秘密基地で恋愛なアニメ映画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

75.7 1 秘密基地で恋愛なアニメランキング1位
ペンギン・ハイウェイ(アニメ映画)

2018年8月17日
★★★★☆ 3.8 (265)
1221人が棚に入れました
小学四年生の少年アオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、大人になったときにどれほど偉くなっているか、見当もつかない。そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院の“お姉さん”と仲がよく、“お姉さん”はオトナびた賢いアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めかわいがっていた。ある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか…。アオヤマ君はペンギンの謎を解くべく研究をはじめるのだった。そしてアオヤマ君は、“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃する。ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」“お姉さん”とペンギンの関係とは? そしてこの謎は解けるのか?少し不思議で、一生忘れない、あの夏の物語。

声優・キャラクター
北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹、能登麻美子、久野美咲、西島秀俊、竹中直人
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

私たちはどこから来て、どこへ行くのか

スタジオコロリド制作。

石田祐康監督、待望の初長編作品。
ひと夏の不思議な体験を鮮やかに描く、
心弾む思春期ファンタジーの良品であろう。

主人公アオヤマ君は研究熱心で、
世界の不思議に興味津々、
日々学んでは、知の探究に励む。
少年特有の好奇心と冒険心も旺盛で、
気になるお姉さんのおっぱいにも、
多大な関心を持つどこにでもいる少年だ。
{netabare}突然、広場の空き地に現れたペンギンたち。
忘れる事の出来ない、ひと夏が始まる。{/netabare}

少年の視点で描かれる数多くの演出、
世界や異性に対する戸惑いと妄想こそ、
どこにでもある思春期の原風景なのだ。
ペンギンハイウェイとは何であろうか!?
{netabare}それは人が歩む、進化への道であり、
思春期から大人になるための道標だ。{/netabare}

ここでは2つの世界が衝突している。
{netabare}折りたたまれ亀裂が生じた世界の果てと、
成長の儀礼として、少年が歩む内的世界だ。{/netabare}
どこか村上春樹「海辺のカフカ」を想像する。

移ろいゆく記憶を、夏という季節に見出す。
それは美しい等式、解けない夏の方程式、
どれだけの冒険をして大人になるのだろう。

私たちは幾つになっても、道の途中なのだ。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 63

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

子供の時に図書館で読んだらはまりそう

<2019/6/9初投稿>

WOWOWで昨夜放送されてたの観たので、蒼井優結婚記念レビューです。

小4の理系の男の子を主人公としたジュブナイル・フィクション。

サイエンスのない方のファンタジーなので現象に理屈を求めても意味のない作りになっています。

大人が見てもそれなりに楽しめると思いますが、小学高学年〜思春期ぐらいまでに「小説」で読むと真価が発揮されるタイプではないでしょうか。

小学校の図書室によく置いてあるちょっと不思議な話。
それを森見登美彦テイストに大人でも楽しめるようにしました、という印象。

例えば「花田少年史」とかは、あれも子供を主人公としたファンタジーですが、視点は「読者」「視聴者」。
つまり読んだ人目線で作ってある。

本作はあくまで小4の主人公アオヤマくん目線。
なので年齢が近い人の方が楽しめるんじゃないかと。

そして、映像は素晴らしかったのですが、何が起きてるのかを映像と台詞だけで説明するのは少しむずかしかったのかな、という気も。

小説で、文字で、「アオヤマくん」になりきりながら、起きていることを理解し、その映像を想像して、読み進めていくと楽しさが広がっていく気がしました。

以下、感想。
・アオヤマくんのおっぱい好きが異常。
このまま偏執的な巨乳好きに成長しそうで将来が心配。
ところで巨乳好きな男の嫁さんや彼女って意外とそうでもないこと多いんですよね。

・お姉さんが魔性っぽい。
蒼井優だからかな。
それはそうと蒼井優さん、魅力的な演技でしたねえ。

・アオヤマくんの子供部屋。
あんなん最高だろ。子供としては。恵まれてる子供だ。

・アオヤマくんのおかあさん。
能登さんなんだけど、能登さんの子供ってうらやましいと真剣に思ってしまった 笑。
看病のシーンとかさ。
確か、割と最近出産されたんですよね。
生まれてきたお子さんがうらやましい(←自分でもおかしなこと書いてるって自覚はある)

・監督さんが「フミコの告白」の人。
へえ。そうなんだ。という感じ。
まだ作風は掴みきれてません。

以上です。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 40

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

愉快で不思議で、ちょっと切ないファンタジー

これからの季節にお勧めです!

科学的探究心が旺盛な、小学校4年生のアオヤマ君のひと夏の活躍を描く、
ミステリーのような、冒険譚のような、楽しくて、ちょっと不思議な味わいのお話しです。
いろいろ辻褄合わなくても全然かまいませんw そういうお話しじゃないって思うから。

小学生のくせに、大人ぶっていて、でも大人の女性の胸に興味津々で、
それを恥ずかしいと自覚するまでにも至ってない、二次性徴を迎える前で
恋とか愛とかも、当然知りもしないアオヤマ君。
潔い、というより、まだ性に目覚めていないから、
素直に「おっぱいが好きだ」って堂々と主張して悪びれもしない。
なんだかそんなところ、すごく可愛い!
きっと2~3年もしたら、自分の「お姉さん研究ノート」が、
死ぬほど恥ずかしくなって、
黒歴史として封印しちゃうんだろうなあww
ああ可愛い(^^)
わたしショタとか全然趣味じゃないですけど、
こんな、無自覚に背伸びして小理屈こねくり回してる子供がいたら!!
可愛くて堪らなくていじりまくりそう!

お姉さんもなんだかとっても素敵です。
奇麗なだけじゃなくて、キュートでファニーな、
それでいてちょっと謎もある、少年の目にも大人過ぎない、
ちょうど魅力的に映える感じで。
あと重要なファクターの、
お姉さんの胸の描き方が、いい意味でアニメっぽくなくて、
グロテスクな巨乳とかじゃなくて、ちゃんと普通に、女性の胸らしく、自然で綺麗な線で描かれているのがとってもナチュラルでいいって思います。

それと、サブヒロインになるのかな?
ハマモトさんもすごく、可愛いんです。
プライドは高いんだけど、子供らしく真っ直ぐに生きてて、
年相応に賢いのがとっても好感度高いです。

お話し自体は、ジブリっぽいっていうか、
トトロとポニョを足して二で割ったような感じで、
夏休みにファミリーで楽しめるように作られていて、
森見さんの原作なのに嫌味な感じが全然しなくて。
監督も、教えられるまで気付かなかったけど、
あの「フミコの告白」作った石田祐康さんなんですね。
初の長編商業作品で、ここまで出来るってすごい!

アニメ上級者の方にはちょっと物足りないかもですけど、
そんな方以外の、普通の人なら、
誰が観ても楽しめるんじゃないでしょうか。

アニメ初級者の私は、すごく楽しめました(*^▽^*)

投稿 : 2024/09/14
♥ : 40

63.7 2 秘密基地で恋愛なアニメランキング2位
ぼくらの七日間戦争(アニメ映画)

2019年12月13日
★★★★☆ 3.3 (59)
235人が棚に入れました
いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原守。話し相手といえば、同じ歴史マニアが集うチャットのメンバー。「青春時代は、人生の解放区よ」。平均年齢還暦越えと思われるその場所で、今日もメンバーの一人が、恋に悩む守にからかい半分のエールをくれた。片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾。しかし綾は、議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。しかも、いきなり一週間後。それは守が密かにプレゼントを用意していた彼女の誕生日の目前だった。「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。「逃げましょう……っ!」。綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗だった。立坑櫓たてこうやぐらがそびえ立つ屋上へと登れば、どこまでも高く広がる空が、彼らを迎えた。だが、その夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレットと出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ向かう。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと、守たちに打ち明けた――2日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入してきた。守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する!

声優・キャラクター
北村匠海、芳根京子、潘めぐみ、鈴木達央、大塚剛央、道井悠、小市眞琴、櫻井孝宏
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

はぁひっど

視聴理由 人気小説

視聴前 宮沢りえさん出るの!?

視聴後 え?

このレビューは視聴後怒りに任せ書きなぐったため、「いやこれは日が経てばきっと違う意見も出るのだろう」と蓄えた結果何も変わらなかったレビューです。批判多めの頭の悪いレビューですが許して

この話はかつて廃墟に7日間立てこもり、解放区に愛をこめた年から30年後の話
ジャンルは学園・恋愛
はぁ最近は罪を犯さないとダメなんですかね
いや、わかりますよ。高校生のあの独特な青春の感覚を表現したかったんでしょうね。ただそれを罪を犯してまでも、っていうのがどうも気に入らない
内容です。一応設定としてはあの立てこもりから30年後らしいです。なのでわざわざ私は友人から本を借りたんですよ。そしたらほとんど要素なしですよ?w最後五分に宮沢りえさんが演じる中山ひとみが出てきて終わり…w
そして素晴らしいのが主人公のうざさですね。これクラスメートにいたら目立たないレベルじゃなくていじめられてますよ(少なくとも私のクラスにいたらいじめられてた)。展開の上で仕方ないのかもしれませんが、主人公がアホにしか見えません。どういうこっちゃ。
私がこの作品を見終わったときに抱いた感情はおそらく、キャラに対する哀れみです。主人公たちは全国の学生が我慢した「大人の理不尽」を「そんなのはおかしい!」と言いながら反抗しています。いや「周りが我慢しているからあなたも我慢しなさい!」という至極アホな意見をしたいのではありません。なんかこの後を考えれるとものすごく可哀想なんですよね。なんか怒りよりそっちのほうが大きいですw
あと中山ひとみが「私の経験則」と言っていましたが、1つ言わせてもらいます。「アナタ7日観戦の時あまり関係なかったでしょ!」(視聴する際友人から「ぼくらの七日間戦争」1冊だけ借りたので続編などで中山ひとみがとんでもないことをするなら別ですが)と。中山ひとみは戦争に協力という形で参加そして大した活躍もせずただただスパイ(外の見回りや保護者会の報告)活動をしていただけ。久美子ちゃんとか勇ましく、優しいにも関わらずなんですかあの女の子。正直あの作品の中で一番嫌いな女の子です。そんな子(しかも関わってたことがバレてない)が事件の風評を受けるはずがない。なんの説得にもなってませんよね

最近のアニメの少年主人公は犯罪を犯さないとダメなんですかね。怖い怖い。書籍(七日間戦争)では警察を出させて終わりですが、今回は{netabare}公務執行妨害(これは微妙)、住居不法侵入、不法滞在etc{/netabare}ひどいね
そして一番のお笑いポイントはあんだけ「中山ひとみ役であの宮沢りえが!」とほざいていたようですが(別に宮沢さんが嫌いではないです)、{netabare}残り5分で3言喋って終わり {/netabare}ってw
しかもそれでエンドロールにて3番目に「特別出演」として名前が出てるんですよ?宮沢さんよりずっとセリフがあったキャラクターがそれ以降って…どうも解せないねw
まぁ良かった点は「ここからがスタートラインだった」というキャッチコピーですね。人はスタートやゴールを自分で設定できます。そのスタートラインはいくつも引いてあっていくつもゴールが存在していることを認めなければなりません。今回主人公たちは新たなスタートラインを引きましたが、決してゴールを設けたのではないのでしょう。今までの自分を背負いながらも未来へ歩き出したのでしょう。その姿勢は素晴らしいし、そのテーマも悪くはありません。
しかし(何回使うんだ)、ラストが正直吐き気がするようなラストでした。{netabare}いじめられっ子が陽キャになってイキってる?別に良くないですか!?正直「いじめられてたんですよ」とかTwitterで言ってる奴の方がヘドが出る。ま、壮馬君に関しては周りがクソです。しかし(はたまた登場)他の被害者キャラはサイテーのクズ(約2名)じゃん。香は救いがない。あんだけ「コッチが嫌になる」とか友達に「私実は我慢してるんですよ。偉いでしょ?」アピールしてる時点でも気持ち悪いが、その理由も自分の父親(家)のために自分から近づくのは本当に吐き気がする。それにあの言い訳「最初はそうだったけど!今は違うの!」誰が信じるんだクズ。最初はそうだったけど、と自白することで自分の非を認めその後の言葉に信憑性を持たしてるつもりなんだろうが、アホすぎる。本当に死ねばいいのに。
さらにあのクソメガネ。自分のことを縛ってる家を憎み、その家から解放させてくれようとする腐れ縁(恐らく幼なじみ)を憎み、は?アナタ何したいの?全てのことにあーだこーだ言って結局何も行動を起こせず、縛られたまま。そして縛られたまま「俺は実はこう思っていたのを我慢してたんだ!」死ね。こういうのマジで一番嫌い。自分を正解だと信じてやまないし、その「正解」とやらを視聴するだけして「間違い」を正そうとしない。本当に嫌い。否定から入る厄介ヲタクでもこんなクソみたいな行動はしないよ。挙句にはなに?本当は嬉しかったんだ?誰が信じるんだよ。もう写真を撮って「コイツウザイ死ねばいいのに」と言ったやつがそんな善意を言えるわけが無いでしょ{/netabare}
更にさらにその後の展開にも苛立ち{netabare}ええ。別に私はLGBTについてとやかく言うつもりもないですし、なんならそれで困っている人がいるなら助けてあげたいです。しかし、今回は話が別です。現在注目されているLGBTについてラストの「友達としてじゃなくて好きなの!」という綾ちゃんの告白を受けて動きなし。はぁ?これで困惑したら炎上ですが、何も関わらず結局有耶無耶になるのはどうしても制作側が「今LGBTについて注目されてるし、関係性を維持するならテキトーに女の子に告っとくか」みたいな安直な愚行をするのは本当に吐き気がする。まぁ正直このシーンだけだったら別にいいんですよ。そのあとの「え!?女の子!?」が来た瞬間にもうね。いやきっと深い意味はないんですよ(だから吐き気がするのだが)。ただ単純にコメディで終わらせたかったんですよ。途中から一人称が変わったのだってきっと制作側に撮っては些細なことなのでしょう。しかし私も差別をあまり好まない人間です。この作品のラストには制作側に対する苛立ちしか覚えませんでした{/netabare}
ともかくラストに関してはキャラにも制作側にも怒りを感じました

ふぅ落ち着こう

監督は村野佑太さん。異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術の監督ですね。( ´ ▽ ` )ナルホド
脚本は大河内一楼さん。コードギアスやカバネリのシリーズ構成を担当した方ですが…なんでこんな大物がクソ脚本を…
キャラデザは清水洋さん。ドラえもん映画のキャラデザを務めたこともあるそう
劇伴は市川淳さん。未確認で進行形の劇伴を担当した方ですね。確かに臨場感があったのは認めます
制作は亜細亜堂さん。異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術を制作したところです。

作画はちょっと手抜きを感じました。キャラデザが安定しなかったり。特に目立ったのが遠くの人物の作画です。遠方に写った主人公やモブ達が酷かったです。しかもカクカク(なめらかではない)でした。もう少し頑張って欲しいと思っちゃいました
主題歌はSano ibukiさんの「決戦前夜」素晴らしい歌なのは間違いないのですが、BUMP OF CHICKENさんに似てるかなぁという感じが
声優さんは普通でしたが宮沢りえさんを3番目が解せないです

総合評価 哀れみと怒りを集めた作品

投稿 : 2024/09/14
♥ : 10
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

物言わぬは腹ふくるるわざなり

青春時代は人生の解放区。
大人の都合なんて関係ない。
思いのままに生きればいい。
これは、高校生たちの7日間のレジスタンスである。

それぞれに悩みを抱える6人。
鈴原守、千代野綾、山咲香織、緒形壮馬、阿久津紗希、そして何故か本庄博人。
廃炭鉱でのプチ合宿が、不法滞在のタイ人マレットとの出会いをきっかけに・・・
意のままにしたい大人とそれに抵抗する彼ら彼女らが剣を交える。

愛情、友情、腐れ縁、戦いを通じて重なり合う心。
知力、体力、地の利を生かした原始兵器、そして情報戦。
それらを駆使して決死の防衛。
{netabare}しかし、それはとある陰謀を境に・・・

モラトリアムのように訪れた嵐の夜。
思いのたけのほとばしり。
バラバラの心は再び溶け合う。
そして最終日・・・{/netabare}

ちょっとあり得ないアクションシーンがユーモラスでエクサイティング。
終盤になると{netabare}少々ホロっと、そしてドラマティック。{/netabare}
エゴな大人とピュアガキ。
互いの立場の違いの対比が印象的でした。

一人、異質だったのが阿久津紗希です。
考えが浅くて軽薄「東京うらやましい」って・・・
逆に好感をもちました。
本庄博人との今後を観たい気がします。

人生思うようにいかないけれど、やらねばならぬときがある。
時には失敗し、苦渋をなめることも。
しかし、それも次第に変質し自分の血となり肉となる。
青春時代の経験には無駄はないのです。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 9
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ここでの子供にとって、平気で嘘をつくのは、大人の始まり???

 私の見たことがあった実写の「ぼくらの七日間戦争」とは、全く異なっただったです。当時の時代背景とも違い、現代的ならではな展開もあった『ぼくらの7日間戦争』を見たです。

 主人公、鈴原くんの好きな千代野さん{netabare}が、父親の都合のため誕生日を待たずに引っ越すことにされそうになるです。
 誕生日はせめて、今まで暮らしていた町で祝いたいという思い、秘めたる思いから千代野さんを逃げようと誘うです。ところが、千代乃さんを通して、参加者が増え{/netabare}6人で閉鎖した石炭工場で、過ごすお話です。
{netabare} そこで、訳ありな子供マレットも加わり、マレットをかくまい、マレットを捕まえようとする大人、千代乃さんの父親と差し金を相手に立てこもるのです。{/netabare}

 当初の目的から、鈴原くん達の大人に対する抵抗、信頼と団結、うまくいかなくなってくるか?のもどかしさ、明るみにされた各々の過去から、自分たちを見つめさらけ出すこと、それらから自分たちはどうしていきたいか?を見せた内容だったと思うです。

 このお話の中での動画、書き込みが、巧みだったり、逆に大人によって悪どく利用される場面が、今の時代ならではの手法だったです。

 最後において、{netabare}空に上げられたおまじないとともに目的の達成、マレットにとっての幸せと驚き?の秘密??は、{/netabare}締めにしては悪くなかったです。
 戦っていた大人のある意味のあっけなさ、戦争というには短いようで、ややげさに感じられた気もしたです。

 ある場面に出てくる有名人の登場は、{netabare}鈴原くん計らいでありマレットを助け、{/netabare}「ぼくらの七日間戦争」とこの『ぼくらの7日間戦争』の必然を表しているようだったです。

投稿 : 2024/09/14
♥ : 8
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