豆腐屋で漫画原作なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの豆腐屋で漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月25日の時点で一番の豆腐屋で漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.7 1 豆腐屋で漫画原作なアニメランキング1位
頭文字D [イニシャルディー](TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (497)
2730人が棚に入れました
北関東の名立たる峠道を舞台に、本来ならば「若葉マーク」である筈の主人公、藤原拓海が父親の愛車、AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを駆り、誰の目にも圧倒的に速いと思える車を相手に対等な勝負を繰り広げ、“公道最速”を目指す。

声優・キャラクター
三木眞一郎、石塚運昇、岩田光央、川澄綾子、西村知道、矢尾一樹、高木渉、子安武人、関智一、檜山修之、藤原啓治

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【アニメにおける自動車の表現を根本から変えた歴史的大傑作!!!】

日本のアニメやマンガとモータースポーツの相性は実は結構良くて、古くは『マッハGoGoGo』『よろメカ』『F』『サイバーフォーミュラー』『レッツ&ゴー』・・・とまあ歴史を辿るだけでも数々の名作が生まれてます
ところがこの作品が当時手間ばかり掛かると限界が見えてきていたセルアニメにおけるモータースポーツの表現を根本から覆すことになるんです
かくいうオイラもこの作品には人生観そのものを大きく変えられた一人です


原作は『バリ伝』でお馴染みの“しげの秀一”が1995年から週刊ヤングマガジンで連載していたマンガ
本来なら若葉マークであるはずの高校三年生の主人公が父親から受けた非合法な特訓で天才的なドライビングテクニックを開花させる
そして当時既に15年落ちだった旧型車、通称「ハチロク」を駆って夜の峠道で最新鋭スポーツカーを相手に公道バトルを繰り広げるという俗に言う【走り屋モノ】
後々続く長編シリーズの第1期が今作、通称『First(1st)Stage』です


複雑なカメラワークや流れる沿道の背景を毎週のテレビアニメで表現可能にしたのはずばり【自動車の走行シーンをフル3DCGで表現】するというかつてない試み
当時、連続テレビシリーズで3DCGなんてあまりにも贅沢・・・いや無謀とも言える挑戦でしたがこの作品は見事にそれをやってのけました
そして疾走する自動車の表現=3DCGという今日のアニメ界では常識とも言える構図を完成させるまでに至ったエポックメイキングな記念碑的傑作と呼べるでしょう


また音楽レーベルのavexがアニメ事業へ参入した記念すべき第1作目でもあり、同社のダンスコンピレーションアルバム「SUPER EURO BEAT」シリーズの楽曲を劇中BGMに採用するという試みも斬新でした
当時パラパラブームを目前に控えていたものの、ユーロビートという世界的に観れば実にマイナーなジャンルの音楽の知名度を押し上げたのは今作の力もあってのものです
特に第5話のバトル決着直前に流れる「HEART BEAT」のイントロによる演出は必見
後のシリーズでもGT-Rの象徴として使われる「BACK ON THE ROCKS」や庄治慎吾のテーマこと「DANCING」のような強烈なインパクトを残す演出も素晴らしい
第1話の最初と最終話の最後は必ずDAVE ROGERSの楽曲が来るというシリーズを通して観るとよくわかるセオリーが既に築かれているのにも注目してほしいですね
主題歌を手掛けたm.o.v.e=アニソンという構図も今作が始まりです


ちなみに今ではあまり話題になりませんが2000年の『はじめの一歩』に破られるまでは最高視聴率3.8%という深夜アニメとしての記録を持っていました
この事からも今作が当時どれだけ注目されていたかがわかると思います


それにモータースポーツモノ、青春モノとしてのストーリーの完成度もシリーズ中屈指の出来栄えでして、基本的に5話で1つのエピソードが完結するようなキレイな構成になっています
1~5話 VS FD3S編
6~10話 VS R32編
11~15話 VS EG6編
16~20話 VS シルエイティ編
21~26話 VS FC3S編(+妙義遠征編)
合間合間に恋愛や笑いを挟みつつ全26話
後のシリーズでは原作の細部をカットするような“マイナスの構成”をとっているのに対し、この第1期だけはアニメオリジナルエピソードを加えるなど“プラスの構成”をしているのも特徴
自動車に興味の無い方にも、この第1期に関してはオススメできますb


お話そのものの特徴としましては、「走り屋」と呼ばれる非合法公道バトルを繰り広げる若者達の姿を【究極まで美化してる世界観】が本作特有のポイントといえます
この手の「走り屋モノ」では、少なからず非合法であることをチラつかせて走り屋とはあくまでアウトローな存在であるってことを提示するものなんです
『サーキットの狼』の“池沢さとし”ですらやってます
ですが今作はそーゆーの一切やってないのです(笑)
こんなにも走り屋が受け入れられる世界があるわけ無いのですが、今作では本当のモータースポーツならば成立し得ない【自動車の異種格闘技戦】を実現させるということに注力しているので、公道バトル=無差別級レースとして誰もが黙認
だから走り屋を否定する人なんてのも出て来んのです


それと今では当たり前になりましたけど徹底したロケハン、というのも当時のアニメとしては珍しかったですね
物語の主な舞台となる群馬県渋川市の伊香保温泉街などは原作でもかなり細かく描写されている為、アニメも其れに習っています


さて、やはり3DCGというのは日進月歩の技術でして、残念ながら特に今作のバトルシーンは今観るとツッコミどころが満載だったりします
(セルDVD化の際に音響面などはだいぶ修正されましたが・・・)
そもそも3DCG以外の作画や手描き背景がアナログだったため、人物と自動車の合成が出来なかったという問題点もありました
2002年に発売された『BATTLE STAGE』という総集編では3DCGを一から全てリメイクするなど今作への思い入れはスタッフも大きかったようですね

投稿 : 2024/11/23
♥ : 22

まーぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

秋名最速!

現在のCG技術からすると背景と車の合成の未熟さに
かなりビックリしますが、けっこう熱くなれる作品。
私は車の事がまり詳しくないのでどうしても
人間模様に目がいってしまいがち、印象に残っている話は
池谷先輩と真子ちゃんの峠のシーンですかね。
池谷!逃がした魚は大きいぞ!!勿体無い。
それと、拓海がエンジンブロウしてしまって
おやじが迎えに来るシーンはグッときたなぁ~
文太かっこエ~。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

あの夏を駆け抜けた、秋名の下り最速伝説!

しげの秀一氏の原作コミック(完結)は40巻辺りまで読了。

愛車で峠を攻める走り屋の無謀な生き様をとことん美化し、
多くの若者を峠へ、そして{netabare}板金7万円コース(笑){/netabare}へと誘った金字塔。

アニメ版一期の本作もレースシーンにて、3Dグラフィックで構築された車を走らせ、
アニメにおけるCGの地位向上に大いに貢献しました。

加えて〝聴き"逃せないのは、バトルで多用された、
ユーロビート等のダンスミュージックの数々。

制作に関わった音楽会社エイベックスはダンスミュージック等で
90年代の音楽シーンを席巻し、一見、成功したかに見えます。

けれどクラブやイビサ島で踊り狂う欧米のダンス音楽文化の
日本での定着を狙った活動は必ずしも振るわず…。
エイベックスが手がけた、或いは輸入したダンスミュージックは
ロックのような永続的市民権は獲得していないように私は思います。

それだけに、エイベックスが本作サントラの一定の成功を通じて、
アニメファンにもダンスミュージックを広める
土台を開拓したことは大きな出来事だったと思います。

その後も、日本のダンス音楽シーンは
日本人は笛吹けどろくに踊らない有様なのに、
トランス等は二次元世界でしぶとく生き残るという、特異な発展を遂げますが、
本作はこうした音楽史を語る上でも欠かせない作品だと思います。

ウンチクはさておき、本作のユーロビートとレースバトルの融合は圧巻の一言。
さらにそこに交錯するエンジン音、ブレーキ音、スキール音。
そして…キンコン音!
そして…{netabare}なりゆきでハチロクの後部座席にて、
即席バランサーに仕立てられたイツキの絶叫!!(笑){/netabare}

くぅぅぅぅーーー!シビレるぜ!!(≧∇≦)b

ライバルを演じたキャスト陣も高橋涼介役の子安武人さんを筆頭に、
ボイス、セリフ共にキザ度マックスでバトルを盛り上げます(笑)

原作者が休載しがちになり、バトルが間延びした後年とは異なり、
この頃はスキール音だけでなく人間ドラマもしっかり楽しめます。
特に{netabare}池谷先輩の失恋の件は、ろくに恋愛物を見ない私にとっては、
とても印象的な失恋シーンとして深く脳裏に刻まれていますw(苦笑) {/netabare}

私にも、溝があったら落としたくなるなど
多くの〝悪影響"をもたらした忘れ難い一作。

一期目は特に暑い季節に多くの人にオススメしたい鉄板作品。
但し…{netabare}失恋したばかりの人は観ない方がいいと思いますw{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 15

69.6 2 豆腐屋で漫画原作なアニメランキング2位
モンキーターン(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (147)
656人が棚に入れました
子供の頃からプロ野球選手になることが夢だった波多野憲二(はたの けんじ)。しかし、夏の甲子園大会、東東京地区予選・3回戦で敗退してしまう。
だが、野球部の監督であり、担任の筒井は、そんな憲二に違う才能を見出していた。そしてある日、以前の筒井の教え子でプロ・ボートレーサーの萩原麻琴に憲二を会わせるのだった。
初めて競艇を目の当たりした憲二は、モンキーターンに憧れ、競艇選手になることを決意するのだった。

声優・キャラクター
川島得愛、野田順子、根谷美智子、高野直子、間島淳司、青野武、麦人、岡村明美、私市淳、豊嶋真千子、谷山紀章、大西健晴、望月健一、宝亀克寿、菊池いづみ、村井かずさ、富坂晶、佐藤智恵、神田朱未、渋谷茂、冬馬由美、浜田賢二、千葉一伸、遠近孝一、中村大樹、山崎たくみ、茶風林、久川綾、喜多川拓郎、真山亜子、小西克幸、幸田夏穂、相沢まさき、田中完、加藤有生子、星野充昭

ぶっかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

全速ツケマイ まくれ!モンキー

公営ギャンブル、『競艇』はこれ見て学ぼう

一人の選手が養成学校を経て、一人前の選手になるまでを描く
原作は、日本船舶振興会から競艇初心者の入門書として、お墨付きまでもらっており、続編を含む全50話で、業界の全貌を把握出来る内容となっている

競艇ハウツーの役目を担ってはいるが、スポ魂として充分に選手の生き様も描いており、物語は胸熱
レースシーンはフルCGに加えて、実際のレースから音源を収録して使用しており、その臨場感溢れる描写は、是非とも体感して頂きたい

これを観れば、今まで流していたスポーツ新聞の競艇欄に、目が留まるようになる
少なくともその程度の変化は起きるはずだ

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

競艇の面白さを知る秀作

原作はサンデーの人気競艇漫画。ギャンブル臭の全くしない熱き成長物語。
比較的マイナーな競艇を扱った作品ですが、これぞ王道の面白さ。
CGは最初は厳しいものがありますが、どんどん向上していきます。
痺れるような駆け引き、緊張感ある迫力のレースシーンは圧巻。
モーターやらペラやらコース取りやら、競艇の奥深さも存分に堪能できます。
まぁよく知らないから、面白いというのもあるんですが、競艇ファンにも支持されてるみたい。

ほぼ毎回CG使ったレースの競艇版イニD。実家が豆腐屋という謎の共通点もある。
まぁ内容自体は別物で・・・スポ根的な熱い成長物語として良いものがあります。
負けん気の強い主人公はほどよく熱血、そこまで暑苦しくもないので好感が持てます。
頂点まで上りつめて大怪我して・・・という確実に王道だけどこの作品は本当に無駄がない。
アニメでは恋愛のドロドロもそこまでない。青島さんをヒロインにしとけば良かったのに・・・
とにかく一貫して競艇の面白さを一直線に追求してるの魅力。
ひたすらに熱い競艇の奥深さと主人公とライバルの成長ぶりを愚直に描いた点が好印象です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 17

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いくぜモンキー!決めろマクリ差し!!

競艇に対する見方が変わります!めちゃ面白いですっ!!
出来るだけ多くの方に観て欲しいので、ネタばれレビューは2期の方に書きますw

帯ギュの河合克敏原作、少年サンデーで1997年からおよそ8年間連載された大人気競艇漫画
「モンキーターン」のアニメ化。
一期・全25話、原作でいうところの18巻あたりまでの展開が描かれています。

天才型主人公がライバルとバチバチするタイプのスポ根。
と、言ってしまえば簡単な話なのですが、ありがちな主人公無双、周囲の人間は単にその引き立て役。
という構図に甘んじることなく、しっかりと人物にそれぞれの価値観を持たせ、人間関係に深みを与えています。河合さんは好感を持てるようなキャラクターを描くのがベラボウに(b´∀`)ウマイ!
スポ根漫画家十傑にランクインしています。(私の中でw)

そして競艇という好奇心くすぐるマニアックな分野の専門性に富んだ内容が(b´∀`)サイコウ!
競艇とは6艇のボートが一周600mの水面を3周して順位を争う競技。これはどの競艇場でも同じ。
「アニメでそんなの観て面白いの?ただグルグル周るだけで単調そうだからすぐ飽きんじゃね?」
というイメージが先行してしまいそうですが、やはりというか知れば知る程奥深いものです。
競艇場ひとつひとつにしっかりと個性があり、攻略法が存在します。
また、競艇は現役選手の最年長者が70歳を超えるという大変息の長い競技。
10代の若手から還暦越えの年配まで老若男女問わず、同じステージで戦うという特殊さも面白い。
なので若手と年配者との間で交流もさかんで、魅力的なドラマも生まれやすいのだとか。

本作品でもそういうドラマが描かれており、実在の人物をモデルにエピソードを構成してあるので
どことなく現実味があり、なかなか為になるお話も多いのです。
能天気な内容ではなく、職業レーサーとしての苦悩を描いたりと、シリアス寄りな内容です。
競艇という競技の魅力を余すところ無く描ききっているのではないかとニワカながら思っています。
実際、現役の競艇選手からの人気も高いみたいです。

人間ドラマとしても十分面白いのですが、このアニメ版での見どころはやはりレースシーン!!

本物さながらのレースの臨場感を出すために制作スタッフの方々が相当苦心されたらしく、素晴らしい出来栄え。3DCGによって再現された繊細な水しぶき!
当時の技術なので少し頼りない感じもありますが、艇の見せ方なども良くスピード感もあって最高です。
それに、6艇のボートの6色が鮮やかに表現され、どのキャラが何号艇か判断しやすい。
これは漫画の原作では表現しきれない、アニメならではのアドバンテージだぜ!?
と言わんばかりにほぼ毎話レースシーンが出てきますw
でも面白いので毎回テンション上がっちゃう!www
序盤から速攻、白熱したバトルを堪能でき、観るのが止まらなくなります。

なので、アニメで観れて良かったなぁ~と素直に思える作品でした。原作よりもこっちが好きかな?w
原作の話の順番を変え、やまと学校時代のエピソードを過去の回想という形で話の合間に入れる構成も、テンポ良く話を進める上では良かったのではないかと思います。
テンションを全速状態にしてくれるOP曲「ココロが止まらない」も本編とかなりハマっていて(b´∀`)イイネ!

スポ根好きだけではなく、「宇宙兄弟」のような人生訓溢れるドラマが好きな方にもお勧め出来る秀作だと思います。王道展開ならではの爽快感に加え、内面描写も怠らない。
個人的にかなりツボです☆
今ではすっかりハマってしまい、競艇アプリで毎日予想をチェックしていますw

あと、どうでもいいことですが、競艇イメージキャラクターを和田アキ子からアッキーナに変えたのは大正解でしたねwww

投稿 : 2024/11/23
♥ : 8
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