純情で三角関係なTVアニメ動画ランキング 3

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82.7 1 純情で三角関係なアニメランキング1位
琴浦さん(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2436)
12334人が棚に入れました
琴浦春香は、一見普通の女子高生に見えるものの、人の心が読める能力を持つ。
しかしそのことをきっかけに、周りを疎外するようになっていった。と
ころが転校してきた早々に出会った真鍋義久がきっかけとなり、徐々に心が解され、また彼に惹かれていくのだが…。

―2012年8月にテレビアニメ化が発表された。

声優・キャラクター
金元寿子、福島潤、花澤香菜、久保ユリカ、下野紘
ネタバレ

アムールトラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

琴浦さんへの愛を詰め込みましたww【忠告】超長いですww

琴浦さんを一言で言うならば、
「萌えながらシリアス」
になります。

◎前書き(16.5.1加筆修正)
萌えとシリアスを融合した作品は最近増えてきていますが、ここまでシリアスなものは後にも先にも琴浦さんだけかもしれません。
決して完璧な作品とは言えませんが、とても個人的に好みな作品なので、ぜひ一度見てもらいたいと思っています。

※このレビューは超々々長いです。しゃれにならないくらい。(タグを開いてみれば分かります。)
読めるものなら読んでみろww
まじめに読むと少なくとも20分はかかると見ていいです。読むときはその点にご留意ください。もちろん、全部読んで頂けるととても嬉しいですが、多分相当きついです。

〈視聴状況〉
友人に薦められて一回目。
琴浦さんを愛でたくなって二回目。
もっと布教したいと思って三回目。 計三周。

──────────────────────☆彡
まずはキャラデザから。
外れのない可愛らしいキャラデザだと思います。程よいバランスで、凄く取っつきやすいですね。
強いて言えば、鼻がちっと特徴的かな?
まあ、それでも可愛いです。 

しかし、その中でも特に琴浦さん(主人公ヒロイン)の可愛さは異常です。目元の柔らかい感じとか最高です。
なんというか、小動物的な、愛でたくなる可愛さがあります。行動と組み合わされば破壊力抜群です。(荷物入ったダンボールタワーをなぎ倒すくらいに)

そして、そんな可愛い琴浦さんは人の心が読めてしまう。
それゆえに心に傷を負ってしまった。そんな中、運命の出会いを果たし、再生していく。そして、新たな人生を歩み始める。
大筋はこんな感じです。

シリアスを主軸としながら、適度なギャグで見やすく仕上げられています。
こんなに重い題材をよくもこの作品に落とし込めたものだなあ、と。

──────────────────────☆彡
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
作品によく合ったオープニングです。
opアニメーションでぴょこぴょこ出てくる琴浦さんが超可愛いです。
リズムに乗れる、中毒性のある曲です。
コシコシコシ。
題名についてなのですが、
そんな"琴浦"のまた裏話でしょ?←琴浦と掛けてる気がしないでもないですね。


○ed「希望の花」
これは神曲です。曲調もさることながら、歌詞が素晴らしすぎる。
アニメ琴浦さんのシリアス部分を凝縮したような、全国の卒業式で採用できるような曲です。
特に好きなフレーズはこの曲のラスト。

今あなたと、この場所から始めよう♪

シリアスシーンのバックで流れてくるこの曲は反則級ですね。流石に号泣とまではいかないものの、少なからず涙腺が刺激されたことは否定できないです。

○ed「ESP研のテーマ」
第5話限定エンディングテーマです。
内容はタイトルのまんまで、ノリがいい曲です。少し日常のオープニングに似てる気がしないでもなかったです。

○ed「つるぺた」
第6話限定エンディングテーマです。
ぺったんこヒロインであるところの琴浦さんがひたすらにかわいいエンディングムービーでした。

──────────────────────☆彡

Q.でも何で『琴浦さん』はこんなにも見やすいの?

A.4コマ漫画原作なので、とてもテンポが良いです。このポイントは大きいですね。
また、キャラデザや声優の演技力も一役買っていると思われます。

心という、ともすれば物凄く重たくなる題材を扱っているにも関わらず、それを全く感じさせないのが素晴らしいです。
視聴後感は、あーよかった。
本当に良かった。見てるこっちもハッピーだ。


これが4コマ漫画って頭狂ってるだろ。なんだよこの安定感は。(ウフフ)


琴浦さんを見て、不快感が生まれることはまず無いでしょう。
★気軽に見られるシリアス作品として、皆さんにおすすめできます。


○声優について
実は超豪華です。
先輩コンビ(花澤さんと下野さん)は特に神がかってます。
琴浦さん役の金元さんも、琴浦さんの可愛さを充分に引き出しています。以下割愛(キリがないので)。

琴浦さんは間違いなく良作ですが、
その良さ、はたして演技が先かストーリーが先か。
まあ、多分ストーリーが先です。豪華声優をあてられるくらいの良作ということです。
──────────────────────☆彡
以下、各話レビューなるものになります。
<<各話評価>>◎、○、△、×の四段階。

一話:琴浦さんと真鍋くん◎
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは心が読めます。そして、その代償に、人として当たり前の多くのものを失ってきました。
転校した琴浦さんはある少年•真鍋と出会います。その日から、琴浦さんの世界が変わり始めました。

~構成~
○前半
琴浦さんの幼少時代から現在に至るまでの軌跡。真鍋との出会い。
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
○後半
すっかり擦れてしまった琴浦さん。接触を図る真鍋。猛アタックの末、真鍋はとうとう琴浦さんの心を開く。
○ed「希望の花」

~1話のお話~
キャラデからは想像もつかない、まさに衝撃の第一話でした。
1話はどこをとっても精巧な心理描写が成されていますが、特筆すべきは以下の2シーンです。

①前半のラスト
前半ではあまりに惨い琴浦さんの遍歴が描かれます。クラスメイトからいじめを受けて怪物と罵られ、それは小、中、高と年を重ねる度にエスカレートしていきます。
しかも、そんなのは序の口だと言わんばかりの手酷い場面があります。

「これでこの問題児ともおさらばだ」
教師が心の中でふと考えてしまったことです。{netabare}それを、琴浦さんは『読んで』しまいました。
それでも教師か!と言いたくなりますが、ここで責められるべきは教師ではありません。心はどうしようもないものですから、それを表面に出さなかった教師がどうこう言われる筋合いはないのです。
しかし、琴浦さんにはそんなこと関係ない。琴浦さんが心に受ける傷の大きさを目に焼き付けられました。{/netabare}

そして、両親の離婚。
{netabare}まだ幼い琴浦さんが何の悪気もなく放ったセリフが決定打となってしまいました。
琴浦さんは自分を責めます。
しかも、母親は言います。
「あんたなんか、生まなければ良かった」
絶望感は計り知れません。{/netabare}

これらの場面が、霞がかった配色で演出されます。その効果で、視聴者は暗い心情をひしひしと感じています。

そこで訪れる前半ラストのワンシーンです。
それは、琴浦さんがもう何度目になる転校をした日のことでした。
どうせ上手くいきっこないのだから
と淡白な自己紹介をし、指定された席に向かう途中の出来事です。
一応書いておくと、この時、琴浦さんは雑な自己紹介のせいで、既にクラスメイト達からの嫌みを『読んで』います。
そんな中、
真鍋:「あれ、お前誰?」
琴浦さんを全く気にも留めていなかった男子が一人いました。そいつは真鍋。
{netabare}その瞬間、画面全体にかかった霞にひびが入り、砕け散りました。
琴浦さんの世界が変わり始めたのです。{/netabare}

②後半のラスト
琴浦さんが真鍋に独白します。
{netabare}「こうなってしまったのは全部自分が悪い。」
「人と関わると迷惑をかけてしまう。」
「私に関わらないで欲しい。」
琴浦さんは頑なで、なかなか心を開きません。
それでも真鍋は琴浦さんと仲良くなろうと頑張ります。
「そんなこと言って、一番傷付いてるのはお前じゃないか」{/netabare}

このシーン、琴浦さんも真鍋も名言メイカーです。記憶しておきたいセリフがぽんぽん出てきます。
今まで耐えに耐えてきた琴浦さんが心を開くこの場面は感涙ものです。
①、②以外にも名シーン揃いの1話でした。{/netabare}

二話:初めての……◎
{netabare}~あらすじ~
仲良くなった琴浦さんと真鍋は、百合子さんの登場でESP研究会(超能力研究会)に入部します。
活動の一環で占いをやった時、真鍋に恋する少女•森谷さんが、自分の思考を読ませることで琴浦さんを攻撃しました。
真鍋は琴浦さんを守る為、森谷さんと直接口論し、無事平穏が保たれました。

~構成~
○op前
琴浦さんの朝の日常及び登校。
○Aパート
琴浦さんと真鍋がESP研究会に入部。百合子さん、室戸先輩と知り合う。
○Bパート
百合子さんの提案で、琴浦さんは占いをやることに。真鍋に恋する森谷さんとの衝突。真鍋の活躍で一件落着。
○ed

~2話のお話~
2話は個人的には神回の一つです。
この回の山場での真鍋の格好良さはシリーズ通して指折りに入ります。むしろ一番かもしれません。
{netabare}ESP研の百合子部長の提案で占いをやった際、相手が森谷さんの時に琴浦さんは吐いてしまいます。なぜなら、森谷さんの精神攻撃はことごとく琴浦さんのトラウマを抉るもので、到底耐えられなかったからです。
ゲロは汚いですね。普通だったら、やってしまったキャラは少なからず悪印象を纏うことになってしまいます。しかし、琴浦さんはそうはなりませんでした。
山場のシーン。真鍋は森谷さんに言い放ちます。
「琴浦に吐かせるくらい、お前の心が汚いってことだろ」
このセリフが
『森谷さんの心=ゲロ』
という図式を立ち上げました。そして、ゲロの悪印象を琴浦さんから取り除きました。それどころか、琴浦さんの悲惨さを際だたせる結果となりました。
そして──
「好きだからだよ!」
これは、なんで琴浦さんを庇うのかという問いに対する真鍋の答えです。これほど純粋で否定のしようがない答えがあるでしょうか。少なくとも、森谷さんに対してはこれ以上ない答えでした。だって、森谷さんは真鍋のことが好きだから。
真鍋は絶対に計算なんてしない男です。だから、これらは天然から出たセリフです。{/netabare}
天然最強説が急浮上しました。{/netabare}

三話:嬉しくて、楽しくて△
{netabare}~あらすじ~
ESP研はカラオケに行きました。琴浦さんの歌声は酷いものでした。
琴浦さんは真鍋に弁当を作る約束をします。その日、真鍋は森谷流の男等に襲われ、入院します。見舞いに行った琴浦さんは自責に駆られ、いなくなってしまいました。

~構成~
○op前
真鍋、黒板に描かれた相合い傘にハートを付け足す。
○Aパート
ESP研、カラオケに行く。
○Bパート
琴浦さんが真鍋に弁当を作る約束をした日、真鍋は森谷流の男等に襲われる。
琴浦さんが転校してしまう。
○ed

~3話のお話~
心を開きつつあった琴浦さんが、真鍋の怪我をきっかけに再び自分を責めます。
病院でのすれ違いの描き方が良かったです。
{netabare}琴浦さんは真鍋の病室の前で心を読みます。真鍋は何気ない思考の中で、琴浦さんに被害が無かったことを喜んでいます。
それを聞いて、琴浦さんは自分を責めます。
「私がいなければ、こんなことにはならなかった」

せっかく良い感じだったのに、という悔しさを感じるストーリーでした。
1、2話で琴浦さんの悲劇から再生を描き、少し落ち着いたかというタイミングで悲劇がぶり返すという構成ですね。
これはありがちながらもドラマチックで手堅いです。しかも、嫌な感情がぶり返すことは確かに実際あるものだから、違和感も感じません。{/netabare}
あざとかったですね。{/netabare}

四話:変わる世界○
{netabare}~あらすじ~
転校したかに思われた琴浦さんは実家(大豪邸)に帰っていました。室戸先輩の情報網と和尚さんの助けによって琴浦さんを見つけ出すことができました。そして、ESP研は琴浦さんを説得し、一緒に学校に戻ることになります。

~構成~
○op前
琴浦さんが一人で遊ぶ様子
○Aパート
無気力な真鍋。先輩二人の助けもあって、琴浦さんを追い、寺で手掛かりを見つける。
○Bパート
琴浦さんの豪邸にて。琴浦さん捕獲作戦。森谷さんの琴浦さんへの謝罪。
○edのラスト
琴浦さんと真鍋の会話。
「やっといつも通りだな」
「そんなことないよ。ほんの少しだけど、変わったよ」

~4話のお話~
3話で主人公ヒロインがいなくなるという衝撃体験をしてからの、4話です。
室戸先輩がハッキングやらを出来るという設定が追加されましたが、今まで作り上げられた人物像的に違和感なくすんなりと受け入れられました。
さて、琴浦さんはどこに失踪していたのか。
なんと、『琴浦駅』周辺です。

★ 鳥取県東伯郡琴浦町
{netabare}萌え起こしとかいうのがあるらしいですね。
琴浦町は琴浦さん原作サイドと良好な関係も築いている(wikipedia)らしいです。
知らなかったな。

琴浦さんのポスターが作られたらしいです。
知らなかったな。

琴浦さんはナンバープレートにもなってるらしいです。
知らなかったな。…ちょっと欲しいかもしれない。流石に使えないけれども。

萌え起こしって、他にも色々ありますよね。自衛隊とか。
アニメも地域も団体も布教できるという妙案ですね。考えた人は凄いと思います。{/netabare}

琴浦さんが金持ちそうだということはそれとなく示唆されていましたが、それがはっきりと示されたのはこの話(4話)が初めてです。到底日本だとは思えない大豪邸の持ち主でした。そこに暮らすは初老のお爺さんです。
ニット帽を被り、好好爺然とした彼=琴浦祖父は、その実ただのエロスでした。
いかにも大富豪のじじいという感じで、よく分からん思考の持ち主です。孫=琴浦さんのお尻に触れて興奮しております。
同じくよく分からん思考をしている真鍋=エロスと相性が合うのか、この二人の絡みがなかなか良かったです。
果ては、真鍋に対してまだまだだと宣言し、エロスを推進する始末です。{/netabare}

五話:学園天国?○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは無事、町に戻ってきます。学校では森谷さんとの関係が大幅に改善し、森谷さんはESP研に入部します。そして、遅ればせながら新入部員歓迎会を琴浦さん宅で執り行います。
その後、体育祭が開かれ、真鍋は借り物競争、琴浦さんはリレーに参加します。運動神経があまり良くない琴浦さんは最下位になってしまいますが、森谷流のネタで復活します。

~構成~
○op前
琴浦さんが田舎から帰ってくる。
○Aパート
森谷さんがESP研に入部。琴浦さんの新しい家にて、新入部員歓迎会。
○Bパート
森谷流ネタ。運動会が開かれる。
○ed「ESP研のテーマ」

~5話のお話~
4話までは、ギャグで適度に息抜きしつつのシリアスでした。そして、5話は、萌えギャグです。
今話は、純粋に琴浦さんを愛でることが出来る非常に有り難い回であります。
特に印象に残った場面を挙げましょう。
①琴浦さんが回るシーン
{netabare}文字通り、琴浦さんがくるくると横回転して段ボール箱に突っ込みます。落下に巻き込まれて「完」です。
op前のシーンで一度、森谷さんの写真を眺めた後にもう一度回ります。くるくる。
心の中に留めきることが出来ない感情の発露がこれです。まさに萌えの化身というべきか、僕には可愛い以外の形容詞が思い浮かばなかったです。{/netabare}

②琴浦さんと真鍋のいちゃいちゃ
{netabare}二人の好感度メーターは既に共に振り切れています。カンストです。下がる気配などないし、下げる必要もないです。この二人のいちゃいちゃは、ささやかで甘く温かい。その象徴たる、こんな場面がありました。
{netabare}「この家、前の家よりも真鍋くんの家に近いんだよ」
「そんなこと言っちゃダメだよー男の子の心を刺激しちゃ(以下略)」
かあー!いちゃいちゃしやがって!{/netabare}

また、こんな場面もあります。
新入部員歓迎会の後、睡眠中に図らずも琴浦さんと真鍋は寄り添って寝ていました。(偶然の産物)
その場面を激写した部長は琴浦さんに迫ります。
{netabare}「欲しいー?」
恥じらう琴浦さんの横で写真を欲しがる真鍋。部長は写真を消します。
しかし、
「ちゃんと送っといたわよ」
部長、ナイス!琴浦さんの心は幸せに満たされました。{/netabare}{/netabare}
萌えが止まらない回でした。{/netabare}

六話:夏休み!○
{netabare}~あらすじ~
脳筋の森谷さんはテスト赤点で補習三昧です。そんな森谷さんを待ち、ESP研は夏合宿に行きました。琴浦さん爺の招きにより、はるかーランド、海、バーベキュー、花火と楽しんだESP研。楽しそうな琴浦さんの姿を陰から琴浦さん母が見ていたようです。

~構成~
○op前
森谷が琴浦さんが好成績であることに対し、糾弾する笑
○Aパート
はるかーランドへようこそ。
ESP研は合宿的なものに行く。
○Bパート
海、バーベキュー、花火。真鍋が琴浦さんの弁当を食べる。
○ed「つるぺた」

~6話のお話~
まず、触れねばならないのはedテーマの「つるぺた」です。これはなんとも素晴らしい曲で、琴浦さんへの愛をきっと深めてくれることでしょう。
今回も5話に引き続き、萌え回というやつだと思います。やはり琴浦さんは可愛いかったです。{netabare}お化け屋敷で怖がる姿なんてもう、どうしようもなくそそります。
海シーンで「シャーー!!」も最高でした。
そんな中、3話以来お流れになっていた"琴浦さんのお弁当"がついにやってきます。真鍋はバーベキューを差し置いて琴浦さん作の弁当を食べます。当然の選択ですね。偉い。{/netabare}
そしてまた深まる琴浦さんと真鍋の親密度でした。
一方で、琴浦さん母の存在が示唆されております。どうなることやら。{/netabare}

七話:この世界に私は◎
{netabare}~あらすじ~
6話から夏期合宿が続いています。琴浦温泉にて、混浴ネタ、森谷さんの料理ネタ(下手が招いた惨劇)が展開されました。
町へ期間後、森谷さんは缶詰めになります。一方琴浦さんは真鍋に避けられている気がします。しかし、それはサプライズへの準備だったのです。

~構成~
○op前
真鍋と琴浦爺が混浴を目指す
○Aパート
琴浦温泉にて。森谷の料理が引き起こした惨劇。琴浦さんが母への思いを語る。
○Bパート
森谷の勉強。琴浦さんの苦悩。サプライズパーティー。
○ed

~7話のお話~
少しずつ琴浦母の存在がクローズアップされてきています。そんな中でのAパート:ギャグ回、Bパート:ハートウォーミングでした。
7話は殊更に「琴浦さんの幸せな日常」が描かれていたように思います。いつもの仲間、いつもの掛け合い。様々な苦難を乗り越えてきた琴浦さんがやっと手にした日常ですね。
Bパートの話でそれがより顕著でした。{netabare}真鍋の様子がいつもと違うことに気付き、不安に駆られる琴浦さんは未だこの温かい世界に馴染みきれていません。それで先輩二人に相談すると、
「考えるだけ無駄」
先輩方は突き放したのではありません。このセリフは真鍋への信頼ゆえなのです。しかし、それに気付けず琴浦さんは苦悩します。
ラストシーンで真鍋の行動に種明かしが成されます。
「誕生日、おめでとう!」
琴浦さんは心を読めてしまうから、サプライズ企画について他の人にも話せなかったという。
そんなこんなで、真鍋なら心配ない、という日常に琴浦さんはようやく気付くのです。{/netabare}
琴浦さん=サイコという設定とストーリーを絡めた良話でした。
最後はこのセリフで締められます。
{netabare}「お母さま、この世界に私は……」
琴浦さんの世界に変化が起きたということを示すセリフですね。{/netabare}{/netabare}

八話:デートじゃないもん○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんが風邪を引いた日の話です。
前半では、琴浦さん宅での看病が、
後半では真鍋と琴浦さんとの初デートが描かれました。

~構成~
○op前
真鍋から琴浦さんへの誕生日プレゼント(ロケットペンダント)
○Aパート
琴浦さんの風邪。
超能力が使えなくなった琴浦さん。真鍋は煩悩を鎮めつつ、看病します。
○Bパート
初デート。
普段からとても仲良しな二人の初々しいデートです。プリクラをロケットペンダントに入れる演出もあります。
○ed後
琴浦さんの超能力が再発現し、同時に倒れてしまいます。

~8話のお話~
普段からいちゃいちゃし放題の琴浦さんと真鍋ですが、今回は少し様子が違います。同じ二人きりという状況でも、意識しているのとしていないのとでは大きく異なりますから。
デートを意識し過ぎたのでしょう。琴浦さんはいつも以上におどおどとしていて可愛かったです。
{netabare}8話では、一時的とはいえ琴浦さんの読心術が消えます。生まれてこのかた常に超能力と共に過ごしてきた琴浦さんにとって、超能力がないことの方が非日常です。映画館での何気ないセリフが、それを如実に物語っています。
{netabare}「映画見にくると、いつも見る前にラストが分かっちゃうんだよね…」{/netabare}
幸い、今日は超能力が消えています。非日常を満喫する琴浦さんでしたとさ。{/netabare}
どの映画も全てネタバレされる世界なんて、嫌ですね。{/netabare}

九話:まわりにはみんなが○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは、連続通り魔の思考を読んでしまいました。その事実がきっかけで、琴浦さんは再び風評被害にあいます。励ます為、琴浦爺は食事会を開きました。しかし、高級ホテルにて、琴浦さんはお母さまと出会ってしまいます。真鍋の活躍により、琴浦母子の関係にひびが入りました。
一方、森谷さんは琴浦さんに対する罪悪感から、一人袋小路に迷い込むことになります。

~構成~
○op前
刑事さん達の状況
○Aパート
ESP研にて、連続通り魔の話題。帰り道、真鍋は琴浦家にお邪魔することに?
○Bパート
刑事さんとの邂逅。琴浦爺の誘いにより、ホテルでディナー。
○ed後
森谷さんの手が血塗れに。

~9話のお話~
4話以来のシリアスメインといえるでしょう。連続通り魔という非日常の介入により、琴浦さんが築いてきた日常に微かなひびが入ったと思われます。
それにしても、この話では真鍋の安定感を痛感することになりました。{netabare}目が据わっていてとてもではないけれど近づきたくない琴浦母に対し、「俺、琴浦と離れる気全然ないんで」と言うその勇猛さ(?)は素晴らしいとしかいいようがないです。
しかも、それによって琴浦母の心根が垣間見えたのですから、グッジョブです。
そして、ed後のワンシーンが意味深です。さて、森谷さんはどうなってしまうのでしょうか。
次への引きが上手いですね。{/netabare}{/netabare}

十話:だけどあなたはいない△
{netabare}~あらすじ~
森谷さんは通り魔の第一発見者で、友人の証言のせいで逮捕されました。ESP研(真鍋抜き)は犯人を見つけ、事件を解決しようとします。その際、真鍋は琴浦さんの危険を鑑みて反対、不参加となりました。部長が囮となり、作戦を実行に移しました。

~構成~
○op前
学校に報道陣。森谷さんが逮捕された!?
○Aパート
警察署にて。ESP研が乗り込んで森谷さんの証言をする。
○Bパート
ESP研は犯人探しをする。(真鍋は抜きで)
部長が囮になる。
○ed

~10話のお話~
今まで一度たりとも衝突したことのなかった二人(琴浦さんと真鍋)が初めて喧嘩別れしました。{netabare}先輩方は楽観視して静観していますが、琴浦さんは友達がいなかったから、喧嘩もしたことがありません。仲直りはどうなるのか。先への期待が高まります。
一方で、刑事さんの不穏な動きの見せ方が秀逸です。普通な人に見せかけながら、小さな違和感をばらまいていくというのは、なかなか出来ないことかと思います。
「いい友達だよね。だって、平気であなたと一緒にいられるんだもん」
衝撃のセリフです。
そして、衝撃のラストでした。部長が背後から犯人に狙われ、鈍い音を残して幕引きという。{/netabare}これは、11話を見るしかない展開ですね。{/netabare}

十一話:スタンド•バイ•ミー◎
{netabare}~あらすじ~
連続通り魔に襲われたESP研。室戸が身を挺することで、百合子は守られました。しかし、そのことに百合子と琴浦さんは責任感を感じます。責任感ゆえの行動が起点となってストーリーが展開されました。百合子と室戸の関係。森谷さんと真鍋の関係。琴浦さんと真鍋の関係。そして、連続通り魔事件の行方。真犯人は刑事さんでした。

~構成~
○op前
犯人とESP研の大立ち回り
○病院
室戸君は軽傷。琴浦さん、自分を責める。
○刑事さん宅
一人でいる琴浦さんを刑事が保護、自宅に連れて行く。
○小学校前
琴浦さんに逃げられた森谷さんは真鍋に活を入れる。告白。
○病院
室戸君と百合子さんの話。
○刑事さん宅
真犯人は刑事さんだった。
○ed

~11話のお話~
今話は部長(百合子)と室戸先輩にもスポットが当たりました。2話から節々に前振りがありましたが、10話辺りからぐいっとクローズアップされてきて、11話で完全に話題とあいなりました。

{netabare}○千里眼を持つ母親に降りかかった災難のせいで闇を抱える百合子。しかし、悪役に徹し切ることは出来ません。そんな百合子を静かに見守る室戸。二人の間では、少し狂いが生じながらも、儚い関係が出来上がっています。{/netabare}
室戸達の話以外にも、11話では、1話の再来とも思える程に心情が裸にされました。

①森谷─真鍋
{netabare}森谷さんは一途でした。初登場からここに至るまで、真鍋への愛を貫いたのです。ある意味清々しい程の恋心。ここまでくれば賞賛に値するでしょう。
{netabare}「ずっと好きでした」
真鍋は告白をされますが、
「すまん、俺は琴浦が好きだ。お前の気持ちは受け取れない」
断ります。しょうがない。だって、あの二人は……。{/netabare}
森谷さんにとっても二人の関係は大事なものとなっていました。二人の関係が続くことを心の底から願ってしまっていたのです。でも、自分の心は偽れない。だから、告白して散る。
{netabare}これが、森谷流というやつですか。{/netabare}{/netabare}

②刑事•月野さん
{netabare}なんと、真犯人が刑事さんという話。
月野さんは一人ぼっちでした。ずっと誰からも受け入れてもらえずに生きてきた。なのに、自分が持っていないものを全て持っている少女•琴浦さんが現れた。
月野さんはストレスが爆発してしまいます。想像に難くないことですね。
しかし、彼女の二重人格には正直驚きました。ストレスを溜めてしまう表人格とストレスを解消する裏人格『俺』。今後症状が改善してくれることを期待したくなるような終わり方でした。{/netabare}

③琴浦さん─真鍋
{netabare}ここだけが少し不満といえば不満です。
今回琴浦さんは真鍋に縋るばかりで逃げに徹してしまいます。目の前のことから目を逸らしてしまったのです。
{netabare}「悲劇のヒロインごっこ」
『琴浦さん』で出てきたフレーズですね。少しそうなってしまったかと思います。{/netabare}
具体的にどこをどうすればということを言えないのが悔しいですが、琴浦さんの苦悩や成長を描いて欲しかったなと少し思いました。
しかし、真鍋側が琴浦さんに寄るというシナリオとしては、真鍋の思考がよく描けていて良かったです。
{netabare}「俺はずっと琴浦といるって言ったじゃないか」{/netabare}
真鍋は強いですね。
それに、琴浦さんの設定を考えると、このシナリオが最善かもしれないです。{/netabare}{/netabare}

十二話(最終回):伝えたい言葉(ココロ)○
{netabare}~あらすじ~
ESP研は百合子の変心により、「超能力者で遊ぶ部」となりました。その日常が描かれます。その後、琴浦さんが家に帰ると母親が。図らずも、母親が本心ではずっと琴浦さんのことを思っていたことを知ります。「言葉にしないと伝わらない想い」があることを知った琴浦さんは真鍋に告白し、真鍋からも返事を受け取りました。「ずーっと好きだ」

~構成~
○op前
本日をもって、ESP研を解散します。
○Aパート
新ESP研発足。カラオケ。琴浦宅に母出現。
○Bパート
琴浦さん、母と和解。そして、真鍋と愛を確認し合う。
○ed「希望の花」
「琴浦さーん!」
「みんな、おはよう!」

~12話のお話~
大団円であります。涙腺が緩みました。
琴浦さんが数々の苦難を乗り越えてくる姿を見た私達は、その温かさに涙するのです。
しかし、最後まで落ちがありましたね。
{netabare}真鍋:俺、いつも言ってるからな
琴浦:え、言われてないよ
真鍋:え、そうだっけ?
あろうことか、真鍋は口頭で「好き」と言ったと勘違いしていたのです。
琴浦さんか言葉にすることの大切さを知ったのは何だったのか。唖然とする琴浦さんに、真鍋は
{netabare}「ずーっと好きだ」{/netabare}
耳元で。息のかかる至近距離で。目を見て!
琴浦さん、良かったね。本当に良かったね。{/netabare}
幸せな話です。{/netabare}

──────────────────────☆彡
以下、少々細かな話をさせて頂きます。

★森谷流について
{netabare}「もりっ!」を掛け声とするのが森谷流武術です。
両手を大きく広げて、上下互い違いに曲げ、声を上げたなら、あなたも立派な森谷流門下生です。門下生募集中らしいので、入ったらいいと思いますww
この流派は謎が多すぎます。

{netabare}①異様な高学歴
なんと、東大出身とハーバード出身がいるのです。
②あの構えは何なのか
まだ普通に筋トレやっていた方が強くなれそうな?
③森谷ヒヨリの母
彼女のあの格好はなんでしょう。まさか宗教団体じゃあるまいね。というか、原作では確かに宗教団体だそうな。
④敷地面積
きっと相当なものです。琴浦さん爺の豪邸に匹敵しそうな程。{/netabare}

そんなくだらな面白い森谷流は、本編で漏れなくネタにされます。
門下生が少なかった昔、森谷ヒヨリが映ったビラを配っていたそうな。それを回収した真鍋は琴浦さんに引っ越し祝いとして渡します。
そして、その写真は琴浦さんの心のオアシスとなるのでした。{/netabare}

★琴浦さんは何故可愛いのか
{netabare}まず、言えることは「可愛いに理由なんてない」ということです。だから、こんなコーナーはナンセンスな訳ですが、それでもやりたくなってしまったという。
なので、僕なりにやってみます。

①可哀想系ヒロイン
{netabare}主人公がヒロインの酷い境遇を知り、ストーリーが展開するという話は多いですね。「琴浦さん」もその一つであるはずです。こういうパターンが多いのは、それだけ魅力があるからです。ある意味で王道的な魅力があるということです。
男というものは、哀しいかな、女の子を守りたくなってしまうものです。可哀想な境遇を持った女の子というだけで、多少のことは許せてしまう世の中ですから。{/netabare}

②健気さ
{netabare}青年:確かに可哀想ならば嫌いにはなりにくいですね。でも、それは好きとは別の感情ではないですか?
博士:そう、そこがポイントなんだよ。いくら可哀想でも、性格が最悪だったら誰も好きになってはくれないね。
青年:ということは、琴浦さんは性格がいいと?
博士:うーん、それもあるけど、ちょーっと違うかな?
青年:なんですか。もしかして、博士にも分かっていないのですか!
博士:そうさ、分かってない。でも、一つだけ言えることがある。それは──
青年:それは?
博士:琴浦さんは頑張ってるんだよ!ただただ身の不幸を嘆くんじゃなくて、ちゃんと頑張ってるんだよ!「俺は不幸だ」とか、「才能がないから仕方がない」とか言いながら何もしないやついるじゃんか。でも、琴浦さんは違ーう!
青年:お、おう……。
博士:彼女には意志がある。自分ももちろん幸せになりたいけど、他の人が傷つくのはイヤだっていう。それで閉じこもってしまう訳だけど、真鍋がその殻を破った後は、まるで今までの不幸を取り返そうとするかのようだったよ!恋、勉強、部活。精一杯満喫しながら、森谷さんと和解したり、お母さまとの関係改善に努めたりして、自分から幸せを掴み取ろうとしてるんだ!つまり、つまり──
青年:なんとなく分かりましたよ。つまり、健気ってことですね?
博士:そう、健気なんだよ!{/netabare}

③小動物的な?
{netabare}青年:ところで博士、このリスはとても可愛いですね。
(リス:キュンっ)
博士:そうだろそうだろ。可愛いよな!つまりそういうことなんだよ。話が早くて助かるなあ。
青年:いや、なんのことですか。分かりませんから。
博士:(チッ!)
青年:舌打ちしないで教えて下さい。
博士:いやだからさ、琴浦さんは小動物なのだよ。
青年:へえ、どの辺りがですか?
博士:くりくりした瞳!ふわふわした髪!ころころ変わる表情! ふわふわしたもみ上げ!ぺったんこな胸!あと、仕草も!
青年:へ、へえ……
博士:要するに、琴浦さんはぺったんこ可愛いんだよ。
青年:結局何もまとめませんでしたね。
博士:つるーぺたー、ぴったんこ♪{/netabare}{/netabare}

★真鍋と琴浦爺の関係について
{netabare}博士:私は、あんなじじいになりたいよ!
妻:勝手にすればいいわ。
博士:私はお前が心配だよ。くれぐれも琴浦母みたいにならないようにね。
妻:あー、はいはい。(皿を洗いながら)
博士:よし、あの二人の関係について語らおう。
妻:(ジャー)………うーん。
博士:私達も将来的には娘を嫁に出すことになる訳だよな。だけど、琴浦爺の態度について、率直にどう思う?
妻:(ジャー)…………。
博士:ねえ!聞いてよ。
妻:うるさい。
博士:お願い。聞いてくださいお願いします。
妻:(キュッ←蛇口をしめる音)はいはい。で?琴浦爺がどうしたのよ。
博士:彼はさ、娘に寄り付く蠅──つまり真鍋のことだけど──を歓迎してるじゃんか。
妻:そだねー。「この大チャンスを逃すとは何事か!」とか喚いてた。
博士:そうそう。それがさ、果たしてどう評価されるべきなのかってことをさ、語らいたいんだよ。
妻:うざっ
博士:っいまなんて?
妻:そういうのはあの青年とやりなさいよ!私は今忙しいのよ?
博士:そんなに怒らないでよ。じゃあさ、一言でいいから。一言だけ。……ね?それでいいから。
妻:まあそれなら。
博士:で、結局のところどう思う?
妻:あたしは理想的だと思うわよ。だってさ、真鍋いいやつだもの。
博士:………?
妻:……?
博士:それだけ?
妻:うん、それだけよ。親の役割って、子供が引き返せない道に入り込みそうになった時に引き止めることくらいだから。あのじいさんは琴浦さんの祖父でもあり、父でもある訳よね。父親は子供の道を正す。祖父は孫に愛情を注ぐ。それでいいと思うの。だから、真鍋と琴浦爺の関係は理想的じゃない?
博士:(ブンブンッ)うんうん。それが言いたかったんだよ!凄いよ。流石!
妻:そ、そう?なんか照れるわね。
博士:今日は一緒に寝よう?
妻:な、な…唐突ね!?(カァー!赤面)

娘:お父さん、彼氏連れてきたよ!
博士:何を!俺は断じて許さないからな!{/netabare}

★真鍋の精神構造について
{netabare}青年:僕は、彼が何者なのかと問いたいです。
博士:……ん?
青年:つまりですね、真鍋は果たして人間なのかと問いたいのです。
博士:はぁ…。
青年:なんですか。反応が薄いですね。
博士:今、君の真意を測りかねてる。
青年:何と言ったらいいのでしょうか。彼は、少々人間離れしていますよね。例えば、いわゆる『妄想爆発』です。断じて妄想が凄いとかいう訳ではないのですが、意図的にあそこまで思考を制御できるものなのかと。
博士:なーるーほーど。それは確かにそうだ。真鍋は四六時中エロスを思考してて、嫌みなことを何一つ考えないからね。
青年:そうです。彼は聖人君子か何かかと思う程に健全なんですよね。エロスとは言ってもR指定すら付かないレベルだし、何より、人の悪口が一瞬も浮かばないというのは尋常じゃないと思うのです。だってそうでしょう?普段僕たちは穏やかな日常を送ってますが、それは表に出す言葉や表情を意図的に制御しているからです。裏で一瞬も悪いことを考えない人なんていないんですよ。
博士:なのに、真鍋はその枠外にいるからね。
青年:はい、そういうことです。
博士:うーん、どうなんだろうね。確かに現実では考えづらいことだけど……アニメだからねww
青年:それは禁句です。
博士:まあ、相応な精神修行を積めば、無理なこともないんじゃないかな。だから、アニメのシナリオとしてはいいでしょ。「ありそうでない」っていう夢を実現する意味でさ。
青年:大きく出ましたね。
博士:問題なのは現実味じゃないんだよ。納得できるかどうかだと思う。真鍋は、そのボーダーラインなんじゃないかな。だけど、「琴浦さん」の主題は琴浦さんの悲劇からの再生だよね。主題と少しずれてるところだから、多くの人がすんなり入り込めたんじゃないかと思うよ。
青年:はあ、なるほど。僕は違和感感じましたけどね。
博士:そりゃあ人それぞれだからね。それに、何も視聴者全員の最高にならなくてもいいからさ。誰かの心に響けば、それは成功なんだよ。
青年:極論ですね……。
博士:まあ、その人数が多いに越したことはないけどね。{/netabare}

★室戸と百合子の関係について
{netabare}愛が高じた共依存的な関係といえるでしょう。
百合子は千里眼の母親にまつわる事件で少し歪んだ価値観を持ってしまいます。超能力を社会に認めさせるためならば、人の犠牲も厭わないという。
一方の室戸は百合子を愛しています。恋を超越し、静かな熱い愛となっています。
「乗りかかった船だ。どこまでも付いていくよ」
百合子の良いところも悪いところも全て飲み込む発言です。
なんだかんだ言って、琴浦さん─真鍋よりも中毒性の高い愛で結びついているといえるかもしれません。
しかし、盛大な落ちがあります。
{netabare}「どこまでも付いて行くって……?」
「まあ、幼なじみだし、今のところ引っ越す予定もないからね」{/netabare}
まあ、なんだかんだいって一番愛していると思いますけどね。{/netabare}

──────────────────────☆彡
◎最後に
前の方にも書いた通り、「琴浦さん」は完璧とは言えない作品です。しかし、「人の心」をとても丁寧に扱った、最高な作品ではあると思っています。まだ見ていない方にはぜひ見て欲しいです。
また、このレビューを読んで少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
各話レビュー及び小節まで全て目を通してくださった方がもしいたならば、最大級の感謝を捧げます。(計14803字)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 40
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

12話鑑賞済み。総評ぽいもの第1稿を追加(4/7)

まず。
今後、視聴したいと思っている方へ。
・下手な予備知識は持たずに観ることをオススメします。
・原作も最低アニメ4話まで観てから読んだ方が良いかと。いえ原作先でも一向に構わないとも思いますw どっちが優秀かとか、そういうお話でもなく。

原作4巻まで既読。
個人的に2013年冬クールNo.1だと思っております。

採点ポイント。
物語:1話の出来が何より良かったので。落としつつもきちっと掬い上げて、凹んだままにしておかないのが○。
3~4話にかけては連続したお話なので、例に漏れますが。

声優&キャラ:何だかんだでカッコよくエロスな真鍋君、初めての人達との付き合いを通して変わっていく春香さん、真鍋君の妄想に翻弄される春香さん、利用するといいつつも良い人な部分が多い部長、見た目はアレだけでどイケボな副部長。どなたも分かりやすくて、面白い人達だと思います。演じている声優さんもそれぞれ場に応じて演じ切れてると思います。

作画:観てる限りでとりたてて不満も無く。あるとすれば・・・真鍋君が意外と恐くないところですかね~。妄想内での春香さんの胸が盛られ気味なのは仕様でしょうw

音楽:場面場面に合ったBGMしていると思います。1話の段々暗くなっていくところとか、印象的でした。OPも耳に残ります。

総評っぽいもの。
{netabare}
・特筆すべきはまず、1話でしょうか。原作に触れたことない人から見れば「何この鬱展開?」と感じること間違い無しのAパート。触れたことのある人でもインパクト大だったことでしょう。かくいう僕も、主人公である琴浦さんのトラウマを真っ先にまとめて見せるなんて思いもしませんでした。
・各話にしても12話を通しても登場キャラにしてもですが、このアニメのキーワードになるのは「ギャップ」だと思います。狙って作られた落差だったとしても、それが何処でどういう展開で来るのか予測不能、そういう点も印象的でした。
・「右肩下がり」という評価が多い(元々面白いと思わない方は別として)と見受けられますが、それは多分・・・1話(もしくは4話まで)の展開が良すぎた為ではないかな?と思っております。

・アニメを見る上で「女性キャラ」に注目することが多い人間なのですが、この作品では珍しく「男性キャラ」に目が行きました。特に真鍋君。終盤辺りの室戸君も良かったです。
・エロ要素は持ちつつも下品にならず、悪い意味での表裏を持たず、締めるところは締められる、カッコ良いキャラだったと思います。

・個人的な欲を言えば・・・。室戸家と部長の物語をもうちょっと大きく扱ってもらえていたらな~と。幼い頃の2人の出会いと室戸母との交流は原作で少し扱われていますが、これも良い話でしたので~。

・OP&ED共物語と一緒に盛り上げてくれたと思います。OPの方は「コシコシコシ」で脳内をリフレインし、EDは良いタイミングで涙を誘う、名曲だったと思います。特殊EDも良かったですよ?w
{/netabare}

以下各話感想です。
{netabare}
12話鑑賞後----------
いきなりのESP研解散宣言!?
と思ったら、部長なりのケジメといいますか、仕切り直しなのでしょう。

エロス成分久々でしたね~。

新ESP研を祝ってカラオケ行こう~。
って学習能力無いのか?とw

11話で部長への想いを語ってくれて良いところみせてくれたと思いきや・・・見事なまでの朴念仁っぷりでw

琴浦母のエピソードは・・・これも不覚にも心にきましたね。
1話以降、それまでの記憶や言動が全て見たままというわけでは無かったんですね。

琴浦さんは心を読んで、真鍋君の好意を知っていたわですが・・・やはり言葉として伝えてもらえたら嬉しいわけですよね。
ようやくお互いに言葉にできた今回は、他のエピソード含め通して幸せを感じられる回で良かったと思います。

周りに誰も寄り付かず、暗い背景でスタートした作品ですが・・・。
ラストは明るい、幸せそうな表情の琴浦さんが対照的で印象に残りました。

10~11話------------
原作からの変更の強かった印象の9~11話でしたが・・・。
「真犯人の存在」「琴浦さんの力の告白」「裏サイト」等々。森谷さんの実家もその一部でしょうか。

(10話)
部長の真意が具体的に動く回でもありましたね。
琴浦さんの力を利用した犯人探しに反対する真鍋君、否定も肯定もしない室戸(何もしない時点で肯定してるとも言えますが)、対極的な男性キャラでした(注:どちらの対応も正しいと思います)。
超能力の証明(=御舟母の復讐)を琴浦さんの力に頼り切らず、最終的には自らを囮にしての犯人探しになりましたが。
身を挺して部長を庇った室戸君も無茶をなさる・・・。

(11話)
心の声や琴浦さんの危機への登場など、相変わらずのイケメンっぷりを発揮した真鍋君。
そんなに心配なら傍にいてあげなさい。 1話で「一緒にいる」「離れてなんてやるもんか」と約束したわけですし。

部長&室戸君のやりとりは、正直泣けました(後々若干の齟齬があることがわかり複雑な心境ですが)。
自分の復讐心の為に、周囲にどれだけの迷惑をかけ、最悪室戸君を失う結果になり兼ねない、そう思い知り心に刻んだ部長。
何だかんだで、傍で彼女を見守り続ける室戸。初めて自身がどう想っているかを言葉にしましたね。といいますか・・・この方も(色々な意味で)イケメンですね~。

結局アニメでは
『月野が通り魔の真犯人で、二重人格』
という展開だった為、「無職刑事」ルートにはなりませんでしたね。
改「良」なのか「悪」なのか言及する気はありませんが、これはこれで納得できる結末だとは思います。

そして次回はラスボス登場と。

9話鑑賞後-----------
第三部突入ですね。
通り魔事件となっていますが、観た記憶では死者は出てないようですが・・・。
うん原作読み直そうw まだ布教活動中ですけど・・・。

狙ったのか素なのかわかりませんが・・・前触れもなくエンカウントしてしまった琴浦母に対して、冗談交じりっぽくも琴浦さんを庇える真鍋君のメンタルに感動しました。他のESP研メンバーもでしょうか。

アニメでは名称出てたか不明ですが・・・「森太郎」怖いw 

8話鑑賞後-----------
今回のお話に沿えているか不安ですが、観て率直に感じたこと。「何気ない普段で感じられる幸せや楽しさの貴重さ」ですかね~。上手く書けないので、こんな表現になってしまいましたが・・・。
心の声が聴こえると映画すらまともに楽しめない。そのエピソードが、表面上ほど軽く聞こえなかったものでして。

Aパートの看病エピソードの真鍋君に於かれましては、忍耐のほど、ご苦労様でしたw いや・・・ちょっと心の片隅で「真鍋のヘタレ」と思わなくも無かったですがw

さて・・・Cパートから推察するに、ここで「第二部完」というところでしょうか。ここ4話はある意味、今後への伏線だったのでは?と思います。

余談ですが・・・某スポーツ中継の為に、琴浦さん以外の木曜アニメが一週分遅れました。
制作局だから、明け方にでも放送してもらえたんでしょうね、多分・・・。

7話鑑賞後-----------
Aパートは続・帰省回、Bパートは原作でいう「こっそりバイト回」でした。

Aパートでの原油発掘?では・・・リアルで晩御飯を吹き出しました。真鍋君&琴浦爺の妄想が重複してる辺りで限界スレスレ、で原油が出て・・・w

暴走真鍋&森谷の辺りとかも楽しく観れました。

Bパートは・・・何より久しぶりの真鍋君のイケメンタルっぷりが観られて、涙が。原作では確かクリスマスのエピソードだったと思いますが、誕生日に持ってきたこの展開も良かったと思います。直前に母の夢を挟んでいる辺りも、引き立てにはなっていたかと。

とりあえず・・・まだ琴浦母の出番ではないようで安心しましたが、今クールでのラスボスは彼女のような気がしているので・・・。

6話鑑賞後-----------
今回も鬱展開無しの、夏休み回でした。
水着回~水着回~w

しかし・・・初めて孫が友達を連れてくるというだけで、テーマパークを作ってしまう爺さん・・・。間違いなく爺馬鹿ですねw でもそんな祖父がいてくれたから、ここまで来られたのも間違いない話で。

部長は色々ズルいなぁ・・・w

そしてEDが・・・。
こういうコメディ色の強い回しか、前回今回のようなノリの曲は使えないでしょうし・・・可愛かったですけども、何か切ない気もしました。

EDにはお母さんが・・・。
次回予告観る限りでは、まだ関わってきそうにないですが・・・。

要所要所でイケメンタルな要素を見せている(ように思う)真鍋君ですが・・・最近若干エロス成分が多すぎませんか?w

5話鑑賞後-----------
アバン終了で「完」て・・・w
ビデオ鑑賞会(?)&体育祭回でした。

布教中につき、手元に原作1巻がないのですが・・・鑑賞会って森谷さん無しでしたよね?確か。
そのせいなのか、前回までの琴浦さんへの仕打ちの罰なのか、Aパートでの彼女の扱いが結構酷いな~とw
あ、でも拳圧(衝撃波)でロウソクを消した辺りはカッコよかったですよ? サイコキネシスではないでしょうけどw

この回は通して暗いお話がなく、初めて「最終回」と言われない物だったと思います。次回も予告を観る限りでは、明るい展開になりそうです。

が・・・その先は?
期待しています。

4話鑑賞後-----------
行方を眩ましてしまった後のお話。3話の続きになりますね~。

まず第一点。誰か駅名にツッコんで下さいよ、とw
調べてみた限り「琴浦」というの駅は無さそうなので、アニメでのオリジナルなのでしょうが・・・。

真鍋君の凹みっぷりが、若干キャラ的にどうかな?と。凹んでるというより・・・ヤケになってる?自暴自棄になってる?そんな風に見えました。落ち込むだけなら良いですが・・・。
(追記)
彼がイケメンタルなのを前提で観てしまい、悪い方向ばかりに目が・・・。いえ今回もカッコ良かったです。直後に雰囲気を壊すシーンが多かったので、相殺され気味でしたがw

琴浦祖父はまぁ見事なまでに原作通りだったかと。
真鍋君とのコンビは最悪ですね、本当w

個人的には今一つ謎なのは、森谷さんと琴浦さんの関係性についてでしょうか。原作での展開からも、それほど大きな違いは無く、2人で話すシーンになるわけですが・・・。
原作でもアニメでも、殆どと言って良いほど軋轢にもなっていない(ように見える)2人の関係とは、一体何なんでしょうか。琴浦さんは森谷さんの内心を知ってるわけですから、言葉が無くとも理解できるのでしょうが。
森谷さんの中で、一体何がそこまでの変化を促したのでしょうか。
この辺については色々な方の見方・ご意見を見たいと思います。

(追記)
今回は森谷さんの登場で阻害されましたが・・・真鍋君&琴浦さん、まだお互いの想いを両方が言葉にしたことありませんよね?
琴浦さんは心が読めますし、3話でのぶっちゃけシーンを陰で聴いてましたからご存知でしょうがw
でも琴浦さんの想いはまだハッキリと語られていなかったように思いまして。
いや、端からみてる分にはバレバレなんですけどねw

さぁ次回からは新展開?ということで。次回予告を観る限りでは、原作では番外編にあった体育祭ネタのようですが。

個人的には、御舟&室戸コンビの幼少期とか観てみたいな~と。室戸母とのやり取りは、この作品とかなり相性良さそうですので。

3話鑑賞後-----------
これまでは「一度落としておいてから掬い上げる」パターンでしたが、今回は「持ち上げておいて落とす」そんな展開でした。

ここがまず第一の山場でしょうか。姿を消してしまった琴浦さん、そして森谷さんとの今後。作品初の次回へ持ち越しエピソードですね。

森谷さんの実家を道場にした理由は何となくわかりますが、むしろこのエピソードではそうで無かった方が良かったんでは?と思います。倫理的にも、演出的にも。

コミックでは番外編として描かれていたカラオケエピソードですが・・・想像以上に酷かったw 「ゆのっち」みたいな微妙な下手さかと思っていました。

2話鑑賞後-----------
ESP研の2人が出てきて、占いネタ~ひと騒動というパートでした。このペースは・・・今期で何処までやるのだろう?と気になってみたり。

森谷さんの実家がアレじゃないのも気がついてはいましたが・・・。

後半での、琴浦さんへの嫌がらせに対する真鍋君の反応が予想より軽めだったので、ちょっと拍子抜け。1話の琴浦さんの半生が結構な鬱展開だったので、テンションの上下の幅が出るものと予想していましたが。
いや原作通りなら、この後もテンションダウン有なんで、そちらに期待(?)したいと思います。

でも「好きだから」というセリフは・・・良かった。
その後のやり取りがあまり無かったが、3話以降で描いてもらえると嬉しいかな?と思います。

1話鑑賞後-----------
前半、シリアスな展開からのスタートでしたが・・・これは良かったと思います。後からトラウマの要因を小出しにされるより、先に見せるだけ見せておいて、そこから明るいコメディ性を出していく。それだけでも、まず救われた気持ちになれます。
というか、正直泣けました。「TARITARI」以来でしょうかw

確かに、知っていること思ったことを(直接的に)何でも口に出してしまうのは、人間関係を悪化させる要因ではあります。

が・・・幼い頃にその技術を求めるのは酷だったと思います。ある程度成長した暁には配慮や思いやりというものを持たなければならないのも、当然だとは思いますが・・・。

といいますか・・・彼女の両親には何の同情の余地も無いな、と。
何が理由かなのか、外に女を作っていた父。娘のこと・旦那のことと原因は色々あれど、最終的には「産まなければ良かった」と口にしてしまう母。
最悪だな、と。

真鍋君に逢って、彼女にも明るさが見えてきたように思います。
そこが今回の一番の見所かな?

(追記)幼少期~真鍋君に逢うまでが一番の鬱展開かと思いますが、原作通りにいくとまだまだ山あり谷あり・・・。これからも泣かされそうな気がします。

{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 48
ネタバレ

おかず台 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

琴浦さん

ベタながらもかなり良い作品。
あえて原作を読まず、先を知らないままアニメでストーリーを楽しんでいきたい。

自分の性格からして途中で止まりそうな気がヒシヒシとするが、できる限り各話の感想をそれぞれ随時書いてみる。


第1話感想
{netabare}
良い! 凄く良い!! 今まで見た2013/01開始の新アニメの1話で一番良かった!
アバンの琴浦さんがどんどん傷ついていく様子が(穿った見方だが)、逆に「これから彼女どんな良い事があるんだろう? どんな変化が訪れるんだろう?」と凄くワクワクさせられた。
なのでサブタイトルにも出ている「真鍋の隣に座れ」と言われた時は「キターーー!」となった。

アバン後に入るOPもそれまでの展開とのギャップが凄く、ここからはこういう作品になる、アバンで期待した通りになる、と言う事が分かる。

ちょっとベタだけど1話の構成に感心、期待させられたのでこれ以降も期待したい作品。
{/netabare}

第2話感想
{netabare}
い~よい~よ~。期待通りだよ~。やっぱり今の所一番面白い。
真鍋に出会い、また今回ESP研究会に誘われた事による環境の変化、彼女自身の心境の変化がよく表現されていた。

琴浦さんは転校して来た時は無感情に振舞っていたのが、彼女本来の優しさ、明るさが出てきていたし、真鍋はふざける事が多くても馬鹿なわけじゃない。
今回は琴浦さんをいじめる代表だった森谷も、彼女への嫉妬が一番の動機とは言え言ってる内容は転校してくるまでは(残念ながら)琴浦さんにとっては当たり前の内容と、「理解者がいるからといって全て解決ではない」こと「理解者の少なさ」を表してる。

ただOP・EDを見ると森谷もどうやらESP研究会所属となる様で、「どう琴浦さんと和解するか」も今後の見所。
彼女が真鍋と仲良くなった、好意を持つ様になったきっかけも琴浦さんと似た経緯があったようだから、その辺がポイントになるのかな?


それにしても琴浦さんちっちゃくて可愛い。
{/netabare}

第3・4話感想
{netabare}
漏れ出てきていた3話の感想から、「どうやら3話は続くで終わって、しかもあまり後味が良くないらしい」と感じていたので、4話が来るまで我慢して続けて視聴。
うん、我慢して良かった。
と言うかこの2つの話、良い話なんだけどそれぞれの気持ちが複雑に「すれ違って」るんだよね……上手く書けるだろうか。


前半は前回からの続き的に琴浦さんと、真鍋含むESP研と仲良く。
「今が一番だなんて言うな」は言うと思ったけど、よく言ったw


しかし森谷との確執は当然前回では全然解消されてない上に、意中の相手の真鍋が直接的・間接的に目の前で琴浦さんとイチャイチャしてる物だからフラストレーションがたまり、遂には家の道場の門下生に頼んで……。
(ていうか空手の道場かと思ってたけど、この時の稽古内容からして森谷道場って中国拳法?)
ここ、琴浦さんを襲わせるのかと思ってしまった。良くない展開になるらしいことが分かってただけに余計に。
真鍋じゃないけど、本当に「まだ真鍋で良かった」。場合によってはそれこそ取り返しがつかなくなるし。

でも「襲われてる真鍋を森谷が助ける」とかそういうベタな事がやりたかったわけでもなく、単に痛めつけただけ。
ここだけは僕には彼女が何をしたかったのかよく分からなかった。「可愛さ余って憎さ百倍」って事だろうか?


翌日、担任から真鍋の入院を聞かされるわけだけど、ここは3・4話で一番重要なシーンじゃないかと思う。
正確には自分のしてしまったことに恐怖する森谷と、それに気付いた琴浦さんの反応が。
(ここも台詞・その演技・表情・振り返り方と恐怖・動揺・逃避・後悔が良く表現されててこういう所は……「も」ホントに上手い)

と言うか重要かつ色々な事が凝縮されてて何から書けばいいのか……。
よし、時系列に関係する順番に、簡潔に書いていこう。


「大丈夫だよ」と安心させるように微笑む所。
一見2話以降に見せていたような、彼女の本来の優しさの表れに見えるけど1話のアバンで描かれていたように、小さい頃から心の声を聞いて知ってしまったことを素直に口に出してしまい、それが原因で関係を悪化させてしまっていた彼女。
それを思うとただ「優しく抱えこんでしまう琴浦さん」ではすまないことが分かる。
むろん高校生にもなっているんだからそれくらいの成長は当たり前かもしれないが。


そしてそれを森谷は「自分を庇った」かの様に感じたけど、後からの琴浦さんの「自分がいなくなれば元の日常に戻れると思った」と言う考えを聞くと、ちょっと違うんじゃないかと思った。
この件に関して客観的に見れば嫉妬し事を引き起こした森谷が原因だけど、琴浦さんにとっては「自分が転校してきたことで人間関係が変わり、彼女にそんなことをさせてしまった」と言う事件。

詳しく描写されてないから、彼女がどう「変えた」と思ってるか、具体的には「心を読める人間が来た」事か真鍋が自分を好きになったことかその両方かまでは分からない。
ただ、これまでの彼女の事を考えると前者、テレパスに関してだと思っているのじゃないかと個人的には思う。
理由としては
・何度もそのことが原因で人間関係を壊してしまった
・実際2話ではそのことを理由に森谷は琴浦さんをいじめていた
・恋愛感情が原因なら彼女がいなくなったからと言って元には(少なくともすぐには)戻らないが、テレパスである彼女がいることが原因なのなら確かに戻る
という事から。


更にもう一つ、4話の最後に「森谷をあっさり許しすぎ」という意見もあるけど、彼女が真鍋を襲わせてしまったことは本人の悪意の有無など違いはあるものの、大きく見れば「自分の行動が原因で周りに迷惑をかけた」という点においては琴浦さんと一緒だったりする。
だからこそ琴浦さんは「心が読めた」というだけでなく、その気持ちがよく分かるから「大丈夫だよ」という言葉が出てきたのだと思う。
この事で琴浦さんと森谷はお互いにある程度同じ立場に立っている(森谷がそこまで下がったとも言うが……)。
更に時間経過による心の整理もあり、お互いに相手の嫌な気持ちを分かりあったことで謝罪一つで和解出来たのだと思う。

しかし前述の通り琴浦さんはこの件の原因を勘違いしていた可能性が高いので、そう考えると逆にやっぱりここも森谷から歩み寄った形になってる所が大きい気もする(勿論森谷が悪いというのは前提の上で)。
ただ琴浦さんの幸せと同じ様に森谷との関係も終着点ではなく、むしろようやくスタートラインに立ったところなのでそれも今後の見所……かな?


真面目な事を長々と書き過ぎたので、最後に不真面目な事も少々。
・「喜んで大ジャンプ」とか今時まず無い演出描写w もちろん狙ってやってるんだけど、「良い思い出」な回想シーンにまで混ぜるのやめてw
・今回気付いたけど真鍋のエロ妄想、「現実の本人はしない琴浦さんの色っぽい表情が見られる」というのは視聴者的においしいシーンだなぁ。良いぞもっとやれ!
{/netabare}

第5話感想
{netabare}
今回は(今回から?)完全にギャグ回。1話でOPを見た時「こうなるんだろう」と感じた内容そのもの。
実際にはそこから3話半かかった訳だけど、その積み重ねが例えギャグ回であろうと、話に深みを与えているように思う。


そして今回はギャグ回であると同時にほぼ森谷回。3・4話でお互い相手の気持ちに共感したおかげで、琴浦さんと森谷はすっかり仲良しになりたい2人。
(特に「また嫌われた~」と泣く下りはそれだけ森谷の本気度がうかがえる)
良く考えると森谷は今まで暗黒面ばかりが描かれていて、琴浦さん以上に本来の性格が出ていなかった事に気が付いた。
むしろ今度の件で成長し、精神面では琴浦さんが転校してくる以前より良くなってるかも?


更に後半は2話に稽古風景が出てきた時点でかなりおかしかった「森谷道場」がネタに。
いや、アレおかしいとは思ってたけど、この為の前振りだったのねw
すっかりツボにハマって笑いっぱなしの琴浦さん(と言うか僕も思わず笑ってしまったw)
この関連に関してもちろん森谷本人は全く悪くなく、あえて誰が悪いかと言うならこれを持ってきた真鍋。
ついでにこの件、部長と真鍋は直接相手を弄る描写が多かったのに対し、琴浦さんはあくまで自分の中で納めておこうとしている所に性格の差が出ている。
(予告は本編外なのでノーカウント)


そしてEDも今回から変更、その名も「ESP研のテーマ」!
今回の内容を踏まえると前奏の時点で笑えるというか酷いというか(苦笑)


今回の萌えポイント
借り物競争時、自分の方に向かってくる真鍋を見る琴浦さんの、期待と恥ずかしさが半々の顔w
{/netabare}

第9話感想
{netabare}
おじい様からの電話はあんな感じの内容だろうと思ってたw
そして今回はついにお母様とも直接再会。
真鍋はお母様にも認められて2人は保護者公認カップルに!(爆)

この時の真鍋、凄いなぁ。体を張ってお母様に思わず琴浦さんを庇わせてる。
お母様は素直になれないだけなのか、それともまだ琴浦さんに対する愛情が残っていただけなのか?


それにしても未だに森谷に対する批判の声聞くけど、個人的には彼女より部長の方がいまいち好きになれない。
どうも部長は琴浦さんを復讐の道具扱いしている部分が大きい気がする。


ついでに通り魔犯は誰だろ?
普通にみれば一番怪しいのは女刑事なんだけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 13

70.3 2 純情で三角関係なアニメランキング2位
世界一初恋2(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (291)
1740人が棚に入れました
恋も仕事も「ダメだし」ばっかり。――ホント、むかつく!!
コネ入社と言われるのが嫌で親の会社を辞め、出版社・丸川書店に転職した小野寺律。
ところが配属されたのは、興味も経験も全くない少女漫画を扱うエメラルド編集部だった。
おまけに、横暴な編集長・高野政宗が「初恋の人」だとわかり───大パニック!? 
こんな職場絶対に辞めてやる!と思いながらも、恋も仕事もちょっとずつ経験しながら
一人前の漫画編集者になるために頑張る律だが……?

声優・キャラクター
近藤隆、小西克幸、堀内賢雄、立花慎之介、中村悠一、神谷浩史、岡本信彦、前野智昭、緑川光、森川智之

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

腐及活動終了のお知らせ・・。最後にトーリマスヨ-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ[最終話+完走な感想]

電車に揺られながら、夢を見た・・
それは俺とあいつが出会った高校時代。


その頃の俺は荒んでいた
家に帰れば、親はケンカばかり。高校生活なんてダルイだけだ。

興味があるのは読書位、だから毎日図書室に通う
その時だけは、現実逃避出来るから・・

そんなある日気付く
俺の読んだ本を、全部読んでいる「小田 律」という存在。
気になる視線・・多分あいつが・・

その事に気付いた頃、想いを打ち明けられた

何言ってんの、こいつ?俺はそもそも男。
だけど、こいつは純真無垢な目で俺を見る・・
俺は荒んでいた、この純真無垢を壊してやりたくなった。

ある日街で、あいつを見かけた
困っていた、だから声をかけてみた。
そこで、趣味が同じな事が分かる
そして、こいつは それを喜んだ。
壊してやりたい・・ぐちゃぐちゃに・・・

ある日、あいつは頼みもしない物を持ってきた
とても嬉しそうに・・
壊してやりたくなった、全部。
そして・・壊してしまった・・傷付けた・・
やつ当たりなんて最低だ

あぁ、雨が降ってきた、、傘は無い
目を疑った・・傘を2本持った あいつが下駄箱に立っていた
そして、あんな事を言った俺に優しい言葉をかけてきた

人に対して優しくするやつは、何か見返りを求めてそうしてるんだって思ってた(本編より)
けれど、こいつは違う、ただ真剣に俺が好きなだけだ・・
何なんだ?この気持ち・・・

いつからか、あいつを目で追うようになった
見付ければ、自然に笑顔になる自分が居た

そして、また今日も同じあの場所で・・

「高野サン!!起きて下さい!!」

目覚めた時、あの時とは全く違う10年後のあいつがいた

また今日もツンツンしている
でも、根っこの部分は変わらない
優しくて、俺の事を想ってくれる

これが俺の初恋なんだよ?お前は知らないだろうけど・・(本編より)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


最終話は○●高野政宗の場合●○

高野サン目線の高校時代のお話で締めくくられました!
とりあえず、すごくいい終わり方だったと思いますし、感動しました(*´∀`)
麻痺してるんですかね?w
兎に角、高校時代の律チャン素直で可愛い!!ww
めちゃ萌えますよ(・∀・)ニヤニヤ

そして「小田 律」ですが、小野寺じゃないの?と思ったあなた!
そこにも1つエピソードが隠されているので、気になれば視聴をww

2期は少しギャグ要素があった気がします!
何度か声を出して笑いました(゚∀゚)アヒャ
しかし、今度こそ多分終わりな気がします・・
もう次はないような終わり方でしたから(´;ω;`)

そして、OP/EDともに、作品の雰囲気にあっててよかったです♪


とりあえず?腐及活動終了です!
また会える日まで・・


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■


今回も、律チャンと高野サンのお話♪

冒頭からオジサン達の
好きだ、何だの どーでもいい会話から始まりました(・д・)チッ
まぁ、結果「横澤撃沈!!」
高野サンあーいう所はかっこいいーんだよなw
やはり男性はある程度Sであって欲しい(∀`*ゞ)テヘッ
女性にたいして・・ボソボソ

対して、律チャンは逃げる~
しかし土砂降り雨に降られ、逃げた場所に・・

高野サンΣ(゚∀゚ノ)ノキャー

そして、水も滴った2人は
10年にも渡る誤解という壁を乗り越える!!
そして越えた先に見えたものは、律のイタイ過去・・・・

そんな律チャンもついに
「俺、高野サンの事が・・すヽ`、ヽ`、「(´д`;)))ヽ`、ヽ` ザーーーーーーッッ」
雨にかき消されましたwww
でも、照れて赤くなった律チャンみて
manaは(・∀・)ニヤニヤでした(・∀・)ニヤニヤ

まぁ、高野サンは聞こえなかったみたいですが、察したらしく
次のシーンは、水も滴るいい男・・同士がベットIN!!
その後は・・書きませんww想像は自由です、はい(・∀・)ニヤニヤ

最後もいいネタで終わってくれました~!
そして、予告の「丸川書店用語集」
これ、いつも律ちゃん全部言えないのですが
今回ついに言い切りました(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■


今回は○●小野寺律の場合●○

高校時代、高野サンに胸をときめかせている律チャン
図書室で読書をしている高野サン・・(高校生の高野サン素敵♥)
それを影から見つめる律チャン|ω・`*)
純粋に恋をしていたんでしょう・・
そんな感じで始まりました♪

なのに10年後、
律チャンは自分の心に蓋をして
なんて、あまのじゃくなんでしょ。
でも、律チャンが蓋をする気持ちも分かる。
だってあまりにも普通じゃない事だもんね・・

それに追い討ちをかけるように
高野サンはS気たっぷりに、律ちゃんを給湯室へ連れ込むヮ(゚д゚)ォ!
まぁ、もうお分かりでしょう?

「そもそも男同士で付き合って何するんですかヽ(`Д´)ノプンプン?」と、律チャンの問いかけに・・

する事は一つしかありません・・
なので、もう書きません( `≖ω≖´)キリッ

今回は高野サンがお風邪をひきました。
律ちゃんは、あれこれ考えながらも
結局お見舞いの品を手に家へ・・
しかし、そこには天敵「横澤」が居た!!
そこで心にも無い事を言い高野サンに聞かれてしまうのでした(´;ω;`)ツヅク・・
心から思う、律ちゃんガンバレ!!w

「ずぅーっと伝えたいのは、届けたいのはただ一つのあいらびゅー」by ED

私、思いました。
律チャン・高野サン。果たしてどちらが冷静かと・・
見た目は明らかに高野サン。
でも世の中、一般的に考えれば律チャンの方が客観的に見れてないか?と・・
その点高野サンは気持ちのままに動いてる・・
(。-`ω´-)ウーン?どっち?

どっちでもいーーーーーわーーーーーっww
何マジメに考えてんだよwwむしずが走るww


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■


あれから木佐サンは雪名と3日も連絡を取ってなかった模様・・。
しかし、雪名からは気を使いながらもガンガン来る連絡。
頭に浮かぶのは(。-`ω´-) 。o O ([HOTEL](*´ -`)*´ -`)[HOTEL])

・・(´;ω;`)オニアイ・・

仕事に身が入らない木佐サン。
こりゃ~前言撤回!今週の木佐サンのダメっぷりと言ったら
殴ってやりたい位の思い込み!!木佐サン→ブフッ∵(´ε(○=(゚∀゚ )メヲサマセ!←mana
ん?むしろ、目を覚ませ!全ての根源からw
いや~あのマイナス思考は自分を見てるようでイライライラ・・・w
相手が自分の理想の塊なら尚更、自分が不釣合いなんて思うケドさ、一方的に逃げるのはダメでしょ?
まぁ30歳の「男」が21歳の「男」に遊ばれるなんて・・ね?
多分立ち直れないだろうけどw

そして、木佐サンは逃げた・・またもや男に(ノ∀`*)ヤダァ♪
誘われるがまま・・唇と唇が近づいた瞬間・・・・
怒ってやって来たの雪名・・も、また男。
取り返す様は・・男らしい(。・_・。)ポッ

ここから木佐サンが子供のようにわめき出すw
はい、雪名の方が大人でした!
そして積極的で前向きで楽天的な雪名は、同じA型とは思えません(。・ε・。)ムー

結局ケンカと言う名の、2人のノロケを見せつけられただけでした(´・д・`) w

それよりも、最後 高野さんの無茶振りの一言にマジで爆笑したw
今日一でマジで声上げて笑っちゃいました ギャハハ!! (゚▽゚*)ノ彡☆バンバン!!ww
高野さん株上昇中ww

気になる方はどうぞ↓↓

http://www.youtube.com/watch?v=beHS1NncKps&feature=related


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ついに来ました!待ちに待った○●木佐翔太の場合●○

始めに、軽~く ご説明を・・

木佐翔太:30歳・エメラルド編集部(おふざけキャラ?w)・童顔・高野さんにはタメ口(;゚Д゚)
本屋で働いている「皇」に一目惚れで、本屋に通っていた|ω・`)コッショリ

雪名皇:21歳・顔良し・性格良しの為、本屋にはファンが集まる(*´∀`)見た目はチャラチャラしてるが、ゲイ大・・いや芸大生で絵が趣味♪

前回でお付き合いし出した彼等のその後のお話。
今回も初っ端からデカデカアップのチュッ( *゚)(゚* )チュッ
から始まりました~♪

しかしですね、今回は木佐サンの葛藤がすごく伝わるお話でした(o-´ω`-)ウムウム
仕事がら雪名とすれ違いの生活・・
会うのも、家でばかり・・
それでも、文句一つ言わない雪名・・
歳下、顔も性格も良い、おまけに【男同士】Σ(゚Д゚;)ギクッ

そりゃ~不安にもなりますよね!むしろ不安要素しかないですよね(つд⊂)エーン
木佐サンと歳の近い私は、その不安がとっても分かる気がしました(同性同士の経験はないので、そこは分かりませんw)
多分歳をとればとる程、恋愛には臆病になる物なのです・・多分(´゚ω゚`)コイッテドウスレバイインダッケ?

そんな中、雪名とやっと会える約束をしたのに
急な仕事・・
しかし、仕事は手を抜かない木佐サン(普通のアニメだったら恋愛優先みたいになっちゃうところなのに)
それが木佐サンの良い所だと、この話ですごく感じました~!
もう良い大人ですしね(`・ω・´)b Yes!

しか~し!それでも気にしてないと、雪名。
「気にしろよ、アホが(`Д´)」不安爆発、キレた木佐サンww
乙女心ですよね・・男ですがw
優しすぎて、不安になるのも分かります(*-ω-)ウンウンw

謝ろうと行った、雪名のバイト先。
出て来た雪名は女の人と・・Σ(||゚Д゚||)ガーン

追い掛けるその先には・・[HOTEL](*´ -`)*´ -`)[HOTEL]
さぁ、来週はどうなる事やら・・
とりあえず、木佐サンが一番好きだと感じた8話でした★


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今回はエメラルド編集部の新年会☆
いや~皆様スーツ姿が眩しかったです!
やはりスーツ姿は3割増ですね(*ノ∀ノ)
ホストクラブ軍団かのようにキラキラが舞ってましたw
作家のおば様達もキャッキャしてたしww

同じ会場で友人の結婚式に出席していた
律ちゃんの婚約者、杏ちゃん。
結構積極的なのです、この子ε≡ヽ(*゚∀゚)ノ<リッチャン!!
あんな可愛い子に、あんな事まで言われて・・
それでも、男がいいの?
mana→アァ?( ´Д`)σ)Д`)ァゥァゥ←律ちゃん
あ!そういう番組でしたねw

結局マンションが同じなので一緒に帰るわけです・・
お隣なんで、同じフロアで降りるのです・・・
高野さんが積極的なのです・・・・
律ちゃんの部屋に無理矢理入るのです・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヾ(*´(     )ツ彡☆ ムリヤリチュウゥゥ~~~~~♥♥♥

結局それかいw
もう、たいがい飽きたわ(・д・)チッ

しかし、高野さんは律ちゃんを押し倒し
ネクタイを解きながら・・
「そーいえばお前さ、昔は出来なかったのに
ちゃんと口開けて【キス】出来るようになったんだな」

(´・ω`・)エッ?今何と?w
もうディープ過ぎて、訳が分からないよw
回を増す毎に高野さんのS度は増すばかり・・
そして、未開の領域へ君と・・
朝を迎える訳です、何があったかは・・知りません。
知りたくありませんw
ただ・・目覚めた時、高野さんは・・裸でした・・・ヮ(゚д゚)ォ!ww


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3~4話○●吉野千秋の場合●○

来たぜ!「腐」のトライアングル♪アゲアゲ━━━━d(*゚∀゚*)b━━━━ェェ!!ww

しかし、12.5話で千秋と羽鳥はくっついたハズ?!
一体どうなるんだ?と・・賽は投げられました♪

無理な仕事量により、時間に追われる千秋・・
「こんな時優が居れば・・」

前作で、千秋・優2人で行った温泉旅行。
しかし千秋はそこから逃げ出したまま、優とは気まずい関係に|ω・`)・・。

優は千秋のアシスタントもこなす「出来る男( `≖ω≖´)キリッ」
優が居ないと仕事がまわらない・・でも頼めない・・
そんな時現れた、救世主★優★
着々と仕事をこなす優にうっとりなmana・・ではなく、アシの女子♪

「・・ここで男女の恋愛は(。-д-。)ノ イラネw」

そして、仲直りする千秋と優
そしてそして、千秋の鈍さと優柔不断爆発( ゚д゚)ドカーン!!
ココらへんから千秋にイライラしだすmana・・ε-(=`ω´=)凸テメェ!!

羽鳥は羽鳥で千秋を想い(男だけどw)
優は優で千秋を想う(男だけどww)

それぞれ想う気持ちは純粋で(何回も言うけど、男だけどwww)
その狭間ではっきりしない千秋は2人の男をもてあそぶ小悪魔ちゃんだψ(`∀´)ψケケケ

その小悪魔ちゃんはやっちゃいました・・
自分の勘違いで、羽鳥を避け優に逃げる
一番最悪なパターンだよ、全くε=(‐ω‐;;)
そりゃ、優も可能性を感じちゃっても仕方ない!
押し倒しちゃっても仕方ない!!
なのに、小悪魔ちゃんは 優は「それ」の対象ではないと

(((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;'.・

あ・・やっちゃった・・
最悪だ~こいつ嫌いww

そしてお迎えに来た羽鳥と仲良く帰ったのち・・
何やってんのさ~このクソ野郎!!

と、いう事でmanaは優を全力で応援します!!力゛`ノノヽ゛レユウ_〆(・ω・*)


5話○●小野寺律の場合●○

アケマシテ(。`・ω・´。)ゝオメデトウ♪
なのに編集部はバレンタインの特集でドヨーン・・

今回も始まりから高野サンがステキで(*´Д`)メガネスガタモエー

そんな中、律ちゃんに1本の電話が・・
「もしもし律ちゃん?」
ゆかりんキタ━(゚∀゚)━!!!!!!!じゃなくてw
女子キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!許嫁キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!

「だから女子イラネ(。・ω・)σ ⌒*ピーン」

まぁ、気になりますよね高野サンw
電車の中でやっちゃいますよね高野サンww
いくら暗闇でも見えますよ?大胆過ぎです高野サンwww

しかし、そんな高野サンは大人です。女子の前では・・
でも心の中は多分メラメラなんですε=(。・`ω´・。)プンスカプン!!
いや、相手女ですが・・ww女だからこそ闘争心むき出しになるんでしょうか?
ちなみに私は正当派ですw

しかーし、律ちゃんの前ではあからさまでしたね(。-`ω´-) ムムッ
律ちゃん、それにひっかかったしw
でも、だいぶデレた律ちゃん 可愛いよ、律ちゃん♥

2人とも素敵だった回でした♪


6話○●純情ミステイク●○

(。-`ω´-) ムムッ?タイトルおかしくね?
むしろ、世界一じゃなくね?wなんて思いつつ

井坂龍一郎=丸川書店の専務取締役
朝比奈薫=丸川書店の専務付き秘書兼お目付け役(龍一郎のお世話役)

この腐たり(2人)の過去のお話でした。
なので龍一郎はまだ新人編集者で、丸川書店の社長の息子=おやじのすねをかじっている坊ちゃんだったのです(今もか?w)
その腐たりの、出会い・・そして別れ。すれ違う心・・
しかし困難があるからこそ燃え上がる想い(*ノ∀ノ)イヤン・・そんな話だっけかな?w

それより、それよりmanaが言いたい事は・・
龍一郎のお隣の家の「秋彦」(。-`ω´-) ムムッ?どっかで聞いた名前。
そして登場「うさぎさぁぁぁん」
(※宇佐見秋彦(うさぎさん)=純情ロマンチカの準主人公。かなりの「ドS」詳しくはレビューありますw)
うさぎさんを小説家にしたのはこの人だったの!!
やはり世界一ではなくてロマンチカじゃねーか!!w

もう丸川書店を始めこの周りは「腐」だらけなのですね!ナムナム( ーノー)o/"Ω ポクポクポク…
そんな事に今更気付いた6話。

結果として、またもやこの腐たりもSとSに見えて成立しない腐に
納得いかない、正に「ミステイク」なのでした・・(・д・)チッ w


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ 


2話

クリスマスイヴ。それは恋人達のあま~い時間♥
それと高野さんのBIRTHDAY♥

10年前・・律ちゃんウキウキ((´^ω^))ゥ,、ゥ,、
10年後・・律ちゃん地獄(´Д⊂ モウダメポ
出版業界は年末地獄絵図と化すらしです、花園が~!!

しかし上司命令!という名目で高野さんは律からプレゼントを強要。
それは、ドライブという名の腐世界へのお導き?(≖ω≖)腐っ腐っ腐っ・・・
そして誕生日当日律ちゃんオバQで登場www
プレゼントしなきゃいけないのに、プレゼントをもらう律ちゃん!
でも高野さんは、一緒に居れる事がプレゼントだと…(*ノ∀ノ)イヤン
しかし律ちゃんは横澤氏の存在に嫉妬。。。ρ(-ω- ) イジイジ・・・
怒鳴った高野さんは、また男前(゚Д゚)ヒトノハナシヲキチントキケ!ドアホ!!
そのまま禁断の世界へヾ(*´(     )ツ彡☆ ムリヤリチュウゥゥ~~~~~♥♥♥

そして10年前の想いは重なる・・
やっと叶った10年分の想い。
素敵なクリスマス・イヴ・・だったよね?w

今回は律ちゃん素直に受け入れてたね、だいぶデレてたねw
高野さんは男前過ぎて少しグラついた2話でした♪


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ 


1話

待ちに待った?3ヶ月だけじゃん・・|ω・`)ノ ヤァ
みんな大好き世界一初恋2が始まりましたね♪
観てない人は1期観てから観てよね?!(;´∀`)シレンダトオモッテ

1期の続きなので説明は要らないですよね?
やはりこの作品と言えば「律」と「高野さん」♪
この2人からスタートです(・∀・)ニヤニヤ
今回は律のお祝い→2人でお祝い→律グデングデン→愛の囁き→秘密の花園(´☣౪☣)
ところであの身体の赤い斑点は何だったんでしょう?・・
まさかKissmar・・なわけないよね?(ヾノ・∀・`)ナイナイ

やはり律はツンデレなのです!!ツンツンしてるんですヽ(`Д´)ノ タカノサン!!
今回も始めからヽ(`Д´)ノツンツンプンプンしどうしで・・
でも高野さんの前ではデレちゃうんです(*´ω`)センパイ・・
その点、高野さん男前な台詞多かったですね~♪
特に後半( ̄ー ̄(。-_-。*)ゝリツ・・
黒縁メガネも素敵でしたね~♪黒縁に限りますね~♪

純ロマのお陰で、この作品
何も感じず普通に、冷静にに観てしまっている自分が居ました・・。
やっぱ、もう死にたい(´;ω;`)コンナハズジャナカッタw

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

くそっ、なんてBL物なんだ!再び!!!(70点)

全12話。
漫画原作。原作未読、ええ未読ですとも。

個人的満足点:70点
アニメ系統:BL

2期となる本作。
完全に続きからとなるので、1期未視聴の方はまずはそちらから見ることをお勧めする。

確かにBL物なんだけど、話自体はかなり面白い。
ホント普通の恋愛物にしてほしいぐらい。
基本、3人の主人公が出てくるのではあるが特に律編が面白い。
律・高野・横沢の三角関係も話を面白いものにしている。
2期はこの律編がメイン押しなので1期以上に面白い。

ただし、BL物らしく、男同士のキスシーンは当たり前。
セリフも「やる」とか平気で出てくる。
ベッドシーンもさすがにやってるシーンまでは無いが連れ込むシーンはある。
この辺りをいかに耐えるかが、本作を視聴できるかどうかの分かれ道。
それさえ耐え抜けば話自体は面白いので何とかいけるだろう。

この作品のもう1つの問題はキャラデザ。
キャラの顔が似ていて見分けがつきにくい。
下手をすると、主人公が変わっていても気づかないw
話がかみ合わないぞと思っていると人違うじゃんwみたいなw

しかし、OP曲とかなかなかいいんだよね。
数少ない男性ボーカル曲。
今後も活躍してほしい所。

兎に角、難関が2つほどあるが、それさえクリアすれば結構お勧め。
BL耐性が無かった私が何とかなったんだから、もしかしたら何とかなるかも。
まあ、興味があったら見てみてよといった感じ。


と、まあ腐腐腐と書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

最後、いい話だったと思っている自分がいたw



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以下、各話の感想
ネタバレがあるので
未視聴の方はスルー推奨。

そして、観る気は無いがちょっと内容知りたいかたはウエルカムw


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{netabare}
1話視聴。
1期の完全続きからスタート。
うえええええええええええええ
のっけからBL全開。
まあ、1期の終わりから考えればそうなるかw
くそっくそっ耐えてやる耐えてやる。
・・・・・・・
・・・・
・・
_| ̄|○、;'.ゲフォォォォォォォ
くそっ、なんてBL物なんだ!
とりあえず今週は乗り切った。
来週もがんばるぜ。

2話視聴。
修練所2回目。
およ?、今週はそれほどでもないなあ。
律を脳内で女の子に変換さえすればなんとか・・・

_| ̄|○、;'.ゲフォォォォォォォ
ならねえw
律が可愛い女の子なら間違いなくニヤニヤな展開なんだがなあ。
とりあえず、今週も乗り切ったぜ。

3話視聴。
腐腐腐、かなり耐性がついてきた。
今週程度の内容なら平気で見れるようになってきたぜ。
複雑な三角関係にもニヤニヤ。
描写自体はそれほどじゃないが
セリフがやばいw

「俺がお前以外の男に興奮すると思っているのか!」

いや俺は男には興奮しねえ・・・・


4話視聴。
「1回試させてよ」
  1回も何もそれは勘弁。。。

「何で俺じゃダメなんだ」
  いや男はダメだって。。。

「うるさい、うるさい、うるさい」
  ちょwww お前のセリフじゃねえしw

「いや、寧ろ嬉しい」
  俺は嬉しくねえし。。。。

完全に女の子に言うセリフでした。
本当にありがとうございました。


5話視聴。
さてさて、やってまいりました。
腐の修練所。

真面目な話、編集ってあそこまで漫画の書き直し要求するのかな?
そうだとするとすごいなあ。
しかし、久しぶりにまじめに編集の話。
こういう話が観たかったんだよね。

以下、あまり見たくはないが見ている部分w

高野どさくさまぎれに公衆の面前で男同士でキスするなw

 高野「俺が一緒にいたいんだよ」
 律「行ったら高野さん何するか分かったもんじゃないですから」
 高野「当たり前だ、俺は男だ」
 律「俺もですよ」
 
 普通におかしいだろwwww

うおおおお律に女の子の影がw
これは複雑な三角関係構築か。
杏ちゃん可愛いじゃないの。

高野やきもちwwwwww
なぜ律必死に弁解してんのwwww

「俺はお前の全てを知りたい」
 
 俺は知りたくねえけど。。。

しかし、キスシーンとか全く抵抗なくなってきた自分が怖いガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル


6話視聴。
律編一旦お休みで別キャラのお話に。
龍一郎♂と朝比奈♂の話。

「俺は不毛な恋をしている」
 そう思うならやめろw

「いきなりキスしたのはまずかったかもしれないが」
 いや、男同士のキスがまずいと思うのだが・・・

しかし、あっさりくっつきやがった。
男と女でももうちょっと何かあるだろうw
男と女だからあるのか?
分からなくなってきたおw
来週はまた律編かな?
正真正銘女の子が出てきて修羅場になるのかな。
おかしな三角関係に期待せざるを得ない(・∀・)ニヤニヤ


10話
「おまえ、嫌いな奴と何度も寝るの?」
 そもそも、おれは男とは寝ない(`・ω・´)キリ

横沢、いいこと言うなあ。
すべて的を得てる。
律の天邪鬼ぷりがなかなかいいわw


11話
横沢・・・・
切ねえ。。。

横沢かっけええ。
男だねえ。


12話。
高野ひでえwwww
こいつはひどい奴だなw
しかし、律のせいだったのかよ、男に走ったのはw
ようするに律は本物ってことだよねw

まあ、しかしなんだね、いい話っていえばいい話なんだよね。
BLということさえ除けばwww
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 21

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

とある出版社の恋愛模様(/ω\)☆その2

世界一初恋の2期です。

話は1期の続きになっていますので、
まずは1期からご覧ください。

ジャンルはBLです。

私にとって初BL作品でしたが、
いやもうすっかりハマってしまいましたw

まるで少女漫画のように、
きゅんきゅんときめきが止まらない(/ω\)

全12話です。


● ストーリー
≪ 小野寺律(おのでら りつ)の場合 ≫

少女漫画の新人編集・小野寺律。

編集長はなんと、高校時代に付き合っていた
高野政宗(たかの まさむね)だった。

高野の積極的なアプローチに戸惑いながらも、
次第に二人の心の距離は縮まっているような…♪

しかしそこに、律の許嫁が現れた。


≪ 吉野千秋(よしの ちあき)の場合 ≫

少女漫画家・吉野千秋。

彼の担当編集は、
幼馴染でもある羽鳥芳雪(はとり よしゆき)。

「男を好きになる」ことに戸惑いを覚えながらも、
羽鳥と付き合いを始めた吉野。

しかし、吉野の友人でアシスタントの
柳瀬優(やなせ ゆう)からも想いを告げられ、三角関係に…。


≪ 木佐翔太(きさ しょうた)の場合 ≫

雪名皇(ゆきな こう)と付き合いを始めたけれど、
仕事が忙しくてすれ違いの毎日。

顔も、声も、全部がタイプで大好きだけれど、
あいつは一体俺のどこを好きなのだろう…?

すれ違いと焦りから、
雪名との関係をどう続ければいいのか、戸惑う木佐。


こうストーリーを書き出してみると、
やっぱりジャンルはBLなのだと感じさせられます。笑

しかし見ている分には、
普通の恋愛漫画のようです。

まあ、迫ったり迫られたりするのは
どちらも男なのですけれども(笑)

3人(とたまに周りの人物)のエピソードが、
12話の中でランダムに描かれます。

2期はそれぞれのエピソードが、
ほぼ結末を迎えたように思います。

今回は吉野のエピソードが印象薄かったかな。

りっちゃん(律)と木佐さんのエピソードは、
とてもよかった♪

ときめきのない日々の中で、
私のオアシスでした。笑


● キャラクター
全員イケメン、
そして全員同じ会社の関係者という恐ろしい設定ww

私のお気に入りは、
1期同様、りっちゃんです♪

もうりっちゃんがかわいいことこの上ない!!

普段は高野さんにぎゃんぎゃんと反抗しているのに、
いざ高野さんに迫られると赤面しちゃって…(/ω\)

いやー今回も受け側がかわいくてたまらんですねー
にやにやが止まりませんよにやにやが(・∀・)ニヤニヤ

りっちゃんといい、他のキャラといい、
「こんなにドキドキさせるなんて、ずるいよ…」な
照れ顔が可愛くてたまりませんどうしたらいいんでしょう(興奮)

赤面してうつむく表情がこんなに可愛いなんて…
私の萌えゲージがキャパオーバーです!ああ可愛い!!

これは迫ってくる相手が高野さんだからこその興奮。

おそらく、迫ってくる相手が可愛い女の子だったら、
また全然違った受け取り方になるのでしょう。


もう一人、
迫る側のお気に入りは羽鳥です。

感情を表に出さないクールなキャラ。

あまり大きな表情の変化はないけれど、
ふとしたときの優しい表情とかたまりません(*´Д`)

そして、cv.中村悠一の破壊力。笑


● 音楽
【 OP「世界の果てに君がいても」/ 喜多修平 】

とても好きなOPです♪

「好き」という気持ちがストレートに、
楽しく弾むように歌われています♪

恋にあわあわする男の子の感情と
マッチしていていい感じですね^^

アニメーションが可愛すぎて、
萌え殺されるかと思いました(*´Д`)


【 ED「アイコトバ」/ サクラメリーメン 】

EDもまたいいんだよな~!

1期のEDも大好きでしたが、
こちらもまた大好きな曲です。

切ない恋心を力強く優しく歌っていて、
ぐっと心に沁みてくるよ。


● まとめ
観ているうちに男性同士のいちゃいちゃシーンにも
まったく違和感を感じさせなくなるのが、すごいww
(ごちそうさまですとは何回も思いましたけどw)

でもそれは、
相手のことが好きで、
大切に想う気持ちがよーく伝わってくるからだと思う。

恋に性別は関係ないのです!(結論)

たくさんきゅんきゅんできました(/ω\)

存分にりっちゃんに萌え狂うことができて、
2期も大変満足でありました(*´ω`)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 11

70.3 3 純情で三角関係なアニメランキング3位
スクールランブル(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (446)
2872人が棚に入れました
塚本天満(つかもと てんま)は一途でシャイ、そしてちょっとお茶目な16歳の高校2年生。多くの女の子がそうであるように、彼女も恋をしていた。
でも、大好きな人・同級生の烏丸大路(からすま おおじ)にキモチを伝えられないでいる。しかし、烏丸があと1年で転校してしまうことが判明!!
それでも、妹の八雲(やくも)や友人たちの協力を受けながら、告白しようと看護婦に変装したり、矢文を放ってみたり…。
そんな天満に恋をしているのは、播磨拳児(はりま けんじ)高校2年(ちなみに不良)。これまた、キモチがまったく伝わらず、一人落ち込む毎日…。
そのうえ天満&烏丸のランチ現場を目撃!哀れ播磨は登校拒否&放浪の旅に出てしまうのだった…。

声優・キャラクター
小清水亜美、能登麻美子、堀江由衣、生天目仁美、清水香里、南里侑香、福井裕佳梨、小西遼生、高橋広樹、川田紳司、藤原啓治

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

君は天然?君は奇人?なんで好きな気持ちが届かないの~!?

お勧めしてもらったので
観てみることにしたラブコメ作品♪

ラブよりもコメディな要素の方が強いです。

楽しいのだけど、中だるみもあるので、
連続で観るにはちょっと辛かったかなー。

手軽に楽しむには
ちょうどよい作品でした♪

1期は全26話です。


● ストーリー
超天然な女の子・塚本天満(つかもと てんま)は
同級生の烏丸大路(からすま おおじ)に片思い中。

一方、学校一の不良・播磨拳児(はりま けんじ)は
同級生の塚本天満に片思い中。

二人の想いは、相手に届くのか?


烏丸くんのことが好きな天満。
だけどその情熱はミステリアスな烏丸くんには空回り…。

天満のことが好きな播磨。
だけどその情熱は天然で鈍感な天満には届かない…。

この作品は、天満と播磨のW主人公です。
どちら側の目線で見るかで、味が変わるのがいい♪

初めは天満目線を楽しみたいと思っていたけれど、
播磨目線の話の方が多かったですね。

播磨目線の方が話を広げやすかったようです。
作中でどんだけいじられ倒されていたか、播磨くんw

天満には思いが通じる気配がないし、
周りからはいろいろと誤解を受けるし、
なんかもう可愛そうでしたw


話が進むにつれておもしろさは安定してくるので、
安心して観られるラブコメでした。

キャラも個性豊かで、
どんどん増えていきます♪


● キャラクター
天満は元気いっぱい、だけど超天然な女の子。

そんな天満の好きな相手・烏丸くんは、
つかみどころがなく、宇宙人レベルでミステリアスな男の子。

そんな奇人な烏丸くんを
一途な気持ちで好きになる天理がおもしろ可愛い♪

烏丸くんのことで嬉しい時にピコピコと反応する
天満の髪の毛が可愛い♪


おかしな二人を見ていると
学校一不良な播磨くんがとても普通でまともな男の子に見えるw

天満のことしか見えていないのに、
肝心の天満には全く気持ちが通じず、

挫折を繰り返すかわいそうな男の子ですw


私のお気に入りは、
天満の妹の八雲(やくも)でした♪

天満とは違ってしっかり者、
美人で優しい彼女に多くの男の子が魅了されるのも無理ありません♪

八雲に夢中な花井君も、
暑苦しいけれど私は好きでしたよ♪

同級生を中心にキャラが次々と増えていくにつれて、
中身も濃いものになっていった気がします^^


● 音楽
【 OP「スクランブル」/ 堀江由衣 with UNSCANDAL 】

堀江由衣さんは、作中では沢近愛理(さわちか えり)という、
天満の親友の一人を演じられています。

が、歌詞も曲も歌声も、
完全に天満なイメージの曲です。

「グルグル回る~♪」という歌詞が頭に残り、
印象に残りやすい曲です。

結構好きでした♪


【 ED「オンナのコ♡オトコのコ」/ 小倉優子 】

なんだかよく聴いたことのある曲だったけど、
まさかこのアニメのED曲だったとは!

この作品には合っていると思いますが、
あまり好みの曲ではなかったな~^^;


他にも挿入歌や特別EDが
何曲かありましたが、

もう一度聴きたいと思う曲は
特にありませんでした。


● まとめ
ラストは無理に恋愛話を入れ込んだような印象がもったいなかったけれど、
全体的には面白かったです♪

天然、不良、奇人、エスパー、バカ、お嬢様…
とキャラは豊富で個性豊かなのがよかったです♪

天満と播磨がラブラブになるのも、
意外とありな展開かな、と期待してみたり。

烏丸くんは奇人すぎて扱いが逆に難しくて、
ネタももう尽きてしまったのでは、という心配ww

2期ではどう展開するのかな。
はたして、烏丸くんの出番はあるのか。笑
機会があればいつか見てみようと思います♪

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

思い込みと勘違いでどこまでも突っ走れ! B+

原作未読

コメディー色の方が強めの学園ラブコメ。サービスシーン一切なし、キャラ萌えもほぼなしと、お子様でも、余分なものを嫌う大人でも、安心して見ることができる作品です。毒を抜くと概してつまらなくなりがちですが、意外にそんなこともありませんでした。

コメディー色強めといっても、ラブの要素が希薄という訳でもありません。むしろ、描き間違えたらドロドロの恋愛作品になるかもしれないくらい、いろいろと絡み合っています。ただ、その殆どが(いや、全てが)、非常に純粋な思いではあるのですが、強い勘違いと思い込みによって、あらぬ方向に展開していってしまうのです。

「何故そうなるっ!?」と何度突っ込みたくなるシーンがあることでしょうか。しかし、そのうちそれが当たり前になってきます。脱線しながらも走り続ける暴走機関車のごとく、誰にも止めることはできません。そんな恋模様(さっき「濃い模様」と誤変換されましたが、こっちの方が適当かもしれません)が繰り広げられます。

登場人物は、基本的にはわかり易いキャラばかりだと思うのですが、一人だけつかみどころのない人物がいます。それはメインヒロインが好きになっている烏丸という男子です。表情ナシ、無感情、行動様式不明・・・この男のどこに惚れれば良いのかさっぱり分かりません(これに関しては女性の意見を聞きてみたいです)。

しかし、男性側の主人公は別の人物です。そいつは、お約束どおりメインヒロインに恋をしていて、しかも、分かり易いくらいの見た目不良キャラなのに、実は案外イイ奴な播磨という男子です。物語が進めば進むほど、こいつの奇才っぷりが発揮されてきます。

そうすると、おそらく、どんな奴を登場させても播磨の方に人気が出るだろうから、恋敵としては成り立ちづらくなってしまう。だから、メインヒロインの恋の相手を、烏丸のようなキャラにしたのではないかと考えてみました。魅力がない男子が恋敵ですから、どんな魅力のあるキャラを出しても無駄な訳です。うーん、そんな手法があったんですね~、とついつい関心してしまいましたが、実際のところはどうか分かりません。

この作品で描かれている恋模様は、勿論コメディーですから、笑いの種ではあるのですが、案外、自分が渦中にあるときには似たようなものかもしれません。恋は思案の外、恋は盲目、恋は曲者・・・色々な言葉が示しているように、恋に狂った人って、後から思い出すと顔から火が出る程恥ずかしい行動をしてしまうものです。

そうした誰もが思い当たるようなことを濃縮ジュースにしたのが本作品です。時々、「あり得ん!」というものも混じっていますが、ぐっと飲み干してみてください。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 25

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぐるぐるまわ~る!ぐるぐるまわ~る!

率直な感想を言うと単純におもしろい!この一言に尽きます。
この作品は2002年から週刊少年マガジンで連載されていて、その当時読んでいたのですが、
まさかアニメがここまでおもしろいとは思いもよりませんでした。
ジャンルは勘違い(ラブ)コメディです(全26話)。
ラブの要素も大いにありますが、もう勘違いコメディと言ってもいい気がしますw
まぁ、でもアンジャッシュのコントの恋愛版というのが分かりやすい例えですかね。

序盤は播磨拳児→塚本天満→烏丸大路が話のメインですが、
ぶっちゃけ烏丸はいらない子ですw

アホ毛がピコピコ揺れる超鈍感な天然おバカの塚本天満と
グラサンにヒゲと一昔前の不良を彷彿とさせる出で立ちながらも
漢気溢れる愛すべき大バカ野郎、播磨拳児の
勘違いから始まるおバカな(ラブ)コメディを中心に語が展開されますが、
これだけではちょっと単調でした。

とは言え、特に漢気溢れる播磨拳児のキャラは最後まで本作を牽引する程魅力的で
どこまでも一途で曲がったことが大嫌い、
バカ野郎ながらも常に全力投球という単純に応援したくなるキャラですw

徐々に天満の妹の塚本八雲、クラスメイトの沢近愛理、周防美琴等
男性キャラでも花井、今鳥といった人気キャラが続々登場し、
それぞれのキャラが確立され物語をどんどん盛り上げていきます。

終盤にもどんどん新キャラは投入されますが、
そうなるとどうしてもとっ散らかってしまうので、
個人的には中盤辺りのバランスが好きでした。

人気キャラ中心の話が増えてきますので、
序盤に比べると塚本天満の出番も少なくなってきますw
烏丸大路に至っては言わずもがなですw
原作連載時にどのような編集会議がなされていたのか
なんてことも容易に想像できますw

舞台がマグロ漁船なんて回もあり、
学園モノという枠組みでは収まりがつかないくらい非常に自由で、
そしてパワフルなのが本作の特徴でしょう。
その中心にいるのがやはり播磨拳児です。

2004年とちょっと古い作品ですが、
今観ても十分おもしろいです。
なんなら今のギャグアニメよりもおもしろいと言ってもいいくらいです。
自信を持ってお勧めできます。

(おまけ)
小倉優子さんが歌う本作のEDを初めて聴いた時は
なんじゃこの超絶劣化版電波系ピチカート・ファイヴは。。。と思いましたが、
(作詞・作曲・編曲は小西康陽さんが担当されています)
聴き続けているうちに癖になってきましたw
さすが元コリン星人w いや、この場合慣れとは恐ろしいと言うべきかw

投稿 : 2024/07/06
♥ : 38
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