理不尽で高校生なTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の理不尽で高校生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月23日の時点で一番の理不尽で高校生なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.1 1 理不尽で高校生なアニメランキング1位
3月のライオン 第2期(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (765)
4104人が棚に入れました
羽海野チカさんが「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中のマンガを原作としたTVアニメの第2シリーズ。前作は2016年10月~2017年3月に放送され、東京の下町に暮らす孤独な高校生プロ棋士・桐山零と彼を取り巻く人々との交流を描き、幅広い層に好評を博した。監督は新房昭之さん、キャラクターデザインは杉山延寛さん、アニメーション制作はシャフト。

声優・キャラクター
河西健吾、茅野愛衣、花澤香菜、久野美咲、岡本信彦、井上麻里奈、細谷佳正、三木眞一郎、杉田智和、木村昴、千葉繁、大川透、櫻井孝宏、石田彰、玄田哲章、阪口大助、中村悠一、東地宏樹、大塚明夫、岩田光央、大塚芳忠、悠木碧、西明日香
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

人の心を深く深く掘り下げて

<2020/9/22 追記」
羽生九段が公式戦6戦目にして藤井二冠にようやく勝ちました!
しかも相当に強い勝ち方!
さすが鬼畜眼鏡!
ちなみに羽生九段は谷川九段と共に本作の将棋界第一人者・宗谷冬司名人のモデルとなっています。

<2018/5/14初投稿>
全話観終えました。

二期はひなの中学でのいじめ問題に焦点が当たってました。
一筋縄ではいかない問題。
重苦しい展開が続きました。
{netabare} スッキリ解決というわけにはいきませんでしたがなんとか収まって、ひなはまた前を向いて。
この話がひと段落した時は正直ホッとしました。{/netabare}

ひなだけではなく零も成長したようで何より。

なんとかひなの役に立ちたい
そうした思いに駆られて行動する様はカッコ良かった。
本人としては全く上手くいってないと情けない気持ちでしょうが、ひなから見たらヒーローでしょう。

そんな零にとって川本家はもう「帰る場所」なのかもしれません。
あんな「あったかい場所」羨ましすぎる 笑

零とひなは三つ違いぐらいですか。
互いに異性としての感情持ってもおかしくない関係ですがどうなんでしょうね。
{netabare} 四国の高校に進学するという高橋くんを見つめるひな。
そんなひなを少し悲しい目で追う零はやはり少しはそういう気持ちありそう。
ひなの方は全くそういう感じしませんけど 笑{/netabare}

まあ零には香子がいるしいっか。


将棋の方は島田八段がいい。
挑戦してタイトルに惜しくも届かず。
が続く。
相当な実力者。
さあ今回の挑戦ではどうなるか!
見た目のモデルは佐々木蔵之介でしょうが、将棋は木村九段っぽい。
木村九段はこれまで6回タイトル挑戦して惜しくも手が届かない。
悲劇のおじさんです(解説名人で将棋ファンからの人気も非常に高いです)
三木眞一郎さんの演技がまたいい。

あと今期では柳原棋匠。
かっこよかったですね。
還暦大幅に超えてタイトルホルダーでA級って化け物ですよ化け物
諦めたくても諦めるわけにはいかない。
業のようなものを感じてしまいました。

他にも書きたいこと沢山ありますけど。

本当に良かったです。


<おまけ>
辻井武史九段。
モデルは将棋ファンならみんな大好き藤井猛九段。
(さらに豊川七段のダジャレを追加した感じ)
どうも羽海野チカさんがファンのようです。
藤井聡太六段が出てくるまではマニアックなボケで将棋界では羽生さんに継ぐ人気者でした。
藤井猛九段の面白さがわかればあなたも将棋通です。

<2018/5/15追記>
柳原棋匠のバケモノっぷりを補足です。
実際の将棋界では中学生棋士はこれまで五人誕生してますが60代のタイトルホルダーはゼロ。過去に一人もいませんでした。
ちなみに最年長タイトルホルダーは大山15世永世名人の59歳です。
さらにwikiを調べたら柳原棋匠の通算タイトル獲得数はたったの14期!
これは少ない。
66歳でタイトルホルダーでA級としてはもう少し多くてもおかしくない。
永世名人でもないようです。
かなり変わった棋歴。
つまり過去になかなか超えられないとてつもなく高い壁、強力なライバルとかその時代の第一人者とかにぶつかってたのではないでしょうか。
原作では柳原棋匠の昔を描いた外伝があるそうで是非読んでみたいものです。

<2019/9/23 追記>
↑の方でご紹介した木村一基九段(46歳 ニックネーム「おじおじ」)がただ今覚醒してます。
現在、王位戦というタイトルの番勝負で豊島王位・名人に挑戦していて3-3のフルセット!
最終局は9/25、26
ちなみにこの豊島二冠、歳は29歳とお若く、羽生さんや藤井さんに比べると知名度は劣りますが、渡辺明三冠と並ぶ現在の最強棋士。
木村九段は悲願のタイトル奪取なるか!
大注目しています。

<2019/9/26 追記>
木村九段が王位奪取しました。
7回目の挑戦で初タイトルは最多記録!
46歳での初戴冠も最年長記録!
23歳での四段昇段者がタイトルを獲得するのも最年長記録!
まさに「百折不撓」
こんな嬉しいことはないです。

島田八段を超えてしまいましたね。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 51
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「いったいぼくは いつのまに出ていたんだ?――こんなに明るい所に……」

原作コミックは未読。

序盤、主人公たちやその周囲に将棋以外でも、大きな試練が訪れたものの、
少年棋士がヘコみまくっている印象が強かった1stシーズンに比べて、
差し込む光の眩しさが印象的な2ndシーズンだったと思います。
仲間の存在、誰かのためを思って奮闘することで得られるエネルギーって
やっぱり大きいなと感じました。

そして、シリーズ全体を振り返って何より感じたのは、
日々、しっかりと地に足をつけて生き続けることの大切さ。

暗闇の中で無意味と感じた日常を投げ出したくなったり、
闘うことから逃げ出したくなっても、腐らず続けていたからこそ、
トンネルを抜けた後、光に照らされて輝くこともあるかもしれないし、
嵐のように救われることもあるかもしれない。

私にとっては、先が見えない日々に心が崩れそうになった時、
思い出して毎日しっかり歩んでいく際に、
杖として支えとなる、貴重な一作となりそうです。


その他、特に心がざわついたのは、

{netabare} いじめ加害者の心情描写。

良い学校、良い会社……。
そんなことばかり言われて嫌になったから。
との主旨の供述は言い訳と感じられた方も多いとは思いますし、
勿論いじめが許されるわけでは全くありませんが、
私はその心理描写に真に迫るものを感じました。

思うに、世の中、夢を持たなきゃ生きてる価値ないとか、ビジョンを持てとか、
先のことばかりで、今がスッポリ抜け落ちている心が多すぎなんですよ……。

大体、数手先まで見通して勝負手を指し合う棋士ですら、
10年先どころか明日の自分のことすら読み切れてないわけですし、
ある棋士に至っては、自身の人生の意義を見失いかけたり、最後の力も底をつきかけたりして、
海の底に水没したり、焼野が原で火だるまになったりしているわけです。

そこで、まず5年、10年先のこと考えて頑張れとか正気の沙汰じゃありません。
今の日常が充実して光を得ていく主人公や川本家とは対照的な心を眺めていて、
私はいたたまれない気持ちになりました。

そんな心の損壊と向き合い続けた学年主任には
もっと労いの言葉をかけてあげたいです。

さらには、最終話、主人公の圧倒的才能と努力に敗れ去り、
荒れ続けた幸田家の義姉と義弟の描写とか……。{/netabare}

光が差した心だけじゃなく、闇に包まれた心もしっかりと見つめていくことで、
本作の人間描写は厚みが増していたと思います。


シャフトの作画は相変わらず独特の風味。
天下一武道会でも始まるのかwと言うくらい派手に
比喩表現が飛躍した棋戦の白熱もさることながら、
日常の価値を体現すべく、著しく美化された川本家の食卓、料理も引き続き強烈。
個人的に微妙な食べ物だと思っていた白玉があんなに美味しそうに見えるとは……。
リアルでも記憶にない貴重な経験をさせて頂きました。

豊富な心情表現の引き出しで、珍獣揃いの棋界とその周辺を描いた、
人間ドラマが光る秀作でした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 42

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

春が来てぼくら…木洩れ日の中で

4話まで視聴。
けっしてスーパースターも能力者も出てこない、今期も等身大の人間ドラマ。

しかし引き付けられる、作画も演出も見事だけど今期、4話目の桐山零役の河西健吾さんと川本ひなた役の花澤香菜さんが凄かった。

楽しい展開は少なそうだけど、見いってしまう展開に期待です。

6話の川本ひなたちゃん泣いてるシーン
涙の音を水の落ちた音で表現してるのが凄く良かったです。
最後の黒板に落書きされてるシーン、ひなちゃんの「知りません」とキッパリした態度に強大な敵に立ち向かう戦士の様な物を感じます。

演出の良さからくる時間を感じさせない引き込まれが素晴らしい。

ここでは余り評価されてませんが、グサグサ心に刺さる様な描写凄いと演出の良さは他に無い感じ。
使うの嫌いだけど9話は神回か。

12話
川本ひなた役の花澤香菜さんの光演技には触れてきましたが。
脇を固める人の声優さんの演技も光ってた12話でした。
ひなたちゃんの学校担任教師役…大原さやか
いじめ子母親役…新井里美(ジャッチメント黒子)
ひなたちゃん学校主任…立木文彦(長谷川さん~マダオ)
特に大原さんと新井さんの演技は怖いw


視聴完了
最終話の冒頭、育ての母親役の島本須美さん(しょくぱんまん、ナウシカ、クラリス)の独り語り凄かった。
まるでNHKラジオ文芸小説聴いてる…
TV見てるじゃなくて聞き入ってしまうぐらいの演技。

本気の声優さんの演技が楽しめるのも3月のライオンならでは。
相変わらずの人間ドラマとそれぞれの成長を感じられる二期、年齢で成長スピードと時間の過ぎ方って違うだよね。



あまり紹介されてませんが、エンドカードの作者が超豪華です、一期から抜粋。
・三浦健太郎(ベルセルク)
・コンドウアキ(リラックマ)
・能條純一(月下の棋士、哭きの竜)
・氷川へきる
・ヒグチヨウコ(絵本作家、ふたりねこ)
・柴田ヨクサル(エアーマスター、ハチワンダイバー)
・ちばてつや(あしたのジョー)
・寺田克也(ゲームキャラクターデザナー)
・克 亜樹(ふたりエッチ)
・安野モヨコ(働きマン)
・VOFAN(台湾出身の漫画家&イラストレーター)
・あずまきよひこ(あずまんが大王、よつばと)
・森恒二(ホーリーランド、自殺島)
・ヤマザキマリ(テルマエ ロマエ)
・工藤ノリコ(絵本作家)
・末次由紀(ちはやふる)
・蒼樹うめ(ひだまりスケッチ)
・中村光(荒川アンダーブリッジ、聖☆おにいさん)
・原哲夫(北斗の拳)
・島本和彦
・萩尾望都(11人いる、少女漫画の神様と呼ばれて少女漫画家で初めて紫綬褒章授賞)

2期より
・岡崎マリ(イラストレーター)
・米津玄師(歌手)
・海野つなみ(逃げるが恥だが役に立つ)
・大川ぶくぶ(ポプテピピック)
・天野こずえ(ARIA・あまんちゅ!)
・西原恵理子(毎日かあさん)
・ウエダハジメ(フリクリ)
・魔夜峰央(パタリロ…パタリロ風二階堂可愛すぎて笑った)
・岩明均(漫画家・寄生獣)
・ヒョーゴノスケ(イラストレーター・映画ドラえもん他)
・西川秀明
・渡辺明夫(アニメーター・物語シリーズ)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 43

73.8 2 理不尽で高校生なアニメランキング2位
最終兵器彼女(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (766)
4705人が棚に入れました
北海道の田舎町で暮らすシュウジとちせ。
ちせは以前から興味を持っていたシュウジに度胸試しとして告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まった。
そんなある日、謎の敵に札幌市が空襲される。攻撃から逃げるシュウジが見た物、それは腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やした兵器と化して敵と戦うちせの姿であった。
国籍不明の軍隊との戦争が激化していくにつれちせは兵器としての性能が向上していくが、故障をきっかけに肉体も精神も人間とは程遠いものとなってしまった。
二人のクラスメイトのアツシは、以前から想いを寄せていたアケミを守る為に自衛隊に入隊。戦場へ赴いていた。
TVアニメオリジナルエピソードで、ちせの親友四人組の一人のゆかりは自警団の白人兵狩りに参加。銃を持ってタケの仇を討つ為、山狩りへ向かう。
そんな中、アケミは大地震に巻き込まれて大怪我をし、シュウジの目の前で死んでしまう。歪んでいく日常。シュウジは再度姿を見せたちせを連れて町を出るが…。

声優・キャラクター
石母田史朗、折笠富美子、三木眞一郎、伊藤美紀

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何もかもが曖昧でも 何もかも 正しい

鬱アニメとして
必ずあがるこの作品。


はるか前に、漫画で読んだのですが、

その頃の私は…心が爛れていたのでしょうか?(笑)
特に何も感じなかった…ので

ずっとスルーしてました。


縁あって視聴。

…びっくりしました。


ファンタジー(AI)、戦争、高校生の恋愛、生死観。


異なる要素が
巧く絡み合って、もうひとつの『現実』を見た気がします。

(某、東京大震災のアニメがありますが、この作品の方がよっぽどリアルだと感じました。)



どんどん兵器化していく、ちせちゃん。

その姿に
恐怖を感じてゆく、シュウジ。

その恐怖から逃れたいためか、他の女性に安息を求め、余計に罪悪を感じる、

誰にでもある、現実からの逃避、負の連鎖。



自分に
何ができるのか、何をしたら良いのか、解らず苦悩するシュウジ。


一方、親友のアツシは、『好きな人を護るため』軍に入ることを志願します。


その時
シュウジがアツシに言った言葉は、とても重く、心に残りました。

戦争は
死にに行くのではない、人を殺しにいく事だ…



恥ずかしながら私にはない考えだったので。



戦争で、震災で、最期をむかえる人達
無念を残して 涙を流しながら…



どうも、ひっかかったのは
ちせちゃんの親友の アケミの行動。

彼女はズルい と思う私は、間違ってるのかな?


私は
拗れた(?)女性の気持ちに鈍感なんですよ…



ラストに向かっての流れはとても好きでした。

最愛の人と
二人だけの生活。。憧れます。

ちせちゃんとシュウジの蜜月は
とても短く…切なくて切なくて。




観て本当に良かった。
一人でも多くの方に観て頂きたい作品です。

きっと何かを得られるはずです





観るきっかけをくれた、貴方に、感謝とお礼を。



ありがとう。



後日

原作読み直しました。
素晴らしい、の一言に尽きる!

ぜひ、原作も読んでください。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 48
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世界スケールの「主観体験」

原作既読。

バトル……ではなく、恋愛ものです。
世界観は地球規模と、とてつもなく大きいです。

それだけスケールの大きな話なのに、わかるのは、自分の恋人のことだけ。
それも断片的なものです。

何か大変なことが起こっているのはわかる。
いつの間にか、どこか遠く、見えないところで変わっていく恋人。
しかし主人公にできるのは、そんな彼女を見守り、声をかけ続けることだけ。

つまり、主人公が見えている世界≒視聴者が見えている世界、主人公ができること≒視聴者ができること、というわけです。

そういう「主観体験」ができるお話です。
そこが最終兵器彼女の最大の魅力だと思っています。


その魅力を引き出す替わりに捨てたのが、世界観の説明や事件の解決。
よく「セカイ系」とカテゴライズされますが、誰にもどうしようもない、ほとんど選択肢のない状況であるため、主人公や身の回りの人間の行動が世界の運命を左右する「セカイ系」とは少し違う気がします。

残された少ない時間の中で、少しずつはぐくんでいく、「純愛ストーリー」として捉えるのがいいのではないでしょうか。

したがって、大きくストーリーを追ったり謎を解明しようとするのではなく、シュウジ≒自分と、ヒロインちせ、サブキャラクターの感情変化に注目して視聴すると楽しめると思います。

正直、サブキャラクターも出さなくてよかった気がするんですが……そこは、視聴者の分身の一部だと考えましょう。

{netabare}
気になる結末。
最終的にどうなったのか、それは視聴者の想像におまかせといったところ……{netabare}と言いたいのですが、実は世界は滅びていないんです。
生き残った人々の話を描いた「スター★チャイルド」という読み切りの漫画が存在します。
「地球はもうだめ」と言い切ったちせは、最後の最後まで、「かわいいけど……ノロい」だったんですね。{/netabare}
{/netabare}

……あ、実写映画版は正直全然違う話なので、原作やアニメと切り離して考えてください。

趣旨をはき違えている気がします。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 59

blackwolf さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

作画に少々不満点がありましたが、
見ているうちに気にならなくなりました。
ストーリーは非常に現実離れしていて主題はいまいちよくわかりませんが、内容自体は非常に面白かったです。
特に作品後半、脇役が次から次へと死んでいく描写は非常に写実的で心に響きました。
また、全般的に涙を誘う部分が多くありましたが、そこまで感動した部分はありませんでした。

因みにこの作品は実写映画化されています。
しかし作品が作品なので明らかにアニメより描写力が落ちています。
また、かなり内容が変わってしまっていて最後の大切なクライマックスの部分が大きく変更されていました。
少し残念です。
実写版はおすすめできません。

人の心の温かさ戦争の残酷さと同時に映画にはないアニメの描写力に気付いた作品でした。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

69.5 3 理不尽で高校生なアニメランキング3位
3D彼女 リアルガール(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (300)
1206人が棚に入れました
リア充な美少女・五十嵐色葉とオタク男子のつっつんこと筒井光の関係を描く不器用なラブストーリー。

声優・キャラクター
芹澤優、上西哲平、蒼井翔太、津田美波、寺島拓篤、上田麗奈、神田沙也加

ちあき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

おもしろかった(タイトルで損してる……)

タイトルからはとても想像できないですが、とても良い青春恋愛ドラマです。

あにこれではあまり評価されていないし、タイトルもビミョーなのですが、やっぱり、見た目だけで判断してはいけませんね。もっと評価されていい作品だと思います。

コミュニケーションが苦手系の恋愛ドラマで、その葛藤や気持ちが十分伝わってきて観ていておもしろかったです。私は共感する所が結構ありました。

多少主人公の卑屈さに気になる所がありましたが、それはキャラということで……。少なくともいいやつであることは観ていたら感じられるので、人から好かれる理由も納得がいきます。不器用ながらも真剣に大切な人と向き合おうとする姿勢は好きです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7

とーよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

どうやら「いろは」は一色さんだけでは無かったようです。

3D彼女リアルガール(2018年春アニメ)
同名マンガ(完結済み、未読)のアニメ化作品です。実写映画化も
されています。少女漫画ではありますが、主人公はオタク高校生
の筒井くん(つっつん)で彼の視点で物語が進んでいきますので、
男性でも見やすいかと思います。

私は事前情報無しで見始めてタイトルからどんなストーリーか
全く想像出来なかったんですが、素敵なラブストーリーでした。
いやいや、本当にすごく面白かったです。個人的な感覚ですが、
結構な良作なのに他の作品と比べ埋もれ加減のような…。何故?


側から見るといわゆる不釣り合いカップル。可愛い彼女(色葉)と
オタクで根暗、当然コミュ障持ちでもある筒井(つっつん)です。
(もっとも色葉も彼氏を取っ替え引っ替えでとの悪い噂によって
同性から疎まれて可愛い外見なのに友達が居ないようですが。)

色葉の方からの告白で始まったお付き合い(某訳ありで勢い任せ)
ですが、色葉も次第につっつんの不器用な真っ直ぐさに惹かれて
いきます。つっつんの方も自分の見て呉れではなく、自身の本心
と真剣に向き合ってくれる色葉に惹かれ、2人は徐々にその想い
を深めていきます。そして、それに伴って良き理解者となる共通
の友人、仲間も出来てお話を盛り上げていきます。

本作の見どころと言えば、なんと言っても「五十嵐色葉」です。
ヒロインの色葉がとにかく魅力的。他人がどう思うかじゃない。
自分がどう思っているか。好きな人のことを真っ直ぐ思う気持ち。
つっつんのことが本当に好きなんだなーってのが痛い程伝わって
来ます。担当は芹澤優さんで初主演とのことですが、好演でした。
(そう言えば、関係ありませんが芹澤さんは斉藤由貴さんの姪っ子
さんなんですね。レビュー書くのにググって初めて知りましたw)

心理描写が丁寧な作品です。なので見ているこちらがどっぷりと
感情移入しちゃいます。つっつんも決める時は決めるなってとこ
があって良いですね。こんなところにも色葉は惚れたのかなー。
着実にリア充化しやがって。リア充爆発しろーとは個人の感想w

しかし、そうは言っても(つっつんが)良かれと思ったことが裏目に
出ることは多数あります。その辺は今まで人間関係を積極的に構築
して来なかった過去が原因か。空気読め無くて裏を引くつっつんの
行動には流石に苛立ちました。さらには鈍感なとことか卑屈なとこ
とか。まー、視聴している私がこうですから、付き合ってる彼女の
色葉はもっと大変でしょう。いや、実際に大変そうでしたよ(^◇^;)

2クール作品で、1期は12話で取り敢えずおしまい。2人の今後と
仲間達それぞれの恋の行方は如何に?2期も当然連続で視聴したい
と思います。
ラブコメよりはラブストーリー。恋と友情と青春。もっと評価され
ないといけない作品かと思いますので見てない人は是非見てね(笑)

【2021年5月視聴。同月初投稿】

投稿 : 2025/03/22
♥ : 27

とまと子 休眠中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

恋と噂

高校の古文の先生が確か源氏物語の授業で、平安貴族は何もすることがなくて大変暇であ った、という前段のあと
「みなさん、人が暇を持て余すと何をすると思いますか?
 それは、“恋”と“噂話”です。」
と言っていたのを憶えています。

その時わたしは「だったらわたしは恋をしよう」と決めました。
限られた時間を他人のために使うのはばかみたい
自分のために使おう、と。

でも噂話の人気はとても高くて男女を問わず話題の多くは噂話です。
わたしだって、自分の話題がいつのまにか他人への心無い噂話になっているのに気づいて 途中で止めたりします。


いろはは最初、「恋多き女」。
人の噂にのぼることもとっても多い子。
でも他人の噂話はしません。

つっつんは最初、恋はしていません。
でも二次元にかける情熱はほとんど恋かも。
彼も他人の噂は気にしません。

いろはとつっつんがリアルのわたしと違うところは、きっとここです。
わたしが彼らに憧れて、大好きになって、応援して、涙するのも、きっとここです。

彼らが自分の気持ちを生きるのに精一杯で、他人のことなんか気にしている暇がないほど 一生懸命なところです。

つっつんがいろはに恋をしたのも
いろはがつっつんに恋をしたのも、
きっとそこだったんだと思います。

「オタク」とか「ビッチ」とか、そんな他人が貼ったレッテルなんてどうでもいい同士だ から、そういうのを簡単に乗り越えちゃう同士だから、惹かれ合ったんだと思います。


わたしは決して、「噂話は道徳的に問題だからしない」というわけではないです。
恋だってずいぶん非道徳的になることもあります。

ただ、他人のことなんかいつかは忘れてしまう。
他人に噂されていたことも嘘みたいに消えてしまう。
わたしは、「ときが過ぎても覚えてる だいじなこと」をだいじにしたい。


いちばんだいじなことは・・・誰も知らないこと。

自分で動いて、確かめて、はじめてわかることです。
そのひとと直接向き合って はじめてわかる気持ちです。
自分の胸の奥で感じて、外からは決して見えない気持ちです。


いろははきっと、他人に噂されていたことなんかはきれいに忘れてしまっても、つっつん のことはいつまでも憶えています。

そういう恋を、したくありませんか?
不器用で、みっともなくて、なりふりかまわず突っ走ってでも、冷静な傍観者なんかには わからない自分だけの気持ちをだいじにしたいとは思いませんか?

わたしはそう思うんです。

だからわたしはこの「スクールカーストのアウトロー」
いろはとつっつんの恋もめちゃめちゃ応援しちゃって、ポロポロ泣いちゃうんです。

 

投稿 : 2025/03/22
♥ : 26

64.8 4 理不尽で高校生なアニメランキング4位
アニメガタリズ(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (299)
1078人が棚に入れました
高校一年生の阿佐ヶ谷未乃愛(CV:本渡楓)は、同級生の上井草有栖(CV:千本木彩花)に誘われ、アニメ研究部を発足させることに。同級生の高円寺美子(CV:東城日沙子)やアニメ好きの先輩を出会い、未乃愛はどんどんアニメはまっていく。そしていつしか、世界を滅ぼす展開に!? 個性的なアニメ研究部員達の活躍と、アニメを熱く語るマシンガントークが炸裂する新感覚日常アニメです。

声優・キャラクター
本渡楓、千本木彩花、東城日沙子、寺島惇太、伊藤節生、伊波杏樹、高橋李依、西明日香、高森奈津美、高木美佑、花澤香菜、古川慎、丸山ナオミ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

今期大穴枠…(笑)!? アニオタ談義か世界の危機か…?(終盤展開は物議を醸すかも?)

オリジナルTVアニメ作品。

映画館(TOHOシネマズ)で作品上映前に上映されるショートアニメ『アニメガタリ』シリーズの前日譚らしく、高校のアニメ研が舞台となるようです。

主人公は「小さい頃は人並み(か、ちょっと上?)くらいにアニメを観ていた」という阿佐ヶ谷未乃愛(あさがや みのあ)、お金持ちのお嬢様でアニメオタクを隠している上井草有栖(かみいぐさ ありす)、ラノベの好きなオタク少女である高円寺美子(こうえんじ みこ)、みのあの友人で陸上部所属の小幡唯(おばた ゆい)あたりがメインキャラなんでしょうか?

みのあの姉の摩耶(まや: CV.水瀬いのり)は『アニメガタリ』からの横滑りキャストのようですね。

第1話ではみのあが「小さい頃に観ていたアニメのタイトルがわからない」と唯に話していたのをありすとみこが横で聴き耳を立てていたところからの展開。

さあ、どうなるんでしょう? 楽しみにしています!

2017.10.16追記:
第2話を視聴。青山絵里香(あおやま えりか)も『アニメガタリ』のエリカからの横滑りキャストですね。タイトル通り(?)、アニメについては結構「語り」ますね。「アニメ→原作派 vs 原作→アニメ派」とか。

これだけアニメネタをぶち込んできても、ちゃんとストーリーが進んでいるのが凄いです。

他はともかく『ルドルフとイッパイアッテナ』(ネコ先輩のセリフ:「いっぱいあってな」)、元ネタめっちゃわかりにくい…(笑)。

2017.10.23追記:
「三話切り」の話題で未乃愛が三つに輪切りにされたちくわを思い浮かべるんですが、その後にまどマギとラブライブ!がネタにされているときも説明の時の絵が謎のちくわキャラのまま続くのが何かシュールで面白かったです。

アニメショップ店内BGMが『AKIBA'S TRIP』のOP「一件落着ゴ用心」。これは正式にEDでクレジットもされていましたね。

あと、大量のDVD(or BD?)を目にしたときの未乃愛の「ぎゃふん顔」、昭和かよ…(笑)。

そして各分野のエキスパートからおたく知識を仕込まれる未乃愛ちゃんの、『おたくのビデオ』における久保(主人公)ポジションぶりが板についてまいりました。

2017.11.6追記:
夏コミ回、と見せかけつつたぶん伏線回…?

お父さんは早朝から謎の行動ですね。(棒)

そして新キャラの中国人美少女が登場したり、絵里香先輩はコスプレ仲間の参加サークルから謎の噂を聞いたり……。

初心者がいたということもあってか、1年生女子組は企業ブースを回っていました。美子はもしかしたら全日参加かも?

そしてカイカイ先輩……(笑)。

2017.11.13追記:
前回の夏コミ回、お父さんがやっていたのはもしかして行列を整理してたスタッフ…?

今回の第6話は、大洗でのガル〇ン聖地巡礼+温泉回。そしてネコ先輩の予告にもあった「謎の光」について。いろいろあるけどある意味順調な、アニ研の合宿なのでした。

2017.11.27追記:
素人高校生が3ヶ月かけてできたのがアレっていうのは、凄くリアリティ高いなあ…(笑)。ちなみに全て手で作画していた30年以上昔だと、事態はもっと厳しかったかもしれないです。

Flash万歳! やっぱITは人類の至宝、まさに科学の勝利ね!
そして『らき☆すた』な特殊ED…。

2017.12.25追記:
最終回まで視聴完了。一応各種フラグは回収したと思いますけど、10話以降は超展開(あるいは同人アニメ的ストーリー展開)に感じる人がいるかもしれません。商業作品でそれをやってしまうのか、的な…。

メタな話も含めて、一応タイトル通りにアニメについては語っていたと思います。それとED「グッドラックライラック」は背景アニメも含めてとても良かったです。

まあストーリーがどうこうじゃないんですが、「あえて楽しいか楽しくないかでいうと、観ていて楽しかった」という感想でまとめておきますね…。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 42

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニパロのマシンガントーク、何だっけと思ってたらもう二周遅れw

2017年秋アニメ 全12話

原作 DMM ダブトゥーンスタジオ 監督 森井ケンシロウ 構成 広田光穀
キャラデザ 衣谷ソーン 制作 ワオワールド

原作はTOHOシネマズ新宿の幕間アニメです。なんとなく記憶が。
これはキャラが大学生なんですが本作はその一年前の話だそうです。
制作スタッフはよくわからない人が多いんですが、広田さんは「甘々と稲妻」の構成、ベテランです。
監督は茨城出身でFlashアニメを作りつつ漫画家の共働きです。初監督。

目がちかちかするような配色で紙切れのような登場キャラですが個性的な作画ではあります。
私立咲鐘湖学園のアニ研を舞台にした部活アニメ。

阿佐ヶ谷未乃愛 CV本渡楓
上井草有栖 CV千本木彩花
高円寺美子 CV東城日沙子
青山絵里香 CV伊波杏樹
武蔵境塊 CV伊藤節生
中野光輝 CV寺島惇太

以上が部員 他に ネコ先輩 CV近藤浩徳 五門真人 CV古川慎(顧問)

Flashアニメのフィールをテレビアニメに取り込んだ作品として評価はできると思います。
見どころであるアニパロですが、テンポが速すぎて知っている人以外は気が付かないという、
もうちょっとパロをネタに突っ込んでストーリーに生かしてくれれば、 
知らない人でも楽しめたと思うんですが。
Flashアニメのテンポ感で速射砲のように撃ち込まれても、
せっかくのネタがもったいないように思えました。

自主アニメ制作の部分が最も楽しめました。
発表会は、アニメのひどさとスタッフの美しいコスプレの落差が面白かった。

キャラは薄すぎてはじめは区別がつかなかったですね。
どういうわけか登場する陸上部員の小幡唯がお色気担当なのか目立ってました。
ディーふらぐなどの系統の部活アニメとしてはやや地味かなと思っていたところで、
現実と2次元が交錯するメタな展開で、まあ記憶に残りました。

ネコ先輩も含めてキャラが薄すぎたところが今後の課題になると思います。
ニャル子さんのような濃いキャラが恋しくなりました。
二期があれば観たいですが、無さそうですね。
次回作に期待というところで。

★大変申し訳ないことになりました。
終わったと思っていたのが実は11話だったんです。
12話観て納得したので評価少し上げましたが、
11話のメタ展開のままで終わって納得してた自分が怖い。
EVAよりひどい終わり方じゃないですか・・・
12話は楽しかったんですが、11話が最終回だったほうがインパクトはあったかもw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 36
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたのアニオタ度が分かる!?小ネタ集アニメ!

最終話まで視聴。

第1話。{netabare}『美術、日本文化史、郷土研究、華道、軽音部、古典部、NJ部』{/netabare}のくだりを見て思った。
この作品は物語自体より、『小ネタを楽しむ』作品なんだと・・・。

アニメ研究部を目の敵にする生徒会長。
{netabare}言う事を聞かなかったら廃部とか、リアルでは考えられないほどの強権ぶり。
だけど、アニメの世界では、割と有り有りなんだよね。{/netabare}
ということは、こういう設定自体も小ネタってこと?

この作品に関しては、物語自体について云々言うのは野暮な気がする。
という訳で、物語は☆3のままにしています。

それにしても、終盤の展開は評価が分かれちゃうかも!?

投稿 : 2025/03/22
♥ : 44

56.8 5 理不尽で高校生なアニメランキング5位
王様ゲーム The Animation(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★☆☆ 2.6 (366)
1113人が棚に入れました
遠く離れた高校に転校してきた金沢伸明は、前の学校で経験したある出来事が原因で、クラスメイト達と親しくなることを恐れ、心を閉ざしていたが、体育祭でのクラス対抗リレーをきっかけに打ち解けはじめていた。
 そんな中、クラスメイト全員の携帯に「王様」と名乗るモノからの一通のメールが届く。単なるいたずらだと思って真面目に受け止めないクラスメイト達だったが、その意味を知る伸明だけは、これから始まる「死」のゲームに立ち向かおうと葛藤するのだった……。

声優・キャラクター
宮野真守、浜添伸也、松岡禎丞、辻美優、成澤卓、Pile、内田雄馬、牧野由依、落合福嗣、戸谷公人、福島亜美、結崎このみ、大坪由佳、菅沼久義、赤羽根健治、佐々木未来、柚木梨沙、立花慎之介、鈴木みのり、酒井広大、M・A・O、富田美憂、本多真梨子、鈴木美咲、森嶋秀太、天宮みや、永野由祐、佐々木祐輔、真田侑、藤田咲、堀之内仁、中島愛、堀内隼人、日野聡、鈴木達央、外崎友亮、花倉洸幸、高田誠、花房里枝、鈴木崚汰、打田マサシ、堀江由衣、尾崎由香、上原あかり、優木かな、木戸衣吹、荒浪和沙、木下鈴奈
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

人がすごくたくさん死ぬのに、命の重さを上手に感じさせる、そんなデスゲーム

王様からの命令に従っていくゲーム。
従わないとバツを受ける。

作画は普通。
OP、EDも結構気に入りました。
原作は読んだことなかったのですが、PVで面白そうだったので見ることにしました!
最初から最後まで展開が読めず、楽しむことができました。人間不信になりそう…笑

各話ごとの感想に移ります

1話
衝撃的な幕開け。
とにかくグロい

すごくなんで?感が強すぎる。
まだ全然展開についていけてなくて、次話以降に期待。

2話
{netabare}なつこの豹変には驚きというか、ショックというか…
のぶあきの過去の話もあったけど、これって誰か1人が生き残るまでやるのかな?

気になる点が多い。
{/netabare}
あと、堀江由衣さんまじやべぇ。半端ないっす(°▽°)

3話
{netabare}なんか、王様の命令が前回と同じ?のもあるみたいで。
伸明の行動力には驚かされます!

あと、罰=死じゃないみたいで…

途中から思ってたけど、この命令高校生だから辛く感じる部分もあるよなぁと思えたり…
{/netabare}
現時点で、今の王様ゲームより、過去の王様ゲームの結末の方が気になる…
同時進行ってのがずるいね(・∀・)

4話
王様の核心に近づくかなと思ったけど、{netabare}そうもいかないみたい…

かなり、非現実的だからなんでもありな気がしていい意味でも悪い意味でも、解決策が全然思い浮かばないですわ

ハッピーエンドに向かってくれればいいけど、すでに友達死んでるしそうはいかんのんだろうな…って感じ(・_・;
{/netabare}
5話
{netabare}リアが王様?説だったけど、…。

やっぱ、毎回同じ内容のメール?なのかな…
泣いたらダメって命令はしんどいなぁ…

こんなん、絶対人格おかしくなるって(´・_・`)

最後に伸明のケータイ拾った人がとてもきになる
{/netabare}
6話
{netabare}ケータイ拾ったの、リアだったのか。
夜鳴村ってほんま何があんだろ…
ていうか、よく考えたら過去の回想の時、伸明以外みんな死んじゃうんだよね…(今更)

サイコロのゲームで6が出るあたり、向こうの策略だよなぁ…
こんなのリアルで見たらトラウマものだよほんと。
直也めっちゃいいやつ…

死に方がいちいちグロい。
進撃の巨人で慣れてたつもりだけど、こっちの方が現実味があってかなり怖い…(´・ω・`)

なんか、科学的に解決できそうだったけど、出来なかったね…。

やっぱ、非科学的なものか(´・_・`)

現在の時間軸で夜鳴村に到着。{/netabare}
いよいよ物語の核心かな!

7話
まさかの展開。{netabare}
奈津子も王様ゲームの生き残りだと判明した!

なんか、意外と設定がしっかりしるのではないかという気がしてきました('ω')

やべ、みずきかわいい。って思った瞬間にヤンデレ化した…
とりあえず、健太イケメンすぎる…(´・_・`)

でも、これで大したことないオチだったら一気に駄作になっちゃう…。{/netabare}

余談ですが、危機的状況で陥った恋もまた、恋だと僕は思います(´・ω・`)

はぁぁ、いい意味で続き見るの辛いなぁ…(._.)

8話
{netabare}奈津子のキャラがすごく立ってる1話。
てるあきが指折ってるとこ見たくないいいい(´・ω・)
ぐろいなぁ…{/netabare}

9話
ほんま、グロいぃぃぃ
死に方がいちいちグロいよこのゲーム…{netabare}
りょうもなんかおかしくなっちゃうし…{/netabare}

10話
{netabare}りおなツンデレいただきました(・∀・)
まさかのラブ展開。フラグじゃね?これオチが読めたかも…
というか、あと2話で決着つくのか?
クラスメイト結構残ってるけど、このあと一気に殺されるのかな…(´・ ・`)
{/netabare}
11話
{netabare}りおな死ななかった!?
読み違い。
あいみ…
最後の命令、王様ゲームを続けるか罰を受けるか選べとか…無理ゲーじゃん(−_−;)
そりゃおわんねーわ。{/netabare}

堀江由衣さんやべぇ
さすがすぎる…(o_o)

12話
やっと最終話!{netabare}
結局ウイルス?だったの?
あまりその辺は明らかにされずに終わりました。

全部見終わって、やっぱり本質的なところがあんまり明らかにされずに終わっちゃったのは残念。{/netabare}{netabare}バッドエンドだったけど、不思議と{/netabare}後味は悪くなかったです。(^_^)
ちゃんとワンクールで上手くまとまってました!

良作だと思います。
恋愛要素も多少含んであり、登場人物がいいヤツ多いからこその死んだ時の重みがずっしりくるところがうまくできてるなと感じました。

とてもオススメできる作品です。
ただ、めちゃくちゃグロいので要注意

堀江由衣さん、宮野真守さんの演技力にはほんと脱帽です(°▽°)

投稿 : 2025/03/22
♥ : 7

70.2 6 理不尽で高校生なアニメランキング6位
スクールランブル(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (449)
2879人が棚に入れました
塚本天満(つかもと てんま)は一途でシャイ、そしてちょっとお茶目な16歳の高校2年生。多くの女の子がそうであるように、彼女も恋をしていた。
でも、大好きな人・同級生の烏丸大路(からすま おおじ)にキモチを伝えられないでいる。しかし、烏丸があと1年で転校してしまうことが判明!!
それでも、妹の八雲(やくも)や友人たちの協力を受けながら、告白しようと看護婦に変装したり、矢文を放ってみたり…。
そんな天満に恋をしているのは、播磨拳児(はりま けんじ)高校2年(ちなみに不良)。これまた、キモチがまったく伝わらず、一人落ち込む毎日…。
そのうえ天満&烏丸のランチ現場を目撃!哀れ播磨は登校拒否&放浪の旅に出てしまうのだった…。

声優・キャラクター
小清水亜美、能登麻美子、堀江由衣、生天目仁美、清水香里、南里侑香、福井裕佳梨、小西遼生、高橋広樹、川田紳司、藤原啓治

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぐるぐる回るラブコメディ!

女主人公:塚本天満。不器用でドジっ子。クラスメイトの烏丸に片想いをしている。バカ。
男主人公:播磨拳児。健康不良少年。天満に片想いをしている。バカ。

基本構造は播磨→天満→烏丸。
序盤はこの3人の関係性メインで進みますが、まあ正直微妙w
特に天満→烏丸、烏丸はつかみ所のないキャラでイマイチ魅力を感じないんですよねぇ

しかし序盤から中盤にかけて、加速度的に面白くなっていきます。
人気ヒロインの沢近(CV.堀江由衣)や天満の妹の八雲(CV.能登麻美子)が徐々に頭角を現し、
それまでモブにしかみえなかったキャラ達にもスポットが当たり始めます。
そして新たな関係性、様々なカップリングが生み出され、作品を賑わせていくわけです。

ラブコメですが、コメディに特化しているのが本作の特徴。
よくあるすれ違いネタも、斜め上にぶっ飛んだ解釈から生じていて
進展しない関係性にストレスを感じることなく、きっちり笑いとして昇華できています。

それにしても播磨はめちゃくちゃいいキャラしてますねw
根っからの不良なのにどんだけ純情少年なんだよってね。
モテモテですが(本人は気付いていない)モテる理由も見ればちゃんと分かります。
そしてあくまで彼は天満ちゃん一筋。そこに好感が持てます。
人気ヒロインを退けて男主人公が人気投票1位ってのは、ちょっと異常事態ですがw

播磨の波瀾万丈な人生は、もはや学園ラブコメ作品の範疇に収まらない超展開の連続。
そう考えると、スタッフの遊び心あふれる・・・というより
やりたい放題な演出やパロディも作風に合ってるんじゃないかと思います。
突然フルCGのロボアクションが始まっても、案外違和感なかったりしますw

本格的にアニメにハマり出した頃に見た作品だけあって
思い出補正は否めないけど、ラブコメ好きなら文句なしにお勧め。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 40

oki96 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

意外と面白い。良いドタバタコメディー。

ラブコメですけど、ちょっと違ったラブコメかな。

登場人物が非常に多いし、恋愛関係も多い。主人公以外の恋を描いた話も多くてちょっとついていけないかもしれないけど、あんまり考えない方がおすすめです。スクランのドタバタ感をそのままみて笑うのが一番でしょう。

ギャグ非常に面白いです。笑いが止まらない話も沢山ありましたね。あと、キャラの色んな関係が見れて楽しいかったです。

声優陣も豪華で好きでした。特に能登麻美子さんの八雲が最高!もうたまらなかった。キャラの魅力が伝わってきた。個人的は八雲の幸せを応援する。OP・ED、あと八雲のテーマソング(夕顔)もすごく良かった。

理不尽が多いかもしれないけど、バカバカしくて笑えます。気楽な感じで見ると楽しめると思いますよ。

暇なら視聴をおすすめします。絶対に笑えます。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 12

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぐるぐるまわ~る!ぐるぐるまわ~る!

率直な感想を言うと単純におもしろい!この一言に尽きます。
この作品は2002年から週刊少年マガジンで連載されていて、その当時読んでいたのですが、
まさかアニメがここまでおもしろいとは思いもよりませんでした。
ジャンルは勘違い(ラブ)コメディです(全26話)。
ラブの要素も大いにありますが、もう勘違いコメディと言ってもいい気がしますw
まぁ、でもアンジャッシュのコントの恋愛版というのが分かりやすい例えですかね。

序盤は播磨拳児→塚本天満→烏丸大路が話のメインですが、
ぶっちゃけ烏丸はいらない子ですw

アホ毛がピコピコ揺れる超鈍感な天然おバカの塚本天満と
グラサンにヒゲと一昔前の不良を彷彿とさせる出で立ちながらも
漢気溢れる愛すべき大バカ野郎、播磨拳児の
勘違いから始まるおバカな(ラブ)コメディを中心に語が展開されますが、
これだけではちょっと単調でした。

とは言え、特に漢気溢れる播磨拳児のキャラは最後まで本作を牽引する程魅力的で
どこまでも一途で曲がったことが大嫌い、
バカ野郎ながらも常に全力投球という単純に応援したくなるキャラですw

徐々に天満の妹の塚本八雲、クラスメイトの沢近愛理、周防美琴等
男性キャラでも花井、今鳥といった人気キャラが続々登場し、
それぞれのキャラが確立され物語をどんどん盛り上げていきます。

終盤にもどんどん新キャラは投入されますが、
そうなるとどうしてもとっ散らかってしまうので、
個人的には中盤辺りのバランスが好きでした。

人気キャラ中心の話が増えてきますので、
序盤に比べると塚本天満の出番も少なくなってきますw
烏丸大路に至っては言わずもがなですw
原作連載時にどのような編集会議がなされていたのか
なんてことも容易に想像できますw

舞台がマグロ漁船なんて回もあり、
学園モノという枠組みでは収まりがつかないくらい非常に自由で、
そしてパワフルなのが本作の特徴でしょう。
その中心にいるのがやはり播磨拳児です。

2004年とちょっと古い作品ですが、
今観ても十分おもしろいです。
なんなら今のギャグアニメよりもおもしろいと言ってもいいくらいです。
自信を持ってお勧めできます。

(おまけ)
小倉優子さんが歌う本作のEDを初めて聴いた時は
なんじゃこの超絶劣化版電波系ピチカート・ファイヴは。。。と思いましたが、
(作詞・作曲・編曲は小西康陽さんが担当されています)
聴き続けているうちに癖になってきましたw
さすが元コリン星人w いや、この場合慣れとは恐ろしいと言うべきかw

投稿 : 2025/03/22
♥ : 38

61.1 7 理不尽で高校生なアニメランキング7位
レッドガーデン RED GARDEN(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (112)
615人が棚に入れました
ニューヨーク。過酷な運命によって近づいた少女たち―17歳の葛藤。ぶつかり合う価値観。しかし、やがて日常は優しい言葉にあふれていることに気付く。同じ学園に通うケイト、ローズ、レイチェル、クレア。その日、少女たちは朝から身に覚えの無いおかしな感覚を感じていた。怪訝に思う少女たちに伝えられる、クラスメイト・リーズの突然の死。
その日の暮れに、悲しみのなか、まるで導かれるようにして少女たちはひと気の無い夜の倉庫街に集まった。

浩平 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実験的名作

-あらすじ-
優等生でお嬢様のケイト、派手で少し不良なレイチェル、
クールで一匹狼なクレア、内気で天然なローズ。

同じ学校に通い、共通の友人にリーズという少女がいること以外、
特に接点のなかった4人の少女。

そんな4人が、ある夜を境に、驚愕の運命を共有することになる―!!


さて、本作品の最大の特徴は、プレスコ方式(プレスコアリングの略)
を採用していることです。

プレスコとは、あらかじめ声優の演技を録音しておき、
作画のタイミングの方を後でそれに合わせる、というもの。

作画に声優の演技を合わせるアフレコ(アフターレコーディング)とは
逆の工程で、その作業時間は、アフレコの何倍にもなるそうです。

それでも、この録音方式が採用されたのは、会話の臨場感を
できるだけリアルな形で絵に定着させるためでしょう。

新しいことに挑もうとするスタッフの姿勢には敬意を払いたいです。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 3

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

突然「あなたは死んでるの」って言われても???ですな。

エミさんからのご推薦。

舞台はニューヨークのルーズベルト島、時代はわかりませんが今っぽい。

ここでは2つの集団が敵対しています。
1つは「アニムス」女性だけの集団で、死んだ後生き返って不死の体と
なってます。(身体能力もUP)ただ本人が生きる意志を無くすと灰に
なってしまいます。加えて定期的に戦ってないと体調が悪くなります。

もう1つは「ドロル」男女両方いますがアニムスからの呪いで、早かれ
遅かれ覚醒し、そうなると自我を失い獣のようになってしまいます。

ある事件をきっかけに4人の少女がアニムスの一員となり、それぞれ
運命共同体としてドロルと戦う事を強いられます。

設定として面白いのは、同じ学園にいながら立ち位置がみんな違うため
なかなか距離が近づきません。
模範優等生、不良一匹狼、ヤンキーお嬢、もじもじさん、こんな感じです。
どう考えても仲良くならないよなぁ、、、。

それでも生きてゆくため、指令が下れば4人そろって戦わなければならない
のです。

理不尽な環境の中、4人それぞれの苦悩や葛藤、また戦いの中で少しずつ
近づいていく距離。

彼女たちに幸せは待っているのか?


感想
鬱展開が結構続きますが、それぞれの心理描写は丁寧に描かれており
またご都合展開もないので(リアルだったらこういう反応するよなぁ
って描写が多かった気がする。)私的には観て良かったと思えた作品
でした。
シリアス好きな方にはおすすめですね。

4人の中だとクレアが印象的。沢城さんの演技は特に印象的でした。
人気あるのもうなずけますねぇ。


おまけ
OVAの「デッドガールズ」も観ましたが、こちらは何100年が後の
設定で、4人それぞれがぶっ飛んでます!
長く生きたおかげで強くなったのね。w

合わせて観ると、より楽しめます。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 16

ほねっこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

突出した日常演出に拍手!

お嬢様のケイト、リア充でおしゃれなレイチェル、苦学生でパンクなクレア、貧乏で引っ込み思案なローズ。彼女たちが突然怪物と戦う運命を背負わされる、っていうまあありがちなお話なのですが、とにかく日常演出のこだわり方が半端なく、キャラも非常に立っていて大変面白かったです。

まず、服装がころころ変わります。全てのキャラがその場面にふさわしい服装を纏っています。年頃の女の子だけあって、一人あたり10着くらいは服を持ってたんじゃないかな?
これだけ毎回服装を変えるなんてアニメじゃ普通有り得ない!

また、収録がプレスコだったからなのか、女の子同士の掛け合いの間の自然さも非常に素晴らしいです。
まるで偶然電車の中で居合わせた女子高生たちの会話を盗み聞きしているよう。

これだけこだわりぬいた日常生活の描写があったからこそ、
今まで全く接点のなかった女の子4人が突然同じ運命を背負わされながらも、少しずつ仲良くなっている姿に心を動かされたのかもしてません。

追記:ディズニー映画を意識したのかどうかわかりませんが、いきなり歌わんといてください!

投稿 : 2025/03/22
♥ : 6
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