続編で藁人形なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの続編で藁人形な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月26日の時点で一番の続編で藁人形なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.7 1 続編で藁人形なアニメランキング1位
地獄少女 二籠 -ふたこもり(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (375)
2189人が棚に入れました
最近、巷に或る都市伝説めいた噂が流れていた…。深夜0時にだけアクセスできる「地獄通信」に怨みを書き込めば、どこからともなく「地獄少女」が現れて、憎い相手を地獄に堕としてくれる。地獄少女は全てを見通すかの様な涼やかな瞳を相手に向け、ただ一言告げる。「あとは、あなたが決める事よ」と…。掟に殉じて地獄流しを続ける地獄少女――だが、彼女の前世での出来事と相まって、いつしか少しずつ心境に変化が起こり始める。そして物語の終わりは誰も想像できない出来事だった…。

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1期に続き、大好きな作品。 この恨み..地獄へ流します。

私の大好きな地獄少女の2期目の作品。1期も良い出来なのですが、2期もバリエーションに富んだキャラが多くでてきて、伏線も1期以上に張り巡らされて良い作品です。
1期は鬱作品の中でも、どちらかというと万人向けにいける感じでしたが、2期は拍車がかかって鬱展開になります。
ただ、1期見てからなら十分受け入れられると思います。
鬱展開が好きでない自分が受け入れることのできた数少ない作品なので、1期からの視聴をお勧めします。


比べると、閻魔あいだけでなく、しもべたちの生い立ち、過去、あいの贖罪が明かされていくので物語的にも深みが生まれ、伏線が多岐にわたって張り巡らされています。そこがこの作品のイチバンの魅力でもあります。1話ごとの出来不出来はあるものの、1期より2期のほうが自分は良く出来ていると思います。オムニバスの中でもしっかりと物語が進行しているのが分かると思います。


終盤の展開には賛否両論あるとは思いますが、人の醜悪にスポットを当てている本作らしい、これぞ地獄少女の真髄だといえる展開だったと思います。


この作品を見るに当たってのテーマは人の醜悪、贖罪、終焉。そういう面を鑑みても1期より腐った連中が多々出てきますが、それは良さだと私は考えます。様々なことを考えさせられるので、かなりの鬱展開ですが、まず1期に入ってみてください。


冒頭で語ったことをもう一度にはなりますが、鬱展開が好みではない私が好きになれた数少ない鬱作品でもあるので、鬱作品に抵抗がある方も一度1期を視聴して、2期を見てください。考え方が変わるかもしれません!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人を呪わば穴二つ

午前0時にだけアクセスできる地獄通信
地獄通信に書き込まれたものは地獄に落ちる。

■第11話~第26話
{netabare}
地獄少女のいつものメンバーたちにスポットをあてたストーリーが面白いです。

輪入道の温泉の話がお気に入り★
何百年も続く老舗温泉旅館の
最初のお客さんでもあり、最後のお客さんでもある、というのは感慨深いものがありますね^^


物語終盤は懐かしいキャラがでてきました。
つぐみちゃんってどうなってるんだろう。。。
{/netabare}

■第6話~第10話
{netabare}
あい「骨女は?」
輪入道「どっかいっちまったい」
一目連「連れ戻そうか?」
あい「ううん、たまには骨休めも必要よ」

・地獄少女がギャグを言っちゃった
http://www.youtube.com/watch?v=05IrjpLvtQc

第10話は製作者さんが色々と遊び心を出してましたね^^

{/netabare}

■第1話~第5話
{netabare}
第1期に引き続き、1話完結型で進行してます。

第5話のラスト、橋爪力也を地獄に送った時のセリフ
「なめんなよ、タコ」
がツボにはまりました^^

↓問題のシーンのMAD動画
・(MAD)[地獄少女]なめんなよ、タコ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3815328

{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 53
ネタバレ

makkotty さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あとはあなたが決めること・・・。

 すごく理不尽で、悲しくて憤りを覚えたり、マイナスな感情を揺さぶる作品です。
 これを見ると・・・これを見ちゃうと自分に起こった不幸なんて些細なことで大したこと無いと思えてくるから不思議です。

 今、幸せな人にはこの作品はおすすめ出来ないです。
 もし、自分のことを不幸だと思うならこれを見て見ると良いかも知れないです。救われたような気がします。
 
 恨んでもいい・・・でも人を恨んでも良いことは無い。

 前向きに生きていきたい人には必要ないけど後ろ向きに生きてきた人にはおすすめな作品です。
 人生、四分の一ちょっとしか生きてないけどそんな格言めいた事を言ってみました。



以下はネタバレなメモです。
見た直後に憤ったこととかを書いたものになっています。
内容に触れているので・・・。
見た人だけ見ていただければ幸いです。
{netabare}

 なんであの時ああしなかったんだと・・・思うところが多い。
 何であのとき悪い奴をすぐに地獄へ流さなかったんだ・・・。そうすれば後の不幸は全部無かったのに・・・と思ったり。
何でちゃんと話し合わなかったんだ・・・そうすれば解決出来たはずなのに・・・。
何であのときその場にいた奴全員を殺さなかったんだ。
武器を持ってたのに・・・妹が殺されそうになったのになんでしなかった。だから自分が地獄に流されたんだ・・・。
 そうすれば殺されずに済んだのに・・・。妹が植物状態にならずに済んだのに・・・。
 妹に罪を背負わせずに済んだかもしれないのに・・・。
 その悲しみは無かったかもしれないのに・・・。
 正義感でそれをしないなんてどういうことだって思った。



―――ここからネタバレであらすじを語ります。
 覚えておきたいストーリーだったので・・・。
 読んで見るかどうか・・・あとはあなたが決めること・・・。


 例えばアパートの隣人と猫を巡る話。
 一人暮らしを始めた生活が寂しい若い女性の唯一の楽しみが割とかわいい野良猫にエサをあげたり世話したりすることだった。
 ペットを飼ってはいけないアパートだったのでそういうことに対して良くないと言う人もいるかもしれない・・・。
 隣人はこの若い女性が猫の世話をするようになってからこの 人に対して物凄い嫌がらせをする。お寿司とかピザなどの出前を大量発注したり通販で勝手に多くの注文をしたり。
 無言電話をかけたり・・・。
 まるで憎んでいるかのような仕打ちをする。
 その一つ一つが若い女性を精神的に追い詰めていく・・・。
 若い女性もそれほど収入が多い訳ではなく。すぐには引っ越せない。だからお金が貯まるのを待って猫を連れてここから出ていくから許して欲しいと訴える。
 そして隣人はこの猫を殺してその生肉を女性の部屋の前にビニール袋に入れて置いておく・・・。
 そのスーパーのビニール袋の絵の顔の笑顔がすごく不気味だった。


 ここまで読んでくれた人でまだ見てない人はきっとこんな隣人なんて流されて当然だと思うかも知れない。
 でもそうじゃなくて、隣人は孤独で猫だけが寂しさを紛らわせてくれる存在だったのです。
 その猫が自分から離れて若い女性のところへ行ってしまったことが切なかったので嫌がらせをしたのです。
 話せば友人になれたかも知れないのに・・・隣人はそれができない・・・そんな気持ち悪いおばさんでした。
 ちなみに11話です。


 近所から嫌がらせを受けている家に住む少年は『悪魔の子』と呼ばれ、周囲から人が消えていく事件は全てこの少年が地獄通信を使って人を殺しているからだと言われるようになる。

 嫌がらせ(ゴミを投げ入れたり誹謗中傷するようなビラを作って近所に配ったりする)をしていたのは向かいに住む少年の父親の仕事の元パートナー。
 少年は嫌がらせをしてくる人物が誰でどんな奴なのか知らず、自分の家に嫌がらせをして家族を精神的に追い詰める人物を地獄へ流すよう地獄少女に依頼するも契約はせず藁人形を返す。その人物を地獄へ流したりしなかった。
 少年は他人を恨んではいけないと思っているから絶対にそういうことはしない。

 それでもこのお向かいさんは陰険で矮小な人物で少年の父に対して、自分の能力が足りないから仕事がないのにそれを見捨てられたからだと逆恨みしていて、少年の一家が引っ越す事にすると計画通りにボーガンで少年の母を殺害し(喉笛に矢が突き刺さって死ぬ・・・あまりにもむごい)少年に罪をなすりつける。

 少年は証拠不十分ですぐに釈放されるも近所の目はこの少年を犯人だと思い込んでいる。
 母の葬式で真犯人を知り父に話すもこいつがそんなことするはずがないと、確かめに行くが父は向かいに住む男(真犯人)に殺害される・・・(いや、生きてるんだけどね。その場では死んだみたいに見えたし植物状態になる。)
 現場に居合わせた少年の目の前で父が殺害され、少年もこの
真犯人に殺されそうになる。
 その瞬間にお向かいさんの元彼女が藁人形の糸を引き、こいつが間の悪すぎるタイミングで地獄に送られる。
 人間のクズみたいな奴だっただけに恨みを持つ人間が他にもいた事には納得できる。
 しかし、少年は父親の殺人未遂の容疑でも逮捕される事になった・・・。これも証拠不十分ですぐに釈放されるがやっぱり近所の目はこの少年を犯人だと思っているし、お向いさんが作ったビラの内容が少年は『悪魔の子』だという宣伝文句も手伝って『悪魔の子』と呼ばれるようになる。

その後の展開は本気で不幸だった。
少年と仲が良くなった少年より少し年上の未成年の女の子が恨んでいる相手から大金を奪おうとして逆に恨みを買い地獄に流されたり・・・。これだけでもかなり悲しいのにそれがきっかけで少年の周りでは不審な事件がたくさん起きるといわれるようになる。
少年は事件が起きても警察から証拠不十分で釈放される。当然少年は事件を起こしていないし、地獄通信で地獄少女に依頼して契約して流される事件では絶対に犯行現場に証拠が残らないからだ。
そういう証拠不十分な事件がこの『新興住宅街、ラブリーヒルズ』で多数発生するようになる。
それで、地獄通信を使っている人たちはみんなその罪を自分で背負うことなく全て少年に罪を着せ、地獄通信を使って人を呪っても今なら少年の性に出来るからと次々に人を呪い殺すようになったり、少年と目が合うだけで地獄へ流されてしまうと信じる人もどうせ死ぬならと人を呪い殺すようになる。
中でも一番許せないのは自らの罪が発覚することを恐れて自警団を作った連中だった。この呪いの連鎖というかパンデミックを作り出した張本人たちだ。
この人たちがしたことは目も当てられないほどに酷い。
少年の家の前で見張ったりとか何かある度に土足で踏み込んできて少年に暴力を振るうなど・・・。
そして自分たちが罪を着せたくせにその発覚を恐れてこの少年と真実を知り少年を守ろうとする刑事とその妹を殺せば全てうまくいくと信じ、それを実行に移したり・・・。
殺そうとした方法も酷いもので、冬の冷たい湖の手こぎのボートの上に大きな石を少年と少女に縛りつけて乗せ、ボートに穴を開けて押し出す・・・という方法を使って殺そうとした。雪が降り積もる真冬に凍える寒さの中溺れ死ねということだ。
そこに警察官の兄が登場し拳銃を上空に向かって発砲し自警団を追い払い、二人は救出される。
警察官のお兄さんに発覚したため、自警団は罪が発覚することを恐れてお兄さんを地獄通信を使って消す・・・。
そして少女は精神的に追い詰められた末に少年を地獄に流し、後を追って凍てつく湖に投身自殺する・・・。

14話と22話以降のあらすじです。

実は、地獄少女とこの少年はほとんど同じ目にあっています。すべての不幸を一人で背負わされるということです。
地獄少女はそれと同じようにいわれもない理由で村人から迫害を受け、愛する人からも見捨てられ、殺されたことを恨み死霊となって村人を、愛する人以外を皆殺しにしました。その罪で地獄少女になったのです。

同じ境遇を受けた少年を地獄に流そうとしたとき、地獄少女は自分の仕事に答えを出します。その答えが何なのかは良くわからない。見ていた一視聴者の私の答えとしては「何があっても人を恨んで殺したりしたらいけない・・・。こんなことは間違っている。」ということか・・・と思いますが分らないです。続編もあるので・・・それはそれで内容がいいので悪くは言いません。
それが理由で地獄少女はその業から解放され、人間に戻るのです。

結局少年も意識不明だった少年の父親もちゃんと回復しましたが少年の無実を知って一緒に逃亡した少女(女子高生)は意識不明のままどうなったんだろうとも思ったのでちょっと考えました。
地獄少女の世界観て多分神も仏もいると思う。少年は結局誰かを恨みに思っても呪ったりしなかったから少年の父はちゃんと元気になれたのかもしれない。
少年の無実を証明しようとするも地獄通信のことを警察官のお兄さんに聞かれて動揺してそのまま何もせず帰ったあのクズを流した女性が突然の事故で亡くなったり、ジャイアンをもっとジャイアンにしたような不良が女子高生をレイプ魔のヤクザから守るために(理由は「俺の女だから・・・」違うのに。相手の気持ちを無視してそれじゃレイプ魔と変わらないや・・・。)地獄に流したあと、ジャイアンし続けて交通事故で死んだりとか・・・(5話)。
あとVの惨劇とかも・・・。Vの惨劇はミステリな要素も楽しめるのであえて内容は言いません。見返したときなるほど・・・と思います(13話)。
この少年に関しては地獄少女のおかげで契約が切れたのだから多分少女が地獄に送られることはないと思うけれど別の罰を受けて意識不明の状態のまま回復しないのかも知れない・・・と思った。
その罰が罪と釣り合うまでは意識が戻らないのかも・・・。例えばこの事件で生き残った人がみんな死ぬまでとか。
少年が本当に幸せを感じた瞬間とかに目覚めるのかな・・・と思います。

{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

61.5 2 続編で藁人形なアニメランキング2位
劇場版 BLOOD-C The Last Dark(アニメ映画)

2012年7月7日
★★★★☆ 3.5 (256)
1168人が棚に入れました
古くから湖への信仰が残る風光明美な町にある浮島神社。そんな浮島神社の巫女 更衣小夜(きさらぎ さや)は、神主である父親 更衣唯芳(きさらぎ ただよし)と二人暮らしをしている。小夜は 私立・三荊(さんばら)学園に通う高校2年生で普段はクラスメイト達との学園生活をめいいっぱい楽しんでいるのだが、一方で、父の命を受け ある「務め」を果たしていた。それは、『古きもの』と呼ばれる、人を遥かに凌ぐ力を持ち、人を喰らうモノを狩ること——。『古きもの』を唯一倒すことができる小夜は、人を『古きもの』から守るため、大好きな父親のため、浮島神社に伝わるという御神刀を手に独り、戦う。果たして小夜に待ち受ける運命とは!?
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

小夜 is back! 「忘れるな、七原文人は私の獲物だ」 そういって彼女が“帰って”きた

先にバシッといっちゃうと、テレビシリーズをご覧になった方ならやはりこのブラシーと言えば真っ先に感じたであろう、あの怪しさを軽く通り越した“得体の知れない気持ち悪さ”が今作にはありません
『テレビシリーズのまんま』あるいは『アレ以上』を期待してる方には残念な作品になってますの;


レーティングは一応『PG12』(小学生には助言・指導が必要)です
これでPG12ならテレビシリーズにはせめて『R-15』ぐらいくれてやってくれw


キャラの設定や用語を瞬時に理解するにはテレビシリーズの視聴が前提としてあるものの、『何もかも全てがフェイクだった』という【夢オチ並な超展開】を見せたテレビシリーズ終盤のせいか、多少『雰囲気違いの裏切り』に遭います
が、もはやあの設定では許容してやるしかないのでしょうw


それに加えて、特にテレビシリーズを観てない人でも楽しめるように作ってあるので、あんまし謎を深く追うことを考えず、頭をまっさらにしてご覧になることをオススメしますね


良くも悪くも今作は<モンスターパニック映画>ですよ


七原文人が小夜に固執する理由も、もはやテレビシリーズ終盤でバレバレだったわけですし
特に「あっ!と驚くドンデン返し」は無いんです


まあ強いて挙げるなら小夜に遠まわし過ぎてイミフな助言を続けていたあの「喋る子犬」の正体が明らかになりますぜ
オイラ観る前はすっかり子犬の存在など忘れてましたがwww


今作が『BLOODシリーズ』の一作というよりも{netabare}『CLAMPワールド』の一作{/netabare}だったことが解ったのにはちょっとびっくらこきました^q^











監督はBLOOD+の3期OPや東京マーヴルチョコレートを手掛けた塩谷直義に交代しましたが、今作ではCGを多用した一人称視点の激しいカメラワークが目立ちます
カメラ酔いには要注意です


作画の点では流石のI.G、さらにはゲストアニメタにもウメンヅ、西尾鉄也、中島敦子、千葉崇洋、かがみん等など、テレビシリーズに引き続き豪華なメンツを揃えてきました
(かがみんはどうせ顔芸担当ですねwわかりますw)


音楽はエウレカセブン1期やテレビシリーズ版BLOOD-Cも手掛けた佐藤直紀が続投
重厚なオーケストラサウンドが再び大いに盛り上げてくれます


「もうブラシーなんて忘れちゃったよ」「どうしてもおさらいしときたい!」って方は公式サイトの【のねのね劇場】をご覧になってくださいなw
本編で笑えない分、どうぞ笑ってやってw










いやはやしかしまあ;
最近の藤咲淳一はなんで『ネットワークを自在に操る子供』っていうキャラクターにあそこまで拘るのか
よく解りませなんだ┐(´~`)┌
なんでそこだけ『ルー・ガルー』から引っ張って来たん?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

勝者には褒美を 敗者には罰を・・

劇場版  BLOOD-C The Last Dark(完結) 約120分

アニメでの舞台 浮島から半年。舞台は東京へ。

アニメに比べ、あまりグロイシーンは少なかったです。
悪魔で比べてなので、苦手な人は注意です。

劇場版では新キャラ達が登場。
声優さんもちょっと豪華☆

正直あまりパットしたシーンがなかったように思います。
小夜も本来の自分に戻っているのでアニメの時のような明るい
小夜は劇場版ではもう観れません。

個人的に良かった点は・・
CLAMPの別作品『XXXHOLiC』の主人公 四月一日 君尋(わたぬき きみひろ)
が登場した事。
アニメでも別の形で登場してましたが、劇場版では本人登場。
一時、XXXHOLiCのコミックを読んでいたので、
こうやって別作品に出てくれるってなんだか嬉しいですヽ(*´∪`*)ノ"
この作品ともリンクしてたんだ!と。
いつのまにか読まなくなっていたのでXXXHOLiC本編みたくなりました。

終盤でてきた・・うーん・・青色した・・怪獣!!にしておきます。
この怪獣なんか映像がとてもリアルでしたっw
劇場で観たら結構な迫力だったのでは・・。
ただあっけなかったですね^^;

勝者には褒美を・・敗者には罰を・・は、想像してたのがほぼ当たりました☆

案外静かに完結した劇場版だったな〜って印象です。
でも物語は、やはりよくできていたと思います!!
パットしなかったのは、アニメ版が強烈すぎた・・っていうのも1つの理由かな。
なんにせよグロ苦手な方はオススメできない作品ですので
観るときは注意してください^^
とりあえず無事観終わり、これにてBLOOD-C終了させます。

読んでくださりありがとうございましたヽ(´∀`*)ノ


読んでくださりありがとうございましたヾ(●´□`●)ノ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

復讐と愛憎の物語(レビュー超改変版)

スローテンポの内容、やり過ぎなグロ描写、最終回のどんでん返し等に賛否両論(否の方が圧倒的)だった「BLOOD-C」の劇場版作品。あにこれでは劇場版も評判が芳しくないようですね。テレビ版に懲りずに映画館にまで観に行った口ですが、いやはや…またも「BLOOD-C」には楽しませてもらいました。


テレビ版は黒幕を後一歩で取り逃がした所で終了し、劇場版は黒幕と遂に対峙します。舞台は田舎からCLAMPお墨付きの東京に、季節も夏から冬に変わっています。作風だけではなく制作スタッフもテレビ版と異なっています。

脚本はBLOODシリーズにお馴染みの藤咲淳一さん、監督は水島努さんに変わり塩谷直義さん。
名前だけ聞くと「え〜と…」と思いましたが、「このアニメOPがかっこいい」の一例でよく挙げられるBLOOD+の3クール目OP(曲はUVERworld「Colors of the Heart」)の絵コンテや演出を手掛けた方だったそうで。意外とBLOODシリーズに関わり深い若手監督です。これは…きっと今回もシャレオツに仕上がった作品になっているに違いない!!そんな期待をして公開当時ワクワクしていましたね。


以下様々な観点からレビューをしていきます。


・すげぇ作画
まず第一に注目したいのは、作画の質がテレビ版に加えて格段に向上しています。特に背景美術が素晴らしいことこの上なし。東京の冬景色からは寒さまで伝わってきます。初代BLOODのリスペクトとも言える冒頭の地下鉄の描写も緊迫感があります。リアルな東京の町並みが良く再現出来ていました。


・ふつくしいキャラデザ
Production I.Gの最終兵器と言われている(らしい)黄瀬和哉氏の小夜のキャラデザが美し過ぎて惚れ惚れします。眼鏡がないだけでこんなに小夜は違うんだねえ…。
CLAMPのキャラ原案も、テレビ版より比較的リアル頭身に近づけたそうです。本作では肉付きがしっかりしたキャラデザになっていました。これなら刀振り回しても違和感はない、はず。


・一本調子でないカメラワーク
作画云々言いましたが、個人的に劇場版「BLOOD-C」で最も評価したいのはカメラワークです。テレビ版では一歩引いたような客観的視点が非常に多く、臨場感のない戦闘シーンにはヤキモキしたもんでしたが、こちらでは真逆の痺れる戦闘シーン目白押しです。冒頭8分の目紛しい戦闘が良い例でしょう(逆にこの8分が凄過ぎて、後の戦闘は物足りなくなってしまうかも)。縦横無尽に動くので、酔わないようにご注意下さい。
戦闘シーンだけではなく、会話シーンも然り。各キャラが話す度に画面が切り替わる事はあまりなく、カメラの長回しで演技を見せています。最近やたらめったらチャッちさを感じるカット演出が多い作品の中、本作では平面的な演出は一切せず、きっちり丁寧な演出で会話シーンを見せてくれたのが好印象でした。

あんまり誉め称えるだけだと怪しい業者に見えそうなので、そろそろツッコミ所も交えて挙げていきます。


・「さやー(棒」が気になる
アニメに事欠かせない声優さんの話題に切り替えます。本作のオリジナルキャラでもありヒロインでもある「柊真奈」っていうキャラに、何でか分からんけど朝ドラ「あまちゃん」でご存知の方も多い橋本愛をキャスティングしてます。
予告編CMで水樹奈々の演技が気になった方も多々いらっしゃいましたが、橋本愛が結構な大根演技を本編で喰らわせてくれる為、左程気にならなくなっていきます。脇を固めるのが実力派声優さんばかりなので、かなり浮いてしまっています。「さやー(棒」と叫ぶ声が耳にこびり付きました。
ただ、やる気が感じられない棒読みでは決してなく、声質そのものは綺麗だと思ったので、今後の橋本愛の演技力の向上に期待したいです。


・小夜のキャラが変わり過ぎている
いやね、鼻歌口ずさんでばかりいたお気楽天然系キャラが、いきなり無愛想で無口なキャラに変わってたらそりゃ違和感は拭えません。テレビ版の小夜とは正反対のキャラになっているので、テレビ版を見ていた方は本作の小夜の性質を受けいられるか否やで、印象が大きく変わりそうです(キャラが変わった理由はちゃんとあります)。
また、本作では小夜の過去や真相には追求しません。彼女が何を思っているか明確な心理描写も少ないです。小夜の事をもっと知りたかった方には残念だったと思います(ただ、自分のことを多くは口にしないものの微妙な表情の変化から、少なからず心情を読み取れます。)
私は劇場版の小夜の寡黙なキャラが直ぐに好きになれたので、別段違和感はなかったです。水樹奈々の演技もこちらの方が合っている気がしました。


・黒幕との絡みが少ない
一番の欠点がこれかなあと。黒幕の親族が劇中で関わってくるんですが、そいつの話題は別にどーでもいいんです。こっちは小夜とアイツの絡みが早いところ見たいのに、終盤まで真っ向から対峙しないので、無駄なシーンが多く感じてしまいます。
お世辞にもフォロー出来ない最大のツッコミ所は
{netabare}ハリウッド映画級のハッキング万能性能力です。”塔”の本拠地を見つける手立ては、もっと順序立てて出来ないものかと。ハッカー有能過ぎぃ! {/netabare}
小夜とヒロインの交流の方が圧倒的に多いです。この2人の絡みに面白みを感じるか感じないかで、本作を駄作か良作か分離すると思います。
{netabare} しかし、真奈と小夜の掛け合いは中々面白い。小夜は最初ぶっきらぼうで、無視もするんですが、犬みたいに引っ付いて来る真奈に悪い気がしないのか、次第に心を開いていきます。中盤で古きものとの戦闘シーン、今まで真奈のことを「お前」呼ばわりしていた小夜が始めて真奈を名前で呼んで身を犠牲にして守るシーンは燃えた。小夜がツンからデレに変わっていく過程がとてもわかりやすく描かれています。百合?百合だろうがいいものはいいんです。文人よりも真奈との絡みの方が結構楽しめました。{/netabare}
そして黒幕の目的がわかりにくい。明確な動機ではないので、もうほんと何がしたいんだよ、あんた…となってしまう方も多そうです。
{netabare} 小夜を心底愛していたが故の文人の行動理由は、個人的にはアリでした。でも、意味が分からんという意見も納得出来ます。やはり文人と小夜の掛け合いももっと時間を取ってほしかったです。
小夜の心情描写が少ないないですが、復讐の鬼には成り切れず、迷いや情けを時折見せる人間臭いキャラクターは逸脱だったと思います。蔵人さんから「君も文人を殺したいのは同じだろう?」とか言われた後の微妙な表情が特に(水樹奈々さんの「ん…」と唸るような演技も良かったです)。小夜は憎しみを持ちつつも心の何処かでは文人の事を理解しようとしていたのかもしれませんね。
自分の心情をベラベラ喋ることはせずに、表情や行間で感情を読む映画的な要素は大いに評価したいです。{/netabare}


・結局CLAMPじゃねーか!
これを見ると「BLOOD-C」の"C"って結局CLAMPの"C"じゃねーか!という事になります。ファンサービスなのかもしれませんが、個人的には自重してほしかった…。考え直すと黒幕の目的もCLAMPらしい動機です。




・他色々・総評
復讐モノとして名義を立てていますが、クエンティン・タランティーノ監督のようなスカッとするスタンスとは全く異なります。その上脚本は結構荒々しいので、ツッコミ所も目紛しくあります。冒頭8分は非常に引き込まれるのですが、それ以降山場が中々来ないので肩透かしくらっちゃう方もいそうです。そして終盤の辺りの駆け足具合が目に余ります。
そんなやっつけ部分が何ともB級アクション映画っぽいです。滅茶苦茶なカオス描写はないので、テレビ版が好きだった方は物足りないかもしれません。グロ描写もテレビ級を期待するのはやめましょう。

でも、作品からは制作者が何でもいいから印象に残るよう見てもらおうとする意気込みが感じられました。だから多少の荒っぽさもある意味微笑ましいというか、ま、細かい事はいっか〜アクション格好良かったし!と私は思ってしまいました。とても不思議。それは小夜のキャラクターを好きになれたからかもしれません。

「BLOOD-C」はBLOODシリーズの汚名をそそいだ超駄作なんてよく言われていますが、こうして楽しんだもんもいます。世間的には失敗作だったのかもしれませんが、私にとっては大いに楽しめた価値のある作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

65.5 3 続編で藁人形なアニメランキング3位
地獄少女 宵伽(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (196)
864人が棚に入れました
午前0時にだけアクセスできる「地獄通信」
ここに晴らせぬ怨みを書き込むと、地獄少女が現れて憎い相手を地獄に落としてくれる……。
若者たちの間で広がった都市伝説のような噂だったが、実は本当の事だったのだ。
少女の名前は、閻魔あい。
依頼主の怨みの感情に共鳴した時、彼女は地獄少女として標的となった人間を地獄へと送り流す。
……だがそこには伝説には語られていない、少女との契約が存在した。
「人を呪わば穴二つ。相手を地獄に送る代わりに、あなたの魂も死後地獄に行く事になるわ、それでもいいの?」
そして、ある時閻魔あいの前に、謎の少女・ミチルが姿を現すようになる。
自分が誰なのか、なぜここにいるのかを思い出せない様子のミチルに、あいは語りかける。
彼女は一体何者なのか?その秘められた過去を紐解いてゆく――。

声優・キャラクター
能登麻美子、菅生隆之、本田貴子、松風雅也、椎名へきる、さかいかな、和多田美咲

たんたん817 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

中途半端と作画崩壊の四期です

資金がなかったようで実質わずか六話です。

作画崩壊は多くの人が指摘しています。特に二話と三話は酷いものです。
しかし、不思議な事にOPと新キャラのミチル絡みの作画は非常に美しく作画されています。そのギャップが凄いです。

ひとつひとつの話しは結構、優れてはいると思います。
特に三話は地獄少女史上でも最悪の鬼畜話しです。前述通り作画崩壊だったのが残念でしたが。
そして、ラストで節目を迎えるわけですが、なんだか中途半端なとこで終わった感は否めません。
五期前提なのでしょうか?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「蠱惑に溺れし、哀れな縁。 夢か現か、光か闇か。 天の言の葉浮かんで消えて、時の随にゆらゆらと。 沙汰を語るが宵伽。 晴らせぬ怨み・・・晴らします。」

この作品は「地獄少女」の第4期に位置する作品です。
物語は基本的に1話完結ですが、閻魔あいや三藁などがこれまでどんな思いで地獄流しを行ってきたのか…
その傍らで警鐘を鳴らし続けた人々はどんな顛末を迎えたのか…
怒りと憎しみに縁取られながら…それでも切なさを噛み締めずにはいられない囁きにも似た小さな悲鳴はどこに向かっていったのか…
依頼を受け地獄流しを執行する裏側に隠されたモノ…
そんな全容を知りたい方は前期からの視聴をお勧めします。

いよいよ4期を迎えました。
日本のアニメーション技術の粋を駆使して作成されたオープニング…
あまりの美しさに溜息しか出ないのが実態でした。
3期までのキャラも十分過ぎるくらい綺麗で可愛らしかったと思います。
3期の準主役だった御景 ゆずきには何度も見惚れてしまったほどだったんですけどね…

ですが、技術の向上って留まることを知らないのは本当なんだ…
今回もオープニングには圧倒されまくりです…

閻魔あいの儚げさの中に潜む美しさに磨きがかかっているのは言うまでもないと思います。
もうハッと息を呑む美しさですよ…あいさんは。
でも今回は三藁のみんなも格好良い…
特に骨女…
手にしたのは自分の分身…?
けれど、彼女の何気ない仕草にもドキッとさせられました。

そして今回新たな発見が一つ…
オープニングの中では何気ないのかもしれませんが、あい、三藁、きくりのみんなが真正面を向いて立っているシーン…
顎を引き無表情を貫くあい…
あいの傍らであいのスカートを握りながら眉をしかめ瞳を見開いたきくり…
そしてその背後には穏やかな顔つきの三藁がそっと立っているという構図です。
前期にも同様のシーンがあったのでから気になっていたのですが、どうやら私はこの1シーンが堪らなく好きだったみたいです。

だってこれがこの作品の全てを物語っているような一枚に見えるから…

あいが無表情なのは課せられた宿命を全てを受け入れた証なのだと思います。
お転婆きくりだって、本当は誰よりも怖い存在である事は、きっとここまで視聴を続けてきた方ならお判りでしょう…
でも普段は彼女自身の幼さがあいのスカートに手を伸ばすのではないでしょうか。
これだけだと、限りなく尖った作品になりかねません…
でも人間臭さに心地よさが感じられるのは、三藁の感情があってこそなのではないでしょうか。
そう考えると、私にとってとても大切な1シーンに昇華されたように思います。

一方物語の方は、前期までの指向が180度真逆…
これまで2クール26話のスタイルを貫いてきたこのシリーズ…
ここまでくると当然今期も2クール分しっかり放送して貰えるものと思ってばかりいました。

でもこういう予想って大概当たらないモノですね…
新作0.5クール+回顧録0.5クールというコンパクトにまとめられた構成になっていました。

何故この構成になったのでしょうか。
2クール分のストックが無かったから…?
過去作の良さを知ってもらうため…?

しかも地獄少女の大きなターニングポイントにも成り得るこの4期…
何故急がなければならなかったのでしょう…
しかもたった0.5クールで新作分を纏めるなんて…

正直分からないことだらけ…
そしてこの4期から新たに登場した新キャラのミチル…
彼女の物語にはもっと時間をかけることは出来なかったのでしょうか。
たくさんの大人の都合があるのだとは思います。

でもここまで育て上げてきた地獄少女シリーズです。
この作品ならではの時間軸があると思うんです。
例えば3期の準主役だった御景 ゆずき…
序盤の可愛らしさのインパクトは素晴らしかったと思いますが、ゆっくり時間をかけて人となりを知りながら彼女の虜になる…には相応の時間が必要でしたから…
だから内容も展開も理解はできましたが、尺の短さに勿体無さを感じずにはいられませんでした。

でもこの4期でこの作品は大きな変化点を迎えました。
今後、この作品がどの様に繋がってうくのかが楽しみです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ミオヤマザキさんの「ノイズ」
エンディングテーマは、能登麻美子さんの「いろがみ」
エンディングをしっとりと能登さんの歌で纏めるのはもうすっかり定番ですね。
でもごめんなさい…今期も軍配はオープニングでした。
もう曲の入りから半端ありません…単調な高音を繰り返すピアノの音色と、鳥肌の立ちそうな旋律を奏でるベースとの相性が最高過ぎ…
今この作品のレビューを書いているのは、夏アニメのアニソンBEST10にどうしてもこの曲を入れたかったから…
あにこれのシステム上、BEST10に入れられるのは評価した作品だけなので…
今回は色々な予定と重なってレビューを書くのがすっかり遅くなっていますが、少しずつでも書いていきたいと思います。

1クール12話の物語でした。
作画が丁寧な上、あっと驚く展開も待っていてくれたので見応えは十分だったと思います。
少し尺が短かったのが気になりましたが、これは次への布石なのだと信じています。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

やはり、私にとって最高の作品の一つです。

一話目は地獄少女としてはどちらかというと少しひねってはあるものの真っ当な作りでこれはこれで良かったですが、

二話目はまた別の意味で良かった。この不条理感や地獄流しの動機の不可解さは非常に感銘を受けました。なんと言っても切なすぎる話しでした。相当な良作、いや神作と言っていいくらいです。
地獄少女好きの人には感涙した人もいたようですね。

二作目感想に追加
今、思うとさらに良い回だったなと思えるようになりました。
まあ、地獄少女を見慣れた人でないと理解しがたい話しと
地獄流しの動機だったと思いますが、

冒頭でハルがナナコを流さなかったのはハルにとってナナコは「自分の作った作品(道具)にすぎない」と思ったから、
最後にナナコがハルを流したのはナナコにとってハルが「かけがえのない人だ」と思ったから、
それに気づいたハルはナナコは「自分の人形」などではなく「最高の友」だという事に気づき笑顔で流されていった。
まさに神作でした。

三作目も神作、シリーズでもトップクラスの胸糞回。どう考えても妹は犯られてしまっている。
まともだった筈の主人公の少年も狂って殺人を含む犯罪行為に走ってしまったようですね。

四作目は三作目が過激な話しだったのに対して今回しんみりする話しで。老人介護問題に踏み込んでます。良作です。
「やまゆり園事件」の影響も少しはあるのでしょうか?
現実の日本では1950年の65歳以上の老人比率が20人に1人だったのに現代は少子高齢化社会で4人に1人が老人なんですよ、
しかも日本は世界トップクラスの長寿国で平均寿命が80にも達していて健康寿命との乖離が激しく、寝たきりや認知症の老人が多い、
今までは社会問題に踏み込んだ話しはイジメ問題や家庭間問題が多かったけど、 こういう老人介護の問題に踏み込んだ点は評価できます。

5.6作目
{netabare} 今までの地獄少女シリーズとは違い、斜め上の展開でした。三期でゆずきの地獄少女化を阻止したあいですが、今回はあっさりとミチルが地獄少女になってしまいました。
あいも何だか反対する様子は全くないどころか、山童のミチルの従者化を承認したりで背中を押していたようです。
まあ、人を一人も殺めてないゆずきと違ってミチルは非常に同情できる状況でなおかつ力が暴走しただけで殺意すらなかったとは言えすでに村人を大量殺害していたのであいも地獄少女化に反対しなかったと思います(そもそも彼女にそんな権限はないでしょうが)
それと三期の解釈も少し変えた方が良いかもしれませんね。あいがゆずきの地獄少女化を阻止したのは単にゆずきが暴走して地獄少女のルールを破って勝手に制裁を施そうとしたからであって、
良く考えるとあい自身は終始、ゆずきの地獄少女化を後押ししていましたし、
三期のラストでゆずきを庇って「私が永遠の地獄少女になるのでゆずきの罪を許すように」と地獄蜘蛛に懇願したのは、ゆずきへの制裁に反対したからに過ぎず、
ゆずきが素直にルールを守る地獄少女になってればあいは介入しなかったわけですね。
つまり三期の今までの一般的なラストの解釈の方が間違いだったのかもしれません。

なんにしろ、あいも引退表明してないし、これからはW地獄少女体勢にでもなるんでしょうか?
その辺の説明が非常に不十分な気がします。
五期がないと、やはり中途半端感はぬぐえないですね。
巷の噂では「続きはパチンコで」説もありますが、それはいくらなんでもないとは思います。

それにしてもミチルの「天に背きし憐れな影よ人の痛みに瞼を閉ざし過ちを犯せし咎の魂」という口上はカッコイイです。

追加
どうも巷ではミチルがゆずきのように成仏しなかったのを不満がる意見が出ていますが、
前述のようにミチルは事情はともあれ大量虐殺しているので、ゆずきとは違い「ミチルの成仏=地獄行き」という事に注意しなくてはいけません。
あの世界では正当防衛、緊急避難、心神喪失、少年法といった事情で罪が減じられる事はなく、
過去にも正当防衛で糸を引いた依頼者も免責とかされてないようですし。
ですので、閻魔あいはなんだかんだとミチルの事情を考慮して、一番良い解決法として彼女を地獄少女にしたんだと思います。

*父親の生命維持装置を止めた理由について考察。
父親は植物状態が五年も続いて回復の見込みがなかったのと、
地獄少女の世界は「死んだら無」の現実世界と違って明確に「死後の世界」が実在しているため、
植物人間の人物の生命活動を停止させるのは「天国行き」もしくは「転生」を早める好意のつもりだったと考えられます。
まあ、現実世界の考え方からすると、植物状態の人間を生命活動を停止させるのは、良くない行動でしょうが、所詮は世界観が現実世界と違う世界の物語ですから。 {/netabare}

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新作は確かに少な過ぎるけど一話一話の出来は最高(三話の作画は良くなかったですが・・・)
四期目は非常に気合の入った作品作りでした。
このクオリティならブルーレイ買っても良いです、ファンとしては今までのシリーズも全て全部ブルーレイ化して欲しいですね。

しかし、やはり新作部分がたった六話しかないのは惜しすぎです。
製作費が得られなかったの原因らしいですね。
ブシロートが子会社の新日本プロレスの宣伝のために作ったタイガーマスクWは3クール38話もあったり、
ゲームの逆転裁判6の逆転裁判の宣伝のためだけに夕方枠に2クールのアニメ逆転裁判を作ったカブコンとは違いすぎます。
地獄少女四期は早い話し、藤商事のスロット新台「地獄少女2 宵伽」の宣伝とキャラ設定のために作られたのですが、
何でも藤商事の去年の業績が赤字だったのと、地獄少女の不吉で暗い作風から、メインスポンサーの藤商事以外のスポンサーがあまり付かなかったのが原因だそうです。
現実とは世知辛い話しですね。

とはいえ、今まで通りどーんと2クール、せめて1クール全て新作で作って欲しかったです。
まあ、今回の四期はあくまで本格的な五期への通過点として作られたのなら良いなと思いますね。

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まあ、この作品シリーズはもはや「普通のアニメ」として見る必要はないでしょう。

時代劇で言う「水戸黄門」「大岡越前」「三匹が斬る」「暴れん坊将軍」
特撮で言えば昔のウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズ
のような「定番作品」「お決まり作品」のようなノリで視るのが良いと思います。

アニメで言えば「名探偵コナン」とか「サザエさん」とか「日本むかし話し」ですか、ちょっと違うかな・・・
強いて言えば、旧タイムボカンシリーズ全盛時代みたいなノリ・・・これも違うかな?
なんていうか、旧タイムボカンシリーズ全盛期に「偉大なるワンパターン作品」とか言われたのが印象に残ってますので・・・

まあ、最後の地獄送りや地獄コントのパターン性は水戸黄門に一番似ていますね。「来るぞ、来るぞ、キタ━(゚∀゚)━!」という感じです。

皆さん、酷評も含めていろいろ意見が出てますが、
変な推理・推測や深読みを働かさせずにもっと、頭をカラッポにして楽しむのが良いと思いますよ。

なんだか、擁護と賞賛のつもりで書いたんですが、とてもそうは思えない文章になってしまいました・・・

*「珠玉のセレクション作品」とか銘打った過去作の六本の作品は珠玉というにはクビを傾げたくなるような作品が含まれています。セレクトに問題がある気がします。
「黒い轍」と「はぐれ稲荷」くらいしか良作がありません。
とうせなら「絆」とか「硝子の風景」とか「旅芸人の夜」を入れて欲しかったです。

新作部分は今の所、まさに「珠玉」「神作」と言えるだけに残念。
まあ、過去作は一応は冒頭に人形芝居のようなオマケが入りますが・・・・。

*2
作画が悪いとかいう意見が出てきてますが、私にはそこまで悪いようには見えないですね。
まあ、一歩譲ってそれを認めたとしても作画以外は完璧な出来ですし、特に脚本が凄く良いというかぶっ飛んでいるので、
1~4話まで十分満足な出来だとは思いますけどね。

四話見た限りだと、作画に関しては確かに三話に関しては乱れていたようですね。
しかし、他の話しはそんなに酷くないと思います。特に四話では持ち直してますね。一話もまあまあでした。

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あと、よろしかったら、私の一期、二期、三期のレビューも読んでおいてください。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 27
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