車椅子で災害なおすすめアニメランキング 2

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57.3 1 車椅子で災害なアニメランキング1位
日本沈没2020(Webアニメ)

2020年7月1日
★★★☆☆ 2.6 (136)
398人が棚に入れました
2020年、東京オリンピックという大きな国家事業を終えたばかりの日本を襲った突然の大地震。都内に住むごく普通の家族、武藤家の歩(あゆむ)と剛(ごう)の姉弟は、大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく武藤家の面々を追い詰めていく。極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。途方もない現実と向き合う中、武藤家の姉弟、歩と剛は、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身につけていく…

声優・キャラクター
上田麗奈、村中知、佐々木優子、てらそままさき、吉野裕行、森なな子、小野賢章、佐々木梅治、塩田朋子、濱野大輝、ジョージ・カックル、武田太一

GIWEh77880 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

あまりにもひどすぎるアニメ

声優の頑張りと作画、音楽を真面目に評価した結果、☆1.9ですが、本当のところ、☆1にしてしまいたいぐらいひどい。

展開が無に等しいのだが、さきに、その作品のコンセプトを問いただしたい。

日本沈没の原作者、小松左京は自身の作品で描く、科学と政治の事細かな描写が、最も素晴らしく、高く評価されていたポイントであった。

しかし、今回の『日本沈没2020』では、それらの描写一切ない。ただの人家族の逃走劇と化している。おそらく、今まで小松氏が描いてきた政治と科学とは一線を置いたものにしたかったのだろう。

だが、そうであるならば、『日本沈没』なんていう名前を付けるな。ただの家族のハプニング逃走劇なんて作るな。

原作では、緻密に政治について学習した作者が描いた、政治工作シーンは圧巻だが、今作では、街宣右翼にヤクザにカルト教団。海外のB級映画に出てくる日本の寄せ集めだ。

しかし、一番腹立たしいのは、小松氏が追求しようとした、「日本沈没後の日本人のアイデンティティ」があまりにも軽率且つ、浅はかに語られていること。

尺の都合上なのだろうが、日本とは思えないほどの外国人率。おそらく人口の三割以上の外国人なのでは、と思わせるほどの外国人の多さ。そして、日本沈没後のアイデンティティを問う作品であるのに、『日本沈没2020』では、日本人に差別された日本に住む外国人を用いて、日本人のアイデンティティを問いているのだ。日本人が持つ日本人のアイデンティティはどうなった?小松氏は、海外で母国を失った日本人が差別され、立ち直る様子を描こうとしたが、それを全く逆の形で描けば、作者の意図にたどり着けると思ったのだろうか?

最終的には、科学があるので日本の現物なんてなくても大丈夫!という風潮を見せ始める。

ちなみに、一切触れなかったが作品内の攻勢も終わっている。重要なネタバレならない範囲で書くが、素手でイノシシを捕まえたり、ずっと同伴していた女性が逆切れして3秒で死んだり、液晶が壊れたゲームを半田付けでなおしたり、大麻カレーを食った少年が母親を思い出すなど、もはやコントである。

もはや大麻とカルト教徒のくだりはホラー映画の『ミッドサマー』のパロディであって、ふざけるにもほどほどにしてほしい。

自衛隊の制服が全く別のものであったり、日本が半分沈没しているのに営業しているガソリンスタンドなどを見て笑いたい人には、ぜひ見てほしいコメディアアニメだ、くそったれ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

何やらファンタジーな作品でした。

小松左京によるSF小説が原作です、47年も前の作品なんですね。
湯浅政明が監督するWebアニメです。

日本が地殻変動で短期間のうちに沈没するというストーリーですが、今作はある家族の避難していく過程を追い続けるような内容になっています。
原作とは、ほぼ別の作品となってるので、それを期待するとガッカリな作品なんでしょうね。

避難していく過程で、家族が体験する悲惨な出来事も、リアルというより何処かファンタジーな感じでした。

しかし破滅というテーマは、ファンタジーによくマッチするように思います。
湯浅監督の幻想的な持ち味が良く生かされた作品でした。

日本沈没といえば、K国やC国の一部の人が歓喜しそうなネタかもしれないけどw
あまり色々考えずに、普通に日本が沈んてしまうファンタジー作品として見れば、良い作品だと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

日本アニメの評判まで沈没しませんように。。海外向けを意識したのか、作画が気になる話題作

NETFLIXオリジナルアニメ。2020年視聴。

原作は小松左京の小説『日本沈没』(未読)。
アニメーション制作はサイエンスSARU。そう、「映像研には手を出すな」を制作した会社ですね。
キャストは、上田麗奈・・・他

ぶっちゃけ、低予算なのかと勘ぐりたくなる作画だったかと。
背景は綺麗なんだけど、車や人の動きになると、ちょっとアラが目立つ。
正直、映像研を作った会社とは思えない。。
初めて作画崩壊をリアルタイムで目にしたかも。。

サバイバル系は好きなので、それだけで興味を持って観れるんですが、アラが気になって物語にあまり没頭出来ず、残念です。

ストーリーは都市サバイバルとしては鉄板かな。
~{netabare}
都市部を離れ山間部に行き、人や集団と合流し文化的生活を始めるも人間の醜さで問題が起こって災害で崩壊。海上へ逃れて救助。
原作を読んでいないのでどれだけ原作のストーリーが入っているのか不明ですが、期待外れではないけど期待以上ではなかったかな。

色々ツッコミどころはあるけど、特に気になったのは、病院でたまたま出会った寝たきりの小野寺。彼が何者かの説明が浅すぎるし、彼をどうやって介護してるのかとか、彼がなぜ地震予知できたのかとか、謎過ぎでしょや。

また集団生活のくだりは、サバイバルと関係ないようなエピソードが多く、ちょっと長かったのが残念でした。

あ、上田麗奈さんの声は可愛いかったですよw
彼女が温泉シーンで言っていた、日本人はこうだとか外人はこうだとか、枠で考えるのをやめようみたいなメッセージが、この作品で言いたかったから、こういうキャラ設定になったのかも知れませんね。
最終回は、多様性と日本の文化を讃えようとしている風に、自分は思えました。

それを感じてさえもなお、日本人オンリーのスタッフならこの作画クオリティはなかったんじゃないかな。特に泣き顔になると違うキャラにしか見えないし。
視聴に耐えうるプロとしての最低品質はあるかと思います。
{/netabare}~

音楽には力が入っていると感じました。
NETFLIXという事なので、海外ユーザーを意識してのキャラや物語設定だったのかも知れません。エンドロールに出る実に多くの名前が、何かを物語っていそうです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

63.5 2 車椅子で災害なアニメランキング2位
RD潜脳調査室 アールディー(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (274)
1690人が棚に入れました
2012年、フリーダイバーの波留真理は、建設中の人工島沖合で観測実験の最中、「海が燃える」現象に遭遇し、49年間も昏睡状態に陥った。2061年、長い眠りから覚醒した波留は81歳の老人となり、車椅子生活を送らざるを得なくなった。そんな中、波留は旧友・久島永一郎によって、メタリアル・ネットワーク(通称:メタル)の情報を調査する、電理研外部委託調査員に任命される。メタルは、安全で人々の欲望を満たす一方、現実世界(リアル)の世界に歪みが生じたからだ。こうして、波留は蒼井ミナモとバディ(英語で『相棒』の意)を組み、メタルとリアルの間で起きる事件や謎を追う事になる。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたにリアルドライブ!

全26話(攻殻機動隊未視聴)

攻殻機動隊の原作者 士郎正宗と制作したプロダクションI.Gの共同原作作品です。
設定は合わせているようですが、内容には接点がないようです。

ネットワークが発達した世界、通称「メタル」での様々な事件や謎を解決するため、電脳ダイバーで主人公 波留真理(はる まさみち)、ヒロインで中学生の波留さんのバディ(相棒)蒼井ミナモやその仲間たちの活躍を描いています。

キーワード「海」ですね。舞台は海が綺麗な人工島で普通にダイビングできそうな感じです。

基本、1話で1つのエピソードですので、観やすいです。
終盤は、連続したお話となります。

主人公が老人という設定はなかなか斬新でした。

キャラはみなさんちょっと太めです。萌え作画ではありません。

自然と科学技術は調和できるのか、対局にあるのか、そう言ったことを考えさせる作品だと思います。

電脳世界といっても基本人間同士のお話なので、人間味溢れるエピソードが多い作品です。楽しめました。オススメです。

OP/ED アニソンとはちょっと違う感じの曲です。アップテンポな曲ですが、儚さを感じました。

最後に、主人公 波留真理さんの声を担当していたのは森 功至さんですが、私には銀河英雄伝説のウォルフガング・ミッターマイヤーのイメージが強いですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27

hcdNV25310 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

粘って。粘って。粘った先に。

はじめは予想を、悪い意味で裏切られます。
パンツがみえたり、変態アニメかとおもいきや。
実はこんな清純アニメ他になかろうと思いました。
ただ途中で失速してしまうのは否めません。ここさえクリアすれば他のレビュワーが高評価をつけている理由もわかると思います。
数々のアニメをみてきましたが、ほかと違い感動シーンが、安くありません。
見終わって心が洗われる気持ちになります。
腐った世の中に生きる大人はこれをみてみるべきです。
腐った大人ならわからないとは思いますが。
少年漫画が主に面白いという方にはオススメしません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

もちすい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

かなり人を選ぶ

攻殻機動隊シリーズの亜流といった位置付けでしょうか。

基本的に1話完結のエピソードで、電脳やネットワークなどの科学技術が発達した社会においての様々なテーマを描き、その世界観や、そこでの人間の在り方などを提起しつつ、最終的にメインテーマに収束していく、という流れが攻殻機動隊SACと構成が似ていると思います。

あちらが「個の存在とは何なのか」といったものをテーマにしていたのに対して、こちらはまた別のアプローチで「人類は自然というものとどう付き合っていくべきなのか」というのが主なテーマになっています。

概要だと、こんな感じですが、世界設定は同じでもテーマが全然違うので攻殻シリーズとは、かなり雰囲気が違います。

主人公がおじいさんだし、キャラを魅力的に描くことを優先していないし、派手なシーンもないし、ヒロインが良くも悪くも浮いてるし(たしかにアクセントにはなってますが、私はこのヒロインのキャラに中々慣れませんでした)、メインテーマも、そこまで深く具体的に描かれているわけでもなく、私には「ふーん。この世界のキャラがそう言ってるならそうなんだろうな」ぐらいの、なんとなくな解釈しかできませんでした。

でも、各エピソード単体だと、すごく魅力的な話が多かったです。
登場人物に落ち着いた大人なキャラが多いし、皆とても優しさに溢れているので、エピソードもそういう雰囲気のものが多くて楽しめました。
特に6話は、すごくいいのでおすすめです。
泣けました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11
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