近未来で頭脳戦なアニメ映画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

73.8 1 近未来で頭脳戦なアニメランキング1位
東のエデン-The King of Eden-ザ・キングオブエデン(アニメ映画)

2009年11月28日
★★★★☆ 3.8 (1117)
6307人が棚に入れました
ノブレス携帯のジュイス(玉川紗己子)に「この国の王様になる」ことを依頼したセレソンNo.9の滝沢朗(木村良平)は60発のミサイルを迎撃すると,忽然と姿を消した.江田一彦(丸山詠二)は責任をとって引責辞任.一方,森美咲(早見沙織)は事情聴取後に姉の森美朝子(松谷彼哉)の元へと戻り,平澤一臣(川原元幸)が新たに起業した「東のエデン」で,おネエ(斉藤貴美子),大杉智(江口拓也),葛原みくる(齋藤彩夏),春日晴男(田谷隼)らと共に働きながら,ワシントンD.C.を中心に滝沢朗の行方を捜していた.そして「東のエデン」に板津豊(檜山修之)も参戦する.一方,60発のミサイルを発射したセレソンNo.10の結城亮(森田成一)を切り捨てた,セレソンNo.1の物部大樹(宮内敦士)は播磨脳科学研究所の責任者として動き,No.2の辻仁太郎(遊佐浩二)と再接触を図る.またセレソンNo.11の白鳥・D・黒羽(五十嵐麗)も独自に動いていた.

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、白熊寛嗣、五十嵐麗、小川真司、玉川砂記子

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安定感抜群の繋ぎ役(●´∀`●)b

TVアニメの続編を描いた劇場版1作目。
劇場版の前編という位置付け、82分作品。

2万人ニート失踪事件や迂闊な月曜日等から半年。
失踪中の滝沢 朗を探し求める森美 咲はニューヨークに降り立つ。
この物語冒頭からセレソンの策略が網を張っている展開は
さすが『東のエデン』。スリル満点のスタートです(*´∀`*)

ストーリーや世界観は変わらずでTVアニメ同様のサスペンス感。
登場人物もそれぞれのポジションで存在感を示し魅力的でした。
お気に入りのJUIZも色々と活躍を見せてくれますw

完結編となる劇場版2作目に繋がる大切なパートを
安定感抜群にまとめてくれています。
続編となっているのでTVアニメの視聴は必須ですが
視聴して損のない作品ですので「まだ見てないよ」という方は
チャレンジして頂けたらと思います(´ー`)

ちなみにJUIZ役の玉川紗己子さんの旦那さんは
ガンダムのシャア・アズナブル役で有名な池田秀一さんです。



《キャスト》

滝沢 朗(CV.木村良平)
森美 咲(CV.早見沙織)
大杉 智(CV.江口拓也)
平澤 一臣(CV.川原元幸)
葛原 みくる(CV.齋藤彩夏)
おネエ(CV.斉藤貴美子)
春日 晴男(CV.田谷隼)
板津 豊(CV.檜山修之)
Mr.OUTSIDE(CV.有川 博)
JUIZ(CV.玉川 紗己子)


《主題歌》

OP
『Invisible』/LEAH
ED
『light prayer』/school food punishment


【2014 08/28 レビュー投稿】
【2017 05/04 レビュー加筆】

投稿 : 2024/11/09
♥ : 50
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「東のエデン」映画1作目

制作はProduction I.Gのオリジナルアニメ映画です。
ジャンルはSFサスペンス・セカイ系です。


テレビシリーズの半年後を描く。
滝沢は英雄として有名になり、再び姿を消す。
「東のエデン」のメンバーは彼を探し始める。


それぞれのセレソンがいろいろ暗躍しています。
が、あまり派手さはないため割と退屈かもね。
登場の意味がイマイチ分からない人物もいました。

面白かったのはそれぞれのセレソンに対するジュイスの反応。
あそこまで差があると面白いですw

どうにもこれだけ見ると、ヒロインがアメリカ観光しているだけに見えてしまうw
そんなことはないけれど、本作特有の緊迫感とじわじわ来る笑いがあまり体感できませんでした。


それでも終盤の{netabare}物部によるミサイル攻撃{/netabare}は震えましたね。
なかなかやってくれるなあと。


総括して、これは正直あんまり好みではなかったですねw
ですが続編は良い感じにまとめていると思いますよ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

設定と人物関係をつかめるかどうかが勝負!

東のエデン劇場版第一弾。

TV版の続きとなります。
TV版のレビューはこちら→http://www.anikore.jp/review/407277

さすが劇場版だけあって、映像が綺麗です。
特に夜景の美しさは一見の価値あり。
飛行機の窓についた露など、非常にこまかいところにもこだわりが見られます。


上映時間の制限がありますので、TV版で光ったシュールなギャグは控えめ。
それでも、{netabare}NEETがNEET論を語りながら、本気で働いてる場面は、実にシュール{/netabare}
そして、何よりの見所は、{netabare}各セレソンに対するジュイスの当たり方。

・No1に対しては、ハキハキと「最強の救世主たらんことを」
・No2に対しては、フレンドリーに「聞きたいわ」「ええ、分かるわ」「カッティングエッジな救世主たらんことを」
・No6に対しては、説教したあげく「もう少し口の利き方をわきまえた救世主たらんことをブチッ」
・No9に対しては、すごく嬉しそうに「お久しぶりですぅ!!」「今後もあなたが素敵な王子様…いえ…救世主たらんことを…」
・No11に対しては、部下っぽく「あ、あの…わたくし、何か不手際でも…?」。そしてジョニーの話題…。「私の素敵な救世主たらんことを」

この格差には笑わせてもらいました、No6に対しての扱いがとにかくひどいw

ちなみにジュイスのスペルは"JUIZ"。
ポルトガル語で「裁判官」を表します。
{/netabare}


ストーリーは、かなり密度が濃いです。
しかし、テーマ性は維持しつつ、伏線の張り方や回収も相変わらず上手い。

TV版終了時に予想していた展開も、見事に裏切られました。
ミスリード万歳ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ


問題は登場人物。

かなり多数の人物が物語に関わっている上、番号で呼ばれたりニックネームで呼ばれたりフルネームで呼ばれたりで、誰が誰だか分からなくなります。
一応説明はされているのですが、初見で全員の行動を把握するのはかなり難しいかと。

この映画とTV版だけで分かる情報は以下の通りです。
{netabare}
【東のエデン】
エデンシステム(画像認識つきツイッターみたいなもの)を作ったサークルの名前。
会社として企業する。
咲は滝沢朗を探すため、NYで単独行動中。
パンツ君のアップデートによりエデンシステムの強化。
そしてメンバー全員で、咲を誘導しつつも、各セレソンの行方を探索。
その後、盗聴、及び、ジュイスにエデンシステムを利用されていることに気づき、エデンシステムをシャットダウンさせて元いた大学へ戻る。
No11のバックアップを受け、咲と滝沢朗の2人は日本への帰路に立つ。

【セレソン】
・No1 物部大樹。ネクタイのおっさん。東のエデンの内偵を依頼。各セレソンのジュイスシステムに向けてミサイル発射。最後に男と通話。60発のミサイルを防いだことになっている。「ぎゃふん!必要ならまたやるよ」から、江田元首相と会話しているらしいことが推測される。いわゆる黒幕的発言。
・No2 辻仁太郎。VIPな帽子の人。滝沢朗にAIR KINGのTシャツを着せ、総理の息子、飯沼朗として日本に呼び寄せようとしている。日本が軍国主義になるのではと不安をあおる計画。ミサイル攻撃を受け、ジュイスシステムが破壊された描写あり。ただし、Tシャツを着せるという申請までは通っている。
・No3 北林とし子。夏バテで入院中とのこと。
・No4 近藤勇誠。ギャンブル狂の刑事。TV版で妻にさされ、死亡の描写あり。
・No5 火浦元。医者。死亡していたと思われていたが生存確認。記憶を無くした描写がある。
・No6 直元大志(エンドクレジットより)。カメラマンで、なぜかジュイスに嫌われてる男。冒頭で咲の荷物に銃器を仕込んだ人物。ビデオを撮っている。ビデオを撮りたいだけにしか見えない。最後に黒服に取り押さえられ、その後の状態は不明。
・No7 正体不明。
・No8 立原憲男。元サッカー選手とのこと。出番はなし。
・No9 滝沢朗(AIR KING、ビンテージ、飯沼朗)。記憶消去。飯沼朗として生活。NYでの記憶を取り戻す。エデンシステム内で有名人→エデンシステムを停止。NYから日本へ向かう。
・No10 結城亮。裏でひたすら滝沢朗を殺害する申請をして却下されている。いつの間にか死亡したと思われていたが、自分から携帯を破壊していたことが判明。
・No11 白鳥・ダイアナ・黒羽。イリュージョンの人。「王様になったあなたを見てみたい」と、滝沢をフォローしている。No6の行動を追跡し続け、滝沢と咲をデートに誘うように仕向けたのも彼女。結城亮を守るためか、トラックの位置を誘導して、自らミサイル攻撃を受け自爆した描写あり。黒いストールと白いワンピースで名前そのままの格好で去っていった。
・No12 Mr.アウトサイド&サポーターらしき誰かと思われてきた人物。ミサイル攻撃を受けジュイスシステムが破壊された描写あり。

ただし、各人のジュイスシステムが本当に破壊されたかどうかは、トラックの番号が確認しにくい&結城亮の件もあるので疑わしい。
{/netabare}


ちなみに途中で出てくる{netabare}「太陽を盗んだ男」という言葉。
Wikipediaによれば、
>「原爆を作って政府を脅迫する」という奇想天外なアイデアの日本映画。大掛かりなカーアクション、国会議事堂や皇居前を始めとしたゲリラ的な大ロケーション、シリアスで重い内容と、ポップでエネルギッシュな活劇要素が渾然となった作品。原子爆弾製造や皇居前バスジャックなど、当時としてもかなりきわどい内容である。
{/netabare}
…だそうです。
要するに、滝沢朗が自分をそういう人物だと認識したってことですね。

終了間際は、ついていけないほどの急展開ですが、核心にせまりそうな発言とともに終わります。
このあとどうなるのか実に気になる引き際でした!

次は「東のエデン-Paradise Lost-」で!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

73.0 2 近未来で頭脳戦なアニメランキング2位
東のエデン-Paradise Lost-パラダイスロスト(アニメ映画)

2010年1月30日
★★★★☆ 3.8 (1084)
5970人が棚に入れました
ニューヨークから帰国した滝沢朗は、“東のエデン”のメンバーと合流。セレソンゲームに決着をつけるため、内閣総理大臣の別邸へ向かう。滝沢の帰国と同時に、セレソンたちの思惑も交錯する。ゲームはいよいよ最終局面を迎えつつあった。一方咲は、滝沢の過去にまつわる、ある秘密を掴むのだが……。

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、宮内敦士、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、玉川砂記子

PPN さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Noblesse Oblige この作品が名作として語り継がれん事を(^^)

東のエデンの完結編となる劇場版第2作。90分作品。

TVアニメ、劇場版第1作と紡いできたお話もついに最終章です。
咲との再開を果たし、改めてセレソンゲームに参加する
滝沢と東のエデンメンバーの結末はいかに??

滝沢の思いや咲の想い、セレソンたちの思いが交錯する中で
最期の頭脳戦が緻密に描かれ、ゲームの勝敗が決します。
欲を言えば、もう少しハッキリとした勝敗の形を
描いて貰えたらスッキリするのになぁと思いますがw
まぁ、この作品らしい決着といった所ですね(´▽`)♪

TVアニメから通して最後までストーリーや作画、音楽など
この作品の世界観が安定していて素晴らしかったです。

木村良平、早見沙織をはじめとした声優陣も
実力のある声優さんが多く作品を盛り上げています。
個人的にはやはりJUIZ推しですw
そして豆柴の可愛さに癒されましたw

たくさんの方にオススメしたいシリーズです!

もし100億を手にしたら自分はどの様に日本を変えるか…。
ストーリー重視で視聴でき、メッセージ性の強い
素晴らしい作品だと思います(´ー`)



《キャスト》

滝沢 朗(CV.木村良平)
森美 咲(CV.早見沙織)
大杉 智(CV.江口拓也)
平澤 一臣(CV.川原元幸)
葛原 みくる(CV.齋藤彩夏)
おネエ(CV.斉藤貴美子)
春日 晴男(CV.田谷隼)
板津 豊(CV.檜山修之)
Mr.OUTSIDE(CV.有川博)
JUIZ(CV.玉川紗己子)


《主題歌》

OP
『future nova』/school food punishment
ED
『after laughter』/school food punishment


【2014 08/28 レビュー投稿】
【2017 05/04 レビュー加筆】

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「東のエデン」映画2作目

制作はProduction I.Gのオリジナルアニメ映画です。
ジャンルはSFサスペンス・セカイ系です。


日本に戻ってきた滝沢と咲。
飯沼の姓、セレソンゲーム、Mr.Outsideの全てが明らかになる。


{netabare}冒頭のジョニーに吹いたw{/netabare}

本作で終了です。
前作よりも格段にテンポが良かったですね。
あんまり派手なシーンはないものの、ほぼ全てが明らかになったはず。


今回は滝沢、物部、亜東の国・国民などへの考え方が提示されています。
○滝沢の考え
{netabare}・一人一人は何者かになりたい個人
・個人を尊重した方が、国としての力が増す
・金は貰うより払う方が楽しいという社会の方が健全
 →個人に期待し、みんなで協力し、国力を上げる{/netabare}

○物部の考え
{netabare}・国民は一億人のエゴイスト集団
・無責任で何も決められないくせに他人の意志で動かされるのを嫌う
・国民は個人的感情を注ぐ対象ではない
・この国の人間は呆れるほどシニカル
 →個人に期待せず、徹底した効率化で国を無理やりに動かす{/netabare}

○亜東の考え
{netabare}・我々が築いてきたものは過去の遺物として汚点のように叩かれる
・救世主は日々をコツコツ生きたものであり歴史の敗者のこと
 →表に立っているものに、国を動かしたものなどいない{/netabare}

こんなところでしょうか。
滝沢の考えは彼のずば抜けた人の好さから、物部の考えは元官僚という職業柄から、亜東の考えは裏社会の巨魁であることからそれぞれうかがえますね。
それにしても、物部の官僚組織を見限って官僚制を敷くような考え方は何かの皮肉でしょうか?

{netabare}「俺には同じ方向を見ているように見える」{/netabare}
この言葉は物部と滝沢のどちらも国を良くしようと必死に考えている。
そういうことですよね?


滝沢がどうしても最後にやらなければならないこと。
それは{netabare}亜東を殴ることというねw
しかもスリッパw{/netabare}

結局、{netabare}亜東により記憶を消されるあたりを考えるとセレソンが可哀そうすぎる展開でした。{/netabare}
そこは何とかならなかったのでしょうか。
全体的にあんまりハッピーエンドではないように感じました。


総括して、セカイ系なのでちょっとゴリ押し感が強い所もありますが概ね満足です。
興味があるならば、早めに見るとよいでしょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 37
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

東のエデン完結編。その行き着く先は…

東のエデン劇場版2作目。
完結編となります。

TV版のレビュー→http://www.anikore.jp/review/407277
劇場版1作目のレビュー→http://www.anikore.jp/review/407653


OPがとても綺麗なCGで描かれており、劇場版1作目の回想シーンも入っている親切設計。
…といっても、セリフがないので未見だと何が何やらわからないのですが。

今まで活躍してこなかったキャラクター達の見せ場。
{netabare}
・みったんは言うまでもなく最強。
・パンツ君も言うまでもなく最強。「こんなこともあろうかと!」
・警察から逃げる秘密のルートを確保していた春日。「こんなこともあろうかと!」
・大杉君、男を見せた!…けど、そのあとちゃっかり自分に有利なことを咲に勧めちゃって、もう…
・おネエ、大型免許保持でトラックぶんまわす!かっこいい!!
・平澤も亜東の居場所を突き止めることに成功してる!…そのあとボロ負けしてるけど…。
{/netabare}

そして、すべての真相に至る過程が描かれています。
劇場版1作目よりはずっとわかりやすいです。

シュールな笑いはかなり減っていますね。
ストーリー重視です。
でも、{netabare}携帯が形態変化して、出ジョニーしてくれたので満足です。{/netabare}

さて、真相ですが、TV版、劇場版でさんざん読めない展開を繰り広げられてきたおかげで、まんまとダマされました!
ヒントは何度も出てたんですね…気付かなかった。
{netabare}
・TV版4話での新聞配達の回想シーン
・TV版4話で病院にいたおじさん(「火浦先生は救世主なんだよ、誰がなんと言おうとな、と言って新聞を捨てた人」)
・TV版11話で乗ったタクシーの運転手
これ全員、亜東才蔵だったんですね。
個人タクシーで、ナンバープレートも「あ TO-0120」とかなってるし。
タクシーには気付いていたんですが、いくらなんでも偶然すぎ、どうせミスリードだと思ってました。
・そしてTV版10話での物部の推理
これもどうせ間違ってるだろうと…。
…なのに合ってた。。。やられました。
{/netabare}

そして、
{netabare}
滝沢君は、みんなの希望と恨みを一身に背負うことに決めたわけですが…結局、何をしたくて何と戦っていたのか。
もうわからなくなってきました。
まあ、ぶん殴る!って目的はちゃっかり果たしていますが!!(スリッパで叩くところが彼らしくていいですね、優しさが出てます)

咲と約束した「絶対戻ってくる」という言葉を守ってくれることを望みます。
{/netabare}

私思いました。

最後のやりとりの中、誰の言葉が一番心に響いたか。
それこそが自分の立ち位置を示していると思うんです。
{netabare}
・物部「国民とは1億人のエゴイスト集団だ」「全員が何者かになるなんてそもそもあり得ない」「国民はあきれるほどシニカルだ」
・滝沢「もっと個人を尊重したい」「金は払うよりもらう方が楽しいって社会の方が、健全な気がするんだけどな…」
・亜東「国のためにがむしゃらに頑張ってきた。今は歴史の汚点のように言われる。だが、我々とてあの頃は右も左もわからぬ新人だった」「この国の本当の救世主は、日々をこつこつと生きた名も無き者達であり、結果いっぱい血にまみれて…この世を去った歴史の敗者達だ」
{/netabare}
どれももっともな意見。
しかし、どれも正解とは言えない。

どこに共感できたか、そこから自分の考え方のヒントを導けるんじゃないか。
そこから小さな変化が生じ、やがて大きくなっていくのではないかと。

私からも一言。
{netabare}
「ノブレス・オブリージュ、今後も君たちがこの国の潜在的救世主たらんことを、切に願う」

…最後に、ノブレス携帯が再起動したのが印象的でした。
{/netabare}

シリーズ通して面白かったですね。
社会風刺を効かせ、シュールな笑いを取り、各人の意見に任せる終わり方。
ご都合主義な点や説明不足はあるものの、とてもバランスのよい良作でした!!




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攻殻機動隊シリーズ。
同じ世界の話だそうです。
{netabare}
・豚さん電子マネー
・物部の言っていた内務省が設立されている
・飛行機撃墜で生き残った子供2人が、攻殻機動隊S.A.Cシリーズの草薙素子と、攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGのクゼ・ヒデオ
・結城が辻から手渡された偽造パスポートの国籍は、攻殻機動隊S.A.Cシリーズに登場するシアク共和国
・ジュイス→進化→タチコマ
など。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33
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