田舎で恋愛なアニメOVAランキング 4

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの田舎で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番の田舎で恋愛なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.8 1 田舎で恋愛なアニメランキング1位
境界の彼方 #0 東雲 (OVA)

2014年7月2日
★★★★☆ 3.8 (370)
2692人が棚に入れました
二年前。
博臣は姉・泉からある仕事を依頼される。
それは、不死身の半妖・神原秋人を討伐すること。
秋人が住む土地へ向かう博臣。そして後を追いかけてきた妹・美月は、
道の途中で黒い影と遭遇する。
秋人と博臣、美月の出会いが描かれたTV未放送エピソード。
博臣が背中に負った傷跡の訳は?
呪われた血と不死身の半妖の因縁とは…!?

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「境界の彼方」の此方

境界の彼方の0話。
これもTVで放送してくれるとかBS11には感謝。


それはさておき、本作は本編から2,3年前のお話です。
内容は30分程度。
メインは博臣と美月。
二人が秋人と出会った経緯が描かれています。
時系列的にはこちらが最初ですが、本編から観た方が楽しめるのかなと思います。
残念ながら栗山さんや愛ちゃんの出番はほぼなし。
それでも博臣と美月、秋人のやり取りが面白く、本編同様に楽しめました。
美月が好きな方は特に楽しめるはず。
てか忘れてましたが私もそういえば好きでした。
アニメ本編に繋がるものもあり、満足。


美月の幼女時代も観れるかなりお得な品です。
気になった方は是非一度ご賞味あれ!でございます。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33
ネタバレ

ヒカリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

博臣くんの安定したキャラ。

神原くんと博臣くん、美月ちゃんが出会ったときのお話。
それと同時に{netabare}未来ちゃんと泉姉さんが出会ったお話{/netabare}

美月ちゃんが博臣くんの事をちょうど「お兄ちゃん」と呼んでいたのを「アニキ」と呼び始めた時期で、
「アニキ、ウザきも」「おにいちゃ…んじゃなくて、アニキ、キモい」
っていうような美月ちゃんがとっても可愛らしかったです♡
これが世にいう、ツンデレ萌え…!!

{netabare}神原くんは、名瀬のみんなと出会う前もずっと、色んな異界師から狙われていて、ずっと1人だった。
「半分は人間だって言ってんだろ!!」
博臣くんに叫んだ言葉が痛々しくて、でも私がそこにいても博臣くんと同じことをするだろうし、
未来ちゃんと神原くんが出会ったことってすごく素敵な事なんだな~と思いました。
EDの後、泉姉さんが未来ちゃんに依頼をするシーンで、それも切なくて苦しい雰囲気がとても魅力的でした。
未来ちゃんが1人ぼっちでコンビニ弁当を食べてるのがもう…!!
早く、神原くんにオムライスおごってもらいなねww
{/netabare}

それに安定した博臣くんのキャラ!!
神原くんの脇の下に手を入れたり、やっぱり博臣くんだ!って感じでしたw
「へんたーい」と叫ぶ神原くん。「もう1回」とねだる博臣くん。横で見ながら、ドン引きの美月ちゃん。
この3人の絡みがほんとに素敵でした!!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26

ロビン★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

未熟な頃の兄妹がカワイイ

Blu-ray&DVD 第7巻に収録の新作エピソード。

博臣と美月が秋人と出会った頃の内容で、本編から3年前のお話しでした。

なるほど〜こーゆう出会いだったんですね!

久しぶりに境界の彼方観れてよかったです。

劇場版も2015年春に公開決定みたいだし楽しみです(*'-'*)ノ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 26

53.5 2 田舎で恋愛なアニメランキング2位
_summer[アンダーバーサマー](OVA)

2006年9月29日
★★★☆☆ 3.0 (45)
232人が棚に入れました
「好きな奴、いるか?」親友・氏Bct激Zc`cX宴X気ない一言が、海津匠の日常に変化をもたらしていく…。潮風が舞う海辺の田舎町を舞台に、誰にでも訪れる淡い恋によって少年たちが成長していく姿を綴る。

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

中途半端を絵に描いたようなアニメ

たった2話のエロゲプロモーションアニメ。
といっても、冒頭の覗きイベントを除いてそういう描写はありません。

このアニメ、当たり前のようにハーレム展開。
そして、主人公は人当たりが良く鈍感です。
どっかで見たことがある感がいっぱいです。

喫茶店のマスターが何やらいいことを言っているような気がします。
でも、たいしたことはありません。
フナムシ君が場を盛り上げようとしますが、どうしても空回り。
最後はいつもズタボロです。
短いのでしかたないのかな。
中途半端感が半端ないです。

特殊ヒロインの千輪がなかなかいい味を出しています。
物静かな中に毒があって、まわりは常にタジタジ。
どこか愁いを含んだ目が、時々豹変します。
各話ラストのおまけアニメでは、千輪が大活躍。
パロディチックな描写が鼻につきますが、軽く笑える所が微妙に楽しいです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

チュウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「好きな奴いるか?」

「好きな奴いるか?」
そんな出だしから始まるHOOKの第5作目となるアダルトゲーム。

思春期の頃って、好きな人が出来てもそれを素直に伝えられない。
その好きな人が誰を好きなのか知りたい。
でも、どうすれば良いか分からない……。
それで不意に
「好きな奴いるか?」
と、相手に尋ねてしまった人って結構いたりしません??
【_summer】はそんな青春の甘酸っぱい思い出を描いた作品です。

OVAとして製作された作品のため、30分×2話とボリュームがないです。
そのため、どうしても元々作品を知らない人には分かり辛いです。
しかし、魅力的なキャラやほのぼのとしたシナリオなど評価するところが多い作品!
ゲームの宣伝PR的な感じだと思えば、なかなか良い出来なのかも♪
原作プレイ済みの方は必見です☆

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

やっぱ番宣は露出だよねぇ~♡

2005年7月15日に発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム
通称「アンダバ」を原作としたアニメ。

2006年10月27日に第一巻、2007年1月26日第二巻の全2話。


1巻OPは・・やっぱ温泉は露天だよね~♡
2巻OPは・・やっぱり夏はプールだね~♡

以降も学園ラブコメというよりイチャラブ&コメディな展開
かなぁ~・・ヒロインはゆるキャラ系のおっとり天然系?

テーマも夏なので・・海水浴やらお風呂やら、浴衣を着ての
お祭とかお風呂とか・・七夕の短冊書いてお風呂とか・・
釣りに行って海に落ちてOPとか・・突撃寝起きの妹萌え?

2巻中盤前から一気に方向が絞られて懐かしいね♪って話
の方向で良い感じで恋愛アニメっぽく展開していく。

急にクライマックスに向かって一直線! 2巻じゃねぇ~
ゲームのキャラデザとか雰囲気?あとサービスにやにやぁ
という部分は楽しめるという必要最低限の内容かなぁ。

キャラの個性は意外にも僅かな出演時間のサブでも解る。
結構可愛いね~とか無口の毒舌とかパターンで面白いかも
といってもゲームは絶対やらないけどアニメなら余程の
酷さでない限りワンクールなら見ちゃいそうw

キャラデザとキャラ設定結構分かり易く好みで作画がもう
少し良ければ・・キャラデザも映えたかな・・


海津 匠(近藤隆)成西学園高校2年生。
父子家庭。父は上海外出張中。義妹の沙奈と2人暮らし。
小奈美、信乃、治とは幼馴染で、クラスもずっと一緒。
ルックスは悪くないが、本人が恋愛に興味がなく消極的。

波多野 小奈美(柳瀬なつみ)
匠の家の隣に住み、匠達の為に毎日食事を作りにきている。
母子家庭。容姿端麗で読書が趣味の優しく大人しい性格。

海老塚 信乃(梶田夕貴)
匠の幼なじみ。明るい性格だが匠や治に暴力的に振る舞う。
高台にある神社の一人娘で時々巫女装束で手伝いをしてる。

海津 沙奈(中田順子)
匠の1歳年下の義妹。子供っぽく何でも信じる純真な性格。
匠を慕い、夜寝る時は匠のワイシャツがパジャマ代わり。

天野 千輪(ひと美)
1年生。沙奈と同じクラスで毎朝一緒に登校している。
神出鬼没な毒舌家で知らぬ間に海津家の朝食を食べている。

島津 若菜(友永朱音)
3年生。市政にも影響力を持つという島津家の一人娘。
美貌と家柄から男女を問わず憧れの目で見られている。

七緒 日向子(野々瀬ミオ)
匠たちの担任で世界史を担当している。新卒1年目。
かなりおっとりとした性格で天然ボケタイプでもある。

めがねの高橋さん(鳥居花音)
放送部の3年生。校内放送でRadioRomanesqueを担当してる。
斬新な内容と優しい語り口で好評を博している。声のみ。

船田 治(野島健児)
匠の友達(匠曰く悪友)で幼馴染。徒名は「フナムシ」
口が滑ってよく信乃から強烈な突っ込みを受けている。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2

63.9 3 田舎で恋愛なアニメランキング3位
未確認で進行形 「鴨肉って緑っぽい味がするのね。」(OVA)

2014年3月28日
★★★★☆ 3.7 (188)
1321人が棚に入れました
小紅と真白、それぞれの姉妹兄妹の絆。小紅と真白たちが一緒に住む前の、それぞれの姉妹模様のエピソード。

ロビン★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

みんな幼少期から可愛かったOVA

原作単行本の第5巻付属のOVA

コベニとマシロそれぞれの幼少期のお話しでした。

紅緒お姉様は子供の頃からシスコンだったことも面白かったです(^.^)
マシロちゃんのワガママっぷりも可愛かったです。

OVAもイイけど、はやく2期やってほしいです〜

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

zu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

過去話!

子供の頃の思い出話だった!!

紅緒は、子供の頃からそのまんま(笑)

小紅は、とあるシリーズの小萌先生みたいだった(^^♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

セクハラになるって・・・

未確認で進行形の原作単行本第5巻付録DVD

の短編OVAです。

小紅ちゃんたちや真白ちゃんたちの

昔にあった出来事の話です。

しかし、セクハラになるっていったい

どういう風になるのかとても疑問に

且つ興味をもちました。

いろいろ考えてみたものの・・・。

とまあ短いながらに面白かった

話だと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

68.6 4 田舎で恋愛なアニメランキング4位
海がきこえる(OVA)

1993年5月5日
★★★★☆ 3.6 (276)
1278人が棚に入れました
高知の進学校から東京の大学に入学した杜崎拓は、吉祥寺駅のホームで武藤里伽子に似た女性を見かける。その後、はじめての夏休みに同窓会のために故郷・高知へと帰省する道中、拓はその高校時代を思い起こす。季節外れに東京から転校して来た里伽子との出会い、ハワイへの修学旅行、里伽子と2人だけの東京旅行、親友と喧嘩別れした文化祭。ほろ苦い記憶をたどりながら、拓は里伽子の存在を振り返っていく。

声優・キャラクター
坂本洋子、飛田展男、関俊彦
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

揺れる十代とバブルの香り

先だって観た「ポルフィの長い旅」の望月 智充監督の作品が気になったので観てみました。

なに?十代の飲酒喫煙シーンがあって再放送の障害となったそうな。そいつはタイヘンだっ!?
高校生がタクシー飛ばしたり飛行機乗ったりと、背伸びした行動ですね。氷室冴子原作で。十代の子が読んで背伸びした気持ちになってワクワクするための原作小説だったのかな?色々とバブルの残り香を感じました。

高知から、お父さんに会いに行く女の子にふりまわされて東京へ。その時の空気でなんとなく大学も東京に決めちゃう。自分たちのいる世界から飛び出て、振り返って見えてくるものを描く恋愛模様と成長劇。

背伸びしている反面、冒頭の学校への抗議のやり取りなどは一昔前の感覚を感じました。コクリコ坂とそう変わらない。
修学旅行中止なら、みんなで夏休み旅行すればいいじゃん〜、とはならないんですね。管理される抑圧への青年の主張になり、その時の気持ちを共有できたのが親友。
親友の気にかけるりかこは自分の抱えた悩み事に精いっぱい。
{netabare}告白されても「あなたみたいに方言しゃべってる人好きにならないわ」なんて。
どういう気持ちなんでしょう。“そんな風に身に馴染んだ自分の居場所があるくせに、私なんかを気にかけるって、同情してんじゃないわよ!わかるもんか!”…ってことかな?
いい語りがあればこの子の魅力はもっと引き出たんじゃないかな。

色々、え?それ、なんで?どういう意味?と一人で物語の肩を掴んで追いかけてみたのですが、返ってくる答えは「何故なら、青春ラブストーリーだから。」という風でした…。素直に爽やかな青春恋愛物語を感じ取れる人には良い作品かもしれません。
例えばよくわからないのが「腹いせに無防備なりかこの水着写真を買ってやった」という…
…今、文字にしたら何となく表現したい感覚がわかった気もするんですが、ジブリテイストに妙に爽やかでスマートな語り口でやられると、え?それ、なんで?っていう気持ちにさせられました。土佐弁はよかったと思います。



高校生の頃、この作品をやたらと熱く語っていた同級生男子がいました。「よし、コレは彼の聖域って事で、別に感動を共にしたくはないな。」という気持ちから観てこなかったのでした。今思うと別段何にも悪い子じゃなかったのですが。
彼にとってこの作品は、自分のいる場所では無いどこかへの憧れ、所属(故郷)のはっきりした場所からの成長への憧れの気持ちを膨らませてくれるものだったのかな、などと今更考えてみました。東京の高校でしたがこの作品にあるようなものはそういえばなにひとつ無かったような。東京に集まってる子供の大半が既に根無し草ですからね。{/netabare}

当時の自分が観ていたらどうだったかとも考えると、もっと近視眼的なことしか興味なかったので、やはり共感できなかったと思います。

この作品の中でも高校生達はみんな近視眼的で、修学旅行の問題も真面目におおごとで、やってきた転校生の意味深な身元も真面目におおごとで、高校生のうちは身近な事がとてもおおごとで…それはわかります。
しかし、時代のチョイスと、会話のニュアンス…ノリがスマートすぎて(方言なのにね。)何か気持が入っていけませんでした。
時間が短い(72分)ので駆け足だから、というせいもあるかもしれません。

現実的な描写なので、そこから排除されている現実にある不具合な要素や、自分の知っている記憶との差が気になって、入り込めないんだと思います。
実際にこの人がいたらどうだろう、この人の選択はどうだろうというすり合わせで観てしまうので、没頭できないのでした。
アニメで感情移入できるかは、リアルな描写であるかには依らないな、というのが不思議なところです。デフォルメされたものでも生々しい感情を触発されることがありますね。
あと、現実的なわりに、大人の存在がおざなりだった気がします。大人のやってる事に影響される十代だけど、近視眼的だから大人の事を捉え切れない、という意味なのかな。



“こういう時女の子はこういうもんでしょ!わからずや!パシーン!なんなんだアイツは!おまえ、なにもわかってないな!ボカッ!”

なにやら、そっけない割に、ラテンの血の気配がするぶつかり合いでした。
すごい喧嘩したあとで熱烈に抱き合いそうな。
(高知はカラッとしてそうだものな)
バブル期の社会自体、ラテンなイメージがつきまといますね。
作品中、主人公はちゃんと髪の毛センター分けで白いTシャツでジーンズに裾いれてる栄作スタイルだし、女の子は女子大生になったら前髪カールさせてタイトスカートをはいてました。うーむ、バブルテイストッ。いや、そんな時代は私は子供でしたよ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 46

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

心に突き刺さる高校時代の回顧録

私はジブリの中で、このアニメが1番好きなのかもしれません。
主人公の拓とヒロインの里伽子のほろ苦い高校生の頃の思い出を回想した物語です。

誰もが若い頃は、純粋であるがゆえに、まっしぐらに突き進み、ときには感情が抑えきれなくなります。
大人になった人が過去を顧みると、馬鹿なことをしたと思うことが結構あるはずです。
でも、最も楽しかった時期に違いありません。
だから、大人の方は高校時代の頃と比較しながら視聴されると、親しみが湧くと思います。

但し、このアニメは、1回の視聴で全てを理解するのが難しいかもしれません。
なぜならば、拓と里伽子の高校時代の回顧録と同時に、現在の出来事も進行するので、ややこしいのです。
しかも、高校時代の回顧録の中で更に中学時代の出来事も拓が回想するため、複雑さが増します。

だから、このアニメを理解するには2回見ることをお勧めします。
そうすれば2回目に、里伽子の心の弱さと、拓の心の強さを感じるとることができるでしょう。
そして、心に突き刺さるような感動を味わえます。

里伽子は、学業優秀でスポーツ万能、美人ですが、人と接することが極端に下手な女の子
だから周りからは我儘とみなされ、敬遠されます。

その里伽子が、ひょんなことから拓と行動を共にします。
そのときの拓はかっこよかった。まさに「土佐の男」といった感じでした。
しかもそのとき、里伽子は初めて自分の心の弱さを拓に見せます。
里伽子は、寂しくて悲しくて涙を見せることもある普通の女の子だったのです。

あなたも拓と里伽子の激しい心の揺らぎを感じ取ってください。

ところで、
友達に悪いことをしたと反省し「明日謝ろう」と思っている人の多くは、
いざ明日になったら、なかなか謝る機会が無いことに気づきます。
後悔しないためにも、謝ろうと決めたら、今すぐ追いかけて謝ったほうが良いですよ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35

ぶっかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感じろ!方言SEXY

ジブリ作品だが、その枠であまり評価を受けることがない本作
珍しく劇場公開でなく、TVのスペシャル版として企画された
地方から出て来て、東京で学生生活を送る主人公が
同窓会で帰京することをきっかけに、当時を回顧する

この主人公の出身と言うのが、高知県
ちょっと前にあの『幕末バカ』がブームになったことで
馴染みもあろう、土佐弁を操るかの国である
作中は見事なまでに、全員がこれで会話をするがで、独特な雰囲気が物語を覆っちゅうよ

東京で生まれ育った私としては、この手の地方を舞台にした群像劇には凄く惹かれてしまう
ゆったりと流れる空気感は心地がよく
何より前述した方言が、実際に土地の人に触れてるような錯覚をさせてくれ、非常に魅力なのだ

これはご理解頂けないかもしれないが
私の中に『方言SEXY』と言う感覚がある
その土地固有の言語を操る人に宿る艶っぽさ
京都弁等はベタな所で「色っぽいよね」なんて話を良く聞くが、もう、どこの土地だろうが無差別に、もちろん発する人の性別さえ問わず感じる、郷土愛、勝手にイメージする純朴さをバックボーンとした色気に、メロメロになってしまうのである
ちょっと、伝わってない気がするので、これを書いた今、猛烈な悪寒に襲われているが…
本作を見てこの意味を少しでも体感して頂ければと思う

と、本作のポイントはヒロイン
離婚した親の事情で東京から母の生家である、高知へ
主人公の学校へ、途中から転校して来る東京モンであるが
これが性悪wだが美人
正確に言えば、配慮の無いやり手なだけなのだが
純朴な田舎の若者達の中にあっては、図太い悪女のような描かれ方をしている
主人公は因果あって、この美人に振り回される
馳浩のジャイアントスイングを彷彿とさせるほど振り回す

関わらなければいいのに、世話を焼く主人公にイラ立つ方も多いかもしれないが
私は彼の気持ちが理解できた
だって美人ですよ。
頼られてみなさいよ、ちょっとくらい面倒だって
骨折ってやりたくなるのが、男の父性と言う本能
男って、基本そう言う生き物だと思ってるし
『ツンデレ』って言葉が定着したのも、この現象と同じラインにあることだと認識してるのですが
まぁ「男が皆お前と同じだと思ったら大間違いだよ」
って突っ込まれたら、ぐぅの音も出ないんだけど…ね♪

いい大人になった男がノスタルジーに浸るには持って来いの作品となっておりますので
未視聴なら是非どうぞ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 31
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