NoName さんの感想・評価
4.6
特殊な続編だが良い
本編の続き。機体が全てエンドレスワルツ専用にリモデルされており驚き。OVAなので書き込みが素晴らしく、音楽も印象的。本編で大筋の物語が一応完結していた為こちらは物語こそ薄めだが、それ以上に成長した1年後の登場人物達の行動が魅力的で中々楽しめる内容だったと思える。
NoName さんの感想・評価
4.6
本編の続き。機体が全てエンドレスワルツ専用にリモデルされており驚き。OVAなので書き込みが素晴らしく、音楽も印象的。本編で大筋の物語が一応完結していた為こちらは物語こそ薄めだが、それ以上に成長した1年後の登場人物達の行動が魅力的で中々楽しめる内容だったと思える。
大和撫子 さんの感想・評価
4.7
本編が最高のストーリーだったのに対し、こちらの作品はいまいち物足りない内容。
しかしヒイロと五飛の戦闘シーンは心にジーンときました。
涙物です。
ガンダム史上最も心に残る名シーンです。
サブアカウント01 さんの感想・評価
3.9
ジャンル・ロボット
スタッフ・青木康直監督 メカデザイン・カトキハジメ、石垣純哉
映像時間・90分
ターゲット層・小学生低学年から高校生
小学生と中学生の頃に何度か視聴
-----内容について-----
物語に関してはエレガントなお話です!!自らの意思で戦う姿勢は美しい!!
本作の魅力は物語より
ガンダムのMSデザインのカッコよさです!!
カトキハジメさんや石垣純哉さんによって一新されたデザインは
子供の心を掴みとります!!
自分も小学生の時に動くWゼロカスタムやトールギスⅢ、デスサイズヘルカスタムを
見た時はカッコエエエエエーッ!!!!てなりました!!
何と少年の心を理解してるのか!!そしてテーマ曲も良い!!
OOが好きな方、WのTV版を見た方
少年心を掴むカッコいいMSが見たい方
戦う姿勢を忘れたエレガントな人じゃない方
にはオススメできる作品です。
エレガントな姿勢を思い出させてくれます!!
-----注意点(←ファンの方は不快になるかもなので見ない方が良)-----
{netabare}
物語に期待できない。
エレガントなので理解できない
戦闘シーン、MSの活躍シーンが少ない{/netabare}
こたろう さんの感想・評価
3.9
本編のレビューを書いたので、こちらも。
ボトムズ終了より10年経ってから作成された、本編の正式な続編にあたります。
キリコとフィアナがその後どうなった?
ファンなら誰もが気にしながらも、一方でそのまま触れないままにして置いて欲しいとも思うアフターストーリー。
人気のあった名作の続編って、難しいと思います。
で、本作はどうであったかというと、私個人は「イイ!」と思いました。
キリコは、やっぱりキリコだった。
フィアナもフィアナらしかった。
前作の雰囲気を壊すどころか、作品カラーを純粋に継承しながら新キャラを出したりできている所が良い。
戦闘シーンもボトムズそのもの。キリコの強さも変わっていない。
なんかねー、見ていて嬉しくなっちゃいました。
嗚呼、キリコが帰ってきた・・・・ってね。
ストーリーは賛否あろうかと思いますが、これで良かったと思います。
キリコの宿命とは軽いものじゃない。
そして「触れざる者」へ関わった者の宿命も然り。
そんな結末に納得です。
・・・・・・また続編作るための、布石だな?
とか、言っちゃダメでずそw(事実がそうだとしても)
takato さんの感想・評価
3.9
ターミネーター3よりずっと前にそれっぽい女サイボーグを登場させたことは面白いが、正直折角キリコを蘇らせた割には…なova。5話しかない物語なんだからそれに収まるサイズの「ポケ戦」のような話にするか、アトムの復活的な話を十分な話数を使ってやって欲しかった。
ポール星人/小っさ さんの感想・評価
4.1
ここら辺から某社に権利がアレしたんですよね、確か。
で、 {netabare} バンダイがフィアナを殺したんだと古いボトムズ好きはプンプンしたという時代背景がw {/netabare}
このシリーズでアレギウムというギルガメス・バララント両陣営に浸透した宗教が出て来る訳ですが、まさかボトムズで宗教の話が出て来るとは私は思いもしませんでした。
まぁボトムズ本編が神とその後継者って話ですから、考えてみれば宗教が出てきてもおかしくは無いんですけども。
んで超雑に言うと、そのアレギウムが止せばいいのにキリコにちょっかい出してきてフィアナまで連れ去り、"余計な事"してしまいキリコぷんぷんと言う話ですw
私が雑に書くと全く見る気にならないかもしれませんが、ここにアレギウムの新法王を巡るネチネチした派閥争いとか、「秩序の盾」テイタニアのお話が絡んできて、物語的には面白いです。私は好きですね。
ペールゼンファイルとは路線が違いますね。
まぁ話の筋は探せばいくらでも見つかると思うので私は書きませんけど、見どころとしては初登場のATのエルドスピーネとオーデルバックラーですかね。
詳しい設定は知りませんが、アレギウムが絡む話にしか出てこないATなのでアレギウムの機体なんでしょう。どことなくバララントの極初期のATブロッカーに近い気も。
そんでスコープドッグの改修バージョンのバーグラリードッグすね。
ドロッパーズ・フォールディングガンって長砲身の武装が付いてますが、ダグラム見てた世代ならリニアカノンっぽくて妙に懐かしい感じ。
どうもボトムズのレビュー書こうと思うと書きたい事だらけで全くレビューの体裁整わないのですが、他の作品同様本編見ないと??だと思いますので若い方がつまみ食いで視聴するのはお勧めしません。
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.6
この作品は、1997年12月・・・今から16年前に販売された作品です。ゲームが原作なのですが、ありとあらゆる媒体から本編5作・関連作品23作が発表されているようです。この作品における当時の人気の高さを伺い知った気持ちです(wikiより)。
ゲームでは、大正時代を舞台に主人公が「帝国華撃団・花組」という特殊舞台を率いて悪と戦う・・・という恋愛・戦略シミュレーション+アドベンチャー要素を盛り込んだゲームのようですが、アニメでは「帝国華撃団・花組」が主体となって大活躍してくれる内容になっています。
「帝国華撃団・花組」は、普段は大帝国劇場の舞台で活躍する女優さん達なのですが、一度魔族が出現すると対降魔迎撃部隊に身を転じ、それぞれ得意の武術で立ち向かっていくのですが、今見てもなかなか格好良いと思いました^^
そして日々の鍛錬やチームプレイの大切さ、というメッセージもちゃんと発信してくれている作品です。
キャラデザの作りは時代を感じる部分はあると思います。でも、むしろ僅か16年という短い間におけるアニメ技術の凄まじい進歩に思わず感動してしまいました^^;
この作品の構成はOVA3話なので気軽に視聴できます。
でも、この作品にはニコ生で一挙に放送してくれなかったら、きっと出会えなかった作品だと思います。たまに、懐かしさを感じながら昔の作品を視聴するのも悪くないですね^^
この作品には続編『轟華絢爛』全6話があるので、引き続きそちらを視聴してみようと思います♪
けみかけ さんの感想・評価
4.3
ギャルゲという言葉に反感を覚えたファンが『キャラゲー』なる言葉を生んだという伝説的なヒットゲームにおいて、まず最初にアニメ化されたシリーズがコレ
OVAで全4話
原作ゲームの前日譚となる内容であり、帝国華劇団が結成されるまでの模様が事細かに描かれております
ゲームの設定や雰囲気をそのままにアニメ化したシリーズとしては、オイラがもっともオススメする作品でございます!
というのも、後に制作されるもう一つのOVAシリーズ(豪華絢爛)はゲームの後日譚的な内容でファンサービス要素がメインとなっていたり、TVシリーズの方は独自の雰囲気を追求しつつもゲームとは無関係だったり・・・
純粋な意味でのアニメ化、という面から見てもお話、作画クオリティ共に申し分ない出来栄えの今作は、サクラ大戦というシリーズを知らない方でも!もちろん単にスチームパンクが好きだという方でも!しっかり楽しめるかと思います!
そしてなにより、、、すみれさん可愛過ぎだろっ!w
あぱぱ さんの感想・評価
4.7
視聴回数 全話5回くらい
原作ゲームでひたすら花組メンバーを攻略するために遊んでいた頃が懐かしく思える、大好きな作品。
この原作をプレイした時は「絶対にアニメ化してほしい」と思っていたので、このOVAがリリースされてすぐにレンタルして何度も見ました。
物語は原作スタート前の花組が結成されるまでと、原作にはない舞台公演の話で、原作ファンの期待は裏切らない出来になっています。
スタッフは原作通り、構成 あかほりさとる、音楽 田中公平、そして声優は原作キャラクターと同じ声優陣。文句がないですね。
登場人物の乙女たちは、全員が個性的で物語を引き立ててくれます。
舞台演劇や戦闘でも華があります。
隊長の大神は、だらしないハーレム主人公よりかなり好印象。
何より一番よかったのは、作画だと感じています。
太正ロマンとスチームパンクを上手に描写されていて、
光武の動きや蒸気の描写、翔鯨丸の発進シーンなどは原作をプレイしている人には歓喜だと思います。
(光武は原作ゲームだと、升目のシュミレーションでしたので、このアニメのような戦闘シーンはプレイヤーの想像でしかなかったです)
オープニング曲は定番の「檄! 帝国華撃団」
4巻だけエンディングは原作エンディングと同じく「花咲く乙女」が流れて、このエンディングを聴くだけで胸が熱くなります。
(花咲く乙女の最期で、ピアノと横山智佐が歌うパートが切なくさせてくれます)
私はサクラ大戦で初めて多数の女性キャラクターに対する視点をもつようになったきっかけと認識しています。
(これを機に恋愛シュミレーションゲームを多くするようになりました)
未だに根強い支持がある作品ですので、機会があれば原作ゲームとOVA 2作、劇場版は視聴されてみるといいと思います。
(余談)
ついに新サクラ大戦が始動しました。とても嬉しいです。
新しい華撃団に注目しています。
ninin さんの感想・評価
4.3
OVA作品(前編)約54分
レンタルで出ていたので観てみました。
テレビ版「翠星のガルガンティア」の続編なので、先にテレビ版(全13話)を視聴することをオススメします。
続編を心待ちにしていた作品の一つで、本当は1クールほしい作品ですが、贅沢を言ってはいけませんね。
久しぶりに観たガルガンティアは、ちょっと懐かしい感じがしました。
視聴の際は、テレビ版を思い出しながら観ていましたね。
お話としては1つのエピソードを中心に展開していきます。
テレビ版では語られなかった過去のお話も織り交ぜていたのは良かったですね。
後編に続きますが、エピソードは一区切りしますので観やすかったです。
また新キャラも出てきて伏線もありましたので、後編も楽しみですね。
ガルガンティアが好きな方は是非観てください。
OP 本編と繋がっている作画ですね。曲とマッチしてました。
ED テレビ版と同じくChouChoさんが歌ってます。歌声は和みますね。
最後に、いつもエイミーを心配させすぎだよ、レドくん!
けみかけ さんの感想・評価
4.5
混戦の2013年春期を彩った名作、『翠星のガルガンティア』
今作はテレビシリーズのその後を描くOVA・・・とか公式では言ってますがその完成度はオイラの予想を遥かに上回る内容;
BD-BOXに収録された未放映エピソードがあくまで番外編的な内容だったのに対し、今作は純粋に続編と呼べるスケール
そのクオリティも劇場アニメに匹敵するクラスであり、これをあくまでOVAとするなら今年度最高クラスの作品であると言えます
本編前には『ぷちっとふりかえりんてぃあ』なるダイジェスト映像と杉田智和のナレーションでテレビシリーズ全13話をキッチリ振り返るため、ぶっちゃけ内容忘れてしまった人や最悪初見の方でも世界観を理解出来る様になっている親切設計
クーゲル船団を受け入れたことでさらに大きくなっていくガルガンティア船団
ある日のレドとベローズはサルベージ中に改修の見込みのある沈没船を発見する
船団の為にも、自身のライフワークとした考古学研究の為にも沈没船の引き上げに協力するレド
一方のエイミー達メッセンジャーにはベローズ船団から新人のリーマが加わっていた
しかし彼女はメッセンジャーの仕事よりもユンボロのメカニズムの方が気になってしょうがない様子
当然リーマの興味は空飛ぶユンボロ=チェインバーとレドに向けられていく
エイミーからリーマに語られるチェインバーがいた頃のガルガンティアにせまる危機・・・
そして新たにレドの身に降り掛かる絶体絶命のピンチ・・・
過去と現在、2つのエピソードを中心に描かれておりスケール感は映画として十分
そしてなにより音楽が凄い
どこのビッグバジェットだよって言うぐらい重厚なオーケストラサウンドが劇場の音響に響き渡ってもうその辺しっかり酔いしれられますよ
残念ながらオイラが一番気になっている“レドはヒディアーズを人間と認めるのか?”には触れられませんでしたが、その辺は2015/4/4公開と発表されました後編に期待です
そしてラストシーンでは衝撃的な引きがあり・・・
ま、それも気になりますがこの一本でも十分映画として完成されています
テレビシリーズが好きだった方は観ない手は無い、ってかもうコレ無くしてガルガンティア語れずって感じですわ
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
TVアニメ本編を視聴したのは2013年の7月なので、もう7年以上前になりますが、朧気ながら世界観やチェインバー、レドやエイミーという顔ぶれも覚えていたので、懐かしさも相まって視聴することにしました。
半身ともいえる愛機・チェインバーとの別れからおよそ半年。
大海原を往く船団ガルガンティアで、レドは仲間たちとともに新たな人生を踏み出していた。
サルベージチームの一員として懸命に働くかたわら、失われた旧地球文明の痕跡をたどる日々。
そんな彼の前に、かつての上官・クーゲルの船団からやってきた少女『リーマ』が現れる。
エイミーの後輩としてメッセンジャー業を学ぶリーマとの出会いから、レドは波乱の過去を噛み締め、
いまを生きる自分と改めて向き合うこととなる。
そしてその未来には、さらなる困難と危機が待ち受けていた。
チェインバーとの絆を胸に刻み、レドはひとりの青年として空と海のもたらすすべてに立ち向かってゆく。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
いやぁ…全てが懐かしいです。
昔はアニメの「ア」の字も知らない素人だったので、純粋に作品を堪能することしかできませんでした。
OVAですが必死ぶりにこの作品に触れてみると、当時ハマった理由が良く分かる気がしました。
まず、アニメーション制作がProduction I.Gさんという時点で期待大だったんですね。
それに、エイミーが忘れられないキャラだったのですが、CVはひーちゃんだったんじゃありませんか!
その他、かやのんやあすみんなど豪華キャストがズラリと揃っています。
OVAからは、リーマという少女役でみのりんも参戦してくるのですから…
もうチェインバーとは2度と会えないとばかり思っていましたが、OVAの物語の回想シーンでしっかり登場してくれて、ちゃんと記憶の呼び戻しに一役買ってくれていました。
こういうのを「温故知新」というのでしょうか…
オープニングテーマは、TRUEさんの「はじまりの翼」
エンディングテーマは、h-wonderさんの「大切な宝物」
1話50分強の物語でした。
7年前の作品ですが、微塵も色褪せてなんかいませんでした、
久々にガルガンティアの世界を満喫させて貰った気がします。
引き続き、後編を視聴したいと思います。
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
この作品は「創聖のアクエリオン」の続編に位置付けられる作品です。
世界は異なりますが、登場人物が一緒で各種設定の説明も無いので、「創聖のアクエリオン」を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。
「創聖のアクエリオン」の続編としては、以下の3つがあります。
前編「裏切りの翼」、後編「太陽の翼」のOVA全2巻
「劇場版アクエリオン ─創星神話篇─」
「劇場版アクエリオン ─壱発逆転篇─」
OVAの2巻+新規カットを加えた作品が「創星神話篇」になるのですが、あにこれ作品の中にこの「創星神話篇」がありません。
なので、前編「裏切りの翼」に劇場版のレビューを記載しようと思います。
この世界は、(「創聖のアクエリオン」、以下「1期」)のパラレルワールドです。
現在の人類が置かれている状況や1万2千年前に起こった出来事は基本的に同じなのですが、1期では1万2千年前に登場しなかったキャラが重要な役どころで登場することや、過去の記憶に対する違和感など、所々のディテールが異なっています。
序盤、衝撃的な展開で幕を開けたこの作品・・・1期は2クール全26話で堕天使との攻防が描かれていましたが、劇場版ではほぼ同一の世界観を約1時間半で表現しなければならないので、1期のような少し横道に逸れるようなことなく、核心目指して一気に物語が突き進んでいきます。
それでも物語の鍵となるアポロとの出会いやトーマの執拗さなどは手を抜くことなくしっかり描かれているので、尺の短さに不満を感じることはありませんでした^^
この物語は、堕天使の翅を題材に人間の奥底に眠る願望・欲求といったテーマを不動GENの禅問答で指し示していくので、1期装用見応えがあります。
加えて人間が食事すること・・・人は食べなければ生きていけませんが、「食べる」という行為そのものを動植物の生命を身体に取り込んで共に生きる・・・という台詞に感嘆しました^^;
人間の発想の大きさを感じます^^
でも・・・1期を見ていただけに、過去の違和感に対する登場人物の思いには寂しさを感じてしまいました^^;
パラレルワールドなので全てが同じ、という事にはならないのだと思います。
物語がシリアス基調なのは分かりましたが、楽しみにしていた屈託のない笑顔があまり見れなかったのが少し残念です^^;
それでもロボット同士の白熱のバトルなど全般的なクオリティは1期と変わらないので、これが劇場版という限られた枠の中での限界なのかもしれませんね^^;
新キャラの立ち回りや違和感は物語にどの様に影響してくるのか・・・是非本編をご覧下さい^^
物語のラスト・・・頭の中で色んな線が一気に繋がったのが個人的には嬉しかったですね^^
1期のオープニングテーマであった「創聖のアクエリオン」は劇場版ではエンディングに用いられていました。
やっぱりこの曲・・・格好良いです^^
劇場版は約1時間半の作品です。
視聴してより1期に愛着が湧いたように感じる事のできる作品でした^^
Britannia さんの感想・評価
3.0
一万年と二千年前から愛してる
八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった
一億と二千年あとも愛してる
君を知ったその日から僕の地獄に音楽は絶えない
これだけでは完結せず、太陽へ続く
とまときんぎょ さんの感想・評価
3.9
「要らないシーンは、ひとつもない。」
ぶつぶつと独りごちながら、不思議なカメラで取り残されたような景色を撮り、じっくり豆を炒り、うまそうにコーヒーをすするロボットの女。
店を構えてはいるが「80%は私が飲んでるわよね…」という。
椎名へきるの情感のある声の微妙な揺らぎが独特。
お友達ココネと「それでね、」って話すのがナチュラルに「そいでね、」ってなってるのがしっくりくる。
原作を思い返すと、その声があっているのかは微妙で、も少し安定感や透明感のある声の方が受けがよかったのかな?とも思うんですが
私はこの、妙な色気のある、どっちに揺れるのか読めない、ひらひら振れる蝋燭の炎のような声も面白いなと感じました。
歌はちょっと…聴いててハラハラする…綱渡り感かな。
ゴンチチの音楽ももちろん落ち着くね。
コーヒーカップを前に日が暮れる。夕方の茜がかった暖かげな空が、静かな青にとっぷりと浸かっていく。雲間から月が現れた瞬間、青の中から夜の造形がさーっと浮かび上がる、その移り変わりが美しいです。
世界は果てたようにおおらかで、アスファルトには雑草がみしみし生えたり、海水からかつての道路標識が顔を出したりしている。
構成する人物も少なく、そう心波立たせることも起こらない。
原作など個人的な記憶************
原作連載時、同じ雑誌内に他に惹かれる作品もあったので、チラチラと読んではいたのですが、落ち着いたモノを求める年頃じゃぁなかったので、嫌いじゃないけどイマイチどう読んだらいいのかがわからない作品でした。
今はというと、ぼーっとできてる質なので、あえて癒しやほのぼのな作品は(アニメに限らず)…これ以上スローになってどうするんだ、と逆に落ち着かなくなってしまう。結局ドラマ性のあるモノを求めているかもしれません。
この作品に出てくる店のような暇ーな店の番をしてる時に(しかも悪天候で滅多に人が通りかからない日に)観てみたんですが、さらにぼーっとに磨きをかけている彼女を見てると、
「何処かに変わらぬ蝶つがいのように、ああいう彼女が居てくれるのも、いいよな」と、
ふと日常生活のなかの行動の切り替えの際に思い返したりするのでした。
ぐうたらな私がいかんとも働かないといけない時は、何処かの最果てで、代わりにコーヒーを飲んで居ておくれ。
************************
OVA1つめのシリーズのほうは、アルファさんの変わらぬ日常を淡々と描き、2つめのシリーズ(Quiet Country Café)のほうは、変化を通して旅に出る様子、旅の顛末を描いています。
どちらかというと2つめのほうがワクワクするな、と感じてしまうのはやっぱりドラマを求めてしまう感覚なんでしょうかね。
2つめのほうは、漫画を知っている人向けな感じもあり、細かい人物設定がよくわからないけどね。
「♪たしかめたのは ふつうのことです…」
遠くまで来た先で、見返したカメラの画像。なんの変哲もなかった日常の数々。こんなに懐かしくなるなんて、ここまでこないとわからなかった。
すこしススまみれになった顔をぬぐって、エプロンをはたいて、それから。
「よしっ 帰ろう!うちへ」
どんな風にアルファさんは帰っていくのかな。今なら原作を読んでみたいと思います。
あ、アルファさんかわいいです!こんな人がコーヒーいれてくれる店だったら通いたい。
でんでん虫 さんの感想・評価
3.9
BGMが『ARIA』と似てるなと思ったらどっちも「Choro Club(ショーロ・クラブ)」という人達が作ってたみたいだ。まったりのんびりした雰囲気も『ARIA』に少し近いし『さらい屋五葉』ともなんとなく似ているかな。こんな感じの雰囲気が好きな人は見てみるといいかも。私は結構好きだ。
んで肝心の物語はというと、台風で喫茶店が壊れて、おじさんのGSに(もちろん一人で)一晩泊った後にやっと旅に出ることになる。そしてまたしてもゆったりまったりな旅道中。
一方アルファが旅に出ている間に、同じロボのココネが喫茶店に泊ることになる。彼女はアルファのベッドで寝るのだが、やっぱり彼女は百合なんですかねぇ。枕撫でながら「アルファーさぁん」って…これもう完全にスーハ―してらっしゃいますね。はい。
アルファはどのくらいの期間旅に出ていたのかよく分からないが、結局最後の方で喫茶店に帰ることを決める。
この二つのOVAで馴染みの景色が無くなる悲しみや、誰かと知り合って少しずつ自分の場所が増えていく喜びが描かれているのは分かった。しかし『ヨコハマ買い出し紀行』の作品全体で何がしたかったのかは未だ不明だ。くそ、また一つ読みたい漫画が増えてしまった。
■その他
・今作はOVA1作目と作画が少し違う。私は1作目の方が好み
・続編はよ
ケンちゃん さんの感想・評価
2.9
何がと言われると困るんですが...
違うんです...
こうじゃないハズなんです...
的確に表現できなくてごめんなさい、でも原作を読んだら皆そう感じるんじゃないだろうか?...