皇太子TVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の皇太子成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月25日の時点で一番の皇太子TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.7 1 皇太子アニメランキング1位
ふしぎ遊戯(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (245)
1730人が棚に入れました
中学三年生の夕城美朱(ゆうきみあか)と本郷唯(ほんごうゆい)は、 ある日、国立図書館の中で『四神天地書(しじんてんちしょ)』という古い本に吸い込まれ、 異世界へと迷い込んでしまう。その不思議な世界で2人は暴漢に襲われるが、額に「鬼」の 文字を持つ少年『鬼宿(たまほめ)』によって救われた。だがその直後、不思議なことに唯だ けが元の世界に戻り、美朱一人が取り残されてしまった……。

声優・キャラクター
荒木香恵、冬馬由美、緑川光、子安武人、坂本千夏、関智一、神奈延年、石井康嗣、川上とも子、古澤徹

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

好きな作品だけど・・・納得いかないのょ;;

学生の頃に好きだったマンガふしぎ遊戯。
オバンになった今、今度はアニメ版を観てみた。


原作とアニメ版って内容が微妙に違うんだねぇ~

細かい違いは別にいいよ^^
時間の関係でカットしたり設定を省いたり。
それはしょうがないと思うよ。うん。

でも・・・でもさぁー


【ラストを変える】ってどうよこれ!!( ゚Д゚)<ありえねーからっ!!(怒

最後どんな選択をするのかって重要な所だよね?
それを変えたらあかんやろ・・・▄█▀█●

個人的には好きな作品ですので評価は高くしたかった・・・
でもこの違いは私的にナシなんで評価低めっす☆


でも原作知らなくてアニメだけ観るならぜんぜんアリだと思うよ♫
それに声優も豪華ですっ(*'∀'*)♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26
ネタバレ

ちゃちゃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

少女マンガのイメージを破壊した衝撃作

私の少女マンガのイメージを覆した衝撃作です。

当時、少女マンガといえは、
目がデカイ、キラキラ、恋愛、なイメージでしたが、
本作は、目も大きくないし、
恋愛をメインには置いてはいますが、
四神、異世界、法術といった設定や、
バトル、仲間との絆、逆ハーレム、BL、おかま(男の娘?)など、
当時の少女マンガのイメージにない好物要素が盛りだくさんで、
少女マンガも意外に美味しいじゃん!と思わせるには十分でした。

しかし、本作の最大の魅力はといえば、
やっぱり個性的なキャラクター達ですね。
特に柳宿は、まだ免疫が少ない私には衝撃でした。
そして、{netabare}彼(彼女)の死も{/netabare}かなり衝撃的でした。

また、声優さんもかなり豪華です。
井宿の声は印象的でしたね。なのだ~って。

OP、EDも良い曲で、いまだに、画とともに忘れられない良曲です。

当時の衝撃とあいまって、忘れられない一作となりました。
単行本も全巻揃えましたしね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

㈹ スーパー椎茸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作はやっぱり越えられない。

原作の長年のファンです。

まあ、少女漫画なので仲間が主人公に次々と惚れていく()逆ハーレム設定はご愛嬌w

笑い有り(ギャグは激寒w)感動あり

そして現実の大事な人を亡くしたと思うくらい柳宿の亡くなるシーンは泣いた。。

星宿の直向きな愛に考えさせられた。

敵も味方も其々に濃い物語があった。


でもOVAは若干グダグダだった。
アニメだけ見ると良さ半減かな。
でもOP、EDは入り方も曲も文句なしで神!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

67.6 2 皇太子アニメランキング2位
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (162)
514人が棚に入れました
公爵令嬢リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーには秘密があった。それは『20歳で命を落としては5年前の婚約破棄の瞬間に戻る』こと。 商人、薬師、侍女、騎士など様々な生き方を存分に満喫してきたが、7回目を迎えた今回の人生こそ長生きしてごろごろすると決心する。 しかし、決意を胸に城を飛び出そうとしたところ、残虐と名高いガルクハイン国の皇太子アルノルト・ハインと邂逅。 彼こそ騎士人生でリーシェを殺した張本人だが、妙に気に入られ――「願わくはどうか――どうか、俺の妻になってほしい」 生き残るため、戦争を起こさせないため、過去に得た経験を駆使し、敵国の花嫁となったリーシェの7回目の人生が始まる。
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

スキルと覚悟が世界を変える。

視聴中は、アニメタイトルと内容のギャップに終始違和感を感じていました。
なにせ、「悪役令嬢」でもないし、「自由気ままに花嫁生活を満喫する」でもない。
むしろ、有能可憐な令嬢が生死を賭して活躍する、という感じです。

リーシェは王太子から婚約を破棄され、5年後に戦争に巻き込まれ人生を6回やり直す。
商人、薬師、錬金術師、侍女、狩人、男装騎士、各職業を究め様々なスキルを習得します。
OP映像に描かれる各職業時のショートアクションが可愛い。
その生き生きとした表情から充実した時を送ったことが想像されます。

ループ7回目の初っ端に、5年後に戦争を始めるガルクハイン国の皇太子アルノルト・ハインに出会います。
リーシェの只ならぬ能力に興味を持ったアルノルトはリーシェに求婚、そのまま王都へ。
{netabare}戦争の理由を知るために、リーシェはスキルを武器にアルノルトに対峙します。
まるで、キツネとタヌキの化かし合いのように。{/netabare}

このアニメ、リーシェの魅力が輝いています。
秀麗眉目、頭脳明晰、人一倍の身体能力と特殊能力を持つリーシェ。
それでいて、確固なる意思を持ち、思慮深く行動する。
そして、{netabare}リーシェに関わる人々を計画的に味方とします。
もちろん、アルノルトの頑なな心も少しだけ溶かせたような気がします。 {/netabare}

物語はまだ端緒、リーシェは花嫁にもなっていません。
{netabare}一人の有能な皇太子妃がガルクハイン国を変革し、戦争が回避される。{/netabare}
そんな波乱万丈な未来をもう少し観てみたいような気がします。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

野郎側の変化が楽しみになるとは・・・。これは要続編かなぁ。

実は視聴する気があまりしなかった作品でしたが・・・フツーに面白かったです。
なんで見たのかというと、暇だったから・・・w。

第1話の途中までは、うーん、どうしようかなぁー、と思いながらの視聴でしたが、主人公のリーシェのキャラ絵が少々少女漫画っぽかったので、苦手な部類だったんでよねぇ。
他のキャラクタさんも美形美形していましたし・・・。

ですが、意外とサバサバ系で、ループ時の経験を存分に活かしクレバーな立ち回りをしていくというところで、視聴を継続しようという思いに至りました。

この手の「悪役令嬢もの」をいくつか視聴してきた経験を基に思い起こしてみると、なんだかハズレ率が意外と少ない気がしています。
ただ、テンプレ要素満載という事で、主人公の魅力が大きくものをいうのではないか、との思いは常にあります。
そういった意味でも、今作のリーシェ嬢はなかなかに思い切りがよく、目的意識をもって立ち回っているので観ていても、当方の集中力が切れることが無かったので合格点だったのではないかと思います。

物語としては、当初あった「自身が○されるのを回避しよう」というところから転じて、ハイン殿下が起因となる「戦争を回避しよう」、なんなら「ハイン殿下の真意を突き止めよう」的なところに視点が移っているような気がしています。
これは、リーシェ自身が多くの人の「幸せ」に重きを置いている姿勢からもうかがい知ることができます。

物語自体は、いくつかのエピソードと都度登場する人物たちとの人間関係、信頼関係を構築する形で進んでいきます。
私の個人的な感想で言うと、好きなパターンです。

ただ、最後の最後まで婚約者のハイン殿下の「真意」が見えてこないんですよねぇ。
少しづつ、変化をしているように見受けらるのですが・・・。
いや、まさかオッサンになって美形の野郎キャラの変化に着目するとは思いませんでしたが、ここが物語全体のキーとして最後まではっきりすることが無かったんですよねぇ。
なので、レビュータイトルの「要続編」というワードとなります。

作画については、標準以上ではないかとの評価です。
若干、少女漫画チックな美形さん揃いなので苦手意識もあったのですが、きったないのを見ているよりは全然いいですし、少女漫画度も私が敬遠するほどでもなかったです。
特別、破綻や乱れも無かったですし、カチッと作られていて好印象でした。

声優さんは、特に違和感はなかったですかねぇ。
ハイン殿下の鋭いお声はなかなかに特徴的でしたが、キャラにあっていたと思います。

音楽も、とりわけ刺さるというものでは無かったかもしれませんが、OPは割と好きでした。
バックの絵もそうですね。

キャラの評価は、総じてどのキャラも美形さん、それぞれが落ち着きがあってよかったです。
視聴の障害にはなりませんでした。


で、一応、今作は最後まで視聴をしたのですが、
謎とは言わないまでも、まだまだ見えてきていない点が多くあり、物語自体も途中で終わっている感が満載です。

個人的な感想になりますが、これは要続編ではないかと。
まだまだ、ハイン殿下自身の変化も含め今後の動向も気になりますし、リーシェ自身のこれからの出会い、人間関係の構築、そしてハイン殿下との関係性も気になるところです。

あ、なんか言い忘れていましたが、リーシェ自身が設定した制限ではあるのですが、それに律義に付き合うハイン殿下のとの間で、やっぱりちょっと背中のくすぐったくなる様な演出も幾度も登場します。
この作品自体、ギャグ要素やデフォルメ演出などほとんどなく、カチッとした作りになっているので、まぁ、そういった演出の直撃コースです。
まぁ、それほどしつこい感じでは無いのですがwwwこちらの方のドキドキがお好きな方も楽しんで観られるのではないでしょうか。


どうなんかなー、機会があれば続編を視聴してみたいけどなぁ。


そんな作品でした、機会がありましたらご覧くださいませ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

令嬢の生き様

重すぎず手軽すぎずちょうどいい感じで安定して面白いアニメでした
例によってこのアニメもぜんぜん悪役令嬢感ないですね・・・

この作品でまず目を引くのはリーシェの華やかなドレス七変化
他のキャラクターも変化していますがやっぱり主役、際立ってます!
場面ごとに次々と華やかな衣装を披露してくれるリーシェ、髪型や髪飾りもさりげなく変化しています!
せっかく貴族令嬢として生きているのに毎日同じドレスじゃつまんないですよね?
女性作者のこういうこだわり好き

7回の人生を一生懸命生きて色々なスキルや知識を身につけてきたリーシェの前向きな生き方、そんな百戦錬磨のリーシェとすら対等以上?に立ち回るアルノルト殿下のミステリアスで底知れない魅力
自分も強くありたいけど、やっぱりパートナーになる男性は対等か自分以上の殿方じゃないと!っていう作者の理想が垣間見えて素敵ですね!
これだけ立ち回りが強い2人なのに恋愛に関しては奥手な感じでもどかしくてキュンとしちゃいますね
なのにここぞという場面では余裕たっぷりに決めてくれるアルノルト殿下カッコ良すぎませんか?

目いっぱい人生を楽しむ姿勢に、向上心、綺麗な服装に理想の王子様像、作者の「好き」がいっぱい詰まってますから、魅力的なのでしょう

7回真剣に生きてきたからこそのアドバンテージで、ズルしてる感じは薄いしリーシェの立ち回りに納得感もある、丁寧に考えられた物語で好感が持てました

OPもEDも作品愛にあふれていてとてもいいですね

アルノルト殿下がここからどうして戦争に向かってしまうのか?
リーシェの7回のループもなんでループしているのか、過去のループで何があったのか、謎や語られてない部分があります
いい感じに終わったけど、物語はまだまだこれからって感じがしましたね
続きがとても気になります

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

64.7 3 皇太子アニメランキング3位
外科医エリーゼ(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (143)
419人が棚に入れました
高本 葵の前世は“悪女皇后“エリーゼ。数多の悪行を働き人々に不幸をもたらした彼女は、夫・リンデンによって処刑されるという最期を迎えた。 現代に生まれ変わった2度目の人生では、過ちを償うべく外科医として人のため生きてきた葵だが、ある日飛行機事故で帰らぬ人に… しかし、目を覚ますと1度目の人生に戻っていた! 処刑される10年前に転生したエリーゼの目の前に現れたのは、自分のせいで命を落とした家族たちだった。もう、大切な人を失いたくない…後悔でいっぱいの人生なんて絶対にいや! 3度目の人生は悲劇のきっかけとなったリンデンとの結婚を回避し、医学の知識を生かして再び医者になりたいと決意する。ところがそんなエリーゼの道のりには、さまざまな困難が待ち受けていて…? この人生は、誰かの命を救うためにーー運命にあらがう“天才外科医”の、ひたむき医療ファンタジー開幕!


声優・キャラクター
エリーゼ・ド・クロレンス:石川由依
リンデン・ド・ロマノフ:阿座上洋平
グレアム・ド・ファロン:細谷佳正

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

手術の描写は残念

原作者が韓国の方だそうで異世界転生医療の話面白いですね。
ネット上では思ってたより評価が低いですね。
作画崩壊と言われてますが、作画は普通だけど手を抜いてる感じだと私は思います。
医療の話ですから手術のシーンが見せどころなのにあっさりしてます。手元だけ動かして見つけた部位だけアップにして、もっと臓器とか出血の描写欲しかったです、緊張感がなくてもったいない。

他にはエリーゼの目と目が開きすぎ問題で、もともと開き気味なのに、一瞬すごいのが何度かあり私的にこの現象は大嫌いなので気になりました。

作画はそれくらいで話は良かったちょっとはめふらっぽい。それに2回やり直すの珍しくないですか、1回目を2回目に活かしてて最初の失敗を回避する。
最近すごく見かける石川由依もあの声で信念があるキャラ合いますよ、可愛いカッコいいみたいな。

よく分からないキャラがいて国王のロン毛の側近。このキャラがかなり上からで、国王の考えもブレさせる割にはどう言う立場か謎でした。

まぁ異世界なのに病名が現代と同じおかしく感じる人は、説明なしで言葉が通じてる作品も多いし、異世界転生ものはそんな感じだと妥協しないと楽しく視聴出来ないですよ。異世界に卵産むニワトリがいたらいちいちツッコむのかと。

よほど作画を気にする人でない限り普通にお勧めしますよ、話は面白いしイケメン王子もいるから女性も楽しめるかもしれません

2024年5月31日

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

医療系はレッドオーシャンなので、地雷臭しかしないんですが…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.01

 王様を手術して大団円でした!力技爆発!ちょっと開胸して動脈いじったら成功するほど甘くないでしょ。

 造影剤を使用して疾患の位置が分かる様にレントゲン撮影して、カテーテルとか使わないと駄目な様な…。当てずっぽうに動脈切るわけにもいかないでしょ…。

 ついでに悪性腫瘍も切除しました!コレが病気の原因だ!って…、王様は糖尿病だったんじゃ無かったっけ?

 手術の作画は嘘臭いです。王様に手術中、笑気ガスか酸素を吸わせてますが、ボンベを描かないとか、ちょっとでも調べる手間をかけない姿勢を貫いています。あんなスカスカな手術室ある?

 19世紀くらいに使用されていたボンベの資料なんて、調べれば画像なんていくらでもあるでしょ。多分、色々と専門的なことを判断するスタッフが居ないんでしょうね。

 子供騙し医療アニメでしたが、エリーゼが可愛かったから良かった位の感想しか無いので、オススメ度は低いです。
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 11話まで観ました。2024.03.23

 次回最終話で盛り上がってきましたが…、この世界、レントゲン検査とショック輸液が出来る様です。輸液の容器は流石にガラス瓶の様でしたが…。

 20世紀初頭レベルの医療水準はあるんですね。生理食塩水を輸液してるんでしょうが、それだと輸血も可能と考えるべきですね。

 そうなると、最初の方で病棟が不潔だったこととの整合性がとれません。細菌とかの知識がないまま輸液なんてしたら、汚染水を血中に入れる様なもんで、敗血症で死にます。

 素人でも分かるボロがでるなら、医療モノなんて作ってんじゃね〜よ!次回、王様の病気の謎は明らかになるのか!?ちょっと楽しみです。
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 9話まで観ました。2024.03.10

 この作品を作っているアニメ会社は良い度胸をしていると言うか、世の中の事を理解していないと言うか…。

 人間相手の医者が主人公のアニメは、今までほとんど作られていません。異世界薬局は薬剤師ですしね。

 理由としては、リアルな医療の描写がしにくいことです。しかも、別にリアルにしても物語が面白くなるわけでも無いので、制作会社もワザワザ監修者をつけるなどのコストをかけません。

 そのため、誤ったり嘘臭い医療シーンの連発になり、世界観が崩壊します。

 次に、現代日本は医療先進国ですが、トップでは無い点です。医療技術も器具も、ほぼ外国人の発明+純粋工業製品なので、チート転生者がイキレません。あまりにも他人の褌でなんとやらです。

 最後に、医療の発展に貢献した実在の人物をフィクションと言えども超えられない点です。なろうやラノベ作家などはいい加減な連中ですが、多少なりとも創作者としての矜持があるなら、歴史上の人物を無視出来ません。

 有名なところでは、クリミア戦争で看護の大改革をしたナイチンゲールなんて、まんまチート主人公です。

 まだ、病気の原因が不衛生さにあるとの確信が無い時代に公衆衛生を徹底し、傷病兵の生存率を劇的に改善し、売春婦の一種として扱われていた看護婦の地位向上を達成するなど、まさに医学界の巨人…。

 医者を主人公にした物語をアニメ化することのハードルの高さが理解出来ると思います。

 本作品のエリーゼも、国を救いたいなどとほざきますが、手の届く範囲の人物しか治療しません。そして、手垢のついたヒューマンドラマでお茶を濁します。

 外科医設定が無くても物語が成立します。現代知識で公衆衛生を改善した方が、よっぽど人々の利益になります。

 上記の理由から、皆様も、タイトル名を見た時点で、面白くアニメ化するのは無理だろな〜という予測されていたと思いますが、まさに的中しておりますので、悪役令嬢反省系のメロドラマ好きの方以外にはオススメできません。

 哀しいけど人生って有限なのよね…。

……………………………………………………………………… 

 7話まで観ました。2024.02.22

 コレ、医学的には相当誤っているんでしょうね。私の様な素人でも分かる誤りとしては、ハイムリック法を意識のない人にやるのは禁忌です。マネしちゃ駄目ですよ?肋骨が折れるだけです。応急救護の基本です。

 原作が怪しいのか、アニメ化でそうなったのか…。監修者とか居ないのかな?

 他の医師達はエリーゼに好意的で、天才!天才!と褒め讃えますが、コイツらは細菌の知識とかあるのかな?エリーゼ以外の登場人物達のバックボーンが不明なので、凄く嘘臭いです。

 現代レベルの清潔さや徹底的に消毒された環境にいても、怪我や手術後は、すぐに敗血症になります。抗生物質を飲めば一発で治りますが、無かったら結構身の回りの人でも簡単に死亡しているはずです。

 どうも病気や怪我を甘く見ているとしか思えません。物語中の医療水準をちゃんと設定してないので、ご都合主義にしか見えません。

 医療モノをやるなら逃げちゃ駄目でしょ。コレなら、加持祈祷以外に頼るモノが無い庶民を対象とした、町医者からスタートした方が良かったです。

 適当な貴族社会を設定しているせいで、物語の面白さを損ねています。両班制にでもしとけば良かったのでは?どこの国の人が作っても凡百のなろうはこんなもんなのでしょう。
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 初回観てのレビューです。2024.01.16

 ハイハイ転生しましたよ〜と。物語が動くのは2話からの様です。

 しかし…、外科医ですか…。文明レベルがどの位かは分かりませんが、そんなに外科的な処置が必要な患者が沢山いるのかな?

 過去、外科的な技術が中々進歩しないのは、色々といじるより、刀槍が原因程度の傷なら焼酎ぶっかけて縫って温泉行けば治るからですね。

 衛生状態の悪い世界で外科とか、患者の寿命を短くするだけです。ナポレオン戦争の頃も、戦場で軍医にかかると漏れなく死亡するので、傷口に蛆が涌くまで放っておいた方が助かるなんて話もあります。

 1000年前のお話のビィンランドサガで、戦場で内臓を損傷した仲間にトドメいるか?と聞いて回るシーンがありますが、1950年代位まで似たような感じで、内臓損傷は助かりませんでした。

 良い抗生物質が無かったからですね。皮膚移植の技術が発達するまで、バイク事故とかで広範囲に皮膚が剥けたりすると、すぐに手足を切り落として傷口を茶巾絞りみたいに縫っていたのも最近の話です。

 外科技術なんてそんな程度でも人類は死滅しないで元気に戦争して殺しあっていたんですから、転生医師の技術程度でどうなるもんでもないでしょう。

 やはり治癒魔法か万能ポーションだな!系の結論になりそうで、今から楽しみです。性格悪いかな…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

この人生は誰かの命を救うために――

この作品の原作は未読です。
元々は韓国のウェブ小説だったみたいですね。

石川由依さんが出演されることを知り視聴を決めた作品です。
石川さんの高尚な声質が作品全体の質を底上げしている感じのする作品だったと言っても過言ではありません。


高本 葵の前世は“悪女皇后”エリーゼ。

数多の悪行を働き人々に不幸をもたらした彼女は、
夫・リンデンによって処刑されるという最期を迎えた。

現代に生まれ変わった2度目の人生では、過ちを償うべく外科医として
人のため生きてきた葵だが、ある日飛行機事故で帰らぬ人に…
しかし、目を覚ますと1度目の人生に戻っていた!

処刑される10年前に転生したエリーゼの目の前に現れたのは、
自分のせいで命を落とした家族たちだった。

もう、大切な人を失いたくない…
後悔でいっぱいの人生なんて絶対にいや!

3度目の人生は悲劇のきっかけとなったリンデンとの結婚を回避し、
医学の知識を生かして再び医者になりたいと決意する。

ところがそんなエリーゼの道のりには、さまざまな困難が待ち受けていて…?

この人生は、誰かの命を救うために――
運命にあらがう“天才外科医”の、ひたむき医療ファンタジー開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

原作が全4巻で完結しているようなので、もしかすると物語はラストまで描かれたのかもしれませんね。
転生に若干のご都合主義的側面を感じない訳ではありません。
ですが、石川さんの凛とした声質が全て結果オーライにしてくれたと思っています。

石川さんは2021年に声優アワードで主演女優賞を受賞される実力の持ち主ですからね。
とは言え、作品全体に影響を与える演技ってやっぱり凄いと思います。

さて、主人公のエリーゼは2度目の転生から医学の道を志すのですが、
これは時代設定が現代なので、違和感は感じません。

ですが、3度目に転生した世界…凡そ中世のヨーロッパといったところでしょうか。
その時代に最新の医学が導入される訳ですが、この設定はやはり違和感を感じずにはいられませんでした。

一番違和感を感じたのは周囲の反応です。
その時代には有り得ない医術を目の当たりにするとどうなるか…
勿論、驚きもあると思いますが、きっと反応出来ないというのが一番しっくりくると思います。
知らないことに驚きようって無いじゃありませんか。
それと一緒です。

ですが、皆さん感心していらっしゃいました。
私は医学の知識は微塵もありませんが、医学を志す方々がこれまでどれだけ
未知のウィルスと戦い結果的に医術を高みへ押し上げてきたのか、くらいは分かるつもりです。
病気を治すのって決して簡単じゃないんです。

例えば、コロナウィルスが良い事例です。
妙薬が無く感染力が増した際、沢山の方がお亡くなりになりました。
それが今ではインフルと同じ5類にまで軽症化し、マスクを着用している方の方が
少なくなっている気がしますが、発見当時、こんな生活ができるとは誰も予想できなかったと思います。

この作品で取り扱う病気や症状の中には、当時の現代医術では解決できないモノもありました。
この辺りをもう少しうまく設定してあげれば、もっと評価の上がる作品になったと個人的には思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、エリーゼ(石川由依さん)による「believer」
エンディングテーマは、荒井麻珠さんによる「Listen」

1クール全12話の物語でした。
シリーズ構成が赤尾でこさん…
赤尾さんは、1クールにどれだけの原作に目を通しているんでしょうね。
結構お名前を見かけるので、1クールに複数の作品を手掛けられているんだと思います。
原作を読んでアニメ用に構成して…
激務としか思えないんですけど!

作り手の皆さんも身体には十分留意して下さいね。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

61.7 4 皇太子アニメランキング4位
霊剣山 叡智への資格(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (75)
401人が棚に入れました
王陸が霊剣派の仙人を目指す修行を始めてから2年の月日が経った。
新弟子たちに「下界に降りて俗世と触れるという試練を与えられ、王陸は自分の生まれ故郷に向かう。彼はたどり着いた故郷の村で、七星門の仙人が資質のないものでも仙人になれる「聖水」をお布施と引き換えに配っていることを知った。

声優・キャラクター
代永翼、山口由里子、中村繪里子、林大地

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

バトル中心?(キャラの絵が変わりました…)

霊剣山の2期目。1期目はちょうど1年前に放送していました。中国のオンライン小説が原作らしいですが、もちろん(?)読んだことないです。

主人公の王陸は仙人になることを目指していて、1期目ではその為に「霊剣派」と呼ばれる仙術修行のグループの修士(修行をする門弟)になるための試験(昇仙大会)と、合格後の霊剣山での修行の様子が描かれていました。

修行の過程のひとつで下界(人里)に降りて人間や社会について学ぶというものがあるらしく、2期目は故郷の村へ王陸が帰ったところから始まります。

村の空気がおかしいと思った王陸は村人に尋ねたり村長から話を聞いたりしてみたところ、別の門派の仙人が村にいるという話を聞いて…、といった感じのお話のようです。

王陸が故郷のために戦う話になりそうですが、どうなることか…。

2話目: 当面は玲ちゃん(霊剣山の麓の村にある宿屋の女将)と聞宝(ぶんぽう: 同期で霊剣山に入門した修士)が行動を共にするようですね。

2017.3.28追記:
全話無事に視聴終了。評点が各項目3.0なのは、評価したくないわけじゃなくて本当にそんな感じ(笑)。

1期目を観ていなかったら今期も観ていなかったでしょうね。1期目と違って本当にただの「異能バトルアニメ」になってしまった感があり、そこは残念。

別の門派出身者が作った「新興宗教」的なものへの対抗手段が「斜め上」だったのは、評価ポイント…?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「俺は間違ってはいない!!」

中国の原作webコミック及び小説は未読。

1期放送時、主人公の凄い策略!とか壮大な世界観!とか売り込まれて、
持ち上げすぎだろうw……と言うより、異文化過ぎてよく分からんw
と嘆きつつ、土台となる設定の足腰の強さ等は感じていたので、
懲りずに2期視聴に挑みましたが、私にとっては当り。
相変わらず日本人として思考様式の違いは感じますが(苦笑)
確かに主人公の知略とスケール感が伝わってくる。
なるほど原作が中国でヒットしているのも頷ける内容を感じました。


{netabare} 邪教に誑(たぶら)かされている庶民がいる。
ならば俺が彼ら愚民共を導く新興宗教の教祖となって感化してやろう。
という主人公による斜め上の行動に大陸のスケールを感じますw{/netabare}


まぁ……そもそも今期のこのエピソード自体、仙人を目指す修行の一環。
主人公の策略により、結構、天下を掻き回しておきながら、
メインストーリーの大河のほんの支流に過ぎない?(苦笑)
そう思わせてくれた部分に、エンタメとしての幅の広さを感じられた点が、
私にとっては最大の満足ポイント。


一説には、当初より分割3クールの予定だと言う本アニメ。
現在3期のアナウンスは特にされてはいませんがw
続きがあるなら、またぞろ懲りずに昇仙修行に挑みたい作品です。



作画面ではOPアニメーションが謎w

仙人の修行により超高速で走り続けられる心肺機能を獲得したはずの主人公が、
作中には当然、不要で登場しない馬に跨がり疾走する勇姿を披露w
結局、下馬した主人公が、限界蹴飛ばして、馬を追い越してみたりw
そして、サビで、左、右へと反転しながら、
主人公が画面にアップして迫ってくる謎の構図w

で、OPアニメでは、ほぼその馬と主人公以外は登場せず、
その上、終始、作画レベルは低空飛行とw
作中バトルシーンでの動きはそんなに悪くなかっただけに、
毎回流すOPはちゃんと描きましょうよ~wとの突っ込みの衝動抑え難く、
私はつい全回飛ばさずに見てしまいましたw




【一話感想】1期の苦行が報われる予感?継続視聴者限定ながら今季のダークホースか?

{netabare} 昇仙に挑む主人公が外の世界での修行のため、
いきなり下山して故郷に戻るという事前予告。

1期であれだけ中華ギャグのノリにつんのめりながら、
延々と続く修行回を耐え忍んできたのに、
2期で横道に逸らされたwこれお話進むのかwといった感じで、
げんなりしながらの視聴開始となりましたがw
意外や意外。初回から引き込まれました♪

1期は伏線でもありましたが、
この作品の世界観に浸るのに最低限必要な
思考回路を視聴者に構築してもらうための試練でもあったようです。


例えば2期からいきなり見た人にとっては、
{netabare} 主人公の怪物ぶりなんかは訳が分からないでしょうが、
1期から苦行を積んだ視聴者ならば、
それが霊剣山での身体の組織、気脈の流れの根本から作り直すレベルの、
凄まじい修行の成果であると分かりニヤニヤできるはず。

(と言うより、{netabare} あのゲテモノ料理の数々も、毒攻撃を無効化するための試練だったとはw
昼食すらも修行!霊剣山恐るべしw{/netabare})


加えて“末法”の世がせまる下界に下りたことで、
修行を積んで昇仙しようとする主人公等と、
“誠意”を見せれば誰もが仙人になれると豪語する新興勢力との対立構図。

これを見ていて1期視聴時、一度は無関係だったか?としまい込んだ私の視点。
日本における“末法時代”とその後の旧仏教と新仏教対立の構図。
それらと本作を比較する楽しみも蘇ってきました。

旧仏教はよく教典を読み込み、修行に励み、悟りに近付くが、
新仏教にすがる庶民から見れば自分だけ先に行こうとするいけ好かない輩。

一方で旧仏教側から見れば、ろくに教典も読まず、苦行せず、
誰もが念仏だけ唱えて極楽に行こうとする新仏教など正気の沙汰じゃない。


自分だけ仙人になればそれでいいのか?
堕落した弱者を救うこともまた昇仙の道なのか?
“末法”の世が迫る時、修行者はどうあるべきなのか?{/netabare}

色々、思索に耽りながら味わえる作品になりそうです。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16
ネタバレ

jujube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

2期からでおK。日本人には作れ(ら)ないストーリー[完走後追記]

1期と違ってDEENがかなりテコ入れしてきたのを感じる。
だから1期を見るべきか?と聞かれたら、見なくても2期からで何とかなって欲しいが、気になるようなら粗筋にとどめておけと言いたい。
まともにアレを見ようとすると9割以上が脱落するはず。
まあ、1期は毎話予告により「霊験山で待ってるぜ!」という標語を生み出したのは評価する(笑)

<1期(星屑達の宴)総括>*読み飛ばしOK
{netabare}そもそも仙人とかの基礎知識が日本人に無いという前提からして日本人と中国人との視聴者では準備が違う。
なのに、1期はそんな前提の上に日本人視聴者を振り落としていくスタイルだから、専門用語も説明も無く使いまくる。
問題はそれに付いて行ったとしても、ストーリーはそれほど面白くはない!
自分もそれについて知識は無いながらも、中国ラノベ原作を知る人のブログでの解説に預かりつつ、専門用語の語彙と意味を見比べながらの厳しい視聴を強いられた。
それに耐えたのも、ひとえに生の中国文化への興味に他ならない。
それなのに1期で期待したものは得られなかった。

1期の自分の印象として余り残ってないので適当に書く。
主人公は能力に欠陥があるものの、秘めた才能によってスーパーエリートな修士の道へ。
入門の際の同郷のショタっ子の裏切りにもどこ吹く風で、仙人手前の年増女に扱かれながら、謎に仙術の強い食堂の姐ちゃんに取り入って利用したり、ダメな同期のデブを助けたり、同期でもエリート上位のイケメンと交流したり、飄々としてデキる男を気取りながら、そこそこ楽しく修行の日々を過ごしていく。
{/netabare}

<2期(叡智への資格)3話迄視聴>
2期は大分テコ入れしたのか、日本人向けの分かりやすい説明が増えたのが良い。これが導入を大分成功させている。
それに何と言っても1期と大きく違うのがキャラデザ!
主人公の成長した姿にはとどまらない変わりよう!
前の可愛い風味でも良かったし、ハオライナーズ系のようなギャグもしやすい崩れやすさで良かったのに。
というか1期はシリアスなんて殆ど無かったし?
原画2人しか居ないとか言ってそれが悪い意味でw本当に崩れていて、1年前のDEENの人手不足のしわ寄せをこのすば以上に当作品が思いっ切り受けてたのも面白かったんだけど。(今期はそれに加えてスパラバまでやるという自殺行為。作画班は心中に全力で良かった。)
それが思い切ったキャラデザ変更でガチシリアスやるのか!これだと簡単に作画崩壊できないぞ!
キングダムみたいな雰囲気にしてきたところで2期が始まり…

*ネタバレにならない雰囲気感想*
1話、シリアス・・・かな?
修仙する門派から、各修士は一定段階を経たとして霊験山を降りて里帰りに。(霊験山で待ってるぜが使えなくなる)
そこで主人公・王陸は自分の村が悪徳仙教集団にカモられてる現実に直面する。
洗脳された村人達は主人公に聞く耳持たず、悪の胴元にカチこむことにする。うん、手段は悪役と大差無いね、さすが王陸!そこに中国人が憧れるのか?

2話、絵に描いたような悪役の酒池肉林と、くだらないギャグは1期通りじゃねーか。貧乳いじりやめい。
ギャグシーンに壮大なBGMは一部でコアな反響を呼び、ヨツンバインのテーマ等と命名される。(音響が良い仕事した)
ここで挟まれてきた仲間のデブ(元おぼっちゃま)の発言が色々と酷い。
◯◯◯ってパパが言ってたって、そこの空白に入る台詞はさすが中国人!一般民衆馬鹿にするのも清々しい。

3話、さらに酷いギャグが来た!
主人公・王陸が女装して王璐(オウロ)として再潜入!
中国人による巨乳(虚乳)の作り方…その発想は無かった(たまげたなぁ
便利万能な仙術の力!

さすが魅惑のcv.代永!見事潜入成功!違和感が仕事しない!でもあざとくてキモい(笑)
貧乳は無理なのに、女装バレした王陸を顔は好みと襲う展開キターーー
ホモーーーー!
頭首大丈夫か?
王陸が顔がいいのか、貧乳の姐さんがブスいのか、貧乳くらい許してやれよ。頭首の許容範囲が分からん。
まあこんな茶番は置いといて、
「オレ達による愚民のための仙道!飛翔するその日まで‼︎(公式HPより)」
キターーーーー!
邪教をぶっ潰すどころか、それを取り込んで、嬉々として新興宗教(仙教)を立ち上げる発想は日本人からは生まれないね!
さすが突き抜けてるぅ中国人!
こんな主人公が大好物なんだろう。日本人ならこのキャラ闇落ちか悪役になるところ。
正義って美味しいの?俺が法(ルール)だ!弱者は強者に従うもの。でも全く悪気は無いんだよ?もしも悪いことしちゃった時は人間だもの、しょうが無いよね?という中国社会でのこれが最適解。

いよいよ斜め上の展開が楽しみになって来ました!!


2017.3.25追記
途中経過は尺が足りなくて無用なとこはバッサリ切った感があるけど、全然許容範囲w
親の威をかるイケメンバカ王子が痛い目にあって命乞いの哀願とかニッチなとこ突いてくるね〜!
{netabare}中国原作だから本気で殺すパターンもありえてゾクゾクしたわ。
いや〜描写がゲスいw
1期の裏切り者ショタっ子が何時の間にか王子の太鼓持ちしてるんだけど、一緒に捕まってて命が惜しくば斧を手にとって王子の首をはねろとか犯人に命ぜられて。正にはねようとするか否か!あのショタっ子ちゃんだし、これは良い意味で緊張するわw
その後の救出シーンカット(一応ヒントシーンあり)でシレッと生きてるとか何だったのかw
さらに言うと、その王子とショタっ子のあいだに遺恨は無いのか、救出後の日常シーンで普通に2人で居るし。ショタっ子はあれガチで殺る気に見えてたんだがw{/netabare}
つか再会した学友の女子が、ライバル王陸に肩入れして、王子は失恋して盛大に号泣しながら走り出すとか、恋愛ネタは笑いしかないwww恋愛フラグどこにあったんだよw
ほかデブと女役人との良い雰囲気とかw
まあ一応本筋に乗っ取ってるからやぶさかでもない。
本筋・・・新興宗教(仙教)=「智教」を役所のお墨付き(認可)を貰おうと、渉外担当のデブがギブ&テイクの提案に行ったところに女役人が登場する。(ここシレッとコネか何かで順番待ちに割込み成功?)
そして、王子の嫉みからくる?告げ口で王陸が智教のトップなのが霊験山の長老に身バレして追求される。


11話
なんか面白かったんだよねー。
この辺今期マイベスト6位くらいには来るほどには楽しめた。(順不同で5位内は心中、幼女、けもフレ、リトアカ、あと何か)

ここまで日本人にも分かりやすい脚本にしてくれたのは高評価。

この回の見所は霊験山の長老が差し向ける問心剣に、王陸の正義が問われるところだが、何となく分かる用語使いと良い解説をありがとう!

バトルが少年漫画らしい勢いがありつつも、王陸のエネルギー放出時に本人ガワだけで骸骨表現とか古いギャグ的表現なものをここに持ってくるセンスとか、絵コンテ中国人かと思ったら、日本人でびっくりしたし。
絵としてハマらないのに微妙に楽しい奇妙さw

そして問われる心と書いて問心剣だが、王陸は智教のトップとして邪教と言われることをやってのけながら、問心剣に俺は間違ってない!と言い切る清々しさw
イメージ映像の中で、智教に関わった数々の屍と亡霊に対してこの発言とか、もはや暴言だよ(笑)
この台詞は本当に本編を視聴して欲しいw
(つか、こんなにモブ村人とか死んでたのかw)
でも、問心剣第2ステージで同じこと繰り返してたのは何なん?
より死者への憐憫を誘うイメージを見せられただけで、さっきの亡霊へのスタンスと違わないじゃん?
今さら死者たちの家族愛を見せられて王陸に良心の呵責が沸くの?亡霊にどんな背景があるか最初から分かりきったことだよね?いや、どんな背景があろうとブレない心を持つのが王陸だよね?その上での暴言じゃなかったの?
そこはさっきと同じ台詞をさらに辛辣にして吐いて欲しかったんだけど。
そこが若干しくじったね。
それに第2ステージで長老らの解説の、より仙境道の解釈を王陸が正しく学んでいるかが鍵になるとか言っておきながら、人情シーン展開されるのは全く伝わってこないんだがw
こういうお茶を濁して、結局表現が出来ないのは日本のラノベにも数多あるから多くは期待しないが、もう少し仙境独特の展開をしてくれればと思ったよ。
(人情シーンでは、幼女が父親の亡骸を見て言う台詞が密かに怖いwお父さんの他の所はどこ?って絵で見せてないけど、四肢欠損してるグロ死体かよ!なんで幼女が平然と見ながら可愛い声で質問できる?これだから中国原作は侮れんw)

結局、{netabare}問心剣は命をかけた王陸の心意気を汲んで、長老自ら収めた形に⁈
王陸がほぼ無理ゲーと言われてたのを単純に俺ツエーで克服したわけじゃなかったのはある程度評価する。
面白くはないけど、単なる俺ツエーの方が余計萎えるからね。
往年の名作なら俺ツエー路線でありながら、慎重に理論武装しているから説得力あって気持ち良いんだけど、昨今のアニメやラノベではまともな設定描けないのが多すぎるからね。{/netabare}

そして、その長老の解説で気になったのは、だとしたら仙境・修仙って本当に正しい道が1つしかないとする、トップダウンの学問なんだなぁと。
研究・創造を主体とするアカデミックではなく、まさしく暗記・詰め込み式の科挙の文化だね。中国らしくて良い感じだ。

仙道のメリットは不老もしくは長寿。贅沢三昧では無いけど、生活に困らない所。
デメリットは市井に居る家族や友人とは寿命以前に確実に決別すること。
ここまで見てきて根本的な問題だけど、仙人に憧れる中国人の気持ちは全く理解できないわw




2017.4.24追記。完走後。
最終話、
締めは穏やかに終わったね。
なんかハウス食品の〇〇劇場みたいなw
中身はそんな誉められたものじゃないけどwww
原作はまだまだ続くけど、アニメの最後がまとまっていたのは非常に良かった。

つか、ほとんどリアタイ数日遅れで視聴終えてたのに、うっかりレビューまとめるの忘れてたよ。しかも、最終話穏やか過ぎて見たことすら忘れてたよw

それにしても、中華原作アニメ(※制作:日本)の中ではクオリティ高い方でした。
日本じゃ人気出なかったけど、中国じゃ版権で何億って収益があったらしく、この2クール目ならそれも分かる気がしたわ。
(儲けたのは、中国側のみか。。。)

さて、そんな最終話ですが、
またもや中国社会が素で垣間見えたのが見どころでしたねぇ。
賄賂をしたことさえ、堂々としすぎだろwww
王陸が悪びれもせず、「賄賂を贈りました」って長老に宣言するところが痺れましたわ。
結果として、智教が上部組織に承認されたもの、というのも結果があるならしょうがないと受け入れる長老達。
賄賂なんて不正だから認められない→罰する、ということにならないのがさすが中国すぎる!!

それに、賄賂の資金源が投資してもらうことという、現代中国の経済の方式も見え隠れしつつ、賄賂が経済活動の上位・常識扱いなのがすげえなと。

最初にハウス食品って言ったけど、絵面的には子供が見ても良いレベルだが、絶対これ子供には見せたくないやつだったね。
中国本国では、15禁レベルの措置が取られてますか?
中国の常識が色々15禁すぎて(笑)
まあそれが楽しかったんだけど♪

王陸が冷めたように見えながら、両親への深い愛情を示していたけど、
中国人って本当に身内への献身?さは半端ないよね。
昔同僚に中国人が居たから良く分かる。
親子の間で毎日電話するとか、それが常識だとか。
だいたいどの中国人でも見たわ。
その情をアカの他人にも向けることが出来たなら、とてつもないほど中国は強大で、平和な国になるんだろうけど。
全くそうならないのは、日本人として喜ぶべきか、悲しむべきか。。。

続く中華の春アニメは、早々に脱落してしまいそうだから、
(日本の物真似劣化アニメは要らないの)
やっぱり霊剣山クラスは中々無いよね。
また、霊剣山の続編でもいいのよ?
テンセントさん、だいぶ儲けたなら続き作りなさい(笑)

今後どんどん作って欲しいのは、中国人の欲望むき出しの中華アニメですw
是非、中国パワーを世界に見せつけてくださいね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

66.5 5 皇太子アニメランキング5位
雲のように風のように(TVアニメ動画)

1990年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (97)
369人が棚に入れました
時は腹英34(西暦1607年)、素乾国17代皇帝の崩御に伴い皇帝のもつ後宮が取り壊され新しく帝位につく新皇帝の新たな花嫁を募集する目的で全国で「宮女狩り」がおこなわれた。緒陀県に住む陶器職人の娘銀河は13歳であったが父の制止を振り切り皇帝の花嫁候補生として緒陀県を後にし都に夢を描く。皇帝の妃になるためというよりも、その好奇心から宮女に志願した銀河であったが宮女となるため後宮大学で学びいろんな人との出会いを通して成長していく中やがて宮女の憧れの的である皇帝の第一夫人、正妃に選ばれた。宮女としての夢である正妃にはなった銀河ではあったが、銀河自身の心は揺れていた。「知らない人と結婚して愛情が持てるのか?」「これで、幸せになれるのか?」心の整理もできないまま、正妃という立場が銀河をさらに大人の世界へ巻き込んで行く。

声優・キャラクター
佐野量子、井上瑤、高畑淳子、三ツ矢雄二、小林昭二、市川笑也、一龍斎春水、田村錦人、福田信昭
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

私(シス子)が淫らになった件

1990年製作・放送作品

DVDでの視聴です

原作は「酒見賢一(さけみけんいち)」さんの「後宮小説」というファンタジー小説
第1回「日本ファンタジーノベル大賞」(1989年)受賞作品です


昔々の中国(西暦1600年頃?)のとある国
「素乾国」という架空の国の
“後宮”が舞台のお話です

あらすじは「あにこれ」掲載のものを読んでいただければ十分理解できるハズです
・・・決して手を抜いているわけではありませんよ^^


後宮というと
分かる人には分かると思いますが

日本でいうなら江戸時代の「大奥」みたいなものでしょうか

まあ
「ハーレム(harem)」という言い方もありますが
ハーレムっていうと
最近の若い人だと  (“おばさん”言うな^^;)

“一人の男子にたくさんの女の子がイチャイチャ”的状態の
いわゆる「ハーレムアニメ」みたいなものを想像してしまうかもしれませんが
まったく違います

これはもうれっきとした公務(?)
お仕事をするところです

どこかの国の王様が自国の繁栄のため
たくさんの奥様を住まわせて
たまに{netabare}なにかしらの子作り(かなり具体的^^){/netabare}をする所と解釈していただければ結構かと思います


そんな
ハーレムだとか
大奥だとか

特に若い男の子や
一部の盛んなオジサマ方が
“Hぃ”お話を想像してしまいそうな感じなのですが

まあ
ざっくばらんに言うと
{netabare}本当にHぃです・・・(キャ~・・・(≧д≦))

な~んて

{netabare}Hぃのは原作のほうです^^;{/netabare}{/netabare}


一方で
この「雲のように風のように」については
「主催の三井不動産販売が一社提供のスポンサーとなって、春分の日の日中に本編放送中はCMを入れないという異例の形式で放送された。スタジオジブリ作品に多く参加しているアニメーターの近藤勝也が作画監督を務めている(本作はスタジオぴえろ作品)」(Wikiより)
という
手抜きのため余計な文言までつけて説明したくなるくらい
家族団らんの休日のお昼時に放送できる程度までアレンジされていて
とても
安全な作品に仕上がってます

なんというか・・・
原作から一番“おいしい”部分をなくしてしまった
みたいな?

例えるなら
「けいおん!」から“お茶”をなくしたって感じ?
(「音楽」じゃないところがミソ♪^^)

オジサマ方にはちょ~っとつまんない内容かもしれないけど
将来有望な男子諸君や
その他純情なアニメファンの方々にはオススメですよ

まあ
私もどちらかというと“つまんない派”でしたけど^^;



さて
原作の「後宮小説」については
既に既読済み(“既に既読”でさらに“済み”っていうのも変ですが^^)なのですが

実は読んだのって小学校6年生の頃なのです

もう今から十・・・ル~ルル、ルルル♪・・・まあいいとして^^

歳の離れた姉の就職が決まり
引越しのため
姉の部屋を物色・・・もとい
部屋のお片づけをしていたときに偶然目に留まったのがこの本

当時“純朴な文学少女”だった私は
迷わずこの本を開いて読み始めました

でも・・・

抽象的な表現や
小難しい哲学
偏向した思想解釈など
小学生が読むにはかなり難しい内容のお話でした

まだインターネットがあまり普及していない時代  (“おばさん”言うな^^;)
当然
我が家にはネット環境なんてものはまだなく

当時“清楚で純朴な文学少女”だった私は
難しい言葉の意味を誰にも質問することも出来ず
専ら「辞書」を頼りに一生懸命読みふけっておりました

一語一句
意味が分かる度に顔が上気し
ページを進める毎に
下半身がムズムズ
息がハァハァ
終盤に差掛かるころにはまともに座っていられなくなり・・・

例えるなら
「ロウきゅーぶ」のともかちゃんとすばるくんが
自宅のお庭で
なにか“1on1”の“play”をした後で
息がハァハァって・・・

そんなことはどうでもいいのですが^^

とにかく
“清楚で「かわいい」純朴な文学少女”の私にとっては
とても耐えられる内容ではありませんでした

まあ
今となってはとてもいい思い出です(--;


が!・・・しかし!
最近
ある“ニュース”を見たことがきっかけで
この本を十数・・・^^
久しぶりに納戸の奥から引っ張り出し
読み返してしまいました

当時の私から“かわいい”を除くすべての要素をネガティブ方向に転じてしまった
いろんな意味で汚れきった心で・・・
(なんだろう?ものすごい罪悪感・・・)


{netabare}(申し訳ございません・・・ここから先は年齢制限がございます
 以下の質問にお答えいただき次へお進みください)

※質問
あなたの年齢は・・・

18歳未満で~す→{netabare}
男の子だよ~♪→{netabare}イケメンである→{netabare}シス子までメールくださ~いヾ( ̄∇ ̄=ノ{/netabare}
        イケメンから程遠い→{netabare}読めば(怒↓{/netabare}{/netabare}
女性である  →{netabare}読んでもいいよ↓{/netabare}{/netabare}

18歳以上だよ!文句あっか!?→{netabare}
 続けてレビューをお楽しみくださ~い↓


{netabare}そのニュースというのは
タイの“代理母出産”の件

ご存知の方もいらっしゃると思いますが
ある日本人男性が
タイで大勢のタイ人女性に代理出産をさせたというネタ

細かいことは長くなるので端折ります


そもそも
生産活動という行為・・・

子作りをするという“欲求”はどこから来るのか?

性行為 →?(*^ー゚)v→?\(∂∇∂)/→ 子作り

という図式が人間の脳内でどのように解釈されているのか?


原作の「後宮小説」の中では
哲学や
宗教
文化
政治
医学に至るまで

さまざまな分野での切り口で語られているのですが

正直
大人になった私の
固くて鈍い頭ではイマイチ
納得いく解釈には行き着きませんでした
(子供の頃の私はまともに考察できませんでしたが・・・)

それでも結論を出せというならば・・・

ぶっちゃけ
{netabare}気持ちイイからするんじゃないの?
それでよくね?
みたいな^^
{netabare}(こんな娘に育てた覚えはありません(泣・・・母談){/netabare}{/netabare}

これで許してって感じです



話は戻るのですが
前述の代理母出産のお話

ここで「代理母出産」についての説明ですが

代理母出産とは
{netabare}ある女性が別の女性に子供を引き渡す目的で妊娠・出産することである

○Gestational Surrogacy:代理母とは遺伝的につながりの無い受精卵を子宮に入れ、出産する。借り腹。ホストマザー。
・夫婦の受精卵を代理母の子宮に入れ、出産する。
・第三者から提供された卵子と夫の精子を体外受精し、その受精卵を代理母の子宮に入れ、出産する。
・第三者から提供された精子と妻の卵子を体外受精し、その受精卵を代理母の子宮に入れ、出産する。
・第三者から提供された精子と卵子を体外受精し、その受精卵を代理母の子宮に入れ、出産する。
○Traditional Surrogacy:代理母が人工授精を行い出産する。代理母。サロゲートマザー。
(以上、Wikiよりコピペ)


つまり
自分が好きになったわけでもなく
利害関係があるわけでもない第三者の“女性”に
自分の子供を生ませるということです{/netabare}

じゃあ
なぜ代理母出産という方法をとるのか・・・

一番の理由は
不妊(つまり赤ちゃんが生めない)の問題

男性あるいは女性が
生殖器などに異常があり
夫婦間で子供が作れないという理由で
代理母出産で子供を授かろうというもの

日本では
倫理的な理由で
表立った事例はあまりありませんが
法整備が進んでいないのが現状で
実は今までに十数件の事例があるとのこと・・・

最近では
タレントの向井亜紀さんと元プロレスラーの高田延彦さん夫妻
が代理母出産でお子様を授かり話題(問題?)になってましたね


さて
この代理母出産について
私が言いたいのは・・・

そんなんじゃ
{netabare}気持ちよくね~じゃね~か!!
{netabare}(シ○子ってたまに訳のわからないこと叫ぶんですよ(笑・・・友人談){/netabare}{/netabare}

ってことです

確かに
不妊に悩む夫婦はたくさんいます
そして
そのための不妊治療や
代理母出産に踏み切ることについては
まったく異論はありません

しかし
前述のタイの代理出産みたいな不妊以外の理由による出産や
お金が目当ての行為は
まったくの論外なのですが

それ以上に問題なのは
生まれてくる子供について

生まれてくる子供にとっての親の愛情っていったいどう考えられているのか
ということ


この「後宮小説」の中で書かれている
性行為についてのいろいろな解釈

かなり深い部分にまで
突っ込んで書かれていますが(ちなみに“深さ”は表記されていない)

ひとつ言えることは

倫理や道理についての筋はしっかり通っているということ

父親がいて母親がいて
その愛情の結ばれたものが子供となる

性行為という愛情表現
両親のお互いの愛情が強ければ強いほど
生まれてくる子供は健康で幸せになれる

普通に考えれば
ごくごく当たり前のことなんですが
子供って

生まれる前から親の愛情を受けてるんです

宗教や哲学
医学・・・
いろいろなテーマからのアプローチであっても
行き着く先はすべて同じ
ということなんですね

お話の中では
「子宮が真理を生む」って説明されているのが
とても印象的でした

医学と哲学の融合(?)みたいな感じでしょうか?

まあ
原作ではそのあとで
女性の○器とかなんとか(ちょっと表現し辛い^^;)
訳のわからないことが書かれているのですが
それはおいといて・・・

結論として
愛のないS○Xは極力控えましょう・・・

ってことです^^
(病気にも気をつけてね^^){/netabare}{/netabare}{/netabare}

とりあえず
アニメ作品もいいけど
原作もオススメの逸品ですよ


参考までに
アニメ作品のDVDはレンタルされてないみたいで
私はDVDを購入して視聴しました

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

今日も廃都と草原に風が吹き抜けて行く……随所に才能が光るTVアニメSP番組

あらすじ

{netabare}腹英34年。素乾国・第17第皇帝、急死……。

荒廃した都に蠢く陰謀。内外に亡国の気配漂う中、
宦官らが天下で始めた若き新皇帝の妃候補となる宮女募集に、
“三食昼寝付き”で、女でも勉学ができる!
と飛び付いた主人公の銀河に訪れる波乱の半生。{/netabare}

第1回ファンタジー小説大賞受賞作『後宮小説』(未読)を、
日本テレビのスペシャル番組としてアニメ化した、
1990年放送の中国風ファンタジー作品。


【物語 4.0点】
作家・酒見 賢一氏。
本作の原作でデビュー後は中国史を題材にした作品を多数執筆。
映画化もされた代表作『墨攻』でも見られるように、
内憂外患の都に渦巻く人間模様を描かせたら一級品。

城壁から守りは崩れない。内部の人間から綻びた都は脆い物。
そんな汚い大人たちの中で光るヒロインの純心さ。

説得力のある描写を一時間半弱の尺に上手く凝縮させ、
悲劇の中でも視聴者に清々しい余韻を残す。


【作画 4.5点】
作画監督・キャラクターデザインは近藤 勝也氏。
彼の他、スタジオジブリに関わりが深いスタッフらも多数参加した本作。

両生類じみた顔面の各パーツの動き。
水面、鏡面、床面に映る人や景色にも手を抜かない。
爆砕する瓦屋根の描写の細かさ。
4:3画面の中でもジブリっぽい?と感じる要素がたくさん見つけられるはず。

物語以前に、アニメーションは、一つ一つのカットの中からも
面白い構図や動作を発見して楽しめる物。
アニメ視聴の原点を思い出させてくれる良作画。


作品名に込められた雲と風など自然描写にもこだわる本作。
大草原に、いつの時代も変わらず吹く風が、
テーマも運び、大河ドラマ感をもたらす。


【キャラ 4.0点】
好奇心旺盛なヒロインの銀河。
後宮に入っても、哲学って何?などと童心を忘れないキラー質問で、
しがらみだらけの宮廷内でも真っ直ぐに生き方を貫く。

その他、相部屋となった他の妃候補たちも、
ことごとく変な人たちばかりでw
訪れる重たい宿命も、滑稽な描写も添加して、
お子様でも消化できるよう柔らかくして提供。


彼女たちを一人前のレディーにするために教鞭を振るう
カクート先生も大変ですw

先生による女性とは何か?について50年に渡り探求した末の持論……。
今の世界だと叩かれそうですが、
国家の子宮に見立てた後宮の位置付けと合わせて、
無碍に否定できない物があります。


賊将の側にも義理や筋を通す要素も残すことで、
天子の器とは?を問い掛ける哲学も〇。


【声優 3.5点】
ヒロイン・銀河役の佐野 量子さん(現在は武 豊騎手の奥さん)
コリューン役の市川 笑也さんら、
俳優、伝統芸能役者らが中心の布陣で、まずまずの演技。

他にはタミューン役の高畑 淳子さんの名も見えます。
後宮の女たちの役者陣の顔ぶれを眺めると、
ちょっとした『大奥』に見えて来ますw


私のツボは“垂戸”(たると)の案内婆の役を演じた声優・京田 尚子さん。
アニメを観て来た方なら、必ず何処かの脇で遭遇しているはずの老婆職人。
昨年の声優アワードで、功労賞も受賞された大ベテラン。
若い娘がメインを張る中でも、老婆のスパイスは欠かせません。


【音楽 3.5点】
劇伴は適宜、二胡など中国伝統楽器も交えて、
東洋ファンタジーを無難に演出。

ED主題歌はヒロイン役・佐野 量子さんの「雲のように風のように」
放送当時、ノーCMで一挙に流したという本作を、
異例の主題歌フルverのエンディングクレジットで締めくくる。


【余談】
前世紀末のVHS→DVDへの記録メディア交代劇の狭間に落ちて、
埋もれつつある作品は少なくありません。

VHS時代はレンタルで幅広く見返せたけれど、
DVDはセルオンリーになり、他にはたまにBS、CSで再放送されるのみ
となった本作もそんな作品群の一つ。

先日、BS12トゥエルビで放送されていたので視聴しました。


近年は動画配信サイトの競争過熱による、配信作品数争いが激化。
各社ともOVAでもOADでもなりふり構わず作品数を積む傾向が顕著になり、
はからずもレンタルDVDから漏れた旧作救済の動きも見られますが、
本作のようなノーレンタル、ノー配信の隠れた良作はまだまだ残されているのです。

私もAmazonPrimeVideoや時々Netflixなども利用する分際で
言えることでもないのかもしれませんが、
ロングテールをマニアックな日本のアニメ方面に伸ばすためにも、
外資に対抗できる日本の動画配信サービスの早期確立を切に願う今日この頃です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供の頃見て大衝撃を受けた作品。

いわゆる、中国を模したような国の「後宮」にいる女性たちの物語。

後宮とは、日本でいうところの江戸時代の「大奥」。分かりやすく言えばハーレム。

まだほんの小学生くらいの頃だったと思う、TVで偶然このアニメを見て、ほとんど内容は把握できなかったが、とにかく衝撃を受けた。

一人の皇帝のために何人もの美人が国中から集められ、妃となるにふさわしく教育を受ける…大人になった今でこそ理解できるが、一夫一婦制の国で普通に生みの親に育てられた子供には到底理解できない世界。

…で、ネタバレになるのでこれ以上の名言は避けるが、そんな後宮を舞台にしているとはいえ、この物語はいわゆる最近流行の「大奥」のような女の園のドロドロ劇を描いた作品ではない。

端的にいうなれば、女は強し。徒党を組めば、一つの軍隊にも引けを取らない火事場の馬鹿力を発揮する。ラブストーリーあり、政治的駆け引きあり、戦争ありの内容だ。

原作は小説なのだが、アニメでは語りつくせなかった(あるいは、大人の事情でカットになった)設定などもある。興味があれば原作も読んでみられるといい。ちなみにタイトルは、そのものズバリ「後宮小説」だ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

65.8 6 皇太子アニメランキング6位
天官賜福(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (62)
178人が棚に入れました
仙楽国の太子・謝憐(シエ・リェン)は天賦の才を持ち、人々を救うことを志して修行を積み、飛昇し武神となった。しかし彼は二度も天界から追放されてしまう。そして800年。謝憐は三度目の飛昇を果たした。しかし”三界の笑い者”といわれる彼に祈りを捧げる者は今やどこにもいない。謝憐は功徳を集めるべく、人々の住む下界に降りてこつこつとガラクタ集めをしながら、神官として出直すのであった。ある日、謝憐はガラクタ集めの帰り道で、”三郎(サンラン)”と名乗る不思議な少年と出会う――

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

設定が凝り過ぎた中国BLアニメ

中国小説原作の古風なファンタジーのBL一歩手前アニメ
アニメ一期はまだあまりBLっぽさが前面に出てないですが、原作はBLです
※中国本土では同性愛が推奨されてないため、アニメはBLを薄くしたのだと思います

すごいクオリティだし物語も凝っています
小難しい話はスルーしてBL視点で見れば最高だけど、BLに興味なくてストーリーだけ楽しみたい人にとっては敷居が高くてきついアニメだと思います
かなり辛辣なレビューになってしまいましたが、美術も物語もキャラの信頼関係も美しくて素晴らしいBLアニメ、説明不足で敷居高すぎる序盤がとにかくもったいない

このアニメの欠点はアニメづくりや海外展開に慣れてないところ、もっと丁寧に説明してくれたら海外でも受け入れられやすかったかも

中国の独特な凝った設定がかなりとっつきづらいし説明が足りないので最初はわけがわからない、整いすぎた美形ばっかりなので慣れるまでは顔の判別が難しいし、モブが無駄に目立ちすぎてるし、中国語に慣れてないので誰のことを話しているのかもわかりづらい
そんな感じで序盤はなにがなんだかわかならくて敷居がとても高く感じられますが、このアニメの魅力は小難しい設定ではないので、とりあえずわからないところは無視して5話くらいまで見続ければだいぶ慣れてきて見やすくなってくるかも
キャラクターの行動も唐突で、なんでそんなことした?って思うような行動も多いのがもったいないかな

【音楽】
主題歌はOPがシドさん、EDが雨宮天さんで、どちらも好きだしいい曲だと思うけど、あくまでも中華風なだけで中国の歌ではないので、中国版の主題歌のほうがこの作品の雰囲気に合っていると思う
日本の幕末アニメの主題歌を外国人が歌っていたらなんか違うって思うのといっしょかな?

【シナリオ】
例えていうなら古文書のような印象のなんか堅苦しい世界観設定で、その独特な文化が色濃く表れたエキゾチックな世界観は魅力的だけど、中国人以外には馴染みのないワードや理解できない概念が多く会話を聞いていてもイメージがわかないので、とても敷居が高く感じます

【バトル】
作画は凄いけど単調なバトルシーンは面白みが少ない

【総評】
欠点ばかり書いたけど、BLが好きな人は最初のとっつきづらさに我慢して見続ける価値アリです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

08261216 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

きっつ

魔道祖師の原作が面白かったので、見てみましたが、
アニメ・魔道祖師の名前聞き取りには苦労しましたが、初めに字幕があった分、親切だったと痛感しました。
こちらはないので、ストーリーを追う前に名前聞き取りに苦労します。

その上、この原作者さん、伏線がやったらめったら好きな上に、大量投入。
舞台は天界、人間界&鬼などが存在するファンタジー世界な上に、設定用語が多すぎ。
日本では小説出てない。Wikipediaの情報も不十分なので、断念する人は多いでしょう。

小説でてから見ても遅くないかなと放置中です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

中国アニメも作画クオリティは上がりましたね

さて、中国アニメでしょうか。
ちょっと前まで、中国アニメは日本に追いついたと言ってる割にはいまいちだね、と思っていたのですが、前期の魔道祖師といい、作画のクオリティだけなら日本アニメと遜色ないのがポンポンでてきましたね。
作画は非常に良い感じです。

しかし魔道祖師もそうでしたが、中国アニメはなんか感情移入しにくいんですよね。
基本的に説明不足でわかりにくい。
キャラの心情に共感がしにくい。
という感じでしょうか。
これは内容のクオリティが低いと言って良いのか、あるいは日本人である私の好みに合わないだけなのか…。

基本中国のキャラはちょっと日本人好みに合わない所はあるのですが、本作は何でしょう。
なんか飄々としていて掴みどころがなく、そこが共感できない感じですね。
具体的に何がしたくて何を考えているやら。

中国は日本ではありえない高給で日本のアニメーターをバンバン引き抜いているそうで、それはすごく良い話で、日本のアニメーターの地位向上をさせて欲しいと思いますが、その結果日本人好みじゃないアニメばかりが作られるようになったら残念ですね。

でも、日本もアニメーターに高給を出して流出を食い止めればいいだけですよね。
それができないなら全員中国に引き抜かれた方が良いと思います。
自分好みのアニメがなくなるのは残念ですが、アニメーターの幸せの方が大事だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2
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