にゃんた さんの感想・評価
5.0
猫アニメ論
★結論は4です。お急ぎの方は4だけお読み下さい★
1 「猫アニメ」の定義について
「猫アニメ」といっても、大きく1つに括れる訳ではない。
猫にもさまざまなタイプがいるのと同じように、
猫アニメにもさまざまなタイプが存在する。
単に猫キャラが登場するだけのものもある。
猫がマスコット、或いはサブキャラとしてのみ登場するアニメもある。
古くは、4次元ポケットを持つ猫型ロボットの某アニメなども、あれも広義では猫アニメと呼べるのかもしれない。
しかし、狭義の「猫アニメ」は、これらとは区別して論じなければならない。
狭義の猫アニメ、すなわち、純粋な「猫アニメ」とは何か。
2 判断基準について
まず、「猫アニメ」という名称を用いる以上、それは「猫を表現すること」が主題のアニメでなければならない。
言い換えれば、猫を表現することが主題にあればいいのであって、必ずしも主人公が猫である必要は無いと考える。
もっとも、猫を表現といっても、極めて抽象的な判断にならざるをえない。
そこで、アニメの内容、展開、猫登場時間等、個別具体的な要素を総合して判断すべきである。
3 本作品について
では、本作品は狭義の猫アニメといえるのか。
まず、内容は猫のポヨの生態を淡々と描くものである。
しかも、猫の可愛さの象徴である「柔らかさ」を、丸いキャラデザインとすることで強調し、無理に高いところへジャンプして失敗したり、
就寝中に飼い主の元を移動する等、現実的な猫の生態をシビアに表現している。
次に、展開は、猫のポヨと、ポヨが滞在することとなる家のメンバーを紹介するという、ポヨを中心とした展開となっている。
さらに、猫登場時間は、3分間の作品のうち、実に2分22秒もの登場時間を占めている。
以上の要素を総合的に考慮すれば、本作品は、猫を主題とした作品であるといえる。
4 結論
(=・∀・=)こりゃーイイ猫アニメだぜおい!
ラーメン作ったりタケコプター出したりするのもいいけどさ、
やっぱり猫を正面から描こうって心意気がいいじゃねぇか!