警官で警察なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの警官で警察な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月17日の時点で一番の警官で警察なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.6 1 警官で警察なアニメランキング1位
逮捕しちゃうぞ(TVアニメ動画)

1996年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (114)
847人が棚に入れました
作者である藤島康介がオートバイファンなだけあり、作中でのメカやエンジン描写、カーアクションシーンは非常にリアルに描かれており現実味とスリル感がある。アニメ版も同様にメカニックには非常にこだわって描かれており、いい加減な描写は皆無である。こうした点に、藤島のバイク蒐集家としてのマニア心の冴え、および描写力の高さが伺われる。ストーリーのコンセプトはロマンティック系ポリスコメディであるが、設定は地に足の付いた作風なので日常世界を舞台としたロマンティック路線といえる。また舞台も架空の都市や町を舞台とする漫画が多い中で、実在する地域(墨田区)を舞台としたことや、警察描写も繊細に現実離れせずに描いているので読者・視聴者にも親近感を与え、より人気も高まった。

声優・キャラクター
玉川砂記子、平松晶子、政宗一成、島田敏、小桜エツコ、松本梨香、関智一、沢木郁也、榊原良子、青野武、小西寛子、丹下桜、堀秀行
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供で大人な婦警さんの、日常系痛快ドタバタコメディー

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1話完結を基本とし、老若男女問わず安心して観られる痛快なエンタメ作品。

古い作品ですが、当時としては作画は綺麗だと思います。特に、バイクやクルマ、モデルガンなど機械系の作画は良かったという印象です。

リアル路線が好きなら、「ちょっと違うな~」という感じだとは思いますし、流石に時代が時代がなので古くさい作画ですが、そこにこだわりがない方ならしっかり楽しめるアニメです。

キャラも魅力的で、(キャラデザ含め)やはり藤島さんは良いキャラつくるな~という感じ。

ただ、オススメ度が、OVA→1期→2期→3期 と下がっていく残念さはあります。個人的には、OVA→1期、でやめておいても良いかと思います。

原作は藤島康介さんの漫画ですが、原作からキャラや設定は引き継いでいるものの、ストーリーはほぼアニメオリジナルとなっています。しかも、そのアニオリ回がとても面白い!

原作ファンはもとより、原作を読み「イマイチだな~」と思っていた方、そして、こんな古い作品知らないよ! という若い方に、是非観て頂きたい作品ですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
豪快でパワフルな肉体労働担当の夏実と、マニアックで冷静沈着な頭脳労働担当の美幸の二人が織り成すドタバタコメディ。

特に良かったのは、二人の関係性。基本的にはトラブルメーカーの夏実が場面を引っ掻き回しますが、時折、美幸がキレると夏実以上にぶっ飛んだ行動をします。この二人が、互いを互いに尊重し、深い所で信頼しあっている様は、観ていて気持ちの良いものでした。

恋愛、という面でも二人の競合はありません。夏実は基本的に渋いオッサン好きだし、美幸には恋人がいるし。

二人とも、大学を終えて警察学校を卒業し、勤務しているので、いい大人ですが、中身的にはまだまだ子供です。それでも、時折みせる婦警らしさ(子供への優しさなど)にグッときます。お酒にまつわるエピソードなどもあり、「見た目は大人。性格は子供。それでもやっぱり大人な」20代中盤くらいの女性の魅力は描けていたかと思います。正直、(健康的な意味で)エロいw ⬅ココ大事(笑) 10代の女子には(リアルでも)出せない魅力ですなw

サブを固めるキャラも実に良い。二人の所属する墨東署交通課は、「独立愚連隊」「ワイルド・サファリ」と揶揄されるほど、個性的でアグレッシブな面々が揃っています。

ゴシップ大好きのトラブルメーカー眼鏡っ子の、頼子。女子より美しい女装子の、双葉。いじられ役で昭和の男って感じの、中嶋。可愛らしい女子高生の、沙織。話のわかる渋いオッサン、課長。そして、ライバルキャラ且つギャグ要員の、ホームラン男w

これといって目新しいキャラがいるわけではありませんが(まあ、原作自体30年以上前ですし)、おさえるところをちゃんとおさえてるな~という感じです。古き良き、を感じることができるでしょう。

ストーリー的に言えば、基本は1話完結の刑事モノですが、その解決法にオリジナリティがありました。前述した「そのキャラならでは」の解決法には一見の価値あります。

また、後半になるにしたがい、シリアス回が増えてきますが、これまた良いです。この緩急のつけかた、見事です!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ドラマなんてなかった・・・・でも長嶋の中嶋はよかった

女神様人気により日の目をみた警察アクションの傑作。
パトレイバーより前に警察=公務員とした最初の作品だったかな。
だから後藤隊長の愛車はトゥディなんですね。
作者によると婦警さんに切符切られて、超美人でミニスカだったら切られてもいいなぁ・・というけしからん妄想からうまれたそうな・。

OVAは非常にデキがいいです。TV版では1~4話になります。

藤島さん・・いやストライク男がなかなか出てこないのがあれですが。。。
原作以上にバイク、車の書き込み、演出は異常。
シーズン1は面白い。
その手のアクションが好きな人はたまらないと思います。

OVA版主題歌も誰かにカバーされてたかな。歌うはTPD(東京ポリスウーマンデュオ)それ篠原涼子がいたアレじゃん!!ってツッこめる、ネタがわかるヤツは俺よりオッサン決定。うまいかどうかは謎だが名曲。
以降はレコ屋とのタイアップ。

ちなみに優香が映画の主題歌を歌っているのは黒歴史?でもないか。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

昔、一時期ハマってた頃が 今でも好きな作品です

君望OVAと一緒に発掘されまして、久々に鑑賞。

「女神さま」から入って、深みにハマったパターンです。
元々何度も観直している作品でして、OVA~1期が特にお気に入りです。

笑いあり涙あり、アクションありコメディあり、クルマありバイクありメカあり、人間模様あり・・・。この作品のポイントを挙げ始めるとキリが無いですw

今と比べれば多々劣る面もありましょうが、その当時は文句無い出来だったように思います。

キャラソンとかサントラとかドラマCDとか、見事にドツボで聴いてましたね~。「TPD」とか今でもたまに聴きたくなります。

こう書いてると・・・やっぱり世代がバレるんでしょうねw

実写ドラマもあったような気がしてますが・・・そこはスルーで(実際スルーしてました)w

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

68.2 2 警官で警察なアニメランキング2位
こちら葛飾区亀有公園前派出所(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (235)
1415人が棚に入れました
主人公・両津勘吉の破天荒な行動力が巻き起こす大騒動の面白さが、長寿の秘密と考えられがちですが、この作品の本当の人気の秘密は、古典落語に通じる人情喜劇のエッセンスが根底に流れていることです。 この作品には、主人公の両津をはじめとして、きわめてユニークな人物達が次々に登場します。彼らが引き起こす、人の迷惑を顧みない大騒動! でもどの人物も何故か憎めない愛すべき人たちなのです。 作者の下町の人々に注ぐ視線の優しさ、下町への愛情、が登場人物たちの素朴で温かい感情となって、作品の中で発露しているのです。 一見、破天荒な「ドタバタ・ギャグ・アクション」の底に流れる、下町の人情・温かさ・優しさが「こち亀」の最大の魅力なのです。

声優・キャラクター
ラサール石井、佐山陽規、森尾由美、宮本充、家中宏

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悩み事が吹っ飛ぶよ

略して『こち亀』

アニメ放送第1話から最終話まで
全部録画しました。母が。

原作は私が生まれた年にスタートして
今でも続いています。
もうとことん続いて欲しいです。

初めてご覧になる方でも
基本1話完結なので
何話から観ても楽しめると思います。
人間関係なんかは、後から解かってくるので
問題ないはずです。
『サザエさん』を別に1話から観なくても
だんだん家族構成が解かってくるのと同じです。

一応、警察の話なんですが、
犯人を捕まえるとか
事件を解決するとか
ポリスストーリー要素は極稀で
仮にあったとしても、
逮捕する事が本筋のストーリーの目的(オチ)では無いことが多いです。
むしろ、世間を騒がしている犯人だったり
事件を起こすのが、主人公の『両津勘吉』巡査長です。

簡単に言うと
下町の派出所(交番)のお巡りさんの
ハチャメチャ人情ギャグマンガです。

個人的には、観ていてすごく元気になる作品で大好きです。
私自身『両さん』に似てるところが多々ありまして、
共感が持てます。
(ギャンブルはしませんけど・・・)

たまに油断してたら腹がねじ切れるくらい
笑うときがあるので、注意が必要です。

音楽も下町の感じが出てるOPだったり
何で?っていうEDだったり(OP・ED共数種類あります)
BGMも楽しい感じが出ていてGOODです。
カッコよくはないですけど、それでいいんです。


アニメが放送されていた時期
私の職場の前の道路を
学校帰りの子供が物凄くでかい声で
「テ・テ・テレビをみるときは~♪
部屋を明るくして離れてみてね♪」
と歌いながら家に帰っていました。

私は一発で「こち亀や!!!」と分かりましたが
それ?それ歌う!?
いや凄く良い事を言ってるんだけど、
「火の用~心」みたいな感じで
感心な子供だけど・・・

そいつのせいで私の頭の中では
『葛飾ラプソディー』が
永遠にリピート再生されることになり
鼻歌うたって、なんかご機嫌な感じで
仕事してる様に見えてしまい、
上司から軽い感じで残業を言い渡されました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

両さんは、35歳なのか…

35歳、といわれて昔はまあ、おっさんだなと思っていましたが、今になって思うと35歳って自分の年齢というほど程遠くなくなってきているわけで…、



 それはさておき、こち亀について、もっとも気になることは制作体制です。最新ネタのキャッチアップがあまりにも、よくできていて、いろいろな種類のジャーナリストと編集部がうまくタッグをくんでいるのでしょうか。とても、原作者個人の仕事とは思えないわけで、「こち亀」をめぐる制作ラインの全体像とか、誰かそのうち書いてくれたら、おもしろそうだなぁ、とおもいます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タレントが声をあてて大成功した好例作品

よく、あにこれなどではジブリ作品は例外としてプロの声優ではなくタレント、俳優、アイドルなどがアニメで声をあてるのが批判される傾向が見られますが、
この作品は全くそれらの意見を覆す出来、ラサール石井さんの両さんは素晴らしく、
まさに両さんの声はこの人でないと考えられないくらいのハマり方で、まさに漫画から両さんが抜け出たかのような違和感の無さです。
声質ばかりではなく、口調が全く両さんそのもので、原作者の秋本さんも絶賛したそうです。
ほかに森尾由美の麗子など他のキャストもハマってます。

まあ、タレントが声をあてて大成功した例は「あしたのジョー」の矢吹ジョーはアイドルだったあおい輝彦さんがどハマりしたわけですし、
中田譲治、松風雅也、菊池美香、MAO、小宮有紗などの戦隊ものからの声優転身も成功しています。
また、古くは大阪を舞台としたアニメ「じゃりン子チエ」はネイティブな関西弁を話せるキャストにこだわったがため、関西を中心に活躍する舞台俳優、子役、芸人、関西出身の声優で固められた事で、見事に大阪の下町感を再現していました。
個人的には旧作「キノの旅」の前田愛(役者さんの方)もハマっていたと思います。

専業の声優ではないタレントが声をあてるのに色眼鏡をかけて見ない方が良いと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

70.4 3 警官で警察なアニメランキング3位
機動警察パトレイバー 初期(OVA)

1988年4月25日
★★★★☆ 3.8 (171)
903人が棚に入れました
クリエイター集団「ヘッドギア」が送り出したOVAで、後に劇場版やTV版なども製作された人気シリーズの原点ともいうべき作品。近未来都市、東京。続発するレイバー犯罪に対抗すべく、警視庁は本庁警備部内に特殊車輌二課を設立し、これに対抗した。通称特車二課パトロール・レイバー中隊…パトレイバーの誕生である。

声優・キャラクター
冨永みーな、古川登志夫、二又一成、池水通洋、郷里大輔、井上瑤、千葉繁、阪脩、大林隆介、榊原良子
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

陸自クーデター事件込みの《警察組織のリアルロボットもの》

同じ陸自クーデターものの『ガサラキ』のレビューを上げているので、それとの比較で、

①同じく、リアルロボットものアニメであり、
②題材として、自衛隊クーデター事件を扱っている作品

・・・ということで、本作のレビューも併せて上げておきます。

◆総評

WIKIPEDIAによれば、監督の押井守(おしい・まもる、1951年8月8日-)氏は、東京都大田区大森出身、東京都立小山台高等学校を経て東京学芸大学教育学部美術教育学科を卒業。2008年度から2009年度まで東京経済大学コミュニケーション学部の客員教授を務める。日本SF作家クラブ会員。

→つまり 1970年(昭和45年)11月25日に起きた作家・三島由紀夫氏の自衛隊市ヶ谷駐屯地(現・防衛省本省)東部方面総監監禁・自決事件の直撃世代(事件当時、押井守氏19歳。なお本作の脚本を担当した伊藤和典氏は15歳)。

・・・ということで、本作でも、その後制作に携わることになる『攻殻機動隊 2nd G.I.G.』(ストーリーコンセプト担当)でも、自衛隊や内閣組織内部からの政府転覆(=クーデター)未遂事件を変な執着を持って描き出す作風にひとつの特徴がある方のようです。

この初期OVAを総評すると、

(1) 1988年という制作時期を考えれば、とくに作画や演出の面でかなり丁寧で良質な作りの作品であり、
(2) また、中途半端な謎テクノロジーをロボット側に混入させていない点で、最も文字通りの意味での「リアル・ロボット」作品といえると思いますが、
(3) その一方で、監督(押井守氏)及び脚本家(伊藤和典氏)が、共に全共闘世代(ないし三島由紀夫自決事件世代・ベトナム戦争世代)ということで、シナリオにある種の臭みが漂う点は留意しておいた方がいい作品

・・・ではないか、と思いました。

※なお『機動警察パトレイバー』シリーズは、本作を第一作として、この後さらに、(1)長編TVシリーズ(全47話)、(2)続編OVA(全16話)、(3) 劇場版(全3作) が制作されており、そちらの方もいずれレビューしてみたいです。


◆制作情報
{netabare}
原作         ヘッドギア(ゆうきまさみ、出渕裕、高田明美、伊藤和典、押井守)
監督         押井守(第1-6話)、吉永尚之(第7話)
シリーズ構成・脚本  伊藤和典
キャラクターデザイン ゆうきまさみ(原案)、高田明美
メカニックデザイン  出渕裕、佐山善則
アニメーション制作  スタジオディーン{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

===== 機動警察パトレイバー (アーリーデイズ) (1988年4月-1989年6月) ====
{netabare}
第1話 第二小隊出動せよ! ★ この年代にしては作画良好だが一部のキャラのウザさには閉口
第2話 ロングショット ★ ニューヨーク市長来京・テロ防止任務、カヌカ着任
第3話 四億五千万年の罠 × 東京湾の巨大謎生物 ※オチがなく脚本安直
第4話 Lの悲劇 × レイバー隊の富士研修 ※陳腐な怪奇譚でガッカリ
第5話 二課の一番長い日(前編) ★ 年末休暇、篠原重工の極秘開発メカ、陸自クーデター発生
第6話 二課の一番長い日(後編) × 核ミサイル回収作戦、空挺用レイバー投入、クーデター鎮圧 ※首謀者の小物感&陸自クーデターの目的の偏向ぶりは×
第7話 特車隊、北へ! ☆ 盗難パト密輸未遂事件 ※脚本が分かり辛い点&この回も犯罪者が小物過ぎる点は×{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)1、×(疑問回)3 ※個人評価 × 3.2

OP 「未来派Lovers」
ED ※毎回変わる

投稿 : 2024/11/16
♥ : 26
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

色眼鏡の功罪

アニメ版パトレイバーの原点という事で、このシリーズ好きなら参考に見といてもいいかもです。
因みに当時の評論家はボロクソに言ってましたw








以下は作品とは関係ない話で読んでも不快だろうから隠しときます。
{netabare}私、パトレイバーって発表当時は好きじゃなかったんですよね。
なんでかというと、パトレイバーが世に出る前に士郎正宗に出会ってしまったから。
べつに関係なくね? と思われるかもしれませんが根がガキだった私には大有りでした。
究極超人あ~るは読んでたので、ゆうきまさみの漫画は嫌いじゃなかったんです。
が、たまたま買った初期作品集にチラッと大々的に発表される前のパトレイバーらしき絵が混じってたんです。
別に今にして思えばその時点でアニメも漫画も企画は固まってたんでしょうが、幼くて馬鹿な私は勘違い。
士郎正宗の路線、パクリやがった ってね。

ガキだからそう思いこんじゃうと、冷静に作品の出来不出来なんて判断出来なくてね。しかも、アニメ化の第一弾だったコレが4話までパロディ路線なもんだから意味もなくムカつきましてね。
(5・6話も天皇のいない八月のパロディとも言われてますが)
まぁそれでも、当時のアニメとして注目度は高かったから目は通しましたけどw

だから劇場版見たのも親しい友人が猛烈に勧められたからでした。
流石に劇場版の出来見たら黙らざるを得なかった。士郎正宗の受けそうな要素だけパクるなんて志低い作品じゃないの理解出来ましたしね。

こんだけ作品が乱発されるアニメの現状でいけば、どこかで見たこと有るな~とか何かと似てる~とかって状況増えてもしょうがないと思うんですよね。
そもそも原作付ならば、話の筋自体は原作の出来を問うべき話であってアニメ自体はその見せ方・演出で勝負するしかない訳で。

それはアンタの観方だろ って言われるの目に見えてますが、なんかこき下ろさんが為に書いてねえ?ってヒドいレビュー見ると作り手側がちと気の毒で。
まぁヌルい評価で甘やかす事の方が罪 と言う見方もあるでしょうが・・・ {/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OVA業界の先駆者

一本1000万円で作れば採算が取れる。
これが初期パトレイバーのコンセプト。
以後OVAの黄金期の始まりです。
パイロット版にちかくまじめな話なのにコミカルな要素が強い。キャラもほんのすこし破天荒で方向性を模索している感じがする。
個人的に一番荒削りで好きかもしれない。
ストーリーは秀逸で初期シリーズだけでしっかりと収まりきっています。パロディを多様しているのですが・・言われなきゃきがつないようなネタばかり・・・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

69.2 4 警官で警察なアニメランキング4位
名探偵ホームズ(TVアニメ動画)

1984年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (126)
609人が棚に入れました
『名探偵ホームズ(めいたんていホームズ)』は、小説『シャーロック・ホームズシリーズ』を原作にしたテレビアニメ。日本の東京ムービー新社とイタリアの国営放送局 RAI の合作。日本では、1984年11月6日から1985年5月20日までテレビ朝日系で放送。全26話。最初の6編は宮崎駿が監督・演出などを務め、その大部分の脚本を片渕須直が書いた。

声優・キャラクター
広川太一郎、富田耕生、一龍斎春水、大塚周夫

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ふははは、ホームズ君さらばだっ! 宮崎駿監督のドタバタ活劇

 記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
 なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。言い切っているような台詞も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。

 NHKで放送していた名探偵ポアロとマープルのように、推理が中心ではなく、実は元気に動き回るキャラクターたちのドタバタ劇だ。

 『主だった登場人物
 コミカルで愉快な人々をご紹介』
 ホームズそのものはコナン・ドイルが手掛けた原作を金型にしているが、大きく違うところがある。
雰囲気は明るく、子供向けに修正が加えられていること。
おせっかい焼きで、かなり推論でものを言ってしまうし、それがまた外れないというご都合主義の目立つキャラになっている。がしかしこのアニメはリアリティを追及して推理をするのではなく、ドタバタ劇を楽しむ、事の成行きを見てにやつき、次第によっては画面に向かって笑いだしたりするのが目的ではないかと、筆者は思っている。
 事件の核心の部分も途方もない特殊メカで行われたりするので、奇想天外な展開が目白押しだ。いつ用意したんだそんなもの、というのが多い。
 助手であり、医者でもあるワトソンもコミカルかつお調子者で、ホームズがまだ引き受けるといっていないうちから、ホームズと私がついていれば大丈夫です、などといきなり請け負ってしまう。特に美人に弱いキャラクターとして描かれていた。
 モリアーティ教授は片方だけに眼鏡を使い、白いシルクハットとマントにステッキといういでだちで、飽くまで英国紳士を気取りたいのだが、実際はドタバタして憎めない三枚目のキャラクターだ。馬車と最初期の車が並列して使われているロンドンの町で、一際目立つ特殊メカを多用して世間を騒がせる、自称犯罪界のナポレオン、喝采願望と自己顕示欲の塊である。
 この特殊メカも宮崎駿監督独自の面白さを感じた。
 その行動力と発明力を活かしたほうがどう考えても大儲けできると思うのだが、そのあたりは突っ込んではいけない気がしてならない。
 負け続けで貧乏暮らしなのに、特殊メカの機材だけはしっかりと調達してくるあたりも、ご都合主義というより、そういうアニメだと思ってみたほうがいいと思うのである。
 モリアーティの部下、トッドとスマイリーは、海賊の一味という設定で登場する。職にあぶれてモリアーティの部下になった。背の低いトッドとひょろりと背の高いスマイリーはわかりやすい凸凹コンビで、ドジを踏んだり慌てたり、飛んだり跳ねたり、どんどんホームズに負け続けて貧乏になっていく……筆者としては一度くらい勝たせてあげたいと思ってしまうほど、愛嬌と味のある二人組である。最後までモリアーティについていくあたり、実は盗人生活を楽しんでいるのかもしれない。
 スコットランドヤードのレストレード警部は敏腕というより、こわもてと強烈な力押しのキャラクターだ。事件が起きるたびに、とりもなおさず突撃、目がくらむほどの塔の上だろうと、海上だろうとおかまいなしに空中ダイビングして、気球や特殊船に乗って逃走するモリアーティ教授を逮捕しようと躍起になる。このあたりはルパン三世に登場する銭形警部を彷彿とさせるキャラクターだ。逮捕だぁーと、叫びながら多数の部下たちを引き連れて突っ込んでいくのはお約束のパターン。また組み体操をしているのではないかと思えるような警察隊の追撃シーンも際立っていたと思える。
 ホームズが住むベーカー街B221番地の下宿管理人・ミセス・ハドソンは、登場したときには19歳の若さですでに未亡人になっている。おっとりしているかと思えば、ホームズよりも素早い身のこなしで疾走したり、一瞬の判断だけで的確な機転と行動力を垣間見せてくれる、いざというとき活躍するキャラクターだ。
 原作とは異なり若いだけでなく、とても美人で、気建が良く、暖かみを感じた。そして料理と掃除が得意。その魅力にはモリアーティ教授も一味のトッドもたじたじ。スマイリーにいたっては、いつもの気弱な一面ががらりと変わり、奮起触発されて部下と主の立場が逆転、モリアーティにですら命令口調でハドソン未亡人を気遣ったりする。
 魅力的というだけではなく、過去の設定も事件で活躍できるよう、飛行機乗り仲間の紅一点として活躍していたことになっている。
 主だった登場人物紹介のおしまいにひとつ。
 登場人物たちはみんななぜか犬の顔だ。猫は登場しても警察犬などは出てこないのだ。

 

『ちょっとした事件のあらすじ』
 全26話からなる作品群は、依頼人やモブキャラクター以外はほとんど同じメンバーで構成されている。

 1話・彼がうわさの名探偵
 プロトベンツに乗って帰路の途中、周囲を警戒しすぎて挙動不審気味な黒塗りの扉つき馬車が前方に立ちはだかり、ホームズの行く手の邪魔をする。ホームズが馬車の窓を覗いて確認できたのは、若い娘とその父親だった。港からロンドン行きの船にまでたどり着いた矢先、例の親子が馬車のタラップから降りてきていた。たまたま船に乗り合わせた医者のワトソンと知り合いになったホームズは世間話をしつつも、船上にいる親子の様子を盗み見る。その時、甲板で荷物運びが旅行用トランクを誤って不意に落してしまった。トランクの中から出てきた小箱を奪うように父親は引っ掴み、胸の懐に慌ててしまいこんだ。ホームズの鼻孔は、事件の匂いを嗅ぎ取っていた。

2話・悪の天才モリアーティ教授
 舞踏会を催していた銀行家サンプトンの屋敷からマザリンの宝冠が紛失する。連絡を受けて到着したレストレード警部は部屋の間取りを確認したが、宝冠があった部屋には犯人が逃走できそうなところはなかった。窓には鉄格子が填められて出入りはできない。舞踏会に出席していた紳士淑女は徹底的に調査を受けたが手掛かりは発見できず。部屋の鍵のありかはサンプトンと息子のザールしか知っている者はいないことから、ザールは疑われ、動顛して失踪する。ザールの婚約者ミス・シールズは、疑いを晴らすべくホームズに事件の真相を究明するよう依頼するのだった。

3話・小さなマーサの大事件!
 非常に精巧な贋金がロンドン市内に出回っていた。頭を抱えたレストレード警部だが犯人の手掛かりを掴むことができない。一方、新聞で贋金事件を知ったホームズの屋敷に、マーサという女児が一通の手紙を持って訪ねてくる。徹夜明けのホームズへの依頼は野良猫のミセス・ホリーを探してくれとのこと。ワトソンは本気で引き受けるのかというが、寝不足で混濁しつつあるホームズの着目眼はマーサの靴に付着していた泥から、歩いて三時間はかかるイーストエンドから来ていたことを推理していた。マーサの話を聞くと母親は早くに亡くなり父と子二人だけであったのに、前触れもなく外出したまま父親は帰っていないらしい。その父はプレス機の技師だという。まったく音沙汰がなかった父から初めて届いた手紙には、なぜか文字に小さな穴が開けられていた。マーサは日ごろ、父から何かあったらミセス・ホリーに相談しなさいといわれていたことを話す。この二つが結びついたとき、思わぬところから贋金事件の手掛かりが浮かび上がってきたのだ。

 全26話を記載しようと思ったが、長すぎるので割愛することにした。イギリス中を飛び回るホームズの活躍には多大な無茶があるが、理論的なものではなく飽くまで活劇だと思うべき、というのが筆者の見解である。

 筆者個人にとっての宮崎駿アニメの特徴を、本作品ホームズと照らし合わせて考えた。

1. ボーイ・ミーツ・ガールの描き方がうまいこと。
 今回はホームズが主役なので恋の話は依頼人などのサブキャラクターが行っている。恋愛関係にある登場人物たちは結婚できる年齢だ。映画館で視聴を経験しただろう諸人には一風変わった印象を与えるのではないだろうか。

2. 軍隊や警察の大隊が躍動感あふれる描き方をすること。
 スコットランドヤードの警官たちが突撃しまくる。銭形警部率いる警官隊よりさらにコミカルに、さらに派手に、さらに現実離れした動きで縦横に駆け巡る。

3. 軍事だけでなくメカそのものの愛着があり、うまく描けること。
 モリアーティ教授のメカはだんだんエスカレートして、最後のほうになると現代でもそんなメカは作れないとんでもメカまでもが登場する。

4. 空を飛ぶ表現力が高いこと。
 気球に飛行機だけでなく、人間もパラシュートなしで空中ダイビングさせる荒業の数々を繰り出す。宮崎駿と空の関係はとても大きく、夢を描きだす重要なシーンだと筆者は考えている。

5. 女性の描写が独特で魅力的なこと。
 ミセス・ハドソンはもちろん、登場するヒロインキャラは顔つきが犬なはずなのに十分魅力的に描かれていると筆者は感じた。名探偵ホームズ系のヒロインはあとの宮崎駿作品には出てこないタイプなので、新鮮さを感じる人もいるのではないだろうか。

6. 子どもたちが元気で動き回ること。
 これでもかというほど子供たちが元気で表情豊か。それが宮崎駿監督の特徴の一つだろう。子供達の集団がちゃんとホームズの手伝いをしたり、人質にされていた子どもが単独でも活躍したりするシーンがある。
 

 これらの特徴が魅力に直結している、というのが個人的な見解だ。スタジオジブリの名は不動のものになったと思えるが、それ以前の駿監督作品にスポットライトが当たることは少ない。さらには、未来少年コナンの話題が若干出ることはあっても、ホームズの話題はまず出てこないようだ。
 ジブリが好きだけれど、最近の作品はちょっと…という人には適したアニメではないだろうか。隠れた名作なのかもしれない。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

空からこぼれたSTORY

1985年放映作品

日本のアニメ制作会社(現在解散)とイタリアの国営放送局が共同で制作、監督は宮崎駿・御厨恭輔
両国で放映されたグローバルなアニメ

すごくワクワクできて、とても優しい気持ちになれる作品
登場人物が犬の姿なんだけど、これがまた可愛い
ホームズ ワトソン モリアーティ教授 ハドソン夫人
魅力的なキャラクター達が宮崎監督の演出で生き生きと動いている
人情味溢れるストーリーに温かい気持ちになれること請け合いです

OP曲やED曲も優しいメロディーで耳に心地よい
ちなみにレビューのタイトルは主題歌の題名

鑑賞したのは幼いころだけど、感動と興奮が心にずっと残ってる素晴らしい一作です

ホームズ役は(故)広川太一郎さん
宇宙戦艦ヤマトの古代守でです

ワトソン役は富田耕生さん
プロゴルファー猿のおっちゃんです

この二人のやり取りは見ていて楽しかったです

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

キムキム さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

日本とイタリアの合作。  日本らしいアニメーション+ヨーロッパらしい情景(設定)

全26話
見てたのは小3ぐらいのときだったような気がします
どのくらい見ててかよく覚えてないけど、26話分だったら全部見てるのかも

原作はコナン・ドイルの有名なあれ
原作よく知らないので比較は出来ないいんですけど、これだけは言えます。原作と違って登場人物はみんな犬です。登場人物って言わないか。
基本的にはモリアーティー教授との勝負みたいになってたかと

全体的に見やすかったです
まだ幼かったころわりと楽しんで見てました
ただ、ちょっと(記憶曖昧だけど)心理描写、社会的な設定が当時の自分には難点だったかな?
キャラは前述したとおり犬なんですけど、ホームズとかはけっこう紳士的でかっこよかったです。強気に出るところは出て根は人を思いやったりして優しかったり。
それと懸命なワトソン君もかっこよかった。助手のなんたるかを学んだ気がします。

OP/EDはともに耳に残る琴線に触れるようないい曲です
いまでもわりとはっきり覚えてます

探偵ものですが(低年齢層にも見やすい)ほんのりとした明るいアニメでした。
お暇なときにでもどうぞ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5
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