覚醒で魔物なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の覚醒で魔物な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の覚醒で魔物なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.6 1 覚醒で魔物なアニメランキング1位
プリンセスコネクト!Re:Dive(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (403)
1352人が棚に入れました
穏やかな風が吹き抜ける美しき大地・アストライア大陸。その一角で記憶を失った少年・ユウキは目を覚ます。彼を世話する小さなガイド役・コッコロ。いつも腹ペコな美少女剣士・ペコリーヌ。ちょっとクールなネコ耳魔法少女のキャル。運命に導かれるまま、彼らが立ち上げたギルドの名は「美食殿」。今、ユウキと彼女たちの冒険の幕が開けるーー

声優・キャラクター
M・A・O、伊藤美来、立花理香、阿部敦、高橋李依、沢城みゆき、洲崎綾、日高里菜、諸星すみれ、小倉唯
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スパイスが効いたオムライスみたいなアニメ(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
レビューでは、本作にちなんで料理に例えて書いていきます(笑)

ソシャゲ原作アニメ。原作というより、メディアミックスなのかな。

「このすば」の監督だけあり、可愛い子がなんかアホみたいにワチャワチャしている雰囲気は非常に楽しいです。

また、ソシャゲ原作だけあり、「金かかってんな~」と感じる部分もあり、非常にレベルの高い作品に仕上がっています。

ちなみに、私はリアルタイムではなく後追い視聴でした。その理由は、タイトルだけみて、「プリンセスコネクトというアニメの2期」と勘違いしたからです(笑)

私は、1期を観ずに2期を観始めることはほぼないので、意図的にスルーしましたが、あにこれのレビューから、勘違いに気付きました(笑) まあ、「プリンセスコネクト」というゲームの続編アニメ、ということで、当たらずも遠からずだったわけだけれども。

ということで、私のように勘違いしている人(いやいやいないってw)、安心してください、1期ですよ(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ギャグや会話のセンスは原作由来だから、「このすば」程ではない。でも、作品の織り成す雰囲気・空気感やテンポなどは監督の力なんだなと思った(つまり良かったということ)。

基本はとてもライトで楽しい作風。日常回が良い。美食殿的にイメージするなら、男なら女の子に作ってほしい料理の代表格、オムライスみたいなアニメ。

そこに、キャルという「裏切りのスパイス」が効く。

ペコリーヌの明るさはケチャップかな。ただ、「忘れられた王女」という「深みのあるケチャップ」。

コッコロの優しさは、もちろん「ふわふわ卵」。視聴者を癒してくれた。

これらが、あまり味のしない「白米」である主人公を「おいしくしている」。それが、このアニメかな(ちょっと無理矢理かもw)。

「このすば」と違い、主人公(ていうかキャラ全員w)がゲスくない時点で、コメディ全振りではなく、王道ファンタジーの要素を組み込んだのは良かったと思う。ふざけた感じで油断させといて、バトルはガチで格好良く仕上げる緩急の付け方は、「このすば」の監督だよな~と思った。

また、作品を彩るOP「Lost Princess」は、個人的には2020年で1番好きなアニソンになった。イントロからすでに、「ゲキテイじゃん」となったが、調べたら、サクラ大戦を手掛けた田中公平さんが「ゲキテイっぽい曲で」というオーダーを受けて制作したとのことで、納得した。私がサクラ大戦好きというのもあるが、可愛さと格好良さが同居した、ワクワクする楽曲になっていると思う。テンポを落としてバラード風にアレンジしてもちゃんと素敵だしね。流石だと思いました。

これから「本当の2期」を観るので、楽しみです(笑)
{/netabare}

【余談 ~プリコネをイメージしたスパイシーオムライスレシピを考えてみたw~ 】
{netabare}
わりと料理好きなんでちょっと考えてみました(笑)

レビューでも書きましたが、

白米(ユウキ)、ケチャップ(ペコリーヌ)、黒胡椒(キャル)、卵(コッコロ)のイメージですね。

材料
ご飯・卵・ベーコン・玉ねぎ・ピーマン・マッシュルーム・クミン・カルダモン・黒胡椒・チリソース・ケチャップ・コンソメ・生クリーム・有塩バター

下ごしらえ
ご飯は少し固めに炊きましょう。べちゃべちゃライスは全部を台無しにします。アニメだって、ユウキが女の子とイチャイチャしてたら台無しだったでしょ?(笑)

また、全ての材料をあらかじめ一口サイズに切っておくと楽です。

作り方
①ベーコンを炒めて油を出し、玉ねぎのみじん切りを炒めて、ピーマン、マッシュルームを加える。
(ベーコンはわりと燻製強めな方が個人的には好みです。野菜はお好みで良いと思います)

※よりプリコネ感を出したい人は、イナゴの佃煮でもみじん切りにして入れて下さい。責任はもちませんw

②ケチャップ・クミンパウダー・カルダモンパウダー・コンソメを入れ、やや水分を飛ばす。
(ご飯を入れる前にケチャップに火を通すと、酸味がやや飛び、味に深みが出ます。ペコリーヌは、深みがあるケチャップのイメージなのでw)。

③ご飯を入れ、炒める。最後に、ユルい作品に刺激を与え続けたキャルをイメージして、黒胡椒で味を引き締め、別皿に盛っておく。
(スパイス類で一番よく使う胡椒ですが、これだけは挽きたてに勝てませんので、ミル付きがオススメです)

④卵に生クリームを入れ、空気を含ませるようによく混ぜます(コッコロの優しさを出すなら、やはり生クリームとバターは使いたいですね)。

※よりプリコネ感を出したければ、ハチノコでも裏ごしして入れて下さい。クリーミーになるかもしれませんが、責任は取りませんw

⑤有塩バターを入れたフライパンで卵を焼きます。卵はケチらず、たっぷり使いましょう。スクランブルエッグみたいにしてかけても良いですし、別皿に入れといたチキンライスを戻して包んでも良いです。
(オムレツを作って乗せたい場合は、スクランブルエッグを1度ラップにあげ、包んで成形したあとフライパンで焼き直すと誰でも綺麗に作れます)

⑥最後にケチャップとチリソースを混ぜたものをかけて終了です。辛いのが苦手なら、ケチャップだけかけても良いと思います。ちなみに、私はハインツのケチャップを愛用しています。(スパイシー路線でいくなら、カレーピラフ作って、デミグラスソースかけても旨そうかなと思いましたが、プリコネの可愛い感じではなく、ちょっと大人になりすぎる気がしたので、見た目でも可愛いケチャップ系で考えてみましたw)

一応、昨日作って食べてみましたが、なかなか旨かったです。ヒマな人は作ってみて下さい(笑)
{/netabare}



【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
ゲーム系? このすばみたいだな。すげぇ初期からの設定。最弱だな、本当に。作画はちゃんとしてるな。

2話目 ☆4
いや~、本当にサクラ大戦だな(笑)

3話目 ☆4
なんかワチャワチャしてて楽しいかな。

4話目 ☆4


5話目 ☆3


6話目 ☆4


7話目 ☆3


8話目 ☆4


9話目 ☆3


10話目 ☆4
プリン昇天(笑)

11話目 ☆4
頭突き(笑) バトルシーンはちゃんと格好良いんだよな(笑)

12話目 ☆5
佳境に向けての盛り上がりが素晴らしい。



{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「どう見せるか」がこの作品の魅力

『神撃のバハムート』『ウマ娘プリティーダービー』『ゾンビランドサガ』
 これらは Cygames が運営しているアプリゲームのアニメ化作品で、私がちゃんと全部見た3作品。
 そして、今回『プリンセスコネクト!Re:Dive』で4作品目になる。実際には Cygames からはほかにもいくつかアニメ化しているのだけれど、どれもちょっとみてやめてしまう。
 バハムートとゾンビランドサガは MAPPA ウマ娘は P.A.WORKS そして、このプリコネは CygamesPictures が製作を行っている。名前を読んで分かる通り、Cygames の子会社で2016年に設立されている。

 この Cygames の作品群はどれもクオリティーがグンバツに良く資金力があるのかなんなのか知らないけれど、映画並みのクオリティーに仕上げてくる。
 でも、その中でも見なかった作品もあってじゃあ、どう違うのよって話をしたいと思ったから今回はつまらない前置きからのスタートをしてみた。

 アプリゲームに限らず、原作のある作品をアニメ化するにあたり、一番のポイントはどもまでアニメ化するかである。
 どこまでかを決めたら、じゃあ12話だか24話だか分からないけれど、どこに山や谷を作っていくか決める。その次に、原作の内容に合わせて各話にどのエピソードを入れていくのかを考えていく、これがシリーズ構成ってやつ(たぶん)。
 つまり逆算してどの話を入れてどのキャラクターを登場させて、どうやって見せていくのかを考えていくんだと思われる。
 それが上手くいっていると、全体像が少し掴めてくる3話辺りから(12話の場合)物語として楽しく見れるようになってくる。そこまでに支離滅裂感が出ているとどうしても見るのをやめてしまう。
 特に、こういったアプリゲームでプレイしている人も楽しめる想定にすると、色々なキャラを出して話があっち行ったりこっち行ったりと、しっちゃかめっちゃかにしてしまうケースもたまみ見かける。
 しっかりこの辺りはシリーズ構成と脚本のがどれだけ頑張れるかによる所が大きい。今回のプリコネでは物語として、どこまでエピソードを入れるかが上手かった。
 例えばアプリが最長で10話あったとして、その全部をやろうとすると薄っぺらくなってしまう。丁度いいところが5話目位だったとしたら、今回は3話目位だ。そうなると、かなり厚くエピソードを入れる事ができるようになる。
 ただし、その分物語としての動きは少ないし、テンポも悪くなる。
 その問題解決能力がメチャクチャ高いのがこの作品。

 見せ方が素晴らしいのだ。キャラの魅力を前面に出しつつ、あえて主人公の存在を希薄にさせて、他のキャラにスポットを当てる。
 スマホゲームをアニメ化する際に問題点を見事にクリアしてみせた。
 この問題点というのはノベルゲームではプレイヤーと主人公が同じ視点をもっているものがあり、これらはアニメの中に登場するとプレイヤーの視点から離れてしまう。ゲームをやってる人からすると違和感が出てしまう。
 これを解消したのが原作のストーリーもあるけれど、うまくクリアした感じがする。

 敢えて日常系を取り入れる事で、キャラを存分に引き出し、スローテンポなストーリー展開に違和感を出さない脚本が良い。
 最終話に向かいちゃんと今までの日常会で築き上げた関係性を上手く絡めて物語に落とし込み感動させるテクニックまで盛り込んであるから素晴らしい。

 原画が美しく本当にこだわりを感じる。キャラの書き方が丁寧で、動画にしてもちゃんと崩れずにいるのもうれしい。
 最終回とかかなり良くて、表情の微妙な変化が内面の機微を読みとらせようとする意図が感じられ、ここまで書かれたら好きになるだろ。こだわりが詰まってる。

 監督は金﨑 貴臣『これはゾンビですか』『東京レイヴンズ』あたりから監督をやりはじめていて、名前を知っていたけれど『この素晴らしい世界に祝福を!』であー面白いの作るようになったなってなって。
 その系譜としてのプリコネだったのだと感じた。
 エヴァの時は動画担当だったみたいで、順調にキャリアアップしてるんだなーとか、あんまり関係ない事に感心してみたりする。
 今回はシリーズ構成と脚本、絵コンテと重要な部分を結構やっている監督なので色が強く出た感じするけれど、とっても良かった、2期もまた楽しみだ。
 さて、プリコネのデイリー消化しないとな、主初心者は大変だわ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

もう一度、キミとつながる物語

この作品の原作ゲームは未プレイですが、Cygamesさんの名前を見て視聴を楽しみにしていた作品です。
「プリンセスコネクト!Re:Dive」は「プリンセスコネクト!」の続編に位置する作品ですが、「プリンセスコネクト!」はアニメ化されていないので、この作品を隅々まで堪能されたい方はゲームをプレイするしかないようです。


穏やかな風が吹き抜ける美しき大地・アストライア大陸。
その一角で記憶を失った少年・ユウキは目を覚ます。

彼を世話する小さなガイド役・コッコロ。
いつも腹ペコな美少女剣士・ペコリーヌ。
ちょっとクールなネコ耳魔法少女のキャル。

運命に導かれるまま、彼らが立ち上げたギルドの名は「美食殿」。
今、ユウキと彼女たちの冒険の幕が開ける…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走後に公式HPのキャラ紹介欄を見てビックリ…
登場人物が何と39人もいらっしゃったんです。
その登場人物の中には、食堂の常連さんのような所謂モブキャラは一人もいません。
勿論、第5話で千葉繁さんが演じられた、往年の名セリフと共に登場するブライも含まれていませんよ^^
流石原作ゲームだけのことはありますね。

そのキャラ紹介欄に記載されている、それぞれのキャラのイメージを定着させる一言と、声優さんがそのキャラの記憶を呼び戻す大きなきっかけになっていました。

例えば、あすみんが演じた「リノ」の一言は「ズルいですよ、お姉ちゃん! 抜け駆け禁止!!」と記載されています。
中盤以降に登場した「リノ」を思い出すには十分すぎる情報量だと思います。

ちゃんりな、すみれちゃんに唯ちゃんが演じていた、ギルドごっこをしながら遊んでいた「リトルリリカル」3人組は、物語の中で大冒険をしたのではっきりと記憶に残っていました。

キャラが多くても物語の中にしっかり溶け込んでいたので、キャラの多さによる圧迫感は感じなかったかな。
寧ろ、よく1クールの尺の中で圧迫感を感じさせず、これだけのキャラを登場させたと感心しちゃいました。

キャラデザも可愛いし、作画もしっかり動いていましたし、作画の乱れも殆ど感じられなかったのもどっぷり浸かって視聴できた要因だと思いますが、何といっても一番の功労者は主要キャラを演じられた声優さんたちです。

ペコリーヌを演じたM・A・Oさん…「やばいですね!」の破壊力、半端無いんですけど^^!
コッコロを演じたみっく…コッコロちゃんの魅力を最大限引き出されていましたね!
キャルを演じた立花理香さん…揺れ動くキャルの心情がバッチリ伝わってきましたよ!
今期の中で、相当堪能させて貰った部類に入る作品でした。
BEST10の作成が楽しみです。

一方、物語の方はラストの展開が駆け足だったと思いましたが、主要キャラの声優さんを思いきり満喫できただけで満足しちゃったみたいです^^;
でも、39人のキャラを目一杯引き立てるには1クールの尺はあまりに短すぎですよね。
より堪能したい方はゲームで…ということなのでしょうか^^;?

1クール全13話の物語でした。
思い返すと、監督に金崎貴臣さんを起用したのが、この作品の面白さを助長したのではないでしょうか。
金崎監督と言えば「このすば」…ノリと勢いが作風にピッタリでしたので^^
しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

65.2 2 覚醒で魔物なアニメランキング2位
聖剣使いの禁呪詠唱(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (827)
5385人が棚に入れました
どこからともなく現れる異形の怪物『異端者』を倒すことの出来る者たち<<救世主(セイヴァー)>>の育成のために、前世の記憶を持つ人間が集まる亜鐘学園。ここで二つの前世を持つ少年・灰村諸葉(はいむら もろは)が、前世で出会った少女達と再び出会う。


声優・キャラクター
石川界人、竹達彩奈、悠木碧、小倉唯、内田真礼、上田麗奈、Machico、小見川千明、大森日雅、佐倉綾音、皆口裕子、羽多野渉、中村悠一、小林ゆう、大川透、杉崎亮、石田彰、子安武人、釘宮理恵、緑川光、森沢芙美
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

綴る!

内容に関しては、ご都合主義だらけ、または唐突かつ謎な展開に何の説明もなく次から次へと出てくる専門用語、説明不足は当たり前でわかりづらい過去回想、至らない掘り下げ不足、イキリ具合が鼻につく思い出すだけでチート能力を得る主人公とストーリーはかなり酷く、真面目な話になるとほとんど面白くはなかったですが、私は1話から心を掴まれてしまいました。あまりにもシュールな詠唱シーン、誰にも起こされず1人佇む主人公、あまりにも早すぎる展開、バトルシーンのダサい動き、多すぎるツッコミ所とシュール過ぎる演出や絵面がギャグとしてこの作品の中では光っていました。個人的に特にツボだったのは主人公達が使う技「神足通」の動きと詠唱シーン。神足通については、無駄にぬるぬる動く高速移動と残像の安っぽさが面白いです。5話、主人公とサブヒロインが店内で駆け回るシーンは一分くらい笑いっぱなしでしたw これだけでも一見の価値はあると思うほどには面白く、狙って出してあると思われる製作陣(絵コンテ、演出の方)は凄いです。詠唱シーンについては、カッコいい派手な演出などはなく、ただ空中に文字を綴るだけ。腕だけぬるぬる動くシュールな絵面とダサいネーミングが笑いを誘います。それ以外の好きなところは、意外にも純愛ストーリーだったところです。この作品は無駄にハーレム物になってはいるものの、過去に連れ添ったヒロイン2人の深い愛情が感じ取れるシーンだけは悔しながらウルッときてしまいましたw


話毎に感想(というより実況?)
{netabare}1話
詠唱シーンめっちゃシュールwww 誰にも起こされない主人公wwwww 技の動きダサすぎるwww始まって3分くらいでこのツッコミ所の多さよ...

半年前???主人公死ぬの??展開早すぎない?メタフィジカル??専門用語多すぎて置いてけぼり。前世がなんたらで力を使えるらしい。
真面目に見ると展開はツッコミどころが多すぎるw でも掛け合いは面白いしツッコミどころと謎のダサさで笑えてくる。


2話
ストライカーズに入ることに(対メタフィジカルするらしい)メタフィジカルとは?なんでメタフィジカルが生まれるのか
主人公のというキャラの掘り下げ不足が目立つ。やはり展開作りも粗くて謎なシーンになってる。ご都合主義な設定もなんだかなあw

奨学金と言う名の給料、奨学金に釣られる主人公。奨学金って実質借金やろ...
後ろだと顔見えないはずなのに「見えてんだよ」は訳わからんw
詠唱シーンキターーー!!!シュールw


3話
詠唱キターーー!!!
ヒロインも面白い。でも真面目な話になると途端に面白く無くなるなあw 回想中に回想するな。しかも主人公のイキリっぷりがちょっとキモい!


4話
イイハナシダナー
過去回想がややこしすぎて話がわからりづらいしツッコミ所は多いけど、ラブコメとしては悪くないかも?
だいぶ可哀想だけども、主人公急にキレるやんw 早口詠唱と迅速通?やっぱり面白いわw 特に迅速通はヤバいwww そして定型分になりつつある「思い...出した!」


5話
高速移動キターーーーー!!!!俯瞰視点ヤバすぎるwwwwwww 作画も悪化、声は困ってる風なのに顔は笑ってるのがw しかもさりげに酷いこと言う主人公。
都合のいい台詞「思い出した」。よく話に出てくる"叔母さん"は誰なん?


6話
綴る!詠唱キターーーーー!!!!
隊長!?なにがわかった???急に焦点が当てられたせいで、隊長が粗を出しまくってますねww せっかく頑張ってるのに「急に暴れ出した」で現す先輩の性根の悪さよww そして今回も「思い...出した!」都合良いな!!粗が多すぎるので逆に観てて疲れないですねこれ


7話
半分流し見してます。真面目に観てると脳と目が疲れるだけなので、すみませんw

唐突!ロシア人なのに日本語を喋れるという。そういえばイギリスの人も普通に喋ってましたねw
綴る!詠唱どうしても笑ってしまうw
主人公中心の展開はツッコミどころ多いけど、ヒロイン側の展開や掘り下げは意外とまともで面白いかも


8話
めっちゃ普通に暴露するやん!アメリカの人急に裏切るやん!アメリカの人に関しては掘り下げが甘すぎる。そして都合の良い「思い...出した!」は安定。両親を救えなかった、とか言ってるけど両親に対する思い出とかなんも語られてないからあんまり響かない。弟がいる、は嘘ってことは気づかないものなのか?ラストなに?


9話
アバンから「思い出した!」と「綴る!」が繰り出されるとはw 急に日本語喋り出すロシア人、さっきまで母国語だったのにw 言ってることと行動が矛盾する主人公、、なんかイキリっぷりが気持ち悪いな...少なくとも好感は持てない。

今回詠唱多い!!!!絵面がシュール過ぎるんだよなあw ラストの迫真の演技も面白いww演技自体は上手なんだけどね


10話
やっぱり真面目になるとつまらないですね。バトルシーンやヒロイン同士の言い争いは面白いけど。

詠唱キターーーーーーー!!!綴る!!
戦い方DASEEEEEEEEwwwwwそして解説する敵www なんだこの都合の良過ぎる展開は!!こんなにあっさり裏切るの??他のやつあんなに忠誠心見せてたのに、あれはこういう国ですよ〜って説明じゃないんか?そして都合の良過ぎる「思い...出した!」。禁呪とか13回邸とか、なにがどう凄いのか説明されてないから「おお!!」とはならんw
悪役がマジでムカつくやつだったから初めて主人公に共感できた。「奪われたくないなら、奪うな...!」は当たり前のことすぎて笑ってしまったw


11話
ヒロインがアホすぎるwこの茶番感がたまらない。「ワ~オ」「オゥ」の効果音の使い所が謎(しかもフリー効果音)w
雷帝にはなんの戒めもしてないけど、そんなあっさり改心するの?
綴る!今更だけどネーミングセンスが厨二なんだよなあwたまに小学生並。
はよ戦え!ドラゴンは伏線だったんだろうけども他のところが酷すぎて全然気づかなかったw


12話
綴るだらけ!!無駄にぬるぬる動くのがまた面白いw腕だけCGかな?
ゴリ押し設定きた!都合良いなあ、再び綴る!ドラゴンと父母は何の関係があるのか
主人公発狂顔が面白いし、ヒロイン2人が思い出す展開は笑ったw
フランス支部長とかいう余り物を最後に出すな。おまけに1話の半年前の意味がわからないというw{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

ゆう。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

色々思い出すアニメ

よくあるラノベ原作中二アニメ、今期はそれ系が多いかな。

1話感想
{netabare}
出だしを見ると完全な中二アニメかと思ったけどそうでもないみたいだった。

前世の記憶を持つものだけが通える学校で主人公が前世の記憶を失っている状態だったがあっさり取り戻した、展開があっさりしすぎかな。

1話目でこうもあっさりしてると続きはどうなるのかよく分からない。
{/netabare}

2話感想
{netabare}
1話目であっさり記憶を取り戻したが2話目にてまた記憶の一部を取り戻し戦闘にて技を繰り出した。

この話はこの展開がデフォなのか?

実戦部隊に入ったことによってピンチになることも多いだろうし同じような展開が来るのだろうか?
{/netabare}

3話感想
{netabare}
今回も記憶もを足り戻しましたね、やはりこれが設定なんですね。
今回出てきたシックスヘッドは後々敵対する存在になりそうな予感もします。

なんかここまで来ると若干ギャグのような感じもじてきました。
{/netabare}

4話感想
{netabare}
ストーリーはまあまあなんだけどやはり戦闘シーンがなぁ・・・と、思ってしまう。
よくもまぁあんなに長く詠唱していて攻撃されないなと、シックスヘッド相手だとやはり攻撃されたが記憶を取り戻した時最後の方で詠唱しながらよけましたね。

この調子でどこまで記憶を取り戻すんでしょうか?
{/netabare}

5話感想
{netabare}
今回は完全にギャグ回という印象、兄と組むためにサツキが頑張っていたシーンもあったが副長が全て持って行ってしまった感じ。
副長回といってもいいかもしれないですね。

あれだけセクハラを働きまくる副長だったけど実力の方はどうなんでしょうね?途中で軽く詠唱のようなものを発動させるシーンはありましたが本気の場面を見てみたいところ。
{/netabare}

6話感想
{netabare}
今回は特殊なタイプのメタフィジカルとの戦闘でしたが副長は相変わらずだね。

シックスヘッドが諸葉をSランク認定するか議論してる中実戦部隊が諸葉を中心にしてメタフィジカルを倒すが今回は独特の詠唱はなくただ派手な戦闘シーンといった印象。

今回のメタフィジカルを倒したことにより一応Sランクとは認められたがこれを良く思わない人もいるよう。
今後はメタフィジカルとの戦いもあるが一部のシックスヘッドとの戦闘となるのかな?もしかしたら全員とか?
{/netabare}

7話感想
{netabare}
ロシアからの転校生が来たがロシア支部からのさしがねのようで諸葉を暗殺しようと企んでいたよう。

諸葉の暗殺を企み諸葉の弱点に自らがなろうと諸葉と仲良くなろうとしてはいたが演技というより本当に日本での学園生活を楽しんでいるように見えました。

すぐに感づいていたようだった静乃はレーシャに決闘を申し込んでいましたがレーシャはかなり強かったようです。

見ていて話の内容がギャグメイン、たまにバトルや地味な恋愛のような気がしますね。
{/netabare}

8話感想
{netabare}
レーシャとの間に起きた問題は諸葉があっさり解決、ロシア支部との戦いへという形で終わりました。

色んな意味でやはりギャグアニメなんだなと感じる回でしたね。
{/netabare}

9話感想
{netabare}
ロシア支部ちょろすぎる。

諸葉はどんだけ強くなってるんでしょうか?
あっという間に敵をなぎ倒していってましたね。

今まで1話毎に1人のペースくらいだったのに今回はかなりの早さ。

普通だったらシリアスになると思うのに随分軽い話でした。
{/netabare}

10話感想
{netabare}
いきなりのおっぱい療養・・・
このアニメはこんなシーンが多いな。

ロシア支部との本格的な抗争的な回でしたが諸葉の仲間が駆けつけ、ロシア側のセイバーもこちら側についての雷帝との勝負となりました。

諸葉の能力がチートすぎるため雷帝はあっという間にやられました。

それにしても雷帝随分身勝手だなと思いましたね、自分だけ許しをこうとは。
{/netabare}

11話感想
{netabare}
なんだ今回もハーレム回か・・・と思いきや。

今回は諸葉の宿敵とも言えるエンシェントドラゴンの登場だった。

諸葉が生まれ変わるたびに大切なものを奪っていく宿敵に諸葉はどう立ち向かうのか?
{/netabare}

12話感想
{netabare}
エンシェントドラゴンど諸葉の戦いの回。

過去に起こったことがまた起こってしまい自分の大切な物が奪われていく。

怒り狂った諸葉は周りへの影響もお構いなしに敵を倒そうとするがそんな中サツキと静乃が思い出して諸葉を止めに入った。

まぁエンシェントドラゴンは倒すことができ無事解決はしたけれどエドワードが最後何か言ってたけどこれって続くの?

最後のシーンといいギャグ要素の強いアニメでしたね。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

綴る!「全ては水より始まっ・・・」“ウロボロス!”という禁呪が・・・

あわむら赤光によるライトノベルを原作とする作品です。

全12話、原作未読


異形の怪物「異端者」を倒すことの出来る存在である救世主と呼ばれる

者たちを育成するためにその力を持つことが出来る前世の記憶を持った

者たちが集まる亜鐘学園。自分の前世の事をほとんど覚えていない少年

灰村諸葉はその学園で前世で出会った少女と再び会うことになる・・・


とにかくツッコミ所の多い作品だったように思います。

ですが私個人としてはそれらの部分が特に何も思わず普通に楽しめたと

思います。色々言うとバトルシーン全般で動きがカクカクと妙に違和感

があるとか力尽きてしまったのだろうと安易に予測がつく例のシーンなど

問題だらけで世に送り出していく作品としては不十分な点が多いのだろう

と思います。でも私は様々な作品を毎週1話1話と見ていく中でこの作品

が1週間の中で1番楽しかったです。(大げさかもしれませんが・・・)

どんな名作良作、話が丁寧に作られている作品なんかよりもその見ている

瞬間が濃く感じました。


物語はそんなに面白いわけでもなく展開も飛び飛びで原作をかなり

掻い摘んで端折りながら作られているのだろうなぁと思う感じです。

その分キャラの一挙一動やバトルシーンにどんな形であっても何かアクセント

になるものを織り交ぜていると感じます。それが動かないとか制作が間に合わ

ないとかのような限られた事情の中でクオリティとか物語性とかキャラ立て

とかといった良さとは違う所に別の光を引き込んでいると思います。


OPはアリプロで今まで私が視聴した作品では記憶にはありませんが

癖になる感じで私は好きでした。


最後に私自身はこの作品を大いに楽しんで視聴しましたが、私自身の楽しさ

を感じる部分に当てはまっていたというだけの事であり、物語は私はあまり

面白くなかったと思っています。元々原作を掻い摘んでしか作れないわけで

それならこっちもそれに対応した形式を取るという形にしたまでであるだけ

です。(別にアニメを掻い摘んで見ているわけではありません)

とにかく私は楽しかったと感じたということです。

◆個人的点数評価 81.130点



余談(個人的点数評価について)

{netabare}
プロフにある程度は載せていますがその事を書いたのもだいぶ昔ですし

ちょっとばかり整理をという感じです。

(まあ大半の人はどうでもいいと思っているとは思いますが・・・)


文字通り私個人の感覚による点数評価です。大まかに言うと二つの部分に

分かれていて1つは作品としての出来、もう1つはその時間がどのくらい

良かったのかの二項目でできています。

作品としての出来というのはあにこれの星評価に私なりのアレンジを

加えたものです。いくつかの項目にそれぞれ点数をつけて合算するという

だけです。ただそれぞれの項目には基礎点があってその影響で最終的な

点数は60点は必ず、そして70点ほとんど場合で下回ることはありません。


もう1つはどのくらい良かったかであるがそれは楽しかった面白かった

などのアニメを視聴していた時の様々な感覚を総括して決めます。

これはデフォルトの値があり、そこから上下します。


点数の内部比率は前者が点数への直接的な影響力は後者の方が大きく

なっています。それは私がクオリティ等云々よりも楽しい時間を強く

求める傾向にあるからです。

まあこんなところかなと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

60.0 3 覚醒で魔物なアニメランキング3位
ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (95)
279人が棚に入れました
舞台は2030年東京。
突如、東京近郊一帯で高周波の共鳴音が観測され、同時に街は紅い霧に包まれる。
そして、その音を聞いたものは、動物、人問わず、意識を失ってしまう。
首都機能のマヒに伴い、政府は一時的に同機能を大阪に移転、この現象を正体不明のウィルスと予測し、さらなるエピデミックを懸念して、東京を封鎖する。
しかし、この「大共鳴」より6日後、意識を失っていた人々は何事もなかったかのように目を覚ます。
その後、封鎖都市・東京は徐々に街としての機能を取り戻していくが、その日を境に様々な「異常事件」が起こり始め、人々は次第に、さらなる非日常へと侵食されていくこととなる。

そんな中、血に秘められた力を解き放ち「英血の器」へと目覚めゆく若者たち--。
彼らはお互いの力に引かれ、否応なしに出会い、心を通わせ、命を削り合う、過酷な運命の連環へと飲み込まれていく。

声優・キャラクター
梶裕貴、茅野愛衣、森川智之、日野聡、東地宏樹、悠木碧、福圓美里、寺島拓篤、斎藤千和、諏訪部順一、三木眞一郎、堀江由衣、小林ゆう、佐藤利奈、石田彰、釘宮理恵、井上小百合
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

3話までの感想{netabare}
1・2話を見た段階で「うわこれヤベーやつなんじゃ」と思ったけど、とりあえず3話まで見てなかなか説明されずに居た舞台設定が明かされてホっとひと息。
ドゥクス派と英血撲滅派で対立してる感じか?
でもってドゥクス派も決して正義の組織ってことではなく主人公は成り行きでそっち側に属しただけで、果たしてドゥクスの言うことに従っていいのかどうか揺れ動くって感じになるのかな。
どっちの陣営も間違ってて孤軍奮闘する気がしないでもないけど、そこにブン屋がグチグチ突っかかって来るようならまどろっこしく感じるかも。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
3話でどっちの言い分が正しいのか分からない世界説明をされて、4話はそれに戸惑う回かと思ったら千尋はいきなり結界破壊を実行し始めて見てるこっちが困惑。
先の展開(6話)を知った後で思い返すと「教会側に裏切り者が居るってところまで早く展開させたい」ので、4話はこんな奇妙な構成にしちゃったのかなぁ?と思ったり。
でもって5話はチンゴ国禍の説明と赤谷(医者)が何かヘンだぞ?って匂わせて次回に続く。
そして6話…う~ん、やっぱこれ構成が何か変だ。
赤谷を追ってたゴロつきが埠頭で取り囲む→同じく赤谷を追ってた千尋が乱入してその隙に赤谷逃亡→ゴロつき激怒
だったのに、次に千尋が画面に出る時にはどこもケガなくケロっとしてれば、ゴロつき側も被害なく再び街中で赤谷の捜索をしてた模様。
いやいや、どうやってあの場を諫めたんだ?
しかもゴロつきは葵(中の人諏訪部のグラサン)の手下ってのは…千尋は気付いてない?
赤谷だけでなく葵も探してた対象で、ゴロつき締めあげれば居場所分かったハズでは…2話の恨みはどうした?
一応その後チンゴ国禍がゴロつき見付けて対決ってなるけど…千尋の情報で見つけたって風でもないんだよね。
しかもその対決は次の瞬間にはほぼ決着着きかけてるし…まぁそこは話のメインは千尋・赤谷・葵のイザコザなのでそれはいいとしても、肝心のその3人のやり取りがまた奇妙で。
赤谷が暴走してしまう→昔同じ施設仲間だった葵が引導渡そうとする→千尋が遮る→今度は千尋が暴走、赤谷が抑える→赤谷消滅
…。
これ葵からしたら笑うしかない状況じゃねーか?
そりゃもう「よくも赤谷を」なんてことはせずに引き下がるしかないんだろうけど…なんか釈然としないというか、変。


ところで今回感想書くに当たり(特にチンゴ国禍の綴り調べで)公式ページ見て来たのだけど──というかそれまでスタッフ全然気にしてなかったのだけど──。
えっ、監督の菅沼栄治って…マジか!?
“NINJA者”見たことがあれば妙にデカデカと名前出るので嫌でも覚えてしまうのだけど、えええ、あの人か。
“こどもの時間”で監督やってて「へーえ」って思った記憶があるけど、作監上がりの人って脚本やシリ構にダメ出しし辛いのかイマイチなのが多い印象で、これはそのパターンか?
そしてキャラデザは…ええっ、川村敏江!?
自分プリキュアは殆ど見てないけどその前の“どれみ”はかなり熱心に見てた方で、馬越川村稲上河野青山なかちゅう…とローテ作監を覚える程度には見てた。
あの川村敏江かぁ…馬越の次に上手い、っていうかエロい線描く人って印象だったけど、今作ではそんなでもないし全然気付かなかった。
あれかね、“ダイナミックコード”の梅津みたいなもんなのかな?(キャラデやることはやったけど作品作りにはほぼノータッチ)
更にはシリーズ構成が鈴木雅詞で、誰だっけ?と調べてみたら…。
“シャッフル”の空鍋って有名だけど、似たようなのが“GIFT”にもあって「それもそのはずシリ構は同じ人」ってまでは知ってたけど、その人が鈴木雅詞だったのか!
あれ、その人はてっきり“ハッピーシュガーライフ”をやってるんだと勘違いしてました、全然違ってた。
あっぶね、アニコレで感想書いてなかったら公式も見ないで勘違いしたままだったよ、きっと。
ってかシュガーライフやってよ、絶対鈴木雅詞向きだと思うぞ?(評価してる)

しっかし公式に載ってるスタッフだけ見ると結構豪華なハズなのに、なんでこんなに微妙な作品になっちゃうんだろう?
予算か?予算なのか?{/netabare}

7話感想{netabare}
あ…これ、各回の脚本や演出まではチェックしてないんだけど、もしかして6話と7話は担当別の人?
でもって連絡が上手く取れてない、とか?
グラサンは医者が死んだのがあたかもチヒロのせいってノリで、いやいや、前回あンたトドメ刺そうとしてたじゃん。
「安らかに死なせてやるつもりだったのにチヒロのせいで苦しんで死んでいった」ってことで恨むなら分かるけど、どうもそうじゃない。
あたかもチヒロが余計なことをしなければまだ生き続けてたかのような言動、なんでじゃ。
といいつつ6話では↑でも書いた様に「その回単体」でも辻褄が合ってないことが起きてたし…こういうのをどうにかするのが監督の仕事だと思うのだが、もうカツカツなんかね?現場が。{/netabare}

8話感想{netabare}
「混沌」と「財団」は特別な理由が無い限りは同じ組織を指すと思うのだけど場面で呼び名が違っててややこしい。
ユーリが財団を裏切り(コテツを救って)協会側に付いたのを契機にチンゴ国禍と交渉するも、クロカミと釘宮が賛同しただけで他のチンゴメンバーは「付き合ってられん」と退場。
協会側自体もシスターはユーリ信じてないしジャーナリストはチヒロ信じてないしでガタガタ。
ってか「色ボケしてるあんたの意見は聞けない」みたいなこと言われてチヒロは色ボケに関しては否定しないのかw
んで協会…ってよりもチヒロを信じてユーリからもたらされた情報を元に財団の動きを嗅ぎまわってたクロカミが倒される。
元からユーリを信じてなかったシスターは「それ見たことか」、クロカミと親しかった釘宮はショック、釘宮と良い感じになってたコテツもすっかりそっち側、ジャーナリストは相変わらず。
そこを狙い澄ましたように財団のトップが出てきて「よくやった」。
協会の連中はチヒロ以外すっかり「ああやっぱりね」って感じでユーリをスパイ扱いし、いたたまれなくなってチヒロを置いてユーリは財団に渋々戻る、と。
話は分かるが、まーあ面倒くさい。
物語が始まる前からキャラごとに信条があって、物語の中でそれを覆しかねない新情報が出てもそれまでの信条をおいそれとは曲げられない…って話なんだろうけど、いかんせん「お前の言うこと(新情報)信じられません」って時の態度がいちいちネチっこい。
ま、まぁこのギスギス具合は確かに鈴木雅詞らしいんだけど、もうちょいこう痛快にはできんかったのかね。
シスターはもっと狂人でも良かったような?
また、最初の協会とチンゴの交渉では一触即発状態だったのに、後の財団トップが協会前までユーリ出迎えに来た時は何も無しかよ。
ボケーっとユーリ連れて行かれるのを見てたってことか…う~ん、↑で書いたチンピラとチヒロの件といい、強引な部分が目立つ。
そういう「あれ?」って部分が散見されるのでキャラの心情の変化も見失いやすいというか…。

追記
そうそう、自分の感想読み返して思い出した。
以前協会には裏切り者が潜んでるって騒ぎになって、結局それは医者だったってことで片が着いたんだろうけど、「この間そういうことがあったのでおいそれと他人を信用できない」ってことか?
特にシスター。
ってかそれを8話内でひと言でも言ってくれれば印象大分違ったんじゃないかなー?{/netabare}

9話感想{netabare}
えええ、ジャーナリストがやけにチヒロの親殺しに突っかかってくるのは、かつてチヒロ父と親交でもあったんかな?と思ったらそっちかよ!
実はジャーナリストも子供の頃無理心中させられそうになって、だけど車が崖から落ちる直前放り出されて自分だけは生き延びて、放り出された理由を「親から嫌われてたから」と思い込んでて。
親から拒絶されて自分だけ生き残ってしまったのがイヤだったのか、こんなんだったら一緒に死んだ方がマシだったと思うようになったんだかナンだか。
そして似た感じのチヒロの無理心中事件を見て「親に愛されてたんだったら一緒に死ねよ(それを拒んで親を殺してまで生き延びるのはケシカラン)」って思想で突っかかってたんだってさ、最後に「羨ましかったのかも」とも言ってるし。
八つ当たりじゃーーーーん。
ってか当人の八つ当たりはまだしも、周囲が誰も異常に感じないのがもう不思議で(クロカミは一応突っ込んでたが)…助手まで一緒になってサイテー呼ばわりとかも~サイテー。
ついでに最期に考え改めたのは、自分を庇って使い魔が死ぬ瞬間を見て、車突き落とされた時親は生きて欲しいと願ってたことを思い出したからだってさ(その庇ってくれた行為もその回の内に無に帰しましたとさ)。
えええそんな理由!!??
…。
ってかさ、実際にチヒロが父親を殺したかどうか以前に、普通に正当防衛でしょうに。
「お前は命惜しさに父親を殺したんだ!」「命なんて惜しくない」「なん、だと?」「生き残ったからには意味があるんだ」
う~んこの流れ。
命惜しさに殺して何が悪いのか分からない、正当防衛を否定して美談みたいな話されてもワタシ困っちゃう。
「お前は何も間違っていない、けどオレは絶対許せない」って姿勢だったらまだ分かるが「お前に罪を認めさせてやる」って態度はもうホント不思議で。
そんなんで親殺しを認めさせたところで「えー、そうするしか仕方なかったんだよ、カワイソウだろ、そっとしといてやれよ」ってだけで記事にもならんぞ?

いやすっごいね、このズレっぷりは「お前秘密知ってるだろ、教えろ」と相手を殺そうとした“バトラーズ”のジェイ以来かも知れない。
(「お前が犯人だろ?吐け」と反応が無くなるまで殴り続けた“悪偶”は、あれは若気の至りってことでまぁ納得できる)
…あれ?最近じゃん、結構多いのかねこういうの。{/netabare}

10話感想{netabare}
凄い、悪い方向にエンジンかかりまくり。
最後の結界ポイントを襲うぞ→ピアニスト(敵)がコンサート開いて観客を魔物化するつもりだ→コンサート当日演奏される前にピアニスト倒せば良い
…?
その計画自体がなんだかよくワカランが(場所自体が重要なので人口要石が搬送されてなくてもコンサート会場を開催日より前に制圧すればいいハズ※)、結局ピアニストが会場に入るの阻止できなかったし、会場入り口からステージまでワープしたかのような移動スピードだし。
そしてグラサンが滅茶苦茶チヒロを恨んでるんだけどその理由は「7話感想」で書いた通りパっとしないモノ。
更にバンダナがそれを信奉してるのも不明だし、チンゴ国禍から新たな助っ人来たと思ったらバンダナと顔見知りだし。
で、そいつらが雑~~~~~~~にピアニストに始末される。
ってか

庇って死ぬの多くね?

ララアみたいな死に方ね、海見せろ。
チンゴ助っ人がバンダナ庇って刺された時は「またかよ」と呆れ、その肉の盾を構わず貫通してバンダナまで刺さった時は一周回って爆笑w
雑にも程がある、キャラクター在庫処分セールかな?…打ち切り食らったダンバインじゃあるまいに。
あいや、バンダナとチンゴ助っ人はまだ石にはなってなかったっぽいので生きてる?
ってかちょっと待てよ?

エエケツ殺してるのってピアニストばっかりじゃね?

自殺と大差ない医者以外ピアニストが始末してるような?
ピアニスト自身はチヒロを紅蓮の王に覚醒させてから殺したいってだけで財団とかどうでもいいっぽい、味方も殺しまくりんぐ(グラサンは命令背いて持ち場離れたんで仕方ないかな)。
もうコイツだけで良いんじゃないかな。

結局観客は全員魔物にされてしまったんだけど、そいつに引導を渡そうとするチヒロへピアニストが「ひょっとしたら人間に戻れるかもよ?」と揺さぶりをかけるが、その瞬間は医者や意志を継いだナースの回想シーンでも入れれば良いのにそれは無し。
それでもなんとか財団の計画(結界完成)だけは阻止できたみたいで、そしたらそれまで余裕綽々だった速水(が声あててるキャラ)がヒヨり出す。
奥の手として隠し玉があるみたいでそれにすがって終わり。
ってかこの回の前半、速水はユーリのことを「アイツはもう使い物にならん」と言ってるんだけど…あれ?前回は「まだ使い道がある」って言ってなかったっけ?あれー?


そもそも霧に囲まれて東京は隔絶されてる設定…のハズなんだけど一般住民は妙にのほほんと暮らしてて。
2話くらいまでジャーナリストも魔物の存在知らなかったり、10話においてもグラサンの手下のチンピラすら空飛んでるエエケツに驚いてるし(その点では脚本一貫してる?)。
で、財団は表向き優良企業なのかな?協会や他のエエケツは市民の反感買う訳にも行かず表立って財団に盾突けないってことか?
そんなこと言ってる場合か?とも思うんだが…。

でもって今回、観客を生贄に巨大な魔物が東京に出現しました。
さすがに市民もこりゃヤバいと騒ぎになって欲しいトコロ…これで次回以降ものほほんとしてたらちょーっと、ちょっとじゃないかな。{/netabare}

11話感想{netabare}
えっとまず前提として、人間が化け物に姿を変えられてしまったら元に戻れない、正気を失って暴れだす、人を襲う。
元に戻れないのは使い魔も同じで、たまたまエエケツの器でなければ変異前の人格は無くなる。
どうにかして化け物から人間へ戻そうとする研究を医者がやってて、殺された後はナースが意思を継いで研究を続けてるが、まだ完成には至ってない。

で、これを踏まえた上で…
財団:コンサート会場の人間を化け物にしたのは俺達だが、殺したのはチヒロだ、チヒロの人殺しー
協会:人間を化け物化して盾に使うなんてケシカラン、財団許すまじ
…。
財団の方の言い分がワカラン、もしかして財団側には化け物を人間に戻せる技術があったりするのか?
けどだったらグラサンは医者を安楽死させようとは思わなかっただろう。
そしてここでジャーナリストの件が頭をよぎる、「例えどんな事情があっても正当防衛は認めない」って考え。
えええ、財団もそういう考えってか?ってかスタッフがそうなのか??鈴木雅詞がそうなのか???
得意な思想のやつが変な考えするのはまだいいけど、ナチュラルに大勢が変な考えしてるとどうにも気持ち悪い。

更には前回の戦闘映像を捏造してユーリに「チヒロは酷いやつだ」という洗脳を施す。
ハテ、財団連中の誰までが「この映像は捏造だ」と自覚してたんだろ?
親父は承知してる?…もしそうならピアニストが味方を殺してることも知ってることになるが、なんかそんな素振りは見えない。
で、わざわざそんな捏造映像こさえる手間をかけたのはユーリにチヒロを恨ませる(救済させる)ためだったのだけど、いざポアしようとしたらチヒロの使い魔が邪魔に入り、使い魔殺したらビビって逃走。
まーた庇って死んだよw
そうそう、前回庇った上に結局庇えずに串刺しになってたバンダナとチンゴ助っ人は生きてました。
石になってなかったからね、そのうちひょっこり現れて「チヒロは悪くないんだー」って言いそう。

んで、手柄の取り合いでチヒロを疎ましく思ってたシスターが今更になってチヒロ暗殺を計画し始めた矢先、ピアニストに殺される。
…ナンダコレ?
そ、そりゃあね、かつて財団トップがノコノコ協会の前まで挨拶しに来てたし場所はバレてる、襲おうと思えばいつでも襲えたんだろうけど…今更かよ!
警戒なさすぎ、ピアニスト有能すぎ。

なにより一番不服なのは前回あれだけ巨大な化け物登場で、いよいよもってエエケツがどうこうって問題が一般市民に隠し切れなくなったんじゃないのかい!?と(え、隠してたの?って突っ込みもあるけど)。
東京がどうこう言ってるけど、いかんせんそこに住む住民の顔が見えてこないのでピンと来ない。
どうだっていいじゃん。
行きつけの店の主人とか散歩道で前を通る幼稚園の園児とか、エエケツ絡み以外での一般人との接触無いじゃないか。
そんなのを気にする理由は、一般人の間で大騒ぎになったらチンゴ国渦の連中も静観してもいられなくなるんじゃないの?(重い腰上げて参戦して来るんじゃないの?)って期待もあったからなんだけど…。
初めて赤い霧が発生した時に比べればコンサート会場(観客全員死亡)に現れた巨大なバケモノ程度は大したことないって感じなのかな?
人形かな?
そんな連中しか居ないんだったら東京滅んでも別にいいんじゃね?
「守りたい世界」が「守るに値するもの」として描かれてないのは結構キツい。{/netabare}

最終回感想{netabare}
チヒロ「みんなをスタァライトしちゃいます」
ドゥクス「わかりかす」

もしくは

チヒロ「はっ、そうか…これがもっと深いユーリへの想い…」
ユーリ「彗星かな?…いや違う、違うな。彗星はもっとこうバーっと…」

前者は“レヴュースタァライト”後者は“ハッピーシュガーライフ”ネタね、ちとノイズ入ってるけど。
いやもうなんやねん、と。
チヒロは微妙に違う平行世界(破滅の結末しかない)をループしてて、そこから遂に破滅以外の可能性を見つけたんだかどうだか?っていう曖昧オチ。
それプラス恋人と心中するに見せかけてか~ら~の、片方を生かすってオチ。
別にユーリは魂を道連れにされたワケではないけど…ってか道連れにしろよ。
「その後ユーリは再会を目指してゲート開こうとして、それって親父と何も変わらん・血は争えんのう」ってオチだったら(良い意味で趣味が悪くて)まだ良かったんだけどそこまでは描写ナシ。
なんかスタァライトとシュガーライフを足して10で割って雨水で1000倍に薄めたような感じ。

ってか「生きろ」ってシーンでシスターまで加わってるのは何で!?
別の平行世界ではチヒロと親しかったこともあった…ってことか?
財団側に居たタトゥー男は…協会側のドゥクスと対の存在とか?ループを俯瞰で見れる傍観者というか観察者みたいな。
最後チンゴに耳打ちしてたけど、チンゴ自体が大した行動しない役立たずのゴミ集団だしなぁ…。

まぁ一番ハラ立つのは、ああいう世界設定にしておきながら「民衆の声」が全然無いこと。
じゃあもう東京隔絶なんてするなよと。
折角ジャーナリストが居たんだから、そいつの発表した記事を読んで感想を述べる民衆とか、やりゃあいいのに。
(例:時代劇で鼠小僧の活躍を載せた瓦版が飛び交い、大半の民草は鼠小僧素晴らしい・義賊だと称える中、長屋の偏屈な親父はあんなの所詮盗人だと断じる、みたいなの){/netabare}

総評・↑と被る文章も多いのでこれだけ見れば良いかも{netabare}
単に胸糞にするだけでその扱い・回収が雑。
東京隔絶は意味無かったし主人公&ヒロインは意志薄弱だしジャーナリストはアホだしシスターは雑魚だし後半ピアニスト無双だし。
財団と協会それとチンゴ国禍による3勢力による主張のぶつかり合いかと思ったらそんなことは無く、チンゴ居る意味無ければ財団に至っては親父の個人的な理由にすり替わる始末。

“ハッピーシュガーライフ”で思ったけど、普通の中に潜む深淵だからこそサイコじゃねーのん?と思ってまして。
“殺戮の~”のザックなんか大声で威嚇すればいいってタイプで、実はこういうのって大して怖くない(実際に側に居たらたまったもんじゃないが)。
一見常識人っぽく見えて、気を許して付き合ってみたらトンでもない側面を見てしまった、って方がコワイ。
マトモだと思ってた友人が突如新興宗教にハマった時のショックとか、誰もが経験ありそうな気がするんだが…今あいつどうしてるんだろう。
でもってこの作品、最初の常識そのものがズレてて…顕著なのは「どんな理由であれ正当防衛は認めない」って思想に染まってる(それを常識だと思ってる)らしく、もうそこからズレちゃっててついてけない。
ジャーナリストが中盤までずっと主人公をネチネチと嫌味ったらしく責め立て、いざ「どうしてそんなことをしてたか?」を明かされても全く共感できなかった。
コンサート会場に来た観客を化け物に変えときながら、それにトドメ刺したら人殺し呼ばわりももう意味不明。
更にはエエケツ側の事情しか見せないものだから民衆からどう思われてるかサッパリ分からない。
分からないもんだから協会が財団を攻めないのが不自然に思えても「民衆を敵に回すことになるからかな?」と好意的解釈してたんだけど、それもすぐに限界。
チンゴ国禍なんて「お前らがもっと早くから手を尽くさなかったせいでこんな事態になったんだぞ」と責められて然るべきだと思うし、それこそチンゴの理念に背くことなんじゃねーの?
偉そうにふん反り返って傍観してる間に大変なことになって、最終回でノコノコ出てきても間抜けにしか見えない。
タトゥー男が財団側に居る観測者(協会側のドゥクスの対)であるなら、今度はチンゴに鞍替えってオチは妥当っちゃあ妥当なんだろうけど、いかんせん説明が足りない。

謎なのはこんなキャラクターの印象悪くする内容って、原作(ゲーム)の宣伝としてはどうなんだろう?
あー、これは“ウィクロス”も謎で仕方ないんだけどさ。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

なんかこう、懐メロを聞いている気分(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
格闘ゲームのアニメ化(未プレイ)。このジャンルで、成功した例は多くない気がします。やはり、「誰が強くて誰が弱い」としにくいからでしょうか。

最近の作品の中ではかなり作画が悪く、そこで大きく評価を落としてしまったという印象。原作ファンの方がどう評価するのかが気になりますね♪


《以下ネタバレ》

【視聴断念(4話まで)】
{netabare}
冒頭をクライマックス(悲劇的な)バトルから始める構成が効果的なのは、

「序盤の平和な日常が、尊いものに感じたり、なぜなんな風になるんだろう? と疑問を持たせることができる」

点ですね。一方、セルフネタバレから始めるわけだから、新鮮な驚きはなくなる。だからこそ、1話1話の中に飽きさせない工夫(引き)が必要になってくるわけだけど、、、そんなん関係なしのパワープレイでしたね(苦笑)

てっきり、10話か11話あたりで冒頭に戻ると思っていたら、まさか4話で戻るとはw 1~3話で世界観の説明と登場人物の紹介を駆け足で行いクライマックスに持ち込む最短ルート。確かにこれなら、冒頭で少しでも見せとかないと、(更に)呆気にとられそうですね。

、、、つまんなかったですね(苦笑) 何が興味を引かないかって、まず、

「作画の悪さ」

が際立ちます。単純に絵がヘタってわけじゃなくて、とにかく動かない(作画の枚数減らしたいからなのか、動かす気がない)のと、基本的にみんなが立ち話。直立不動で順番に状況説明をしているから、朗読劇みたいな印象を受けました。次に、

「キャラデザや設定がダサい」

(事実そうなんですが)ホントに10数年前に流行ったようなキャラデザや設定。今(2018)、放送する必要があったのかな? なんとなく、「Re:CREATORS」に出てくる作中作品をアニメ化したみたいな、そんな印象を感じました(笑)

まあ、色々低クオリティな作品でしたが、一貫して古くさかったため、なんか、むか~し、ちょっとだけ流行った曲(例えば、「Lifetime Respect」や「海雪」的なやつ)が、街中で急に流れてきて、ちょっと嬉しくなるというか、ほっこりするというか、そんな感じを受けました(笑)

まあ、だからといって、今さら何度も聴くほどじゃないというか、アニメも12話も完走できるだけの原動力にはなりませんでしたね(苦笑)
{/netabare}

【余談~ 剣道通信簿w ~】
{netabare}
第1話冒頭シーンから。

×→面金(めんがね)という、剣道の面の前面を覆う金属製の格子の本数が少なすぎる。通常は13~14本くらいだけど、アニメでは6本。あれだと竹刀が面の中に入って失明していまいそうです。

×→防具の紐は、乳革(ちかわ)という革製の紐に括られるんですが、それが面にも胴にも付いてない。てかあれ、どこに紐をくってけてるの?

×→面を打つのに、背中まで振りかぶって打つことはない。あれやると、面だれ(面の、肩部分にくるところ)に引っ掛かるし。つか、左手の握りを甘くしないとあんなに振りかぶれません。大きく振りかぶったとしても45~60度くらいです。

×××→右小手を内側から打っても一本になりません、ルール上。刃筋立っていないし、左手が正中線からずれてるし、左足前だし。素人か。

××→垂れネーム(名札みたいなやつ)つけてないのはダメですね。つか、垂れもでかすぎて笑えます。通常の3倍はあるね。

○→練習終了後、小手を面の中に入れたのは正しい。私達もそうやって運びます。


と、いうことで、評価は1.5ってところですかね、5段階で(笑) もう少しちゃんと取材をしましょう♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
厨二バトル? 作画のせいか、なんか安っぽい。クライマックスバトルを導入にもってくる系ね。電気や水道は良いとして、食料は? 今時珍しいくらい安っぽい1話だな~。

2話目
落ち着けるわけないやん(笑) 朝飯をかっこむ時の、謎のシャカシャカ音(苦笑) いや~、なんか安いな~w

3話目
この2つの対立構造、rewriteに近いものがあるな。

4話目
3話くらいすっ飛ばしたかと思った(笑) 1話冒頭のシーンに戻ったわけだけれども、てっきり10話か11話かなと思ったのに(苦笑)

5話目


6話目


7話目


8話目


9話目


10話目


11話目


12話目


13話目

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

運命(さだめ)も勝てぬ愛がある…

この作品は原作がアーケードゲームだったようですが未プレイです。
アーケードゲームというと、「ストリートファイターⅡ」の様なゲームセンターのゲームをイメージしてしまいますが、専用筐体に手持ちのカードを読み込ませながら戦うという、私の様なオッサンにはまるでイメージできない遊びの様です。
この作品はそのゲームのアニメ版…ということになる訳です。
元々ゲームには決まったストーリーが無いから物語はアニオリだったのでしょう…
だから強引な展開はなかったと思います。

物語の舞台は2030年の東京で、高周波・大音量の共鳴音と赤い霧の発生により、その音を聞いた生物が全て気絶するという「大共鳴」という事件からこの物語は幕を開けます。
時間の経過に伴い人々は気絶状態から快方されましたが、赤い霧の影響で行き来が寸断されてしまい、登場を中心に赤い霧で覆われた範囲が孤立してしまったのです。

そして同じ頃…霧の中で大共鳴から目覚めた一部の人に「英血の器」という能力が備わっていることが発覚し、「英血の器」同士の争いに発展しながら物語が動いていきます。

ダークファンタジー系の作品で設定はありきたり…
それに次々と人が死んでいくので、視聴にはそういう耐性も必要かも…
実は私も一時他の作品の視聴が追い付かず、本作品まで手が届かなかった時期があったので、レビューに際しては第1話から再度一気見しました。

キャラデザは悪くありませんが、身体から武器が生えたり自由自在に空を飛んだり…
対峙する組織も三竦みとこれといって設定上特筆すべき点は無いかと…

でも、見て良かったと思える点が私には2つありました。
1つ目は、私のレビューではありきたりになるのですが、起用されている声優陣が凄かったこと…

3つの組織に所属する役を演じた声優さんは以下の通りなのですが、改めて見てもやっぱり凄い面々です。
聖マルディウス教会
・梶裕貴さん、日野聡さん、かやのん、あおちゃん
AVAL科学財団
・福圓美里さん、諏訪部順一さん、寺島拓篤さん、三木眞一郎さん、斎藤千和さん
鎮護国禍
・ほっちゃん、石田彰さん、小林ゆうさん、くぎゅ、サトリナ
一つだけ分からなかったのが、ドゥクス役が乃木坂46の井上小百合だったことくらいかな。
…調べてみると、本作は「LORD of VERMILION IV」と同一で、
メインキャラクターおよびその担当声優も続投しているんだそうです。
どうりで、配役が凄い訳です。

もう一つは視聴者に対するメッセージが一貫している上、強烈だったこと…
そのメッセージは「生きろ!」です。
どんな状況に陥っても、生きることを絶対に諦めないこと…
諦めない限り、必ず活路を見い出すことができる、というものでした。
シンプルで分かりやすいメッセージだったと思います。

その一方、トラブルの起きる動機がイマイチだったのは残念ポイント…
イマイチというか、目の前で起こっている大惨事に対して全く釣り合いが感じられませんでした。
エンディングも個人的には私好みではなかったかな…
ですが、半端ない声優陣が物語上のマイナス面をあっさりと打ち消してくれるんです。
これを「会心の演技」と言うんですよね。

ダークファンタジーを好んで視聴する方なら満喫できる作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、May'nさんの「天使よ故郷を聞け」
エンディングテーマは、JUNNAさんの「紅く、絶望の花。」
オープニング、エンディングとも格好良い曲でした。

1クール全12話の物語でした。
声優さんの凄さが感じられる作品なので、推しの声優さんが出演しているなら是非チェックして欲しいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

71.6 4 覚醒で魔物なアニメランキング4位
だから僕は、Hができない。(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (1178)
7453人が棚に入れました
加賀良介はひとよりHへの欲求が強いのが玉に瑕の健全な男子高校生。しかし、なりゆきで契約した死神・リサラによってそのすけべ心(エナジー)は吸い取られ、女の子を見ても張り合いのない日々を暮らしている。雨の日に出会った彼女は強力な霊能力を保有する“特異者”を見つけに人間界へと訪れたのだった。良介はリサラに協力をしているのだが、女の子とひとつ屋根の下に同居するその生活が情熱をエロにかけている良介には耐えられなかった。リサラだけではなくほかの女の子からも迫られ…ては萎むスケベ心。良介は隙を見てはどうにかしてスケベ心を取り戻そうと悶々と過ごすのだった。Hな魂は果たして回復できるのか。

声優・キャラクター
遠藤綾、下野紘、西口杏里沙、石原夏織、福圓美里
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

9話の感想追加

エロ系は後回しでみてたけど、これは・・・はい。エロいですw
ただ主人公がツボにはまりました。流石です、下野さん。
この作品は主人公が気に入るか気に入らないかで大きく評価が分かれそうです。
ストーリーは今後の展開次第っすね。

OP「Reason why XXX」 佐咲紗花(6th Single)
ED「プラチナ17」 yozuca*(20th Single)

9話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
唐突な妄想シーン…そして何を伝えたいかと。
「知ってるか。女の子の二の腕はおっぱいと同じやわらかさなんだって」
ガルダーブロウグ&私「なにーーー!」
エナジー補充かもしれんがこんな時でもこの発想は…w
{/netabare}
結果的に思惑通りになったって事か…?
イマイチ理解できませぬ(^p^)

8話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
で。。出落ちエロ。キュールの想い結果的に届いたが
こうまでしないと分からない良介はかっこわるすぎる。

なんであんな簡単に脱出口?があった。鍵しめておけよとw

敵相変わらずグロいなw塔への破壊も躊躇しないとか・・・

落下だと。予想はしていたが・・・(むしろ外出て何したかったんだ)
そしてまさかの謎覚醒!?
異常なエナジー放出?それだけの思いを良介に抱いていた?
特異者って事?ならキュールはどうしてそこに気づけずにいたんだ?!

触手プレイかと思ったら、まさかの鞭プレイw

リサラ母・・・指した先w真顔だしなwww
グラムの真の力=良介のエロは揺ぎないと思うが
伝説の秘宝といいつつ、リサラ母はおそらく剣よりも
キングラムを見ていたような気がしてならないw
{/netabare}
好敵胸(ライバル)とはイリアの胸でなく心が揺れる回だった。

7話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
けつだんりょくが大事なんだ・・・尻弾力
え、こんなのも広辞苑のってるの?
流石に調べてもでてこなかったけど、yahoo知恵袋の回答?がまじツボッたw
ほんとまじバカヤロ!だよw

それにしてもいつもならエナジー切れで裸になるのに
今回切れなかったのはなぜだw
{/netabare}
良介に エロパワーがないと 見所が・・・

6話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
リ・・・リサラずれすぎだろ・・・落ち込むならちゃんと考えろw

母親の父親の出会い・・・全く同じかー。
って、行くところまでいっちゃったんだよね。てへ。(・ω<)
テヘじゃねーw 良介と違って押しがあるなw
そしてBGM自重www
だから私は、子供ができた。応援ありがとうございました。
もうほんと終わっていいよw

「俺のエロは正義の為の力だったんだー」(下野節)
ほんと前向きな廚二だなwww

きめェ。携帯?通信機・・・?
着信はもっときめぇwww

エナジー無くなる>着衣解けて無くなる。ハイハイいつものワンパターン。
ポーズw・・・特殊能力インビシブルディクショナリー・・・え、ここまでテンプレになるの?w
涙→グラム覚醒。。。
{/netabare}
あれ・・・展開が・・・何だこれ・・・!?
ちょっと見るのが辛くなってきた^^;

5話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
おい。当たり前のようにどこで拭いてるw

既に縛られてる・・・
既に裸・・・
そして既にエナジー切れ・・・いつも通りだね☆

感じて・・・ね?目でなく、心で感じて・・・。
く、黒の背表紙、金文字、第3版・・・
だ、第3版ってどんだけイメージ出来てるんだよwww

急速エロチャージwww
え、特訓ってこういう事なのかwww
単語だけでここまで妄想できるなんて・・・次元が亜空間すぐるwww

俺の辞書に・・・いや、俺のエロに不可能はなーーーーーい!!
迷言頂きました~

次回紹介自重してくださいwww
{/netabare}
今回わりとストーリーに重要な事が発覚したけど・・・
あれ、内容があると面白さが減るってどういう事・・?w

4話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
綺麗に整列・・・日本人やなー。

お前の妄想力にほんと脱帽やわ・・・師匠とよびたいw
えぇーーーーー
・・・ですとーーぉーーーー
もっぴゃぁーーぐ。。うぅ。。やわらけぇ・・・うっひゅ。

っしょ・・・

おぉ~・・・ はぁ・・・
うっぉぉおおお・・・うっぉぉおおおおおおおお

キングダム覚醒
俺のキングダムがースパークリングだああああああ
って、構図自重しろwwww

キングダム・・・偽物には反応しないってことか・・・w

まさかの八奇衆が・・・ほんと他のメンツが怖いわw

どっどはぁ・・・詳しくは公式サイトでぇ・・えっへぇーー
{/netabare}
この回で悟った。改めて下野さん高音ボイスが神であると。
ストーリーがはいってこねーwww

3話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
学園八奇衆って・・・なんだか怪しい展開に。

ッち・・・w

良介乙女っちっくすぐるw

新しい死神キャラ追加~

勝てない事・・・やっぱそこかwww
解説おかしいだろwww

男って悲しい生き物さ・・・
何かっこつけているんだ。言ってる事ひどいぞwww

黒幕(?)登場・・?
なんか構成がワンパターンなのかなこれ。
なんとなくセーラームーンを思い出した。
早く脱却を切に・・・w

{/netabare}
評価更新:物語。作画評価下げ。音楽上げ。


2話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
エナジー切れ・・・ウルトラマンより短くないかw

キングダムどんまいwww

パパにも・・・ってもうなんだかw

特異者・・・確かに特異者だろ。こえーよ

エナジー減ると服がなくなっていくのか。

エナジー=キングダムwww
まじですのーw

エナジー=エロで動く(キリッ

次回はもうちょっと内容を頼みます・・・w
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

必殺技、「インビジブルディクショナリー」

ラノベ原作、お決まりのエロ枠。
死神がこっちの世界にきて特異者探すという、ありがちな設定のバトルもの。
序盤は原作どうりですが、途中からアニメオリジナルになっていくストーリーだそうです。
おっぱいの大きくない死神や、おっぱいの大きい死神や、おっぱいの大きい人間や、ロリでおっぱいの大きい死神や・・・色々居て、よくあるハーレムのようですが意外とメインヒロインに軸足を置いています。
主人公がエロい事を感じたり考えたりするパワーが、バトルするうえでのエネルギーとなるという、頭を抱えるようなアホ設定が特徴です。


エロについては、結構頑張っています。
作画は悪くないし、お風呂シーンなどの裸の見せ場もそこそこ多い。
バトルの最中にポロリといく事が多いですが、露出の必然性が設定とストーリーに馴染んでいるので違和感というか、わざとらしさが薄れているのがいいところです。構図の取り方もなかなかツボを心得た手腕。
ただ、光補正が入りまくりなので、エロ目的のご視聴はBD/DVD版のほうがよろしいかと思われます。
(私はニコ動配信の視聴だったので補正だらけでした^^)
補正の入っていない部分でも、EDのカット絵などは実に艶かしくていいですね。
制作スタッフがヨスガノソラと同じだそうで、なるほど納得の造りです。

ラブコメ&ハーレムとしてはイマイチ。
最初からフラグのたっている幼馴染は別としても、ヒロインがデレていく過程がサッパリ理解不能でした。
なんか、いつのまにか好きになっている不自然さ。
こういう場合は、何やら事件やイベントの紆余曲折があって目からウロコで惚れられるのがお約束の流れですが、普通にバトルしてるだけで何故かフラグが立っていきます。
主人公は明るく直球なヤツで好感は持てますが、ツンがデレに転じるだけの魅力の描写が不足しています。
なんでそういう大事なとこ、手ぇ抜くかなぁ?

ストーリーとバトルは残念。
設定も展開も、ありきたりすぎて超つまらない。
秘宝やら主人公の出生の秘密やら定番的な王道になっていますが、何のヒネリも工夫も強調もないので、猛烈にどーでもよくなります。
バトルに緊迫感も皆無。話を進めるため(とエロのため)の作業としての戦闘の要素が強く、見応えもへったくれもありません。
また困ったことに、前半は気楽なバカアニメ風のところを見せておいて、後半に入って一気にシリアス展開。
シリアスといっても特筆するところもなく予定調和な展開で、むしろ序盤でみせていた主人公の明るく前向きな良かった所が完全に無くなるハメに。作風の温度差に戸惑うばかりでした。
ラストはそれなりに綺麗にまとめてあり、全体の構成そのものは悪くないのに、何か大きな娯楽性に欠いてる感じ。何なんでしょうね、これ?キャラ立ちは悪くないと思うのに、本当に記憶に残りそうもないくらい平坦で印象の薄い作品になっています。
やはり、肝心の話自体が面白くないのが最大の難点でしょうか。


結局、面白かったといえるのは、エロパワーを補充するために編み出した主人公の必殺技だけ。
アホな技ですがバリエーションも豊富で、他では真似できないオリジナリティに溢れてました。これは凄くいいw
ただ、その素敵技も出番があんまりなかったのが悔やまれます。

もっとアホバトルが見たかった・・・・
というか、そことエロ要素以外に面白味が見いだせないです、残念な事に^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

コメ、ではないラブ

異世界から現れた美少女と突然同居することになりバトルを繰り広げる、と言ってしまうといかにもありがちな設定に聞こえてしまうが、本作には類似設定の諸作にはない描写があり興味深く観ていたのだが、どうも「失敗したお色気アニメ」という評価が多いようで残念に思う。

{netabare}普通の高校生の日常にバトルが入り込むタイプの作品では、バトルが日常に影響しない設定を持ち込むことが多いが、本作では一応「結界」という設定はあるものの、基本的に主人公の生活は「バトルのある日常」へと移行することになる。

本作品は、異世界の描写として、画面全体に靄のかかったようなエフェクトを施し、クリアであった「現実」との対比で「異世界」を演出しているのだが、物語の中盤、異世界の侵攻を受けた「現実」にも靄のエフェクトがかかり、現実が変質してしまったことをビジュアルで表現している。

そして、このエフェクトは、物語の終幕に至っても、晴れることはない。

すべてのバトルや物語が収束して、以前の日常が同じように復活する、というラストは本作にはない。

事件に決着をつけ、恋人や幼馴染や、あまたの美少女たちとの楽しい(?)「日常」を取り戻した主人公がいるのは、依然として靄に霞んだままの、決定的に変質した現実なのだ。

一応、作中では、新しい世界の始まり、といったセリフがあるのだが、新しい=前向きで良いことを暗黙に含意したような説明は、いかにもとってつけたようでアリバイ作りのように聞こえる。全面にカビの生えたようなエフェクトの印象が表しているのは、単に、変質であると解釈した方が作者の意に沿っているのではないだろうか。

異世界の少女の出会いから始まった主人公の生活と日常の変質は、ついに世界全体の根本的な変質へとたどり着く。

だが、ラノベ的な設定などなくとも、ごく普通の人間であってもこのような変質は誰でも迎えているのではないだろうか。
たとえば恋愛の経験において。

ボーイ・ミーツ・ガール

ごく平凡な人間であっても、恋愛にとらわれた途端、自分や世界の意味が決定的に変化することを経験するだろう。
恋人とともに生きる世界は、かつて自分が知る世界とは全くの別物で、新たな生を受けたかのように感じるはずだ。(たとえ片思いでも同じことだ)

ガール・ミーツ・ボーイ

変質した世界の中で、勝ち取った「日常」を楽しく生きる主人公、良介の姿に、作者は当たり前のラブストーリーをぴったりと重ねて見せたのだ、というのはひねくれすぎた観かただろうか。

オープニングの最初と最後のカットを見ると、そうひねくれているとも思わないのだが{/netabare}

もっと高く評価されていい作品だと思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
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