鬼戦車 t89 さんの感想・評価
2.6
なろう主人公は、アニメ化するとヘイトを集めやすいようで…。
最終話(12話)まで観ました。2023.09.19
コミカライズ版を読むと、何となくそういうもんかなぁと思う物語も、アニメ化すると、そんなことあるか〜い!とツッコミたくなるのは何でだろ〜♪
戦争は呆気なく終わり、武勲を挙げられず落ち込んだスクヮーレを、我らが主人公、天才パティシエのペイス様がタルト・タタンを作って慰めます。
ペイス様、タタン姉妹の故事から失敗しても大丈夫的な、いい感じの話をして、鬱になったスクヮーレを慰めます。いや〜良かった!
ただ…、タタン姉妹って、転生した世界の話じゃないですよね?転生者のペイスしか知らないエピソードです。
タルト・タタンも異世界人が初めて食べるもののハズです。スクヮーレが以前食べていたら、そんな話聞いたことね〜よ?と思うハズです。
しかも、タルト・タタンにまつわる話は、タルトを作ろうとして失敗したけどリカバリーして美味しいお菓子になったというエピソードです。
これ、裏を返せば、もともと美味しいタルトを作るためのものだったから、失敗しても美味しいお菓子になったよというもので、大貴族のスクヮーレにとっては、戦で失敗してもテメェは素材(身分)が良いから、美味しく食べられる(利用価値がある)んだよ(笑)という、壮絶な嫌味にも受け取れます。
エピソードとして、評価が決まって無いお話を、良い教訓話にするには話者に権威が必要です。
タルト・タタンには失敗を転じて幸いとなすという教訓があるということを、少なくても知識階級が共通認識として持っていなければ、悪い方へ受取る可能性もあります。
この世界で初めて開陳された話を、戦闘力を評価されてるとは言え、領民200人くらいしかいないゴミの様な貴族?のクソガキにされても、大貴族様は良い方向に受けとらないでしょう。
一事が万事、この調子のお菓子な転生ですが、漫画版を読んでみて思ったのは、作者がアホなんじゃなくて、アニメ化に問題があるように感じます。
小説や漫画だと、脳内補完で読み飛ばせるエピソードも、より解釈の遊びの少ないアニメだと、矛盾が噴き出して面白さを阻害します。
要するに、ガバガバなろうをアニメ化するには、もう少し演出を工夫してエピソードに説得力を持たせないといかんなぁと言うことです。
工夫次第では、もう少し面白くなりそうな物語だったので、とても残念です。
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11話まで観ました。2023.09.12
主人公、相変わらずお菓子を作りませんねぇ。そして、ヤギを取り返すとか言い出し、パパとともに援軍として戦争に参加します。
しかし…万を超える兵力がぶつかり合う大戦争に10人位の手下を連れていって何をするつもりなんでしょうか?しかも、大半農兵なんですが…。
でもって、フバーレク辺境伯から一個中隊の兵力を借りて戦いに参加します。
何か、ヤバい感じしかしません。縁戚になる予定とは言え、よそ者に軍の指揮させます?フバーレク辺境伯には人材がいないんでしょうか?
万が一、領主親子共々討ち死にしたら、どう責任をとるつもりなんでしょうか?従うフバーレク軍兵士も嫌でしょうねぇ…。寧ろそれが狙いか?
なろう的ガバガバ戦争勃発で次回最終話…。作者の能力に余る展開は辞めといた方が良い様な気がします。
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9話まで観ました。2023.08.29
主人公、やっとパティシエらしくお菓子を作りましたが、ベッコウ飴とりんご飴…。天才パティシエが作るお菓子のレパートリーかこれ?
砂糖が超貴重なのは分かりますが、この世界、お菓子が無いわけではないんですよね…。
実際、レーテシュ伯のパーティーでも、色々うまそうなお菓子がテーブルにならんでいるのですが…。
なのに、ベッコウ飴は貴族達に絶賛されます。ちょいと細工した飴なんかそんなに美味いか?
しかも、駄菓子みたいにデカい瓶に入れてあるのを貴族達に食わせて…もう少しカラフルな包に入れるとかしないの?近所の甘味に飢えたガキに駄菓子を配ってるんじゃないんだからさぁ…。
ヘイヤンキー!ギブミーチョコレート!GHQの兵士じゃないんだから、もう少し演出を考えた方がよろしいかと。
作者があまりお菓子に詳しくないんだろうなぁ…。多分調べてもいないんだろうなぁ…。なろうだなぁ…クソか!
許嫁のリコリスがメンヘラなのも含めて、周囲の知能サゲの中途半端に主人公ゴイスー!で、観ていて疲れます。
こういう、端々に炸裂するレベルの低さがなろう品質でたまりません!
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8話まで観ました。2023.08.22
主人公、敵対組織を退けて自領に戻り、領地経営とお菓子作りの準備をします。危惧したとおり頭の悪いなろう節が炸裂します。
降水量が少ないから貯水池造ろう!敵から転写した能力でパパっと巨大なやつを造ってしまおう!コレで農作物も木も育てられるね!
もう、作者アホなんじゃないかと…。降水量が少ない土地で貯水池造ってどうやって水を溜めんだよ…。
川から水を引けば良いなら、パパ達がとっくにやってんだろ…。灌漑は農業の基本だろが!
今まで井戸からしか水を汲んで無かったそうです。何?天水で農業やってたの?新石器時代の始めの方の農業レベルじゃん…。異世界人、知的レベル低すぎ…。
いや〜、農業舐めてますねぇ。私、こういう技術や文明にリスペクトの無い話の作り方は許せません。前期の自重を知らない神々の使徒並のクソっぷりです。
また、転写魔法も、いくらでも相手から魔法を転写してストック出来る様です。制約なしでいくらでも他人の魔法使えるんか…。
シャーロットの主人公じゃ無いんだから、行き着く先は化物じゃんか…。ご都合主義過ぎます。
パティシエが異世界へ転生し、色々苦労してお菓子を作る話は、やり方次第ではとても面白くなりそうですが、作者の能力が足りないのと、専門知識を調べる手間を惜しんでいるので、こんなことになるんでしょうねぇ。
アニメ制作側も、原作がガバガバなのは分かってるんでしょうから、コンコンと水が流れる水路の映像を作って無いで、もう少し考えろよと小一時間説教したい所です。
パティシエマジでどこ行ったよ?な8話でした。(´Д`)ハァ…脱落しそう…。
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6話まで観ました。2023.08.08
主人公のパーパの瞬間移動能力、凄すぎるだろ!何人も任意の場所に転送出来るって無敵じゃね?
何で貧乏領主に甘んじてるの?密輸でも何でもすれば、巨万の富が築けますよね?
主人公も、その能力を転写出来るなら、さっさと令嬢連れて逃げればよくね?
世界観を破壊しかねない何でもありの能力のせいで、お菓子の国を作るとかの初期目標が吹き飛んでいます。こんな能力あるなら、直接お菓子を出せる能力者もいそうです。
能力に制約が無さ過ぎるので、話に全く緊張感がありません。盗賊との戦いも、もっと簡単に終わったのでは?
やっぱり、なろうのご都合主義を煮詰めた様な作品でした。パティシエ関係ないじゃ〜ん!
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4話まで観ました。2023.07.26
主人公、一応領主様しております。盗賊団に村人が結構斬り捨てられてましたが、死者ゼロだったらしいです。
ただ、端々に怪しい発言が多い気がします。従者の一人が盗賊頭に腹を切られた時も、「止血優先!傷は残っても良い!」とかのたまいますが、お前何もせんのか〜い!
そもそも、医療技術的に助かる傷なのか?という疑問があります。
有名な雑兵物語にある、戦場での腹の傷の治療法みたいに、傷口に焼酎ぶっかけて其辺の糸と針で縫って、馬糞を水でといたものを飲む位の医療水準でしょ?
お菓子作りに以外に知識チートが無いはずの主人公の今後の活躍に期待大です。(嫌味ですよ…。)
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2話まで観ました。2023.07.14
盗賊団と激突!防衛戦です。展開的には、何でパティシエにそんな軍事的知識があるんだよ!と、ツッコミが入らない程度の穏当さでした。
気になる戦闘描写も無いことは無いのですが、まぁ、許容範囲です。
その位置から投石したら、主人公の後頭部に石が当たるんじゃね?とか言い出したらキリがありません。
この戦闘、今後のお菓子作りに意味があるのか不明ですが、胸くそ展開にならず終わり、良かったです。
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1話観てのレビューです。2023.07.04
パティシエが転生!異世界にお菓子の国を作るのが主人公の目標です。
この、目標があるのは重要です。結構、転生系なろうは主人公に目的が無く、無自覚イキリ俺tueeeeeeee!でイライラすることがありますが、本作品は安心感があります。
ただ、盗賊団が2ヶ月後に来襲予定とか、どうして分かるのか不明な設定があったりと、世界観を詰めていない感じがヒシヒシ伝わってきます。
日露戦争で、ロシアのバルチック艦隊が日本に迫って来ているのとは訳が違います。
当時から電信がある上に、旅順港を目指していると公言し、航路もほぼ絞れるので艦隊の大体の位置が分かりましたが、盗賊の位置は魔法かなんかで追跡してるんでしょうか?
この辺が、所詮なろうな感じです。盗賊達は一日10km移動していても、600km向こうから攻めて来てるんでしょうか?30kmなら1800kmですよ!?
しかも、明確に主人公達の領地を目指している理由は何なんですかね。マジで頭が悪いです。
本当になろうってレベルが低いです。最初からガバガバ設定が露呈していますが、上手く誤魔化せれば、少しは面白いかもしれません。