2024年度の結婚おすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度の結婚成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月04日の時点で一番の2024年度の結婚おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.1 1 2024年度の結婚アニメランキング1位
結婚するって、本当ですか(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (56)
181人が棚に入れました
首都圏の旅行代理店、JTCの企画部に勤める拓也と莉香は、共に人付き合いが苦手で目立たないが、充実した一人生活を送っていた。ところが、アラスカ支店開設により1年後に独身者が優先で海外派遣されることになり、困った莉香は拓也にとある計画を持ちかけて……。ほとんどしゃべったこともない2人が、たったの365日後に結婚することに!?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

相互理解が進む前に結婚する話が見たかった。既成概念にとらわれすぎ。

 まず訂正です。すみません、2クール目があると何かを見て思い込んでいましたが、ありませんでした。それならそれで1クールで評価しますが、正直8話以降流し見です。それで最終回を見たんですけど、結局なんのヒネリもなかったです。

 もちろん、結婚までの葛藤を描くというのもドラマなんでしょうけど結末が分かっているのでドキドキがなかったです。これで結婚をあきらめる選択なら面白いなあという気もしましたが、まあ、それはあり得ないでしょう。

 私は、結婚してからが見たかった。嘘の結婚というのもそれほど珍しい展開ではないですが、この作品の冒頭から言ってそれが主題であるはずだという勝手な思い込みをしていました。
 本作がたどった展開が正直一番つまらないです。好きでもないしよく知らない人間と結婚するとどうなるの?がいいのに相互理解が進んでしまい、たまたまその相手が琴線に触れたというご都合主義展開です。既成概念の恋愛結婚に至るプロセスをちょっとひねっただけです。

 本作の展開だと結婚後の生活も紆余曲折はあるでしょうけど、まあ、それは恋愛結婚と変わりません。あるいはお互いを尊重して新しい結婚生活の形でもいいですけど、いずれにせよこの1クール分はスタートラインに立つまでの話です。

 結婚までのプロセスを描くにしても、お互いが不理解でむしろ嫌っているし、上手くいきそうにないけど、結婚せざるを得ないような拘束されていくような感じなら、また別の結婚とは何かを描けたかもしれません。本作は私が考えていた中で一番平凡な展開でした。こんな話ならテンプレ脚本の実写ドラマで十分です。


 ということで、最後まで一応…本当に一応見たので評価しますが、ストーリー、キャラは低評価を付けざるを得ません。




1話 アニメ向きの作品か?という疑問。情報量が確保できるのか?

{netabare} 「神のみぞ知る世界」の若木民喜氏の原作ですね。ファンタジーがあるのかと思ったら現状では現実世界のようです。話自体は偽装結婚ものとして初回は悪くなかったです。学園ものから大人のドラマに作家の成長に合わせてに進化するのは良いと思います。「16bit」はどうかと思いますが。

 ただ、です。最近思うのですが、SF、ファンタジー、アクション、スポーツ、ミリタリー、萌え美少女動物園…現実では描けないものを描くからこそのアニメの意味だと思うのですが、恋愛ものをアニメでやる意味ですよね。

 もちろん日本の俳優・タレント制度は広告代理店のキャスティングで最悪なので、演技力を気にせず自由に描けるアニメの意味はあるとは思いますが、こういうコンテンツを実写で面白く作れないかなという気もします。

 キャラ=記号表現だからこそ、特定の俳優にイメージを引っ張られないメリットはもちろんありますけどね。感情移入もしやすいし。
 ですので、マンガであるのは良いと思います。自分の作りたい物語を絵で表現するというのは、1人の突出した才能が前面に出てくるので日本のマンガの面白さの要因でしょう。

 ですが、アニメの映像表現にしたときに、やっぱり情報量の少なさが気になります。というのは、絵というのは実写に比べて、表情や手の動き、身体の動き、背景、空気感、陰影。そういう見るべきものがどうしても記号になります。異化効果やモンタージュ効果も実写に比べれば弱いです。だからエフェクトを多用するしかのいのでしょう。
(実際にアニメは結構な低画質でも楽しめますが、実写は低画質だとみられたものではありません。要するに情報量が段違いなのです。その差は大きいです)

 恋愛アニメはそれ故にどうしてもゆっくり「間」などで心情を描こうとするとかったるい作品になります。マンガはここも個々人のスピード調整でなんとでもできますからね。

 記号的故に、自分の経験や妄想に合わせて感情移入あるいは没入しやすいという意見もあるかもしれませんが、私はもし恋愛ドラマだけなら、少なくとも視線や口元、手の演技、キャラの何を見せたいかという意思と意図、背景美術のレベルが相当高くないと無理です。

 先ほど挙げたようなアニメ向きのジャンルはこの情報量の少なさを埋められ、面白さにつながるジャンルです。純粋なラブストーリーを描こうとしたときにアニメが向くかどうかですね。
 本作は猫の動きなどで動きを出していますけど効果的だったでしょうか。「氷菓」の始めの方のファンタジー表現などはそういうところだと思います。「小市民」の心情演出も同じような理由があるかもしれません。そう、アニメで現実描写だと間延び問題が発生するということです。

 メチャメチャ良い作画・背景美術でそれだけでも楽しめる作品なら成立するでしょうけど、TVシリーズのアニメですからね。この点は「負けイン」は作画と演出(ギャグ)で乗り切ったような気がします。「ロシデレ」は…まあ、いいでしょう。ラブコメのコメやエロが2次元コンテンツに置いて重要なのは、この情報量(刺激量と言ってもいい)です。
 あるいは考察できる材料があればそれも刺激ですね。そういう仕掛けがあるかどうか。

 更に、予感としては初期設定が良い作品の連載ものは、目標・目的がしっかりないと右肩下がりになることが多いようで、この作品は映画の長さまでかな、という気がしなくはないです。1回目は状況の説明と展開で面白く見られましたが、この先どうでしょうね。

 ですので、印象としては「実写・映画」でやるべき作品を「アニメ・1クール」で作ることがどうでるか、です。{/netabare}


2話 家とか儀式とか結婚したい願望とか、結構いろいろありますね。

{netabare}「一人でいるのは楽」ことと結婚をどう折り合いをつけて行くのか、ですよね。一方で結婚は「家と家」の結びつきという考え方は古いのだろうか。結納や披露宴と言った儀式って意味がないのか。

 そもそも結婚って、恋愛しないとしてはいけないのか。どうなんでしょうね。疑似結婚、契約結婚ものはなし崩し的恋愛のことが多いですが、この「結婚って何?」まで行き着けるなら、面白いテーマだと思います。

 会社の同僚の「どうすれば結婚できるの?」という切実な悩みと2人の対比ですよね。人間本当に1人でいいのか、1人に耐えられるのかという問題にもつながるでしょうね。

 地図を見て仕事のストレスを解消する趣味ですけど、65歳で引退した後にどうするんでしょうね?旅行に行くんでしょうか。では身体が動かなくなったら?目が悪くなったら?つまり、死ぬ間際は不幸を約束されている気がします。それが語られるのかどうか。

 原状では「じいさんばあさん若返る」を裏から見たようなテーマが含まれる気がしてきました。

 ラブコメとかラブストーリーというより、しっかりドラマになっている気がします。思っていたよりもストーリーに考えるべきポイントが散りばめられていて面白いと思います。 {/netabare}


3話 テーマがあるのは良いですが、そのままダイレクトに話にしないで欲しい。

{netabare} 後半の王女さまの話は「ローマの休日」のノブレスオブリージュのアンチテーゼとして描いたんでしょうけど、ちょっと頭で考えすぎの話です。そもそも「ローマの休日」が基礎教養だというのはもう通用しないので、それがわからないとやっていることが余計陳腐に見える可能性があります。

 王女としての役割をちょっとだけ抜け出して、羽目を外して大暴れしたオードリーヘップバーンは、王族としての責任を果たすために堅苦しい生活に自ら戻ります。本作では国はどうせ変わらないから結婚から抜け出して「目覚めた(woke)愛情」を目指します。

 そしてヒロイン本城寺莉香の態度ですよね。田舎の結婚観に強く心を揺さぶられた感じがあったのはいいと思います。この結婚と愛情のアンバランスを真剣に考えるのかなと思ったら、いつの間にか王女に絡んで主人公に対してヤキモチに近い感情がある描写でした。ここの違和感は結構すごかったです。

「結婚する」という宣言が生み出す状況とか事実に影響されていつの間にか心が動く、というところを丁寧にやった後でないと説得力がない心理だと思いますし、本作の大きなテーマとしてはこれが大事だと思います。

 その意味で強制的に結婚した王女さまとヒロインが心を通わせ、女同士で分かり合うなら、納得できたんですけどね。どうも王女様のキャラ造形が取ってつけた感じがありました。

 テーマを持つのはいいし、いろんなことを描きたいのはわかりますが、ストーリーとかエピソードの中に内包させて、直接見えないけど読みとれる形にしてほしいなあ。なんかかえって作者の考えを感じさせてもらうのではなく、作者の付け焼刃の知識を直接聞いている感じです。それなら新書でも出せばいいじゃん、と思います。{/netabare}


4話 嘘の結婚じゃなくて、嘘から出た誠みたいですね。

{netabare} 愛情がないまま結婚して夫婦生活を描くのかなと思っていましたが、嘘から出た誠的に、愛情が芽生えて結婚という形になりそうですね。タイトルから言えばそれが正しいんでしようけど、ちょっと期待からはズレました。少子化晩婚化の世の中ですから、とりあえず結婚してみようよ、というメッセージかなと思っていたからです。

 もちろん原作者が何を描きたいかが大事ですから、そのストーリーでどんな展開になるのか見たいとは思います。しかし、結婚には必ずしも愛情が必要ではない、という話も見たかったなあと思います。

 祖母の予言めいた言葉から方向性は見えました。アニメ作品においては「善意の老人の言葉は真実である(出典:自分)」だとすると、ちょっとわかりすぎです。何よりヒロイン側のデレがやっぱり早すぎな気がします。

 父親との関係で嘘を付き通すのかどうかと、片親であることが明示されましたが、ヒロインに孤独以上の意味があるのか。その辺がポイントになるんでしょう。
 アニメでなくてもよいファンタジーもSFもまったくない作品です。そのテーマ、メッセージをしっかりとストーリーとして見せてほしいです。{/netabare}


5話 よく言えば連ドラ的な面白さ、悪く言えばさらっと見てお終いの話です。

{netabare} この作品の面白味をちょっと味わえたかも。要するにNHKの朝の連ドラです。カミングアウトとか、親父が怒って顔を見せないとか、ヒロインが突然倒れるとか、この脚本通りにやっても全く違和感がないのではないでしょうか。阿蘇の田舎の描写や客を迎えたときの食卓や親せきが集まってくる雰囲気などリアリティがあります。
 NHK連ドラの定義として、ヒロインが立身出世して何者かにならないと採用されないでしょうけど、ドラマとしては結構しっかりした脚本だし風景描写だった気がします。

 つまり、話の展開そのものは面白いと言える部分があります。結婚をテーマにしているのか、単なる恋愛ものなのかちょっとわからない部分はありますけど。

 ただ、言い換えれば「実写でいいじゃん」はあります。最近SF、ファンタジー、スポコン、萌え、少なくとも「アニメならでは」がない作品のアニメに懐疑的になっていますが、この作品はどうなるのか。
 そして実写的というのは誉め言葉だけではありません。連ドラ的というのはよく言えばリアルあるいはリアリティがある、悪く言えば、さらっと見て「ふーん、まあ面白かったね」でお終いの話ということでしかありません。

 更に、朝の連ドラはモデルの人物が基本的にはいて、立身出世の幹となる話もないですからね。テーマとかメッセージがないと本当に時間つぶしの作品で終わってしまう気がします。{/netabare}


6話 エピソードの出来は悪かったですが、離婚は扱うべきでしょうね。

{netabare} 離婚問題きましたね。これはちゃんと離婚した結果を描いてほしいなと思います。

 エピソードとしての問題点は、昨日までちゃんとしていて幸せだった人の旅行の手配の問題が翌日の朝に発生するというのは時間軸的におかしい気がしますが、どうなんでしょうね?

 それとそこまで個人の事情に会社は首を突っ込まないだろう、という気がします。子供は奥さんに連絡して旦那に連絡して、数時間様子見てダメなら親戚に任せるか学校に連絡するか通報ですよね。

 そして、翌日休んでるとかのんきな事を言ってますが、懲戒解雇事案でもおかしくない気もします。事情を斟酌しても無給の出勤停止でしょうね。懲罰委員会が開かれるまでの暫定措置かもしれませんけど。
 そして、本人については一人にすると自殺する案件なので、それこそ当人の父母に連絡を取って誰か迎えに来るまで会社に拘束すると思います。

 あと、アロハの人、行先の見当がつくならもっと早く言えよという気もしました。

 まあ、そういうおかしいかもと思う点は置いておいて、もちろん結婚の幸せのアンチテーゼとして離婚の可能性を描くのは必要でしょう。本作の場合、家庭や奥さんに依存するとありがちな光景かなと思います。それは結婚がゴールではなくスタートだということを忘れたからではないかと思います。

 だから、結婚なんてしてみればいいんです。スタートラインと思うからこそ、相手の事を考えるし合わせるようになります。家庭についての責任を持ちます。結婚は若いうちの勢いでやって、子供が大きくなったころやっと夫婦として安定するくらいの感じでいいと思います。

 30歳で結婚では正直相手に合わせるとかは難しいでしょう。だから、相手のアラが許せなくなるのです。柔軟性がある若いうちに勢いで結婚して、そこが出発だと思うことでしょうね。

 6話のエピソードの出来ははっきり悪いですが、離婚を持ってきたのはいいと思います。

 そうそう、年齢という事で言えばヒロインはいくらなんでもコミュニケーション不全すぎるでしょう。主人公もお前はティーンか、という感じです。感じですが、似た人を知っていたりもするので、うーん、今の30前ってあんな感じがリアリティなのかなあ… {/netabare}


7話 中間まで休んで結婚するなら再開します。訂正2クール目なかったです。

 せっかく6話で離婚の問題を出したのに結婚を深掘りするわけではなく、新キャラだよりのエピソードで終わってしまいましたね。で、これだと結婚にたどり着かないじゃんと思って、調べたら全11巻で一応完結しているようです。なら、1クールに収まるわけない…と思ったら、2クールですか。

 うーん、どうしようかなあと思います。こういうのは結婚がゴールだと本当に面白くないんですよね。結婚がスタートじゃないと。せめてこの7話くらいまでに正式に婚約してほしかったなあ…

 そして、途中で結婚するのかなあ…できれば真ん中ぐらいで結婚して「結婚とはなにか?」を深掘りしてほしいんですよね。何歳の設定だかわすれましたけど、これが大人のラブストーリーか?というエピソードでした。
 まあ、そういうキャラ設定だからしょうがないでしょうけど…あの明るい硝子工房の子は意味があるのかなとか、王女さまの回とか余計だったよなあとか、いろいろ考えてしまいます。

 一回休んで、12、13話くらいで結婚するのか見定めて結婚するようなら再開しようかな…と思います。もっと早い段階で結婚して欲しかったですけどね。



 









 

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

折角「結婚」というお題目を掲げたのならそこにもっと切り込めよと!

【レビューNo.160】(初回登録:2024/12/25)
コミック原作の2024年作品。全12話。


(ストーリー)
主人公の大原拓也と本城寺莉香は、日本のとある旅行代理店の同僚。
人付き合いが苦手な2人は、それぞれ自分たちのペースで独身生活を満喫中。
ところがこの度アラスカ支店が開設、それに伴い独身者が海外に優先して派遣
されることになってしまう。
大原と本城寺はこの事態を回避すべく、嘘の結婚話をでっち上げることにする。
地味な2人の結婚話など誰も気にも留めないだろうと高を括っていたが、2人の
予想に反して周囲は盛り上がってしまい・・・


(評 価)
・結婚について真摯に向き合った展開を期待してたが・・・
 原作者若木民喜先生は『神のみぞ知るセカイ』を手掛けており
 ・そんな若木先生が”結婚ラブコメ”をどう描いていくのか
 というところに興味がありましたし
 ・始まりはアレだが、
  「よく知らなかったお互いを知ることで、新たな恋が芽生える」
  という着眼点は悪くない
 ・現在の若者の結婚事情といったところにも踏み込んでくれるのか?
 といった期待もあったんですよね。

 例えば
 ・10話位までいろいろなハプニングを乗り越えながら愛を育みプロポーズ
 ・残り2,3話で現在の若者の結婚事情やいざ結婚となった際のお互いのズレ
  やすれ違い、それでも結婚を選択する意味etc
 結婚について真摯に向き合った展開とか。

 ところが蓋を開けてみれば
 ・偽装婚約がバレないようにとか実家への事情説明等ドタバタ劇はまあアリ
  かなというところだが
 ・とにかく2人の関係が進まない!
  {netabare}・7話で大原が告白するも互いにパニクって関係性が定まらずグダグダ
  ・10話でキスまでしたのにまだ決め手にならずグダグダ{/netabare}
 ・そして最終話で
  {netabare}・アラスカ行きは後輩に決まりそうという噂が流れ
   → 「自分たちの責任だ!」と嘘を暴露
      (これも何を今更って感じだが)
  ・これで2人の協力関係は解消だ・・・やっぱりプロポーズします!
   何や!?この雑な締めくくりは!!{/netabare}
 結局結婚どうこうより、不器用な2人がひたすら恋愛の入り口でウロウロして
 るのを見せられ、最後に帳尻だけ合わすという何とも残念な作品だったなっと。

 このじれったいラブコメに独自の面白さがあればまだ救いもありますが、そこ
 も期待外れで「アレ!?若木先生劣化しちゃった?」って感じですし。
 穿った見方をすれば
 「原作者の技量のなさを『2人は不器用だから』という隠れ蓑で誤魔化した」
 という臭いもするんですよね。 
 (テンパった2人に何か頓珍漢なことさせとけば面白いやろwみたいな)


・他のキャラもイマイチで思い付きでエピソードを創ってる印象
 本作は2人のやりとりがメインになりますが、その他もイマイチでしたかね。
 例えば登場人物として
 {netabare}・実家に帰ったとき幼馴染の海山ナオが登場、しかも彼女も上京してくる!
  三角関係に発展か!?
  → 全くの肩透かし
 ・本城寺さんのバリキャリママが登場!
  → これもその場限り{/netabare}
 まあアニメ化による制約の影響もあるんでしょうが、エピソードを創るために
 「新キャラ出しては使い捨て」みたいな感じが拭えないんですよね。

 またサブキャラ回として
 {netabare}・先輩社員が突然妻から離婚を宣告されてしまう
  → 何故か”ゴリラ化”して暴走
    イヤイヤこのコメディ、作品から浮いちゃってるでしょ( ノД`)
 ・後輩がマッチングアプリで知り合った彼女にプロポーズ
  → 実は彼女はシングルマザーだった!(自分には覚悟が足りなかった)
    これも単体でみればいい話でしたが、全体像でみると・・・{/netabare}
 メインの2人は結婚どころか「恋愛初心者」でグダグダやってるのに、他方で
 結婚どうこうの話を突っ込まれても、何だかなあっと。
 全体像が練られていないというか、思い付きでエピソード創ってるような印象
 を受けましたね。


『神のみぞ知るセカイ』は面白かったですが、若木先生これはちょっといただ
けませんわ。
コメディにキレがなく、いろいろと中途半端で唐突感も拭えないし。
「若者の結婚離れ」(安易にそう決めつけるのは間違いという指摘もあるが)
というタイムリーさもあり、ここら辺を深堀りしたら違った面白さもあったと
思うのですが、そこにはほとんど触れずでしたし。
折角「結婚」というお題目を掲げたのならそこにもっと切り込めよと!
なんか「結婚」というワードだけが独り歩きしてた感じですね。

本城寺さんのキャラ造形は微笑ましかったので、個人的には本城寺さん目当て
で視聴してたって感じですね。
大原君は・・・ドンマイw

投稿 : 2025/01/04
♥ : 14

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

陰キャカップルのラブコメ。なかなかおもしろかったです

1話感想 陰キャカップルのラブコメ。普通に面白そうですが
作者は神のみぞ知るセカイの若木民喜さんですね。
アラスカ転勤から逃れるために陰キャ2人が偽装結婚しようとするわけですね。

周りが盛り上げてしまったり、そして本人達もやがて本当のカップルになっていくという流れでしょう。
陰キャカップルのラブコメとしてなかなか面白そうですね。

うーん、ただまあ、作画はそれなり程度。
キャラに好感は持て、普通に面白そうですが、是が非でも見たいレベルかは…。

他の様々な趣味や睡眠時間と図りにかける必要があるので。
まあ、考えます。

ただ、舞台が知っているところなのでそこはポイント高いですね。
あ、あそこだ、となるのが嬉しいです。

全話感想
主人公2人の煮え切らなさはありましたが、今どきの若い人のリアルという感じもしましたね。
今の若い人達は皆結婚しないし子供を作りたいという気持ちもなく、一人で居る方が楽しくて結婚とか考えてない、というのは普通なのでしょうね。

そんな2人がたまたま出会いがあって恋に落ちて、という流れを微笑ましく見ることができました。
なかなか面白かったです。

あとエンディング絵がみたらし三大さんで、ジャンプの新連載が面白いと思っているところなんで注目して、え、何で? 知り合い? とか思ってしまいました。
元からアニメーター兼漫画家だったのですね。普通に仕事の一環でしょう。
いや知り合いかどうかは知りませんが。


うーん、まあついでに昨今の少子化問題について語っちゃいますが…。

自由恋愛主義になってから結婚が難しくなったと思います。
昔は相手が居なければ見合いをして結婚していたが、その仕組みが無くなってしまって。

結婚するには自分で相手を探して恋愛とやらをしてその上で結婚しないといかんと。
そんな重労働に耐えられる人は、世の中殆ど居ないと思います。

見合いでも良いですが、強制的に結婚する仕組みを作らないと少子化対策は進まないと思いますけれどね。

今やっている少子化対策って全然実効性が無いなと思ってしまうのですが。
保育園を拡充するのは女性を働きやすくするだけで、女性が働いていたら子供作れないでしょ?
まあ保育園を拡充するなとは言いませんがそれは働き方改革であって少子化対策ではないと思いますが。

結婚支援からやった方が普通に良いと思いますけどね。
まあ、かといって貴方達2人結婚しなさい、と国が強制することは不可能なんで難しいのでしょうけれど。

とにかく本気の少子化対策ってのはもっとできることはいくらでもあるので、それをやっていないのは少子化なんてどうでも良いと思っているのかな、と思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

64.7 2 2024年度の結婚アニメランキング2位
外科医エリーゼ(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (144)
422人が棚に入れました
高本 葵の前世は“悪女皇后“エリーゼ。数多の悪行を働き人々に不幸をもたらした彼女は、夫・リンデンによって処刑されるという最期を迎えた。 現代に生まれ変わった2度目の人生では、過ちを償うべく外科医として人のため生きてきた葵だが、ある日飛行機事故で帰らぬ人に… しかし、目を覚ますと1度目の人生に戻っていた! 処刑される10年前に転生したエリーゼの目の前に現れたのは、自分のせいで命を落とした家族たちだった。もう、大切な人を失いたくない…後悔でいっぱいの人生なんて絶対にいや! 3度目の人生は悲劇のきっかけとなったリンデンとの結婚を回避し、医学の知識を生かして再び医者になりたいと決意する。ところがそんなエリーゼの道のりには、さまざまな困難が待ち受けていて…? この人生は、誰かの命を救うためにーー運命にあらがう“天才外科医”の、ひたむき医療ファンタジー開幕!


声優・キャラクター
エリーゼ・ド・クロレンス:石川由依
リンデン・ド・ロマノフ:阿座上洋平
グレアム・ド・ファロン:細谷佳正

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

医療系はレッドオーシャンなので、地雷臭しかしないんですが…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.01

 王様を手術して大団円でした!力技爆発!ちょっと開胸して動脈いじったら成功するほど甘くないでしょ。

 造影剤を使用して疾患の位置が分かる様にレントゲン撮影して、カテーテルとか使わないと駄目な様な…。当てずっぽうに動脈切るわけにもいかないでしょ…。

 ついでに悪性腫瘍も切除しました!コレが病気の原因だ!って…、王様は糖尿病だったんじゃ無かったっけ?

 手術の作画は嘘臭いです。王様に手術中、笑気ガスか酸素を吸わせてますが、ボンベを描かないとか、ちょっとでも調べる手間をかけない姿勢を貫いています。あんなスカスカな手術室ある?

 19世紀くらいに使用されていたボンベの資料なんて、調べれば画像なんていくらでもあるでしょ。多分、色々と専門的なことを判断するスタッフが居ないんでしょうね。

 子供騙し医療アニメでしたが、エリーゼが可愛かったから良かった位の感想しか無いので、オススメ度は低いです。
………………………………………………………………………

 11話まで観ました。2024.03.23

 次回最終話で盛り上がってきましたが…、この世界、レントゲン検査とショック輸液が出来る様です。輸液の容器は流石にガラス瓶の様でしたが…。

 20世紀初頭レベルの医療水準はあるんですね。生理食塩水を輸液してるんでしょうが、それだと輸血も可能と考えるべきですね。

 そうなると、最初の方で病棟が不潔だったこととの整合性がとれません。細菌とかの知識がないまま輸液なんてしたら、汚染水を血中に入れる様なもんで、敗血症で死にます。

 素人でも分かるボロがでるなら、医療モノなんて作ってんじゃね〜よ!次回、王様の病気の謎は明らかになるのか!?ちょっと楽しみです。
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 9話まで観ました。2024.03.10

 この作品を作っているアニメ会社は良い度胸をしていると言うか、世の中の事を理解していないと言うか…。

 人間相手の医者が主人公のアニメは、今までほとんど作られていません。異世界薬局は薬剤師ですしね。

 理由としては、リアルな医療の描写がしにくいことです。しかも、別にリアルにしても物語が面白くなるわけでも無いので、制作会社もワザワザ監修者をつけるなどのコストをかけません。

 そのため、誤ったり嘘臭い医療シーンの連発になり、世界観が崩壊します。

 次に、現代日本は医療先進国ですが、トップでは無い点です。医療技術も器具も、ほぼ外国人の発明+純粋工業製品なので、チート転生者がイキレません。あまりにも他人の褌でなんとやらです。

 最後に、医療の発展に貢献した実在の人物をフィクションと言えども超えられない点です。なろうやラノベ作家などはいい加減な連中ですが、多少なりとも創作者としての矜持があるなら、歴史上の人物を無視出来ません。

 有名なところでは、クリミア戦争で看護の大改革をしたナイチンゲールなんて、まんまチート主人公です。

 まだ、病気の原因が不衛生さにあるとの確信が無い時代に公衆衛生を徹底し、傷病兵の生存率を劇的に改善し、売春婦の一種として扱われていた看護婦の地位向上を達成するなど、まさに医学界の巨人…。

 医者を主人公にした物語をアニメ化することのハードルの高さが理解出来ると思います。

 本作品のエリーゼも、国を救いたいなどとほざきますが、手の届く範囲の人物しか治療しません。そして、手垢のついたヒューマンドラマでお茶を濁します。

 外科医設定が無くても物語が成立します。現代知識で公衆衛生を改善した方が、よっぽど人々の利益になります。

 上記の理由から、皆様も、タイトル名を見た時点で、面白くアニメ化するのは無理だろな〜という予測されていたと思いますが、まさに的中しておりますので、悪役令嬢反省系のメロドラマ好きの方以外にはオススメできません。

 哀しいけど人生って有限なのよね…。

……………………………………………………………………… 

 7話まで観ました。2024.02.22

 コレ、医学的には相当誤っているんでしょうね。私の様な素人でも分かる誤りとしては、ハイムリック法を意識のない人にやるのは禁忌です。マネしちゃ駄目ですよ?肋骨が折れるだけです。応急救護の基本です。

 原作が怪しいのか、アニメ化でそうなったのか…。監修者とか居ないのかな?

 他の医師達はエリーゼに好意的で、天才!天才!と褒め讃えますが、コイツらは細菌の知識とかあるのかな?エリーゼ以外の登場人物達のバックボーンが不明なので、凄く嘘臭いです。

 現代レベルの清潔さや徹底的に消毒された環境にいても、怪我や手術後は、すぐに敗血症になります。抗生物質を飲めば一発で治りますが、無かったら結構身の回りの人でも簡単に死亡しているはずです。

 どうも病気や怪我を甘く見ているとしか思えません。物語中の医療水準をちゃんと設定してないので、ご都合主義にしか見えません。

 医療モノをやるなら逃げちゃ駄目でしょ。コレなら、加持祈祷以外に頼るモノが無い庶民を対象とした、町医者からスタートした方が良かったです。

 適当な貴族社会を設定しているせいで、物語の面白さを損ねています。両班制にでもしとけば良かったのでは?どこの国の人が作っても凡百のなろうはこんなもんなのでしょう。
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.01.16

 ハイハイ転生しましたよ〜と。物語が動くのは2話からの様です。

 しかし…、外科医ですか…。文明レベルがどの位かは分かりませんが、そんなに外科的な処置が必要な患者が沢山いるのかな?

 過去、外科的な技術が中々進歩しないのは、色々といじるより、刀槍が原因程度の傷なら焼酎ぶっかけて縫って温泉行けば治るからですね。

 衛生状態の悪い世界で外科とか、患者の寿命を短くするだけです。ナポレオン戦争の頃も、戦場で軍医にかかると漏れなく死亡するので、傷口に蛆が涌くまで放っておいた方が助かるなんて話もあります。

 1000年前のお話のビィンランドサガで、戦場で内臓を損傷した仲間にトドメいるか?と聞いて回るシーンがありますが、1950年代位まで似たような感じで、内臓損傷は助かりませんでした。

 良い抗生物質が無かったからですね。皮膚移植の技術が発達するまで、バイク事故とかで広範囲に皮膚が剥けたりすると、すぐに手足を切り落として傷口を茶巾絞りみたいに縫っていたのも最近の話です。

 外科技術なんてそんな程度でも人類は死滅しないで元気に戦争して殺しあっていたんですから、転生医師の技術程度でどうなるもんでもないでしょう。

 やはり治癒魔法か万能ポーションだな!系の結論になりそうで、今から楽しみです。性格悪いかな…。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 12

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

「『医療』×『異世界』はまだ未開拓だから」だけで創られたような作品でいろいろと無理筋w

【レビューNo.117】(初回登録:2024/3/31)
韓国WEB小説原作で2024年作品。全12話。
「医療」×「異世界」でどうみせてくれるのかって感じでしたが・・・

(ストーリー)
(1回目の人生)
ブリチア帝国クロレンス侯爵家の長女エリーゼ・ド・クロレンスは、その恵
まれた出自とわがままな性格により皇后まで上り詰めたものの悪行に明け暮
れ、皇帝で夫でもあるリンデン・ド・ロマノフによって処刑されてしまう。

(2回目の人生)
前世の記憶を持ったまま現代の日本で高本葵として生まれ、前世の過ちを清
算するために人を救う医者として生きてきたものの、航空事故に巻き込まれ、
またも命を落としてしまう。
(ここまでがプロローグ)

(3回目の人生)
1度目の人生と同じ15歳のエリーゼへと逆戻り。1度目の人生で処刑されるま
での記憶と、2度目の人生で培った医者としての知識と技術を頼りに、二度と
過ちは繰り返さないこと、再び医者として生きることを誓うのだった。

(評 価)
個人的には「異世界なろう(低予算)」的な作品はある意味「別モノ」とい
う見方をしていて、脳死で寛大な感じで観ているのですが、これは物語を成
立させるためとはいえ、無理筋が過ぎるだろうとwww

・「転生」という無理筋
 ・本作の特徴といえば「異世界→現在世界→異世界」という複雑な動きを
  していますが、作者側の視点に立てばその事情が見えてくるわけで
  ・通常の「悪役令嬢モノ」だと「乙女ゲーム世界への転生」というパタ
   ーンが主流なので、主人公「現在社会のゲーマー」→「ゲーム世界」
   というパターンで事足りる。
  ・でも本作では医療知識や技術を習得する必要があるため、「乙女ゲー
   ム世界への転生」というパターンが使えない。なので
   ・1回目の人生:過去の記憶を引き継ぐため
   ・2回目の人生:医療知識や技術習得のため
   という苦肉の策を弄しているのだと。
 ・別にそのこと自体はさほど問題ではないのですが、
  ・通常の「悪役令嬢モノ」だと「破滅フラグ」回避のために主人公がゲ
   ーム知識をフル活用して大奮闘
  ・本作ではその辺が非常に薄い
   (物語の主軸は「私は医療の道に全霊を注ぐ!」的なw)
   → 複雑な設定までして手に入れた「過去の記憶」の必要性は?!
  って感じなんですよね。原作やアニメ化以降では意味を持つのかもしれ
  ませんが、本作を観る限りその必要性が「??」って感じで、
  ・なんか「悪役令嬢感」が欲しい(昔はごめんなさい改心しました的な)
  ・その方が異世界での話が円滑に進めやすい原作者都合
  個人的には作為的なものを露骨に感じちゃうんですよね。
  なんか特異なことをしてる分、その部分が悪目立ちしてるみたいな。

・「医療」という無理筋
 ・最初に異世界でエリーゼが行ったのが「病棟の清掃」で、そういう意味
  では「この世界の医療レベルはかなり低いのか?」という始まりなんで
  すが、この世界の上位クラスの医者たちはそれなりの医療レベルなんで
  すよね。これはエリーゼが無双するために
  ・あまりレベルが低いと「医療モノ」として読者から馬鹿にされる
  ・そしてエリーゼとこの世界の医者とのレベル差がありすぎると、エリ
   ーゼの術式説明等が誰も理解できないため、話が成立しない
   (「何と!そんな画期的な術式が!!」がやりたいみたいなw)
  って感じで、上位クラスの医者たちをそれなりのレベルに引き上げる必
  要があるのでしょうが、医療だけでなくこの世界の文明レベルなどと比
  較してもいろいろとチグハグで歪な感じなんですよね。
  (この世界観に唐突に「レントゲン」というワードが出てきたりとか)
 ・その割には「医療」に面白みがあるのかといえば、結果的には通常なら
  「魔法」などで「チート能力」を付与していた部分を「医療」に置き換
  えただけという創りなので、目新しさ以外は「医療」に優位性を感じら
  れないという印象ですね。
 ・この辺りも今までは「魔法」というファンタジーでバランスを取ってい
  たものが
  ・エリーゼ無双のために「魔法」は禁止
  と、こちらも特異なことをしてる分・・・って感じですかね。
  (正確には変身魔法的なものは出てくるのだが)

・「異世界」という無理筋
 個人的な印象は
 ・「『医療』×『異世界』はまだ未開拓だから」だけで創られたような作品
 って感じなので、どことなく原作者の
 ・「異世界要素」ってそんなに書きたい訳じゃないけど、仕方なく
 という空気を感じるというか・・・
 まだ「俺tueee」やハーレム願望を満たすために異世界モノ書いてる「なろう」
 の方が、ある意味清々しい感じがしますね。
 なので、異世界要素はとってつけたような感じが凄くて・・・
 特に皇帝のキャラが
 ・医者エリーゼの優秀さを認め理解を示しつつも
 ・しかしその人柄や聡明さから是非皇室に迎えたい
 という「エリーゼ・ヨイショ」の第1人者なんでいろいろともう・・・
 挙句の果てに与えた最終試練が
 「『医師資格試験』の合格」
 ってことなんですが、あれだけレべチな無双ぶりをみせておいて、今更これ
 が「最難関の試練」と言われてもなんだかなあって感じなんですよね。
 (案の定、試験結果もいろいろとまあw)
 
ストーリーは非常に明快ですし、エリーゼの真っすぐさや大きな瞳のキャラデ
ザは悪くないと思うので、エリーゼ推しで観れる方にはそれなりに面白く視聴
できると思います。
しかし個人的には下手に特異なことをしている分、脳死で視聴してもいろいろ
と引っかかってくるって感じですね。
ある意味「医療」については、”鬼戦車 t89さん”のレビュー
>人間相手の医者が主人公のアニメは、今までほとんど作られていません。
の考察がかなり的を射てる感じがしました。確かに
「『(リアルな)医療』をアニメでどう面白くみせるのか?」
って問われたらう~ん・・・

OP「believer/エリーゼ(石川由依)」
はアニソンの原点に立ち返ったような良曲。これはちょっと感動した。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 14

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

エリーゼのために

原作は未読で、作者のyuinさんのプロフィールも存じ上げておりません。
観終わっての印象は、転生をちょっと安易に使いすぎているような感じがしました。
見かけ上のストーリーはとてもシンプルですが、むしろその背景には何かしらの理由や事情が潜んでいるような気がします。

エリーゼという一つの器に、別々の人格をリブートし、過去の記憶を未来思考へとリライトさせつつ、自分の意思を貫き強行させていくシナリオ・・・。
いささか無理くりにも思えるこの設定に、私のなかのもやもやする思いは、一体何処からくるものなのかと戸惑っています。



一つ思うことは、yuinさんが韓国のお生まれということです。
飛行機でわずか90分ほど(福岡〜ソウル)の隣国ではありますが、国の成り立ち・地政学的変遷、宗教的・文化的醸成は、同じアジア圏の日本とは似て非なるところがあります。

違い自体は素晴らしいことで、見るもの聞くもの全てから得られるさまざまな刺激に、なるほど!と頷いたり、まじかー!と驚いたり。
もちろん個別の事柄は尊重しますし、否定も排除も意図していません。
私が、単純に知らないということなので、学ぶところも多くあるということです。



韓国というと儒教・儒学の国というのが私の理解の初発です。
現実的世界観の秩序の維持、特に長幼の位置づけに重きを置いたシステムで、家族を中心とした父母兄妹、友人君子の関係性を大切にする概念です。
日本にも儒学から発展させた朱子学があり、その特長は、主従・上下関係に重きを置く体制の精神的な屋台骨になっているところです。

両者の違いは、社会構造の概念性、日常生活の構築性です。
韓国はどちらかというと個々の人間の立ち位置に視点を置いていますが、日本は仕組み・組織性に重点を置いていると思います。

韓国の場合、年長者への尊重を一般常識の柱にしていますが、その弊害として、世代間の意識格差・経済的格差が、日本よりもはるかに顕著に現れる傾向があります。

もう一つ言うと、韓国の姓はおよそ250種類ほどしかなく(日本は10万以上です)、家の系譜や血縁の繋がりが、かなり濃いという側面があります。

また、陸続きの北朝鮮とは1950年以来、今に至っても戦争状態にあります。
同じ姓が分断され、対立しあう緊張状態が、74年にわたって続いています。

しかも徴兵制が国策としてあることだけでも、日本人の意識性とは全く違うのではと思います。
なぜなら万一のときは、同じ姓、近しい血族に向けて、嫌でも銃口を向け、トリガーを引かねばならないのですから。

こうしたことを日本と比べると、韓国の社会構造と日常には、さまざまな縛りだったり格差だったりが、潜在・顕在していることが窺えます。
そのことが韓国の若い方たちの感性や意識にも、相応の圧力と緊張、何かしらの不満や不遇感があるのでは?と感じるのです。



この辺りが、日本とは全く違う環境です。
創作においても、ポリシーやコンセプトに、おのずと違いが表われると思います。

yuinさんはおそらくお若い女性だろうと感じますが、女性の自己実現の実態はどうなのでしょう。
以前からソウルでは家も買えないと聞きます。
仕事も大企業とそれ以外の事業所では収入格差が大きい。
大学に行けたとしても、就職はなかなか覚束ない・・。
そんな世相が yuinさんの作家性にも影響を及ぼしているとしたら。

彼女が創作したエリーゼは、職業は外科医、身分は特権階級、生まれながらの才色兼備、そして二度の転生、そこは日本とナーロッパが舞台。
韓国を思わせる要素が作品内に一つも見当たらないのは、なかなかどうして寂しくも感じます。

作品の魅力も主人公の力強さも、ひとりの作家性から芽生え、大きく育つものです。
そう思うと、エリーゼというキャラクターは、韓国女性の裏側の顔を隠し持ち、生まれ故郷への複雑な思いを抱いて生きているのではないかなぁと思いました。


名もなき多くのエリーゼのために創られた作品。

韓国では(日本でも)ヒット作だそうです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 9

63.0 3 2024年度の結婚アニメランキング3位
夜桜さんちの大作戦(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (77)
277人が棚に入れました
この家族、普通じゃない!? 家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽。 クラスメイトからの印象は「超・人見知り」。 唯一、話せるのは幼なじみの夜桜六美、ただ一人だった。 けれど六美にはあるヒミツが!? 彼女の正体は代々続くスパイ一家当主で、様々な敵から命を狙われていたのだ! しかも彼女の兄・凶一郎は最凶のスパイで、異常なほど六美を溺愛していた。 太陽は、そんな凶一郎から「排除」ターゲットとして命を狙われることに…! 六美と自分の命を守るため、太陽のとった手段とは… 六美と結婚して夜桜家に婿入りすること!? 太陽、六美、そして夜桜さんちの家族を巡る前代未聞の「大作戦」から目が離せない!!

声優・キャラクター
朝野太陽 :川島零士
夜桜六美 :本渡楓
夜桜凶一郎 :小西克幸
夜桜二刃:鬼頭明里
夜桜辛三:興津和幸
夜桜四怨:悠木碧
夜桜嫌五:松岡禎丞
夜桜七悪:内山夕実
ゴリアテ:松岡禎丞
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

痒い

事故で両親を亡くした主人公が殺されかけたら幼馴染の秘密を知って結婚するスパイ
対象年齢が多分かなり幼い感じ?観ていてかなりキツかった

まぁ設定とか主人公の性格とかシナリオとかキツいとこは各所にある
でも何より長兄のキャラクターが全体的に痒い…

{netabare}
糸目・ニヤケ笑い・強キャラ・糸使い・サイコ
「そういう年頃に刺さる要素」をただひたすら詰め込んだキャラ設計
中学生がノートに描いてるオリキャラをそのまんま連れてきた感じ
頭痛くなると同時に妙な懐かしさというか、ノスタルジィを感じてしまう
{/netabare}

その辺の感性の問題を脇に置いた上での話
{netabare}
スパイって割にスパイ要素がほぼ存在しない、ただの殺し屋一家みたいな感じ
お兄ちゃんを暴れさせる都合でどうしてもスパイらしさが希薄になってんだよね
変装とかドローン操作はまだスパイらしいけど、罠を主体にした迎撃は絶対スパイが使わない技術じゃん
糸の攻撃や怪力でぶん殴るとかも含めて初回から設定の詰め方甘いなぁって感じ
これジャンプ原作なんだっけ?むしろコロコロっぽく思えちゃう

もうひとつ真面目な話としてリアリティラインがよくわからない
家族を亡くして幼馴染が支えてくれていて…っていうリアル寄りの話と、
スパイを名乗る殺し屋が学校に潜り込んで妹の彼氏候補をリンチしてるサイコスリラーな部分と、
殺し屋一家のビジュアルが全員意味不明に奇抜でコメディ臭い部分
これらの繋がりが弱くて視聴時の軸が定まらなかった
最終的に自称スパイの殺し屋にシフトするなら初めからリアリティラインをそっちに傾けるか、
全体をリアル寄りにビジュアルを作って急展開に馴染めるようにしてほしい
上手くない部分を「少年漫画だから」で片付けちゃってる印象
{/netabare}

1話で刺さるものが無かったので断念
原作がこのペースなのか知らんけど、もっとこの世界観に馴染めるくらい話数かけりゃいいのに

余談
{netabare}
長兄のキャラクター性が「サイコなヤバイ奴」って感じなのは分かるけど、そっち方面の魅力が花野井君に負けてんだよね
やってることはやべぇなぁと思うけど、人外チックな漫画キャラを出してるせいで「まぁこの世界観なら別に…」ってなっちゃう
軸をちゃんと定めるべきってのはその辺

兄弟のビジュアルがアレなんだから、長兄の言動ももっとぶっ飛ばせばいいのに
リアルな高校生が、リアルな恋愛を、リアルに病んでるヒーローとするから花野井君のヤバさが引き立つ
そういうメリハリが弱いせいで、長兄のヤバさと他の兄弟のヤバさの方向性が喧嘩して印象がボヤけちゃってるのが勿体ない
{/netabare}

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

地味な原作ながら、高品質なアニメ化で引き上げていますね

原作既読。
好きか嫌いかでいうと… いや嫌いでは無いです。
でも、好きというほどでもないかな…。
打ち切られて欲しいとは思いませんが、それ目当てに見ることはなく、脇を固める一作として気に入ってはいる感じ。

原作はジャンプの中では真ん中かやや下あたりをフラフラ低空飛行している感じで、打ち切られはしないものの、アニメ化はしないんじゃないかな?
と思っていました。

ある程度続けばほぼアニメ化して当たり前なジャンプの中にも、たまにある程度続いたのにアニメ化しない作品があるのですよね。
ミスターフルスイングとかサイレンとか。
いやサイレンはアニメ映えすると思ったんだけれどなぁ…。
今からでも遅くないので、どこかアニメ化して欲しいなぁ。

まあ本作も、そうした一つになるのでは、と思いましたが、まあアニメ化して良かったですね。

というわけであまり期待はせずに見たのですが…。
いやクオリティ高いっすね。

原作が駄目というわけではないのですが、普通にキャラデザその他レベルが上っていますね。
まあアニメってのはきちんと作れば動きがついて声がついて作画もより綺麗になるわけで、原作を引き上げられるものなのです。
原作を大きく引き上げる良いアニメ化で、これだったらはっきりと面白いな、と思ってしまいました。
キャラをアニメ向きにカラフルにしていたんですね。そう言えばカラーページは結構カラフルでした。
白黒の漫画より、アニメで映えます。アニメ化して良かったですね。

内容については知っているのであまり語ることは無いのですが、改めて良かったと思います。

いきなり結婚する内容で、ジャンプではいきなり主人公が結婚する作品は短期打ち切られ率が低い法則があります。
さむらいウサギ、MAGICO、本作と、人気が爆発まではしないもののある程度連載が続く感じで。
結婚、なんだかんだ皆好きなんですね。

というわけで言いたいことはだいたい語ったかな。
まあ内容は知っているので見るかどうかは考えますが、見たいとは思えました。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 1

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

小学生向けジャンプアニメ

ジャンプ原作のアニメ。お話は、幼少期に両親を失った太陽が唯一心を開いていた幼馴染の六美が、実は江戸時代から続くスパイ一家の頭首であり、彼女と守るために結婚して自らもスパイになって修行しつつ成長・活躍していくバトルコメディというジャンルらしい

wikiによると出版部数が250万部ってことでそれなりには人気だろうけど、個人的にはお話がかなり面白く無い。どこかで見たようなキャラが小学生か考えたような罠の家で暮らしているとか、妹に異常に執着する長男とかが、スパイ家族という割に異能家族なのか忍者家族なのかなんでもやるマフィアなのかよくわからないし、そんなのが現実感も緊張感も無いドタバタを繰り返しているだけに思える

「現実感」といっても、本当にありそうなことって意味じゃない。荒唐無稽で何でもありでも、この世界でならアリだなと思わせる仕掛けがあって、その中にきっちり納まっているなら感じること

でも夜桜はおふざけすぎる。ただのごった煮で、私たちの世界と繋がっているのかそうじゃないのかすら不明。どんな理由で彼らが存在していて何と戦っているのか、あの兄ちゃんはなんであそこまで胸糞野郎なのかとか、その点が見ててお話に入れない理由かな

いくら子供向けとはいえ、もう少し工夫があってもよかったような。ぱっと読んで疑問だらけになっちゃうのはなんとかしてほしいかな

とはいえ読者対象が最初から小学生の男の子なんだと思うので、私は最初から視聴者対象ではないので文句を言っても仕方ないのでこのぐらいでやめときます

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

63.2 4 2024年度の結婚アニメランキング4位
ただいま、おかえり(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (21)
73人が棚に入れました
愛する夫・藤吉弘と結ばれて専業主夫になった藤吉真生。 もうすぐ2歳になる息子・輝も授かり、郊外の街に引っ越してきた。 格差婚という世間からの偏見もあり、自分に自信が持てない真生。 不安や悲しみに囚われる時もあるが、弘と輝支えで、少しずつ強くなっていく。 昨日よりももっと『家族』になる。 優しい気持ちを運ぶ藤吉家の団欒へようこそ。

声優・キャラクター
藤吉真生:田丸篤志
藤吉弘:森川智之
藤吉輝:種﨑敦美
藤吉陽:小原好美
平井祐樹:八代拓
松尾知泰:鳥海浩輔

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

性的倒錯者共のアブノーマルな世界…。動物なかよしや、ひよこ愛好家と何が違うのか?

 最終話(12話)まで観ました。2024.07.11

 子供達がめちゃくちゃ可愛い…。それだけは評価出来ます。ただ、オメガバースがなぁ…。

 オメガパパ友がフェロモンを放出し、アルファのヒロムがおかしくなっちゃう…と言うのが一番の見せ場でしたが、初見では何の事やら良く分かりませんでした。

 見た目は全員男性で、能力差があるんだよ!と言われても、別にアルファだから優秀そうにも見えないし、絵では表現出来て無いから、よりによってフェロモンッスか…。

 結局、作画的にイケメン縛りがあるので、アルファ男性は異常に身体が強そうとか、男性的な特徴が顕著なさまとかを描けないんですね。

 アルファ男性は男性ホルモン出過ぎで全員ハゲていてムキムキだとか、異常に脂ぎってるとか、常に勃起してるとかの性的な特徴を前面に出すと、分かりやすくなる反面、腐女子が引くんだろうなぁ。

 ルッキズム丸出しのBLを楽しむ以外に価値など無いアニメでした。とんでも無いモンを見せられてちまった…。
………………………………………………………………………

 8話まで観ました。2024.06.03

 アルファのヒロムとオメガのマサキ…。イチャイチャしながら生活していたら子供も二人に増えました。

 女性のアルファやオメガが居るのかは不明ですが、男性のオメガは男性器を持った女性的なポジションです。オメガバースと言えども、アルファ男性は妊娠しない様です。

 結局、ジェンダー差は明確に維持されており、オメガ男性のマサキが産んで、妻として専業主婦として子供を育てます。

 単なるBL好き腐女子の妄想で、本作品にLGBTQへの配慮はありません。男性が子供を産んだとしても、産んだ方に現実の女性の役割を押し付けます。単なる性的役割の現状維持勢力作品に過ぎません。

 マサキが女性でも話が成立します。謎のオメガ差別も単なる女性差別でしかありません。
 
 もし、現実に男性が妊娠したとすれば、ものすごい手厚い産休、育休制度が確立し、無痛分娩技術は1000年前に普及したという冗談がありますが、本作品は社会制度の変更への想像力は無いようです。

 オメガバースという便利な設定で、無理矢理にBLアニメを作っただけ…。男性向けの異世界チートハーレムアニメと同じキモさを感じさせますね。

 性別に関係無く妊娠したらどうなるか?思考実験的な面白さも放棄している本作品にアニメ化する価値があるのかどうか…謎です。
………………………………………………………………………

 2話まで観てのレビューです。2024.04.17

 オメガバースとは何ぞや?種族や性別を超えて妊娠させたり、したり出来る世界の様です。

 二次創作とかで盛り上がっていそうです。作家によってはキャラクターを汚されたとマジギレしそうです。

 しかも、格差婚がどうたらこうたらあるのですが、生まれながらに意味不明な階級差があるらしいです。

 犯罪的な性指向、獣姦や幼児性愛者を動物なかよし、ひよこ愛好家的なオブラートに包んだ表現に言い換えてアニメ化しただけの様な気がします。性的少数者の権利尊重とかとは別ベクトルなのでは?

 家族愛によって、性別や格差が解消されるかの様な話の展開にしたい様ですが、釈然としません。

 オス同士の性的関係は、ペニスフェンシング位にしとけ!とは言いませんが、特殊性癖作品を地上波で垂れ流すのはどうなんだろ?と疑問に思わずにはいられません。しかも、話もつまんねーし…。何がしたいのか?
 

投稿 : 2025/01/04
♥ : 3

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

オメガバースアニメ進出に暗雲?

男同士の夫婦に子どもがいるというかなり特殊な設定のホームコメディ
子ども達が可愛すぎる、イケメン同士で堂々とイチャイチャしてる
良いところそれだけ、でもホント可愛い、癒される

BLとかオメガバースに興味ある人だけ見ればいいアニメで、興味ある人に刺さるならそれで大成功だけど
シナリオは残念で珍しい設定を利用して山も谷もないつまらない話をごまかしてる
これでは腐女子の妄想って言われても文句言えないでしょう

オメガバースの設定がいらないシナリオ、下手につけたせいでオメガバース特有の感じ悪さ(性的な不平等)だけが悪目立ちしています
入れるなら目いっぱい性的な不平等、その理不尽さを活かさないと、特殊性癖気持ち悪いって言われるだけかな?

まずオメガバースの説明がほとんどなくて一般の人はわけわかんないと思う
オメガバースなんてBL好きの間で勝手に盛り上がってるだけでぜんぜん一般常識じゃないんだから、ちゃんと解説しないとダメでしょう

ただ、オメガバースの設定自体は色々考えさせられるところもあるかも
オメガバースは男性でも妊娠出産ができちゃう不思議な世界
オメガバースの、アルファとオメガの関係は現実の男女の関係性と似ている
女性は男性ほど簡単に違うパートナーに乗り換えることがきもちのうえでできないですし、性暴力の危険を常に考えて生活しないといけません
女に惹かれてアプローチしてくる男性、でも女性はそのアプローチを受け入れていいか慎重になります、力では絶対に勝てないし妊娠するリスクもある
そういう女性の苦悩を弱い男性オメガに置き換えることで、意趣返ししているのかもしれません

今後、オメガバースの設定を活かしたドロドロした作品のアニメ化に期待

【オメガバースの説明】
アルファ、デルタ、オメガの3種類あって、3種類とも男女の区別があります。

アルファは優れた能力を持っていて、オメガに惹かれる、オメガと別れた後も別のオメガと愛し合える、男女関係なくオメガの男女両方とパートナーになれる
デルタの男女は一般的な男女と一緒で、オメガバース作品だと物語の中で存在感がなく空気扱いになるみたい
オメガは男性でも妊娠可能、アルファの人を誘惑するフェロモンを出す、アルファとつがいになるとつがいになったアルファ以外を愛せなくなる特性がある
またアルファを誘惑するフェロモンの関係で性的な暴力の被害にあいやすい

アルファはデルタに対しては能力的に、オメガに対しては性的な絶対優位性があるんです
この理不尽な設定がこの作品ではあまり生かされてないので、本格的なものが楽しみたい人は他のオメガバース作品のアニメ化を待ちたいですね

投稿 : 2025/01/04
♥ : 11

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

オメガバース! いや多様性は素晴らしいですね。それを受け付けられるかは別ですが

私がオメガバースという世界を知ったのは割と最近です。
腐女子の方がなんか話題にしていて、知らん言葉だと調べてそういう世界があるのかと知りました。

当然アニメになるのは史上初でしょう。
とりあえずまあ、多様性は素晴らしいんじゃないでしょうか。

海外で推し進めているポリコネとやらは、美人は許さず絶対にホモとレズしか許さない、と狭量さだけでできています。
そんなものの何が楽しいんでしょうかね。

様々な趣味主張を持った人が、自分の趣味主張を否定されることなく自由に楽しめる。これこそが楽しいと思うのですが。
フェミニズムやらポリコネやらはその真逆で他人の否定しかしていないのだから本当に間違っていると思います。どこがコレクトだ。

オメガバースなんてマイナー性癖だと思っていましたがアニメ化して地上波で流しちゃうんですよ。多様性ばっちりじゃないですか。
日本のアニメは多様性がないとか言っているアホには、ホモがあってレズがあってオメガバースまであって、それのどこが多様性が無いんだ、と言ってやれますね。

…さて、そういうわけで多様性は素晴らしいと思ったのですが…。

それを見て楽しめるかどうかは全く別。
違和感が凄いです。

確かにBL作品の、男同士が当たり前に付き合う世界観はおかしいと感じてしまいます。
オメガバースなら、男も妊娠する世界なので男同士で付き合って子供が居ても全く問題ない。
しかしまあ… なんか抵抗感ありますね。私自身は、残念ながらあまり多様性は無いようです。

ただ、だからといってこんなもの放送するな、とかは全く思いません。
単に、これは私向けの作品じゃなかったというだけです。

趣味が異なる同士は、お互いの趣味には干渉せず、それぞれ愉しめば良いってだけですよ。

LGBTを推し進めている人はまるでレズ、ゲイこそ正しい、全ての人間はレズ、ゲイになれ、と言わんばかりですが、そんなのレズ、ゲイの人に異性愛になれと強要するのと全く同じですよね。
受け付けない人は受け付けない。それも自由です。

オメガバースの世界は私には受け付けないし、特に魅力的だとは思えませんでしたが、そういう世界が好きな人が居ることは尊重します。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 0
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