でこぽん さんの感想・評価
4.2
宇宙を舞台にしたラブロマンであり、正義とは何かを問うアニメ
このアニメはロボットアニメですが、内容がしっかりしています。
44話あるので見るのが結構大変ですが、お勧めします。
物語には地球人とバーム星人とのラブロマンもありますが、
主人公をはじめとする地球人や敵対するバーム星人それぞれの立場で、正義とは何かを問い、悩みながら物語が進んでいきます。
物語は、母星を失くし宇宙の放浪者となったバーム星人10億の民が地球への移住を求めるところから始まります。
地球人との会見の席で、バーム星人の元帥が毒殺され、地球とバーム星人との戦争がはじまるのです。
そのとき、バーム星人のエリカは、逃げ遅れます。
彼女は記憶を失い、主人公の竜崎一矢に救われます。
そして主人公とバーム星人のエリカとが恋に落ちるのですが、その恋は苦難に満ちたものになります。
一方、エリカの兄リヒテル提督は、毒殺された父の敵を討つべく地球に対して攻勢をかけます。
私はリヒテル提督の正義感に結構共感しました。
そして彼の周りにいる友達も大変魅力的でした。
もし彼の父が毒殺されなかったら、彼は地球人にとって最も頼もしい存在となったことでしょう。
最終話でリヒテルは、けじめをつけるためにある行動をとります。
その姿がとても悲しかったことを記憶しています。
また、エンディングソング「エリカのバラード」は、大変美しい歌です。
歌詞が優しく心に染み入り、曲で癒されます。
是非一度聴いてみてください。