記憶喪失で友情なTVアニメ動画ランキング 21

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の記憶喪失で友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月24日の時点で一番の記憶喪失で友情なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.5 1 記憶喪失で友情なアニメランキング1位
ゴールデンタイム(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2206)
12081人が棚に入れました
東京のとある私立大学の法学部に入学した主人公・多田万里は、入学式の後に行われる新入生オリエンテーションの会場である学部キャンパスへ移動中、道に迷ってしまう。同じく道に迷ってしまった同学部の新入生・柳澤光央と出会い、意気投合した万里であった。なんとか目的の場所へ辿り着く目処がついたそのとき、2人の前に薔薇の花束を持った美女が現れる。彼女は花束を光央の顔に何度も叩きつけた後、その花束を光央に渡し「入学、おめでとう」とだけ告げ去っていってしまう。スタイルも身につける物も全てが完璧な彼女・加賀香子は光央の幼馴染みで、幼い頃に光央と交わした「結婚」の約束の実現を夢見て、さまざまな形で光央を振り回してきた。そんな香子から逃れるために、有名私立大学の付属高校からこっそり外部受験で現在の大学に進学してきた光央だったが、新入生オリエンテーションの会場でも香子は2人の前に現れる。香子もまた、光央を追って外部受験で法学部に入学してきたのであった。

声優・キャラクター
堀江由衣、古川慎、茅野愛衣、石川界人、木戸衣吹、比上孝浩、佐藤聡美

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

加賀香子に尽きる作品。わたしはリンダ先輩かな。

花と星とハートがキラキラした華やかなオープニングより始まるゴールデンタイム。
このアニメは、人生のもっとも輝かしい大学時代におけるちょっと面映ゆい恋愛ストーリーです。

ヒロイン加賀香子はストーカー、自分の制御ができません。
主人公多田万里は記憶喪失、過去の自分を見失っています。
それに、明るさの中に憂いを湛えるリンダ先輩、表面上は冷静ですが、揺れる感情に戸惑っています。
この3人の変則三角関係に、香子の元ストーカー先の光央、超音波ボイス岡ちゃん、三枚目ムードメーカーの二次元くん、万里の隣人で粗暴なナナ先輩等、個性豊かな登場人物が加わり、賑々しい限りです。

加賀香子は容姿端麗なお嬢様、性格に難ありです。
でも、自分を客観的に見つめています。
万里との関係の中で、もっとも成長した人物ですね。
リンダ先輩は、激しい気性の中にも、自分を律する力を持っている女性。
ただ、自分を誤魔化す姿には悲哀を感じました。
紆余曲折を経て、最終的には予想通りの結末。
リンダ先輩の心情を思うと・・・。

このアニメはラブコメ作品ですが、コメの部分がどうも薄ら寒く、どうしても引いてしまいます。
大学生のノリはそんな風ですが、少々控えめにといいたいです。

香子役は堀江由衣さん、リンダ先輩役は茅野愛衣さん、岡ちゃん役は木戸衣吹さん。
面白いことに、ちょうど10歳づつの年齢差です。
とくに、木戸衣吹さんの声には何の違和感もありません。
若手No.1、出世頭ですね。
あと、ナナ先輩役の佐藤聡美さんには、声優さんのプロ魂を見ました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 51
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とらドラと比較しないであげて下さいm(._.)m

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
原作者が、「とらドラ」の竹宮さんと言うことで、観られる前からハードルが上がっちゃった可哀想な作品。とりあえず、その先入観は捨ててあげたほうが、自分のためにも、作品のためには良いかもしれたせんね。

ラブコメ、というよりも恋愛もの。ファンタジー要素あり。キャラが変なんでコメディかと感じる時もありますが、本人たちはけっこう本気です。重めの話もチラホラあるんで、シリアス耐性ないとキツイかもしれません。私は結構楽しめましたが♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
大学生の恋愛話を扱ってるのも珍しく、個人的にはプラス査定です。サークルの飲み方とか、校舎での遭遇の感じとか、懐かしくなりました。

私が思う大学生らしさって、「みんなウソついてる」ってことです。正確には、本当のことを言ってない感じ。

(地方出身者からすると)高校までと違い、自分の過去を知る人がいない大学では、ウソをつき放題、というか、格好つけ放題なんですよね。でも、互いに大人ですから、そのウソには薄々気付きつつも、決して触れない。そして、格好つけてる自分自身だって、「多分バレてんだろうな~」と分かりつつも、偽りの自分を演じ続けてしまう。そういう、ウソとウソとで繋がるのが、大学の人間関係です(かなり屈折した意見w)

でも、それじゃあやっぱり寂しすぎる。

だからこそ、酒を飲み、おおいに語らい、少しずつ距離を縮め、ある時、自分を全てぶっちゃける。すると、一生の親友にもなっちゃったりするんだよね、大学の時の仲間って。

その関係性って、ゴールデンタイムの登場人物達にも、共通する部分があるんです。だからこそこの話は、大学が舞台じゃなきゃダメだと思います。

重い話が大丈夫な人なら、とらドラを念頭におかなけりゃ、普通に楽しめると思いますよ。まっ、ラストは賛否あるでしょうが。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 49
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

青春とは嘘であり、悪である

青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺き自らを取り巻く環境を肯定的にとらえる。
彼らは青春の二文字の前ならば、どんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲げてみせる。
彼らにかかれば嘘も秘密も罪科も失敗さえも、青春のスパイスでしかないのだ。
仮に失敗することが青春の証であるのなら友達作りに失敗した人間もまた青春のド真ん中でなければおかしいではないか。
しかし、彼らはそれを認めないだろう。
すべては彼らのご都合主義でしかない。結論を言おう。
青春を楽しむ愚か者ども、
砕け散れ。

このアニメを見ていると比企谷のこの言葉を思い出します。
いつか視聴断念するだろうなぁ、と思いながら視聴してましたが、ここ数話、そして今回の8話が本当に理解出来なかったので断念します。


なんというか、やりたい事、伝えたい事、作品の魅力が全然見えてこないんですよ。
それでいて、キャラの行動も意味不明な事が多い、共感出来ない事ばかりです。
{netabare}○記憶喪失
{netabare}まぁ色々ツッコミどころはありますが、扱う事自体はいいんですよ。その設定を生かせるなら。
この設定は明らかにリンダ先輩ありきのものじゃないですか。
他のエピソードに絡めるくらいでないと、捌ききれない設定だと思うんですが…
とりあえずリンダ先輩が置かれた状況を整理すると、友達以上恋人未満だった同級生が告白し、返事をする日に相手が事故に遭い記憶喪失、その後その同級生は自分のことを先輩と呼び、同級生は何も知らないが、自分は全部覚えている状態。
とんでもない状況ですよね…
リンダ先輩の立場になって考えたら、気が気じゃなくなりますよ。
しかし、実際に視聴するとあまりリンダ先輩の気持ちが伝わってこないんですよ。
設定を捌ききれてないから、リンダ先輩の感情がすんなり自分の中に入ってこないんです。
このエピソードが中心ならまだいいんですが、加賀香子などなど、他のエピソードもあって、描写が弱いし、描写をするタイミング、展開も良くないと思います。
普通に考えれば期待度が大きいはずのリンダ先輩にあまり感情移入出来ない、この時点で今後の期待度はかなり落ちました。{/netabare}


○各キャラの行動に対する共感
{netabare}私だけなのかなぁ、このアニメのキャラの行動に全然共感出来ないのは。
特に居酒屋のアレ以来の行動がマジで意味不明で、私はもう無理だと思いました。
適当に意味分かんなかったこと挙げてきます。
・岡「バカじゃん?」
→私「えっ、何それは…(ドン引き)」
いや、いくら呑みの場とはいえ、もっと言いようがあるでしょ…
それで、さらに問題なのはこの後です。
岡の言い分としては、アレは呑みの場のため告白としてカウントしてない、柳沢があれだけ避けるとどうすればいいか分からないとのこと。
これに対し、万里は励ます会なるものを作り、遊園地に岡が来て、一緒に遊んで仲直りだそうです…
ねーよ(笑)誰か比企谷呼んで来てくれよ。
まず、岡が柳沢を傷付けたということを理解してないことがおかしい。
飲み会の幹事もやって、天然だけどもあれだけ気配り出来そうなのに、そこに気付かないのはちょっと…
そして、それを誰も岡に指摘しないのもおかしい。誰も思わないの?
告白に対して「バカじゃん?」って言われて、他の人にも噂されるってどうよ?
「バカじゃん?」以外に言葉は無かったんですかねぇ…
この際、岡が気付かなかったとしても、誰か気付いて「あの言い方は流石に酷かったんじゃない?やなっさんに謝ったら?」くらいの言葉はかけれたはず。
そりゃあ告白した柳沢はアホだろうけど、その返答は余裕で柳沢の行為を凌駕するでしょ。自業自得では済まされないレベル。
相手のことを考える、相手の立場になって考えるということをしないのでしょうか?
自分のことしか考えてないじゃん。
そんなんだから、問題なぁなぁにして、特に解決した描写もないまま仲直りさせたんでしょ?
何?9話を見ろって?もうお腹いっぱいです。

・「多田くんのことが好きです」
もうさぁ…このカップル本当に互いのこと好きなのか分からないっすわ。
「片思いに敗れた優しさに多田くんを選ぶ(割愛)」
まさに見ている人が思うことですよね。加賀さんいわく、これじゃあ嫌だからシナリオがあったとか言ってるけど、視聴者に突っ込まれないように先回りしたみたいな印象なんですよ。
そんなこと言うくらいなら、もっと多田くんが好きだという描写して、そんな言い訳くさいことをヒロインに言わせないで下さい。
それか、多田くんにそんなに早く告白させないで下さい。
そして多田くん、あなたは彼女が部屋で寝ている中、何堂々と他の女の人と恋愛絡みの話してるんですか?
加賀さんに告白して、友達やめよう的な発言して、それだけ本気で考えていた描写して彼女出来た挙句にやることですか?
マジで本気度が分からない。好きなの?そうでもないの?
リンダ先輩の描写は絶対に必要です。
というわけで、これは完全に展開ミス、この描写をやるとしても、付き合ってすぐの時にやるのはさすがにおかしいんしゃないですかねぇ…
あぁ、付き合ってすぐだけど、リンダ先輩のこと気になってるのか。
これは君のいる町以来の問題作候補かな(笑)

・リア充うぜえ?
変換ミスじゃないですよ。意図的な?です。
いや、確かにうっとおしいんだけども、なんか茶番っぽいんだよなぁ。
例えるなら、中学生くらいの演劇部が文化祭のステージで大袈裟に彼氏彼女を演じてるみたいな。
たぶんね、文化祭の方は笑いが起こると思うんですよ。
それくらいシュールなリア充描写に見えた。
あれ恋愛じゃなくて演技でしょ?嘘で誤魔化してる親を騙すための偽装カップルでしょ?って感じでした。
もう、何を伝えたいのか全く分からない。
ウザさを伝えたいのか、単に恋愛描写を伝えたいのか、浮かれっぷりを伝えたいのか、シュールな図を届けたいのか。
今の僕には理解出来ない…{/netabare}{/netabare}


初めてスマホで文章書いたわりには、予想外に長くなってしまいました。
今期のラノベ枠がどんどん脱落していく件について。
岡田さん脚本の長井監督なら何か変わってたかなぁ?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

88.6 2 記憶喪失で友情なアニメランキング2位
ゾンビランドサガ(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1224)
4579人が棚に入れました
いつもの朝。いつもの音楽。いつもの自分。
7人の少女たちの安寧は、突如崩壊する。
死して蠢く、ゾンビによって……

否応なく踏み込んだ世界、そこは“最高×最悪のゾンビワールド”
少女たちの願いは、たった一つ。
「私たち、生きたい。」
これは、少女達が起こす奇跡の物語サガ。


声優・キャラクター
宮野真守、本渡楓、田野アサミ、種田梨沙、河瀬茉希、衣川里佳、田中美海、吉野裕行、高戸靖広

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ゾンビ女子高生はトップアイドルの夢を見るか?。ゾンビでも腐らない物がある。

 2018年冬、「よりもい」に並ぶ軽みと熱さを両立させた傑作が現れた!。その名も「ゾンビランドサガ」(サガがまさか佐賀だとは誰が予想できたろうか)。


 アニメ大賞を受賞した本作については多くの人が既に書いているだろうから、私が本作のポイントだと思った点を。


 本作はゾンビ+アイドルものという冗談のような企画だが、ゾンビとアイドルという一見ありえない要素をちゃんと真剣に取り組んでいる。真面目に見えていい加減な作品が多い中、冗談のように見えて本気を隠している…。これが真の大人の仕事だろう。


 本作におけるゾンビは、「ブレードランナー」のレプリカントなどに連なる、人間と似ているが違う存在を出すことで人間とは?ということを問いかけるための象徴といえるだろう。


 彼等は肉体は死んでいるが、確かに生きてる。彼等ほどに生きている人がどれだけいようか?。

 
 人として生きているかどうか?それは人として産まれ落ちたかどうかでも、人という静止した状態でもない。それは価値と意味の象徴である目的に生を結びつけて、どれだけそれを燃え上がらせることができるか?、意志の力によってどれだけ人たる存在になることができるか?にかかっているのだ。人とは動的な状態であり、人たる存在にもそれ以下にもなりうるのである。



 本作がアイドル物としても素晴らしいのは、「アイドルマスター」と同じく主人公が極限まで追い詰め、なんで自分はアイドルになりたかったのか?、アイドルとは?という本質まで突き詰めている点にある。


 本作の重要な場面でかかる曲が所謂アイドルソングではなく、熱い応援歌である点もアイドルの本質まで突き詰めた結果だろう。アイドルは単にキラキラ可愛くして、みんなに喝采を浴びるだけの存在ではない。


 愛ちゃんの勇姿がさくらに勇気を与えたように、さくらが愛ちゃんたちに勇気を与えたように、熱い輝きを放つ人は勇気と意志の力を信じさせてくれる、「人」を信じたいと思わせてくる存在の象徴だ。



 本作は滅茶苦茶なギャグと、本質的なテーマ性を両立させるという稀有な事をしているだけでなくなによりキャラの魅力という甘み抜きには語れまい。



 個人的には、サキちゃんの他にはない男気と可愛さの両立の見事さ、そしてなにより史上最高のスーパープロデューサー巽光太郎を成立させている宮野さんの演技の素晴らしさが本作の白眉だったと言いたい。


 2期は夕霧姉さんの過去話、維新の志士みんなに関わってるみたいな嘘八百話だと思ったら本当は一番悲しい運命を背負っている〜的な話を是非やって欲しい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 54
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

佐賀が舞台の屍(かばね)のSAGAに 目尻下がるは人の性

2018.12.24記


よく言われる「3話まで待て!」の上位互換が「初回から神回」とすれば、本作の場合、

 {netabare}「開始1分30秒!括目して見よ!」{/netabare}

最短記録更新です。

ゾンビ×アイドル×佐賀県と斬新な組み合わせ。よくこれで佐賀県民は文句言わないなと思いきや、広報広聴課と県の支援も取り付けてたり、さすが“はなわ”の自虐を受け入れた佐賀県。度量の深さに敬意を表するものであります。
製作会社のMAPPAしかり、音楽会社母体のエイベックス・ピクチャーズの参画も気になります。実写はめ込みの実験的なED「魔法少女サイト」、湘南乃風起用と合わせて、え!?それEDに持ってくる?の「ぐらんぶる」と本作への関与度合いは与り知らぬものの、音楽表現にも期待です。

大筋のストーリーは、生没年もバラバラな7人(体?)のゾンビが集められて、謎のプロデューサー巽幸太郎の指揮下、ご当地アイドルとして佐賀県の窮状を救うぞ!・・・という話。まともに取り合うには躊躇する内容です。これ説明されて「よし!観よう!」ってなりますか?普通はならんでしょう。
・・・そんな期待値の低さを逆手にとって、冒頭の衝撃で視聴者を巻き込み、その後は予定調和を廃したネタを矢継ぎ早に投入し、とかく目の肥えたヲタ層をも唸らせる一品に仕上がっちゃいました。製作陣は作品のバランスを取るのも大変だったでしょうに。お疲れ様でした。

ある種、素材の化学変化が魅力の作品であるため、面白さに触れるとネタバレ必至のレビュアー泣かせの作品な気がします。冒頭の1分30秒超えて、できれば完走なり断念された方向け、以下の続きを見ていただければと。
ちなみに私は、数ある良作群の中のひとつ。傑作には届かないものの1クールで良くまとめた構成力も好印象なお奨めしやすい一品、と捉えてます。
未視聴の方は、ぜひ「組み合わせの妙」なり「作品全体のバランス」に着目してみると面白いかもしれません。



(1)素材の組み合わせの妙→予定調和でないものと王道のもの
■とことん佐賀?
広告費出したん?と思えるくらい佐賀ネタ満載です。
{netabare}通常ロケハンして風景絵に借用+αくらいで聖地化が可能なところ、・・・骨の髄まで佐賀でした。登場人物の佐賀弁、嬉野温泉含めた各スポットの利用、くらいまでならわかります。そこからさらに、アイキャッチでの観光アピール、TV通販ばりの久光製薬サロンシップ(作中は久中製薬サガンシップw)の効能アピール、ドライブイン鳥のローカルCMロケしたり店長さん出演させたり。ここで店長さんの棒読みを非難するのは無粋というものでしょう。{/netabare}

■キャラの配置
生没年バラバラで生じるギャップと関係性がコメディでもシリアスでも活きてきます。
{netabare}平成アイドル(水野愛)と昭和アイドル(紺野純子)との対比は6~7話の柱。アイドル変遷史をダイジェストで見ているかのようでした。
伝説の山田たえ(ロメロ含む)がいることで、後半のゾンビ臭が薄くなる展開の中でも、ゾンビ作品であることを視聴者に認識させてました。彼女なしではただのアイドルものに見えてたかもしれません。
この配置は絶妙だったと思います。
巽幸太郎は唯我独尊w 宮野真守さんさすがだなぁ、としか言いようない本作のMVP。山田たえ役の三石琴乃さんも助演女優賞でしょう。声なき声を使っての表現の幅の広さはさすがベテランです。{/netabare}

■アイドルらしからぬ楽曲
きゃっきゃうふふのキャラソンにずらしを加えて、作品の魅力に仕上げてます。
{netabare}ゾンビの呻き声とデスメタルの相性の良さは言われてみれば納得するがこれは気づかんかった。その昔、マーティン・フリードマンが演歌とメタルの親和性を説いて唸ったのに近い衝撃を覚えました。これ第1話でしたね。
続いてラップバトル。さくら(本渡楓さん)とサキ(田野アサミさん)きちんとそれらしく聴こえてました。お疲れ様です。そこにボイパを被せるのはHIPHOPの王道ではあるものの、アイドルものでは見たことないし、ゆうぎり姐さんが三味線でカットインする編曲も斬新。これが第2話。序盤この2曲で引き込まれたのは私だけではないはず。{/netabare}

■整合性のなさは勢いで不問にする
火葬文化の日本でなぜゾンビ?と誰もが感じる違和感は、きっちり作中で言及しつつ、「よくわからん、まぁいっか」でスルーする。下手に言い訳しない潔さで、ご都合展開のツッコミが入る余地がありませんでした。そもそもゾンビが架空だからね、っていうツッコミはあるかもしれません。


(2)作品全体のバランスの良さ
6話から趣きが少し変わりましたね。脱予定調和から王道への転換です。
{netabare}ゾンビコメディや佐賀推しの度合いを弱めアイドル成長物語にシフトしていきました。己への向き合い方が“死因”だったりするのが本作の特長です。結果、1クールの中で転調してもしっかり纏まめてきましたね。個人的には前半のノリで押し切ってほしかったのですが、好みの判れるところだと思います。
6~7話は純子と愛。8話はリリィ。9話はサキ、とキャラ掘り下げ回でした。本作ならではの死んだ理由と生前の想い(または未練)に向き合う良回が続きます。それに合わせてキャラソンをあててくるのは王道ですが安心できますね。いずれも良曲でした。
転調で違和感を感じることの無いように特別EDを除き、1話からのEDは継続してましたし、キャラ回終わってからED「光へ」が流れた10回はそのレクイエム調の曲が沁みいる感覚を覚えました。
同じく転調の繋ぎとして安定の山田たえ、巽の存在。そして完成度が徐々に上がってく「目覚めRETURNER」は7話が集大成でした。3話と7話を比べると歌の巧拙含めて違いが見えてきます。{/netabare}

成長物語の定番。“トラブル発生”もおさえてましたね。{netabare}さくらの生前記憶は、実際戻ってみたら、なんとも救いようがなく不憫な記憶でした。{/netabare}
ピンチを救うのはやはり仲間。水野愛(種田梨沙さん)が再浮上してきて種田さん好きにはたまらんかったでしょう。私がそうですから。

{netabare}「失敗とか後悔とかを、全然ダメなことだと思ってないからですかね!」
「それって絶対、次につながることですし」
「そういうの全部ふみこえた先に、誰にも負けない私がいると思ってるので!」{/netabare}

上手くコメディ→シリアスへと軸足を移しながら、ステージの山場を2回{netabare}(7話「目覚めRETERNER」エレクトリカルVerと最終話「FLAGをはためかせろ」){/netabare}盛り込むなど、アイドルものとしてもしっかり仕上げたてんこ盛りの全12話でした。

ゾンビ×アイドルの組み合わせに“はあっ?”となったのも今は昔。キャラ掘り下げ回の題材に『死』が絡まざるを得ないこの異色の取り合わせが結果的に効きまくっており、“ゾンビ×アイドル?ええじゃないか!”と完走する頃には考えを改めていることでしょう。



繰り返しになりますが、序盤のカオスさ加減を維持したまま突っ走って欲しかったので、その点は残念です。それでも失速とは感じさせなかったスタッフの力量には感謝!
どう考えても2期を期待させる終わり方で、続きがあるならぜひ観たいです。
ソンビ映画あるあるの“続きがあると見せかけてその後音沙汰なし”みたいなのは、今回に限っては要らないですよ。


{netabare}・幸太郎がさくらの同級生っぽいシーンのあれって何?
・ゆうぎり姐さんの首周りの傷やもちろん伝説の山田たえの掘り下げは壮絶なものになりそうとの期待
・ゾンビバレするのか?あの記者の立ち回りで話は大きく展開しそう。愛とアイアンフリルとの邂逅は想像するだけで切ない{/netabare}

謎の種明かしというより、話をもっと膨らませられるネタが豊富という意味で続編に期待です。



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2019.06.08追記

■どうやらアニメ『神撃のバハムート』の登場キャラ“リタ(CV沢城みゆき)”がモチーフになった、とその後風の噂で聞いた。

■キャラソンもキャッチーかつJPOPへのオマージュがみてとれて好感。
・リリィ曲{netabare}:さだまさし{/netabare}
・サキ曲{netabare}:気志團{/netabare}
さしずめ『目覚めRETURNER』は{netabare}Perfumeだってみんな思うよね。{/netabare}




視聴時期:2018年10月~12月 リアタイ

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2018.12.24 初稿
2019.06.08 追記
2022.06.02 修正

投稿 : 2024/12/21
♥ : 97
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

多くの人の記憶に残った、異彩を放つアイドルアニメ

アニメーション制作:MAPPA、監督:境宗久、
シリーズ構成:村越繋、キャラクターデザイン:深川可純
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ

2018年の秋クールで、どのアニメを思い出すかと問われて、
いちばん多く名前が挙がるのがこの作品ではないだろうか。
はっきり言うと、私はアイドルを題材にした作品が苦手で、
今まで1本も、まともに観たことがない。
ただ、ゾンビファンではある。
『ゾンビ』のDVDはノーカット版を持っていて、
20回は観ているし、ロメロ監督(犬ではない)の
ほかのゾンビ映画もほとんど視聴している。
それで何も知らずに観始めた結果、アイドルアニメも
観られることに気づいてしまったのだった。

主役がゾンビということで、ゾンビ映画のオマージュが
あるかと思ったら、犬の名前以外は感じられず。
ただ、1話目のインパクトはこの作品がいちばん強烈だった。
主人公のさくらがいきなり車にはねられ、
デスメタルとともにOPへと突入。
さくらの体が青色に変化する始まり方は、
かなりショッキングだった。

2話以降のOPアニメーションも派手な色遣いで、
ひとつのストーリーとして構成されており、笑わせてくれる。
EDのコーラス曲は『翼をください』を想起させて、
懐かしい気分にさせてくれた。
{netabare} 話として特に面白かったのは、2話のライブ会場で、
やる気のないメンバーに切れたさくらが、
たえちゃんの取れた頭をぶっ叩いて、
サキとラップバトルを展開するところだった。 {/netabare}
宮野真守による東京喰種の月山習を想起させるような過剰な演技にも
次第に慣れていき、気が付いたときには、
ほぼリアルタイムで必ず観る1本となっていた。

話の展開としては、過去の記憶のないさくらが、
自分の朧げな思い出を手掛かりにしながら、
アイドル活動の素晴らしさ、感動をほかのメンバーにも
伝えて盛り上げながら、それぞれが過去と向き合い
佐賀県の有名なものと絡んでいく物語となっている。
ドライブイン鳥のCMやガタリンピックへの挑戦、
アイドルとしての価値観の違いなども絡めながら
チームとしての結束力を高めていく。

曲も上手く作っていて、全体的に良かったのだが、
上手くやれば、もっと面白くなったと思う。
ストーリーはかなり勢いに任せているように感じられ、
全体をしっかり構成していなかったのは残念だった。
{netabare} 思わせぶりな記者のシーンが頻繁に挟まれるが、
最終回まで何もなく、そのまま終わってしまう。
また、さくらの過去話を最初から最後まで引っ張り、
物語の核としたのに、その部分の話が全く練られておらず、
ただの運の悪い女という話にしたことも良くなかった。
特にさくらの過去話は、もっとしっかり作ってくれたら、
最終回でさらに盛り上がったと思うし、
感動できたのではないだろうか。 {/netabare}
そこには詰めの甘さを感じてしまった。

ただ、全体を見渡してみると、
ゾンビのアイドル話に佐賀県という、
まとめられないような異質なものを上手く組み合わせ、
多くの人の記憶に残る、面白いアニメを作った。

アイドルアニメの異端として、続編も制作。
今後も盛り上がっていきそうだ。
(2019年1月27日初投稿・2021年4月10日修正)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 101

69.7 3 記憶喪失で友情なアニメランキング3位
天体のメソッド(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (964)
4744人が棚に入れました
「この町の空には、いつも円盤が共にあった――」
「願いをかなえるために、ここにいる――」

霧弥湖上空に現れた謎の円盤。
出現当時は世界中を大混乱に陥れたが、そこに留まるだけの円盤への恐怖心は消え、次第に観光地となり、徐々に人々の興味も薄れて行った・・・

二人の少女が出会うとき、それは止まっていた時間が動き出す兆し。
想いが人を変えて行き新しい物語を刻む。

中学校生活最後の年。それは一生忘れられない時間(とき)。

声優・キャラクター
夏川椎菜、豊崎愛生、佳村はるか、小松未可子、水瀬いのり、石川界人

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

美しい風景の中での納得のいかない物語

申し訳ありません。
最初に謝っておきます。
萌絵につられたのが運のつき。
アニメの視聴選定を誤りました。

謎の円盤が浮かぶ観光地が舞台。
4人の女子と1人の男子。
それに、一人の謎の幼女の友情物語です。

最大の問題が、ヘッドホーンの娘。
いきなり「何しに・・・」はないでしょう。
でも、EDの腰振り後ろ姿は、可笑しかった。
それに、不思議幼女は何で生計をたてているのやら。
普通に考えるとおかしいでしょう。
トドメは、何?何?何?のラスト三段攻撃でした。

何故最後まで観たかって?
それは風景が美しかったからです。
聖地は洞爺湖温泉。
火山オタク憧れの地、有珠山へ数年前に行きました。
洞爺湖はもとより、ホテルから見る花火が綺麗でした。
生きている大地を感じられる稀有な場所。
皆さんも一度訪れてはいかがでしょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 63

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

能動的な視聴と受動的な視聴と

keyの大ヒット作品「kanon」を手掛けた久弥直樹氏が原案、脚本を担当する
オリジナルアニメ(全13話)。

本作は、演出が非常に繊細で、表情や仕草だけでなく、
背景だったり、さらには何気なく出てくるアイテムを使って
キャラの心情を表現しています。

じゃあ、具体的にどの場面が?と言われると
視聴時には「あっこの演出上手いな」とか思った場面も
今ではもう何となくしか思い出せませんw(役立たず)

なんでこんなことになってしまったのかというと
本作の視聴時、萌え絵然としたキャラデザということもあってか、
ゆる~いアニメを観るような、
ただ漫然と眺めているといった極めて受動的な視聴姿勢だったからでしょう。

今になって思うのは、こういう受動的な視聴をしていては、
本作の良さというのになかなか気付きづらいと思います。

観終わった後に、
「ノエルが可愛いだけのアニメだった」とか
「訳が分からない切れ方をするヒステリックなやり取りがうざかった」とか
そんな感想になるのではないでしょうか。

訳が分からない切れ方というのも、そこにはちゃんと理由があって、
本作ではそれを逐一説明していないから分かりづらいのだと思います。
説明を求めるのでなく、自ら探っていくという能動的な視聴をしなければ、
その理由にも辿り着くことができないままということもあるでしょう。

アニメなんて娯楽なんだからだら~と眺めていたいというのは当然の要求だと思いますが、
1つ言えるのは、娯楽=受動的快楽ということではないということです。
ミステリーのように自ら犯人やトリックを推理していくという
能動的な楽しみ方をする娯楽だってあるわけですからね。
あと、劇場作品なんかは能動的な視聴をする人が多いですよね。お金払っているからですかねw
だから劇場作品の評価は比較的高めになるのだと思います。

私見ですが、オリジナルアニメには、
視聴者に能動的な視聴を求めてくる作品が多いと思います。
例えば「グラスリップ」。 私は観てませんけど(おい)。
ここでいくつかのレビューを読ませてもらいましたが、
「理解不能」という声が圧倒的に多かったですw
能動的な視聴をしなければ、その魅力に触れられないという作りなのでしょうし、
製作側は視聴者に挑戦状を叩きつけているのかもしれませんねw
オリジナルアニメという場で、何か新しいことをしたいという
高い志だったり、モチベーションだったりが、
そうした作品を作り上げていったのかもしれません。

私たち視聴者はその作品を視聴するかどうかを選べるわけですから、
制作側から真剣勝負を挑まれても、
疲れるから付き合いたくないということであれば、
それを回避することだってできるわけです。

自分が視聴している作品が、
能動的な視聴をこちらに求めているのかどうかを見極めることによって、
作品の観方も、そして評価も変わってくると思いますよ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 52
ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

もうね、100%ノエルちゃんだけの作品

オリジナル。
雰囲気は「あの花」とか「夏色キセキ」的な感じですかね(私感)。
もうね、1話の主人公のベッド脇で正座で待ってるノエルを見てから見ると決めました(笑)。
申し訳ないですが個人的にこの作品はノエルを愛でるだけの作品と化しました。評価もノエルのみの評価です。{netabare}とにかくいなくなるな、帰ってこい{/netabare}それだけしか感じませんでした。
一応、友達とか約束とかキーワードもありますがそんなもの全てひっくるめてノエルがいればいいんです。
逆に私にそれだけでいいと思わせるキャラの存在が驚きです(笑)


私のツボ:矢澤純一/著


OVA‣ONA視聴済(2020.4)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

83.0 4 記憶喪失で友情なアニメランキング4位
黄昏乙女×アムネジア(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1775)
9036人が棚に入れました
度重なる増築により迷路のように入り組んだ私立誠教学園。中等部一年の新谷貞一(にいやていいち)はある日、旧校舎で迷い偶然たどりついた部屋で、不思議な雰囲気を纏う少女・庚夕子(かのえゆうこ)と出会う。彼女は自分を“旧校舎の幽霊”だと言う。自分の過去を思い出せない夕子の為、貞一と夕子は「怪異調査部」を立ち上げ、この学園で語り継がれる数々の怪異を解き明かしていく。

声優・キャラクター
代永翼、原由実、福圓美里、喜多村英梨
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

萌えて笑えて見入って泣ける、ラブコメ・ミステリー・ホラー

原作未読。

主人公の新谷貞一(にいや ていいち)は、旧校舎の幽霊である「夕子(ゆうこ)さん」に遭遇する。
しかし、彼女は自分の死にまつわる記憶を無くしていた。
真相を明らかにするため、「怪異調査部」を設立することになる。
新たな部員も増え、さまざまな怪談の正体を突き止めつつも、彼女の死の真相へとせまっていく。


萌えて笑えて見入って泣ける、ラブコメ・ミステリー・ホラー。
色んな要素を詰め込んでいるのに破綻せず、高水準にまとまっている作品。


まず、メインヒロインの夕子さんの魅力がやばいです。
黒髪ロング長身で純真無垢な大和撫子、それでいながら大人の色気があって実にエロい。
そして、恋する乙女です。
見ていたら「さん」付けでしか呼べなくなります。

サブキャラクターたちも、ギャグ・シリアスともにイケる良キャラです。

* とにかく元気でまっすぐだけど、勘違いで暴走しがちな小此木(おこのぎ)さん
* クールでボーイッシュな美少女と思いきや、ヘタレな霧江(きりえ)さん

そんな魅力的な女の子に囲まれている貞一くんも、イヤミを感じさせないキャラです。
優しくておっとりしていて押しに弱いのに、やるときはやる。
何より一途で、ほんと好感が持てました。

むしろ全員ヒロイン。



作風としては、お色気を絡めたコメディが目立ちます。
下品ではないので見やすかったです。
ギャグは、言葉、動き、見た目など、さまざまな角度で飛ばしています。
「見られちゃった……私の体の一番深いところまで///」というセリフがひどい笑いに。
画面内にずーっと人体模型が映っている回のシュールさも凄まじかったです。


ですが、シリアスな部分はがっつりシリアス。
感情が揺さぶられます。

ギャグ→シリアスという流れは素早く自然に行われています。
気付いたら見入っています。

大げさだったり、ひねりのない内容だったりするのですが、演出と音楽がいいんですよね。
夕子さんの過去が明かされるときの演出はほんと面白い。
{netabare}
長時間に渡って映像が一人称視点というのは、独特で良かったですね。
閉じ込められてパニックになる演技も良かったなぁ。

……ところで、他人同士は、同じ体験を同じように感じられるんでしょうか?
人が「赤い」とか「痛い」とか感じたときの主観体験のことを「クオリア」といいます。
クオリアは本人にしか感知できないので、人がある感覚をどのように受けているか、他人が知ることは不可能です。
そもそも、クオリアはなぜ存在するのか、科学で解明できず、主に哲学で扱われる分野です。

また、人間の感覚とは映画を見ているのと同じで、自由意志が介在する余地がない、という説(随伴現象説)があります。
映画館のようなシーンも出てきましたし、こういった哲学分野の話を意識をしているのかもしれませんね。
{/netabare}


そして、シリアスなシーンから、ラストの感動シーンへ。
マジ泣く……。
話の予想は付くのですが、演出と音楽でぐぐっと持って行かれるんです。
{netabare}
夕子さんが最後に戻ってきたのは賛否両論あると思います。
戻ってこなかったら重いですがインパクト大。
戻ってきたらご都合主義ながら後味が良い。
しかし、アフターエピソードが見れたし、キスが未練で取り憑かれたなんてロマンチックだったのでおkです。
{/netabare}


作画は良いわけではないです。
しかし、色使いが独特です。
例えば、夜のシーン。
普通窓の外の景色は、濃い青か、月の光の黄色。
ところが、この作品では、「赤・青・紫・緑・黄色」と、雰囲気に合わせて色を変えます。

画面のカットと組み合わせて、

* 白の背景に黒の影で「孤独」
* 白と黒のしましま模様で「迷い」
* 無色で「望まない世界」

など、画面全体を使って感情を表現しているのが特徴です。
シャフト風味。

ということで作画の割に視覚効果が高いです。


音楽は文句なし、というか素晴らしい。
OPの「CHOIR JAIL」はかっこよくて耳に残るよなぁ。


どの要素もレベルが高く、12話できれいに収まっており、とても満足できました。
1クールものではトップクラスにお気に入りの作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 101
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

★原作もついに完結★

度重なる増築により迷路のように入り組んだ私立誠教学園。
中等部一年の新谷貞一(にいやていいち)はある日、旧校舎で迷い偶然たどりついた部屋で、不思議な雰囲気を纏う少女・庚夕子(かのえゆうこ)と出会う。彼女は自分を“旧校舎の幽霊”だと言う。
自分の過去を思い出せない夕子の為、貞一と夕子は「怪異調査部」を立ち上げ、この学園で語り継がれる数々の怪異を解き明かしていく。


夕子さんが最後どうなるのか、アニメオリジナルの展開でしたが、原作ではどうなるのかも気になる作品です。

見どころは骨!


■原作第9巻
{netabare}
アニメ版でいうと第10話「喪失乙女」から第11話「紅涙乙女」にあたります。


アニメでは浅葱がアカヒトでしたが、原作では紫子がアカヒトに・・・!さらに庚家の秘密も明かされます。


紫子がアカヒトになるいきさつだったり、夕子さんの死の真相だったり、色々と見どころがありますが、やっぱり一番の見どころは夕子さんの幼女時代!w(ノ `・∀・)ノ゙ オオオオォ♪゙
にやにやがとまりませぬ!


原作では「もう一人の夕子」を受け入れる経緯や受け入れる理由などもアニメとは異なっています。
そして「もう一人の夕子」を受け入れたとき、幽霊として存在し続ける理由も同時に無くなり、幽霊としても存在しなくなってしまったというところで9巻は終わりです(´Д`).∴カハッ

残りの収録話はすべて「特別編」・・・
くそう・・・
(特別編は特別編で好きなんですけどね)


そして最終ページに重要な告知が!!!!





「次巻、ついに完結―。2013年秋発売」



秋まで待てない!!Σ(p´;Д;`)q << ぅあ゛!!ぅゎぁぁぁぁあ゙


{/netabare}

■原作第10巻
{netabare}
アムネジアもついに完結です。
最終巻を一目見ての印象は・・・
「ぶ、分厚い!!(゜ロ゜)」

もう最終巻に一気にぎゅっと詰め込んだ感じです^^
表紙も裏表紙もイラストが超かわいい!

アムネジアのラストはアニメ版でかなり完成度が
高かったですが、原作も負けてませんね。

エピローグはいつもの怪異調査部にもどっていて
とても満足です^^

最終ページでの夕子さんのセリフはアムネジアらしいな、
と思いました(^ ^)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 102

なゆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

良い意味で期待を裏切られた

レビュー未読、あらすじを多少見た程度で視聴しました。
視聴前の印象は「幽霊がでてくるだけの怪談物」だったのですが、いざ視聴してみると良い意味で期待を裏切られました
「怪談は関係ない」というわけではないところも好感です
作画・演出がとても良く、思わず息を呑んでしまうシーンや泣きそうになるシーンもありました
守備範囲外だと辛いアニメだとは思いますが、本筋前の序盤部分が辛いと思う人でも続きが気になる工夫がしてあり、楽しめるんじゃないかなと思います
私はとても満足したので高めの評価にさせてもらいました


どうでもいい話ですが
幽霊部長の件、完全に空気扱いになってるけど・・・
理由を知ってる2人はいいとして、もう1人は気にならないのかな・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

77.9 5 記憶喪失で友情なアニメランキング5位
ZEGAPAIN ゼーガペイン(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1102)
6617人が棚に入れました
未来的にデザインされた街・舞浜市に住み、近郊の高校に通う普通の学生、キョウ。たった1人で水泳部を切り盛りする彼は、中学以来の因縁を持ち難癖をつけてくる宿敵達とのいざこざも意に介せず、練習と水泳部への勧誘の為、学校の室内プールへと向かう毎日。
ある日、幼なじみのリョーコに頼まれ、映画研究部作品の撮影中、やる気の無いキョウはNGを出し撮影は中断。ふと、窓の外を見るとそこで彼は飛び込み台の最上段に立つ、1人の見知らぬ美少女・シズノを見つける。
水泳部入部希望者と察したキョウは、慌ててプールへと急ぐが、シズノは声にならない謎の言葉を残し、華麗な飛び込みを見せ忽然と姿を消す。シズノの事が忘れられないキョウだったが、程無くして彼女はキョウの自室に瞬間移動したかの如く唐突に現れる。
シズノはキョウに「ゲーム」の始まりを宣言。彼女の導きのままにキョウは異空間へ転送され、美しい光の装甲をまとった巨大ロボット「ゼーガペイン・アルティール」に乗り込み、敵と目されるキャラクターをシズノと共に倒していく。
だがしばらくして、キョウは様々な疑問に対峙していく事になる…。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、花澤香菜、川澄綾子、朴璐美、牧野由依、渡辺明乃、坪井智浩、井上麻里奈、吉野裕行、加藤将之、神谷浩史、ゆかな、家中宏、久川綾

ニコフスキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

過大評価

なんか「もっと評価されるべき」みたいな位置づけされてるんですけど全然そんなことないよね

このアニメは2つの要素から構成されていて、1つはSFロボットもの。もう1つは人間ドラマみたいな面だと思うんですけど、まぁどっちつかずで中途半端

まずロボットアニメとしてはコレ酷いよね
魅力がないんですよね機体にも技にも。スパロボに出ても使いたくないもんww

恋愛要素もあるわけだけど、恋愛って分野は一本であるべきなんですよ。決してロボアニメの付属であってはならない。SFに恋愛を交えたって現実の恋愛をテーマにした学園モノに恋愛要素で勝てるわけがないんですよ。劇中のキャラ達にとってならともかく僕達にとってはあまりにもフィクションで現実味に欠けるから

いっそのことロボットバトルアクションをなくしてべつの形にできたなら他の描写が生きてこれたんじゃないかって思います。命の尊さとかを感じながら主人公の成長を描くことを軸にストーリーをっ持っていけたなら、もっといい
作品になったはず



誤解して欲しくないのは面白くないわけじゃないんです
ただ素材の使い方しだいでは・・・っておもってしまうんですよね。つまり「もっと評価されるべき」ではぜんぜんありませーーーんwwwwそこまでいいアニメじゃなかったぞと

あとこの頃の花澤香菜さん
演技下手すぎやろwwwwwwww酷いwww
逆を言えば花澤さんの成長がわかる作品でもあります。もしかして花澤ファンにはこれだけでも視聴の価値はあるかも

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

ガバ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

SFアニメとしては好みだが

16話で断念。断念した理由を主にレビューしていくことになる。

まず、良かった所はやはりその世界観である。6話以降世界観が開示されるところは面白かった。また、朴璐美さんなど脇を固める声優さんは上手かったと思う。

次に、視聴を断念した理由は主人公、ヒロインの声があってなかったためである。イマイチ二人の物語に入りきれなかった。序盤時間をかけて日常パートでキャラの掘り下げを行うのだが、その時間が丸ごと演技のひどさで無駄になってしまった気がする。そのため世界観の開示があらかた終わり二人の物語へと回帰していく16話で視聴を断念。
もちろん私個人の意見なので気にならない人もいると思うが、私には合わなかった。たぶん私好みに声を寄せすぎるとアニメアニメしてしまって、それもまた作品に合わないからここら辺の塩梅は難しい。

総評としては、SFアニメとしては良し。ロボットアニメとしては平凡。恋愛物(?)としてはイマイチという(個人的な)印象である。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

yosshi____ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最近見た中で1番鳥肌が立った作品。

ずっと見よう見ようと思ってたのですが、今更ながら視聴しました。
まず初めに6話までは頑張って見て下さい。

この作品は映画のマトリックスの世界と同じと言ってしまえば簡単ですが、そうではなく、もっと深く濃い内容となってます。

かなりスピリチュアルな話になりますが、ふとたまに、そもそも自分というのは、体という実態のことなのか、脳という意識のことなのかと考えたことがあります。自分の体に他人の意識が入って、他人の体に自分の意識が入った時、果たしてどっちが本当の自分なのかと。
誰でも一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか。

ゼーガペインで伝えたいことはここにあると私は感じました。

意識さえあれば、実態などなくとも生きている。と考えるもの(ガルズオルム)と、実態がなければ生きているとはいえない。と考えるもの。(セレブレム)

これはその両者の戦いであり、26話を通して描かれました。

見終わって、説明不足なところは多々ありましたし、ラストのところも複雑にしすぎた感じはありましたが、それでも今まで見てきたアニメの中でもかなり素晴らしい作品だったと思います。
特にEDの入りは今まで見てきたどの作品よりも素晴らしかったです。

難しい内容が好きな方、考察しながら楽しみたい方におすすめしたい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

66.1 6 記憶喪失で友情なアニメランキング6位
うたわれるもの 偽りの仮面(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (540)
2726人が棚に入れました
目覚めたのは雪深き山間部。
過去も名も思い出せぬまま彷徨う男に、世界は優しくはなかった。
巨大な牙を持つ生物が襲い掛かり、闇に蠢く異形が男を追い詰める。
そんな男に差し出されたのは白く美しい少女の手……
その手を取った時、物語は始まった。

声優・キャラクター
藤原啓治、種田梨沙、利根健太朗、水瀬いのり、加隈亜衣、原由実、山本希望、櫻井孝宏、佐倉綾音

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ハーレムアニメの絶妙のバランスとは

今観終わりました。

元々は20年前くらいからアクアプラスさんが継続しているエロゲーが原作なんですね。
本作品は三部作の真ん中にあたるエピソードかな?(間違っていたらすいません、あえて調べずに書いています)

因みにうたわれるものの第1作はプレステ2のアーカイブスでダウンロードして、現在途中でストップ中。15年以上前のシミュレーションRPGですが今でも通用する絵柄は凄いですね。おっと豪快に脱線。

簡単に説明。記憶を無くしている状態で雪山でさまよっていた主人公。突然魔物に襲われます。危機を救ってくれた薬師の美少女クトリ。何故かほっとけない雰囲気の主人公に対しクトリは保護者宣言を行い面倒を見ると言います。名前も分からない主人公に「ハク」と言う名前を付けて共に旅をすることにします。
この2人の出会いが2つの大国ヤマトとトゥスクルの運命を左右することになるとは知る由もないのでした。

ーーーーーーー以下感想ーーーーーーーーーーーー

うむ~前半と後半でまるで違う物語ですね。私は前半の雰囲気が好きでした。前半のままだったら最高レベルのハーレムアニメとして私の中で上位にランクインしたでしょう。(何様だw)
水戸黄門みたいなクソジジイ(失礼、これくらい私はこのキャラが嫌いでした)が出てくるまでは理想的なハーレムアニメでした。途中クソジジイに対する嫌悪感が半端なくて視聴を迷うレベルでした。なんとか完走しましたが。

話が進む中でハクの魅力に引き寄せられて仲間が増えていく所は戦記物ぽくて良いですね。ハクもそれほど強くなくて、アイデアで難局を乗り切る展開は良かったです。

後半小難しい理屈と、生温い雰囲気の中での戦争シーンのアンバランスさで視聴が苦痛になりました。
生き死にがかかる戦争シーンにギャグっぽい描写は要らないんですよね。シリアスとユーモアのバランスって難しいですね。正直22~24話はなんとか流し見たレベル。25話で少し持ち直しましたが。

作画も音楽も素晴らしく、特にケモミミのかわいい女の子が出まくるので癒されます。しかしやっぱり普通にハーレム路線でまったり行って欲しかったなあ。残念無念。ハーレムアニメについてはデート・ア・ライブを参考にして欲しい(監督はデート・ア・ライブの監督の方でしたw)あれが理想的なハーレムアニメのバランスです。

主人公のハクは設定上カリスマ半端ないのですが、イマイチ他力によるとこが多く、また行動、言動で抜群の魅力が見えるわけでもなく、説得力不足でした。この辺はキャラの活かし方が上手ではなかったと思います。

ヒロインのクオンは独特の喋り方がとてもかわいいです。薬師で面倒見が良くて大食いの女の子。格闘が強かったりは余計だったかな。あくまで薬師でサポート役ってのに拘って欲しかった。

他にもかわいい女の子が沢山出てきますし、男性キャラも魅力的です。めちゃくちゃ途中で終わりますが、多分続編は約束されてるんでしょうから気長に続編待ちたいと思います。
☆少し点数を下方修正しました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

まずまず面白い。でも、前作への愛ゆえに低評価。だって「うたわれるもの」って冠をつけているのだもの

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
前作「うたわれるもの」の後の世界、違う国の話です。基本的には面白いです。でも、前作を愛してる故に、少し低めの評価です。

様々な方のレビューを拝見しましたが、共感できる部分と、自分には理解できない部分がありました。でも、評価を見てみると、一番好評価をしているのが、「原作未プレイ&前作未視聴」組(ご新規)で、一番酷評してるのが、「原作プレイ」組(古参ファン)。私のように「前作視聴済み&原作未プレイ」組(アニメ派)は、物足りなさを感じている、という方が多いように思います。(ということは、シリーズ構成が悪かったのかな? 監督はあえて原作未プレイらしいし。)

つまり、受け手側の経験や期待値に左右されやすい作品、と言えるのでしょう。しかし、みんなに共通してるのは、「うたわれるものシリーズを愛している」という気持ちではないでしょうか? 少なくとも、私はそうです(前作はお気に入り棚)。よって、レビュータイトル通り「愛ゆえの批評」です。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
前半は日常系アニメ、後半はシリアスもありの戦国絵巻要素が入ってきます。前作からのファンは、後半は多少楽しめるでしょう。

ここからはただの推測ですが、前半を日常系オンリーにしたのは、(ゲームの)販促が狙いなのかな? キャラを掘り下げればゲームで使いたくなるし、ストーリーに隙間をつくればゲームで補完したくなるしね。だとすれば、まあしょうがないのかなとも思いつつ、やはり、うたわれるものなら、胸熱の戦場を観たくなってしまいます。

「偽りの仮面」の一番の敗因は、ハクとハクオロ(前作の主人公)の魅力度に差がありすぎたことですね。

ハクもハクオロも背景は似ていますし、なぜか強者が協力してくれるというモテ体質は同じですが、如何せん、ハクには説得力がありません。ただダラけてるだけじゃん、アイツw それを「不思議な魅力をもった人」「なぜかはわからんが、アイツは信用できる」では、いささか乱暴かと思います。

「ハクオロ」は実績で信頼を勝ち得ていました。だからハーレムも許されたのに。ハクは、序盤にあった水車小屋を直すみたいなエピソードを、ちょくちょく入れてくれれば良かったと思います。

だから、トゥスクルと戦争になった時も、正直トゥスクルに勝ってほしかったです。20話あたりなんかまさにそう。あんな(人質作戦なんて)ショボい策で、(前作より更に成長しているはずの)ベナウィやクロウが負けてしまうのは、はっきり言ってショックでしたし、前作を馬鹿にされている気さえしました。まあ、だから直接対峙して負けたのを、ベナウィでなくクロウにして、しかも最後はハクが逃げる形にしたのは、前作ファンへの配慮なんでしょうけど。

あと、大和側で唯一好きになれそうなのがムネチカを始めとした八柱将の面々なので、彼らをもっと掘り下げて欲しかったな~と。

とはいえ、ラストは流石に胸熱で、少しは感動できる展開でしたね。タイトルの伏線回収は、正直、かなり早い段階で予想ついてましたけど。

こうなったら、3期に期待ですね!(ゲームは三部作らしいし)。新旧キャラが登場しまくり、多面的な(様々な戦場や政治の場、個人同士の)戦いをくりひろげる、硬派なヤツを期待してます! こうなったら原作もプレイし、記憶を上塗りして、3期に向けて準備しておくんで!(制作の思うつぼw)

私はどこまでも「うたわれるものシリーズ」には付き合っていきたい所存です!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 27

beatle さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

クソつまらなくて途中で断念。これ何がおもろいん?

タイトル通り。観る価値無し。くっそつまんない。おもしろくない。飽きてくる。最初の二話を観てから、「オレのアニメ観が変わったのかな??」とか思っちゃって『オカルト学院』を観てみました。こっちはクッソ面白い。ファッキンホーリーシットで失禁するレベルの面白さ。このアニメとは華厳の滝の上流と下流ぐらいの隔ててるレベル差が存在しました。

この絵。キャラクター。顔が生きてない。顔がキャラデザのまんま。怖いぐらいに思いました。

台詞。主人公の上から目線に終始イライラ。命の恩人ぐらい敬語使えやカスってぐらいのドクズ。ヒロインっぽいパートナーの女の語尾。「~カナ」って。語尾のキャラ付けが許されるのはとある魔術のインなんとかぐらい。っていうかこの女の顔全くうごかねーよ。コエーよ!!

とってつけたような、カワイイ女の子出しておけば萌え豚が勝手に飛び付くとか思ってんじゃね?

あのさぁ~~。オレ達萌え豚はなんだかんだいっても高レベルのアニメ見てきたんだぜ?伊達に萌え豚名乗ってるんじゃねーっつーの!!!なんだこれ?おもしろくねーぞ時間返せや!!ってレベル。


その点『オカルト学院』は凄いよ。最後までネタたっぷりだもん。


これにゴー出した奴は最悪。特にシナリオがカス。脚本がゴミ。ストーリー展開が遅すぎて退屈しまくりんぐで欠伸連発。

ひっさびさにアニメ観て時間無駄にしてイライラとむかっ腹が出てきたわっ!!!このレベルのアニメを世に出してんじゃねーよハゲってレベル!

このアニメ観るの~~??悪い事は言わない。止めておけ。

一応ニコニコの一挙で観たでシークバー飛ばし飛ばしで12話まで観たけど、やっぱし展開がゴミ。

なんでこのレベルのプロットがゴーなのん???

給料泥棒レベルって話じゃないよ?世間様見てるんだよ??恥ずかしくないの???

マジでつまんないです。本当に。イライラしっぱなし。主人公が生理的に受け付けないのが発端なんだろうけど、マジでナイわー。これ。


なんていうか、表現したいものが無い。カルピスの薄味を延々飲まされてる感じが続きました。「これ水じゃねーか!!」って言っても、「いいえ、これはカルピス(アニメ)ですよ」って言われるようなもん。


主張したい表現が無い。ただキャラ出して萌え豚に媚びてるだけ。


アニメってもうちょっと、『どどーーーーーん!!』とか『これだあああああああああ』とかの情熱があって然るべきなのだと思います。

それがこれには無い。時間の無駄です。本当にありがとうございました。

最後に、「オカルト学院」は面白かったという旨をここに付け足して終らせて頂きたいと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

76.3 7 記憶喪失で友情なアニメランキング7位
機動戦艦ナデシコ(TVアニメ動画)

1996年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (789)
3783人が棚に入れました
22世紀末。突如として木星方面より現れた謎の兵器群木星蜥蜴(もくせいとかげ)は、圧倒的な戦闘力で火星、月の裏側を次々に制圧。今や、地球各地にもチューリップと呼ばれる母艦を多数降下させるに至っていた。2196年。そんな中、木星蜥蜴の支配下に置かれた火星に残された人々を救うべく、民間企業ネルガル重工は「スキャパレリプロジェクト」を計画し、その要となる実験戦艦 ND-001 ナデシコの艤装を終了させていた。クルーには「能力が一流なら性格は問わない」と言う方針の下、一癖も二癖もある人物ばかりが揃えられた。ナデシコ発進の日、火星生まれの青年テンカワ・アキトは、偶然再会した幼なじみミスマル・ユリカを追って出港直前のナデシコに乗り込む。アキトはコックとしてナデシコのクルーに採用されるが、IFS処理をしていたため、人型機動兵器「エステバリス」のパイロットとしても戦っていくことになる。

声優・キャラクター
うえだゆうじ、桑島法子、伊藤健太郎、高野直子、岡本麻弥、南央美、飛田展男、関智一、小杉十郎太、小野健一、真殿光昭、一城みゆ希、田中信夫

だんちょー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

SFロボット+ドタバタラブコメの融合?

全26話。

久々に見返してみたのでレビュー更新。

評価点を若干下方修正。

基本はギャグ多目のロボットアニメ。個人的にギャグ系はあまり得意ではないのですが、それなりに楽しく見れました。

かなりラブコメ要素が多いのだが、SF設定もしっかりしててロボット物好きな方も、ラブコメ好きな方でも楽しめる作品ではないかと思う。

若干思い出補正もあるかなっと思いましたが、今見ても良かったですね^^

作画等は当時としては良いほうだと思うのですが・・・

好きな声優、桑島法子さんの実質のデビュー作ですね。どちらかと言えば落ち着いた役が多い(?)桑島さんのハイテンションが見れますw

続編で劇場版があるのでそちらも是非♪劇場版はTV版と変わって結構鬱展開ですがね・・・

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

すごく楽しいSFアニメ

宇宙戦艦ヤマトとガンダムにラブコメ・熱血などの要素を強く取り入れたような作品です。
OP曲は元気がでる曲として有名。
シリアスなシーンも結構あるが、ラブコメ要素がかなり強い為、SFアニメの中でも最も明るいアニメのひとつです。
戦闘シーンは見ているこちらまで叫びたくなるような高テンションになりました。
ヒロインのユリカ役の声優は絶大な人気を誇る桑島法子、天然のかわいい女艦長を演じ航海を楽しませてくれます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

ジョニー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これが自分の原点かなぁ。

放送時期的にはエヴァの方が早いけど、実際テレビ放送をみたのはナデシコが先で、ハマったのもナデシコが先なので、これが私の原点と言っていい作品です。

この作品の良さは、『キャラの個性』ですね!
とにかく一人ひとり個性ありまくりです。
個性の塊ですw
そんなキャラがホントに沢山います。
そんな作品が面白くないワケがない!!

とはいえ、SFロボットアニメとして、設定やストーリーは、以外と重厚でふざけて笑ってばかりいたら、いつの間にか人が死んでいたりします。

たぶん、こんな昔の作品なのにこれだけのファンが居るのは、エンターテイメントとして求められる要素の多くを備えているからなんでしょう。
逆に言えば、今の作品に無いモノも感じると思います
私は今後も絶対この作品は忘れる事はないです。

追記 祝!やっとBDBOXゲット!(←どーでもいいw)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

70.0 8 記憶喪失で友情なアニメランキング8位
RE-MAIN(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (122)
346人が棚に入れました
知らない自分に、僕らは出会う
総監督・脚本 西田征史(「TIGER & BUNNY」) × アニメーション制作 MAPPA(「呪術廻戦」)の初タッグで水球に挑む!
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ワイも不時着

オリジナルアニメ


岡山舞台の水球アニメ。中学で全国制覇した主人公が不慮の事故で記憶(だけ)を亡くし浦島太郎状態で高校生活をスタートするというとこから。競技の記憶もごっそり抜けてることもあって全国制覇メンバーのお友達も寂しそうなんだけど本人はどうにも反応しづらい。
この記憶の欠落した時点を境に前後の自分はまるで別物。ある意味で生まれ変わったようなものですがいかんせん同一人物なんでね。徐々に記憶を取り戻したリなんだりでビフォアアフターが混じったり反目したりと単なる水球アニメになるところへコショウ一振りスパイスつけてる感じです。

 創部(または再建)→なんかしらの結果出す

これを1クール尺で頑張るので区切りのいいところまでになりますがどこで一服つかせるかは腕の見せ所。評判良かったら続編も…を念頭に置いてるかもしれません。

 夏・プール・男の裸

とリアタイ視聴期の季節感にも合い納涼一服気分で楽しみました。
男だらけアニメにたまに見られる“男同士の変な距離感”はありませんでした。一方でプールだけに『Free!』みたいなスイミー作画を期待したところこちらもさほどでもないです。作画はよくわかりませんが目立ってスゲー!みたいなのはありません。
私としては特に刺さらず可もなく不可もないという評価です。後述ネタバレのどうでもいい理由が気になってたのと、よくよく考えたらオリパラ開催期間中で未知なるスポーツにワクワクするのもドキドキするのもアニメ外で充足できてたのでお腹いっぱいだったかも。
夏場の清涼剤くらいの感覚で臨まれてはいかがでしょうか。。。



※雑感

■『forget me not』

水球で有名な人だと吉川晃司さんを思い浮かべる人も多いでしょう。たしか広島ご出身だったから岡山の隣県ですわな。その飲み友達だった故尾崎豊の代表曲一つと同名タイトルがOPに使用されてます。もちろん尾崎のとは全く違う楽曲ですよ。
めっちゃ爽やかで夏やプールや男の裸が映えるチューンでした。K-POPみたいですね。「煌めく日差しが♪」が「煌めくぅひじゃしが」に聞こえてたのであーなるほどでした。
で、めっちゃ爽やかなのはいいとしてたぶん私がバカ耳だからだと思うんですけど
{netabare}サビ部分がユーミン『守ってあげたい』のソレと被るんですよこれが。ユードンハフトゥウォーオリ♪のとこ。以来脳内にカチッとセットされてしまい最後までユーミンの顔がチラつき邪魔をしました。{/netabare}

{netabare}気になりだすとユーミンだろうがKーPOPだろうが脳内比率のうちOPを占める割合が高くなってきます。こじれると、、、
K繋がりで韓流ドラマあるあるの一つ“とりあえず記憶喪失!”と本作の基本設定の相性が良いじゃーんとかどうでもいいことを考えるに至ります。
そしたら関連してもっとすごいのぶっ込んできましたね。“記憶喪失してる期間のスライド”という力技。今度は一部思いだしたけど別の期間の記憶が抜けちゃうという脳医学臨床の最先端をゆく症例でございます。なにか糸が切れた瞬間でした。{/netabare}

王道スポーツものではなく韓流ドラマという魔解釈から抜けきれないため本レビューは参考にしないでくださいませ。


■韓流おかわり

悪ノリ続きです。ここまで来たらどんどんいったれーっ!とそれっぽい違和感が残った3点を追加

1.{netabare}曙学館(しょがくかん)の備前監督(CV緑川光){/netabare}
 {netabare}高校の学校スポーツは教育の一環です。仮に建前でもですよ。なので中学優勝時の記憶が戻った主人公に対する大人の態度としてあれはないかな、と。体調やメンタルなどみなと君その人個人への気遣いはなし。かつての教え子に大きな変化が生じているのにです。「大丈夫か?どうだ?」くらい声かけてあげりゃいいのに、あくまで競技者視点でのうんぬんかんぬんのみ。全国クラスならなおさらメンタルケアなんて大事だろうに。どうにも違和感しかない監督さんの対応でした。アニメ的にも大人は魅力的に描かないとだめよね。{/netabare}

2.{netabare}川窪ちぬ(CV Lynn){/netabare}
 {netabare}つまり記憶無くなる前のオラオラみなとくんが気になってたということね。KISSも意味不明で「ズキュゥゥン」な唐突さでした。同じオラオラでも適宜適切ワードをぶち込んでキュン死させるのが日本の少女漫画。オラオラなまま性格どんなでも結果出しちゃうあなたがどうにも気になるわの韓流ドラマ。ちぬちゃんは後者っすね。好きな人は好きなんでしょう。{/netabare}

3.{netabare}曙学館手前の試合{/netabare}
 {netabare}試合展開、心理描写、軒並み稚拙なんだけど試合には勝利。プロセスより結果重視。順位序列が上であることを優先。なんだかなぁ{/netabare}
 {netabare}最終回。曙学館に1点取るとこも上手いことやったった感醸し出してたけど自身の競技力低下には見ぬふりで、だまくらかしただけでドヤられてもなぁ{/netabare}

歌と記憶喪失設定だけではないと魔解釈をさらにこじらせてるためやっぱり本レビューを参考にしてはいけません。



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

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2021.10.03 初稿

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

水球やろうぜっ!(伏兵だった)

1話見た感じだと、女性専門家枠かぁと思っていたら、
まさかの主人公が雑誌を見ていて「いいな」といっていた、
水泳選手?(女子)にキスされるとは!?

『TIGER & BUNNY』に関わっていた人が携わっているから、
女性専門家枠に落ち着きそうな気もしないでもない・・・

{netabare}
しかし、記憶喪失で3年分の記憶を失い、実質小学6年生の状態から、
1年で高校合格とか凄い。

8話で、記憶を取り戻し、9話で、ミナトが、元々優しい性格だったのに、
監督の『エースはエゴイストたれ』で、実力を兼ね備えた、俺様ワガママに
変わっていったようなので、性格変貌の現況は監督…
(記憶が戻った時用に映像を残していた、小6の記憶までしかないミナトは優秀)

ヒロインと思われたキャラも、先輩の復讐がしたかっただけだったので、
県大会、1勝できるかが、見どころになるのかな。

県大会で1勝はできた。
曙学館には勝てなかったけど、
ミナトが人間的に変わる試合だったと思った(他人を思いやれる)

いい意味で伏兵アニメだった。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
ネタバレ

olmo さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まさかの今期覇権候補アニメ‼︎

岡山の県立高校を舞台に男子高校生たちが水球部で全国を目指す王道スポ根ストーリー。
見る前まではいつものBL物だろと思っていたところ、第一話から{netabare}主人公の記憶喪失の流れや、一話から二話にかけてのちぬさんとの約束など、{/netabare}まさかここまで王道のストーリーだとは…
良い意味で期待を裏切ってくれました。(脚本)

四話まではまだ対外試合などといったシナリオを入れないのでしょうが、この二話でかなり対外試合時のストーリーの流れが楽しみになりました。
またこのクオリティの二話は今期他の作品を見たところないと思いましたのでこのタイトルとなりました。

とにかくこれから毎週が楽しみです。

3話まで視聴済追記(2021/07/26)
{netabare}流れが完璧すぎる…
特に新入部員候補 網浜秀吾との水泳対決の持って行き方やその合間のババヤロの過去描写の挟み方が良いタイミングだったと同時に次の回にストーリーの山を持っていく流れが最高過ぎました。

ここからも下準備をしっかりとした完成度の高いストーリーを楽しみにしています。
{/netabare}

5話まで視聴済追記(2021/08/13)
{netabare}隣の六花学園との絡みからのジュニアチームとの対外試合。
そこからの大敗による英太郎の退部未遂事件。
どれをとってもここまで王道的なストーリーを不自然無く進めてきたという点でとっても満足してみることができました。
特に英太郎のみなとと何故山南高校で一緒に水球をやりたいかという理由もあの年代らしいもので、とてもリアリティがありました。

次回も楽しみです。
{/netabare}

最終話までの視聴済追記(2022/01/11)
リアタイで見終わったあと仕事が忙しく、最終話までの感想をこの日まで書けませんでした。遅くなりましたが、感想を書こうと思います。

{netabare}
まずは夏休み定番の合宿回がなかなか見れないウシジマ君の心情を写しとる上でかなり印象的でした。この回がなければ最終話でのウシジマシャウトが全然感動できないものとなっていたに違いないでしょう。
次は部活ジャージ回なのですが、ここではジャージ作成にあたり網浜とキャプテンの過去を同時に掘り下げたのはお見事!と感じました。そこからのキャプテンのジャージ作成ミスの流れも王道過ぎてこの令和時代でなかなかお目にかかれないものを見れました。

9、10話もある程度王道っちゃ王道ですが、流石にミナト2度目の記憶喪失させる必要があったのかなと感じました。
つまり記憶が戻るのであれば、わざわざ戻るまでの記憶を消さずともその後のストーリー展開を一緒にすることは可能で、最終話にかけての試合時間をもう少し増やせたのでは?ということです。

最後に六花学園、曙學園との試合回ですが、どちらともプレーのシーン(特にパス回し等)が少な過ぎると感じましたが、キャラクター心情や成長過程といった描き方は誰が見ても分かりやすくできていました。

曙學園には敗北しましたが、それによって次があるっていう青春独特の空気感をMAXに感じれたのも自分的にはツボでした。

ここから2期があるとすれば是非24話で放送してほしいです!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

69.2 9 記憶喪失で友情なアニメランキング9位
最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (1283)
7231人が棚に入れました
両親の再婚で義理の兄妹になった二人。義妹が自称幽霊の少女に憑かれてしまい、成仏させるため義兄と恋愛することに。
お兄ちゃんとLOVE×LOVEしないと死んじゃう! ?ツンツン妹×幽霊少女×新米兄貴の新感覚ドタバタラブコメディ!

声優・キャラクター
橋本ちなみ、間島淳司、小倉唯、金元寿子、内匠靖明、愛美、佐々木未来、田中真奈美、佐久間紅美、青山穣、伊藤美紀、橘田いずみ
ネタバレ

めっちょん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

お兄ちゃんのエッチ!バカ!変態!にぶちん!鈍感!ラノベ主人公ー!w(義妹つながり)

実は日常系としてはかなり面白い

それに余計な設定を入れたのがマイナス

この設定が酷く人権無視していて印象が悪い
美月ちゃんが可哀想になってくる

まあ一番の原因は日和ですね
{netabare}幽霊設定ゆえ好き勝手やりすぎかつ許されるお得キャラですね {/netabare}
ここはやはりファンタジーとして割り切る必要がありそうです



で、表題のお兄ちゃんのキャラもかなり強引なキャラ設定

{netabare}トイレ言ってるのにオシッコぐらい察せないかお兄ちゃんっwいらんお節介ばっかりしてっw
反して日和やらTSTやらバレバレなのになんで一言そこをツッコめない?!w
現実問題憑りつかれてるのにそんな反応でいいんかw {/netabare}

まあいろいろ鈍感にぶちん抜けてるお兄ちゃんですねw
話を面白くするための趣旨上しょうがないキャラ設定なんですがね

こういったキャラが多いのは物語を滞りなく進めるうえでとても使い勝手が良く便利なのかなと思いますね
ここでお兄ちゃんが鋭い感性を持ってたら話がぐちゃぐちゃになっちゃいそうです
これはそういうアニメでは無いので。
お兄ちゃんは何も知らないただ日常を送ってるだけの存在である方が都合がいいわけです

これは例えばウルトラマンや魔法少女ものみたいなヒーローヒロイン物にも通じるもので
一般市民が何も知らないからこそ成り立つ特別な物語として視聴者の共感を得られるわけです

つまり鈍感ラノベ主人公=一般人その他大勢という逆説的視点によって物語を進めるのが
非常に話を作りやすい定石として定着していったのではないかと思いますね




美月ちゃんの絵はかなりの美少女タイプでいいですね。好きな絵です。
特に表情の作り方が非常にいいです
中の日和と入れ替わりも含めてコロコロ変わる表情が作品でも最大の見どころですね
ここはたぶん一番力を入れてる作画シーンなのではないかと思います




そういえば各話タイトルが何かの作品のパロディーなんですねw
ゴースト~ニューヨークの幻~だけは分かったw




お気に入り妹キャラBEST3!

1.鳥井萌亜
ツインテツンツン妹キャラ。ハゲ言うなwあー罵られたいw
てゆうかハゲのお兄ちゃんもいいキャラwうんいい兄妹w

2.美月
姫カット恥ずかしがりむっつり妹キャラ。…罵られたいw
OPの美月ちゃんの表情がゾクゾクきますね。ジトーッと見られたいw

3.日和
押せ押せイケイケ積極的妹キャラ。押されたいw

というわけでとにかく妹可愛いアニメでした笑


ちょっとだけ気になって設定をwikiで調べてみましたがアニメで明かされてない事実がかなりありますね
原作読めばいいんでしょうけど是非続編もアニメ化して欲しいところです。かなり面白いです
その場合問題もあるのでエッチ要素はもっと控えめにw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

最近、アニメのようすがちょっとおかしいんだが。

今期アニメ一発目から、結構ぶっ飛んだものを見てしまいました・・・(;^_^A

■第1話
{netabare}
これは、アニメとしてどう収拾付けるのかが気になりますね^^;

「わたもて」の橘田さんも出演しているみたいですけど
出番まだかな~
(橘田さん押しの私としては)1話目を見た感じだと、橘田さんが日和役でもいいような・・・。

実写化するみたいですけど、アウトですね^^;
{/netabare}


■第2話
{netabare}
1話がぶっとんだ内容だったので、今後の展開に
ちょっと期待してます。

原作者の松沢まりさんの作風からして、
あえてねらって行った展開、らしい。。。

それにしても美月を取り巻く環境は
理不尽ですね^^;

とりあえず、お兄ちゃん、
2話連続で、トイレのジャマはしないであげて( ノД`)
{/netabare}


■第3話
{netabare}
美月の心境の変化が出てきた回でしたね^^

後半にまたお兄さんの「いらぬお世話」がでてきましたが、
「あんた空気読めてない」って、ゆきねえGJです。
( ´∀`)b
{/netabare}


■第4話
{netabare}
幽霊みれる人が2人はいるみたい。
今回は普通にイイお話でした。

美月のツンとデレがいい配分です^^
{/netabare}


■第5~6話
{netabare}
6話の最後のアレは一体!?
完全にメタル○アですね

カメラワークと最後の「!!」
の再現度が良かったです^^

次回のタイトルは「てさぐり!部活もの」って、アレ?!(笑)
{/netabare}


■第7話
{netabare}
今回はわりと普通のお話でしたね~
最後の美月ちゃんのアレはいつものお約束ということで^^

6話のメタル○アみたいな遊び心がまたあると楽しいですね♪
{/netabare}


■第8話~11話
{netabare}
ツン属性オンリーだった美月ちゃんが
立派な?ツンデレ属性に昇華しました(笑)

序盤はなかなか過激な内容でしたが
正統派なツンデレになっていていいカンジだと思います^^
{/netabare}


■第12話
{netabare}
ゲージが満タンになり、階段も登り切った!
と思いきや、まさかの2階でした(笑)

日和とはまだまだ長くなりそうですね^^
いい最終回でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 94
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハートキャッチ美月ちゃんのアンラッキースケベな日々

2014年放送のテレビアニメ 全12話+OVA1話

原作 松沢まり 監督 畑博之 構成 倉田英之 制作 project No.9

ここでは非常に評価が低い部類の作品みたいだけれども、
チョイスしたのには理由があります。
女性漫画家の書いた月刊ドラゴンエイジ連載のエッチっぽい作品と言うのに惹かれたんです。

この作品の5年前のB型H系という女性作家の作品が好きだったんですが、
第一話の主人公のH友100人欲しい演説に純情オタ達がドン引きして今も評価低いと思います。
これも同系統かと思ったんですが、作者はシンエイ動画の動画チェックをやってた人のようで、
漫画はアニメの線画そのものです。
デジタルで色を決めればアニメ完成、とかそんなレベルのコミックです。

こっちも同じ、第一話の執拗なおしっこネタでドン引きかもです。
でもこれは女性だからこそ描ける本当の少女の日常、
トイレに行けば座ってする、着替えは先にスカートを脱ぐ(トイレなら頭から)、
男性より煩雑に尿意をもよおし、我慢しづらい。
自室では下着のみ、全裸も普通。
これはエッチでは無く普通の生活ですが、男性作家では書けないものです。

ほとんど第一話時点の情報のみですが、長くなったので畳みます。
{netabare}主人公は「神前美月」という高校一年生の少女。
B型H系の山田と同い年ですが、設定も声優の力量も相当違います。
見た目は可愛いが性格はオドオドジメジメ引っ込み思案。
この少女が突然天使っぽい外見の少女の霊に取りつかれて成仏の手伝いをと頼まれるお話。
少女の霊は同居の義兄に恋していたらしいが詳細不明。
でも、義兄の「神前夕哉」は両親の再婚により同居し始めたばかりで、
美月と初対面のはずなので、最近では無く最初からおかしい。
貞操帯に装備したハート型の容器に義兄への愛の量が示され、
それがたまると成仏できるという設定。昔の魔法少女物っぽいですね。
純情少女に黒のアダルトな貞操帯、女性作家らしい容赦無しですね。

まず原作のコミックがアニメレベルの絵のため絵コンテ不要っぽい。
作画は低予算デジタルとはいえ、人物線が繊細で背景も雰囲気は良い。
主役の美月の声優橋本ちなみは本作が初のメインで現在低迷中。
幽霊「寿日和」(副主人公)の小倉唯は若手だがロウきゅーぶやひなこのーとのレギュラーで上り調子。
物語はアニメ化を意識したような流れ。さすがプロというか。
ラストはきちんと締めて終わります。2期は考えていなかった模様。

面白いのは、ラッキースケベが女性側の視点で描かれていること。
徹底的に見られる側の感情描写がされています。
しかも主人公が引っ込み思案でオドオドしているため、ラッキースケベの衝撃が大きい。
もう慣れただろうと思っても最後まで純情可憐過ぎます。
義兄のほうは飽きてきてるっぽいのにw {/netabare}

女性作家にしか書けない、少女の側に立ったエッチなラブコメとして十分楽しめました。
完全に美月の視点で描かれるため、義兄や恋のライバルの本心は不明です。

このアニメを女性が観たらどう感じるのか、個人個人違うとは思いますが興味があります。
B級作品ですが丁寧に作られて女性心理描写も悪くない隠れた佳作だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33

66.3 10 記憶喪失で友情なアニメランキング10位
神之塔 -Tower of God-(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (220)
630人が棚に入れました
塔を登れば、全てが手に入る。塔の頂上にはこの世のすべてがあり、この世界を手に入れる……神になれる。これは、ただ星空を見たくて塔を登る少女・ラヘルと、そんな彼女がいれば何もいらない少年・夜の、始まりと終わりの物語。

声優・キャラクター
市川太一、早見沙織、岡本信彦、三宅健太、本多真梨子、興津和幸、関根明良、江口拓也、深町寿成、末柄里恵、津田健次郎、吉野裕行、小野大輔、伊藤静、大塚芳忠
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

観終わった

2話までの感想{netabare}
ん?中華かな?と思ったら韓国だった模様。
なるほど…やっぱどっちも似た様な感じになるのかな?
内容としてはハンターハンター…ってよりも“霊剣山”の1作目を思い出した。
塔の頂に登る=仙人を目指す、と解釈するとすげーシックリ来る、韓国にも羽化登仙って思想はあるのかね?
作中の文言通り「神を目指して塔に登る」と解釈するとどうしても「神になるためにその試練って必要?」と引っかかりを覚えてしまうが、これが「仙人」だったらあら不思議、どんなに不合理でも納得(諦めがつく)できちゃう、私は。
2話の選別なんていい例かな、神の水で作られた壁を抜けれるかどうかの件だけど、「参加者間でどうこうするのではなく試験官の手による選別なら最初の400人を選ぶ前に実施すればいいじゃん(※)」と突っ込まずにはいられない。
要は無駄に死者を出してただけで、これで主催者が人口調整で殺し合いさせてるとかウラがあるならまだしも、無いのなら「仙人選抜なら仕方ない」と思って納得する(諦める)しかない。

まぁなんて言うんだ、キャラの目的が不明瞭で「なんでそれやってんの?それ必要ある?」と思っても「仙人を目指すためだよ」と言われたら納得できちゃう強力なカードとでも言いましょうか…。
ただ、カードの強さにかまけて細部がおざなりなのは…ま、まぁそこは外国の感性ってことでしょう。
で、主人公はそんなことより行方不明になった恩人?の消息を追うのが目的ってことらしくて…あ、顔が良ければ優遇してもらえるってのは韓国らしいのかなw

それとタイトルが「神之塔」「-Tower of God-」となってるのは「神之塔」の部分がハングルまたは各国の言語に置き換わっても「-Tower of God-」はそのままで、知らん言語バージョンを目にしても何の作品かすぐ分かるようにしてるんだと思う。



一応、3人でチームを組んで一人でも壁を通れなかったら失格だったので、誰と組めるかの運を試したのかも知れない。
とはいえ、だったらもうちょっと見せ方あったんじゃない?とは思う、通れないチームメイトを叱責するヤツとかさ。{/netabare}

3話感想{netabare}
5分の間に扉を開くのがどうとか。
まだその“法則”が明確になってない状態、つまりは早い段階で試験に挑んだチームほど不利という馬鹿馬鹿しい内容。
でありながら、次の試験でその件は全く関係無く我先にと飛び込んでいって…せめてそれぞれ関連付けくらいさせようよ。
でもって試験官はやっぱり人を殺したくて仕方が無いっぽい。
宇宙船が舞台で人口調整でもしてんのかね?


絵に関しては実際の現場は知らないし3話までの限りではちゃんとした人が描いてると思うのだけど──
主線が汚いのはdpiの低いクッソヘボい機材──スキャナーだか編集ソフトだか──がクッソ汚い紙を取り込んで汚れ飛ばしでコントラストを上げ過ぎるとああなる気がする。
ああなるっていうか、そういう状況を想定して予めそれに合わせたというか。
色数が少ないのはナルトにしろブラッククローバーにしろアクションの激しい回はあんな感じで、激しいアクションじゃないのにこれってどうなん?って気がしないでもないけど、やっぱクッソヘボい現場を想定してワザとレベルを落としてる感じがする。

作り手の技術レベルが低いんじゃなくて現場の機材レベルが低いって感じ、あくまで3話まで見た限りね。{/netabare}

総評{netabare}
最初の頃抱いた予想「どうせそのうち作画が崩れるんでしょ?」、これが見事に外れて最後まで作画がシッカリしてました。
「作画が崩れても目立たない作画」を意識してのデザインだったと思うのだけど、アクションも最後までしっかりしててどういうこっちゃ?
“はてなイリュージョン”と何が違ったんだろう。
1話見て作画が気にならないのなら最後まで見ても問題ないと思います、一貫して安定したレベル。

とはいえ作画ではなく内容の方といえば…。
まず「塔に登る」ってのは「仙人になる」ことと似たようなモンか?と思えるかどうかで見続けられるかどうかが別れそう。
これは韓国作品らしいけど、中華アニメだと多いんだ、「とにかく仙人になるんだ」が目標で「それになって何するの?」は特に無いやつ。
仏門だったら悟りを開いたら無余涅槃にでもなって六道救済するとかあるけど、仙道って肉体に固執したり利己的だったりと目的がバラバラで、従って漠然。
利己的であっても構わないのでそれに至るための手段が「いやそれ人道に背くだろ」ということをやっても構わない、果たしてその手段が目的のために適してるのかどうか私には判断できない(作者の気分次第)。
物語の目的を設定するには便利ではあるけど、ついていけるかどうかは人を選ぶんじゃないかな。

ってことで私は「塔に登る」ことについてはそこまで違和感は覚えなかったのだけど、問題はその後。
それぞれのキャラが何ができて何ができないのか分からず、更にこの作品でしか通用しないよく分からないルールの競技をして、よく分からない駆け引きをする。
そうねぇ、野球で例えると──ストレート160キロが速いのかどうか分からない、打率4割が凄いかどうか分からない、アウト幾つ取ればいいか分からなければイニング数が幾つあるかも分からない。
そんな状態だと多分野球見てもつまらないんじゃないかな?せいぜい派手なホームランがなんとなく凄いって分かる程度で。
なによりなにが反則になるのかすら分からないので、ルールの隙を突いて裏をかくようなことをしても「あ、それやっていいんだ、ふーん」としか思わない。
「カバンの中に3人仕込んでおいたのさ」と言われてもふーんとしか思わない。
まず一体どんなルールなんだ?と興味を引くほどでもないってのが致命的かな、釣り師槍使い燈台守捜索者波使いと言われても「え、それ覚えなきゃいけないの?ヤダよ」って気持ちが先に出た。
ポイントで合格が確定って、知らんがな。
アナクの際どいシーンだけが目当て(スパッツ履いてるけど)で「もう試合結果だけ分かればいいよ」という感情しか沸かない。

それぞれの思惑というのも正直どうでもいい。
これまた中華で多い「○○家」「○○門」、こっちでも十家門なるものが飛び出してうわあぁって感じ、10個全部出す気か?
(中華アニメ“悪偶”では裁縫師協会の12の流派全てから許可を得るんだ、を掲げて最終回終わらせたっけなぁ)
お家関係はザハードの姫絡みだけもお腹一杯なのに…。
韓国でもお家柄は絶対だったりするんかね?私は詳しくないんで中華作品の延長として捉えてるんだけど。

それと強キャラの表現。
“ブラッククローバー”のライアなんかがそうだったけど、作中ひたすらあくびをするアレ。
あるいは「あらあらうふふ」を口癖とするニコ目のお姉さんキャラ、本気で怒らせたらヤベーぞと匂わすアレ。
日本の作品でもよくあるっちゃあるけど個人的にはあんま好きじゃない、余裕と余裕ぶるは違うんじゃねーの?と。
で、そんなのを極限まで煮詰めたようなラウレというキャラ、なんなんだかなぁ。
先のブラクロではライアはスタッフには都合が良かった、あくびさせてりゃ尺稼ぎできるから、けど視聴者からはウザいだけで…スゲー実力を隠して無気力を演じるってそんなにカッコ良いかね?

でもってその対極(熱血系強キャラ)といえるランカーのクォント、ウザいワニですら極端だと思ったらそれ以上に極端なのが出てうわぁ。
しかも謎なのが9話、ホーがラヘルを人質に取り夜に脅迫するシーン、クォントは神の水の使い方を見せてその場を去るのだけど、夜がそれをやったら驚いて戻ってくる。
…?
なにがしたかったん?予想外のことが起きたので引き返してきたんであって、じゃあ当初はどんな予想をしてその場を去ったん?
結局ラヘルは刺されホーは自殺するんだけど、これってその場を離れたクォントの責任じゃねーの?と思うのだけどその後そういった咎を背負う素振りも無い。
結局ルールがワカランので「そうですか」と納得するしかないのだけど、釈然とはしない。

と苦言を言えばキリが無いのだけど最終回は結構好きだったり。
人によっては真逆の評価らしく、それも分かるw
私は主人公の夜を好意的には見ておらず、そのせいで最後裏切られて「ザマァw」と思ってしまいまして…。
ラヘルに散々ついてくるなと言われたのにそれでもついてきたのだから、あんな目に遭うのも覚悟の上でしょ?と。
また、最近見たアニメであったような…くそう思い出せん、「光が強ければ影も濃くなる」ってヤツ、そんな感じだったんだろうと解釈。
夜が輝かしい(夜って名前だけど)からこそラヘルは闇墜ちしたんだろう、と…これに関しては他の作品の影響(補完)に過ぎないと言われたらその通りだけど。


総合すると、作者の考えたその作品だけにしか通用しないワケ分からんルールの競技なんかサッサと終わらせて塔の謎に迫ってくれれば良かったのに、って感じ。
塔だの神だの管理人だの試験官だの選別者だの救世主だのサハードの姫だの神の水だの十三月シリーズだの十下門のクンだの釣り師だの槍使いだの燈台守だの捜索者だの波使いだの…どれか絞れよと。
ここら辺のよくわからんワード連発はいかにも中華(中華じゃないけど)らしいっちゃあらしいんだけど、謎に謎を重ねる・謎を別の謎で解説するようなのはキツい。
というか本当に中華だったら春秋時代からの歴史や陰陽、仙道なんかの実在する資料に基づく(どこまで正確かは知らないが)設定の羅列が多いけど、これはどうなんだろう?
頭悪いヤツが複雑な話を考えられず、造語連発して誤魔化してるような…。
もし続きをやるならもうちょっと整理してくれないと参る。
ってかワニうざい、ラウレはデゾリアンと一緒に始末しよう、ってかそれだったら“一人之下”のホウホウの正体の方が気になるのでそっちやってくれ。
まぁ塔の謎も仙人(管理人)の戯れで片付けられそうだけど。
作画は崩れないのでアナクのスパチラを追うだけでいいんじゃねーの?{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

韓国原作の中では一番面白く原作既読者向けの作品

韓国原作ということで毛嫌いしている人も多くいますね。
実際に韓国原作だと不必要な反日描写があったり、日本で散々見飽きた内容なことが多いので拒否反応が出るのも分かります。
ただこの作品は数多くある韓国漫画とは完全に別物だと思います。
先ず、世界観からして滅茶苦茶作り込んでます。原作は10年続いていますが、それでも未だによく理解出来ない程に壮大に作られています。大体の韓国漫画はこういうのやれば面白いんだろと言わんばかりの量産型で安っぽい作品が多いですが、その点この作品は、良い意味でも悪い意味でも独特に作り込まれていて、大衆向けを狙ったというよりかは新しいことに挑戦している作品だと思います。そのため好き嫌いもハッキリ分かれて、どちらかと言うとマニア向けの作品になると思います。

なおアニメに関しては原作からするとチュートリアルにすらなっていないと思います。アニメだけ最後まで見ても何が何だか分からないとは思います。そのため、原作見ている人が一番楽しめると思います。なおアニメの演出はとても良く、原作も大きく上回っているとは思います。ただストーリーが行き当たりばったりなのと、世界観が独特なのに説明が殆どないのでやはり原作未読な人からすると、何が何だか分からないので低評価が多くなるんじゃないかなと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

徹頭徹尾よくわからない。まあ独特といえば独特かな…

1. 独特な世界観
手抜きの悪作品というわけではないのですが、どうも興味が持てなくて。「バトルもの」と言ってしまえばよくありそうなのですが、確かに「独特の世界観」なんですよね。異形が出て来たり、近未来的だったり、魔法的だったり…まあ独特ではあるんですが、よくわからない。

2. よくわからない…
よくわからないと言えば、目的や何がどうなっているのかも終始よくわからないし、そもそも何を売りにしたいのかというのもよくわかりません。基本的にはムネアツ展開とかもなく、淡々と進んでいく感じです。本気で殺し合ってるのかと思えば、それほどの切迫感や悲壮感もなく、かといってドラゴンボールのようにあっさりダメージリセットというわけでもないようで。バトル比率は高いんですが、しれっと学園モノのような仲良しになってたり。そもそもバトルの意味が理解できないのが致命的な気がします。

3. モブ感強い
画も悪いわけではないんですが、90年代アニメのような、手描き感が強いんですかね?キャラデザも、これまた悪いわけではないんでしょうが、魅力的ではないです。よく言えば「萌豚ホイホイ」ではない、健全なキャラクターデザインなんですが、薄味の主要人物といい、全体的にモブ感が強いですね。

4. ま、もういいかと
少しづつ見えてくるのかなとも思ったのですが、6話まで行ってもよくわからないままで、別に知りたいという思いも湧いてこず、もうそろそろ、どうでもいいなと撤退することにしました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

76.8 11 記憶喪失で友情なアニメランキング11位
K(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1510)
8635人が棚に入れました
葦中学園高校の屋上で、シロこと伊佐那社は1匹の仔猫と共に昼食をとっていた。昼食後、クラスメイトのククリから学園祭の買い出しを頼まれたシロは街へと向かうが…!?
現実とは異なった歴史を歩んだ現代日本が舞台。7人の「王」それぞれの確執と、巻き込まれる少年の運命を、異能者バトルと共に描く。


声優・キャラクター
浪川大輔、杉田智和、小松未可子、津田健次郎、小野大輔、宮野真守、沢城みゆき、堀江由衣、櫻井孝宏、福山潤、中村悠一、佐藤聡美、梶裕貴、柿原徹也、飯塚昭三
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<最終話まで視聴完了> いろいろともったいなかった

登場人物、いわゆるイケメンだらけで女性少なめ。
声優陣は素晴らしく豪華。作画も細かくて綺麗。
街を行き交う人々の描写も、実写映像観てるようなリアル感。
だけど・・・
スピード感溢れるアクションシーンもそこそこ見応えはありながら
結局最後まで、物足りなさと説明不足を感じてしまってた。
自分の理解力が足りなかったんだろうか・・と公式サイトを確認したら、
「現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本を舞台に」って書いてあった。
でも、1940年代の第二次世界大戦はチラッと出てきたよね。
っていうか、そこ・・けっこう大事だったんじゃなかったか。

キャラデザや作画、声だけでは引っ張れないものだなぁとつくづく思った。
どんなジャンルにおいても、物語の内容が肝心。
それに何より、いくらどれだけ脇役陣がカッコよかったとしても
主人公にある一定以上の魅力がないとね。
もしかしてその魅力を表現するシーンとして、ところどころコミカルな部分が
描かれていたようだけど、逆効果だったようにも感じずにはいられない。

何がしたいのかとか、人物関係は把握できたものの、
腑に落ちない部分がたくさんあって、なんとももったいない。
登場人物が多すぎたのかもしれないし、話があっちこっち飛びすぎて
元ネタは奥深そうで興味沸くのに、とても満足はできなかった。

男同士の愛憎に関しても、なんだか観てるとじれったいというか中途半端。
モヤがかかってスッキリしないし、そこはもう少しストレートに
表現しちゃったほうが納得もできた気がする。

とにかく、観る人の好き嫌いはハッキリ分かれそう。
なんと続編制作決定、とあったので、そちらのほうに期待すべきなのか。

音楽や声、キャラの顔つきなど、けっこう好みだったので
☆評価は高めになってしまったけれど
続編は物語をもう少し固めてくれるといいなぁ・・
---------------------------------------
<8話の感想>

山盛りあんこ、やたらアピールされることが、解せぬ(笑)
なぜかヘリだけすごいリアルなCGで笑ってしまった。
納得できる終わり方になるのか、ちぃっと不安。
---------------------------------------
<7話の感想>

んん?ついにか?って思ったら終わっちゃった(笑)
次回以降に期待。
---------------------------------------
<6話までの感想>

事件のいきさつがようやくわかってきたものの、
まだ不透明なところが多い。そう、不透明さと透明、無色。
無色であるシロはいったい何者なのか?猫は何者なのか?
黒幕がまだ登場していないのだろうね。
--------------------------------------
<4話の感想>

断片的にはクスっと笑えるけれど、なかなか本題にいかないし
いかないとしても、もう少し練られた伏線を投入して欲しい。
でないと惹き込まれないし、ダレてしまうよ。
アクションシーンとか、いい台詞とか見応えを感じるシーンがほとんどなく
いろいろとすでにミスリードされてるだけで、本当はきっと
すごく単純な話なのかもしれない・・と思えてきた。
この作品、最終回後に一気に観る方が良いかもしれないね。
-----------------------------------
<3話までの感想>

原作のないオリジナルアニメということで、
毎週ごとに謎をかけられていくような気がしてきた。
反響ばかりを期待して内容が疎かにならないといいなぁ・・

部屋にある武士言葉を話す掃除機とか、食事シーンや
あっちこっちでの会話にコミカルな部分を配置してるだけでなく
今回、やや京都弁の草薙(櫻井孝宏)がマスターを勤める店で
スケボーくんの八田(福山潤)と太っちょ白パーカーサングラス男
釜本(中村悠一)が取っ組み合いの喧嘩をしてマスターに叱られるシーンが笑えた。
だってまんま『しろくまカフェ』のマスター(櫻井)とパンダ(福山)と
グリズリーベア(中村)だったから。
それに、最近は高校生や草食系青年役が多かった中村さんが久々に
ワイルドメンズな声(熊以外で)を出してくれているのが嬉しい。

で、今回は前回以上に {netabare} BLっぽいノリが随所に見て取れたので {/netabare}
やはり多くの人が感じたらしい第一印象は当たっていたのかも。
深夜枠とはいえTV放送なので、露骨な描写はないと思うけれど
今の段階で『咎狗の血』くらいな雰囲気はあるからねぇ。
個人的には全然OKなので、何でもどんどんやってくれと
楽しみにしているのだけど、軸はしっかり描いて欲しいなぁ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 66

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

わーかりたい、わーからない、わーからーずーやー♪

各色の王様やその仲間達の異能バトルなお話ヽ(*´∪`*)ノ"

第一王権者 白銀の王  
第二王権者 黄金の王
第三王権者 赤の王  
第四王権者 青の王   
第七王権者 無色の王

アニメではこの5人の王様がでてきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★(?)★メインの3人。
主人公シロ、
ヒロインのネコ
行動を共にして行く事になるクロ。
観てて癒されるバランスの良いチームって感じです♪

★赤★
個人的に思ったのは赤の王 周防尊(すおうみこと)が 率いる組織「吠舞羅」。
暖かくて、仲間思いで、笑いがたくさんの
すごく素敵なメンバーだと思いました☆
尊って見た目ちょっと怖いし、もの静かで話し方もだるそうな話し方
なんだけど、すごくいい人柄って感じで、心優しいから
ついていく仲間がたくさんいるんだろうなって思いましたヽ(´∀`*)ノ
あと、11歳の少女のアンナが可愛い♡
アンナに対する尊のさりげない優しさが好きです〜!

★青★
青の王でセプター4室長 宗像礼司(むなかたれいじ)。
公的機関である対能力者治安組織でまぁ、警察的な感じですかね。
一時は「吠舞羅」にいた伏見がセプター4へ。なかなか好きなキャラです。
セプター4になぜ行ってしまったのか・・「吠舞羅」の八田が絡んでます。
伏見と八田とはーーーーー。

印象に残る、赤と青について少々書いてみました。

ちなみに私的お気に入りキャラはクロと伏見ですね・・ですが・・
・・・うーん・・いいキャラいすぎて迷いますっw


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そしてもちろん忘れちゃいけないのが主人公シロの存在♪
シロの性格とても好きです。
どことなく可愛い少年ですが、終盤〜最終回はとてもかっこよかったですヾ(●´□`●)ノ

白銀の王とはいったい誰なのか?
黄金の王とはなにものなのか?
そして無色の王とはーーーー?

謎がたくさんのこのお話。
ぜひ観て欲しい作品(オススメ)の1つです。

とてもおもしろい作品で私は満足です★
泣くまではいかなかったけどジーンとしたシーンや特にシロが放つ台詞に
涙でそうになりました( -ω-。)

OP曲「KINGS」が大好きです♪テンション上がる!
ED曲「冷たい部屋、一人」は、OPとは対照的でゆったりしてて、こっちも結構好き♪
OPのサビの部分で背景月にクロの姿が一瞬映るんですが
とーってもかっこよくて何回もリピートしましたっw
EDのネコはもう美しい♡その一言ですヽ(@´з`@)ノ


映画観てないので観たいです!
あとは秋からの2期楽しみです〜♡

読んでくださりありがとうございました人´Д`*)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 45

ちゃ~しゅ~ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

声優の無駄遣い(~_~;)

皆さんどうお思いでしょうか.このアニメ,OPは空耳の嵐ですしw,物語の分かりづらさといい,微妙すぎたのですが...別に分かりづらいアニメを批判する気はないんです.ただ,分かりづらいアニメって「理解してみたい,もっと知りたい」って思うか,思わないかがキーポイントだと思うんですよ.エヴァQがその典型でしょ.しかし,このアニメに関しては何にも思わなかった…

ホントただの声優アニメだなって思いました.

櫻井さん,みゆきち,まも,ゆうきゃん,浪川,杉田,聡美ちゃん,D,福潤,津田さん...

もったいなぁ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

67.0 12 記憶喪失で友情なアニメランキング12位
プリマドール(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (139)
432人が棚に入れました
喫茶・黒猫亭。 それは皇都五区の片隅に、ぽつんとある喫茶店。 そこで働くのは、技術の粋を結集した、自律式機械人形(オートマタ)の少女たち。 数年前に終結したばかりの大戦争。 そこで兵器として作られた彼女たち。 やがて迎えた戦後の平和。 新品同様に修復されて、ぴかぴかの着物に身を包んで、 新しい役目を探して、高らかに歌声を上げていく。 あなたも彼女達と素敵なひとときを過ごしてみませんか?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

良い要素を活かしきれない、温くて、緩くて、ボヤーッとした作品。

 設定と展開は悪くなかったと思います。まあ、想像通りといえば想像通りですけど。逆にいえばちゃんと王道はやれていました。設定上いい要素は沢山ありました。世界観やAIロボットの過去からの歴史みたいなものは引き付けるものがありました。伏線にちゃんと引っ掛かりもありましたし。

 ただ、圧倒的にテーマ性がなあ。AIと人間の共存の方法として戦争からエンターテイメントへ、という読み方もできますが、記憶云々が全く生きてない気が。
 戦争用AIの悲哀?桜花から灰桜に記憶を引き継いだわけですが、記憶を引き継ぐということは、使命か因縁を引き継がせてテーマ性をそこに置かないとストーリーにならない気が。焦点も伏線もそこにある程度あっただけに、惜しいなあ。もちろん過去の愛憎でもいいんですけど、薄いというか温いというか。

 マクロスFとVIVYという名作に「機巧少女は」を足して8で割ったくらいのヌルさのような気がします。Keyは作る作品作る作品が叩かれすぎて、もうとんがったのが作れなくなっちゃった?

 キャラデザインと戦闘や状況のギャップにまどマギみたいに震えるようなことも無いしなあ。キャラデザ通りのヌルさでしたね。作画もいいけど、感動するほどでもないし。

 丁寧につくったのはなんとなくわかりますけど、このヌルさは3、4話で良かったかな。まあ、不穏な感じが少しずつ増えて行くのは悪くないですけど。
 正直いえば5話くらいから流し見なので、深さを拾いきれてないかもしれませんが、視聴者をそういう状態にしないのもクリエータ側の責任です。

 ということで、いいんですけど、何もかもが温くて、緩くて、ぼやーッとして中途半端な印象の作品でした。評価は2点台はつけられないけど、3.5以上はつかないなあ。




以下 視聴時のレビューです。


1話 油断するとKEYだからなあ…灰桜って不穏過ぎる名前だし…

{netabare}  1話を見る限り能天気お花畑だけでなくちょっと不穏ですよね。涙のエピソードの積み重ねかという気もしますが、最後に現れた女性はどうなんでしょう。

 まほろまてぃっく、プラスティックメモリーズの方向(男抜き)なら、記憶か機能停止なんでしょう。あるいは特殊能力故に再び戦場へ、の可能性もあります。planetarianなら見てられないかもしれません。死にます。Keyですからバッドエンドしか想像できませんけど、そこに救いをどう入れるか、でしょうねえ。

 そういえばしゃべれないアンドロイドがいました。また記憶がないアンドロイドも。ということは脳機能に寿命があって、少しずつ機能が失われて、また1人という感じで…SAOのマザーズロザリオ?だとしたら地獄だなあ。

 冒頭の571年の時に出たアンドロイドと灰桜が同一の個体だとしたら、30年後かあ。壊れて違う機体に移されたのか…その関係で寿命があるとか、短いとか?幼くなっているし…あるいは思い出す系かなあ?

 灰桜って、色の名前ではありますけど色のサイトによると「散った桜の花びらが水面や地上で最後の美しさを見せるような色」だそうです。
 それに分解すると、はなさかじいさんですよね。死して灰になって花を咲かせる、じゃないでしょうね?それとも他人の死で咲かせる?
 何も考えずに付ける色=名前じゃないですよね?普通はクリエータはこの色の意味は良ーく考えると思いますので、何かあるでしょうねえ。逆になければずっこけですけど。

 なにせKEYだからなあ…1話目に桜が舞い散るアニメは、ラストも桜吹雪でしかし主人公は…が多い気がします。日本人の感性がそうなのだからしかたありません。

 dアニメのキービジュアルはぬるーい感じの日常系なんですけど、半分いかないとわからないでしょうね。KEYだから。

 それに本ページのキービジュアルの色合いなんですけど、左側が光ってますよね?左って時系列で進む方向です。アニメ、コミックで光に包まれるのは彼岸此岸でいえば彼岸ですからね。この5人は彼岸=死に向かっている?という風にも見えます。川の色も決して明るい色じゃないし。川の向こうが人々の生活だとするとこっち側が彼岸でしょうね。それでも、右の2人は右向き=生を向いているので助かるのかあなあ、左2人は駄目でしょうねえ。で、ヒロインは?という感じ…かなあ。

 あるいは、単に灰桜が他のロボットを操作できる機能を使って、エピソード毎のエモい話を展開するだけ、最終回で何かあるだけの気もしますが…やっぱりKEYだからなあ。甘いかなあ。


 AIの専門誌の表紙が女性型のメイドアンドロイドかななにかで物議をかもしたことがあります。家事は女性かというジェンダー論の視点からですね。
 人型ロボット、アンドロイドが女性型なのは不自然だという議論はありますけど、人間の心理、家庭用や諜報活動あとは性処理の話等々を考えると、むしろ汎用性という面では女性型が自然だという考えもあります。

 こういう作品でそこを語れればもうちょっと深みが増すと思うのですが、そういう理屈を考えるのもまたSFなので別に良いのかもしれません。

 視聴は流し見しておいて、展開あったら真剣にみるようにします。 {/netabare}



2話 画面やエピソード、演出からいろいろ考えるヒントがあって面白い。クリエータを信頼できる気がします。

{netabare} 桜花は第1世代かあ。なかなか仕掛けがありそうな仕込みですね。
 たぶん灰桜は…第1世代なんでしょうねえ。OPの歌詞が麻枝氏でしたね。「ブリキは軋み命を燃やす」かあ。不穏だなあ…やっぱり何となくですね。
 それとロゴの下の英文は心を理解し内なる声を持った人間のような金属の彫像となっていました。この辺りAIものとしては心を持っているのが前提という設定ですね。

 もらった新聞の裏面が一瞬映りますが「機械人形の暴走」についての記事ですね。皇都新聞の下が「この号外は本誌に再録しません」となっています。
 これはこの新聞はリアリティを持って作り込んでますよ、というクリエータ側のサインですから、これが社会状況の説明になるんでしょう。
(新海誠監督の「ほしのこえ」なども新聞記事を拾っておくかどうかでストーリーの深さが全然かわりますからね。本作は画面に出てきた文字は全部読んだ方が良さそうです)

 卵の話もあり経済が不穏になって人間からの迫害も始まりそうです。仕事の面でも問題になりそうですね。

 少女たちが暴走しないかどうか、ですね。その暴走を灰桜が抑える役割なのんでしょうか?2話の前半までで本作が結果的に「機械の暴走」「少女たちが壊れる」「灰桜がなんらかの役割を果たす」という伏線が張られているんでしょう。

 セリフで説明しちゃっている面もありますが、ストーリーや画面から読み取れる情報も結構散りばめられている気がしました。今の脚本、演出で世界感はかなり読み取れますので、あまり説明しなくていいと思います。謎も散りばめていそうですしね。

 で、最後にそれですか…いいですね。キャラに深みがでますし次回が気になります。やはり単なる少女人形の日常系ではないですね。{/netabare}

 この作品は信頼できる気がします。まあ、普通に視聴決定ですね。

3話 あー一応全キャラのエピソードやっぱりやるんですね。そりゃあそうか。ということは展開は6,7話以降?

{netabare}  となるとちょっといい話かもしれませんが、唐突感といか構成とかいろんな批判がくるかもしれません。私はシャーロットはOK派ですので、感情移入と結末しだいです。

 次のレビューは8話か10話かそれくらいにします。{/netabare}






 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

制作者からとても愛されている主人公のようです

この物語は、戦いの武器として製造されたオートマタの少女たちが、戦争が終わった後は歌をとおして皆に笑顔を与える物語。

主人公は灰桜(はいざくら)。彼女は戦時中の記憶がありません。
喫茶店での仕事も、他のオートマタと比べるとヘタッピでドジばっかりしています。
でも、持ち前の明るい性格で、全然めげません。
そして彼女は、いつもみんなに笑顔を振りまいています。

特に第二話で灰桜がみんなの前で歌った際に見せた笑顔は、とてもステキでした。
すごーく幸せそうな表情で歌っている彼女をみたとき、「この子は制作者からとても愛されている」と、感じたほどです。
もちろん何の証拠もないので、私の勝手な思い込みかもしれません。
でも、もし制作者からとても愛されている女性主人公がいたら、きっと幸せそうな顔をするでしょうね。


物語ではオートマタの少女たち一人一人が過去の戦争で兵器としておこなった行動や、平和の大切さが語られています。
{netabare} もちろん灰桜も、兵器として多くの人々を殺傷したようです。
過去の記憶がないのは、場合によっては幸せなのかもしれません。{/netabare}
しかし私はそんなことよりも、灰桜が歌っているときに見せる幸せそうな顔を見れただけで、満足しました。心が癒されました。
不謹慎ですみません。

自由に歌が歌えるということは、平和な証拠だと思います。
世界には自由に歌が歌えない国がたくさんあります。
笑顔で歌うということは、もしかして、それだけで平和活動なのかもしれません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

歌と共に、世界は目覚める――

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。

この作品で描かれているのは、自律人形(オートマタ)の少女たちの物語です。
公式サイトのTOPページを見ると、オートマタとは思えないほど繊細で可憐な少女たちが佇んでいます。
その少女たちのキャラクターデザインには、複数のイラストレーターの原案が起用されており、この作品のキャラクターデザイン・総作画監督には、矢野茜さんが起用されています。

私の知る限り、KEYと矢野さんが手を組んだ作品はこれが最初だと思います。
この相乗効果…言葉で言い表せないくらい破壊力が半端ありませんね。
そして、監督はRewriteに引き続き天衝監督が務められました。

KEY×天衝監督×矢野茜さんという組み合わせだったからこそ、こんなにも素敵な作品が生まれたんだと思います。

そうそう、キャラデザや作画にばかり目が向いていましたが、少女達を演じる声優さんの顔ぶれも凄いんですよ^^

灰桜(はいざくら):CV-和氣あず未さん、原画-Na-Gaさん
鴉羽(からすば):CV-楠木ともりさん、原画-藤ちょこさん
月下(げっか):CV-とみたん、原画-原悠衣さん
箒星(ほうきぼし):CV-中島由貴さん、原画-森倉円さん
レーツェル:CV-あかりん、原画-lackさん

私はイラストレーターには疎いのですが、Na-Gaさんや森倉円さんは存じ上げております。
改めてみると、錚々たるメンバーが集まって制作されていたんですね。


喫茶・黒猫亭。
それは皇都五区の片隅に、ぽつんとある喫茶店。
そこで働くのは、技術の粋を結集した、自律人形(オートマタ)の少女たち。

数年前に終結したばかりの大戦争。
そこで兵器として作られた彼女たち。

やがて迎えた戦後の平和。
新品同様に修復されて、ぴかぴかの着物に身を包んで、
新しい役目を探して、高らかに歌声を上げていく。

あなたも彼女達と素敵なひとときを過ごしてみませんか?


Key × バイブリーアニメーションスタジオ。
少女人形が歌と奇跡を奏でる
オリジナルTVアニメーション、2022年開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…
いやぁ、久しぶりに涙腺にガツンとくる作品でした。
視聴した作品の順番にも問題があったのかもしれませんけれど…

この日は、最初に「planetarian~雪圏球(スノーグローブ)~」を視聴して、次に「リトルバスターズ!EX」を視聴した後に、この作品の最終回を視聴したんです。

別にKEY作品を立て続けに視聴しようと意図していた訳ではありません。
「かぎなど シーズン2」の視聴前に前の2作は視聴しておきたかったというくらいです。
その2作を見終わって涙腺が温まったというか、開き切っているというか…
そんな状態でこの作品の最終回を見たら、完全に涙腺が崩壊する以外の選択肢が私にはありませんでしたよ。

健気なほど直向きで…
過去に受けた恩恵を自身の誇りとして頑なに守り通して…
いつも忠実に実行してきた言われたことを優しさが邪魔して出来なかったり…
自分のことより相手の心配してばかりだったり…
ようやく心から落ち着ける居場所を見つけることが出来て…
そんなみんなが集まった新しい場所は黒猫亭でした。

戦争も終わったばかりで、オートマタにとっての安息の日々は遥か彼方です。
それでも、誰かのために役に立ちたいと強く願う彼女たち…

久々にKEYの真骨頂を見せて貰えた作品だったのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、メインキャラクターたちのユニット「シャノワール」による「Tin Toy Melody」
エンディングテーマは、各話ごとにメインキャラクターたちが入れ替わりながらオリジナルの楽曲が提供されていました。
「Tin Toy Melody」は初めて聞いた時からお気に入りだったのですが、Amazonの聞き放題では聴けなったんですよね。
それが唯一の心残りでした。

1クール全12話の物語でした。
物語も綺麗に纏まっているので構成も文句なしです。
ラストの展開は、視聴した人がその後を色々想像する終わり方も良かったと思います。
しっかり堪能させて頂きました。
作り手の皆さまに感謝です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

60.3 13 記憶喪失で友情なアニメランキング13位
B-PROJECT ~鼓動*アンビシャス~(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (125)
540人が棚に入れました
業界大手のレコード会社「ガンダーラミュージック」に、
新人A&Rとして就職した主人公・澄空つばさ。
まるで仕掛けられた罠のように、入社早々、
アイドルユニット「B-PROJECT」の担当に命じられる。

「B-PROJECT」を担当するということは、
所属する「キタコレ」「THRIVE」「MooNs」
3つのグループも担当するということ。
初めての仕事は一筋縄にはいかず、
トラブルやアクシデントが次々と巻き起こっていく……!?

十人十色の個性的なBOYSとともに……
be ambitious!

声優・キャラクター
金元寿子、小野大輔、岸尾だいすけ、豊永利行、花江夏樹、加藤和樹、上村祐翔、柿原徹也、森久保祥太郎、大河元気

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

Artist and Repertoire(アーティストの発掘・契約・育成とそのアーティストに合った楽曲の発掘・契約・制作を担当)が彼女の仕事…

この作品は、MAGES.が手掛ける日本のバーチャルアイドルプロジェクトの一環として制作されたモノのようです。
これまでプロジェクトでCD発売やWebラジオに出演するなどの活動を行っていたそうですが、この作品との出会いはアニメが最初となります。

この物語は、主人公である澄空 つばさが、「B-PROJECT」のA&Rとして奔走する様子を描いた作品です。

A&Rの仕事内容はタイトルに記載した通りですが、この作品における澄空 つばさの立ち位置はもう少しマネジャーに近かったような気がしました。
時折彼女の音楽的センスを感じる時もありましたが、大抵はアーティストのスケジュールや体調管理が主だったので…

「B-PROJECT」は、3組計10名のアーティストで構成されたグループです。
私はアイドル事情には疎いので良く分かりませんが、最近は複数のユニットが組んで活動する事が増えているんでしょうか…?
この作品と同じ2016年夏アニメで放送された「ツキウタ」もそんな感じでしたし…

これを「商法」と片付けてしまうと少し切なすぎですかね…?
人数が多ければキャラの多種多様化が図れますし、これによってファン獲得の間口が広がります。
女性アイドルグループも多いですが、ラブライブ、アイマスやデレマスはしっかり尺を取ってキャラの深掘りや物語性を高めたりしてくれました。

この作品も今後の動向次第…になると思いますが、みんな超がつくほどのイケメンがぞろぞろ登場しても1クールだけではキャラの魅力を伝えきるのは難しいと思います。
みんながイケメンだから逆に特徴が無く結果的に覚え辛いんですよね…
今回登場した10人の名前は結局覚えられませんでした。

それと「目標の設定」も難しかったと思います。
ラブライブやWUGなどは目標が明確化して分かり易いのですが、「なぜ、それを目指すのか?」がハッキリしないと、普段の出来事との関連や方向性が見えにくく、現在の立ち位置が分かり辛い気がしました。
これはアイマスでも同じことが言えるのですが、小さな765プロをみんなで盛り上げていこう…普段お世話になっているファンの皆さんやプロデューサーさんのために頑張ろう…という筋がはっきりしているので入り込んで視聴できた作品だと認識しています。

だから完走して振り返ってみると、金元さん演じるつばさちゃんが右往左往しながらも頑張ってみんなを引っ張っていった…部分が一番印象的でした。
きっと芸能活動をしていると、この作品の中盤であった様な不測の事態って実際にあるんだと思います。
それでもつばさちゃんの様な裏方が穴を開けないよう努力するから、実害が出ていないのだと思います。
彼女の頑張りは見ていて気持ちが良かったです。

一番分からなったのが夜叉丸の存在です…
あまりにも謎が多すぎでしたが、実際に仕事を進めていく上において、あんな謎だらけではとても一緒には仕事はできません…
ここは必死に耐え抜いたつばさちゃんに軍配です。

「この作品の伝えたかった事」って何だったんだろう…と考えてみました。
つばさちゃんの仕事に対する直向きさと情熱は見習うべきモノはあると思いましたが、この作品の伝えたかった事ってそれだけじゃないような気がするのですが、結局分からず終いでした。
この辺りは皆さまのレビューを拝見させて頂くのが楽しみです。

1クール計12話の作品でした。余計な事を考えず目の前で起こっている事を純粋に楽しむには十分な作品だったと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

総合プロデュースにT.M.Revolutionの西川貴教さんと、
企画・原作に志倉千代丸さん、キャラデザが雪広うたこ先生。
最近増え続けるアイドル系アニメだけれども、豪華なメンバーを集めて始めたアイドルプロジェクト 
それが、”B-PROJECT”

Bプロの中でもユニットが分かれていて、
王子様系ユニットのキタコレ、アーティスト肌のTHRIVE、キャラ濃い目のバラエティに引っ張りだこな王道系アイドルMooNsの3つに、2015年12月に追加されたばかりのユニットでまだアニメには出てない(はず)KiLLERKiNGもいるそうです

Bプロの続報では先月あたりに、”B-PROJECT 無敵*デンジャラス”が発表され
冬あたりにスマートフォン向けアプリとしてリリースするそう。

アニメは、うたプリに近い感じの内容ですが恋愛糖度が更に低めで
楽しいだけではないアイドル業界やら、仲間との友情なども描いてました。
男の子達がカッコよくて可愛いし、楽しみに視聴していました。

つばさちゃんが恋愛モードをことごとく避けて、まさにマネージャーの役割を全うしてます。
”翼は俺たちのA&Rだから”と言うセリフでA&Rが何か気になり調べてみると、
A&Rは(エーアンドアール)はレコード会社における職務で、Artist and Repertoire(アーティスト・アンド・レパートリー)の略であり、アーティストの発掘・契約・育成とアーティストに合った楽曲の発掘・契約・制作を担当する重要な役割だそうです。なくてはならない存在というところでしょうか。

{netabare} 最終回は、不穏な空気を匂わせながらもBプロを影で支え、皆から絶大な信頼をされていたはずの夜叉丸さんが謎の鬼化したり、
かなり急展開で今までアイドル事情などリアルな話もアニメに混ぜていたのに一気に現実からファンタジー要素になり、ちょっと残念。
移籍問題もなく、ライブ成功して、夜叉丸さんがあんな風にならないラストでも良いと思うのにな、というのが私がふと思った感想でした。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

真面目系かと思いきや謎なアイドルアニメ

西川貴教×志倉千代丸という点に気になり視聴しました。

第一話では{netabare} ひたすらレコーディングを繰り返し録り直すといった感じで{/netabare}
真面目なお仕事アニメとして好感を持っていたのですが、回が進むに連れて脚本が暴走。

中盤以降は
{netabare}
アイドルが無人島に流されたり(何故か横一列に並んで帰ってくる)

不治の病を治す為幻の薬草を探したり

霊に取り憑かれた役者と戦ったり
{/netabare}
といった謎展開が増えていきました。

ストーリー的には正直評価出来ませんが
エンタメとしては非常に優れていた作品とも言えます。

BL的な要素もないのでギャグアニメとして男性も楽しめる作りになっていると思います。

真面目な作品を観たいという人にはオススメしませんが
とりあえず笑いたいという方にはオススメ出来る作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

68.2 14 記憶喪失で友情なアニメランキング14位
バディ・コンプレックス(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (719)
3743人が棚に入れました
何気ない日常を送っていた高校生・渡瀬青葉は夏休み明けの始業式の日に、隼鷹・ディオ・ウェインバーグという少年と出会う。2人の出会いは、世界の運命を大きく変えることに……。


声優・キャラクター
松岡禎丞、内山昂輝、早見沙織、速水奨、藤村歩、杉田智和、吉野裕行、佐藤利奈、花澤香菜、井上麻里奈、森川智之、櫻井孝宏、島﨑信長、田村睦心、内山夕実、木村良平、ランズベリー・アーサー、宮下栄治、白石稔、こぶしのぶゆき
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

青葉萌ゆる季節に鳴くヒナ鳥

(2014.1/12 1話)
{netabare}去年のヴァルヴレイヴに引き続き今季もサンライズはロボアニメがあるのか!何て思って観ていると、タイムパラドックスを取り入れた展開なので面白そうです。けど、メカのデザインは可もなく不可なくと言った所ですね^^; 変形・合体なんか有ると良いかも。最近の作品だとあまり観ないので…

バディ・コンプレックス、「この出会いは運命さえ変える!」というキャッチフレーズは革命機ヴァルヴレイヴと被ります。{/netabare}

(2014.1/18 2話)
{netabare}敵が機体の鹵獲を行う作戦、サンライズだからなんでしょうが序盤でそれを見せられるとどうしてもガンダムしかイメージできないんですよね^^;
未来に来てしまった少年が戦争に巻き込まれていく中で何を見つけ何を知るのか?と言った感じで進んでいくのかな?

推測ですけど、ヒナは自由条約連合軍(自条連)のスパイで青葉を連れてきたのはディオの力を引き出す為でありその青葉はディオの祖先だから、カップリングが成立したとか?

兎にも角にもまだまだ、これからなので引き続き観ていきます。スラーバゾギリア!( ̄^ ̄ゞ ケイレイ!!{/netabare}


(2014.1/25 3話) 
{netabare}カップリング・システムは資源獲得の為に造られたものだった。もし、それが非人道的な措置を施した者の間でしか作動しなかったら? より良い生活環境を望む一部の者たちのエゴでしかなかったとしたら?
それは、利害の一致でのカップリングでしかない。そんな事も露知らず、戦闘に駆り出される少年たち。


それにしても、カップリングしたヴァリアンサーの速度は異常ですね。まだ序盤なのに、OO(ダブルオー)の量子化みたいな事もできるなんて^^;
こうなったら敵さんもCS(カップリング・システム)と似たシステムの開発・データの強奪なんかを行い新兵器を送り込んで、ヒナ&アルフリードもしくはヒナ&ビゾンでカップリングして攻めてくるのかな。

今の世界(未来)へと導いてくれたヒナが居たのはゾギリアだった。そんな事実を知った青葉は、自条連を去るのか・残るのか? 彼の決断はいかに!?{/netabare}

(2014.1/30 4話)
{netabare}傷つけたくないと思いながらも、結果として傷つける形になってしまった。 そんな自分に嫌気が差して艦を降りた青葉だったが、行くあてもある訳がなく…

ヴァリアンサーにもう一度乗る資格があるのか?などの葛藤がある中、「決断した」というよりは「決断させられた」気がしてならないです。
大人の口車に乗せられて、その先に自らが望む形の道筋はあるのか!?

それにしても、ディオと青葉のカップリング指数が高い事は分かったけど感情がそのシステムの起動に大きく関わるのなら何故2度もカップリングが成功したのでしょうか^^;{/netabare}


(2014.2/6 5話)
{netabare}ヴァリアンサーを操縦できるパイロットがディオと青葉しかいない為、また青葉の身の安全を確保する為に軍属にした自条連。

ディオは責任感の強さから、心の支えである妹とすら距離を置こうとする。ホントは会いたいはずなのに…
そんな2人の間を取り持った青葉は、初めてディオと共通の意志を持って戦闘へと赴く。

ヒナが特務大尉から目をつけられているのは、元・自由条約連合軍の軍人で洗脳によってゾギリアに支配されている?そのためのOPで、ヒナが青葉に手を伸ばすと鎖が壊れるシーンだったりして…

戦闘は四面楚歌な状況から、まさかの正面突破だと(゚д゚;)!? 少々、強引じゃないか?
青葉とディオの関係は今回の戦闘のように強引に引き寄せられるものではないですが、少しずつ距離を縮めてベスト・カップラーになってほしいです。
それにしても、カップラーって^^; そのカップラーは男しかなれないものなのか疑問ですが、それだとカップラー「メン」になるかwww{/netabare}

(2014.2/15 6話)
{netabare}ハワイ基地に向かう為に、軍人らしからぬ事までやってのけないといけない状況なのは分かったけれども「軍人になったら楽ができる!」みたいな理由で軍に来られても…どこぞの艦長じゃあるまいしwww

カップラーは、1人では限界のある戦況下において2人なら確実に打開できる方法の1つとして生み出されたのがカップリングシステムであり、その適応者のカップラーという訳か?

青葉がディオとだけでなく初めてにしてフロムともカップリングできたのは、70年も前の過去から来た青葉はそのカップリングシステムの生みの親とか?

カップラーが1人増えましたが、死亡フラグが立ちまくってるのは気のせいじゃないと思いたいですね…{/netabare}

(2014.2/20 7話)
{netabare}最新鋭艦なのに、ハワイ基地からの支援を受けられないってよほどシグナスがトップシークレット扱いなのか。それとも、何か関わりたくない事情でもあるのか?

リー大尉が出てくると緊張感のあるなしに関わらず、観ている側からしたら場の雰囲気が緩むのは気のせいかな^^;

カップリングに必要なエンファティアレベルの基準値通りの相手とカップリングを行うと、もう1人のカップラーのエンファティアレベルが下がるという結果がシステム開発当初の理想とは程遠いものとなってしまっている状況を鑑みると、やはり青葉は…システムのプロトタイプになる?

「目には目を、歯には歯を」ではないけれども「新型には、新型を」な展開には、少し不安があります。これから、最新兵器の大安売り状態にならなければいいんですけど(-_-;)
それと、今の所戦闘シーンにおいてカップリング後のヴァリアンサーがスターマリオ状態なワンパターンで押し切っている感じなのでもう少しバリエーションがあると面白いとは思います。{/netabare}

(2014.3/6 8話)
{netabare}墜落した先が孤島でしかも、機体は動かずヒナの機体も同じような状態だった。ヒナと青葉の関係が急速に接近する事になり、ヒナが青葉の時代に来たヒナなのかが判明しそうな展開。

青葉かヒナのどちらかが捕虜となって物語が動き出すかと思いきや、そのどちらでもなく無事に2人とも味方に助けられるとは。今まで、敵として見ていたものが敵として見られなくなったら軍人としては失格だろうに。

過去から来た青葉とこの時代のヒナの邂逅がもたらすものは戦争ではなく共生か!?{/netabare}

(2014.3/6 9話)
{netabare}カップリングシステムの開発リーダーであるフェルミなる博士が登場。なんですが、カマっぽい^^;

戦場での意思疎通の遅延を解消したのがカップリングシステム(CS)で青葉がその為にこの時代にタイムワープさせられたとしたら?『STEINS;GATE』や『ノエイン』のように異なる世界線の人間が関わっていたなら世界の破滅を防ぐ救世主が青葉ということになる。

CSの限界稼働時間が300秒から429秒に伸びた事は希望となるのか?それとも、2人の脳に何かしらの影響(記憶喪失)が起こる事で諸刃の剣へと逆戻りしてしまう?{/netabare}

(2014.3/20 10話)
{netabare}ようやくハワイ基地にたどり着いたが、その代償として失ったものは大きい。しかし、悲しんでばかりもいられない生きている以上は前に進めるのだから…

父に対する重圧と自らの強い責任感で必要以上に押しつぶされそうになっているディオ。あまり考えすぎるのも良くないとは思うけど^^; そんなディオの事を思っているからこそ、家族を守りたいと願い軍人になったディオに厳しく接する父親。

今回は、戦闘シーンはなかったですけど青葉を通じてディオとその父親の距離が縮まったので悪くはないです。{/netabare}

(2014.3/20 11話)
{netabare}ヒナのいるゾギリア御一行は、また懲りずにヴァリアンサー強奪作戦を決行しようとハワイに降り立った。ゾギリア側のハーン博士は「機体フレームは我々の方が性能は高い」と言っていたのでコックピットまるまるを手に入れる事ができれば、ついにゾギリアにもCS搭載のヴァリアンサーが!?

しかし、ルクシオンやブラディオンにはパイロット本人でなければ動かせない仕組みが施されてるのでそれを何らかのデバイスを使って解除して奪うのでしょうか?

それはそうとヒナ、あの一件があってから青葉に心を許し過ぎじゃないでしょうか?まぁ、軍人とはいってもまだ高校生ぐらいの年齢なのでしょうがない気はしますけど。

ゾギリアの手に渡ってしまったルクシオンとブラディオン。とはいえまさか、プロトタイプのCSヴァリアンサーで出撃するとは…しかし、このカップリングが意識の共有だけでなく記憶の共有までも可能にしたのならそれはどんな意味があるのでしょうね。{/netabare}

(2014.4/9 12話)
{netabare}ビゾンのヒナに対する想いは届かず…まさに格好の良い容姿とは裏腹に「美損」って感じですねwww
何て事はどうでもいいとして/(-_-/)(\-_-)\オイトイテ…

青葉だけではなくヒナも最初から高いカップラーとしての適性を持っていた。過去から来たという共通点なのかただ単に主人公・ヒロイン補正なのかは分かりませんが^^;

ビゾンは幼い頃に出会ったヒナを今の今まで見つづけてきたから、愛という想いが募るのも分からないでもないですがヒナはヒナで事実を突き付けられ、これまでの自身の記憶が正しいものなのか?と疑心暗鬼になってしまっている状態でのビゾンのあの行為は完全に裏目に出てるとしか言いようがないです。

一方、ディオと青葉はプロトタイプのカップリング搭載ヴァリアンサーに搭乗してから思考だけでなく記憶の共有も可能にしてしまったのでこちらの絆はゾギリアの2人と比べると瓦解ではなく、より一層確立されたものになっていると思われます。

絆、それは結びつきか柵(しがらみ)か?{/netabare}

(2014.4/9 13話)
{netabare}ガラプーシカ、なんだかチェ○ラーシカみたいなネーミングとは似ても似つかないぐらい超強力な兵器をゾギリアは秘密裏に開発を進めていた。
しかし、一長一短な面もあるのでまだ自条連にも付け入る隙はあるだろう。

やっぱり新型の機体で危機を乗り越えた!?かに思えましたが、まさかの特異点出現によりヒナの役割と青葉への想いが明らかに…

ヒナ、同じ時空を行き来しながら大切な人を守るために何度も生まれたての雛鳥のような生き方をする者。
対して青葉は、ヒナの想いは露知らず時空ごとの環境で盛んに成長する存在。

ヒナの行動がなければ青葉は存在しなかったかもしれない。だからこそ、青葉とヒナのアクセプションは意味のあるものだと思います。

互いを思う心が次第に結びつき、それが絆へと変わってゆく…{/netabare}



いやぁ~1クールだとはとても思いませんでしたwww ですが、良くまとまっているので見方を変えればアリな作品ではないかと。しかし、カップリングシステムと青葉の適性関係などまだまだ明かされていない?部分と最終話のCパートは意味深なのでもう1クールほしい所です^^;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

身も心も繋げるアクセプション

ごく普通の高校生、渡瀬青葉は未来から来た謎のパイロットから襲撃を受ける。
しかしクラスメイトで実は未来人の弓原雛に命を救われ混乱のまま争いに巻き込まれてゆく。

今期のロボット枠です。
ロボデザは余り好みではないですが
色々と含みのあるストーリー展開には期待出来そうです。
少々ターミネーターチックではありましたが
全てを悟ったような雛の言動にどう繋がるか興味深く
これにタイトル通り『相棒』が絡んでくると思われこの先どう進むのか楽しみになりました。

※2話感想{netabare}
今回はロボットアニメのスタートとしてありがちなストーリー&アクションでした。
ただ普通の高校生がいきなり戦地で何の恨みも縁もない相手を殺害し、
その後も意に介さずなのは引っかかってしまいます。

ロボットのカップリングだかプロポージングだかも軍事兵器なのに
相性占いみたいな不確実な要素を採用してるのは腑に落ちません。
変形やら出力アップやら既に技術的にロボットに盛り込まれたものを
なぜ相性という要素でON/OFFしなければならないんでしょうか?
設計以上の予想外の力が出るならまだ良いんですけど、
ここまで見る限り、こうなる様に作っていて設計の範囲内の仕様に思われます。
こちらに関しては今後堀り下げがなされる…のかな?
まぁストーリーとしては面白味がありますし、
雛って何者?と言うのも気になりますので楽しみではありますけどね。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
前回疑問だったロボット(バリアンサー)については説明があり
機体技術以上の力が出る様です。
…でもウィングやブースターとか技術的に設計したんじゃないの?
って気持ちもあるんですがここは飲むこととします。

ストーリーはやはり良いですね。
前回カップリングが切れたらろくに操縦出来なかった青葉を戦場に送り出したり
パイロットとして急成長しちゃってるとかかなり無茶もありますが
ヒナを敵で登場させるとは面白い展開です。
どうやら一話で登場した雛はもう少し未来から来た様です。
そして襲撃してきたパイロットは【予想】{netabare}ビゾン{/netabare}と推測されます。
先に一話になっていく展開を知っているだけにどうしてそういうルートを辿るのか
色々と憶測を交え興味深く観られます。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
自分の居場所を探し葛藤し決断しました。
こんな状況でも冷静に的確な判断が出来る青葉の強い精神力が伺い知れました。
敵パイロットを逡巡なく倒してしまう点はまだ多少引っかかりますが
敵艦船が沈む姿に思う所があるようですし適応力が高いという事で納得しておきます。

偶然にしては出来過ぎな気もしましたが
ディオの家族が登場し次回はこちらの掘り下げでしょうか。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
前回も思いましたが連合の防空網ザル過ぎです。どれだけ奇襲受けてるんだか…。
今まで戦って来れたのが不思議です。
それに戦況としてはかなりマズいのにその割には軍人さん達に緊張感が無い様に感じます。
一般人が艦内に入れちゃうのもおかしな話しですし。

今回シグナスだけは脱出したけど千歳や小樽の味方壊滅だろうから
妹の「ディオが守ってくれたのよ」という言葉が虚しすぎます。
ゾギリアが民間機攻撃しなかっただけの事なのに…。
(なら拿捕しようとしたり民家にも爆撃すんなよゾギリア!…とも思うけど)
逃げるにしても味方引き連れて脱出とかにならなかったのかな?

言ってる事とやってる事が合って居らず「何だコレ?」
と思う場面がちょくちょく出て来るのが気になってしまっています。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
ゾギリアは一枚岩でなく行政局と軍部で軋轢がある模様。
色々と含みが出てきてシナリオとしては興味深くなってきました。
戦闘シーンもしっかり作っていて安定して楽しめています。

しかし今話も「なんでだよ!」と思うポイントが多数。
・被害多数で千歳基地陥落にも気にせずノリの軽いシグナスクルー
・エンジン不調なハズなのになぜか本土に戻らずハワイ直行&PV撮影の命令
・危険空域なのに撮影隊呼んじゃうし合流も早すぎない?
・バリアンサー操縦シーンは顔映らないんだから青葉とディオでいいじゃん
等。

わざわざハワイ行ってゾギリアの「行政局」と戦わせたり
他のカップラーを登場させたのですから今後大きな意味合いが出てくるとは思いますが
次のシーンや展開への繋ぎの強引さが気になってしまいました。
{/netabare}

※7話感想 {netabare}
今回はそんなにツッコミも入れず楽しみました。
・大村基地って言うけど民家ばっかりだったじゃん
・ドルジエフ閣下前回は慎重で有能な指揮官ぷりだったけど今回は雑
・コードD2ライズ強すぎ!スターマリオじゃん
って位かな。(え?…ツッコんでるか!?)

ヒナの暴走は予兆を匂わせたりして強引には感じさせず◎でした。

青葉が基準波形になってたりとまた謎が出てきたので
また予想も絡めて観て行こうかなと思っています。

タグで隠す程の予想ではないですが
今回のハワイ行きで青葉のバスケ友達・隆太郎の子孫かなんかに
会うんじゃないかなっと思っています。
一話でハワイに行った話をしてたのでそれと掛かってくるとは思います。
まぁ、もう既に誰かしらの子孫とは会っている可能性はあるのですが。

とりあえず次回はロボアニメのお約束『無人島で敵兵と二人きり』になりそうです。
二人の話がどう進むのか注目です。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
あ~はいはい。…と言う感じで今回は観ないでも分かる様なお約束の展開。

ヒナは自分を必死になって助けてくれる青葉を目の当たりにし思う所はある様子。
この必死さは1話目の雛の必死さともダブり
お互い似た者同士で相手への思いの強さも伺えました。
お約束とはいえ入れておくべきシーンでもあったと思います。

これで信頼へ繋がる下地も出来ましたし、ヘアピンも渡せましたね。
…このヘアピン元々何処から生まれたのか?とかつい思ってしまうんですけど
時間旅行にツッコミ入れても切りが無いので止めておきます。
次はハワイに着くのかな?
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ハワイまで時間掛かり過ぎだし
フェルミ博士はわざわざ死にに来たような気はしましたが
更にヒントがばらまかれ物語は興味深くなってきました。
どうもエルヴィラの祖父が鍵を握っていそうです。

それにしても青葉達は強い強い。
シグナス落ちる気がしなくてハラハラ出来なくなってます。
これを見過ごす連合上層部無能すぎますけどね。

敵ながらマルガレタは忠義に厚く気に入っています。
作戦も悪く無かったと思うけどもう少し持久戦に持っていかないとね。
更迭からまた這い上がって来て欲しいのだけど
無茶して死んじゃう可能性高いかな…。

次回はリャザン少佐も加わり手強くなりそうなのでハラハラ出来るかな?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
父と子に焦点を当てた面白い構成でした。
それぞれが「家族や皆を守りたい」気持ちを抱え戦地へ赴いているのですよね…。

ヒナの父は厳しい中にも優しさが覗け愛情の深さが伺えました。
ビゾンとは幼馴染で積み重ねた時間もありこの後の展開で感慨深くなりそう。
更に幼少の頃が含みになっていて気を引きます。

ディオ親子の溝はまだまだ深そうですが一歩だけ歩み寄った感じ。
それでもきっと大きな一歩だったと思います。
まぁこれに関しては悲しみや悔しさを消化しきれない親父さんの八つ当たりな気も
しちゃってますけどね。

青葉に関してはちょっと描写不足で中途半端でした。
尺不足ならシンプルに父である消防士の志を受け継いでいる事を
もっと前面に出してに表現して良かったんじゃないかな。
{/netabare}

※11,12話感想{netabare}
ソギリアの強襲によりカップリング機の二機が奪われ
ヒナ&ビゾンがパイロットとなり青葉の前に立ち塞がって来るという流れ。

リャザン少佐が死ぬ間際に父ではない事を明かし滅茶苦茶に動揺するヒナ。
…言うタイミング逃し続けて来たんだろうけど、ここで言って冷静さを失わせたら死んじゃうよ普通。
運良く遭った敵が青葉だったりで生還したから良かったけどさ。

それ以降も自分が何者なのか考えていたヒナだったけど変なお薬打たれて我を失ってしまいました。
これ、ビゾンだってオカシイって気付いてるだろうに
ちゃんと向き合わないから後の展開になってしまうんでしょうね。
ヒナのどんな所が好きなのかとか全然関係なしに自分に向いてくれれば何でも良しになって
哀れになってきました。
これでは絆深まらないよね。

一方ディオと青葉は一部記憶も共有してますます絆が深まった様子。
次回はまた無双が観られそうです。

バトルなんかは相変わらず面白いんだけど、やはり連合軍脆弱すぎ。
輸送も最前線で合流とか無茶が過ぎますが慣れのせいか前ほどツッコむ気が和らいだかも…。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
何でヒナだけ若返って記憶飛んでタイムスリップしてんだろう?
とか最終話もツッコミながらも意外と楽しんで観てしまいました。

不満や謎が残っていて細かい点は色々と言いたい事もあるけど
一話へと繋がるストーリー自体は成る程面白いと思わせてくれましたし
ヒナの言動も感動的でした。
ディオと青葉の記憶の共有はイレギュラーだった様で
時の囚われ人になっていたヒナを今回は過去に送る事無く未来に向かえるようです。
ビゾンに関しては歯車が狂った愛が哀れに映りましたがしぶとく生き残り
二期に繋がっていく感じで
彼を含めた未来は気になりますので楽しみに待っていようと思います。
それとマルガレタさんの無事も気になっちゃってます。多分無事だよね。
{/netabare}

【総評】
ツッコミ所が多く緻密さに欠けてまいますが結構楽しんで観てしまった作品でした。

一話目で先の展開を見せているので話が進むにつれてそこに向けてどうやって繋がっていくのが
気にさせるストーリーはなかなか面白味がありました。
ただタイムスリップものなのでどうしても矛盾に感じる所はありますし
最後まで観ても活かされなかった設定があったり回収しきれない多くの謎もあるので
スッキリ納得と言うわけには行かなかったです。
(青葉の過去の設定(友や妹等)を生かさず切り離してしまっていたり
なぜ青葉がカップリングの基準波形になっているのか不明のままだったり他)
二期があるならこの辺り少しでも回収して全体通しての完成度を高めて欲しいです。

戦闘シーンもはかなり良く出来ていてスピード感や迫力があります。
主人公達の活躍が凄まじく無双による爽快感は味わえますが
圧倒的すぎて戦術的な楽しみは無くなっていますので好みの別れる所かも知れません。
個人的には僅差の戦力を戦術で打開するような戦いを好みますので
一般機の紙切れのような弱さが気になってしまいましたが…。

キャラは掘り下げ不足気味で心理描写などが甘く描き切れていないのが残念。
重要なヒナの青葉への懐き具合も少々急いでしまった印象でした。
やはり1クールものでこの人数や各エピソードを捌くのは厳しかったのかな…。
それとシグナスクルーのノリが軽く前線で多くの兵が亡くなっている状況とアンバランスな
感じがどうしても引っかかってしまいました。

ストーリーに見所はあるものの雑な所も目に付き完成度が低く感じてしまいました。
ロボットアクションがお好きならコチラを主軸に観て楽しめそうですが
それ以外の方には現状オススメいたしません。
ただし二期がありそうなのでトータルで観ればオススメしても
良いレベルになる可能性はある作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33
ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いがいとおもしろい。

全話みた感想です。


{netabare}
ロボットのバトル物だったけど、以外とおもしろかったかな。
ただ、なぜ、渡瀬青葉が、未来にいって活躍するのか詳細が不明なため、あまり考えずに見た方が良いような気がします。

ちょっと、ターミネータを思い出したけど、まぁそれでも、面白かったと思います。次はどうなるのか気になりながら、見ることができました。

続編がちょっと、あるみたいなので、見てみるつもりです。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

67.2 15 記憶喪失で友情なアニメランキング15位
うしおととら 第2期(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (271)
1343人が棚に入れました
白面の者との最終決戦が近づいていることに焦りや不安を感じる蒼月潮。毎日ある学校に自分を喰おうとする大妖怪・とらとの攻防、そして密かに想いを寄せる中村麻子とのケンカ──いつも通りの日常がいつまでも続く筈が無い。潮は自分の気持ちに正直になろうと麻子へのアプローチを試みる。しかし、その決意は一歩遅かった。一陣の風と共に潮の日常は唐突に終わりを迎える。
「……誰、あなた?」
麻子からの拒絶にも等しい一言を皮切りに、不可解な出来事が潮に襲い始める。もう人も妖怪も皆、潮ととらのことを覚えてはいない──。

声優・キャラクター
畠中祐、小山力也、小松未可子、安野希世乃、藤原啓治、牧野由依、浪川大輔、中村悠一、豊崎愛生、てらそままさき、清水理沙、三木眞一郎、梶裕貴、南里侑香、茅野愛衣、折笠富美子、坂本真綾、水樹奈々、細谷佳正、逢坂良太、高垣彩陽、永澤菜教、花澤香菜、宮野真守、潘めぐみ、飯塚昭三、江川央生、古川登志夫、諏訪部順一、林原めぐみ
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

見所はしっかりおさえていたと思う

2016年春アニメ。全3クールの3クール目13話分(27話~39話)。
まずはスタッフさんお疲れさまでした。
特に絵が細かい上にキャラクター数も多く動く作品ですから、作画スタッフには頭が下がりました。
全体的に見所はきちんとおさえていたと思いますが、描写に不足が出てしまった印象。展開に説得力を持たせるためには改変やフォローはもう少し必要だったと思います。

やっぱり潮役の畠中さんは最後まで素晴らしかったです!この声で本当に良かったと思います。
{netabare}
須磨子の真綾さんの演技とても好きでした。知らぬ間に若い設定とはいえお母さん役を違和感なくこなすようになってしまったんだなあ…w
うしとらの母親キャラは皆印象的ですね。斗和子といい須磨子といいかおりの母といい、素晴らしかったと思います。
特にかおりの母は朴さんで、とても魅力的な配役で驚きました。朴さんの大人の女性役とても好きです。鏢さんを看取るシーン本当に良かった。
それ以外のゲストキャラクターの配役も好きですね。

内容としてはカット部分はしかたないとして、、良くも悪くも原作準拠で不足部分を補うような改変がほとんどなく、展開に説得力が欠けていると感じる部分が出てしまったのは残念でした。
前半のラストで心配したキリオと麻子の件も、最後まで解消されず個人的には引っ掛かる部分ではありました。二人のエピソードをカットした分それ以外の部分でもう少し描写を増やして欲しかったですね。

ただ一点だけ、沖縄の海上で白面に追いすがる西と東の妖怪たちは改変されていました。
突撃しようとする西の長と止めようとする東の長は原作では逆です。西の妖怪たちと潮の初対面のエピソードがカットされていることが理由で、自然な展開にするという意味でここはとても良かったと思います。

最初から潮ととらの関係、潮と白面の因縁をしっかり拾って行く方向性でしたが、そこは最後まで一貫していて良かったと思います。
その意味で最終クールを全て対白面に使ったのは良かったですが、少し長すぎるようにも感じました。
ただ、しっかり尺を取ったことで白面の恐ろしさがとても伝わって来ましたし、絶望的な状況からの逆転劇も盛り上がりました。最初は違和感のあった白面の声も、倒される瞬間の独白まで見て女性声優で良かったと思えました。

須磨子と潮の再会や流や鏢さんの死に際は、演出、作画、演技も素晴らしかったです。人の業を見せるシーンにはとても力が入っていて、それは原作でも力を入れている部分を汲んでいたと思います。
{/netabare}

うしとらは実は心理描写が女性的…というか情緒を大切にする作品で、どのキャラクターにも悲哀を感じる部分があり、その部分はもう少し見たかった気はします。まあカットしたエピソードにそういうのがかなりあるので仕方ないかなあ。

レビュー書いていて思いましたが、既読組である自分の目が厳しくなりすぎていて冷静な評価ができてないかも知れないですね。
前期から評価は少し下げますが、良い所もたくさんありましたし、原作への入り口としては十分だと思います。(2016.07.13)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

駆け足を鈍足にしてやんよ!

 第2期が始まりましたね。もう3話分が終了しました。1クールで3話っていうとまだまだ序盤て感じがしますけど、全39話で残り10話と言うと終盤って感じですよね。なんだかちょっと不思議な感じがします。
 面白かろうが面白くなかろうが完走するよってのは、第1期のレビューで書いたんですけど、やや駆け足感がしんどいですね。私が原作知ってるからかなぁと思っていたんですけど、他の方のレビューを読んでみると、どうやら原作未読の方でも駆け足に感じてしまうみたいです。

 というわけで、駆け足になっているところの鈍足化、飛ばされたエピソードの補足をしておこうかな、と思います。毎週更新になる可能性もありますけど、本当のところはそのつもりはないです。つながりが分からなそうなところだけ補足を入れられればいいかな、くらいです。


西の妖怪って何よ?:{netabare}
 第27話で唐突に現れた西の妖怪軍団。東の妖怪軍団と早々に仲良くしていましたけど、ここもエピソードがカットされています。

 潮ととらに会ったことのない西の妖怪たちは、白面が海中にいるうちに自分たちだけでやっつけちゃおうと画策します。それに対して東の妖怪たちは、獣の槍がないとムリだよ、潮ととらは信用できる人たちだよって止めに入るんですね。ここから東西の妖怪戦争が始まってしまうんです。
 東の長が西の妖怪たちに捕まってしまい、ライシンやカガリたちは潮に助けを求めます。今白面を起こしちゃうと日本が沈没しちゃうからまずいよね、ってことで潮も参戦を決めます。
 東の長を救出した潮たちは、既に西の妖怪たちの大半が白面のもとへ向かっていることを知ります。あわてて後を追うんですが、西の妖怪たちは潮のお母さんの制止も聞かずに白面との戦闘を始めていました。で、ふるぼっこ。西の長のピンチに潮が到着するんですが、獣の槍に住まうギリョウの怒りで潮も暴走状態に。こりゃヤバいとジエメイがギリョウを静め、潮のお母さんは力を振り絞って結界を張り直し、東西の妖怪と潮を脱出させます。
 西の妖怪たちは反省し東の妖怪たちとも和解して、潮たちにも信頼を寄せることになります。大団円と言いたいところですが、潮のお母さんが膨大な力を浪費してしまったことから、白面復活のリミットが早まってしまいました。あと4ヶ月。

 このエピソードはアニメで言うと、第1期の終盤、真由子ととらのエピソード(ウエディングドレスのやつ)と麻子と潮のエピソード(ハマー機関とのごたごた)の間に入ります。異なる組織でも潮がくさびとなれば協力し合えること、近くに感じながらも会えなかったお母さんに思いを馳せる潮、力の限界を迎えそうなお母さん、白面との因縁が深そうなとらなど、描かれたことの多いエピソードです。第27話に出てきた潮のための金の鎧は、この東西妖怪戦争終結の産物でした。
{/netabare}

斗和子戦のあとキリオくんは何してた?{netabare}
 真由子の家に居候していたキリオ。アニメ版ではうしおの父紫暮が真由子の家に引き取りをお願いしたとしか説明されていませんでしたけど、原作ではもう少し説明が入っています。

 第1期の終盤、斗和子が白面の分身であることを知り、キリオは放心してしまいました。白面に育てられた自分なんかに居場所はないと思い込み、クインと二人で放浪の旅に出てしまいます。そんな最中にある町で妖怪に出会うんですが、キリオとクインの二人で戦っても全然勝てませんでした。
 同じ町に遊びに来ていた真由子。いとこがその妖怪のターゲットにされていることを知り、身代わりを買って出ます。潮ととらに助けを求めようとしますが連絡が付きません。困り果てていた時に、出会ったのがキリオとクインだったんです。真由子に協力を頼まれたキリオは、しぶしぶながらもあの妖怪と再戦することを決めます。
 で、キリオと真由子は、ある老犬の力を借りながらもなんとかその妖怪を退治することができました。そして、この戦いを経てキリオが前向きな姿勢を取り戻すんです。老犬の戦う姿に触れて、自分もまだ終わってなんかいないんだ。誰かのために戦う真由子に触れて、他人を助けることでこんなに素晴らしい気持ちになれるんだ。という感じです。これにてキリオは完全復活します。

 このあとに、ボッチなら家においでよ、と真由子の方からキリオを誘うんです。その後に真由子ママが紫暮からのお願いがあったと話してもいますが、きっかけ自体は真由子なんですね。
 第27話でキリオは真由子のために一生懸命戦っていましたけど、その原動力はこのエピソードから来ていたのです。もう一組の潮ととらとも言うべき、キリオとクインのエピソード。麻子と潮のエピソード(ハマー機関とのごたごた)の直後に入るものなんですけど、残念ながらカットされてしまいました。
 白面との最終戦、キリオは誰のために戦い、何を成すのか。(カットされなければ)乞うご期待!
{/netabare}

なぜそこにヒョウさんが!?{netabare}
 真由子のピンチに連絡が付かなかったポンコツ潮ととら。そのとき何をしていたのか?
 スケッチ旅行に行っていました。

 とある廃墟を描いていた潮は、心を読み取り人に化ける妖怪と出会います。退治しようとしますが、紫暮や麻子に化けられてぼっこぼこ。そこへ、その妖怪を追っていたヒョウが現れるんです。
 妖怪はヒョウの亡き妻や娘に化けるんですが、ヒョウはそれにも臆せず攻撃して退治します。戦闘後、力に力で対抗してはダメだ、心を強く持て、とヒョウは潮を叱責します。そして、寺院に帰ってからヒョウは潮に修行をつけるんです。
 ヒョウは紫暮に、桃花源(桃源郷)という時の止まった地で潮を修行させる、と伝えるんですが、その矢先に字伏(アザフセ)が登場し、また、紅蓮の襲撃を受けることになってしまいます。その際に紅蓮から白面復活が近いことが伝えられ、もう桃花源に連れて行く時間すらなくなってしまったな、となるんです。

 アニメ版では、あたかもヒョウが潮の帰りを待っていたかのようでしたけど、実のところは潮とヒョウは一緒に修行をしていただけなんですね。ちなみに、桃花源絡みのエピソードはうしとら外伝に収録されています。妻子を殺されたヒョウが迷い込んで、妖怪退治の力を身に着けるって話です。

 ヒョウは、潮が獣化したカムイコタンの戦闘でも重要な戦力として機能していましたよね。
 白面との最終戦、ヒョウは誰のために戦い、何を成すのか。(多分カットされないだろうから)乞うご期待!
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

腹いっぱいになりました。ん~少年漫画してますね~。

妖怪大戦争も3クール目に入って佳境になってきましたよ!
1期は細部の粗い所にン~と感じたり、あまり安定していた感じではなかったのですが。
少年誌の名作という事もあって流石に終盤の盛り上げ方はすごく上手いと思いました。

34話まで見ました。
{netabare}ここに来て皆がうしおの事を思い出し、妖怪と人が手を取り合って白面に立ち向かうという構図は燃えますね~。
皆で力を合わせてラスボスと戦う~って言ってみればお馴染みのベタな流れですけどね。
敵の力が強大な上に、白面、槍、とら、その因縁深さも絡み合ってて燃えます。
ドラゴンボールのバーダック好きな私としては、サイヤ人達が結束してフリーザに立ち向かった場合のルートって感じにも見れてイイっすね~。{/netabare}
ここの感想の数が少ないので、追っかけられてる人があまりいなさそうなのは少し残念に思いますが。何にしても終盤、追い込み頑張って欲しいですね~。

最終話見ました。
{netabare}白面が獣の槍を探知できるのに槍が今まで狙われてなかったのは、とらに刺さってて探知できなかったからなんですね~。{/netabare}
色々と力技だなとは思うのですが、最終決戦になってから毎週毎週炸裂する藤田節にとことん楽しませていただきました。
ただ、他の方の感想や原作ファンの意見などを聞いてみるとカットされてるシーンがかなり多いみたいですね。
私は最終回でお腹いっぱいでしたが、カットされたところなども気になるので漫画版もいずれチェックしていきたいと思います。

からくりサーカスもアニメで見てみたいのですが、やっぱ厳しめですかね~。
映像化されたらうしとらよりハマりそうだけど、うしとら以上に長いしカットできるエピがかなり少ないですからね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

62.7 16 記憶喪失で友情なアニメランキング16位
Lostorage incited WIXOSS(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (232)
981人が棚に入れました
池袋――幼少期にこの街で過ごした高校2年生の穂村すず子が戻ってきた。
「ずっと友達だよ!」幼いころに仲良しだった森川千夏と誓った大切な記憶。その千夏とまた会えるかもしれない…それだけですず子の胸は高鳴る。
 転入した高校にもすぐには溶け込めず、早々に浮いた存在となっていたある日、「WIXOSS」を覚えれば友達ができるかも……そう思って学校帰りに立ち寄ったカードショップでデッキセットを購入する。
 家に帰りカードデッキを開封すると、カードの中に描かれた少女が動きだし、口を開く。

 「ようこそ、セレクター」

 selectorとして選ばれた人間は、自分の記憶のすべてが詰まった5枚のコインを賭けたバトルに参加しなければならない。コインをすべて取り戻し勝利すればこのゲームから脱出できる。逆にすべてコインを全て失い、敗北すると、そのペナルティーとして──。

 「Lostorage」―――この不条理なゲームに巻き込まれる事となったすず子の運命は!?そして、すず子と時を同じくして、千夏の手にも……

声優・キャラクター
橋本ちなみ、井口裕香、伊藤静、金元寿子、井澤詩織、久保ユリカ、興津和幸、菅原慎介、山岡ゆり、洲崎綾、後藤沙緒里、間島淳司、日岡なつみ、西明日香、生天目仁美、中村悠一
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

戦闘狂 versus 友情パワー

作画と演出が割りと好みだったので最後まで何とか見れましたが、このシナリオでは評価点数どうしても低目になってしまいました。

lost + storage → lostorage (造語) 「保管庫を失う(こと)」
incite (他動詞) ~を…に駆り立てる、刺激する

→なので、Lostrage incited WIXOSS で「WIXOSSに駆り立てられる記憶喪失」くらいの意味か?
でも、変な英語(byが欠落?)。

因みに2014年に制作・放送された 「selector infected WIXOSS」及び「selector spread WIXOSS」は、やはり事前に見ておいた方が良いと思います(前作の話がほんの少しだけ出てくるので)。
それ以上は、とくに・・・。


◆制作情報

{netabare}原作        LRIG
監督        桜美かつし
シリーズ構成    土屋理敬
キャラクターデザイン(原案)さらちよみ 
キャラクターデザイン  佐藤嵩光 
音楽          井内舞子
アニメーション制作  J.C.STAFF {/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============ Lostorage incited WIXOSS (2016年10-12月) =========
{netabare}
第1話 記憶/裏と表 ★ すず子回(池袋帰郷・高校転入、WIXOSS、最初の対戦)
第2話 少女/理想と現実 ★ 千夏回(家庭事情、WIXOSSの報酬(記憶書換?)、初勝利)
第3話 セレクター/蜜と毒 ★ すず子vs.墨田(シスコン男)、敗北セレクターの運命
第4話 再会/光明と混沌 ★ 情報交換、ブックメーカー里見紅、千夏との再会
第5話 友達/絆と鎖 ☆ 続き、すず子vs.はんな
第6話 バトル/過去と現在 ★ 千夏の新しいバイト、千夏vs.すず子、中断(無効)
第7話 進化/純白と漆黒 ☆ 翔平vs.千夏
第8話 闇/渇望と喪失 ★ すず子の特質、はんなvs.清衣、墨田vs.里見
第9話 真実/終わりと始まり ★★ 千夏vs.清衣、夢限少女、自殺、絶望 ※前作のキャラ(繭、タマ)が初めて登場、前作みてないと話が分からないのは×
第10話 捕食/悲劇と喜劇 × ※前回の途中から真面目にシナリオを追う気持ちが失せる
第11話 二人/すず子と千夏 ☆
第12話 夜明け ☆{/netabare} 
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「Lostorage」
ED 「undeletable」


◆視聴メモ

{netabare}・第1話、今回は主人公が女子高生で、セレクターには男性もいるんだね(※前作は主人公が女子中学生で、セレクターは確か女性だけだった)。
・第2話の時点で、既に街にセレクターがウジャウジャいる様子(※犬もあるけばセレクターに当たる状態)ですが、この世界って大丈夫なのでしょうか?
・第3話、消えるというのは、君の記憶が失われる、ということではなく、人格そのものが失われる、ということ。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最終話 オチに気づいた人がいなかったので解説してみた

前作の続きなのかどうかわからないけど、しょうもない終わり方だけはやめてほしい。

第1話 バトルシーンはよくなったかな
{netabare}
前作をなんとかして思い出してみると、
・バトルで何度か勝つと願い事が叶う
・セレクターとルリグが入れ替わり、願い事は入れ替わったルリグが叶える
・最終回は腰砕けだった

願い事に関してはとてもあいまいだったし、それ以外にもおかしなところがけっこうあった。

前作の続きなら、すず子のルリグであるリルは、千夏の可能性が高い。音信不通なのと辻褄が合う。ただ、前作を知っていると驚きはないのでちょっと物足りない。初めて観る人なら面白いだろうけど。

白い部屋だったか白い世界だったか、それも存在するから前作と関係はありそう。だけど、ルールが変わっている点が気になる。前作はラスボス倒して完結したんじゃなかったかなあ。

バトルシーンはよくなったと思う。コインを使った大技みたいなのもあって。キャラクターは前作のほうが個性的だった。ただ、今回のキャストは興味深い。
まず、主役はいもちょの橋本ちなみさん。いもちょでこの声優さんを覚えたくらいだ。リルはエロいお姉さん役の印象がある伊藤静さん。珍しいなって思った。
{/netabare}

第2話 予告のあとも面白かった
{netabare}
あまり評価は高くないけど、今期のアニメで面白いほうだと思う。というか、胡散臭いところが色々あって考察したくなる。

気になっているのは三点。
まず、入れ替えはあるのか。ルリグはセレクターの記憶から作り上げたもののようだけど、OPにすず子やほかのセレクターがカードに入っているシーンがある。だから、入れ替えがないとは言い切れない。
ちなみにセレクターがルリグになっても声優は変わらない。前作のルリグが人間の姿に戻って(?)ちょっと出ているけど、どちらも声優は大西沙織さん(たぶん)。
ルリグは記憶をコピーしてるから入れ替えがあったとしても普段通りに過ごせるだろうし。

次はラスボスについて。前作でラスボスは倒されて、ルリグが元の姿に戻って終わりだった気がする。
今回もセレクターになったときに現れたルリグ(?)がラスボスっぽいけど、さらなるラスボス、黒幕がいるような。

最後に報酬。これが一番胡散臭い。記憶を変えられるって、それって本人だけなのか? 記憶は変わっても記録が残っていたら変な子になるだけだし。前作と同様に、勝っても負けてもまともな結果にならないオチなんだろうな。
{/netabare}

コインについての考察
{netabare}
カードも5枚あると思ったら違った。5枚あったら0か5が出たらその時点でバトル終了になってしまうので。

バトルに負けてコインが黒くなると記憶も消えていくように描かれているが、すず子はゴールドが一枚でも記憶は確かなまま。例えば、すず子のゴールドが3枚になってから負けてまた1枚になったら記憶が消えたりするのだろうか。たぶん、そんなことはないはずだから、バトルの勝敗と記憶には因果関係はないといえる。とはいってもそういう細かいところまで気にせずに作られていそうだけど。

ゴールドが5枚になったら、記憶の改ざんができる。この場合記録まで変えられるなら願い事をかなえることと似ている。記憶と記録を変えればアイドル声優にだってなれる。記憶だけなら変なことを言う子ができるだけだが。

コインすべてが黒くなった場合は、”消える”の解釈がいろいろ考えられる。物理的に消えるのか、それとも記憶と記憶が消えるのか。後者なら生まれたばかりの赤ん坊状態といったところか。前作と同様にルリグになる可能性もあるだろう。
{/netabare}

第3話 やっぱりこういう展開だったか
{netabare}
まだわからないけど、セレクターが消えてルリグが成り代わったのだろう。HPにはキャストがないけど、かがり(cv:西明日香)、ゆきめ(cv:生天目仁美)のペアなら、かがり(ゆきめ)(cv:生天目仁美)になっていると思われる。
面白いのはルリグはセレクターの記憶からできたから、成り代わった人物と似たような人物が存在するってことだ。
セレクターはどこに行ったのか? あの白い世界に行ってルリグとして戻ってくると前作と同じになってしまう。

バトルをしなくてもタイムリミットがあるから消えてしまうルールがあるけど、そのタイムリミットはコインが黒くなることでわかるのか? でもコインはゴールドになったり変動があるからタイムリミットが一定の期間にならないと思うんだけど。

まだ疑問点はある。ルリグはセレクターの記憶オンリーではないはず。セレクターが知らないバトルのルールも知っていたわけだから。ルリグのテンプレートがあってそこにセレクターの記憶が追加される仕組みなのかも。

OPで気になるのは、すず子と千夏のバトルシーン。なぜか千夏の姿が見えない。バトルに勝ち抜いた千夏が記憶を改ざんして、茶髪とかになって格好も変わってしまったからか。でも、バトルから解放されているはず。
そもそも、すず子と千夏のストーリーは同じ時間軸なのか疑問にも思っている。
{/netabare}

第4話 ルリグの微妙な変化に気付いた人はいるだろうか
{netabare}
バトルのたびにルリグの髪飾りが増えている。これは前作でもあった。作画ミスと思っていたけど、今回もあるってことは意図的なのだろう。

今後の展開を予想すると、記憶を消したい千夏とそれを止めるすず子、この二人のバトルを主軸に話が進んでいく。さらにブックメーカーの正体をあばきつつ最後はバトルの仕掛け人を倒し、消されたセレクターたちを取り戻す……というのが普通にありそう。

現時点で、ブックメーカーははじまりのルリグとつながっているとしか考えられない。セレクターの情報を把握できるのははじまりのルリグしかいないから。はじまりのセレクターなんかもいるのかもな。それがブックメーカーの近しい人でバトルをさせることで記憶を取り戻せるとか。

すず子と千夏の思い出がすでに改ざんされたものとか、面白そうなんだけど、それだとバトルを終えていなければおかしい。千夏がすでにルリグというのもありそうなんだけど、それだとすず子のような性格になっていなければおかしい。

あまり凝ったストーリーにはならない気がしてきた。
{/netabare}

第5話 このアニメがどうやったら面白くなるか考えてみた
{netabare}
前作を見ているせいか新鮮味がない。深読みしたくなるような伏線も見当たらない。

オリジナルアニメは序盤で出てきた謎を終盤で明らかにして視聴者を驚かせるのがほとんど。だから序盤と中盤はそれほど面白くない。終盤の謎解きにかかっているのだが、それもイマイチだったりする。このアニメもその方向に進んでいる気がしてならない。
こういった構成はもうやめるべきだ。謎がなくてもいい作品は生まれる。SHIROBAKOがいい例だ。

このアニメを面白くさせるなら、中盤に入る前に謎の答えをすべて出し、主人公たちの目的を明確にさせる。キャラクターたちの駆け引きに重点をおけば前作と違ったテイストになるしバトルももっと熱くなるだろう。
{/netabare}

第6話 キャストで面白いことに気づいた
{netabare}
千夏にすぐにやられたルリグと、はじまりのルリグ(cv:日野まり)の声優が同じだった。モブ同然のルリグが伏線だったら面白い。たぶん、声優を二人雇うよりギャラが安くなるから二役やってるだけだろう。新人声優に機会をあげたらいいのに。

すず子と千夏のバトルがあったのは予想外だった。終盤と思っていたから。でも中途半端に終わってしまった。決着をつけたほうがよかった。金が5枚、黒が5枚になってもそのあとがあるのだから。スポンサーのことを考えるとカードバトルを入れる必要があるんだろうな。
{/netabare}

第7話 千夏とはじまりのルリグには関係があると推理を立ててみた
{netabare}
深読みしたくなるネタがないので無理やりひねり出してみた。
千夏とはじまりのルリグには関係があることを示してみる。

まず、セレクターに選ばれるのはごくわずかである。すず子は千夏の幼馴染み。今回出てきた男は千夏の同級生。ごくわずかなセレクターのうち千夏に関係する人物が二人もいる。これは偶然ではなく必然と言っていいい。

セレクターバトルが千夏と関係あるなら、ブックメーカーやはじまりのルリグも彼女と関係があるだろう。ブックメーカーは兄妹といった近しい関係。髪の色やニヤリと笑うところが似ている。ブックメーカーが選ぶバトルの相手は千夏が知る人物に限定されているのではなかろうか。

はじまりのルリグは千夏が生み出したのか千夏そのものか。こう考えるとセレクターは無作為に選ばれたのではなく千夏に関係ある人物が選ばれていると言える。
{/netabare}

第8話 ひょっとしたら千夏も…?
{netabare}
セレクター全員ルリグだと疑ったことはあるけど、さらにセレクターになるのは無理があると思ってた。あとズルいのは、ルリグのカードを所持してなければセレクターと気づかなれない点(たぶん)。伏線か前フリがほしかったな。
いまのところルリグは女性だけなのでブックメーカーも中身は女性だろう。そうなるとブックメーカーには性格の悪い女性が二人いたことになる。(説明は長くなるので省く)

では、千夏もルリグかどうか検証してみる。まず疑わしい点を挙げる。

・OPですず子の対戦相手に千夏がいない
作画ミスとは考えにくい。意図的に消しているはず。千夏がすでに消えていることを意味しているのでは?

・はじまりのルリグに会ったシーンで千夏はメルを召喚していない
尺がなかったからとは考えにくい。ハンナの場合はちゃんとナナシが出ている。千夏の最初のルリグはメルではないのかも?

・メルはすず子に似ていない
千夏はすず子に対して「むしずが走る」と言いながらも、すず子の分身であるルリグをそばに置いている。メルはすず子とは関係ないのでは?

以上のように状況証拠はあるがどれも簡単にひっくり返されるだろう。
それに千夏が入れ替わっていたらすず子のような性格になってなければおかしいし、子供時代から声優も変わっていない。

結論としては、千夏がルリグの可能性は低い。ただし、メルに関しては疑わしい点が多い。
{/netabare}

仮面のルリグの正体を推理してみた
{netabare}
アニメの場合、仮面キャラはすでに登場しているキャラと関係があったりする。それに新キャラを出したところでエピソードの尺がないだろう。
ルリグは女性のみでセレクターの記憶から生まれるなら、ブックメーカーの近くには性格の悪い二人の女性がいたことになる。
該当するのが前作にいる。アキラとイオナだ。この二人はモデルで一緒にいるときも多かった。

ブックメーカーの現在の性格から元ルリグはアキラ、妖艶さから考えて仮面のルリグはイオナ。
ブックメーカーはマネージャーか事務所の社長。これなら二人をよく見ていただろう。

ブックメーカーはアキラに好意を寄せていて、セレクターに選ばれたときアキラに似たルリグを生み出した。そしてバトルに負けていまの性格になる。さらにセレクターになり、イオナに似たルリグを生み出した。アキラならピルルクになりそうだが(清衣のルリグはピルルクだし)、ブックメーカーの記憶にはないので生み出せないはず。
{/netabare}

カードの色は名前に関係しているだけ?
{netabare}
キャラの名前から連想されるだけで、カードの色に意味はないのかもしれない。

穂村すず子→炎→赤
森川千夏→森→緑
御影はんな→影→黒

ほかのキャラも似たような感じ。
このアニメ、期待するほど深くないかも。
{/netabare}

第9話 懸念した通りになった
{netabare}
コインがすべて金になっても期待したほどのオチではなかった。
前に指摘したけど、序盤で謎を出して終盤で解明する手法はやめたほうがいい。先延ばしにするほど視聴者の期待は増す。だけど期待に応えるだけのオチを作れない。オチがイマイチだとその作品の評価も下がってくる。謎はあってもいいが一つに絞るべきだろう。

ハンナは記憶を消すのだと思っていた。そういった視聴者の思惑を外したんだろう。でもハンナの関与はわかりきっているのでそれを思い出したと言われても…。ちょっとずれている感じがした。
ハンナは記憶を消したいのか思い出したいのかはっきりさせておくべきだった。謎にしておけば面白くなるとは限らない。

キャラも設定も悪くはないが作り方を間違っている。いい材料があっても料理人によって味が変わってくる感じかな。
清衣を主人公にして今回の話を第1話にすれば面白くなったと思う。いい素材をうまく使っていない印象を受けた。
{/netabare}

ハッピーエンドになる最終回を考えてみた
{netabare}
はじまりのルリグは声優がモブルリグを担当しているくらいで伏線らしい伏線がない。謎だけど絞り込むことはできる。今回から登場したキャラははじまりのルリグに会ってからルリグを知った。だからはじまりのルリグという名前をつけられるのは清衣しかいない。

清衣以外では新キャラになるが、終盤にきて新キャラに謎の説明をさせるアニメほどつまらないものはない。だから新キャラの可能性は低い。すでに登場しているキャラとつながっているはず。

該当しそうなのが莉緒。まだ過去エピソードが出ていない。莉緒は泣きエピソードを持っていそうなキャラなのではじまりのルリグとつなげればいい。前作も子供の遊びからルールができたような気がする。
もう一人いる。グズ子だ。外見がはじまりのルリグと似ているのも気になる。ただあのキャラでシリアスな説明をするのはどうかと思う。


このアニメをハッピーエンドにする方法はある。記憶が変わるとき周りの状況も変わればいい。ハーレムを持っていたと記憶を変えれば周りが美女だらけになるってこと。これなら千夏が思いとどまるし、セレクターバトルが初めからなかったことにもできる。
{/netabare}

第10話 謎のまま終わりそうな気がしてきた
{netabare}
残り二話なら謎を明らかにするには足りない。オリジナルアニメにありがちな終わり方になりそう。はじまりのルリグですら答えを出さないかも。

今回見ていてやっぱり清衣を主人公にしたほうがよかった。ファンタジーにありがちなラスボスと一度戦って負けるというパターンにもなったし。

次回はすず子と千夏の対決になりそうだけど、ブックメーカーと戦うのはイレギュラーなバトルができるすず子だろう。
{/netabare}

第11話 こうなるような気はしていた
{netabare}
すず子と千夏の対立が主軸なのに、二人のバトルは物足りないもので終わってしまった。千夏が自戒してバトルに負ける展開は読んでいたけどあまりにベタすぎると思っていた。

このような展開になった原因は二つある。
一つはブックメーカーがセレクターだったこと。千夏より強いラスボスが出たためにすず子とのバトルが通過点になってしまった。
もう一つはハンナのオチ。金が5枚になってもハンナのようなオチをつける必要がある。だけど千夏にはそういった伏線がないため、金を5枚にするという展開がなくなってしまった。
どちらも視聴者を驚かせようとして入れたものだろう。それがかえって二人のバトルを中途半端なものにしてしまった
{/netabare}

最終話 オチに気づいた人がいなかったので解説してみた
{netabare}
千夏が当初願っていた通りの結末になっている。
つまり、すず子に関する記憶を消すという願いがかなっている。
皮肉がきいて面白いオチなんだけど、ネットの感想を読んでもこれに気づいているコメントがなかった。

オチはもう一つある。
バトルが終わって千夏はこう言っている。「すずが守ってくれたこの記憶を大切にする」と。
このセリフで最後の一枚がすず子に関する記憶だとわかる。つまり、千夏もすず子との思い出を大切にしていたというオチなのだ。
記憶が消えるにもかかわらず、千夏はバトルしてコインを増やす気はない。
すず子との思い出を消すのが、千夏の贖罪だから。
タイムリミットがきたから千夏の記憶が消えたという感想をよく見るけど、これは間違い。千夏の最後のコインは徐々に黒くなってほんの少し金色を残してタイムリミットを迎えたのだ。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

まあまあ面白いけど、ゲームの販促アニメとしてはダメな気も…(笑)。

カードゲームWIXOSS(ウィクロス)を使って作中でバトルするけどストーリー的にはカードゲームとは独立という、スタイルとしては『遊戯王』シリーズみたいな感じのアニメ作品です。

同じような立場の作品としては『selector infected WIXOSS』や『selector spread WIXOSS』がありますが、設定やストーリとしては「selector」シリーズとは別物ですね。登場人物にも継続性がありません。

何が「販促アニメとしてダメ」かというと、この作品を観ていても「WIXOSS」というゲームそのものにはまったく詳しくならない(カードの種類やルールなど)という点です。

またバトルの決着自体もほぼ各ルリグ固有のコイン技でついてしまうことが多く、カードバトル描写がカードゲームの販促アニメとしては致命的にダメです(笑)。

それは横に置くと、ストーリー自体は「忘れたくない記憶」や「なかったことにしたい記憶」などがテーマになっていて、それほど悪くはなかったとは思いますが…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

62.3 17 記憶喪失で友情なアニメランキング17位
スクールガールストライカーズ Animation Channel(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (184)
711人が棚に入れました
新生私立女子高・五稜館学園。
この学園には知られざる裏の顔がある――。

時空の歪みから現れる、謎の妖魔「オブリ」。
この人類の的に対抗できるのは、五次元空間を探知できる能力を持った「ストライカー」と呼ばれる少女達のみ。

五稜館学園は素養を持つ少女達をスカウトし、オブリを討伐する戦闘部隊「フィフス・フォース」を育成する機関でもあった。

新たに結成されたチーム「アルタイル・トルテ」に所属する5人の少女達の、戦いと友情の物語が幕を開ける!!

声優・キャラクター
石原夏織、日高里菜、沢城みゆき、花澤香菜、小倉唯、伊瀬茉莉也、野中藍、村川梨衣、Lynn、内山夕実、冨岡美沙子、田野アサミ、小林ゆう、山本希望、もものはるな、木戸衣吹、釘宮理恵、牧野由依、藤野泰子、浅川悠

たぁろぉすぅけぇ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

こんなコトゃってるからぁ年末年始のぉあにめ製作現場崩壊のぉうわさがぁながれちゃぅっ

さいきんっゃたらと目にっくょぉになってきたぁげーむあぷり先行っもしくはぁ同時進行あにめっ...満を持してのぉっ真打登場っ...
しょぉぢきぃっ...ぁんま期待してなぃっ...っもちろんぃぃ意味でぇぅらぎってくれるとぉっぅれしぃっ...
あぷり組からするとぉきゃら顔っ(とくにぃ瞳)にぃ違和感がぁぁるっ(あにめみちゃぇばぁぉちっくんだろぉけどぉっ)
いち推しはぁ悠水ちぁんっ(たぶんっ)元気印きゃらでぇっ声はぁ花澤さんっ❤っ

きゃらがぁたってるぅげーむあぷりっ(ちょぉ個人的かつっ限定的っ評価っ)
*もちろんっスクストっ
ゲーム性としてはぁひたすらぁスタミナためっ→ミッション消化っ→レベルあっぷっのぉだらだら作業ゲームっ...がちゃ運にぃたょったぁ(はゃぃはなしがぁ課金しただけつょくなる)ぉきまりのぉスタイルっ

*ゃりこみ要素のたかい(けっきょく天井きまってんだけどぉっ)ファンキルっ
slgなのでぇっ駒のぅごかしかたでぇ多少有利になるっ(けっきょくちからおしっにぃなっちゃぅんだけどぉっ)

*クソゲーあぷりづくりにはぁ定評のぉあるぅばんなむにしてはぁめずらしくぅょくできてるぅデレステっ
リズムアクションなのでぇセンスさぇぁればぁ非課金(っでもぉゃってるとぉアレとかぁコレとかぁほしくなっちゃぅっ)でぇぢゅぅぶんぃけるっおなぢリズムアクションのぉラブライブょりぃはるかにきゃらたってるしぃ魅力的っゲーム性自体はぁラブライブのほぉがぅぇっ(ぁの鬼のょぉな難度のぉステージをぉふるこんぼしたときのきもちょさはぁ❤っ)デレステのぉょさはぁ一曲ごとにぃふりつけられたぁダンスをぉ3Dきゃらがぁ踊ってくれるトコっそのかゎぃさにぃみとれてぇしばしばっミスっちゃぅっ...きゃらだちもぉさることながらぁバリエーションっ設定年齢がぁ幅広いっ幼女からぁ豊島までぇっ.........豊島ばかりぁっめたぁユニット(もちろんギリギリにぁわなぃっかゎぃぃステージ衣装着てるっ)がぁ妙に萌えるっ今日この頃っ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

コンセプトの似た作品と比較して楽しむ、ってのはアリ?

2話視聴後の感想
{netabare}1話見終わった段階で「あー、この後先輩チームが闇落ちしてそれを正気に戻してく話になるのかー。軍人姉妹のコント楽しみだなぁ」と思ったのだけど、
2話見てみたらどうやらその方向には行かないっぽい。
おやー?と思ってるウチにエンディングが始まり、「あれ?いつからあいまいみー見てたんだっけー?」と眺めてたらゲームの危ないパロディが…

摩訶摩訶、スーパーモンキー

自社パロや堀井雄二のオホーツクはまだいいとしてスーパーモンキーはヤバいだろー!よくもこんなクソゲーを。
VAP健在だし、それ以前に黒歴史というか、その…プログラマーの気が狂ったんだか隠しメッセージが、ねぇ?
そしてなにより摩訶摩訶!よくもこんなバグゲーを…アニメでいえばチャー研とかカブトボーグみたいなヤツね。
やめろそのパロディはオレに効く。
暫く爆笑してしまいました、もう摩訶摩訶ってだけで星全部5個にしてしまいそうな勢い(さすがにやらんけど)。
ということで自分にはこの作品を冷静に評価できなくなりました。
いやぁツッコミどころ色々あったんだけどね、全部許せる気になってしまった、あはは。
もうこうなったらロマンシアとジャーヴァスも入れてくれ、伝説になれるぞ。

もし今後感想書き足してくことがあっても全て好意的な解釈になります、そう決めた。{/netabare}

5話までの感想
{netabare}とはいったものの、見てるとどうしてもアンジュヴィエルジュが頭をよぎる。
恐らくスポンサーから課された制約はスクストもアンジュも似たようなもんかと。

あくまで個人的な想像での制約
・原作に登場するこれだけのキャラ(数十キャラ)を登場させる、ただ登場させるだけじゃなくて活躍させて能力も披露させる
・そのキャラ達にヘイトを集める行為=「イヤな奴だ」と思われるような行動をとらせてはいけない(※1)、殺してはいけない
・男を出してはいけない
・ゲームにある衣装以外着せてはいけない(※2)
・問題の根本解決(敵との終戦なり和解なり)をしてはいけない
・舞台となる学園以外の住人を出してはいけない…これはちょっと確信が弱い、単なる予算の都合かも?

番外:スポンサー側でなくアニメ制作側で勝手に作った制約
・毎回お風呂orシャワー

他にも色々あるだろうけど、これらの制約下でアニメを作る側も身動きが取れなくて苦しんでる、というのをどうにも感じてしまう。
で、アンジュヴィエルジュだとその問題を「(先輩チームは)洗脳された」とし、それを解くために戦闘する形で、イヤなヤツにしてはいけないと活躍させるという制限を見事クリアしてました。
どんなにイヤな行動させても、悪いのは洗脳でこの子は本当はいい子なんだよ、と弁が立つ。
(改めて思うとアンジュヴィエルジュって結構良くできてた作品なのかも知れない。アニメ単体でってことじゃなくて、決められた制約・ノルマの解消方法って意味で)
ということでスクストも「先輩チームが洗脳されりゃいいのに…」とどうしても思ってしまうんだよねー。

ってな感じでアンジュヴィエルジュと並べて観て、課せられた制約をどうこなしているか見比べるってのが案外楽しいかも知れないと気付いた。
そういう楽しみ方って邪道かのう?
とはいえスクストは放送途中なのでこの先どうなるか不明だし、自分はたまたまアンジュを見てたのでそう思うだけで、他にもっとノルマが似た作品があるのかも知れないけど。
で、現状だとアンジュのほうが軍配上がるかなぁ…軍人姉妹コントを採用した人はかなりセンスがあると思う。

因みに※1部分、どうしてそんな制約があると思ったの?ってのは4話でサトカが二穂に「お前が噂の美少女探偵ね」と言われた後のやりとりから。
普通だったらその後二穂はサトカの言い分をろくすっぽ聞かずにライバル心を燃やしたり探偵対決を始めたりするところだと思うのだけど、それだと二穂がイヤな奴になりかねない。
なので自分的には肩透かしを食らうレベルで「非常に聞き分のがいい」行動を取ってくれて、これじゃあ物語を転がすのもひと苦労だなーと思ってしまったり。

また5話はチーム対抗の話で、まさか「主人公チームに敵対的な感情を抱く子」を出す気か?と思ったけどそれは杞憂に終わりました。
あくまでツンデレでハッパかけてただけってことに留まり、しかもツン状態はその回のうちに解除、回を跨がないようにしてる辺りものすごい気を使ってる感がヒシヒシと…。
逆に言えば「なんだよアイツ、どうしてあんなイヤな態度取るんだよ」ってネタで次回以降の引きに使うことは出来ず、ホントもう制約厳しいっすなぁと思わざるを得ない。

それと※2、これは1話から椿芽はまだ高校に編入してないのに制服を着てたことから。
もし今後正式に高校に通うようになるって話を用意してあるなら、その時初めて制服を着た姿を披露したほうが効果的なのに、それを潰してしまったのは普通に考えれば暴挙かと。
(結局最後まで登校することが無いのかも知れないけど)
それと2話、寮でくつろいでるシーンで椿芽が着てたのは寝間着…これで疑念が強まりました、もしかして私服着せてはいけないってなってる?
アニメ側で勝手にデザインして着させるのは言語道断としても(そうでないとゲームで「アニメのあの衣装実装しろ」とうるさく言われる)、じゃあゲームで既にあるアバターを使えばいいじゃんってなるけどこれも結構面倒そう。
かくいう自分もちょっとネトゲをやったことがあってその広告もよく見たものだけど、その広告画像では「今からゲームを始めてももう手に入らない限定アバ」の使用は避けてました(後期はかなりゆるゆるになっちゃったけどねー)。
そりゃそうだ、広告の衣装が気に入ってゲーム始めたのにもう手に入りませんって言われたらクレームものだもの。
って経験より、いくらゲームで私服データがあろうともアニメで使って良いのと悪いのがあり、しかもそれが(イベント)時期によってマチマチだとしたら…もう面倒なのでスポンサーから特別に「これアニメで着せろ」って言われない限り避けるんじゃないかな?

なんてことを考えたら、ひょっとしてアンジュヴィエルジュが基地ではほぼ風呂シーンだったのは私服が描けないせいだったのでは?と思ったり。
あっちはカードゲーム(だよね?)で衣装の制限はスクスト以上に厳しかったのかも?

まぁいずれにせよ、折角女の子が異世界ではなく現代を舞台に生活してるって話なのに、私服を着れない(見せられない)ってのは勿体無いとは思うんだけどねぇ。
今後アニメ連動の限定コスが控えてるなんて可能性はあるの…かな?
衣装だけでなく、上で書いた制約はあくまで自分が勝手に予想しただけのものなので、できればそれを否定するような展開になって欲しい。
その…ね、ちょーっと息苦しいかなー、と。
ぶっちゃけ、禁則事項を予測してくってだけでも面白いっちゃあ面白いんだけど。{/netabare}

5話感想追記
{netabare}そうそう、5話といえばゴレンジャーストームのパロディが使われてました。
これまたひどいオッサンネタ…ではあるのだけど、この手のものって「○○大図鑑」みたいなシリーズ全部をまとめた紹介ビデオや本なんかがよく出てる印象(あくまで印象、実際現在出てるかまではチェックしてない)で、若い人が知っててもそう驚くものでもない…のかも。
ウルトラマンとか仮面ライダーとか特にね、あとスパロボのある巨大ロボットアニメとか。
また、ゴレンジャーならアカレッドが出るやつ…えーっと殆ど記憶にないけどVSスーパー戦隊だか何だかが数年前にTV放送したかと(ググってみるとVシネっぽい。けどTVで流したはず、見た記憶あるもの)。
そこでゴレンジャーストームが紹介されてたかどうかまでは覚えてないけど、もしされてたのなら悠水はそれを子供の頃に見た可能性が高い?
…と、ど~でもいい考察してみたり。
つか他の連中は模擬戦用の装備では歯が立たなかったオブリ相手に足止めが可能だった辺り、伊緒のスパイクは誇張抜きで本当に150キロだった?

あ、それと具志堅用高(片岡鶴太郎)ネタもあったっけ、これはオッサン向けじゃない…よね?
ついでにこれはパロじゃないけど試合会場で火を焚いてた件、自分うっかり「え?五次元って火があるんだ」と驚いてしまったり。
うん、ウイングマンの影響だね、てっきり五次元では火が無いものだと思い込んでた、なんでじゃろー?

それにしても、もしパロディ勝負に出るのなら今期はアキバズトリップがあるので相手が悪い、勝ち目はないかと。
本編でパロはできそうもないのでせめてもの反抗でEDはああなったんだろうと思ってたのでちょっとビックリしましたよ。
予告タイトルからして次は怪奇大作戦だかスパイ大作戦だかやりそうな予感がするけど、大丈夫なんかのう(まさかポールのミラクル~じゃないよね?もう時間だモシュ…){/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

綺麗な作画と豪華な声優で描く、美少女学園アニメ(バトルあり)

スマホゲーム原作の美少女学園バトルアニメ。全13話。
項目別に点数をつけると自分でも意外なほど高くなって少しびっくりなのですが、素直に面白かったです。毎週楽しみに観ていました。
観始めてまず感じたのは作画の綺麗さ。やはりソーシャルゲーム系は予算が潤沢なのか、通常シーンのキャラ、アクションシーンの動き、学園や寮の外観や内装といった背景画まで、全体的にとてもよく作られていて、最初まだこの作品が面白いかどうかわからなかった時点から、結構熱心に画面を観ていました。
内容的には、バトルアニメとしてのストーリーもそれなりにあって悪くはないですが、作品の大部分は、笑える会話や馬鹿馬鹿しい事件、ノルマのようなシャワーシーンなど、ゆるい雰囲気の日常描写で占めていて、そういった美少女日常系の作品として、かなり出来が良かったと思います。
キャラは非常にたくさん登場しますが、物語の中心となるのは主人公のチーム5人と、その他重要なキャラ数名といったところなので、無理に全部覚える必要はないです。キャラデザはかわいくて、戦闘シーンのコスチュームはやや露出が高め。真面目なリーダー、甘えん坊のロリっ子、頼りになるお姉さん系、お調子者的ムードメーカーなど、いろいろなタイプのキャラがいます。
声は人気声優が揃っていて、かなり豪華。主人公の美山椿芽(みやまつばめ)を演じていたのは石原夏織。声質が好きな声優さんなのでとても良かったです。いちばん印象に残ったのは沙島悠水(さじまゆうみ)役の花澤香菜。明るく陽気で周囲を笑わせるようなキャラをノリノリで演じていて、個人的には普通にヒロインを演じるときよりも、こういった弾けた脇役の演技のほうが好みだったりします。その他にも、小倉唯、日高里菜、沢城みゆき、釘宮理恵など、それぞれ個性を発揮していたと思います。
音楽は、OP、EDともに、作品の雰囲気に合っていて良かったです。
全体的に、美少女キャラのゆるい日常学園ライフを綺麗な作画と豪華な声優で描いていて、そこにいちおうバトル要素もありますよ、くらいの感覚で楽しみました。あまり話題にもなっていなかったようですが、かなり好きな作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

60.8 18 記憶喪失で友情なアニメランキング18位
グイン・サーガ - GUIN SAGA(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (128)
742人が棚に入れました
古く雅な王国パロは、辺境の武の国モンゴールの奇襲を受ける。
パロの国王と王妃は殺害され、首都クリスタルは陥落。王女リンダとその双子の弟、王子レムスは王宮に隠された古代機械によって、モンゴール軍の手を辛くも逃れたが、そこに待ち受けていたのは鬱蒼と広がる深いルードの森。さらに追っ手に阻まれた二人の目の前に現れたのが、豹の頭をしたひとりの超戦士の姿であった…。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

サムネに騙されちゃダメよ!w 主役は渋いお声でマッチョのたいがーますく 未完の超大作、7話までなら超名作!

栗本薫が実に130巻まで発表した大長編ファンタジー小説が原作
アニメ自体は全26話で原作の16巻ぐらいまでしかアニメ化出来てませんwww


アニメ化の直後に栗本先生が逝去されてしまったため原作もアニメも未完のままとなってしまいました
マジで中途半端感酷いんでw続きやるのか否かは気になるところ;


自分の素性が全く謎で、なぜかタイガーマスクを被せられている記憶喪失の大男
(ホントは豹らしいけどね^q^)
唯一分かるのは自分の名前が『グイン』、ということだけ・・・


そんな主人公の声を演じるは堀内賢雄さん
仮面を外すことも出来ず、【木に向かって放り投げた敵の兜が摩擦を起こして森林火災が起きたり】【パンチ一発で人間を地中に埋没させてしまったり】と、ありえない強さを誇るグイン
各地で暴挙と猛威を振るうモンゴールという軍勢を相手にしながらも、自分の過去を取り戻すための旅をするのであった・・・


グインをとりまく架空の世界の戦争の行方と、様々な人々の思惑の交錯を描いた、いわゆるヒロイックファンタジー作品


サムネのイケメンは第2の主役ともいうべき、傭兵から王の座を狙う成り上がり野郎の『イシュトヴァーン』
声は浅沼晋太郎さん
このようにイケメンもイパーイ^q^


一応のことヒロイン(笑)で亡国の王女な強気っ子、『リンダ』とイシュトヴァーンの恋仲とかも描かれたりもしますが“全てが未完で謎は謎のまま放置”されますんでご注意をwww


物語の最初の見せ場となる『ノスフェラス戦』が描かれる1~7話までは本当に面白くて、ここだけ抜きだせば名作だ!って断言できますw
ただその後はドンドン失速、そして打ち切りのような最終回へw
ってわけで全体には悪い印象が残ってます><


アニメタの若林厚史が初監督
なんと全話の絵コンテを一人で切ってます;
早ぇよw
シリーズ構成と全話脚本はフィギュア17とかサヴァイブとかスマプリの米村正二
音楽はFF(ゲーム)でお馴染みの植松伸夫
OPテーマとか超カッケーっすよ!


監督がこだわったという『馬の作画』にも注目したいですね^q^
馬を描く作品が減っているため、特に若手を中心に馬作画の機会を積極的に活かしたかった、とか

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私、剣道部は、サーガ(英雄譚)フェチです(笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
日本の正統派ファンタジーの、レジェンドクラスと呼べる作品(原作)。

私の中の王道ファンタジーの、スタートでありゴールはロードス島戦記なので、あまり誉めちぎるのは悔しいのだけれど、好敵手として、認めざるを得ない作品です。

原作はゆうに100巻を超え、気軽な購買を防ぐほど(笑) 、、、ただ、作者がお亡くなりになり、本当の意味での完結は迎えられない作品でもあります。その無念、いかばかりのものだったか。ご冥福をお祈り申し上げます。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
さて、内容としては、豹頭の戦士「グイン」が、戦乱に巻き込まれながらも、仲間を増やし、次第に大きなうねりの中心になっていくという、ザ・王道。でも、はじめは敵だったり、自分を信頼してくれなかった人達が、剣を交える中で仲間として加わっていくという展開は、何度観ても心が震えます。

ロードスもそうだけど、例えば「幻想水滸伝(ゲーム)」や、「暁のヨナ(アニメ)」、「うたわれるもの(一期)」。もしくは、「伝説の勇者の伝説(ちょい違うけど)」。もっと言えば「三國志」のような「展開」が好きならば、観て損はないかと思います。

原作の量が量ですし、アニメでは(いくら2クールとはいえ)スッキリ完結できるわけではありません。(てか、グインに関しては、「完結してない」とか、無粋です。個人的には、漫画「BOY」の「未完の情景」的な美学でもって、作者の遺志を尊重したい)。

でも、王道ファンタジーが、好きならば、このアニメを「観ている時間」は無駄にならないと思います。

目的地につかなければ意味がないのなら、それは「移動」にしか過ぎません。道中を楽しみ、そこに意味を見いだせれば、それは「旅」と言えます。さあ、グインと一緒に、素敵な旅に出ませんか?(格好いいこと言った風w)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 25

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

300話で作って

海外ドラマ「ゲームオブスローンズ」ってのがある
ざっくり概要は、国家間の戦争・策謀、戦記物ですが、
多くの人物の野望、妄執、友情、決別、恋愛が織りなす群像劇も見どころ
グインサーガぽいというか、ファンタジーは本家である西洋さん、さすがです

さらにゲームオブスローンズはアニメ作るようです(CGだろうけど)
公式によるアニメイメージはこちら
youtube.com/watch?v=Uc32z-wgxU4
海外でも大人向け作品をアニメ化する時代なんですね
ぜひ成功して大人が見るアニメをじゃんじゃん作ってほしいけど、
ゲーム産業のように「過去に日本は一時代を築いた」と同じく、
「過去に日本はアニメを牽引してた」となるかも~


本題のグインサーガですが、
人物たちの心情変化がはしょられてるようで、
ハレたホレただの、闇墜ちだの、縁はこれまでだーがなんか唐突
26話で小説16巻消化のダイジェストっぷりではしょうがないね・・・
そりゃあないぜ、NHKなのによー
ふつーは4巻12話ペースなのによー
いい作品が台無しだあ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

65.2 19 記憶喪失で友情なアニメランキング19位
ストロベリーパニック(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (283)
1646人が棚に入れました
この日本のどこかに存在する、巷でも屈指の名門女子校「聖ミアトル女学園」「聖スピカ女学院」「聖ル・リム女学校」に通うことになった、3人の少女・渚砂、光莉、絆奈。しかも3人とも家を離れて、3校の寄宿舎である「いちご舎」に入る事に。慣れない集団生活に心細くなる3人を、それぞれの学校の生徒たち「ストロベリーズ」は時に優しく、時に厳しく、そして時に情熱的に支えてくれる。積極的な女生徒たちの行動に戸惑う3人の妹たちは、大好きなお兄ちゃんからのアドバイスを受けながら、魅惑の女子校ライフを送るのだった。

声優・キャラクター
中原麻衣、清水愛、生天目仁美、斎藤千和、松来未祐、甲斐田裕子、桑谷夏子、野川さくら、中島沙樹、宮崎羽衣、福井裕佳梨
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ようやく分かりかけてきた。つまり「百合こそ至高」

*初投稿 2014年5月22日

みなさん、ごきげんよう。
今日は百合アニメの名作である本作のレビューを致しますわ。
「キマシタワー」や「タマリマセンワー」などの
百合好き御用達の名台詞を生み出したのも本作ですわ。ご存知だったかしら。

最後までこの口調でレビューを書こうかと思いましたけども、
非常に読みづらい上、そこはかとなくイラッとくるのでやめますワ~♪

最近は百合要素を盛り込んだアニメが非常に多いです。
しかしそれは可愛い女の子たちがキャッキャウフフしてて
所謂萌豚さんたちを「ブヒブヒ」鳴かせる為のアイテムとして
使われているように思えます。要は萌えの1種としての百合ってことですね。

本作にもそういう要素はありますが、
切ないまでに相手を想う気持ちとかをメインに描写されています。
人を想う気持ちというのは尊いものですが、同時に苦味を伴うことも多いわけです。
誰かを想えどその人がこちらを振り向いてくれるとは限りません。
たとえその人の隣にいるのが私ではない他の誰かだったとしても
その人が笑っていられるのならそれでいいという
奥ゆかしいまでの彼女たちの姿を丁寧に描いている点が
最近の萌えの1種としての百合とは大きく異なるところです。
ちなみに私は萌えの1種としての百合も大好物です。ブヒブヒ。
また、キスシーンなんていうのもありますが、
発情した犬のように毎回「ん・・あん・・・チュパチュパレロレロ」なんて
タイプの百合モノとは明らかに趣が異なる作品ですということも記しておきます。
もちろん・・私はそういう作品も嫌いじゃないですよ キリッ(前傾姿勢で)

本作の舞台となるのは美しい自然に囲まれた(隔離された)アストラエアの丘にある
聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校の姉妹校である3校なのですが、
これは宝塚歌劇団で言うところの花組や月組といった
組を想像してもらうと分かりやすいかもしれません。
一応言っておきますけどあくまでイメージの話ですよ。
各組(校)には組長(生徒会長)が存在します。
そして宝塚なら各組にトップスターが存在しますが、たとえば各組ではなく
宝塚全体のトップスターが本作で言うところのエトワールです。

本作には御聖堂、聖歌隊、温室の植物園といった舞台装置が至る所で散見され、
どこか「少女革命ウテナ」を彷彿とさせる世界観です。
というか昔の少女漫画のような世界観ですと書いた方が分かりやすいですねw

聖ミアトル女学園4年(中高一貫の高校1年)に編入する蒼井渚砂が
道に迷い森の中でエトワールの花園静馬と
運命的な出会いを果たすところから始まる物語なのですが、
話の展開としては蒼井渚砂だけを追うというものでなく群像劇ですね。
先程の宝塚の例で言えば、花組の回もあれば、月組の回もあります。
もちろん各校に魅力的なキャラがいるというのは言うまでもないことでしょう。
聖アストラエア合同寄宿舎(通称いちご舎)を介しての各校の交流もあるので、
完全に独立した話がそれぞれ展開されるということではなく、関連性はあります。

全26話ですが、
出会い~キャラ紹介、エトワールとの接近そしてエトワールの過去、エトワール選と
明確なテーマが存在し、
また他のキャラの話も挿入されているので飽きることなく視聴できました。
もっとも展開がベタベタ過ぎて先が読めるなんてことはたびたびありましたがw

作画に関しては顔があまりに簡素化してたり、パースが狂ってるところがあって
ちょっと気にはなりました。

蒼井渚砂役の中原麻衣さんの声はふにゃふにゃとした甘さがあって
「タマリマセンワー!」と言いたくなる気持ちがよく分かりますw

時に可愛く時に可憐な彼女たちを眺めているだけで心が洗われるようでしたw
これはもはや「癒やし」と言ってもいいかもしれません。
「百合こそ至高」という言葉の意味が少しは理解できたような気がしますw


「どーでもいい雑感」

{netabare}天音様がイケメン過ぎますワ~~~ッ!!
夜々ちゃんがエロいですワ~~~~~~ッ!!タマリマセンワー!
そして剣城要さんww地球温暖化って何なんですのwww
お口の中の麦汁を吹き出してしまいましわwww
「ユーアーザ チューズン ワン 君は選ばれし者だ」も
わたくしのお鼻から盛大に麦汁がこぼれましてよ!!
そして千華留様が本当に天使ですワ~~。
光莉ちゃんが千華留様の胸に顔をスリスリしているのを見て
おい!ちょっと俺と代われ!!(前傾姿勢で)
と本気で羨ましいと思いましたのはみなさまには秘密ですわ。
あらいやだ、ちょっとお下品な萌豚さん口調になってしまいましたわ・・失礼。うふふ♪











誰ですの? 今「うぜええええ」とかおっしゃった方は? {/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 38
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

正統派百合アニメ。「この声の震え!この慄き!半ベソの渚砂ちゃん!あぁ~ん、タマリマセンワ―!!」

制作はMAD HOUSEのメディアミックス作品です。
ジャンルはGL系学園群像劇です。
ガチな作品なので、女性同士の恋愛ものに抵抗がある方は注意です。
有名ですが、百合な場面でよく見かける「キマシタワー!」の元ネタ作品。



アストラエアと呼ばれる丘に鼎立する聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校というそれぞれに個性的な姉妹校。
両親の海外転勤で、伯母の母校であるミアトル4年(高校1年)に編入することになった主人公の蒼井渚砂と、スピカ3年(中学3年)の此花光莉を中心に、それぞれの学校で巻き起こる騒動と恋愛模様を描く。



4作目の百合作品視聴。
長さも丁度いいし、いろいろな方から推されたのでこれを見てみることに。



まず、言わなければならないこと。
私の好きな“百合”はこういう“百合”ですw
学園閉鎖・少女漫画系の作品が百合漫画では好きだったので、かなりツボりましたw

ガチっぷりでいうと、「百合を見たい」という考えならば多分これが標準レベルかな?
登場人物ほぼ全員が女性にときめいちゃうので一般の方は余裕で引くけど、百合好きには丁度いいくらいでしょうか。
事前事後な描写は結構ありますけど、行為自体は映っていませんから多分セーフw


途中で主題歌が変わりますけど、そこでⅠ部Ⅱ部に分かれています。
Ⅰ部はいわゆる日常回で登場人物の交流を中心に描き、Ⅱ部は本作の肝である「エトワール選」について描いています。
Ⅱ部は結構シリアスなので好みは出そうですが、私はⅡ部の方が好きでした。
Ⅰ部で描かれた想いが段々と氷解していく後半はホント、タマリマセンワ―w
{netabare}例えば19話、20話、21話のトリプルコンボ。
静馬の過去、玉青の想い、深雪の想いが描かれています。
多分ここら辺が本作の一番のピークでしょう。
光莉と天音が結ばれる25話、静馬がついに自分の想いのままに動く26話(最終話)も、まあいいんだけどね。
最終話「少女迷路でつかまえて」の編曲もステキ。{/netabare}



本作の難しさは、視点を誰に当てて見ればよいのかという点、勿体つけるような伏線がやたらに多い点に集約されています。

この作品のヒロインは渚砂で、サブヒロインは光莉であることは間違いないでしょうが、この二人だけを注視してしまうと後半で「?」になること請け合い。
仮に視聴する際には、一番分かりにくい先輩たちの心情描写を最重要視してみてください。

普通の作品だったらだいたいセリフで説明してくれますが、本作は不親切設計で画面をちゃんと見ないと分からないことが多々あります。
加えて正直シリーズ構成があまり上手くないので、いろいろ見逃さないようにしないと本当の意味で楽しめないかも。



こう書くと面倒くさい感じがプンプンしますが、本作独特の雰囲気を形成しているのも間違いなくこれらの要素。
面倒くさいくらいに張り巡らされた心情描写が私の心をつかんで離しませんでしたw
こういうところを丁寧にやってくれるから、百合はたまらんよねw

キャラも主要人物は結構立っているかと。
{netabare}そんな私が思う一番のナイスカップルは剣城×鬼屋敷。
剣城さんの温暖化には笑わせてもらいましたw
てかこいつらラブラブすぎるだろw
私の好きなカップリングは王道を行く渚砂×静馬。
好きなキャラは玉青、静馬、夜々、千華留という若干の不憫萌え傾向。
特に玉青ちゃんが好きだったので、終盤の三角関係には悶えましたw{/netabare}



総括して、多分あにこれに居なかったらあまり興味を持たなかっただろう作品なのでホント感謝です(「咲-saki-」以来4回目)。
こういう系統の作品ですのでかなり人は選びますが、私にとっては「またもう一度見たい」と思える良い作品でした。

どうでもいいですが、タイトルは私のお気に入りのセリフ。
あぁ~ん、百合はタマリマセンワ―!!
声優的には、私の好きな中原さん×斎藤さんで萌えたけど、もうちょっと出番欲しかったかも。
それにしても、放送当時にこれを見た人はどんな気持ちになったのでしょうかw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

だんちょー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

思ってほどではなかった・・・

全26話。

某百合姫様推薦のすごい作品らしいですが・・・

とりあえず、キャラ絵等は嫌いではありませんが内容があまりにも凡すぎる。

先が読めすぎる展開で、最後のほうはほとんど流し見でした・・・

期待してた(?)百合描写もそれほどでもなく・・・

結構きつい作品と聞いてましたが普通に見れた私が変なのか?

主人公、なんか聞いたことある声かと思えばCLANNADの渚役の中原さんですね^^

BLはオエッってなるんですが、百合は綺麗だと思う私はやっぱり変(態)のかな?偏見はいけませんね。愛は自由ですw

ED曲は何故声優さんの実写(百合風味)なんでしょう。正直( ゚д゚)ポカーンでした。

いじょ。。。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

64.2 20 記憶喪失で友情なアニメランキング20位
SUPER LOVERS(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (171)
917人が棚に入れました
あべ美幸による作品。

「母危篤」という知らせに騙されて海外に来るハメになった高校生の海棠晴は、 そこで突然「お前の弟だ!」と零という男の子に引き合わされてしまう。

野性児で誰の言うことも聞かない零を必死で世話する晴だったが、 どうも零には出生について秘密がある模様。

おまけに。ようやく零が自分だけに懐き始めた矢先、ある悲劇が晴を襲う。

───そして5年後、成長した零に再会した晴だったが…?

苦労性長男、超美形双子、野生児末っ子の4兄弟が贈る一筋縄じゃいかないトラブル・ラブ!!

声優・キャラクター
皆川純子、前野智昭、松岡禎丞、寺島拓篤、村瀬歩、福島潤、田中敦子、沢海陽子、白石涼子、斎賀みつき
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これは、BLですか? 家族愛ですか?

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
BLの中でもわりとハードですが、一方で、ただのBLと捨てきれない魅力もありました。今のところ、ガチBLアニメの中では、一番楽しめたのは、事実。特に1話目なんか、アニメとして普通に素晴らしいと思いました、途中までは(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
表題だけど、結果、ガチのBLだったよ(笑)

ただ、BL一色ではなく、「辛い過去をどう乗り越えるか」「家族愛」などが含まれてるから、ある程度は楽しめたかな。

7話での清華の台詞、「それって、ただの刷り込みじゃない?」は、この作品の核心を突いていると思う。

この作品の(良い意味でも悪い意味でも)違和感は、同性愛について、晴には悩む様子があるのに、(最終話付近まで)零にはそれがないことだ。なんか、「え? 普通でしょ? 別にどっちでも良いじゃん」という零の温度の低さが、逆に怖いのだ。

家族の愛情を知らない孤独な少年、零。彼の少年時代に初めて家族(無償)の愛情をくれた、晴。そんな晴を慕った零。これが家族愛だけで完結するのなら、それは微笑ましい話で終わるんだけど、成長した零は、「同性愛」を当たり前のことのように淡々と語り始める(ただの弟で良いのか?等)。

これが、零の生まれついての性分なら問題ない。晴なんかはそうだろう(先天的なセクシャルマイノリティー)。

個人的には、同性愛も互いがそれで良いなら立派な愛の形だと思っている。多くの(日本)人はそう(同性愛に寛容)だろう。でも、それが後天的なこと、つまりは晴との交流によって生まれたものだとしたらどうだろうか。

零と出会った当時は、おそらく自分がバイセクシャルだということを自覚していなかった晴。でも、自覚はしていないだけで潜在的にその気はあった。であるならば、零と(家族として)過ごした日々に、そういう「下心」が無かったと本当に言えるのだろうか(つまり無償の愛、家族愛なんかではなく、見返りを求めた愛情)。何も断言できない。極端な(かなりキツい)言い方をすれば、

零の性的嗜好は、自ら(晴)の無自覚な性的虐待によるトラウマではないのか?

という苦悩が、晴にはあったのではないだろうか。

それが、晴の「一歩」を邪魔する。「家族(兄弟)」から「恋人」になる際の枷となっているところは、本作が「ただのBLアニメ」で終わっていない、重要な部分だと考える。

第9話を境に、零も自分の性的な嗜好について悩む場面が描かれるようになった。まあ、それまでは運動で発散していたのが、、、梅雨で走れなくなり、溜まる(抜いてもらう)ってのもどうなんだろう(苦笑)

ラストの10話は、ある意味では肩透かし。春子は、一見破天荒なキャラに見えるけど、その実唯一まともな感覚の持ち主。一番フラットで常識的な視点で晴や零を観ている。そんな春子が「零をスイスに連れて帰る」というところで終わるわけだが、やっぱり何らかの結論は出して欲しかった。二期決定ということだが、これだけ「家族愛」と「BL」の間で視聴者を揺らしてきた本作ならば、最終的(本当の最後)に出す結論と逆の結論を、一期のラストにしても良かったと思う(多分ラストはBLだろうから、ここは家族愛で締めるとか)。そうすれば、作風的に二期へのフリにもなるしね。

まあ、二期は観ます。やはり、ラストをどうしたいかは気になるので。
{/netabare}

【雑談~EDが、、、~】
{netabare}
EDのハピネスYOU&ME、特に入りが、嵐の「Love so sweet」に聞こえるのって、私だけですか? OPも、なんかどっかで聴いたことあるんだよな~。{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目、だいぶストーリーが動いた印象(これは凄いと思った)。序盤はBL<家族愛 って感じで、シリアスなストーリーをこなしつつ、ハートフルな展開でなかなか楽しめた。ただ、キスシーンあたりから……本領発揮って感じでしたね(苦笑)

衝撃の2話目、展開か早いな~と。今のところ、ドラマとしてなかなか観られてます。

3話目。ホストの、ていうか女の恐さ。。。

4話目。そろそろ新展開。まあ、そうですよね。

5話目。このキスのクダリさえなければな~と思いつつ、なければないで人気は出ないのでしょうね。このキス連発、外国人補正では乗り切れないぞw

6話目。BL系にしては沢山の女性が出るアニメだね。晴がホモっていうより、バイだからかな? 晴、一晩でバーボン1本か。私と良い勝負ができそうだ(笑)

7話目
同性愛をちゃかしつつ、正面から考えている……のか? 良く分からなくなってきた。

8話目
うわぁ~、ガチのBLになってきた~。更にロリ要素も入ってきて、なんか複雑さが増してきた(汗) でも最後に家族愛もってきて……やはり、そこ(BLと家族愛)で揺さぶりたいんだね。

9話目
え? 保健室の先生まで男前なのw? 鼻血って、なんかの病気の前振りか(結果、ただの色ボケだった)? おおぅ、零の性の目覚め(苦笑) よくハッキリ描いたな。ガチホモになってきた~。ここでようやく、零の性の悩みか。晴は自分がバイセクシャルだという自覚はあるんだね。

10話目
ここにきてBL一辺倒にならず、家族愛やら生まれの不幸やらを絡めてくるのがこの作品らしいところですね。ん? これで終わり? えらい中途半端なんですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャラデザの綺麗なボーイズラブ(BL)作品です

この作品の原作は未読です。あにこれでこの作品のジャケットを見た時、何となくですが軽いBL臭を感じました。
これまでBL系は2作品しか視聴をしていませんが、正直まだちょっと苦手です。
そのため、この作品の視聴も少し迷いましたが視聴して判断しようと思い、見てみたらキャラデザが綺麗だったので、気が付いたら何の抵抗も無く完走していた・・・こんな感じです。

作品の主軸となる海堂家の長男は「海棠 晴」という帰国子女・・・優しくて面倒見が良く、その上「超」が付くくらいのイケメンで歌舞伎町の人気ホスト・・・「鬼に金棒」とは、正にこういう人のためにある言葉・・・と思える位、強烈な個性を持ったキャラです。

そんな晴は新しい弟・・・四男にあたる零を母親から紹介されるのです。
ところが、これまで天涯孤独だった零は人に心を開ことを知らない野生児そのもの・・・
でも晴と零の出会いがきっかけとなり・・・この作品は動き出していくのです。

野生児の様な零に散々悩まされる晴・・・
晴にとっても心中は複雑だったと思います。
血の繋がりは無いとはいえ、いきなり弟が増えた訳ですから・・・
でも、零の野生っぷりが晴に考える時間を与えなかったのが二人にとって功を奏したのでしょう・・・
野生の生き物だって、時間と愛情をかければ人になつくんです。
だからそれは零も一緒・・・

でも零が野生児としての本領を発揮するのは、むしろここから・・・
人はいきなりプライベートスペースに入ってこられるのが苦手な生き物だと思います。
なぜなら相手を知ろうとする時、自分の距離を保ちながら少しずつ近づきますよね。
自衛に対する本能と、人としての理性など様々な障壁が相手との間に立ちはだかっているからです。

でも野生動物が持っているのは自衛の本能だけ・・・
そのタガが外れたら・・・相手とはゼロ距離になっちゃうんです。
ワンちゃんが御主人様にお腹をさすってとねだるように、相手を全面的に信頼しちゃうんです。
きっと人がその領域に入るのは、たくさんの時間を共有する必要があるのだと思います。

そして野生児のそれは零も同じだとしたら・・・
零はまるで猫のよう・・・
相手を寄せ付けない時もあると思えば、無防備で懐に飛び込んできたり・・・
晴は零だから・・・気持ちが揺らぐんだと思います。

物語の舞台はカナダから日本に移り・・・零は日常生活の中で理性を学んでいくのですが、これは零の成長に直結していたと思います。
成長するから苦悩する・・・これまで知らなかった感情を知って心がざわつく・・・
零にとっては機能と刺激の連続だったと思います。
そしてそんな零を大きく包み込む晴の存在・・・
少しずつ家族になっていく海棠家の向かう先に何が待っているのか・・・
気になる方は本編をご確認頂ければ・・・と思います。

オープニングテーマは、矢田悠祐さんの「おかえり。」
エンディングテーマは、海棠4兄弟の「ハピネスYOU&ME」

1クール全10話の角川枠作品でした。
10話って短いなぁ…と思っていたら、最終話で続編が発表されました。
中には男性には抵抗あるシーンが無かったといえば嘘になります。
きっとあれもこれも含めて人気のある作品だったのでしょう…
ターゲットは完全に女性層…とうい感じの作品でしたが、続編もきっと視聴すると思います。
BL系作品である事がどうでも良いと思えるくらい、感動する作品に出会えたら…と思っていますが、この作品の続編はどうなんでしょうね^^?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

うなたまごはん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

どツボです

先に2期のほうにコメントしてしまいましたが、とにかくしつこいようですが銀髪世話好きイケメン萌えです。ハルお兄ちゃん最強にかっこいい(時々かわいい)です。
設定から行動から何から何までツボを突かれまくりで終始吐血です。
2期のほうがさらに面白いですが、とりあえず1期からどうぞ。
軽めのエロありです。がっつりBLです。

原作の漫画がまだ続いているようなので、アニメ2期まで見終わってから即全巻注文しました。

はまりすぎて、男×女の恋愛ものが見れなくなってきた( ノω-、)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

65.4 21 記憶喪失で友情なアニメランキング21位
ミチコとハッチン(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (234)
1254人が棚に入れました
舞台は、太陽と原色に溢れる国。そこは貧困によって街は荒廃している上に、国を出た先は荒野が広がる危険な無法地帯。そんな中で、人々の心は欲望に満ち溢れていた。その国で暮らす少女ハナ・モレーノス(通称:ハッチン)は、養家の家族から酷い仕打ちを受けており、密かに家を出て自由に暮らす事を望むが、自ら行動を起こせず、ただ、いつか誰かが迎えに来てくれる事を祈るばかりであった。しかしある日、ハッチンの前に脱獄不可能と言われた監獄要塞を突破した謎の美女ミチコ・マランドロが、突如現れる。彼女はハッチンの母親を名乗り、ハッチンを誘拐して逃亡。訳も分からず、ミチコに着いていくハッチンは、彼女に翻弄されつつ、旅に同行する事になる。

声優・キャラクター
真木よう子、大後寿々花、坂井真紀、津田寛治

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

バカで、かわいくて、かっこいい

 とにかく、スタイリッシュな映像を見る快楽にひたりたいのであれば、これほどのアニメに出会える確率はごく稀なことだろう。



 ミチコはどこまでバカで、ハナの後日談もいい。ハナの声優を大後寿々花が担当している、というのはアニメの作法からすると、いささか違和感も残る。けれども、大後寿々花のキャラ自体が非常にたっている女優なので、大後寿々花が声をあてている、と思うとそのこと自体にも味を感じる。

 ヘタレは、やっぱりヘタレでクズとして描きながらも、それでもその一方でヘタレをどうしようもなく愛するという眼差しもすばらしい。

 とにかく格好のいい映像をつくった。日本のアニメのなかにこういうものがキチンとある、というのは実にすばらしいことだと思う。

■関連推奨作品

 バカかわいいヤンキーの暴力女と、理知的で気丈ながらも頭のネジがどこかはずれている女の子…という組み合わせは、『下妻物語』を彷彿とさせる。未見の方はぜひご覧あれ。

 一方で、丁寧に描かれた南米の風景は、『City of God』『City of men』『Carandiru』といったロクデナシだらけのブラジル映画を見ているような気分にもなる。ブラジルをスタイリッシュに描いた作品、ということではここらへんの映画がネタもとになっているのではないだろうか。

 また、アニメとしては、これに先行するかっこいい作品としてはやはり『cowboy bebop』を挙げないわけにはいかないだろう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

これぞ大人の嗜み、もっと評価されて欲しいアニメNo.1

舞台は南米。
脱獄囚ミチコは、養家で虐待を受けていた娘ハッチンを救いだす(誘拐?w)
そのまま一緒に父親を捜すため逃走劇をくりひろげる。
全22話のアクション・ロードムービー風アニメである

スタイリッシュなOP、渋くてクールな作風から
「カウボーイビバップ」と比較されやすいが、ビバップとは全く違うものとして見た方がよい
ビパップはハードボイルドを突き詰めた作品で娯楽性も抜群だが
「ミチコとハッチン」は全然違った趣向の作品です
迫力と疾走感溢れる描写も結構あるので
単純な娯楽作品としても見れなくもないが、クールでかつ趣深い作品。

バイオレンスなシーンは多いが、爽快感が得られるアクションはむしろ少ない
そういったカタルシスを得るアニメではないということです
むしろ、ミチコとハッチンの二人を中心とした人間ドラマを描いた作品です
各エピソードは不意に終わったり、しみじみとした終わり方だったりする。
もちろん大筋のストーリーはあるが、繋がりの薄いところもあるので、ひとつひとつの物語を噛みしめて見るべき。

ミチコとハッチンは二人とも非常に人間味溢れる魅力的なキャラクター
世間の理不尽さをかっとばしながら、ぎこちなくも親子愛を育んでいく
そんな人間味溢れる二人を中心に人間を描き出す

愚かな大人と無垢な子供、どうしようもない世の中と二人の絆
これらを巧みに対比をして人間を描いたハートフルな物語である
しかし、必要以上に視聴者に感情移入は求めない。
暗い話しみじみとした話が多いが、しつこくもなく重く感じることもなく、むしろ心地良い。

声優に俳優を使っていることに否定的な意見が多いが、個人的はむしろ味があって良かった。
人間味溢れる独特なキャラクター性を作り上げていて、悪くない
もちろん拙い場面もあるが、徐々に上達していくので問題ないw

これだけ独自のスタイルを貫いたアニメは本当に珍しいし
あらゆる面において非常に完成度の高い作品で、
もっと評価されてほしい作品の筆頭ですが、あまり万人受けはしないかも。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

そんなヒロシに騙されて

「カウボーイビバップ」→「サムライチャンプルー」→今作→「LUPIN the Third -峰不二子という女-」と並べると、世界観や作風の流れが非常にスムーズにつながっているなと感じます。

特に前2作と、プロットは良い意味で"まんま"です。ビバップはジュリアを探すのが目的ではありませんでしたが、
フウの父を探す(「サムライチャンプルー」)=ヒロシを探す、ミチコ=フェイ、ハナ=エド(性格は違いますが、孤児院出身という設定などが特に)。後に峰不二子を描くことになるのも納得です。

大好きな渡辺信一郎監督の弟子筋にあたる(多分)山本沙代さんが監督を務め、
ナベシンさんも音楽プロデューサーとして弟子をサポート(?)しています。
彼女は、岡村天斎さんと並んでナベシンさんの作風の一端を継ぐ存在だと思い、注目しています。

今作最大の注目ポイントはキャスティングでしょう。真木よう子さんという方は、名前は良く見聞きしたことはあったのですが(主にスキャンダル・・・)、調べてみたところ出演作品は一つも見たことがりませんでした。
顔写真を検索してみても見覚えはありませんでした。
しかし、めちゃくちゃいい声ですね!もちろん、プロの声優ではないので絵との距離感や、
息の演技などはたまに聞いてて厳しいものがありました。それでも話数を重ねるごとに、
大後寿々花さんと並んで演技の上達が感じられたのも興味深かったです。

坂井真紀さんの声は、少し朴璐美さんを思わせる感じがあって非常に味がありました。

そして今作全体を通して、有色人種(特に黒人)が登場人物の多くを占めているというのは
いかにも「マングローブだな」って感じです(日本を舞台にした作品以外で)。
この空気感が大好きだったので、倒産してしまったことが非常に悔やまれます・・・。

渡辺信一郎さんのDNAは確実にアニメ界で息づいているな、と感じられて非常にうれしい作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7
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