長崎で怪物なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の長崎で怪物な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月26日の時点で一番の長崎で怪物なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

61.4 1 長崎で怪物なアニメランキング1位
幻影ヲ駆ケル太陽(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (479)
2508人が棚に入れました
占い師だった亡き母に憧れ
タロットカードに夢中な日々をおくる太陽あかり、12歳

伯父夫婦と従姉妹の4人で暮らす平穏な日常に、それはゆっくりと忍び寄る

ある夜、就寝中のあかりを魔物が襲う
苦しみもがく中、タロットカードが宙に舞い、あかりは異空間に入り込む

手に握られた剣
煌煌と輝く太陽のタロットカード
その瞬間、世界が真っ白になり……

……覚醒したあかりが連れて来られたのは、
セフィロ・フィオーレというタロット使いたちの育成機関だった

隊長のエティアと副長のアリエル率いる部隊で特訓を受けることになったあかりは、
新人部隊の仲間たち、せいら、ぎんか、るなの4人のチームで活動を開始することに

激しい闘いの日々の中で、
少女たちは戸惑いながらも、自分の運命と向き合っていくが……

声優・キャラクター
門脇舞以、喜多村英梨、徳井青空、巽悠衣子、遠藤綾、井上喜久子、青木瑠璃子、東山奈央、種﨑敦美、堀井茶渡、井澤詩織、佐倉綾音、久川綾、内野真生、高橋未奈美、近藤浩徳

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

逃げられない運命を背負った少女たちが繰り返す永い永い闘いの物語です・・・

この物語は、長崎県をモデルにした架空の街である「長瀧」が舞台となっています。
そして、この物語の主人公はタロット占いの大好きな12歳の太陽あかりちゃんです。
彼女は、幼い頃に母を亡くした以降、長瀧の親戚に引き取られ、アルバイトとしてタロット占いをやっていました。彼女のタロット好きは母譲りで良く当たると評判だったのですが・・・

そんなある日、親戚の家で同居している従姉妹が、突然魔物のような姿に変わってしまい・・・あかりちゃんに襲いかかってきたのでした^^;
そして絶体絶命のピンチを迎えた時・・・彼女は「エレメンタル・タロット」の使い手として覚醒するのです。

この物語の世界には、2つのタロットが存在しています。
まず一つは、罪なき人間の魂を食らい、それを糧として不幸を引き起こす「ディアボロス・タロット」、
もう一つは、ディアボロスタロットに対抗できる自然の力を根源とした「エレメンタル・タロット」です。
そして、この覚醒によりあかりちゃんはこれまでの生活が一変し・・・物語が動き始めます^^

個性的で印象に残るキャラデザと、戦闘時における独特の世界観を持った背景が特徴的な作品です。
デザイナーを調べてみると、友岡 新平さん・・・これまでキャラデザよりも作画や原画・・・月詠、なのはシリーズ、セキレイ、アスラクライン、DOGDAYSなど幅広い作品を数多く手掛けてこられたようです(wikiより)。

個人差はありますが、ある日突然エレメンタル・タロットの使い手として覚醒し・・・一同に集められ・・・ディアボロス・タロットを有するダエモニアと闘って下さい・・・
と言われ、二つ返事で「はい、分かりました」とはとても言えません^^;
加えて、即席で作ったチームではチームワークも連携も上手くいまず、新参者であるあかりちゃんは逆に仲間の足を引っ張ってしまいます・・・

ダエモニアとの闘いは辛く厳しい闘いの連続なのですが、あかりちゃんは常に誰にでも分け隔ての無い優しさで接する事から、チームの中のギクシャクした感じが和らいでいき・・・徐々に友情に発展していく様がしっかりと描かれているので、あかりちゃんを中心とした4人の仲間の言動には注目です^^

でも、この作品はこれだけじゃありません・・・予想もできないような展開で2転、3転と物語が大きく揺れ動きます。

凄く悲しくて・・・
誰もエレメンタル・タロット使いになりたくてなった訳じゃないのに・・・
皮肉過ぎる運命が彼女達を待ち受けていました。
それでも、彼女達は「自分のやらなきゃいけない事だから・・・」とその運命に身を投じるのです。
これには思わず貰い泣きしてしまいました^^;

そして、終盤・・・4人にとって最大のピンチが訪れるのですが、友情が発展した彼女達の絆をしっかり見ることができました^^

オープニングはLiSAさんの「träumerei」
エンディングは岡本菜摘さんの「-Mirage-」
どちらも有名な曲だと思います・・・特にLiSAさんの「träumerei」は、今期のオープニングソングの中で5本の指に入る程大好きな曲です^^

この作品は1クール13話で終幕しましたが、物語としては未だ途中です。
作品の途中で出て来る偉そうな方や、ディアボロス・タロット使いの目的など、まだまだ分からない事だらけです。
原作は、まだ連載中のようなので続編が出るのを楽しみにしています♪

投稿 : 2024/11/23
♥ : 21
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もっと陰鬱な話だとばかり思ってたもんで

ちょっとだけ点数上方修正します。
ただですね、私はバンダイチャンネルで見たんですが動画1話当たりの単価が多作に比べて高いのはプンプンでしたw
///////////////////////////////////////////////////
心の闇からダエモニア化してしまう人々をウンザリする位ネットリと描いて、その殲滅の過程で病んでいくヒロイン達の話かなと思ってたんすよね。んで戦う目的すら見失って自暴自棄になった挙句「太陽がまぶしかったから」で締めるのかなとw
まぁそれにしてはバッドENDでは無い様子だし、どんなんだろうと思ってはいたんですが。
そこまで嫌~なお話ではないんで、とんでもねぇ鬱作品と思って敬遠してる方がいるならそんなに心配しなくてもいいかなと。
まぁ基本暗くて爽快感も無いですけど(汗)

 個人的にはお涙頂戴な作りにはホイホイ乗っかれる方なので、ダエモニアになってしまうプロセスが薄味かなと。序盤は被害者を一人/話のペースでしたから尺の問題ではない気はしますが・・・
かと言って序盤から少しずつ展開が進む訳でも無く、終盤にバタバタっとしちゃうトコがイマイチな気はしました。
あかりが事態に巻き込まれ何をすべきか迷った末に選択すると言う部分はスムーズにいってた気はするんで、展開もモちっといい配分出来なかったのかなと。

 それとプロットとしては私の大好物の路線なんですが、{netabare}
本作の敵であるケルブレムが”種としての進化を目的としてダエモニアと人の混血であるあかりと交配を目的としている”って部分がなんとなくスケールが小さいような(汗){/netabare}
いや、目的としてはアリな気はするんですけどね。
ホントの終盤で明かされるからケルブレムが何故それを目的としてるのかが殆ど表現されずイマイチに感じちゃうのか、或は類似他作品と比較しちゃうからなのか。
そんな風に思ったのは私だけですね。そう思う事にします。
”例の白い猫みたいな鬼畜なアレ”とか”四国以外全部敵”とかそういう作品をしつこく見過ぎなんですかね、私(滝汗)

 地味でウケは悪そうですがあかりと言うヒロインは好きだし、”何もしてあげられないけどもその無念の気持ちだけは聞いてあげた上で引導を渡す”という部分も切ないですが好きなんで、ケチつけてる割には好きな作品です。
音楽面も悪くないですし、総合ランキングの低さ程悪い作品じゃないと思います。
どうしてもまどマギと比較されちゃう作品ですから、分が悪かったのも事実なんでしょね。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 16
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

鬱々してるねぇ・・・ けど面白かったよ

作画で軽蔑して観てなかったのですがなんだか面白そうだったので1話を観たらハマって
一日で一気に11話まで観てしまいました(笑)

作画も見続ければ慣れたのであまり問題なかったです。

雰囲気はまどマギとか、夢喰いメリーっぽいかな?

どことなく暗い感じがちょっと似ている気がします。

ただこれらに比べて明らかにダークな部分が多いです

しかし11話では{netabare} あかりがダエモニアとタロット使いのハーフということや、どこかでぎんががまだ戦っているような描写などがあり{/netabare}ちょっとだけ希望が見えた気がする。

ただ安易に円満で終わるとは思えない・・・てか後2話で終わるのか?

9月30日更新(最終話まで視聴)

・・・と思ったら安易に円満で終わりましたね(笑)まぁ王道な感じで悪くはなかったけどちょっと消化不良な感じはあるかな・・・

続編やりそうな雰囲気で終わったけど果たしてあるのか?アニメって売れないと2期は厳しいんだよな・・・

個人的には面白いと思えた作品だったから2期やってほしいけど・・・

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

66.8 2 長崎で怪物なアニメランキング2位
REVENGER(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (132)
371人が棚に入れました
むかしむかし、私たちとは異なる歴史を辿った長崎で……。 信じていたものに裏切られ、卑劣な罠にかかり、許婚の父を手にかけてしまった雷蔵。 許されない罪を背負い、自らも絶体絶命の危機に陥ったところを、 町の何でも屋「利便事屋」に救われる。 実は、彼らの正体は力なき人たちの復讐を代行する殺し屋、「REVENGER」だった。 秘めたる信仰に生きる、優雅な蒔絵師・幽烟。 町の人たちに慕われる、元海賊の町医者・徹破。 無邪気さと残酷さを併せ持つ、両性具有の少年・鳰。 酒と博打を愛する、その日暮らしの博打打ち・惣二。 半ば拾われる形で、雷蔵は一癖も二癖もある殺し屋たちの仲間になることに。 生まれも育ちも主義も主張もバラバラな5人の間に、命がけの仕事を通じて奇妙な友情が生まれていく。 やがて、長崎で起きた事件の真相を追う中で、彼らは大きな陰謀に巻き込まれていく——。
ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

総じておもろかったです。

本家必殺よりも面白かったですわ。

本家に劣るところがあるとすれば、そうっすなぁ、菅井きんさんと白木万理さん的な役どころのキャラがいてなんだことぐらいですかねー。

あとはもう文句なしですわ。

アヘンの密輸を軸にしたストーリーと同業の敵キャラとのバトルもよかったし、
最後主人公が{netabare}刺されて死んじゃう{/netabare}とか太陽にほえろのショーケンとか探偵物語の松田優作とかみたいやないすか。

ま、逆にゆうとボクらくらいの世代の人じゃないと楽しめなかったかもしれないですが。

いずれにしても総じておもろかったです。

こおゆう昔の時代劇のリメイクアニメみたいなのまたやってほしいですわ。
今度は破れ奉行あたりのリメイクとか見たいなぁ(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12
ネタバレ

かりんとう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

良作でした!おすすめしたい作品ですが‥

脚本が虚淵玄さんってことで最初から安心していましたが、最後もしっかりした終わり方で良作だったと思います。

ただ残念なことに描写的に一部の人が見られないシーンもあり、全ての人が納得する作品ではないということ。
{netabare}男娼が出てきたり、それを楽しむ変態が出てきたり、男同士のアーッなシーンがあります。またメインキャラクターのニオは両性具有であり、服の上からですがハッキリ両性具有だってわかるシーンもあったりします。{/netabare}
内容的にも必殺仕事人的な感じなので、グロテスクなシーンは絶対あるので無理な方は観れない作品です。

でも観てほしい!それくらい自分の中では今期で最高のアニメでした。
虚淵さんの他脚本作品でも思うんですが、言葉選びや言い回しが好きで、聴いていて心地いいです。
ただ難しい言葉も多いので、自分はバカなんで理解が遅れるとこもありました(汗)
ですが、そこまで難解なストーリーではないので大丈夫です!
ただ作画は安定しないアニメで、アングルや表現も謎なとこがあったのが残念。
とくに妻が自殺するシーンはもっと暗くしてほしかったし、クリマが妻の自殺現場を夢でうなされるシーンとかも変で雰囲気が台無しになってました(汗)

※最後
{netabare} 侍としてではなく、絵師として絵を描いて生活するも、描くのは妻ばかり‥
多分遅かれ早かれ自殺はしたんじゃないかなって個人的に思うし、クリマの性格的に仕事も探してもらって、住まいまでもらって、死ねないとも思っていたのかも‥
最後はあの少年に刺されても驚きもせず、むしろ微笑んでましたし、妻や妻のお父さんのとこに行けて幸せだったんだろなーと。{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

nyamu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

必殺仕事人、幕末、長崎、アヘン、愉悦部

幕末の長崎で必殺仕事人。
こんなのいなかったはずだけど違和感なくみせてくれるのが良い。

主人公側のキャラデザは少し現代風なものの、便利屋さんは蒔絵師だし主人公側以外の登場人物はしっかり江戸時代の人っぽい。

作風は硬派で物語重視で見ていけそう。もう少しアニメならではの魅せ方が欲しいところだが時代設定的に難しいか。でもしっかり作られているので今後に期待できそうな感じはする。

それにしても、虚淵作品の主人公って大変だ。2話からやって行けるのかなという終わり方で1話から絶望してしまった(自分が)。

(追記:後の10話を見てもっと救われないことを知った。辛い)

--------------------
3話まで視聴。

アニメならではの魅せ方は2話でしっかりやってくれて満足しました。
1話で既に復讐は果たしていたのになぜ作品タイトルがリベンジャーなのか。それも2話で明かしてくれたのだけど、ああいう台詞回し好きです。

長崎の異国混じりの風景も良かったし、なんと言っても夜をしっかり暗く描くのは良い。
全体的に大人の男同士の全てを語らない抑え目な会話が良く、これから先の展開も読めないので楽しみに見ていきたい。

緊張感のある本編後に、しっとりと落ち着いた坂本真綾さんの歌うEDがあるのが何となく救い。

--------------------
見終わって。

いやー、面白かった。スロースターターかもしれないが、やっぱりシナリオがしっかりしてるって良いよね!
ストーリーの必然性として長崎という場所も、幕末頃の時代も利便事の理由付けもばっりち生かすことができるというのはやっぱり凄いと思う。

若い女の子は出ないし、俺TUEEEでもないし、派手さは無いというかもっぱら渋い内容で昨今の流れで受ける要素は無いかもしれないけど、変に濁さず12話で起承転結があって、各キャラは立っていて行動原理に矛盾が無く、そういう意味でのシナリオ上のストレスを感じないのが一番いい。

もう少し動きとか見せ方というかアニメ的な派手さが欲しかったかな。不満ではないがそういうのがあればもっと良かったというもったいない感。

許し許されることが当たり前として要求される今の時代だけども、実際には世の中全部がそんなことができるわけではないよな、という結末と優しいED曲が相まって泣いた。

繰り返すが派手さは無い、というか地味だ。でも私は満足しました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6
ページの先頭へ