2025年度の理解できないおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2025年度の理解できない成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月19日の時点で一番の2025年度の理解できないおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.2 1 2025年度の理解できないアニメランキング1位
悪役令嬢転生おじさん(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (55)
251人が棚に入れました
52歳の真面目な公務員、屯田林憲三郎は交通事故で死んだ。 ……はずだったが 目を覚ますとなんと彼は娘がハマっている乙女ゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」の世界に転生していた!! 転生した人物はゲームの主人公、アンナ・ドールの恋路を邪魔する悪役令嬢、グレイス・オーヴェルヌ。 そこで本来のグレイス同様、悪役令嬢として立ち振る舞おうとするグレイス=憲三郎。 だが、自身の経験値からアンナを包み込むような親目線発言と庶民的な言動を優雅なものに自動変換する能力【優雅変換(エレガントチート)】が相まって自身の評価が爆上がり! さらに意図せずゲーム攻略対象のイケメンたちとフラグが立ちまくりで!? 異世界で生き抜くための武器は剣!?魔法!? いいえ、社会で培ったおじさんスキルです!! おじさん×異世界転生×悪役令嬢でお届けするほのぼのコメディ、堂々開幕(スタート)!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

6話 面白いけど、進展が欲しい気もします。

第1話 テンプレ構造をメタ的な視点でギャグに落とし込んでいるのが素晴らしい。

{netabare} 通常25時配信は翌日の朝に見るのですが、本作は楽しみで見てしまいました。キャラデザはそのまま上山道郎氏の作風ですね。アニメ化でここまで元絵の再現度が高いのも珍しいですね。力が入っている気がします。演出や作画が丁寧でこれは制作会社…あるいはスタッフは当たりのようですね。

 第1話の感想は非常に面白かったです。24分があっと言う間でした。優雅変換(エレガントチート)素晴らしいです。キャラは本来的な意味でのチート設定ではない感じなんでしょうか。王子の名前が思い出せないときの裏の名前が映画俳優ばかりでしたが、デンドロビウムと言う単語がありました。その辺のスタッフの遊び的なのも散りばめられるのでしょうか。

 やはり視聴前に予想した通り、思いっきりテンプレの構造ですね。それをメタ的に分解して、50代の公務員の視点に落とし込んで世界観を作り出したのはさすがです。物事の本質を抽出する力に長けているのでしょう。あるいは原作者を投射したのが主人公なのかもしれまません。その構造自体をギャグにしたんですね。想像以上にギャグよりです。

 不満があるとすると、もう少し女性としてのグレイスで進行した方が乗っかれるかな、という気がしなくはないですが、まだ1話ですからその辺は2話以降でしょう。

 そして、OPを見る限り元のグレイスが檻に閉じ込められていました。これが内面世界だとするとそこにドラマがありそうです。

 EDアニメは素晴らしかったです。動きと演出がかなりいいのでびっくりしました。曲のチョイスもいいですね。 {/netabare}


第2話 元のグレイスの内面が気になる。本当に性格が悪い娘だったのか?

{netabare} 冒頭3分が延々と52歳のオッサンのモノローグでした。しかも結構作画が良かったりして。もうちょっとグレイスに寄るかと思ったら基本、グレイスはアバターとしての役割で、内面はずっと憲三郎で行くという事なんでしょう。

 というのは、今週は3話あたりで話が展開し始める前に、淡々とキャラ紹介なのかな、と思っていたら元のグレイスに何かありそうな示唆がありました。
 親方のところに昔は遊びに行っていたというのもそうですが、猫耳メイドを過去叱っていたセリフが要するにまともな指導なんですよね。不器用で言い方の問題なんでしょうか。この辺は管理職論でもあります。パワハラと愛のある指導の線引き問題にもなりそうです。

 つまり、内面が憲三郎でないと、元のグレイスの人格を救済するための話にならないのかなという感じがしました。

 漢字とかそろばんとか、構造的にはベタな事をやりながらも、キャラを上手に動かしているので見ごたえがあります。

 作画はいいところはいい、手抜くところは手抜いていて上手く処理しています。手抜きも止め絵をスクロールしてごまかしたり、ずっと見せ続けるのではなく、まして崩れるのではなくて、演出で工夫しているのでアニメとして成立しています。

 それと次回予告がいいですね。期待させます。トータルで言えば話もアニメも水準が高いレベルだと思います。

 追記 2回目見ていて気が付きましたが、冒頭の出勤時のJR津田沼駅(妻沼田駅)前の歩道橋の上に「ツマヌダ格闘街」のドラエ・ドリャーエフと主人公がいました。これにはうれしくて涙がでました。{/netabare}


第3話 話的にも予算的にも溜めの回だったかな。それでも面白いですけどね。

{netabare} 木曜日の夜…というか金曜日の朝が辛いです。なんで私は無理して1時からみているんでしょう?もちろん面白いからなんですけど。

 今週はまあワンクッションの週だったかなあ。話はあまり展開しませんでした。男を攻略するという進展はありますが「えっ、私の年収低すぎ」のミームとか小ネタのギャグ回という感じでした。

 予算節約回でもあったのかもしれません。止め絵が多くて海外発注回かなあという感じもありました。いずれにせよ、それでも面白いんだから大したものです。やっぱりキャラの魅力を作り出すといいですね。グレイス(憲三郎)だけでなく、アンナも男性キャラも魅力的だなあと改めて思いました。{/netabare}


第4話 展開は想定の範囲内も、ちょっと作画やテンポ、キャラの扱いに不満がある回でした。

{netabare} なんか、作画が紙芝居になった気がします。最後の2分くらいは良かったですけど。今までは止め絵を上手く使って、演出で面白さはキープしていましたが、今週の奥さんのオタク描写の時のカクカク作画は今のところ唯一の失敗だと思います。ただ、次週予告を見ると来週はよさそうなので、このまま悪くなる一方ではないことを祈ります。

 話そのものもちょっとテンポも悪かったし、ゲーム世界のキャラももちろん面白かったんですけど、何となくギャグの量的に物足りない感じでした。展開は予想はしていましたがそうきましたか。娘と奥さんは回想だけにしては存在感がありましたからね。グレイス本体の絡みとどっちが優先するかと言えば、こっちが先でしょうね。ただ、1クールでグレイスと絡むのかなあ…

 ちょっと不安感が出る4話でした。来週頼みます。{/netabare}


5話 十分面白いけど、現世パートでマイナスにならないかは気になります。

{netabare} ちょっととっ散らかった回でしたが、テンポが良かったです。ゲーム内と現世の同じ場面を見せるのも長すぎると飽きる要因でしょうけど、ほどほどの長さでした。他の異世界ものは開始10分で飽きてくることも多いですが、本作は全部見ても体感10分くらいで、あっという間に過ぎ去ります。

 前半に汗やプンプンの漫符(マンガの記号表現。汗が白い水滴で表現されていた)が入ったのがちょっと驚きましたが、演出で担当者によって独自性を出しているのでしょうか。

 魔法の先生と奥さんが似ていますが、同じ人物じゃなかったんですね。その線もちょっと妄想していましたが外れました。現世パートいいんですけど、やっぱりゲーム世界の没入感が減るのがマイナスになるかもしれないなという危惧がちょっとあります。今のところ上手く処理していますが、今後のオリジナルグレイスの使い方と絡んでどうなるか、ですね。

 途中出てきた緑髪の少女の作画が妙に良かったですが、今後重要キャラになるんでしょうか。コミカル路線でしたけどね。

 5話まで来てこのクオリティなら1クールは面白く見られそうですね。ちょっと話が3話までと比べて停滞感はありますが、エピソードが面白いので十分だと思います。{/netabare}


6話 面白いけど、進展が欲しい気もします。

 面白い。とても面白いんですけど、なんか想像と違う展開?もうちょっと元グレイスとの絡みと現世復帰に焦点があたるかと思っていましたけど、そこは結構ゆっくり進む感じみたいですね。単行本も人気で結構出ているようなので、1クールだと何か中イベントがあってそれで終わりって感じでしょうか。大きなイベントで元グレイス様をちょっと見たかったんですけどね。

 そして、面白さを維持しているとはいえ、やはり冒頭の2、3話に比べると徐々にマンネリ化します。今週の様々な出来事は以前見たものの繰り返しになってきています。

 そこを補うのが現世な訳ですがやっぱり次の展開が欲しいと思います。魔法の発表で何かあるのでしょうか?あるいは今回あった、ビーストを通じて何か進展があるのか。

 




視聴前 「ツマヌダ格闘街」が大好きなので楽しみです。

{netabare} 私は原作の上山道郎氏の「ツマヌダ格闘街」が大好きで全巻揃えています。視点がバキやケンガンアシュラのような筋肉と謎理論でなく、梶原一騎のような気合とマッチョイムズだけでなく、非常に説得力があるディテールが描けていました。
 ディテールの描き方は中国武術マンガの名作「拳児」とも違い独自性がありました。しかも主人公の男女の描く物語が面白いんですよね。特にヒロインは魅力的でした。それ以降活躍がなく残念に思っていたら本作の原作と知って、是非見たいと思っています。

 氏の格闘の描き方から言って独自の視点ながらも、エッセンスをくみ取っていると思います。そして物語をちゃんと入れてくると思います。原作はアニメを数話見てから購入を考えます。がんばっていただきたいです。{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 7

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ソーシャル・コントラクト

シンプルなタイトルは面白い説
ベテラン作家が汎用パーツで再構築した悪役令嬢

アニメでわかる!アサーティブネス

エレガントチートがもたらす俺ツエーの爽快感。アラフィフ世代のレジェンド古典サブカル小ネタから、サラリーマンあるあるやビジネス蘊蓄小ネタまで。脳に優しい完全解説にて誰でも「わかる」親切設計で、理想的で心地よいやさしい社会なおじさんケア動画でもある。設定や名前を覚える必要のないストレスフリーで、若者や独身だと味わい尽くせない人生の機微までも内包する器の大きさ。そのうえでしっかりとエモさもあるなんて。プロの作家の設計はすげえな。

お涙頂戴メロドラマではないので掘り下げガー、ある程度の社会経験や子供がいないと感情移入ガー、エロくはないのでキャラの魅力ガー。尖った深夜アニメを求めると微妙かも。

思い切りのいいメリハリ作画。気の抜けたヘボ作画とキメどころの超作画のギャップも演出の一部とするリソース管理。ご都合の方便に留まらないエレガントチートのカタルシス。サブカル小ネタもドン!せずにさりげなくて嫌味がない。おっさんゆえに赤面モジモジがないのでキモさもないし、優しい上司や親目線なのでイキリ感もなければ胸糞エログロな厨二感もない。優れた原作と優れたアニメ化のケミストリーが産んだ傑作。

OP・曲はいいけど声がなあ
ED・ミエミエなバズ狙いでスベリ気味

3・4
説明の嵐なのに嫌味が全くない。すごい。

親父ギャグやそろばんなどのコメディパートが後の展開の布石になるとは。ちゃんとしてる。「このアニメを見て人生変わりました!」みたいな尖り具合はないけれど、完成度の高いエンタメだと思う。アサーティブってこういうことだよな。見るビジネス書。これマジでおじさん向けだわ。でもある程度そういうのに触れてなかったり普段から考えてないとピンとこないのかも。もっとドン!ってやったほうがわかりやすいのかもだが、それをしないところがこの作品の心地よさだったりする。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

【獣】たちの宴、≪蝕≫と前夜祭

●酒チ≪肉≫林の宴

すべての謎は「MKサンバ」に隠されていたようです。

「サンバ・カーニバル」の由来は【謝肉祭】ということらしいですが
{netabare}【カーニバル】では仮装したり、乱痴気騒ぎしたりするみたいであります。

古代ローマの祭典【サートゥルナーリア祭】というのも恐らく同じような感じの宴
だったと推測されますが、クリスマスパーティーのルーツがこれでありまして
チキンを≪喰う≫習慣とかまさに【カーニバル】を表しているという話であります。

【マスカレード】は【イニシエーション】でありますから、同じく
「サンバ【カーニバル】」も【イニシエーション】となるわけです。{/netabare}

「グレイス・オーヴェルヌ」の名前の元ネタですが、「約束のネバーランド」に登場する
{netabare}「グレイス=フィールド農園」{/netabare}の管理責任者である「イヴェルク」ではないかと推測いたします。

{netabare}【サートゥルナーリア祭】とは【土星神サターン】を崇め奉る宗教祭りですが
この神は「子供を≪食べる≫【サトゥルヌス】」で有名でございます。

そして「グレイス=フィールド農園」とは「≪食≫肉」を生産する施設であります。

【カーニバル】と≪カニバル≫では語源が違うということらしいですが、
個人的にはルーツは一緒であると考えています。

そんなわけで伝説の悪役令嬢に様々な逸話がありますが、恐らくは御令嬢は
「【カーニバル】クイーン」だったようであります。{/netabare}

今更「MKサンバ」とか違和感あり過ぎて怪しすぎるので調べて見ましたら
やはり「パリ五輪開会式」に繋がるわけであります。

{netabare}【マスカレード】の「【カーニバル】クイーン」というのが{/netabare}
本作が不自然にゴリ推しされる最大の要因のようであります。

そんなわけで大幅減点いたしました。



●レイブパーティクイーン

ざっくり飛ばし見しまして悪役令嬢のルーツが判明しました。

別の人格を持つ、あるいは多重人格の{netabare}悪役令嬢と言えば
【血の伯爵夫人エリザベートバートリー】であります。

当悪役令嬢は「LGBT」でありまして、それを題材にした
【吸血鬼カーミラは悪魔憑き】でありますから、
多重人格の「LGBT」は【悪魔憑き】という関係性が成り立ちそうです。

そんなわけで【血の伯爵夫人】は【サタニスト】と言われるわけであります。

本作EDソングの某MKサンバは【マスカレード】を暗示していましたので
オリジナルの公式サンバを冷ややかにリーピートしながら観察してみましたら
タイトルは「MKサンバ【Ⅱ】」となってることが判明しました。

【Ⅱ】は数秘術の【11】と同じでゲート、【ボアズとヤキンの柱】を意味します。

ダンサーが手に持っているバトン様のものも【Ⅱ】を表しているのでしょう。
黄金の衣装で両手を上げて踊る様は【フェネクス】を表現してるのかもしれません。

歌い手もバックダンサーも皆白粉を塗っていまして「マスク」のように見えます。

一番重要なのが両手を高く「V字」を形成するようにして上げまして、
【プロビデンスの目】を表現することなのでしょう。

この「V字」ポーズは「ナツキスバル」もやってますし、同じように
「【ビースト】小町」の「星野アイ」もダブル「Vサイン」をやっています。

ヒットソングで大事なことは【ハンドサイン】や「シンボル」を掲げることであります。
ピコ太郎という芸人もシンボル掲げて世界的ブレイクの偉業を果たしました。

きっとシンボルが理解できない人にはピコ太郎がうけた理由が
さっぱりわからないことでしょう。

本作のEDを真に受けるなら【血の伯爵夫人】は{/netabare}「禁断のパリピ」
だったことになりそうですね。





悪役令嬢シリーズについては割とよく見ており、それなりに楽しめていましたが
いよいよネタ切れ感がクライマックスを迎えたというべきでありましょうか。

単に当方がコメディとの相性が悪いだけと言われればそれまでなのかもしれません。

子どもに感情移入することは簡単ですが、52歳のおじ様といいますか、
本作の主人公の感覚が掴めなくて苦労しています。

中身が現代の常識人代表みたいなキャラ設定でしょうか?

昔々の大昔に公務員を{netabare}やっていた記憶はありますが、52歳の公務員が転生したケースの心中に
ついては計り知れないところが大いにあるとしか言いようがありません。

ギャップが笑いを産むという発想は理解できますが、年は食っても発想や感性が根本から違うと
接点ゼロで、本質的な意味で異世界の事象を眺めている感じがします。

このシリーズがまるでどこぞの貴族に忖度しているようにしか見えないのは
今に始まった話ではありませんが、52歳の公務員が挨拶決めて自画自賛というのは、
上司に媚び打っておけば後は安泰みたいな公務員の本心を晒しているようであり、
そんなんだから「税金分ちゃんと働け」と納税者から小言を言われるんだという話であります。

結局公務員は裏方的存在なので、いい年したおじ様が主役を張るにはいろいろと無理があり
例えばかつて側近だったが後に都知事落選運動の先頭に立ち精力的に活動してるような
男気ある有志ならば兎も角、ただ普通にそこにいるだけみたいな人が出張ってきて
それで何をしようというのでしょうか?

それならむしろアンシャンレジームの貴族たちを粛清し、時の覇王としてのし上がる
ようでないとわざわざ異世界転生する意味が薄れるのではないでしょうか?

百歩譲って転生はいいとして現時点では悪役令嬢になる必然性はないようにしか見えません。{/netabare}

途中で切ったらもしかしたらのどんでん返しを見逃してしまう可能性がありますが
この設定のコメディについて行くのは相当きついものを感じます。

事実上途中で断念状態ですが、さて今後挽回の局面はあるのでしょうか?

マツケンサンバ…リアクションできません…
昔流行ったとして、今現在どのような意味があるのでしょうか?

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

61.2 2 2025年度の理解できないアニメランキング2位
沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (53)
180人が棚に入れました
沖縄に転校した中村照秋(てーるー)は、同じクラスの喜屋武さんを好きになった。 これで夢の高校生活が始まる…!と思いきや、彼女の話すうちなーぐち(方言)がさっぱり理解できない!! そんな彼女の方言を訳してくれる比嘉さんには、いつも助けられてばかりいるのだが…… 実は比嘉さんは、てーるーに片想い中!? 東京とはまったく違う南の島で、ちょっぴり変わった異文化恋愛スタート!!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

6話 ソーキそばって美味しいか?

1話 言葉がわからないのに好きになるのは自然な事なのか?

{netabare} 言葉が通じないのに好きになるって、ルッキズムじゃん、と思わなくはないです。気になって「国際結婚、言葉が通じない」で検索したら「言葉が通じなくて結婚後困っている」という意見は沢山あっても「深い意思疎通が無いのになぜ愛情を持てるのか?」という疑問にたどり着いていない回答がほとんどでした。しかも女性側からの回答がほぼ100%でした。

 つまり、外人と結婚するのは女性がほとんどで(追記 フィリピン人との結婚があるので総数は男性が上でした。女性はアメリカ系の人との結婚が多いみたいです)、しかも、意思疎通に不自由があっても恋愛できるみたいですね。見た目なのか態度なのかわかりませんが。この辺は本当に不思議でした。
 本作に関して言えばその点はどうなんでしょう?典型的な日本人の男としては相手が理解できないのに好きになるのは、ちょっと不自然に感じなくはないです。憧れならわかりますけど。

 ただまあ、話を見ている内に喜屋武さんは沖縄の素朴な可愛い人という記号であって、むしろ比嘉さんに焦点が当たる感じですね。比嘉さんとの恋愛関係を描きたいなら、わからなくはない設定かなと思います。

 全体的に作画がキレイなので見ごたえはあります。キャラ描写が丁寧です。沖縄人気質は本当なんでしょうか?以前沖縄の諸島部の知り合いがいましたが、目が美しく素朴な人で確かに常識のズレがあったので、誇張はあるでしょうけど正しいのでしょう。そして、この部分がコメディなんでしょうね。

 沖縄の風景の描写は「アクアトープ」「デージミーツガール」などで、自然や観光地、昔の家屋は描けても、住宅地や生活圏の描写が薄かったかなと思う部分が、描けてるのがいいですね。
 一方、私が沖縄に行ったときに住宅で一番気になったのは、屋根の上に貯水タンクがほぼ全戸にあったことでした。そのタンクは描けてないのかな?背景美術は内地人なんでしょうか。

 なお、サーターアンダーギーは正直、甘いだけのドーナッツであまり私は好きではありませんでした。{/netabare}


2話 悪くないけどいつの間に見なくなっていた…という類の作品かも。

{netabare} 想像はしていましたが、タイトルのテーマに関しては1話出落ちです。恋愛ストーリーもどこかで進むかもしれませんが、そこは超スローペースでしょう。

 沖縄あるあるを楽しむという点では第2話ではかなり機能していると思います。最近あった北海道の作品よりも文化・風習に違いがあるのでその点は興味深くみられます。オジサンは関西以西、特に九州でも良く食べられている魚です(最近は千葉でも取れる)ので、沖縄あるあるじゃないとは思いました。

 風景は綺麗なのはいいんですけど、同じような場所が多いのでもっといろんなものを見せてほしいです。花鳥風月…自然と動物を意味なくてもいいからもっと描写してほしいかな。

 音楽もアレンジで沖縄風にするんじゃなくて、沖縄の曲をそのまま使ってほしい気もします。

 女の子も可愛いんですけど、非常に記号的な可愛さで、デザインセンスにオリジナリティがありません。悪く言えばエロ漫画の登場人物のキャラデザに見えます。

 総合評価として、作品の構造として、方言のテロップと風景などで画面に集中していないとこれらの沖縄の事が機能しません。「ながら」をしていると意味がないし、その割にストーリーが薄いのでちょっと辛いかもしれません。もうちょっと情報量、テンポを上げてくれると助かるんですけど、沖縄的にいえばこののんびり感は崩したくないんでしょう。

 ですので、出来は悪くないんですけど、いつの間にか見なくなっていた、という類の作品になる気もします。ダラダラ最後まで見続けた、にはならない気がします。{/netabare}


3話 音楽と踊り…その裏に見える村社会。喜屋武さんの人物像。面白い回でした。

{netabare} 今回はシーサーと音楽・踊り×2でした。特に音楽と踊りはもっとやってほしかったので興味深かったし、学校で全員踊り出すのは面白かったです。後半の方の踊りがちょっと出来の悪いCGだったので、非常にもったいなかったです。あのシーンをもっと丁寧に作っていればなあ…

 文化・風俗としても、踊りをいつの間にか覚えているとか青年会が踊りの単位である、というのはなかなか示唆があります。裏返せば村社会、親族中心の閉鎖的な沖縄文化が見えてきます。沖縄の親族だけの飲み会や互助組合などの強い連帯は、古き良きコミュニティーの機能をいまだに残しているともいえるし、逆にそれに参加しない人間に対して厳しい社会だと聞いたことがあります。そういうところを感じられるリアリティがありました。

 あと、踊りで中心的役割を担っている、喜屋武さんがいいですね。言葉が通じないから馬鹿に見えるけど、本当はリーダーシップがあり対人能力が高い…という意味も描けていました。そういう表層と実情のギャップを感じられるのは、コミュニケーションがテーマの作品としてのキャラの描き方としては素晴らしいと思います。

 で、もう1点。恋愛のきっかけですね。これが描かれたのは良かったし、納得感のある理由でした。よくある勘違い男の構図ですけどね。

 今回は比嘉さんの気持ちが全面に出ているだけに、最後の展開はモヤモヤが残りました。ギャグで終わらせるのか本当にラブの部分が動き出すのかはとても気になります。


 第2話までは、沖縄あるあるの表層だけだし、恋愛に切り込めてないなと思っていましたが、第3話の音楽・踊りと沖縄社会、それと絡めて恋愛のきっかけや喜屋武さんの人物像が見られて良い出来だったと思います。{/netabare}


4話 舌見せ羞恥プレイとロリ。性癖全開ですね。

{netabare}  恋愛に関しては、そんな感じだろうなあという冒頭でした。まだ、4話なのでそれでいいと思います。

 で、今回は舌を見られる羞恥プレイとロリ。性癖全開でした。作画がいいだけに余計画面の迫力がありました。比嘉さんはキャラの性格的にMが似合いますね…原作者の素性は調べてませんが、ロリ同人とかやっててもおかしくないですよね。まあ、そういう回でした。最後の指笛のコーナーがなんともまた…{/netabare}


5話 3話以降どんどん面白くなってきたかも。字幕は読まない方がいいです。

{netabare} 本作は3話目くらいから面白く感じてきました。これは原作それ自体が作品の描き方がこなれてきて安定感がでてくるとか、導入が終わるからとかあるのかもしれません。

 話の内容が良くなってきたのはあります。「あるある」がエピソードに上手く結びついてきたなあという印象です。5話は本作本来の言葉がテーマで「いこう」問題が一緒にお出かけするという、イベントに繋がったのが上手かったと思います。

 見方としては、喜屋武さんの言っていることを全部分かろうとして字幕(5話は原稿用紙風の)を追うのではなく、ただ聞いているだけにしているのがいいかもしれません。そのほが話に集中できます。

 そうなってくると、沖縄あるあるとか、景色の作画とか、楽しめるようになってくると思います。ということで、3~5話は尻上がりに良くなってきているので、視聴継続はほぼ確定です。

 1点作画で気になったのが、5話4分5秒くらいの比嘉さんの口の中の作画で歯というか舌が円形に見えました。あれは不思議な作画でしたねえ。どういうことなんでしょうか。{/netabare}


6話 ソーキそばって美味しいか?

 内容はいいんですけど、ソーキそばはまずいよね?現地人に聞いておいしいという店にいきましたけど…うーん。ゴム?肉はまあまあだけど。ヨモギみたいのも口に合わないし。
 らふてい単体なら美味しいですけど。沖縄でおいしかったのって…豚しゃぶとアメリカ的なハンバーガーくらいだったかなあ。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 12

薄雪草 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今季の楽しみの一つ

原作発刊から追いかけていてアニメ化を楽しみにしていました。
とは言え、想像していた以上に会話のやり取りが早くて、聞き取りどころか話にすら追いつけませんでした。
1話目でこの調子だと、2話以降も容赦ないんじゃないかと思います。

不肖ながら、コミックを左手に、リモコンを右手に、見比べ聞き比べつつ、なんとか補完するというシマツです。
なかなか漫画のせりふを読み込むみたいなペースでいかないのが玉に瑕です。
なんとか「もう無理~!」にならないように頑張りたいです。

原作組から言うと、ストーリーに少し改編が見られます。
今後の展開がオリジナルと違っていても楽しみしかありません。
恋バナオンリーの作品ではなく、沖縄特有の風土や風習、文化や習慣などもふんだんに盛り込まれているのもポイントです。

カルチャーの相違というか、ジェネレーションの格差というか、そんなギャップを大いに楽しみながら、元気いっぱいな沖縄ガールズ(&ボーイズ)の日常に心を寄せて鑑賞するのがいいのでは?と思います。

登場するキャラクターはみんないい子、いい人たちで、好感度は抜群です。
南国ならでは青い空と碧い海に囲まれていると、誰もがフレンドリーな人柄に育つのかな?って感じてしまいます。

コミックでは、巻頭や巻末で、作者の空えぐみさんのコメントが読めて、丁寧に取材をされているなぁと感心しますし、地元の方々の協力もいっぱいあるみたいです。

沖縄知らずが、沖縄あるあるに触れるとてもいい作品です。
皆さんもぜひご覧になってみてくださいね。
そしていつか(また)沖縄に行けたら、なんてのもいいですね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 8

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

悪くは無かった。でも比嘉さんの方が可愛いのですが

沖縄方言のわかりにくさをネタにした作品ですが、沖縄への愛は感じられて悪くは無かったです。

主人公も悪い奴じゃないですし、ヒロインも確かに可愛らしい。
でも比嘉さんの方が可愛いですね。
というわけでキャラもちょっとは気に入りました。
一応見たい、の条件は満たしますね。

ただ…。
正直、その一発ネタですね。
これで1クール見続けるレベルのネタがあるかと言われると苦しい気がします。
悪くは無かったので見ればそれなりに面白いのかと思いましたが。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

61.7 3 2025年度の理解できないアニメランキング3位
戦隊レッド 異世界で冒険者になる(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (29)
136人が棚に入れました
世界征服を企む悪の組織《秘密結社ゼツエンダー》。 その野望に立ち向かう、絆で結ばれた5人の戦士たちがいた。 そのヒーローの名は、《絆創戦隊キズナファイブ》!! キズナファイブの5人は、遂にゼツエンダーとの最終決戦へ。 壮絶な戦いの中で傷付いていく仲間たち。 4人の想いを背に、《キズナレッド》は単身《絶縁王》へと挑む。 激戦の果てに敵と相打ちになるレッド。 命を落とした―――かに思われたのだが、気が付くとそこは《未知の世界》だった! 異世界でも困った人々を救うため、真っ赤なヒーローは冒険者となり今日も戦う! 《異世界×戦隊ヒーロー》でおくる、絆の最強英雄譚!!

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

異世界と戦隊レッドを混ぜるとはw これは面白い。

これは面白いですね。
正直作画はかなり低調に思えましたが…。

内容の面白さで、十分にカバーできています。

戦隊の変身シーンやロボットなど、そっち方面は気合入ってますので悪くないですし。

絆創膏になぞらえて絆を創る、という。
なるほど名前も良いですね。ギミックのデザインも面白いです。

暑苦しいレッドのノリが理解できない魔女のツッコミも面白いですし、可愛いですね。

これは気に入りました。視聴継続です。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エクスプロージョン・エモーション

タイトルまんまだが力技がすごい
特撮好きなら絶対にハマる異世界/特撮メタコメディ

OP・映像も曲もコテコテで良きかな
ED・すっきりしたアニメ声が心地よい

世界観は汎用ナーロッパに徹し、とにかく特撮のお約束でブン殴ってくる。スーツ・メカ・合体ロボ・モンスターデザインなどデザインワークの解像度が高すぎる。ただのネタ枠かと思いきや、ニチアサ特撮で語られるべきものもきちんと詰まっている。そのうえで拾えるツッコミどころは全て拾う。ただ叫べばいいってもんじゃない、アツいとはこういうことなのだ。と、制作者の信念を感じられるアニメ。お約束の様式美を楽しむおじさんケア動画でアニメ上級者向けでない印象。二番煎じでもいいので仮面ライダーでもやってほしい。

02
イドラのキャラ立てもいい感じ

ニチアサのような人生訓を含ませながらも決して説教くさくない。とにかく裏をかいてバズろうみたいな嫌らしさはないが、逆に言えば真っ直ぐなヒーローものなのでアニメでビックリしたい人にはご都合ダーかも。まあ戦隊モチーフですからね、そりゃそうだとしか。回想シーンも短めでサクサクだが他人の不幸を見たいひとには掘り下げガーか。あとはイドラのツッコミ台詞が長すぎるのを工夫して欲しかったくらい。デカキャラ相手にはやはりバックにボーカル曲が欲しくなる。もめんたりーリリイにはこれが足りないのかも。

イドラの気づきも素晴らしかった。せいちょうした!とはああいうこと。トラウマスッキリ問題解決!のほうがカタルシスはあるけどあれは成長ではなく適応と呼ぶべきもの。

いいんだけどあと一歩足りない印象。次回の追加キャラ次第かなあ。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

hidehide さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

絆 きずな キズナ

絆、絆、絆、絆、うるっさ!!!


天秤が均等、5:5 、半々、対等、winwin …etc

両者がそうでない限り、
只の 『しがらみ』、迷惑でしかない

人間関係で、
半々、対等なんて、この世に存在します?

『俺とオマエは絆で繋がってるんだ!』

…って言い出しすヤツ…
既に、" 6 : 4 くらいのマウント取ってね?

小学生の頃、頑なに キズナ を口にする
変態教師を思い出したので、本作品はここまで。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

53.1 4 2025年度の理解できないアニメランキング4位
Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.5 (25)
130人が棚に入れました
「抜けさせてもらう!」―― 赤魔道士のユークはそう啖呵を切って、5年間在籍したAランクのパーティ「サンダーパイク」を離脱した。彼は、他のメンバーから過小評価、否、バカにされていたことに耐えきれず、ついにその地位を捨てたのだ。 パーティを探していたユークはマリナ、シルク、レインという元教え子3人と再会し、彼女たちのパーティに加入した。「先生」と慕ってくれる彼女たちに励まされ、ユークはその規格外の魔法力とスキルを存分に発揮し、マリナたちの能力を見事に引き出すことで次々にクエストを達成。そして、配信用魔法道具(アーティファクト)「キャメラット君」による“冒険配信”を通じて、パーティ「クローバー」は世間に名を馳せていく。 そんな「クローバー」の夢は最難関迷宮【無色の闇】の踏破。それを叶えるため、様々な迷宮(ダンジョン)に挑戦するが、徐々に世界を揺るがす混沌へと巻き込まれていく――

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

追放側の知能デバフが極まって保護責任者遺棄致死に問いたくなる

追放系については色々言いたいことはありますが面白さの流れ自体はわかります。
ひどい目にあった主人公が、ひどい目をあわせた相手を見返してザマァする。
そこに面白さは確かにあるでしょう。

しかし主人公側が圧倒的に優位だったら、追放系は成立するでしょうか。
有利な立場で見捨てるのは胸糞では?


まあ、冒頭からハイハイいつもの追放系ね、と見ていたのですが、主人公の能力が、どんなバカでも利点が理解できる、非常にわかりやすい便利な能力なのですね。

怪我をして回復してもらってヒーラーの利点を理解できる人が、魔力切れを起こして回復してもらってMPタンクの利点を理解できないわけがないでしょうが。

このレベルの利点を理解できない人は、完全に要介護レベルの知的障害者です。
そんな要介護レベルの人を見捨てた主人公が逆にひどくなって、追放系として成立していないんじゃないかと思いました。

全く動けない要介護者を4人抱えていて、必死に世話しているのに感謝もしてもらえない。
そんな主人公は、確かに不遇ですね。
しかしここで主人公が要介護者4人を見捨てる選択を取ったら、今度は主人公が加害者なんですよ。保護責任者遺棄致死罪ですね。

そうならないように追放系として成立する理由付けが必要だと思いますが、まあ出来がわるいなぁと思いました。

この話が成立するには、まあ「気づかねーわけねーだろ」と、どうぞ突っ込んで下さい、というギャグのつもりでやっている、という場合ですね。
だったらまんまと狙い通り突っ込んだことになりますが。

追放系の駄目な部分を煮詰めたような内容で、これでちゃんと話が成立するのか見てみたいとは思いましたが、作画演出全般的に微妙で、流石にきついので切る可能性が高いです。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

若い女の子にマウントとりたい!オジサン向けアニメ…。

 2話まで観ました。2025.01.24

 オジサンの欲望を体現した様なアニメです。主人公ユークが、今までの冒険の知識や獲得した便利アイテムをひけらかして若い女性冒険者達にゴイスーゴイスー言われまくります。

 だから、共感性羞恥心を呼び起こしてしまっています。恥ずかしいなぁ…。一応主人公は20歳と言うことになっており、女性冒険者達とそんなに年齢差は無い設定ではありますが…。

 様々な分野で若い女性に対する教え魔オジサンが社会問題になっていますが、オジサンになると何故オジサンがそういう行動をとるのか理解出来ます。

 圧倒的体力の若い男性には、オジサンはマウントとれません。オジサンの取るに足りない技術や経験など、圧倒的体力の前には無価値なのです。

 しかも、若い男性に技術を教えると、自分の地位が危うくなる可能性があります。しかし、圧倒的体力が無い上にホモ的連帯で強固に参入を排除し、地位を脅かす心配の無い若い女子に対してはあるいは!?

 教え魔オジサンなど、人間のクズで害悪ですが、技術や経験の蓄積こそが歳をとることの意味であり、女性差別も含めてマウントを取りたい欲求の表れと言うオジサンの心境が良く分かるアニメとしての、価値はあるかも知れません。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

スラップダッシュ・ワーク

ごはんのおともに脳死なろう、希少な上司モノ
2020年開始、小説漫画累計100万部ですってマジかよ

OP・いかにもアニソンって感じで良き
ED・同上

いつもの雑な中抜きシノギのクソなろう。バンナムさんみたいな大手まで丸投げシノギですかい。いくらなろうだからってどいつもこいつも作家にリスペクト無さ過ぎだろう。

なろうは萌えキャラのゴイスーが本題なのでキャラデザこそが最重要。これで100万部?と思い原作チェック。うん、劣化が凄まじい。小説、漫画ともにもっとロリロリしてて全然テイストが違う。なんで変えたの?初めて見た自分ですらコレジャナイ感が凄い。アニメは小説準拠っぽくコミカライズはやや展開が違う。そんでコミック版はべらぼうに漫画が上手い。絵も当然上手いがなにより漫画が異常に上手い。これは売れるわ、とは思うがやはりアニメ化の場合は原作小説準拠なのよねえ。スライムゴブリンじゃないところだけはよかったです。

教え子パーティへ参加で一挙にフルメンバーが揃う爆速進行。上手い。今はキャラを楽しむ需要のみ。緻密な設定とか重厚なストーリーとか犬の餌にもなりゃしない。本格冒険譚なんて今更売れやしないのでこれでいい。練りに練られた設定のばいばいアースがわからなあいの大合唱で大爆死な事実がそれをきちんと証明してる。youtube漬けの動画中毒の人たちは、もはやアニメなんかに割く脳のリソースは無いのでしょう。

なろうといえど設定も破綻せず筋も通ってる。ミドル向けに上司ポジの主人公で年下からチヤホヤゴイスーされる設定はややブルーオーシャンな穴場をついた、需要と市場にきちんと合わせた設計。それできちんと売れているのでマーケティングの勝利でしょう。脳死エンタメにハメることで犯罪抑止に貢献する、社会福祉として立派な仕事だと思います。しかしこのアニメはゴミです。バンナムさんも順当に腐敗しててゲーム部門も悲惨だし次のガンダムも厳しそうだしなあ。

原作ファンの皆さま、どうか生きて。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1
ページの先頭へ