namnam さんの感想・評価
3.9
アニメクリエーターである谷口崇さんが、
原作、脚本、制作、作画、声、録音、主題歌のすべてを一人でやって作り上げた、これでもかっていうくらいの奇作。
■インプレッション
1973年にフランスで公開された、ルネ・ラルーの不朽の名作「 Fantastic Planet 」を彷彿とさせる。
なんというか現実よりも変な意味リアリティがあって、
だからこその不気味なシュールさ、
そして、見続けていると気色の悪い「浮遊感」に襲われる。
■セリフ
{netabare}
熊「すいません、ハチミツをペロッとしてもいいですか!?」
蜂(ため息)「またですか!?今回が初めての事でしたら私もハチミツをお譲りに吝かではございません。しかし!貴方は昨日もそう言っておきながら結局!ペロペロペロペロ………………ってなさったじゃないですかっ!!!!!!!」
沈黙
熊「ちょっと位いいやんっ!!!!!!!!!!」
熊が蜂を掌で潰しにかかる
蜂「ちょっ!?止めて!!潰れるっ!!潰れるぅ!!!スズメバチに言いつけるよ!!!!!潰れるぅっ!!!!!!!!!!」
安藤「コラー!」
熊&蜂「あ、安藤さん。」
安藤「はっはっはっは!また喧嘩ですか?君達はこんな言葉を知っていますか……?喧嘩する程ていっ!安藤さんがていっ!…ってね。」
熊「ちぇ。安藤さんには敵わないや。」
熊「ところで安藤さん、俺、前から聞きたかった事あるんだよね…。」
蜂「こ、こら、よせ!」
熊「安藤さん…アンタ本当は人間なんだろ!?」
安藤「お、俺!?お、オレ、ペンギンよペンギンッ!!人間な訳ねーじゃん!ハハハ……っあ!ちっと待って。今ケータイがブルブルッてなったんだ!うん!ハイ、もしもし、え、なんですって、実家の方の南極の氷がなんか、温暖化の影響で危ないーって感じでしてぇ。それは直ぐに行かなきゃ。何故ならオレはペンギンだからー。何故ならオレはペンギンだからー!」
{/netabare}
うん、いろいろと気をつけてご視聴ください。
幸運を祈っています。
■他の作品もオススメなので、どうぞ。
- 悪いのを倒せ!!サラリーマンマン
- 茂雄はハンサム
- 名探偵ゴードン
- 荒くれ純一の涙
- むきだしの光子 ←★
takumi@ さんの感想・評価
2.6
さまざまな生き物達の住む森を舞台にした5分間アニメ。
アニメクリエーターの谷口崇氏がほとんどお一人で制作しており、
中でもこの『森の安藤』は数々の賞を受賞されています。
登場する生き物は、みんな人面で話し方がこれまた独特。
ペンギンの安藤さんに至っては、筋肉割れてて細マッチョ。
森のみんなから、「人間だろ?」と疑われるほどですw
でもそんなある日、安藤さんは森を救うのでした。
キモカワじゃなく、ブサキモって言いたくなるのだけど、
なぜか憎めないw
蜂のペロッペロッぺロッの連続には参りましたが
あまりの不気味さに、安藤さんがペンギンかどうかなんて
すっかり頭から吹っ飛んで笑ってしまってました。
っていうか最初安藤さん見たとき、自分にはパンダに見えてたんですが^^;
え~~っ?? 違うの?
yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価
3.0
この作品を形容する言葉が見つからない。
人類の語彙の中にこの作品に当てはまる言葉なんてあるのか?
ふざけている?
もちろんふざけている。
中毒性がある?
人によっては廃人になるほどの。
笑える?
私はずっと笑いっぱなしだった。
不条理?
人生は不条理だ。
無理だ。
あきらめよう。
そうだ。
森にはちみつを舐めに行こう。
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
あっ、安藤さん。