美術部で笑いなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの美術部で笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月01日の時点で一番の美術部で笑いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.2 1 美術部で笑いなアニメランキング1位
イジらないで、長瀞さん(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (332)
997人が棚に入れました
「後輩の女子に泣かされた……!!」ある日の放課後、たまに立ち寄る図書室で、スーパー“ドS"な後輩に目をつけられた!先輩を、イジって、ナジって、はしゃぐ彼女の名前は──『長瀞さん』!憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女"の物語。

声優・キャラクター
上坂すみれ、山下大輝、小松未可子、鈴木愛奈、井澤詩織
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

結局 今期で一番面白い?言い過ぎかもしれませんが。

 大げさかもしれませんが、今期、終わってみれば一番面白いかもしれません。初めが良くて後が尻つぼみのアニメが多い中、尻上がりに良くなっていきましたね。
 テーマがぶれているともいえますが、長瀞さんがどんどん可愛くなっている、ということです。
 ひょっとしたら、だから良かったのかもしれません。つまり、イジメ→ツン→デレをそのまんまやったということです。最後にちゃんと気持ちが良くなるアニメです。見終わったあとの爽快感と満足感があるのは重要ですよね。1話のストレスがあったからこそ、ともいえます。

 逆にいえば、ここから先が見たいんですけどね。長瀞さんのキャラ造形も、類似性の指摘もありますが、時代が萌え一辺倒ではなくなってきたということでしょう。オリジナリティがちゃんとあると思います。

 水着の日焼けのあとの作画に徹底的にこだわったのは、クリエーター側の意気込みを感じます。対して主人公の適当なこと。つまり女子の作画に制作側の気合いが感じられるということです。

 確かに愛があった気がします。


以下 視聴中のレビューです。ネタバレで折りたたんでおきます。

{netabare}  第1話は正直不快です。どう考えても極めて悪質なイジメにしか見えません。主人公側からの心理なら立ち直れないでしょう。
 そのあとどんなデレられても、心を許せないのでは?と思うレベルです。

 また、長瀞がなぜ主人公を気に入ったのかがわかりません。あれってマンガに感心して気に入ったってことなんですか、本気でマンガ描いてるからとまあ、解釈できなくはないですが、本気で何かに打ち込んでいる人はクラスにいくらでもいるでしょうし…
 1話の段階でこの前提がないと、長瀞の態度は不自然ですので…どうなんですかね。すくなくとも2度ほど、しかも何度かそれっぽい場面をリピートして見ましたが読み取れません。初対面、ですよね。違うんですかね。

 いじっているうちに、おもちゃとして気に入ったってことでしょうか?マウント取れるから?そうなら最悪ですよね。

 まあ、そうはいってもこの話でそういう悪意がないことはわかります。いや、悪意だとしても、ヒロインのドSがテーマで主人公がこの関係性で満足ということでもいいんですけど、でも、一度引っかかってしまうと、1話切りされてもしかたないだろうなあ、という感じです。

 ただ、その後の展開はなんとなく見聞きしていたので、4話までは見ました。ビッチ系の女の子に惚れられて、ちょっとドキドキするようなラッキースケベシーンとか、長瀞さんのデレを楽しむ分には、面白いです。作画も決して低いレベルはありませんし、OPとかはかなりいい作画でした。

 むしろ、あらすじを調べて3話、4話を見てから、1話に戻ったほうが受け入れられるかもしれません。

 なお、石鹸の洗いっこのシーンを見るかぎり長瀞って本当に経験が…って見えますよね。そこまで意識してあのシーンを入れたなら大したものです。そういえば、主人公の下腹部の上に馬乗りになってたりもしました。今後の展開が楽しみですが、少年漫画ならないか。


6話見ました。

 初めからもうちょっとこのチューニングでやっていれば見やすかったのに、と思います。
 1話のコンセプトでいくなら、ドエロ展開NTRとか。
 この話の展開だと、1話を面白いと思った人は離れていくだろうし、1話のイジメがきつくて離れた人もいるでしょう。
 いずれにせよ、コメディとしては、面白くなってきたので、明らかに1,2話で損している気がします。
(6話の前半はもうちょっと短くてもよかったですね)

8話までみました。
 いや、長瀞さんデレすぎでしょう。純情になっちゃってるし。他の女子も含めてハーレム化してるし…毎週1話見てる分には面白いのでいいんですけど、一気見の場合どう感じるか、でしょうね。

10話みました。
 単純にエロ可愛いツンデレの年下の女の子とイチャイチャしてるとか、普通にうらやましいんですけど。
 そして先輩登場。いいですね。対立軸。面白くなってきました。
 1話のチューニングがもうちょっとうまくやっていれば、かなり人気でたのでは?{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

イジめないでよ長瀞さん、に見えちゃうのが損

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
イケてない男子学生が、イケてる女子高生の後輩からイジられまくる、学園ラブコメ。

系統としては、「からかい上手の高木さん」や「宇崎ちゃんは遊びたい」に近いです。

レビューでは、その2作品と比較しての、やや酷評となります。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで)】
{netabare}
イジりとイジメの違いは、そこに愛があるかと言われるが、そんな曖昧なもので判断するのは、如何なものと思っている。

私は、イジメは一方通行で、イジりは双方向と考えている。つまり、イジられる側が逆転することがあるか。そういう信頼関係のある二人の間で行われる行為か。

本作は「いじらないでよ」と銘打ち、「可愛い女子にいじられるんだから幸せだろ?」という作風だけど、なんか、「ドS女子にイジメられる、弱い男子」って感じがして、観ていて痛々しかった。

似た設定の「宇崎ちゃんは遊びたい」は、男の側にも攻撃権があったし、宇崎が先輩に惚れるだけのバックグラウンドもあって、宇崎には「憎めない可愛さ」があったけど、本作にはそれが感じられなかった。

また、同じく似た設定の「からかい上手の高木さん」は、高木さんが可愛いのは当然として、からかわれる西片の方にも魅力があった。ていうか、高木さん以上に西片が可愛いし(笑) ただ、本作のセンパイは、どうにも可愛いくない。

勿論、話が進んでいけば、長瀞さんがデレていき、可愛さが増していくのだろうことは分かる。意外とウブ、とか、攻められると弱い、とか、センパイを独占したい、とか、そういう展開で萌えさせるのだろう。

また、普通のギャルっぽい見た目と言動(ギャル=ヤンキーとなってない感じ)は良かったし、こういうキャラクターはレアなんで、好きな方もいるだろうと思う。私も別に嫌いじゃない。

本作に関して私は、長瀞さん以上にセンパイの方が好感度が低い。観ててイラッとするし、オタクの自分から見ても流石にキモい。

あと、構成面。

ギャルだろうがオタクだろうが、私は、図書室で騒ぐ奴は嫌いなんですが、まあ、そういう個人的な好みは別にしても、センパイに対して特に好意をもつ要素もエピソードもないままに、泣かせるまでイジるもんだから、「イジメ」に見えてしまう。

なぜ、長瀞さんはセンパイだけをあんなにイジるんだろう? きっと、理由があって、それが明かされると、長瀞さんの好感度も上がるのだろうけど、そこまで観続けようとは思えないかな~。

私的に、ラブコメで3話以内で切るのは珍しいんですが、ここまでですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆1
まず、図書館では静かにしろ、と。ツーピース。う~む。宇崎みたいな感じ? なんか、見ていて痛々しいな。

2話目 ☆3
意外とウブ、ってやりたいのは分かるけどさ。

3話目 ☆


4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 24

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あなたの中の何かが目覚める"Sデレ少女"の物語

この作品の原作は未読ですが、メインヒロインの長瀞さんを、すみぺが演じると知り視聴を決めた作品です。
他にも「長瀞フレンズ」の3人組を、みかこし、あいにゃ、しーちゃんが演じられているのも、この作品のポイントかと思います。


「後輩の女子に泣かされた……!!」

ある日の放課後、たまに立ち寄る図書室で、
スーパー“ドS”な後輩に目をつけられた!

先輩を、イジって、ナジって、はしゃぐ彼女の名前は──
『長瀞さん』!

憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。
あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女”の物語。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

正直、最初見た時、長瀞さんの瞳に唖然としました。
私にMッ気が無いからかもですが、長瀞さんを愛でる部分がまるで分らなかったからです。
特に長瀞さんの瞳は猟奇的とも感じられるほどヤバいと思いました。
長瀞さんのCVがすみぺじゃなかったら、1話切りしていたかもしれません。

毎期それなりの数のアニメを視聴するので、視聴する作品は厳選したいと常々思っています。
だから、この作品は厳選から漏れていてもおかしくありませんでした。
ただし、序盤のみですけれど…

序盤には視聴に苦痛を感じたものの、序盤を過ぎると苦痛を感じなくなりました。
これは苦痛に慣れたのではありません。
明らかな長瀞さんの変化を感じられたから…
しかも、それがこの作品のジャンルである「ラブコメ」路線の王道とも言うべき展開が待っていたからです。

だって、長瀞さんが絡む男の子って、センパイだけなんです。
その他の男の子に対しては極端なまでの塩対応…
それだけじゃありません。

センパイは気が弱く流されやすい面があるので、度々「長瀞フレンズ」の餌食にされそうになるのですが、その時の長瀞さんの言動には微塵も塩っ気なんて感じられませんでしたから…
普段とこの時のギャップには、確かに長瀞さんの可愛らしさが感じられました。

それが物語の進展に伴ってどんどん大きくなっていくのだから堪りません。
私の中では「序盤の展開だけでは決して評価できない作品」という位置付けになりました。
これがあるからアニメはやめられないんですよね^^;

オープニングテーマは、すみぺによる「EASY LOVE」
エンディングテーマは、長瀞さん(すみぺ)、ガモちゃん(みかこし)、ヨッシー(あいにゃ)、桜(しーちゃん)による「カラフル・キャンバス」
すみぺの「EASY LOVE」のC/Wである「ヒミツのトモダチ♡」も個人的には大好きな楽曲でした。

1クール全12話の物語でした。
完走して思うこと…
序盤も含めて、やっぱり長瀞さんは可愛らしい女の子だと思いました。
直ぐ顔を赤らめる純情っぽさも彼女の魅力だと思います。
センパイと長瀞さんの顛末…どうなるんでしょうね。
続編が制作されるなら絶対視聴したいと思える作品でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 22

88.8 2 美術部で笑いなアニメランキング2位
冴えない彼女の育てかた Fine(アニメ映画)

2019年10月26日
★★★★★ 4.3 (497)
2510人が棚に入れました
ある春の日、安芸倫也は桜舞う坂道で運命的に出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく。美術部に所属していながら、同人イラストレーターとして活動する澤村・スペンサー・英梨々と、学年一位の優等生でありながら、ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、blessing software を結成。やっとのことで一作目を発表した――。英梨々と詩羽は大作ゲーム『フィールズ・クロニクル』を開発するために、人気クリエイターの紅坂朱音のもとへ。blessing software 代表の倫也はサークル活動を継続し、副代表の恵とともに新作の開発を開始した。イラストレーターに後輩・波島出海を起用、プロデューサーを出海の兄・伊織へ依頼し、氷堂美智留と彼女のバンド icy tail とともに新作の開発を進めるが……。英梨々と詩羽の大作はどうなるのか? 倫也と恵の関係に異変が? はたして blessing software の新作の行方は?

声優・キャラクター
松岡禎丞、安野希世乃、大西沙織、茅野愛衣、矢作紗友里、赤﨑千夏、柿原徹也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

冴えまくり彼女に萌えそびれた私

ついにここまでやってきた!

1期2期を経て堂々完結の劇場版。fine(フィーネ)と言ってる以上終わるもんは終わるのです。
完パケしてるためこれからの方はパッケージで視聴検討されたらよいシリーズものかと思います。

 冴えないヒロインは育ったのでしょうか?

完結編で求められるはこの一点。恐らくダブルミーニングで

1.加藤恵の魅力はさらに増すだろうか?
2.渾身のギャルゲーは完成するだろうか?

しっかり育っての大団円だったと思いますが、どうなるかはもちろん自分の目で確かめて下さいね。


“お約束”を登場人物使ってとことんコケにしながらその“お約束”をありったけ投入し
“オタク”をさんざんをこき下ろしながらもその“オタク”へ注ぐ視線がこのうえなく温かい。
そして加藤恵という唯一無二ヒロインが異彩を放っている作品です。一言で言えば尖ってる。

いったんラブコメとラベリングし経過を辿ればこんな感じでもありました。
1期→ラブ2:コメ8
2期→ラブ5:コメ5
これが劇場版では

 劇場版→ラブ8:コメ2

くらいでしょうか。これまでを踏まえた流れに無理はないしきちっとラブはキュン死不可避でしょう。
なのでTVシリーズからのファンは迷う必要ありません。迷わず行けよ!行けばわかるさ!

ちなみに私はさほどこの劇場版では踊れませんでした。尖っておらず只のめちゃくちゃきゅんきゅんするラブストーリーだったことが理由。

自分の過去レビュー読み返してもみました。どうやらこの作品にはラブtheオンリーを期待してなかったみたいです。己の心の姿勢の問題。
過去の私の評価は1期(3.7)2期(4.1)です。面白いかどうかの分岐は4.0。つまらないかどうかの分岐は3.5として、クリエイターの産みの苦しみとラブコメが調和した2期を高く評価しました。なおシリーズ通して加藤恵に萌えてはいません。
唯一無二ヒロインについては『擬似三次元女子』と評し1期レビューにまとめております。平たく言えば現実には存在しないリアリティ無き女子です。存在に現実味がないため“ラブ”が深いところに刺さらない。響かない。
作品の柱ギャルゲ作りも産みの苦しみはどこかに消え作業ゲーになってました。障害はトモヤくんのサボりですもんね。これは比重をラブに置いた結果ですから仕方がありません。


あくまで私の心の姿勢の問題ですからね。シリーズの流れを逸脱しない自然な展開。劇場版ならではのグラフィック。きちっとタイトルを回収しながらの大団円。本来なら減点要素はない。どれも及第点だったけど自分には引っ掛かりの薄い佳作でした。



※ネタバレ所感

■遅らばせながら…

気づいたこともありました。遅せーよ!

{netabare}ストーリー展開がそもそもギャルゲーだったんですね。
加藤恵を模したヒロインでゲーム作ってるのに、お約束やフラグのギミックで遊んでいるって指摘してたのに、すこーんとこの観点が抜けておりました。

振り返ればエリリルートや詩羽先輩ルートを経てからのメインルートが劇場版の位置づけでした。
ギャルゲと思って1期から振り返ることは意義があるように思えます。{/netabare}


■高校生のスケジュール管理

納期より大事なものはあるっ!→いやそんなもんねーよ!
自由すぎるトップに翻弄されてた加藤恵が工程管理表を手にしていたのに驚いた。有能ですねこの子。

{netabare}項目を大中小分類に分けていて、分量(カット/差分)、月での区割り(上旬中旬下旬)のシンプルなやつ。

ええ一時停止してガン見しました。高校生にしてゴールから逆算して考える発想があることに驚き。
それでも人生の先輩ヅラしておせっかいを焼きたくなりましてちょっと失礼…

 {netabare}追加したほうがいい項目 → 担当者、予実、マイルストーンいやクリティカルパスかしら
 修正したほうがいい項目 → 区割りを日単位{/netabare}

自由人を縛れるかはまた別の話っす。{/netabare}


■エモかったとこ

もっとも胸を締めつけられたのはここ

{netabare}エリリが「トモヤがいても描ける」と淋しそうに目線を落としたところ

想い人との関係が深まるのと反比例しイラストが描けなくなってったエリリでした。クリエイター魂を優先し袂を分かった2期のクライマックス。整理すればエリリルートの終焉。
それが今は描ける。ちょっとしたボタンの掛け違いで別れる関係もある。今だったら素直に飛びこめるのに、でも今の自分があるのはあの時の別れがあったから。このジレンマがたまりませんでした。{/netabare}


■紅坂朱音(CV生天目仁美)のお仕事

ほんとにトモヤの…ひいては作品の魅力はこれでした。

{netabare}「クソみてぇなキモヲタの妄想を垂れ流せるのがお前の強みなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「鳥肌が立って恥ずかしくなって目を背けたくなって…」
「それでも読めちまうのがお前のクソシナリオなんじゃねーか」{/netabare}

{netabare}「真のキモヲタは絶対お前についてくる」
「今は上手くなろうとするな」
「キモいまま突き進め」
「てめぇの妄想をそのまま垂れ流せ」{/netabare}

S.ジョブズの劣化版みたいなキモヲタ主人公のキモイ情熱をもっと見たかったのでした。
でもそれを望むのは酷なのかも。ヒロインと一緒に陰キャの代表選手みたいなキモヲタも人間的に成長したものと思うようにしました。

末永く爆は…いやなんでもありません。



※閑話休題

なんだったんだろう?

{netabare}題字協力 松岡禎丞 茅野愛衣{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

-----

2020.10.28 初稿
2021.08.26 修正

投稿 : 2025/03/01
♥ : 49
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

うん。。ヒロインもいいしエピソードも楽しい。ラブコメの名作と言っていいんじゃないかな。

 
終わったと思った『冴えカノ』の続編で劇場版。
fine(フィーネ)はイタリア語でendの意味。
DVDレンタルで視聴。

う~ん、TV版のラストをよく覚えていない・・
ま、いいかw

■エピソード

そっか、blessing softwareのメンバが刷新されたんだっけ。

~{netabare}
出だしは『icy tail』のバンド演奏・・
色んな要素を盛り込んでますね。
ガールズバンドものは好きだからいいけど。
その部分のエピソードが薄いのは仕方ないか。

2期での大ごとである、詩羽と倫也のキス・・
ドラマチックな展開でズルズル引きずるかと思ったら、
居酒屋で加藤がいるの目の前で、露呈。
しかも、あっさりコメディタッチでw
なんかドロドロしなくて個人的にはホッとしました。
ラブコメはこうでなくっちゃw

それなのに倫也にサンドイッチを作る加藤・・
それを食べ残す倫也も、おいおい、と思ったけど、その食べかけのサンドイッチを食う加藤。
せめてもの関節キッスと、詩羽にはできないことを密かにすることで自分の留飲下げる行為ってことかなw

オタクとはいえ倫也のヘタレ加減に辟易。

紅坂の入院によりマルズのゲーム製作が頓挫・・
倫也が交渉・・いいねこの先が読めない裏切り展開。

エリリと詩羽を助ける倫也・・
加藤、そこはスネるんだ。へー。
キスは流した風に見えて、実は不満がたまってたのかな。

加藤が倫也を呼んだセリフが無音・・
どう呼んだのか。「安芸クン」?「倫也クン」?
この口の動きはきっと・・

物語開始から1時間14分・・
blessing softwareに戻る倫也を送り出したエリリと詩羽。
と、突然、画面がブラックアウトしエリリと詩羽が倫也に助けを求めるかどうかを話し合うシーンに逆戻り。
え・・・タイムリープ?別ルート?ラブコメでこれは新鮮w

いや・・
違う・・のか。
これは、触れられなかった二人の会話。
倫也をメインヒロインルートへ戻してやろうという。
手法としては珍しくないけど、ジーンときた。

家の前で加藤と再会する倫也・・
住宅街の路地。憤懣やるかたない加藤。
 倫也:『それに、安芸クンに戻ってない』
・・やっぱそうか。
 加藤:『これだけ怒っているのに、他人行儀な怒り方、できないよ』
・・名ゼリフ。
遂に告白。
 加藤:『合格、だよ』

次は加藤の回想シーン・・
これまでのモヤモヤした気持ちも一気に解消する、
ヒロインの待ち望んだイベント。
 加藤:『違わないよ、倫也クン』・・
    『私の、望んだとおりだよ』
 二人:『いっせーの・・』
うん、ラブコメはこうでなくっちゃw

ええと、残り15分あるのにエンドロール・・・
そこに小田和正の『ラブストーリーは突然に』の文字が。
え?使ったっけ?

エンドロール後にエピソード・・・
なんだこれ・・
加藤は夢を追う倫也が好きだったの?
詩羽と再会・・

きた!『ラブストーリーは突然に』
・・そういうことかww

詩羽ルートは自分も望むところなので劇中での宣伝なのは残念ではある。

エリリや詩羽以外、例えば美智留や出海などの悲哀も、もう少しあっても良かったけど、ドロドロし過ぎず明るい作風とメインヒロイン推しを貫いた姿勢は好感が持てました。

モヤっと書きましたが、{netabare}俺ガイル{/netabare}と比べてしまってますw・・いい悪いではなくて。

それにしても・・
{/netabare}~

うう・・か、加藤、かわええw

展開とかセリフとか、やっぱ一味違う。

終わり方も自分好みで良かったw

やっぱラブコメはこうでなくちゃww
(しつこいですがw)

★エンドロールの後もお見逃しなく ^^


 原作:ラノベ
 キャラデザ:高瀬智章
  FGOも担当。原画や作画監督はTo LOVEる、
  WORKING、SAO、化物語なども。
 制作:CloverWorks
    A-1 Picturesの血統だけあって安定。
 封切:2019年秋
 視聴:2020年秋 レンタル

■キャスト
~{netabare}
松岡禎丞(倫也)
 さすがに演技は安定。
 ちょっとキリト感を感じてしまったけど
 視聴の邪魔になる程ではなかったかな。

安野希世乃(加藤 恵)
 別のレビューやBEST10でも触れていますが、
 かくしごと(ラスナ)も良かったし、今回も
 正統派ヒロインを堪能させていただきました ^^

大西沙織(澤村・スペンサー・英梨々)
 ダンまち(ヴァレンなにがし)とは
 違ったキャラも楽しませていただきました ^^

茅野愛衣(霞ヶ丘 詩羽)
 かやのん、もうホントにマジ天使 ><

矢作紗友里(氷堂 美智留)
 元気っ娘といえば矢作さん、的なw
 ハマリ役かと。

赤﨑千夏(波島 出海)
 段々メインヒロインが増えてきていますねー。
 今回も別ルートがあってもいいキャラかと。
 外伝求ムw

生天目仁美(紅坂 朱音)
 パワフルなキャラはさすが。
 一騎当千(関羽)、俺妹(沙織)、
 このすば(ちょむすけ)、
 宝石の国(スフェン)、
 エグゼロス(ニョタイカ蟲)・・・
 結構お世話になってます ^^;
{/netabare}~

冴えカノも、これにて終幕・・か。

シリーズ通して、名作と言っても過言ではないかと
 

投稿 : 2025/03/01
♥ : 26
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

誰もが悶絶するヒロインの描きかた

映画館でこんなに顔が火照った事はない!
萌えて悶え過ぎて顔がゆでダコのようになりました。

ヒロイン「加藤 恵」が可愛すぎる♪♪♪

ここまで徹底したあざとい可愛さは見事と言うしかない!

主人公が力説する「オタクにとっての理想的なヒロイン」

私も含めた2次元オタク男性が萌えて悶えて魅せられる「恋する女の子キャラ」を描き上げる為に構築されたアニメシリーズの最終章であり最高潮の仕上がり。

テレビドラマ2クールで、クリエーターとしての才能と尖った個性を持つヒロイン達を魅力的に描きつつ、唯一目立った才能が無い普通の女の子でありながら、抑えてきた感情のインパクトある露出によって存在感を示したメインヒロイン。
その彼女の清楚で可憐な魅力が劇場の大スクリーンで満開に花開きます。

本シリーズの脚本構成を担当されたのは丸戸史明氏。
恋愛物としては、同じ丸戸シナリオで個人的に傑作だと思う「WHITE ALBUM 2」に比べると、主人公の(CV松岡さんのイメージも手伝って)ハーレム的ご都合感は拭えませんが、ヒロイン達が主人公を好きになる要素は俺Tueee系より断然説得力があり、丸戸氏がゲームシナリオ作家として培ってきたノウハウを活かすゲーム仕立てのプロットで、ヒロイン達の切ない恋の進退をドラマチックに纏め上げてます。
(ちなみに丸戸氏のギャルゲーが原作の「WHITE ALBUM 2」は、楽曲を織り込んだストーリーと演出、中盤の盛り上げや鳥肌物のラストの脚本構成も合わせ1クールの恋愛アニメの中では神懸かった出来映えです!)

加えて、ゲーム作りに纏わる主人公やヒロイン達の言動には、ゲームシナリオ作家として歩んできた丸戸氏のクリエーターとしての情熱が伝わり見応えがあります。
{netabare}(倫也の書いたゲームシナリオを紅坂が豪快に笑い飛ばすとこなんて、青臭い頃の自分を振り返りつつ自分の道程を肯定的に受け止めている様でクリエーターとしての矜持を感じる。){/netabare}

また、登場人物にゲームシナリオを演じさせる様な客観的なセリフは、丸戸氏ならではの視聴者へ寄り添う遊び心があってユニークでした。

《作画》

テレビ版から背景も含め綺麗な作画で、挟まれるパステルチックなカットもお洒落。
そして本シリーズでは何と言っても、アイラインのカラーが特徴の女子キャラの描写に力が入ってます。
弾力感が伝わる肉感的な体のライン、あざと過ぎる可愛い仕草やエロいポーズをふんだんに描く事で萌えに徹してます。
かがんで見せるたわわな胸の谷間、テーブル下で絡み合う脚線美・・フェチなアングルも堪りません。
アニメと無縁の女性に鑑賞させたらセクハラになります♪

《音楽》

春奈るなさんの主題歌を初め、声優さん達の劇中歌も多く、ヒロイン達の恋心を盛り上げてます。
エンドロールの挿入歌に「ラブ・ストーリーは突然に」とあり、いつ流れた?と思ったら・・・オッサン世代へのサービス♪

《特筆声優さん》

今回の劇場版ではメインヒロイン役、安野希世乃さんの透明感のあるクリスタルボイスにキュンキュンさせられました。
安野さんは歌も上手いですね。今作の挿入歌も良かったし先日まで放送の「ソウナンですか?」のEDも好き♪

《キャラ》

よく泣く主人公は、女々しく感じ好きになれませんでした(同じオタクとしての妬みか^^;)が、ヒロイン達には制作スタッフの思惑どおりブヒブヒと鳴かせていただけました。

以下は萌えブタのネタバレ鳴き(見苦しいのでお許しを)
{netabare}
スカイプでの会話で「とっくにフラグは立ってる」(2期終盤の坂道での二人を見てる視聴者への完全表明)にまず、
ブヒー♪

ホームでただの手つなぎから恋人つなぎに!
ブヒブヒブヒー

誕生日デートの約束に「どうなっても、し~らないよ~♪」
ブヒブヒー

名前呼びを指摘されて
「それのどこが悪いの!」
倫也以外にも♭じゃない態度露出で、
ブヒブヒブヒー

2人の初めてのキスシーン
「タイミングがずれただけだよ」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー
「「いっせーの!」」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒーヒーヒーヒーヒー

「私の事、好きだった~?!!」のエリリにも、ブヒブヒブヒブヒブヒー(泣)
(ちなみに1期では私、エリリ推しでした(^^;) エリリと詩羽先輩の、二人が居たからこその恋の引き際も、切なくも素晴らしい魅せ方でした!)

ラストのエンディング曲中
「あなたが望むメインヒロインになれたかな?」
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒ悶絶ー

正直オマケパートは折角の余韻が冷める蛇足だと感じましたが、クールダウンしたのは良かったかも知れません。
あのまま直ぐ映画館を出てたらどんな顔をしてたやら
(*^^*)

「回収しとくね♪」のキスにも
ブヒブヒブヒブヒブヒブヒブヒー♪{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 27

61.8 3 美術部で笑いなアニメランキング3位
学園ヘヴン(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (110)
668人が棚に入れました
運がいいだけの平凡な少年"伊藤啓太"。そんな彼にある日、超エリート学園"ベルリバティスクール"への入学許可証が届く。

コノハズク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

乙女ゲーム系ハーレム学園BL

面白かった

ハイスペック男子高もの

転校してきた主人公がいたるところで色んなタイプのイケメンと遭遇して、その度にドキドキしたり頬を染めたり…って展開はまさに乙女ゲーム原作ならでは。

そのまま主人公を女の子に変えても通用する感じでした。

性描写はほぼありません。
ただ、サービスとして、紛らわシーンや大浴場シーンがありました。

このアニメの売りは、なんといっても
たくさん出てくるイケメン!
作画が良い。
イケメンが綺麗!背景も綺麗!

そして、そのイケメン達の豪華声優陣よ…
耳が幸せです…イヤホン必須。声を堪能すべし。


主人公は、まっすぐ頑張りやさんで可愛らしい。
CV福山潤さん。ただただ可愛い。

相手役、心配性で世話焼き。CV、櫻井孝宏さん。
親しみやすいバージョン。良い。

生徒会長、ワイルドでみんなの頼れるアニキ。CV小西克幸さん。カッコ良すぎる。惚れる。


生徒会副会長、ドS眼鏡。CV森川智之さん。
声がヤバい。惚れる。

…個人的に、会長と副会長の初登場シーン、あまりに二人とも良い声すぎて胸がガッと掴まれ萌え死にました(笑)


美人な会計会トップ、CV神谷浩史さん。
気位の高い美人声、素敵。


会計会トップを支えるハーフなハッカー、CV、坪井智浩さん。
囁き系ボイスで感情秘めた感じが良い。


テニス部キャプテン、金髪プレイボーイ
CV三木眞一郎さん。軟派な三木さんも新鮮。


寮長&弓道部主将、和服な日本男児。
CV置鮎龍太郎さん。落ち着いた低音が素敵。


口数少ない物静かな美術部部長。CV野島裕史さん。
優しい、癒される。


元気いっぱいチャリンコ少年。CV鈴村健一さん。
天真爛漫。可愛い。ひたすら可愛い。


銀髪サラサラ長髪メガネ保健医。CV成田剣さん。
響く低音。うっとり。


イジワルだけど憎めないツンデレ双子。CV水島大宙さん&CV武内健さん。
言葉を繰り返す双子らしさが良い。


…と、これだけじゃないですが、とにかくどの声も良くて良くて良くて…終始うっとりでした。


一期だけなのが残念。
アニメでは触れてくれない、設定上の疑問、カップリング等ありましたので、そこが気になるかな。

でもストーリー的には最終回で綺麗に終わったように思いますし、ラストでその疑問に少し触れてくれたのがニクい演出でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

イタいよ、和希さん。。

第一話目は観ていて結構ツラかったのですが、話数を重ねる毎に面白くなってきます。
どんでん返しに次ぐどんでん返しの展開、ラストはまさかあの人がダークサイドに。。ストーリー構成の巧みさは、さすがゲーム原作だなぁと感心しちゃいます。
ラストもきっちりハッピーエンドで完結していて、後味の悪さが残りません。

Bell Liberty学園、略してBL学園って、笑っちゃう位ベタベタだけど、セカコイよりもソフトな感じで超初心者向け。
様々なタイプのイケメンがいっぱいで、主人公のケイタくんもところどころ男の子らしくてカワユイ♪

私のイチオシはいぢわるな双子ちゃん。
納豆練り練りの学食シーンには、かなり笑かせてもらいました。
いぢわるだけど、本当は思いやりのある、素直なイイコ達です(^ ^)
そしてもちろん美少年♪♪
アニメオリジナルキャラみたいです~ウレシイ~~

それにつけても物語中最大のナゾ。。和希さんって幾つなんだろう?
回想シーンから判断すると、主人公より4~5歳は年上っぽいですが。。とゆーことは二十歳過ぎ??
二十歳過ぎの高校一年生って、イタいよ、和希さん。。

BLは苦手だけどイケメンは大好きな女子の方々、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか~

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

全寮制男子校の物語(BLではないです)

この作品、もともとは18禁ゲームだったらしいが
PS2版にはアダルトシーンがないとのこと。
ゲームは未プレイだけれど、アニメ版はエロシーンどころか
BLシーンも皆無なので、単純にイケメンパラダイスな物語という印象。

舞台となるのは、超エリート学園"ベルリバティスクール。
略してBL学園ってなんだそれ(笑)
この名前がそもそもの誤解の始まりなんじゃないかな?

ただの全寮制男子校(女子部もあるらしいがほとんど登場しない)の物語。
抱擁シーンかと思いきや、障害物から身を守るための行動が
そう見えてただけだし、毎回の冒頭シーンで思わせぶりな会話があっても
なんだ・・ってなオチを見せられるので、かえって中途半端というか。

物語自体は、中盤からサスペンスフルな展開になったりもして
多少の起伏はあるものの、けっこう平和な学園日常モノだった。

また、声優陣は今をときめく方々ばかりで、
登場する男子はみなそれぞれに特技を持った個性ある美形。
なので、そのあたりが楽しみどころの方にはオススメ。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 29
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