2020年度の超人TVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2020年度の超人成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月12日の時点で一番の2020年度の超人TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

59.4 1 2020年度の超人アニメランキング1位
THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (88)
224人が棚に入れました
全国の高校生が集う異種格闘大会「ゴッド・オブ・ハイスクール」。幼い頃、祖父・テジンと離れ一人暮らしてきた主人公のジン・モリは、その地区予選会場へ向かう途中、ひったくり犯を追うことになり、そこで同じく予選に参加するハン・デイとユ・ミラと出会う。賭けるのは己のプライド!信じるモノは己の拳!望む願いはなんでも叶う!それが神の力!アリーナに集結した各地の猛者たちとの生き残りを賭けたバトルロイヤルがはじまる――

声優・キャラクター
橘龍丸、熊谷健太郎、大橋彩香、浪川大輔、杉田智和、甲斐田ゆき、田野アサミ、浜田賢二、小林親弘、関智一

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

全世界同時開催の超アクションアニメ「ゴッド・オブ・ハイスクール」開催!!

この作品の原作は未読ですが、原作は韓国発の漫画のようです。

公式HPのTOPページに、「Crunchyroll ORIGINALS」と記載されています。
「Crunchyroll」は日本のアニメ・ドラマ・漫画などのコンテンツを提供する配信サービス、およびそれを運営するアメリカの企業だそうです。
wikiをググってみると「クランチロールオリジナル作品」として、「虚構推理」や「神之塔 -Tower of God-」の作品名が掲載されているのですが、例えば「虚構推理」の公式サイトを見ても、どこにも「クランチロール」という記載が無いんですよね。
「Crunchyroll」と作品との関わり合いが正直良く分かりませんでした。


自称最強の高校生「ジン・モリ」。
彼の人生は、最強の高校生を決める大会、
「ゴッドオブハイスクール」に招待されることで一変する。

優勝すればどんな願いも叶えられるという…
それぞれの願いを胸に出場する強敵手たち。

闘いの果てに待ち受けるものとは?
ハンパない高校生たちのハチャメチャバトル開幕!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

公式HPのINTRODUCTIONに記載されている「ハチャメチャバトル」が、この作品の的を得た表現だと思います。
物語は…ハッキリ言って良く分かりません。
序盤から高校生離れした技の応酬が繰り広げられたと思ったら、今度は何か異能の力の様なモノが次々と現れて、挙句の果てには空が割れるは、地面から人ならざる者がうじゃうじゃ出てくるわと、正に超展開のてんこ盛りという感じなんです。

何でも突っ込めば良いという訳ではないと思うんですけど…
作品の在り方に違いを感じたのは、きっと私だけじゃないと思います。

物語はそんな感じなのですが、アニメーション制作はMAPPAさんなんです。
キレッキレのアクションシーンがこれでもか、と言わんばかりに視界に飛び込んでくるんです。
このアクションシーンが半端なく爽快だったのも、ラストまで完走できた大きな要因だと思っています。

キャラデザで気になったのは1点だけ…
どうして皆さん鼻が赤いんでしょう…^^;?
他の部分は至って普通…でも何故か鼻だけ赤いんです。
もしかすると、他の作品のキャラとの差別化を図るため…!?
う~ん、これだけはどうしても理解できませんでした。

1クール全13話の物語でした。
アクション好きの方なら面白い要素を見出せるかもしれません。
個人的には主人公と行動を共にしている「ユ・ミラ」のCVである大橋彩香さんの演技と、途中からは意味不明になりましたがキレッキレのバトルが堪能できたので、結果オーライという感じでしょうか…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

バトルシーンの作画はかなり良い、韓国漫画原作の格闘アクションアニメ

ジン・モリという自称最強の高校生が主人公のバトルアクション。全13話。
韓国漫画が原作。作品の前半では、「ゴッドオブハイスクール」という大会での戦いを描いていましたが、そのあたりは普通の格闘アニメといった印象で、別に面白くはないけれど、問題なく観ることができました。それが後半になると、格闘というよりむしろ異能バトルのようになっていき、物語のほうも何がどうなってるのかよくわからなくなって、最後のほうは惰性で眺めていました。というわけで、内容については特に感想というほどのものは思い浮かびません。ごめんなさい。ただ、終盤のバトルの作画は、かなり凄かったです。
キャラについては、全体的に魅力を感じませんでした。ヒロインのキャラデザもちょっと地味だったように思います。また、「ジン・モリ」とか「ハン・デイ」とか「ユ・ミラ」といった名前についても、正直あまりイメージが膨らまないですし、音の響き的にも微妙な感じがしました。
最後まで観終わって、いちばん記憶に残ったのは、EDを歌っているK-POPグループが「アニメおもしろかったですね」とか言ってる本編終了後のCMでした。とりあえず作画は良かったので、あとは物語とキャラの、せめてどちらかだけでも魅力があれば、そこそこ楽しめる作品になったかもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

滲み出る国民性、またそれを分かって見る分には…

1話感想{netabare}
うわぁい、“神之塔”の外伝かと思った。
というか“神之塔”の方の感想で書き忘れてたことがあったのを思い出した、そしてそれはこっちで抱いた「疑問」と同じ。
あっちでは第一試験で400人居た選別者を200人まで減らす(まで殺し合いをする)ってことをやったのだが、結局それ、出場者を選ぶヘドンが最初から200人に抑えときゃ良かっただけじゃん、節穴かよ、というツッコミ。
こっちは一応観客の居る見世物ってことではあるけど…敗退者に対して「なんでこんなヤツ選んだん?」と思う結果が待ってそうな予感が…。
というか最強の高校生って何だろう?

しっかし主人公の瞳が“うる星”の水乃小路だったり、ヒロイン?が眼鏡外すと「3」になったり、もはや古典ネタだと思うのだがこれが今韓国では流行ってるのだろうか。
引ったくりを追いかけてのドタバタも古典っぽいよなぁ、ジャキーチェーンの映画であったような無かったような。
確か韓流ドラマが流行った頃も「懐かしい懐かしい」言われてた気がするが、アニメもそういう路線なのかね?

あそうだ、冒頭の「大統領候補がスキャンダルを抱えている」ってのは爆笑した。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
あれ?
ジンモリはさながらJOJOのスタンドの矢で貫かれたが如く仙桃食ったことで秘めた力に目覚めたって話だと思ったら、5話では目覚めてないハズのハンデイと互角の戦闘をやってて「?」。
スタンドはどうした?仙桃食ったのは何だったんだ?ハンデイも密かに桃食ってた?
そもそもお前らいつからそんなに親しくなったの?大会の中継(特にハンデイの出場)は一般人には知られてないの?結婚すると大会出場を辞退しないといけない理由もよく分からない。
と、そんな感じで5分前の設定も覚えてないような作りなのは中韓アニメのお約束。

1話感想で爆笑したと書いたが、政治家のスキャンダルやそれを隠蔽してるってネタは中国アニメでは描けないんじゃない?
ということでそんな感じの攻めた作りを期待してるのだが、今のところいつも通りの中韓アニメって感じ。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
大会を運営してる組織があって、そのライバル組織にノックスといものがあるらしい。
大会はノックスに対抗できる人材を探すのが目的って感じなのかな?
で、ついにノックスがちょっかいかけ始めてきただか何だか、とりあえずレフリー殺されちゃったよー、と。

スタンドの理屈は神だか英霊だかを降臨?憑依?させることらしい。
なんか“悪偶”っぽいなーと思ってたら「老子」が出てきて更にそれっぽくなった。
ってか老子出るのか、いつものって感じだなぁ。
日本産だったら多分そのポジションはロリババァになるんじゃないかな?なんてことを思ったり。

──って感じで6話までボケーっと見てたのだけど、7話…ナニコレ?
韓国には定時制高校が無いのかな?とかそんなチャチなモンじゃない、おかしい。
いやでもひょっとしたら意図的……………………なのかなぁ?

試合会場で当たり前の様にスタンドを使ってバトル、え、観客には見えるの?驚かないの?
世間でスタンドの存在は当たり前のことだと認知されてるのだとしたら、これまでと色々矛盾が…。
スタンドが認知されてるのなら、そんな大会に出場できるハンデイにそもそも不良は絡まないでしょー。
ってか1話のバカンス島を襲ったのは誰の仕業かすぐバレるんじゃない?

また同じ頃、大会のオフィスでもスタンドバトルが繰り広げられ、こっちは出来はともかく設定としては違和感は無い。
人知れずこういう戦いをしてる連中が居るって体なので。
まぁだからこそ、なおさら、大会会場の戦闘の奇妙さが引き立つことになっていて、ワザとなのかなぁとさえ穿って見てしまう。
また、財閥の息子がスタンド攻撃されて、グチャグチャの肉塊になっててもおかしくないような演出をしておいて実は軽傷で、見てるこっちが混乱する、これもワザと?

えっとねぇ、思い出してきたぞ?“一人之下”のラテンタイショウ、あれも一般人には秘匿してるハズの異人の力を使っての大会で、だけどちゃんと観客は異人のみ・中継も異人にしか見れないって設定じゃなかったっけ?
同じようなことをしようとして重要な設定がスポンと抜けてる?
抜けてるといえば仙桃食ったのは何だったん?他の連中はもうとっくに食い終わってたってこと?ハンマーを練成してたあのドカチンも??

前の感想で「5分前の設定も覚えてない」と書いたけど、冗談じゃなくて本気でそういう性質なの?
あんまり右だ左だ嫌韓だ考えたくないのにどうしても思っちゃいますよ。
補償は済ませたと言ってるのに、そのことをスポーンと無かったことにして金の無心してくるアレみたいだと。


スタンドの扱いとは別にキャラの態度もいい加減不愉快さが限界に近いかも。
6話終盤のジンモリの態度は、日本産だったら「不安でしょうがないのを誤魔化すためにカラ元気をしている」って場合の演出じゃね?
いわゆる躁鬱の躁状態、その後「大丈夫、落ち着いて」と制止されるレベルのものだと思うのだけどそうじゃなかったらしい。
そして7話、同じくジンモリは手を抜いて負けたクセに反省の色も無く茶化すだけ、しまいにはユミラの試合を「信用してるから」って理由でマジメに応援しない。
やるべきことが他にあって、どっちかを優先しなきゃならないって時に「信用してるから」で片方をおざなりにするのなら分かるが、そんなものは無かったように見える。
…。
病気かな?もしくはハイになるクスリをキメてるみたい。
今後の展開への前振りだったら良いのだけど期待できそうには…。

でもってそんな7話の脚本は金田一明でした、ああ、“爆丸”でよく見る人だ。
爆丸での仕事っぷりはどうだったかなぁ~、犬飼や伊藤からは一歩劣るって印象だけど、ここまでヘンテコではなかった気が。
この作品の原作知らないけど、大会とオフィスのバトルを同時進行させたのがアニオリだとしたら、作ってる人もこの作品嫌いなんだなってむしろホっとできるのだが…。{/netabare}

8話感想{netabare}
なんだこれ。
前回肉塊になってそうな描写しといてピンピンしてた御曹司が反撃しようとしたら返り討ちに会ってメイドと共にどうなる?ってところで「引き」だったハズなのに、今回結局勝敗は決まってたってことらしく物凄く肩透かし。
「どうせ一週間前の内容なんて誰も覚えてないだろ」と言わんばかりの視聴者を舐め腐った態度に感じるが…韓国だとこれがデフォなんだろう、きっと。
そしてジンモリは審判員に呼び出されて祖父ジンテジン絡みの事件(※)の話を聞かされてから素っ気無い態度になって、ハンデイとユミラが心配して云々。
いや単に躁鬱の鬱モードに入っただけだよ、心配するなら前回やっとけよと思わざるを得ない。
ついでにジンテジンを恩人と仰ぐパクイルピョが接近してきてどうこう、いやそこはもっと前から意味あり気に出てたペクスンチョルとかにしようよ。

と、文句ばかり書いてしまったけど今回1箇所だけ褒める?ところを発見。
※印のシンデジン絡みの事件だけど、カンウォンドで爆発があって報道では北方からの攻撃扱いということで処理されたらしい。
それで世間は納得するんだw
これは韓国ならではだねー、日本が舞台だったら出来ないネタかと(戦中の不発弾とか?)。
1話の大統領候補のスキャンダルとか、いい意味で韓国らしいネタがたまーに出るのがニクい、切りたいんだけどなかなか切れないじゃないか。{/netabare}

総評{netabare}
<良かった点>
・1話冒頭、次期大統領候補なる者がスキャンダルを抱えてて、それをネタにゆすりをかけようとしたジャーナリスト?を“謎の力”で口封じしてしまう
→私はこれを見て「おっ?」と思って視聴継続を決めたのだけど、大統領絡みには何か隠し事があるってのはいかにも向こうさんらしい。
というかこういうネタやって良いんだ、ほほう。

・政府が秘匿したい事件が起きた時、世間には「北の工作によるもの」と発表して事実を隠蔽
→これは素晴らしい、舞台が日本だったら出来ないネタかと。
けどこんなネタやっちゃって大丈夫なん?

・主人公の祖父は昔、北の工作部隊を蹴散らしたスゲー奴だと説明
→えっそれ良いんだ。
どこまで北を挑発するような内容を書いて良いのか不明だけど、これが許されるってのは素直に驚き。
…けどちょっと待った、まさか原作(原本)では北じゃなくて日本になってるってことは…無いよね?(確認する気力ナシ)

・ソウル壊滅
→出来るんだ!
もしこれが中国産だったら同じこと出来るかな?
香港壊滅ならイケそうな気がするけど、紫禁城爆破とか多分無理だよね。
まぁそれ言ったら日本も…国会議事堂焼くのは平気だけど、多分皇居がどうこうなるのは難しいか。

表現規制って視点で見ると結構攻めたネタがあって、中国産とは違うなぁというのは強く感じた。
が、何かおかしい。
何がおかしいんだろう?と明確なモノが出てこなくてモヤモヤしてたのだけど、時間を置いてやっと分かったかも?
ということで以下悪かった点、ディスりまくりなので注意。

<悪かった点>{netabare}
全体的にそうなのだけど、分かり易い一例としてこんなエピソードがあります。

『行方不明中の主人公の祖父がなにかヤバいことに係わってるらしく、ゴッドオブハイスクールという高校生格闘大会を運営する委員会がその情報を何か掴んでるらしい。
祖父がどうなってるのか知りたい主人公に対し、委員会は「知ってしまったら引き返せないヤバい世界の話なので今のお前には話せない。お前が強ければ言ってもいいのだが…そうだなぁ、ゴッドオブハイスクールで優勝したら教えてあげよう」と伝える。
が、大会最中、委員会と敵対してる組織の活動によってソウル市内がしっちゃかめっちゃかに。
そこで委員会トップは宣言する「ゴッドオブハイスクールは中止する」』

…。
ん~、ちょっと待って?
おいそれと中止しちゃうのは…確かに大会真っ最中で優勝が確定したワケではないし、ホントに開催継続するのが困難だったのかも知れないけど、それでも頭のどこかで「約束破ることになって悪いなぁ」と思うモンじゃない?
作中そういう素振りが、一切無い。
国産だったらそこは「ヤツとの約束を守るために意地でも大会を続行するぞ」と頑張るトコロだと思うのだが…結果的に無理だったとしてもさ。
そもそも約束したと思ってない?

他の例としては、幼い頃主人公の祖父に世話になり「ウチの孫(つまりは主人公)のことをよろしく頼む」と言われた九尾の生まれ変わりが甲斐甲斐しく面倒を見るのだけど、それは報われない。
一応最後ドラゴンボールのナメック星での願いよろしく全て丸く収まったけど、大会中身を挺して師事したことは何も生かされなかったような?あくまでマイナスがゼロになっただけ。
まるで「一度隷属したら末代まで傅(かしず)くべし・奉仕すべし」といわんばかり…考えすぎ?

これらは分かり易い例として挙げただけで、こんな感じが全体から滲み出てる。
「一度交わした約束は守るべき」ではなく「約束は都合の良い様に発動するもので、むしろ破ることこそ美徳」みたいな。
よくよく考えると、これは“ゴッドオブハイスクール”の前にやってた“神之塔”も含まれるのだけど──
『創作物で提示した設定(=視聴者との約束といってもいいだろう)は「よっぽどのことが無い限り」ホイホイとひっくり返してはいけない』と思うのだけど、どうにも韓国産はこれが曖昧みたい。
人が自由に空飛べようが水中で呼吸できようが動物が喋ろうが、それがその作品内の設定であるなら受け入れられるけど、それが簡単にひっくり返されると「え、なんで?」となる。
逆説的に、最初にどんなに詳細に設定を語ろうが、その後簡単にひっくり返せる程度のモノは頭に入らないし、所詮どうとでもひっくり返せる程度の設定しか語られてない。
これは“神之塔”の方がより顕著だったけど「5分前に自分が言ったことを覚えてないみたい」って感覚に陥る。
聞いてもない設定が突然飛び出すのもそう。
物語の後半はいわゆる超展開の連続になるのだけど、果たして「前に言った設定を反故にしてるだけ」なのを超展開と称して許容できるかというと…ちょっと疑問。

ただこれは悪いってことではなくて…。
例えとして出して良いのかワカランけど、インド映画見てちっとも面白く感じなくて、けどそれがインドでは大人気って言われたら「へー」ってだけで何も悪くは言わないでしょう。
せいぜい「インド人ってダンス好きなんだなぁ」と思う程度で。
同様に、これが韓国の国民性なのねーと思うだけ、海外作品を見る視点で考えたらまぁこんなもんなんじゃない?と。
むしろよ~く国民性が出てると思う、嫌韓だなんだと考えずにアニメは見たいトコロだけど、嫌韓の人ほどこれは面白く感じるのではなかろうか?

非常によくそこら辺が描けてる例としては──
普通に観客も居る一般の格闘大会の試合で、試合終了直後負けた側が負け惜しみを吐いたら、勝った側が「お前ナマイキだ」と“試合が終わった直後の会場の舞台上で”敗者を再起不能にボコるシーンがあったり。
えっ審判止めないの?観客からブーイング来ないの?と不思議だったのだけど、韓国じゃこれが普通と言われたらナルホドと納得。

そもそも格闘大会ゴッドブハイスクールの出場権利自体が無茶苦茶。
いい歳した中卒ドカチンでも改めて高校に入れば出場権は認められるらしい、年齢制限ではなくあくまで高校に在籍が重要みたい。
日本の感覚では何言ってるのか分からないけど、韓国じゃこれが普通と言われたらナルホドと納得。{/netabare}

<総評>
あくまで海外の作品としてカルチャーギャップを楽しむ目線で見るのが良い。
日本のアニメだと思って見るとヘンテコだらけで面食らうと思う。
特に「設定(約束)はその時の都合に合わせて出したり引っ込めたりできる」という価値観を念頭に置いておかないと意味が分からなくなる。
逆に言えばよくここまで独自性?を出した作品を作れたなぁ、とも、方向性は置いといて。
パクりまくった要素をぐちゃぐちゃかき混ぜて「最後に味の調整をしてないもの」をハイどうぞと雑に出されただけな気もするけど、そういうのを好む国民性なのだろう。
良い悪いの話じゃなくてね…皮肉や嫌味に聞こえたならすいません。
同期やってた中国アニメ“異常生物見聞録”と見比べると、表現規制がなんかおかしい中国製、倫理観がなんかおかしい韓国製と、結構分かり易く特徴が別れててそれはそれで楽しめた…のかな?{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

66.2 2 2020年度の超人アニメランキング2位
八男って、それはないでしょう!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (417)
1515人が棚に入れました
――ある日の朝、目を覚ますと……平凡な若手商社マンである一宮信吾(25)は、僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男ヴェンデリン(5)という存在意義さえ怪しい子供に憑依していた。信吾は、家門と領地継承もなく、内政無双の知識もないこの身と己に絶望するも、魔法の才能に恵まれたという一点を突破口に独立を目指す。この物語は、そんな若造が魔法で金を稼ぎ自由に生きる(もちろん世界なんて救わない)、当面は脱ボッチのお話である。

声優・キャラクター
榎木淳弥、西明日香、三村ゆうな、小松未可子、M・A・O、山根雅史、石上静香、ゆかな
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

味噌・醤油・マヨネーズ・・・。お料理系アニメなのかな?

原作未読。最終話まで視聴。

【高評価】
視聴前は、何故、八男である必要があるのか?と、不思議に感じていたけど、主人公の少々控えめな性格と、貧乏貴族&八男という、夢も希望もない状況からの脱却を描くのには、なるほど、八男くらいがちょうどいいのだと気付きました。

こういう、初期設定って大事ですよね。

主人公が元社会人っていうのも高評価です。
異世界転生・転移の結果、無双になって、それでイキっているという、イタ~イ人たちをたくさん見てきましたからね。
変にイキっていないだけでも、全然、落ち着いて視聴できます。

終盤の展開も高評価です。
主人公はあれこれと画策しますが、{netabare}結果、主人公の計算通りにはならないという意外{/netabare}な展開。

最近、こういうの珍しいですよね。
{netabare}主人公無双=何でもお思い通り
こういう、定番の形を敢えて崩しているのも{/netabare}高評価です。

【低評価】
異世界転生して自家製調味料作りって展開、最近、他の作品でも見たような気が・・・。
例えば、主人公が超一流の料理人を目指す物語、というのなら納得なんだけど・・・。

主人公が冒険者を目指すというわりには、バトルシーンがあっさりし過ぎなのも低評価。
ほぼ秒殺の世界。
もう少し、頑張って欲しかった。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 38

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

網野史観

ある日、目覚めると子供へと転生。
ヴェルデリンは騎士爵家の八男だった。

少し爵位について調べてみました。
公・侯・伯・子・男が日本における爵位制度。
準男爵が騎士爵よりも上という事だったので、騎士爵が一番下という事なのでしょうね。
何れにしても日本では馴染みが無い爵位。
日本の爵位制度については『霞が関ビル』の所有者を調べてみて下さい。

異世界転生物にありがちなチート能力。
本作品も漏れていませんでした。
ヴェルは魔法を使える資質がアリ。
この時点で、貴族でなくても八男でなくてもいいのでは?と思えます。

あとは、その魔法を使って大活躍。
竜も簡単に倒します。
もう脱力ですね。
あぁ~、また同じ展開か……

貧乏貴族の八男では現在社会の生活と比較できないと作者は考えたのでしょう。
非常に甘いです!
貧乏だったら口減らしのために養子縁組を考えるか宗教者になるのが普通。
貴族も例外ではありません。
爵位も最低レベルから下剋上したいと考えて低い爵位にしたのでしょう。
しかも、日本では馴染みの無い騎士爵。
少し視聴者を舐め過ぎでは?
日本で貴族というと華族。
明治維新の時に作られて戦後に廃止された制度です。

もう少し、遡ってみましょう。
平安朝のような天皇中心とした貴族社会。
華族制度の元になりました。
江戸時代に30石の蔵米取りという最下級貴族でも明治になったら子爵以上になります。
大本は藤原家。
藤原鎌足から流れる系譜。
代表的な五摂家。
その筆頭である近衛家が藤原家の嫡流です。

作中での見どころは無し。
縁遠い貴族社会を描こうとしたのでしょうが、勉強不足。
何故、分家をして貴族を増やして、絶家を防ぐのかを考えていません。
政略結婚が当たり前の世界なのに、それに対して否定的。
書類に漢字や片仮名などを使っているのも不自然ですね。
良い所はOPでデーモン閣下が歌っている所とブランターク役のCV屋良有作さんだけ。
(クルト役のCV杉田智和さんは安定の仕事ですから)
同じような作品が多くあるので見なくても大丈夫。
時間の無駄でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

「八男」って、言ってるだけでただのチートでしょう!

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
「なろう」らしい、「なろう」。悪い意味で(苦笑)

色んな「なろう」を観てきたけど、こいつはなかなかの「なろう」です。悪い意味で(苦笑)

1200以上アニメを観てきた中でも、「トップレベルにヤベェ」と思えるシーンも、いくつかありました。勿論、悪い意味で(苦笑)

完走したのは、最近、「☆1(最低評価)をつけるときは、責任として、できるだけ全部観てから」と思っているから。あんまり良いアニメの見方ではないですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「設定未満」ということを感じました。

本作は、「八男」も「前世がサラリーマン」も、設定にすらなっていないんです。

言うなれば本作は、「ラベリング」。

中身がなんであるかは関係なく、外側に「八男貴族」というラベルを張り付け、見た目だけ良くして客に買わせようという悪徳商法のよう。

「設定」というのは、「そういう環境で生まれ育ったらどう考え、行動するか」ということを考えなければなりません。

つまり、本作の主人公の場合、「貴族の八男らしい発想」や、「前世がサラリーマンらしい思考」が見えなければならないのに、本作の主人公には、ほとんどそんな様子が見られません。つか、「前世がサラリーマン」に関しては、作者も忘れてるんじゃないかな?

ぶっちゃけ、この作品は大抵、転生したのが農民の一人息子でも成り立つことばかり。

そういう意味で、第11話からはちょっと良くて、ようやく「貴族の八男」が生きた(けど、あれなら次男でも良いよね)。

まだマシなところは、2話と11話ぐらい。あとは、全部ダメ。

特にダメな部分を、面倒くさいから箇条書きで。

ムキムキでアームストロング。ホーエンハイムもいた。鋼の錬金術師のパクリが酷い。

ルイーゼとイーナを側室を迎える展開が、エゲツナイ。なんだあの、クソチョロい、てか軽すぎる嫁入りは。過去のアニメでも最低クラスの結婚でした。

ていうか、中世ヨーロッパの世界観で、キリスト教が禁じてる側室はないでしょ。愛人、公妾なら有りですが。それ、わかった上で書いてるのか、知らないで、日本の戦国時代とかと勘違いしているのか。

あと、全体的になろう系の中でもトップレベルにトントン拍子だが、これはまあ、原作未読でも分かるくらい、原作をすっ飛ばしてる感じがするんで、(原作ファンには)やや不憫。

あと、作画がショボい。どうにもならん。初代プレステのポリゴンみたいだった。
{/netabare}

【余談 ~なろう系の類型 by Wikipedia~】
{netabare}
①主人公がトラック事故に遭い死亡(かつてはよくみられたが2019年にはかなり減少)、気付くと西洋ファンタジー風の異世界にいる。

②主人公は現代で社会人で荒波にもまれていたりひきこもりや高校生などで、死亡して異世界転生したため元の世界に帰れなかったり辛い生活を送っていたことから異世界で第二の人生を歩むことを選ぶ。

③異世界に行くと主人公がチートといえるような最強の力を手に入れ、能力を得るために努力する必要がない。

④現代で得た知識、経験、モノや能力を異世界で役立て、現代では常識なことが異世界にはなく人々は驚き、感動をする。

⑤男性主人公が女性たちからよくモテて、ハーレムを築く。

⑥サイトに投稿される作品がかなり多いことから目を引くためにタイトルが長く、内容がそれだけで伝わるようになっている。

……さて、いくつの項目が当てはまるかな? 本作は? あの作品は?
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
夜の早炊きモード、あるある(笑) 一応晩飯作るってのは、リセットになるんだよな(笑) シナリオとして、最初に凄いところを見せる是非だよな。デーモン閣下(笑) 人口、800(笑) 確かにこれなら、現代日本のサラリーマンの方が良いよな。説明が丁寧だな、説明くさいけど。魔法、使えない方が面白いのにな。

2話目 ☆2
ワサビが語り死人の伏線に。やたら泣いてるけど、中身はサラリーマンだよな? 大人だよな?

3話目 ☆2
コミュって、だから元サラリーマンだよね? 元々の人生を描いてないから、この辺が微妙になる。勝手に祭り上げられてるな(笑) わりと感動的な話。でも、10億と屋敷。トントン拍子。

4話目 ☆2
これだけ機械技術が発達しているなら、魔法より科学兵器の方が強そうだけど。様々なチート作品がある中で、かなりトップレベルにトントン拍子だよな。いつの間にかルーラが使え、いつの間にかここまでべったり。大分、原作とばしてるんだろうな。

5話目 ☆1
もうこうなったら、どんどんしがらみを増やしていくべきだよな。12歳には見えないけどな。嬉しいもの、、、なんだよな、家臣。こういうコメディ路線でいきたいなら最初からやれば良いし、何をやりたいのか、迷走。そこでお嫁さんになる、は、安易にキャラの魅力を下げないか? ベルに惚れるシーンがあれば別だけど。まあ、この世界での結婚がそんなものだといえば、そうだけど。会話が、ない(笑) 三億円(笑) てか、元がサラリーマンだから、ロリコンだよな。

6話目 ☆1
竜の討伐は、少数精鋭が基本。まあそれは良いんだけどね。身体強化系の魔法使い。結局、楽勝。アームストロングて、鋼じゃん。そういえば、ホーエンハイムもだよな。じゃあ、婚約したいです→じゃあ、OKということで。って、数々アニメ観てきたけど、トップレベルにクソなシーンだったな。ていゆうかそもそも、中世ヨーロッパの世界観で、キリスト教禁じてる側室はねぇだろ。愛人、公妾なら有りだが。

7話目 ☆1
貴族のしがらみなんかなく、今まで自由すぎる程に自由に生きてきたじゃんかよ。3年の修行が、0秒。ひんでぇ作画に、「がんばってる人にがんばってといっちゃダメ~」という迷言。やべえな、このアニメ(笑)

8話目 ☆1
これ以上稼いで、どうする? パンティ、下らない。食い物につられて結婚。ヤベェ。

9話目 ☆


10話目 ☆1
バカにしてゾンビを呼ぶとか。なぜ、お爺さんは鎧ごと消える?

11話目 ☆3
いったいどこからがシナリオ、ってのは良いね。ようやく八男が少し生きてきた。マヨネーズとバザー、なんか見たことあるぞ(笑)?

12話目 ☆1
小悪党感は出てるな。なんか都合よく、敵が死んだぞ? 最後にようやく、転生要素か。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 29
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