運命で成長なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの運命で成長な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月04日の時点で一番の運命で成長なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.7 1 運命で成長なアニメランキング1位
わたしの幸せな結婚 第二期(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (44)
201人が棚に入れました
「異能」の名家に生まれながらも その才を持たず、家族から虐げられて育った少女・美世は、これまでに数多の婚約者たちが逃げ出し〝冷酷な軍人〟 と噂される久堂家当主・清霞のもとへ嫁ぐ。 始まりは、誰もが不幸な結末を予測する政略結婚だった。 だが、清霞は美世の偽りない純粋さに心解かれ、美世もまた、そんな清霞の芯にある優しさに心温められていく。 「旦那さまの力になりたい」――。 そう願うようになった美世は、亡き母の深い愛のもとに封印されていた「夢見の力」を開花させ、ついには清霞の危機を救う。 ふたりはお互いの存在によって幸せを知り、末永く寄り添い合って生きていくことを誓うのだった。 しかし、来春にも挙式を予定し、穏やかな日々を過ごすふたりに思わぬ出来事が訪れる。 清霞の父・正清に招待され、隠居先の屋敷へ向かったふたりを待ち受けていたのは、清霞の母・芙由の激しい罵倒。 美世は「久堂家の嫁」として認められるべく、奮闘する。 そこにまとわりつく怪しい視線の理由も知らず......。 ときを同じくして、屋敷の付近で相次いでいた 「鬼」の目撃情報を調査していた清霞は 国家転覆を企てる「異能心教」と交戦し......。 「厄災が来る」――。 帝都の平和を揺るがす、新たな事件の幕が開ける。 ふたりは、祝福された未来へ辿り着くことができるのだろうか?

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

1期で完結して何をするのかと思ったら… なるほど嫁姑問題か

女性向け作品ですが1期は見ました。
作画が綺麗でヒロインも不憫で可哀想で、彼も格好良いですし。
クオリティが高かったので。

しかし1期で大きな問題は無事片付いて、2期は一体何をやるのかという感じでしたが…。

1で綺麗に終わっている作品が下手に2とかやると、単純に新たな問題が出てきただけ、ということもありますからね。

しかし、なるほど嫁姑問題がありましたね。
結婚するのだから旦那側の家族問題も確かに。
描写する価値があることはわかりました。

うーん、なので見ても良い、とは思えたのですが…。
でも結局2人の絆は確かで、後は余計な障害物を乗り越えるだけって状態だとね…。
主人公とヒロイン… 逆か。いや別に良いか。
2人が盤石過ぎると、ハラハラしないのですよ。

そういう点では、1期ほど関心が湧きません。
いい作品なのはわかっていますが、本数の都合もあるし見ないかもしれません。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

みよが横に居たらイラついてたまらない

なぜ今時こんな話が受けるのか理解できない。ながらで流し見し続けるのも苦痛

全ての原因は主人公のみよちゃん。私は姑と同意見。いつもいつも、オドオドしてあーだのうーだの、あっ、あのとか何か言われれば逃げ出すための謝罪とか本当にイラつく娘だわ

作画はこの手の女性向けアニメとしては比較的しっかりしててその点は好感度高いのだけど、みよのうざったさがキツすぎて見てられない

パス

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

こっとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

心が強くあたたかくなる

期待してなかったが1話であっという間に物語に引き込まれました!
主人公たちが一期で経験したことにより主人公とヒロインの成長やお互いの信頼感が深まっていることが感じられてほっこりします

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

78.1 2 運命で成長なアニメランキング2位
ルックバック(アニメ映画)

2024年6月28日
★★★★★ 4.1 (100)
409人が棚に入れました
漫画へのひたむきな思いによって出会った2人の少女の姿と運命を描いた、藤本タツキの同名読み切り漫画を劇場アニメ化。
小学4年生の藤野は、学年新聞で4コマ漫画を連載している。そんなある日、学年新聞に初めて掲載された不登校の同級生、京本の4コマ漫画の画力の高さに衝撃を受ける。ひたすら漫画を描き続けるも、京本との画力差に打ちひしがれた藤野は漫画を描くことを諦めてしまう。しかし小学校卒業の日、京本に卒業証書を届けに行った藤野は、そこで京本から「ずっとファンだった」と告げられる。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

しっかりと狂っている鋭利な漫画創作物

多才で学級新聞の4コマ連載も器用にこなす小学4年生・藤野。
引きこもりでありながら背景画4コマで藤野を凌ぐ絵を出してくる京本。
少女2人の運命が交錯していく半生を描いた藤本 タツキ氏の同名読み切り長編コミック(未読)の劇場アニメ化作品(58分)

【物語 4.5点】
成果=才能✕投入時間

以前どこぞのビジネス系動画で耳に挟んだ公式が思い浮かんでずっと離れない。
余韻を引きずる創作青春物語でした。

舞台モデルとなったのは原作者出身地の秋田県にかほ市。
雪国の田舎町でクラスで1、2番くらい絵が上手かったくらいで、画家になれるわと褒められ舞い上がった少女が、
京本の圧倒的な才能に直面して狂わされる。

天才に追い付こうと藤野は青春全てを漫画に捧げようとする。
友人とお付き合いする時間、武芸に励む時間など、
社交性が高い陽キャ人間属性を全てかなぐり捨ててまで絵に没頭する。
が、引きこもりの京本は、それ以上の時間を投入して、さらに先を行ってしまう。
元々自分より画力がある人間が、学校に行くのをやめたというハンデを生かして、自分以上に絵を描く努力をするのだから当然だ。

漫画家を目指すのもまた、全うな人生のレールから外れる狂気。
持てる才能を、どれだけ人間やめて育めるかの勝負。

幼い頃は絵が上手いともてはやされるけど、成長して、やがて社会に出る現実が迫って来ると、
絵なんていい加減卒業しなきゃと白眼視される。
挙げ句、友人には「オタクだと思われてキモがられちゃうよ」と言われる藤野。
因みにこのセリフ、原作者が実際に言われた言葉とのことで。


こうした作家志望の狂った部分が序盤から容赦なく描かれている。
だから終盤、才能への嫉妬ゆえの(※核心的ネタバレ){netabare} 絵をパクられたと京アニ放火事件さながらに襲撃事件を起こす男の狂気も、{/netabare}
本作の文脈から、作家志望なら嫉妬の処理を一歩間違えばこうなるのかな?くらいには納得でき恐怖しました。

本年は、短尺ながら鑑賞消耗度が高いODS(非映画デジタルコンテンツ)のアニメ作品興行が多い印象ですが、
本作は、その中でも特に心を削って来る内容。

海外サイトではドラマだけではなく、ホラー、サイコスリラーにも分類されている『ルックバック』
これをG(全年齢対象)に区分した映倫。
やっぱり冒頭10分くらいしか審査してないのでは?という私の疑念がますます深まりますw


【作画 4.5点】
アニメーション制作・スタジオドリアン

絵描きたちへの賛歌を志向し、手描き感を残した映像を追求。
押山監督は脚本、キャラデザ、作画監督と兼務を重ね、
監督自身も最後の1週間に原画1000枚を量産するなど、
まぁまぁ人間やめてる少人数制作の狂気で応える。

原画のラフな線を動画に残すため“原動画”なるポジションも設定。
妙に生々しい本作のアニメーションの質感を支える。


創作シーンについても、普通は絵を紙に描き込んでいる様子などが思い浮かびますが、こうした描写は本作では割と少なめ。
むしろ、貧乏ゆすりする藤野の後ろ姿。
その後ろ姿のバックの四季が次々に切り替わる光景。
デッサン鍛錬で積み上がるスケッチブックの山。
など創作の狂気に囚われた人間が、膨大な時間を投入する有り様を強調する表現が際立ちます。

寝食も忘れて創作に没頭する人間って、やっぱりトイレで座ったまま寝ちゃうんだなw
何かにここまで人生を捧げた経験がない私には、
こうした創作アルアル?表現が興味深く、刺激的でした。


{netabare} 藤野が京本に自分の漫画を褒められて舞い上がるシーンの雨天。{/netabare}
{netabare} 中学時代、藤野と京本が応募漫画作品が初めて入選した雪深いコンビニの一夜。{/netabare}
漫画の道が開けていく場面の荒天。
ここも才能と努力で、陽の当たる“普通の”人生から外れていく方向性も想起させられ心に残りました。


【キャラ 4.0点】
主人公・藤野。
“みんな”にキモい、案外、絵が普通だったと手のひら返された自分の4コマ漫画を、
誰よりも、ちゃんと見てくれていた引きこもり超絶背景マンの京本。
{netabare} 自分よりも才能がある奴と思って嫉妬していた人間から自分を認められる。
こんな劇薬ぶっこまれたら、退路を絶って人間やめて漫画家の道を猛進するしかありません。{/netabare}

京本にとっても藤野は憧れの“先生”であり、外の世界の光をもたらしてくれる救世主。
ある種の共依存にも結ばれた名コンビ。
その関係性の変化も本作を痛切にしているスパイスです。


【声優 4.0点】
作画に手描きの生っぽさを求めるならば、演技にも記号化されない天然素材の生っぽさを求める。
こうした方針の元、キャスト陣には、
主演の藤野役に河合 優実さん、京本役に吉田 美月喜(みづき)さんと、
俳優陣をオーディション選出。
一方で記号化されたキャラ作りを求めたい作中4コマシーンには、
森川 智之さん、坂本 真綾さんと声優陣を起用。

筋は通っていますし、実際メインお二方の演技は上々でした。
あと、メインお二人は顔立ちも、どことなく藤野&京本に似ている気がしますしw

河合さんは接する人間によって仮面(ペルソナ)を起用に使い分ける、
藤野の社交性を好表現できていましたし。

吉田さんも引きこもり成分が天然配合された京本のボイスがハマっていました。

音響も良質な天然素材を確保したと慢心せず、
例えば京本の秋田弁訛(なま)りが、藤野に連れられ外の世界を知る内に徐々に訛りが取れて明るくなっていく。
その変遷を表現してもらうため“訛り変化一覧表”を用意するなど、
細部に渡るディレクションで素材を引き出す好采配。


が、昨今のアニメと実写の中間領域で求められがちな“ナチュラルな演技”とやらも、
今のアニメ声優ならば十分できると思っている私の強固な価値観を揺るがすまでは行かず。
ここもベターであってもベストではない。4.0点が上限ということで。


【音楽 4.5点】
劇伴担当は青森出身の音楽家・haruka nakamura氏。

雪国から、ギターの才能の自己実現を求めて上京したという同氏。
同氏のアーティストとしての原点は、秋田などがモデルの本作の世界観と親和性があります。
純度の高いピアノ、ストリングスに時に聖歌隊の歌声もアレンジした歪なくらい美しい楽曲群は、
ここも、さながら才能に殉じて人生を捧げる絵描きたちへの賛美歌の様相。

そして、こうした創作への“殉教精神”は同氏が作編曲したEDの女性ボーカルバラード「Light song」で極致に達します。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 21

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

京アニ事件の消化か、実存主義的責任論か、アシへの未練か。

 原作既読で、私の原作の読み取り方って、京アニ事件への鎮魂かなと思っていました。例の事件が2019年で本作が2021年発表ですのでそれが正解かどうか時期で判断するのは微妙です。ただ、本作を読んだときに、あの事件で才能ある人たちが亡くなられたことについて、違う道に進んでいた方が良かったのか?創作に携わる事が不幸だったのか?という疑問が少し解決したからです。

 ただ、そう考えると鎮魂という生易しいことではなくクリエータとしてあの事件を自分で消化したかったのかなとも思いました。つまり、悼む気持ちよりも自分事と捉えたのかもしれません。

 結果として、ショックを受けてもヒロイン藤野はマンガ家であることはやめませんでした。つまり、漫画家でも画家でも結果がどうあれそうしなければ生きていけない人種だととりました。京アニ事件のショックを創作者の視点でとらえたという意味です。つまり意味付けも幸不幸もなく、創作者としてしか生きられなかった被害者と自分の生き方を消化したかったのかな、と。


 一方で、運命論を否定した実存主義的な人間の選択と結末についての自己責任論と捉えることもできます。もしあの時と考えたところで、進む道を選択したのは自分自身です。途中の妄想の中でifを考えたところで結論は変わりません。ただ、それレベルであればかなりの凡作に見えてきます。普通過ぎるくらい普通の話になってしまいます。

 そうしたときに、事件を単純にモチーフにしたととるだけだと、悼む気持ち、自分事と捉えていないなら、扱い方がかなり下品かなという気がしてきます。
 友情論もあることはあります。が「京本が死んだのが私のせい」と捉えている限りにおいて、ちょっと違うかなと思います。人生がクロスしなければというifはよくある話ですし、そこに注目しすぎると感動ポルノになりますし、創作論とも相容れません。味付け程度でしょう。

 創作論で言えば、2人を比較した場合、藤野は話を作る才能があった。京本は絵を描く才能が有ったあるいは、絵を上手く描く才能と漫画を描く才能と別物である、という話程度のことではないでしょう…ないと捉えたいです。

 やっぱり焦点は人生がクロスする場面の話ですよね。そこをしつこく書いていました。その出会いがなければ藤野は漫画家をあきらめていたわけで、ifを使ってそこに焦点を当てています。つまり、藤野にとって漫画を描かざる負えないということにつながります。そして、それを鎮魂ととるのか、責任ととるのかと考えられると思います。最後の数分、漫画の数ページですね。ここをじっくり考えると面白いと思います。


 で、実は現在「ダンダダン」が放映中です。「チェンソーマン2部」について、藤本タツキ氏の元アシスタントで「ダンダダン」の作者である龍幸伸氏の事を知ったわけです。「ダンダダン」の連載が2021年です。ちょうど本作の掲載時期です。

 龍幸伸氏の絵が素晴らしくて、彼がアシスタントを抜けてから「チェンソーマン」の作画がひどくなったという話があります。作中の2人の関係に非常に近しいものを感じます。ですので、藤本タツキ氏の龍幸伸への未練を断ち切る作品だったのかな、という気もします。

 そうなると完全な自慰行為じゃんと思わなくはないです。まして、殺される結論とそのモチーフとして京アニ事件を出すなら最低だと思わなくはないです。

 で、本作の劇場アニメ版ですが、私は演出過剰で冒頭の空から住宅にズームするシーンからちょっとイラッとしました。それは本作の中身を味わうのに必要なのか?という気もします。そして、机の上に鏡があってヒロイン藤野の顔を映していましたが、余計な演出です。背中で魅せるのが良かったのにと思います。

 と上げてゆくときりがないですが、原作はわずか140ページ程度の短編なので余白、行間があった作品です。無駄な演出で水膨れになっただけじゃんという気がします。
 そして今回、上のどの解釈が正しいのか、新しい視点はないのかと思い見ました。が、原作でいいじゃん、という内容でした。60分足らずの作品にわざわざアニメ化する意味があったのか疑問が残ります。

 評価3なのは上の解釈の答えがわからないので、評価できずにします。そして、原作が2021年だから京アニ事件の鎮魂・消化の意味があるのかなともとれましたが、2024年に見ると、自己責任論・運命論かアシスタントへの未練かどちらかに見えてしまいます。


追記 評価した部分を書いていなかったので追記します。

 創作論、云々よりやっぱり人生における分岐点の話、そういう人がいたという話の方が本質に近いのかなという気もします。どっちの才能が上という話ではないし、お互いが依存していた話でもないし。
 内容は、人の死に意味があるとすれば、人との交わりである…うーん、やっぱり実存主義的な話なのかなあ。原作版そのものはまだまだ色あせていない気もします。


 そして、アイデンティティの問題ですね。変わり者といわれてもその道を行くのか。平凡に生きるのか。いばらの道に行くのがマンガ家であるというのも大きな話の幹ですね。

 その選択のきっかけとして承認があったわけで、その承認をしてくれて自分を漫画家まで持ち上げてくれた人物の死の話がありました。

 だから、その人の死を悼むには漫画を描くしかないということがもっとも中心となる話の構造でしょう。もちろん、この部分があるから私も評価しています。

 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

名付けて逆「スラムダンク現象」。『さよなら絵梨』の映像化には期待したい。

 今年は「ハイキュー!!」に「マッドマックス」に本作と並の傑作どころやない、大傑作かも…な期待作が揃っていたのですが…。


 「スラムダンク」を熱愛して山王戦なんか穴が開くほどに読み込んできた私としては、もう一昨年?の新作映画は正直物足りない出来でした。リョーちんの蛇足なエピソードが足されてより短くなった尺に、最高の物語のあらすじ、上っ面をなぞっただけのような薄まった原液を注入した、テンポアップし過ぎな作品。CGによるリアルスポーツのような感覚に挑戦したかったのかもだが…という評価でした。


 何故「スラムダンク」を引き合いに出したかというと、本作は逆なようで同じ事態に陥ってしまったように思えました。あちらはテンポアップし過ぎて薄まった、こちらは膨らませようとしてテンポダウンしてやはり薄まった。どちらも内的要因だけでなく外的要因もあってか。原作を読んでいた時のテンポ感、ドライブ感を踏み外してしまったように思えてなりません。


 「スラムダンク」或いは「ハイキュー!!」の場合は、長い物語を短い一本の映画にしなくちゃならなかった。こちらは短い物語でなんとか映画一本にしなければならなかった(私としてはビックリ二本立てを仕掛けてくるくらいいしても良かったような気もしますが)。


 といってもやはり元々の物語が映像にしてもせいぜい30分、長くても45分くらいのものだから一本の映画としての満足感は薄い…。「デジモン ぼくらのウォーゲーム」や「プリキュア オールスターズメモリーズ」のような短い尺を有効に使い切っ大傑作たちも存在するわけで、尺やサイズに合わせた物語作りは思っていた以上に大切なことなんじゃないでしょうか?。


 私としては、「原作通りにしろ厨」はナンセンスだと思います。映像化する以上は変更はやむを得ない、むしろ+に転じさせることだってできるように思います。しかし、漫画を映像化する場合は、細部ではなくその物語の本質である構成やテンポ感に手を加えるのは危険なように思えます。やはり物語のサイズ感にピッタリな形態を選ぶべきでしょう。商売上の色々はあるのかもですが、商売人でもない私はそこまで忖度してあげる必要は感じません。


 こんなこと言うのはアレかもですが、どちらもこれなら家に帰って原作漫画を読み返した方が良かった…。あとで時間をおいて予告を見直したら変わらずグッときた。やはりもっと短くして、二本立てにするべきだった!。「さよなら絵梨」は映画の話なので、みんな大好き映画についての映画になるから映画化した際の伸びしろに期待。内容も正直本作より濃密ですし。

 

 (後記)


 配信で改めて見たが、こんなに引き伸ばしてたか…と初見のとき以上に感じてしまった。クライマックスなんて原作では3,4カットで畳み掛ける感じなのに、こっちでは体感3分くらいない?ってくらい長い。


 アニメーターの方としては、アニメーションは「動き」だろ!ってのはわかるのだが、やはりアニメはそれだけじゃなくて演出の方が重要に私は思う。予算とかの兼ね合いもあったろうが、出崎さんや庵野さんが枚数使えなくても魅せる演出で効果的なシーンを作っていた例もある。


 本作に限ないが、タツキさんの作風はドライに突き放したところが持ち味で、映画的に翻訳すると細かいカットをパンパンと積み重ねタイプの方が良かったんじゃないかなぁ〜。本作の場合はそれでも根底に強烈にエモがあるから、かえってそれが浮き上がってくる構造になってるし。その点、予告やpvだとそれこそ短いカットがポンポンと切り替わっていくスタイルにならざるをえないから、かえって本作の魅力を拾えてるように改めて思いました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

63.9 3 運命で成長なアニメランキング3位
星降る王国のニナ(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (66)
182人が棚に入れました
フォルトナ国城下で孤児として暮らしていたニナは、星の神のごとき深き青――瑠璃色の瞳を持っていた。 事故で亡くなったフォルトナ国の王女アリシャと同じ色の瞳ゆえ、第二王子アズールに見出され、ニナは王女に成り代わることを求められる。 身代わりの星の巫女として、王女として、与えられた使命――それは三月のあと、大国ガルガダの第一王子セトに偽りの花嫁として嫁ぐこと。 運命に翻弄されながらも、誰かに必要とされることに喜びを感じるニナ。そのまっすぐな瞳が見ているものとは……。 愛する人を守る決意をしたとき、それぞれの運命が大きく動き始める!!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

暗闇の中でも星を見つける瑠璃色の瞳

フォルトナ王国城下町で孤児として暮らす少女ニナが、
王子アズールに、事故死した王女の身代わりの姫として見出され王宮入り。
王子と関わり合う内に惹かれ合ったり、さらなる波乱万丈に巻き込まれていく。
同名少女コミック(未読)の連続アニメ化作品(全12話)


【物語 3.5点】
逆境の暗闇の中でも、へこたれないヒロインのような者にこそ、光は訪れる。
そんな女(ひと)にこそ、頑なだった王子の心も開かれる。
本作はこれまで少女コミック界隈などで何度も生産されてきたテーマの再提供。
安心感はあるが意外性は少なめ。

毎話、王道要素がテンポ良く展開される構成は小気味良い。
EDアニメーションで、めくる本のページが影絵になっていて、
話数を重ねる度、影絵が各話の象徴的なカットを描いた挿絵として着色され、
波乱に満ちたヒロインの足跡を振り返る仕掛けとなっていますが。
1クールでよくこれだけのイベント量を消化できたなと感心します。

が、ハイテンポの代償として、じっくりと心情描写する機会が損なわれた感も。
試練に恋にと葛藤するヒロインの心情は、視聴者が読み取る間もなく、
モノローグで語られあっさり答え合わせ。
もっと色々、本音を想像させてドキドキさせてよと思うこともしばしば。

よって、私は本作を一日の締めなど、極力、心身が消耗した、
考察ばかりしたくなる深夜アニメ脳すらも死んでいる状況を選んで視聴しました。
すると、直球テーマによる浄化効果も相まって、醜さぶちまける系の他の深夜アニメ視聴も含めた日々のストレスが緩和され、
なかなかの入眠効果が得られました。

異世界ファンタジー版の「世界名作劇場」、童話絵本でも眺めるような距離感で行けば、
スッと折り合えるかと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・シグナル・エムディ

デジタル作画制作の推進を目的にIGグループが設立して10年になる子会社。
星空のようなニナの瑠璃色の瞳など描き込んで来る部分もありますが、
基本的には限界突破する程の作画カロリーは費やさず、無難に完走しましたという印象。

ニナも、思ったことが口やモノローグだけでなく、すぐ顔に出るので、
分かりやすかったですが、読み解きがいがないと思ったりしたのも脚本同様。
ニナは、髪型も色々と変わりますし、ちびキャラ含めた掛け合いや顔芸も多彩だったので、
見ていて退屈はしませんでしたが。
あと鳥の方のニィナとか。

グロ方面では、{netabare} 会話即セトに斬られたニナ{/netabare} などソコソコの衝撃シーンこそありますが深夜アニメでは控えめなレベル。
ロマンス部分も乱暴や夜伽を示唆する展開などがあったりもしますが、
実際に描写されるのはアニメ化部分ではキスまで。
私は配信組でしたが、TV放送は刺激を求められる深夜アニメではなく、安全安心なEテレ夕方枠とかでも良かったのではとも感じます。

ただ、そのキスに“好き”が入ってるか否かなど、
キスの意味の使い分けについては大事に描写されていて好印象でした。


【キャラ 3.5点】
明快だが予想通り過ぎると思うことも。

序盤フォルトナ王国で一番ヤベェ奴は悪女オーラ全開な王妃様ではなく、
{netabare} 穏やかな表情の無能サイコパスの国王の方{/netabare} だったというのも、
すぐにピンと来ましたし。

唯一、一本取られたなと思ったのが、終盤、{netabare} ニナの侍女ヒカミ。
異国ガルガダまで付いて来て、何か仕掛けてくるまでは分かりやすく匂わされていましたが、
性別まで偽っていたとは。{/netabare}
ただ、これも、やられてみれば、よくあるサプライズなんですけどね。
私も終盤までには、このアニメは、深読みせず無心でストーリーに身を委ねようと決めて、折り合った頃だったのも一因かなと。
制作者の掌の上で気持ちよく踊らされることができました。


フォルトナ王国の第二王子・アズール。
{netabare} ニナとは王族の身代わりとして連れて来られた者同士でもある。{/netabare}

ガルガダ王国の第一王子・セト。
{netabare} 数々の敵国を滅ぼして来た無感情な殺戮マシーン。{/netabare}

ニナはやがて二人の王子と両国を股にかけた三角関係を構築していくことになりますが、
二人の王子がデレるポイントも分かりやすくてくすぐったかったですね。

因みにファンの間ではアズール派かセト派で盛り上がっているそうですが、
私は断然セト派ですね。
{netabare} 殺戮マシーンが姫との愛を通じて人間の心を獲得していく過程。{/netabare}
このパターン。私は何度提供されても美味しく頂ける好物ですので。


【声優 4.0点】
主演ニナ役の田中 美海さん。
デビュー作のアイドルグループ「Wake Up, Girls!」片山実波役を務めていた頃から妹ポジション。
その後も様々なタイプの妹、年下役として、WUGメンバーの中でも一番堅実にキャリアを重ねて来た方。

ニナはスラム暮らしの頃は少年の格好と言動で身を守っていたため、
素の口調は粗暴なボーイッシュ。
心情を網羅するモノローグには乙女心も滲み出て。
王国の公の場では姫を騙り上品な言葉遣いで堂々と。
多彩な年下属性が求められる役柄でしたが、
みにゃみには対応できるだけの引き出しが培われていました。


アズール王子役の梅原 裕一郎さんは落ち着いたイケボ。
セト王子役の内山 昂輝さんは気だるげ成分配合のイケボ。
ボイスドラマから続けての指名となった一線級のお二人を相手に、
田中 美海さんが掛け合いで堂々と渡り合う。

正直、私は少女マンガはあまり守備範囲ではないですし、
お話にはハマりきれない懸念もありましたが。
みにゃみの成長に目を細められればそれで良いと割り切ったのが視聴動機でしたし。
得る物は得られたという点では満足できるアニメ鑑賞ではありました。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は田渕 夏海氏。
メインテーマとなる「瑠璃色の瞳」を始めピアノサウンドが牽引するピュアな曲風が中心。
癒やし目的で流しても効果ありそうな音源です。

主題歌はOPが坂本 真綾さんの「nina」
EDがムフルム王子役も務めた東山 奈央さんの「星の伝言」
ビブラートをあまり当てない純度の高い伸びやかな声優アーティストのボーカルが世界観にマッチ。
特に「星の伝言」は一日のEDとして聴いても綺麗に落ち着く逸品です。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

恋愛脳傾城玉藻の前二股吶喊好色一代スラム女

 最終話(12話)まで観ました。2025.01.03

 やべぇーアニメです。主人公のニナはタイトル通りのアバズレです。

 いくら何でも無理があります。スラムで生き延びてきた瞳が青いだけの小娘を拐ってちょっと教育して、敵対王国に死んだ姫の代わりに嫁として送り込む…。

 バレるバレない以前に最下層民なんて信用出来ないだろ…。アズールはアホなのかな?王昭君の悲劇があり得ないのと一緒で、格上の国に喧嘩売ってるのと変わりません。

 そして、ニナは超恋愛脳でアズールに惚れて、アズールもニナに惚れて何だかんだで任務を遂行しようとしますが、送られた国の王子のセトに惚れます。

 セトからも惚れられて…。もはや妖怪玉藻の前レベルの化け物です。身体も貧弱で教養も無い女に王子二人が簡単に落ちるか?なろうハーレム男主人公より説得力がありません。王子二人は女に免疫が無い童貞中坊なのか?

 そして、ニナは後先考えずに恋愛脳的吶喊行動を起こし、周囲を引っ掻き回します。何のために嫁に行ったのかな?アズールも未練タラタラで、コレでは最終的にトロイ戦争しか道無くね?イケメンを天秤にかけてるの?傾城の悪女だろコイツ…。

 結局アニメは良い所で中途半端に終わります。原作が完結しているのか不明ですが、アズールとセトが穴兄弟になって、ニナを媒介にした二国間同盟を締結するしか道が無い様な…。

 どちらにしても戦乱の未来しかありませんね…。ニナさんは歴史に残る悪女になれそうです。無自覚な分、某アリシアより悪辣ですね。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

きっと,話がこれから面白くなると思います。

ここまでの話は,隣の王国の友好の為に嫁ぐまでの話ですが,そこまでは大して面白くないので,評価も低いのだと思います。

しかしながら。中盤に入って。

隣の王国に。お妃候補として赴任して,隣の王国の冷酷で,傲慢な第一王子に,正々堂々と立ち向かっていく姿は本当に心が打たれるものがあります。

もともとの前提が。王女様の入れ替わりということもあって。下町育ちの。気性の強いところがありますが,ヒロインにはそういう,がんとした魅力があります。

最近流行りの背景で。中世ヨーロッパの国と国の存亡をかけた,駆け引きのような半ば道具として,ヒロインは描かれていますが。

人間そのものの気性や性格で。話しをだんだんと盛り上げて行ってるところは,絶対評価すべきだと思います。

いうなれば、これからもっと評価される作品になると信じています。

最近流行りの魔法ものや。ダンジョンもの。転生。魔王,戦いや冒険者といった良く言えば「スパイス」悪く言えば「小道具」を使わなくても。

充分面白いアニメーションが作れるという。最近の手本になる作品になると予感しています。

魔法物のアニメーションだったら?せめて「葬送のフリーレン」くらいの傑作を作ってもらいたいものです。

ヒューマンドラマのみのファンタジーアニメとしては,私は秀逸だと思っています。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

63.7 4 運命で成長なアニメランキング4位
Unnamed Memory Act.2[アンネームドメモリーアクト2](TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (19)
104人が棚に入れました
オスカーにかけられた呪いの解呪に成功し、400年前から続く魔法⼠ラナクとの因縁にも決着をつけたティナーシャ。 “呼ばれぬ魔⼥”レオノーラとの戦いもオスカーと共に乗り越え、ようやく結ばれた⼆⼈は、ファルサスの⼈々に祝福されて結婚式を執り⾏う。 しかし、平穏が訪れたのも束の間、時を超える魔法球が発動し、オスカーは400年前の世界へと跳ばされる。 そこで起きる悲劇を⾒過ごせず、ティナーシャを救うオスカーだが、過去を改変したことにより、これまでの歴史は消滅してしまう。 残されたティナーシャは新たな未来でのオスカーとの再会を願い、⻑い眠りにつく。 ⼆⼈は再び巡り会うことができるのか……︖ 書き換えられた〈運命〉の物語はAct.2へと続く――。

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

俺様オトコリターンズ!

 7話(通算19話)まで観ました。2025.02.19

 話が適当過ぎんだろ…。タイムリープあるあるで、物語が破綻しつつあります。

 相変わらず、自分達以外の他人はみんな敵だと思っている様なバカップルの試練は続きます。

 ティナーシャは何回攫われたら気が済むんでしょうか…。バカップルイチャイチャ以外はオマケなので、戦争描写も超適当です。迫力の無いゾンビ軍団とのスカスカ戦を見せられててもなぁ…。

 毎回アニメのラスト近くで新型メカに乗ってZガンダムに勝負を挑んで来るジェリド・メサじゃないんだから、敵の描写も適当過ぎんだろ…。これ本当に2020年代のアニメなんですかね?

 国家間戦争すら、何となく始まって何となく終わります。そのどさくさに紛れて定例行事の様にティナーシャが攫われます。馬鹿しか居ない世界なのかな?

 そして、諸悪の根源の沈黙の魔女が何故か今更出てきます。しかもコイツ身内なのかよ…。1回目でオスカーの呪いをティナーシャが解呪したときは出て来なかったですよね?

 沈黙の魔女が呪いをかけた理由は、オスカーママが時間玉を使って過去改変したかららしいですが、オスカーも覚悟も無いのに何となく事故的な感じで時間玉が作動して過去改変してますよね?

 過去改変は成功しても失敗しても、タイムリープした人間は消滅するはずで、改変前の歴史は無かったことになるのに、沈黙の魔女は何故色々と把握してるの?

 馬鹿が考えた物語あるあるで、後出し設定や、事情を何故か知っている人物がいすぎ問題発生中です。1期でオスカーがやった過去改変との整合性がとれていません。

 原作はどうだか分かりませんが、世界系タイムリープは凡百の手に余るので辞めとけ!と、心の底から思います。

 ここまで来たら、ラストまで付き合いますが、多分バカップルの馬鹿ラブパワーで何となく良い感じになるんでしょうね。
……………………………………………………………………… 

 5話(通算17話)まで観ました。2025.02.06

 世界の全ての存在がティナーシャとオスカーがイチャつくためだけに存在しています。

 イチャイチャイベントのためだけに不思議なダンジョンが出現したり、敵が来たり…。世界系なのこれ?

 ティナーシャとオスカーは、相手に何かイベントがあると、時間や空間を超越してヌルッと出現するので、最早意味不明です。お互いに王国の重鎮の割にはフットワーク軽いな…。

 1期も大概でしたが、2期は2人がくっつくのが既定路線の上に、ぬらりひょんみたいにいつの間にか相手の家に居る様なキモい妖怪カップルがイチャついているだけなので、何が面白いのか理解不能です。

 タイムリープしたせいで、余計に着地地点が遠のいたバカップルを応援するのは拷問レベルですが、死滅したと思われた世界系作品の残影としての価値はあるのかもしれません。

………………………………………………………………………

 3話(通算15話)まで観ました。2025.01.23

 ティナーシャとオスカーが延々とジャレ合います。オスカーとティナーシャは色々な方面、勢力から狙われております。何で?せっかく過去改変したのに、敵が減ってないのはどういうことなんでしょう?

 ティナーシャは、オスカーが構ってくれずに拗ねていると、脈絡も無く知り合いの上級魔族、所謂魔王と称される物が襲ってきたりします。

 バカップル2人以外の世界はみんな敵や!位のノリなんですが、2回目の世界で何を見せられているんでしょうか?もう、脳死状態で視聴しております。何のための2期なのか…。

………………………………………………………………………

 2話(14話)まで観ました。2025.01.20

 相変わらずオスカーの国はガバガバ王国です。ヒャッハー盗賊団に城が襲撃されてティナーシャが攫われたり、馬鹿しか居ない様です。

 しっかし、やり直して2度目なのに、1度目の登場人物達がそのまま出てくるのは何でかな?歴史改変しても、影響無し?そんな理由無いでしょ。

 おかげで、オスカーさんは1回目も2回目も道化にしか見えません。俺様オトコなのは変わりませんが、馬鹿げた話ですよ…。

 このバカップルを見てると、ティナーシャも2回目か?と錯覚します。タイムリープでただでさえ怪しい物語が破綻しています。

 クソアニメ愛好家じゃないと耐えられない感じが良いですね。正気な人間はこの茶番劇に耐えられるのか!?何かのテストを受けている気分です。

………………………………………………………………………

 初回(通算13話)観てのレビューです。2025.01.08

 過去を改変してもティナーシャとオスカーは再び出会います。400年待ったぞ!

 オスカーさん、2周目の世界でもやっぱりこの世に3人しかいない希少な存在の魔女に呪われてるのね…。そして、またティナーシャと恋に落ちる…。アホなの?

 そして相変わらず、敵対魔法使いの使徒が脈絡も無く襲撃してきたりと安心の場当たり展開!目的が不明なのが不気味だな…こっちの台詞だよ!オスカー、お前が言うな!

 まぁ、オスカーとティナーシャの絆も深まるってもんよ…。1期からなんも成長してません。

 1期に耐えられた吾人なら、百パーセント愚かな展開が保証されている本作品は観るべき!

 オスカー!!!!ティナーシャ!!!Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!フォーリンラブ!!

 つまらなくても私のせいではありませんよ!?

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

二期はティナーシャがオスカーを追いかける物語

一期ではオスカーがティナーシャを追いかける内容だったのが、二期ではティナーシャがオスカーを追いかける内容となっていたのが特徴的だったでしょうか。

一応、一期までの二人の物語が二期で全て白紙となってスタートすると言う事で二期からでも問題ないのかなと思ったら、そういうわけでもなく予め一期を観ていること前提で物語が進むため、ちょっとあれだったかな。

結局のところ、ティナーシャとオスカーの関係がメインの物語といった印象で、それ以外の登場人物は添え物というか引き立て役でしかなかったかな。

剣と魔法のファンタジーモノながらバトルもそこまでクオリティー高くなかったのも残念でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4
ページの先頭へ