近未来でノイタミナなTVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の近未来でノイタミナな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番の近未来でノイタミナなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.3 1 近未来でノイタミナなアニメランキング1位
東のエデン(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4752)
23290人が棚に入れました
2010年、日本各地に10発のミサイルが落下するテロが発生するが、奇跡的に1人の犠牲者も出なかった。
それから3ヵ月後、アメリカへ卒業旅行に出かけていた大学生・森美咲はワシントンD.C.を訪れホワイトハウスの前でトラブルに巻き込まれる。そこに記憶喪失となった日本人青年・滝沢朗が現れ、森美は難を逃れる。意気投合した2人は一緒に日本へ帰国することとなるが、その日東京へ11発目のミサイルが打ち込まれる。
その時、滝沢の携帯電話にジェイスと名乗る女性からの謎のメッセージが入る。

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、白熊寛嗣、五十嵐麗、小川真司、玉川砂記子
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

想像の斜め上をいく展開とシュールすぎる笑い

オリジナルアニメーション。
全11話+劇場版2本で完結する物語です。

題名で誤解を与えたら申し訳ないのですがギャグアニメではありません。
社会風刺がされたまともなSFサスペンスです。


何と言ってもミスリードがお見事。

「ああ、この先はこうなるんだろうな……」と思いながら見ていたら、ほとんど外れます。
それだけ、視聴者の予測を裏切ることに長けたアニメ。

そもそも「100億円使って、日本を救え」というのが物語のキモです。
どう展開するか、まったく想像がつかないと思います。


私は頭を使うトリッキーな話が大好きです。
よだれが出ます。


また、笑いのセンスが抜群。
吹き出してしまうような鋭くてシュールな笑いです。
登場人物はまじめに行動しているというのに……。

「ここは笑うところじゃないはず! でも今は笑っておこう」

そんなシーンが山ほどあります。
{netabare}
・総理大臣に「ぎゃふん!」と言わせて支持率が10%上昇。かかった金額60円
・真面目な顔で44マグナム
・ジョニーの連呼
・エンドクレジットに「ジョニークリーチャー」の名前
・イリュージョンな去り方に2800万円
・ハカナ過ぎた男
{/netabare}


テンポがいいので、11話を一気に見せる力があります。
また、テレビアニメ版だけでもある程度のオチはつきます。
ただ、残された謎や、それまでのミスリードのおかげで、結局、劇場版を見たくなるんですよね。


この作品は「今」を意識しています。
気になっているかたは、ぜひ早いうちに見ていただきたいです。

このあとは、

「東のエデン-The King of Eden-」 → http://www.anikore.jp/anime/2007/
「東のエデン-Paradise Lost-」 → http://www.anikore.jp/anime/2018/

と続きます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 87
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ディスコミュニケーション

神山健治監督、ProductionI.G制作。

10発のミサイルが日本に着弾した。
「迂闊な月曜日」と呼ばれる大事件だ。
奇跡的に1人の犠牲者も出さなかった為、
人々は次第に危機意識を失っていった。
その後も、何も変化しない日本社会に、
滝沢朗は社会に疎外された若者たちと、
共に立ち向かっていく事になる。

神山監督自身が語っています、
テーマに対してある種の敗北感を感じていると。
{netabare}メインテーマ「この国を覆う空気と戦う」、
社会に蔓延するシラけた空気であり閉塞感である。
設定として万能携帯と100億円が支給され、
12人強制参加のセレソンゲームが始まるわけです。{/netabare}
それぞれのやり方で日本を変えてみせよと。

いきなり総評で申し訳ないですが、
{netabare}通常では物語の基本設定に沿って、
キャラは配置されると考えますが、
演者として本来演じるべき役割をまっとうせず、
その為、物語は一向に始まらず収まらずで、
混沌とした印象を残して終わりを告げます。{/netabare}
素晴らしい題材だと思いますが、
社会を変革するのは容易ではないですね。

さて皆様の感想や如何に。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 73

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

とにかく良いです!おすすめ!でも劇場版も見るのを前提でね!

この作品が思ったよりも評価されていないのは、TVシリーズでちゃんと完結せずに、劇場版Ⅰ・Ⅱにて完結するといった商業的手法を取ってしまったが為だと思っています。
それがなかったら、もっと高評価をつけられている作品だと思いますし、個人的にも大切にしたいアニメ作品のひとつです。
上記のことを踏まえてレビューしてみました。必ず劇場版まで見ることを強くおすすめします。

物語は簡単に言うと、100億円を与えるからセレソン(選ばれし者)となって世界を救えという話なのです~
主人公こと滝沢は、その他11人のセレソンと共にセレソンゲームに挑んでいのです~特殊な携帯電話(ノブレス携帯)を携えて・・・

このアニメの良いところは、斬新でセンスの良い単語とここ何年かで話題になっているリアルな話題(ニート・テロetc)をうまく融合させている所と、「迂闊な月曜日」等の事件の背景がしっかりしていて、ストーリーが進むにつれて謎が解けていく展開に惹かれていきます!
また、明るく前向きな性格の滝沢の不思議な魅力に徐々に惹かれていくヒロインの森美 咲や、咲の友人でもある『東のエデン』メンバー達との関係がさらに物語を面白くしていきます。

最後に個人的なおすすめ!それは音楽です。
OP曲「FALLING DOWN」OASIS も良いですが~

ED曲「futuristic imagination」を歌っている『school food punishment』っていうバンドがかなり気に入ってしまいました。
かっこ良い高クオリティの楽曲とスピード感のある、女性ボーカルのロックバンドです。
こんな感じの音楽が好きな人はぜひ聴いてみてください。
アルバム『amp-reflection』おすすめでよ~

投稿 : 2024/11/09
♥ : 69

84.8 2 近未来でノイタミナなアニメランキング2位
PSYCHO-PASS サイコパス2(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2438)
13707人が棚に入れました
システムが正義を下し、銃が人を裁く近未来。
銃の射手として犯罪者を追う刑事たち。
システムを逸脱する犯罪に直面したとき、果たして──

人間の心理状態や性格的傾向を計測し、数値化できるようになった近未来。人々はこの測定値を「PSYCHO-PASS (サイコパス)」の俗称で呼び、その数値を指標として「良き人生」をおくろうと躍起になっていた。

犯罪も数値によって対処される。厚生省公安局の刑事たちは、高い犯罪係数を持ち犯罪者の心理に迫る猟犬「執行官」と冷静な判断力で執行官を指揮するエリート「監視官」がチームを組み、包括的生涯福祉支援システム「シビュラシステム」によって解析された犯罪に関する数値「犯罪係数」をもとに、都市の治安を守る。彼らは、数値が規定値を超えた罪を犯す危険性のある犯罪者「潜在犯」を追い、「犯罪係数」を瞬時に測定し断罪する銃「ドミネーター」で執行するのである。

「犯罪係数」が正確に解析できない「免罪体質者」槙島聖護の事件を経て、刑事として成長し、シビュラシステムの真実を知るに至った監視官の常守朱は、人間性と法秩序を信じながらもシステムに従い、新たな刑事課一係を率いて日々犯罪に立ち向かっていた。

システムを揺るがす怪物が、すぐ目の前まで忍び寄っていることを知らずに──

声優・キャラクター
花澤香菜、野島健児、佐倉綾音、藤原啓治、櫻井孝宏、伊藤静、沢城みゆき、浅野真澄、井上麻里奈、木村良平

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

たくましくどこまでもクリアな常守朱

サイコパス2。
常守朱ちゃんたくましくなったヽ(*´∪`*)ノ"

が、やはり話が難しい。
私の頭には?だらけです。

私が1番好き(気になる)のが
サイコパス2の雛河翔くん★Vo櫻井孝宏さん
台詞少ないけど存在自体がタイプですっw

ついでに言うと、鹿矛囲桐斗★Vo木村良平さん
も見た目が結構タイプっw

でも、雛河くんて櫻井さんが担当ってことはなにか重要なキャラだったり
しないのかな〜とか勝手に毎週思ってます。(思ってました)
あと常守のことをお姉ちゃんて呼ぶのなんでだろ?


サイコパス2ではだいぶ血を流したなぁって思いました。
人がたくさん死んでしまいした。
なかなかグロイのでやはりグロ苦手な方にはオススメできません;;

10話で幻覚(?)の狡噛さんでてきて常守と会話後
負けるなよって常守の頭パシッてしたシーンよかったな♡
(妄想か幻覚の類いだけどっw)


正直1度じゃ私は内容がちゃんと理解できなかったけど
それでもサイコパスって作品は好きなので
劇場版も観ましたd(・ω・●)☆


相変わらず主題歌いいね♡お気に入りです!!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 60
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

新生公安一係

人の個性、感情などを完全に数値化した世界で
執行官(犯罪計数が高く犯人逮捕にのみ世間と関われる者)と
監視官(執行官を監視するもの)がチームとなって事件を解決していくストーリー。
本作は1期から一年半後からのスタート。


今期のストーリー物の本命はコレ。
秋のラインナップを見る限り、他に奥深さを持つ対抗作品も無さそう…かな。
音楽も相変わらず良いし非常に楽しみな超期待作。

あれから一年半の歳月が過ぎ、朱は狡噛イズムを継承し更に成長しているようです。
凛然とし観察力&プロファイル力もUP。デコポン撃った後はかなり決まってました。
シビュラ頼りではなく自分で考えて行動する逞しさも持ち、今や公安のエースです。

王陵事件で親友を殺され涙した霜月ちゃんも立派な社会人。
あの後、色々と決意しここに至っている事が伺えます。
「先輩は間違っている!」
彼女なりの経験から導き出された正義が朱とぶつかっていきそうです。

他にも「訳」と「一癖」をもってそうな二人の新たな執行官が加わった
公安一係の活躍が楽しみです。


注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話感想{netabare}
「表」の事件は朱の判断もあり犯人確保で決着。
さり気なくドミネータの3形態を紹介していたり、
執行官を一係では人として扱い、二係では駒として扱い対比させたりして
導入としては上手い見せ方でした。
冒頭がクスリのCMでしたから今期は薬絡みなのかな?というのも予感させます。

そして成長した朱の裏の裏を突く新たな知能犯、鹿矛囲桐斗の登場で
物語に深みある期待感が漂っています。
どうやら数値以外も完全コピーするヘルメットの強化版の様なものを持っている様子。
うーん、強敵要素満載ですね。
公安一係との戦いを予想を交えながら観て行きたいと思います。
{/netabare}

【予想】メッセージ「VVC?」の第一印象{netabare}
パッと見てトイレ?とか思ったけどね。(笑)
反転や鏡面で見ても何も無さそうです。
最後の「私という色を問う私自身の戦い」
と言う台詞通り、色に関係してそうなんですけどね。
何色にも染まる白色「WhiteColor?」なのか、
WはどうもVが重なったような書き方なので「ViVid Color?」
お前の原色は何だ?と言う問いになってるとか、そういう感じかな。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
捜査を進める公安だが次第に深まる謎や違和感。
朧気に共犯者の影にも気付く朱達はホロに隠れた透明人間を見つけられるのか…?

しかし今回のトリックはヘルメット以上の難物ですね。
鹿矛囲はどうやって喜汰沢に近づきどうやって色相を戻したのか?
ホロコーティングで人やカメラの目を騙してよしんば侵入できたとしても
他人の色相変える能力は何だろう?催眠術くらいじゃ無理だろうし…。
またシビュラが欲しがりそうな人材ですね。

喜汰沢は折角前回助かったのに…いや助けてもらったのに結局エリミネーターの餌食。
鹿矛囲は必死に喜汰沢を逃がそうとして叶わず朱を恨んでたみたいだけど
逆恨みじゃん。
お前が余計な手を出さなきゃ少なくとも生きてたし
時間かかっても回復に向かっただろうに…。

今の所、鹿矛囲なりの正義の形が見えないのでこんな感想になってますが
1話の事件起こした時から既に色々あるんでしょうね。
彼の目的が見えてくればガラリと様相が変わりそうなので期待しています。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
悪魔の証明=『全く無い』事を証明するのは非常に困難の意。
朱たちは手掛かりを求め奔走するが未だ不明のまま鹿矛囲の存在だけが大きくなる。

鹿矛囲のマッドぶりが怖い。酒々井さんも可哀想に…。
青柳さんも含め今期序盤は二係にとっては試練ですね。
そのうち一係にも降ってきそうですが。

一期で逃亡した執行官は撃たれてたんですね。
公安の内情も知っているし、もう少し深く関わるかと予想してたんですが
意外とあっさり退場の様です。

雑賀さんは隠遁生活かと思ってたら変人施設に収容されてました。
でも意外と快適そうですが。
地味ですけど知的な言葉のやり取りは面白かっです。
自身への問いを敢えて投げかけ確かめている感じのする朱も
彼女らしくて聞き応えあるシーンでした。

鹿矛囲の目的が未だ判らず不気味さがじわじわと広がりを見せていて興味深い展開です。


予想の方は細かなヒントはあるもののまだ範囲が広く
『鹿矛囲は実は居ない(人じゃない)説』、『東金と繋がってる説』
等々、ぐるぐる巡っています。
『鹿矛囲=逃亡執行官説』もあったんですけど今回で可能性低くなりましたかね。
「WC?」=WhatColor?にも更に深い意味が隠されていそうな気もします。
もう少し整理がつき、絞れたらここにも書こうかなと思いますが
予断を許さぬ展開で隙がないんですよね。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
「監視官をドミネーターで裁けるのか?」を意図とした鹿矛囲の実験が成功。
まるで犯罪計数養成ゲージと成ったメンタルケア施設での結末は見るも無惨。

前半のドローンどうのこうのってのは中に酒々井さん入れて運んだって事かな?
別の用途もあるのかな?

直接描かれてはいないけど青柳さんと会話していた薬剤師くんが鹿矛囲のホロでしょう。
青柳さんが撃たれるのをしっかりとその目で確認した鹿矛囲の思うがままの事件。
何れは朱や公安、その先のシビュラにも牙が向きそうです。

でも、シビュラの意志(ドミネーターの判断)を無視してまで
市民を守り正義を執行しようとした青柳さんの刑事魂は天晴れでした。
結果として何一つ叶わなかったのが哀れで悔し過ぎますが…。
シビュラの判断のままその市民にまで引き金を引いた三係の執行と対照的で
どちらが正義なのか印象に残る事件でした。

その構図は一係の朱と霜月にも投影されていて、
何れはコチラも交錯しそうな匂いが強くなってきました。
霜月の銃口の向く先にも注目しないといけなくなりそうです。

1話の冒頭が『ラクーゼ』という薬のCMだったので今期は薬が絡むなとは思いましたが、
『Uストレス欠乏症』と言うのが物語の底にある様です。
自分の色を抑えてまでシビュラの社会に合わせる必要があるのか?
1期と似たような命題が突きつけられています。

※小メモ:鹿矛囲ホロの区別は雛河クンor水場近くでのノイズ
{/netabare}

※5話感想{netabare}
またしても鹿矛囲による公安を狙った罠が仕掛けられ
朱達が埠頭に集まった時、無人の軍事ドローンが暴走を始める。

雑賀さんがいつの間にやら分析官に召集されていました。
優秀で向いていそうなので活躍して行きそう。
おじさん不足だったし好きなキャラでもあるので結構嬉しい人事。

若さ故もあるんだろうけど霜月さんは相変わらずとんがっていて痛い。
禾生さんの「あれは食われるな」には即同意してしまいました。
近々やらかすでしょうね…。
1期からの流れを見ると買える所もあったはずなんだけど
一人空回りしてどんどん株が下がってしまってます。
公安への志望動機も王稜事件の後、正義に目覚めたんじゃないかと想像してたけど
六合塚さんへの憧れの方が強いのかも。

鹿矛囲の方はどうやらシビュラと昔関わりがあった模様。
正確にはシビュラの内の一人との関わりかな?
今回禾生さんに降りてきた人物とは旧知の仲な雰囲気でした。
個人的に引っかかっているのは
【予想】{netabare}ホロ元の少女(染水槇)が亡くなった15年前の飛行機事故。{/netabare}
ここで関わったんじゃないかと思っています。
埠頭にあった皮膚や臓器、手足も気になります。
ホロだけでなく人を作ろうとでもしてたのかな?
増田議員は作品なのかな?謎が深まります。

そして東金さん…朱の事を良く見てるな…とは思ったけどここまでとは。
犯罪係数レコードホルダーだっただけの事はありますねやはり普通じゃない。
写真は東金少年と祖母? 
赤ペンチェックしてたけど朱と目元口元とか似てるのかな? 
こちらの謎も深まります。

祖母といえば気がかりはのが朱の祖母。
朱の色相を濁らすのに利用され巻き込まれやしないかハラハラしています。
まぁ次回は朱本人がピンチなのですけどね。
{/netabare}

5話時点で色々と【予想】{netabare}
3話感想で少し触れましたが、
ここまでで私の中で出ている説や疑問を書き留めると共に簡単に紹介しておきます。

『鹿矛囲はいない(人じゃ無い)説』
鹿矛囲自体がホロや機械人形で犯人は別の所にいるのではないか?
という疑念があったのですが、涙や血の描写も出てきたので
少なくとも「中の人」はいる模様。
酒々井さんの眼を奪ったり埠頭に生体標本があったりするので
色々な人間のパーツの継ぎ接ぎで構成された者なのかも。

『鹿矛囲=逃亡執行官説』
公安の内情に明るいですし1期で逃亡した執行官が犯人なのかと疑いましたが、
3話で撃たれた事が判明し可能性は低くなりました。
青柳さんも鹿矛囲とグルって事は無さそうですし、
情をかけて引き金を引かずに逃がしたとなれば色相濁るのでそれも無さそうです。
あるとすれば青柳さんや検死、シビュラの目を完全に欺いたという事になるけど
ハードル高すぎる。

『鹿矛囲は東金と繋がってる説』
元セラピスト、親族が薬品会社経営、過去最高の犯罪係数と怪しさの三拍子が揃い、
5話では朱のストーカーなのも判明。
鹿矛囲の協力者や寧ろこちらが本当の黒幕の可能性もあります。
4話まではこの線が一番怪しく思えていました…が、
5話があからさまだっので直感的にはミスリードっぽく見えていて、
東金の本意は朱を守ろうとしている様に思えて来ています。
祖母か狡噛の絡みで『朱と繋がってる説』が生まれつつあります。
ただ「朔夜」という名前ですし月と太陽が表裏一体…つまりは二重人格で
裏の顔が鹿矛囲と繋がっている可能性はあると思います。

『飛行機事故怨恨説』
最初の事件のホロ元の少女(染水槇)が亡くなった15年前の事故が絡んでいる説。
鹿矛囲は事故の生き残り(顔の傷はその事故のものかも)または遺族で
飛行機を落とした犯人が今のシビュラを担う一人になっているとか、
乗客の中にシビュラのめぼしい人物がいて飛行機を落として手に入れようとして巻き込まれ
それに対して復讐しようとしている。
鹿矛囲が作るホロの元は全員乗客だった者かも。
怨恨ではなくとも
この事故が鹿矛囲、東金、シビュラの接点や引き金、起点の様なものになってはいそうです。

『名前から予想』
1期も「常守朱=サイコパスが平常を守りレッドゾーンに行かない」
「槙島(maximum:最大の)『聖護』」等、名前遊びがあった様に思うのでその観点から。
「鹿矛囲」にはシビュラの目をかい潜る神の衣、
「朔夜」には光と闇の二面性の意があるような気がしていますが他にも
今回、鹿矛囲の周りで目に付くのが『水』に関わる名前。
監視官の酒々井水絵やホロ元の染水、爆弾魔の喜汰沢も。
増田議員は無理あるけど「水増」や「水田」でなんとなく連想…。(笑)
今後、二係の蓮池クンや一係では雛河クンが鹿矛囲に関係してくるやも!?
『WC?』もWater Cleanup(水を浄化)みたいな意味もかかっているのかも。
公園にも増田の講演会場にも噴水があり、
メンタルケア施設にも池があり、下水道も埠頭も水場なんですよね。
強引な気はするけど無色透明なこの『水』をちょっと気にかけています。

『鹿矛囲複数説』
「鹿矛囲とは個人名ではなく神の衣(カムイ)を纏った者達の総称」なのでは?という考え。
鹿矛囲とは飛行機事故の被害者や遺族達が作った組織で有能な者が知識を共有する集団。
シビュラシステムに対して言うならカムイシステム。
シビュラの実行隊長が禾生さんならカムイは桐斗。セラピストや東金もカムイの一員。
ホロや生体移植、ハッキング、心理療法等を駆使してシビュラに対抗しようとしている。

今の所考えつくのはこんな感じかな。
まだ色々な可能性があってコレだ!っていう太い線は掴めてないです。
ちょいちょい掠っているとは思うんですが…。
何れにしても東金がどちらに転ぶかによって風景が大きく変わりそうです。
後は六合塚の親友リナやレジスタンスの動向が絡む余地があるのかな?って事と
朧気ながら朱がもう一人出て来そうな気がしてるんですけどね。
6話以降もどうなるのか楽しみつつまた何かあれば予想していこうと思います。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
三係に大きな犠牲を出しつつもチームワークと朱の活躍で生き残った一係。
鹿矛囲との対面を果たすが捕らえられず、未だ主導権は鹿矛囲に。

また死者が出るだろうな…と思っていましたが案の定。
三係はほぼ全滅。(パラライザで撃たれた奴は生きてる?)
前回に続き無能過ぎて流石に何しに出てきてんだよ!っと言いたくなります。
まがりなりにもシビュラ判定くぐってきた筈なんですけどね。
サブキャラが屑だと物語が安っぽくなってしまいます。

一係は須郷も含めそれぞれ活躍。特に朱のアクションヒロインぶりはスゴかった。
暗黒面が見えてきた東金と
雛河クンの「おねえちゃん」発言はちょっと引っかかりますけどまぁ無事で何より。
あ、言うまでもなく霜月ちゃんは安定の無能ぶりでした。
嫌いじゃないキャラだけど流石に良い所なさ過ぎ…
みんなに当てられて覚醒する気配も今の所無いし不憫な子。

しかしながらどれもこれも鹿矛囲の想定内。
エリアストレスも折り込み済みとは恐れ入ります。
みたらし(見たら死)ラーメンはキツイ皮肉でニヤッとしてしまいました。
甘じょっぱそうですが美味しいんでしょうか?
眼は移植してた様ですし、眼帯が似合う水絵ちゃんも完全に支配下。
躊躇無く元部下を抹殺して清々しい気分になるとはね…。
『WC?』にはWorldCreate=世界の創造って意味もあるのかな。
着々とドミネータを我が物としシビュラへの一撃を企てている様で次回も気になります。
(奪われたドミネータはOFFに出来ないの?って疑問はあるのですけどね。)
{/netabare}

鹿矛囲をドミネータが認識しない理由【予想】{netabare}
①『居ない者説』
鹿矛囲は飛行機事故で死亡扱いになった人物の可能性があり、
実際は命を取り留めましたが記録上では居ない(データに無い)事になっている。

②『ツギハギ説』
酒々井の眼だけでなく多くの者(Uストレス患者含む)の部位を繋ぎ合わせているので
「個人」として認識できない。

他にもハッキングや機械人形とか禾生さんの様な複数の人物の器だとか考えられたけど
どれも穴があって没りました。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
鹿矛囲の存在が確定しその正体に迫っていく一係。

朱のおばあちゃん登場…似てて可愛い。
ドローン暴走の報には流石の朱もやや取り乱し、大切な存在なのが伝わります。
『朱←→葵』補色の関係にもあるし色相を黒くするのに関係しそうでやはり気がかりです。
今期はキャラの扱い乱暴だけどおばあちゃんに関しては人質程度で死なないで欲しいな。

事件はやはり飛行機事故と大きく関わってきました。
シビュラも噛んでいそうですし、
東金も元執行官と判り15年前に犯罪計数跳ね上がった事とも関係していそう。
諸々の予想もなかなか良い所突いていて考察の甲斐が出てきて楽しめています。
ドミネータを集めた鹿矛囲の次の行動にも注目が集まります。
{/netabare}

[番外~2期の不満を少々]{netabare}
楽しみながらも1期に比べちゃうと色々と雑で安っぽく不満な所もある2期。
ここらで不満も纏めておきます。期待の裏返しでもありますが…。

・殺戮のインフレ
殺戮や暴力は衝撃的だけど要所要所で決めて欲しい。
折角1話では民間人を巻き込まない犯行だったのに段々と無差別に。
一歩譲ってストレスケア施設は仕方なかったとしても港は完全に無意味な民間人殺戮。
鹿矛囲の訴えの正当性も弱まってしまわないか?

・霜月ちゃん貶めすぎ
1期では学生ながら勘の良さと正義感を持ち、
そして軽率な言動で友達を失った後悔もある中で意を決して監視官の道を歩み始めた彼女。
良い返事&活きた眼をしていた彼女がこんな残念なキャラになるとは
信じられないし信じたくない。
そりゃ鼻っ柱は強かったけど良い娘だったんだよ!?
既に時遅しなんだけどそれでも覚醒して欲しいキャラです。

・二係、三係無能すぎ(青柳以外)
監視官も執行官もシビュラ判定で適正がないと成れない筈なんですが心身共に脆弱すぎる。
安物のアクション映画みたいになるので大概にして欲しい。
散るなら散るで気骨が見えないと意味がない。
1期はサブキャラも含め有能な者同士の凌ぎ合いでハラハラさせ
作品を高尚なものに引き上げてたのですけどね…。

・多くの臓器移植はサイコパス移植に等しい?
シビュラ判定は思考とその傾向から判定してる…つまり脳を見ているので
他の臓器は関係ない筈なんだけどね。
泉宮寺も全身機械に変わってたけど数値はちゃんと反映されていたし。
移植は一応自分でも予想してたけど、この辺の事は引っかかってて腑に落ちなかった点。
もう一押し説得力ある描写が欲しいです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ついに鹿矛囲の透明人間化の謎に到達、そしてシビュラと東金の関係も…。

鹿矛囲のツギハギには注目してたけど
まさか脳7人分、体をを184人分とは恐れ入りました。
医療の進歩と言っても生きているのが不思議で怖い。
でも多脳移植以外では辻褄合わないなと思っていたのでその点はまぁ納得。
それにしても増田達の替え玉が密入国した者ってのは、もの凄い裏技。
でも宜野座の言う通りなぜなんだろう?
鹿矛囲に心酔する要素が無いし日本語も堪能ではない筈なのに…。
脳の部位を用途に合わせて組み合わせて移植しているのかな?

5話で禾生さんに降臨したのが東金ママでしたか。
老けてるから祖母とか言っちゃってましたが…。
これで一気に繋がって来ました。
交通分野で成果を上げていたパノプティコンに取って代わる為に
シビュラが干渉し飛行機の墜落も巻き起こしていたのでしょうね。

霜月ちゃんは今回、彼女なりにいい仕事してたんですがね。
脳移植技術はシビュラの種の一つですから…パンドラの箱開けちゃいましたね。
次回は彼女が墜落してしまう様です…。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
シビュラの秘密を受け入れた霜月。
霜月をも取り込んだシビュラとその申し子東金は
朱を黒く染めようと動き出す、鹿矛囲を葬るために。
一方、鹿矛囲は「地獄の季節」を黙認した役人達を粛正し、いよいよ対決の時が近づく。

東金は完全に暗黒化。出自の謎も大分明らかになってきました。
東金ママとは血縁関係では無い感じかな?生みの親なのは確かですが…。

そして、やはり気がかりだったおばあちゃんが…。
無事…とは言え無くなってしまいましたが解放を願ってやまない気持ちです。
親友を目の前で殺されても色相が変わらなかった朱が
この件で変わるのか疑問もありますが興味も高まってきました。
今回の拉致、東金が鹿矛囲側に情報リークして起こさせたと思いましたが
「朱を試したい」東金と桑島の共謀の様です。
鹿矛囲と桑島では朱に対する考えが違うようですが
桑島と通して間接的には東金も鹿矛囲と繋がりがある事が判り、もう一波乱ありそうです。

霜月ちゃん、色相が濁るかと思ったけど
良いのか悪いのか全てを受け入れ抵抗せず流されてしまいました。
シビュラの元で育った世代ですからね、ゆとりならぬシビュラ世代と言うことでしょうか。
ここまで自分の意志・自我を捨てられたら大した者かも。
感情的で尖った性格の割には…っと、オカシくも感じましたが
全てに於いてシビュラ絶対主義者なら言いなりもありえるのかな。
(1期の彼女の印象とは違ってきていますが…)
それでも朱のおばあちゃんを助けられる可能性があるとすれば彼女なので
覚醒を期待してしまいます。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
東金の魔の手により黒く染まり掛かる朱だったが
彼女の経験や信念、心で息吹く狡噛の存在により回避。
思考を巡らせ辿り着いた結論へ向かい歩み出す。

懸念だったおばあちゃんが…ううっ。
何かのトリックであって欲しいけどそれは無理な様子。
2期の殺伐とした雰囲気の中、ここだけはホッとした展開になって欲しかったんだけどな…。

そんな状況でも自分を保ち己で考え動く朱がカッコ良く
悟りを開いた全能感すら感じてしまいます。もう狡噛さん越えてる!?
全てを見通し独りでシビュラに問いかける存在にまで成長するとは!
…まぁ、やりすぎな気もするけどね。

朱、鹿矛囲、東金と三つ巴の状況で気になる佳境へ向かっています。
あぁ霜月ちゃんが蚊帳の外すぎる。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
いよいよ審判の時。
シュビラは集合体である鹿矛囲、そして己自身の存在を認識する事となる。

自分自身が消える事も含め鹿矛囲の計画通りという感じの幕引き。
184人の生きた証・生き様を感じる事もできましたが、
無駄な血が多く流れ過ぎていて大義が薄く同情は出来ないです。
「地獄の季節」の役人の粛正と公安の数名の犠牲は仕方ないとしても
一般人をターゲットにした殺戮は過剰。
これだけの計画遂行能力があるなら被害を少なくする事も出来た筈。
人の命を大切にする努力の跡や描写があれば彼の死にも感動でき
余韻に浸れた気がするだけに勿体無く思います。
殺戮の衝撃を入れたいあまり、人の心の琴線に触れるのを放棄してしまった様です。
感激より刺激を優先したツケが最後に回ってきたという所でしょうか。

また、鹿矛囲が東金美沙子を撃った所も少し違和感がありました。
ココで引き金を引けたのはシビュラ自身が「集合的サイコパス」を認めたからで
東金美沙子個人を裁いた訳ではない(個人は免罪体質者)のだけど、
「これがお前の色か、東金美沙子」など台詞や言動が個人を裁いた様に見えました。

東金に関しては自身も暗黒に染まり
知的で有能な部下から愚直なマザコン殺人鬼への墜ちぶりが衝撃と共に描けていたと思います。
憎たらしさ満点で許しがたい存在という役割を十二分に果たしていました。

朱は後半から特にスーパーウーマンぶりに拍車が掛かり過ぎていて
(考えて行動できる)人間代表というキャラの位置を飛び越え全能なる審判者の様に。
最終話でも全てお見通しで体術でも東金を圧倒(2話でその体術に朱自身が驚いた相手)
狡噛が居ない分、全てを背負わされてしまっておかしな事に。
アクションなら宜野座や六合塚、知識なら唐之杜や雑賀など一係のメンバーで
負担し合うべきだったと思います。
朱だけが打って投げて守って大活躍で他メンバーが外野で見せ場も無いのでは不満も残ります。
(唯一雑賀はキャッチャーしてましたが)
一期では素晴らしかったチームワークが薄れていたのは残念です。

(考えない人間代表の)霜月さんへの不満の詳細は既出なので省略しますが
一期には確かにあった意志や個性が見る影もなく…
彼女はシビュラに流されて公安を選んだ訳ではなく、己の意志でこの道を選んだ筈なのに。
最後にフラグめいたものも立ち【予想】{netabare}いずれは大好きな六合塚さんに殺されそう{/netabare}な気がします。

邪魔者が全て消え、後腐れのない終わりでしたので改めて3期を楽しみにしようと思います。
{/netabare}

【総評】
内容的なものは毎話感想に書いてしまったので割愛。
鹿矛囲の正体を中心に予想を絡め1クールで観られるサスペンスとしては楽しめましたが、
サイコパスのファンである自分としては不満も残る内容でした。

映像作品に関しては「2」は「1」を越えないのは宿命なのでしょうけど
もう少しやれた様に思いますし、
前作のキャラを過分にイジってしまうと(朱は昇華させ過ぎ、霜月貶め過ぎ)
前作にもキズが付くのでもう少し初期設定を大切にして欲しかったです。
まぁ、過剰に期待しなければ楽しめる出来ではありますが
サイコパスが好きなら期待してしまいますよね…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 59
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

常守 朱 覚醒

全11話

PSYCHO-PASSの2期です。1期から観ることをオススメします。

シビラシステムという人々を数値化し管理するシステムが支配されている近未来、「犯罪係数」といわれる数値の規定値を超えたものを犯罪者として取り締まる公安刑事一課のメンバーを描く作品です。

1期で公安刑事一課の新人だった常守 朱が、この2期では独り立ちして、しっかりしていましたね。

1期もそうでしたが、2期でもこの世界の矛盾を突き詰めていくお話です。

映画版のつなぎような印象がありました。{netabare}(劇場版に出てくるか分かりませんが、狡噛 慎也が出ていない時点でそう思いました){/netabare}

でも、予想できない展開もあって面白かったですね。

話数も1期(22話)と違い1クール弱だったので速かった印象ですが、飽きることなく最後まで観れましたのでちょうど良かったのかもしれません。

1期と同様凄惨なシーンが多々ありますので苦手な方は注意して視聴してくださいね。

OP/ED は1期同様、凛として時雨・EGOISTが担当してます。この世界にピッタリの曲です。

最後に、声優の榊原良子さんが出演されています。私の大好きな作品の一つである銀河英雄伝説に出演されているので、キャラは全然違いますがw 嬉しいですね^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55

71.6 3 近未来でノイタミナなアニメランキング3位
NO.6 ナンバーシックス(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (1085)
5998人が棚に入れました
2013年、理想都市『NO.6』に住む紫苑は、9月7日が12回目の誕生日であった。だが、その日は同時に彼の運命を変える日でもあった。ふとしたことから、『矯正施設』から抜け出してきた謎の少年、ネズミと出会う。彼を介抱してあげた紫苑だが、それが治安局にばれてしまい、NO.6の高級住宅街『クロノス』から『ロストタウン』へと追いやられてしまう。それから4年、謎の事件をきっかけに彼は様々な事件に巻き込まれ、いろいろな人々と出会う。そして、理想都市が成り立っている裏側にある現実・『理想都市 NO.6』の隠された本質と意図を知っていく・・・。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

外部から内容を補完しないと感動できないって・・・(>o<")

■NO.6ってどんなアニメ(*゚・゚)ンッ?
「NO.6」ってなんの事だろう・・・っと思いつつ見始めました!
ジャンル的には近未来SFという事でしたね♪
そして背景はというと、世界が荒廃した後に、人類は6つの理想都市でやむなく生活することになったのです。
そんな6番目の都市「NO.6」では住民を完全管理して住民に安全で不自由のない生活を与える反面、少しでも疑問を持った住民に対しては非人道的な処置を行うような裏の顔を持った都市でもあったのです。
そんな管理社会に疑問をもったNO.6の外に住む住民とNO.6の治安局との対立と、殺人蜂の事件から愛するものを守るために立ち向かう主人公のシオンと、NO.6に憎悪の念を向けるネズミという少年との出会いからお互いに変化する心情を描いた壮大な世界観の物語なのです♪
 
 
■前半までみた感想なのですよ(*^o^*)
1話はプロローグって感じなので、2話でいきなり4年後のお話になっちゃうので本格的な本編はここからですね(>o<")
なので、1話で切ってしまうというのはやめたほうが良いような気がします♪
 
印象的には近未来SFという事で、設定自体はありふれている感じですよね♪
なので、力で押さえつける社会に立ち向かう構図に「またかっ!」って思う人もいるかもしれませんけど、アタシσ(゚-^*)は嫌いじゃないですし、ベタとも言う設定の中でどれだけの個性を表現できるかに注目していきたいと思っています♪
 
そしてこの作品でよく耳にする「BL」やら「ホモ」についてはまったく当てはまらないと思います!
もともとアタシσ(゚-^*)自身が「BL」苦手なので、この作品を後回しにしていた原因だったのですけど、いざ見始めたら何てことはありませんでしたよ♪
シオンとネズミの出会いが、お互い自分では今まで気付いてなかったけど、心の奥底で求めている物を持ってると感じたから惹かれあって、それが「性的な愛」ではなくって「家族愛」的な感情だったのではないかと思いました。
なのでそんな愛を表現した描写がちょっとそれっぽく感じられるのかもしれませんけどね♪
*** 追記 start ***
って思ったのですけど・・・最終回を観て前言撤回です♪
キスシーンの手の添え方は・・・ゾクッと鳥肌が・・・私的にアウトー!!でしたΣ( ̄ロ ̄lll)
*** 追記 end ***
 
とにかく、ちょっとダークで壮大な世界観と、その中で自らの運命に抗うように行動を起こすシオン達の心理描写が丁寧に描かれている印象なので、後半に向けての展開にも大いに期待が持てますね♪
 
ネズミが「シェイクルピア」の『マクベス』が好きだっていう設定もちょこっと注目してみたいです♪
宿命の名の下に自らの野心と罪を正当化して、責任を免れようとしたマクベスの弱さから、自ら悲劇を招いたような内容の物語なので、ネズミがどのように感じて好きになったのかも何気なく注目していこうと思ってます♪
 
後半に向けて、殺人蜂の謎が何なのか、サフちゃんはどうなるのか、そしてシオンとネズミの関係は今後どのような方向に向かっていくのか、見所が多いだけに楽しみですね♪
 
 
■総評(最終回を観終えて♪)
作品としても・・・物語としても・・・残念な結末になっちゃいまいたね(>o<")
全体的に感じた印象は自ら課した壮大な世界観や設定を生かしきれずに終わってしまった感じです!
そもそも、1クールで纏められる内容ではなかったって事でしょうね。
特に最終回を見終わって、(゚Д゚) ハア??って思ったので、色々内容を見直し補完した上でもう一度最終回を見直しました∑(; ̄□ ̄A アセアセ
その上で、パチッ☆-(^ー'*)bナルホドそういうことかって、やっとジーンと感じることができました!
 
この作品の肝でもある、『ネズミ』と『森の民』と『エクステリア』と『NO.6』の関係や、と『サフちゃん』と『エクステリア』の間で結ばれた約束など・・・その他たくさんの大切な部分の描写がごっそり抜けているような気がします!!
それと、シオンとネズミの関係も、最後の結末に行き着くまでのプロセスでそんなに力をいれて描く必要があったのかも疑問です、微BL臭と言う中途半端な描写をするならもっとクローズアップするところがあるでしょって“(`(エ)´)ノ彡☆ プンプン!!しちゃいました!!
途中まではよかっただけに・・・あぁ~もったいないって印象です♪
 
それと、原作は読んでないですけど、おそらくこの作品は原作小説で楽しむべきなんだと悟っちゃいましたw
原作小説を読んだことのある人のレビューを読んでみたいですね(>o<")
 
 
■MUSIC
OP曲『Spell』
 歌:LAMA
 ナンバーガール・SUPERCARを知ってる人には嬉しい曲ですね。
 シンセの音色が心地よいオルタナ・ロックでこの曲を聴いてNO.6を観る決意をしましたw
 
ED曲『六等星の夜』
 歌:Aimer
 Aimerさんって1st singleがこの曲だったのですね♪
 ちょっとハスキーなボイスが切なさを感じさせるしっとりしたナンバーです♪
 
2011.09.04・第一の手記
2011.09.17・第二の手記(追記:総評/MUSIC)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 61
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

微腐(65点)

全11話。
近未来小説原作。原作未読。

個人的満足点:65点
アニメ系統:世界系SF(微腐w)

NO6という近未来都市で物語りは展開する。
正直レビューの仕方に困る作品。
基本、序盤に伏線をばら撒きながら
徐々に回収していくスタイル。

話自体もシリアス調で個人的には好みなのだが
所々で親密な男の友情(微腐)が入るw
これって必要なのかなと少々疑問はある。

それでも中盤から終盤にかけ徐々に謎があかされていき
物語の盛り上げ方は良かったと思う。
ただし、最後が駆け足ですぎさった。
何だか謎も謎のまま終わってしまった部分もあり
伏線を回収しきれていない印象。
こういう物語はきっちり回収してくれないと
不完全燃焼で終わってしまうのでもったいない。
最後の閉め方もおいおいおいと突っ込みたくなった。
世界観など好みだっただけに残念で仕方ない。

映像、音楽はなかなかよかったように思う。
個人的にはED曲「六等星の夜」が好み。
しっとりとした曲調が良かった。

素材、絵、音楽、展開となかなかの物だっただけに
残念な印象になってしまった。
原作はもっと面白いのかな?
原作既読者のご意見も聞いてみたいものだ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

「微腐」という新語が生まれた記念すべき作品。



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以下、これまでの感想。
ネタバレが含まれる場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
近未来都市NO.6には何か隠されているようだ。
まだまだ謎だらけ。
こういう世界は個人的には好きだが
物語の展開しだいでどうにでも化ける。
いい方向に化けてくれればと思う。

作画はすごく綺麗。
幻想的で美しい描写がよかった。

個人的にはこの先の展開に期待。


2話視聴。
展開が早い。
これは、おもしろそうだ。
かなりシリアス欝な展開になりそう。
好物の気配がする。
来週にも期待せざるを得ない。


3話視聴。
ぐっと盛り上がってきた。
これからNo6の謎に迫るのかな。
こういうシリアスな話はいいねえ。
来週にも期待。


4話視聴。
少し西ブロックがどういうところか見えた。
そして、NO.6と繋がりがある人物も。
表と裏といった感じか。
NO.6の裏側が気になるね。

しかし、紫苑にイライラするわw
何でこんなにイライラするんだろうか。

5話視聴。
色んな意味でドキドキしたw
これBLではないと思うのだが
所々BL臭が香るw
そして、サフが急にからんできた。
ただの幼馴染だと思っていたのだが
話の根底にかかわってくるのか?
まだまだ謎がいっぱいだが、先が気になる。

6話視聴。
否な予感が的中した。
NO6恐るべし。
そして、ネズミがとる行動は?
理想を追いかけるシオンと現実に生きるネズミ。
そんな構図になってきたのか?
なかなか盛り上がってきた。

7話視聴。
腐腐腐
何という腐な展開w
でも意外と否な感じはしない。
熱い友情ものに近いからか?
紫苑とネズミの想いがぐっと近づいた感じ。
いい感じで盛り上がってまいりました。
来週も楽しみ。

8話視聴。
いよいよ核心に迫ってきた。
まだまだ謎は多いがNO6の本当の姿が少しずつ見えてきた。
紫苑とネズミの行動から目が離せなくなってきた。

9話視聴。
人間狩りがすごかった。
NO6のやり方がえげつない。
しかしながら、矯正施設へ潜入。
果たして、2人の運命は。
そしてサヌはどうなったのか?
残り2話最後の盛り上がりに期待。

10話視聴。
緊迫した展開。
潜入に成功した2人。
紫苑に異変。
そして、サフとついに。
来週で最後。
どんな結末になるのか。
何か色々謎のまま終わってしまいそうな気がしないでもない。

11話視聴。
なんだか無理矢理終わらされた感じ。
しかも最後この鬱な展開とwktkしてたのに拍子抜けした。
なんだか勿体無い印象だけ残して終わっていったなあ。
そういえばCの時もこんな感覚だった気がする。
11話ってやっぱりきついんじゃね?
なぜ11話にこだわるのか謎だわ。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

理想が生み出す権力社会に捕らわれた女王蜂を解放するために

2003年から刊行されている、あさのあつこ氏による
近未来SF小説が原作だが未読で、ほとんど予備知識ゼロの視聴だった。

理想都市「No,6」に住んでいた男の子、紫苑が主人公。
2013年、12歳の誕生日を迎えた彼の家に、
矯正施設から逃亡してきた謎の少年・ネズミが侵入。
何の疑いもなく匿い、撃たれた怪我の応急処置をしてやる紫苑と
人間不信のネズミの運命的な出会いから始まり、2話からは4年後の話に飛び、
早いテンポで進みながら、理想都市の裏側に隠された現実が暴かれ、
2人それぞれの目的のため、物語は壮大なスケールへと展開していく。

1話、2話のスピード感と迫力あるシーンにすぐ惹き込まれ、
天然で、天使のような優しさを持つ甘ちゃんな秀才の紫苑よりも、
自然児的な敏捷性と賢さを持つ謎めいたネズミの
生き延びようとする強烈なエネルギーの魅力に
結局最後まで引っ張られたという感じ。

この作品のテーマとして、理想を追求するがゆえの権力社会が生み出す
歪みへの反発と、白か黒か、敵か味方か、壁の内側か外側かという
二者択一的な考えでなく、第3の選択肢もあるという提案、
そして生きていくことへの讃美が感じられた。

第3の選択というのは男か女か、恋愛か友情か、という2分割じゃなく
性別を越えた人間愛と表現したら近いかもしれない感情が
紫苑とネズミの関係や、性別を明かされないイヌカシに見受けられたし
生きていくことへの讃美は、ネズミの言動だけでなく
紫苑が助けた赤ちゃんに込められていたと思う。

そして、No6という市に忠誠を誓わせられ、
少しでも不満を持つと不穏分子とされて排除されるシステムや、
市庁舎の屋根や床の模様が蜂の巣のようなデザインだったり
人間に寄生する蜂や、女王蜂の姿をしたエリウリアスなど
理想都市の成れの果て=権力社会は、なにかと蜂の社会に揶揄されていた。

それから、他のレビューを拝見するとBLと書かれてたりするが、
軽いキス程度でそう決め付けるのはどうなんだろう?
失いたくない大切なものの存在と、
その存在を自分の命をかけても守りたいという感情は、男同士の恋愛だとか
友情という言葉で片付けてしまえるような簡単なものじゃなく
過酷な状況に置かれた中での戦友みたいな、複雑な感情があったように思う。

でなければ{netabare}別々の道を行く{/netabare}最終回のラストシーンに
納得いかなくなってしまうからね。
そもそも、2人は最初から相反する性格だったし、目的も違っていたのだから。
親友のように同じ方向を見るのでもなく、自分にないものを持つ者同士、
相手を観察しながら驚いたり、憧れたりして惹かれていったのだし、
生活を共にすることで喜怒哀楽の様々な感情に気づいて影響しあい、
絆と信頼が深まったものの、それは恋愛感情に限りなく近いとしても、
性的な吸引力ではなかったはずだ。

ちなみに、原作者のあさのあつこ氏は5年前の雑誌『ダ・ヴィンチ』で
この作品について、「私は友情と恋愛の区別ができないからこそ濃密で独特な
感情というものを書いていきたい」とコメントしていたとのこと。

しかしながら全11話では、伏線が回収し切れていなかったり、
謎が残ったままだったり、少々ご都合主義な部分があるのも否めない。
手先の演出から伝わる心理描写や、編み棒などの細かい表現、
いいセリフもたくさんあっただけに、
最後で詰め込みすぎてしまったようなのが、とても残念だし
深く感動できなかったのはそのせいだったんだと思う。
良く言えば、視聴者にその後を想像させるような余韻ある終わり方だったけどね。
そしてAimerの唄うED「六等星の夜」がとても良かった。
原作は面白いのかもなぁと感じるので、機会があったらぜひ読んでみたい。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35

77.5 4 近未来でノイタミナなアニメランキング4位
ROBOTICS;NOTES [ロボティクスノーツ](TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1707)
8771人が棚に入れました
2019年。世界線変動率「1.048596」。フォンドロイド――通称『ポケコン』の普及により、拡張現実が身近な存在となった近未来の種子島。そんな島にある中央種子島高校『ロボット研究部』は廃部の危機に直面していた。2名しかいない部員の1人で主人公の“八汐海翔”は、こんな状況でも「ロボ部」に興味を示さず、ひたすらロボット格闘ゲームに夢中。そんな海翔を尻目に、猪突猛進のダメ部長“瀬乃宮あき穂”は「巨大ロボット完成」を目標に、目下の危機である廃部を避けるべく奮闘していた。そんなある日、海翔はひょんなことから『君島レポート』なるA.R.アノテーションを発見する。そこには君島コウという男による、世界を巻き込む陰謀の告発が記されていた。
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ゲーム原作なのに面白かったです!

原作 ゲーム 未プレイ

全22話

高校生が巨大ロボットを作り、{netabare}世界を救うお話です。 {/netabare}
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1話見た感想

八汐 海翔(やしお かいと)声 - 木村良平
高校3年生で、成績は中の下。
かなりの格闘ゲームオタクで、面倒くさがり屋。
「ガンヴァレル キルバラッドON-LINE」では世界ランク5位の実力を誇る。

瀬乃宮 あき穂(せのみや あきほ)声 - 南條愛乃
海翔の幼馴染で、空気の読めないゴーイング マイ ウェイの熱血ちゃん。外見可愛いですね。

ロボ部で、実物大ガンヴァレルを作る感じでしょうか?

一番最初で、息が白くなる冬でしょうか?
ガンヴァレルのロボットが出来て、海翔が乗り込んでいましたね。
他にも、部員が増えてたみたい。

結果が、ちょい分かっていますが、これからどう展開していくのか?
気になるし、楽しみです。

作画、キャラデザも綺麗なので、好印象です! ^^

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最終話(22話)まで観た感想

中盤以降から、俄然面白くなってきましたね~

設定が近未来で、リアリティーある感じで、これも良いです!
{netabare}
大規模な太陽嵐の影響で世界中のコンピューターなどの電子機器が故障したり
種子島のような低緯度でもオーロラが見れたり
世界中で異常気象が起きます。

ポケコンの「居ル夫。」を通して見ると、自分達が作ったイマイチかっこ悪いロボットでも、カッコいいガンバレルに見れるとことかw^^

個人的には、 神代 フラウ(こうじろ フラウ)声 - 名塚佳織
このキャラがお気に入りでした。
「それ なんてエロゲー」
「デュフフ♪」「乙」
「爆ぜろリア中」
なんてセリフをよく言ってました。^^
声優の名塚さんの声が、今まで演じてきた声と全然違って、凄い違和感・・・(^^;
ふり幅広すぎます!^^


終盤、ロボットが大嫌いで、ロボ部に反対してた昴の父親が、ころっとロボット作りに参加してた所や、
いきなり空から降ってきたロボットのモーターになる鉱物のモノポールなど、突っ込み入れたくなる所がありましたが、
世界を救うため、皆でガンバレルを造って戦う所なんかはよかったです!

それと、かいとがあきちゃんに告白した所では、見てるこっちが恥ずかしかったですが、
それでも良かったな~っと (〃ω〃)
{/netabare}
感動する場面は殆ど無かったけど、中盤以降は毎週楽しみに観てました。
続きが気になる作品でしたね!^^

これだったら、ロボット系のアニメが好きじゃない人でも、そこそこ面白いんじゃないのかな~っと思います。

OP
「純情スペクトラ」 歌 - Zwei
「咆筺のメシア」 歌 - haruki
ED
「海風のブレイブ」 歌 - fumika
「トポロジー」歌 - いとうかなこ

4曲ともCD購入

特に「トポロジー」はお気に入りです。ヾ(@^▽^@)ノ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 57

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

科学のスケール大きいよ☆☆さすが科学シリーズ♪

科学アドベンチャーシリーズ第3弾です!!、
あの名作、「シュタインズ・ゲート」のシリーズということだけあって設定もそれなりに面白いですよ☆


舞台は2019年。世界線変動率「1.048596」
ポケコンという携帯電話のようでパソコンのようでゲーム機のようなものが普及し、機械を通して見える情報と現実の情報が重なって...つまりARが当たり前となった近未来です☆

種子島にある中央種子島高校、そのロボット研究部の部員、
八汐海翔と瀬乃宮あき穂とその他が、
とある人物の陰謀と世界の陰謀に関わり、謎を解き明かしていくとうお話です(゜o゜)

やっぱりこのシリーズは陰謀が話の軸なんですね☆

もちろん科学シリーズなので色んな機械?科学?オカルト?
が出てきます!!!

今回はロボットがメインですが☆

シュタゲみたいにえ!?という展開もあって中々楽しめる作品です!

わたし的にはシュタゲ>>>ロボティックですが...(^_^;)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界の危機を救うのは・・・オタクなの??

情熱だけで突っ走るアニメはいかがですか?

疾走感あふれるストーリーは破綻している所がチラホラと目立ちます。そして突っ込み所も満載です!
最初の段階から幾度も「断念」への道を誘惑されたものの、ヒロインたちの情熱的でパワフルな振る舞いをみていたら最後まで見届けずにはいられなくなりました。
この作品、オタクはヒーロー?アニメです♡

ストーリー
近未来のようなロボットが普及している日本、種子島が舞台になっています。ロボ部 部長の瀬乃宮 あき穂は、一度決めたことは貫き通すまっすぐな性格です。彼女を中心に巨大ロボットを完成させるため突き進むのですが、やがてロボ部は予想だにしなかった大きな運命の渦に巻き込まれていきます。

この作品、専門分野の違う「オタク」が登場します。何かに一筋!!その熱意こそ、なにものにも勝るエネルギーです。情熱を傾けて好きなことに打ち込むそのパワーは計り知れません!!
恐るべしオタクパワーです!
{netabare}
それぞれの専門分野の能力を駆使して、うまく協力しながら、戦いに挑むロボ部…オタクは世界を救えるのでしょうか?健闘を祈るばかりです。
{/netabare}
「叶えたい」という情熱だけで夢が叶うほど世の中甘くはありません。
しかし諦めない! 熱い使命感でブレずに突き進む姿は素敵でした。

それから、古郡 こな (ふるごおり)ちゃん。お気に入りキャラクターになりました。ひきこもりなのに存在感が抜群。とにかくかわいい変態さんです♡「デュフフ」って笑い方は病みつきになります。ありのままの彼女、妄想中もそのまま顔に出ちゃっています。金髪と個性がある変な形のツインテール 可愛く見えてしまうから不思議です。
{netabare}
恋も最後に動き出します。
海翔があき穂に想いを告げ…二人は見つめ合います…この瞬間に同じ想いで繋がっているって感じる…
そしてやさしいキス
きゅんとなりました…
{/netabare}
OPのZweiの純情スペクトラもロボティクス・ノーツの世界観にぴったりの曲です。

僕達は一つになれる
戸惑いの涙も夢も
真実に引き寄せられるもの
それは愛しすぎる
魔法のキーワード

果たして 一筋の熱い思いは世界を救えるのか??

投稿 : 2024/11/09
♥ : 42

73.0 5 近未来でノイタミナなアニメランキング5位
UN-GO(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1147)
6633人が棚に入れました
“終戦”を迎えたばかりの未来の東京。そこでは、探偵業が流行らなくなった代わりに、メディア王・海勝麟六が膨大な情報量と優れた頭脳を生かして、幾多の難事件を解決していた。しかし、実は麟六の推理には裏があり、それをあぶり出すのが、「最後の名探偵」を自称する結城新十郎と、その相棒・因果。世間からは、「敗戦探偵」と言われているが、それでも2人は力を合わせて、様々な難事件の解決に挑むのだった。

声優・キャラクター
勝地涼、豊崎愛生、山本希望、本田貴子、入野自由、三木眞一郎

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

劇場版ありきの本編ですね(^_^;)

■「UN-GO」ってどんなアニメなの(゚∇゚ ;)!?
坂口安吾の「明治開化 安吾捕物帳」という探偵物のストーリーを近未来的にアレンジしたオリジナルストーリーなのですね♪
タイトルに「UN-GO」って付けている事からも、坂口安吾の作品を題材したのがこの作品の最大の売りなのでしょうね( `ー´)ノ
ところで「坂口安吾」を知っている人はどれだけいるのでしょうか?
この作品を知るにはまず「坂口安吾」を知るべきではないかと思うのです♪
ということでちょっとだけ勉強してみましょうね♪
 
【坂口安吾】
昭和初期に活躍した小説家の一人で小説界の異端児的な一人なのです♪
既成文学に異を唱え、戯作復古を思想とした無頼派と呼ばれた小説家の第一人者。
まぁ簡単に言っちゃえば、お堅い文学が評価される世の中に、江戸時代に流行った「洒落本(エロ本)、滑稽本(漫画)、談義本(ラノベ)、人情本(恋愛小説)、読本(小説)、草双紙(絵本)」といった誰もが楽しめるお気楽な書物がもっと評価されてもいいでしょって言い張った個性的な人なのです♪
無頼派で有名な小説家と言えばあの人間失格や走れメロスで有名な「太宰治」もそうなのですよ♪
 
※注意※
()の中は現代風に解り易くする為にσ(^_^)アタシ的ニュアンスで適当に当てはめてみただけなので、本来の意味とはちょっと違うのであしからずなのです(o*。_。)oペコッ
 
そんな「坂口安吾」の作品はもう著作権が切れているので無料でネットで読むことが出来るのです。
もし興味のある方は、下記のURLにてご覧になってみてくださいね♪
きっと本作品の作風と坂口安吾の魂の叫びが読み取れると思いますよ(゚ロ゚;)エェッ!?
・明治開化 安吾捕物帳
 http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card43204.html
・堕落論
 http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42620_21407.html
 
 
■「UN-GO」と出逢った日の日記m( ̄○ ̄)mアーン♪ε=ε=ヘ(;゚∇゚)ノ ゴーゴー♪
本作品のホームページには「本格探偵ストーリー」とハッキリ書いちゃってましたけど、正直原作自体が「本格」推理小説って言うわけではないので、自分で首絞めちゃってますねってちょっとだけ思っちゃいました・・・( ´△`)アァ-
原作と同様のパターンを用いているならば、名探偵の「結城 新十郎」と「海勝 麟六」と「虎山 泉」の掛け合いがこの作品の面白さになっていくのかなって思っているのですけど・・・
1話を見た印象では、推理じたいは捻りがなくって簡単に犯人が解るようなものでした。
近未来的にアレンジしたのが・・・一秒で着れちゃう洋風ドレスw
しかも推理に関わっているなんてね・・・(。・w・。 ) ププッ
まぁそれは良いとしても、人一人死んでるのに緊迫感がなさ過ぎなんですよぉシーー( ̄、 ̄*)ーーン
しかも騒いでいるのが奥さんだけなんですもん・・・(A゚∇゚)ハテッ?ナゼナノ?
推理ものとして楽しく見ていくにはちょっと辛い内容かもしれませね!
それにGOSICKの様な恋愛や家族愛に発展していくようには思えないので、どこに面白さを求めればよいのか1話だけではちょっと見えなかったのです。。。o(゚^ ゚)ウーン
 
ただ、結城 新十郎と海勝 麟六との関係がどうなっていくのか、そこに不思議な「因果」という探偵助手がどこまでストーリーを盛り上げてくれるのか、麟六の娘である梨江がどこまで物語をかき回してくれるのか、そんなところに注目しながら少し様子を見てみようと思っています♪
 
 
■個人的に注目していたキャストφ(^∇^ )
因果(声:豊崎愛生)
 あきちゃんはやっぱり「けいおん!」の唯ってイメージが強いのですけど、かなり器用な声優さんです
 ね♪
 本作品でも彼女の声優としての幅の広さを感じることが出来ましたよ(*^^)

風守(声:松本まりか)
 松本まりかさんは最初全然わからなかったのですけど、女優からナレーターまで幅広く活躍していた
 人なんですね♪それとFF X でリュック役の人でもあったのです!
 FFシリーズで唯一プレイした事のあったのが「X、X-2」だったので懐かしいです♪
 
海勝 梨江(声:山本希望)
 のぞふぃすの事を知るきっかけは「僕は友達が少ない」で幸村役の声を担当していたからでした♪
 幸村役では声のトーンを落とした役で、セリフも少なかったのですけど、梨江役ではとっても頑張って
 ましたね!
 まだアドリブ等はなさそうな感じでしたけど、面白い子は嫌いではないので今後も応援したいです
 (*^_^*)(かなり天然っ子みたいなのでw)

 
■総評
結城新十郎と海勝麟六のそれぞれの因果の軌跡を描いた本作品は、決して交わることのない新十郎と麟六の理念を数々の事件を題材に表現してきた作品だと思うのです!
それは坂口安吾の原作「明治開化 安吾捕物帳」の世界観をトレースして、舞台背景を現代風にアレンジするという挑戦は風守というキャラと今話題になっているクラウドコンピューティングなどの言葉が出きたりして観ているうちに馴染んでいく感じでしたね♪

ストーリーの方も前半はなかなか波に乗れない感じでしたけど、中盤から後半にかけては面白かったですね♪
「UN-GO」にはTV放送と並行して劇場版「episode:0」が上映されるというノイタミナの営利主義的戦略に翻弄された感じがしました!
その問題の劇場版なのですけど、ズバリ見ないとダメですねwつД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
TV版だけですと、別天王と因果などがただの不思議なキャラで終わってしまうのです♪
最終話に新十郎が麟六の娘の梨江に、因果との関係を話し始めた所で終わってしまうのですけど、その話こそが劇場版で描かれたとっても大事なエピソードなのですΣ(^∇^;)えぇ~
「UN-GO」の楽しみ方がイマイチわかりづらいなぁって思う方は劇場版から観ると本編もかなり楽しく見れるんじゃないでしょうか?
逆に、記憶力が良い方であれば、本編を見終わったあとに劇場版を観るとなるほどそういう事だったのかぁっていう気分を味わえると思いますよ♪

この「UN-GO」って作品をどんな視点から視聴するかによって大きく評価がわかれそうなきがしますね!
σ(・・*)アタシは劇場版も観ていたので、結城新十郎の『死生観』からの正義と、海勝麟六の『合理主義』からの正義の掛け合いがとっても面白かったなぁって感じました♪
萌えや笑いなどは一切ないのですけど、登場人物の生き様を描いた作品をたまに観るのも良いもんですねo(*^▽^*)o~♪


■MUSIC♫
OP曲『How to go』
 【編曲】江口亮【作詞・作曲・歌】School Food Punishment
 キタ━(゚∀゚)━!わたしの大好きなスクパニの7thシングルナンバー♪
 「東のエデン」で出逢い、Album「amp-reflection」で虜になりました(*^^)v
 変拍子・転調など、技巧的で複雑な曲構成が特徴的で、その中でシンセサイザーなどの電子音楽が
 メロディーを引っ張っていて疾走感と心地よさを引き出しているんですよね♪
 そんなところからもプログレやエレクトロニカの要素が強いバンドって言われているんですよ(^▽^)/
 また、前に出すぎない控えめで柔らかいボーカルが音楽に調和していて楽器の一つという役割を
 担っていたりとポストロックっぽさも感じられて、今の時代にあった中性的で柔軟な世界観をもった
 バンドって言えるんじゃないのかな(^ー^* )フフ♪
 アレンジャーの江口亮さんは「いきものがたり」の曲作りに携わっていて、センスの良さが光ります
 ( ̄ー☆キラリーン
 聴けば聴くほど良さがわかってくるスクパニの曲は今後も長いお付き合いになりそうです♫

ED曲『Fantasy』
 【作詞・作曲・歌】LAMA
 元SUPERCARと元NUMBER GIRLのメンバーが作ったバンドの2ndシングルですね♪
 ファーストシングルは「NO.6」のOP曲でしたね!
 スクパニと同じくエレクトロニカの流れを汲んだバンドなのですけど、UN-GOの世界観らしく近代的な
 電子音とレトロなピアノの音色を融合した優雅な曲調がアンダーグラウンドな雰囲気で前作よりも
 オルタナティブ・ロックっぽいですね♪

2011.10.16・第一の手記
2011.12.30・第二の手記(追記:■個人的に注目していたキャスト、■総評)
2012.01.11・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 72

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

aftermath of a hazily-defined war

本格的な探偵ストーリーを期待したら、がっかりすると思われます。
ひとつだけ質問に答えさせる能力の因果(いんが)や別天王(べってんのう)など、人にあらざる特殊能力をもったキャラや、最新テクノロジーを象徴するような知性を持ったプログラムである風守(かざもり)のような存在は、事件のトリック云々を考えるようなミステリーとしては反則ですね。

敗戦が一般大衆の心のなかに、多かれ少なかれ影を落としている時代。
終戦間もない近未来の東京を舞台に、情報操作が渦巻くなかで、因果や風守と共に事件に隠された人の心の奥底にある真実を暴く、主人公の探偵、結城新十郎(ゆうきしんじゅうろう)を中心とした人間模様を描いた物語で、真実の本質や意味について問題を投げかける社会的なテーマを扱った作品です。

作中で事件が解決すると、メディア王、海勝麟六(かいしょうりんろく)が用意した美しい結末が報道され、世間に知られた真実として認識されます。これは人の言葉を現実にする別天王の能力と重なるようであり、終戦直後という価値観の転換期においては、都合の良い真実をつくりだし世に伝える事がメディアの報道のあり方として必要だったのかもしれません。

今はネットで簡単に情報が手に入りますが、本当に真実なのかは簡単には確かめられません。
それに自分の眼で確かめて真実だと感じても、他の人から見れば、関わり方や視点によっては真実とは言い切れない事もあるでしょう。正しい情報を伝えることが、社会不安やパニックを引き起こす事を懸念して、隠蔽工作も横行しています。ニュースとして伝えられたものが、誰にとって都合良く料理されているのか、考えた方が良いのかもしれませんね。

主人公と因果の出会いなど物語の核心部分は、映画版の「UN-GO episode:0 因果論」で視聴することが出来ますが、時系列は逆になりますが、本編をある程度楽しんでからの視聴をお薦めします。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 51

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

敗戦探偵

今作を評価できる人はステマに流されてない、みたいな風潮がありますよね
実際異質なオーラを放つ、当たりなアニメだったと思いますが


始まる前はウンコ、ウンコと呼ばれ、始まった後でもウンコ、ウンコと呼ばれてましたけど
内容は非常に濃くて、よくこの情報量を1話分に詰め込み消化できていたものだと感心できる質アニメでしたね
雰囲気もオサレで、性別世代間問わず親しまれそうな感じの作品に対する印象があります
偽りの世界で真実を求めてもがく、強いメッセージ性を感じます作品でした
ジャンルを推理アニメとしながら、質問したら絶対に答えなければいけないというチートキャラがいる時点で推理もへったくれもないですよね
因果が”お前が犯人か?”と聞いて回れば物語が終わりますから
5話から本格登場の風守も情報収集や機械操作でチートに磨きが掛かってますからね
新十郎御一行はおそらく向かうところ敵なしの探偵でしょう
それに加え別天王の登場でもうなんでもありになってしまって、これをミステリーものとして見るにはちょっと無理有るかも知れませんw

坂口安吾のUNGOなんですね、明治を近未来に移したフィクションとあって、1話の初音ミクコスに始まり、現代的な小ネタが多々出て来て、世界観には引き込まれるものがありました
OPの初めに表れるイントロダクション、あの文字読むの結構きついですよね、12話になってやっと全部読み切りました
監督・水島精二氏と脚本・會川昇氏の黄金コンビ再来、制作はボンズです
ボンズ御用達の著名原画師が多数参加してて、ちょいちょい良い作画を見せてくれます
この局はノイタミナだけやってろと言われているのもよく理解できる、極めて秀逸なアニメーションでした
そういえば、「東京マグニチュード8.0」でも揺らがなかったフジ本社が爆発してしましたねw

豊崎さんだったんですね、因果の声優、初め見た時は全然分かりませんでした、スフィアは劇場版含めて全員出演しています
新十郎の声優は、俳優の勝地涼さん
それとなくカイジっぽく聞こえます、本業じゃない人起用ということで、こういう感じの演技になるのがお決まりなんでしょうかね
とりあえずまぁ、声優が豪華な人が犯人!というわけにはいきませんが、脇声優はベテランから新人まで幅広いキャスチング
古谷徹さんや國府田マリ子さんのキャラ声を久しぶりに聴いた気がします
この声の人聞いたことあるような?と思える、声優ファンなら結構楽しめる布陣のアニメです

OP「How to go/School Food Punishment」もED「Fantasy/LAMA」もどちらもカッコイイ、COOLゥ、COOLッ!
視聴意欲をわさわさと掻き立てる、躍動感と重量感の入り混じるアニメーションと曲です
OPの文字アップも雰囲気を醸し出しててカッコイイですよね
調子の悪いスピーカーみたいな、ツダダダダダとかいう音のするクラシックなBGMもそれを引き立ててます
2話の夜長姫のブルーライト横浜♪が耳から離れない今日この頃、音楽性はなかなかに高い作品だったと思えます

因果きゅんが可愛い、因果きゅんが、可愛いんです
なんかこう、そばにいるだけで幸せになれそうな感じの子ですよね、ですよね?
大因果も良いと思いますが、原色の倉田由子の方は越えられないかなというのが個人的印象
物語に合わさった淡泊な絵柄のキャラデザなんで、萌えとかブヒとかって感じじゃないんですけど、魅力的な女性キャラが多数出て来てた気がします


公式サイトにある、EDに出てくるパスを入力すると見れる”虎山レポート”なるものがありまして
今作気に入ってた人でまだ見てない人は公式サイト覗いてみてはいかがでしょう
なんでも、泉ちゃんが暴走してた7話の”虎山?レポート”がとても面白いと友達から聞いて
ということで、私も早速見て来ようと思います

投稿 : 2024/11/09
♥ : 40

64.6 6 近未来でノイタミナなアニメランキング6位
ガリレイドンナ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (755)
3726人が棚に入れました
西暦2061年。地球温暖化が騒がれたのは過去のこととなり氷河期の初期環境が訪れている近未来。イタリアのトスカーナに住む、ガリレオ・ガリレイの子孫・フェラーリ三姉妹の三女、星月・フェラーリは謎の飛行艇に追われていた。時を同じくして次女の神月・フェラーリ、長女、葉月・フェラーリも怪しい人物の襲撃を受けるが、辛くも難を逃れる。警察署にて、別居状態となっていた三姉妹と母・シルヴィア・フェラーリ、父・夏至生・フェラーリが久しぶりに顔を合わせる。
5人は夏至生の自宅に一度戻るが、ガリレオの遺産を狙うシシーニョが率いる空賊ブラック・ガニメデ団に襲撃され窮地に立たされる。しかし星月が密かに組み上げていた金魚型の飛行艇・ガリレオ号によりこれを迎撃する。その後、アンナ・ヘンドリックスに助けられた星月を除き、4人はロベルト・マテラッツィらアドニムーン・カンパニーの息がかかった警察に監禁される。一同はガリレオの遺産の在り処を聞き出そうとするが、誰にも覚えがない。星月はパワードスーツで警察署を強襲し、葉月、神月、夏至生を助けだす。夏至生が囮として残る中、三姉妹とアンナはガリレオ号に乗り込み脱出するが、メタンハイドレート集積所を襲った濡れ衣を着させられ、三姉妹は国際指名手配犯となってしまう。
夏至生が残した「ガリレオの謎を解明しろ」という言葉から、追手から逃れつつも、ガリレオの遺産・ガリレオテゾロの手がかりを探す旅に出ることになる。

声優・キャラクター
日高里菜、大久保瑠美、真堂圭、井上麻里奈、楠大典、神谷浩史、小山力也、桑島法子

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

なかなか

11話じゃもったいないな~もうちょっと風呂敷を広げてもいいんじゃないか

化石燃料が枯渇したらメタンハイドレートってSFチックだけど
現実味がないところにガリレオの子孫を持ってきて
世界を回ってスケッチを集めテゾロを解明する・・・

すごくストーリーは面白いのになんかどっか・・・変というか
引っかかるものを感じる

3姉妹に魅力が足りないのか、敵が野暮なのか

う~ん・・・

投稿 : 2024/11/09
♥ : 58

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ファンタジーも入ってる

『ノイタミナ』枠

全11話

ジャンル:SFアクションアドベンチャー


学者 ガリレオ・ガリレイの子孫という設定の三姉妹が主人公のアドベンチャー

話は、簡単に言うと
ガリレオの遺産を巡り、フェラーリ三姉妹が、空賊や、ある裏組織に追われる冒険活劇。


感想としては
13歳のほづきが、独りでガリレオ号を作ってしまうとか
被弾したガリレオ号が、昔の「ヤマト」の様に、次週には直ってるとか・・・
いろいろ突っ込み所の多い部分が多々あるけれど、ファンタジーだと思えば、まぁ いっかな・・・っと。
^^;

面白いか? 面白くないか?と聞かれれば、正直 微妙でした。
ただ、三女のほづきは可愛かったです。
ガリレオとの件は、なんかの作品にあった様な出来事だったけど、ステキな話で、ちょっとセンチな気持ちになりました。

ラストは、まぁ、無難と言うか、誰でも予想できる感じ。
でも、結局 ガリレオテゾロが何なのか・・・?
解らず終いで、モヤモヤ感が残りました。



三姉妹が主人公なので、女性なら好きな作品になるかも

自分的には普通でした
ラストがスッキリしないので、特別オススメはできないかな
時間があれば どうぞ~的 作品でした。 


OP:「シンクロマニカ」 歌 - ねごと

ED:「イノセント」 歌 - earthmind

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ぎょぽ~ん。

金魚とガリレオ・ガリレイには関連性はないらしい。
とすると、なぜ金魚?との疑問が湧く。
・・・やはり、猫部ねこの「きんぎょ注意報!」だろうか。
「きんぎょ注意報!」・・・大好きな作品である。
アニメをリアルタイムで観、その後原作も読んだ。
あれ以来視聴していないなー、今度観てみよう!
あ、えーと・・・
金魚型の飛行艇「ガリレオ号」の金魚型AIがタイトルの口癖を発するのであるが、
これが、ぎょぴちゃんの「ぎょっぴーん」と似ている!
似ているどころか、・・・パクリ?
これは、オマージュだよね!
きんぎょ注意報!の制作に関わった人でもいるのかしらん?

さてさて、
ガリレオ・ガリレイの隠された遺産を巡る冒険活劇!
ひと言でいえばそういうお話であるのだが、
ツッコミどころは満載である。
主だったツッコミどころとしては、
なんでガリレオ・ガリレイの遺産のヒントが日本にあんねん!
なんで最後の最後になって父親を裏切るねん!
などが挙げられますが、気になる方はご視聴して頂ければと思います笑。

全世界的なエネルギー問題、家族の絆、なども描かれておりますが、
「フェラーリ三姉妹」を愛でるために観る、
これがこの作品への正しいアプローチです。
年齢の高い順から、葉月、神月、星月の三姉妹であるが、
だっぁぁぁぁんとっつで、星月が可愛い!
ヴィジュアル的にも性格的にも一番です!(私の好みとして)
もはや、三姉妹ではなく「星月」を愛でる為の作品と言ってもいい!
なんといってもオーバーオール姿の星月!!
本編ではその姿での登場はなく、
OPとEDのみでしかその姿を見ることができないのだが、
その威力たるやOP、EDを飛ばすことが不可能となるほど!
特にEDでのオーバーオール星月に目が釘付けとなったのは、
私だけではあるまい!
私だけじゃないよね?
私だけ・・・・・・?

最も印象的なシーン
{netabare}「月のスケッチ」に書かれていた誰かに宛てたラブレター。
それが、自分に宛てたラブレターと気が付いたとき、
彼が私だけに宛てたそのラブレターに涙を零す星月。
その涙は初めて知った恋の味。
禁断の、二度と会えない相手との決して叶わぬ恋。
恋にも至らぬほどの淡い淡い想い、初恋。
数百年の時を経て届いたその想いに祝福を! {/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 40
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