2023年度の総集編アニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の2023年度の総集編成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月25日の時点で一番の2023年度の総集編アニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

計測不能 1 2023年度の総集編アニメランキング1位
劇場総集編 SSSS.DYNAZENON(アニメ映画)

2023年3月10日
★★★★★ 4.1 (7)
34人が棚に入れました
円谷プロダクション制作の特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」を原作とするテレビアニメ「SSSS.GRIDMAN」に続いて制作された2021年放送のシリーズ第2弾「SSSS.DYNAZENON」の劇場総集編。テレビアニメ版で助監督を担当した宮島善博が監督を務め、本作特有の重厚な合体アクションと精緻な人間ドラマを際立たせて描く。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

誰かの手を握ろうとして掴んだ不安の種

特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作としたアニメ作品第二弾である『SSSS.DYNAZENON』の再編集版。
『SSSS.GRIDMAN』の劇場総集編と同じく、劇場版『グリッドマン ユニバース』の振り返りとして劇場公開されていました。
全12話のアニメを2時間程度のまとめているものとなるため、ストーリーは放映版と変わりないです。
そのため、ストーリーの感想は放映版と同じなので、そちらを参照です。

SSSS.GRIDMANの劇場総集編と同じで、ワンクールアニメを2時間尺に凝縮しているため、こちらもかなり端折られています。
それでも元々セリフ感に間があってバトル以外のシーンは割とのんびりした雰囲気の作品だったためか、特に序盤は違和感を感じませんでした。
蓬と夢芽の関係性、ガウマとの出会い、暦、ちせが巻き込まれる経緯、そして怪獣優生思想たちの登場など、前半部分は問題ないと思います。
ただ、中盤以降はかなり駆け足感があり、ちせメイン回のゴルドバーン登場回あたりは、ちせの葛藤部分にはほとんど触れられないまま数分で流されてしまっていました。
暦とムジナの関係性が進むシーンも全カットされているため、振り返りと観るとしても微妙な感じがしました。
特にキャラ人気の高い、ムジナのシーンがほぼ無かったのは残念です。

個人的にはSSSS.DYNAZENONは、SSSS.GRIDMANに輪をかけてストーリー整合性そっちのけで、ノリと勢いで話を進めるところが大きかったように思っています。
なので、ストーリー部分については、正直なところ、本編を見ても劇場総集編をみても理解度は変わらないだろうなと思います。
怪獣が現れて、それと戦う合体ロボットがあり、それに少年たちが乗り込んで必殺技で倒すやつですね。
技名とか叫ぶので、とりあえず熱いシーンが見たいという方にはおすすめできますね。

改めて見てもよくわからないストーリーでしたが、TRIGGERらしさとしてはSSSS.GRIDMANよりもこっちの方が上ではないかと思います。
SSSS.GRIDMAN同様、最後にユニバースへの伏線が少し入って終幕するので、雰囲気をもう一度呼び覚ました上で、そのままの勢いで劇場版を視聴開始できるのはいいかもしれないです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1

計測不能 2 2023年度の総集編アニメランキング2位
劇場総集編 SSSS.GRIDMAN(アニメ映画)

2023年1月20日
★★★★★ 4.2 (5)
10人が棚に入れました
蝉の声が聞こえるツツジ台の穏やかな日常が、怪獣グールギラスの声によりたやすく崩れ去った。
高校1年生の響裕太(声:広瀬裕也)は内なる声に呼ばれ、ハイパーエージェント・グリッドマン(声:緑川光)と一体化、苦戦の末にグールギラスを倒すことができた。
裕太はグリッドマンの誕生に立ち会ったクラスメートの内海将(声:斉藤壮馬)、宝多六花(声:宮本侑芽)と共にグリッドマン同盟を結成。しかし翌日になると、人々から怪獣の記憶が消され、犠牲になった人々はそもそも存在しないことになっていた。裕太たちはグリッドマンと共に、この世界に迫りくる危機に立ち向かっていくことを決意する。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

このままじゃ約束まで消えてしまう

2018年放映されたアニメ『SSSS.GRIDMAN』の再編集版。
『SSSS.DYNAZENON』とクロスオーバーした劇場版『グリッドマン ユニバース』の前の振り返りとして劇場公開されていた作品です。
劇場版が4年後しの公開となり、アニメ視聴済みでしたが内容がうろ覚えだったので、劇場版視聴前に本作で予習してみました。
なお、原作の特撮ドラマとの関わりやストーリーの感想は、本放映版で書いているのでそちらを参照です。

SSSS.GRIDMAN全12話を2時間ちょいに凝縮した内容で、再編集に伴い場面やセリフの追加は、覚えている範囲で行われていないように思いました。
そのため、展開は当然、かなり早足で、キャラクターへ感情移入する前にどんどんストーリーが流れていきます。
振り返り目的だったため、個人的にはちょうどよく、見ていてかなり思い出せました。
ただ、振り返りではなく、新規視聴を2時間で済まそうとする方にはおすすめできないです。
劇場版ガンダムでテレビ放映の総集編が良くありますが、そちらだとシーンのつなぎには不自然にならないように新規カットがあったり、場面カットをつなぐため若干のストーリー改変があったりします。
そういう意味での考慮はなく、とりあえずがんばって圧縮してみましたという感じが強いですね。

かなりの圧縮プラス駆け足になっていますが、怪獣は一通り登場します。
大抵の怪獣が瞬殺となりますが、相変わらず怪獣造形は素晴らしかった。
変形合体したパワードゼノンもかっこよく、バトルの熱さは総集編でも大事にされていたのが良かったです。
一方で、新庄あかねはエロかわいいのですが、六花と、特にはっすの太ももシーンが削られていたのが残念でした。
別で2時間はっすだけの『はっす総集編』が公開されたら話題にはなると思いますが、OVAか配信でお願いしたいところです。

最後、スタッフロール後に少しだけ新規カットがありましたが、本作のみでは意味がわからないです。
おそらくユニバースへつながるのだろうと思うので、劇場版視聴の期待高まります。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1
ページの先頭へ