田舎で幼馴染なアニメOVAランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメOVAの田舎で幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月04日の時点で一番の田舎で幼馴染なアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

53.5 1 田舎で幼馴染なアニメランキング1位
_summer[アンダーバーサマー](OVA)

2006年9月29日
★★★☆☆ 3.0 (45)
232人が棚に入れました
「好きな奴、いるか?」親友・氏Bct激Zc`cX宴X気ない一言が、海津匠の日常に変化をもたらしていく…。潮風が舞う海辺の田舎町を舞台に、誰にでも訪れる淡い恋によって少年たちが成長していく姿を綴る。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

やっぱ番宣は露出だよねぇ~♡

2005年7月15日に発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム
通称「アンダバ」を原作としたアニメ。

2006年10月27日に第一巻、2007年1月26日第二巻の全2話。


1巻OPは・・やっぱ温泉は露天だよね~♡
2巻OPは・・やっぱり夏はプールだね~♡

以降も学園ラブコメというよりイチャラブ&コメディな展開
かなぁ~・・ヒロインはゆるキャラ系のおっとり天然系?

テーマも夏なので・・海水浴やらお風呂やら、浴衣を着ての
お祭とかお風呂とか・・七夕の短冊書いてお風呂とか・・
釣りに行って海に落ちてOPとか・・突撃寝起きの妹萌え?

2巻中盤前から一気に方向が絞られて懐かしいね♪って話
の方向で良い感じで恋愛アニメっぽく展開していく。

急にクライマックスに向かって一直線! 2巻じゃねぇ~
ゲームのキャラデザとか雰囲気?あとサービスにやにやぁ
という部分は楽しめるという必要最低限の内容かなぁ。

キャラの個性は意外にも僅かな出演時間のサブでも解る。
結構可愛いね~とか無口の毒舌とかパターンで面白いかも
といってもゲームは絶対やらないけどアニメなら余程の
酷さでない限りワンクールなら見ちゃいそうw

キャラデザとキャラ設定結構分かり易く好みで作画がもう
少し良ければ・・キャラデザも映えたかな・・


海津 匠(近藤隆)成西学園高校2年生。
父子家庭。父は上海外出張中。義妹の沙奈と2人暮らし。
小奈美、信乃、治とは幼馴染で、クラスもずっと一緒。
ルックスは悪くないが、本人が恋愛に興味がなく消極的。

波多野 小奈美(柳瀬なつみ)
匠の家の隣に住み、匠達の為に毎日食事を作りにきている。
母子家庭。容姿端麗で読書が趣味の優しく大人しい性格。

海老塚 信乃(梶田夕貴)
匠の幼なじみ。明るい性格だが匠や治に暴力的に振る舞う。
高台にある神社の一人娘で時々巫女装束で手伝いをしてる。

海津 沙奈(中田順子)
匠の1歳年下の義妹。子供っぽく何でも信じる純真な性格。
匠を慕い、夜寝る時は匠のワイシャツがパジャマ代わり。

天野 千輪(ひと美)
1年生。沙奈と同じクラスで毎朝一緒に登校している。
神出鬼没な毒舌家で知らぬ間に海津家の朝食を食べている。

島津 若菜(友永朱音)
3年生。市政にも影響力を持つという島津家の一人娘。
美貌と家柄から男女を問わず憧れの目で見られている。

七緒 日向子(野々瀬ミオ)
匠たちの担任で世界史を担当している。新卒1年目。
かなりおっとりとした性格で天然ボケタイプでもある。

めがねの高橋さん(鳥居花音)
放送部の3年生。校内放送でRadioRomanesqueを担当してる。
斬新な内容と優しい語り口で好評を博している。声のみ。

船田 治(野島健児)
匠の友達(匠曰く悪友)で幼馴染。徒名は「フナムシ」
口が滑ってよく信乃から強烈な突っ込みを受けている。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

中途半端を絵に描いたようなアニメ

たった2話のエロゲプロモーションアニメ。
といっても、冒頭の覗きイベントを除いてそういう描写はありません。

このアニメ、当たり前のようにハーレム展開。
そして、主人公は人当たりが良く鈍感です。
どっかで見たことがある感がいっぱいです。

喫茶店のマスターが何やらいいことを言っているような気がします。
でも、たいしたことはありません。
フナムシ君が場を盛り上げようとしますが、どうしても空回り。
最後はいつもズタボロです。
短いのでしかたないのかな。
中途半端感が半端ないです。

特殊ヒロインの千輪がなかなかいい味を出しています。
物静かな中に毒があって、まわりは常にタジタジ。
どこか愁いを含んだ目が、時々豹変します。
各話ラストのおまけアニメでは、千輪が大活躍。
パロディチックな描写が鼻につきますが、軽く笑える所が微妙に楽しいです。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 17

チュウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「好きな奴いるか?」

「好きな奴いるか?」
そんな出だしから始まるHOOKの第5作目となるアダルトゲーム。

思春期の頃って、好きな人が出来てもそれを素直に伝えられない。
その好きな人が誰を好きなのか知りたい。
でも、どうすれば良いか分からない……。
それで不意に
「好きな奴いるか?」
と、相手に尋ねてしまった人って結構いたりしません??
【_summer】はそんな青春の甘酸っぱい思い出を描いた作品です。

OVAとして製作された作品のため、30分×2話とボリュームがないです。
そのため、どうしても元々作品を知らない人には分かり辛いです。
しかし、魅力的なキャラやほのぼのとしたシナリオなど評価するところが多い作品!
ゲームの宣伝PR的な感じだと思えば、なかなか良い出来なのかも♪
原作プレイ済みの方は必見です☆

投稿 : 2025/01/04
♥ : 8

71.4 2 田舎で幼馴染なアニメランキング2位
たまゆら(OVA)

2010年11月17日
★★★★☆ 3.9 (703)
3056人が棚に入れました
写真が大好きな高校1年生、沢渡楓。あだ名は「ぽって」。この春、海と山に囲まれた穏やかな瀬戸内海の町、広島県竹原市に引っ越してきました。そこは亡くなった父親が子供のころに住んでいた町。古い町並み、美しい海と島々、暖かな人々とそして新しくできた素敵な友達…。大好きになったこの町で撮った楓の写真には、ときどきたまゆらが写ります。たまゆらは楓の心がふわふわと舞い上がって幸せな気持ちの時に写るかわいい光。幸せが形になったような不思議な何か…。そして、その写真はみんなをちょっとだけ幸せな気持ちにしてくれるんです。

amnmnt さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

真の駄作、制作者のオナニーでしかない

ちまたの評価はなんだか良さそうなので期待していたのですが、酷いものでした。いやいやきっと面白くなる、面白くなる、と耐えながら観ましたが時間の無駄でした。これをどう楽しめというのか・・・。ちなみに、本レビューは1度だけ観てのレビューではありません。どうにか楽しめないものかと3回観ました。それでもだめでした。

筆者は同系統のアニメとして「ARIA」や「けいおん」は大好きです。が、「たまゆら」は観るのが苦痛でしかありませんでした。

まずつまらなさ過ぎる最大の原因は、本当に全くストーリーに起伏がない。針が一切振れず、本当にずっと一直線なんです。「は?だからどうしたの?」としか感じない。ヤマ無し。オチ無し。意味不明。

ARIA的な思わぬ素敵を見せてくれるのかと思いきや全然そうではない。登場人物が感動してる的なシーンが出てくるが少しも共感できない。向こうの世界に入っていけない。観てる側は他人の内輪話を無理やり見せられ、「はあ、そうですか・・・」という感じ。ほら、感動するでしょ、感動しましょう、みたいな制作側の押し付けがましさ。まさに、見たくもない制作者のオナニーを見せ付けられている状態。そういうのは同人で勝手にやって欲しいのですが・・・。

そういった根本的つまらなさに拍車をかけるのが、登場人物に一切目的が無い。目的が無いから、何らかの成長を見守る事もできない。主人公が一生懸命になる姿?ありません。主人公が何らかに葛藤する姿?ありません。主人公の努力?ありません。何も、無いんです。本当に何も。どんな作品にも、必ずそういうのはあるんです。だから観る側は共感したり考えたりでき、楽しむ事ができる。たまゆらのストーリーを簡潔に書くなら、主人公が、とある町に引っ越しました。終わり。どうするんですか、これ・・。

ARIAを真似してでしょうが、やたらと「この街が好き」的な街フューチャーしてくるのですが、知らんがな。どう好きなのか全く分からない。分からせて貰えない。「この街が好き」と言うだけで、あとはからっぽなんです。だから受け手は「はあ、そうですか・・・」としかリアクションしようがない。ARIAから何も学んでいない事に驚きを隠せません。天野こずえという作家、ブレインを抜いたらこうなってしまうのだなと思いました。制作陣は技術しか持っていない、ただの素人である事が丸分かり。しかも人生経験希薄。感性無し。大人しく原作付き作品をやればいいのに・・・。

あと、主題歌。「やさしさに包まれたなら」のカバーなわけですが、全然合っていない。整合性がとれていない。イライラさせられます。むかし見れたちょっとした不思議や奇跡、今は失ってもそれを遠く思い出す、懐かしむ、そういう感じの曲だと思うのですが、この何も無いアニメにどうしてこの曲を使ったのか。もしかして亡くなったお父さん周りのエピソードにかけている・・・?いやいや、薄すぎて通用しませんよ。「やさしさ」みたいなフレーズで安易に選んだとしか思えない。ただでさえ合っていないのに加え、よりにもよって「魔女の宅急便」で最高の整合性をみせたあの曲ですからね。考えがチープ過ぎる。カバーといえば「あの花」で「secret base」が使われていましたが、あれはちゃんとマッチしてる、整合性がとれてるからいいのです。よく考えているとも思う。でもこれはだめでしょう。

それでもキャラに魅力があれば・・・と思いきや、キャラも全然魅力的ではない。それどころか、無駄にとってつけられたような「口癖」と「口笛」。これが物凄く不快で耳障りなんです。よりによって主人公の子が「○○なので」と語尾に「なので」と付けるというキャラで、イライラさせられる。そして驚異的な不快感を与えてくるのが、黒髪で前髪パッツンの子。こいつがいちいちTPOをわきまえずしょっちゅう会話に口笛で返答するなどピーピー、ピーピーやるのですがその度イラッとさせられる。本当に耳障り。制作サイドはキャラ付けの為にやったのでしょうが、分かっていなさ過ぎる。多分、人生経験があまりにも希薄な上に馬鹿なんだと思います。

最後に、各評価について詳細は

<ストーリー>
もはや言わずもがな。1点付けましたが最低が1点だからそうしただけで、実際のところ0点です。完全な素人。いやヘタをするとそれ以下。こんなものを世に送り出した事を恥じて欲しい。

<声優(演技)>
これはそのまま3点。まあこんなもんじゃないでしょうか。特に良くも悪くも、何も感じませんでした。ただこの声優さん達、本来は見る側の心に届く演技ができる人たちですから、ストーリーが糞すぎて演じる側にも悪影響を及ぼしたのであろうと言わざるを得ません。

<キャラクター性>
これもそのまま1点。デザインはべつにあれでいいんじゃないですか。でもね、中身は設定作った人間の素人丸出し。キャラが立ってない。そして萌え要素付けたいなら萌えを分かってからにしましょう。良く分からないのであれば勉強するか、分かる人にちゃんと考えて貰いましょう。あと常時口笛は有り得ない。もっと人生経験を詰みましょう。

<作画>
そのまま、3点。こんなもんじゃないですかね。良くも悪くも特筆する事はなく、無難だと思います。

<音楽>
そのまま、1点。悪くは無い。しかし、一切耳に残らない。もう何というか、存在感ゼロなんです。音楽とSEはかなり重要なはずなのですが、全然印象的じゃない。盛り上げてくれない。サントラを欲しいとか微塵も感じない。ただ音楽も声優と同じく、ストーリーの糞さに足を引っ張られて着地点が分からなくなってしまった可能性が高いかも。

<背景>
評価項目ないですが、これは評価するなら5点満点。十二分だったと思います。そして背景班が可愛そうです。せっかく良いものを作ったのにこんな駄作になってしまって。

<演出>
これも評価項目ありませんが、評価するなら3点といったところですかね。良くも悪くも、特筆する事無し。無難じゃないかと。しかし、これまた糞すぎるストーリーをどう演出で押し上げるかといった力量が無かったのか、糞ストーリーに足を引っ張られたのか、もう少し頑張って欲しかった。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

何でもない日常にかけがえのない一瞬が潜んでいる。 B+

本作を一行で言い表すと、写真が大好きな主人公を中心とした日常を描いたほんわかとした雰囲気の作品です。

以下、ほとんど写真に関することだけ語ります。興味がない方はスルー推奨です。

写真と言っても実は色々な種類があります。ネイチャーフォト(風景写真)、スポーツフォト、ポートレイト(人物写真)、都市写真、鉄道写真、建築写真、報道写真、広告写真、ファッション写真、等々、挙げればきりがないと思います。思いつくまま列記したので分類の視点が異なっていますし、分類が必ずしも明確ではないものもあります。

デジタルカメラが普及した現在では、昔に比べると気軽に撮影が楽しめるようになってきています。多くの人々は、特定の撮影対象に絞っているのではなく、ふと気が付いた瞬間にシャッターを押すという撮影スタイルなのではないでしょうか。そうした撮影をスナップ撮影(スナップ写真)と言います。そして、本作の主人公もこのスナップ撮影を趣味としています。

ただ、本作がちょっと異質なのは、主人公が使っているカメラが、ローライ35Sというとても古いカメラであるということです。今買おうと思ったら中古を探すしかありません。オートフォーカスなんて便利なものははなく、ピント合わせは目測です。このためピンボケし易いカメラです。レンズは映りには定評のあるカールツァイス(ドイツの光学機器メーカー)の短焦点レンズで、40mm(f2.8)という焦点距離はスナップ撮影にはちょうど良いでしょう。そして、古いカメラということは、そう、デジタルカメラではなくフィルムカメラです。

デジタルカメラでは、迷ったらとにかく撮るという撮影方ができますが、フィルムカメラでは一枚一枚にお金がかかるので、そう簡単にはいきません。ましてや、主人公は高校生です。湯水のようにフィルムを消費するなんてことができるはずもありません。ただし、撮りたいと思った瞬間にシャッターを押すのがスナップの基本でもあります。限られた撮影枚数の下では、感性は研ぎ澄まされていき、自然と個性が出やすくなります。作中ではそのあたりのことは描かれていませんが、実のところかなりの緊張感を持って撮影しているのはないかと推察できます。

そして、実際に自分の撮った写真を見るためには、フィルムを現像に出して待たなければなりません。この待っている時間というのも、かつては写真の楽しみの一つでした。実は、写真の出来というのは、写真店の良し悪しによっても左右されます。写真店といっても、全自動のプリンター任せにしている店から、一枚一枚濃度やカラーバランスを確認しつつプリントしている店まで様々でした。納得する一枚を得るためには、自分に合う写真店を見つけることも大切な要素だったのです。主人公も行きつけのお店を持っているようなので、ぜひ大切に付き合っていって欲しいものです。

写真店に行って写真を受け取る瞬間は、期待が落胆に変わる瞬間でもありました。「どうして思ったように撮れていないのだろう?」。大抵の人がそう思います。ファインダー越しに見た風景をフィルムに収めたはずなのに、実際に出来上がった写真は何故か全く違って見えます。このようなことを何度も繰り返せば、失望して写真をやめてしまう人まで出てきます。しかし、多くの人は、次こそは納得できる写真を撮りたいと思って、次の被写体を探しに出かけるのです。

主人公が幸運なのは、友達はじめ周囲の人が、撮影した写真の中に個性を探してくれることです。撮影を始めたばかりのころは、自分らしい写真というものが何なのか分かっている人はいません。時には、本人が上手く撮れていなかったと思うものから、これは良いと言ってもらえる場合もあります。自分一人では得られることがなかった「気づき」が、周囲の人によってもたらされことは、写真に限らず人生全般においてとても幸運なことではないでしょうか。こうした、周囲との関わりにおいて自分を見つけていくということが、この作品の大事な一部なのではないかと感じました。

本作では、スナップ写真好きの人の習性が良く描かれていると思います。良くある症状としては、道を歩いているだけで、周りのすべてが被写体に見える。カメラを持ち歩いていなくても、指で簡易ファインダーを作って、自分の見ている風景を切り取ってしまう。角度を変えると良い写真になるのではないかと、背伸びをしたりしゃがみこんだりする。等々。写真にのめり込んでいる人にとっては、「あー!分かる分かる!」という気持ちにさせられることが多いと思います。

実際のところスナップ写真は、日常のありとあらゆるものが撮影対象なので、主人公が過ごしている日常の中には、それこそ被写体が溢れていることになります。だから、写真を題材とした日常系アニメである本作を、とても興味深く感じることができた人はスナップ撮影向きの人だろうと思いますし、逆につまらないと感じる人は一枚たりとも写真が撮れないのかもしれません。

私は、10ヶ月程前にTV版の方を先に見たのですが、その時はつまらないと感じてしまいました。しかし、この作品の主人公の動き(先に挙げたようなスナップ好きの人に良くある動きです)を見たときに、昔写真をやっていた頃の気持ちを少しずつ思い出してきました。そういえば、自分も昔こんな風だったな、と。今見れば、TV版の方も違った感想をもてるかもしれません。

この作品はフィクションではありますが、この主人公には写真を大切にしていって欲しいという気持ちがあります。昔なら、単に写真好きの一人としての発言だったでしょうが、歳を取った今となっては、写真は人生を彩ってくれる素敵なツールとなるであろうことを知っているからです。一度失った情熱はなかなか戻るものでもありませんので、彼女にはこのままでいて欲しいですね。私のように写真をやめないでください(笑)。

その昔、写真好きが高じて写真店に勤めたことがある人間の独白、でした。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 26
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これが1期で~hitotose~が2期でもいいくらいの完成度です

ニコニコ一挙放送で~hitotose~の前に視聴しました。実際に放送されたのもこのOVAの方が先のようですね。

見ていてすごく心地が良いです。
友達とのやり取り、空気感、写真家の志保美さんとの対面、プチ秘境探検などなど、キャラクターの嬉しさ、楽しさが伝わってきて、~hitotose~同様にすごく温かい空気感でした。

シリーズを通してのこのアニメの主題として夢が挙げられます。
このOVAはその夢についてと、ぽってが撮った、たまゆら(写真に写る光のたま)が映っているお父さんの写真についての2つが中心で進んでいきます。



①ぽってのお父さんについて
 ぽってのお父さんは既に亡くなっています。
 ぽってはそれを引きずって悲しいままだったのですが、楽しかった思い出まで悲しいものにしたくないということで立ち直ったんですよね。
 悲しい出来事に正面から向き合い、これからもっと楽しいことを増やしていこうと決意したぽって。止まっていた物語が動き出したのです。
 OVAでは、お父さんの写真を撮った場所を探しています。プチ秘境探検という名で(笑)

一番印象的な第4話について掘り下げて感想を書きます。
{netabare}・ここがあの写真の場所かどうか分からないけど…
 香ちゃんの絵の岩と思っていたものがお父さんの背中だったと分かった瞬間、あの写真の場所よりも大切なものに気付いたのでしょう。
 写真を通してお父さんに会うことができた、直接会うことはできなくても、写真に写っているお父さんの心は変わらない。また一歩ぽってが前に進めた瞬間かなと思います。
 そして、お父さんの写真によって真音やのりえと友達になれた、かおると再開できた、写真の場所を探したことによってみんなで朝日山に登れた、お父さんの残してくれたものが今の自分を形作っている、これがぽってにとって嬉しかったのだと思います。
香「やったね楓ちゃん!お父さんに会えたね!」
楓「うん、会えたね!“みんな”と一緒に!」

やっぱり温かいアニメだなぁとしみじみ…{/netabare}



②夢について
 OVA2話がまさに夢についての主張で凝縮されたような話です。
・趣味が夢に変わる瞬間
{netabare}「ぽってさぁ、本気で写真家を目指してみてもいいんじゃない」
 かおるの発言です。そこまで好きなことがあるって羨ましい、思い切って前進してみてもいいんじゃないということでした。
 趣味と職業の夢っていくら好きでも繋げるのって結構難しいというか、勇気も覚悟もいることだと思うんですよね。
 写真が好きなぽってとはいえ、二つ返事で「うん!なる!」とは流石に言わないですよね。このことに関しては、志保美さんとの出会いでうまくまとめてますよね。

 蛇足ですが、この状況に少し似ている私の好きな歌の歌詞をのせておきます。私surfaceマジで好きなんですよ(笑)
{netabare}
想像するだけで胸が苦しいことなんて
きっと人生でも2,3回下手すりゃ1度もないかもしれない
だから諦めるなんてありえないことだって
何も言わないで無理って決めちゃう君そこに正座          surface「そこに正座」{/netabare}{/netabare}


・行き先のないきっぷ
{netabare} やりたいことが決まっているような決まっていないような、まさにそういう感じのぽって。
 でも、今はまだその状態でいい、いつかは行き先を決めなくちゃいけないけど、それまでは無限の可能性を追い求めてもいいとのことでした。
 ぽってもそのことに理解して、今はふわふわな夢でもいい、やりたいことをしよう、写真を撮り続けようと思ったんじゃないでしょうか。
 イイハナシダナー。道徳の授業の教材に使いたい(笑)

「ふわふわしててはっきりしないけど、考えると楽しくて嬉しくなる  夢とたまゆらって似ているなぁ」
OVA2話、最後のシーンのぽってのセリフです。何かがふっきれた、悩みを楽しいものに変えられたとでも言いましょうか。{/netabare}


・第4話、および~hitotose~の主要人物の夢について
{netabare} 4話でぽってが志保美さんと対面しているところを見て、のりえも刺激を受けたようですね。ぽってが前に進んでいるんだから、自分ももっと前へ“もあぐれっしぶ”にみたいな。2話の時点では“やってみようかなー”という感じでしたが、4話で“やりたい!やる!”になりましたね。
 麻音はOVAではほとんど触れられないため、本編では主役といってもいいくらいの扱いでしたね。相手に何か伝えるのは苦手でも、自分には正直ですよね。好きなものは好き、やりたいことをやりたい、1つに絞らずにやりたいことから目を背けないというように。麻音には行き先のないきっぷを渡さなくても大丈夫な気がします。まぁずっとこのままだったら不安ですが(笑)
 かおるもポプリ作りという趣味を持っていますが、他の3人よりは夢中になれない、ずっと続けていくかは分からないという感じでしたね。4人の中でもアネゴ的な、グループを支えているような存在ですが、それと性格も合わさって、気をつかい、どんどん空回りしていきましたね。そういうまだやりたいかはっきりしないかおるだからこそ、自分たち展の提案は意味があっていいなぁと思いました。自分がどれだけ夢中になれるか、今後続ける続けないにしても、今できることをしておきたい、みんなと何かやりたいという、かおるの悩みと性格と、みんなを大切に思う気持ちが生み出した提案だと思いました。{/netabare}



 このOVAだけでも結構な完成度ですが、~hitotose~を見る限りでは、本編を楽しく見るための補足になるものといってもいいくらいなんですよね。
 実際、~hitotose~のストーリーは尺もあるぶん素晴らしいです。
 たまゆらを見る場合は、OVAと~hitotose~をセットに、そして、今はなんと“もあぐれっしぶ”もついてくるためお買い得です!(笑)
 レビューを見る限りでは、視聴者はそんなに多くなさそうなので、2期を機会に多くの人に見てもらいたいなぁと思います。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 19

63.9 3 田舎で幼馴染なアニメランキング3位
未確認で進行形 「鴨肉って緑っぽい味がするのね。」(OVA)

2014年3月28日
★★★★☆ 3.7 (188)
1321人が棚に入れました
小紅と真白、それぞれの姉妹兄妹の絆。小紅と真白たちが一緒に住む前の、それぞれの姉妹模様のエピソード。
ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ロリ小姑のおまけ付き、UMAで進行形なラブコメディ(昔話編)

主人公は家庭の事情で家事を完璧にこなせるような少女。ある日、その家に許嫁と言う少年がロリ小姑のおまけ付で現れ、一緒に生活をすることになる普通のラブコメ。でも、普通ではない事が後々わかってくる・・・

どのキャラも個性的でそのキャラ間の関係性もなかなか良かったと思います。やっぱり、小姑が一番いいキャラしてます。声も特徴的でそれをフルに生かしたEDもよかったです。他には主人公の姉もいいキャラしてます。シスコン?レズ?と言うより女キャラでは珍しい?ロリコンキャラでブレない異常性。そして、なんといっても許嫁設定の相手の男と小姑の{netabare}人外と言う{/netabare}変わった設定が面白さの一つでもあると思います。

今回はそんなアニメのOVA「鴨肉って緑っぽい味がするのね」

内容は登場キャラの昔話となっています。序盤は、生徒会副会長の鹿島撫子と主人公姉妹との幼い頃のシュールなお話し、後半は、UMA兄妹の昔話となっています。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2
ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「セクハラってなに???」

第二弾OVA来ました!!!

真白が紅緒に興味心身で面白かった。

{netabare}紅緒と生徒会をやっている なでしこ。

「紅緒と感性が合う?!」って事でガビーンな真白(可愛い)

紅緒、なでしこ、小紅の幼少期のお話にうつります・・・

3人でおままごとですが、
なでしこ様・・・いいね!昔からいいキャラしてるね!!

小紅「セクハラってなに?
なでしこ「紅緒みたいな人のこと」←

紅緒となでしこはいいパートナーですな。

また、引っ越してくる前の地元にいる真白ですが、今と変わらずです。

水遊びしたり、家でジタバタしたり・・・可愛すぎか!!{/netabare}

というか、このOVAの個人的な見所ですが、

真白の腕組です。←最高に可愛いです。

本編をみた方はぜひ観てくださいね。

10分くらいの短編です。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 4

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

メインが控えめでいい

初めからラストまで不思議なアニメだなーとぽけーっと楽しめた。
一応ストーリーの軸になるメインの男女が控えめで
特に男の子の方はものすごく空気なんだけど、そこがよかったのかも。

主にそのまわりの兄弟姉妹の濃さが良い感じで際立っていて
とくに妹ちゃんが可愛い。絶妙な加減で甘めで辛口で素敵。

それ以外は本当にゆるっと観る感じでラストまで一気に観る事が出来た。

投稿 : 2025/01/04
♥ : 2
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