陰謀でバトルなアニメ映画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の陰謀でバトルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月11日の時点で一番の陰謀でバトルなアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.7 1 陰謀でバトルなアニメランキング1位
劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(アニメ映画)

2017年6月17日
★★★★☆ 3.7 (424)
3047人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
中村悠一、早見沙織、内山夕実、寺島拓篤、佐藤聡美、田丸篤志、雨宮天、巽悠衣子、花澤香菜、井上麻里奈、諏訪部順一、日笠陽子、小原好美

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

動くリーナ(シリウス)が観られる!→ 観てきました。「さすがです……、お兄さま!」

※作中時系列でテレビ放送されている『魔法科高校の劣等生 来訪者編』第11話のAパートとBパートの間の話になります。

来訪者編を観た後だとより楽しめると思いますが、そもそも1期目すら観ていなくても一応ストーリーは成立しているっぽいのはさすがです、お兄様…。

== [下記は劇場公開前、及び映画館で鑑賞時のレビュー] ==
原作では<来訪者編>より登場のリーナが、ついにアニメで動きます!

原作との時系列上の関係は、この劇場版は<来訪者編>(← ここまで司波兄妹は1年生)と<ダブルセブン編>(← ここから司波兄妹は2年生)の間の春休み中の出来事ということになっているようです。

予告PVを観る限りでは、<追憶編>と<来訪者編>はやらない代わりに、一部そこのあたりのエピソードが回想などで出てくる感じのお話になりそうですね。

だとすると<追憶編>と<来訪者編>はアニメ化しないで、<ダブルセブン編>からの2期目があるかも、とちょっと期待してみたりして…。

→2017.7.1更新
ということで、特典付きの前売特別鑑賞券は買わないようなヘタレな私ですが、ファーストデイ(毎月1日は劇場鑑賞料金が安くなる)ということで観に行きました。

それでも劇場鑑賞特典として短編小説が載った小冊子がもらえました。ろくに事前チェックせずに行ったので、特に期待していなかったのにオマケが貰えてちょっと嬉しかったです。

映画本編についてですが、これを観ようという人はアニメ1期目は観ているだろうというのは前提として、出来れば<追憶編>の原作もしくはコミカライズ版をチェックしておくと良いかと思います。

読んでいなくてもストーリーを追う上での支障はないとは思うのですが、司波兄妹が「九亜(ここあ)を助けたい」と思う動機となる事件と、その鍵になる人物である桜井穂波(本作中でもちょっとだけ映る)が出てくるからです。

リーナの原作初出である<来訪者編>は、知っているとさらに楽しめそうですがまあ知らなくても大丈夫な気がします。

劇場版アニメとしてはキッチリ起承転結を踏まえていますし、司波兄妹、特に達也のさすおにぶりも堪能出来ますし、レオやエリカもキッチリ大立ち回りしますし、幹比古も地味とはいえないレベルでサポートで活躍しますし、七草先輩や渡辺先輩、そして十文字先輩も活躍しますし、雫のお金持ちぶりやほのかも含めた女性陣の水着シーン、入浴シーンなどもあり、満足して帰ってきました。

原作ファンにとっても本編映画がストーリー初出となるため、特にお勧めです。

最後に、ひと言: 今回の深雪の「さすがです、お兄さま」は「さすがです」と「お兄さま」の間にめっちゃ溜めがあったので、ついレビューのタイトルに入れてしまいました(笑)!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 51
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

民明書房の血脈

ご存じない方もおられよう。たぶんもっとも有名なやつ全文引用します。

(引用開始)
ゴルフの発祥はイギリスではなく、
中国の宋家二代 「呉竜府」(ご りゅうふ) が編み出した

「纒欬狙振弾(てんがいそしんだん)」
 
棍法術最強の流派として名高いチャク家流に伝わる最大奥義。

 「この技の創始者 宋家二代 呉 竜府(ご りゅうふ)は
 正確無比の打球で敵をことごとく倒したという。

 この現代でいうゴルフスイングにも酷似した打撃法は
 運動力学的観点からいっても弾の飛距離・威力・正確さを
 得るために最も効果的であることが証明されている。

 ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが 
 最近では前出の創始者 呉 竜府の名前でもわかるとおり 
 中国がその起源であるという説が支配的である。」

               民明書房刊「スポーツ起源異聞」より(引用ここまで)


実はこの劣等生シリーズにイマイチ乗り切れてない私にたいしてのとあるレビュアーさんからの至言。

{netabare}「自分これ、ギャグとしてしか見てないっす」{/netabare}

察しました。そこで思い出した昭和後期に煌めいた『民明書房』。魔法を科学するこちらの作風と相通ずるものがあると言い聞かせるとこれ苦手な人も大丈夫かもしれません。自分の拠り所です。
ただしそこまで。兄と妹の関係性はひたすら気持ち悪いです。本作の売れ筋No.1『さすがおにいさま』を消化できてないわりに1期2期そしてこの劇場版と継続してる者の以下感想です。


6年ぶりのTV2期まで視聴済という視聴歴です。たまたま正月地上波でやってるのを録画。
本作のリリース順は1期→劇場版→2期です。
相関を整理してみると、2期の主要キャラのリーナ(CV日笠陽子)が登場してたり、リリース順に観ておいたほうがしっくりくるのではないかと思われます。

そして本編90分。サブタイトルは『星を呼ぶ少女』。
劇場版オリジナルな謎の少女が鍵を握る物語。そこにいつものメンツが絡んでくる映画らしい閉じた設定です。アニメ映画の常道。オールスター集結みたいなところや売れ筋(さすおに)の投入は頻度もタイミングも申し分ありません。魔法発動時のエフェクトはさすが劇場版です。
よってあとは好みではないでしょうか。

冒頭で民明書房について触れて言いたかったのは、楽しみにしていた“小理屈”感が圧倒的に足りなかった、ということです。
無かったわけではない。取ってつけたネタをものすごい熱量でドヤってくれないのが個人的に残念。
{netabare}例)サイコなSTARS隊員なんて派手な作画に合わせるためだけの要員でした。{/netabare}

いいとこはありましたよ。
{netabare}・お兄様のダースベイダーのコスプレ
・相変わらず国家の軍隊より強い高校生{/netabare}


ファンサービスの試供品です。

オイタなドラマ 「さすが」なドラマ ここあが怒れば 嵐を呼ぶぜ♪ 



※おまけ

■そういえば…
最終盤のネタバレ有です。

{netabare}セブンスプレイムを完全に無害化するためにリーナの力で高度140kmまで飛ばしてもらったお兄様。
これだけでなんのこっちゃ感マシマシなわけですが、成層圏の外すなわち宇宙に飛ばされ○△×構築して“ベータトライデント”を発動しいろんなものを救ったのはさすがです。とはいえさすがのお兄様もいろいろ使い切ってぐったり状態。{/netabare}

{netabare}男塾塾長江田島平八も宇宙飛ばされてたような。。。
なぜかふんどし一丁でしかも自力で生還してたような。。。{/netabare}

どうせやるならこれだけまじめに荒唐無稽してほしかったやね。麻痺してるのかしら?自分が…



視聴時期:2021年1月

-----


2021.03.14 初稿
2021.10.26 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

星を呼ぶ…タイトルが上手い。

原作未読、アニメのみの視聴です。

アニメが放送されたのが2014年春夏クールなので約3年、
ちょっと記憶も曖昧になりかけていましたが映画を見て魔法科高校の世界を思い出すことが出来ました。

SAOやとある魔術の劇場版を見た時も思ったのですが
この手の作品(いつもは週ごとに30分区切りで見てたスケールの大きいSFアクション系作品)の映画の満足感はありましたね。
今作は90分ですがオリジナルストーリーということで90分の中で終結し、かつ整合性の取れた内容でした。

アニメだけ見てた勢としては
「リーナ、って誰? スターズ…? そんなのあったっけなぁ…」
「みんないつの間にかアニメの時より強くなってない?」
と思いながら見ていました。

僕が忘れているだけかと思って帰って調べてみたら
やっぱりそうでリーナはアニメでは未登場キャラだったみたいです。(^^;
そもそもアニメは達也たちが1年の途中で話が終わっていて、映画の中でキャラたちがこれから2年になるって所に違和感を感じていた点も帰って調べてみて納得がいきました。

映画を見ている時に
「リーナはアニメに出ていた。自分が覚えていないだけ…」と必死に心の中で唱えていたのは何だったんだ…w


という微妙な違和感がありましたが
絵も綺麗で戦闘シーンも迫力があり、見ていてすごく面白かったので評価は高いです。(劇場で聴く主題歌もいい♪)

超絶ブラコンの美雪も可愛かったし
特にエリカの可愛さと活躍が映画では際立っていたかなと思いました。

判断力に長け、何でもさらっと解決してしまうお兄様がまた観たいので
次はアニメの2期を期待したいと思います。
原作は多いのでお財布との相談ですね。


最後に、レビュータイトルにも書いてありますが
「星を呼ぶ少女」ネーミングセンスが良いなぁと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

73.7 2 陰謀でバトルなアニメランキング2位
プロメア(アニメ映画)

2019年5月24日
★★★★☆ 3.8 (219)
1061人が棚に入れました
世界大炎上――。全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種<バーニッシュ>の出現だった。あれから30年―― 攻撃的な一部の面々が<マッドバーニッシュ>を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊<バーニングレスキュー>の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと<マッドバーニッシュ>のリーダー・リオ。熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は ――。

声優・キャラクター
松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人、佐倉綾音、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、小山力也、小清水亜美、楠大典、檜山修之、小西克幸
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

スーパーフラット

今石洋之監督、トリガー制作。

炎を操るミュータントの出現により、
惑星規模の発火現象である世界大炎上が発生。
{netabare}人口の半分が焼失してから30年が過ぎた。{/netabare}
バーニングレスキューの隊員たちは、
今日も街の火消しに活躍する。

ハリウッドが好みそうな活劇ですね。
勧善懲悪のマーベルコミックの世界、
画面狭しと動き回るレゴブロックの世界、
色鮮やかなマインクラフトの世界である。

人体発火現象の謎から火災テロまで、
物語を牽引する要素も分かり易いものばかりで、
熱い娯楽活劇を楽しむには申し分ないでしょう。
物語性では僕の好みではないのですが、
とにかく動くキャラクターに心躍ります。

{netabare}地球の地殻内のマグマが暴走している。
科学では制御出来ない現象にどう立ち向かう!?{/netabare}
熱血主人公は大見得を切り立ち上がる。

しかしトリガーは街や人の記号化が上手い。
俳優堺雅人の妙に落ち着いた声がツボに入る。
楽しみ方は人それぞれでしょう。

ド派手な活劇がお好きな方にぜひ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

燃焼系トリガー式

 30年前、炎を操る人種「バーニッシュ」が突然変異で誕生する。自治共和国プロメポリスでは、炎上テロを繰り返す過激派バーニッシュのたち、マッドバーニッシュに対抗すべく、高機動救命消防隊バーニングレスキューが消火活動を行っていた。 新米レスキュー隊員のガロは、ビル火災現場でマッドバーニッシュの若きリーダー、リオと出会い激しく戦闘する・・・

 「プロメア」は「天元突破グレンラガン」や「キルラキル」で知られる監督・今石洋之と脚本・中島かずきのタッグが送り出すオリジナル劇場アニメです。制作はトリガー。炎を操る人種「バーニッシュ」と「バーニングレスキュー」の熱い戦いが描かれます。僕は過去の2作品は観ていないのだけど、トリガーファンはこの映画について「期待していたものを観れた」という感想が多かったので、とにかく熱く、男同士の意地の張り合い、スピード感のある展開、迫力のあるアクションなどがこのコンビの持ち味なのでしょう。

 本作は作画に特徴があって、最近のアニメは3DCGを2Dのようにに見せるセルルックの技法が進化していますが「プロメア」は3Dの硬質なデザインを悪いとは決めつけず、オープニングから三角と四角のデザインをあえて強調しており、幾何学的なデザインの面白さを打ち出しています。全編にわたりアクションシーンが盛り沢山で、目が疲れるくらいによく動いていました。

 色彩設計も独特で、色はベタ塗りで透明感も陰影もなく、蛍光色の使用が目立つ。テーマ的に炎と氷が頻繁に描かれることになるのだけど、炎はピンクで氷は水色、温度を感じさせないような不思議な画面を見せられる。展開も台詞も暑苦しいので無機質なデザインでバランスを取っているのかもしれません。

 内容はとにかく「熱い」という言葉に集約されますね。話は目まぐるしく動くのですが、分かりやすい内容なので理解が追い付けないということはないと思います。途中、炎とともに生きる人種バーニッシュたちは迫害されているという視点が挟み込まれ、「あーこれはトランプ政権発足後にエンタメ界で流行りの、多様性とか寛容さとかいったテーマを持ち出すのかな」と思ったのですが・・・気のせいでした。

 話が進むにつれて勢い重視になり、最後にはもうストーリーという鎖を引きちぎって暴れだすくらい元気が良く、派手なドンパチをガンガンやろうぜ!という感じになります。この作風は人を選ぶと思いますが、好きな人にはたまらないでしょう。僕はやや苦手なんですけどね。(ハチャメチャなお話はコメディ寄りの方が好き)

 それでも、暑苦しさとダサさ・寒さの温度差が激しい外連味のある演出や俳優陣の血管が切れそうなくらいの熱演は楽しかったですよ。日頃のストレスを燃焼させてスッキリしたい!という方にオススメです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

TRIGGERが放った完全燃焼系エンタメ映画の勢いは未だ衰えず【4DX再燃レポ追記】

今月より始まっている4DX上映行って来ました♪

4Dも本作みたいに後付け4D企画ともなると、
ピンキリの差が激しく、冒頭の4DX導入映像が4D効果のピークだったw
何てことも珍しくはないのですが、本作はガチでした。
アクションシーンでは初戦から本気で振り落としに来ており、
尊氏も落馬寸前でしたよwほぼ滅殺されかけましたw

揺れも普通の地上戦なら、座席の動きもある程度予測が出来るので、
落ちる!なんて感覚は生じ得ないのですが、
本作の場合は元が、人間射出装置から始まり、
足場が傾き、壁が地面になる、オールレンジな空中戦。
4D座席も普段使ってない関節まで解放して、
鑑賞者をフルボッコして来る感じ。
これだけ運動性能を発揮して貰えれば4D施設も本望でしょう。

私の『プロメア』鑑賞は
前日譚付上映に続いて、今回の4DXが2回目と言うだけですが、
こういう特殊な上映企画にガチで取り組む姿勢には熱くなりますね。

『プロメア』は他にも爆音だの、絶叫応援だの、
色々やって来ているとのことですが、
きっと、どの企画でも完全燃焼しているのだと思います。

本作が半年近くに亘ってロングランしている秘訣の一端を垣間見た気がした、
企画力がある4Dでした♪



以下、2019/9/11 初回投稿レビュー。

長いので折りたたみw

{netabare}
5月末の公開当時は何となくスルーしていたオリジナル劇場アニメ。

スタッフ、キャスト陣からして熱い映画であることは分っていましたが、
ちょっと熱すぎて、これから夏本番、
夏バテ必至の私には受け止めきれないのでは?と言う懸念が先立ちましてw

逃げ回っていれば、本作もその内、鎮まって、
夏の終わりと共に上映終了していくのだろう……。

そう高をくくっていたところ、消え去るどころか、
8月下旬、公開も既に100日に迫る中、興行収入10億円突破を祝して、
入場者特典のweb配信短編だった前日譚の「リオ」編、「ガロ」編も付けて、追加上映するぞ!
との何とも暑苦しい一報が飛び込んで参りまして。

熱気に根負けした私も、この夏は色々とモヤモヤ燻っていたこともあり、
もういい加減、観念して熱源に飛び込むことにしました。

一回の鑑賞で3回制作会社のロゴとかを見るのって、
随分久しぶりだったのでソワソワしましたがw
リオ、ガロどちらが主人公でライバルかも分からない程度の
予備知識しか持ち合わせていなかった私にとっては、前日譚2本も良い予熱になりました。


内容は火花をぶつけ合う強敵(とも)の熱気が、
地球丸ごと巻き込んだラスボスとの最終決戦へと昇華していくお馴染みの超展開。

トリガー作品においては、この社会風刺や着眼点は、
テーマとして掘り下げれば、もっと深い作品ができるかもしれないのに、
そんな高級木材すらも、ファイナルバトルの薪としてくべるのは勿体ない……。
と感じることが時々ありますが、本作もまさにそんな感じの大狂宴でしたw

例えば{netabare}ストレス社会の極みが着火点となる“バーニング火災”、
行き過ぎた秩序は、社会の自由の“凍結”を招く。
こうした火と水の属性、消すか消されるかの対立軸を、
自由と秩序、それぞれの功罪と対比に重ね合わせる比喩表現とか。{/netabare}

前半は、結構、考えさせられる場面もありましたが、
後半は、頭真っ白になって燃え尽きていましたw

けど、それを敢えて望んで突撃した、その時の私にとっては、
満足度の高い劇場鑑賞となりました。


何より作画、特にスピード感溢れるバトルシーンの映像が圧巻でした。

“バーニング火災”の現場では江戸の町火消伝来の纏(まとい)やら
パワードスーツみたいな消火装備やら、
果ては{netabare}変身ヒーロー?や巨大ロボや、巨大宇宙船、
さらにはワームホールや{netabare}滅殺開墾ビーム(笑){/netabare}{/netabare}に至るまで、
あらゆる中二病バトル要素が、絶叫同然のセリフや打ち出されるテロップと共に、
続々と投入され、カオスな戦場と化していますがw

本作のバトル映像には、それらを世界に向けて正当化するだけのパワーがあります。
最近『シンカリオン』の供給を絶たれ、不完全燃焼だった私のロボット魂も含めて、
スッキリと完全燃焼できる、この夏もっとも熱い映画でした♪

中々、火が付かなかった湿気た私のハートまで、
異例のロングラン上映で、執念深く熱風を送ってくれたスタッフの方々や、
それを後押しした“強火”のファンの皆様には改めて感謝申し上げます♪{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

66.4 3 陰謀でバトルなアニメランキング3位
KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(アニメ映画)

2016年7月9日
★★★★☆ 3.8 (40)
255人が棚に入れました
神聖なるクリスタルを擁する魔法国家ルシス。クリスタルを我が物にしようとするニフルハイム帝国。二国はあまりにも長い戦いの歴史を続けていた。ルシス国王レギス直属の特殊部隊「王の剣」。ニックス・ウリックら「王の剣」は魔法の力を駆使し、進行してくるニフルハイム軍を辛くも退けていた。

しかし、圧倒的な戦力の前に、レギスは苦渋の決断を余儀なくされる。王子ノクティスとニフルハイム支配下のテネブラエ王女ルーナとの結婚、そして、首都インソムニア以外の領地の放棄―。それぞれの思惑が交錯する中、ニフルハイムの策略により人知を超えた戦場へと変貌したインソムニアで、ニックスはルシス王国の存亡をかけた戦いに向かう。全ては“未来の王”のために。

声優・キャラクター
綾野剛、忽那汐里、磯部勉、山寺宏一、かぬか光明、関智一、藤村歩、飯塚昭三、銀河万丈、藤原啓治、中村悠一、小松史法、高木渉
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは実写・・・?

アニメと一緒にしてはいけないものでしょうね。
一種の芸術作品。技術者の意地が詰まった作品になっていると思います。
正直日本でこのクオリティの作品が出来るなんて思ってもみなかったです。見くびり過ぎでした、ごめんなさい。
製作期間10年は伊達では無いのですね。

映像のクオリティは映画アバターよりも凄いと思いました。

まあ、中には物語の辻褄合わせに急遽作ったキャラなのかなあと思ったクオリティが若干他のキャラと比べて劣るキャラも出てきましたが、本当一部だけでしたね。
まさかうぶ毛まで作り込んでいるとは!驚きました。

一つだけ改善してほしい部分があるとすれば、見せ方の問題かなあ、
タコと戦っているとき物量が大くて、スピード感のある迫力な画面が出来ていたのですが、登場人物をちょいちょい見失ってしまったので、人だけもう少し目立たせられれば分かりやすかったかなあと思いました。

キャラ・声優に関しては、一部を除いてはホント素晴らしく、綾野剛さんは声優初挑戦とは思えないくらい馴染んでいましたね。

物語・音楽は言うことなし!
終始安定したクオリティでKINGSGLAIVEの世界観に浸ることができました。
{netabare}王宮は都庁っぽいなとか、道路標識・ナンバープレートは日本式だなとか、街並みも随分日本だなとか、その割に日本人は全く出てこなかったな…とかそんな背景に隠されたヒントから示唆する国家問題を推測するのも面白いです。{/netabare}

フォトリアル系のCGが嫌いじゃなければ是非見てみて下さい!
普段観ているアニメとは一味も二味も違った楽しみが生まれると思いますよ!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ルナフレーナの声優がゲームと違っていて残念

FF15の映画作品で
時系列としてはゲームの前半
ノクトたちがインソムニアから出てガス欠を起こして停戦調印式破綻からのインソムニア襲撃のラジオを聴くところですね。

あの時インソムニアでは何が起きていたのかが描かれています。

ゲームより映画のほうが先に出ていたみたいですね。
だからゲームの方でここの展開が一瞬だけの訳のわからない描写になっていたのか…

感想としては
見るタイミングはゲームやってからでも、やる前でも、どちらでも
いいかなって思いました。
ゲームに比べてこちらは2時間程度の内容なので僕の中では
ゲームの補完作品っぽい位置づけです。

アニメでここまで素晴らしい映像の映画はそうそうないですね。。
普通に洋画を見ている感じでした。

ルナフレーナの活躍が光っていたので
ゲームをプレイされた方にはぜひ!
と勧めたいのですが……

この映画のルナフレーナ、
声優がゲームと違っていてこっちの方がちょっと棒っぽい…?

できることならゲームと同じ方でやってほしかったです。

作品としてはキャラクターたちも作品の中で完結した動きを見せていて
ゲームにも上手く繋がっていたので評価は高いです。
ただ、本当にルーナの声優だけが残念でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12
ネタバレ

死屍累 生死郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

正直失望した 長文注意

評判がよかったので期待していたのですがあっけなく期待を裏切られました。

FF自体3から14までプレイしていてFFTやFFCC、BCFF7、CCFF7、FF零式等外伝の作品も数多くプレイしています。

ですがこの作品はすごかったが、つまらなかった。


声優面では男性陣はかなり豪華な顔ぶれで満足だったのですが、ルナフレーナの棒読みっぷりで
滅茶苦茶冷めました。まったく緊迫感が生まれない、、、本当にひどかった
ニックスは通常の会話はそこまで違和感なかったですが、やはり緊迫したシーンでは
ボロがでていた印象でした。ルナフレーナの声優の忽那汐里とかいう人よりはマシでしたけどね。
俳優、女優起用してもいいんだけどドヘタクソ連れこないで・・・


シナリオの導入がFF零式に酷似していてまったく目新しさがなかった。
帝国の設定が百虎で、魔法障壁の件、王国の設定が朱雀って感じでしたね。
王道といえばそれまでなんでしょうが、、、序章としてのシナリオとしては
可もなく不可もなくといったところなんですが魅せ方がへたくそに感じましたね。
へんにもたもたしてるシーン多かったし・・・

ゲーム本編でも重要なギミックのひとつの武器ワープをふんだんに使っていて
最初は「おお」ってなるんですが、それとファイアとサンダーとプロテスくらいしか使わないから
飽きてきます。サンダガって感じならまだいいけどサンダーだなあれは、、、

王の剣は分け与えられているだけだからこれくらいの魔法しか
使えないのかな?と思っていたんですが、魔法の源である王も同じことしかできなくて失笑もんでした。
いくら力が衰えたと言ってもあれはひどい、、、一回武器出したぐらいですかね。

せっかくの映画なんだからもっとファンサービスとしてフレアなりホーリー
といった強魔法繰り出してほしかった。たとえ本編に存在しなくとも
ワープでチャンバラしてサンダーでどーん!の繰り返しでアクションは飽きますね。

最後のほうのシーンもそうですけど今回のFF15では映像で魅せたいのか
ばかでっかい物ばっか出てきますね。第一魔法障壁もシガイもそうだし、
公開されている情報のタイタンとかも。ゲームではないと思うけど映画は人を見失うことありますね。


一部の人間だけなんですけど主人公やその周辺のキャラの台詞がFF13の臭いがして嫌でした。
FF13はシリーズで一番嫌いで(音楽はよかった)特に台詞面が場面とキャラとあってなかったり
幼稚な台詞ばかりの作品でした。僕にとってFF13は一種のトラウマです。

主人公の演技力のなさで余計台詞が浮いていた所もあると思います。
特に{netabare} 指輪はめた後の会話とか緊迫感伝わんなかった。台詞もいまいち {/netabare}
主人公の事をヒーローヒーローとやたら言いますが、そんなにヒーローっぽい事
してないのにヒーローと言われているのに違和感を覚えたのとムノウさんの面影を
感じて戦慄しました。(((( ;゚Д゚)))
本編でも場面とキャラとあってない臭い台詞が飛び交う確率を感じました。(゚Å゚;)


設定についてですが王の力を分け与えられている事により魔法を使える部隊
「王の剣(けん)」ってださくないですか?せめて剣(つるぎ)だろって思ってしまったw

車もスポンサーがついていて現実を走る車と同じなのが頂けない。
ファンタジーの世界なのでもう少し近代的なデザインにしてほしかった。
バイクもですね。飛空艇が出てきてるのに車やバイクはリアルで浮いていますね。

さらにナンバープレートまでついていてよく見えなかったけど王国もしくは
王家 あ 99-1 みたいなプレートつけててそこまでリアルにする必要あるか?って思ってしまった。

音楽ははっきりいって下村陽子氏のメインテーマ以外は耳に残らないあたりさわりないものでした。
John R. Graham氏が担当したようですが悪くはないが耳に残らない。
FF15の体験版をプレイしたときのBGMは非常によかったので
本編は下村陽子氏担当なのでゲームには影響はでないですね。

ラストの指輪はめてからのシーン
{netabare} 歴代の王とのやりとりの時も主人公の演技力のなさが露呈していた。台詞もぱっとしない
夜明けまで力を貸してくれる事になり魔法が再び使えるようになりますが、
できる事は老いた王から分け与えられた時と同じ事しかできないという
がっかり感。肉体が一番充実している主人公に力を与えたんだからもう少し
能力強化して欲しかった。第一障壁使えるだけかよ・・・っていうね
王家の人間でもないから力を引き出せ切れてないとか言われたらそれまでですけど
どの道死ぬんだからもっと演出として派手にしてよかったと思う。 {/netabare}

ここで盛り上がるか!?って思ったらいまいち盛り上がらない感じでした。


ここまで思いついたことを批評してきました。また更新するかもしれません。

よかった点

・CGは本当にすごいと思う。最近よく使われているモーションキャプチャーを
使っているので動作に不自然さがないのがすごいですね。
・ホストファンタジーになってなかった事。美男美女だけでてくるのではなく
おっさんや、いろんな人種の顔を採用していた事。
・指輪の設定 {netabare} 歴代の王達が力を貸してくれるという設定は熱いので好きです!歴代の王を象ったゴーレムもいいですね。だけど、この作品のワープ推しすごかったな・・・w{/netabare}
・服のデザインもそこまでダサくなかったと思います。

・・・くらいかな?やはりよい点あげるとなるとCG関連になっちゃいますね。
映像技術の高さには本当に脱帽しました。日本も海外に負けてないなと思える技術力の高さですね。(・∀・)

シリーズファン向け要素

ベヒーモスが出てきます。少しだけね
タコがでてきますがデザインがFF6のオルトロスに酷似している。
シガイがFF7のダイヤウェポンに酷似している。デーモンの召喚にも似ているw
くらいですかね?チョコボっていう単語は1回出てくるけど姿はなかったなぁ

そういえば最初すこしだけバニッシュ使ってたのを思い出しました。
普通に強いんだから使えばいいのに最初しかなかったな・・・
そもそも飛空挺潜入時に使えよ・・・そのための魔法だろ

映画を見て本編を予約するか決めようと思っていましたが、とりあえず予約しません。
プレイ動画を見てやりたくなったら買います程度の作品期待度です。

この作品には賞賛の声が多く集まっていますので、僕の価値観がずれているのでしょう。
少数派の意見として見て下さい。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

72.1 4 陰謀でバトルなアニメランキング4位
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』(アニメ映画)

2019年8月9日
★★★★☆ 3.9 (68)
389人が棚に入れました
海賊の、海賊による、海賊のための、世界一の祭典 海賊万博。「祭り屋」と呼ばれる万博の主催者ブエナ・フェスタからの招待状を手にしたルフィたち麦わらの一味。導かれるまま会場に着くと、華やかなパビリオンが所狭しと並び、最悪の世代をはじめとする多くの海賊たちも群がり、大きな盛り上がりをみせていた。万博の目玉は「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」。宝を手に入れ名を上げたい海賊たちによるお宝争奪戦の火蓋が切られた!しかし、海賊たちが熱狂する万博の裏では、別名「最悪の戦争仕掛け人」フェスタの凶行が張り巡らされ、海賊たちを一網打尽にしようと海軍までもが動き始めていた―――。時代の覇権を左右するお宝争奪戦が熱を帯びる中、突如、元ロジャー海賊団「“鬼"の跡目」と呼ばれた男ダグラス・バレットが乱入。ルフィたちの前に恐るべき脅威となって立ちはだかる!狂乱する海賊と、事態の収束を諮る海軍、さらには王下七武海、革命軍までもが参戦。敵味方入り乱れ類を見ない大乱戦が巻き起こる。お宝争奪戦と海賊万博は予測不能の大混乱へと陥って行く!!

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、磯部勉、伊倉一恵、石田彰、大川透、太田真一郎、大塚明夫、大友龍三郎、大場真人、置鮎龍太郎、加瀬康之、神谷浩史、掛川裕彦、楠大典、小山剛志、島田敏、関智一、沢木郁也、宗矢樹頼、園部啓一、高木礼子、竹本英史、立木文彦、龍田直樹、千葉繁、津嘉山正種、土井美加、中友子、中博史、永野広一、浪川大輔、西原久美子、野田順子、花田光、浜田賢二、檜山修之、服巻浩司、蒼月昇、松岡洋子、真殿光昭、三石琴乃、森久保祥太郎、山田真一、ユースケ・サンタマリア、指原莉乃、山里亮太、竹中直人、フィッシャーズ、ロン・モンロウ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

海賊万博!目指せ、海賊王の宝!

2019年公開の「ONE PIECE」劇場版第14作。
テレビアニメ20周年記念作品でもあります。

ONE PIECEは昔はアニメも観てたけど、
今は原作だけ読んでいます。

なのでキャラや設定はすべて把握できた状態での視聴です。

アニメではワノ国編の途中で前日譚が差し込まれています。

そのあたりまでの内容が把握できていれば、
本作品も問題なく視聴できると思います。

ルフィの能力とか、どんどん進化していて私もちゃんと把握できていないんだけども。笑

100分ほどの作品です。


● ストーリー
フェスティバル海賊団の船長で「祭り屋」と称される海賊ブエナ・フェスタ。

彼が主催する海賊万博に招待されたルフィ達麦わらの一味。

海賊王ロジャーの宝に関する宝探しも行われるということで、
島には大勢の海賊が集まり、お祭り騒ぎにウキウキ♪

いよいよ始まった宝探し。
他の大物海賊たちと奪い合い。

しかし、そんなお祭り騒ぎの中、
ダグラス・バレットというロジャー海賊団の元船員が現れる。

ルフィを含む“最悪の世代”が立ち向かうも、
たった一人で全員を圧倒してしまう。


海賊たちのお祭り騒ぎ、
“最悪の世代”が全員集合して殴り合い奪い合い、

そんな序盤のにぎやかさ、好きでした^^

だけどそんな楽しくにぎやかな時間はあっという間に終わってしまい、
バレットが登場してからは雲行きも怪しく。

とてつもない強さを持っているキャラだというのはよくわかるのですが、今、海で名を挙げている海賊たちが束になってかかったところで手も足も出ないというのは強すぎる。

せっかくキャラがたくさん集まっているのに、
大した活躍のないままやられてしまう。
なんだかもったいないな。

中盤以降は敵の無双ショーでしかなく、
正直面白くありませんでした^^;

こんな強すぎるキャラ、誰が勝てるのかという絶望しかない。
大きさも頑丈さも次元おかしい。笑

そんな戦いっぱなしなストーリーに変化を与えてくれるのが、次から次へと登場するキャラクター達。

人気キャラオールスターかと思うほど、
とにかく登場するキャラクターは豪華でした。

決着はあっさり。

どこを山場と思えばいいのかよくわからない作品でした^^;
いろいろなキャラが集まって力を合わせたところか?

個人的に一番好きだったのは、
ウソップの活躍でしたけど。笑

ウソップのセリフが最初と最後でかっこよさが全然違うのは、
うまい演出だなと思いました。

まだまだ冒険は続く!的なラスト。

麦わらの一味らしくて、
後味のよい終わり方で好きでした♪


● キャラクター
ワンピースのキャラが出せるだけ出されていて、
劇場版らしい豪華さでした。

人気キャラ勢ぞろいなので、
キャラの魅力はたっぷり。

問題なのは、
映画オリジナルキャラです。

フェスタもバレットも、ぱっとしないキャラで、
たぶん私は三日後には顔も名前も忘れていると思います。笑

海賊万博のゲストとして登場した歌姫・アンを演じる指原莉乃さんの演技、私は上手だなーと思い、好きでした^^


● 音楽
【 主題歌「GONG」/ WANIMA 】

この作品のために書き下ろした楽曲。

ラストシーンから爽やかにつながる主題歌、
いいと思います^^

この作品のオチとつながる歌詞もいい感じです♪


● まとめ
ストーリー展開は、
バトル続きで私の好みではありませんでした。

キャラクターは人気キャラが多数登場するので、
それだけで満足感があります。

作画はとても力が入っていて、
見ごたえありました。

最近のワンピースはテレビアニメさえ作画に気合が入りすぎていて、
上から怒られているのだとか、そんな話をTVで見ました。笑

本筋のエピソードには関係しない話なので、
寄り道するという気持ちで観るならちょうどいいかもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

尾田さんすごい

ワンピースって、本当にキャラ多いですよね。
映画の2時間という制約の中で、
とても多くのキャラが、見せ場をもって出演しております。

ストーリーもコンパクトにまとまっており、
満足感の高い映画だと感じました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

いつものお祭りアニメ

ONE PIECEの劇場版も随分増えましたね。
ちょうど今も最新版が上映されている頃でしょう。

ONE PIECE、あまりに長くて途中で追うのを辞めましたが、
そろそろ最後が見えてきた感じでしょうか。

それにしても、「黒ひげ海賊団」、めったに出てきませんねえ。
彼らが最大のライバルになると思っているのですが。
本編でも劇場版でも良いので、彼らの活躍する姿を見たいなあと、
思うのであります。

この劇場版と何の関係もない話だけで終ってしまった。
ONE PIECEファンなら映画そのものは楽しめると思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

67.1 5 陰謀でバトルなアニメランキング5位
機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル(アニメ映画)

2015年2月28日
★★★★☆ 3.9 (183)
1003人が棚に入れました
宇宙世紀0068年、サイド3、ムンゾ自治共和国。宇宙に進出した人の革新を説き、地球連邦政府からの完全独立を宣言しようとしたジオン・ズム・ダイクンは、議会檀上で演説中に突如倒れ、帰らぬ人となった。ダイクンの死後、ザビ家陰謀説を唱えるダイクンの側近ジンバ・ラル。しかし、サイド3、ムンゾの実権を掌握せんとするデギン・ソド・ザビ率いるザビ家の暗躍は加速していく。これまで語られる事の無かった動乱の歴史が明らかになる中、ダイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアには、激動の時代を象徴した数奇な運命が待ち受けていた…。

声優・キャラクター
田中真弓、潘めぐみ、浦山迅、銀河万丈、藤真秀、三宅健太、渡辺明乃、津田英三、恒松あゆみ、喜山茂雄、沢城みゆき、茶風林、池田秀一、大塚明夫
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一年戦争前夜

安彦良和総監督作品、サンライズ制作。
人類最大の悲劇「一年戦争」の発端を描く、
シリーズ全6章を総括して簡潔に。

舞台は宇宙世紀0068年から始まる。
ジオンズムダイクン議長の死から遺児となり、
運命に翻弄される兄妹キャスバルとアルテイシア。
暗躍するザビ家の面々と名門ラル家との政争。
一年戦争に至る闇の歴史が幕を開ける。

{netabare}渦巻く陰謀の中、安息の地を求める兄妹。
士官学校でのシャアとガルマの邂逅。
ザビ家への復讐を誓う仮面の下の決意。
やがて士官学生による「暁の蜂起」が発端となり、
ジオンは地球連邦政府からの独立を宣言。
その直後、秘密裏に開発されたモビルスーツを投入し、
ジオン公国は宣戦を布告するに至ります。{/netabare}

ルウム戦役、赤い彗星の誕生とギレンの策謀。
高まる開戦の機運は誰にも止めることが出来ず、
政治的手腕、卓越した用兵術を武器に、
シャアアズナブルは歴史の表舞台へと歩み始める。
平和な日常の終焉、戦禍は拡大の一途を辿り、
未曽有の悲劇が始まろうとしている。
激動の時代を駆け抜けた人々の戦場の群像劇。
ガンダムとはシャアの物語かも知れませんね。

アムロレイとシャアアズナブル、
歴史の潮流はまだ彼らを引き合わせない。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 44

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

赤い彗星の物語・序編。

安彦良和版・機動戦士ガンダム THE ORIGIN の、シャア・セイラ編のアニメ化

基本的なあらすじは初代ガンダムと同じですが、随所にアレンジが加えられています。

例・一年戦争の11年前にスペースコロニーにガンタンクが多数配備されている。

見た感想…子供時代のシャアとセイラ、そしてザビ家に関係する人物が沢山登場しますが、
ガンダムでありながら富野監督要素がないなあ。
やはり、安彦さんの漫画のアニメ化なんだな。
お話のノリとか登場人物の表情の動きにそういうものを感じました。

あと原作単行本を読んでたせいか、ただあらすじを追ってるだけで、
観てる側としては驚きも喜びも特に感じませんでした。

富野監督入魂のGレコも期待はずれでしたし、
理想の宇宙世紀ガンダムは、もう得られないんだろうな!と思いましたね。

続きがあるみたいですので、公開されたら観ますけどね!

簡単にですが、これにて感想を終わります。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

【主に戦車道】断っておきますがこれはガンダムのレビュですよ?【主にロリテイシア】

初代『ガンダム』(ファーストガンダム)のキャラデザを務めた安彦良和が、独自解釈でファーストガンダムをコミカライズした漫画、『THE ORIGIN』をアニメ化した作品です
つまりガンダムの歴史上、初めて漫画→アニメという経緯を持った作品になります
監督は『0083』や『MS IGLOO』の今西隆志
脚本に隅沢克之
キャラデザにことぶきつかさ
メカデザにカトキハジメ(MS系)、山根公利(車輌系)、明貴美加(戦艦系)、アストレイズ
総作画監督に西村博之(天才)
メカ作監に鈴木卓也
音楽に服部隆之
1話約70分、全4部作(予定)


今作で描かれるのは1年戦争の前日譚にして漫画版オリジナルストーリーとなった所謂「シャア・セイラ編」です
キャスバル・レム・ダイクンという少年が如何にして赤い彗星ことシャア・アズナブルを名乗ることとなったのか、とまあシャアという男とその妹のジュブナイルが基軸となります
ちなみにあくまで『THE ORIGIN』のアニメ化であり、【ファーストガンダムそのものとは設定や時系列が異なっている】ことを断っておきたい


まずアバンタイトルで描かれるのはシャアが赤い彗星の異名を取ることとなり、アニメでは詳細が描かれなかったルウム戦役
今作ではモビルスーツは基本的に3DCGで描写されます
このルウム戦役の迫力の戦闘シークエンスを描くのは北野三郎・・・じゃなかったw板野サーカスこと板野一郎
ハイスピード、かつ膨大な情報量で混沌とした艦隊戦を潜り抜けるシャアの姿が描かれます


そして時を遡り開戦の11年前、宇宙世紀0068
地球連邦からの独立を図るスペースコロニーサイド3のムンゾ共和国が舞台となります
指導者ジオン・ズム・ダイクンは彼の家族を巻き込みながらも宇宙移民の自治権確立に奮闘する日々を過ごしていた
しかしある日、彼は狂気の中で突然に息絶えてしまう
ダイクンの死は謀略だと民衆は暴動を起こし、それを鎮圧する地球連邦は軍を投入、この混乱に乗じてムンゾの実権を握ったザビ家の暗躍
そしてダイクンの遺児こそがキャスバル=シャア、そして妹のアルテイシア=セイラだった
これまで設定のみで深く語られることの無かったダイクン家とザビ家の確執、政治ドラマ
ダイクン家に助力するラル家の親子、特にファーストでは名前だけが語られていたジンバ・ラルの登場
『THE ORIGIN』のオリジナルキャラであるザビ家の次男、サスロ・ザビの存在も忘れてはいけない
そしてクラウレ・ハモンやクランプといったキャラの活躍もファーストファンには心躍るところでしょう


さてところで、この作品はガンヲタとかガノタとか呼ばれる一部のマニア専用の作品では決してないということを強く主張しておきたいです


まず先にも言ったとおり旧作の設定はほとんど意味を成していないのでむしろガンダム初心者の方がすんなりと今作を受け止められると思います
独立運動に心身を疲弊しながらも奮闘する父の背中を見て育った少年が、今度はその父の死をキッカケに故郷を追われる身となり、やがて一族を貶めた者達への復讐を誓う・・・
そう今作は何も複雑なSFとかじゃないんです、【ピカレスク・ロマン】なんですね
強いて言うならタイトルにもある【“ガンダム”が一切出てこない】ことだけはご了承願いたい


最大の見どころは“安彦絵の完全再現”
近頃のアニメでは珍しくなった三白眼、長い下まつげ、ハイライト少なめな頭髪といったデザイン面
そして劇中でのコミカルなタッチ、正真正銘のテレビまんが感
特にガンダムのようなシリアスな作品ではもうあまり観られないであろうオーバーな表情芝居は古き良き時代を生きた漫画家ならでは感性ではないでしょうか
それを(天才)西村博之が細かいカット一つ一つにまで拘って作り込んでいるのが見えてきます
また現場では安彦が直接アニメタを指導するという姿もあるようで、とても貴重な環境が整えられた制作現場であることが伺えます


特に安彦ismが如実に現れているのが“ロリテイシア”ことアルテイシアですかね
喜・怒・哀・楽、今作で全部魅せてくれます
すごく楽し、いやw可愛い(^ω^)


それとクライマックスで登場するオリジナル設定の初期型ガンタンクによる“戦車道ならぬガンタンク道”
陸上自衛隊も取材協力に応じたとかで『ガルパン』ファンにも是非観ていただき一戦に仕上がってますね


ところでキャストがほぼ一新されたのが気になりましたね
故人等も多少絡むためキャスティングには苦労されたのでしょうが、折角新しいガンダムをやるんだから、と思い切って冒険をした新キャストがちょろちょろと
特にハモンに沢城みゆきを起用したのは驚きました
そしてこれは成功と言えるんじゃ?とこの挑戦的キャスティングに拍手


一方で銀河万丈のギレンと池田秀一のシャアは全く変わり映えのない安定感で、定着した二人を変えることは不可能だったという結果も見えてきました
35年も経ったのに銀河万丈や池田秀一の代役って未だ誰も出来んのですね・・・まさにオンリーワンか

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30

62.8 6 陰謀でバトルなアニメランキング6位
劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵(アニメ映画)

2014年2月22日
★★★★☆ 3.7 (107)
621人が棚に入れました
白鳳女学院高等部に通う加藤茉莉香は宇宙海賊船・弁天丸の船長。3年生になる目前の春休み、豪華客船での海賊営業の仕事で、乗客リストを見た際に銀河パス所有者の少年・無限彼方がいることを知る。彼方の父で亜空間ダイバーである無限博士との約束を果たすべく、茉莉香はあることを実行するが……。

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

主役は彼方くん?

クレジットではTV版に引き続き船長加藤茉莉香が一番上ですが
物語は新キャラ・無限彼方くんの精神的なものが中心で
茉莉香はサポート的な役回りでしたね。

弁天丸やヨット部のみんなが相変わらずいい感じで頑張ってて
彼ら彼女らが元気にやってる姿が好きな人にはいいお話だったかも?

CGに定評があるサテライトですので終盤のCGを駆使した作画は良かったですね。
このへんは、口で説明するよりも見て下さいと言うしか!

観なおしたら何回チャレンジしても途中で意識がなくなって寝てしまうので脚本の評価を下げました。
多分、劇場版のストーリーは私にとっては致命的に退屈極まりないのでしょう。
TV版はまだ楽しめたので、そこは残念な気がします。

あと、EDが中川翔子さんで多少は良くなったとはいえ、
主題歌の、ももクロの歌唱力がプロの領域に達していないので音楽部分の評価はTV版に引き続き酷評気味です。
本職のアイドルグループなのに声優のキャラソンのほうがずっと上手いのは、どうかと思います。
スポンサーやメーカーの意向が絡んでいるのでしょうが、
サテライトが作ったアニメなのに歌に無頓着すぎるのは問題だと思いました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

決断は自分の選んだベスト!

お台場の舞台挨拶付の上映を観てきました

茉莉香が1~2年生の頃を描いたのがTVシリーズでしたが
こちらは2年生~3年生に上がる春休みのエピソード
これは公開時期に季節を合わせてきたのかな?
とか一瞬思ったわけなのですが、
よくよく考えてみると舞台は地球ではなく鯨座宮たう星系海明星
地球とは自転公転の周期が違う上に赤道直下という設定だったはずなので
日本の四季感覚を適用するのはだいぶナンセンスでした
っていうか赤道直下に春休みってなんぞ!?

そんなどうでもいい話は置いておいて本題に入りましょう
今回の劇場版のメインゲストは劇場版オリジナルキャラ無限彼方少年
演じるのは下田麻美さん

下田麻美と聴いて真っ先に思い浮かぶのはおそらく「とかち」だと思いますが
Vocaloid鏡音リン・レンの中の人でもあるので
少年役という事にそれほど違和感はありませんでした
しかし舞台挨拶でのお話によると、こんなにしっかり少年役をやるのは初だそうでした
確かにレンの声のモデルは少年を「演じる」のとはだいぶ違いますし
キューティクル探偵のゆーた君は女装男子で女の子役に近いかんじ
ちゃんとした少年役は初めてに近かったんですね
佐藤監督によるとオーディションの他の声優さんは
もっとキラキラしたいかにも美少年という感じだった中で
ちょっと擦れた感じの演技が決め手になったそうです

これまでのモーパイは周りが茉莉香とタメか年上ばかりの状態からはじまり
途中で増えた後輩たちも女性キャラばかり
年下の男性キャラは全くいなかったんですね
ですから年下の少年目線で見えるちょっとおねいさんな茉莉香
というのがテーマの一つに有ったそうで
それはとてもうまくいっていたと思いました

良かった点がもう一つ
下田さんが「収録があまりに大人数でびっくりした」
と言っていましたが
TVアニメのメインキャラはほぼ総出演といっていい状態
弁天丸クルーや梨里香さん、セレニティ姉妹にランプ館のマミ
ヨット部はOGから後輩たちまで総出演、
チアキちゃんはバルバルーサクルーまで引き連れて出てきます
さらにそれぞれのキャラにしっかり見せ場を作ってあるので
TV版が好きな人には嬉しいファンサービスになっていたと思います

しかし、それはいい方向だけに機能しているとはいえませんでした
彼方が自分の運命を選択し切り開いていく部分が
この映画のメインテーマだと思うのですが
既存のキャラクターたちを万遍なく活躍させた結果
彼方の描写がすごく薄くなってしまっています
作り手側としてはレビュータイトルのセリフが真中にあって
彼方が自分自身の未来を選択していく話を描いているつもりでも
その決断までの心理描写がさっぱり足りていないので
格好いい宇宙海賊のお姉さんに感化され
雰囲気に呑まれて勢いで動いているだけにしか見えませんでした

おなじみのTV版からのキャラたちをメインに動かしつつも
物語の中心にはゲストキャラを持ってくるというのは
この手の劇場版の作りとしては王道パターンだと思います
しかし。それが傑作になるための条件として
既存キャラの力に頼らずとも
そのゲストキャラがメインの物語としてみて面白いことが大事です
原作ファンへのサービスに注力し過ぎて
彼方の物語が今一つ盛り上がっていないのが残念です

もうひとつ気になったのは後半のアクションシーン
監督も舞台挨拶で「彼方が決意した時点で話は終わってるんだけど
でも、折角のスクリーンだし(アクションシーンが)欲しいじゃない?」
と、笑いながら蛇足であることを認めていましたが
あのアクションシーンは個人的には減点要素しかありませんでした
{netabare}彼方の乗るマシンが変形したり、オデット2世とバルバルーサが合体したり・・・
まぁ苦笑いしか出てきませんでした
確かにモーパイファンは一般のアニメファンよりも高い年齢層に多くいます
簡単に言うと超合金世代ですよ
変形とか合体とかそういうのに憧れて育った世代です
だけど、いやむしろだからこそ
そういう要素の扱われ方には敏感なんですよ

某ゲームの分類を借りれば変形とか合体とかはスーパーロボットの領域
それに対して茉莉香達の戦い方は機体性能に依存せずに
優秀なクルーの技術と茉莉香の大胆な戦術によるもの
これらはどちらかというとリアルロボットの戦い方に通じるものがあります
茉莉香達の操っているのはロボットですらありませんが
リアルロボットから人型ロボットというアンリアルな部分を捨て去って
よりリアルに志向させたものが戦闘する宇宙船だと考えることもできます
つまり変型とか合体とかはモーパイの魅力とはベクトルが真逆なんですね
この違和感はTV版終盤のオリジナル部分にもありました
あの時は最新鋭の試作戦艦であると説明されて
なんとなく腑に落ちないものを抱えつつも納得はしましたが
今回で違和感の正体がはっきりした感じです{/netabare}

ああ、でもそんな中で流れた小松未可子さんの「Sail away」は良かったです
劇場まで足を運んで映画を見る意義の一つは
どんな立派なホームシアターでも絶対不可能な音響設備にあると思います
そんな中で、ももクロの例のアレを聞かされてスタートした時はどうしようかと思いましたが
「Sail away」と舞台挨拶だけでも見に行った価値がありました

しかし・・・興行的にはかなり残念なことになっているみたいですね
今まで人気作品の舞台挨拶付上映とか大体チケット取れなかったり
取れてもすごい後ろの方だったりしてきました
それが今回は前から4列目という映画を見るには前過ぎるにしても
舞台挨拶の観覧としては相当な上席が取れたのに
周りにぽつぽつ空席があって自分の左も空いている始末
これは普通の回はほとんど入ってないんじゃないかなぁとは思っていましたが・・・

TV版レビュー
http://www.anikore.jp/review/291621/

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

【ジュブナイル】×【サイバーパンク】×【スペオペ】×【ちゃんじゃない】=これぞモーパイの全て!

思春期の決断
大宇宙の冒険
巨大組織の陰謀
電子戦
独特の芝居臭さ
無理やりなドンパチ
そして・・・「ちゃんじゃない」


素晴らしい映画でしたb
『モーレツ宇宙海賊』というシリーズがやってきた要素をオリジナルストーリーながらも全て詰め込んだ贅沢な一作です


「超光速跳躍」の鍵を握る亜空間を研究していた「無限博士」を実の父に持つ少年、「無限彼方」
彼は超VIPの証である「銀河パス」と謎めいたメッセージを放つオウム型のロボット「フリント」を亡き父から託されたと同時に、謎の組織から身柄を追われ宇宙を逃亡していた
逃亡生活の果て、彼を捜していたという宇宙海賊船「弁天丸」の船長「加藤茉莉香」に保護され、行動を共にすることとなる
茉莉香は彼女の亡き父である「加藤ゴンザエモン」と「無限博士」との間に交わされたという約束の謎を明かすため彼方を匿う
やがて彼方を追う組織の目的が無限博士が亜空間に残した遺産にあることに辿り着く
が、彼方と関わる者として茉莉香や弁天丸、やがては白鳳女学院ヨット部までもが謎の組織の標的となっていく・・・


上記した通り、原作には無い(というか時系列的には原作を追い越した)完全オリジナルエピソード
さらにテレビシリーズが持っていた魅力的要素を今作の中に全て詰め込んでくるという大胆な構成を無理なく92分に落とし込んでいます
流石の佐藤竜雄監督、『ナデシコ』以来の劇場版とは思えぬ働きぶりには感服です


また、テレビシリーズでは描写が解り辛かった【電子戦】をSD化されたアバターキャラの動きで可愛く魅せた試みはgood


キャラデザは竹内浩志さんから堀内修さんに変更
キャラの年齢が上がったことを意識したのか全体的に大人びた感じで頭身チョイ上げ、輪郭線スマートに、ムッチリ太腿、下まつげ強調が主な違いか


さらに劇場版らしいスペクタクル要素としていわゆる【ドンパチ】が描かれるのも本作の魅力の一つだと思います
遂に梨理香さんの本気が拝めますw


ドンパチに関しては本来の『ミニスカ宇宙海賊』シリーズの魅力とは離れるという指摘もあるでしょうが、この辺はアニメシリーズ独特の魅力として機能しているので本作にもそれが反映されるのは当然のことと感じております


また、わざわざOPにテレビシリーズそのままの「ももクロ」を引っ張ってきたのもまたアニメシリーズの特徴でありますし、好印象でした


モチロンみかこしの挿入歌、angelaとしょこたんコラボによるEDテーマも不服は無いのですが、強いて言うなればももクロまで引っ張ってきたことだしスクリーンで「Black Holy」を聴きたかった・・・ってのが個人的な本音ではあります(笑)


モーパイファン、スペオペファン納得の素晴らしい一作に仕上がったと思います
拍手です

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17
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