花火大会TVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の花火大会成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の花火大会TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.1 1 花火大会アニメランキング1位
さんかれあ(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (2267)
12323人が棚に入れました
紫陽町に住んでいるゾンビ大好き高校生降谷千紘は、夜ごと怪しげな古文書を片手に、事故死した飼い猫ばーぶの蘇生を試みていた。ある夜、蘇生秘薬を作っていたいた千紘は、川向こうのお嬢様高校に通う美少女、散華礼弥が父に対する恥ずかしい不満を古井戸にぶちまけるところを目撃してしまう。千紘の実験に興味を持った礼弥は、千紘と共に紫陽花の毒を使った秘薬を作成、実験に成功するが、2人とも失敗したと思い、翌日にばーぶの葬儀をすると約束した。礼弥は夜中に出歩いていたことが父親に発覚し家に閉じ込められてしまう。悲嘆した礼弥は、密かに持ち出していた秘薬を「毒が含まれているから」と、蘇生と逆の効果を期待し、服薬してしまう。

翌朝、結局死ぬことができなかったと悲嘆にくれつつも、千紘との約束である「ばーぶの葬儀」に参加するため家を抜け出した礼弥は、その途中で父に遭遇。父の振るった鞭に打たれて崖から転落してしまう。その一部始終を目撃した千紘が駆け寄ると、砂ぼこりの中から礼弥はゾンビとなって起き上がった。ゾンビとなった礼弥は降谷千紘の家に居候し、千紘にとって憧れであったゾンビとの共同生活が始まったのであった。

声優・キャラクター
木村良平、内田真礼、矢作紗友里、井口裕香、荻野晴朗、斎藤志郎、石塚運昇、浅野まゆみ、林沙織、岩瀬周平、福圓美里
ネタバレ

アイコン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

サンゲリア充。

原作未読。

ゾンビ特集第三弾は、
ゾンビとの恋愛物語という
異色のラブコメアニメ。

H.O.T.D、ぞんぞんびよりと
ゾンビアニメは尽く期待にそぐわず
儚く散ってきているので、
あまり期待を抱かずに
視聴させてもらった作品。

そのせいもあってか、
中途半端なところで終わったものの
意外と楽しめたかなという作品。

全体的にテンポが遅く、
話があまり進まなかったので
少し断念しかけましたが、
なんやかんやで後半からは
話には引き込まれました。

でも結局、物語の根底?
といったものが明かされぬまま
(秘薬の出どころやジジイの正体とか)
終わりを迎えるので、
かなり消化不良。

ゾンビとのラブコメといっても
『コープスブライド』みたいな
ぶっ飛んだものでなく、
綺麗なゾンビラブコメなので、
大衆的には見やすい作品となっている分、
個人的にもう少し
インパクトが欲しかったかな、
というところ。

テンプレ的なラブコメも別に
嫌いではないのでいいのですが、
せっかくの特異な設定を
あまり生かしきれていないので
全体的に印象に残らない
地味な作品となってしまってるのが
自分には痛いかな。
せっかくのゾンビっ娘設定なのに。

まぁ、物語の雰囲気は結構好きです。
かなり作画も綺麗ですしね。
そんな綺麗な世界観だからこそ
あまりぶっ飛んだものに
出来なかったのかもしれませんが。
(そのわりにジジイは異常に
ぶっ飛んでやがるけど(笑))

音楽も悪くはないですが、
印象には残らなかったかな。

声優さんは普通に
良かったと思います。

結局総評すると、
またまた中途半端だったかな。
やっぱゾンビと
アニメは合わないのかな……。

とりあえず、
2期に期待、とだけ。



ってなテキトーなレビューを
書き終えたところで……。

ここからが本質。

なにかと言うとこの作品、
いろんなところにゾンビものの
オマージュが隠されています。
それもかなりの数。
自分はまだ全て把握しきれてませんが、
見つけただけでも結構な数がありました。
それを見つけた時のよくわからない
嬉しさが気持ちいいのなんのって(笑)

そういった隠し要素?
みたいな部分を探すのが
ホラー映画好きとしては
すごく楽しいです。
正直本編よりこっちの方が……。
いや、何でもありません。

しかも驚くべきは、
主人公はゾンビ映画好きという
設定のはずなのに
主人公の部屋には
ゾンビでないホラー映画の作品まで
オマージュされたグッズが
置かれているところ。

お前ゾンビ映画だけじゃなかったのな。

原作にも同じような
オマージュが隠されていたのかは
知らないですが、
それでもアニメスタッフの
ホラー映画愛が感じられます。

なのでここから下には、
にわかホラー映画ファンの
自分が気づいた、覚えている範囲の
作品のオマージュの数々を
書き綴っていきます。
少し強引な押し付けもあるかも。
絶対にこれ以外にもオマージュは
存在するので、
ホラー映画好きの方は
是非探してみてください。

別にどーでもいい方は
ここで切って構いません。

登場人物の名前にも
元ネタがありますが、
それはWikiに載ってるので
ここでは省きます。

{netabare}◆劇中のシーン

・第一話の冒頭で、
ゾンビっ娘との
萌えシチュを妄想していた時、
主人公が白いシャツに
赤いネクタイという格好で、
手にはクリケットを掲げていましたが、
あれは『ショーンオブザデッド』
という作品の主人公、
『ショーン』を模した格好。

・ばーぶに秘薬を投与し、
後にクーラーボックスから
生き返ったばーぶが飛びだす、
というシーンがありますが、
多分死霊のしたたりへのオマージュ?
(死霊のしたたりでは
生き返った猫が冷蔵庫から
飛び出してくる、という
シーンがありました)

・礼弥と千絋が一緒に
ショッピングモールへ買い物に
出掛けるシーンがありますが、
多分数あるゾンビ作品へのオマージュ。
(ほとんどのゾンビ作品には
ショッピングモールが付き物)



◆千絋の部屋の棚に置いてあるグッズ


・マイケルマイヤーズ
(映画『ハロウィン』)っぽいマスク

・ジグソウ
(映画『SAW』)っぽいマスク

・ジェイソン
(映画『13日の金曜日』)っぽいホッケーマスク

・レザーフェイス
(映画『悪魔のいけにえ』)っぽいマスク

・ゴーストフェイス
(映画『スクリーム』)っぽいマスク

・チャッキー
(映画『チャイルドプレイ』)っぽい人形


◆主人公の持っているDVD


・Zombie
(映画『ゾンビ(邦題)』)

・サンゲリア・ウォーズ
(映画『サンゲリア(邦題)』)

・Shandy of the dead
(映画『ショーンオブザデッド(Shaun of the dead)』)


◆千絋の部屋の壁紙


・Dance of the dead
(映画『ダンスオブザデッド』から?)

↑これはタイトルが直球すぎて
オマージュなのかどうか……。



◆劇中で流れていた作品


・第一話で
「墓場でブロンドの女性が
ゾンビに追いかけられる」
というシーンの映像が流れましたが、
『ナイトオブザリビングデッド』
へのオマージュ?
押し付けかもしれない。

・中盤の方で
「両親の寝室に娘が入ってきて、
「どうしたの?」と
呼び掛けたらゾンビ化した
娘が襲いかかってくる」
というシーンが流れますが、
リメイク版『ドーンオブザデッド』
へのオマージュ?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

狂気からの脱却…

この作品の原作は未読ですが、内田真礼さんがメインヒロインのCVである事を知り、あにこれでの総合得点も高かったので視聴に踏み切りました。

視聴するまでタイトルの「さんかれあ」の意味が謎でしたが、1話目でメインヒロインの名前である事が分かりました。これですっきりしたのですが漢字で「散華礼弥」と書くのを知った時には少し複雑な思いがしました。

「散華」という言葉に正直あまり良いイメージがありません。
供養のために花を撒き散らす事…戦死を美化した語…
でも私の中で「散華」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「結城友奈は勇者である」です。
何も分からないまま突然押し付けられ、一生懸命頑張ったご褒美は損失…
それでも世界は容赦が無くて痛みは増すばかりですが、みんなで真っ直ぐ前を見据えています。
そんな彼女たちの勇姿に何度も号泣させて貰いました…
名乗りを上げる姿…魂の叫び…今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。

散華という言葉に良いイメージはありませんが、れあちゃんはそれらを加味しても余りあるほど可愛らしく良い子だったと思います。
ただ…生まれた家が悪かった…裕福で欲しいモノは何でも手に入る…
その代わり彼女が失っていたのは自由でしたけれど…
彼女の自由を奪った諸悪の根源は父親である散華 団一郎です。
わが娘を溺愛するのは許容範囲としても、彼の言動は明らかに常軌を逸していたと思います。

彼女の秘密は古井戸に父親への不満をぶちまける事…
父親の言動を鑑みると、ささやかな抵抗でしかありませんが、彼女の行動がもう一人の主人公である降谷 千紘との出会いに繋がっていた…と考えると運命を感じてしまいます。

千紘くん…ゾンビが大好きなゾンビマニア…ここまでなら私も理解できます。
けれど一体何なんですか「ゾンビ萌え」って…?
そもそも「ゾンビ」と「萌え」は同列に並ぶ言葉じゃないだろうに…
ゾンビの彼女との交際を夢見てる…なら一生夢を見ている事確定じゃありませんか…
でも「好き」って時々とんでもない軌跡を起こしてくれるんですよね。
ゾンビ萌えの千紘くんは…何と亡くなった飼い猫をゾンビとして甦らせる秘薬を作ってしまったんです。
これだけでもビックリなのですが、この物語で本当に驚くのはココからです。

れあちゃんと千紘との出会い…お父さんである散華 団一郎は面白いはずがありません。
娘に更なる足枷を…もう二度と家から出ることを許さないぞ…と鼻息荒いお父さん…
れあちゃんは警察に駆け込むできだったのかもしれません。
お父さんのやろうとしている事って監禁と何ら変わらないんですから…
それでも事の顛末はお父さんにとって最悪な結果が待ち受けていたのです。

でもこれは本当にお父さんにとって最悪だったんでしょうか…
だって外見は瞳の色が少し変わっただけ…何も変わっていないんです。
これまで通り溺愛を続ける事だって選択できたろうに…
もし、この選択が自分のこれまでの行いを罪と認め、れあちゃんの事を本当に思ってなら父親としての成長と受け取れなくはありませんが…

むしろこれから大変なのはれあちゃんのはずなんですけれど…
きっと彼女はそんな事微塵も思っていなかったと思います。
なにしろ目の前には夢にまで見た普通の女の子らしい生活が広がっているのですから…

そんなれあちゃんに千紘はどの様に向き合っていくのでしょうか。
二人の繋がり…についてはネタバレになるので、気になる方は本編でご確認下さい。
れあちゃん…CVが内田真礼さんである事も相まって、その可愛らしさにぞっこんになるまでそう時間は必要ありませんでした。

それでもこの作品で気になる人がもう一人…
「わんこ」ちゃんこと左王子 蘭子です。従弟で幼馴染というヒロインにとっては最強のカードを携えて玉座に君臨している彼女…
千紘がゾンビ萌えじゃなかったら間違いなく展開が変わる存在になっていたでしょう…
彼女だってまんざらでもない様子でしたし…
でも最強のカードの切るのを躊躇したのは彼女が本当に優しく相手を気遣える子だったから…
私の中で見ていて一番胸の痛むキャラでした。

オープニングテーマは、nano.RIPEさんの「絵空事」
エンディングテーマは、myuさんの「Above your hand」
「絵空事」は是非覚えたい歌になりました。

1クール12話の作品でした。作品の連載中の放送だったので、物語としては完結していません。
連載完了後のアニメ化…最近では「うしおととら」「寄生獣」が良い例ですが、こういう良い作品をもっとアニメ化しようとする動きがあれば良いのに…と思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

『りびんぐでっど!』厨 vs 『さんかれあ』

チャンピオンで連載してた『りびんぐでっど!』が大好物で、ひとつくらいはゾンビなアニメも観ておこうと選んだのがこれ。

シュールで乾いた笑いのグロテスクコメディを期待していたのだけれど、蓋を開けてみたら割とふつーの、やや薄味なラブコメ以外の何物でもなく、早い段階で『りびんぐでっど!』はすっぱりあきらめました。
戦ってる土俵が違いすぎるw


で、これはこれで、いいよね。

脇役キャラの設定がいちいち古くせーとか思いつつダラダラと流していたら、いつのまにかそれなりに面白くなってきて、それなりに最後まで観てしまった。各話の出来もそれなりに安定してる始末。
正直、悪くはなかった。

ただ、けっこう退屈なんですよね。
途中からどんどんゾンビ色が薄くなってきて、あれよあれよと普通の恋愛話・家族話にシフトしていってしまう。ヒロインが生者でない、という点はきちんと意識した筋運びになっているのだけれど、突き抜け方が足りない。もっと積極的にゾンビ設定を生かした、豪快な二転三転がほしかったところ。そこだけは寂しく思った。


●走れる主人公像
{netabare}
わりと良かったのは主人公の描写でしょう。

彼のプライオリティは明確で、恋愛うんぬんよりもまず礼弥の肉体を腐敗から守るという点にあります。言い換えれば「彼女の生活を守る」ことを第一に考えている。

これは、ちょっとほめてあげたい。
彼のキャラクター性を結婚に喩えるならば、彼は恋人と結婚するために自分を磨くような男ではないんです。結婚するための「資金を稼ぐ男」なんですよ。この違いってマジ大きいですから。置かれた状況を冷静に見つめて、今いちばんやらなきゃいけないことに奔走できる人物として描かれています。
その点では、マッドサイエンティスト気質なとこも含めて、シュタゲのオカリンなんかと通じるところがありますね。スケールは劣るけども。

完全なる私見ですが、この手の、「普段は自分の世界に没頭しているが、いざという時は迷わず必要な奔走に身を捧げることができる主人公」というのは、視聴者の性別・年齢・アニメ歴を問わず、ここ数年でもっとも広く支持されている鉄板なんじゃないかと考えています。ギャップ系の一種ですね。

ただ、本作の主人公はゾンビ萌えのくせに、夢にまで見た念願のゾンビっ娘が眼前に現れたにもかかわらず、あまりにも悶々としなさすぎなのだ。アンジェリーナ・ジョリー好きの前に本物のアンジェリーナ・ジョリーが半裸で現れたのに、のんきに茶飲み話でもしてるようなノリなんである。この際ポーズでもいいから、ちょっとくらい狼になれよ、と。

また、主人公の口から「なぜゾンビが好きなのか」について熱く語られるくだりが一切なく、結局のところ「ネコミミ萌え~」「熟女スキー」てのと同レベルの印象しかなかったのも残念なところ。どうせフェチ路線いくなら、もっと深い性癖の暴露があってもよかったのではないか。
「アジサイを排泄するとこ見せてよ~」って詰め寄るアンタ、輝いてたよ。そういうのがもっとあってもよかったんじゃないか。
{/netabare}

●ゾンビ性愛ってなんだろう

このゾンビ愛好なる極めて特殊なフェティシズムが、いかなる精神の発露なのかってことになると、ちょっとばかし興味深くはある。

本作の場合、
{netabare}
・睡眠の必要がない
・汗はかかない(涙も出ない)
・排泄はしない(特殊な経口排出はある?)
・脳のリミッターがはずれて馬鹿力が出る
{/netabare}
というゾンビ説明がなされますが、肝要なのは「新陳代謝が欠落する」という点じゃないかと推測します。言い換えると、恒常性維持を放棄した、生物としての「暫定的な完成」に何かしら美的なものを感じるのかなと。

動かないだたの屍体じゃダメなんだよね、きっと。それだとネクロフィリアになるので。あくまで活動をする物体でなければならない。
なおかつ、その態様における完成性は暫定的である必要がある。放っておくと腐敗する、というのも大事なポイントなんでしょう。そして、「生物的な」という点において、ロボットやアンドロイド愛好とも一線を画する。

なんかもういろいろ深すぎます。殺しても死なないタフさに対する憧れとかもあるのかもしれません。ますますわからん。
まあ世の中、腐敗→白骨化という「肉体の変容」を愛でる奇特な方もいらっしゃるので、ゾンビ愛好ごときはディープさからいえば序の口なのでしょうが。


私にとって初めてのゾンビアニメ『さんかれあ』。
ソツなく及第点が取れている爽やかな良作でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

67.5 2 花火大会アニメランキング2位
フレームアームズ・ガール(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (291)
1195人が棚に入れました
ある日の早朝、普通の女子高生あおの元に届けられた謎の小包。
開けるとそこにはフレームアームズ・ガールと呼ばれる完全自立型の小型ロボット「轟雷」が入っていた。

おもちゃだ!プラモデルだ!

しかし轟雷はただのフレームアームズ・ガールではなかった。

通常の人工知能以上に高度な、人格を有する人口自我、AS(アーティフィシャル・セルフ)を搭載した最新型の試作機だったのだ。
しかも轟雷を起動できたのは世界中であおたった一人。

バトルデータを収集し、感情を学んでいく「フレームアームズ・ガール・轟雷」。
フレームアームズ・ガールの知識0(ゼロ)の「少女・あお」。

かくして、あおと轟雷、少女とフレームアームズ・ガールの奇妙で楽しい、きゃっきゃうふふな日常がスタートする!


主人公「あお」と「轟雷」たちFAガールたちの日常生活と成長する感情のストーリー!

声優・キャラクター
日笠陽子、佳穂成美、綾瀬有、長江里加、山崎エリイ、山村響、樺山ミナミ
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

かつてプラモ少年(非モデラー)だった人の感想

2話までの感想
{netabare}てっきり武装神姫の新シリーズかと思ったのだけど、関係ないの?
スカイガールズとストパンみたいに紛らわしいことによく顔を出すなぁ、島田フミカネって。
いや、そういいつつ実は世界繋がってました~とかやるんじゃないの?(願望)

内容は…うん、現時点では武装神姫なのでこれといって感想はナシ。{/netabare}

6話までの感想
{netabare}5話まではキャラ紹介って感じだったのかな。
次から次へと新たなフレームアームガールズが加わり、どいつもこいつもなし崩しでアオの家へ居候することになる。
ってことでマトモに話が動くのは6話からかな~と思ったけど、これまで通り日常生活を描くのみでした。
別にそれは良いのだけど…どうしても武装神姫のイメージを引きずったまま見てるせいか、その作品の社会での立ち位置が見えないのはどうもシックリ来ない。
要は武装神姫からの設定を拝借するなら「世間ではフレームアームズが大流行で、オモチャ屋には本体やパーツが並び、ちょくちょく大会も行われてる」…くらいは描いて欲しいなぁ。
そうでないとお買い物の回とか、酢はちゃんと代金を支払えたのかどうか気になって仕方ない。

それと童心に帰ってプラモにハマってた頃のつもりで見てみると、一応そうは描いてるけどまだまだピーキーさが足りないような?
ゴウライは空を飛ぶのを捨てて地上戦用特化なのだから、もっと重量級を意識してもいい気が。
相撲の回とか、空戦用がいくらぶちかましをかけてもビクともしない(場合によってはゴウライ無傷で空戦機体が壊れる)とか、掴むことさえできれば負ける要素が無いとか。
ってかそれくらい差がないと空戦用が圧倒的に強すぎる気が…。
あ、それとパーツ換装ね、他の機体との。
コアファイター挟んでガンタンクダムにしてみたり、エルガイムにバスターランチャー持たせたくて買いたくもないバッシュのプラモ買った人は少なくないハズ。
(さすがにアトールⅤの再現はできませんでした、お小遣いがねぇ…)
古くは変身サイボーグ、現代でもねんどろいどがそういった「楽しみ方」で需要を満たしてるんじゃないのん?
…って、そこら辺ってビルドファイターでやってるんだろうか?自分そっちは全く見てないので。
折角模型屋が原作なんだからもっとそっち寄りの魅力を前面に出しても良い気がするんだがのう。

一方で誉める点。
バーゼラルドがストパンのハルトマンとルッキーニを足したようなキャラで(それがパクりだと非難してるワケではない)、ブレパン見てた時「なんか足んないんだよなぁ」と思ってたのはコレだと気付けました。
トラブルメーカーって言っちゃっていいのかな、それでいてムードメーカー的なキャラの配置は重要だなぁと思った次第。
本作だとどのキャラもトラブルメーカーになりえる感じだけど。{/netabare}

9話までの感想
{netabare}↑の6話までの感想にて換装してくれないかなーと書いたけど、どうやらアオ宅に居るFAGはどれも特注品らしく、装備も専用のでないといけないらしい。
って設定が明かされてガッカリしたと思ったら…8話で装甲強化したゴウライキター!
更にアーキテクトがフレズヴェルクに化けたシミュレーションなので実戦ではまだどうなるか不明だけど、取っ組み合いをしてパワー勝ちしてるし!
ゴウライはもっと重量級・パワータイプにしてくれんかのうと書いたらホントにそれが実現してしまいました。
雑誌の月間あらすじとか公式予告とか見てないですよ?
いやぁ驚いた。
っていうかさすが模型屋というべきですね、何が望まれてるかちゃんと把握してたのねー。

ってことで評価がドドンと上がったところで話は戻って7話…モ、モグタン!?
ゴンとオリーブも含めればかなり長いこと放送されてたのでマニアックとはいわんけど、3Dを実写パートになぞらえて、工場見学パートをアニメでやる辺りなかなかニクい演出。
できればナレーションは局アナにやって欲しかった…というのは贅沢な望みか。
でもって9話では鬼公園ネタ。
色んな作品のロケ地になってるそうでこれまたマニアックとはいわんけど(普通のご当地ネタかと)あんなにグッズは出てないよね?
ってか昔リアルで何度か通り抜けたことがあるけど、立川周辺はもっと散策すれば良かったなぁ…当分行く用事無いよ。
そして病状を聞いた時の反応で「一回関節外して~」と言ってるので、ああやっぱりそういうことができる設定なのねーと思いつつも多分実際にそうやるシーンは見せないんだろうなぁ。
残酷表現に引っかかってしまうんだろうか、バラバラに分解した姿は見せてくれないんだよなぁ、武装神姫もそうだった。
そこから組み立てなおしてガンタンクダム状態とかやって欲しいんだがのう。{/netabare}

12話までの感想
{netabare}まず11話、あおがフレズベルクに会うべく本社へ…って近所かよw
しかも恐らくアポなし。
「試供品送った客(唯一ゴウライを起動させた重要人物)が突然本社へやって来た」となれば、すわクレームかと社員は色めき立ったと思うのだが、相手があおで助かったな。
あっさりフレズベルクと面談できて「あれ?」と違和感をあまり抱かないのはこれまであおを能天気なアホキャラとして描いてきた功績かと。
でもって最後のフレズベルク暴走シーン…ちょ、ウイルスファージww
「なにかに浸食されてる」ってのを絵で表現するなら、これ以上分かりやすいのは存在しねーだろってくらいの潔さ。
親切心なのかヤケクソなのかもーワカランぞ。

そして12話。
↑でエルガイムのアトールV(ウルトラマンのタイラントの方が通じる?)のことを書いたけど、それが最終回で実現んん!!!
腕外したり首もげたりするのがNGであるなら、恐らく作中の描写が精一杯のキメラモード。
おおお、わかってるねぇ。

こ れ を 見 た か っ た ん だ

もし自分が未だプラモ少年だったら全キット集めて再現目指さずには居られなかったと思います。
または、既にキットを持っててゴチャゴチャ組み替えて遊んでたらそれが本編で実現して大興奮だったかと。
これで更にあの形態が可能なのはパワー自慢のゴウライだけってことなら大歓喜だけど、そこまでは説明されませんでした。
ってか…金ピカ…だと?
金ピカ…メッキ…ハイシャルタット専用ウィンガル…うっ頭が(※)。
とはいえ、CGで金属を表現した時ってあり得ないほどテカテカしてるのをよく見るけど、この作品はかなり自然に描かれてました。
(気付いてないだけで最近のCGはこれ位普通にできてる?)

でもってラストのステージシーン。
実は今まで書かずにいたけど、秘かに期待してたことがありまして…。
それは「実物のキットを使ったコマ撮りシーン」をやってくれないかなー?というもの。
ガンプラでアニメのダンスシーンを再現した動画だったかを見かけたことがあるので、もし踊らすことがあるならあんなのをFAGでやらんかなぁ?と思ってたり。
なので最後のステージシーンがCGだったのはガッカリ…と思ったけど、いや待てよ?
これは…「キミも実際にキットを買って作中のダンスを再現させてみよう」って意図なのかも?
さすがにそこまで動画を追う気力無いけど、居そうじゃない?ってかもう居たりして??
そういう人に向けたメッセージかあれは、と思えばなるほど納得、CD売りたいとか大人の事情もあるんだろうけどうまく作品コンセプト(キット売りたいってのも大人の事情ではあるのだけど、これはもう最初から提示されてるコンセプトかと)に落とし込んだなぁと思います。

それとこれは自分語りになってしまうけど…自分はプラモは動かしてナンボと思ってます。
関節ダルダル接合部カパカパになるまで動かし倒して最後は空気銃の的…がプラモの一生かなぁ、と。
ヤマトのプラモならまだしも、ロボットでわざわざ可動部分があるんだから動かさなきゃ勿体ないというか。
(なのでプラモのコマ撮り動画は究極形態だと思ってます)
で、そのことを友人に話したら、どうやらリアルのFAGは動かそうとするとパーツがポロポロ取れてしまいそういう楽しみ方は困難なんだそうな。
「現実はそんなものかー、残念だなー」と頭の片隅に置きながらアニメを見てたら、ドローンに運ばれるゴウライを追おうとしたフレズベルグが、燃料切れだかで地面に落ちてあっさりとパーツが取れてしまうシーンがあったり。
「ナルホドこうなっちゃうのか」と思うと同時に「え、そこでリアルネタ入れるの?」とビックリ。
現実と空想の匙加減が絶妙というか…さすが原作コトブキヤというべきか、しっかりキットとしての性質を描いてて感服しました。
(ってか友人から実際のFAGのこと聞いてなかったらそのシーン何も感じなかったと思う)
FAGコマ撮り動画で「動く度にパーツが落ちる轟雷」なんてのあったらウケるんじゃないかな?



ガリアンの敵メカ。
全身銀ピカって設定でプラモデルもランナーの状態からメッキ加工済み。
接着剤効かないヤスリかけられない塗装できない、で当時の自分は「こんなの作れるか!」と投げ捨てた苦い記憶が。
自分はただのプラモ少年で“モデラー”に足を踏み入れずに卒業しちゃったのだけど、モデラー的にはメッキ処理って面白いのだろうか?
(百式やナイトオブゴールド見るに){/netabare}

総評
{netabare}「自分が未だプラモ少年だったら~」って視点(つまり玩具の販促アニメ)で見ると、痒いところに手が届くというかよく分かってるじゃんと感心するというか、ニーズをよく理解した出来だったと思います。
モデラーじゃないので断言はできないけど「モデラー心をくすぐる」って表現がシックリ来るかな。
まぁ腕外したり首もげたりして欲しかったってのはあるけど…これは仕方ないか。
スポンサーが作品の内容に口出すとロクな結果にならないことが多い中、これは非常に上手く行った珍しい例かと。
(コトブキヤがどこまで口出ししてるのかは知らないけどね)

一方でバトルモノだったり社会描写モノとして見ると、まー緊張感が無いこと、ワザとだろうけど。
早めに「そういうアニメじゃないですよ」と示してくれれば良かったのだけど、暫く自分は戸惑ってしまいました。
だってさぁ、エンディングでオモチャ屋の売店と思われるシーンあるじゃない?
本編でそれ出るんだろうなーと予想してしまうのは仕方ないと思うんだが…。
そうそう、エンディングで思い出したけどオープニングの方、分身したアーキテクトに囲まれてるシーンを見て「量産機(市販品)相手に多対一の戦闘もあるのかなー?CGだったら楽そうだし」と思ったけどそれもありませんでしたね。
登場したFAGはどれも試作品らしいので、市販品との違いなんてのも見たかったかもー?
もし続編が出るようなことがあれば、そこら辺に期待でしょうか。


余談
バーゼが金髪なんだか銀髪なんだかよーワカラン。
アニメ見るだけだったらプラチナブロンドって解釈でいいんだろうけど、公式のキットの写真見てみると黄色…う~ん?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ダイレクトマーケティングも愛があってこそ

監督が好きなというか個人的に注目してる人だったので視聴、と思いきやフレームアームガールズ達の
柔らかで丸っこいキャラデザ、それ以前にOPにいきなり拝めるパンチラならぬパンもろ
どこかで見たノリだなと思いきやキャラデザは島田フミカネ氏というビッグネームでしかも作中で活躍する
プラモも同氏のデザインで実際販売され詳しい経緯は知らないがその販売元の肝いりで今回のアニメ化まで
こぎつけたらしい。

なのでこのアニメは販促色が濃くアニオタにとってそういうのっていい予感がしないもんなんですが意外や意外
面白いですよこれ。(実写化でもアニメでもムーブメントを作りたいのか原作売りたいのか知らんけど宣伝に
予算をかけて制作陣も下請け的に無感動に作った作品ほど見てて萎えるもんはありませんからね)

{netabare}

愚痴はさておき実際このアニメは販促色が濃い、濃いがだからといってダメなわけでは決してなく
プラモ素人のあおちゃんと一緒にプラモの組み立てからそのプラモが出荷されるまでの様々な工程などを
一緒に学んでいくチュートリアル的機能もある作品。
自分はプラモいじりの趣味はないがオタ知識には無関心でいられなかったし知らなかったからこそ
一昔前に流行ったクイズ番組での工場見学のような知的好奇心がくすぐられる感じもあり(実際に
工場見学パートもあったしね)その道の人には物足りなかったであろうが初心者の自分としては
楽しく学べました。




そして個人的にはこちらの方がより楽しめた最終的にフレズヴェルクも含め8体の主要なプラモが
登場するがその彼女たちが各イベントやハプニングて巻き起こす掛け合いや会話劇。

色んな意味で純真無垢で感情を学ぶという設定にふさわしい轟雷
逆に今時珍しいテンプレートなツンデレでこのメンバーの中ではむしろ常識人の突っ込み役スティレット
一見おバカだが実は頭がいいデレマスでいう杏ポジ、バーゼラルド
変態お色気枠マテリア姉妹
古風だが頑固で融通がきかない実はトラブルメーカー迅雷
ググる枠で優等生なアーキテクト
そして終盤登場し緊張感を与える戦闘狂フレズヴェルク
そして忘れちゃいけないイベント好きで金にがめついのも含めて生活感のあるいい子源内あお
(デフォルメたっぷり属性盛り盛りの子もいいけどAチャンネルのユー子とか最近では天使すぎるきらいがあるが
ガヴドロのヴィネットちゃんとか実際にそんな人は現実にいるのか、いたとしてお近づきになれるかは
いったん置いといてこういった実際にもいそうなデフォルメ控えめないい子っていいよね( ´∀`)b)



そんな今時珍しくはない属性のキャラたちだが少ないシーンでのキャラクターの個性の際立たせ方を心得てる
印象でどのキャラも来てすぐ覚えられたし大爆笑ってわけじゃないが所々クスリとさせるようなギャグセンスは
流石、正直あおちゃん役の日笠陽子以外は新人らしくあまりうまく感じられないんですがキャラが生き生きした
脚本を見ているとそれすら好意的に感じてしまう不思議。
こうなってくるとアイマスのようにいろいろな組み合わせのカップリングやユニットを妄想したくなるが
最終回のライブシーンはその兆候か、それもこれもキャラとしての土台がしっかりしていればこそ。
感情を学んできた轟雷が後半恐れや不安などといったマイナスな感情も出すようになったという
描写が軽いタッチながらも盛り込まれていてそういうとこまで踏み込むのは個人的にポイント高かったり。


しかも舞台は資本元のコトブキヤのお膝元立川市ということで街並みや背景はもちろんのことさりげなく名産品を
作中に入れてみたりご当地アニメの側面から見てもぬかりなく肝心の内容も面白かったしプラモに関する描写も
愛があるかは本人にしかわからないが少なくともしっかり下調べしてから作品におこしている印象で
やらしい話スポンサーの意向にも沿ってるしこれからプラモを始めたい人にとって入口としてふさわしいアニメ
これぞまさにプロの仕事。
(個人的にたまにある百合、またはフェチズムを感じさせる艶めかしい描写も好きでしたヾ(*´∀`*)ノ)



このアニメの監督どこまでが監督の功績かわかりませんが今までクレジットされてる作品をざっと見ても
個性を押し出すタイプじゃないが原作の魅力をよく引き出せてる印象の作品が多く今回の件でますます
好きになりました(∩´∀`)∩



特に印象に残ったのは6話の怪談話は画面越しだが思わずぞっとした
あんなうっかりミスやろうもんなら自己嫌悪でその夜眠れない(((( ;゚д゚)))
プラモに限らずコレクターにとって使い込まれた各用具というものは愛着沸くしコレクションの一部なのです。
高価なものならなおのこと
そんな知識だけじゃなく心理まですくい取ってるところも本作の美点




最後にふとした疑問なんですけど自分はプラモをいじる趣味はないんですが昔いじってる奴眺めてたのと今回の
アニメで気付いたんですが昔は塗装は買い手の裁量に委ねられていてクリエイターと買い手共同の作品という
印象だったんですが今回出てくるプラモはみんな塗装済みで買い手は組み立てるだけなのでクリエイターの作品
というウエイトが大きくなってるのかな?誰か詳しい人いたら絶賛メッセ募集中です(/・ω・)/

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今期(2017春)のダークホース ~シガラミの少ない、清々しいまでの販促アニメ~

[文量→小盛り 内容→感想系]

原作が「プラモデル」ってのは変わってるね。まあ、ガンプラを原作にした「ビルドファイターズ」は面白かったし、やりようだよね(自由度はかなり高いはず)。

【総括】
「どうせ、美少女プラモの可愛い仕草を観て、ブヒブヒ言わせるだけのアニメでしょ? 販促目的の低クオリティアニメでしょ?」なんてナメた態度で視聴開始しましたが、いや~、良い意味で予想を裏切られました。

バトルものの側面もありますが、わりと日常ギャグよりで、そのギャグがなかなか面白い。面白いというより、微笑ましい!

これは「食わず嫌いは勿体ない作品」だと思います! 今期(2017春)、一番のダークホース(期待以上に面白かった)でした!

(まあ、元の期待値が低かったというのはあるけどねw)

《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
販促も、飛び抜けると面白い! が、現実はただのプラモな(バトルが出来ない)わけで、本当に販促になってるのかな(笑)? まあ、知名度は上がったか。

バーゼの天然に見せかけたやや黒い性格と、白黒姉妹の漫才、あお の拝金主義(なのにちゃんと優しい)で現実味のある性格が良かった!

個人的には9話(風邪回・夢回)が一番好きだった。プラモ原作の自由度(なんでもアリ)をフル活用していましたね。キャラが良いからできる変化球回。あと、7話の反則的販促回w や、最終話のメチャメチャな感じも好きだった。なんか、制作も楽しんで作っているんだなというのが伝わる、良いアニメでしたがたね♪
{/netabare}

【余談 歴史上No.1のバトル玩具システム】
{netabare}
今まで日本では、様々な玩具が発売されました。その中で「戦い」をメインにしたもので、私が思うNo.1の玩具(システム)は、

「バーコードバトラー」

という玩具です。知ってますか?

これ、市販の(何でも良いので)商品のバーコードを切り取って厚紙とかに貼り、「バーコードバトラー本体」で読み取ると、そのバーコードに応じて「攻撃力」や「防御力」が決まり、カードゲームのように戦えるという商品です(まあ、モンスターファームと同じ理屈です、って、モンスターファームも知らないかw)。

バトル自体にはさほど工夫はなく、そこは面白くなかったです。でも、とにかく面白かったのが、「強いバーコード探し」という遊びでした。まるで、宝探しのような楽しさ(んで、バーコード貼った紙に、自分で絵とか数値を書いて、カードっぽくしてたw)。

この遊びの良さは、とにかく「親の経済力に左右されにくい」という点です。だって、「1万円のラジコンのバーコード」に、「30円の駄菓子のバーコード」が勝つこともザラですから。

だから私たちは、ムリヤリ毎回違うお菓子を買ってもらったし、親が買い物に行ったら、ごみは全部もらったし。たまに旅行に行き、地域限定の商品を買ってもらうときは、2倍の喜びでした。

いや~、あの、新しいバーコードを試す時のワクワク感と、それが弱かった時のガッカリ感、鬼強かった時の喜び、たまらなかったな~。

「ゴミが玩具になる」なんて、すげぇECOな商品で、今の時代に超マッチしてるとも思います(けど、結局、販売元が本体の分しか儲からないから、生産中止になったけどね)。

ただこの「バーコードバトラー」、今、売ってもダメでしょうね(アプリ版もあったようですが)。【バーコードバトラー 最強】とネットでググって、Amazonでポチっとやって、すぐにみんなが最強になれちゃうから……。(まあ、当時も改造バーコードとか流行ってから、つまんなくなりましたね)

あぁぁ、あの「え~! ナニソレ!? そのバーコード超強いんだけど! 何のバーコード? ねぇ、教えてったら、教えてよ!」「うーん、ダメぇ~♪」「ケチ! マジムカつく!」という友達とのやり取り。あの「自分だけが知っているという優越感」。今の子供は経験できないんですねぇ(何事においても)。

調べれば何でも分かる時代。恵まれてるんだか、可哀想なんだか……。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
丁寧なプラモデルの説明ですね。嫌いじゃないです(こういう導入系アニメ)。

2話目
やはりの百合展開。三者三様。キャラがたってきましたね。

3話目
武器庫(笑)? いや、語尾w ヤギに小便かけられるヒロインってw Aパートの伏線を上手く使う展開。

4話目
相撲、シュールw タダ働きに嘆く主人公ってw

5話目
新キャラ&日常回

6話目
なぜかたまにあるサービスシーン。迅雷の頭に落ちるギャグ的重りが100gで、笑ったw

7話目
製造過程をガッツリ見せるなんて、新しい(笑) 個人的には、振り切ってて好きでしたね♪

8話目
ハイブリッドアーマー(笑) みんなの出し物、良いね~。マテリア姉妹の漫才と、あおの手紙は面白かった♪

9話目
なんか、「プラモデル原作」という自由度をフルに使う生かした回でしたね。今まで一番好きかも♪

10話目
鍋回。なかなかよかったです。特に、ホルモン鍋のクダリが(笑)

11話目
ああ、バトルアニメだったんだな、と。

12話目
作画、いつも以上に頑張ってましたね。Bパート、遊び過ぎでしょ(笑) まあ、作品の〆としては、平和で良かったかな、と。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
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