2020年度の週刊少年マガジンおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度の週刊少年マガジン成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番の2020年度の週刊少年マガジンおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.1 1 2020年度の週刊少年マガジンアニメランキング1位
彼女、お借りします(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (592)
2072人が棚に入れました
20歳のダメダメ大学生・木ノ下和也。初めての彼女と一度だけキスをしたが、たった1ヶ月でフラれてしまった。「あぁ…やだ…もうなんか全部ヤダ…」やけっぱちになった和也は、“ある方法"を使って、女の子とデートをすることに。待ち合わせ場所に行くと、「君が和也君、だよね?」さらさらの黒髪を耳にかけながら、和也の顔を伺う美少女、水原千鶴は微笑みかけた──。

声優・キャラクター
雨宮天、悠木碧、東山奈央、高橋李依、堀江瞬、野沢由香里、赤坂柾之、梶原岳人
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

自己の中心でアイを叫んだウツケモノ

第一期は滝に打たれる思いでなんとか完走したものの、
続く第二期は早々に断念。
要するに、レンタル嬢に入れ込むダメ大学生のお話です。見ちゃおれん。

  ちなみにネットで調べたところ、
  レンタル彼女というのは本当に存在しているサービスなんですね。
  (『レンタル家族』なんてのもあるそうです。すげえな、ニッポン)

  最近、一部のよろしくない女子中高生の間で
  Hなしの『デート援交』なるものが流行っているらしいんですが、
  それを会社として堂々と紹介しているのが『レンタル彼女』であります。

  早い話、キャバ嬢を時間なんぼで個人に派遣してるみたいなものかと。
  (女性・未成年の方のために申し上げておくと、
   キャバクラも会話のみで『おさわり禁止』なんです、一応)

で、前提として言っておきますが、
僕は職業サベツをするつもりはさらさらなく、
キャパ嬢やレンタル嬢を見下したりはしていません。

ただ、そのカンケイを『遊び』と割り切れず、
カネで買った笑顔や親しさをホンモノと勘違いして、
ガチで入れ込んでしまう御仁には、トホホ感を抱いております。

  あれ、本人は『大恋愛』をしているつもりなんですよね、
  リアルでそういうやつ何人か見てきましたが、いとあはれ。
  余裕のないオトコってやだわ。

閑話休題。


アニメにおける非モテ男子が美形女子とお近づきになるきっかけって、
基本的には『部活』あるいは『同居』みたく、
相手が逃げようのない『強制ゼロ距離環境』が主体であります。

で、仕方なく一緒にいるうちにその女子が、
その非モテ男子の『実はいいヤツなところ』をいろいろ発見し、
じわじわと距離が縮まっていくのが王道パターンかと。

  なんで目を皿のようにしてそんなヤツの『いいとこ探し』をしなきゃいかんのか、
  というのは言いっこなし。
  あくまでもマンガやアニメの話なんですから。

本作はその『強制ゼロ距離』の新しいパターンですね。
レンタル嬢とお客さまのカンケイ。
う~ん、確かにこりゃあ、逃げようがありません。
{netabare}
おまけに大学が同じでアパートの部屋まで隣同士とか、
リアルだと女子的にはあまりにも『イヤすぎる』ゼロ設定なのですが、
そこもまあ、マンガやアニメの話ですから。

  リアルだったらその女の子、
  かなりの確率で、
  借金してでも引っ越して逃げ出しますって。{/netabare}

それでも、その男子がほんとうに『いいヤツ』ならば、
お話がいい感じに転がるのですが、
本作主人公の和也くんは、男の目から見ても『ダメなヤツ』大満開の章。

夢もなく、何の努力もしてないスネっかじり大学生。
親が苦労して稼いだカネをレンタル嬢に貢いでる段階でダメ男確定なのですが、
それ以外にも見栄っぱり、噓っこき、優柔不断、自己チュー、ケーワイ発言など、
ヒトとしてあまりにもアレで、
正直、友だちにするのもめんどくさいタイプかと。
{netabare}
海に落ちたヒロインを助けるため自分も飛び込んでなんだかんだ、
という惚れさせエピソードもあったりしましたが、
もうね、なんと言うかね、その演出自体がオワコンなんだってばよ。

  類似の演出ってむか~しからあるけど、ウソ800。
  『電車男』みたいな共同幻想、
  いつまでも追いかけるのいいかげんやめれ。

  立場が逆だったらわかると思うんだけど、
  チンピラに絡まれているところを女性に助けてもらったとして、
    相手が美人警察官だったら必死に追いかけたくなり、
    ゴリマッチョなおばはんだったら「ほんと助かりましたあ」で済ませる、
  ヒトとしてどうか以前に、ニンゲンとはそういう生き物であります。

  それは女性であってもまったく同じことかと。

  相手が好みのタイプだったら
  ハンカチ拾ってもらっただけでもキュン(←死語)となり、
  そうじゃなかったら命を助けてもらっても
    「ありがとう。いい人ね」
  でオシマイ。そういう現実に早く気づきなさいよって話です。

  というか、そもそもラブは恩で買えるっていう了見自体が、
  貧困というか狭いっていうか……
  ヒトとしての基本がまるっきりなっとらんわ。 {/netabare}

で、そのダメ男くんの周りに次々と可愛い女の子が現れ、
本人はふらふらしながらも、
なんだかんだでキャッキャウフフ、というのが本作の概要であります。


僕的なおすすめ度は堂々のDからEランク。

作画は悪くないし、役者さん頑張ってるし、OP曲もすごく楽しいし、
個別に評価したものを平均すると2点台後半なんだけど、
主人公のキャラ造形と個々のプロット構築があまりにもアレで

  『正視に耐えない』

というのが、僕的な偽らざる感想そす。
モテ要素のない男のモテモテハ-レム、というだけで、
視聴者がかなり限られてくるんじゃないかしら。
{netabare}
  ヒロインのちづるが役者志望で、
  その勉強ためにレンカノやっているというガバガバ設定も、
  突っ込む気にもなれないぐらいアレですし。
{/netabare}
まあ確かに、
周りの友だちから「アレはやめときなよ」なんて言われてるのに、
しょうもないオトコに入れ込んじゃう、
あるいは切るに切れずズルズル深みにハマりこんじゃう、
自爆テロみたいな恋愛をする女子というのは実在するわけです。

  しかもそれがけっこう可愛かったり美人であったりなんかして。
  そういう実例は、少なからず見てきました。

  本人は「わたしって、男運ないんですよ」だなんて、
  愁いを含んだ笑顔で言うけれど、
  いやいや、あんたにないの『運』じゃなくて『見る目』だから。

  そういうのって拙が思いますに、
  傍で見ていて『萎える』『痛ましい』『アホらしい』だけで、
  シアワセな気持ちにはこれっぽっちもなれないなあ、と。


本作はそういうシチュのど真ん中、
アレな世界観の中でナニな方に勇気と希望をもたらすことに特化した、
いやなら見んな的コンセプトの作品であります。

僕が病みつき的に好きな『異世界おじさん』で、
おじさんが引きこもり生活を続けているメイベルにたいして
 「それでいいんだっ」
と背中を押すシ-ンがありましたが、
あれをギャグではなくガチで言っているようなアニメではあるまいかと。

人生変えたかったらまず自分が変わんなきゃダメだろ、
そんなことを考えたり実践したりしている方にとっては、
アウェイ感がハンパありません。


つまるところ本作を楽しめるかどうかの分水嶺は、

  主人公(和也)のやることなすことを笑って見ていられるか

という一点に凝縮されております。

笑って見ていられる方には『萌えアニメ』。
笑って見てらんない方には『萎えアニメ』。
丁ハン白黒どっちかで、中間ゾ-ンというものが存在いたしません。

僕はぜんぜんダメでしたが、
それはもちろん個人的な主観であって、
僕が心の狭い、ちっちゃすぎる人間だという可能性は十分にあります。

  あくまでもマンガやアニメの話なんですから、
  肩ひじ張らず、おおらかな気持ちで楽しむのも一つの選択かと。

ただ、ほんとその分水嶺、エッジが効いておりますから、
未視聴の方、
ご覧になるときは心してどうぞ。


*************************************************************

で、ここからは、こうした『萎えアニメ』の、
ビジネスに関わる考察です。
本編には関係ないので、ネタバレで隠しておきますね。

けっこう辛辣なこと書いたりしていますので、
イタい方にはイタいかも知れません。
ご興味のある方だけ、ど~ぞ。
{netabare}

アニメのDVDやBDなど『板』を売ることを考えたら、
(マニアさんは『円盤』と呼ぶらしいですね)
こういう主人公を核に据えるのはギョ-カイ的な慣例なんですよね。

  リア充さんは、やれデ-トだ、飲み会だ、おしゃれ服だと
  可処分所得の消費先が多く、
  一回見たアニメの『板』に何万円も投資するヒトの割合が少ない。

  それよっか非リア充さん、
  ぼっちだったりネットが友だちだったりで可処分所得の消費先が少なく、
  『板』を買ってくれる可能性が高い人をターゲットにしよう。

  たとえ9999万人にジト目で見られても、
  一万人に『板』を買ってもらえたら勝ち組だべさ。

そういう、マーケティングとはとても呼べないマーケティング理論の元、
タ-ゲットが『ヨロコビそうな』マンガやアニメ、
言葉を変えて言うなら、
一般の方々の感性ぶっちぎったマンガやアニメ作品が量産されていることは、
周知の事実であります(日本の経済、だいじょうぶなのか……)。

ちなみに、マーケタ-がそう考える背景的なことを申し上げますと、
たとえば今年、内閣府が発表した調査データによりますと、
20代男性で『デ-ト経験なし』と言う方が40%もいらっしゃるんですね。

この『デ-ト』の定義は、
もちろん結婚相手も含むし、『恋人じゃないヒト』も含む、
つまり友だちとか同僚との2ショットお出かけまで含むということです。

それってかなり、というか、めちゃくちゃ低いハードルですから、
その経験がゼロというのは、
ほんと「かすりもしていない」方の比率なわけでありまして。

  その比率は30代男性でも34%。
  つまり、20代までにかすれなかった方の八割以上は、
  30代が終わるまでそのまんま、という統計数値なんですね。

  これはもう『マイノリティ』と呼べる数値じゃありません。
  決して恥じるようなことでもない、
  日本コクミンが形成する一大派閥みたいなものなのではあるまいかと。

  だからまあ、ビジネスタ-ゲットとしては、
  富裕層を狙う、なんていうよりも、よっぽどパイがデカい、
  期待できるマーケットだということが言えなくもないわけであります。

だからといって、あんな作品やこんな作品はないんじゃないの、
というのは言いっこなし。
それはマーケタ-ではなくクリエイティヴの『能力』のハナシです。

狙いそのものは決して間違っちゃいないけれど、
イザ実践、消費者との接点でメタメタにずっこけるというのは、
多くの日本企業が実際にやっちゃってることですし。


ちなみに、20代女性の『デ-ト未経験率』というのは25%で、
男性より15%、四割近くも少なくなっております。
ようするに一極集中。モテる男子は何人もの女の子とデ-トしているし、
かすらない男子はホントかすりもしないという、
『弱者と強者』がはっきりしている状態というわけですね。

そりゃまあそうだろうなあ、と拙は思います。
だってさあ……

最近は男女ド-ケンというかビョ-ド-というか、
デ-トにかかるお金、メシ代はおろか、ホテル代まで割り勘、
というのが主流派ということであります。
(ネットで調べたら、20代男子の62%がホテル代割り勘経験者だとか)

  オトコの甲斐性がど~したこ~した、
  なんて古くさいことを言うつもりは毛頭ありません。

  だけど女の子は男子に比べて『カネのかかる』生き物であります。

  いまの時代、着るものはユニクロでもギリセ-フかも知れませんが、
  自分でちょいちょいと切った髪、
  ワゴン売りのブラとパンツ、100均コスメ、
  弟と共有のシャンプーやリンスというのは、
  やはりデートという戦場において、火力不足は否めません。

  やみくもにブランド品で領域展開をする必要はありませんが、
  最低限の軍備を調達・維持するだけでも、
  男の子には考えられないぐらいお金がかかるものなんです。

  自分のためだけではないにしろ、
  それだけの軍装を整えてデートに来てくれている限りは、
  事前出費がビョ-ド-ではないわけですから、
  メシ代とかホテル代ぐらい男の子が払うのが『マナー』ではあるまいか、
  そんなことを拙は愚考するわけです。

もちろん女の子にしてみれば、
それだけコストをかけてしょ~もないヤツにつきあう義理はありません。
ましてやワリカンってなんだよってハナシで、
投下した資本を回収するメドがまったく立ちません。
デ-トとは『狩り』であって、慈善ジギョ-じゃないわけです。

いきおい狩りのエモノは、
金払いのいいオトコか、コストをかけるに値するオトコに集中するのが、
投下資本の回収、デキる女の経済学というものであります。
非デ-ト経験率のエグい男女差というのは、
けっこうそんなところから来ちゃってるのではあるまいかと。

  いやそんなこと言ったってボクだってほら、
  エンバンやフィギュア買ったりセイユ-のイベント行ったり、
  いろいろと物入りなんスよ、マジで絶対。

そういう方はそういう方で、もちろん好きにすればいいわけです。
どこまで行っても自分の人生、
悔いなき選択をされることを切に所望いたします。

ただ、将来的にちょびっと余裕ができ、
リアル女子とお近づきになりたいなとか思った時に、

  どうやって誘ったらいいのかわからん
  なにを着てどこに行ったらいいのかわからん
  どんなことを喋ったらいいのかわからん

というのは、けっこうキビしい状況ではなかろうかと思います。
いわゆる『恋愛弱者』も『労働弱者』と同じく、
いったんハマり込むとなかなか抜け出せないものであったりしますし。

まあ、そういう方のセーフティネットとして、
レンタル彼女というものがあったりもするわけなのですが……

  カネをケチって女の子との付き合いを緊縮し、
  ふつうの付き合い方がわかんなくなって、
  大枚をはたいてレンタル嬢にデ-トしていただく。

世間ではそういうのを『悪循環』とか呼んだりするわけです。

           くれぐれも、ご利用は計画的に。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

ひろくん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

祝・・・第二期決定!!!

良かった・・・1話切りしなくて。w この感じだと放送開始後に 2期決定したみたいだなぁ。
•••と、思ってたら やっぱりそうだった。( 監督さんのtwitterコメントにて確認。)

うむ、原作の初期設定がアレなのですが…よくまとまってマス。

最終回まで次話が気になる様に上手に仕上がってました。
(…どっちの意味にも取れる的な、どちらにでも展開出来る様な。)
この作品、全体的にクォリティ高いっス。。。

視ないと損。

・・・MBSキーだった、最終回で気付くw



以下レビュー。・・・なんか、途中からどーも書けなくなってしもた。


先ずは この作品、キャラデザ的に好印象でありましたので、視聴して見ようと思ったのです。
{netabare}
・・・しっかし、設定がスゴいですね。

レンタル彼女、これって【 レンタルおじさん】や【 レンタル友達 】等とは一線を画す
イヤらしい響きが残ります・・・。
( いろいろと 風俗全開です。)あ、東京ムービー制作なんだぁ、へー。

う〜ん、古今よりラブコメ作品は山の様に存在していて その中から
今までに無かった物にしようと思案した結果、この組合わせに至ったのでしょうかねぇ。{/netabare}


第4話まで視聴後の感想{netabare}・・・これは “ 一話切り ” の対象作品になるよな、、、
狙いは伺えるにしても、キっついキャラ設定。
スッゴい不快感w ••• 主人公DTくんの勘違いっぷりと レン彼/元カノの意気地。

これだけだと 主人公達の救い様が無いので、“超”友達思いの友人を出して置く•••と。



主役達に これだけのマイナスポイントを与えてからスタートさせれば、
後は感覚的に フツーの行動をさせるだけで全てがプラスポイント加算扱いになる。

減点法では無く 加点法による評価を読者にして貰う為の一手段なのかな?と。w


•••え〜と、この連載に当っては 原作の方と その担当編集及び編集長は相当思いっ切りの良い
決断を下された事でしょう。(普通に考えて、不評の嵐だった筈だもんね。)
どうせ出版不況の御時世だから『 行ってまえ〜っ!』的 “ ノリ ” だったら笑う。

に、しても 元カノちゃんはヒドい。w 担当声優の悠木ちゃん ゲスっぷり演技/表現が
上手過ぎるww{/netabare} ••• そしてレン彼担当の 天ちゃんも素晴らしい。

各話エピソードは中々に強引な印象ですが、話数が進む毎に落ち着いて来るんでしょうか。

主題歌の方は OP/ED ともに良い曲です。


と・・・、昨今の週刊“少年”マガジンって、なんなのでしょうねぇ?瀬尾公治の台頭辺りから
掲載作品のカラーというか、対象読者層を青年向けに寄せて来ているのか

作品のラインナップがヤングマガジンと言うより、ヤングジャンプに近づいてる感じデス。
( •••ヤンマガの方は、チャンプロード若くは 週刊実話に近い。w)


第5話 視聴{netabare}で気になった事

フェリーじゃねぇよ!観光遊覧船じゃい!!!『 フェリー 』って単語の意味を知っていれば、
このミスは無いぞぇ!( 先週からですが。)


で、あのケースの事故当事者に対して 海保のクルーが説教垂れるなんて事、有り得ません。
あと、『病院に泊まる』って表現は流石にヘン。『経過観察の為、一晩入院した』とするべき。
(おバカキャラだからって、この言い回しなのかなってのも どうだろね?)

そして、ティッシュタイム長く取り過ぎ ••• 他に適当なエピソードはなかったの?w


ばーちゃん曰く、群馬の温泉宿…“ はせを亭 ” なる お部屋は 1室しか取れなかった。と、
・・・カズヤくんの御両親は何処へ?

{/netabare}


第6話 視聴

う〜んと、この作品 ••• 第4話位から視た方がエグ味が少なくて良い鴨ですね。w
また、見所となるのは コメディ要素では無く、二人の “ 内面的成長 ” だと思われますので。
{netabare}

ここまではハーレムな感じの内容なのですが、ポイントになるのは主役の2人共おばあちゃん子で
そこにまつわるお話しが ひとつのクライマックスになって来ると予想されます・・・が、、、

1クールの予定だとすると、女の子達との あーでも無い こーでも無いエピソードのみで放送終了となりそうです。

『 東京地裁に訴える 』・・・?、、、刑事事件は警察の捜査⇨検察送検⇨起訴の流れダゼ。
( 群馬県警管轄⇨前橋地裁だし。)
このパターンで損害賠償のみの訴訟ってのも おかしいし。


・・・彼女が出来た友達、その様子は初回〜のカズヤくんと類似した振舞いw ••• と言う事は、
るかちゃんって娘もレンタル彼女ってコトなんだろうと・・・が、しかし何故、同業者である
千鶴ちゃんに事の真相に ついて詰問しなきゃならないのでしょうか???

その理由とは なんじゃらほい?w ••• 次回が楽しみ。
( 否、待て! ••• 最初の登場シーンでは制服姿、レン彼の お仕事って18禁じゃないのかぇ?
…さらに待て! 栗林くんが るかちゃんの予約手配した時に千鶴ちゃんは検索に引っ掛からなかったの?)


・・・あ、レン彼バイトの事がバレない様にしてるのに、【 水原 】仕様で大学に来てるのはナゼ?


・・・構成上???が多い回であった。w
{/netabare}


第7話 視聴{netabare}

るかちゃん可愛い。

しかし•••何故に唐突な お付き合い要請なのか???
EDのバックに その理由が描かれている模様ですが、、、詳しくは『 原作読め!』って事かい!?{/netabare}

あ・・・何と言うか、アパートのドア周り/消火器等がカット毎にバラバラ。
L/Oかコンテの指示ミス? まさかの美術さんとこに詳細設定回してないとか?w

あと、背景のサイドに うっすらと描かれているクモの巣状の斜線は何なのかな?
原作で使われている技法的なヤツでしょうか?


いや〜それはさて置き、るかちゃんCV担当の東山ちゃん•••毒吐くセリフでもカワイイ声。
この方、どんなセリフでも優しく聴こえてしまうと言う・・・イヤな奴には絶対ならないのね。

スゴいなぁ。この感じを出せるのって あとは 茅野愛衣/久野美咲ちゃんとかになるのかな?
ホントに いい子なんでしょうね。


第8話 視聴{netabare}

今回、定番の勘違い悶々ネタ。うむ、視てるこっちも主観でイラついてみたりして。w

しかし、幾らカズヤがクズい奴だとしても、海くんに接する時の態度との大きな違い・・・。
コレ、特別扱いだよなぁ。距離の取り方が とても近い。( 近付き過ぎ気味だから突き離したい?)
が、 千鶴ちゃん、何らかの理由により男嫌い?っぽい感じに描かれているんだけど性格設定に
齟齬的なモノを感じるわね。
{/netabare}


と、原作の所為だろうと思うケド・・・、
ここまで来て 矢張り•••表情の付け方とか 心象の描写とかのバリエーションと言うかレパートリーが少な過ぎる様な気が。
( この作品の場合は 原作に忠実なものとする制作方針でしょうからねぇ。)

否、千鶴ちゃんの困った様な 戸惑ってる様な( 或いは怒/葛藤?)表情は 僕的に好きなので
そこは良いのですが、、、ね。( •••原作、読むべきか?)


第9話 視聴{netabare}

先週、スマホケースを貰って泣いてたのに 千鶴ちゃんのコト嫌いって•••無理が過ぎませんか?

そして るかちゃんド正論•••また、それだけが世の中の正解とは限らない事を理解出来てる
るかちゃんは大人なのだな。( しかし、虚言癖扱いとはキツい。)
{/netabare}


第10話 視聴{netabare}

もう 10話まで来てるのに 未だカズヤの おバカ妄想とか入れてくるし・・・連載上
“ キャッチ ” として どうしても挟みたいのかな?

今回のエピソードだと物凄く友達の気持ちを考える能力があるのに、色々なんかチグハグな
ヤツになっちゃうじゃん。


あと、千鶴ちゃんのカズヤに対する接し方のブレって “ フリ/伏線 ” になってるのか なってないのか?
…これだと猫いてる作者の方も自分で上手く出来てる感じしてないんじゃないだろうか。。。

いくつかの演出から カズヤくんに気が行かぬ様、強く意識している感じにはしてありますが、
最終的な形は どっちにでも持っていける仕様にしているってコト?


で…Cパート、思った通り 墨ちゃんヒトコトのみのセリフw{/netabare}


第11話 視聴

墨ちゃん…アニヲタ限定の人気投票なら 1位だろうな〜って感じのキャラ。
{netabare}
『 意外と頑固 』・・・この場合 『 意外と負けず嫌い 』or 『 頑張り屋 』って言うと思うんだけど。。。
あと、アミューズメントでなく アトラクション。
( 近年 言葉を知らない作家さんが多くてちょっと疲れる。w)


と、マミちゃん自宅シーンで『 もう恋なんかしない 』と言うセリフがありました。

これってカズヤくんとの別れ方から見ると その後の千鶴ちゃん達へのカラミ方を
含めて違和感生じちゃうなぁ・・・。


しかし、最終的に 千鶴✖️カズヤの関係性は マミちゃんにバレちゃう お話し。
・・・クライマックスへの繋ぎは面白いです。

千鶴ちゃんの内面に カズヤに対する何らの “ 感情 ” が有ります的カット挿入・・・。
なんじゃコリャ?…伏線の張り方が。。。w
{/netabare}


最終回 視聴

東山ちゃん、うめ〜!{netabare}

そして 千鶴✖️マミちゃん、これ 【 ホラー 】に近い展開w ・・・ドキドキするわ。

カラオケ内でのシーンだけを切り取れば マミちゃんの感情は理解出来るケド
全編通して見たら 若干くれいじ〜に映っちゃうぞ。w


『 私を一生 幸せにしてくれる人かもしれない 』・・・このセリフ、意味持たせ過ぎ。

・・・泣くぞ、オラぁ!( 俺がw ) このヒトコト、原作最終話付近での決め台詞に使うのかなぁ?


アパートに戻る 千鶴ちゃん…左手の階段から上がればカズヤとのカラミは避け気味
に処理出来るのに そうしない•••のも “ フリ ” ?

『 君がいい!』と言う発言の後、誤魔化す様な感じに仕上げたのは、その流れで
『 付き合って欲しい 』とした場合 ⇨ 断られる ⇨ 関係が完全に切れる。

のを どーしても避けたい判断があった、っていう解釈でいいのかな?
・・・どっちにしても色々張り過ぎって訳でも 有るのか無いのか•••そう言うカット多過ぎ鴨。
{/netabare}


最後に、総作監の平山ちゃん・・・とても良い仕事しました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

彼氏、お返しします(苦笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルはラブコメ。純愛よりのハーレム系。ヒロインが「レンタル彼女」という特殊な職業であることが個性になっている作品。

OPとEDはどっちも結構好き。女性キャラも立っているので、その部分には不満はない。

ただ、圧倒的に主人公に好感が持てず(苦笑) レビューにはその辺を書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ラブコメの成否を決めるのは、ヒロインの魅力以上に、主人公(男)の魅力であると思う。特に、ハーレム系は。

ヒロインなんて、基本、「可愛い」か「超可愛い」の二択なんですよ(笑) これまで1200以上アニメ観てきて、「ヒロインが全く魅力ない」アニメなんて、極々僅かです。

に対して、主人公(男)が魅力的なアニメは、本当に少ない。ただのイケメン超人じゃあ勿論ダメ。弱さや情けなさなんてぇのも持ちながら、「可愛いヒロインが惚れるほどの男」じゃなければいけない。この塩梅がかなり難しい。

個人的には、「とらドラの竜児」や、「ラブひなの景太郎」、「青ブタの咲太」、「スクランの播磨」、「ああ女神さまの螢一」なんかは好き。「からかい上手の高木さんの西片」や「ネギまのネギくん」みたく可愛いのは、まあ許せるw

んで、本作のカズヤはどうかといえば、う~ん、かなり低い魅力度。ただのクズ。リアルと言えばリアルだけど。

水原をレンタルしといて、元カノ(マミちゃん)に現を抜かし、嘘をつきまくって水原を苦しめる。あげく、人のデート(買い物)を尾行したり、自室で(自らの乳首をいじる)キモいオナニーに励む。

人口呼吸や友達のための優しさで、あれだけ可愛い水原達が惚れるような男には思えない。「主人公に好感が持てない」のが、本作で一番残念なところ。

設定自体は面白い。レンタル彼女という発想が新しい(けどまあ、嘘の恋人のフリをしてもらい、いつの間にか本当の恋人になるというのは、もはや古典的なのですが)。

それに、元カノのマミちゃんが大分あざと黒く、キャラとしては(嫌な方でだけど)立っていたと思います。それに、ルカちゃんは、恋に真っ直ぐで積極的な(でもかなり面倒臭いw)良いヒロイン。本作で一番好感を持てました(それだけに、ルカちゃんを冷遇するカズヤの好感度がだだ下がりする結果に)。ただ、ルカちゃんがカズヤを好きな理由にはまだ裏がありそうなので、だとしたら、ヒロインレースから外れるかもしれない。

最終話、カズヤが「俺の恋愛、ハードモードにした覚えはないぞ」とかほざいてたけど、「いやいや、あんたの恋愛、ベリーイージーモードやがな」と突っ込んでしまった(苦笑) こういうところなんだよね、好感もてないのは。何を恵まれた状況で、全部自分のエラーなのに、被害者ヅラしてるんだよ、と。
{/netabare}

【余談~レンタル彼女とパパ活の違い~】
{netabare}
何が違うんだろうと気になって検索してみたら、とあるサイトに「有名なレンタル彼女」の人が書いた、「パパ活と一緒にしないで」というインタビューが載っていました。

要約すると、

①目的の違い
「パパ活をやる女の子はお金目的。レンタル彼女をやるのは、理想の彼女を演じることで、相手に恋人と過ごしている時間を楽しんで貰おうと思っている。」

②値段の違い
「パパ活は食事だけで二万円とかもあるし、基本、個人の言い値。レンタル彼女には業界の相場があり、基本的に、1時間5000円~6000円+派遣料3000円。後は、食事代や施設費用などは利用者持ち」

③責任感の違い
「パパ活は、結局セックスすることもあるが、レンタル彼女は絶対にない。認められているのは、腕組みやハグまで。個室もカラオケとタクシー以外禁止。パパ活はアマチュア、レンタル彼女はプロだから規約を守る。その意思表示として、きちんと事務所に所属している」

だそうです。

う~ん、分かるような、分からないような。ようは、援助交際する人と、風俗嬢やキャバクラ嬢との違いってことだけど、う~ん。ちょっと自分達を美化し過ぎでは?とも思った。見方によっては、「安全圏(グレーゾーン)で高収入を得ようとしている」ともとれるしね。

ただまあ、その「安全」というのが疑問で(法的にはシロなんでしょうが)。その方は事務所との取り分が折半らしいので、時給3000円。ストーカーのリスクとか考えると、高い時給とは思えないよな。その方は、「惚れさせることより、惚れさせないことを意識していた」と言うが、それは大事なんだろうな~。

ようは、「店外でするキャバクラ」なのかなとも思うけど、客層が違うというか、、、風俗やキャバクラなんかは、そう割り切ってくる客が多そうだけど、レンタル彼女ってどうなんでしょうね? ガチ目ヤバ目の人、来ないのかな?

その方の記事には、「女性に慣れるためのトレーニングとして」とか「彼女とのデートの予行練習として」利用する方が多いとか。また、「レンカノってどんなの?」と思っていくつかサイトを覗いてみたら、「実は同性愛者だけど、親を安心させるために彼女として紹介している」とか、なるほど、そういう利用目的なら有りかなと多少は思う。(自分だったら、パパ活やらレンタル彼女使うくらいなら、風俗に行くとは思うけど。未だに、キャバクラの楽しさって一切わからんし。)

いずれにせよ、もし自分の妹が「レンタル彼女やりたい」とか言い出したら、金をあげてでも止めるな。やっぱり、あぶねぇと思う。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
レンタル彼女、、、いわゆる、パパ活では? 1時間5000円か~。風俗よりは安いかもだけど、ハマれば風俗以上の出費だよな。てか、危ないよな~、刺されるかもしれないリスク考えれば、そのくらい貰えないとやっとられんわな。

2話目 ☆3
まあ、こっからは、定番ラブコメだよな。後は、水原がレンタル彼女やっている動機次第だよな。マミちゃん、ヤバいくらいヒドイキャラだな(苦笑)

3話目 ☆3
マミちゃん、やべぇな(笑) 田中みなみさん風味(笑) 水原をバカにされて、それはそれで怒るという。別に怒ってないからは、怒ってる(笑) シンプルに、泣いたw 危機管理能力ゼロ(笑) 目が笑ってない。ケホケホ(笑) 

4話目 ☆3


5話目 ☆2
危機が2人の距離を縮める流れ。オナニーシーンをちゃんと流すのは珍しいけど、水着写真+想像って、中学生かよ(笑) んで、自分で自分の乳首いじるとか、めっちゃキモいな(苦笑)  オナニーで気付く純愛って、新しいな(笑) まあ、分からなくはない。

6話目 ☆3
相手もレンタル彼女かな?

7話目 ☆2
ガチでストーカーやん。引くわ~。

8話目 ☆3
ドタバタやな。ルカちゃんみたく、グイグイくるのも悪くない、キャラとして。

9話目 ☆1
なんかこう、モテてるのに、断っているカズヤが、イラッとするな。ルカが出てきてから、メッチャいやなアニメになったな~。カズヤがマジクソだよな~。

10話目 ☆2
友情? でも結局、ルカと付き合ってることは言えてないやん。

11話目 ☆3
新キャラ「すみちゃん」、健気で可愛らしい。が、あんな娘いるの?というか。マミちゃん、絶妙に嫌な声出すよな、すばらしい。確かに、検索されたら一撃だよな。

12話目 ☆2
いや、そこで飛び出さないで、マミちゃんの気持ちを聞こうとするあたりが、クズなんだって、カズヤは。そんなに人の恋心を熱く語るなら、じゃあ、レンタル彼女なんかやんなよ、と思うのは、私の考え方が古いのだろうか? いやいや、お前の恋愛、ベリーイージーモードじゃないっすか汗
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 37

75.6 2 2020年度の週刊少年マガジンアニメランキング2位
ランウェイで笑って(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (386)
1487人が棚に入れました
身長158cmの藤戸千雪の夢は、パリコレモデル。モデルとして致命的な低身長を理由に、周囲は「諦めろ」と言うが、それでも折れない。そんなとき、家族を養うためにファッションデザイナーの夢を諦めようとする都村育人に出会う。――これは一途に夢を追って走り続ける、2人の物語。

声優・キャラクター
花守ゆみり、花江夏樹
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

やれることもやれないことも何でもやる

原作けっこう既読


「これだけの個性、誰が持ってる?」

一人の野球解説者がその年大注目のドラフト1位の選手について意見を求められこう答えた。
実はこの発言には少し驚いた。リアリズムに徹し、日本シリーズで完全試合目前の投手を9回交替。鉄板のストッパーを投入し勝利をもぎ取った采配。リップサービスとは無縁の人物と思ってたからである。
それまでにこの類まれな個性を持った高校生には「プロはそんなに甘くない」「一つに絞ったほうがいい」一流の元選手、元監督。解説者の多くがそんな言葉を投げかけていた。世間の盛り上がりをよそに“その世界に身を置いた者”だからこその説得力を武器に若者の挑戦を否定的に捉えていた。せいぜい「いいんじゃないんですか。頑張ってほしいですね(棒)」とマイクを向けられた現役選手が当たり障りなく言うくらい。

 {netabare}その道のプロが無理と言ったらそういうもんかと思う{/netabare}

本職の多くが否定的に言うもんで、徐々に投手と野手どっちがいいか?みたいな論へと流れていったのを覚えてる。ドラ1高校生の名は大谷翔平。大谷の挑戦に支持を表明した解説者は落合博満である。落合は続ける。

「あの年のピッチャーNO1ね。バッターNO1。大谷に勝る選手は1人もいなかったの。これは、誰が何を言おうが、これは事実だと思うの」
「じゃあ、どうするんだろうって考えた時に、どっちもトップクラスなんだったら、やりたいならやらせてみなければ。皆が言ってるのは、現場で何をやってるかじゃなくって、考えて、それは無理だろうとか、無茶やるなよって話なんであってね。本人がやるってものを止める必要もないだろうと」

と日本ハム・栗山監督の決断に賛同を示し、自分が監督でも二刀流に挑戦させるとした。リップサービスをする人物でないことは野球ファンなら誰でもおわかりになるだろう。
そして物語の主役大谷は当初の目標でもあったメジャーリーグに舞台を移し、“二刀流”に挑戦中。比較対象がベーブ・ルースだったりする凄さを我々は現在進行形で味わえているのです。


前置き長くなりましたが、この一連をファッションの世界に置き換えた話が本作『ランウェイで笑って』で展開されております。たぶん。

マガジン案件全12話。もの珍しいW主人公スタイル。
パリコレを目指す本作のヒロイン藤戸千雪(CV花守ゆみり)。彼女の身長は158cm。要件と言われる175cm以上を満たしておらず絶望的。救いは夢に向かって腹は据わっていること。「覚悟はいいか?オレはできてる」を地でいく娘。
デザイナー志望(だった)本作の主人公都村育人(CV花江夏樹)。大卒専門卒が要件の業界に於いて進学することを彼の家庭環境が許してくれません。超貧乏で妹たちの学費を稼ぐ使命があるのです。

下手に知ってると無茶なことにしか見えない二人の挑戦。
人事やリーダー経験のある方。才気溢れる都村くんを雇えるでしょうか?
現場で実際に働くとなるといろいろ知識が必要で、そこらへん空っぽです。知識ないから基本的な指示しても「できません」って言うだけだし、何よりこの手の子って繊細な子が多すぎ。となると手間かけて教育しても、勝手に自信喪失してフェードアウトしていったり。丁稚経験ないので理想と現実のギャップとか、学校で専攻してきた人の手際のよさとか見て心が折れちゃう。そんな新人を腐るほどみてきたことでしょう。
千雪の状況はもっと絶望的です。
タッパが要ることには理由があって、その常識は業界あまねく共有されているディシプリンのようなものです。つまり“身長が足りてない”ことでノーチャンス。落とされようが文句は言えません。読者モデルなど雑誌を主戦場にする手はありましょうが、彼女の目標はパリコレをゴールとするショーモデルというのでワンチャンないところからスタートです。

「喝っ!」と張○さんに秒殺されることは確実。まぁハリさんだけなら信憑性怪しくても、ノムさん、原辰徳の優勝経験監督。古田、仁志、谷繁らの理論派。総出で「お前はプロには向かん」と突きつけられる感じです。


という事情も考慮すれば、このお話は“藤戸千雪がパリコレモデルになるまでの物語”“都村育人がトップデザイナーになる物語”である以上に、

 {netabare}“二人の挑戦をご都合主義に見せない物語”{/netabare}

である必要が出てきます。そしてそのことはおおむね達成されています。いちいち気にしてられませんが、ジャイアントキリング要素のある作品は詳細設定をミスると目が当てられなくなりますもんね。
ここのサイトを見てる方でももしかすると甲子園出場経験者おるやもしれませんが、いちいち作品内の野球回ある度に噛みついてられないでしょう。その握り方であの飛距離はありえないみたいな(笑)


さて、原作組からみればアニメは相当端折ってました。アニメ組の方気づきましたか?
決定的な説明不足には陥らなかったまるで都村くんのパッチワークばりの職人技に拍手送りたいです。
そんな駆け足とはみせない駆け足の影響なのか、サブタイトルでの作品タイトル回収が早々{netabare}(第3話){/netabare}にやってきます。
そこで何の疑問も湧かなかったタイトルの意味を理解します。“禁忌”“ダメなもの”“無理なもの”二人が夢を叶えるには常識を覆す覚悟が必要で、それを一言で言い表したタイトルになっとるのです。
そのタイトル回収回はまさにモデルの常識をぶっ壊しながら二人にワンチャンあるかもと光さす前半の勝負回でした。たぶんこのへんまで観て合わないようでしたら撤退でいいんじゃないかと思います。
メインキャラにはあと二人。モデルの才にものすごく恵まれながらデザイナー志望の長谷川心(CV茅野愛衣)。日本のトップブランドのファウンダーでありデザイナーの孫でこれまたものすごく才能あるというか圧倒的な実力の持ち主綾野遠(CV木村良平)。がずっぷりと物語に関わってきます。


そもそもマガジン案件は個人的にいつも楽しんでますのでそれこそ「いつもお世話になっております」的な仕上がりでした。
駆け足だったことの功績で最終話を一区切りとしては最高の断面で幕を閉じられたと思います。中途半端な終わり方をさせずきっちり纏め続編も期待させる理想の“1期”という感じでした。続編を期待したい良作です。



※ネタバレ所感

■セイラさんに始まりセイラさんで終わる

人気モデルのセイラ(CV牧野由依)さん。
{netabare}芸華祭で「これからも頑張ってね。デザイナーとして」と心にトロフィーを渡したトップモデルのセイラさん。他の審査員が綾野にトップ票を入れる中で心に票を入れてます。いやー怖いですね~。とはいえセイラさんの何気ない“いいね”が千雪と育人の運命を変えたのでした。今後もキーパーソンです。

☆原作ネタバレ(重度):セイラさんその後
{netabare}「やっぱり…あの時、心ちゃんじゃなくてアンタを潰しておけばよかった…!!」
セイラさんが誰に向けて言ったかは内緒。{/netabare}{/netabare}



■オーラ

なにげに好きな回{netabare}(第7話){/netabare}
{netabare}雫さん曰くモデルのオーラは体型から放たれるものと心の姿勢(自信)から滲み出る二種類があるらしい。
千雪は後者で立ち向かおうとしたけど、モデルをやめたい心のオーラのほうが遥かに上でその場にいる全員を圧倒してしまったという現実が残酷でよい。手袋用意してたり準備万端で備えているのはチビのほうなのにね。
だいたい負の感情がオーラを遠ざけるなんて迷信みたいなもので、撮影後に千雪は心に悔しさをぶつけてしまったけれど「泣いてない」と必死の抵抗を見せるあたり、ただ可愛いってのではなくて、やれることは何でも実践しようというのが見て取れます。
そういえば、運を集めるとの趣旨でゴミ拾いを率先垂範する大谷選手と同じものを感じますね。小さい粒を一つずつ拾い上げる作業をストイックに実践していくことが夢への道なんでしょう。
そういえばのそういえばで大谷と同じ年のドラ1で4球団の指名を受けて某六甲おろし球団に入団したドラゴンじゃないふじ○み選手とよい比較になります。内容は省略。察しておくれ。

そんな千雪に寄りそう雫さんも良い。
「慰めるよ。ずっと。ずっと」
優しいだけじゃないんですよね。雫さんの覚悟です。

☆原作ネタバレ(中度):雫さんと五十嵐(心のマネージャー)の因縁
{netabare}二人はかつて先輩(五十嵐)後輩(雫)の間柄。当時の雫はバラエティ志望でモデルにやる気はなし。レッスン適当、減量無視で大メシ喰らい。それでも素質はあったので事務所のエースに成りかけていた。
それなのにいきなり雫が最大手の現事務所から無名の新興事務所(ミルネージュ)に移ると言い出す。五十嵐は当然キレて罵詈雑言吐き捨てる。
数年後、五十嵐は身長の伸び悩み(167cm)と共にモデルとしても伸び悩んでいた。そんな頃、雫のパリコレデビューの報。しかも五十嵐が夢見ていたブランド『ラーレフォン』での出演。
そして闇落ち。自分は夢を叶える為に手段など選べるような立場ではないと。それからの彼女は有力者に枕営業の末、憧れだった『ラーレフォン』のランウェイに立つ事に成功。
本番直前、彼女は自分に言い聞かせる。自分は夢を叶えた、自分は幸せなんだと。そう思わないとやってられないから。しかし実際に舞台に立って湧き上がった感情は「何だ、こんなものか」だった。五十嵐はこれを機にモデルを辞めマネージャーとなる。

手段を選ばず夢を叶えたが幸せになれなかった五十嵐。
こっから以降はアニメでも描かれてること。向いてない人間に出来る事は諦めて妥協すること、正面からぶつかって挫折すること、手段を選ばず夢を叶えることの3種類しかないと彼女は信じてる。
千雪は「正面からぶつかって夢を叶える」の4つめの選択肢の只中にいる。かつての自分がダブる五十嵐は雫に引導を渡すよう言うが、雫はすでに千雪と共に歩む覚悟を決めていた。
「慰めるよ。ずっと。ずっと。」にはそんな想いが込められている。{/netabare}{/netabare}



■綾野遠くんのノルマ

デザイナーとパタンナー両方できるのに分業へのプライドで優秀なパタンナー募集中だった綾野くん。
{netabare}目標の名刺53枚越えならずの52枚でした。これトランプでいうジョーカー1枚足りないだけみたいな。
53分の1とはいえそのジョーカー1枚が都村育人という強力なカードであり、ジョーカーを手に入れた綾野くんが今後どう羽ばたいてくかも楽しみな今後でしたね。

育人が11位というのもその理由も納得。才能だけでなんとかなっちゃう物語にしないことで千雪と育人とのバランスが取れ、まるで戦友のような二人の関係に説得力が出てきますもん。{/netabare}




※ここからオマケ

■ViVi

そのまんま名前出てたので協賛か協力してるんすね、きっと。
『ViVi』は女子大か短大っぽいイメージですけど合ってます?あと『CanCan』とかありましたね。そこで大学行った方。周りの女子何読んでました?ウチは『JJ』が圧倒的でしたね。私も買ってました。下手な男性誌買うより女の子と話を合わせやすいし、女の子が家に遊びに来ると雑誌をネタにいろんな駆け引きを楽しめるかも。現役の方はどうぞ!

それはそうとアニメのほうはもうチョイ被服に作画カロリーというかデザインカロリー割いてもよかったかもしれませんね。



■長男

花江さんってそういう運命なんでしょうか。
{netabare}「ああ~…泣きそう。頑張れ長男。負けるな長男」
この鬼滅臭。病弱な育人ママは桑島法子さんが声をあてられてました。{/netabare}

{netabare}別件。『ピアノの森』ではモノローグマシマシでショパンのバラ1を演奏してました。
言わずと知れた『四月は君の嘘』の最終回です。{/netabare}



■主題歌

わたくしややもすると姿勢が隣国に厳しいことを自覚してますが、是々非々でとは思っているのです。
以前ネットコミュニティで東○神起のファンに絡まれたのも嫌な思い出だったり。それは置いといてもEDはちょっといただけない感じでしたね。
ネイティブじゃないアーティストの日本語バラードって発音の違いが目立つもので違和感が残るものです。これは国籍問わず。そのうえ特にお隣の国のアーティストの印象を端的に表すと、

 オーディエンスをうっとりさせるのではなく、本人がうっとりしてる

なんだろう。好きな人ごめんね。あ、それとなんかこの方エイプリルフールでやらかしてたけど、無事ラナウェイ(run away)できてたらいいっすね。



それと最後に一個だけ。
心ちゃんはおそらくモデルとして売れる可能性高しなので、そっちの実績作って知名度上げてから30歳くらいでデザイナーに転身という世界線に身を投じたほうが稼げてると思います。
それに向けたお勉強ということにすれば五十嵐マネの説得材料にはなりそうですがどうでしょう?



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.04 初稿
2020.10.14 修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 59
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オシャレが分からない人生でした(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルでいうなら、むしろスポ根ですね。

ファッション、モデルを題材にしています。

私自身、オシャレとかファッションなんて「クダラナイ」と思う人ですが、

オシャレとかファッションとかに真剣な人を「クダラナイ」とは思いません。

自分とは違う道を行く人なのだろうけれど、それはそれでリスペクトし、応援したいと思います。思わせてくれます。

そういう力を持ったアニメです。

ランウェイを歩くショーモデルと、ファッションデザイナーのダブル主人公という、一風変わったアニメ。でも、とにかく、しっかり面白いです。熱いです。

一番近いアニメは、「ボールルームへようこそ」かな。あのアニメが好きなら、きっと楽しめると思います♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
こういうダブル主人公、良いなと。

デザイナーを目指す都村育人と、モデルを目指す藤戸千雪は、同志であり、ライバルであり、仲間であり、きっと恋仲になる。

二人とも、「貧乏」「身長」という、自分にはどうしようもない事情により、夢を諦めそうになる。それを、諦めないド根性で乗り越えていく、王道のスポ根アニメ。

王道ながらここまで面白くなったのは、「ファッション界」という題材が目新しく、しかも、モデルとデザイナーという二本立てだから、ますます飽きがこない。それから、育人の家族達の感動要素があり、千雪の(怒り方の)可愛さや笑いが良い緩衝材になってて、バランス最高でした。

「ランウェイで笑って」てのも、最初は「成功して」「夢を叶えて」という意味だけかと思っていましたが、「不可能(タブー)に挑戦して」という意味も含まれると知り、上手いタイトルだなと。

う~ん、あまりに王道過ぎて、これ以上書くことないな(笑)

まあとにかく、千雪可愛かったです(笑) 弱くて強い、負けず嫌いで不器用で。リアルにいたら好みのタイプですね。

本作はダブル主人公ながら、このアニメ1期ではやや育人寄りの展開だったので、2期は千雪メインで観たいな~。
{/netabare}

【余談~ オシャレが分からない人生でしたw ~】
{netabare}
以下、ファッションのファの字も分からぬ武道家の戯言と、小バカにしながら読んで頂けたら幸いです(笑)

ファッション雑誌って、ほぼ買ったことないです。自分自身、好きな服装とか格好良い(可愛い)と感じる服はあるけれど、「オシャレ」「流行」とは違い、「好み」ってだけだと思います。

昔、初めて海外(アメリカ)に行ったときに思いました。

外人、白Tとジーパンだけなのに、格好良い。

てか、そもそも、欧米の人って、お洒落か? いや、お洒落な人もいるだろうけど、シンプルな服装している人が圧倒的に多かったけど。全国民のオシャレさ、というより、「オシャレを気にしてる度」「オシャレになろうと頑張ってる度」では、日本人がぶっちぎりで勝ってる(ある意味負けてる)と思うんだけど。

まあ、良いや(笑) 初海外で感じたのは、

「カッコイイ、人が着てれば、何着ても、格好良いと いう残酷さ」

なんて、大現実(笑) そして、逆もまた然り。一般的な日本人のおっさんが白Tジーパン着ても、絶対に格好良くはならないもん。

悔しかったら、ファッション雑誌のモデルを、イケメンでも美女でもない、一般的な日本人にしてみやがれってんだ。それでも「格好良い」と思うなら、それは本当にオシャレなんだと認めたい。が、大抵、「オシャレ」って、「頑張っている」か「誤魔化している」だけなんじゃないかな~と思ってる。

同じことは、申し訳ないけど、モデルさんにも感じること。

昔、アパートの目と鼻の先にレッスンスタジオがあって、(名前を知っている人は来なかったが)、明らかにモデルさんだと思う人がよく出入りしていた。

初めて見たとき、ビックリしたな~。足なっがいし、ほっそいし。背筋シュッとしてるし。

でも正直、「違和感」しか感じなかった。

いや、モデルさんが、物凄い努力をして、あの体型を作っていることはわかるし、それを否定するのは失礼だとも思うんですよ。

でも、なんか「自分のデータベースにはない」体型で。街に溶け込まないというか、宇宙人ぽいっていうか、足折れそうというか、、、。健康面を気にしてしまいました。

主観ではありますが、はっきり言って、可愛い、魅力的だと思いません。テレビ画面越しならともかく、リアルに会って、皆は魅力的に感じるのかな? コンビニにいる、普通に可愛い娘の方が、可愛いな~と感じるんですよね、私は。中肉中背が、一番です(笑)

ということから分かるように、モデルさんって多分、女性向け、プロ向けなんですよね。一般の男に向けていない。だから、身近な感じより、浮世離れしている方が格好良いんでしょうね。

あと、ランウェイを歩く服も、ようは「プロ向き」であり、そのブランドのコンセプトを極端に打ち出した物と聞きます。プロのバイヤーはそこから、一般向けの服のイメージを膨らませることができる。綾野のショーは、それを分かりやすいカタチにしていましたね。

てな感じで、私はこのアニメの「ファッション」の部分には、一切共感できませんでした。なんなら、日本人の平均身長の千雪が似合う服が、一番良いんじゃないかと思うから、千雪が否定されまくるのに、イラっとするくらいでした(笑)

でも逆に、「そんな私ですら十分に楽しめた」というのは、凄いアニメなんだろうと思います。ファッションが好きな方なら、更に楽しめたのかな?
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
雑誌とかのモデルではなく、ショーモデル、パリコレ目指すってのは良いと思う。身長が低いってのもあって、スポ根要素もあるのかな? ファッションデザイナー男子との恋愛も? ダブル主人公ね。1話目でかなりスッキリまとめたな。好評価っすね。なるほど、「ランウェイで笑う」は、「常識をぶち壊す」みたいな意味もあるのか。上手いな。

2話目 ☆4
男の子なんだな(笑) ハジメヤナギダ、強いキャラだな。生き馬の目を抜く、って感じだな。これ、「前の日に一緒に徹夜で作業してる」のが、地味に大きいな。実力を認めてるってことだし。

3話目 ☆4
熱い展開だな。てか、これは昔から思っていたことだけど、日本の平均身長に近いモデルが着て、一番似合う服が良い服なんでないの? っていうのが、自分なりの感覚なんだけど、多分、「こうなりたい、なれる」というのがあるのかな?

4話目 ☆5
お仕置き?って、メチャ可愛らしいな(笑) ダメだ、メッチャ応援したい(笑) 天才ライバルって感じ?

5話目 ☆3
恋のライバル? カワイイけどねw モデルとデザイナーのどちらが上とかじゃなくて、フラットな視点を大切にしてる作品だね。服を作れる現役モデルって、ある意味商業価値高いというか、事務所的にもメリットあるんでない? ローラw テレビだけ観てれば、、、確かに(笑)

6話目 ☆4
捨てる覚悟、捨てない覚悟。でも、勝たないと証明できない。。。真理だな~。

7話目 ☆4
貶めからは自信は生まれない。どうしようもなく、悔しい。「泣いてない!」(笑)

8話目 ☆4
何ヵ所も転移、、、。かなり厳しいよな。デザイナーとパタンナーね。悪魔の囁き。お金がない、切実。大事なものと大事なものを天秤にかける。また、悪魔の囁き。そして、救う神ありだな。200万、すげぇな、ペーペーでもそんなもらえるのか。

9話目 ☆4
ビンタ(笑) 本気で、やらなきゃ。泣ける。

10話目 ☆4
服の良し悪しは分からないけど、お母さんの涙にはもらい泣きしそうになった(笑)

11話目 ☆4
1話まるごと、ランウェイか。熱いな。最後、涙が重く、素敵だった。

12話目 ☆4
綾野、時間が短いな。しゃがめ、しゃがめ(笑) なるほど、モデルとして潰すために、セイラが推したか。11位は意外だな。リアルクローズ。この負けが「学びの意欲」に繋がり、んで、大学編? 綾野が辞退ね。頑張れ長男、負けるな長男(笑) んだよな、17歳だもんな。悔しがってほしい(笑) やる気がでない。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 33
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

何かに一生懸命っていいな。それがハンデがあったとしても。

身長が足りなくて、パリコレモデルの夢の実現が困難な千雪。
進学ができなくて、ファッションデザイナーの夢の実現が困難な育人。
この二人を中心に、困難を乗り越えて夢を実現していく姿が描かれていきます。
原作未読ですが、原作も14巻まで刊行されてて人気あるみたいです。

特に家庭事情から才能があるのに進学できず夢をあきらめようとしていた育人を応援したくなります。
もうこれ育人くん物語でいいじゃん、って思ってたら、主人公はどうやら育人みたいですね。
うじうじしがちな育人ですが、ヒロインの千雪のグイグイ引っ張っていく性格に背中を押されながら千雪と共に夢に向かって進みます。
何かに一生懸命な人ってステキで、元気をもらえます!

8話見ました。好きなことで頑張りたいけど、その人の環境によって大きく影響されるのは現実でもよくあることですよね。
各話のレビューは以下のとおりです。

1話「これは君の物語」
{netabare}千雪と育人が出会うお話。
身長が低くてパリコレモデルは無理だと言われて反発してきた千雪。
でも高卒でデザイナーになりたいと言う育人に無理じゃない?と言ってしまい自己嫌悪に。
千雪は育人に自分に合う服を作って欲しいとお願いする。
出来上がった服は評判になって、千雪の親が経営するミルネージュが買い取ってくれることに!{/netabare}
2話「プロの世界」
{netabare}作って欲しい人がいて、着てくれる人がいればそれだけで幸せだと語る育人。
モノづくりの基本だと思うけど、忙しさやしがらみなどで忘れがちな気持ちだよね。
千雪に背中を押されて、再びミルネージュに行きデザイナーとして雇って欲しいとお願いに行く。
そこで紹介されたデザイナーの柳田のところに行くけど・・
きちんと技術を習っていない育人に対して帰れと言う柳田。でも夢をあきらめない育人は必死にお願いしてなんとか残れることに。
東京コレクションが始まり、モデルが1人来ないというトラブルが起こって千雪が代理で来るけど、低身長のために服が合わなくて・・さらに服を縫えるスタッフも疲労で倒れてしまって(゜o゜)
次回が気になる終わり方は良いですね。{/netabare}
3話「ランウェイで笑って」
{netabare}ここでいきなりタイトル話きたのでちょっとびっくり!
倒れたスタッフの代わりに千雪に合うように服を作り直す育人。
残りあと15分・・私だったら頭真っ白になっちゃいますよこれ(>_<)
悩む育人の顏をぴしゃりと叩いて励ます千雪。でもその千雪の手もプレッシャーで震えてて。
そしてなんとか完成した服を着てランウェイを歩く千雪。
ランウェイでは服を目立たせるためにモデルは笑ってはいけない。
でも、ヒールが折れて転んだ時に育人の「仕掛け」に気づいてランウェイで微笑む千雪。
それを見ていた編集者の子の心の声が私の気持ちと重なって、ちょっとうるっとしちゃいました。{/netabare}
4話「若き才能たち」
{netabare}好きだけじゃ続かない、好きの先に何かを見つけないと挫折する。お前の野望は何だ、と柳田に問われて、着た人が笑顔になる、そんな服を作りたいと答える育人。
その想いが続いたら、届いたらいいね・・
柳田のスタッフが急に辞めてしまい、代わりの子を服飾芸華大学に探しにいくことに。
そこで出会った有名デザイナーの孫の綾野遠と、モデルだけどデザイナー志望の長谷川心が手伝ってくれることになって。
綾野は見ただけで服のラインの変化に気づいた育人に驚き、その才能に興味を持つ。
パタンナーとしての育人の才能が欲しい綾野は、自分のブランドに引き入れようとするけど・・{/netabare}
5話「それぞれの流儀」
{netabare} 芸華大のコンテスト「芸華祭」。そのグランプリ商品は、ブランド立ち上げ援助とパリ留学!
それを聞いて胸を躍らせる育人。
学校の前で絡まれてる心を助ける育人。でも絡んでた相手は心のマネージャーで。
モデルをやりたくないから、デザイナーに憧れてるふりをしてる、本気で目指している人に失礼だとまで言われて・・
でも、心が落としたノートを見た育人は、心のデザイナーに本気でなりたい気持ちが分かって。
育人は芸華祭に一緒に出ようと心を誘う。
そして予選。お題はモデルのセーラがおしゃれに着れる服を作ること。
ヒントが欲しくて千雪のとこに。家の中でもヒール履いてるってすごいな。足が痛くなりそう(>_<)
でも、なりたいものになりたくて、頑張ってる人ってそういうものかも。{/netabare}
6話「優越感と劣等感」
{netabare}育人を尊敬してるってクラスメイトにはっきりと言える千雪ってカッコイイな。
芸華大コンテスト予選が始まる。育人が作ったのはセーラのパジャマ。
批評で綾野にダサいと言われて落ち込むけど、3位になって本戦に進めることに!
一方、千雪もモデルとして自分を売り込むために、ポートフィリオを作成するけど、育人が作った服を着てくれたのと、育人のことを友達ですって言ったとこは良かったです♪
でもなかなか売り込みがうまくいかないところに、東京コレクションに来ていた雑誌編集の新沼さんが拾ってくれてなんとか欠員が出たことで撮影の仕事がもらえることに!
前回の部屋ヒールもだけど、千雪の必死に頑張る姿を見てちょっとうるっときちゃいました。
仕事先で、モデルとして来た心に出会い、その存在感に圧倒される千雪。{/netabare}
7話「オーラ(存在感)」
{netabare}モデルに一番必要なのはオーラ。それは自信を持つこと。
昔そう言われたことを思い出し、気を引き締める千雪。
でも・・心との差を見せつけられ、さらに構図が悪い、と撮影から外される。よくあることかもだけどつらいなぁ。
メインの心の手は裁縫でキズだらけで・・それを見た千雪はもっと本気でやってよ!と心に気持ちをぶつける。
仕事の帰り、心がマネージャーに私のせいでつらい思いをする人がいるからモデルを辞めたいと言ってるのを聞いてしまう千雪。そして自分の本気の気持ちを心にぶつける。
本気と覚悟。そして努力。それでも届かないこともあるけど、そういう人ってとても素敵だなって思います。{/netabare}
8話「デザイナーの器」
{netabare}お母さんの入院費をまとめて払わなければならなくなり、デザイナーの手伝いを辞めてバイトをしようとする育人。
好きなことがしたいだけなのに、お金がないことに振り回されて・・
そんな時、思わぬところから幸運が舞い込んで!
都合よく進んだ感じもあるけど、ちゃんと伏線を回収した感じなので良かったと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23
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