にも好感を持ちました。良作です。



■物語の構成について ※ネタバレ

{netabare}出来過ぎなくらいハッピーエンドでしたね。それが嫌らしいと感じませんでした。
物語は以下の順で明らかになっていきます。

1.アストラ号メンバーの共通項
2.刺客はこやつ
3.この世界の秘密

序盤から2.は提示されていて視聴者の興味を引っ張る材料になってました。そして2.が明らかになれば当然「どうして?」がでてくるわけで、その説明が1.と思ったわけです。
これで1クールでも充分だったと思いますがおかわりがありました。3.です。期待値の一段上をいってました。{/netabare}


■優しい人たち

これは雑感です。人間の善意を信じようという作者の意図が根底にあったのだと思います。
{netabare}・ユンファのライブ会場に押し入ろうとしたキトリーと警備員とでひと悶着。直後、隣にいたアリエスのとある報告に控えめに拍手を送る警備員さん。さっきまでもめてたのにw
・アリエスの母ちゃんに連絡を取ろうとした時に、だれも疑わなかった。普段ならご都合とか平和ボケみたいに感じたろうにこの時はクルーの絆みたいなのをより強く感じました。不思議なもんだねぇ
・ピンポイントでしか覚えてなさそうなカナタが本を執筆できるわけなかろうもん。きっと隣にいた超絶記憶力の持ち主がサポートしながら書き上げたんだろうね、と妄想。{/netabare}




■(余談)カナタのアストラ

冒頭に戻るわけですがハイテンション細谷佳正さんが個人的にはイチオシです。
アツい!とにかく勢いがあるキャラでした。そして、彼は脳筋一歩手前の絶妙なバランスで好感度を保っていると思しき立ち居振る舞いをします。行動に根拠がある。よって知性も感じる。

モデルは武井壮?と思った人他にいないかしら。

なかやまきんに君でも春日でもないんだよなぁ 
武井壮なんだよなぁ



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.09.20 初稿
2020.04.07 修正

投稿 : 2025/01/18
♥ : 78

66.7 4 陰謀で漫画原作なアニメランキング4位
ラディアン 第2シリーズ(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (52)
260人が棚に入れました
カッコいい大魔法使いになることを目指す少年・セト。空からやってくる怪物・ネメシスを倒すため、毎日魔法の特訓に励むが、うまくいかずトラブル続き。村人たちに迷惑をかけ、育ての親・アルマからも叱られてしまう。そんなとき、超巨大ネメシスが村を襲う! 世界を救うためネメシスの根絶を決意したセトは、ネメシスの巣があるという伝説の地“ラディアン”を探す旅に出る。新たな仲間との出会いや、強敵との戦い、待ち受ける困難に立ち向かうセトの冒険が今、始まる!

声優・キャラクター
花守ゆみり、悠木碧、大畑伸太郎、渕上舞、遊佐浩二、子安武人、朴璐美、小市眞琴、ゆかな、石谷春貴、熊谷健太郎、白熊寛嗣、青山穣、木下浩之、千葉繁、根谷美智子、利根健太朗、小原好美、山崎たくみ、吉野裕行、東山奈央、稲田徹、三宅健太、緒方賢一、佐倉綾音、早見沙織、黒沢ともよ、木村良平、小野賢章、井上喜久子、島田敏、速水奨

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

第3期に期待して・・・!

原作未読。第1期は視聴済み。最終話まで視聴。

第1期はとても面白かった。
第2期は薄味な印象。

テンポの悪さがとても目に付く。
あえて近道をせずに、わざと遠回りをしている感じ。

反面、終盤は一気に加速して、とても面白い。
まっすぐな正義VS歪んだ正義。
どちらも正義だからややこしい(笑)。

更に仲間を増やしたセト一行。
第3期を楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 6
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白かったけどまだまだ先は長そう

2019年秋アニメ。第2シリーズです。全21話(第1シーズンと合わせて42話)。

【あらすじ】
魔法使いとして幼少時に差別された経験を持つセトは、人間と魔法使いが一緒に暮らせる世界を作りたいと願い、「ラディアン」と呼ばれるネメシスの巣を探す旅に。1期ラストではランブル・タウンでの騒動は収まったものの、正体不明の自分の力が暴走したことを憂いて、セトは友人メリを残してアルテミス学園を去ります。
2期1話にて、魔法騎士の本拠地「カスラーン・マーリン」に「スペクトル・ネメシス」と呼ばれる今までと違うネメシスが現れました。


【第1話感想】
{netabare}
まず新しいOPEDがかなり好みでした。4クールアニメの後期OP・EDっぽくて良い。
あまりJPOPは聞かないのでHaloat四畳半さんは初見(?)だけど「ナラク」良い曲だと思ったし、映像もとても良かったです。
EDはNakamuraEmiさんの「ちっとも知らなかった」。うっわ嬉しい…!ちょっと切ないメロディ、しかも歌詞少な目なのが余計にしんみりさせる。どんなタイプの曲も作っちゃうなあ…。映像も凝っていて、爽やかだけど少し寂しげでとても合ってる。

これまでのお話!みたいなパートを入れることもなく、普通に22話目のように始まりましたね…。
半年も期間が開いているので少し不親切では?と思ったらyoutubeで「1分でまるわかり」というのを公式がやってた。そっちを見てね!ということかあ…。総集編とかもなんのかんのと楽しむ自分はちょっと寂しいです。

セトが沈んだ様子なのがなんか悲しいというか、元気出してよぉ!って思ってしまう…。
アルマは相変わらず偉大な師匠で母。セトには試練が多くて独り立ちはまだ先でしょうか。
ドグラノフ隊長今度はどんな貧乏クジ引…もといどんな奮闘ぶりを見せてくれるのか、楽しみにしてるw

それにしても、何だか無性に明るいメリが見たい…。
私がこの作品に求めてるのは癒しなのかも知れない。

1期の時には不安要素も少しあったし、続きを凄く楽しみにしてたつもりは無かったんですよ。でも雰囲気やキャラクターはもうわかっているので、2期には不安要素はほぼ無く、それが気持ち的にとてもありがたい。もう少し展開がハイテンポでも良い気はしますが。
なので物語がきちんと進めばのんびり楽しめるかなと思ってます。{/netabare}
(2019.10.3)


【視聴終了感想】
相変わらずエンドカードが凝っていて楽しかったです。
OP、EDがたまに変わったり、凝った挿入歌もあったり。
それぞれのキャラクターも深まりましたし、守るべき人や国が描かれたのがとても良かったと思います。

1期に比べてストーリーの連続性が高くなり、4クールアニメの後半という感じで良かったけど、やっぱり展開はゆっくりめ。まだ色んな謎が残っていますね(というか、謎が増えたw)。
私は謎が明かされることよりドラマ性がきちんとしていれば良い人間なので十分楽しみましたが、これは3期以降がないと勿体ないなあ。多分原作のストックも溜まっていないでしょうし、3期があるとしたら大分先になるかも。
{netabare}

今作は人間ドラマに見所が多く、セトとメリの関係は特に良かったです。
メリ、オコホ、アルマ、ジル、クイーン・ブーディカと、やっぱり女性が強い作品。
クイーンを怪しませるミスリード演出として、オコホに同じ女性としての忠告シーンを入れているのも良い。クイーンからすればオコホを評価しているからこそだけど、視聴者からすると怪しく見えるようになっていましたね。

呪いや差別が人間の意識の問題という描写になっているのがとても良いと思います。
呪いを宿す住人が多いカスラーン・マーリンの中でも結局差別があるのは変わらないんですよね。外見的に目立つ呪いを持っていると魔法騎士になれないというのが、すごく差別的。男社会でオコホがなかなか認められないのもそう。

ラディアンの発見は原因を特定したり理解を深めることにはなると思うけど、ネメシスが悪ではない可能性を1期で提示した以上、ラディアンもネメシスも諸悪の根源みたいなものでは多分ない。
今後のラディアンの扱いによっても、差別や拒絶を超えての共存が描かれたら良いですね。

17話でセトはドラグノフに「それはお前自身が考えて本当に正しいと思ったことなんだな」と問いかけています。以前アルマに「自分の頭で考えて正しいと思ったことをしな」と言われたから、セトは愚直に考え続けてきました。それに加えて、人間の社会だけではなく妖精たちの世界も知ったことがセトの視野を広くした。
1期では世界を俯瞰して見ていたドグラノフが、冒険を通して視野を広げてきたセトに、自身の視野の狭窄を指摘されるのは良かったです。

毎週楽しかったんですけど、個人的には現在のオコホ・モルドレッド・サグラモールのエピソードが序盤に一つ欲しかったかな。それがあれば後半の3人のドラマもさらに良くなったと思うので。
でも子ども時代の3人は描かれていて、可愛くて好きでした。

1期で「ネメシスは必ずしも凶暴なものばかりじゃない」という問題があったけれど、それは次回作以降かな。セトの暴走の制御・解決の物語が先ということでしょうね。
今期の内容は物語の起承転結の「承」の部分だった感じです。
{/netabare}


【気になることメモ】
先が長そうなので、思い出しやすいようにちょっとだけメモ。
{netabare}
グリムは世界から距離を置いている、という発言。グリムの正体。
「アヌマテック」と呼ばれるもの、書庫の大魔法使いの記憶の石のコレクション。その中の「マゴジア」という女魔法使いの記憶の石がグリムの手に渡る。「記憶の石」は持ち主の魔法使いの経験を記録する。
ピオドン、ディアバルはじめセトの兄弟たちのこと。セトの暴走は侵入してくる闇のせいで、感染者の呪いではなく人為的なもの。魔法使いを産める魔法使いである可能性。ディアバルはセトの迎えが間に合わず姿を消してしまった。ピオドンは結局ディアバルをどうしたのか?兄弟たちに侵入してくる闇は何か?
{/netabare}
(2020.3.5)

投稿 : 2025/01/18
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

その手が導くのは破壊か、創造か

言わずもがなですが、本作はラディアンの続演に相当します、
物語の内容に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

岸誠二さんが監督で、主人公のセトを演じるのがゆみりんという、私にとって凡そ最強と思われる組み合わせであるこの作品…2期の放送をとても楽しみにしていました。


魔法使い少年・セトは、
怪物ネメシスを倒すため冒険の旅に出た…。

道中、魔法使い少女・メリや情報屋・ドクと仲間になり、
魔法使いの天敵・異端審問所と衝突!
激戦の末、辛くも勝利を収める。

伝説とされるネメシスの巣"ラディアン"の手がかりを握る
魔法使い騎士団の本拠地へと到着したセトだったが、
ラディアンを探していたのは昔のことだと言われてしまう。

魔法騎士志願者の少女・オコホとの出会いや、メリ・ドクとの別れ、
セトを追う異端審問官、新たな敵・商人男爵との激突など、
セトの冒険はますます盛り上がっていく!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

どうして異端審問官はセトら角の生えた少年を執拗なまでに追い回すのか…
そして魔法使いを目の敵にするのか…
恐らく物語の核心の一つに相当すると思うのですが、実はこれが未だ良く分からないのですが、異端審問官が「奇跡の人」を投入して本気で魔法使いに戦いを挑んだらどうなるか…
その顛末が痛いほど伝わってくる展開であったことだけは間違いありません。

魔法使い…今回の場合は魔法騎士団になるのですが、彼らだって指を咥えて黙って見ていた訳でも一方的にやられた訳でもありません。
シファンディールを治める、麗しき巨大な女王であるクイーン・ブーディカを先頭に、空気中のファンタジアを操り勇猛果敢な突進を何度も何度も繰り返したんです。

ですが、異端審問官のやり方は魔法使い側からの視点で見ると周到で狡猾…
まるで、魔法使いの心と身体を同時にへし折る方法を熟知しているかのような場面が待っていましたから…

この様な大惨事が起こる前、とある事情で満身創痍だったセトは自らを森の妖精だと明かしたミルに「カイルトの森」という場所で一命を救って貰っていたんです。
そこにはミルの伴侶であるジルが暮らしていて、まるで家族にように接してくれたんです。
それだけじゃありません。
ミルは魔法を生み出す源であるファンタジア使い方…特に制御の仕方をセトに指南してくれたのです。
ミルとジルが育んできた森です。
セトにとって空気が優しくてとても居心地が良い場所だったに違いありません。

異端審問官の仕打ちが目の前で武器を取る騎士団に対するモノだったら…
降りかかる火の粉は払わなければならないのは理解できます。
ですが、彼らが引き起こしたのは目を覆う様な惨状だったんです。
怒りと悲しみに我を忘れたって全然おかしくありませんでした。
もちろん、私も涙で前が見えなくなりましたよ。

ラストの展開に少し希望の光が見えたのが唯一の救いでした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Halo at 四畳半さんの「ナラク」
エンディングテーマは、NakamuraEmiさんの「ちっとも知らなかった」

2クール全21話の物語でした。
物語は何度も急転直下しましたが、制作がNHKなので作品は安心・安定していたと思います。
原作は既刊12巻まで刊行されてるようですが、2期までで原作の10巻までが使われたようです。
せいさくがNHKなので続編はきっとあると思いますが、ストックが貯まるまで少し時間が掛かりそうですね。
ですが、しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 10

58.2 5 陰謀で漫画原作なアニメランキング5位
魔乳秘剣帖(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (274)
1576人が棚に入れました
乳こそこの世の理。豊乳は富であり絶対、貧乳は人に非ず。時は太平江戸時代。徳川幕府の治める理不尽の治世。幕府の中にあり、政治を支え、刺客を操り、奥の豊乳を育む絶大な権力集団があった。その名は「魔乳一族」。魔乳流の剣技は体を抜け乳を断ち、門外不出の秘伝書には、豊乳美乳を育むための、古今東西あらゆる術が記されているという。そんな乳が全てを支配する時代。魔乳一族の頭首の末子として生を受けた少女・千房は、一族が作り上げた理不尽な世を正すため、秘伝書を奪い、里を出奔する。魔乳からの執拗な追っ手に一歩も引くことなく、側仕えの楓とともに、千房は世直しの旅を続ける。全ては母の教えを守るため、そして乳が理を正すため、千房は豊かな乳房を震わせて、必殺の剣を振るう!乳才・金子ひらくが放つ究極の美少女アクション“おっぱい”絵巻、ここに開幕!

声優・キャラクター
寿美菜子、豊崎愛生、水原薫、能登麻美子、斧アツシ、浜田賢二、高垣彩陽、福圓美里、大川透
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

すげえ乳アニメ(74点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:74点
アニメ系統:乳アニメ

-乳こそがこの世の理
   豊乳は富であり絶対
     貧乳は人にあらず-

と初っ端から私に喧嘩を売ってきたアニメ。
間違いなくこの時点で脱落候補NO1だった。
そのはずだったのに、最後まで完走。
あげくに74点とか意味不明の点数を付けてしまったw

何というのだろうか。
乳アニメというバカバカしさの中にシリアスな展開。
何でここまでシリアスなんだと思わずにはいられない。
このアンバランス感がなんともいえず、
結局のところ完走につながったのではないだろうか。

最後の閉めもなかなか良かった。
どこぞの番号6番よりよっぽどいいんじゃね?
2期があっても良さそうな余韻を残しての綺麗な閉め。
贔屓目なしで評価に値する。

そして、このアニメのさらにすごいのはOPとED曲。
全くといっていいほどアニメにあっていないw
両曲ともにAiRIさんが歌う。
OP曲「運命」はものすごくいい。
個人的にはED曲「二つの足跡」が超お気に入り。
アニメは観なくても曲だけでも聞いて欲しいところ。
今期、唯一いっさい歌を飛ばさなかったアニメw

そして、声優ががんばった。
寿さん、豊崎さん、能登さん、そして大川さんw
もう、声優さんのがんばりに頭があがらない。

特に豊崎さんは毎週バインバインとかフッサフッサとか
もう乳関連のセリフを惜しみなく発していた。
ホントこの人すげえわ。

とにかくありとあらゆる面ですげえ乳アニメ。
別にお勧めはしないが、個人的には結構楽しめた。
もし、このレビューを読んで観てみようかなと思った方は
是非、考え直して欲しいw
それでも、観たいと思ったときに観ていただければいいのではないだろうか。


と、まあチチ、チチ書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

魔乳が終わって寂しいと思っているのはじょーさんだけじゃないぜw

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以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。

-乳こそがこの世の理
   豊乳は富であり絶対
     貧乳は人にあらず-

だ・・・・と・・・・・

やってくれるじゃないか!
この偽ニュー隊長に開始1分30秒で喧嘩を売るとはいい度胸だ!
この私が豊乳など成敗してくれるわ!

-乳こそがこの世の理
   貧乳はステータスであり正義
        豊乳は牛とかわらず-

なんだこのおっぱいアニメは!
今期、脱落候補ダントツNO1。

まあなんだしかし、その刀よこせw
その刀は俺のためにあるんじゃないのかwww

秘伝の書wwwwwwwwwwwwwwwww
バカバカしすぎるwwwwwwwwwwwwwwwww

そして、作品に似合わないED曲。
なんなんだこのアニメw

とりあえず来週も見届けてやろうじゃないか。


2話視聴。
小僧・・・・いやお坊ちゃんよくぞ言ったw
牛乳女には同感せざるを得ないw

検乳とはなんとけしからん
それは私も是非参加したいw

というかホントこれ乳ネタばっかりだな
突っ込みどころ満載なのはいいんだが
そろそろお腹いっぱいw

ちょwwww千房と楓
むぎちゃんとゆいちゃんだったのかよwwwwww
乳ばかりに気をとられていてまったく気づかなかった。
声優魂をここに見た!
よって継続するw

3話視聴。
かwえwでwwwwwwwwww
もう唯にしか聞こえないwwwwww
唯がおっぱいおっぱい言ってるwwwww
カムバックマイおっぱいwwwwwwwwwwww
キャラまで唯ぽく見えてきたじゃねえかwwww
むぎちゃんは声質が少し違うから大丈夫だがw
殿の大岡裁きっぽいのが何か良かった。

4話視聴。
ひどいwwwww
ひどすぎるwwwwww
黄門様へのなんたる冒涜!
あまりにもひどすぎるw
さすがにやりすぎじゃね?
評価すべきは貧ニューが活躍したことかw

5話視聴。
最初から終わりまで乳。
うわーーーーい、おっぱいwwwwwww
それ以上でもそれ以下でもない。
おっぱいでいっぱいだったわw
なんか毎回こんな感想しかないとか
どうなってるのか、このアニメはwwww
そして、このEDで少し癒される。
ここまで作風と音楽がアンマッチなのもなんだかなあw

6話視聴。
ちち、ちち、ちち、ちち・・・・
もう1話中何回出てくるのかね、ちちw
そして、偽ニューキターwwwwwww
まさか偽ニューが出てくるとはw

何か最後ちょっと感動する話のような気がしたんだが
多分気のせいだよね?そうだよね?そうだと言ってくれw

7話視聴。
唯ボイスでバインバインとお送りされたw
おっぱい小僧wwww
一応ねずみ小僧がモデルみたいだw

そして何かシリアスな展開だったんだがw
ホントどう突っ込んでいいのやらw
意外とここからシリアス物になっていくのかね。

8話視聴。
今週は普通に面白かったんだがw
殿がかっこよすぎる。
天は乳の上に乳を作らずとかwwwwwwww
おっぱい、おっぱい、成敗wwww
殿見かけによらず強いしwwww
千房「と、特別だぞ」こ・れ・はwwwwwwwwwww
くそ面白かったんだがwwwww

9話視聴。
偽チチその名も「エアチチ」wwwww
ばかばかしすぎるwwwwwwww
ちっぱいいいよちっぱい。
板胸wwwwwwwwwwww
偽ニュー特選隊の特別会員に任命する(`へ´*)ゞ
「その脂肪のぶよぶよをしまえ」
すばらしい名言です。板胸殿。

10話視聴。
まな板ワッショイ
ここんところの2話、貧ニューにスポットがw

千房と桜花の過去が明らかに。
因縁だねえ。
時々、おおっと思わせる話があるんだよね、このチチアニメw


11話視聴。
なんだかすごくシリアスな話だった。
このアニメ基本シリアスなんだよね、おっぱいさえなければw
いよいよ乳流れにたどり着いた千房。
来週ついに決着か。
なんだかんだいいながらもここまで来ちまったなw

12話視聴。
とうちゃん、俺やったよ。
ついに完走だw

なかなかいい終わり方だった。
少しの余韻を残しつつ綺麗な閉め。
2期があったら多分観る。
というか2期作って欲しいw
{/netabare}

投稿 : 2025/01/18
♥ : 35

だんちょー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

おっぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!

全12話。

漫画原作。原作は未読。

とりあえず開始1分にて。
・乳こそがこの世の理(えっ?)
・豊乳は富であり絶対(なんだ・・・と・・・?)
・貧乳は人に非ず(こらー!)

『世の女性に謝罪しろ、この野郎!!』と言いたいwww

この作品がフィクションと言う事はわかっている・・・ わかっているんだが・・・
まったく┐(´∀`)┌ヤレヤレ
『貧乳はステータスだ!希少価値だ!!』っと声高らかに叫びたい限りだね^^

公式HPを見てみた。
『おっぱい』しか書いてなかったwww
これはどうしたらいいのだろうか。
『たゆんたゆん』とか『豊乳の奥義』とかorz
さてここで私の見解を一言。
『乳は女性の個性だ!大きさに悪も正義もない!!』
はい、本当にバカでサーセン。

OP曲&OP映像だけ見るともの凄く真面目な感じに見える作品www 騙されてはいけませんよw
なんだか潔すぎて逆に評価したくなってくるwww

まぁこの作品を説明するならば・・・

おぱーい!おぱーい!おっぱい!おっぱい!
おぱーい!おぱーい!おっぱい!おっぱい!
おぱーい!おぱーい!おっぱい!おっぱい!
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
もう駄目だorz 変な洗脳されてる気分・・・

投稿 : 2025/01/18
♥ : 24

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

貧乳は人に非ず

乳こそこの世の理。豊乳は富であり絶対、貧乳は人に非ず。
これが冒頭の言葉。

まず初めて観て思った感想は、こwれwはwひwどwいw
乳狩りとか討ち乳とか乳研ぎとかもう乳ばっかりww
いろいろとひどいですww
まったくこんな作品作った監督は誰だよ…と思って調べてみたところ「金子ひらく」とのこと…あぁ納得w
聖痕のクェイサーの監督さんです。
そしてクェイサー同様声優さんが寿美菜子さんや豊崎愛生さんなどなかなか豪華です。
そしてこれまたクェイサー同様主題歌だけはすごくいいですw
特にOPがすごくかっこいいです。

だめでした…
完走できませんでした。5話で断念

投稿 : 2025/01/18
♥ : 6

86.2 6 陰謀で漫画原作なアニメランキング6位
ヨルムンガンド PERFECT ORDER(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1797)
9872人が棚に入れました
両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎むようになった元少年兵ヨナは、ひょんな事から若き女性武器商人ココ・ヘクマティアルと、彼女が率いる私兵達と共に世界中を旅する事になるのであった……。

声優・キャラクター
伊藤静、田村睦心、石塚運昇、大原さやか、乃村健次、小西克幸、四宮豪、勝沼紀義、羽多野渉、箭内仁、豊口めぐみ、松風雅也、冬馬由美、奈良徹、小清水亜美、加藤沙織、磯部勉、久川綾
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

<最終回まで視聴完了> ヨルムンガンド計画の全貌を知った上でみつめる世界はどう見えるのだろう

原作は未読だけれど、1期から視聴してきた。
この作品を観るとき、銃撃戦にワクワクしてしまう気持ちと同時に
いとも簡単に人が殺されていくことに対しての麻痺に恐怖を感じ
ちょっと複雑な想いに駆られる。

両親を戦争で亡くし、武器に深い憎しみを抱きながらも
武器商人であるココたちと行動をともにし、自分と彼女達の身を守るヨナ少年の
心境にはまるで及ばないにしても、少し理解した気持ちにはなれる。

兵器や武器は人を殺す道具であると同時に、身を守るものでもある。
兵器や武器は憎しみを生む道具であると同時に、
一部の平和は保たれているという現状。
無抵抗ではやられてしまうだけなのだ。
だから戦うしかない。
生きるために。後世のために。
だから兵器や武器は作られ続け、それを売る人がいて使う人がいる。
だったら・・本当の平和はいつやってくるのだろう?
ココが言う世界平和とは?そう思って最終回までを見届けた。
彼女の考えに賛否は分かれるかもしれないが、僕は概ね共感できた。
もしそれが実現したとして、いったい誰が実現させるかで
世界は大きく変わってしまう恐れはあるけれど、
少なくとも武器を持つ戦争はなくなるのだろう。
しかし同時にそれは、武器に変わる新たな戦法でしかなく
この地球に人間が生きている限り、その危険は続くのかもしれない。

ミリタリー的なものが好物な自分にとって、もしかしたら永遠のテーマかも。
リアルな銃声や映像に心躍らせつつも、単純にカッコいい!と喜ぶだけじゃ
なんだか不謹慎な気持ちになり、綺麗ごとでもなく、
この想いを追求したくて「戦う作品」をついつい観ている自分がいる。

特にこの『ヨルムンガンド』はスケールの大きさや、リアルさが
演出や作画、脚本ともに際立って感じるのでなおさらなのだ。

今回の2期は、やたらドンパチやっていた1期に比べ
人間ドラマのほうを深く描いていたので、感情移入もハンパなかった。
とにかく、納得のいく良い最終回だった。
ちなみに、OPは相変わらずカッコいい曲なのだけれど
EDは正直、1期のほうが好みだったな~
---------------------------------------
<8話(20話)の感想>

おぉ、ついに「ヨルムンガンド」動き出すのだね。
今回は女性陣の活躍が中心で、観てて楽しかった。
アマーリアさん鋭いし、寡黙なカレンさんクールだし
料亭?っぽい座敷でのミルボとカレンの殴り合いが始まったのに
無視して話し合いを続けるDrマイアミたちも可笑しい。
さてさて今後はぐんぐん山場になっていくのかな。
次週が待ち遠しいです。
--------------------------------------
<7話(19話)の感想>

緊迫感の連続で、今回はすごく面白かった!
OPなしで始まったのに、あっという間に次回予告になってた。
銃撃戦以上に、人間の悪意と良心、計算高さや洞察力が
とても興味深かった。いいなぁ・・・ワイリのキャラ。
ヨナも冗談が言えるほどになって、随分と変わったよね。
冷静に考えれば、とんでもないことが起きているのに
ワクワクしてしまう・・・許してくり(苦笑)
------------------------------------- 
<6話(18話)の感想>

海ほたる懐かしい。って思ってられないほどの緊張感。
気づいたら握りこぶしになって身を乗り出してたし(汗)
後半、なんとも日本人らしいというかなんというか。
なかなか渋いまとめ方だったけれど、底知れぬ怖さがあるよね。
-------------------------------------
<5話(17話)の感想>

舞台は日本に。
よく知った場所や建物が見れるのはなんだか嬉しいけど
ホテルでの血しぶき飛び散るドンパチ見ながら
「あらあらあらあら」と『ARIA』のアリシアさんみたいに
心の中でつぶやいてしまった。
でも今回は空港での飛行機の描き方、カメラワークが
すごく好みだったので特に嬉しかった!
-------------------------------------
<4話(16話)の感想>

1期の1話の冒頭シーンが再び映し出された。
ヨナのいきさつを知り、これまでを見てきた今もう一度観ると本当にせつない。
{netabare}
かつて一緒にいて、今は日本で保護されている子ども達を
車越しにみつめるヨナのホッとした笑顔が、たまらなく泣けた。 {/netabare}
寡黙なヨナの気持ちを想うとき、いつも胸が締め付けられる。
そしてキャスパーがヨナに言った言葉が、どうにも引っかかって気になった。
------------------------------------
<3話(15話)の感想> 真実より事実

哀しかった。でも救われた部分もある。
{netabare}レナードの真実と事実。{/netabare}
ココ同様、事実を大切にしたいと思った。
いつも以上に深く、いつも以上にきめ細かく
ココの中にある憎しみ、怒り、そして哀しみを感じた回だった。
今回だけなのかな、EDもいつもと違っていた。
やなぎなぎの唄う「真実の羽根」がとてもせつなかった。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 70

log さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

屈指の名作、アニメ化後編

全11巻の漫画原作を2期分割でアニメ化した後編。
原作を尊重しその面白さを損なうことなく、より判りやすくアニメの利点である動きと音を実に上手く使っている。
センスの良いガンアクションは必見。

主人公である少年兵ヨナの視点を通した武器商人ココ・ヘクマティアルとその傭兵達の戦いは、登場人物全員のキャラがしっかり立ちガンガン状況が変化していく為、片時も目が離せない。
散りばめられた伏線も絶妙で、完結した暁には原作と同じく「何度だって見たい作品」になってくれることと思う。


今作PERFECT ORDERは全24話と予想される13話からのスタートなので、是非前期の1話から見て欲しい。
攻殻機動隊やカウボーイ・ビバップを愛好する人には満足を保証する作品だ。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 20

銀兎の夢 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

この面白さ~凄さ~格別

見る人によって大きく評価が分かれる作品かもしれないけど
女武器商人ココのブレない鉄の心と、まだうら若き女性としての心。そのスタビライザーとして存在するかの如くココの支えであり癒しであるヨナ
ラノベを適当にアニメ化して小銭を稼ぐのがスタンダードな昨今~これ程キチンとテーマに沿ってストーリーが紡がれてラストへと誘われる作品は残念ながら極僅か…
社会の成り立ち構造~裏表~光と闇、いかに現代が抱えている問題が、聖者を名乗る詐欺師の論法に基づいた、圧倒的暴力に支配されているのか~改めて考えさせられた。

現人類の抱える不変の難題に対する一つの回答を告げている点、そこに辿り着くまでの描き方~素晴らしいっす。大好きな作品です。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 11

64.3 7 陰謀で漫画原作なアニメランキング7位
マケン姫っ!(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (699)
4610人が棚に入れました
共学へ移行したばかりの元・女学園「天日学園」へ入学した、主人公・大山タケルは、そこで「マケン」という特殊な能力を持った武器の数々を目にする。この学園では、生徒1人1人にそれぞれに適した「マケン」のレプリカが与えられ、それによって「エレメント」の扱い方を学ぶことができるのであった。タケルも例外ではなく、自らの特性に合った「マケン」を与えられるはずであったが、適する「マケン」が見つからず、しばらくの間「マケン」無しで過ごさざるを得なくなってしまう。生徒らが己の「マケン」の特性を活かして部活動をしていたため、入る部活も決められずにいたタケルは、幼馴染の勧めで学園内の事件や事故などの解決役である「魔導検警機構」(通称「マケンキ」)へ所属することとした。その中で、タケルは数々のトラブルに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
前野智昭、下屋則子、野水伊織、矢作紗友里、富樫美鈴、美名、原田ひとみ、鶴岡聡、田中理恵、佐藤利奈、伊瀬茉莉也、明坂聡美、日高里菜、保村真
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

下品なパンツアニメ(38点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:38点
アニメ系統:バトルアクション&ラブコメ

エロゲ原作かと思っていた。
内容もそんな感じだしね。
BluRay1巻のおまけもそうだしw

もう、一言で言うなら下品なパンツアニメ。
無駄にパンツを見せる。
製作陣は分かっていない。
見えそうで見えないエロさというものを。
露骨に見えていたら洋服と変わらない。
洋服にモザイクをかけているようなもの。
エロ枠に走るにしても、そこを分かって欲しいものだ。

ストーリーも今一まとまりがない。
最終話だけ何か盛り上がった感はあるものの
正直どこが面白いのか分からない作り。

キャラも不自然な巨乳ばかりだし、
唯一こだまが良かったが、結局は脇役。
キャラ萌えもし難い。

もう無理矢理評価するならOPED曲はなかなか
EDは電波系ではあるが、中毒性がある。
そこは評価しておきたいところ。

つまりは、無理してみる必要のないアニメ。
パンツが好きならどうぞといったところ。


と、かなりの酷評でお届けしたが
つまり、何が言いたいかというと

ベントーのエロさをみならえ(`・ω・´)キリ


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以下、各話途中までの感想。
ネタバレが含まれるので
未視聴の方で視聴するつもりのある方は
スルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
無駄にパンツ見せやがるw
なんだこのパンツアニメはw
皆チチでけえしw
貧ニュー枠はこだまちゃんのみかねえ。
そして、パンツ&チチアニメに関わらず
ちょっとシリアス風味なのかね。

まあ、なんともけしからんアニメだということは確かだw

2話視聴。
パンツ、パンツ、パンツ、おぱーいといった感じ。
ここまで露骨にパンツばかり出てくると、まったく色気がない。
寧ろ、下品。
全くこの製作陣は分かっちゃいない。
パンツは見えるか見えないかのギリギリがいいんじゃねえかw
無駄に巨乳ばっかりだし。
もはや女の子はツンツン貧ニューちゃんがいつデレるのかにしか興味が無くなってきた。

3話視聴。
うむう、何故かおっぱいのことしか覚えてねえw
話の内容どんなだったっけ?
不自然な巨乳キャラばかりでお腹いっぱい、吐き気がしてくるぜ。
ツンツン貧乳ちゃんが貧乳を気にしているのがいいねえ。
今後もツンツン貧乳ちゃんをマークしたい。

ところで1人も名前覚えてないんだがw

4話視聴。
ツンツン貧乳ちゃんがデレたw
やっぱりツンデレはいいねえ。
そしてタケルがちょっとカッコイイじゃねえか。
ここからちょっとは面白くなってくるのかな。
パンツ見せすぎで下品なのは変わらないと思うがw

5話視聴。
先週の最後でちょっとカッコイイのかと思ったが
もとに戻ってしまった。
しかもツンデレちゃんの出番すくねえし。
姉ちゃんがすごいのは分かった。
でもそれだけだった。
ツンデレちゃんをもっと出せ!
{/netabare}

投稿 : 2025/01/18
♥ : 27

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

アヘ

出ましたポル産アニメ、もういい加減飽きましたこういうの
とか言いつつ、下はこんなことになってまつw


普通にエロいですね、安心のおっぱい・パンツ枠です
見てると抜きたくなってくるアニメで、これを見て股間を盛り立ててエロサイトに巡回が鉄板ですよね
それと、まぁ言い飽きた文句ですが、主人公が無意味にモテるのは本当に煩わしい
普段からイメケンキャラがモテるのがウザいと語ってきてる私にとって、今作の主人公は、頭にハンバーグなんか乗せている、決してイメケンとは言い難いキャラというのが救いですが、ブサメンがモテるのもこれはこれで苛立ちますね
おっぱい・パンツに目が行きがちですが(というかそれにしか目が行かないから困るんですが)、今作は実の所超能力バトルアニメだったんですね
魅力的な能力もちらほら出て来て、それで言えば案外まともなアニメだったかも知れません

日本が誇るアヘ顔絵師、武田弘光先生のメジャー誌連載作品
いくら成人指定なしと言っても、やはり先生の描くキャラの滲み出るエロスを抑えることは出来ずか、原作既読組の漫画に対する評価は高いですね
放送局の自主規制で中途半端なエロさしか描けないアニメより、コミックのが薦められているのも納得できます
さて肝心の作画は、後半にかけてキャラが崩れるカットあり、まぁこの類の低空飛行なアニメはスタッフのモチベもそんなに上がらないでしょうし致し方ないか
光規制も、毎度の事で突っ込む気すら失せます
そういえば、昔秋葉で”マケン姫っ!ガールズ”なる養成所に通う声優の卵らしき人達がセーラー服にブルマ姿でうちわを配る事案が発生していましたね
何がしたいのかさっぱり分からないです、もう少しまともな宣伝方法はなかったのでしょうかね
ある意味話題にはなりますが、流石に引きますよねこれは

結局どこの養成所だったんでしょうか、今作の声優陣を見ても、プロダクションエース系列ということは明らかでしょうが、真相は如何に
声優に関しては、VENUS部隊とかカミガリとか、その辺のゲスト声優は無意味に豪華でしたね
よく分からない人選で、トータルで見て豪華なのか地味なのか今一つかめないです

OPはアズキ先輩役の富樫美鈴さんが歌ってますね、自分の周りでは意外に高評価でした、リズムが聞き取りやすくて楽しい曲だと思います
アニメーションでは、キャラ作画が本編より明らかに上手くなっているというか、ベテラン勢が多く原画入りしてて、かなり見所のあるOPとなっています
冒険は始まる~♪の所のタケルが非常にキモイのはご愛嬌w
EDは声優さん二人が代わる代わる歌っていく感じですね、こちらも聞き易い曲です
アニメーションのデフォルメ化されたキャラが可愛いのもまた良い

二条先生やイナホちゃんが良いですねぇ、アズキ先輩もまた、百合っ娘や書記の娘もいいかも
なんというか、エロアニメで見たことあるようなキャラが多いんですよね
それで、気持ちムラムラしてくるんでしょうかね(棒)
”2011年アニメ最高の主人公に選ばれた 「マケン姫っ!」の主人公 10の魅力”というネタ画像が非常に面白かったです
弱いし、エロいし、鈍感だし、かっこわるいし、成績悪いし、皆の足を引っ張りまくる主人公でしたね、こんな低スペックの主人公はなかなか居ません
始まる前から悪い意味で圧倒的オーラを感じるなどと言われてきて、実際始まってみても変わらず、否、さらに悪くなる始末
どうしてこんな奴を主人公にしてしまったのか、疑念は尽きません


いやぁなんかすごい適当な感じになってしまいましたけど
流し見程度で十分のアニメだった印象です
”春恋先輩!?どうして空から!?”を初めシュールな場面はいくらでもあり、笑いの瞬発力はあると思いますので
大人数でアニメを見て笑いたい時なんかに是非どうでしょう

投稿 : 2025/01/18
♥ : 17

だわさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

視聴終了。酷評なので、気になる方はスルーしてください。

原作漫画未読(武田弘光)。
スピンオフ連載中(まけんきっ! イナホとゆかいな仲間たち )
秋エロアニメ枠。
1クール。
OP「FLY AWAY」富樫美鈴(志那都アズキ役)。


以下感想。
視聴切る人が多い中、なんとか頑張って完走したのに、最後まで見て思ったことは
「切った人、GJ^^」
でしたね。最終回の内容、3話くらいで欲しかったです。
最終回がこれから戦いがはじまる…的な終わり方なのに、
人気が無さ過ぎて2期は期待すんなよー的な無理やり強制終了感は見ていてショックでした。せっかく見たのに…

ストーリーの軽さなんてもんじゃないです。一貫したストーリーがありません。逆手にとってもそれが良さとも思えません。

そして、不自然な巨乳は全く魅力を感じませんでした。キングスライムかなんかいますねあの中。不自然すぎて、もうなんらかのクリーチャーとしか見えませんw

そして、基準のわからないパンツ規制。規制の美学でも追求してんのか?と思いましたね。

そして登場キャラがひどく多すぎて名前がわかりませんw


原作はおもしろいのかも知れませんが、このアニメは個人的には評価できないアニメでした。





※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

以下視聴中のレビューです

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

5話視聴。
もはやこのアニメについては、パンツ規制することがエロいという
解釈があるんじゃないの?っていう意図を感じます。
まったく嬉しくない意図ですが・・・。。。
登場人物多くて未だに名前が全然覚えられませんw
とりあえず黒幕でてきましたね。たぶんw


4話視聴感想
内容があるようで無いような展開で
毎回おっぱいとパンツしか思い出せない話だったのに、
今回は新たな方向性が垣間見えました!
話はおっぱいだけではない・・・のか?

そして、
もう何らかのクリーチャーとしか言いようがないような巨乳
と、毎回よくわからない規制もなんとなく慣れましたw


3話視聴感想
さて、今回も基準のわからない規制っぷりでしたw
そしてテンポがスローです!
入学~部活選びでここまで使うとはw
主人公がなんらかのマケンを使うまでなんとも言えませんが、今後もスローテンポで新展開にはやはり期待薄な感じですが、また来週ですね!(o´-`)o
どうせ内容薄くしておっぱいパンツ盛りにするなら、
よくわからない規制はマイナス要素なのでは…(;-ω-`A)


1~2話感想
一貫して不自然に揺れる不自然な巨乳とパンツの嵐。
尚、他に特に内容は特にありませんv
エロ+ラブコメ+(シリアス?)的な感じですかね。


原作未読なのでシリアス展開がこの先あるのかどうかわかりませんが、あまり期待しない方が良いような空気は垂れ流しているような・・;

どうせならコメディ強めか、シリアス強めで個性欲しいような;

というか、パンツもあり過ぎると疲れるもんですねw
お腹いっぱいです///

応援的に視聴継続します(@_@)
来週またパンツハングリーを満たしまーす!

投稿 : 2025/01/18
♥ : 25

66.4 8 陰謀で漫画原作なアニメランキング8位
ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (493)
3175人が棚に入れました
高校生・鏑木アキラには、幼い頃に交わした約束がある。彼の正体は狼男であり、その約束とは夜の眷属の王・ヴァンパイアの女王に仕えるというもの。そしてアキラの前に今、昔と変わらぬ姿の少女が現れる。彼女こそヴァンパイアの女王・ミナ・ツェペッシュだった。
日本に現れた彼女の目的は、ヴァンパイア達の専用居住区、ヴァンパイアバンドを設立する事。戸惑う人間達、そして、彼女を快く思わないヴァンパイアの勢力はミナの命を狙う。アキラは幼い頃の約束を守り、人狼の騎士として彼女を守ることになる。

声優・キャラクター
悠木碧、中村悠一、斎藤千和、甲斐田裕子、伊藤静、小林ゆう、喜多村英梨、渡辺明乃、谷井あすか、中田譲治

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

選べ!いまここで妾と共に朽ち果てるか、妾を王と認め跪くか!

レビュータイトルは本作の主人公であるヴァンパイアの女王”ミナ姫”ことミナ・ツェペッシュ様のお言葉・・・。原作は漫画。少しエッチィ。化物語の新房昭之×シャフトがアニメ化担当と言う事で期待された。でも12話で終わった所を見ると、あんまり人気無かったのかしら??正直お話としては展開が強引かつ説明不足な感あり。第1話は原作には無いオリジナルストーリーで、個人的にはものすっごく違和感有り&余計。でも1話を乗り切ればお話自体は面白いと思います。外見は幼い少女(でも艶めかしい!)のミナ姫とアキラ君の恋の物語。ヴァンパイアの王として気丈に振るまうミナ姫。その影で1少女としての恋心を押し殺す・・・。とっても切ない恋物語。ミナ姫の喋り方がともかく格好良くて好感度。”妾は・・・”っと高貴な言い回しが印象に残ります。BD、DVD版はディレクターズカット版なのでお色気要素有り。でもいやらしくなくて、綺麗の一言。う~ん美しい・・・。OP音楽は往年の名曲”フレンズ”、EDは”爪痕”どちらも耳に残る名曲です。ちょっとエッチで綺麗な作品...そんな印象です。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 3

color さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

シャフト作品だからと安心することなかれ

基本的に設定が穴だらけで物語は崩壊ぎみです

作画ではシャフトのクオリティをほとんど感じられず
異常なほど多い目のアップに意味不明のスローモーションはダサいとさえ思ったほど

主題歌はレベッカのフレンズ歌詞は2番というカオスっぷり
根拠があっての起用なのかさっぱりわかりませんが
OP聴いてしかめっ面になったのは私だけではないはず

このアニメ自体ヒットしないとわかってて制作されたんじゃないかと思える完成度なので
すべての要素にさほど深い意味はないのかもしれません

なかでも1話は壊滅的な酷さ
原作者が本人の声を演じるって・・・もうこれ捨ててるでしょ

投稿 : 2025/01/18
♥ : 11

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

愛と絆と運命の物語!

シャフト製作、新房昭之監督による、ヴァンパイアアクションストーリー。原作は環望による漫画で、1クール(全12話)作品!

シャフト作品として見ると、皆さん評価が分かれているようですが、個人的にはとても楽しめた作品です!
内容も1クールでしっかり詰め込まれていますし、キャラクターの心情や表情も良く描かれていました。
個性的な作画や演出で楽しめるのがシャフトの定番であり魅力でもありますが、このような少しシリアスでドラマ性のある作品も作れるのかと、感心しました!1話のクイズ番組を用いた演出も、とても引き込まれました。

舞台は東京。誰にも脅かされず、安心して暮らせるヴァンパイアの王国を設立するため、ルーマニアからやってきたヴァンパイアの女王"ミナ・ツェペッシュ"。彼女は、幼い体と気高く崇高な魂で、たった一人で立ちふさがる壁に立ち向かおうとしていた。
そんな彼女を唯一支えることを出来るのが、かつて、永遠にミナの側にいる事を約束した人狼の少年、"鏑木アキラ"だった。たとえ記憶を無くそうとも、人間としての人生を失おうとも、彼女と共に歩むと硬く決意したアキラは、ミナと手を取り合い、新しいヴァンパイアの世界の夜明けを目指して戦い続けるのだった!

前半が王国の設立まで、後半が設立後の対立と、2部構成になっています。
前半の、アキラがミナを十字架から守り、2人が共に歩むことを決めたシーンがとても感動的でした!
アキラの周りで詮索していた謎の少女"美刃"の、ミステリアスな雰囲気が良かったです!
ミナとゆきのアキラをめぐる三角関係も、はらはらして魅せられました。
OP曲の「フレンズ」も、印象的で作風にぴったりです!

固く結ばれた、愛の絆と運命の物語、とくとご覧あれ!

投稿 : 2025/01/18
♥ : 9

63.8 9 陰謀で漫画原作なアニメランキング9位
BRAVE10 [ブレイブテン](TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (479)
2600人が棚に入れました
時は戦国――関ヶ原の戦いが始まる約1年前のこと。信ずるべき道を見出せずに生きていた若き伊賀忍者・霧隠才蔵(キリガクレサイゾウ)は、出雲から逃げてきた巫女・伊佐那海(イサナミ)が刺客に襲われるところに出くわす。伊佐那海は徳川家康の手の襲撃者に出雲大社の全てを焼かれ、信州の真田幸村(サナダユキムラ)を頼ろうとしているところであった。一方、その真田幸村は、乱世の切り札となる10人の強者―「真田十勇士」(サナダジュウユウシ)を集めようとしていた。
続々と集結する猛者たちが繰り広げる戦いの中で、伊佐那海に
秘められた不思議な力が発動して・・・?!史上最高に美しい、華麗なる真田十勇士! この10人が歴史を変える力となる・・・!
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

外見はいいけど中身がね、羊質虎皮とはこの事です(^▽^;)

■BRAVE10ってこんなアニメです (`・∀・´)!!
『真田十勇士』を題材にしたアニメなので知ってる人はわかりますね♪
おそらくストーリーは、真田幸村(信繁)に仕えた10人の勇士達が、大阪の役で宿敵徳川家康に挑んでいくという内容なのでしょうね♪
十勇士のメンバーの中で名前が変わっててわかり辛いのが、ヒロイン役の伊佐那海[isanami]ちゃんが三好伊三入道で、アナスタシアが穴山小介って事ですねw
他のメンバーはそのまんまの名前で登場するのでイメージしやすいかも知れませんね♪


■BRAVE10と出逢った日の日記 φ(・・*)ゞ
間違いなくこの作品は完走することでしょうw
えっ何故かって…モジ(((*´ε` *)(* ´З`*)))モジ
豪華声優陣ですしねぇー(● ̄▽ ̄●;)ゞキャラもカッコいいし♪
もちろん歴史物が好きって事もあるんですけどね!
女性キャラでは伊佐那海ちゃんもそーとー可愛いので、アナスタシアの登場までは伊佐那海ちゃん一人勝ちってところでしょうねw

キャラ毎に特殊な能力や武器などの演出も現代風にアレンジされていて戦闘シーンを盛り上げてくれそうな気がします♪
女性キャラを二人十勇士に設定してる事からも、彼女達がストーリーのアクセントになって行くのかなぁって印象も受けました!
現代アニメ風にアレンジされた『真田十勇士』をしっかり観せてもらいたいと思ってます(๑・`ω´・๑)


■総評
今風に洗練されたキャラデザと作風に、百戦錬磨の豪華声優陣の演技力でどんな『真田十勇士』が見られるのか結構期待していました。
そんな期待を見事に裏切ってくれましたね・・・( #` ¬´#) ノ コラ-!
『BRAVE10』を料理で例えるなら…c(゚^ ゚*;)ウーン…あっさり、さっぱり、うす味時短クッキングってところでしょうか(^▽^;)
どんなに良い食材を揃えても、どんなに高価な調味料をつかっても、出来上がりまでのプロセスが粗雑だと美味しい物ってできないんですよね。
とにかく雰囲気はあるけど言葉の重みもが無ければ、ストーリーに深みも感じられない内容でした(/∇≦\)アチャ-!

真田幸村が真田十勇士を集める過程のストーリーを描いているのですが、1クール12話の枠で収めようとしたことがそもそもの間違いだったと思うのです!
ちなみに、NHKで真田十勇士の人形劇なんて第435話もあったんですからね.....∑ヾ(;゚□゚)ノスゲーーー!!
オリジナリティあふれる面白みのある真田十勇士の物語を作ろうとするのであれば、真田と勇士一人ひとりの関係をもっと深く描くべきだったんじゃないのかなぁってねd(・・〃)?
鎌之助なんて、ただ才蔵にくっついてきて「これもなんかの縁だし」みたいな感じでしょ(^.^;
才蔵になんでそんなに固執しているのかもイマイチ不明だしねw
とにかくノリが軽いから、出会いがあれば誰でもいいの?って印象でした…
伊佐那海ちゃんの恋心の描き方も雑でしたね…
一目惚れにしてもねぇ…いきなりLOVE度MAXってのはちょっと面白みに欠けちゃうよぉ...アラアラ('-'*)ウフフ
挙げ句の果ては、ラストの戦闘シーンですね…
{netabare}
伊佐那海ちゃんの闇の力に半蔵が突っ込んで勝手に死んじゃったり…
瀕死状態の勇士達が闇の力のお陰?でいきなり復活したり…
{/netabare}
とにかくあっけない逆転劇に(゚O゚;エッ! エッ!(゚ρ゚;∑(・◇・*;)エェー!?でした!
個々の戦闘シーンの演出はスピード感があって良かったのにね♪

本作品はストーリーを楽しむというよりもプロローグ的なシナリオ構成なので、どうせならもっと凝縮してOVAで制作した方が良かったかも知れませんね。
それで真田十勇士が全員揃ってるところから、大阪の陣での活躍とかをTVアニメ化でスタートされればよかったのにって思います
原作の方はストーリーが続いているようなので、もし2期あるようなら人間模様をもっとしっかり描写して欲しいです(*・人・*) オ・ネ・ガ・イ♪


■おまけ
伊佐那海ちゃんのかんざし『奇魂(くしみたま)』についてちょっとメモφ(≧▽≦)モメモメ
神様って荒魂(あらみたま)と和魂(にきみたま)っていう2つの霊魂をもってるんだって♪
「神の祟」は荒魂を表していて、「神の加護」は和魂を表しているんです(・0・。)
和魂はさらに幸魂(さちみたま)と奇魂(くしみたま)2つに分けられてて、前者は人々に直接的な幸を与えていて、後者は奇跡的な幸を与えているんですって♪
ちなみに一霊四魂って言う心の構造を表す思想があって、人の心もこの「荒魂」「和魂」「幸魂」「奇魂」のバランスによって支配されているんですよ (^ー'*)b

BRAVE10で「奇魂」はとっても禍々しい闇の力として描かれていたみたいですけど、どんな意図があったんでしょうね?
ちょっと気になるので続きは2期かな・・・!?


■MUSIC♫
OP曲『精霊飛来』
 【歌】霧隠才蔵(小野大輔)、猿飛佐助(柿原徹也)
OP曲『天下を躍る』
 【歌】真田幸村(森川智之)、海野六郎(神谷浩史)
 どちらも90年代の日本のロックシーンを思い出すようなノスタルジックなナンバーでした♪


ED曲『艶男。-adeosu-』
 【歌】ADAPTER。
 ベースとギターとドラムと三味線のセッションはかなり新鮮な印象を与えてくれました(o^-')b
 まず三味線を使って「和」を演出しているのが第一のポイントです♪
 ヴォイスチェンジャーをつかってテクノポップ風にアレンジされているところも注目♪
 疾走感溢れるデジタルチューンサウンドを是非d(*'-'*)b


2012.01.21・第一の手記
2012.08.17・第二の手記

投稿 : 2025/01/18
♥ : 38
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

真田十勇士?否、これは鎌之介を愛でるアニメです(*´Д`)

最初から分かってました、「釣り」だって事は!
だから釣られてやりました、美味そうだったし(*´∀`*)
それは、男性諸君にも言える事ですよー!
可愛い巫女だったり、
プルプルのくノ一だって登場しちゃいます♥

え?真田十勇士?「知りません( ー`дー´)キリッ」
むしろ、知らないと楽しめないの?
否、「真田幸村を護衛する、10人の家臣」的な感覚でよかとです!
私は、その程度のスキルで観てました♪
初心者の私が察するに、むしろ、あんま関係ないんじゃね?
逆に意識して観た方が違和感がありそうな感じじゃね?

だって、服部半蔵ボディピ!何連してんの?
現代のうちだってバーベル2個だよ(;´∀`)みたいなw
ちなみに、時代は関ヶ原の戦いの1年前、
安土桃山時代の世界観で描いておられます!
そんな時代からピアスの文化はあったのでしょうか?
おまけに、衣装が妙に透け透けで、エロいっす!(注:半蔵は、もち男!)
そんな事を言い出したら、くノ一のアナスタシア・通称「アナ」
なんて とんでもなくエロいし、露出度高めのわがままばでぇですがw
(原作1巻を立ち読みしましたが、原作では真っ裸のシーンがありましたが、
アニメでは規制されてました・・(´;ω;`) ww)
何でか、脇役の半蔵と、十勇士の一人のアナの話をつらつらと書いてしまいましたが・・

私が最も語りたい事はそんな事ではなく、
真田十勇士の一人で、実際に存在したとされる「由利鎌之介」たん・・に関してです♥
彼?彼女?は3話で初めて登場しますが、
最初は、ただのイカレた野郎かと思ってたんですよね。
でも、あるシーンで顔を赤らめた時に全部持ってかれました(*゚∀゚)=3ハァハァ
もうそこから、鎌に夢中ですよ!で、6話の温泉ですよ!mana撃沈すよ!まさか鎌が・・
{netabare} 女の子だったなんてー!?(wikiによると、性別不明)余計萌えるじゃねぇか!w
ISのシャルよろしく、 男の子だと思ってた子が実は女の子だったと、いう状況に私は弱い模様。
(もしかしたら違うかもしれませんが、鎌のあの身体つき絶対女の子です(・∀・)ニヤニヤ)
{/netabare}
更に好きになりました、可愛い過ぎる見事なツンデレキャラです♥
まぁ、「ツン」の部分がツン過ぎて怖い位ですがね~何てったって鎖鎌振り回してますからww
ちなみに声は「高城元気さん」♫

そんな感じで、徐々に集まって行く十勇士メンバーなんて気にもならず、
鎌ばっか観て(・∀・)ニヤニヤしてましたww
(いや、1人だけ突っ込みたい!根津甚八、君は独眼竜か、はたまた三刀流の海賊か?(´・ω`・)エッ?w)
11話とか、鎌ファンにはたまんなかったですねぇ!
どこかの黒執事かと思いましたがw
って、肝心な主人公やら真田幸村の事は完全そっちのけ!
他にも突っ込みたいキャラばっか出てきますが、勝手にやってて状態でしたねw

基本、作画は美しくて、みんなかっこ、かわいいです!
おまけに声優人も豪華で、これは素敵なワンダーランドです☆

そして、ストーリーについて一言だけ言いたい事が・・
なんだかやっと十人集まって、もしや、戦か?
って感じの真田幸村の伏線のような台詞で終わっちゃいましたが、続きあり?
私は是非希望します!!これからが面白くなりそぉですし♪

肝心なとこを突っ込むのを忘れたので最後に・・
あのOPはなんですか?
基本、「精霊飛来 」:霧隠才蔵(小野大輔)+猿飛佐助(柿原徹也)
たまに、「天下を躍る」:真田幸村(森川智之)+海野六郎(神谷浩史)
2曲とも もう何と言うか、格好良すぎて笑っちゃいますよね(´;ω;`)アハハ・・
あんな濃いアニソンを聴いたのは、初めてだったかもしれませんw

投稿 : 2025/01/18
♥ : 19

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この先にある戦いを前にした序章

時代は関ヶ原の戦いが始まるおよそ1年前。
伊賀の忍者 霧隠才蔵が、出雲の巫女伊佐那海と
出会うところから物語はスタート。
彼女は信州の真田幸村を頼ろうとしているところであり、
真田幸村は10人の同志を集めている最中だった。
出雲で何が起きていたのか、伊佐那海が付け狙われる理由は?
真田幸村の本当の思惑とは?伊佐那海に秘められた力とは?

やがて揃う10人に陰謀が・・・というお話。

真田十勇士の物語は子供の頃から好きだったので、
放送開始前からとても楽しみにしていたのだけれど、
1話ごとに新たな人物とバトルしては1人ずつ勇士を
集めていく・・というそのスピードのゆるさに、
なんだ、10人集まってから活躍する話ではないのかと
少々落胆し、実は5話あたりで一度断念してしまった。
でも、軒並み今期のアニメが最終回を迎え、
この作品を最後まで観ていないことがなんとなく気がかりで、
昨日、5話から最終話まで一気に視聴を終えたというわけ。

史実に忠実に基づくのは、所詮無理なようだったので、
戦国時代の名のある人々をベースにしたフィクション活劇として
あたたかく見守ることにした。

キャラデザはなかなかカッコ良く、まぁ個人的には
どうなのその服装?って部分も無きにしも非ずではあったものの、
先日出かけた京都の太秦にある東映映画村で、
このBRAVE10のコスプレをした男女含む、多くのレイヤーさんたちに
出くわし、やっぱり人気あるのだなぁとw
アニメのキャラデザを考える時、フィギュアやグッズなどの
商品化だけでなく、やっぱり彼らの存在も意識して
作られている部分は大いにあるのかもしれないなと、
あらためて思ったりして。

また、出演されている声優さんも豪華だし、
挿入曲などの音楽はけっこう好みだったし、
女性向けと言われがちな雰囲気は確かにあるものの、
自分はそれだからといって敬遠するよりむしろ、そういう作品も
どんどん観て楽しめる部分を探したい派なので、
それぞれに立っていたキャラも魅力は充分あったと感じる。
結果的には、楽しめる部分がたくさんあったということ、
そこはしっかり、ここに書いておきたいと思う。

ただ最後、え~~この先の話が観たかったんだよ。。。と
思ってしまったので、もしかしたら2期があるのかも???
もしあるなら、2期のほうには飛びつきますw


■キャスト■

霧隠才蔵 (小野大輔)
伊佐那海 (佐藤利奈)
猿飛佐助 (柿原徹也)
海野六郎 (神谷浩史)
アナスタシア(浅川悠)
筧 十蔵 (置鮎龍太郎)
由利鎌之介(高城元気)
三好清海入道(庄司宇芽香)
望月六郎 (橘田いずみ)
根津甚八 (中井和哉)

真田幸村 (森川智之)
伊達政宗 (子安武人)
石田三成 (緑川光)
直江兼続 (三木眞一郎)

服部半蔵 (櫻井孝弘)


投稿 : 2025/01/18
♥ : 22

64.8 10 陰謀で漫画原作なアニメランキング10位
鉄腕バーディー DECODE(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (302)
1707人が棚に入れました
謎の古代兵器「リュンカ」の強奪犯を追って未開の惑星、地球にやってきた連邦警察のアルタ人女性捜査官バーディー・シフォン=アルティラは、犯人を探し出すためグラビアアイドル有田しおんとして活動していた。そしてついに犯人を探し出すが、追いつめる中で誤って地球人の高校生千川つとむを殺してしまう。地球よりも進んだ連邦の技術を使ってつとむの体は修復されることとなるが修復には時間が必要であり、その間の措置としてつとむの意識はバーディーの体に移され、バーディーとつとむは1つの体に2人の意識が存在する「二心同体」となる。その後なんとか犯人を倒したバーディーであったが、その代償として長年のバディ(相棒)であったロボットのテュートを失い、リュンカの手がかりも失う。

声優・キャラクター
千葉紗子、入野自由、伊藤かな恵、藤原啓治、坂本真綾、鈴村健一、名塚佳織、石塚運昇、青山穣、若本規夫

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

有田しおんでありますぅ~

原作ベースですが、基本オリジナルストーリーです
絵柄的に、軽い萌えSF調アニメで行くのかなと思ってたら
案外作りが凝ってましたね
SFと恋愛の二心同体、後半からぐいぐい引き込まれます


今作はつとむ君と中杉さんの普通と特殊が平衡したくらいの恋愛話を通しての主題になっており、バーディーの出番は少なめです、、、衣装の露出は多めですが。。。
CV入野自由にしてはなかなか積極性のある主人公で、キャラのブレがなく、応援したくなるタイプなのも良い点
それから8話から本格始動するリュンカ編がまた面白いんです
セカイ系を取り入れやすい設定ではあるのですが、ダシを濃くとって、上手い味付けができてました

個人的に気になったキャラは室戸とシャマランです
報道研のOBかつフリージャーナリストであるCV藤原さんの室戸
早宮との師弟共闘的なやり取りや、千川への若干よがった協力姿勢他、彼の大人世界と子供世界の架け橋的なポジションは、バーディーを追うさながら冴えない刑事役の如き姿の影に隠れてしまってますが、良い味を出してたと思います
また、その室戸を持って真性と言わしめたCV鈴村さんのシャマラン
驕る平家は久しからずや、行き過ぎた選民思想の非を顧みることはなく、実にあっけなかった彼の最期は、滑稽を通り越して憐れです
ではあるのですが、こういう狂人の存在こそ、物語を面白くするファクターのひとつであると思う上、その言動にはどこかしら魅かれるものがあります
他のキャラも、宇宙人ですら、人間味があってドラマとしても面白いです

ノエインスタッフが集結してるだけあって、アクションシーンはすごいです
ギーガーバチルス戦やオンディール戦は見ててドキドキしますね
背景動画が活用されてるのも良い、キャラ目線の臨場感が十分に味わえます
キャラデザ総作監はりょーちも氏、氏のキャラはたまりませんな、たまらんッ
CV千葉ちゃんも相まってバーディーのナイスバディーは私的にもナイスバーディー

OP「そら/Hearts Grow」は歌詞も含みがあってよいですね
この曲はかなり好きです
映像も、、、走りまくってますが、ゴメスが立ち上がるシーンとかシャマランが手を挙げるシーンとかかなりかっこいいと思います
ぷっちょへ


好きですねぇ、宇宙人

投稿 : 2025/01/18
♥ : 5

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロい宇宙人の女性特務官と二心同体 でも萌えよりSF 優等生アニメ

2008年に放送されたゆうきまさみ原作のSFアニメ 2度目のアニメ化となる

1度目はマッドハウス制作川尻義昭監督のOVA全4話で、当時発表されていたゆうきまさみのコミックに準じた内容
今回はA-1Pictures制作 「天空のエスカフローネ」や「ノエイン」の赤根和樹が監督
10年以上の月日が経ったことで、声優をはじめスタッフはすべて変わっている
DECODEのストーリーはアニメオリジナルで、赤根などの制作側が提案し、ゆうきまさみと協議で決定した
このため、アニメは2期制作完結ストーリーとなった

A-1Picturesは2005年に設立した新興アニメ制作会社で、「おおきく振りかぶって」が好評ではあったが、この時点では模索中であり、この鉄腕バーディの制作がその後のありようの決め手になったと思われる

さて、このストーリーであるが女性型宇宙人との二心同体を余儀なくされた、主人公「千川つとむ」が星間規模の事件に巻き込まれていくというもので、エロい女性に変身するのだが、らんま1/2のようなギャグ、または心と性の揺れを期待すると肩透かしを食らう これは普通のSF冒険活劇として認識するべきもの 女性の時は主に宇宙人側の意識
多少は女体化エロ展開もあるが非常にノンケであまり深い意味もない

OVDと比べてもオリジナルストーリーは成功したと言え、宇宙を感じられる良質なSFストーリーとして破たんもなく、男女ともに楽しめる作品になったと思う
A-1の作画技術はこの時点でほぼ完成したと思っている

一期のラストは原作ではありえないような盛り上がりをして相当楽しめると思う 多少のSF知識は必要かもしれないが難解な作品ではない

未見の人はリストにどうぞと言う感じです  

投稿 : 2025/01/18
♥ : 19

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

手堅い構成にハズレなし!

鉄板ではありますが、最初鉄腕と聞いて完全にアトム系のアニメを想像していました^^;

原作等全くの未読で概要すらつかんでない状況で見始めましたが、はじめの2話くらいできちんと物語の進む道を示してくれるので問題なく視聴できました。


あらすじとしては、宇宙の連邦捜査官であるバーディが、捜査中にツトムを誤って殺してしまって、ツトムの肉体を再生させるために奮闘し、それまでバーディの体にツトムの心を宿して行動していくというもの。


つまり2人で1人の体を共有する2心1体ということです。その中でつとむにスポットが当たる機会が多く彼の成長や心情を中心に描かれていきます。


物語の大筋はありがちですが、この女の子の肉体に男の心を宿すってことがまず斬新だ!と思いました。


構成についても、ひとつひとつの話を短くまとめあげているため無駄のない作りでした。
それでいて話の引きがとても上手いので、よくできているなーと感嘆していました。
深くなりすぎず、かといって浅くなりすぎず。
すっきりまとめ上げられている作品で飽きずに完走できるかと。


そして、評価すべきはアクションのシーン。
自分自身そこまでアクション系を見ていないので他の作品の詳しいことはよくわからないのですが、積極的にCG等を用いて、迫力と疾走感にあふれていて見ていて気持ちのいいものでした。
物足りなかったとかではなく、もう少しバトルに尺を割いても全然よかったです^^


つとむがメインとなって、彼の成長や恋等が描かれているので、バーディの影が多少薄くなっていますが、許容範囲内です。というかそこまで気になりません^^


音楽がいいほうに作用して、キャラごとの関わりをかっこよく演出してくれていました^^


しめるところはきちんとしまった作品なのでオススメ。
もう一押しあれば、もっと評価されていたはずなのでそこが少し残念ですが、良作だと思います^^

投稿 : 2025/01/18
♥ : 16

56.2 11 陰謀で漫画原作なアニメランキング11位
トリアージX(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (295)
1597人が棚に入れました
法で裁けぬこの世の悪を悪性腫瘍として選択<トリアージ>し、闇に葬る秘密組織があった――。

その名も「ブラックラベル」。

17歳の高校生・三神嵐は、そのメンバーとして巨悪に立ち向かう。

この物語は、高校生にして処刑人である少年の、選択と覚悟と闘いの記録である。 

声優・キャラクター
赤羽根健治、近藤唯、佐藤亜美菜、緒乃冬華、浅野真澄、白石涼子、久川綾、黒田崇矢、嘉山未紗、安野希世乃、佐藤せつじ、星野貴紀、仲谷明香、野島健児、國立幸、三木眞一郎、大空直美、橘田いずみ、手塚秀彰、味里、野水伊織、幸田夢波

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

巨乳とバイクが好きなら楽しめるかも

法では裁けない悪人を闇で殺していく組織のお話。
あまり面白いとは思いませんでした。
ストーリー的には特に語るべきところもなく、おそらくエロとバイオレンスの描写がこの作品の見せ場なのでしょう。女性が悪人に捕まっていろいろと酷い目にあって、その悪人を主人公たちが成敗するみたいなパターンが多くて、まあ観ていてあまり気持ちの良い作品ではありません。
EDでは巨乳の女の子がビキニ姿でバイクに乗って走る映像が流れていますが、まさにそういう世界観こそがこの作品の特徴だと思います。なぜバイクに乗るのにビキニなのかとかいう理由はどうでも良くて、単に巨乳の女の子が好きで、その一方でバイクや銃なども好きで、ならば両方いっしょに描いてしまおう!というような発想なのかなと推測しますが、個人的にはそういう発想自体は嫌いではありません。もしキャラデザが好みだったり、あるいは笑えるギャグなどがあったりしたなら、ストーリーに興味を持てなくてももう少しこの作品を楽しめたかもしれません。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

つまらないので、とりあー(え)じ(ず)、視聴断念です(苦笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
と、いう親父ギャグがつまらないですねm(__)m そうでもしないと、タイトルも思いつかなくて(苦笑)

法で裁けぬ悪人を、ガンガン殺(トリアージ)していく、アクションバトルもの。現代版、必殺仕事人的な感じかな。

まあ、あにこれの(低)評価通りの作品でした。よほど、エロやグロが好きな方以外にはおすすめできませんね。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(4話まで)】
{netabare}
OPは最近には珍しい(昔のアニソンっぽい)感じがして、耳に「は」残ります。

まあ、良いところは、絞り出してそのくらいかな。

まず、個人的苦手要素の(露骨な)エロと(無意味な)グロがたくさんあり、キツかったです。もっとも、作画も良くないし、個人的好みを別にしても、駄作かと思います。

似たアニメで思い出したのは、「アカメが斬る」ですが、アカメは最後まで観られたし、評価も高いです。違いは、敵味方のキャラや、行動理念の筋の通り方かな?

トリアージは、特に敵が小者過ぎて失笑レベルでした。つか、敵のあんな行動が法で裁けないなら、日本は無法国家ですね(笑)

味方も、それぞれにかげがある感じで悪くないけど、もう少し掘り下げて欲しかったかな(もしかしたら後半で掘り下げてるかもだけど、そこまで辿り着けないっす)。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/18
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「トリアージX」このタイトルからもっと違う内容を想像していました^^;

トリアージって、一般には災害医療において、負傷者等の患者が同時発生的に多数発生した場合、傷病者の重症度と緊急度によって分別し、治療や搬送先の順位を決定すること。
平時では最大限の労力をもって救命処置された結果、救命し社会復帰し得るような傷病者も、人材・資材が相対的に著しく不足する状況では、全く処置されず結果的に死亡する場合もある・・・(wikiより)
というのが特徴なので、もっと違う内容の物語を勝手に想像していましたが、色々違っていましたね^^;

この物語は、法律で裁けない悪人を「悪性腫瘍」と位置付け、この世から切除する「ブラックラベル」という組織の一つである「アンプルワン」に所属する隊員達の日常が描かれています。

アンプルワンに所属する隊員は以下の通りです。
三神 嵐(CV:赤羽根健治さん):17歳の高校生。トリアージというタイトルは、彼の過去と密接な関係がありました。
木場 美琴(CV:近藤唯さん):三神より1学年上の先輩。学校では普段お嬢様ですが、もう一つの顔は三神とコンビを組みバイクで敵に特攻する、そんなお嬢様です^^;
梨田 織葉(CV:佐藤亜美菜さん):14歳のアイドル歌手なのですが、アンプルワンでは爆破処理担当という過激な女の子です^^
狭霧 友子(CV:大浦冬華さん):外科医である一方、日本刀を自在に操る近接戦闘者です。
剣 光姫(CV:浅野真澄さん):麻酔医で腕力も強く、青春に憧れる一面を持っていますが、狙撃、尾行、潜入なども得意なようです。
柩 小夜(CV:白石涼子さん):看護婦さんですが、素手で人間を屠れる程の怪力の持ち主なんだそうです。

文字の羅列のみでは伝わりませんが、この作品に登場する女性全員は美形で、殆どの女性が峰不二子ちゃん並のスタイルの持ち主で色っぽいんです(//∇//)
何を食べたらあんなに大きくなるのやら・・・^^;?
と思う一方で真逆の人もいるし・・・「適度」というカテゴリーは無いのでしょうか^^;?
個人的には適度が一番だと思いますけれど(//∇//)
需要が少ない・・・のかなぁ^^;?

悪人を排除することを外科手術と位置付けている事から、大きな意味では医療行為と同意なのでしょうが、やはりタイトルとのギャップは否めませんでしたね^^;
それでも、アンプルワンのメンバーは何故このような活動をしているのか・・・
それはそれぞれの過去の出来事と密接な関係があるのですが、その具体的な内容については是非本編をご覧下さい^^

オープニングテーマは、藏合紗恵子 featuring 流田Projectさんの「triage」
エンディングテーマは、山本和臣さんの「ソレーユ・モア」
どちらの曲もキーの低い曲なので、カラオケで1オクターブ下で歌うのは難しそうですがオリジナルのキーだときっと歌えなそうです^^;

1クール10話の作品なので尺の短さを感じましたが、物語として丁度良いところで10話を迎えたと思います。
と思えるのもラストのテロップに「See you next time!」という記載があったからなんですが^^;
具体的な続編情報は未だ発表されていないようなので、楽しみに待っていたいと思います^^

投稿 : 2025/01/18
♥ : 24

66.0 12 陰謀で漫画原作なアニメランキング12位
キリングバイツ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (249)
912人が棚に入れました
平凡な大学生・野本裕也(のもとゆうや)は、謎の少女・ヒトミと出会う。ひと気のない廃棄場にて、野本は彼女が獣の姿に変貌し、獅子の怪物と死闘を繰り広げる様を目撃する。彼らの正体は、人類の頭脳と獣の牙を併せ持った「獣闘士(ブルート)」。そしてヒトミは、最強の闘争本能を秘めた獣闘士「蜜獲(ラーテル)」だった。獣闘士たちは、古来より日本経済を支配してきた4大財閥、三門・八菱・角供・石田に抱えられ、その代理人として決闘を行い、覇権を争ってきたのである。そして野本もまたヒトミと出会ったことで、この獣闘士たちの熾烈な戦い「牙闘(キリングバイツ)」に飲み込まれていく──。

声優・キャラクター
雨宮天、羽多野渉、内田真礼、上坂すみれ、赤﨑千夏、潘めぐみ、浅川悠、本田貴子、柴田秀勝
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

セクシー&バイオレンスなケダモノバトルアニメ

あらすじ

{netabare}この国の政財界を支配する四大財閥。そのパワーバランスは裏で開催される
獣人の戦士「獣闘士(プルート)」同士のバトル「牙闘(キリングバイツ)」で決められて来た。

平凡な男子大学生はしょーもない理由から(←本当にしょーもないw)
牙闘に挑む獣闘士「蜜獾(ラーテル)」に遭遇し、戦いの渦に巻き込まれて行くことになる……。{/netabare}

同名原作コミック(未読)のアニメ化作品。


【物語 3.5点】
本能の赴くままにバトル描写するためのシンプルな構成。


上記の超設定による土台の上で、
序盤の小競り合いを経た後、中盤以降は、各獣人の回想も交えつつ、
ひたすらチームバトルロイヤル大会の描写に徹する。

エロ要素も{netabare}雌と交尾することしか考えていない蛇さんや、
発情フェロモンを撒き散らす猫さんなど、{/netabare}
お下劣な獣人も逐次投入されショーは低俗化。


毎回、波乱が巻き起こったED後には、おまけアニメ「導け!オシエちゃん」が挿入。
ヒロイン・ラーテルと共生関係にある鳥の如き性格を百合妄想として爆裂させ、
混迷に拍車をかける。


このままでは評点は底割れ必至だが、
こんな獣人バトルのために広げたような陰謀論設定の大風呂敷を、
1クール、一大会で、それなりに畳んでみせ、
意外と着地は決まっている。


【作画 3.5点】
ハミ尻美女獣人が躍動ということで、どーしても尻にばかり目が行ってしまいますがw
肉体描写は体幹を中心にまずまず。

その上で各ケダモノの特徴を再現した技の応酬など、
部位欠損も辞さないグロ表現も交えて
描写されるバトル作画は中々刺激的(あとはエロもw)


【キャラ 3.5点】
男子主人公は典型的な意志薄弱の流され体質。

ですが、これは獣人アニメ。人間主人公の影が薄くて何が悪い?
とばかりに開き直り、イライラは通り越すためか、
不思議とストレスは感じませんでした。


各獣人の性格&バトル設定を補強するケダモノイラスト解説は、
やや誇張やこじつけを疑わせる内容もあるもののw
ギャグ含みの煽りと割り切れば、盛り上がることも可能。

ヒロイン獣人・宇崎瞳の元ネタが小型食肉類のラーテルというのは変化球だが、
ドン引きする位の不屈の闘志など、
バトルの王道にマイナーなケダモノのしつこい性格がマッチ。


百獣集結の中、私のお気に入りはラビこと稲葉 初(うい)。
脱兎の如く逃げることと、穴を掘ること以外は、ほぼ戦闘力ゼロのウサギさんが、
凄惨な獣人バトルロイヤルに投入される悲劇は、癒やしももたらす一服の清涼剤でした。
(最後の{netabare}適者生存のオチも読み通りでしたが笑えました。
俺、あの会場にいたら多分ラビにベットするので一人勝ち確定ですw{/netabare})


【声優 4.0点】
全体的にテンション高め。

ヒロイン・宇崎瞳(ラーテル)役は雨宮 天さん。
「牙が鋭い方が勝つ!」(←毎回、決め台詞が強引w)と吠える勇ましい獣人ヒロインボイスに燃えるか、
男子主人公を「殺すぞ!」とパシリにするオラオラボイスに調教されるか、
反転、祠堂さんに手懐けられて頭をナデナデされる甘えボイスに萌えるか、
どれでも、お好きな方をお選び下さい。


ライバル・三門財閥を率いる令嬢・陽湖を演じた潘 めぐみさん。
形成有利の時は上から目線で勝ち誇り、不利の時は狼狽え、絶望する、
起伏の激しい明快なボイスでショーアップに寄与。
(最後は、{netabare}エロ的な意味でケダモノの餌食に……{/netabare})


ナレーション役の諏訪部 順一さんは獣人解説等で、
CV.篠崎 舞さんは司会進行役&次回予告で会場過熱に貢献。


私のツボ:毎回おまけアニメにて「オシエちゃんは獣人でも何でもない!」
のナレーションで締めるグタグタな幕引き。


【音楽 4.0点】
劇伴はロック中心で押しまくり熱戦を煽る。

OPのfripSide「killing bites」も今回はロック寄りのアレンジで闘争本能を追求。

EDもロックバンド・キツネツキの「ケダモノダモノ」
“あのコはどっから見ても ケダモノだもの”
ED映像……どっから見ても、美女のセクシーボディでした。
ありがとうございましたw


【感想】
ケモノで萌えだのフレンズだのも結構だけど、
たまには野生の本能剥き出しで、しばき合う(絡まり合う)やつが観たい!
などと欲望の赴くままに視聴したので満足度は高め。

ケモノアニメも近年は、ケモ耳からガチの獣人まで、癒やしからバイオレンスまで、
テーマなしのノンストレスな内容から、獣の設定を社会風刺に用いた重厚な内容まで、
幅広いラインナップで、気分に応じて視聴選択できて、
ケモナーにとっては幸せな時代ですね。

ロボットアニメにもソースを少し分けて欲しい位ですw

投稿 : 2025/01/18
♥ : 25

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

俺のコブラキャンぶちこんでやるぜ!!

これはセーフなのかw
爬虫類ち○こだからオッケーかw


原作パラパラと見ましたが、なんだこのつまらない漫画はと思ってた作品のアニメ化。

物凄いB級感漂うけど視聴してるうちに面白くなってしまう。
恐ろしやエロパワーw

前期だと十二大戦の寅ちゃんお尻に惚れたけど…
今期はラーテルちゃん君のお尻に惚れたw

意外と動くバトルとなぜか笑ってしまう濃いキャラが見てて楽しい。

視聴完了
B級アニメのお手本みたいなアニメでした。
作画が京アニだったり、きらら系の「ゆるほわ」なキリングバイツ…見たくないw
作画が少し汚くて、お色気&バトル…これですね。

主人公より上坂すみれさん演じるウサギちゃんが一番目立って可愛くって好きなキャラだった。

最後に2期あるかの様な締め、またするなら見たいです。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 27

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

女キャラが戦っては脱がされる作品

端的に言ってしまえばそうした作品であり
それを目的とした作品

能力バトルとかそういうの見る人も見れると思うが
基本的に脱がしていくスタイルの作品なんで好みは大分分かれるんじゃないかと思う

ハイスクールDDがいけるならこれもいけるんじゃないかって思う
ハイスクールDDとクェイサーみたいなもんか
女キャラを脱がしていこう というそうした目的意識が強い作品

見る人の好みがわかれる

投稿 : 2025/01/18
♥ : 1

66.7 13 陰謀で漫画原作なアニメランキング13位
UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (174)
820人が棚に入れました
平穏で退屈な田舎に暮らしている少年・近衛刀太の夢は、都へ行って一旗揚げること。
刀太は都へ行くため、育ての親であり優れた魔法の使い手である雪姫に挑戦する日々を送っていた。だが、戦いながらも仲良く暮らしていた2人の前に現れた賞金稼ぎによって、田舎での平穏な日々は終わりを告げる。

これは、ろくでもないモノになってしまった者達の物語。

声優・キャラクター
高倉有加、松岡由貴、広瀬ゆうき、佐藤利奈、茅野愛衣、小倉唯、白鳥由里、桑谷夏子、神田朱未、渡辺明乃、堀江由衣、佐久間未帆、能登麻美子、皆川純子、石田彰、原田彩楓、鬼頭明里、柿原徹也、咲野俊介、梶裕貴、小山力也、小野大輔

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「育った」エヴァンジェリン登場(笑)!?(ハイペースの原作消費でした…。)

週刊少年マガジン連載の同タイトルのマンガが原作。
(今は別冊少年マガジンに掲載誌を変更。)

タイトルの「UQ(ユーキュー)」は「悠久」と掛けられていて、作中には前作『魔法先生ネギま!』でもおなじみの吸血鬼エヴァンジェリンをはじめとして、いろいろなタイプの「不死者」が登場します。

一応世界観は継続しているものの、「ネギま!」よりは相当に未来であることもありとりあえず「ネギま!」を観ていなくても特に序盤はそれなりにお話にはついていけると思います。

かなりの長期連載ですが、アニメ化でどこらへんのお話までやるのかは、謎…。
== [以上、視聴前レビュー] ==

…ということで、第1話を観ました。原作だと初期は『魔法先生ネギま!』との関係性を強く押し出さずに始まったのですが、最近の原作の現状を考えて最初からネギま!を匂わせる方向なのですね。

第1回放送の前の特番でも、「これまでのネギま!」まとめみたいなノリでしたし。OP/EDに出てたキャラも考えると、序盤の修行パートとかはけっこうハイペースで進むのかな…?

2017.12.20追記:
全話視聴終了。とにかく「ネギま!2も名乗ったことだし、どんどんネギま!キャラを出してやるぜ」とでも言わんばかりに旧作キャラが目白押し。

女性キャラも巻きでバシバシと登場させて、早期にハーレムアニメっぽい雰囲気を作ってましたね。

前作のネギま!よりは修行とか戦闘パートが目立つ原作でしたが、特に修行に関しては大幅に尺カットで一気に原作を消費しました。

ネギま!自体はずっと原作を読んでいたこともあり、もちろんつまらなくはなかったんですが今後あえて人に薦めるほど面白かったかというとそんなこともないかなといった無難な作品に収まってしまった感があります。

OPを『ハッピー☆マテリアル』(前作OP)のカバー曲にしてしまったのも、無難といえば無難でしたがそこはちょっと冒険して欲しかった気がしました。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 29

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

赤松健が原作とは思えないほど「少年バトル」してる

赤松健といえば、ラブコメ、ハーレムといったオタク丸出しの作品が主なので、「ラブひな」のころからそこまで好きではなかったのですが、

今回の「ネギま2」は思っていた以上に王道の少年漫画で、ある意味驚かされました。こういったのも描けるのだなと。しかしやはりというか、登場人物がやたら女の子だらけなのとお色気要素が多いので根本的な部分は昔と変わらないのと、12話で詰め込みすぎてお話がなんだかわからない方向に向かってしまったのが残念。ちょっと改悪気味です。

作画も丁寧なところと、モブや背景が手抜きなところが多いのでそこまでスタッフの気合が見れなかったのも残念。

「魔法先生ネギま」の事実上続編らしいですが、そもそも「ネギま」自体あまり知らないのでついていけなかったのもあるかと思います。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 6
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「ネギま」は例外的な奇跡の作品であり、原作者であっても再現は難しい

[文量→大盛り・内容→余談が本論系]

※原作は最新巻まで読んでます。赤松先生大好きレビュアーとして、あえて厳しめのレビューです。ちなみに、自分で言うのもなんですが、私のレビューは思いが強くなり過ぎるとダメになる傾向があります(苦笑)

【総括】
ラブコメ作家の描くバトルもの。SF要素もあり、ある意味では、これまで赤松先生が作り上げてきたものの集大成と言えるのが、本作。

赤松先生の原作の中では、アニメでの作画は良い方かな。

グロい描写もありますが、グロがメインの作品ではないので、それだけで敬遠してもらいたくないな~というのが、赤松ファンとしてのお願いですm(_ _)m

まあ、タイトルから分かるように、完全に「ネギま」ファン向けに作られた、サービスアニメですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、アニメの尺に収まるようにかなり原作を変えていること。これをやると当然賛否はあるんだけど、赤松作品とっては平常運転。なんたって、「オフィシャルで二次創作を認めている漫画家(同人マークの生みの親だ)」からね。

忍との出会いを大胆にカットした部分とか驚いたけど、なるべくたくさんのヒロインを出そうと思えば致し方ないか。赤松作品に限って言えば、アニメは原作のスピンオフみたいなもんだし。

あと、意外とグロ描写がちゃんと(リアルに)あって驚いた。本作は「ネギま」のバトル要素を抽出して、続編として1つの作品にしてしまった、極めてレアな作品ではあるが、赤松さんと言えば基本的にはラブコメ作家。若干作風に合わないとは思った。血がブシャーとか首がスポーンとかは、(原作にもあるけれど)アニメならば、もう少しぼかすか、ギャグテイストにしても良かったと思う。グロがメインの作品ではないのに、(アニメから入った人でグロ苦手な方が)1話目で勘違いしてしまい、本作から離れてしまったとしたら勿体ない。(途中からはぼかしていたけど、1話目はアニメスタッフの失敗だと思う)

「~魔法先生ネギま!2~」という原作にはないサブタイがついていることから分かるように、原作に比べると、明らかに「ネギま」の要素が強い。アニメ制作会社的に、ネギまファンを出来るだけ取り入れたいという狙いが透けて見える(特に最終話のサービスシーン)。もっとも、原作でもその兆候は顕著になりつつあり、始めは「近衛刀太」の物語だったのに、次第に「ネギ=スプリングフィールド」の物語になりつつある。個人的にはそれで嬉しいのだが、果たしてそれで良いのかという疑問も残る。

近衛刀太は、ラブコメの主人公として、どうなんだろう? 「神戸ひとし(AI止ま)」や「浦島景太郎(ラブひな)」のような、「冴えないオタク」でもなく、「ネギ=スプリングフィールド(ネギま)」のような、「無邪気な天才少年」でもない。「普通のバトルものの主人公」的である、「近衛刀太」。普通にハイスペックで、普通にイケメンで、普通じゃないくらい鈍感で。よくいるハーレム主人公と何が違うんだろうかと感じる。

(神戸ひとしはともかくとして)「浦島景太郎」は、紆余曲折ある中で、一生懸命努力し、作中で本当に成長してくれたから、各ヒロインズとのデレ展開も、むしろ応援したくなった。「ネギ=スプリングフィールド」は、肉体的にも精神的にも未成熟で、基本的には「お父さんLOVE」な子供だったから、ヒロインズとのデレ展開も、ニヤニヤ眺められた。ちゃんとギャグになっていた。でも、「近衛刀太」は、(彼の出生に理由があるとしても)めちゃくちゃ簡単にサクサク成長しちゃうし、基本的にチートだし、あれだけツンデレだったエヴァンジェリンが簡単に頬を赤く染めたりだとか違和感あった。なんか、刀太が主人公だと、ハーレムがギャグにならないんだよな~。そこが1番の問題点に感じる。

〈まとめ〉
○原作改編は、赤松作品の場合、温かく見守ろう
△作風に合わない、しっかりしたグロ描写
○ネギまファンへのサービス
×近衛刀太の魅力のなさ
{/netabare}

【余談~ 勝手に赤松健の作品論w ~】
{netabare}
剣道部は、赤松作品の大ファンです。中学生の時に「ラブひな」にハマったのが、多分萌えの原点。ファンブックが出る前に、全キャラの登場コマ数とか数えて「正」でカウントしてましたもん。キモいです(汗)

以降、「AIが止まらない!」を読んでみて、やはり好きで、「魔法先生ネギま!」もメチャクチャ好きで、当然、全ての単行本も集めています。「いつだってMyサンタ」とか、マイナーな本も持っています。勿論、「UQ HOLDER!」も最新巻まで読んでいる状況。

自分的な赤松作品の順位付けとしては、ラブひな≧ネギま>>>UQ≧AI止ま>>>陸まお なんですが、陸まおは別物にしても、UQはちょっと、イマイチなんですよね。

正直、サブタイにある「魔法先生ネギま2」としか読んでいないと思います。ネギまのキャラが出てきた時は嬉しいのですが、それ以外は、、、。

ファンとして、やはり感じるのが、「雪姫(エヴァンジェリン)の違和感」と、「刀太の魅力の無さ」ですね。

エヴァは、「ネギま」の中でもトップクラスに好きなキャラでした。そんな彼女が、(精神的にも戦闘力的にも)弱体化しているのは嫌だったし、やはり、ナギ以外にはデレてほしくないです。「ネギま」の中ではネギ君にややデレてましたが、基本的に恋愛面はナギに一途で、ネギ君には親愛とかが複雑に混ざった感じが良かったんですよね。

本作では、エヴァもヒロイン候補の一人ですが、う~ん、やはり師匠的な立場で良かったと思います。最近の原作では、{netabare}キリヱがメインヒロイン化してきて、{/netabare}むしろバランスが良くなってきた印象ですが、最初からその路線で良かった気がします。

それから、エヴァの「多弁」がどうにも引っかかります。「ネギま」でのエヴァは、スーパーアドバイザー的な立場であり、本当に必要な時に、一言二言格言を与えるみたいな感じでしたが、「UQ」のエヴァはよく喋ります。まあ、「ネギま」はエヴァ以外に30名ものクラスメイトがいたし、サブキャラも多かった(話す人がたくさんいた)ので、しょうがない部分はあるけれど、エヴァのミステリアスな魅力は大分損なわれたかなと思います。

そして、私はどうにも、本作の主人公「近衛刀太」にイマイチ魅力を感じません。

赤松作品の主人公としては初となる「少年漫画の主人公らしい少年」ですが、これがどうにも(赤松さんの)作風に合わない。

前作の「ネギま」は、元々ラブコメから始まり、途中からバトルに変わり、「ラブコメとバトルが高いレベルで融合した」奇跡的な作品になりました。それを支えたのが、「ネギ=スプリングフィールド」が「ナニをしても許される、無邪気で愛くるしい天才少年」だったからだと思います。ある意味で、「ラブコメキャラでバトル」したからこそ起きた、奇跡の化学反応。

よく、「キャラが勝手に動き出す」と言いますが、私はコレを名作の条件だと思っています。「ネギま」の場合、連載開始時は、絶対にあそこまでバトルに寄せるつもりはなかったのだろうと思います。勿論、バトル展開も想定してのキャラ設定を行っていますが、基本は、「クラス全員とのラブコメ」(過去最多のヒロインのラブコメ)を目指していたはずです(と、なんかで読んだ記憶が)。それが、想定を超えてキャラが動き出し、後半なんかガチバトルにガチシリアスでしたからね。いや~、楽しかった。ほんっっとうに、「キャラが生きている」名作漫画だったと思います。

一方で、「UQ HOLDER!」は、連載前にコンセプトとして、「ラブコメとバトルの融合」「ネギまの完結編」として描かれ始めたと思います。そのためか、どうしてもストーリーや展開ありきでキャラが動かされている印象を受けます。赤松さんって、キャラ作りの天才だと思っているので、ここが違和感の原因かもしれません。

「ネギま」と「UQ HOLDER!」の違いは、「ネギま→ラブコメキャラでバトル」をしたか、「UQ→バトルキャラでラブコメ」をしたかというものだと思います。

微妙なんだけど、確かな違いです。

バトル漫画でのラブコメ展開はよくあります。まあつまり本作は、「別に赤松さんじゃなくても作れる」んじゃないかと。

やはり赤松作品の主人公といえば、「ラブひな」の「浦島景太郎」や、「AI止ま」の「神戸ひとし」のようなダメダメ系が基本ですね。ネギ君は、ホントに例外的なナイスキャラでした。

つまるところ、この作品が「ネギ=スプリングフィールド」の物語なのか、「近衛刀太」の物語なのか、ということだと思います。

どうにも、「近衛刀太」が「ネギ=スプリングフィールド」に負けています。まあ、勝たれても、それはそれで納得いかないんですが、ネギまファンとしては(汗)

前作のファンって、面倒くさい存在ですね(自爆)w
{/netabare}


【各話感想(原作ネタバレ)】
{netabare}
1話目
原作と違い、「ネギま」のシーンを入れてきたね。まあそもそも、魔法使えなくても、エヴァはメッチャ強いんだけどね。う~ん、作風的に、グロは濁しても良いと思うんだけど。

2話目


3話目
地下編やらないのか。忍、キャラ設定が変わったね。本来、10巻くらいの話だよね。流石、赤松さん原作。自由度が高い。ネギまの回想も多い。グロもぼやかされるようになったね。批判あったからかな(にしては対応早すぎ)?

4話目
いやだから、グロに悲鳴は作風に合わないんだよね。

あれ?各話感想が消えた? まあ、いいやw

7話目
雪姫が作戦を知ってる設定に変えた意味は? てか、(なぜかエヴァより弱体化している)雪姫とフェイトなら、五分五分、ややフェイトの方が強い設定じゃなかったっけ?

8話目
これ、フェイト→ネギ の深い愛を知らないと、大分印象が変わるよね。ここでネギ登場は原作にない流れ。

9話目
いいんちょが、エヴァを尋ねるか。やはり、本屋>忍、いいんちょ>みぞれ、刹那>時坂、エヴァ>雪姫、なんだよな。強いて言えば、千雨とキリエが互角くらいってところかな、ヒロイン力的に。刀太のクローンは、エヴァが言うんじゃなくて、やっぱりゆえが言った方が良いな。

10話目
麻帆良祭編。赤松先生のアニメ作品なら、この辺から暴走、いや、独自のラストに向かって話が進むよね。ネギとラカンは強すぎるからな~。

11話目
やはりネギま要素が強いね。エヴァの台詞も微妙だな。「私と共に歩いてくれるか、青空のもとを」なんて言うかな? せめて、「灰色の空のもとを」だと思うんだよな。戦闘シーンがダサいw

12話目
いや、この展開、「ネギま」を知らん人は、ぽかーんでしょw だから、その告白でエヴァは照れんって。「フッ」と笑った後にブッ飛ばすか、「プ、ハハハハ」と上機嫌に笑った後にブッ飛ばすか、どっちかなんだけどね。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/18
♥ : 20

66.4 14 陰謀で漫画原作なアニメランキング14位
超可動ガール1/6(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (142)
409人が棚に入れました
三次元(現実)の女性に興味が無い硬派なオタク、房伊田春人。ある日、大好きなアニメのヒロイン・ノーナの美少女フィギュアを購入したが、突然フィギュアのはずのノーナが動き出した!一人と一機(?)のドタバタ夫婦的生活、始まる!

声優・キャラクター
羽多野渉、木下鈴奈、千本木彩花、M・A・O、森川智之、河西健吾、松田利冴、徳井青空、深町未紗、篠原侑
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

予想外でしたが、楽しめました。

原作知らず。ショートアニメ×12話。

観終わってみれば、なかなかの良作でした。

人は選ぶと思います。作中で描かれるものに嫌悪感がないなら、観て損はない作品と思います。「得」があるかは保証できません。

絵に描いたようなオタク・房伊田春人の家で、アニメ・ゲームのキャラクター1/6フィギュアたちが何らかの理由で自我と意思を持ち、動き出してしまう。それが「超可動」と呼称されるとのこと。
そんなフィギュアたちと春人との間で繰り広げられるドタバタ劇、と、ラブコメになるのかな?お話しが進むにつれて増えていく超可動ガールたちに囲まれる、羨むべきか否か判断しづらいハーレムものという側面もあります。それほどあまあましくないので、あんまり気にはなりませんが。

作画はほどほどに安っぽさを感じましたし、後半は崩れが目立ちました(特に主人公)。ですが、見るに堪えないレベルまでは落ちなかったと思います。少なくとも、超可動ガールズのデザインは悪くないと思う。

春人の初登場シーンでの口上は、痛々しいことこの上ないです。お話しの所々で、拗らせたオタク・マニアのネタやメタファクターネタが登場します。クスリとできるものもあれば、まったく知らないものもあり、ちょっと勉強になった気もします(なんのだ)。ちょいエロもあり。エロというよりは「スケベ」がぴったりくると感じましたが、そんな微妙な時代のずれも感じました。

全体としては人とフィギュアの間の愛情、友情を描いているのだと解釈しました。全体のお話しとしては、決して凝ったものではなく、言ってみれば良くあるお話しと思います。その全体の流れに沿い、終盤を除き、基本的に1エピソードで完結する短いお話しを繋いでいます。各エピソードは、短い中でも毎回しっかりとお話しをまとめています。「超可動の秘密」のネタ晴らしはちょっと安っぽすぎる気がしますし( {netabare} っていうか何の解決にもなっていない。不思議の理由を別の超不思議サムシングに押しつけただけ。 {/netabare} )、最終盤はやや展開が雑だったように思います。が、短い枠ならではのテンポの良さ、無駄のなさが視聴を推し進めてくれたと思います。

意外と深いテーマ(自己の存在証明、アイデンティティ探求とでも言うものかな)を、それでも明るくあっさりと盛り込んでいます。これ、結構見事な手際だと思うのですが、どうでしょう。

OP曲「それゆけ!恋ゴコロ」、結構好きなテイストの曲です。作品ともあっていて、良かったと思います。はじめはヒロインフィギュアが歌っているのだと思っていました。エフェクトかかった声だし、何となく系統が同じに聞こえたのですが。違うんですね。A応P、、、、アニメや声優さんとは完全に別のユニットということでいいんですよね?

[可動が稼働してたので修正]

投稿 : 2025/01/18
♥ : 19

haiga さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

深夜アニメのお手本のような傑作

今観終わりました。

1話僅か12分に起承転結が詰め込まれた素晴らしい作品でした。常にひねくれること無く正解を選び続ける作りはお見事。とても良かったと思います。
と言うか監督の元永監督って俺の大好きなデート・ア・ライブ、マジェプリの監督されてるんですね。流石だわ。

簡単に説明。美少女フィギュアが大好きなガチオタクの房伊田春人。大好きなSFアニメのノーナのフィギュアを手に入れます。狂喜乱舞する春人。ノーナの色んな所を鑑賞しようとしたその時、動くはずのないノーナが自己防衛モードになって攻撃をしかけてきます。辛くも逃れた春人。ノーナと話し合った結果、奇妙な共同生活が始まるのでした。

いや~あえてオタクアニメと言いますが、素晴らしくシェイプされたオタクアニメですね。魅力的でかわいいキャラ達、ムダの無いストーリー、完璧です。ご馳走様でした。(私はフィギュアは買ったことはありませんが、集めたい気持ちはよく分かります^_^;)

いつでも再開出来る終わり方ですし是非続編を期待したいですね。ショートアニメの傑作と思います。オススメです。

※タイトル修正しました

投稿 : 2025/01/18
♥ : 17

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

意外に観れたな(笑)

原作未読。
15分ショートアニメ。大のオタクである青年のフィギア達と夢のようなハーレム生活とでもいっときますか・・・。一般的にオタクといっても度合いは様々。個人的に現実の女性に興味無く二次元最高というのは全く理解できない(笑)。むしろそんなもんは嘘だと思っています。現実の女性への憧れや強い欲望の裏返しで現実逃避の負け惜しみだと思っています。まぁ、思いが強すぎてストーカーのような犯罪を犯すよりましだとは思いますが・・・。
ストーリー的にはアニメやゲームのヒロインが人間と同じく悩んだり、嫉妬したり喧嘩したりとただヒロインがフィギアという点がその他の作品と違うといった所ですかね。うーーん、好きなアニメやゲームのストーリーをそのまま受け入れなくってもいいんだぜ!て事かな(笑)。

私のツボ:えんどろーの♪ムムムムムームと同じBGMがあった

投稿 : 2025/01/18
♥ : 4

57.8 15 陰謀で漫画原作なアニメランキング15位
銀の墓守り(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (72)
380人が棚に入れました
主人公・水銀はプロ級の腕前のゲーマーだ。しかしその腕前を知っているのは、クラスメイトの陸怜だけ。ある日、水銀は陸怜からゲームのデバイスをもらう。喜んだのも束の間、突如、陸怜は誘拐されてしまう。残されたゲームのデバイス…水銀が手を触れると、その中に吸い込まれてしまった! このデバイスの中に広がる仮想世界とは何なのか?水銀はそこで何を見つけるのか?

声優・キャラクター
福山潤、斉藤佑圭、小清水亜美、西田望見、水樹奈々
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

う~ん・・・。評価が出来ないアニメ

原作は中華のウェブコミックらしい。
当然、未読。12話まで視聴。
15分のショートアニメ。

前半はゲーム+ラブコメ。物語の導入的な話。
{netabare}第6話のラスト、わずか30秒足らずでまとめられるほどの内容。
内容が薄いのか、展開が遅いのか?{/netabare}

後半はゲーム+バトル。
{netabare}主人公はゲームの世界に連れていかれ、バトルを始めるが・・・。{/netabare}
後半は、話にまとまりがなく、とっちらかっている印象。
{netabare}そもそも、主人公はヒロイン・陸怜を助けたかったはずだよね?
この展開がヒロイン救出にどうつながるんだろう?{/netabare}
様々な疑問を残したまま、第1期は終わってしまいました。
第2期は来年1月からあるそうです。

何一つ解決しないまま第1期が終わってしまうアニメは、正直、初めてでした。
「斬新」というか何というか・・・。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 17

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

強い=モテるわけじゃない

視聴理由 特になし

序盤 キャラの名前が…

中盤 えぇ

終盤 え?終わり

この話は人気ゲームがかなり力を持った話
ジャンルはバトル・ラブコメ・主人公最強
ゲームの金が現実で使えるとか…そんな馬鹿な。不正プレイヤーもっと重罪になるじゃん…出来ないだろうけど
この話は中国のマンガ原作らしいです。そして原作を軽く呼んでみたところ(中国語読めない)、かなり内容が違いました。何を言ってるか分からなかったのもありますがあまり面白くなさそうでした(原作が)。アニメの方も単調な芝居が続くだけでした。展開が進んだと思ったらトンデモご都合で、おもわず「え?」と言ってしまいました。
バトルシーンもよく分からなく制作側のロマンなのでしょうがただただ「無駄な動き多すぎw」としか…
ラブコメ要素もごっこ遊びとしか思えないクオリティ。強い=モテるわけじゃないからね。全国の中国男子達
とにかく「内容が薄い」というのと「要素が不完全」が主な批判の1つですね。
ラストも「え?終わり?」みたいな感じでした。いわゆる「俺たちの戦いはまだ始まったばっかだ!」みたいなやつです。しかし、安心してください。2期がございます。2期に期待しましょう

監督は大倉雅彦さん。監督は今回で2回目だそうですが、もう少しどうにかならなかったんですかね
シリーズ構成はきむらひでふみさん。「キディ」両作のシリーズ構成を担当した人です
キャラデザは津幡佳明さん。
制作は絵梦さん。中国のアニメ会社です

作画は普通。特に何もないけど頑張っているのは伝わった
opはボカロPでもあり歌い手でもある最古参ユーザーの一人、トゥライさんこと湊貴大さん作詞曲、ブラック・ブレットedを作編曲した齋藤真也さん編曲、青の祓魔師京都編edを歌った暁月凛さん歌唱の「マモリツナグ」
edは張匯泉さん作詞、銭襄さん作編曲、RiyOさん歌唱の「The Game」
声優さんは無駄(とかいったら大分失礼ですが)に福山潤さんを中心とする有名さんを使っていましたが、正直合っていないと思いました。福山潤さんは使うべきとこで使えば物凄い良キャラになり物語に多大な印象を与えるのですが今回はあっていなかったように思います。おかげで「名前だけで選んだ」みたいな印象がついています。声優さんにも失礼ですし、ちゃんとオーディションした結果なら制作側にも本当申し訳ないのですが、実際そう思ってしまいました。

総評 見るというなら止めはしないけど、話題には出さない

投稿 : 2025/01/18
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

今期のハオライーナーズ枠は、電脳世界の物語…

前期のハオライーナーズ枠は異能力を駆使する「SPIRITPACT」が放送されましたが、今期は電脳世界で繰り広げられるゲームを題材にした物語です。

この物語の主人公は、陸水銀という苦学生…彼の唯一の楽しみは学園内の電源を拝借して夜な夜な「ダンジョン・センチュリー」というネットゲームに没頭する事でした。
没頭する理由は無課金プレイヤーでも楽しめる内容だったから…という事もありますが、どちらかというともう一つの理由の方が大きかったようです。

でも、水銀がもう一つの理由に心惹かれるのも理解できます。
だって、そのゲームの中では協力しながらプレイする事ができるのですが、水銀のパートナーがとても魅力的な人だったから…

お互いの立場が全然違うから普段は近づく事すらできない…
けれど、ネットゲームの中なら…ゲームの中だけなら、肩を並べて歩けるから…

心惹かれた人と時間を共有したい…
そして願わくばその時間が永遠に続けば良い…
こんな純粋な気持ちを抱いた事の無い人なんてきっといないと思います。

生活の中で確固たる楽しみが一つでもあると、自分の生活全般が明るくなった様に感じる事がありますが、物語の中でも水銀は、正にそんな感じでした。
ただ時間を共有しているだけじゃなく、その事実自体がお互いの秘密なのですから…

でも、そんな幸せな時間は長くは続かないのが世の常…
その終焉はある日突然「ダンジョン・センチュリー」のサービス終了という形で水銀に襲い掛かってきたのです。
でも彼を襲った悲劇はこれだけではありません。
きっと自身の身を切られるより何倍も辛い出来事が彼を待ち受けていたのです。
そしてそれを起点にし…本編とも言える物語が動き始めます。

中国系作品のお約束はこの作品でも健在…
そうえいば前作も主人公は選ばれた特別な存在でしたが、今回も主人公には似たような設定が盛り込まれています。
どういう理由かは分かりませんが、特別な秘密を隠さなければいけなかったようです。
だから、「今まで黙っていたが実はお前は〇〇なんだ…」系の作品です。

人は特別である事の方が稀なんですけど、中国系の作品ではほぼお決まりの王道になっていますが、これはきっと民族の風習なんだと思っています。
夢やロマンといった類が多分に含まれますから、個人的には嫌いじゃありませんけれど…

この作品で珍しいと思ったのは、2018年の冬アニメで続編が放送される事でしょうか…
これまで原作の販促系作品が多い印象がありましたが、この作品はまだ続きが描かれるようです。
確かに、色んな伏線がばら撒かれっ放しなので、これからしっかり回収される事を願っています。

オープニングテーマは、暁月凛さんの「マモリツナグ」
この曲はサビが格好良くて好きでした。

1クール12話の物語でした。
きっと水銀の前にはこれからも色んな厳しい壁が立ち塞がるのだと思います。
でも自らの本懐を遂げるためにも、挫けずに突き進んでいって欲しいと思います。
それとヒロインの陸怜はピンク色の髪の似合うとても可愛い子だと思いました。
こちらの展開も今後を期待しています。

投稿 : 2025/01/18
♥ : 7
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