2021年度の週刊少年チャンピオンおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2021年度の週刊少年チャンピオン成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番の2021年度の週刊少年チャンピオンおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.5 1 2021年度の週刊少年チャンピオンアニメランキング1位
BEASTARS(第2期)(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (191)
788人が棚に入れました
「BEASTARS」は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて連載中の、板垣巴留さんによる同名コミックが原作。肉食獣と草食獣が共存し、食肉が重罪とされる世界で、ハイイロオオカミ・レゴシはドワーフウサギ・ハルと出会う。我を忘れて襲いかかり気付いた時には、彼女を両腕に抱きすくめていた。「彼女を求める気持ちは、恋なのか? 食欲なのか?」――差別、愛、弱さ、希望を描く、珠玉の動物版ヒューマンドラマ作品である。「BEASTARS」第2期が、フジテレビ「+Ultra」ほかにて2021年に放送予定。

声優・キャラクター
小林親弘、千本木彩花、小野友樹、種﨑敦美、榎木淳弥、内田雄馬、大塚剛央、小林直人、下妻由幸、岡本信彦、落合福嗣、虎島貴明、渡部紗弓、室元気、井口祐一、原優子、兼政郁人、大内茜、山村響、あんどうさくら、梶裕貴、大塚明夫、星野充昭、堀内賢雄、楠大典、木村昴
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

共生を強制してみた

+ultra枠 原作未読

つい先日視聴した「プロが選ぶ!日本のアニメの歴史を変えたスゴいアニメ14」なる番組で、本作『BEASTERS』の3DCGのキャプチャ技術が紹介されてました。なんでもCGで眉や唇など表情に動きを出すのが凄いのだとか。
歴史を変えたは言い過ぎでも技術屋視点でも面白い作品なのかもしれません。

当方の見立てはよりドラマに視点を置いてます。
擬人化された肉食獣と草食獣が共存する一見平和な世界を舞台に、異種族間の共存や浮き彫りになる矛盾と対立を描いた意欲作の2期全12話。

 お友達と仲良くしましょう

我々人間ですと、成長と共に「そうは言ってもな」という現実が目の前に現れるわけでして、どうにかこうにか折り合いをつけて過ごしていくことになるのですが本作では“お友達と仲良くしましょう”がいわば強制されてる世界を描いてます。
動物だからこそ人間で問題提起するのよりも“本能”が際立つ効果があり、そのことで逆の観点と言いましょうか“理性”でどう押さえつけるかも引き立ってくる仕掛け。未読ですが原作の設定が秀逸なのだと思われます。

そんな種族間の共存と対立を描くにあたって1期では“草食と肉食の恋愛”をクローズアップ。とっつきやすい導入です。
2期ではより踏み込んで“草食と肉食各々の自我探求”にスポットが当たってきます。恋愛するでも目を塞いではいられないアイデンティティを深掘りする感じ。
{netabare}ハルちゃんとホテルでアレできなかった1期にて、“そもそもアレすることが御法度”“意図せず傷つけてしまう鋭利な爪や牙”とこれでもかと種族間の断絶が提示されてました。もともとレゴシは1期アバンでハルちゃんうっかり食おうとしてたしね。{/netabare}
そして物語を彩るお楽しみポイント↓

 食殺犯は誰?

ミステリ展開をそれほど期待してませんでしたが、それを見越してか最後の最後に犯人が分かって謎解きスッキリ!というお話にはなってません。早めに犯人が判明しちゃいます(笑)
作者が描きたいのがミステリではないと思われるので、2期の半ばでちゃっちゃとバラしちゃったのは正解。犯人が判明してからの犯人のメンタリティに着目するとわりかし楽しいです。


他の国は知らんけど日本には鳥獣戯画ってものがあります。国宝はなんでも12世紀のものだったとか。
世相を切り取って獣に語らせるアイディアは昔と変わらず。そんな日本人のDNAを最新の技術で包んだものを輸出用“+ultla枠”として世界に提示する。異文化間の争いが相互の無理解から生じるのであれば、その解消に本作品は一役買ってるといえるのかもしれません。
ただしパンチも効いてますよね。あくまで私の解釈ですがこの作品↓

 ポリティカルコレクトネス

通称ポリコレ(政治的妥当性)へのやや斜め方向からのアンチテーゼであり、ポリコレ先進国アメリカに日本から皮肉を込めてるのかどうなのかこの『BEASTERS』を提供するのはなんとも不思議な気分です。
弱者という設定を盾にして歪な権利拡大を要求し続けた結果の終着点はディストピアでしょう。
ただしポリコレ的なものを一概に悪いものとして扱ってはいません。生き物としての自然な姿と理性をもって秩序を作らんとする姿との単純な二項対立にはなってない分、ちょっぴり考えさせられる良作になっておりおススメです。




※ネタバレ所感

■食殺犯のジレンマ

{netabare}内部でしたね。動機もなかなかサイコです。
友情の証と言い聞かせながら肉食の本能に抗えなかった自覚もあることから完全サイコパスと断じるには気が引ける犯人でした。嫌っていたピナ(CV梶裕貴)に手をかけなかったのは、あくまで食殺は友情行為だという物語を信じこみたかったからかもしれません。だから根が深い。{/netabare}
全般通して答えを簡単に出せる題材ではないのです。


■どっかで見たことあるなぁ

現実でも「そら欺瞞ですわ」を想像させるネタは随所に。

・暴対法施行でイメージチェンジしたいヤクザの思惑
 ⇒{netabare}ボスに草食獣を据えるしし組の判断{/netabare}
・意識高いSNS
 ⇒{netabare}肉食と草食のワンショットをアップ{/netabare}

このくらいで。。。



最後にポリコレで締めます。
1期が2019秋クールでそれから1年ちょっと経てからの2期でした。(※注2021年4月当時)
この間何が起こったか一つ挙げてくださいといえば多くはコロナ禍と答えるでしょう。
日本では自粛警察なる言葉が踊り、ポリコレ棒ぶん回す人々を面倒くさいなと思うようになりました。
そのポリコレ先進国アメリカでは大統領選が荒れに荒れました。ポリコレ大好きな人達の「トランプ支持者は人に非ず」が罷り通ってる気持ち悪さを感じました。
逆もしかりで、ここ最近のUber Eats配達員の配達料引き下げ事案なんかは独占的地位の濫用でえげつないもんです。GAFAもけっこうフリーダムですよね。自由にやらせるにしても“神の見えざる手”でレッセフェールばかりしてると庶民が困窮するのも事実なんです。要は程度の問題。

おおむね鬱陶しいであろうポリコレの完成した世界においてそれを全面否定するのではなく妥協点を探り一定の答えを出した点を高く評価したい作品であることは先述の通り。とてもタイムリーでした。
そのなんとか良い塩梅、程度の良いところで手打ちできるかを探る嗅覚はハイイロオオカミよりも日本人は優れていると思いますよ。狙ったかどうなのかそれを引き出した本作のプロデューサーが韓国出身のキムヒョンテ氏という事実も興味深いもんです。優れた仕事には拍手を!

これほど世界は多様なのよねってのがわかる。極端はいかんのよ。



視聴時期:2021年1月~2021年3月   

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2021.04.21 初稿
2022.01.23 修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

苦しみ足掻き、それでも対話を諦めない者だけが得られる成長と変化。新作が来るのがこんな楽しみなのは久々。

 連載ものだけに前作では正直ドライブがかかるのに時間がかかっちゃった本作だが、今回はもうセットアップは済んだので突っ走しっててよりよりキャラが魅力的になってきている。主役の二人は当たり前で、実質主人公か!ってくらい輝いているルイ、ジュノ、獅子組の連中ですら単純な善悪や割り当てられた役ではない生きたキャラクターになっているだからこそ愛おしい。


 喰殺犯の謎解きで引っ張らないのも良かったし、犯人が判明しても、こう来るかぁ…という展開が興味深い。喰殺犯のキャラも単純な悪党じゃないからこそ愛おしく…ねぇわ!、こいつマジサイコなところが際立っていて、渋いねぇ〜、おたく実に渋いよ。決着がワクワクする段取りを踏んでるから楽しみぃ!。


 本作における草食と肉食の関係は、今回でより複雑で深いものになっている。善悪でも、被害者加害者というような単純な二項対立に貶めないこの大人っぷり!。


 今のところ一番感動したのは、本筋じゃない挿話である、誤って草食を傷つけてしまった肉食の生徒に対して被害者の生徒が言った台詞「俺は傷ついたけど、お前も傷ついたろう…」。この場面がこの作品を象徴しているように思える。世界はしょせん力で弱肉強食!、なんて薄〜いリアリストみたいなことを気取ってるルイが単なる損得野郎なクズじゃないところ辺りも本作のポイントだろう。


 まさか1期の段階ではルイと獅子組の面々がこんな関係性を築くことになるとは…。本当にキャラが一面的じゃない奥行きがある大人な仕様だからこそ描ける世界がある。正直ハルちゃんのヒロインポジションが…ってくらいの作り手の愛情を感じる。前期より全体的にパワーアップしている作品が多い今季だが、本作も間違いなく進化している。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

迷える狼

板垣巴留原作、制作オレンジ。

擬人化された肉食獣と草食獣が共存をする、
世界を舞台に、全寮制の学校へ通う、
動物たちの群像劇を描くサスペンス活劇。

前半戦で保留となっていた、
テム殺害事件の真相の追及を軸に、
種族を超えた友情や愛情を描いている。
サスペンスフルな展開の中にも、
本能に対するそれぞれの葛藤があり、
種族のあり方、社会のあり方など、
現実にも通じる倫理観が語られている。

ここまでは見やすくなった印象で、
舞台が学園内にとどまらないせいか、
少し離れた視点から社会の構造も見え、
関係者も増え、物語の骨子が、
追いやすくなっているのではないでしょうか。
絵も音楽も世界観によく合っていますね。

事件の真相、犯人とその動機、
予想以上に引きは強いなと感じています。

最終話視聴追記。
肉食獣の爪や牙は何の為にあるのか!?
{netabare}その本質は弱者を捕食するためにある。
それでも抵抗を続けるレゴシの葛藤。{/netabare}
彼が見つけた答えは尊いものだと思う。

迷える狼はこれからも迷い続ける。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

67.4 2 2021年度の週刊少年チャンピオンアニメランキング2位
吸血鬼すぐ死ぬ(吸死)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (194)
611人が棚に入れました
週刊少年チャンピオンにて絶賛連載中のハイテンション吸血鬼ギャグ漫画「吸血鬼すぐ死ぬ」が、ついに2021年TVアニメ化!

埼玉県伊奈架町の郊外に不死身と恐れられる吸血鬼が棲むという城があった。その城へ行って帰ってこない子どもを助けるために雇われた吸血鬼退治人ロナルドは城へと向かったが、そこにいたのは確かに不死身ではあるものの、すぐに死んで灰になるザコ吸血鬼ドラルクであった。子供も別にドラルクに捕えられていたわけではなく、城で遊んでいただけだった。

ちょっとした不注意からロナルドが城を破壊してしまい、住居を失ったドラルクは新横浜にあるロナルドの事務所に転がり込んで同居することになる。なりゆきから、ドラルクとロナルドはコンビを組んで、露出狂の吸血鬼の事件を解決しようとしたり、ロナルドの自伝小説原稿を取り立てにくる吸血鬼よりも恐ろしい編集者と対峙したり、クソゲーをプレイしレビュー記事を執筆したりすることになる

声優・キャラクター
福山潤、古川慎

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

究極のリアクション芸とは、死ぬことと見つけたり

【紹介】
タイトル通りのすぐ死ぬ吸血鬼と吸血鬼ハンターのギャグアニメ

【シナリオ】
各話完結型で、回によって面白いときと全然笑えない時の差がある。
私は下ネタ連発する気持ち悪い生き物の回が全く笑えずしんどかった。

【笑い】
吸血鬼がすぐ死んで砂になるギャグは連発されるけど、これはリアクション芸の一つみたいなもので、話の中心は別のキャラなことが多い。

面白い回と笑えない回の差が結構あるのが難点ですが、ほとんど空虚な時間はなく、テンポの良いコントがずっと続きます。
油断するとすぐ死んで砂?(灰??)になるタイミングのシュールさが面白い時もある。
笑えないギャグも多いですが。

頭使わず純粋に楽しめる良いアニメだと思います。

【キャラクター】
個性の強いキャラクターが多くていい感じ。
ちょっとした衝撃ですぐ死ぬ弱さなのに、気位の高さが損なわれず、偉そうな態度をとる吸血鬼、凄腕なのに、なんかいつも貧乏くじを引くハンターなど、みんな少しずつぬけていて、お互いにウィークポイントをいじり倒している感じが面白い。

【音楽】
OPアニメが結構ツボ。作品の雰囲気に合っていていいですね。

【総評】
魔王城でおやすみと同じような感覚で視聴できますね。
こちらはかなりギャグ要素強いし、スヤァ・・・じゃなくて、スナァ・・・ですが。
一人一人のキャラクターの個性が強いのがいい。

気軽に見れるギャグアニメで、コンセプトがわかりやすいので視聴するしないの選択もしやすい。
途中から見てもいいし、面倒なら切ってもいい。

ギャグは4コマ漫画っぽい安っぽいギャグだけど、気軽に見れるし子どもも大人も楽しめる良いアニメ。
マンガが読んでみたいかも。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

二発屋

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
シンプルなギャグアニメです。ギャグは動きが出しにくいので、アニメだと難しいジャンルの1つだと思いますが、本作は結構笑えました。

ギャグの種類としては、ナンセンス系。「ボンボン」や「コロコロ」みたいなしょうもないネタが多くて、中盤までやや退屈さもありますが、中盤以降、しょうもなさ過ぎて逆に笑える感じがありますw

オススメは、もし途中で飽きたら、7話を観て、合わなければ切る感じかな。6話から盛り上がり、7話をピークに、以降は安定して笑えましたね♪

レビューには、レビュータイトルの由来を。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
二発屋、というのは、有吉弘行さんにつけられた敬称です。

まず猿岩石のヒッチハイクで一発屋。その後、実力の低さから10年以上低迷。

そして、雨トーークの「おしゃクソ事変」で再ブレイク。以降、日本屈指の売れっ子芸人にまで登り詰める。

この過程を指して、「二発屋」と呼ばれました(ちなみに、私は有吉さん大好きで、怒り新党めっちゃ観てたから、夏目ちゃんとの結婚は、芸能人の結婚史上一番嬉しかったどすね。あと、一般的には有吉さんは雨トーークで再ブレイクですが、本当はその間に出た内村プロデューヌがめちゃくちゃ面白くて、そこでしっかり実力をつけてたんだよね)。

本作は、出だしは良かったと思う。「スナ~」は、2021屈指のアニメ名言だと思うし、すぐ死ぬネタはシンプルに笑えましたね。

が、それも2話まで。「すぐ死ぬネタ」だけではすぐに飽きがくる。

大抵の一発屋芸人さんは、いくら飽きられても一芸にすがるか、他のネタにチャレンジする迷走期を経ても最初の一芸に勝てず、ここで消えていく。

本作もそうで、3~5話は、死に方に変化をつけたり、新キャラを出したりしながら笑えるところを探っていた(迷走期)感じがした。

んで、6話のポールダンサーできっかけを掴み、7話のド下ネタで大ブレイク。以降は、下ネタを基本としながら、2人のケンカネタやキャラいじりでクオリティを維持した。

原作がどうなっているか分からないが、ギャグアニメはキャラクターがしゃべり始めると長続きする気がする。本作は、そのレベルまであと一歩というところかな(workingなんかは、キャラがしゃべるようになった代表格だと思う)。

勿論、ギャグは「合う合わない」があるので、私とは真逆の感想を持つ方もいるだろうけど、たまにはこういう、何にも考えないでただ笑うアニメも、大事だと思った。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ギャグアニメ? バディ系? オサレOP。スナ~(笑) ファブリーズで死ぬ(笑) 胃がビックリ(笑) 

2話目 ☆3
ゼンラニウム(笑) ここまでバカみたいだと、逆に少し笑えたw ラブコメ要素か。

3話目 ☆3
ワンパターンの中にも、なんとか変化をつけようと頑張ってる感じは伝わる。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆4
ポールダンサー(笑) 久々にちょっと面白かった(笑)

7話目 ☆4
裸にはカーディガンを着せたい(笑) チンチンしか言えない(笑) マスターレベル高いw 釈迦でも迷わずぶち殺すぞ(笑)

8話目 ☆3
前半は面白かったが、後半は、やや眠かった。

9話目 ☆4
認知しろ(笑) マジロ回。辻斬りさん、いいね!

10話目 ☆4
お、御大(笑)

11話目 ☆4


12話目 ☆4
必死(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハンターとすぐ死ぬ吸血鬼のでこぼこコンビが、クセの強い吸血鬼たちに振り回されるコメディ♪

2015年から連載中の漫画が原作の作品。

福山潤さんが主題歌を歌うということで知り、
そこから興味を持ちました。

内容はそこまで期待していなかったのですが、
予想以上にハマり、好きになりましたw

下ネタ系の作品は好みではないけれど、
この作品はくだらなすぎて楽しめました。笑

全12話です。


● ストーリー
人から恐れられる吸血鬼が住む城。

その城へ行って帰ってこないという子どもを助けるために、
吸血鬼ハンターのロナルドは城へ向かう。

城に住んでいたのは、
吸血鬼のドラルク。

ドラルクは、ちょっとしたことですぐに死んで灰になってしまう吸血鬼だった。

城を失ったドラルクは、ロナルドの事務所に住み込み、家事をしたり仕事に同行したり、

町に現れるクセの強い吸血鬼たちに手を焼きながらも、
仲間たちと共に楽しく過ごす。


1話が3つぐらいのショートエピソードで構成されています。

そのため、ギャグ中心の内容でもいろんなネタを楽しめて、
飽きずに最後まで楽しめました♪

吸血鬼ドラルクと吸血鬼ハンター・ロナルドのコンビ。

口げんかの絶えない二人ですが、
なんだかんだいいコンビです。

びっくりしただけで死んで灰になってしまう、
弱いドラルクだけが笑いどころなのかと思いきや、

それだけじゃない楽しさがありました^^

全体的に下ネタがかなり多めですが、
くだらなくて逆に好きww

ドラルク以外の吸血鬼たちのクセが強すぎるんよ。笑

“吸血鬼Y談おじさん”“吸血鬼野球拳大好き”とか、

よくまあこれだけくだらないバリエーションが思いつくなと、
その発想に完敗でしたww


● キャラクター&声優
吸血鬼や吸血鬼ハンターなど、
たくさんのキャラが登場します。

複数回登場するキャラも多いし、
少しずつスポットライトが当たるし、
キャラを覚えることに苦労はしませんでした。

みんな個性強すぎるしねww


ドラルク(cv.福山潤)は、
すぐに死んで灰になってしまう弱すぎる吸血鬼。

マイペースに行動するところも、
ロナルドや他のキャラをからかってみるお茶目なところも、
楽しくて、好きなキャラでした。

使い魔であるアルマジロのジョンが可愛すぎた(*´Д`)
ドラルクが死ぬたびに泣いてるのも可愛い(*´Д`)

ハロウィンの時のメロンパン仮装に悶え死ぬかと思いました。

11話のジョンのエピソードには泣かされました(´;ω;`)
まさかこの作品で泣くことになるなんて(´;ω;`)


ロナルド(cv.古川慎)は、
ドラルクの同居をすごく嫌がりながらもやむを得ず一緒に暮らす、
なんだかんだお人好しなハンター。

ちゃんとした腕を持っているけど、
どこか残念なところが可愛い。笑

基本的にツッコミ役。
吸血鬼たちに振り回され、怒る姿がもはや定番w


他にも面白いキャラがたくさんいて…。

私の一番のお気に入りはジョンですが、
ドラルクのおじいさまも好きでした。笑


そしてこの作品の大きな特徴が、
大物声優さんがたくさん登場するということ。

吸血鬼役に大物声優さんが次々と登場し、
毎回びっくりしていました。皆さんいい声すぎる。

リアルタイム放送時には、
あのキャラはどの大物声優が!?という予想で盛り上がったそうで^^


● 音楽
【 OP「DIES IN NO TIME」/ 福山潤 】

おしゃれでかっこいい&楽しいOPです♪

ドラルクとロナルド、
二人のダンスがいい^^

登場キャラもかっこよく演出されてますが、実際に登場してみればどのキャラも全然かっこよくないじゃないかと、裏切られた気分でしたww


【 ED「Strangers」/ TRD 】

TRD(トラッド)は、
近藤孝行さんと小野大輔さんのユニットだそうです。

普通にいい曲だな~と聞いていました。

このED、一度は見ておくことをおすすめします。

まさか仕掛けが隠されていたなんて…。
(本編のどこかで明かされます)


● まとめ
楽しめたらいいな~と軽い気持ちで見始めたのに、
すっかりハマって、しっかり楽しみました♪

これぐらいくだらないものならば、
下ネタ系の作品も楽しめることがわかりました。笑
私の下ネタレベルは小学生並みなんだなww

吸血鬼とハンターという立場ですが、
殺し殺されという残虐なシーンは一切なく、
むしろみんな仲良いいよね?という平和さもいい雰囲気でした♪

ちなみに次回予告だけは毎回シリアスで、
そこだけ見たら誤解される作品なのでご注意を。

私も「次はちょっと真面目な感じ?」と騙され続けました。笑

原作は2022年4月現在で20巻出ているんですね。
ということはストックも十分?

2期があれば嬉しいな^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

70.9 3 2021年度の週刊少年チャンピオンアニメランキング3位
魔入りました!入間くん(第2シリーズ)(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (106)
429人が棚に入れました
アニメ「魔入りました!入間くん」は、「週刊少年チャンピオン」(秋田書店/西 修 著)にて、2017年3月より連載中のコミックスで累計発行部数120万部を突破する人気作品。本作は、ひょんなことから魔界の大悪魔・サリバンの孫になったお人好しの少年・鈴木入間(CV:村瀬歩)が、数々の魅力的な悪魔たちと織り成す、楽しく愉快な魔界スクールライフコメディ。週刊少年チャンピオン50周年を迎えるタイミングで待望のアニメ化が決定、2019年に第1期が放送された。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

普通に少年向けアニメ(← 良い意味で)

最初のシリーズが2クールあって、それを受けての2期目。1期目終了時点で映像付きの2期目の予告はされていたので、2期目制作自体は1期目の時点で決定していたんじゃないかと思われます。

2021年1月開始予定が新型コロナ禍の影響なのかずれてしまい、4月開始となっています。

1期目も毎回観ていましたが、この2期目もこれを書いている時点で第13話まで欠かさず観ています。

突発的に観る視聴者も想定して冒頭にはただの人間であるはずの入間くんが魔界にいる経緯、悪魔学校バビルスについて、そして最近の話数でのエピソードのダイジェストが毎回入る親切設計になっています。
(ただし「入間くんは両親によって悪魔サリバンに売り飛ばされた」という件は、2期目の冒頭ダイジェストでは繰り返されません。さすがにちょっとヒドいという判断が働いたのか…?)


週刊少年チャンピオンを定期的に読まなくなって久しいので原作は読んでいませんが、誌名に「少年」と入っているわりには想定読者年齢は高めを想定していそうなチャンピオン連載陣の中にあって、小学生が観てもちゃんと楽しめそうな感じがします。

主人公の入間くんも14歳で、中学生相当ということで高校生主人公も多い少年漫画の中では、年齢は低めかも。

絵柄的にはコロコロコミックとかに載っていても違和感がなさそうな、子供向けギャグマンガ風のポップでカワイイ感じです。

土曜の夕方にNHK Eテレで放送されるだけのことはあって映像面も含めて内容はわりと穏当で、肌色成分はほぼ皆無です。

内容的には入間くんを中心として、アブノーマルクラスを含むバビルスの生徒による青春+ライトなラブコメといった趣で、入間くん自身の成長も描かれています。

ギャグ風味ですが、わりと王道を行く少年向け作品という感じですね。作画面ではこの作品なりの基準みたいなものは常にクリアしていて、そこへの不安感はありません。

ビジュアル面についてはこういうキャラクターデザインは好みではないという人もけっこういそうですが、アメリ会長やクララなどの女性キャラクターを始めとして、メインのキャラクター達はビジュアル面というよりは性格的にけっこう魅力的に描かれていると思います。

追加キャラのアリさんの今後の活躍にも期待しています。

そして、相変わらず入間くんやサリバン理事長に振り回されているカルエゴ先生が不憫だ…(笑)。

2021.9.16追記:
最終回まで試聴終了。バトルあり、デート回ありで終始楽しませてもらいました。3期目の制作も決定したそうで、おめでとうございます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

楽しかったです!入間くん

原作未読 全21話

両親から悪魔に売られた主人公 鈴木入間(すずき いるま)、その悪魔と養子になり、人間と知られないように悪魔の学校へ通うこととなるが、様々なトラブルも乗り越えて後に嫌々ながらも注目を浴びる存在となり、交友も増えて一緒に成長していくコメディ作品の2期。

今回は、新キャラも増えて今回も大変賑やかな内容となっています。

入間くんとアメリさんの変化は今回のお話の核になっていますね。

2人がどんな変化を遂げたのか、観ていて楽しかったです。

また、新キャラも色々と物凄いインパクトありましたw(特にカルエゴさんw)

終盤は、グッとくるところもあり、メリハリがあって楽しかったですね。

興味を持たれた方は1期から観ることをオススメします^^

OPはDA PUMPさん、作曲はm.c.A・Tさんということでノリノリでした。EDは天月さんが歌っています。

最後に、3期制作決定しました。楽しみです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

大人から子供まで楽しめる、安心安全・人畜無害な作品の第2期

原作未読。最終話まで視聴。

さすが、NHK夕方枠の作品だけあって、大人から子供まで楽しめる、安心安全・人畜無害な作品でした。

コメディとしてかなりレベルの高い作品。
第3期も楽しみにしています。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11
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