2017年度の自衛隊おすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2017年度の自衛隊成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月23日の時点で一番の2017年度の自衛隊おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.8 1 2017年度の自衛隊アニメランキング1位
正解するカド(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (574)
2469人が棚に入れました
羽田空港上空に突如、正体不明の巨大な立方体が出現する。そこに出発予定だった飛行機が取り込まれてしまう。偶然その飛行機に乗りあわせていた外務省の外交官が、立方体の中でヤハクイザシュクナと呼ばれる正体不明の人?と出会い、日本政府と交渉をはじめるが、、、。

スタッフとして作家・野崎まど、アニメ演出家・村田和也、イラストレーター・有坂あこ、そして『楽園追放』のプロデューサーである野口光一の名前が並んでいる。

声優・キャラクター
三浦祥朗、寺島拓篤、M・A・O、斉藤壮馬、赤羽根健治、伊藤静、釘宮理恵、中博史、斎藤志郎、菊池正美、桐本拓哉、菅沼久義、阪口大助、後藤哲夫、小山剛志、半田裕典、甲斐田裕子、白石涼子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

真の道(正解)を見つけた、異方と人類

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
近年観ることがめっきり減った、本格派のSF作品。しかも、アニオリ作品のため、リアルタイム視聴ならネタバレがなく、かなり楽しめました。絵はCGの利点がよく活かされ、かなり綺麗な出来に。ストーリーは重厚で、様々なことを考えさせられます。

色々賛否あるでしょうが、私はわりと好きでした。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ヤハクイザシュニナ(異方存在)が求めた、「処理しきれないだけの情報」とはつまり、「主観」だったのかな、と。異方存在はどこまでも客観的で、人類は結局主観的です。主観とは、心であり感情であり経験です。ヤハクイザシュニナも、最後は「愛(主観)」を手に入れていました。

異方が去り、人類にもたらされたものは全てリセットされた、ではなくて、「進化へのモチベーション」が残ったというのは、かなり面白い結末だったと思います。

さて、作品全体を振り返ると、1話目~8話目までは、多分、シリアス好き、SF好きなら多くの人が賞賛する展開でしょう。9話目を境に評価が分かれるかと。もっとも、否定的な意見が多数派のようですが。

私は後半も楽しく観られました。色々言いたいことは分かりますし、私も、序盤~中盤の方が楽しめたのは事実です。でもじゃあ、「他にどんなラストにするの?」と問われればこれ以上は思い付かないし、「それとも、最後話まで異方の目的などには触れず、ただただ人類のリアルを描いていれば良かったか」と言われれば、それはそれで批判されていたでしょうし(オチなしで)。

序盤~中盤は、人類の愚かさというか、ありのままを描いていました。実際にワムが提供されたら、世界はどうなるのかな? という想像をさせてくれました。めっちゃ良かったです。ただ、あくまでそれは演出の1つであって、作品の本筋ではありません。作品を作品として完結させるとき、9話目以降の展開も必要だったと思います。そして、おそらく作者が描きたいのも、本当は9話目以降だったはず。

つまりはまあ、前座(社会検証)が大トリ(SF)を食ってしまい、爆笑をかっさらった故の悲劇という感じですかね。これは、前座の芸を素直に誉めるべきであって、大トリを貶めるのは、ちと可哀想かなという気もします。

ただ、ひとつだけ不満を言わせてもらえれば、「それでもやっぱり真道は死ななくて良かったのでは?」ということです。だって、サイヤ人理論(地球人との混血により強くなる)により、ヤハクイザシュニナを圧倒した真道幸花がいれば、力ずくで異方を排除できただろうし、彼女の存在だけで、「ヤハクイザシュニナをビックリさせる」という目的は充分に達成できただろうから、死ぬ意味はないです。(安っぽくはなるけど)瀕死か、幸花によって復活しても良かった気もします。

もし、真道が死ぬことに価値を見いだすのであれば、それは、ヤハクイザシュニナ(友達)に「愛」や「悲しみ」(感情)を教えるということだと思います。であるならば、例えば、「真道の死によって感情(人類の力・主観)を得たヤハクイザシュニナは、異方存在より更に高次元の存在へと進化し、自らが新たな特異点となったため、人類を異方に連れ去る必要がなくなり、地球が救われた(ヤハクイザシュニナは異方に帰った)」とかの方が納得がいきます。

やはり、真道が死ぬメリットは少なく、ただ、「なんか作品のラストを芸術的(悲劇的・印象的)にしたい」という、制作の意図によって殺されたのではないかなと、そんな邪推をしてしまいます。ラストの展開は概ね好きでしたが、その一点だけ、気になりました(交渉官なんだから、交渉で解決してほしいという思いもありましたし)。

私は、アニメであっても、人が死ぬのは嫌いです。そして、もし死ぬのなら、「意味のある死」を与えてあげて欲しいな、と思っています。

まあ、結果、今一番記憶に残っているのは、栗Tシャツだったりはするのですが(笑) なにげに、萌え要素も高い、謎の良アニメでしたねw
{/netabare}

【余談 ~真道とは、真の道。道の文化論~】
{netabare}
「我々(人類も宇宙も異方ですら)は、皆、途中(発展途上)」というのは、この作品の大きなテーマですね。

昔、文化論を研究している教授の講義で聞きましたが、これは、剣道を含めた、「道」(柔道・弓道・華道・茶道など)の文化と共通しています。

武道など、「道」の精神性の特徴は、「自分はいつまでも、未熟者」「常に道中にある」「完成はない」という部分にあり、それが、日本人の謙虚さや向上心、他の文化から学ぼうという寛容さの根元になっている、という趣旨の講義でした。

「真道」という名字は、そういう意味で、「自分を途中だと思うことが、真の正解」だということを暗に言っているのかもしれませんね。

そして、そんな日本人の精神性に無意識に惹かれたからこそ、ヤハクイザシュニナは、日本にカドを出現させたのかもしれませんね。
{/netabare}

【各話感想(アニオリのため、ここも本論)】
{netabare}
1話目
{netabare}
人物にはやや違和感があるものの、「カド」の感じを出すにはCGは良いでしょうね。政治家のスピーディー且つ良心的で適切な行動に、違和感w カドの角の上に立つの、超怖そうw 首相のキャラデザ、小渕さんっぽくない?
{/netabare}

2話目
{netabare}
超科学と、まともな交渉ができるだろうか。人質をとったのは、意図的なのか、偶然を活かしただけなのか。海外の国(特にアメリカ)との調整に、えらい手間取りそう。カドに触った瞬間に生体情報を読み取られ、それに類似した個体を精製、とかそんな感じ? なんか、「ライディーン」って感じ?
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3話目
{netabare}
ハルヒなら喜びそうな展開だな。自然現象を相手にするとは、うまい表現だな。ある程度共通する概念や価値観がないと、交渉は難しい。心の安定、確かに日本は最低生活水準が高いし、良くも悪くも画一的で良心的な考え方をする人が多いとは思う。なんか、「ただより高いものはない」展開になりそう。
{/netabare}

4話目
{netabare}
まあ、アメリカ含め、中東もロシアも中国も、絶対に黙っていないよね。使いすぎれば毒、ね。飛行機の中に1ヶ月は、気が狂うな。いくら国連でも、ここまでスピーディーに制裁決議できるかね。世界に落とす爆弾……次が気になりますね。
{/netabare}

5話目
{netabare}
何の制裁? という疑問を抱くような展開にし、世界の仕組みの理不尽さを表現している。マッドサイエンティストはSFでの必須ですな。道具はただの道具、問題は使う側。人類皆で考える。とことん綺麗事と正論の積み重ね。これは、爆弾だな~。ワムの拡散により、価値のあるものを無価値にする。需要に対して供給過多になれば価値は暴落するわけですから、資本主義を逆手にとったわけですね。ただ問題は、「ワムの供給が無限である」という根拠ですね。例えばワムの存在が前提になった上で全てのインフラを整えても、ワム依存になるだけで、ヤハクィザシュナが、「ワム没シュート♪」って言ったら、全ての秩序が再度壊れるわけで。人類がどこまで異方に依存し裏切られるか? なんて展開にならなければ良いけど。
{/netabare}

6話目
{netabare}
今回は正直微妙。カドの移動にたくさん尺を使ったけど、映像美はもう分かったからという感じ。それに、あの移動方法は、「カドの一部は接地」という条件で、私でもすぐに思い付いたけど、それをヤハクイザシュ二ナが即座に提案しないことに、違和感を感じた。カド接地時にドーンとしてたけど、カドって、質量あるのかな? 眠らない人間か。なんか、ヤハクィザシュ二ナの目的って、人類を異邦存在に作り替えることかな? 新堂母の「寂しくないのかな」が伏線になって。
{/netabare}

6.5話目(ちょっと考察)
{netabare}
総集編をやること自体は、決して褒められたことではないけれど、こういう「アニオリ」で「謎解き(考察)」の要素が強い作品なら一定の価値があるかも(最近なら、「けものフレンズ」とか、そういうアニメ)。基本的に、「総集編に残す」ということは、「今後の展開に関わる」重要なシーンだという確率が高いし、今になって気づけることも多い。例えば、ワム初登場時にヤハクィザシュニナが、「これは異方から電力を取り出す装置だ」と説明した時、他の人はポカーンとしているなか、品輪博士だけがノータイムで、「それってヤバくないですか!?」と反応できてることは、彼女の有能さを物語っている。細かいとこを観られるのは、「こういうアニメなら」良いよね。

次週予告、「私達」には、異方も含まれるのかな? 「カドケーキ」(笑)
{/netabare}

7話目
{netabare}
眠れない、でなくて、眠らないこともできる、ならホントにデメリットが少ないな。少なくとも、経済活動は盛んになるね。多次元世界? そこに干渉できるのが異方なの? だとすれば、寝てるだけの人生の自分もいるということ? 発展と幸福。これに関しては、「世界一貧しい大統領」として有名な、ウルグアイの「ホセ・ムヒカ」元大統領の演説が有名ですね♪ 多分、皆が不安なのは、異方側のメリットが示されていないからですね。まあ、根本的な概念が違いすぎるから、メリットデメリットで動くとは限らないけれど、やはり、人間って自分の尺度でしか相手をはかれないから。
{/netabare}

8話目
{netabare}
報道の自由と責任。最後は個人の判断。まあ、正論と言えば正論だけど、それは例えば、「リスクを説明すれば、危険ドラッグを流通させても良い。後は使う人の自己責任でしょ」と言っていることにはならないでしょうか、極論を言えば。そもそも、サンサンの効果やリスクは、異方側の一方的な説明と、たった3人の感覚というだけのもので、何の検証もされてないのに、「個人の判断」に委ねて良いのだろうか。判断の為の材料は本当に提示できているのだろうか。

テレビ番組風の構成はおもしろい。ちょっとだけ、「呪いのビデオ」感が出ていて、リアル視聴者の我々にも「番組を観ない」という選択肢が提示されているようだった。でも、生放送って、途中(サンサ登場)から見始めた人に対しては、どう責任をとるのだろう?

ヤハクィザシュニナから提示される四つ目は何かな? 「話さなくて良い」かな? 「真道と話したい」という、ヤハクィザシュニナの怪しい表情からも、ニュータイプ的な能力(テレパシー・相互理解)とみたw

もしかしたら、次回予告の「お前は神なのか?」から、生命創造的なこと、例えば「不老不死」「記憶を保有したままの転生」「クローン体の複製(と記憶の共有)」なんかかもしれないけれど、そうすると、サンサ(睡眠不要)の価値が薄れるから、それは無いかな。サンサはあくまで、「人間の時間が有限である」という視点に立った時にメリットがあるわけで、そこが無限にあるのなら、必要のない技術なわけだからね。

しっかし、栗Tシャツは笑えたし、萌えたw かなり硬派なSFをやっているのに、隙間隙間に萌えをぶち込んでくるのが良いですね♪
{/netabare}

9話目
{netabare}
違った~w 質量制御、ね。まあでも、こうやって、予想して発信し、外れるのもまた、アニオリ作品の適時レビューの楽しみ(笑) ここで初めて、異方側のメリットが提示されましたね。なんか少し安心したような、がっかりしたような。底が見えたというか。え~、超展開(汗) なんか急にファンタジーというか、安っぽくなったな。つまりはまあ、異方存在はSimCityで遊んでたわけですね、オートモードにして。
{/netabare}

10話目
{netabare}
前半のバトル&説明は、あんなにいらないな~。沙羅花が、「人類の母」的なポジションじゃなく、「人類のファン」というポジションなのは、なかなかに新しく、良い設定だった。沙羅花が、あざとく萌えさせにくるw 真道VS真道、になりそうな展開。これ、ヤハクイザシュニナが、デレるかどうかになりそうだな。
{/netabare}

11話目
{netabare}
なぜ品輪博士の拉致を、わざわざヤハクイザシュニナの前でやったのかな? ヤハクイザシュニナが、だんたん真道にデレてきたなw あれ? 私は「月がきれい」を観てたんだっけ?(笑) この短期間で、人造フレゴニクスだと? 人類の凄さと怖さですね。交渉の基本は、相手に得をさせること。ヤハクイザシュニナをびっくりさせてやる、という真道の視点は温かくて良いね!
{/netabare}

12話目
{netabare}
つまり、異方とは客観であり、人類とは主観である、ということかな。ヤハクイザシュニナが、デレてる(BL)w まあ、通用しないでしょうね、品輪博士の拉致を、ヤハクイザシュニナが笑って見てたから。人造フレゴニクス以上の手段を用意しているとは思ったけど、なかなかに面白い展開だった。サイヤ人の理論ですねw なるほど、異方が残したもの、人類の進化のモチベーションだね。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 57
ネタバレ

sumiyaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

中盤まではもとより、結末が面白かった。

中盤・終盤からの展開について多くの批判がある本作品。私にはとても面白かった。特に最終回はたまに思い出して、何度か繰り返し観ている。

本作品の解釈について。

異方や異方存在とはなんなのか?
{netabare}
実は異方や異方存在は、視聴者と同じ種類の世界であり人類である。これに対して、作品中の地球や地球人あるいはその宇宙は、シミュレーションにより作られた世界。フィクションの中の世界、ゲーム内世界、とその住民のようなものだと考えると本作品の全体構成を把握しやすい。

花森 瞬と真道 幸花が16歳まで閉鎖空間で生活できたりするのも、花森たちは人間ではないから。シミュレーション内の住民だからだ。

もし、2クール目や続編があるなら、異方世界が描かれ、そこは、視聴者と同じ宇宙、つまり我々の世界が描かれるはずである。しかし、それではさらなるちゃぶ台返しとなってしまうので、1クールで打ち切られたのであろう。シリーズ構成・脚本の野﨑まどが構想したままのものを観てみたかった。

そのような超ちゃぶ台返しがない本作は、人工知能や計算機の能力(というか科学技術)が人類を追い越す、という意味での「シンギュラリティ」を表現しているとも言える。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3
ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

オチにものすごく賛否あった作品

突如地球に降り立った異星人は、地球人に未知のテクノロジーを教えてくれると言う。
その意図について世界各国で議論となる中、当事国日本で選ばれた交渉担当官「真道幸路朗」が交渉を始める…という物語。
いわゆるセンス・オブ・ワンダー満載で、続きが気になってしょうがないタイプの作品です。

{netabare}
終盤の9話、最後のシーンで伏線もなにもない所からいわゆる超展開となり、あまりの斜め上っぷりにSNS上などでそこそこ話題になりました。

途中までは間違いなく名作だと思うのですが、上記理由で評価が割れている作品だと思います。

「作画」「音楽」など個別に評価していくと、好きだった作品でも存外に低評価になることがあります。
この作品は逆で、全体的に非常にいい出来だと思うのですが、「最後のアレさえなければなぁ…」というのが感想として楔のように残っています。

繰り返しますが、途中までは本当に面白いんですよ。その意味では見て損はないです。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

69.4 2 2017年度の自衛隊アニメランキング2位
ストライク・ザ・ブラッド Ⅱ OVA Vol.4(OVA)

2017年5月24日
★★★★☆ 3.7 (95)
658人が棚に入れました
<作品紹介>
世界最強の吸血鬼と剣巫の少女が織りなす物語が今、再び始まる! !
三雲岳斗氏による電撃文庫の人気作品がTVシリーズに続き、OVAシリーズとして帰ってきた! !

魔族特区“絃神島"。そこに暮らす少年・暁古城(あかつき こじょう)は、
伝説の中にしか存在しないはずといわれている世界最強の吸血鬼“第四真祖"であった。
その彼の監視および抹殺の任務を命じられた少女・姫柊雪菜(ひめらぎ ゆきな)は、
古城をめぐっておこる様々な戦いを、彼と共に乗り越えていった。
そして新たな物語は、アルディギア王国を巻き込んだ事件の後、
場所は“絃神島"の隣に作られた新たなリゾート施設“ブルーエリジアム"から始まる---

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OVA2期を締めくくる物語は「咎神の騎士篇」です。

OVA2期の最終章となる本作品…
Vol.3以上に登場人物が増えるのが特徴です。

Vol.3のラストに登場した全裸の少女も気になるところですが、個人的に気になったのは浅葱ご一行様…
この物語の舞台が絃神島じゃないこと…も気になる要因ではあるのですが、最大の原因はご一行様の面子です。
コンピューターにはめっぽう強い浅葱ですが、道中次々と現れるのは魔獣の群れなんです。
コンピューター捌きで魔獣に太刀打ちすることはできません。
そしてそんな浅葱の心強いパートナーが、浅葱と同じく人工島管理公社に雇われているフリーランスのプログラマーで、そのパートナーの名は、くのちゃん演じるリディアーヌ・ディディエ…通称「戦車乗り」呼ばれる少女…

確かに戦車という分厚い装甲の中は安全かもしれません。
でも相手が悪い…だって魔獣ですもん…
事実絶体絶命のピンチが浅葱を直撃するのですが、そこで登場しピンチを救ったのが、イブリスベールという褐色の肌の少年…
それだけじゃありません…
この神縄湖周辺に凡そ似つかわしくないディミトリエ・ヴァトラーも登場するからビックリです。
しかも、トビアスとキラというヴァトラーの側近を務める貴族の吸血鬼まで一緒…

獅子王機関に自衛隊…
それにヴァトラーまで引っ張り出すなんて、この神縄湖に隠された秘密が気になりますよね。
でも、次の瞬間、翼竜に乗った謎の騎士が襲い掛かってきたのを見てハッキリした事が一つ…
隠された秘密とか、儀式とか…今回の一件にはそれ以上の思惑や策略が張り巡らされていたということです。

高まる緊張感…
でもストブラはそれで終わる作品じゃありませんよね。
戦闘シーンもさることながら、このVol.4は戦闘の合間の休息シーンもなかなかです。
特に、山小屋みたいな場所での休息中、唯里が思わず突っ込まざるを得なかった古城と雪菜の掛け合い…
これまで二人を追いかけてきた私ですら「あれ、こんなにだったっけ?」と思いましたから…
そんな光景を始めて目にする唯里の反応はごく自然だったし、叫びたくなるのも理解できますよ。

物語の内容については伏せておきますが、着々と古城が眷獣を使いこなせるようになっている、とだけ付け加えておきます。
そして物語は次の布石を残しながら終幕に向けて動いていきます。
物語は一応キリの良いところで終わりましたが、半端無く気になる布石を残して終わったので、早速続きが気になっています。

3期…「見ない」という選択肢はありませんが、いつ視聴するかはまた悩みそうです…

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

咎神の騎士篇のⅡとⅢ

相変わらずの主人公最強系ハーレム作品。

咎神の騎士篇の解決篇。
{netabare}Ⅱの終盤。古城と雪菜が登場する当たりから、物語が加速していきます。{/netabare}
今更ながら・・・。{netabare}そういえば、浅葱って古城が第四真祖だってことを知らなかったねぇ。{/netabare} すっかり忘れていた。(笑)

姫柊雪菜は相変わらず可愛い。

そう言えば、雪菜役の種田梨沙さんの復帰が発表されましたね。
(『体調を考慮しながら・・・』って事らしいけど)
益々のご活躍を期待しています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 11
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