釣りで家族なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの釣りで家族な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番の釣りで家族なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.1 1 釣りで家族なアニメランキング1位
放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (454)
1591人が棚に入れました
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?

声優・キャラクター
高尾奏音、川井田夏海、篠原侑、明坂聡美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生は世界を釣らない

4/15発表 4話以降延期 再開時期未定

3月の時点で放送そのものを見送った数作品を横目に見ながら不穏な空気でスタートした2020年春期。
いざスタートして数話してからの延期決定は私たちに事態の深刻さを実感させるに充分でした。
今なら心から言えます。貫徹ありがとう!

女子高生がただただ釣りするアニメなんですけどね。そんな事情でなんか尊い。

作品が醸し出す雰囲気とCMで流れてる『恋する小惑星』から、てっきりきらら系と思ったらヤングチャンピオンでした。制作会社“動画工房”繋がりということで納得。質感はほぼ芳文社です。

ハウトゥーアニメになるんでしょうか。
キャンプ・天文・ボードゲーム・筋トレと思い当たる節がいろいろある方はその釣り版と言えばイメージしやすいかもしれませんね。
海近くの高校だから釣りを活動内容とする“ていぼう部”があって、ではせっかくだからそこでの部活動をJK使って切り取ってみましょうという内容。

釣りってヴァリエーションあってお金のかけようもピンからキリ。当然キリに近いわけです。船チャーターして300kg超えのマグロを釣り上げたりはしません。アムール川でトラに怯えながらイトウを釣ったり、盟友・梅宮辰ちゃんとアラスカの怪物ヒラメを追ったりもしません。おそらく松方○樹のグラサン代だけで部費は吹っ飛ぶことでしょう。

とどのつまり初心者向け導入アニメです。
けっこう面白く感じたのが上手くいかない描写/苦手なことや弱点の描写が随所に入ってることです。え!?何をいまさらと思うかもしれませんが、運動部やメジャー部活なら常道の手法も、キャンプや筋トレアニメでその印象は希薄なんですよね。新しい趣味の楽しさアピールに終始してた印象です。
そんな釣りトレーニングの中身は初心者とはいえ…いやだからこそ本格的。まじめにハウトゥー入れてるのがこの作品の個性となってますね。英断だったと思います。

実質1エピソード15分の構成はテンポがよく見やすくてまとまりもいいですし、それだけで尺が足りなければ必要に応じて延ばしたり柔軟に対応していて退屈はしませんでした。
なにげない日常の切り取りも巧いと感じる。ここは制作会社の力かもしれませんね。
{netabare}次回予告でプールが映り「水着回?」と思いきや翌週肩透かしくらった諸兄もそんなにがっかりしてないでしょう。{/netabare}繰り広げられる日常だけで充分面白いからです。


釣りに限らず趣味の醍醐味は結果もさることながら、あーでもないこーでもないと考えを巡らせたり試行錯誤をする過程でしょう。初心者だった主人公も全12話終わる頃にはこの領域に足を踏み込みつつあってその成長を微笑ましく感じるかと思います。

確信めいた思いがあって、こういう系統の作品って自分のなかの知的好奇心が満たされたり、実際に行動を起こしてみたりというのもさることながら、他人の趣味への理解が深まることがなによりいいことなんじゃないかと思うのです。
トークの幅が広がるだけでなく、相手方のツボ抑えやすくなりますもんね。なにより目の前で楽しそうに話してくれるのがうれしいもんです。そんな身につくよくつく日常+αアニメでした。



■今日の一言

一回一格言で計十二回。マナーと安全管理しか言ってないんですよね。大事なことです。

{netabare}ていぼうの ルール守って サビキ釣り ヒナ
気を付けよう 後方確認 投げる前 真
釣り場ゴミ 拾う数だけ 海きれい 夏海
マイ帽子 かぶって防ごう 熱中症 ヒナ
大きさと 量ば守って 潮干狩り 悠希 小清水登場
オキアミは 流して帰ろう 忘れずに ヒナ 千葉繁登場
ライジャケで 体も心も 浮かびます 真
河川釣り 釣り券買うのが 基本たい 悠希
生き物を 守るイコール ゴミ拾い ヒナ
三年後 もっかいおまえを 釣ってやる 夏海
砂浜に 置き忘れないで 針と糸 ヒナ

この海を 残していこう いつまでも ていぼう部{/netabare}


■主要メンバー

鶴木 陽渚(CV高尾奏音)1年 主人公・初心者
黒岩 悠希(CV篠原侑)3年 部長・ゴリゴリの熊本弁
帆高 夏海(CV川井田夏海)1年 主人公の相方 
大野 真(CV明坂聡美)2年 職人

1年生コンビの声優さんが新人ですね。部長役の篠原さんはネイティブの熊本人で、先の『神田川JG』での長崎弁に続き方言キャラっす。それにしても『となりの吸血鬼さん』でのハイトーンキャラとうってかわっての低体温ぶり。いつもながら声優さんの振り幅には驚かされます。

{netabare}「せからしか!」ってなんの因果かマッポの手先のヨーヨー娘ではなくて、今はHKTらしいですよ。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.24 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.11 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 65

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

海がきこえる

制作動画工房。

高校近くに綺麗な海があるなんて、
それだけで特別な場所である。

田舎に引越した主人公陽渚は、
希望していた手芸部ではなく、
堤防で釣りをして食事を楽しむ、
ていぼう部に入部することになった。

癒しよりコミカルな要素が多く、
予想していたものとは少し違いましたが、
気忙しい毎日の中で心を休めるには、
平凡ながら楽しい日常が丁度良いのです。
その点、貴重な娯楽作品となっています。

コロナによる長期的な疲弊で、
私たちのライフスタイルも見直される。
そんな予感もしていますが、
安らげる場所があるのならそれがいい。

釣りの経験は少ないのですが、
河川も海も生き返ればいいなと思います。
そこに住む豊かな生態系と私たち人も。

良い思い出がきっと人を支えるのですから。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

釣りと田舎と幼馴染

アニメーション制作:動画工房、
監督:大隈孝晴、シリーズ構成:志茂文彦
キャラクターデザイン:熊谷勝弘、
総作画監督:熊谷勝弘、曾我篤史、市原圭子、
音楽:櫻井美希、原作:小坂泰之

きらら系に見えるが原作は秋田書店。
この出版社は個人的に合わない作品が多いため、
観る前から変な先入観があったが、
視聴してみると、安定していて楽しめる作品だった。
ただ、設定などはかなり既視感がある。
キャラクターの位置づけや趣味の捉え方は、
明らかに『ゆるキャン△』を意識している。
タチの悪い酒豪教師が登場したときは笑ってしまった。
また、『ヤマノススメ』を参考にしている部分もありそうだ。

しかし、釣りについては細かく解説してくれて楽しめた。
幼少期は超インドア派だった私だが、
親戚の叔父さんが根っからのアウトドア派だったため、
よく連れられて釣りに出かけたものだった。
手先があまり器用ではなく、虫をさわるのも得意ではなかったので、
ぐにゃぐにゃ動くゴカイの口から体に沿って針を通すのが
とても嫌だった記憶は今でも鮮烈に残っている。
昔は疑似餌を使う人などほとんどおらず、
お金がかかるので、もっぱら生餌が専門。
ルアーフィッシングは憧れたが、
ルアーがすぐになくなることも多く、
ひとつが数千円もするようなレジャーは、
子供にとってはハードルが高かった。
ルアーフィッシングが流行ったのは奥田民生が
露出してからで、その影響は大きかった。

サビキ釣りはよくやって、アミエビなどのマキエを
使うと一度に面白いように釣れることもあった。
そんな様々な釣りの魅力が満載だったが、
もうひとつの見どころは部員同士の関係性。
『ヤマノススメ』ほどではないが、
いつも夏海が初心者・陽渚の世話を焼き、
ていぼう部を陽渚にとって居心地の良い場所にしている。
そして、内気だが何かと気遣ってくれる大野や
釣りの醍醐味を能動的に気づいてもらえるよう
さりげなく誘導する黒岩部長がいる。
この4人のバランスが癒しの世界を作ってくれる。

絵作り的に、それほど飯テロという感じではなかったが、
観ていると、釣りたての魚をその場で調理して
食べるのがメチャクチャ美味かったのを思い出した。
浜辺の投げ釣りでキスをたくさん釣って、
天ぷらなどにして食ったときは最高だった。
それと、キスは小さめの魚だが、
引きの手ごたえが凄くあって釣りとしても面白いのだ。

そういう懐かしさをところどころで感じさせてくれる。
ただ、釣りは仕掛けづくりが案外面倒臭く、
ウキやサルカン、重りを複雑に組み合わせるため、
準備が大変で素人だとなかなか難しい。
それと当然、狙う魚によって糸や針の太さ、
竿の種類なども変わってくる。
細かい道具をたくさん揃える必要があるし、
糸がからんで、直すのに長時間要することもある。
手先が器用で細かい作業が得意な人でないと、
困るシーンに遭遇してしまうかもしれない。
糸が絡むことは頻繁に起こるので、
仕掛けを自分で処理できないと、ほかの人に迷惑をかけてしまう。
一緒に行く相手によっては、とても気を遣うことになる。
そういう意味では、断然、キャンプのほうが
素人でも簡単に挑戦できる。

というようなマイナスイメージは当然排除されており、
女子が楽しく釣りをするための方向で限定されている。
アウトドアが苦手な人でも挑戦してみようと思える
描写にしているのは、良かったのではないか。
また、釣りのマナー面についても考慮しているのもいい。

音楽はEDが心地良かった。
そもそも私はほとんどのアニメで
OPではなくED派だが、この作品は
スタンダードジャズをイメージさせるような
ピアノが響き、そこから掛け声などで
釣りの楽しさをアピールする。
リズム感がよくて、つい聴いてしまう。

環境が変わったら、それに合わせて新しいことに挑戦する。
釣りであっても友人関係であっても、
自分のできる範囲内で今を楽しむ。
そんな気持ちの持ちようについての
想いが背景から見えてくる気がする。
(2020年10月4日初投稿)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 54

71.9 2 釣りで家族なアニメランキング2位
つり球(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1000)
4470人が棚に入れました
舞台は湘南・江の島。懐かしさと瑞々しさの同居した町。他人とのコミュニケーションが異常なほど苦手なため、これまでの人生でまともに友達がいた試しのない高校生・ユキ。ユキに釣りをさせようとする自称宇宙人・ハル。生まれも育ちも江の島の地元っ子、周囲のいろんな事になんだかムカついているらしい少年・夏樹。つかず離れずの距離から彼らを見つめ続ける謎のインド人、アキラ。青春をこじらせてしまっている4人が出会い、釣りをして、小さな島は、大きな物語の中心となり――。ここから始まる、SF(=青春フィッシング)物語!

声優・キャラクター
逢坂良太、入野自由、内山昂輝、杉田智和、加藤英美里、冨永みーな、小倉唯、山本希望、平野文

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

友情が成長させる人間性 えの、しま、どーーん♪

オリジナルアニメということもあり、先が見えてない分、
途中で断念してしまった方々も多かったようだけれど、
僕個人としては、すごく楽しめたし、いい作品だったなと思っている。

対人恐怖症っぽいユキ。彼とは真逆に相手が誰であろうとお構いなしに
どんどん入り込んでいくハル。
彼らをやさしく、あたたかく見守るケイトおばあちゃん。
彼ら3人の暮らしを描いたシーンも楽しくて大好きだったが、
やはり、夏樹を交えての釣り特訓シーンや、迫力ある海釣りでのシーンは
とても見応えがあったし、ぐいぐい惹き込まれた。

さらに、釣りをきっかけに4人の男子たちの友情は固く結ばれ、
それゆえにか、序盤の頃の面影も消えるほどの成長振りを見せた
ユキのたくましい姿といったら。。
ケイトおばあちゃんじゃなくても、嬉しくて仕方ないって。。

家庭にちょっとした事情を抱えていた夏樹も明るくなったし、
あるひとつの謎を最終回まで残しつつ、盛り上がっていく展開も良かった。

映画館で観たら大迫力であっただろうラスト近くの釣りシーンは
手に汗握る緊迫感も加わり、久しぶりに子どもの頃に戻ったような
心躍る感覚があり、EDに登場する夏休みの宿題で作ったような貼り絵の魚も
夏らしくポップでかわいかった。

好き嫌いはハッキリ分かれるのかもしれないけれど、
なぜ釣りなのか、そしてなぜ彼らの釣りが地球を救うのか、
これからいったい何が起きるのかがハッキリしてくる8話以降は特に、
音楽も作画も、演出も物語りも、けっこうバランスよくまとまっていたと思う。

ワハハっと笑って観終えることのできたラストシーンも
この物語のすべてを集約したようなさわやかさがあって好感持てた。

登場人物のそれぞれ、モデルがいそうなほどすごく細かく描かれているので、
今回のような大きな事件を用意しなくとも、釣りを楽しむ男子たちの
日常系な部分だけでも2期3期と作れそうな雰囲気はあるけれど、
実際のところ・・どうなんだろうね~

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<6話まで視聴>

ケイトおばあちゃんが退院してくるというので
お祝いにマグロを釣ってごちそうしたい!というユキ。
1話の頃からしたら、日焼けもして随分と逞しくなった彼。
ひょうきんで無邪気な変わり者、ハルと出会って素直な心を引き出され、
夏樹と出会い、釣りを覚え、そんな3人を微妙にコントロールするアキラ。
ケイトの大きな愛に包まれて、ユキがどんどん成長を遂げているのが
とても嬉しく、微笑ましい。

マグロ釣りに大切なこと。
キャスティングとチームワークと、場所。との言葉通り
見事、力を合わせた4人。

伝説の神隠しにも少し触れ、アキラの調査内容も少し明らかになり、
今後はそのあたりに焦点を絞っていくのかな?

この物語は釣りという行為をベースに友情、コミュニケーション能力、
アイデンテティなど、さまざまな要素で少年達の心の成長を描いていると想う。

カラフルポップな作画も夏っぽくて可愛いし、僕はこの作品がとても好き。
なので今後もますます見逃せない。

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<3話まで視聴>

意外と真面目につりを始めている面々。
3人の3拍子揃った「えの しま どーん!」が良かった。
レクチャーしてくれる、クラスメイトの夏樹がまたいい♪
真剣に取り組むユキの悔しさが、達成感に変わった瞬間、
もらい泣きしてしまった。

中盤から謎のインド人や、宇宙人ことハルの妹が登場したり
まだまだ話は大きく動いていきそうな気配。

また、ユキのおばあちゃんのセリフが素敵いっぱい。
「いずれ死ぬ花でも、生きてる間に精一杯綺麗に咲いて欲しい」
ユキにその想い、考え方が伝わるといいなぁ。





<以下は初回視聴すぐの感想>
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江の島を舞台にしたSF青春フィッシングストーリーということで、
中村健治監督によるアニメオリジナルストーリーなのだそうだ。

転校を繰り返しているからか、それとはまったく関係がないのか、
人とのコミュニケーションが異常に苦手な真田ユキという男子高校生。
ユキと同じ日同じクラスに転校してきた、自称 宇宙人というハル。
釣りにはプロなみの腕前を持つ、ちょっと不機嫌な宇佐美夏樹。
望遠鏡からユキとハルを監視している?謎のインド人 アキラ。
この4人を中心に物語が展開していく模様。

1話しかまだ観ていないから、不思議な登場人物ばかりで
どういう物語になっていくのか、まだ見当がつかないけれど、
ユキの祖母であるフランス人のケイトが、おしゃれで魅力的だった。
そして、海のような寛容さで物事を受け入れてくれる優しさと、
彼女から滲み出るポジティブな雰囲気がとても良かった。

ハルが何のために江ノ島に来て、ユキにくっついてくるのか、
アキラはいったい何を目的に監視をしているのか。
これから先の物語が、とても気になる。ということで、掴みはOK。

なんだけど・・・

EDのスピッツのカバー この曲大好きなのですが。。
あえて素人っぽさを出した感じが好き嫌い分かれそう。
釣りとSFをどんな比率で見せてくれるのか・・・
個人的にはあんまりSF配分多くしないで欲しかったり。

とりあえず、子どもの頃から学生時代まで、度々出かけた江ノ島界隈が
リアルなままに登場するのは、懐かしくて嬉しいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 62

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかSF(青春フィッシング)ストーリー

6話までの感想

江の島を舞台にしたSF青春フィッシングストーリー、とのことですが
現時点では「青春」の要素が非常に強い印象です。

コミュ障のユキの成長っぷりが、なんだか我が事のように嬉しいですね。
宇宙人のハルは最初ウザかったけど、不覚にも可愛く思えてきたw
釣り王子・夏樹も次第にユキやハルと溶け込み、面倒見の良さを発揮。笑顔が眩しいです。
そんな3人の仲良しっぷりに、嫌味ったらしさ全開のアキラ。お前友達欲しいんだろ?w

各キャラの成長ぶりや、青春してる感じが見ていてホント微笑ましい。
目にやさしいパステルカラーの作画と、栗コーダーカルテットによるホンワカBGMが秀逸で
本作の独特な世界観を引き立たせています。
釣竿を投げる時の掛け声「えの しま ドーン!」もインパクトあって良いですね。
ユキが初めてバケツに命中させた時は感動的だったし、ダイナミックな作画も素晴らしかった!

青春モノとして十分楽しめてますが、忘れちゃいけないのがSF要素。
「釣りで世界を救う」が意味するものとは?
毎回伏線を貼り、6話では急展開もありました。この先ますます目が離せません!


最終話感想&総評

最終話、突っ込みどころも多かったけど、爽やかで良いラストでした。
もっと切ない終わり方でも良かったけど、この方がつり球らしくていいかな?
ユキとハルの満面の笑顔に釣られ、思わず笑みがこぼれましたね。

観終わって、アキラが一番のお気に入りキャラにw
杉田智和のアドリブ演技は笑えるし、監視役なのにユキ達の輪にちゃっかり溶け込んでるし、
何より終盤のアキラには良い意味で驚かされました。意外と真面目で熱い男なんです。

終盤はSF要素が強くなりますが、中盤までのキャラの成長と絆、伏線をしっかり活かしており
やや唐突感はあったものの、なかなかの盛り上がりを見せてくれました。
SF、青春、釣りの各要素が絶妙に絡み合っている作品だと思います。良作。


○これからつり球を視聴する方へ

独特な絵柄と演出、色んな意味で濃いキャラクターなど、見る人を選ぶ要素があります。
とりあえず、軌道に乗りはじめた感のある「えの しま ドーン!」な3話までは観て欲しい。
ここまで観て、世界観に馴染めないようなら、切っておk。
逆にこの回で「つり球いいかも」って思えたら、その後ますますハマっていけると思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

釣りは地球を救う

オリジナルアニメ

視聴動機は特になし。コロナ欠番の穴埋めでやってました。
江の島地元民と転校生。たまにお父ちゃんお祖父ちゃんお祖母ちゃんそして宇宙人が絡んできます。テーマは釣り。

 {netabare}釣りで地球を救うお話{/netabare}

ナンセンスとはちょっと違います、視聴後感は“荒唐無稽でカオス”。“さわやか青春もの”とも言えて、カテゴライズがまず不可能です。
とりあえずOPが作品の世界観を表しているんじゃないでしょうか。私の場合EDで釣られました。とりあえず完走しとこ!と誓った第一話です。理由は後述。
レビュー書いとる身でなんですが説明すればするほど意味不明になって心が離れていく作品かと。江の島要素で引っ張られましたが序盤はあまりおもしろくない。中盤動きがあり、結果、さわやかなんだけどやっぱりカオス。へんてこな作品でした。

【主役】
 真田 ユキ(CV逢坂良太)
 ハル(C入野自由)
 宇佐美 夏樹(CV内山昂輝)

ロケハンがしっかりしてるのでしょう。ふわふわしてるような画のわりには場所が容易に特定できます。そりゃ江ノ島水族館や駅周辺はでてきますが、いかにもなところは控えめです。そのかわり江の島大橋の途中とか浜に抜けるトンネルのところとかその他もろもろ地元感満載。ちなみに片瀬小学校出身の知り合いはこれ観てたみたいです。
あとこれノイタミナみたいですね。リアタイだとブランドで観るかもしれないけど、あと出しで突入するには引っ掛かりが弱い気がします。私も再放送でなければ出会わなかったと思います。

結果は小満足。
一応、コミュ障気味な主人公ユキが出会いと釣りを通じて成長していく青春ものが軸なんでしょうが、騒ぎ立てるほどのものでもない。

 江の島丼は親子丼の鳥肉をさざえに替えたもの
 しらす丼といったってまあそのまんまだよね

観光資源いろいろあるしさらに食べ物でもいっちょなんか作ったれ!と取り合えずな匂いがぷんぷんする地元グルメを食した時となんら変わらぬ感想です。

 騒ぎ立てるほどのものでもない

大事なことでもありませんが二度言いました。江の島に青春を感じたい。そんな人におすすめです。
私は江の島とスピッツがリンクするという稀有な経験を持ってるのでさしたる苦労はありませんでした。ニッチ過ぎるのです。



※オマケ

■強烈私的な江の島海岸物語 ※ほぼ作品関係ありません

音楽好きの友人にはそこそこの認知度でしたが私にとっては夕方帯でのバラエティに流れてた『ロビンソン』が出会い。上京したてで大学から下宿に戻ってきた時間帯の記憶が強烈によみがえります。
夏になれば「じゃあ焼きに行くか」と朝まで飲んだりファミレスでだべった勢いでそのまま国道129号を大磯方面へ下り、海が見えたら左折して江の島へ。そこで寝る。目が覚めたら釣り具を使わないフィッシング( 察してほしい )。釣れたら鵠沼あたり行くと空いてるしよさげな店が点在していてGOOD。
そして戻ってスピッツ。ほどなくドラマ主題歌で使われた『空も飛べるはず』。よくありがちな1,2年次は郊外にキャンパスのある某大学に通ってた私にとっては、スピッツと江の島はその時代を想起させるツールなのです。

時は流れて20年。家族と訪れた江の島。水族館ついでに当時は東浜・西浜専任で目もくれなかった“江の島”本体へ。
行ってみたら思いのほか広い。民家もある。なかなか刺激的な経験でした。そしてこの作品の舞台がここ。片瀬江ノ島駅や海岸がアイコンの江の島でニッチだけどいい場所を選択したもんだ、が完走の理由でもあります。


■宇宙人だし…

真田 ケイト(CV平野文)
宇佐美 平八(CV古川登志夫)

ともに主軸級の祖母だったり祖父だったり…
平野さん確か築地の仲卸に嫁いでなかったっけ?釣りやら宇宙人やら何かとシンクロしますわな。



視聴時期:2020年4月~6月 地上波再放送

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2020.06.10 初稿
2020.12.15 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 42

71.5 3 釣りで家族なアニメランキング3位
スローループ(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (274)
803人が棚に入れました
海辺でひとり、亡き父に教えてもらったフライフィッシングを嗜む少女・ひより。 いつもどおりに釣りをしていると、いきなり海に入ろうとする天真爛漫な少女・小春と出会います。 一緒に釣りをする事になった2人でしたが、実は親の再婚相手の娘どうしで…? ひょんな出会いから「姉妹」になったひよりと小春と一緒に、「釣り」をしながらスローに過ごしてみませんか?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

沈んだ気持ちも釣り上げるフライフィッシングの魅力

私は釣りにあまり興味ないのもあって、そんなに惹かれるものはなかったけどキャラクターが可愛いし雰囲気もいいのでまったり見るにはいいですね。

ただ釣りばっかりしているアニメじゃなくて、二人は悩みも持っていて釣りを通じてその悩みに向き合っていきます。
楽しいことばっかりが人生じゃないけど、釣りを通じて前向きに、楽しく生きている二人を見て少し幸せを分けてもらえる作品。

きらら作品にしては設定が結構重くてびっくりした。
話を作るために無理やり重くして釣りと結び付けている感じがして蛇足感はありますが、単調なのも良くないので好き好きでしょうか。

作画は色使いがとても可愛らしくて綺麗だけど、ときどき顔や体のバランスが気になるところがあった。

友達の亡くなったお父さんが使ってた部屋って、いろいろな意味で嫌じゃないかな?
あと死んだお父さんの部屋を与えたってことは、元々は父と娘が部屋となり同士で部屋の仕切りもすぐガラッとあくタイプ
これだけプライバシーないとどれだけ仲良くても娘は嫌がると思うけどなあ。
そういう面倒くさいところサラッと無視するところが好きですねー

人に向けて竿振るのは、注意書き書いても実際にやっちゃだめだと思う。
釣り詳しくないけど、たぶんあれ身体に刺さったらたいへんな事になると思う。
こういうのはダメですっていうチュートリアルで例として出すだけならやるべきだと思うけど。

釣り担当と料理担当に分かれていて、釣った後はおいしく料理するので飯テロアニメとしても良かったです。

姉妹になる必要あったのかわかんないけど、のんびりスローライフで楽しそう。可愛くて癒されますね。
ていぼう日誌、ゆるキャン△あたりが好きならおススメ!

これぞきららって感じの安心してみられる雰囲気の良い癒し作品。
釣りの専門用語とかは全然覚えられないけど、釣りの魅力は伝わってきました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 27
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

初めは偏見で過小評価してましたね。日常+ノウハウの良作でした。

 総括ですね。スク水女子がいきなり海に飛び込んだり、釣り針をひっかけたり、再婚同居とか鬱まっしぐらな設定で驚きましたし、ちょっと「アレアレ…おかしいですよ?」という感じでマイナスイメージが先行してしまいました。「また日常系かあ」という偏見も確かにあったと思います。が、結果的にレベルの高い日常モノ+ノウハウものだったと思います。

 完全にストレスレス設計ではなく、若干のスパイス的な負の感情があったし、登場人物の年齢層性別に幅があって、それが自然なストーリーになっていたのも、新鮮で良かったですね。で、癒しパートではしっかり癒されますし。

 ノウハウも料理と釣りでどっちつかずじゃね?という心配も大丈夫だったですね。まあやっぱり興味がもてたのは釣りの方かなあ。

 一方できらら系の特性で物語が中途半端でも気になりませんし、伏線とかテーマ性とかそういうのが無くても満足できました。初めの方は集中して見られなかった部分もあるので色眼鏡を外して再視聴してもいいかな、と思ってます。

 釣り版のヤマノススメですかね。日常+ノウハウにちょっと負の感情とスト―リーがある…みたいな面白さがちゃんとある、という良い意味で言ってます。是非ヤマノススメ同様2期が来るといいですね。



以下 視聴時のレビューです。


1話です。{netabare}初め、海で毛バリなんか使うかよ、と思って調べたら最近は使うみたいですね。勉強不足でした。虫を食べる渓流の魚向けだと思ってたらメバルは確かに釣れるみたいです。

 作品です。きらら系ということで、日常な気もしますがヤマノススメみたいに若干ストーリー性を感じます。完全な癒し系ではないということでしょうね。少し暗い要素も入っていますし、いきなり再婚で同い年の姉妹ができるというのは普通メンタル的にハードな設定だと思います。

 ただまあ、あまりシリアスにはならない気がします。コハルとヒヨリで小春日和ですね。これがまあストーリーの性格になるんでしょう。

 ヤマノススメみたいな話だとすればちょっと展開が楽しみです。ただ、1話の様子からして料理も釣りも専門性が中途半端かなあ…まあ、見てみないと分からないですけど。

 キャラデザの横顔、鼻のラインが極端に凹になっているかなり昔の感じですね。髪型は輪郭を隠すような最近の流行ですね。制服がリボンとネクタイなのって普通の高校だと有りなんでしょうか(調べたら選べる高校も多いみたいですね。これも勉強不足でした)。私服のセンスは…うーん…

 とにかく気軽に見られそうですし、なんとなく引っかかりがあるアニメなので今期の視聴候補ですね。

 なお、冒頭のスク水シーンは一応スルーしておきます。つかみ…なんですよね? {/netabare}

2話 ひよりちゃんってコミュ障じゃなかったでしたっけ?

{netabare}  ひよりちゃん、友達のお父さんと気軽に話せたり、積極的に釣りに誘ったりどうもコミュ障には見えませんね。いいですけど。
 キャラデザで睫毛に白いのが混ざるのが気になりますね。光沢なんでしょうけど白髪に見えます。

 思ったよりも釣りの話がありましたが…ちょっと物足りないかなあ…4種類の毛ばりの動きのところとかもっと見せ方が…それと釣りの技術に関してループとは何なのかどういう技術が必要か、釣れるポイントとかウンチクがもっとあってもいいですけど。

 OPで「料理・エフェクト作監」で鷲北恭太とおっしゃる方ががクレジットされていました。食戟のソーマの料理の作画ををやった方らしいですね。ということは料理には力が入るのでしょうか。{/netabare}

3話 ひよりちゃん、語りすぎ?

{netabare}  話そのものは家族の問題に焦点を当てて、かつ、釣りの話、料理の話とあって、そこそこ面白いですし、作品に求めるニーズも満たしていると思います。イワナの作画綺麗でしたね。イワナって湖とか海に降りるとマスになる…と思ってたんですけど湖で釣れるんですね。

 ただ、ひよりちゃん、語りすぎですね。というかそのほかの人たちも内面をセリフで垂れ流している気がします。セリフじゃないにしても分かりやすい表情とか。語るのではなくて演出を使うとか…説明セリフばかりだとやっぱり心情の表現が物足りなくなります。深さのチューニングが中途半端でせっかくの子連れ再婚という設定がかえってノイズになっている気がします。特に父母のキャラが薄っぺらいからなあ…そこがなあ。

 そもそも、家族の問題なら事件…つまりエピソードで見せた方がいいと思うんですけど…あっさりとこれでみんな仲良しならその設定は不要でしたね。仲良しJK同士が料理と釣りに…でいいと思います。設定活かすならこの後何かあるならいいですが。

 なお、梅干しのウンチクは良かったですね。こういう感じが沢山あると面白いと思います。バナナって何があるんでしょうね。気になります。

 まあ、継続視聴…でしょうね。 {/netabare}


9話です。ダーク設定がいい隠し味になっているのかも
 
{netabare} 初めはきらら系の日常に親の再婚とかきついダーク設定いるかなあ、と思ってたんですけど、そのおかげでキャラが描けていて、癒しパートがなかなかいい感じですね。だらだらした日常ものよりも、少しだけの辛さや涙が心の琴線に触れるせいでしょう、いい隠し味になっている感じです。

 話も海にいったり、渓流にいったり、釣り堀だったりと薄く広く話が展開するので飽きない感じですね。ちょこっと入るウンチクもなかなかいいレベルだと思います。キャラも増えちゃったけど、きらら系には珍しく家族…老若男女でてるのもいいですね。ちょっと新しいかもしれません。

 思っていたよりも面白いかもしれません。ちょっと消化枠として、ながらっぽくまとめて流してみてたらいつの間にか集中してみていました。引き込まれる何かはあるのでしょう。それがダーク設定とか家族の部分なのだと思います。9話、面白かったと思います。{/netabare}



11話 再婚と恋のキャラを話として上手く回収しましたね。

 10話のてんからという単語を始めてしりました。そしてやっと毛ばり以外のまともな釣りも出てきましたね。ちょこちょこと面白い知識がはいってきました。1話2話辺りはノウハウものとしてどうかなと思いましたが、なかなか機能していますね。

 イソメきましたね。いや無駄にリアルすぎるでしょう。なんでここだけ作画いいんだよ…そして寄生虫ですか…うーん。食欲が…で、その後釣った生サバの調理とか…胸がいっぱいです。ただ、文化祭回ってシリーズで一番面白い場合と、騒ぐだけ騒いで面白くない場合がありますが、本作は面白いほうでしたね。

 本作は可愛いとかそういう作画ではありませんが、給仕のコスプレのヒヨリちゃん、可愛かったです。


 11話です。あーモヤモヤですね。友情の優先順位的な嫉妬ですね。可愛いエピソードですけど、やっぱり心の闇的な感性が原作者にはあるんでしょうか。これは実際感じたことがある人じゃないと描けない気がします。

 日常系としては、どこかダークな雰囲気が漂いますね。そこが面白いんでしょうね。再婚話、恋ちゃんとの思い出を絡めて上手くまとめました。なかなか良かったですね。

 ここまでは日常系の要素もノウハウとしても面白かったうえに、ちょっとした友情家族のストーリーもなかなか良くできていました。ちょっと新しいですね。
 なお、やっぱり東山奈央さんの声はいいですね。追加声優って…でもOPはとばさず聞いてます。


 

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

きららの皮をかぶった軽く闇(やみ)な人間ドラマ(釣りもやってます!)

まんがタイムきららフォワードに掲載の漫画原作は、連載は読んでいますが単行本は持っていません。

タイトルの「スローループ」はフライフィッシング(毛針を使った釣り)の用語から。フライ(毛針)のついた釣り糸を目的の場所に向かって送り出す(キャスティング)時の方法ですね。

キャラクターデザインは、原作からかけ離れてはいないものの過去のきららアニメっぽさに寄せた感じになっています。私はアニメのキャラデザの方が好きかもしれないです。

さて、そんな『スローループ』ですが…。

母親を亡くしている小春と父親を亡くしているひよりが親同士の再婚で血のつながらないしまいになってしまうという、ときどきラブコメ(の場合は男女ですけど)で見かけるような設定になっています。二人の名前をつなげると「小春日和」になるのはもちろん狙っているんでしょうけどね。

小春とひよりの他に、ひよりの幼馴染みである恋ちゃんを含めた三人がメインキャラとしてED主題歌でもフィーチャーされています。このときの三人でスクリーンを見ているみたいなアニメーションがけっこう好きです。

本作では基本的には、父から教えてもらったフライフィッシングにこだわりを持つひより、釣り用具店の娘として釣りに詳しい恋ちゃん、そしてそんな二人を通して釣りに興味を持ち元々得意であった料理で釣った魚を捌いてゆく小春、といった構図でほのぼのとしたストーリーが展開していきます。

ですがその裏では三人それぞれになんとなく闇を抱えて生きています。そんな三人がそれぞれの闇と向き合いながらお互いの距離を縮めてゆく、『スローループ』はそんな物語…。

個人的にはネタバレとは思わないのですが、三人の闇については一応改行を多めに挟んだ以下で言及しておきますね。





ひより: 実父にはとても可愛がられて育ち、そんな実父を亡くした傷みから立ち直りきっていません。母の再婚自体は祝福しているものの、再婚相手を自身の父親としては認められていなかった感があります。

小春: こちらも母と弟を亡くした経緯がかなり悲しい物であり、ひより同様父の再婚相手を自身の母親としては認められていなかった感があります。

恋: 父親同士も釣りを通して仲が良く、ひよりとは小さな頃からの長い付き合いであったはずなのに、ぽっと出の小春に「ひよりの隣」というポジションを取られてしまったという嫉妬めいた感情が生まれてしまっています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22
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